JPH1181081A - インクリボン - Google Patents
インクリボンInfo
- Publication number
- JPH1181081A JPH1181081A JP10202542A JP20254298A JPH1181081A JP H1181081 A JPH1181081 A JP H1181081A JP 10202542 A JP10202542 A JP 10202542A JP 20254298 A JP20254298 A JP 20254298A JP H1181081 A JPH1181081 A JP H1181081A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink ribbon
- base fabric
- durability
- titanium oxide
- sulfuric acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、かかる技術的背景を鑑み、溶着部の
耐久性および基布部の耐久性を同時に改善した優れたカ
セットタイプのインクリボンを提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明のインクリボンは、酸化チタンの含
有率が0.1重量%以下で、かつ硫酸粘度が3.0〜
3.8の範囲にあるポリアミドマルチフィラメント糸か
ら構成された織物からなることを特徴とするものであ
る。
耐久性および基布部の耐久性を同時に改善した優れたカ
セットタイプのインクリボンを提供せんとするものであ
る。 【解決手段】本発明のインクリボンは、酸化チタンの含
有率が0.1重量%以下で、かつ硫酸粘度が3.0〜
3.8の範囲にあるポリアミドマルチフィラメント糸か
ら構成された織物からなることを特徴とするものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インパクトプリン
ターに使用されるカセットタイプのエンドレス状インク
リボンに関する。
ターに使用されるカセットタイプのエンドレス状インク
リボンに関する。
【0002】
【従来の技術】インパクトプリンターに使用されるイン
クリボンには、スプールタイプとカセット内に長いテー
プ状のインクリボンを折り曲げて収納するカセットタイ
プとがある。
クリボンには、スプールタイプとカセット内に長いテー
プ状のインクリボンを折り曲げて収納するカセットタイ
プとがある。
【0003】カセットタイプのインクリボンは、テープ
の両端を超音波ウエルダーで溶着(接着)してエンドレ
ス状にしたリボンと、袋状に製織した織物を幅方向にカ
ットしてエンドレス状にしたシームレスリボンとがあ
る。
の両端を超音波ウエルダーで溶着(接着)してエンドレ
ス状にしたリボンと、袋状に製織した織物を幅方向にカ
ットしてエンドレス状にしたシームレスリボンとがあ
る。
【0004】インクリボン基布として、特開昭60−1
61184号が提案されており、そこには、単糸デニー
ルが1d 以下、トータルデニールが25D 以下の細い糸
から構成される薄地基布に関する記載があり、基布部の
耐久性を向上する手段としてポリアミド系ポリマーの硫
酸相対粘度を3.0以上に高め、高倍率延伸し、高強度
化した糸を用いる方法が紹介されている。
61184号が提案されており、そこには、単糸デニー
ルが1d 以下、トータルデニールが25D 以下の細い糸
から構成される薄地基布に関する記載があり、基布部の
耐久性を向上する手段としてポリアミド系ポリマーの硫
酸相対粘度を3.0以上に高め、高倍率延伸し、高強度
化した糸を用いる方法が紹介されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、前者の溶着部を
有するエンドレス状インクリボンは、印字する際にプリ
ンターヘッドのピンで衝撃を受け、徐々に破壊される
が、上述の溶着部は通常の基布部に比べ、耐久性が極め
て弱いのが現状であり、溶着部の寿命がインクリボンの
寿命を左右するため、溶着部の耐久性は重要特性のひと
つである。
有するエンドレス状インクリボンは、印字する際にプリ
ンターヘッドのピンで衝撃を受け、徐々に破壊される
が、上述の溶着部は通常の基布部に比べ、耐久性が極め
て弱いのが現状であり、溶着部の寿命がインクリボンの
寿命を左右するため、溶着部の耐久性は重要特性のひと
つである。
【0006】この溶着部の耐久性を改良するための提案
は、これまでに紹介された例はなく、溶着部の耐久性は
低い状態のままで実用されているのが現状である。
は、これまでに紹介された例はなく、溶着部の耐久性は
低い状態のままで実用されているのが現状である。
【0007】また、後者の溶着部を有しないシームレス
リボンについては、通常、袋状に製織した織物をその幅
方向にカットするため袋状織物の周長がインクリボンの
長さになり、その長さは極めて短く、更にインクを補給
しながら繰り返し印字するため基布部分の耐久性が極め
て短いのが現状である。
リボンについては、通常、袋状に製織した織物をその幅
方向にカットするため袋状織物の周長がインクリボンの
長さになり、その長さは極めて短く、更にインクを補給
しながら繰り返し印字するため基布部分の耐久性が極め
て短いのが現状である。
【0008】最後に、特開昭60−161184号のイ
ンクリボンは、1d 以下という細い単糸デニールの糸で
インクリボンを構成するために、硫酸相対粘度の高いマ
ルチフィラメント糸を使用し、しかも高倍率で延伸する
方法を採用して形成された糸を使用するものであるが、
かかる方法で形成されたインクリボンでは、溶着部の耐
久性を改善することができないし、また、基布部の耐久
性も満足できるものではなかった。しかも、このような
方法では、延伸工程での糸切れが発生し易く、操業性が
低い等の問題もあった。
ンクリボンは、1d 以下という細い単糸デニールの糸で
インクリボンを構成するために、硫酸相対粘度の高いマ
ルチフィラメント糸を使用し、しかも高倍率で延伸する
方法を採用して形成された糸を使用するものであるが、
かかる方法で形成されたインクリボンでは、溶着部の耐
久性を改善することができないし、また、基布部の耐久
性も満足できるものではなかった。しかも、このような
方法では、延伸工程での糸切れが発生し易く、操業性が
低い等の問題もあった。
【0009】本発明は、かかる技術的背景を鑑み、溶着
部の耐久性および基布部の耐久性を同時に改善した優れ
たカセットタイプのインクリボンを提供せんとするもの
である。
部の耐久性および基布部の耐久性を同時に改善した優れ
たカセットタイプのインクリボンを提供せんとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、つぎのような手段を採用する。
決するために、つぎのような手段を採用する。
【0011】すなわち、本発明のインクリボンは、酸化
チタンの含有率が0.15重量%以下で、かつ硫酸粘度
が3.0〜3.8の範囲にあるポリアミドマルチフィラ
メント糸から構成された織物からなることを特徴とする
ものである。
チタンの含有率が0.15重量%以下で、かつ硫酸粘度
が3.0〜3.8の範囲にあるポリアミドマルチフィラ
メント糸から構成された織物からなることを特徴とする
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、従来インクリボンでは
全く着目されなかったインクリボンの溶着部に着目し、
鋭意検討した結果、溶着部のみならず基布部の耐久性を
も大幅に向上させる事実を究明したものである。
全く着目されなかったインクリボンの溶着部に着目し、
鋭意検討した結果、溶着部のみならず基布部の耐久性を
も大幅に向上させる事実を究明したものである。
【0013】すなわち、本発明は、インクリボン基布を
構成するポリアミド系マルチフィラメント糸として、特
定な硫酸相対粘度範囲と特定の範囲の酸化チタン含有率
とを満足するものが、上述優れた効果を達成することを
究明して完成されたものである。すなわち、本発明によ
れば、溶着部耐久性および基布部耐久性が共に優れたカ
セットタイプ用インクリボン基布を安定して提供し得る
ものである。
構成するポリアミド系マルチフィラメント糸として、特
定な硫酸相対粘度範囲と特定の範囲の酸化チタン含有率
とを満足するものが、上述優れた効果を達成することを
究明して完成されたものである。すなわち、本発明によ
れば、溶着部耐久性および基布部耐久性が共に優れたカ
セットタイプ用インクリボン基布を安定して提供し得る
ものである。
【0014】本発明の上述の織物を構成するポリアミド
マルチフィラメント糸は、酸化チタンの含有率が0.1
5重量%以下であり、かつ硫酸相対粘度が3.0〜3.
8の範囲にあるものであり、かかるポリアミドマルチフ
ィラメント糸を用いたインクリボン基布は、溶着部耐久
性も基布部耐久性も良好であるために溶着部を有するエ
ンドレス状のカセット用インクリボンとして使用した場
合、あるいは溶着部を有しないがリボン長が短いため基
布部の耐久性が要求されるカセット用シームレスインク
リボンとして使用した場合に、各々極めて優位に展開す
ることができる基布を提供し得るものである。
マルチフィラメント糸は、酸化チタンの含有率が0.1
5重量%以下であり、かつ硫酸相対粘度が3.0〜3.
8の範囲にあるものであり、かかるポリアミドマルチフ
ィラメント糸を用いたインクリボン基布は、溶着部耐久
性も基布部耐久性も良好であるために溶着部を有するエ
ンドレス状のカセット用インクリボンとして使用した場
合、あるいは溶着部を有しないがリボン長が短いため基
布部の耐久性が要求されるカセット用シームレスインク
リボンとして使用した場合に、各々極めて優位に展開す
ることができる基布を提供し得るものである。
【0015】本発明でいうポリアミドマルチフィラメン
ト糸とは、ナイロン66、ナイロン6、およびナイロン
46等のポリマーからなるマルチフィラメント糸であ
る。
ト糸とは、ナイロン66、ナイロン6、およびナイロン
46等のポリマーからなるマルチフィラメント糸であ
る。
【0016】これらの中でも、基布耐久性の面で優れた
性能を有するナイロン66が特に好ましく使用される。
性能を有するナイロン66が特に好ましく使用される。
【0017】かかるインクリボン基布は、上記マルチフ
ィラメント糸を経糸、緯糸の少なくとも一方に用いた織
物から構成される。
ィラメント糸を経糸、緯糸の少なくとも一方に用いた織
物から構成される。
【0018】ポリアミドマルチフィラメント糸の酸化チ
タンの含有率は、0.15重量%以下、好ましくは0.
10重量%以下、特に好ましくは0.06重量%以下で
あるものがよい。すなわち、0.15重量%を越える
と、溶着部耐久性および基布部耐久性が低下し好ましく
ない。
タンの含有率は、0.15重量%以下、好ましくは0.
10重量%以下、特に好ましくは0.06重量%以下で
あるものがよい。すなわち、0.15重量%を越える
と、溶着部耐久性および基布部耐久性が低下し好ましく
ない。
【0019】ポリアミドマルチフィラメント糸の硫酸相
対粘度は、3.0〜3.8、好ましくは3.1〜3.6
の範囲にあることが必要である。3.0未満では溶着部
耐久性および基布部耐久性が低くなり、3.8を越える
と溶着部耐久性および基布部耐久性はよくなるものの、
糸の延伸工程での糸切れが増大し操業性が低下してくる
ため、経済的に生産が難しくなる。
対粘度は、3.0〜3.8、好ましくは3.1〜3.6
の範囲にあることが必要である。3.0未満では溶着部
耐久性および基布部耐久性が低くなり、3.8を越える
と溶着部耐久性および基布部耐久性はよくなるものの、
糸の延伸工程での糸切れが増大し操業性が低下してくる
ため、経済的に生産が難しくなる。
【0020】かかるマルチフィラメント糸からなる経糸
および緯糸のトータルデニールは、好ましくは15〜1
00D の範囲のものが使用される。単糸デニールは、好
ましくは1.1〜3.0d 、さらに好ましくは1.15
〜2.5dの範囲のものがよい。単糸デニールが1.1
d 未満の場合には、糸の延伸工程での糸切れが発生しや
すく、更に基布部の耐久性が悪くなるので好ましくな
い。単糸デニールが3.0d を越えると、基布のインク
吸収性が低下傾向を示すので好ましくない。
および緯糸のトータルデニールは、好ましくは15〜1
00D の範囲のものが使用される。単糸デニールは、好
ましくは1.1〜3.0d 、さらに好ましくは1.15
〜2.5dの範囲のものがよい。単糸デニールが1.1
d 未満の場合には、糸の延伸工程での糸切れが発生しや
すく、更に基布部の耐久性が悪くなるので好ましくな
い。単糸デニールが3.0d を越えると、基布のインク
吸収性が低下傾向を示すので好ましくない。
【0021】また、上述の経糸および緯糸の撚数は、好
ましくは200〜500 T/m 、さらに好ましくは25
0〜400 T/m の範囲で追撚するのが、製織性の面か
ら好ましいが特に限定を受けるものではない。かかる撚
数、特に経糸の撚数は、上述範囲にすることにより、グ
ラフィック斑といわれる印字斑を改善する上から好まし
い。
ましくは200〜500 T/m 、さらに好ましくは25
0〜400 T/m の範囲で追撚するのが、製織性の面か
ら好ましいが特に限定を受けるものではない。かかる撚
数、特に経糸の撚数は、上述範囲にすることにより、グ
ラフィック斑といわれる印字斑を改善する上から好まし
い。
【0022】本発明のインクリボン基布の織組織として
は、一般に平織、誘導平織、綾織、および朱子織等が適
用されるが、特にこれに限定を受けるものではない。織
密度は糸のデニールによっても異なるが、経糸が160
〜330本/in、緯糸は100〜180本/in程度であ
るのが好ましい。
は、一般に平織、誘導平織、綾織、および朱子織等が適
用されるが、特にこれに限定を受けるものではない。織
密度は糸のデニールによっても異なるが、経糸が160
〜330本/in、緯糸は100〜180本/in程度であ
るのが好ましい。
【0023】以上の方法で製織した後、通常の方法また
は液流精練等で精練し、ピンテンターで160〜200
℃の範囲で仕上げセットすることにより、本発明のイン
クリボン基布は製造される。
は液流精練等で精練し、ピンテンターで160〜200
℃の範囲で仕上げセットすることにより、本発明のイン
クリボン基布は製造される。
【0024】本発明のインクリボン基布は、さらに通常
の油性インク等のインク材料を適宜量付着せしめられて
インクリボンに形成される。
の油性インク等のインク材料を適宜量付着せしめられて
インクリボンに形成される。
【0025】本発明のインクリボン基布は、さらに高圧
流体処理、プラズマ処理、界面活性剤処理、および樹脂
加工等の適宜後加工を施してももちろんよい。
流体処理、プラズマ処理、界面活性剤処理、および樹脂
加工等の適宜後加工を施してももちろんよい。
【0026】本発明の基布を溶着部を有するカセット用
エンドレス状インクリボンに用いれば、溶着部の耐久性
に優れ、更に、溶着部を有しないカセット用エンドレス
状シームレスインクリボンに用いれば基布部耐久性に優
れ、プリンターヘッドのピンの引っ掛かりやピン折れを
防止することができるだけでなくインクリボンとしての
寿命を伸ばすことができる特徴を有し得るものである。
エンドレス状インクリボンに用いれば、溶着部の耐久性
に優れ、更に、溶着部を有しないカセット用エンドレス
状シームレスインクリボンに用いれば基布部耐久性に優
れ、プリンターヘッドのピンの引っ掛かりやピン折れを
防止することができるだけでなくインクリボンとしての
寿命を伸ばすことができる特徴を有し得るものである。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例によって詳しく説明す
る。
る。
【0028】実施例での評価方法は次の通りである。
【0029】[基布の溶着部耐久性]前記で作成された
インクリボンを一度ハサミで切断し、次に超音波ウェル
ダー(ブランソン社製M−8400)によって溶着部を
作成して、エンドレス状インクリボンを作成した。該溶
着部は、全長13m のインクリボンの中にほぼ等間隔に
7個設けた。
インクリボンを一度ハサミで切断し、次に超音波ウェル
ダー(ブランソン社製M−8400)によって溶着部を
作成して、エンドレス状インクリボンを作成した。該溶
着部は、全長13m のインクリボンの中にほぼ等間隔に
7個設けた。
【0030】このエンドレス状インクリボンを24ピン
ドットプリンター(エプソン製UP−130K)用カセ
ットに収納し、このカセットを上記プリンターにセット
し、英字および数字を印字し、溶着部にピンホールが発
生した時の印字数を読取り、その平均値を基布の溶着部
耐久性とした。評価基準は次の通りである。 ◎ : 250万字以上 ○ : 231〜250万字 ○〜△ : 211〜230万字 △ : 191〜210万字 △〜× : 171〜190万字 × : 151〜170万字 ×× : 150万字以下。
ドットプリンター(エプソン製UP−130K)用カセ
ットに収納し、このカセットを上記プリンターにセット
し、英字および数字を印字し、溶着部にピンホールが発
生した時の印字数を読取り、その平均値を基布の溶着部
耐久性とした。評価基準は次の通りである。 ◎ : 250万字以上 ○ : 231〜250万字 ○〜△ : 211〜230万字 △ : 191〜210万字 △〜× : 171〜190万字 × : 151〜170万字 ×× : 150万字以下。
【0031】[基布部の耐久性]上記溶着部耐久性と同
様にインクリボンを長さ1m にハサミで切断し、次に超
音波ウェルダーによって溶着し、エンドレス状のインク
リボンを作成した。
様にインクリボンを長さ1m にハサミで切断し、次に超
音波ウェルダーによって溶着し、エンドレス状のインク
リボンを作成した。
【0032】このエンドレス状インクリボンを24ピン
ドットプリンター(エプソン製UP−130K)用カセ
ットに収納し、このカセットを上記プリンターにセット
し、英字、および数字を印字し、基布部にピンホールが
発生した時の印字数を読取り、その平均値から13m当
たりの印字数に換算し、これを基布耐久性とした。
ドットプリンター(エプソン製UP−130K)用カセ
ットに収納し、このカセットを上記プリンターにセット
し、英字、および数字を印字し、基布部にピンホールが
発生した時の印字数を読取り、その平均値から13m当
たりの印字数に換算し、これを基布耐久性とした。
【0033】評価基準を次に示す。 ◎ : 841万字以上 ○ : 771〜840万字 ○〜△ : 701〜770万字 △ : 631〜700万字 △〜× : 561〜630万字 × : 491〜560万字 ×× : 490万字以下。
【0034】[硫酸相対粘度]絶乾した試料(ナイロン
マルチフィラメント等)0.25g を98%硫酸25ml
に溶解し、15ccをオストワルド粘度計に注入し、25
℃下で、オストワルド粘度計の上部線から下部線までの
溶液の流下時間t(sec )を測定する。
マルチフィラメント等)0.25g を98%硫酸25ml
に溶解し、15ccをオストワルド粘度計に注入し、25
℃下で、オストワルド粘度計の上部線から下部線までの
溶液の流下時間t(sec )を測定する。
【0035】同様の操作で98%硫酸だけの25℃下で
の流下時間t0 (sec )を測定し、次式によって硫酸相
対粘度を求める。
の流下時間t0 (sec )を測定し、次式によって硫酸相
対粘度を求める。
【0036】硫酸相対粘度(ηr)=(t/t0 )+
1.891(1.000−C) C=(試料重量×1.831/試料溶液重量)×100 [酸化チタンの含有率]予想酸化チタン含有率が0.0
1〜0.03重量%の場合、絶乾した試料10g を50
mlの磁製ルツボに入れ、電熱器で燃焼させ炭化する。さ
らに、700〜800℃の電気炉で2時間かけて灰化す
る。これを室温まで冷却した後、2〜4g のピロ硫酸カ
リウムを加え、ガス炎で加熱融解し、酸化チタンを可溶
性塩にする。この可溶性塩を室温まで冷却した後、該ル
ツボに20%硫酸溶液25mlを加え、塩を溶解する。さ
らに、溶解物を50mlのメスフラスコに少量の水ととも
に洗い移し、3%過酸化水素水5mlを加えて発光させ、
50ml標線まで水を加えて合せる。分光光度計で410
mμにおける水をブランクとした吸光度(λ0 )を測定
し、この吸光度(λ0 )から酸化チタン量(Ti)を求め
る。
1.891(1.000−C) C=(試料重量×1.831/試料溶液重量)×100 [酸化チタンの含有率]予想酸化チタン含有率が0.0
1〜0.03重量%の場合、絶乾した試料10g を50
mlの磁製ルツボに入れ、電熱器で燃焼させ炭化する。さ
らに、700〜800℃の電気炉で2時間かけて灰化す
る。これを室温まで冷却した後、2〜4g のピロ硫酸カ
リウムを加え、ガス炎で加熱融解し、酸化チタンを可溶
性塩にする。この可溶性塩を室温まで冷却した後、該ル
ツボに20%硫酸溶液25mlを加え、塩を溶解する。さ
らに、溶解物を50mlのメスフラスコに少量の水ととも
に洗い移し、3%過酸化水素水5mlを加えて発光させ、
50ml標線まで水を加えて合せる。分光光度計で410
mμにおける水をブランクとした吸光度(λ0 )を測定
し、この吸光度(λ0 )から酸化チタン量(Ti)を求め
る。
【0037】酸化チタン量(Ti)は、下記の方法で求め
た検量線の該吸光度(λ0 )点でのX軸の酸化チタン量
として求めることができる。この値(Ti)を次式に代入
して酸化チタン含有率を求める。
た検量線の該吸光度(λ0 )点でのX軸の酸化チタン量
として求めることができる。この値(Ti)を次式に代入
して酸化チタン含有率を求める。
【0038】酸化チタン含有率(%)=(Ti×50ml/
絶乾試料重量)×100 (検量線の作成方法)酸化チタン(特級試薬)約1g を
105℃で4時間乾燥後100mgをルツボに入れ、ピロ
硫酸カリウム10g を加え、ガス炎で加熱融解する。さ
らに、20%硫酸20mlで該融解物を溶解し、500ml
のメスフラスコに移し、5%硫酸を加えて標線に合せ
る。この溶液を、5、10、15および20ml、そりれ
ぞれ採取し、50mlのメスフラスコにとり、3%過酸化
水素水5mlを加え発色させた後、5%硫酸で標線に合せ
る。
絶乾試料重量)×100 (検量線の作成方法)酸化チタン(特級試薬)約1g を
105℃で4時間乾燥後100mgをルツボに入れ、ピロ
硫酸カリウム10g を加え、ガス炎で加熱融解する。さ
らに、20%硫酸20mlで該融解物を溶解し、500ml
のメスフラスコに移し、5%硫酸を加えて標線に合せ
る。この溶液を、5、10、15および20ml、そりれ
ぞれ採取し、50mlのメスフラスコにとり、3%過酸化
水素水5mlを加え発色させた後、5%硫酸で標線に合せ
る。
【0039】これら各溶液について、分光光度計で41
0 mμにおける水をブランクとした吸光度をそれぞれ測
定し、X軸に酸化チタン濃度(mg/ml)、Y軸に吸光度
をとつたグラフを作成する。このグラフが検量線であ
る。
0 mμにおける水をブランクとした吸光度をそれぞれ測
定し、X軸に酸化チタン濃度(mg/ml)、Y軸に吸光度
をとつたグラフを作成する。このグラフが検量線であ
る。
【0040】実施例1〜5、比較例1〜8 酸化チタン含有率(重量%)が0.01%、0.1%、
および0.2%の各ポリマーについて、硫酸相対粘度が
3.02、3.28、3.80、3.03、3.30で
ある40D −34フィラメント(単糸繊度が1.2d )
のナイロン66マルチフィラメントをそれぞれ作成した
(実施例1〜5)。
および0.2%の各ポリマーについて、硫酸相対粘度が
3.02、3.28、3.80、3.03、3.30で
ある40D −34フィラメント(単糸繊度が1.2d )
のナイロン66マルチフィラメントをそれぞれ作成した
(実施例1〜5)。
【0041】さらに、酸化チタン含有率が0.01重量
%、0.1%、および0.2%の各ポリマーについて、
硫酸相対粘度が4.02、4.10、3.10、3.3
1、3.84、4.03である40D −34フィラメン
ト(単糸繊度が1.2d )のナイロン66マルチフィラ
メント糸をそれぞれ作成した(比較例1〜6)。
%、0.1%、および0.2%の各ポリマーについて、
硫酸相対粘度が4.02、4.10、3.10、3.3
1、3.84、4.03である40D −34フィラメン
ト(単糸繊度が1.2d )のナイロン66マルチフィラ
メント糸をそれぞれ作成した(比較例1〜6)。
【0042】また、酸化チタン含有率が0.01重量%
で、硫酸相対粘度が3.20である40D −68フィラ
メント(単糸繊度が0.6d )のナイロン66マルチフ
ィラメント糸(比較例7)、酸化チタン含有率が0.0
1重量%で、硫酸相対粘度が2.85である40D −3
4フィラメント(単糸繊度が1.2d )のナイロン66
マルチフィラメント糸(比較例8)をそれぞれ作成し
た。
で、硫酸相対粘度が3.20である40D −68フィラ
メント(単糸繊度が0.6d )のナイロン66マルチフ
ィラメント糸(比較例7)、酸化チタン含有率が0.0
1重量%で、硫酸相対粘度が2.85である40D −3
4フィラメント(単糸繊度が1.2d )のナイロン66
マルチフィラメント糸(比較例8)をそれぞれ作成し
た。
【0043】かかるマルチフィラメント糸は、さらに織
物の経糸に用いる糸は280 T/mの追撚を行ったが、
緯糸は追撚しない糸を用いた。それぞれの経糸、緯糸を
用いて平織組織の織物を作成した。これらの織物を通常
の方法により精練、仕上げセットした。得られた織物を
13mm幅に溶断し、インクリボン基布を作成した。これ
らの基布に、基布重量に対し油性インクを22重量%塗
布して、ドットプリンター用インクリボンを作成した。
これらのインクリボンについて、溶着部耐久性および基
布部耐久性を測定し、その結果を表1に示した。
物の経糸に用いる糸は280 T/mの追撚を行ったが、
緯糸は追撚しない糸を用いた。それぞれの経糸、緯糸を
用いて平織組織の織物を作成した。これらの織物を通常
の方法により精練、仕上げセットした。得られた織物を
13mm幅に溶断し、インクリボン基布を作成した。これ
らの基布に、基布重量に対し油性インクを22重量%塗
布して、ドットプリンター用インクリボンを作成した。
これらのインクリボンについて、溶着部耐久性および基
布部耐久性を測定し、その結果を表1に示した。
【0044】
【表1】 表1から明らかなように、実施例1〜6のものは、糸の
延伸工程での糸切れも少なく、溶着部耐久性および基布
部耐久性ともに良好であった。
延伸工程での糸切れも少なく、溶着部耐久性および基布
部耐久性ともに良好であった。
【0045】比較例1、2は、溶着部耐久性および基布
部耐久性は良好であるものの、糸の延伸工程での糸切れ
が多く、収率が低いため、経済的に生産できるレベルの
ものではなかった。比較例5、6は溶着部耐久性が悪
く、さらに比較例3、4、7、8は溶着部耐久性および
基布部耐久性ともに悪かった。
部耐久性は良好であるものの、糸の延伸工程での糸切れ
が多く、収率が低いため、経済的に生産できるレベルの
ものではなかった。比較例5、6は溶着部耐久性が悪
く、さらに比較例3、4、7、8は溶着部耐久性および
基布部耐久性ともに悪かった。
【0046】
【発明の効果】本発明のインクリボンは、溶着部耐久性
および基布部耐久性がともに極めて良好であり、溶着部
を有するエンドレス状のリボンカセット用あるいは溶着
部を有しないエンドレス状のシームレスリボンカセット
用に好適なインクリボンを提供することができる。
および基布部耐久性がともに極めて良好であり、溶着部
を有するエンドレス状のリボンカセット用あるいは溶着
部を有しないエンドレス状のシームレスリボンカセット
用に好適なインクリボンを提供することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 酸化チタンの含有率が0.15重量%以
下で、かつ硫酸粘度が3.0〜3.8の範囲にあるポリ
アミドマルチフィラメント糸から構成された織物からな
ることを特徴とするインクリボン。 - 【請求項2】 酸化チタンの含有率が0.10重量%以
下である請求項1記載のインクリボン。 - 【請求項3】 酸化チタンの含有率が0.06重量%以
下である請求項1記載のインクリボン。 - 【請求項4】 硫酸粘度が3.1〜3.6の範囲にある
請求項1記載のインクリボン。 - 【請求項5】 インクリボンの形態が、溶着部を有しな
いエンドレス状シームレスリボンである請求項1記載の
インクリボン。 - 【請求項6】 インクリボンの形態が、溶着部を有する
エンドレス状リボンである請求項1記載のインクリボ
ン。 - 【請求項7】 ポリアミドマルチフィラメント糸が、総
デニールが20〜100D で、かつ、単糸デニールが
1.1〜3d の範囲にある請求項1記載のインクリボ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10202542A JPH1181081A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | インクリボン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10202542A JPH1181081A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | インクリボン |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25795591A Division JPH07100392B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | インクリボン基布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1181081A true JPH1181081A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=16459239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10202542A Pending JPH1181081A (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | インクリボン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1181081A (ja) |
-
1998
- 1998-07-17 JP JP10202542A patent/JPH1181081A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH1181081A (ja) | インクリボン | |
| JPH09228185A (ja) | インパクトプリンター用のインクリボン用基布 | |
| JPH0596847A (ja) | インクリボン基布 | |
| JP2530787B2 (ja) | インクリボン用基布 | |
| JP3000751B2 (ja) | インクリボン用基布 | |
| JP2569983B2 (ja) | インクリボン用基布 | |
| JPH08187922A (ja) | インパクトプリンター用のインクリボン用基布 | |
| JPH082072A (ja) | インクリボン用基布 | |
| JPH0671989A (ja) | インクリボン | |
| EP0676297B1 (en) | Ink ribbon fabric foundation | |
| JPH11254797A (ja) | インクリボン用基布およびその製造方法 | |
| US5534334A (en) | Base fabric for ink ribbons | |
| JPH082073A (ja) | インクリボン用基布の製造方法 | |
| JP3544762B2 (ja) | インクリボン用基布 | |
| JPH09143831A (ja) | インクリボン用基布およびインクリボン | |
| JPH0839904A (ja) | インクリボン用基布 | |
| JP2003103889A (ja) | インクリボン用基布 | |
| JPH0712005Y2 (ja) | インクリボン | |
| JPS61284476A (ja) | インクリボン | |
| JP3121149B2 (ja) | インクリボン用繊維 | |
| JPH10183444A (ja) | インパクトプリンター用インクリボン用基布およびその製造方法 | |
| JPH06278345A (ja) | インクリボン用基布 | |
| JPH05305754A (ja) | インクリボン | |
| JPH0924663A (ja) | インクリボン用基布およびインクリボン | |
| JPH0958097A (ja) | インクリボン用基布およびインクリボン |