JPH1190088A - 誘導電動機を用いた洗濯機 - Google Patents

誘導電動機を用いた洗濯機

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JPH1190088A
JPH1190088A JP9257296A JP25729697A JPH1190088A JP H1190088 A JPH1190088 A JP H1190088A JP 9257296 A JP9257296 A JP 9257296A JP 25729697 A JP25729697 A JP 25729697A JP H1190088 A JPH1190088 A JP H1190088A
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貞裕 松浦
Shigeru Sato
繁 佐藤
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徹 田澤
Katsuyuki Nagai
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、大量の洗濯を可能とする三相誘
導電動機を用いた洗濯機を提供する。 【解決手段】 洗濯脱水槽104に取り付けられた回転
翼102を回転させる三相誘導電動機の回転速度指令値
と前記三相誘導電動機の回転速度に応じて、前記三相誘
導電動機の固定子に供給する一次交流電流群のトルク電
流成分と励磁電流成分の各成分を独立に指令することに
より、前記一次交流電流群のそれぞれの大きさと周波数
を変化させて前記三相誘導電動機の回転速度を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相誘導電動機を
用いた洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯機の回転翼を駆動するモータ
は単相の誘導電動機がほとんどである。単相誘導電動機
は電源周波数と、ギヤやベルト等の減速機の減速比とで
決まる一定の回転速度で回転して回転翼を駆動してい
る。単相誘導電動機は低速回転域でのトルクが小さいた
め、一度に洗濯できる洗濯物の量や洗濯方式が限られて
いた。
【0003】この問題を解決する手段として、例えば、
特開平7−255988号公報に、DCブラシレスモー
タとインバータ回路を用いることで、回転翼の回転を可
変速にする方法が提案されている。
【0004】また、特開平6−351292号公報に、
三相誘導電動機の回転を、インバータ回路を用いるV/
f制御で可変速にする方法が提案されている。
【0005】また、洗濯槽内の洗濯物の量を推定するも
のとしては、例えば、特開昭61−8094号公報に
は、回転翼を駆動するモータへ通電して所定回転数に達
した時点で通電を止め、その時点から惰性で回転するモ
ータが自然に停止するまでの時間で洗濯物の量の推定す
る方式が提案されている。また、特開平6−71085
号公報には、モータに取り付けた速度センサの情報から
洗濯物の量を推定する方式が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のDCブラシレス
モータを用いた方式では、誘導電動機に比べてDCブラ
シレスモータのコストが高いといった問題点を有してい
た。
【0007】従来の、モータの印加電圧と周波数の比V
/fを一定にして制御するインバータ制御で三相誘導電
動機の速度制御を行おうとすると、制御性が直流電動機
に比べると非常に悪く、特に低速域で大きなトルクを得
るのが容易ではない。そのため一度に大量の洗濯物を洗
濯することが容易ではないといった問題点を有してい
た。
【0008】洗濯物の重量などの洗濯物の量の推定方法
では、前記の駆動モータが惰性で回転する時間で推定す
るものは推定精度が悪いという問題点がある。またモー
タの回転速度に基づいて推定する方法では、速度センサ
を取り付けなければならないといった問題点を有してい
た。
【0009】本発明は、三相誘導電動機を用いる洗濯機
において、DCブラシレスモータと同等の性能の発揮を
可能とするインバータ駆動を行い、低コストで大量の洗
濯物の洗濯を可能にする洗濯機を提供することを目的と
する。更に、センサを用いることなく、精度良く洗濯物
の量を推定できる洗濯機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、洗濯
と脱水を行う洗濯脱水槽と、洗濯脱水槽に取り付けられ
た回転翼を回転させる三相誘導電動機と、三相誘導電動
機の固定子に供給する一次交流電流値と一次交流電圧値
の少なくとも一方と三相誘導電動機固有の定数から回転
速度を推定する速度推定器とを有する。三相誘導電動機
の回転速度指令値と前記速度推定器の出力値に応じて、
三相誘導電動機の固定子に供給する各相の一次交流電流
のトルク電流成分と励磁電流成分を相互に独立して指令
して、前記各相の一次交流電流のそれぞれの大きさと周
波数を変化させて前記三相誘導電動機の回転速度を制御
することを特徴とするものである。
【0011】更に、三相誘導電動機の回転速度指令値と
前記速度推定器の出力値との差に予め定めた試験運転定
数を乗算したものを前記のトルク電流成分として求め、
これを指令値として前記三相誘導電動機に与えてを試験
運転させる試験運転手段を有している。この試験運転中
の前記速度推定器の出力に応じて、洗濯物の量を推定す
る洗濯物量推定手段を有していることを特徴とするもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】
《第1実施例》以下本発明の第1の実施例の洗濯機につ
いて、図1を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例における洗濯
機の構成を示すブロック図である。
【0014】図1において、三相誘導電動機100の回
転軸100Aは伝達機構106を介して、洗濯と脱水を
行う洗濯脱水槽104内に設けられた回転翼102の回
転軸102Aに連結されている。三相誘導電動機の回転
速度を指示する回転速度指令値ωm *が入力される速度制
御器110の出力端は、すべり周波数演算器112と回
転/静止座標変換器118の一方の入力端に接続されて
いる。すべり周波数演算器112と回転/静止座標変換
器118の他方の入力端には励磁電流指令値I1d *が入
力される。回転/静止座標変換器118の2つの出力端
は2相/3相変換器120の2つの入力端にそれぞれ接
続され、2相/3相変換器120の3つの出力端は電流
制御器122の3つの入力端にそれぞれ接続されてい
る。電流制御器122の3つの出力端はPWMインバー
タ124の3つの入力端にそれぞれ接続され、PWMイ
ンバータ124の3つの出力端は三相誘導電動機100
に接続されている。PWMインバータ124の2つの入
力端はコンバータ130を介して単相100VのAC電
源に接続されている。PWMインバータ124と三相誘
導電動機100との間の3本の接続線にはそれぞれ電流
検出器126a、126b、及び126cが設けられて
おり、電流検出器126a、126b及び126cの出
力端は電流制御器122の3つの制御入力端にそれぞれ
接続されている。三相誘導電動機100には回転速度を
検出する速度検出器128が設けられており、速度検出
器128の出力端は、前記速度制御器110の制御入力
端と増幅器115の入力端とに接続されている。増幅器
115の出力端は加算器114の入力端に接続されてい
る。加算器114の他の入力端にはすべり周波数演算器
112の出力端が接続され、加算器114の出力端は積
分器116の入力端に接続されている。積分器116の
出力端は回転/静止座標変換器118の他の入力端に接
続されている。
【0015】以上のように構成された洗濯機について、
以下図1を用いてその動作を説明する。
【0016】洗濯脱水槽104内に取り付けられた回転
翼102を、伝達機構106を介して三相誘導電動機1
00で回転させることで、洗濯物を洗濯する。
【0017】一般に、三相誘導電動機について考察する
とき、三相/二相変換を行って二相誘導電動機として二
相モデルで考察することができる。二相誘導電動機の基
礎式を式1に示す。
【0018】
【数1】
【0019】ここで,i1d,i1qはそれぞれ一次側であ
る固定子に流れるd軸電流及びd軸と位相差が90度で
あるq軸電流を表し、v1d,v1qはそれぞれd軸電圧及
びd軸と位相差が90度のq軸電圧を表す。ψ2d,ψ2q
はそれぞれ二次側である回転子のd軸及びq軸の二次磁
束を表す。また,Rj,Lj(jは1又は2)はそれぞれ
j次側の抵抗及びインダクタンスを表す。またMは相互
インダクタンス,ωmはモータの回転角速度,pはモー
タのN極とS極の対の数である極対数を表す。
【0020】直流モータの速度制御と同様に、速度制御
器110は、回転速度指令値ωm *と速度検出器128に
よって検出された回転速度の値ωm から、トルクを発生
させるトルク電流を指示するトルク電流指令値I
1q *を、例えば次の式2により求める。
【0021】
【数2】
【0022】ここで、Kps、Kisは速度制御ゲインで、
望みの応答特性になるように設定する定数である。
【0023】誘導電動機には永久磁石がないので、永久
磁石が作る磁界に相当する磁界を作るために予め定めた
励磁電流を励磁電流指令値I1d * に基づいて与える。そ
してすべり周波数演算器112は、励磁電流指令値I1d
*とトルク電流指令値I1q *とを用いて、すべり速度ωs
を式3で計算する。
【0024】
【数3】
【0025】三相誘導電動機の回転速度ωm と極対数p
との積を増幅器115で求め、この積と上記のすべり速
度ωs とを加算器114で加算する。加算結果を積分器
116で積分することにより、式4に示す電気的位相角
θ0 が求められる。
【0026】
【数4】
【0027】更に、回転/静止座標変換器118におい
て、あたかも永久磁石があるかのように、前記の励磁電
流指令値I1d *とトルク電流指令値I1q *と電気的位相角
θ0とを用いて、式5に示す演算を行う。
【0028】
【数5】
【0029】その結果、励磁電流指令値I1d *とトルク
電流指令値I1q *は、位相差が90度の二相の電流を指
示する一次交流電流指令値i1d *、i2q *に変換される。
次に一次交流電流指令値i1d *、i1q *は二相/三相変換
器120により、式6に従って三相の電流を指示する一
次交流電流指令値i1a *,i1b *,i1c * に変換される。
【0030】
【数6】
【0031】これらの電流指令値通りの電流を流すこと
ができれば、直流電動機と同等の性能の三相誘導電動機
を実現することが可能となる。
【0032】次に、電流制御器122の動作について説
明する。実際の一次交流電流i1a,i1b,i1c がそれ
ぞれ一次交流電流指令値i1a *,i1b *,i1c *に追従す
る様に電流フィードバック制御を行う。これは、例え
ば、実際の一次交流電流をそれぞれ電流検出器126
a,126b,126cで検出し、式7に示す計算を行
って電圧指令値v1z(zはa,b又はc)を出力する。
【0033】
【数7】
【0034】ここで、Kpc、Kicは電流制御ゲインで、
指令値に追従するために設定する定数である。PWMイ
ンバータ124は、電流制御器122からの制御信号で
ある電圧指令値V1Zに従うパルス幅の信号に従って、コ
ンバータ130によって商用電源から作られた直流電圧
を内部のトランジスタでオンオフさせる。これによって
三相誘導電動機100に望みの電圧を加えて電流を流
す。
【0035】なお、三相誘導電動機100に供給される
三相の、それぞれの一次交流電流ila, ilb,i1cを加
算すると式8に示すように零になる。
【0036】
【数8】
【0037】一次交流電流の検出においては、三相のう
ちのいずれか2相の電流を検出し、残りの1相の電流は
検出した2相の電流値から計算してもよい。以上の動作
により、三相誘導電動機に供給される一次交流電流が望
みの指令値になるように制御でき、三相誘導電動機の回
転速度を望みの速度に制御することができる。
【0038】以上の制御方式により、三相誘導電動機の
起動時のトルク特性も含めた制御性が改善され、直流電
動機と同様の優れた制御性を得ることができ、望みの回
転速度で一度に大量の洗濯物を洗濯できる洗濯機を容易
に実現することが可能となる。
【0039】なお、第1の実施例では、電流を検出し、
電流制御を行う例について説明したが、三相誘導電動機
固有の定数や式1の基礎式を用いて、電流を推定し、電
圧制御で行っても良い。
【0040】また、三相誘導電動機で回転翼を回して洗
濯する方式の洗濯機の例を示したが、回転翼を用いずに
洗濯脱水槽を直接回転させるといった例えばドラム式の
洗濯機にも適用できる。
【0041】なお、第1の実施例では、三相誘導電動機
の回転速度を検出するエンコーダ等の速度検出器が必要
であるので、大きさの面でもコストの面でも他の電動機
との優位性が損なわれる。そこで、以下に本発明の第2
の実施例として、速度検出器を用いずに直流電動機と同
等の制御性を有する三相誘導電動機の制御装置を用いた
洗濯機について説明する。
【0042】≪第2実施例≫以下本発明の第2の実施例
の洗濯機について、図2を参照しながら説明する。
【0043】図2は本発明の第2の実施例における洗濯
機の構成を示すブロック図である。
【0044】図2において、三相誘導電動機100の回
転軸100Aは洗濯脱水槽104内に設けられた回転翼
102の回転軸102Aを駆動する伝達機構106に連
結されている。回転速度指令値ωm *が入力される速度制
御器110の出力端はすべり周波数演算器112と回転
/静止座標変換器118の一方の入力端に接続されてい
る。すべり周波数演算器112と回転/静止座標変換器
118の他方の入力端には励磁電流指令値I1d *が入力
される。回転/静止座標変換器118の2つの出力端は
2相/3相変換器120の入力端に接続され、2相/3
相変換器120の3つの出力端は電流制御器122の3
つの入力端にそれぞれ接続されている。電流制御器12
2の3つの出力端はPWMインバータ124の3つの入
力端にそれぞれ接続され、PWMインバータ124の3
つの出力端は三相誘導電動機100に接続されている。
PWMインバータ124の2つの入力端はコンバータ1
30を介して単相100VのAC電源に接続されてい
る。
【0045】PWMインバータ124と三相誘導電動機
100との間の3本の接続線にはそれぞれ電流検出器1
26a、126b及び126cが設けられており、電流
検出器126a、126b及び126cの出力端は電流
制御器122の3つの制御入力端にそれぞれ接続されて
いる。電流検出器126a、126b、及び126cの
出力端は三相/二相変換器220の3つの入力端にも接
続されている。三相/二相変換器220の2つの出力端
は二次磁束推定器224の2つの入力端にそれぞれ接続
され、さらに前記2つの出力端の一方は第1速度推定器
226の入力端に接続され、他方は第2速度推定器22
8の入力端に接続されている。電流制御器122の3つ
の出力端は三相/二相変換器222の3つの入力端にそ
れぞれ接続され、三相/二相変換器222の2つの出力
端は二次磁束推定器224の他の2つの入力端にそれぞ
れ接続されている。二次磁束推定器224の2つの出力
端は第1速度推定器226の他の2つの入力端に接続さ
れている。二次磁束推定器224の他の2つの出力端は
第2速度推定器228の他の2つの入力端に接続されて
いる。第1速度推定器226及び第2速度推定器228
の出力端は推定速度切換器230の2つの切換接点にそ
れぞれ接続されている。推定速度切換器230の共通接
点は増幅器115と速度制御器115の入力端に接続さ
れている。
【0046】増幅器115の出力端は加算器114の一
方の入力端に接続されている。加算器114の他方の入
力端にはすべり周波数演算器112の出力端が接続さ
れ、加算器114の出力端は積分器116の入力端に接
続されている。積分器116の出力端は回転/静止座標
変換器118の他の入力端に接続されている。
【0047】以上のように構成された洗濯機について、
以下図2を用いてその動作を説明する。
【0048】洗濯脱水槽104内に取り付けられた回転
翼102を、三相誘導電動機100で伝達機構106を
介して回転させることで、洗濯物を洗濯する。
【0049】すべり周波数演算器112、加算器11
4、増幅器115、積分器116、回転/静止座標変換
器118、二相/三相変換器120、電流制御器12
2、PWMインバータ124及びコンバータ130の動
作は第1の実施例と同じであるのでその説明を省略す
る。速度制御器110は、三相誘導電動機の回転速度指
令値ωm *と速度推定器200の出力の速度推定値ωme
ら、トルク電流指令値I1q *を、例えば次の式9によっ
て求める。
【0050】
【数9】
【0051】Kps、Kisは速度制御ゲインで、望みの応
答特性になるように設定する定数である。速度推定が正
しく行われれば、第1の実施例と同様、直流電動機と同
等の制御性を実現することができる。
【0052】以下に三相誘導電動機の回転速度を推定す
る動作の一例について説明する。
【0053】三相/二相変換器220で、電流検出器1
26a,126b,126cのそれぞれの検出出力
1a、i1b、i1cを式10を用いて二相の交流電流
1d,i1qに変換する。
【0054】
【数10】
【0055】次にもう一つの三相/二相変換器222
で、三相の電圧指令値v1z(zはa,b又はc)を式1
1を用いて二相の交流電圧v1d,v1qに変換する。
【0056】
【数11】
【0057】これらの二相交流電流及び二相交流電圧か
ら、二次磁束推定器224により、式12及び13を用
いて二次磁束ψ2d,ψ2qを推定できる。
【0058】
【数12】
【0059】
【数13】
【0060】ここで、二相モデルにおける三相誘導電動
機の基礎式の式1から、三相誘導電動機の回転速度ωme
を推定する次の2つの式が得られる。
【0061】
【数14】
【0062】
【数15】
【0063】これらの2つの式はともに、分母が0とな
る場合があり、その近傍で推定精度が悪くなる。しか
し、三相誘導電動機が駆動されている状態では、式14
の分母である二次磁束ψ2qの変化と式15の分母である
二次磁束ψ2dの変化は、互いに位相が90度ずれた正弦
波状になるため、両方とも0になることはない。
【0064】第1の速度推定器226が式14に従っ
て、まず分子に当たる推定速度分子部を算出し、これを
分母である二次磁束ψ2qで除算して三相誘導電動機の回
転速度を推定する。次に第2の速度推定器228が式1
5に従って、まず分子に当たる推定速度分子部を算出
し、これを分母である二次磁束ψ2dで除算して三相誘導
電動機の回転速度を推定する。次に推定速度切換器23
0により二次磁束ψ2d,ψ2qの大きさを測定し、これら
が0近傍の値でない方、即ち、分母が0近傍の値でない
方を選択する。これによって常に精度よく三相誘導電動
機の回転速度を推定できることになる。
【0065】以上の方法により、第1実施例で用いた速
度検出器128を用いなくても、低速回転から高速回転
まで大きなトルクを得ることができ、大量の洗濯物の洗
濯を可能とする洗濯機を容易に実現できる。
【0066】第2実施例では二相/三相変換器120
で、三相の一次交流電流指令値を形成して、三相の一次
交流電流と比較して、電流制御器122で、三相の一次
交流電流をそれぞれ制御した。他の方法として電流検出
器126a、126b、126cで検出した三相一次交
流電流を三相/二相変換器220で二相の一次交流電流
とし、この二相電流を二相/三相変換器120に入る前
の二相の一次交流電流指令値と比較する。比較結果に基
づいて電流制御を行い、二相の電圧指令値を二相/三相
変換器で三相の電圧指令値として形成してもよい。
【0067】また、第2実施例でも実際の電圧の代わり
に電圧指令値を用いているが、これにより電圧を検出す
る電圧検出器が不要となる利点がある。この場合、PW
Mインバータ124がオンする時の時間遅れ等の影響を
補正すれば、電圧指令値の精度がさらに向上する。
【0068】なお、本実施例でも、三相誘導電動機で回
転翼を回して洗濯する洗濯機の例を示したが、回転翼を
用いずに洗濯脱水槽を直接回転させるといった例えばド
ラム式の洗濯機にも適用できる。
【0069】≪第3実施例≫第1及び第2の実施例で
は、あたかも三相誘導電動機に永久磁石があるように、
磁界を作る励磁電流が一定になるように制御している。
しかし、高速回転領域で大きいトルクを得るためには、
励磁電流を増加させる必要がありそのために高い直流電
圧が必要となる。コンバータ130の出力の直流電圧は
商用電源の電圧で決まるため電圧値には限界がある。そ
のため、高速回転領域で大きなトルクを得ることが困難
であった。
【0070】以下に本発明の第3の実施例として、脱水
時等の高速回転領域でも比的大きなトルクが得られる三
相誘導電動機の制御装置を有する洗濯機について説明す
る。
【0071】以下本発明の第3の実施例の洗濯機につい
て、図3を参照しながら説明する。
【0072】図3は本発明の第3の実施例における洗濯
機の構成を示すブロック図である。
【0073】図3において、三相誘導電動機100の回
転軸100Aは伝達機構106を介して、洗濯脱水槽1
04内に設けられた回転翼102の回転軸102Aに連
結されている。回転速度指令値ωm *が入力される速度制
御器110の出力端は、すべり周波数演算器112と回
転/静止座標変換器118の一方の入力端に接続されて
いる。励磁電流変換器300の入力端は速度制御器11
0の入力端に接続されている。
【0074】すべり周波数演算器112及び回転/静止
座標変換器118の他の入力端には、励磁電流変換器3
00の出力端が接続されている。回転/静止座標変換器
118の2つの出力端は2相/3相変換器120の2つ
の入力端に接続され、2相/3相変換器120の3つの
出力端は電流制御器122の3つの入力端にそれぞれ接
続されている。電流制御器122の3つの出力端はPW
Mインバータ124の3つの入力端にそれぞれ接続され
るとともに、PWMインバータ124の3つの出力端は
三相誘導電動機100に接続されている。PWMインバ
ータ124の2つの入力端はコンバータ130を介して
単相100VのAC電源に接続されている。PWMイン
バータ124と三相誘導電動機100との間の3本の接
続線にはそれぞれ電流検出器126a、126b、及び
126cが設けられており、電流検出器126a、12
6b及び126cの出力端は電流制御器122の3つの
制御入力端にそれぞれ接続されるとともに、速度推定器
200の他の3つの入力端に接続されている。
【0075】速度推定器200の出力端は増幅器115
の入力端と速度制御器110の他の入力端に接続されて
いる。増幅器115の出力端は加算器114の一方の入
力端に接続されている。加算器114の他の入力端には
すべり周波数演算器112の出力端が接続され、加算器
114の出力端は積分器116の入力端に接続されてい
る。積分器116の出力端は回転/静止座標変換器11
8の他の入力端に接続されている。
【0076】以上のように構成された洗濯機について、
以下図3を用いてその動作を説明する。
【0077】第3の実施例においても、洗濯脱水槽10
4に取り付けられた回転翼102を、三相誘導電動機1
00で伝達機構106を介して回転させることで、洗濯
物を洗濯する。
【0078】速度制御器110、すべり周波数演算器1
12、加算器114、増幅器115、積分器116、回
転/静止座標変換器118、二相/三相変換器120、
電流制御器122、PWMインバータ124、コンバー
タ130及び速度推定器200の動作は第2の実施例と
同じであるのでその説明を省略する。
【0079】本実施例では、回転速度指令値ωm *を入力
とし、励磁電流指令値I1d *を出力する励磁電流変換器
300を備えている。脱水時などの三相誘導電動機を高
速で回転させる場合、電流制御器122からの出力であ
る一次交流電圧の制御値の最大値が、電源電圧で決まる
コンバータ130の出力である直流出力電圧よりも大き
くなる。このため望みのトルクを発生させることができ
ず、電動機の回転速度が低下する。
【0080】そこで、脱水時には、励磁電流指令値I1d
*を洗濯時などの低速回転時より小さくする。これによ
り、高速回転でも比較的大きなトルクを出すことができ
脱水能力を上げることができる。
【0081】なお、本実施例では、三相誘導電動機で回
転翼を回して洗濯する洗濯機の例を示したが、回転翼を
用いずに洗濯脱水槽を直接回転させる例えばドラム式の
洗濯機にも適用できる。
【0082】≪第4実施例≫電源の周波数で決まる一定
速度でしか運転できない単相誘導電動機は回転速度の立
ち上がり特性を変えることができず、回転翼の回転の始
動時や反転動作時のショックを和らげることができな
い。そのために振動や騒音が大きいといった問題点があ
った。
【0083】そこで、本発明の第4の実施例として、回
転の始動時や反転動作時のショックを和らげ、低振動か
つ低騒音の動作を実現する洗濯機について以下に説明す
る。
【0084】以下本発明の第4の実施例の洗濯機につい
て、図4を参照しながら説明する。
【0085】図4は本発明の第4の実施例における洗濯
機の構成を示すブロック図である。
【0086】図4において、三相誘導電動機100の回
転軸100Aは伝達機構106を介して選択脱水槽10
4内に設けられた回転翼102の回転軸102Aに連結
されている。速度指令値発生器320の出力端は速度制
御器110の入力端に接続され回転速度指令値ωm *が入
力される。速度制御器110の出力端はすべり周波数演
算器112と回転/静止座標変換器118の一方の入力
端に接続されている。すべり周波数演算器112と回転
/静止座標変換器118の他方の入力端には励磁電流指
令値I1d *が入力される。回転/静止座標変換器118
の2つの出力端は2相/3相変換器120の2つの入力
端にそれぞれ接続され、2相/3相変換器120の3つ
の出力端は電流制御器122の3つの入力端にそれぞれ
接続されている。電流制御器122の3つの出力端はP
WMインバータ124の3つの入力端にそれぞれ接続さ
れるとともに速度推定器200の3つの入力端に接続さ
れている。PWMインバータ124の3つの出力端は三
相誘導電動機100に接続されている。PWMインバー
タ124の2つの入力端はコンバータ130を介して単
相100VのAC電源に接続されている。
【0087】PWMインバータ124と三相誘導電動機
100との間の3本の接続線にはそれぞれ電流検出器1
26a、126b及び126cが設けられており、電流
検出器126a、126b及び126cの出力端は電流
制御器122の3つの制御入力端にそれぞれ接続される
とともに速度推定器200の他の3つの入力端に接続さ
れている。
【0088】速度推定器200の出力端は増幅器115
の入力端と速度制御器110の他の入力端に接続されて
いる。増幅器115の出力端は加算器114の一方の入
力端に接続されている。加算器114の他方の入力端に
はすべり周波数演算器112の出力端が接続され、加算
器114の出力端は積分器116の入力端に接続されて
いる。積分器116の出力端は回転/静止座標変換器1
18の他の入力端に接続されている。
【0089】以上のように構成された洗濯機について、
以下図4,図5を用いてその動作を説明する。
【0090】第4の実施例においても、洗濯脱水槽10
4に取り付けられた回転翼102を、三相誘導電動機1
00で伝達機構106を介して回転させることで、洗濯
物を洗濯する。
【0091】速度制御器110、すべり周波数演算器1
12、加算器114、増幅器115、積分器116、回
転/静止座標変換器118、二相/三相変換器120、
電流制御器122、PWMインバータ124、コンバー
タ130、速度推定器200の動作は第3の実施例と同
じであるので説明を省略する。
【0092】従来の一定速度で回転翼102が回転する
洗濯機と同様に、三相誘導電動機にステップ状に変化す
る回転速度指令値ωm *を加えると、速度制御ゲインで決
まる過渡応答によるショックをともなう動作しか実現で
きない。したがって、ショックがない様にゆっくりなめ
らかに回転速度を立ち上げるためには速度制御ゲインを
小さく設定する必要がある。しかし速度制御ゲインを小
さくすると、洗濯物が回転翼に引っかかった場合などの
特性を改善する外乱抑制特性が悪くなる。また洗濯物の
量によって、立ち上がりの時間が変わるといった問題が
ある。そこで、回転速度指令値ωm *(t)を、例えば、図
5の曲線を表す式16のような3次の時間関数とする。
【0093】
【数16】
【0094】ここで、Tは立ち上がり時間で、ωmTは最
終の目標回転速度である。トルク電流指令値I1q * を速
度推定値ωmeを用いて、例えば次の式17のように与え
る。
【0095】
【数17】
【0096】これにより、望みの過渡応答特性を実現す
ることができ、始動時や反転動作時のショックを和ら
げ、低振動かつ低騒音の洗濯機を実現することができ
る。
【0097】なお、本実施例では、回転速度指令値ωm *
(t) を3次関数として与えたが、正弦波状の関数や複数
の関数を組み合わせた関数などの連続関数でも良い。
【0098】また、本実施例でも、三相誘導電動機で回
転翼を回して洗濯する洗濯機の例を示したが、回転翼を
用いずに洗濯脱水槽を直接回転させるといった例えばド
ラム式の洗濯機にも適用できる。
【0099】≪第5実施例≫洗濯をするとき洗濯物の量
に応じた給水を行えば、洗い不足の問題の解消や水の節
約が可能となる。そのためには、給水を行う前に、洗濯
物の量(例えば重量)を精度良く推定する必要がある。
【0100】そこで、本発明の第5の実施例として、給
水を行う前に、回転翼を試験的に回転させて、洗濯物の
量を精度良く推定できる洗濯機について説明する。
【0101】図6は本発明の第5の実施例における洗濯
機の構成を示すブロック図である。
【0102】図6において、三相誘導電動機100の回
転軸100Aは伝達機構106を介して洗濯脱水槽10
4内に設けられた回転翼102の回転軸102Aに連結
されている。回転速度指令値ωm *が入力される速度制御
器110と試験運転制御器400の出力端はそれぞれ切
換器404の2個の切換接点に接続されている。切換器
404の共通接点はすべり周波数演算器112と回転/
静止座標変換器118の入力端に接続されている。すべ
り周波数演算器112と回転/静止座標変換器118の
他方の入力端には励磁電流指令値I1d *が入力される。
回転/静止座標変換器118の2つの出力端は2相/3
相変換器120の入力端に接続され、2相/3相変換器
120の3つの出力端は電流制御器122の3つの入力
端にそれぞれ接続されている。電流制御器122の3つ
の出力端はPWMインバータ124の3つの入力端にそ
れぞれ接続され、PWMインバータ124の3つの出力
端は三相誘導電動機100に接続されている。PWMイ
ンバータ124の2つの入力端はコンバータ130を介
して単相100VのAC電源に接続されている。
【0103】PWMインバータ124と三相誘導電動機
100との間の3本の接続線にはそれぞれ電流検出器1
26a、126b及び126cが設けられており、電流
検出器126a、126b及び126cの出力端は電流
制御器122の3つの制御入力端にそれぞれ接続される
とともに速度推定器200の他の3つの入力端に接続さ
れている。
【0104】速度推定器200の出力端は増幅器11
5、速度制御器110、試験運転制御器400、洗濯物
量推定器402の入力端に接続されている。増幅器11
5の出力端は加算器114の一方の入力端に接続されて
いる。加算器114の他の入力端にはすべり周波数演算
器112の出力端が接続され、加算器114の出力端は
積分器116の入力端に接続されている。積分器116
の出力端は回転/静止座標変換器118の他の入力端に
接続されている。洗濯物量推定器402の出力端は洗濯
脱水槽104の水量を調節する水量調節器412の入力
端に接続されている。
【0105】以上のように構成された洗濯機について、
以下図6を用いてその動作を説明する。
【0106】洗濯物量を推定する場合、洗濯物を洗濯す
る場合と同様に、洗濯脱水槽104に取り付けられた回
転翼102を、三相誘導電動機100で伝達機構106
を介して試験運転させる。例えば特開平3−19889
9号公報に示される様に、洗濯脱水槽104に給水後に
推定する方法も考えられるが、使用者が給水が終わるま
で待たなければならないという欠点があるため、給水前
に推定するのが望ましい。しかし、給水前に、洗濯する
場合と同様に回転翼102を回転させると、洗濯物が浮
き上がったり、丸まったり、回転翼にひっかかったりす
るため推定精度が悪い。特に、過渡応答時は、洗濯物の
ひっかかりなどの影響が多く出るため、推定精度が悪
い。
【0107】そこで、洗濯物量を推定するために試験運
転をする場合、まず、切換器404を試験運転制御器4
00側に切り換える。そして、洗濯物の量が容易に推定
できるように、三相誘導電動機の回転速度指令値ωm *
速度推定器200の出力値である速度推定値ωmeから、
試験運転制御器400が、トルク電流指令値I1q * を、
次の式18のように与える。
【0108】
【数18】
【0109】ここで、Kpsは速度制御ゲインを表す。す
べり周波数演算器112、加算器114、増幅器11
5、積分器116、回転/静止座標変換器118、二相
/三相変換器120、電流制御器122、PWMインバ
ータ124、コンバータ130及び速度推定器200の
動作は第2の実施例と同じであるので説明を省略する。
【0110】トルク電流指令値I1q * を式18で与えた
場合、洗濯時の動作と異なり、積分項が含まれていない
ため、負荷となる洗濯物の量が増えるほど、三相誘導電
動機の回転速度が遅くなる。このため速度推定器200
の出力である速度推定値の大きさから洗濯物量を容易に
推定できる。
【0111】例えば、洗濯物量を5段階に分ける場合、
洗濯物量推定器402は、速度推定値ωmeと予め試験し
て定めたしきい値ω1ないしω4とを式19、20、2
1、22及び23に示すように比較して分ける。
【0112】
【数19】
【0113】
【数20】
【0114】
【数21】
【0115】
【数22】
【0116】
【数23】
【0117】なお、式18の制御ゲインKpsは、洗濯で
きうる最大の洗濯物を入れた場合に、十分に三相誘導電
動機の回転速度が遅くなるように、低く設定する方が望
ましい。また、回転速度指令値ωm *は、大きく設定する
と、回転速度が速くなり洗濯物が丸まる可能性が増える
ため、洗濯時よりも早い速度に設定するのは望ましくな
い。
【0118】そして、洗濯物量が推定された後、水量調
節器412はこの洗濯物量に応じて給水量を定める。次
に、切換器404は速度制御器110側に切り換えら
れ、第2の実施例で説明した洗濯を実行する。
【0119】なお、本実施例では、速度推定値の大きさ
で洗濯物量を推定したが、洗濯物量が多いほど、速度推
定値のばらつきが大きくなる。そこで、複数回、試験運
転を行い、その時の速度推定値のばらつきで洗濯物量を
推定してもよい。
【0120】また、本実施例では、速度推定値の大きさ
で洗濯物量を推定したが、以下に説明する様にトルク電
流成分で推定しても良い。次にこの方法について説明す
る。
【0121】まず、洗濯物量を推定する場合の試験運転
では、洗濯物の量が容易に推定できるように、試験運転
制御器400が、三相誘導電動機の回転速度指令値ωm *
と速度推定器200の出力値である速度推定値ωme
ら、速度制御器110と同様に、トルク電流指令値I1q
* を、次の式24のように与える。
【0122】
【数24】
【0123】ここで、KpL,KILは速度制御ゲインであ
る。トルク電流指令値I1q * を式24で与えた場合、速
度誤差の積分項が含まれているため、洗濯物の量の大小
に関わらず速度推定値が回転速度指令値に追従するまで
トルク電流指令値が増加する。つまり、洗濯物の量が増
えるとトルク電流指令値も増加する。したがって、速度
推定値の大きさではなく、トルク電流指令値で洗濯物の
量が容易に推定できる。
【0124】なお、トルク電流指令値が変化すると、式
3によりすべり速度が増加するため、一次交流電流及び
一次交流電圧の周波数が増加する。したがって、これら
の周波数の大小により洗濯物量を推定しても良い。
【0125】更に、試験運転を開始した時刻から、速度
推定値が回転速度指令値近傍に達するまでの応答時間、
即ち、速度推定値と回転速度指令値との偏差が予め定め
た偏差幅に入るまでの応答時間は、洗濯物量が増えるに
したがって増加する。したがって、この応答時間を測定
し、その応答時間により洗濯物量を推定しても良い。こ
の場合、洗濯物量の推定精度を上げるため、速度制御ゲ
インKpL,KILを洗濯動作時よりも小さくしても良い。
【0126】また、トルク電流指令値を予め定めた一定
の値に設定し、試験運転を開始する時刻から、速度推定
値が規定の値になるまでの時間を測定し、この時間によ
り洗濯物量を推定しても良い。この場合も、洗濯物量の
推定精度を上げるため、通常の洗濯時に発生するトルク
よりも小さなトルクとなるトルク電流指令値に設定して
も良い。
【0127】≪第6実施例≫三相誘導電動機の回転速度
を推定する式12ないし式15の演算式や、すべり速度
を計算する式3では、三相誘導電動機固有の定数である
j(jは1又は2)次側の抵抗Rj,j次側のインダク
タンスLj,相互インダクタンスMなどを用いる。
【0128】しかし、これらの三相誘導電動機固有の定
数は、電動機の製造時のばらつき等の影響で個々の値が
異なるため、速度推定の精度が悪くなり、制御性能やモ
ータ効率が悪化する恐れがある。
【0129】そこで、本発明の第6の実施例として、三
相誘導電動機固有の定数を測定して、常に最適な洗濯を
実行することができる洗濯機について説明する。
【0130】以下本発明の第6実施例の洗濯機につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0131】図7は本発明の第6の実施例における洗濯
機の構成を示すブロック図である。
【0132】図7において、三相誘導電動機100の回
転軸100Aは伝達機構106を介して洗濯脱水槽10
4内に設けられた回転翼102の回転軸102Aに連結
されている。回転速度指令値ωm *が入力される速度制御
器110の出力端は、すべり周波数演算器112と回転
/静止座標変換器118の一方の入力端に接続されてい
る。すべり周波数演算器112と回転/静止座標変換器
118の他方の入力端には励磁電流指令値I1d *が入力
される。回転/静止座標変換器118の2つの出力端は
2相/3相変換器120の入力端に接続され、2相/3
相変換器120の3つの出力端は3回路の切換器452
の3つの切換接点にそれぞれ接続されている。切換器4
52の他の3つの切換接点には定数測定用電流指令器4
50の3つの出力端が接続されている。切換器452の
3つの共通接点は電流制御器122の3つの入力端にそ
れぞれ接続されている。電流制御器122の3つの出力
端はPWMインバータ124の3つの入力端にそれぞれ
接続され、PWMインバータ124の3つの出力端は三
相誘導電動機100に接続されている。
【0133】PWMインバータ124の2つの入力端は
コンバータ130を介して単相100VのAC電源に接
続されている。電流制御器122の前記3つの出力端
は、3回路の切換器456の3つの共通接点に接続され
ている。PWMインバータ124と三相誘導電動機10
0との間の3本の接続線にはそれぞれ電流検出器126
a、126b及び126cが設けられており、電流検出
器126a、126b及び126cの出力端は電流制御
器122の3つの制御入力端にそれぞれ接続されるとと
もに、3回路の切換器458の3つの共通端子にそれぞ
れ接続されている。切換器456及び458の一方のそ
れぞれ3つの切換接点は速度推定器200の入力端に接
続され、他方のそれぞれ3つの切換接点は電導規定数測
定器454の入力端に接続されている。
【0134】速度推定器200の出力端は速度制御器1
10と増幅器115の入力端に接続されている。電導規
定数測定器454の出力端はすべり周波数演算器112
と速度推定器200の入力の入力端に接続されている。
増幅器115の出力端は加算器114の一方の入力端に
接続されている。加算器114の他の入力端にはすべり
周波数演算器112の出力端が接続され、加算器114
の出力端は積分器116の入力端に接続されている。積
分器116の出力端は回転/静止座標変換器118の他
の入力端に接続されている。
【0135】以上のように構成された洗濯機について、
以下図7を用いてその動作を説明する。
【0136】本実施例においても、洗濯脱水槽104に
取り付けられた回転翼102を、三相誘導電動機100
で伝達機構106を介して回転させることで、洗濯物を
洗濯する。
【0137】速度制御器110、すべり周波数演算器1
12、加算器114、増幅器115、積分器116、回
転/静止座標変換器118、二相/三相変換器120、
電流制御器122、PWMインバータ124、コンバー
タ130及び速度推定器200の動作は第5の実施例と
同じであるのでその説明を省略する。
【0138】以下に、三相誘導電動機固有の定数を測定
について説明する。
【0139】三相誘導電動機固有の定数を測定する方法
として、例えば、平成8年電気学会産業応用部門全国大
会講演論文集(1)、の375−378頁(誘導電動機
のモータ定数測定方法、田澤、松浦、佐藤)に、電動機
を停止させたままで測定する方法が示されている。この
方法等で三相誘導電動機固有の定数を測定する場合、電
動機が停止した状態で定数測定用電流指令器450から
測定のため短時間(例えば数秒)電流を流す。そのた
め、電動機の動作中には測定できない。
【0140】そこで第6の実施例では、洗濯機の電源投
入時か、給水時及び脱水時等の電動機が動作していない
期間に、切換器452で電流制御器122の入力を二相
/三相変換器120から定数測定用電流指令器450に
切り換える。さらに切換器456,458で電流制御器
122とPWMコンバータ124の出力を速度推定器2
00から電動機定数測定器454に切り換えて、三相誘
導電動機固有の定数を測定する。そして、すべり周波数
演算器112及び速度推定器200で用いる三相誘導電
動機固有の定数を変更する。
【0141】これにより、個々の電動機の製造上のばら
つきが補償される。電動機の動作中の温度上昇による抵
抗値の変動も、給水あるいは脱水の動作毎に測定するこ
とにより、三相誘導電動機固有の定数の変動の影響を抑
えることが可能となり、常に最適な洗濯を行うことがで
きる。
【0142】≪第7実施例≫三相誘導電動機固有の定数
の巻数の抵抗値、自己インダクタンス及び相互インダク
タンスの内、抵抗値以外は使用中に変化しない。従って
一度測定した値を記憶する電動機定数記憶器を設けて記
憶し、この電動機定数記憶器に記憶された値を用いて制
御すれば良い。
【0143】三相誘導電動機固有の定数が予め分かって
いたとしても、三相誘導電動機を動作させると、電動機
の温度が上昇し、それに伴い抵抗Rj が変化する。従っ
て速度推定の精度が悪くなり、制御性能やモータ効率が
悪化する恐れがある。
【0144】上記の問題を解決するために本発明の第7
の実施例として、電動機の温度上昇に伴う抵抗値の変化
を補正して、常に最適な洗濯を実行することができる洗
濯機について説明する。
【0145】以下本発明の第7の実施例の洗濯機につい
て、図8を参照しながら説明する。
【0146】図8は本発明の第7の実施例における洗濯
機の構成を示すブロック図である。
【0147】図8において、三相誘導電動機100の回
転軸100Aは伝達機構106を介して洗濯脱水槽10
4内に設けられた回転翼102の回転軸102Aに連結
されている。回転速度指令値ωm *が入力される速度制御
器110の出力端は、切換器404の一方の切換接点に
接続されている。切換器404の他方の切換接点には回
転速度指令値ωm *が入力される試験運転制御器400の
出力端が接続されている。切換器404の共通接点はす
べり周波数演算器112と回転/静止座標変換器118
の一方の入力端に接続されている。すべり周波数演算器
112と回転/静止座標変換器118の他方の入力端に
は励磁電流指令値I1d *が入力される。
【0148】回転/静止座標変換器118の2つの出力
端は2相/3相変換器120の入力端に接続され、2相
/3相変換器120の3つの出力端は電流制御器122
の3つの入力端にそれぞれ接続されている。電流制御器
122の3つの出力端はPWMインバータ124の3つ
の入力端にそれぞれ接続されるとともに速度推定器20
0の3つの入力端にそれぞれ接続されている。PWMイ
ンバータ124の3つの出力端は三相誘導電動機100
に接続されている。PWMインバータ124の2つの入
力端はコンバータ130を介して単相100VのAC電
源に接続されている。PWMインバータ124と三相誘
導電動機100との間の3本の接続線にはそれぞれ電流
検出器126a、126b及び126cが設けられてお
り、電流検出器126a、126b及び126cの出力
端は電流制御器122の3つの制御入力端にそれぞれ接
続されるとともに速度推定器200の他の3つの入力端
に接続されている。
【0149】速度推定器200の出力端は切換器15、
速度制御器110、試験運転制御器400、洗濯物量推
定器402及び増幅器115の各入力端に接続されてい
る。増幅器115の出力端は加算器114の一方の入力
端に接続されている。加算器114の他方の入力端には
すべり周波数演算器112の出力端が接続され、加算器
114の出力端は積分器116の入力端に接続されてい
る。積分器116の出力端は回転/静止座標変換器11
8の他の入力端に接続されている。洗濯物量推定器40
2の出力端は抵抗値曲線選択器500の入力端に接続さ
れている。抵抗値曲線選択器500の出力端は抵抗値補
正器504の入力端に接続されている。また抵抗値補正
器504にはタイマ502が接続されている。抵抗値補
正器504の2つの出力端は、それぞれすべり周波数演
算器112と速度推定器200の入力端に接続されてい
る。
【0150】図9は本発明の三相誘導電動機の洗濯物量
をパラメータとした動作時間と温度を示すグラフであ
る。
【0151】以上のように構成された洗濯機について、
以下図8、図9を用いてその動作を説明する。
【0152】本実施例においても、洗濯脱水槽104に
取り付けられた回転翼102を、三相誘導電動機100
で伝達機構106を介して回転させることで、洗濯物を
洗濯する。
【0153】速度制御器110、すべり周波数演算器1
12、加算器114、増幅器115、積分器116、回
転/静止座標変換器118、二相/三相変換器120、
電流制御器122、PWMインバータ124、コンバー
タ130、速度推定器200、試験運転制御器400、
洗濯物量推定器402及び切換器404の動作は第5の
実施例と同じであるので説明を省略する。
【0154】実際に、洗濯、すすぎ及び脱水をした場
合、図9に示す様に、三相誘導電動機は洗濯物量及び動
作時間に応じて、温度が上昇する。温度の上昇によって
一次抵抗R1 (固定子巻線の抵抗)及び二次抵抗R
2 (回転子巻線の抵抗)が変化し、その度合いが温度で
決まる。そこで、洗濯物量推定器402によって推定さ
れた洗濯物量に応じて、抵抗値曲線選択器500によっ
て、予め計測して設定し、ROMに記憶してある抵抗値
上昇曲線を選択する。そしてタイマー502により電動
機の動作時間を計測し、抵抗値補正器504によりその
時点での一次抵抗R1及び二次抵抗R 2 を求め、すべり
周波数演算器112及び速度推定器200で用いる定数
を変更する。これにより、動作中の温度上昇による一次
及び二次抵抗値の変動の影響を抑えることが可能とな
り、常に最適な洗濯を行うことができる。
【0155】なお、温度の変動は洗濯物量によるものよ
りも動作時間によるものの方が大きいため、洗濯物量を
考慮に入れず三相誘導電動機の動作時間にのみ基づいて
一次抵抗R1 及び二次抵抗R2 を変化させても効果があ
る。
【0156】
【発明の効果】本発明によれば、洗濯脱水槽あるいは洗
濯脱水槽に取り付けられた回転翼を回転させる三相誘導
電動機の回転速度を、固定子に供給する一次交流電流値
と一次交流電圧値の少なくとも一方と、前記三相誘導電
動機固有の定数とから推定する速度推定器を有し、前記
三相誘導電動機の回転速度指令値と、前記速度推定器の
出力値とに応じて速度を推定する。この速度推定値に基
づいて前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流
電流群のトルク電流成分と励磁電流成分を独立に指令し
て、前記一次交流電流群のそれぞれの大きさと周波数を
変化させることにより前記三相誘導電動機の回転速度を
制御して、安価に高機能の洗濯機を実現することができ
る。
【0157】更に、三相誘導電動機の回転速度指令と前
記速度推定器の出力との差に、予め定めた試験運転定数
を乗算したものを前記トルク電流成分として指令して前
記三相誘導電動機を試験運転させる試験運転制御器を有
しており、試験運転中の速度推定器の出力に応じて、洗
濯物の量を推定する洗濯物量推定器を有することで、洗
濯物の量を正確に推定できる洗濯機を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における洗濯機の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例における洗濯機の構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例における洗濯機の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施例における洗濯機の構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施例における回転速度指令値
と時間の関係を示すグラフである。
【図6】本発明の第5の実施例における洗濯機の構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の第6の実施例における洗濯機の構成を
示すブロック図である。
【図8】本発明の第7の実施例における洗濯機の構成を
示すブロック図である。
【図9】本発明の三相誘導電動機の温度上昇の一例を示
す動作時間と温度との関係を表すグラフ。
【符号の説明】
100 三相誘導電動機 102 回転翼 104 洗濯脱水槽 106 伝達機構 110 速度制御器 112 すべり周波数演算器 114 加算器 115 増幅器 116 積分器 118 回転/静止座標変換器 120 二相/三相変換器 122 電流制御器 124 PWMインバータ 126a 電流検出器 126b 電流検出器 126c 電流検出器 128 速度検出器 130 コンバータ 200 速度推定器 220 三相/二相変換器 222 三相/二相変換器 224 二次磁束推定器 226 速度推定器 228 速度推定器 230 推定速度切換器 300 励磁電流変換器 320 速度指令値発生器 400 試験運転制御器 402 洗濯物量推定器 404 切換器 412 水量調節器 450 定数測定用電流指令器 452 切換器 454 電動機定数測定器 456 切換器 458 切換器 500 抵抗値曲線選択器 502 タイマー 504 抵抗値補正器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 克幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り付
    けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記三相誘導電
    動機の回転速度値に応じて、前記三相誘導電動機の固定
    子に供給する一次交流電流群を変化させて前記三相誘導
    電動機の回転速度を制御するとともに、前記一次交流電
    流群のトルク電流成分と励磁電流成分を独立に指令し
    て、前記一次交流電流群のそれぞれの大きさと周波数を
    変化させる制御装置とを有する洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り付
    けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記三相誘導電
    動機の回転速度値に応じて、前記三相誘導電動機の固定
    子に供給する一次交流電流群のトルク電流成分と励磁電
    流成分を独立に指令して、前記一次交流電流群のそれぞ
    れの大きさと周波数を変化させて前記三相誘導電動機の
    回転速度を制御するとともに、脱水運転時には、前記励
    磁電流成分の指令値を洗濯運転時より小さく設定する制
    御装置と、 を有する洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り付
    けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記三相誘導電
    動機の回転速度値に応じて、前記三相誘導電動機の固定
    子に供給する一次交流電流群のトルク電流成分と励磁電
    流成分の値をそれぞれ独立に指令して、前記一次交流電
    流のそれぞれの大きさと周波数を変化させて前記三相誘
    導電動機の回転速度を制御するとともに、前記回転速度
    指令値を、滑らかに変化する連続時間関数で与える制御
    装置とを有する洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記回転速度指令値が、時間の三次関数
    で表される請求項3記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り付
    けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記三相誘導電
    動機の回転速度値に応じて、前記三相誘導電動機の固定
    子に供給する一次交流電流群のトルク電流成分と励磁電
    流成分を独立に指令して、前記一次交流電流群のそれぞ
    れの大きさと周波数を変化させて前記三相誘導電動機の
    回転速度を制御する制御装置と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流電流値
    と一次交流電圧値の少なくとも一方と、前記三相誘導電
    動機固有の定数から前記三相誘導電動機の回転速度を推
    定する速度推定器とを有する洗濯機。
  6. 【請求項6】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り付
    けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流電流群
    のそれぞれを測定する電流検出器群と、前記電流検出器
    群の出力がそれぞれ対応する電流指令値に一致するよう
    に前記一次交流電流群を制御する電流制御器と、前記一
    次交流電流群のトルク電流成分と励磁電流成分を独立に
    指令して、前記一次交流電流群のそれぞれの大きさと周
    波数を指令する電流指令値を出力する電流指令器とを有
    し、前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記三相誘
    導電動機の回転速度値に応じて前記一次交流電流群を変
    化させて前記三相誘導電動機の回転速度を制御する制御
    装置と、 前記電流検出器群の出力と前記三相誘導電動機固有の定
    数から三相誘導電動機の回転速度を推定する速度推定器
    とを有する洗濯機。
  7. 【請求項7】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り付
    けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流電流群
    のそれぞれを測定する電流検出器群と、前記電流検出器
    群の出力がそれぞれ対応する電流指令値に一致するよう
    に制御する電流制御器と、前記一次交流電流群のトルク
    電流成分と励磁電流成分を独立に指令して、前記一次交
    流電流群のそれぞれの大きさと周波数を指令する電流指
    令値を出力する電流指令器と、前記電流検出器群の出力
    と前記三相誘導電動機固有の定数から前記三相誘導電動
    機の回転速度を推定する速度推定器とを有しており、前
    記三相誘導電動機の回転速度指令と前記速度推定器の出
    力に応じて前記一次交流電流群を変化させて前記三相誘
    導電動機の回転速度を制御する制御装置と、 前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記速度推定器
    の出力値との差に予め定めた試験運転定数を乗算したも
    のを前記トルク電流成分として指令して前記三相誘導電
    動機を試験運転させる試験運転制御器と、 前記試験運転中の前記速度推定器の出力値に基づいて洗
    濯物の量を推定する洗濯物量推定器と、 を有する洗濯機。
  8. 【請求項8】 洗濯物量推定器は、試験運転中の速度推
    定器の出力の大きさに基づいて、洗濯物の量を推定する
    ことを特徴とする請求項7記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 試験運転制御器は複数回の試験運転を行
    い、洗濯物量推定器は、複数の試験運転中の速度推定器
    の出力値の変動幅に基づいて、洗濯物の量を推定するこ
    とを特徴とする請求項7記載の洗濯機。
  10. 【請求項10】 試験運転制御器は、洗濯機の最大許容
    量の洗濯物を洗濯脱水槽に入れて試験運転した場合に、
    速度推定器の出力値が三相誘導電動機の回転速度指令値
    に比べて十分に小さくなる試験運転定数を用いることを
    特徴とする請求項7記載の洗濯機。
  11. 【請求項11】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り
    付けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流電流群
    のそれぞれを測定する電流検出器群と、前記電流検出器
    群の出力がそれぞれ対応する電流指令値に一致するよう
    に制御する電流制御器と、前記一次交流電流群のトルク
    電流成分と励磁電流成分を独立に指令して、前記一次交
    流電流群のそれぞれの大きさと周波数を指令する電流指
    令値を出力する電流指令器と、前記電流検出器群の出力
    と前記三相誘導電動機固有の定数から前記三相誘導電動
    機の回転速度を推定する速度推定器とを有しており、前
    記三相誘導電動機の回転速度指令と前記速度推定器の出
    力値に応じて前記一次交流電流群を変化させて前記三相
    誘導電動機の回転速度を制御する制御装置と、 前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記速度推定器
    の出力値に応じて前記三相誘導電動機を試験運転させる
    試験運転制御器と、 前記試験運転中の前記トルク電流成分に基づいて、洗濯
    物の量を推定する洗濯物量推定器と、 を有する洗濯機。
  12. 【請求項12】 洗濯物量推定器は、試験運転中の一次
    交流電流群あるいは一次交流電圧群の周波数に基づい
    て、洗濯物の量を推定することを特徴とする請求項11
    記載の洗濯機。
  13. 【請求項13】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り
    付けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流電流群
    のそれぞれを測定する電流検出器群と、前記電流検出器
    群の出力がそれぞれ対応する電流指令値に一致するよう
    に制御する電流制御器と、前記一次交流電流群のトルク
    電流成分と励磁電流成分を独立に指令して、前記一次交
    流電流群のそれぞれの大きさと周波数を指令する電流指
    令値を出力する電流指令器と、前記電流検出器群の出力
    と前記三相誘導電動機固有の定数から前記三相誘導電動
    機の回転速度を推定する速度推定器とを有しており、前
    記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記速度推定器の
    出力値に応じて前記一次交流電流群を変化させて前記三
    相誘導電動機の回転速度を制御する制御装置と、 前記三相誘導電動機の回転速度指令値と前記速度推定器
    の出力値に応じて前記三相誘導電動機を試験運転させる
    試験運転制御器と、 試験運転開始時刻から速度推定器の出力値が規定回転速
    度値に到達するまでの時間に基づいて、洗濯物の量を推
    定する洗濯物量推定器とを有する洗濯機。
  14. 【請求項14】 前記試験運転制御器は、少なくとも、
    三相誘導電動機の回転速度指令値と速度推定器の出力値
    との差を積分演算した結果の値に予め定めた試験運転定
    数を乗算したものをトルク電流成分として指令値に用い
    て前記三相誘導電動機を試験運転させることを特徴とす
    る請求項11あるいは請求項13記載の洗濯機。
  15. 【請求項15】 試験運転制御器は、洗濯機の最大許容
    量の洗濯物を洗濯脱水槽に入れて試験運転した場合に、
    試験運転開始時刻から速度推定器の出力が規定回転速度
    に到達するまでの時間が、洗濯物がない状態で運転した
    時に比べて十分に長くなるように試験運転定数を選定す
    ることを特徴とする請求項14記載の洗濯機。
  16. 【請求項16】 試験運転制御器は、予め定めた一定の
    トルク電流成分値を指令して三相誘導電動機を試験運転
    させることを特徴とする請求項13記載の洗濯機。
  17. 【請求項17】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り
    付けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流電流群
    のそれぞれを測定する電流検出器群と、前記電流検出器
    群の出力がそれぞれ対応する電流指令値に一致するよう
    に制御する電流制御器と、前記一次交流電流群のトルク
    電流成分と励磁電流成分を独立に指令して、前記一次交
    流電流群のそれぞれの大きさと周波数を指令する電流指
    令値を出力する電流指令器と、前記電流検出器群の出力
    と前記三相誘導電動機固有の定数から前記三相誘導電動
    機の回転速度を推定する速度推定器とを有しており、前
    記三相誘導電動機の回転速度指令と前記速度推定器の出
    力に応じて前記一次交流電流群を変化させて前記三相誘
    導電動機の回転速度を制御する制御装置と、 前記三相誘導電動機固有の定数の内の少なくとも1つを
    測定する電動機定数測定器と、 を有する洗濯機。
  18. 【請求項18】 電動機定数測定器は、電源投入時、給
    水時及び排水時の少なくとも1つの時点に、三相誘導電
    動機固有の定数の固定子巻線及び回転子巻線の電気抵
    抗、自己インダクタンス及び相互インダクタンスの内の
    少なくとも1つを測定することを特徴とする請求項17
    記載の洗濯機。
  19. 【請求項19】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り
    付けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する3相の一次交流
    電流群のそれぞれを測定する電流検出器群と、前記電流
    検出器群の出力がそれぞれ対応する電流指令値に一致す
    るように制御する電流制御器と、前記一次交流電流群の
    トルク電流成分と励磁電流成分を独立に指令して、前記
    一次交流電流群のそれぞれの大きさと周波数を指令する
    電流指令値を出力する電流指令器と、前記電流検出器群
    の出力と前記三相誘導電動機固有の定数から前記三相誘
    導電動機の回転速度を推定する速度推定器とを有し、前
    記三相誘導電動機の回転速度指令と前記速度推定器の出
    力に応じて前記一次交流電流群を変化させて前記三相誘
    導電動機の回転速度を制御する制御装置と、 前記三相誘導電動機が動作している時間に応じて、前記
    三相誘導電動機の固定子の電気抵抗値と回転子の電気抵
    抗値の少なくとも一方を補正する抵抗値補正器と、 を有する洗濯機。
  20. 【請求項20】 洗濯脱水槽あるいは洗濯脱水槽に取り
    付けられた回転翼を駆動する三相誘導電動機と、 前記三相誘導電動機の固定子に供給する一次交流電流群
    のそれぞれを測定あるいは推定する電流検出器群と、前
    記電流検出器群の出力がそれぞれ対応する電流指令値に
    一致するように制御する電流制御器と、前記一次交流電
    流群のトルク電流成分と励磁電流成分を独立に指令し
    て、前記一次交流電流群のそれぞれの大きさと周波数を
    指令する電流指令値を出力する電流指令器と、前記電流
    検出器群の出力と前記三相誘導電動機固有の定数から前
    記三相誘導電動機の回転速度を推定する速度推定器と、
    洗濯物の量を推定する洗濯物量推定器とを有しており、
    前記三相誘導電動機の回転速度指令と前記速度推定器の
    出力に応じて前記一次交流電流群を変化させて前記三相
    誘導電動機の回転速度を制御する制御装置と、 前記洗濯物量推定器の出力と前記三相誘導電動機が動作
    している時間に応じて、前記三相誘導電動機の固定子の
    電気抵抗値と回転子の電気抵抗値の少なくとも一方を補
    正する抵抗値補正器と、 を有する洗濯機。
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