JPS5822037B2 - N,N′,N″−トリス(β−ヒドロキシエチル)−イソシアヌレ−トの分離方法 - Google Patents

N,N′,N″−トリス(β−ヒドロキシエチル)−イソシアヌレ−トの分離方法

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JPS5822037B2
JPS5822037B2 JP14927376A JP14927376A JPS5822037B2 JP S5822037 B2 JPS5822037 B2 JP S5822037B2 JP 14927376 A JP14927376 A JP 14927376A JP 14927376 A JP14927376 A JP 14927376A JP S5822037 B2 JPS5822037 B2 JP S5822037B2
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JP
Japan
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residue
isocyanurate
tris
hydroxyethyl
hydrogen peroxide
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Expired
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JP14927376A
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English (en)
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JPS5373573A (en
Inventor
狩野直喜
沢夏雄
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Shikoku Chemicals Corp
Original Assignee
Shikoku Chemicals Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は過酸化水素水で、N 、 N’ 、 N“−ト
リス(β−ヒドロキシエチル)−イソシアヌレートのメ
タノール再結晶ろ液の濃縮残留物を処理したのち、該濃
縮残留物中に含まれるN、N’ 、N“−トリス(β−
ヒドロキシエチル)−イソシアヌレートを炉取により分
離(即ち回収)する方法に関するものである。
N 、N’ 、N“−トリス(β−ヒドロキシエチル)
−イソシアヌレートは次の構造式を有する化合物である
便宜上、以下セイクを以てN、N’ 、N“−トリス(
β−ヒドロキシエチル)−イソシアヌレートの略称とす
る。
セイクは次の反応式に従い、イソシアヌレートと酸化エ
チレンを加圧下、溶剤DMF中で約115℃、約3時間
反応させてえられる固体の化合物で ポリエステル系電線フェス等の高分子材料の原料として
有用である。
前記の方法でえられるセイクを製品とするためには当然
精製が必要である。
精製は工業的には次のようにして行なわれる。
即ち反応混合物を減圧濃縮に付し溶剤DMFを留去して
えられる残留物をメタノールで再結晶する。
一般にいかなる再結晶においても再結晶収率100チは
えられないと云う原理がある。
前記再結晶方法もこの原理の域外に出ることはなく、轟
然、再結晶等のP液中にセイクは逃げ出している。
従って精製収率をあげるには、P液中のセイクを回収し
なければならない。
そのためろ液中の溶剤メタノールを留去してえられる残
留物から冷却してセイクを析出させ、析出セイクを戸数
し、再び再結晶による精製を行なわねばならない。
所が該残留物は著しく高い粘度を有し、そのため吸引濾
過或いは遠心分離による濾過には著しく長時間を要し濾
過は殆んど不可能である。
従って2迄は該残留物からセイクを回収することは不可
能で、やむなく該残留物は焼却処分に付されていた。
該残留物は主にエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、セイク及びある種の塩
基性物質等から構成されている。
この塩基はセイクに対し一種の親和性を有しているらし
く、しかもエチレングリコール及びジエチレングリコー
ル或いはポリエチレングリコール等をセイクに付着させ
る仲介の役割も果しているらしく、そのため該残留物の
粘度は著しく高くなると推定される。
セイクにエチレングリコールを加えて加熱溶解させたの
ち冷却すると、その溶液の粘度は増大するが、セイクが
析出したのちは粘度は下りセイクの戸数は容易である。
ジエチレングリコール及びポリエチレングリコールもそ
れと同じ挙動を示す。
ズルフオン酸系イオン交換樹脂で該塩基を吸着除去する
と粘度は低下する。
以上の事実から該塩基が残留物からセイクの1取を邪摩
していると云わざるをえない。
該塩基はズルフオン酸系イオン交換樹脂を用いて単離さ
れる粘稠な液体で魚臭のような勾いを有し、TLC(シ
リカG、EtOH)において原点にニンヒドリン発色ス
ポットを与え、しかも空中放置で次第に着色する性質を
有している。
該塩基の赤外吸収スペクトルは図1の通りである。
このものは融点195℃(メタノール)のピクラートを
与える。
該塩基は真空蒸留で分解するので真空蒸留による分離は
殆んど不可能である。
該塩基は真空蒸留で分解し、ジメチルアミン、N−ジメ
チルアミノエタノール、N−メチル−ジェタノールアミ
ン、エチレングリコール及びジエチレングリコール等を
与える。
該塩基のNMR及びMassスペクトルは複雑で解読は
困難、従ってその構造解明迄には至っていないが、該塩
基は重言4労解生成物で構成される物質と推定出来る。
本発明者等は鋭意研究の結果、該残留物の粘度は過酸化
水素水で処理することによって著しく低下し、つれて戸
数は容易となり、セイクのP取が可能となり、しかもセ
イクは過酸化水素による損傷を殆んど受けないと云う事
実を見出した。
し力化該塩基の構造が明らかでないこともあつンて過酸
化水素の作用機構は残念乍ら明らかでない。
本発明の方法の実施の態様は次の通りである。
該残留物に、それに対して1〜20wt%の35係過酸
化水素水を加え、攪拌下20〜100℃に2〜30分間
加熱する。
ついで冷却し必要ならば1種づけして結晶を戸数する。
過酸化水素水の濃度は保存安定性と人手の容易さからみ
て35係前後が好ましい。
35係過酸化水素水の使用量は該残留物に対し2〜to
wt%であることが好ましい。
それ以上−の使用は不経済である。
処理温度は60〜100℃が、処理時間の短縮を考える
と、好ましい。
勿論室温で長時間処理してもよいが、操業効率の点で実
際的ではない。
処理温度が60〜100℃の場合、処理時間は;数分乃
至十数分間で充分である。
それ以上処理時間を延長する必要はない。
必要があれば該過酸化水素水処理の際のP液を減圧濃縮
し、残留物を同様、過酸化水素水で再び処理して更にそ
こからセイクを回収することも出1来る。
次に本発明における実施の態様を実施例によって更に詳
しく説明する。
実施例 インシアヌール酸と酸化エチレンを加圧下、溶;剤DM
F中で約115℃、約3時間反応させてえられる反応混
合物を減圧濃縮に付し、溶剤DMFを留去してえられる
残留物をメタノールで一回再結晶する。
ついでその際のろ液を濃縮に付し溶剤メタノールを留去
し残留物をうる。
放冷するとこ1の残留物から次第にセイクが析出する。
この残留物の粘度は高く濾過は困難である。
そのまま吸引P取を試みるとグラスフィルター上の結晶
はトリモチ状となり数日濾過をつづけても結晶はP取出
来ない。
この残留物27ozに35%過酸化水素水14mg(対
残留物5wt%)を加え、攪拌下に65℃で数分間加温
(この原著しい粘度低下が観察された)し、ついで放冷
した。
一日放置したのちグラスフィルター(26G2)で、こ
のものを吸引濾過した。
第一回目の真空破れは濾過開始後12分後に起きた。
グラスフィルター上の結晶をヘラで圧搾し乍ら更に吸引
濾過を続けた所、第二回目の真空破れは27分後に起き
た。
比較のため過酸化水素水を水12ydに置換え同様のこ
とを行った所、第一回目の真空破れは45分後に起き、
第二回目の真空破れは65分後に起き明らかに過酸化水
素水処理に比べて沖過しにくいことが判つた。
前記過酸化水素水処理後の吸引濾過て粗結晶68.7f
tが戸数された。
この粗結晶を同重量のメタノールで一回再結晶した所、
融点134−135℃のセイクがえられた。
この際のP液を60〜70℃で減圧濃縮し、濃縮物から
放冷で析出する粗結晶66グを1取し、同重量のメタノ
ールで再結晶し融点135〜136℃のセイク355’
をえた。
【図面の簡単な説明】
図は明細書第五頁記載の塩基の赤外吸収スペクトルであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. I N、N’−N“−トリス(β−ヒドロキシエチル
    )−イソシアヌレートのメタノール再結晶p板の濃縮残
    留物を過酸化水素水で処理したのち該濃縮残留物中に含
    まれるN、N’ 、N“−トリス(β−ヒドロキシエチ
    ル)−イソシアヌレートを戸数することを特徴とするN
    、N’ 、N“−トリス(β−ヒドロキシエチル)−イ
    ソシアヌレートの分離方法。
JP14927376A 1976-12-11 1976-12-11 N,N′,N″−トリス(β−ヒドロキシエチル)−イソシアヌレ−トの分離方法 Expired JPS5822037B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5373573A JPS5373573A (en) 1978-06-30
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