JPS5921580B2 - チ−ズ製品の製造法 - Google Patents
チ−ズ製品の製造法Info
- Publication number
- JPS5921580B2 JPS5921580B2 JP10822281A JP10822281A JPS5921580B2 JP S5921580 B2 JPS5921580 B2 JP S5921580B2 JP 10822281 A JP10822281 A JP 10822281A JP 10822281 A JP10822281 A JP 10822281A JP S5921580 B2 JPS5921580 B2 JP S5921580B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice flour
- cheese
- raw rice
- glutinous
- raw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Dairy Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱時保型性と加工性とを有するチーズ製品の製
造法に関するものである。
造法に関するものである。
さらに詳しくは、原料チーズに水、融解塩及び最終製品
中5〜20%(重量。
中5〜20%(重量。
以下同じ)の割合でうるち生米粉7〜3部(重量。
以下同じ)ともち生米粉3〜7部とからなる生米粉を添
加し、加熱溶融し、溶融状態で成型し、製造するチーズ
製品の製造法に関する。
加し、加熱溶融し、溶融状態で成型し、製造するチーズ
製品の製造法に関する。
従来、プロセスチーズは原料チーズ、水及び融解塩をチ
ーズ溶融釜で70〜85℃に加燃溶融し、同温度でパラ
コートを内包したカルトン、アルミ箔、帯状合成樹脂フ
ィルムなどの型容器に充填し、チーズが変形しないよう
にクーリングトンネルなどを通してできる限り速やかに
室温まで冷却して成型するのが通例であった。
ーズ溶融釜で70〜85℃に加燃溶融し、同温度でパラ
コートを内包したカルトン、アルミ箔、帯状合成樹脂フ
ィルムなどの型容器に充填し、チーズが変形しないよう
にクーリングトンネルなどを通してできる限り速やかに
室温まで冷却して成型するのが通例であった。
このように原料混合物を溶融温度で型容器に充填し、冷
却することにより成型する方法はチーズの特性を利用し
たものである。
却することにより成型する方法はチーズの特性を利用し
たものである。
すなわち、従来の方法においては原料混合物を室温以下
に冷却しなげれば成型することができず、溶融温度でな
ければ粘度が高くなり型容器に充填できないという欠点
があった。
に冷却しなげれば成型することができず、溶融温度でな
ければ粘度が高くなり型容器に充填できないという欠点
があった。
しかるに、近年チーズ製品に対する嗜好は多様化し、例
えば巻寿司の中にキラリあるいは干びょうの代りに用い
る棒状ないしひも状のチーズ製品も求められている。
えば巻寿司の中にキラリあるいは干びょうの代りに用い
る棒状ないしひも状のチーズ製品も求められている。
このような棒状ないしひも状チーズ製品を従来の方法で
製造するはらば、塩化ビニリデンなどの帯状フィルムに
溶融した原料混合物を充填し、密封し、冷却により成型
した後、フィルムを剥離して製造するのが通例であった
。
製造するはらば、塩化ビニリデンなどの帯状フィルムに
溶融した原料混合物を充填し、密封し、冷却により成型
した後、フィルムを剥離して製造するのが通例であった
。
しかしながら、このような従来の製造法は成型にフィル
ムを使用するため製造費も高く、またフィルムの剥離と
いう余分な工程を必要とした。
ムを使用するため製造費も高く、またフィルムの剥離と
いう余分な工程を必要とした。
このように従来法においては、加熱溶融した原料を簡単
に成型できないという不都合があった。
に成型できないという不都合があった。
一方、チーズ製品の製造に米粉を使用した例としては特
公昭42−15731号の発明がある。
公昭42−15731号の発明がある。
この発明の方法は、チーズに蛋白質物、殿粉質物のいず
れか一方あるいは双方を加え20〜30”Cで混練した
後筒にかけて粒状となし、これを70℃以上の温度で加
熱することを特徴とする粒状乾燥チーズの製造法である
。
れか一方あるいは双方を加え20〜30”Cで混練した
後筒にかけて粒状となし、これを70℃以上の温度で加
熱することを特徴とする粒状乾燥チーズの製造法である
。
そして、この発明の方法に使用する殿粉質物として上新
粉、白玉粉、繻米粉などの米粉が例示されているが、こ
の発明の方法は水分含量が10%以下の乾燥した粒状チ
ーズの製造を目的としているため、乾燥助剤として使用
する蛋白質物及びまたは殿粉質物の量は「チ−ズに対し
て等量ないしやや少なめ」という極めで多い量である。
粉、白玉粉、繻米粉などの米粉が例示されているが、こ
の発明の方法は水分含量が10%以下の乾燥した粒状チ
ーズの製造を目的としているため、乾燥助剤として使用
する蛋白質物及びまたは殿粉質物の量は「チ−ズに対し
て等量ないしやや少なめ」という極めで多い量である。
従って、この発明の方法により得られる製品はチーズの
風味がほとんどないという欠点がある。
風味がほとんどないという欠点がある。
さらに、この発明の方法においては、混練時において通
常プロセスチーズの加熱溶融温度である70〜85℃の
温度で加熱を行うと蛋白質物及びまたは殿粉質物の量が
多すぎるため熱凝固を生じ、加熱容器からの取り出し、
成型処理などの加工作業が不可能であるという欠点(す
なわち、熱時における加工性がないという欠点)がある
。
常プロセスチーズの加熱溶融温度である70〜85℃の
温度で加熱を行うと蛋白質物及びまたは殿粉質物の量が
多すぎるため熱凝固を生じ、加熱容器からの取り出し、
成型処理などの加工作業が不可能であるという欠点(す
なわち、熱時における加工性がないという欠点)がある
。
本発明者らは前記従来技術の問題点を解決するために研
究を行ない、生米粉をチーズ原料に特定の割合で添加す
ることにより、加熱溶融したときにおいても保型性と加
工性を有するチーズ製品を製造し得ることを見出した。
究を行ない、生米粉をチーズ原料に特定の割合で添加す
ることにより、加熱溶融したときにおいても保型性と加
工性を有するチーズ製品を製造し得ることを見出した。
本発明の目的は、加熱溶融時の原料を種々の形状に成型
し得る方法を提供することにある。
し得る方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、種々の形状に成型されたチーズ製
品を提供することにある。
品を提供することにある。
次に本発明の方法を詳細に説明する。
本発明の方法における出発原料は市販のナチュラル・チ
ーズ、市販の溶融塩、水及び市販の生米粉である。
ーズ、市販の溶融塩、水及び市販の生米粉である。
ナチュラル・チーズ、溶融塩及び水は従来のプロセス・
チーズの製造における出発原料と同一の量である。
チーズの製造における出発原料と同一の量である。
すなわち、ナチュラル・チーズは1種または2種以上を
用い、溶融塩はクエン酸塩、各種のオルトまたはポリ燐
酸塩であり、通常これらの1種または2種以上を、使用
するチーズ原料に対し約3%用い、そして水は通常チー
ズ原料に対し8%以上用いる。
用い、溶融塩はクエン酸塩、各種のオルトまたはポリ燐
酸塩であり、通常これらの1種または2種以上を、使用
するチーズ原料に対し約3%用い、そして水は通常チー
ズ原料に対し8%以上用いる。
生米粉は、常法により製造されたうるち米及びもち米の
粉であり、糊化等の処理がなされていない生の粉である
。
粉であり、糊化等の処理がなされていない生の粉である
。
すなわち、うるち米及びもち米をロール製粉機または胴
搗き製粉機により粉砕し、篩分けして製造され、粒度は
40〜120メツシユ、望ましくは80〜100メツシ
ユである。
搗き製粉機により粉砕し、篩分けして製造され、粒度は
40〜120メツシユ、望ましくは80〜100メツシ
ユである。
生米粉の主な組成は粗殿粉76〜82%、粗蛋白質5〜
7%である。
7%である。
しかし、生米粉中の殿粉の組成はうるち米粉がアミロー
ス約20%、アミロペクチン約80%であるのに対し、
もち米粉はアミロースカ存在せずアミロペクチンのみか
ら構成されている。
ス約20%、アミロペクチン約80%であるのに対し、
もち米粉はアミロースカ存在せずアミロペクチンのみか
ら構成されている。
そして使用するうるち生米粉ともち生米粉との割合は後
記する試験結果からうるち生米粉7〜3部ともち生米粉
3〜7部、望ましくはうるち生米粉6〜4部ともち生米
粉4〜6部である。
記する試験結果からうるち生米粉7〜3部ともち生米粉
3〜7部、望ましくはうるち生米粉6〜4部ともち生米
粉4〜6部である。
この生米粉を最終製品中5〜20%、望ましくは10〜
15%の割合で使用する。
15%の割合で使用する。
更に必要に応じ調味料あるいは食用の着色料を適宜添加
することもできる。
することもできる。
前記出発原料の所定量をチーズ溶融釜に入れ、従来のプ
ロセスチーズの製造法と同様に処理して加熱溶融し、攪
拌して均一な溶融物を得る。
ロセスチーズの製造法と同様に処理して加熱溶融し、攪
拌して均一な溶融物を得る。
この溶融物は溶融釜の壁、攪拌機等へ粘着せず、容易に
溶融釜から取り出すことができ、冷却することなく熱い
状態で種々の形状に成型することが可能である。
溶融釜から取り出すことができ、冷却することなく熱い
状態で種々の形状に成型することが可能である。
例えば溶融釜から取り出した溶融物を市販の製めんロー
ル機で線切りしてうどん状に成型することができる。
ル機で線切りしてうどん状に成型することができる。
また市販の包あん機により前記着色あるいは加味した溶
融物を着色あるいは加味しない溶融物で包むこともでき
、更に前者の溶融物を種々の形状で後者の溶融物の中に
入れることもできる。
融物を着色あるいは加味しない溶融物で包むこともでき
、更に前者の溶融物を種々の形状で後者の溶融物の中に
入れることもできる。
成型した溶融物を適宜包装し、放冷または冷却するか、
あるいは成型した溶融物を放冷または冷却し、包装し、
最終製品が得られる。
あるいは成型した溶融物を放冷または冷却し、包装し、
最終製品が得られる。
次に実施例を示して本発明の方法を更に詳述する。
〔実験1〕
この実験は種々の物質を添加して溶融したチーズ原料の
性状について比較したものである。
性状について比較したものである。
市販のオランダ産ゴーダチーズ6部と市販のオーストラ
リア産チェダーチーズ4部、1部の水、クエン酸ソーダ
とトリポリ燐酸ソーダとからなる市販の融解塩0.3部
及びこれらの原料の全量に対して市販のとうもろこし殿
粉、ワキシーラーン殿粉、ばれいしょ殿粉、糊化(いわ
ゆるα化)した殿粉、糊化したうるち米粉、糊化したも
ち米粉、うるち生米粉及びもち生米粉をそれぞれ10%
、20%添加し、チーズ溶融釜(クスナー社製)で80
℃に加熱溶融した。
リア産チェダーチーズ4部、1部の水、クエン酸ソーダ
とトリポリ燐酸ソーダとからなる市販の融解塩0.3部
及びこれらの原料の全量に対して市販のとうもろこし殿
粉、ワキシーラーン殿粉、ばれいしょ殿粉、糊化(いわ
ゆるα化)した殿粉、糊化したうるち米粉、糊化したも
ち米粉、うるち生米粉及びもち生米粉をそれぞれ10%
、20%添加し、チーズ溶融釜(クスナー社製)で80
℃に加熱溶融した。
そして得られた各試料について次の方法により保型性、
粘着性及び組織を試験し、各種添加物の影響を比較した
。
粘着性及び組織を試験し、各種添加物の影響を比較した
。
その結果を表1に示した。
(1)保型性
上面を開放した5crrl×5C1′I′L×5CTL
の容器に試料を入れ、80℃においてペネトロメーター
(中村医料理化器製)により硬度を測定し、降伏値(1
/cy7)を求めた。
の容器に試料を入れ、80℃においてペネトロメーター
(中村医料理化器製)により硬度を測定し、降伏値(1
/cy7)を求めた。
そしてこのようにして求めた降伏値と次の方法で試験し
た保型性との間の関係を求めた。
た保型性との間の関係を求めた。
80℃における試料をソフトアイスクリームディラシャ
−により半球形に成型した試料を5分静置した。
−により半球形に成型した試料を5分静置した。
そして形状の変化を観察し、さらにスプーンですくい取
って硬さ、脆さを試験した。
って硬さ、脆さを試験した。
その結果肉眼的保型性と降伏値との間には降伏値が20
0未満の場合は軟らかすぎて形状が変化し、800を越
える場合は脆い凝固状態となって可塑性が不良になるこ
とが判明し、結局200〜800の降伏値が良好な保型
性を有することが判明した。
0未満の場合は軟らかすぎて形状が変化し、800を越
える場合は脆い凝固状態となって可塑性が不良になるこ
とが判明し、結局200〜800の降伏値が良好な保型
性を有することが判明した。
従って、保型性の評価においては降伏値が200〜80
0のものを(−)、200未満及び800を越えるもの
を(+)の記号で示した。
0のものを(−)、200未満及び800を越えるもの
を(+)の記号で示した。
(11)粘着性
粘着性は加工性に大きな影響を及ぼすものであり80℃
における試料を次の方法で試験し、粘着性の強いものを
(+)、やや強いものを(+)、ないものを(−)の記
号で示した。
における試料を次の方法で試験し、粘着性の強いものを
(+)、やや強いものを(+)、ないものを(−)の記
号で示した。
保型性の試験に用いたと同一の5cfrL×5crIL
×5cIrLの容器に入れた試料から内径ICrrLの
チーズドライヤーにより直径1crrt×高さ約5C1
11の試料を取り出し、チーズトライアルに粘着してサ
ンプリングできないものを(升)、試料の表面が濡れか
つかなり粘着して加工性が不良なものを(+)、濡れが
なく良好なもの(いわゆるミーリー)を(−)とした。
×5cIrLの容器に入れた試料から内径ICrrLの
チーズドライヤーにより直径1crrt×高さ約5C1
11の試料を取り出し、チーズトライアルに粘着してサ
ンプリングできないものを(升)、試料の表面が濡れか
つかなり粘着して加工性が不良なものを(+)、濡れが
なく良好なもの(いわゆるミーリー)を(−)とした。
(由)組織
放冷後の試料を10℃において20人の被験者(男女各
10人)により官能的に試験し、過半数以上の被験者が
ザラツキ強いと回答した試料を(+)、ザラツキないと
回答した試料を(=)の記号で示した。
10人)により官能的に試験し、過半数以上の被験者が
ザラツキ強いと回答した試料を(+)、ザラツキないと
回答した試料を(=)の記号で示した。
表1から明らかなように殿粉、糊化殿粉及び糊化米粉の
10%添加試料はいずれも試料の熱時における保型性は
良好であるが、粘着性が強く加工性は不良であった。
10%添加試料はいずれも試料の熱時における保型性は
良好であるが、粘着性が強く加工性は不良であった。
これらを20%添加した試料は急激に降伏値が上昇し、
凝固状態を示し、また粘着性も強く、加工性は不良であ
った。
凝固状態を示し、また粘着性も強く、加工性は不良であ
った。
ただし、これらを20%添加した試料でもザラツキは生
じないので組織は良好であった。
じないので組織は良好であった。
うるち米粉のio%及び20%添加試料ぼ保型性も良好
であり粘着性も認められなかった。
であり粘着性も認められなかった。
ただし、うるち米粉添加試料は組織にザラツキが生じて
単独での使用は不可能であることが判明した。
単独での使用は不可能であることが判明した。
次に、もち米粉を10%及び20%添加した試料は保型
性及び組織は良好であったが、粘着性がやや認められ、
もち米粉を単独で添加することは不可能であることが判
明した。
性及び組織は良好であったが、粘着性がやや認められ、
もち米粉を単独で添加することは不可能であることが判
明した。
〔実験2〕
この実験は種々の物質の混合物を添加して溶融したチー
ズ原料の性状について比較したものである。
ズ原料の性状について比較したものである。
表2の第1欄に示した等景況合物を10%の割合で添加
したことを除き、実験1と同一の方法により試料を調製
し、実験1と同一の方法により保型性、粘着性及び組織
を試験し、各種添加物の混合物の影響を比較した。
したことを除き、実験1と同一の方法により試料を調製
し、実験1と同一の方法により保型性、粘着性及び組織
を試験し、各種添加物の混合物の影響を比較した。
その結果を表2に示した。
表2から明らかなように米粉と殿粉の混合物、糊化殿粉
あるいは糊化米粉との混合物、異種殿粉の混合物、異種
糊化殿粉の混合物及び糊化米粉の混合物を添加した試料
は保型性及び組織は良好であるが、粘着性が強く不良で
あった。
あるいは糊化米粉との混合物、異種殿粉の混合物、異種
糊化殿粉の混合物及び糊化米粉の混合物を添加した試料
は保型性及び組織は良好であるが、粘着性が強く不良で
あった。
しかし、うるち生米粉ともち生米粉との混合物を添加し
た試料は粘着性がなく、また保型性及び組織も良好であ
った。
た試料は粘着性がなく、また保型性及び組織も良好であ
った。
この試験結果から、うるち生米粉ともち生米粉との混合
物が望ましいことが判明した。
物が望ましいことが判明した。
〔実験3〕
この実験はうるち生米粉ともち生米粉との割合を決定す
るために行なわれた。
るために行なわれた。
うるち生米粉9部ともち生米粉1部からうるち生米粉1
部ともち生米粉9部までの表3第2.3欄に示す割合で
これらを混合した生米粉を10%及び20%の割合で添
加したことを除き、実験1と同一の方法により試料を調
製し、実験1と同一の方法により保型性、粘着性及び組
織を試験し、うるち生米粉ともち生米粉の割合の影響を
比較した。
部ともち生米粉9部までの表3第2.3欄に示す割合で
これらを混合した生米粉を10%及び20%の割合で添
加したことを除き、実験1と同一の方法により試料を調
製し、実験1と同一の方法により保型性、粘着性及び組
織を試験し、うるち生米粉ともち生米粉の割合の影響を
比較した。
その結果を表3に示した。表3から明らかなごとく、う
るち生米粉7部ともち生米粉3部から、うるち生米粉3
部ともち生米粉7部の混合範囲において保型性、粘着性
、組織ともに良好になることが認められた。
るち生米粉7部ともち生米粉3部から、うるち生米粉3
部ともち生米粉7部の混合範囲において保型性、粘着性
、組織ともに良好になることが認められた。
〔実験4〕
この実験は生米粉の添加量を決定するために行なわれた
。
。
うるち生米粉5部ともち生米粉5部とからなる生米粉を
表4の第1欄に示す割合で添加したことを除き、実験1
と同一の方法により試料を調製し、実験1と同一の方法
により保型性、粘着性及び組織を、そして次の方法で風
味を試験し、生米粉の添加量の影響を比較した。
表4の第1欄に示す割合で添加したことを除き、実験1
と同一の方法により試料を調製し、実験1と同一の方法
により保型性、粘着性及び組織を、そして次の方法で風
味を試験し、生米粉の添加量の影響を比較した。
その結果を表4に示した。
なお、風味は30人の被験者(男女各15人)により、
10℃に冷却した試料を2点比較法〔(化学の領域 増
刊36)推計学の化学及び生物学への応用、第3集、1
44ページ、南江堂、昭和34年6月〕で官能的に試験
し、対照として用いた市販のプロセス・チーズと比較し
て、21Å以上の被験者が「プロセス・チーズの風味と
同等又はやや劣る」と回答した試料を「−」、「プロセ
ス・チーズの風味より劣る又は極めて劣る」と回答した
試料を「+」と示した。
10℃に冷却した試料を2点比較法〔(化学の領域 増
刊36)推計学の化学及び生物学への応用、第3集、1
44ページ、南江堂、昭和34年6月〕で官能的に試験
し、対照として用いた市販のプロセス・チーズと比較し
て、21Å以上の被験者が「プロセス・チーズの風味と
同等又はやや劣る」と回答した試料を「−」、「プロセ
ス・チーズの風味より劣る又は極めて劣る」と回答した
試料を「+」と示した。
表4から明らかなように5%未満の生米粉を添加した試
料はチーズの保型性が不良であり、また粘着性も強く、
20%を越える生米粉を添加した試料はチーズの風味が
弱くなりしかも降伏値が高くなりすぎて好ましくないこ
とが判明した。
料はチーズの保型性が不良であり、また粘着性も強く、
20%を越える生米粉を添加した試料はチーズの風味が
弱くなりしかも降伏値が高くなりすぎて好ましくないこ
とが判明した。
従って本発明における生米粉の添加量は5〜20%であ
り、降伏値が300〜400の試料が成型等に都合がよ
いので特に10〜15%の添加量が望ましい。
り、降伏値が300〜400の試料が成型等に都合がよ
いので特に10〜15%の添加量が望ましい。
以上の各実験結果からうるち生米粉7〜3部ともち生米
粉3〜7部とからなる生米粉を5〜20%の割合で添加
した試料が、保型性、粘着性及び組織において特段の効
果を有するのに対し、とうもろこし殿粉、ワキシーコー
ン殿粉、ばれいしょ殿粉、あるいは糊化した殿粉、糊化
した米粉には熱時における保型性及び粘着性の改善には
何らの効果もない。
粉3〜7部とからなる生米粉を5〜20%の割合で添加
した試料が、保型性、粘着性及び組織において特段の効
果を有するのに対し、とうもろこし殿粉、ワキシーコー
ン殿粉、ばれいしょ殿粉、あるいは糊化した殿粉、糊化
した米粉には熱時における保型性及び粘着性の改善には
何らの効果もない。
この理由は明確ではないが、殿粉の糊化が大きく影響し
ているものと推定される。
ているものと推定される。
すなわち、実験1から明らかなように糊化糊粉、糊化米
粉に何らの効果もないことから、殿粉が完全に糊化した
場合効果がないことが認められる。
粉に何らの効果もないことから、殿粉が完全に糊化した
場合効果がないことが認められる。
生米粉の殿粉粒子はうるち、もちともに5〜7%の蛋白
質に保護されているため、チーズ溶融温度において糊化
され難いのに対し殿粉では殿粉粒子が他の成分に保護さ
れていないため、チーズ溶融温度において容易に糊化さ
れ効果が得られないものと推定される。
質に保護されているため、チーズ溶融温度において糊化
され難いのに対し殿粉では殿粉粒子が他の成分に保護さ
れていないため、チーズ溶融温度において容易に糊化さ
れ効果が得られないものと推定される。
本発明の方法により、加熱溶融時と同一温度において保
型性と加工性を有する溶融物を得ることができるので、
従来の加工チーズの製造法のように、型、帯状フィルム
を使用しなくとも衛生的に種々の形状のチーズ製品を製
造することが可能になった。
型性と加工性を有する溶融物を得ることができるので、
従来の加工チーズの製造法のように、型、帯状フィルム
を使用しなくとも衛生的に種々の形状のチーズ製品を製
造することが可能になった。
更に本発明の方法により、着色あるいは加味した溶融物
を着色あるいは加味しない溶融物で包み込んだチーズ製
品、あるいは前者の溶融物を後者の溶融物の中に種々の
形状で入れた、恰も金太部飴のようなチーズ製品も製造
し得る。
を着色あるいは加味しない溶融物で包み込んだチーズ製
品、あるいは前者の溶融物を後者の溶融物の中に種々の
形状で入れた、恰も金太部飴のようなチーズ製品も製造
し得る。
このように本発明は、従来の加工チーズの製造法では得
られない、種々の形状あるいは構造を有するチーズ製品
を製造できる極めてすぐれた方法である。
られない、種々の形状あるいは構造を有するチーズ製品
を製造できる極めてすぐれた方法である。
実施例 1
蒸気ジャケット、蒸気噴射口、攪拌翼、温度計、真空装
置を有する市販のチーズ溶融釜(クスナー社製)に夫々
粉砕した市販のオランダ産ゴーダチーズ6kg及びオー
ストラリア産チェダーチーズ4kgを入れ、クエン酸ナ
トリウムとトリポリ燐酸ナトリウムとからなる市販の融
解塩0.3kyと水1kgを加え、更にうるち生米粉(
商品名:上新粉。
置を有する市販のチーズ溶融釜(クスナー社製)に夫々
粉砕した市販のオランダ産ゴーダチーズ6kg及びオー
ストラリア産チェダーチーズ4kgを入れ、クエン酸ナ
トリウムとトリポリ燐酸ナトリウムとからなる市販の融
解塩0.3kyと水1kgを加え、更にうるち生米粉(
商品名:上新粉。
群馬製粉社製)0.5kgともち生米粉(商品名:もち
粉。
粉。
群馬製粉社製)0.5kgを加え、攪拌しながら加熱し
た。
た。
内容物の温度が80℃に達した後、加熱を中止した。
直ちに内容物を木製へらで取り出し、市販の製めんロー
ル機(新田鉄工社製)へ80℃で供給して線状に成型し
、のち放冷し、うどん状のチーズ製品的12kgを得た
。
ル機(新田鉄工社製)へ80℃で供給して線状に成型し
、のち放冷し、うどん状のチーズ製品的12kgを得た
。
実施例 2
生米粉の添加量をうるち生米粉(商品名:上新粉。
群馬製粉社製)0.42kgともち生米粉(商品名:も
ち粉。
ち粉。
群馬製粉社製)0.18kgとした以外は実施例1と同
一の配合割合の原料な80°Cで加熱溶融し、直ちに内
容物を木製へらで取り出し、レオンインクラステイング
マシンS 27 型(レオン自動機社製)に80℃で供
給して長径約4篩、短径約2c1rLの楕円球状(重量
約25′?)に成型し、放冷し、チーズ製品約440個
を得た。
一の配合割合の原料な80°Cで加熱溶融し、直ちに内
容物を木製へらで取り出し、レオンインクラステイング
マシンS 27 型(レオン自動機社製)に80℃で供
給して長径約4篩、短径約2c1rLの楕円球状(重量
約25′?)に成型し、放冷し、チーズ製品約440個
を得た。
実施例 3
生米粉の添加量をうるち生米粉(商品名:上新粉。
群馬製粉社製)0.84kgともち生米粉(商品名:も
ち粉。
ち粉。
群馬製粉社製)1.96kgとした以外は実施例1と同
一配合割合の原料を80℃で加熱溶融した。
一配合割合の原料を80℃で加熱溶融した。
次に、実施例2で使用したと同一のジオンインクラステ
ィングマシンS2フ型に80°Cで供給し、直径約3c
mの球状(重量約152)に成型し、放冷し、チーズ製
品約900個を得た。
ィングマシンS2フ型に80°Cで供給し、直径約3c
mの球状(重量約152)に成型し、放冷し、チーズ製
品約900個を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原料チーズに水、融解塩及び最終製品中5〜20%
(重量)の割合の生米粉を添加し、加熱溶融し、溶融状
態で成型し、製造することを特徴とする熱時保型性と加
工性とを有するチーズ製品の製造法。 2 生米粉がうるち生米粉7〜3部(重量)ともち生米
粉3〜7部(重量)とからなる特許請求の範囲第1項記
載のチーズ製品の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10822281A JPS5921580B2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | チ−ズ製品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10822281A JPS5921580B2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | チ−ズ製品の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5813348A JPS5813348A (ja) | 1983-01-25 |
| JPS5921580B2 true JPS5921580B2 (ja) | 1984-05-21 |
Family
ID=14479132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10822281A Expired JPS5921580B2 (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | チ−ズ製品の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5921580B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5952030A (en) * | 1997-06-04 | 1999-09-14 | Jakob Nelles | Method for the manufacture of reduced and low-fat pasta filata cheese |
-
1981
- 1981-07-13 JP JP10822281A patent/JPS5921580B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5813348A (ja) | 1983-01-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Radley | Industrial uses of starch and its derivatives | |
| US4948615A (en) | Extruded gelled products | |
| US4781932A (en) | Food shell and method of manufacture | |
| JPH0551267B2 (ja) | ||
| CZ288915B6 (cs) | Způsob výroby rychle rehydratovaného potravinářského výrobku | |
| JPH0551268B2 (ja) | ||
| JPH09238630A (ja) | 餅様食品及びその製造方法 | |
| JPS5921580B2 (ja) | チ−ズ製品の製造法 | |
| JPH1056A (ja) | クッキー類などを含有するソフトキャンディ及びその製造方法 | |
| JP6004676B2 (ja) | 加熱調理不要な冷麺類およびその製造方法 | |
| JP2761874B2 (ja) | 澱粉食品の製造法 | |
| CN100581387C (zh) | 一种方便快餐米粉的加工方法 | |
| JPS6135816B2 (ja) | ||
| JP2711510B2 (ja) | 餅の製造法 | |
| EP0155782A1 (en) | Cheese foods containing mashed potato and manufacturing process therefor | |
| JPH0838085A (ja) | 早戻りパスタの製造方法 | |
| JPH0251582B2 (ja) | ||
| JPH0532015B2 (ja) | ||
| JP3688815B2 (ja) | レトルト処理耐性を有する餅又は団子とその製造方法及びレトルト食品 | |
| JP3388303B2 (ja) | レトルトライス及びその製造法 | |
| JP4184878B2 (ja) | ジェランガムコーティング澱粉およびそれを用いた食品 | |
| JPH03201948A (ja) | ソフトな米菓の製造法 | |
| JP2000093105A (ja) | 油脂コーティング澱粉、それを用いたほぐれを改良した麺類およびその製造方法 | |
| JPH1084894A (ja) | ほぐれを改良した麺類 | |
| JPH02167032A (ja) | 大福餅の製造法 |