JPS5943139B2 - 袋詰高濃度ブラツクコ−ヒ−の製法 - Google Patents

袋詰高濃度ブラツクコ−ヒ−の製法

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JPS5943139B2
JPS5943139B2 JP55123587A JP12358780A JPS5943139B2 JP S5943139 B2 JPS5943139 B2 JP S5943139B2 JP 55123587 A JP55123587 A JP 55123587A JP 12358780 A JP12358780 A JP 12358780A JP S5943139 B2 JPS5943139 B2 JP S5943139B2
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  • Tea And Coffee (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、袋詰高濃度ブラックコーヒーの製法に関する
もので、より詳細には、レギュラー ・コーヒーとして
飲まれているコーヒーの風味を抽出し、そのまま保存す
ることを可能にした袋詰高濃度ブラックコーヒーの製法
に関する。
焙煎コーヒー豆をそのまま数ケ月保存すると、コーヒー
中に含まれる油の自動酸化等により異臭を発生し、飲む
に耐えないものとなる。
焙煎コーヒー豆の上述した変質を防止し、長期間の保存
を可能にしたコーヒー製品も既に各種知られている。そ
の最も代表的なものは、インスタントコーヒーと呼ばれ
るものであり、このものは、焙煎コーヒー豆を、150
〜180′Cの高温水で抽出し、固形分濃度25乃至3
0%の抽出液を噴霧乃至凍結濃縮して、粉末乃至は顆粒
化することにより製造される。また、罐詰コーヒーにお
いて、焙煎コーヒー豆を120乃至150℃の熱水で抽
出し、この抽出液に砂糖を添加し、罐に充填し、巻締を
行つた後、130OCで30分間のようなレトルト殺菌
を行うことにより製造される。更に、アセプテイツク(
無菌)コーヒーと呼ばれる製品は、やはり焙煎コーヒー
を120乃至150℃の熱水で抽出し、この抽出液に砂
糖を添加した後、容器外殺菌を行い、ポリエチレンコー
ト紙容器、樹脂−金属箔ラミネートのパウチ、ポリエチ
レン容器等に充填し、密封することにより製造されてい
る。更にまた、アイスコーヒー用のコーヒーシロツプは
、高度に焙煎した豆から上記と同様にコーヒー砂糖液を
調製し、ピンに充填した後、100℃で2時間程度の湯
殺菌を行うことにより製造されている。しかしながら、
これらのコーヒー製品は、レギュラーコーヒーの風味か
らはかなり劣る風味を有するものであり、風味の向上が
望まれている。
また、液の形のコーヒー製品は何れも砂糖が添加された
ものであり、砂糖が未添加の場合には、コーヒー本来の
風味が更に失われる傾向がある。しかしながら、コーヒ
ーの愛好者には、砂糖未添加のコーヒー、即ちブラック
コーヒーを嗜好するものもあり、また砂糖は長期間保存
中に褐変してコーヒーの香味を悪影響を及ぼすおそれも
あるので、コーヒー製品に砂糖を添加することは望まし
いことではない。更にまた、従来の液状のコーヒー製品
においては、高温での抽出を行うことに関連して、渋味
を増すタンニンやタンニン化合物の抽出量が多く、また
タンニンの分解物であるピロガロール酸による不快味が
出る傾向があり、しかも殺菌時に高温で長時間の加熱を
受けるため、一層このような変質が倍加される。
本発明者は、焙煎コーヒー豆を50℃以下の温水で抽出
して濃度が5%以上のコーヒーを調製すると、このコー
ヒーは袋詰にした時、これを実質上無菌にするに必要な
殺菌が著しく緩和された条件で可能となり、しかも袋詰
ブラツクコーヒ一の風昧が著しく向上することを見出し
た。
即ら、本発明によれば、焙煎コーヒー豆を50℃以下の
低温水で可溶性固形分濃度が501)以上となるように
抽出する工程と、ヒートシール可能な内面樹脂層と金属
箔とのラミネートから成るパウチに前記コーヒー液を充
填し、密封する工程と、このコーヒー包装体を115℃
以上の加熱温度で1分30秒間以内の時間加熱して殺菌
する工程とから成ることを特徴とする袋詰高濃度ブラツ
クコーヒ一の製法が提供される。
本発明を以下に詳細に説明する。
従来のコーヒー製品が120℃以上のような高温の熱水
で焙煎コーヒー豆を抽出するものであることは既に前述
した通りである。
しかして、この・:*抽出法によるコーヒーは、それ自
体風昧に劣るばかりでなく、殺菌密封包装体とするとき
、かなり苛酷な殺菌を必要とするという問題もあるので
ある。本発明においては、先ず、袋詰にするコーヒーを
、焙煎コーヒー豆を50℃以下の温度の水で、しかも可
溶性固形分濃度が5(f)以上となるように抽出するこ
とにより調製することが極めて重要である。
即ち、本発明においては、コーヒー抽出時の温度によ
つて包装されたコーヒーを無菌化するのに必要な殺菌条
件が犬巾に変化すること、及び充填するコーヒーの水抽
出温度を50℃以下に抑制するときには軽い程度の殺菌
、即ち比較的低温乃至τ は短時間の殺菌で無菌化が可
能となることに特徴を有するものである。
後述する第1表は、ブラジノいサントス應2のコーヒー
豆を通常のレギユラーコーヒ一用に焙煎したものを、細
挽きしたものを、各温度の水で抽出つ し、可溶性固形
分の濃度の異なるブラツク・コーヒーを調製し、このコ
ーヒーを、ポリオレフインアルミ箔−ポリエステル製の
ラミネート・パウチに充填し、密封後、87℃の温度で
1ケ月及び6ケ月保存試験に賦した結果を示す。
するに必要な殺菌条件が著しく緩和されることがわかる
更に第1表の結果はコーヒー中の可溶性固形分の濃度を
高くすることが、やはり殺菌条件を緩和するのに有効で
あることを示唆している。この理由は、本発明による低
温抽出ではコーヒーのPHが5.5未満、特に5.2以
下のように低くなること、及び低温抽出によりコーヒー
の変敗を防止するような成分が有効に残されていること
が原因と考えられる。更に、第1表に示した袋詰コーヒ
ーをレトルト殺菌し、その直後に官能試験に賦した結果
は、第1表中のレトルト条件の項に、カツコ内の数値と
して示されている。
この官能試験は、25名のパネラ一を使用し、コーヒー
の香昧(フレーバ一)を0点乃至10点の11段階で評
価させ、各パネラ一による点を平均することにより行な
つた。この官能試験によると、50℃以下の低温抽出に
よりコーヒーのPHを5.5未満、特に5.2以下とな
るように、しかも濃度を5%以上とした場合に、コーヒ
ーの優れた風味が保持されること、及びレトルト殺菌を
短時間で行つた方がコーヒーの風昧が保持されることが
判明する。コーヒー豆としては、通常のレギユラーコー
ヒ一に使用されている豆は全て使用でき、これらは謂所
ストレートでもブレンドでもよい。
焙煎の程度は、通常のレギユラーコーヒ一と同等でよい
が、焙煎が幾分浅目で飽まれることの多いモカ・・・ラ
一のような酸昧の強いコーヒーの場合に、本発明の優れ
た作用効果が一層顕著に発揮されることになる。また苦
昧の強い豆、例えばキリマンジヤロの場合にも、優れた
作用効果が発揮される。粉砕は、所謂細挽きと呼ばれる
当りが適当であり、35メツシユ篩(タイラ一標準)を
通過し、48メツシユ篩を通過しない粒度のものが最も
良い結果を与える。本発明においては、既に前述した如
く、5『C以下の温度の水を使用し、且つ可溶性固形分
濃度が5%以上となるように抽出を行う。
この抽出処理は、それ自体公知の回分式或いは連続式の
固一液抽出装置を用いて行うことができ、例えばバツチ
式で浸漬を行う方法、充填塔に水を通す方法、フイルタ
ープレスを用いる方法、連続式ミキサーセトラ一法等を
用いることができる。抽出条件は、前述した温度と濃度
とが満足される限り特に制限はないが、抽出時間は10
分乃至12時間の範囲内から、温度や抽出方法によつて
適当な時間を選択するのがよい。伺、抽出は1段の抽出
でも、多段抽出でもよく、連続抽出や多段抽出の場合に
は、コーヒー豆と水とを向流式或いは併流式に接触させ
ることができる。抽出終了後得られるコーヒー液は必要
により瀘過して、舌に残るコーヒー豆残渣を除去する。
また、コーヒー豆中のオイル分が同時に抽出される場合
には、これを除去してもよいし、或いは乳化剤等を添加
してこれをホモジナイズしてもよい。本発明において、
温度及び濃度を前述した範囲とすることは、加熱殺菌処
理の上で前述した顕著な利点をもたらす。
これに加えて、低温抽出により、渋昧を増すタンニンや
タンニン化合物の抽出が少ない、ピロガロール酸による
不快味が出ない:全体的に味がまろやかである:という
利点が達成される。更に、濃度を5%以上としたことに
より、包装容積が少なくなり、包装費が節減できる;容
積の減小により内容積当りの表面積の比が大となり、そ
の結果が熱伝達量が大となつて殺菌時間の一層の短縮が
可能となる:喫飲時に熱湯で薄めた場合、容易にホツト
コーヒ一となる:高濃度であり、稀釈倍率が高められる
ため、内面材からの不快臭(ポリ臭)が軽減される:等
の利点も達成される。コーヒー中の可溶性固形分濃度が
あまりも高すぎる場合には、粘性が大きくなつて容器外
への取出しが困難となり、また水での再稀釈も困難とな
るから、濃度の上限は30%程度に抑えるべきである。
本発明において、上記コーヒーを充填する容器として、
ヒートシール可能な内面樹脂層と金属箔とのラミネート
から成るパウチを使用する。
内面樹脂層としては、低−、中一或いは高一密度のポリ
エチレン、アイソタクテイツク・ポリプロピレン、結晶
性エチレンープロピレン共重合体、エチレン臼酢酸ビニ
ル共重合体、アイオノマーのようなポリオレフイン類;
ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレ
フタレート等のポリエステル類、ナイロン6、ナイロン
66、ナイロン12等のナイロン類;ポリエステルエー
テル等のヒートシール性を有する熱可塑性樹脂が使用さ
れる。この内面樹脂層としては、ポリオレフイン系樹脂
を用いることが特に望ましい。即ち、ポリエステル、ナ
イロン等を内面材料とする場合には、コーヒー中の酸昧
が低下し、内容コーヒーのpHを高くなつて風昧が低下
する傾向が認められるが、ポリオレフインを内面材料と
することにより、コーヒー中の酸昧を低下させることな
く、内容コーヒーのpHを充填時のそれに保つことが可
能となる。パウチをアルミ箔等の金属箔で形成すること
は、内容コーヒーの保存性の点で重要である。
即ち、この金属箔は、内容コーヒーへの酸素透過や、内
容コーヒー中の香りの容器外への逸散を防止し、香昧を
保存する作用を行う。容器の取扱い時、或いは加熱殺菌
時に、金属箔にマイクロクラツクやヒソホールが発生す
るのを防止するために、金属箔の外面側に、保護樹脂層
を設けることができる。
このような保護樹脂層としては、ヒートシール用内面層
よりも高い融点を有する合成樹脂フイルム、例えばポリ
エチレンテレフタレートの如きポリエステルフイルムが
好適に使用される。勿論、このポリエステルフイルムは
、金属箔の外面だけではなく、内面側、即ち金属箔とヒ
ートシール用内面層との間にも設けられていて、金属箔
へのマイクロクラツク等の発生を完全に防止するような
構造となつていてもよい。パウチに好適なラミネートの
例は、ポリエチレン/アルミ箔/ポリエステル、ポリプ
ロピレン/アルミ箔/ポリエステル、ポリプロピレン/
ポリエステル/アルミ箔/ポリエステル、ポリプロピレ
ン/ナイロン/アルミ箔/ポリエステル等である。コー
ヒーの充填に際して、上述したラミネートのテープは、
それ自体公知の自動製袋充填機に送られ、ラミネートの
ヒートシール用内面樹脂層が内側となるように重ね合さ
れ、重ね合されを、端縁部を例えば加熱ローラによりヒ
ートシールすることにより包状に成形される。
この包状成形品の下端縁をヒートシールした後、包状体
に挿入されているノズルよりコーヒーが充填される。コ
ーヒー充填後、包状体の上端部が内部に空気を可及的に
含まない状態でヒートシールされ、充填・密封が完了す
る。本発明においては、かくして形成されるパウチ包装
体は、10[m以下の厚みを有するように、パウチの寸
法及び充填量を決定するのが望ましい。
既に前述した通り、パウチ包装体の中心への伝熱時間は
その厚みによつて著しく大きな影響を受ける。しかして
、本発明によれば、パウチ包装体の厚みを10[m以下
とすることにより、加熱殺菌時における包装体中心への
伝熱時間を減少させて、無菌下に必要な殺菌時間を90
秒以下とする。バウチへのコーヒーの充填量は、コーヒ
ー茶碗一杯分の量であり、この量は濃度によつても相違
するが、一般に2乃至20mlの量である。一方、パウ
チの寸法は、一般に巾15乃至70nm1長さ50乃至
150[[Inの範囲から充填後の包装体の厚みが10
[I1nl以下となるように、諸寸法及び充填量を決定
する。レトルト殺菌は、115°C以上の温度で1分3
0秒間以内の時間行なう。
これにより、殺菌時や保存時における香昧変化を防止す
ることが可能となる。好適な殺菌条件は、145℃以上
で60秒以内、150℃以上で50秒以内というもので
ある。レトルト殺菌は、レトルト内に飽和蒸気乃至は過
熱蒸気を単独乃至は空気との組合せを使用して行われ、
連続式或いはバツチ式で行われる。レトルト内には、パ
ウチ包装体を直接導入しても、或いは予熱した後導入し
てもよい。本発明を次の例で説明する。
実施例 1 ブラジル・サントス應2のミデイアム・ロース卜11k
9を粉砕して#35メツシユの篩を通過し、#60メツ
シユの篩は通過しない粉を集めると10k9になつた。
10k9の豆のうち5k9を20lの水と混合し、12
時間浸漬した。
このコーヒー液をスラリーと共にカラムに充填した。カ
ラムで液とスラリーを分離する部分には目の荒いガラス
・フイルターを用いた。上部から水を供給しながら、カ
ラム下部からコーヒー液を分離し、その量が20lにな
るまで続けた。この液には可溶性固形分として5、9%
のコーヒーが含まれていた。さらに薄い液を7.5l程
得た。20lの5.9%コーヒー液と残り5kgの新し
い粉を攬拌混合し、粉が沈むようになつてから攪拌を停
止した。
この浸漬液を12時間放置した後カラムに充填し、スラ
リーと液を分離した。このときに上部から補給した液は
7.5lの薄い液を使用した。今回も20lの液を分離
したが、このコーヒー液には11.5(f)の可溶性固
形分が含まれていた。コーヒーの最多嗜好濃度は1.4
3%であるから、この濃度は約8倍の濃度ということに
なる。このコーヒー液のPHは5,1であつた。これと
は別に、このコーヒー液を充填密封するパウチを用意し
た。
このパウチは中間にアルミ箔を含み、外層にポリエステ
ル、内面材としてポリプロピレンを使用した。このフイ
ルム原反を幅70n0nに切断し、製袋充填シール機で
製袋しながら充填した。シールは液中シールとなるので
、パウチ内に空気は含まれていない。このときの充填量
は一袋につき12m1で寸法は内寸で長さ901m1最
大幅301n011最大厚み9n0nとなる。201の
コーヒー液から、全部で1660袋の袋詰高濃度コーヒ
ー液が得られた。
次に加熱殺菌処理を行なつた。
レトルト温度は145℃でレトルト時間は60秒である
。殺菌装置は実質的にカム・アツプ・タイムがOである
連続殺菌機を用いた。殺菌処理の終了後直らに開封し、
試飲を行なつた。コーヒーカツプに液を入れ沸騰水を注
いで100m1に稀釈した。ペーパー・フイルタ一を使
つて同一豆から抽出したレギユラー・コーヒーに比較し
てもコクや風昧の点で優れていた。残りの小袋詰コーヒ
ー液は室温にて保存し、6か月、12か月、24か月後
に試飲したが、レトルト直後と同様な風味が味わえた。
実施例 2 モカ・パラ一をミデイアム・ローストに焙煎し、粉砕機
にかけて#35メツシユの篩を通過するコーヒーの粉末
10k9を得た。
この粉のうら6.15k9を24.61の水と混合し、
粉が沈降するようになるまで撹拌した。この混合液をフ
イルタ一・プレスにかけ15.41のコーヒー液を得た
。これを残りの粉3.85k9に混合し、同様の操作を
経てコーヒー液9.61を得た。このコーヒー液の濃度
は可溶性固形分含量にして11.5%であつた。またP
Hを測定したところ4.8であつた。このコーヒー液を
充填するパウチは内面にポリエチレンを用い中間層にア
ルミ箔、外面にはナイロンを使用したもので、幅70m
にスリツトした後、製袋しながら充填密封した。このと
きのシールは液中シールで実質的に空気は含まれていな
い。1袋当たりの充填量は12m1で、充填シール後の
パウチの形状は内寸で長さ90[[11n、最大幅30
m1[[l、最大厚みは9101nであつた。
次にこの袋詰コーヒーにレトルト処理を行なつた。レト
ルト条件は温度が120℃、保持時間は90秒、このと
きのカム・アツプタイムは3分で冷却時、1200Cか
ら80℃まで降下した時間は40秒であつた。レトルト
後、直ちに開封し、液をコーヒーカツプに注ぎ、沸騰水
で全量が100m1になるまで稀釈し、試飲した。同一
の豆をサイフオンで入れたコーヒーに比較し、コクやま
ろやかさでは上回り、香りも同程度のレベルであつた。
さらに、このレトルト済袋詰コーヒーを30℃にて保存
した。3か月、6か月後にも、レトルト直後と同様に試
飲を行なつたが、モカ一・ラ一特有の酸昧も十分保持さ
れており、官能的な変化は見られなかつた。
実施例 3 コーヒー豆の中では比較的苦昧の強い豆である「キリマ
ンジヤロ」を一・イ・ローストに焙煎し、グラニユライ
ザ一で粉砕した。
このときの粒度は大は#28メツシユをやつと通過する
程度のものから小は#60メツシユを通過するような微
粉まで含まれていたが、主体は#35メツシユ近辺のも
のが占めていた。この様な粒度構成の粉101<9を4
01の水と混合し、粒に付着する気泡を除いて大粒子が
速やかに降下するようになるまで撹拌した。この液を約
12時間静置したあと再度攪拌し、微粉を浮かせる。撹
拌を停止した後、5分間程静置すると、微粉を除く大き
な粒子は沈降するので、上部の微粉を含む液と下部の大
粒子を主体としたスラリー部分を分離する。微粒子懸濁
液は遠心分離によつて微粒子と上澄液とに分離するスラ
リー状の部分は下部に荒いフイルタ一をもつカラムに入
れ、上部から水を供給しながら、151のコーヒー液を
流下させる。遠沈によつて得た上澄液と合わせると計4
01のコーヒー液が得られる。この液の濃度は可溶性固
形分量にして5,9%である。この液と新しいコーヒー
粉10kgを混合し、同様な操作を行なうと、11.5
01)のコーヒー液が401得られる。ここでPHを測
定してみると5.6となつていたので、10/)クエン
酸溶液を添加し、PHを4,9に調節した。コーヒーの
最多嗜好濃度は1.43%であるから、この濃度は約8
倍ということになる。1カツプの容積を100m1とす
ると、8倍濃度のコーヒー液401は3200カツプ分
ということになる。
この8倍濃度のコ一ヒ一液12.5m1をパウチに充填
する。このパウチの構成は内面材にポリプロピレン、中
間にアルミ箔、外層にポリプロピレンを用いたもので、
70nn幅にスリツトしたものである。この様なラミネ
ート・フイルムを製袋しながら充填し、液中でシールを
行なう。従つて特に脱気を考慮しなくても実質的に含気
されていないことになる。この充填密封したコーヒー液
を加熱殺菌にかける。この殺菌には実質的にカム・アツ
プタイムがOであ連続殺菌機を用い、レトルト温度は1
35℃でこの温度をかける時間が90秒とした。このと
き殺菌価を測定するとFO=4.7に達していた。加熱
殺菌処理を実施した直後、一部の袋詰コーヒーを試飲し
た。パウチを開封し、コーヒーカツプに注ぎ、沸騰水で
、全量が100m1になるよう稀釈した。同じ豆をサイ
フオン式でいれたものに比べるとコクやマイルドさで優
れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 焙煎コーヒー豆を50℃以下の低温水で可溶性固形
    分濃度が5%以上となるように抽出する工程と、ヒート
    シール可能な内面樹脂層と金属箔とのラミネートから成
    るパウチに前記コーヒー液を充填し、密封する工程と、
    このコーヒー包装体を115℃以上の加熱温度で1分3
    0秒間以内の時間加熱して殺菌する工程とから成ること
    を特徴とする袋詰高濃度ブラックコーヒーの製法。 2 パウチへのコーヒー液の充填を、包装後のパウチの
    厚みが10mm以下となるように行なう特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3 前記内面樹脂層がポリオレフィンである特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
JP55123587A 1980-09-08 1980-09-08 袋詰高濃度ブラツクコ−ヒ−の製法 Expired JPS5943139B2 (ja)

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