JPS5945753B2 - 耐硫化水素割れ性に優れたラインパイプ用鋼並びにその製造法 - Google Patents
耐硫化水素割れ性に優れたラインパイプ用鋼並びにその製造法Info
- Publication number
- JPS5945753B2 JPS5945753B2 JP55178999A JP17899980A JPS5945753B2 JP S5945753 B2 JPS5945753 B2 JP S5945753B2 JP 55178999 A JP55178999 A JP 55178999A JP 17899980 A JP17899980 A JP 17899980A JP S5945753 B2 JPS5945753 B2 JP S5945753B2
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- Japan
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- strength
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- cracking resistance
- resistance
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は強度レベルがAPIX−60〜X−80クラス
の高強度で高靭性、高溶接性を有する耐硫化水素(H2
S)割れ性に優れたラインパイプ用鋼とその製造法に関
するものである。
の高強度で高靭性、高溶接性を有する耐硫化水素(H2
S)割れ性に優れたラインパイプ用鋼とその製造法に関
するものである。
近年、エネルギー事情の逼迫から多量のH2Sを含む、
所謂サワーガス田やサワー油田の開発が盛んに行なわれ
るようになり、生産されたガスや原油の輸送用ラインパ
イプの需要も増加している。
所謂サワーガス田やサワー油田の開発が盛んに行なわれ
るようになり、生産されたガスや原油の輸送用ラインパ
イプの需要も増加している。
然しなかも、このようなサワーガスやサワー原油の輸送
用ラインパイプでは湿潤なH2Sによる割れが生ずる場
合があり、破壊事故につながる危険性がある。
用ラインパイプでは湿潤なH2Sによる割れが生ずる場
合があり、破壊事故につながる危険性がある。
湿潤H2Sにより鋼材に生ずる割れとしては、水素誘起
割れ(HIC)と硫化物応力腐食割れ(SSCC)が知
られている。
割れ(HIC)と硫化物応力腐食割れ(SSCC)が知
られている。
HICは材料強度によらずまた外部応力が存在しなくて
も発生することからラインパイプのような比較的低強度
の材料でも大きな問題となる。
も発生することからラインパイプのような比較的低強度
の材料でも大きな問題となる。
HICはH2Sを含む環境下で腐食により発生した水素
が鋼中に侵入し、非金属介在物の界面などに集積し、そ
の内圧で生ずる水素脆性の一種であり、防止策としては
従来から微量のCuを鋼に添加することによる水素侵入
の抑制やCa、稀土類金属処理による非金属介在物の形
状制御などが有効であることが知られている。
が鋼中に侵入し、非金属介在物の界面などに集積し、そ
の内圧で生ずる水素脆性の一種であり、防止策としては
従来から微量のCuを鋼に添加することによる水素侵入
の抑制やCa、稀土類金属処理による非金属介在物の形
状制御などが有効であることが知られている。
一方5sccは比較的高強度の材料に応力が作用した場
合に生ずる割れで、ラインパイプでも硬化組織を生じ易
い溶接部で問題となり、5scc防止には一般に材料強
度の低下が有効であることが知られている。
合に生ずる割れで、ラインパイプでも硬化組織を生じ易
い溶接部で問題となり、5scc防止には一般に材料強
度の低下が有効であることが知られている。
ところで最近のラインパイプの動向として、操業圧力を
あげ輸送効率を高めるための厚肉高強度化や寒冷地向げ
に高靭性化の要求がますます強まる傾向にあるが、この
ような要求は耐H2S割れ性と両立しない場合が多い。
あげ輸送効率を高めるための厚肉高強度化や寒冷地向げ
に高靭性化の要求がますます強まる傾向にあるが、この
ような要求は耐H2S割れ性と両立しない場合が多い。
一般に高強度になるほど、H2S割れ感受性は大きくな
るため、高強度材でのH2S割れ防止は従来技術を単に
組み合わせただけでは困難である。
るため、高強度材でのH2S割れ防止は従来技術を単に
組み合わせただけでは困難である。
高強度化を図る場合、通常各種の合金元素が用いられる
が、耐H2S割れ性の点から有害な元素もあり、また溶
接部の硬度も高くなることから溶接部の5scc防止も
困難となる。
が、耐H2S割れ性の点から有害な元素もあり、また溶
接部の硬度も高くなることから溶接部の5scc防止も
困難となる。
さらにラインパイプは製造、敷設に際して溶接施工を行
なうが、高強度材では溶接時の低温割れも生じ易く、そ
の防止も重要な問題である。
なうが、高強度材では溶接時の低温割れも生じ易く、そ
の防止も重要な問題である。
本発明はラインパイプ材として必要な強度、靭性、溶接
性を維持し、かつ湿潤H2S環境下での耐割れ性に優れ
た鋼材とその製造法を与えるもので、具体的にはAPI
X−60〜X−80クラスの高強度を有するラインパイ
プ材を対象とし、寒冷地での使用に耐える十分な低温靭
性、低温割れを生じない良好な溶性性とサワー用途での
十分な耐シ≦H2S割れ性を兼備した鋼材を提供するも
のである。
性を維持し、かつ湿潤H2S環境下での耐割れ性に優れ
た鋼材とその製造法を与えるもので、具体的にはAPI
X−60〜X−80クラスの高強度を有するラインパイ
プ材を対象とし、寒冷地での使用に耐える十分な低温靭
性、低温割れを生じない良好な溶性性とサワー用途での
十分な耐シ≦H2S割れ性を兼備した鋼材を提供するも
のである。
従来、サワー環境下での耐H2S割れ性の向上には、前
述の如く微量のCu添加やCa処理による介在物形状制
抑などが有効であることが知られているが、鋼の強度が
高くなると、いづれの対策も割れを完全に防止すること
は困難になる。
述の如く微量のCu添加やCa処理による介在物形状制
抑などが有効であることが知られているが、鋼の強度が
高くなると、いづれの対策も割れを完全に防止すること
は困難になる。
これは材料強度が高くなるほどH2S割れ感受性が高(
なるという一般的傾向によるが、さらには高強度高靭性
化のため合金元素の添加量が増大することが大きく影響
する。
なるという一般的傾向によるが、さらには高強度高靭性
化のため合金元素の添加量が増大することが大きく影響
する。
例えばMoやNiは高強度高靭性化を図る際によく用い
られる元素であるが、これらは微量Cu添加による水素
侵入抑制効果を害ない、耐H2S割れ性を劣化させる。
られる元素であるが、これらは微量Cu添加による水素
侵入抑制効果を害ない、耐H2S割れ性を劣化させる。
また合金元素の増加は、鋼中で偏析した場合その偏析を
高めるため、割れ感受性の高い低温変態生成物の形成を
招き易く耐H2S割れ性を劣化させる。
高めるため、割れ感受性の高い低温変態生成物の形成を
招き易く耐H2S割れ性を劣化させる。
さらには溶接部の硬度上昇を招くため、5SCCの防止
を著し、く困難とさせる。
を著し、く困難とさせる。
本発明者らは上記の状況に鑑み、高強度高靭性化と耐H
2S割れ性の両立を図るため基礎的な検討を重ねた結果
、鋼中の合金成分の組合せとそれらの成分範囲を最適に
することにより、またさらにスラブでの偏析軽減のため
の圧延、熱処理を組合せることによりその目的を達成で
きることを見い出した。
2S割れ性の両立を図るため基礎的な検討を重ねた結果
、鋼中の合金成分の組合せとそれらの成分範囲を最適に
することにより、またさらにスラブでの偏析軽減のため
の圧延、熱処理を組合せることによりその目的を達成で
きることを見い出した。
具体的には、C<0.05%、Siく0.50%、Mn
1.0〜2−0%、P<;:0.030%、Sく0.
002%、Cu O,20〜0.80%、Cr<1.0
%、N i <、 1.0%、Mo <0.05%、A
Io、01〜0.1%、Nく0.01%、CaO900
1〜0008%を含み、さらにNb O,01〜0,1
5%、Vo、01〜0.15%、Ti 0.01〜0.
10%、Zr 0.01〜0.10%、B 0.000
5〜0.0050%の1種又は2種を含み、残部は実質
上鉄及び不可避的不純物より成り、かつC,Si 、M
n、Cu、Cr、Ni、Mo、V、Bの含有量が下記(
1)式を満足することを特徴とするものであり、さらに
上記組成の鋼のスラブを1100〜1350℃で5〜7
0%圧延した後1100〜1350℃で1〜100時間
保持し、次いで所定板厚まで最終圧延する゛ことを特徴
とするものである。
1.0〜2−0%、P<;:0.030%、Sく0.
002%、Cu O,20〜0.80%、Cr<1.0
%、N i <、 1.0%、Mo <0.05%、A
Io、01〜0.1%、Nく0.01%、CaO900
1〜0008%を含み、さらにNb O,01〜0,1
5%、Vo、01〜0.15%、Ti 0.01〜0.
10%、Zr 0.01〜0.10%、B 0.000
5〜0.0050%の1種又は2種を含み、残部は実質
上鉄及び不可避的不純物より成り、かつC,Si 、M
n、Cu、Cr、Ni、Mo、V、Bの含有量が下記(
1)式を満足することを特徴とするものであり、さらに
上記組成の鋼のスラブを1100〜1350℃で5〜7
0%圧延した後1100〜1350℃で1〜100時間
保持し、次いで所定板厚まで最終圧延する゛ことを特徴
とするものである。
次に本発明鋼の各成分の限定理由について述べる。
Cは一般に鋼の強化元素として主要なものであるが、本
発明では耐H2S割れ性の点からその上限を0.05%
と規制し、強度は他の合金元素で確保することを特徴と
している。
発明では耐H2S割れ性の点からその上限を0.05%
と規制し、強度は他の合金元素で確保することを特徴と
している。
Cが0.05%を越えると本発明の目的であるAPIX
−60〜X−80クラスの高強度鋼で十分な耐H2S割
れ性が得られないため0.05%を上限とする。
−60〜X−80クラスの高強度鋼で十分な耐H2S割
れ性が得られないため0.05%を上限とする。
なおC量を下げることは溶接性の向上にも有効である。
Siは脱酸剤として添加するもので、また強度調整にも
役立つ元素であるが、0.50%を越えると鋼の靭性を
劣化させるため0.50%を上限とする。
役立つ元素であるが、0.50%を越えると鋼の靭性を
劣化させるため0.50%を上限とする。
Mnは脱酸剤としてもまた強度調整成分としても重要な
元素である。
元素である。
特に本発明ではC量を低く抑えたことによる強度低下を
補うため1.0%以上の添加が必要である。
補うため1.0%以上の添加が必要である。
しかし2.0%を越えて添加すると靭性、溶接性が劣化
するので2.0%を上限とする。
するので2.0%を上限とする。
Pは0.03%を越えると靭性、溶接性に好ましくない
上、偏析し易い元素で偏析部のH2S割れ感受性を高め
るため0.03%を上限とする。
上、偏析し易い元素で偏析部のH2S割れ感受性を高め
るため0.03%を上限とする。
SはHICの起点となる硫化物系介在物を形成するため
、極力低くする必要がある。
、極力低くする必要がある。
本発明では耐H2S割れ性能向上のためCa処理による
介在物形状制御を行なうがその効果を十分発揮させるに
はSの上限を0.002%とする必要がある。
介在物形状制御を行なうがその効果を十分発揮させるに
はSの上限を0.002%とする必要がある。
Cuは鋼中への水素侵入を抑制することにより耐H2S
割れ性の向上に有効な元素で0.20%未満ではその効
果が十分でなく、それ以上の添加が必要である。
割れ性の向上に有効な元素で0.20%未満ではその効
果が十分でなく、それ以上の添加が必要である。
一方その含有量が0.80%を越えると溶接性、熱間加
工性を劣化させるので0.80%を上限とする。
工性を劣化させるので0.80%を上限とする。
Crは強度調整に用いられるもので耐H2S割れ性に悪
影響を与えないため強化元素として有益である。
影響を与えないため強化元素として有益である。
しかし1.0%を越えると靭性を劣化させるので1.0
%を上限とする。
%を上限とする。
Moは強化元素として有効なものであるが、耐H8割れ
性の点では極く微量台まれてもCuの水素侵入抑制効果
を害ない、耐H2S割れ性を劣化させるので0.05%
以下とする必要である。
性の点では極く微量台まれてもCuの水素侵入抑制効果
を害ない、耐H2S割れ性を劣化させるので0.05%
以下とする必要である。
Niは耐H2S割れ性の点から望ましくない元素である
が、本発明の成分の組合せにおいては1.0%以下であ
れば特に問題はないため、靭性向上の目的で1.0%以
下の添加を行なう。
が、本発明の成分の組合せにおいては1.0%以下であ
れば特に問題はないため、靭性向上の目的で1.0%以
下の添加を行なう。
AIは脱酸剤として必要で組織の微細化にも有効なため
0.01%以上添加するが、0.10%を越えると鋼の
清浄度を害なうため0.10%を上限とする。
0.01%以上添加するが、0.10%を越えると鋼の
清浄度を害なうため0.10%を上限とする。
Nは溶接部の耐5SCC性の点から0.01%を越える
と割れ性を生じ易くなるため0.01%以下とする。
と割れ性を生じ易くなるため0.01%以下とする。
Caは介在物の形状制御を行ない耐H2S割れ住改善に
有効で、その効果を得るには0.001%以上の添加が
必要である。
有効で、その効果を得るには0.001%以上の添加が
必要である。
一方、o、oos%を越えると介在物のクラスター状の
集積を引きおこし、耐H2S割れ性を劣化させるのでこ
れを上限とする。
集積を引きおこし、耐H2S割れ性を劣化させるのでこ
れを上限とする。
Nb、■、Ti、Zrはいずれも強度調整に有効である
が、靭性と経済性の点からそれぞれ上限を規定する。
が、靭性と経済性の点からそれぞれ上限を規定する。
Bは焼入性向上のため必要に応じて0.0005%以上
添加するが、0.0050%を越えるとやはり靭性を劣
化させる。
添加するが、0.0050%を越えるとやはり靭性を劣
化させる。
なおTiはBの効果をさらに有効にする上で複合して添
加するのが望ましい。
加するのが望ましい。
最後に、C,Si 、 Mn 、 Cu 、 Cr、
Mo 。
Mo 。
Ni、V、Bの量を(1)式のPCM値で制限するのは
PCM値が0.160を越えると溶接部の耐5scc性
が劣化するためである。
PCM値が0.160を越えると溶接部の耐5scc性
が劣化するためである。
PCM値を0.160以下とすることにより十分な耐H
2S割れ性が得られる上、溶接時の低温割れも防止され
、溶接施工性の著しい向上が図れるものである。
2S割れ性が得られる上、溶接時の低温割れも防止され
、溶接施工性の著しい向上が図れるものである。
本発明鋼は上記成分の組合せと成分量適正化を特徴とし
その相乗効果によって、所定の高強度高靭性を有し、か
つ耐H2S割れ性の優れた材料を提供するものであるが
、さらに製造に当ってはスラブを1100〜1350℃
で5〜70%の一次圧延を行なった後1100〜135
0℃で1〜100時間保持する処理を特徴とするもので
ある。
その相乗効果によって、所定の高強度高靭性を有し、か
つ耐H2S割れ性の優れた材料を提供するものであるが
、さらに製造に当ってはスラブを1100〜1350℃
で5〜70%の一次圧延を行なった後1100〜135
0℃で1〜100時間保持する処理を特徴とするもので
ある。
この処理はスラブ中で鋼の偏析を均一化することを目的
としており、温度に関しては1100℃未満では十分な
効果が得られず、一方経済性と操業上のトラブルを避け
るため1350℃を上限とする。
としており、温度に関しては1100℃未満では十分な
効果が得られず、一方経済性と操業上のトラブルを避け
るため1350℃を上限とする。
また一次圧延の圧下率に関しては5%未満では十分な効
果が得られず、一方70%を越えると最終圧延の圧下率
が小さくなりすぎ、実用的でない上、十分な機械的性質
を得るのが困難となる。
果が得られず、一方70%を越えると最終圧延の圧下率
が小さくなりすぎ、実用的でない上、十分な機械的性質
を得るのが困難となる。
保持時間に関しては1時間未満では効果が小さく、10
0時間を上限としたのは経済的理由による。
0時間を上限としたのは経済的理由による。
なお本発明はサワーガス、サワー原油輸送用ラインパイ
プ材のみならず湿潤H2S環境下で用いられる原油貯蔵
タンクや精製装置等各種の材料に適用できる。
プ材のみならず湿潤H2S環境下で用いられる原油貯蔵
タンクや精製装置等各種の材料に適用できる。
以下本発明の実施例について述べる。
第1表に示す41種の鋼を溶製し、25mm厚の鋼板に
熱間圧延した。
熱間圧延した。
その一部は圧延のまN、一部は920℃×30分加熱後
水冷+620℃×60分加熱空冷の焼入れ焼戻し処理を
施した。
水冷+620℃×60分加熱空冷の焼入れ焼戻し処理を
施した。
その後、機械的性質とH2S割れ試験及び溶接割れ試験
を実施した。
を実施した。
H2S割れ試験は母材部については20wX1oozx
23 t(但し表面は各1龍切削)の試験片を平行に切
り出しHIC性能を調べた。
23 t(但し表面は各1龍切削)の試験片を平行に切
り出しHIC性能を調べた。
またサブマージ溶接後の溶接部について15W×115
1×5tの試験片を切り出し、溶接ボンド部に応力集中
度が2.5となるようなノツチを入れ、4点曲げにより
鋼板の降伏応力と同等の応力を付加した後5SCC性能
を調べた。
1×5tの試験片を切り出し、溶接ボンド部に応力集中
度が2.5となるようなノツチを入れ、4点曲げにより
鋼板の降伏応力と同等の応力を付加した後5SCC性能
を調べた。
試験条件としては人工海水子H2S飽和と0.5%酢酸
−5%食塩水+H2S飽相の2条件を用い96時間の浸
漬を行なった。
−5%食塩水+H2S飽相の2条件を用い96時間の浸
漬を行なった。
溶接割れはセルローズ溶接棒を用いパイプの周溶接を想
定した溶接を行ない割れの状況を調べた。
定した溶接を行ない割れの状況を調べた。
第1表に併記した試験結果から明らかなように、本発明
鋼はいずれもAPIX−,60〜X−80の強度レベル
を満足し、良好な低温靭性を有し、而も優れた耐H2S
割れ性と耐溶接割れ性を示している。
鋼はいずれもAPIX−,60〜X−80の強度レベル
を満足し、良好な低温靭性を有し、而も優れた耐H2S
割れ性と耐溶接割れ性を示している。
これに対しC量の高見寸隊鋼A、 BではpH(酸性度
)の低い苛酷な試験条件下ではHIC,5SCCとも発
生し、耐H2S割れ性が十分でない。
)の低い苛酷な試験条件下ではHIC,5SCCとも発
生し、耐H2S割れ性が十分でない。
また比較鋼BではPCM値が高いため溶接時の低温割れ
を生ずる。
を生ずる。
比較鋼CはS量が高(、やはり耐H2S割れ性が十分で
ない。
ない。
比較鋼り、 EはMoが本発明の範囲より多く含まれて
おり、Cu添加による水素侵入抑制効果が害なわれるた
め耐H2S割れ性が悪い。
おり、Cu添加による水素侵入抑制効果が害なわれるた
め耐H2S割れ性が悪い。
FはNが高いため溶接部の耐5scc性が悪い。
比較鋼G、 HはPCM値が高いため溶接時の低温割れ
を生ずる上、溶接部の耐5scc性が悪いことを示して
いる。
を生ずる上、溶接部の耐5scc性が悪いことを示して
いる。
なお以上の結果は、いずれもスラブ段階で1300℃で
30%の一次圧延を行なった後1300℃で16時間の
均一化熱処理を施した材料であり、これを上述のように
25mm厚の鋼板に熱間圧延している。
30%の一次圧延を行なった後1300℃で16時間の
均一化熱処理を施した材料であり、これを上述のように
25mm厚の鋼板に熱間圧延している。
この処理を行なわない場合には低pHの試験条件下での
耐HIC性能が若干劣化し、微小な割れを生ずる場合が
あるため、この処理を行うものである。
耐HIC性能が若干劣化し、微小な割れを生ずる場合が
あるため、この処理を行うものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 I Cく0.05%、Siく0.50%、Mn1.O
〜2.0%、Pく0.030%、Sく0.002%、C
uO,20〜0.80%、Cr<1.0%、N i <
1.0%、Mo <0.05%、Al O,01〜0.
10%、Nく0.01%、Ca O,001〜0.00
8%を含み、さらにNbO,01〜0.15%、Vo、
01〜0.15%、Ti O,01〜0.10%、Zr
0.01〜0.10%、Bo、0005〜0.005
0%の1種又は2種以上を含み、残部は実質的に鉄及び
不可避的不純物より成り、かつC,Si 、Mn1Cu
、、Cr、Mo。 Ni、V、Bの含有量が下記の関係式を満足することを
特徴とする高強度高靭性を有する耐硫化水素割れ性に優
れたラインパイプ用鋼。 C(%)+Si(%)/30+(Mn(%)十Cu (
%)+Cr(%))/20+Ni(%)/60 +Mo
(%)/15+V(%)/10+5XB(%)<0.
160゜ 2 Cく0.05%、Siく0.50%、Mn1.O
〜2.0%、Pく0.030%、Sく0.002%、C
uO,20〜0.80%、Cr<1.0%、Ni<1.
0%、Mo <0.05%、AI 0.01〜0.10
%、Nく0.01%、Ca O,001〜0.008%
を含み、さらにNb 0.01〜0.15%、Vo、0
1〜0.15%、Ti O,01〜0.10%、Zr
0.01〜0.10%、Bo、0005〜0.005
0%の1種又は2種以上を含み、残部は実質的に鉄及び
不可避的不純物より成り、かつC,Si 、Mn、Cu
、Cr、Mo、Ni、V、Bの含有量が下記の関係式を
満足する成分の連続鋳造スラブ、又は分塊スラブを11
00〜1350℃で5〜70%圧下率で一次圧延を行な
い、次いで1100〜1350℃で1〜100時間保持
する熱処理を加えた後、所定板厚まで最終圧延すること
を特徴とする高強度高靭性を有する耐硫化水素割れ性に
優れたラインパイプ用鋼の製造法。 C(%)+Si(%)/30+(Mn (%)十Cu
(%)十Cr(%))/20+Ni(%)/60 +M
o (%)/15+V(%)/10+5XB(%)<:
0.160゜
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55178999A JPS5945753B2 (ja) | 1980-12-19 | 1980-12-19 | 耐硫化水素割れ性に優れたラインパイプ用鋼並びにその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55178999A JPS5945753B2 (ja) | 1980-12-19 | 1980-12-19 | 耐硫化水素割れ性に優れたラインパイプ用鋼並びにその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57104653A JPS57104653A (en) | 1982-06-29 |
| JPS5945753B2 true JPS5945753B2 (ja) | 1984-11-08 |
Family
ID=16058338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55178999A Expired JPS5945753B2 (ja) | 1980-12-19 | 1980-12-19 | 耐硫化水素割れ性に優れたラインパイプ用鋼並びにその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5945753B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH064902B2 (ja) * | 1985-05-07 | 1994-01-19 | 新日本製鐵株式会社 | 溶接部応力腐食割れ抵抗の優れた耐サワ−用鋼材 |
| JPH01294845A (ja) * | 1988-02-02 | 1989-11-28 | Nippon Steel Corp | 溶接部の耐サワー性及び低温靭性の優れた電縫鋼管とその製造方法 |
| KR100544619B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2006-01-24 | 주식회사 포스코 | 유화물 응력 부식 균열 저항성이 우수한 고강도라인파이프강 및 그 제조방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS607697B2 (ja) * | 1979-04-05 | 1985-02-26 | 川崎製鉄株式会社 | 耐硫化物応力腐食割れ性にすぐれた引張強さ60Kg/mm↑2以上の油井管用鋼材 |
-
1980
- 1980-12-19 JP JP55178999A patent/JPS5945753B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57104653A (en) | 1982-06-29 |
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