JPS6126578B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6126578B2 JPS6126578B2 JP53086687A JP8668778A JPS6126578B2 JP S6126578 B2 JPS6126578 B2 JP S6126578B2 JP 53086687 A JP53086687 A JP 53086687A JP 8668778 A JP8668778 A JP 8668778A JP S6126578 B2 JPS6126578 B2 JP S6126578B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- salt water
- naphthenic acid
- weight
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、スチールコード被覆用ゴム組成物に
関し、更に詳しくは天然ゴムおよび/または合成
ゴムに所定量のナフテン酸を配合することにより
耐塩水接着性(スチールコードとゴムとの塩水に
よる接着劣化に対する抵抗性、以下、単に「耐塩
水性」という)を著しく改良した、スチールコー
ドに良好に接着するゴム組成物に関する。すなわ
ち、本発明は特にベルト、カーカスの補強材とし
てスチールコードを使用した空気入りタイヤのゴ
ムとスチールコード間の接着性に、耐塩水性を賦
与し、タイヤ走行時におけるクギふみ等による外
傷がスチールコード層に達したとき、塩水が浸入
することに起因するスチールコードとゴムとの接
着剥離によるトラブルを防ぎタイヤの安全性を向
上させる接着性ゴム組成物を提供することをその
目的とするものである。 従来、スチールコードをゴムとを接着させるに
は種々の方法が知られている。 なかでもスチールコードにゴム配合物を接触せ
しめて加硫により複合化する接着方法がよく利用
されている。 この中でも、ゴムにナフテン酸コバルトを配合
したゴム組成物が広く用いられている。このナフ
テン酸コバルトを得るのに用いられるナフテン酸
は一つの化学式で表わされる化合物ではなく石油
中に見出されるカルボン酸類の混合物である。 現在、接着に良好なナフテン酸コバルトを得る
には、その原料として高酸価のナフテン酸を用い
る必要があり原料ソースの面から種々の問題点が
存在する。又、粘稠な物質であるため、そのハン
ドリング加工性の面においても問題が存在してい
る。これに対して、合成脂肪酸を用いて作られた
コバルト塩のいくつかは、上記のナフテン酸コバ
ルトの問題点を解決するものであるが、ナフテン
酸コバルトを用いた時にくらべて耐塩水接着性に
劣るところがあつた。 本発明はかかる状況に鑑みなされたもので、ス
チールコードに接着するためのゴム組成物におい
て、耐塩水性を改良する目的で天然ゴムおよび/
または合成ゴム100重量部にナフテン酸0.5〜10重
量部を配合することを特徴とするものであり、ス
チールコードを使用するタイヤに限らず、スチー
ルコードを使用するコンベヤーベルト、ホース等
用に好ましく利用され得るものである。特に、ス
テアリン酸コバルトを配合したゴムに前記ナフテ
ン酸を配合した本発明のゴム組成物は、耐塩水性
及び物性の向上に対し、すぐれた効果を奏する。 尚、本発明において用いられるゴムとしては、
天然ゴムや種々の合成ゴムあるいは天然ゴムと合
成ゴムの混合物が使用できる。 本発明におけるナフテン酸の配合量について
は、前記の如くゴム100重量部にナフテン酸0.5〜
10重量部であり、この範囲外すなわち0.5重量部
未満および10重量部を超えた場合、本発明の目的
である耐塩水性の改良がみられないので前記範囲
とする。 以下、実施例および比較例により本発明をさら
に詳しく説明する。 実施例1〜4、比較例1〜4 スチールコードとしては東京製鋼製タイヤ用ス
チールコード(構造;(1×5)、7/3ブラスメツ
キ、メツキ厚0.25μ)を使用した。 使用した未加硫ゴムは、第1表に示される配合
処方である。スチールコードを12.5mm間隔に平行
に15本配列(未加硫ゴムとスチールコードとの接
する長さ12.5mm)し相互位置が動かないよう固定
したモールド中に、上下に未加硫ゴム(厚さ約
3.5mm)を挿入し加硫により一体化した。 加硫は160℃で20分間行なつた。 耐塩水性は20%食塩水溶液を用いて行なつた。 試料の下部を塩水に浸し、所定の時間ごとに接
着性を調べた。 接着力(Kg/inch)はASTM規格の引抜試験法
(ASTM−2229)を用いロードセルタイプ引張試
験機で3回測定して、その平均値を用いた。 結果を第2表に示した。該表より明らかなよう
にナフテン酸を使用した組成物は、ナフテン酸を
使用しない組成物にくらべて耐塩水性が著しく改
善されている。また、特にゴム100重量部に対し
てナフテン酸を0.5〜10重量部配合することによ
り、耐塩水性が著しく向上していることがわか
る。また、ナフテニツクオイルでは効果がないこ
とがわかる。なおナフテン酸の混入によりゴム組
成物のモジユラス及び硬度が大きくなることが認
められた。 実施例5〜7、比較例4 実施例1〜4に準じて、酸価の異なるナフテン
酸を使用した場合の塩水処理による接着力の結果
を第3表に示す。 第3表の結果は低い酸価のナフテン酸でも耐塩
水性を向上させるのに効果があることを明らかに
示している。酸価においての違いがあつてもナフ
テン酸配合の効果に於て殆ど差異がないことがわ
かる。 実施例8、比較例5 ゴム組成物として、イオウ系コンパウンドを用
いた時の結果を第5表に示す。使用したゴム組成
物は、第4表に示される配合処方である。第5表
に示される結果より、コバルト塩を含まなり実施
例8でも耐塩水性向上の効果を奏していることが
わかる。
関し、更に詳しくは天然ゴムおよび/または合成
ゴムに所定量のナフテン酸を配合することにより
耐塩水接着性(スチールコードとゴムとの塩水に
よる接着劣化に対する抵抗性、以下、単に「耐塩
水性」という)を著しく改良した、スチールコー
ドに良好に接着するゴム組成物に関する。すなわ
ち、本発明は特にベルト、カーカスの補強材とし
てスチールコードを使用した空気入りタイヤのゴ
ムとスチールコード間の接着性に、耐塩水性を賦
与し、タイヤ走行時におけるクギふみ等による外
傷がスチールコード層に達したとき、塩水が浸入
することに起因するスチールコードとゴムとの接
着剥離によるトラブルを防ぎタイヤの安全性を向
上させる接着性ゴム組成物を提供することをその
目的とするものである。 従来、スチールコードをゴムとを接着させるに
は種々の方法が知られている。 なかでもスチールコードにゴム配合物を接触せ
しめて加硫により複合化する接着方法がよく利用
されている。 この中でも、ゴムにナフテン酸コバルトを配合
したゴム組成物が広く用いられている。このナフ
テン酸コバルトを得るのに用いられるナフテン酸
は一つの化学式で表わされる化合物ではなく石油
中に見出されるカルボン酸類の混合物である。 現在、接着に良好なナフテン酸コバルトを得る
には、その原料として高酸価のナフテン酸を用い
る必要があり原料ソースの面から種々の問題点が
存在する。又、粘稠な物質であるため、そのハン
ドリング加工性の面においても問題が存在してい
る。これに対して、合成脂肪酸を用いて作られた
コバルト塩のいくつかは、上記のナフテン酸コバ
ルトの問題点を解決するものであるが、ナフテン
酸コバルトを用いた時にくらべて耐塩水接着性に
劣るところがあつた。 本発明はかかる状況に鑑みなされたもので、ス
チールコードに接着するためのゴム組成物におい
て、耐塩水性を改良する目的で天然ゴムおよび/
または合成ゴム100重量部にナフテン酸0.5〜10重
量部を配合することを特徴とするものであり、ス
チールコードを使用するタイヤに限らず、スチー
ルコードを使用するコンベヤーベルト、ホース等
用に好ましく利用され得るものである。特に、ス
テアリン酸コバルトを配合したゴムに前記ナフテ
ン酸を配合した本発明のゴム組成物は、耐塩水性
及び物性の向上に対し、すぐれた効果を奏する。 尚、本発明において用いられるゴムとしては、
天然ゴムや種々の合成ゴムあるいは天然ゴムと合
成ゴムの混合物が使用できる。 本発明におけるナフテン酸の配合量について
は、前記の如くゴム100重量部にナフテン酸0.5〜
10重量部であり、この範囲外すなわち0.5重量部
未満および10重量部を超えた場合、本発明の目的
である耐塩水性の改良がみられないので前記範囲
とする。 以下、実施例および比較例により本発明をさら
に詳しく説明する。 実施例1〜4、比較例1〜4 スチールコードとしては東京製鋼製タイヤ用ス
チールコード(構造;(1×5)、7/3ブラスメツ
キ、メツキ厚0.25μ)を使用した。 使用した未加硫ゴムは、第1表に示される配合
処方である。スチールコードを12.5mm間隔に平行
に15本配列(未加硫ゴムとスチールコードとの接
する長さ12.5mm)し相互位置が動かないよう固定
したモールド中に、上下に未加硫ゴム(厚さ約
3.5mm)を挿入し加硫により一体化した。 加硫は160℃で20分間行なつた。 耐塩水性は20%食塩水溶液を用いて行なつた。 試料の下部を塩水に浸し、所定の時間ごとに接
着性を調べた。 接着力(Kg/inch)はASTM規格の引抜試験法
(ASTM−2229)を用いロードセルタイプ引張試
験機で3回測定して、その平均値を用いた。 結果を第2表に示した。該表より明らかなよう
にナフテン酸を使用した組成物は、ナフテン酸を
使用しない組成物にくらべて耐塩水性が著しく改
善されている。また、特にゴム100重量部に対し
てナフテン酸を0.5〜10重量部配合することによ
り、耐塩水性が著しく向上していることがわか
る。また、ナフテニツクオイルでは効果がないこ
とがわかる。なおナフテン酸の混入によりゴム組
成物のモジユラス及び硬度が大きくなることが認
められた。 実施例5〜7、比較例4 実施例1〜4に準じて、酸価の異なるナフテン
酸を使用した場合の塩水処理による接着力の結果
を第3表に示す。 第3表の結果は低い酸価のナフテン酸でも耐塩
水性を向上させるのに効果があることを明らかに
示している。酸価においての違いがあつてもナフ
テン酸配合の効果に於て殆ど差異がないことがわ
かる。 実施例8、比較例5 ゴム組成物として、イオウ系コンパウンドを用
いた時の結果を第5表に示す。使用したゴム組成
物は、第4表に示される配合処方である。第5表
に示される結果より、コバルト塩を含まなり実施
例8でも耐塩水性向上の効果を奏していることが
わかる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
以上の実施例、比較例から明らかなようにスチ
ールコード接着用ゴム組成物において、ナフテン
酸を配合すると、ゴム−スチールコード間の耐塩
水接着性が向上するので、これはタイヤ走行時に
おけるクギふみ等からくる接着剥離を抑制するの
に大きな効果がある。 また、酸価の低いナフテン酸でも十分な耐塩水
性を与えるので、これを、例えばコバルト塩の中
でもハンドリング、加工性にすぐれたステアリン
酸コバルトを使用したゴム配合物に適用すれば、
合成脂肪酸とナフテン酸との組合せで、ナフテン
酸コバルト(高酸価ナフテン酸を要求する)を配
合したゴム組成物の示す、耐塩水性を得ることが
出来原料面における利点が大きい。 ナフテン酸の配合は高モジユラス、高硬度を与
える等、ゴム組成物の物性を向上させるのにも効
果がある。
ールコード接着用ゴム組成物において、ナフテン
酸を配合すると、ゴム−スチールコード間の耐塩
水接着性が向上するので、これはタイヤ走行時に
おけるクギふみ等からくる接着剥離を抑制するの
に大きな効果がある。 また、酸価の低いナフテン酸でも十分な耐塩水
性を与えるので、これを、例えばコバルト塩の中
でもハンドリング、加工性にすぐれたステアリン
酸コバルトを使用したゴム配合物に適用すれば、
合成脂肪酸とナフテン酸との組合せで、ナフテン
酸コバルト(高酸価ナフテン酸を要求する)を配
合したゴム組成物の示す、耐塩水性を得ることが
出来原料面における利点が大きい。 ナフテン酸の配合は高モジユラス、高硬度を与
える等、ゴム組成物の物性を向上させるのにも効
果がある。
Claims (1)
- 1 天然ゴムおよび/または合成ゴム100重量部
に対し、ナフテン酸0.5〜10重量部を配合するこ
とを特徴とする、耐塩水接着性の優れたスチール
コード被覆用ゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8668778A JPS5513738A (en) | 1978-07-18 | 1978-07-18 | Rubber composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8668778A JPS5513738A (en) | 1978-07-18 | 1978-07-18 | Rubber composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5513738A JPS5513738A (en) | 1980-01-30 |
| JPS6126578B2 true JPS6126578B2 (ja) | 1986-06-21 |
Family
ID=13893893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8668778A Granted JPS5513738A (en) | 1978-07-18 | 1978-07-18 | Rubber composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5513738A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021059632A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 横浜ゴム株式会社 | スチールコード接着用ゴム組成物及びコンベヤベルト |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5935241B2 (ja) * | 2011-05-31 | 2016-06-15 | 横浜ゴム株式会社 | スチールコード被覆用ゴム組成物 |
| JP5767656B2 (ja) * | 2013-01-25 | 2015-08-19 | 住友ゴム工業株式会社 | カレンダー成形用のゴム組成物及びこれを用いたトッピングゴムの製造方法 |
-
1978
- 1978-07-18 JP JP8668778A patent/JPS5513738A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021059632A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 横浜ゴム株式会社 | スチールコード接着用ゴム組成物及びコンベヤベルト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5513738A (en) | 1980-01-30 |
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