JPS6133558B2 - - Google Patents
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- JPS6133558B2 JPS6133558B2 JP53122277A JP12227778A JPS6133558B2 JP S6133558 B2 JPS6133558 B2 JP S6133558B2 JP 53122277 A JP53122277 A JP 53122277A JP 12227778 A JP12227778 A JP 12227778A JP S6133558 B2 JPS6133558 B2 JP S6133558B2
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
- C12N1/205—Bacterial isolates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P1/00—Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
- C12P1/04—Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes by using bacteria
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12R—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
- C12R2001/00—Microorganisms ; Processes using microorganisms
- C12R2001/01—Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
- C12R2001/38—Pseudomonas
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
本発明は新規抗生物質SB−72310およびその塩
ならびにその製造法に関する。 本発明者らは、新規な抗生物質の探索を目的と
して多数の微生物を土壌より分離し、その産生す
る抗生物質を分離探索したところ、ある種の微生
物が新規な抗生物質を産生すること、該微生物が
シユードモナス属に属すること、該微生物を適宜
の培地に培養することによつてグラム陽性細菌お
よびグラム陰性細菌に対て抗菌力を示す抗生物質
を培地中に蓄積しうることなどを知り、この抗生
物質を単離し、その物理化学的および生物学的諸
性質から、当該抗生物質が新規な抗生物質である
ことを確め、これを抗生物質SB−72310と称する
ことにした。 さらに抗生物質SB−72310の生産条件について
も検討を加え、抗生物質SB−72310生産菌の資化
しうる硫黄化合物を培地に添加して培養すること
により、抗生物質SB−72310の生産量が著しく増
大することを見出した。本発明者らは、これらの
知見に基づいてさらに研究を重ねた結果、本発明
を完成した。 本発明は、1抗生物質SB−72310およびその塩
2シユードモナス属に属する抗生物質SB−
72310生産菌を培地に培養し、培養物中に抗生物
質SB−72310を生成蓄積せしめ、これを採取する
ことを特徴とする抗生物質SB−72310の製造法、
である。 なお、本願では抗生物質SB−72310を単に
「SB−72310」と称することもある。 本発明で使用される抗生物質SB−72310生産菌
としては、シユードモナス(Pseudomonas)属
に属し、抗生物質SB−72310を産生する能力を有
するものであれば如何なる微生物でもよい。 抗生物質SB−72310生産菌の例としては、たと
えば本発明者らによつて兵庫県西宮市の土壌より
採取したシユードモナス属SB−72310株(以下、
「SB−72310株」と略称することもある。)があげ
られる。 シユードモナス属SB−72310株の菌学的性状は
下記のとおりである。 (a) 形 態 肉汁寒天斜面上で28℃、2日間培養後の観察
では、細胞は直径0.8〜1.1μ、長さ1.6〜4.1μ
の桿状で、多形性を示さない。運動性があり、
極鞭毛を有する。胞子を形成せず、また細胞貯
蔵物としてポリーベーターヒドロキシ酪酸を蓄
積する(R.Y.ステイニアら、ジヤーナル・オ
ブ・ジエネラル・マイクロバイオロジー
(Journal of General Microbiology)第43巻、
第159頁、1966年)。グラム染色は陰性で、抗酸
性を示さない。 (b) 各種培地上での生育状態 28℃で培養し、1ないし14日間にわたつて観
察した。 肉汁寒天平板培養:3日間培養で直径1な
いし3mmの円形、隆起状、全縁の集落を形成
する。表面は平滑、不透明、灰白色を呈す
る。拡散性色素は生成しない。 肉汁寒天斜面培養:中程度の糸状の生育を
示し、不透明、灰白色を呈する。 肉汁液体培養:混濁状に生育し、少量の沈
澱を生じ、菌膜を形成する。 肉汁ゼラチン穿刺培養:液化する。 リトマス・ミルク:ペプトン化する。 (c) 生理的性質 硝酸塩の還元:陽性 脱窒反応:陰性 MR(メチルレツド)テスト:陰性 VP(フオーゲス・プロスカウエル)テス
ト:陰性 インドールの生成:陰性 硫化水素の生成:陰性 デンプンの加水分解:陰性 クエン酸の利用:陽性 無機窒素源の利用 (i) 硝酸カリウム:陽性 (ii) 硫酸アンモニウム:陽性 色素の生成:認められない ウレアーゼ:陽性 オキシダーゼ:陽性 カタラーゼ:陽性 生育の範囲 (i) PH:PH4.0〜8.85で生育するが、最適PH
は4.5〜7.0。 (ii) 温度:8〜42℃で生育するが最適温度は
24〜36℃。 酸素に対する態度:好気的 O−F(オキシダテイブ−フアーメンタテ
イブ)テスト〔ヒユー・レイフソン
(Hugh・Leifson)法〕:酸化的 糖からの酸およびガスの生成:L−アラビ
ノース、D−キシロース、D−グルコース、
D−マンノース、D−フラクトース、D−ガ
ラクトース、麦芽糖、シヨ糖、トレハロー
ス、D−ソルビツト、D−マンニツト、イノ
シツトおよびグリセリンをそれぞれ1W/V
%含むペプトン水で微弱な酸の生成が認めら
れるが、ガスの生成は認められない。 各種炭素源の利用性:各種炭素源を含む無
機塩培地(リン酸2カリウム0.7W/V%、リ
ン酸1カリウム0.3W/V%、硫酸アンモニウ
ム0.1W/V%、食塩0.1W/V%、硫酸マグネシ
ウム・7水塩0.01W/V%)で14日間培養した
結果を第1表に示す。
ならびにその製造法に関する。 本発明者らは、新規な抗生物質の探索を目的と
して多数の微生物を土壌より分離し、その産生す
る抗生物質を分離探索したところ、ある種の微生
物が新規な抗生物質を産生すること、該微生物が
シユードモナス属に属すること、該微生物を適宜
の培地に培養することによつてグラム陽性細菌お
よびグラム陰性細菌に対て抗菌力を示す抗生物質
を培地中に蓄積しうることなどを知り、この抗生
物質を単離し、その物理化学的および生物学的諸
性質から、当該抗生物質が新規な抗生物質である
ことを確め、これを抗生物質SB−72310と称する
ことにした。 さらに抗生物質SB−72310の生産条件について
も検討を加え、抗生物質SB−72310生産菌の資化
しうる硫黄化合物を培地に添加して培養すること
により、抗生物質SB−72310の生産量が著しく増
大することを見出した。本発明者らは、これらの
知見に基づいてさらに研究を重ねた結果、本発明
を完成した。 本発明は、1抗生物質SB−72310およびその塩
2シユードモナス属に属する抗生物質SB−
72310生産菌を培地に培養し、培養物中に抗生物
質SB−72310を生成蓄積せしめ、これを採取する
ことを特徴とする抗生物質SB−72310の製造法、
である。 なお、本願では抗生物質SB−72310を単に
「SB−72310」と称することもある。 本発明で使用される抗生物質SB−72310生産菌
としては、シユードモナス(Pseudomonas)属
に属し、抗生物質SB−72310を産生する能力を有
するものであれば如何なる微生物でもよい。 抗生物質SB−72310生産菌の例としては、たと
えば本発明者らによつて兵庫県西宮市の土壌より
採取したシユードモナス属SB−72310株(以下、
「SB−72310株」と略称することもある。)があげ
られる。 シユードモナス属SB−72310株の菌学的性状は
下記のとおりである。 (a) 形 態 肉汁寒天斜面上で28℃、2日間培養後の観察
では、細胞は直径0.8〜1.1μ、長さ1.6〜4.1μ
の桿状で、多形性を示さない。運動性があり、
極鞭毛を有する。胞子を形成せず、また細胞貯
蔵物としてポリーベーターヒドロキシ酪酸を蓄
積する(R.Y.ステイニアら、ジヤーナル・オ
ブ・ジエネラル・マイクロバイオロジー
(Journal of General Microbiology)第43巻、
第159頁、1966年)。グラム染色は陰性で、抗酸
性を示さない。 (b) 各種培地上での生育状態 28℃で培養し、1ないし14日間にわたつて観
察した。 肉汁寒天平板培養:3日間培養で直径1な
いし3mmの円形、隆起状、全縁の集落を形成
する。表面は平滑、不透明、灰白色を呈す
る。拡散性色素は生成しない。 肉汁寒天斜面培養:中程度の糸状の生育を
示し、不透明、灰白色を呈する。 肉汁液体培養:混濁状に生育し、少量の沈
澱を生じ、菌膜を形成する。 肉汁ゼラチン穿刺培養:液化する。 リトマス・ミルク:ペプトン化する。 (c) 生理的性質 硝酸塩の還元:陽性 脱窒反応:陰性 MR(メチルレツド)テスト:陰性 VP(フオーゲス・プロスカウエル)テス
ト:陰性 インドールの生成:陰性 硫化水素の生成:陰性 デンプンの加水分解:陰性 クエン酸の利用:陽性 無機窒素源の利用 (i) 硝酸カリウム:陽性 (ii) 硫酸アンモニウム:陽性 色素の生成:認められない ウレアーゼ:陽性 オキシダーゼ:陽性 カタラーゼ:陽性 生育の範囲 (i) PH:PH4.0〜8.85で生育するが、最適PH
は4.5〜7.0。 (ii) 温度:8〜42℃で生育するが最適温度は
24〜36℃。 酸素に対する態度:好気的 O−F(オキシダテイブ−フアーメンタテ
イブ)テスト〔ヒユー・レイフソン
(Hugh・Leifson)法〕:酸化的 糖からの酸およびガスの生成:L−アラビ
ノース、D−キシロース、D−グルコース、
D−マンノース、D−フラクトース、D−ガ
ラクトース、麦芽糖、シヨ糖、トレハロー
ス、D−ソルビツト、D−マンニツト、イノ
シツトおよびグリセリンをそれぞれ1W/V
%含むペプトン水で微弱な酸の生成が認めら
れるが、ガスの生成は認められない。 各種炭素源の利用性:各種炭素源を含む無
機塩培地(リン酸2カリウム0.7W/V%、リ
ン酸1カリウム0.3W/V%、硫酸アンモニウ
ム0.1W/V%、食塩0.1W/V%、硫酸マグネシ
ウム・7水塩0.01W/V%)で14日間培養した
結果を第1表に示す。
【表】
【表】
註:+:生育あり
±:微弱な生育あり
−:生育なし
その他の性質 (i) マロン酸の利用性:陽性 (ii) フエニルアラニンの脱アミノ反応:陰性 (iii) デカルボキシラーゼ活性 (a) アルギニン:陽性 (b) リジン:陰性 (c) オルニチン:陰性 (iv) アルギニン・ジヒドロラーゼ活性:陽性 (v) エスクリンの加水分解性:陽性 (vi) ツイーン(Tween)80の加水分解性:
陽性 (vii) DNAのGC(グアニン−シトシン)含
量:64.3モル% 以上の菌学的性質を有するSB−72310株をバー
ジーズ・マニユアル・オブ・デターミナテイブ・
バクテリオロジー(Bergy′s Manual of
Determinative Bacteriology)第7版および第8
版の記載と照合すると、SB−72310株はグラム陰
性桿菌で、好気性で、極鞭毛を有して運動性があ
り、オキシダーゼ陽性、カタラーゼ陽性であると
ころからシユードモナダセー科に属することは明
らかである。さらに栄養要求性がなく、ポリ−β
−ヒドロキシ酪酸を蓄積すること、またアルギニ
ン・ジヒドロラーゼを有するということなどの性
質から検索すると、シユードモナス・シユードア
ルカリゲネス(Pseudomonas
pseudoalcaligenes)、シユードモナス・シユード
マレイ(P.pseudomallei)、シユードモナス・マ
レイ(P.mallei)およびシユードモナス・カリオ
フイリ(P.caryophylli)に近縁と考えられる。
しかし、シユードモナス・シユードアルカリゲネ
スは、炭水化物としてはフラクトースだけしか利
用できないという点で、シユードモナス・シユー
ドマレイはほとんどの株で脱窒が認められるこ
と、またでんぷんを加水分解することおよび栄養
源の資化性の点で、シユードモナス・マレイは非
運動性であること、および脱窒が認められる点
で、シユードモナス・カリオフイリは、黄緑色の
非螢光水溶性色素を生じ、脱窒を行なう点で、い
ずれもSB−72310株とは明らかに区別される。 したがつて、本菌株はシユードモナス属の新種
に属すると考えられる。そこでSB−72310株の生
育最適PHが4.5〜7.0とシユードモナス属細菌とし
てはやや低い特徴にもとづいて本菌をシユードモ
ナス・メソアシドフイラ(Pseudomonas
mesoacidophila)と命名した。 なお、本菌株SB−72310株は工業技術院微生物
工業技術研究所にFERM−P No.4653として、
財団法人発酵研究所にIFO 13884として、ジ・ア
メリカン・タイプ・カルチヤー・コレクシヨン
(The American Type Culture Collection U.S.
A.)にATCC−31433として、それぞれ寄託され
ている。 本発明に用いられるシユードモナス属細菌は一
般にその性状が変化しやすく、たとえば紫外線、
X線、化学薬品(例、ニトロソグアニジン、エチ
ルメタンスルホン酸)などを用いる人工変異手段
で容易に変異しうるものであり、どの様な変異株
であつても本発明の対象とするSB−72310の生産
能を有するものはすべて本発明に使用することが
できる。 SB−72310生産菌の培養に際しては、炭素源と
しては、たとえばグルコース、シユークロース、
マルトース、廃糖蜜、グリセロール、油脂類
(例、大豆油、オリーブ油など)、有機酸類(例、
クエン酸、コハク酸、グルコン酸など)など菌が
資化しうるものが適宜用いられる。窒素源として
は、たとえば大豆粉、棉実粉、コーン・ステイー
プ・リカー、乾燥酵母、酵母エキス、肉エキス、
ペプトン、尿素、硫酸アンモニウム、硝酸アンモ
ニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム
などの有機窒素化合物や無機窒素化合物が利用で
きる。また、無機塩としては、たとえば塩化ナト
リウム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、硫酸マ
グネシウム、リン酸一カリウム、リン酸二ナトリ
ウムなどの通常細菌の培養に必要な無機塩類が単
独もしくは適宜、組合せて使用される。 シユードモナス属に属する抗生物質SB−72310
生産菌の資化しうる硫黄化合物、たとえば硫酸塩
(例、硫酸アンモニウムなど)、チオ硫酸塩(例、
チオ硫酸アンモニウムなど)、亜硫酸塩(例、亜
硫酸アンモニウム)などの無機硫黄化合物、含硫
アミノ酸(例、シスチン、システイン、L−チア
ゾリジン−4−カルボン酸)、ヒポタウリン、含
流ペプチド(例、グルタチオン)などの有機硫黄
化合物または、これらの混合物を培地に添加する
と目的物の生成量が増大することが見出された。
該硫黄化合物を培地に添加するときの濃度は0.01
〜1.0W/V%、さらに好ましくは0.02〜0.5W/V%
である。該硫黄化合物を培地中に添加して培養す
ると、SB−72310の生成量が増大し、工業上きわ
めて有利である。 また、硫酸第1鉄、硫酸銅などの重金属類、ビ
タミンB1、ビオチンなどのビタミン類なども必
要に応じて添加される。さらにシリコーンオイル
やポリアルキレングリコールエーテルなどの消泡
剤や界面活性剤を培地に添加してもよい。その他
菌の発育を助け、SB−72310の生産を促進するよ
うな有機物や無機物を適宜に添加してもよい。 培養方法としては、一般の抗生物質の生産方法
と同様に行なえばよく、固体培養でも液体培養で
もよい。液体培養の場合は静置培養、撹拌培養、
振盪培養、通気培養などいずれを実施してもよい
がとくに通気撹拌培養が好ましい。又培養温度は
およそ15℃〜35℃の範囲が好ましく、培地のPHは
約4〜8の範囲でおよそ8時間〜168時間、好ま
しくは24時間〜144時間培養する。 生成したSB−72310は主として培養液中に存
在するので、培養物を遠心分離あるいは過によ
つて上清液と菌体とに分離し、その上清液から精
製するのが有利である。しかし、培養物から、直
接に精製することも可能である。 本物質の力価測定は、たとえばコマモナス・テ
リゲナ(Comamonas terigena)IFO 12685株を
試験菌として、SB−72310を標準品として、TSA
(トリプテイケース・ソイ・アガー(Baltimore
Biologicals Limited、U.S.A.製)培地を用いる
カツプ法、ペーパーデイスク法により実施でき
る。 SB−72310を採取するには、微生物が生産する
代謝産物を採取するのに通常用いられる手段を適
宜利用することができる。たとえば遠心分離によ
つて菌体を除去したのち、その液から一般に有
効物質を分離、採取、精製する方法を用いる。す
なわち適当な溶媒に対する溶解性および溶解度の
差、溶液からの析出法および析出速度の差、種々
の吸着親和力の差、イオン交換体によるイオン交
換クロマトグラフイーあるいは減圧濃縮、凍結乾
燥、結晶化、再結晶、乾燥などの手段が単独ある
いは任意の順序に組合わせて、または反復して用
い、利用される。 その1例を示すと次のとおりである。すなわち
培養終了培養液を過し、得られる液を活性炭
カラムに通過させ、吸着されるSB−72310を親水
性有機溶媒系を用いて溶出させる。親水性有機溶
媒系として用いられるものには、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの
低級ケトン類、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、プロパノール、ブタノール等の低級
アルコール類の単独または混合溶媒と水との混合
溶液があげられる。またイオン交換樹脂としては
当該物質が酸性物質であるため、アニオン交換樹
脂〔アンバーライトIRA−400、402、米国アンバ
ーライト社製造;ダウエツクス−1、米国ダウ・
アンド・ケミカル社製造;ダイヤイオンSA−
21A、三菱化成製造〕等のCl型等が有利に利用出
来る。吸着した当該物質の溶出には食塩等の水溶
液を用い有効物質を溶出する。溶出液の脱塩には
再び活性炭のカラムクロマトグラフイーを行う。
次に有効物質を溶出した溶出液を濃縮した後、ア
セトン等を加えて析出する沈澱を取したのち、
アセトン、エーテル等で洗浄後乾燥すると淡褐色
の粉末が得られる。得られた粉末をさらに精製す
るには、DEAEセフアデツクス(スエーデン フ
アルマシア社製)のカラムクロマトグラフイーが
有利に利用出来る。すなわち、DEAEセフアデツ
クスA−25をリン酸緩衝液(PH6.6)で洗浄した
後、さきに得られた粉末を水に溶解した液を通
過、吸着せしめ、同緩衝液で洗浄後、0.5W/V%
食塩を含ませた緩衝液で溶出する。得られた有効
区分をPH3.0に調整後、再び活性炭カラムに通
し、20V/V%メタノール水で洗浄する。ついで含
水アセトンで溶出し、有効区分を減圧濃縮後、ア
セトンを加えるとSB−72310が得られる。また本
品は金属塩およびアンモニウム塩を形成する。金
属塩としては、たとえばナトリウム塩、カリウム
塩、リチウム塩などが挙げられる。 後述の実施例1で得られたSB−72310の物理化
学的性質はつぎのとおりである。 (1) 融点:110℃以上である。 (2) 外観:白色粉末 (3) 元素分析値:(%) 五酸化リン上で40℃、6時間減圧乾燥したも
の。 C 34.40 34.18(34.40±0.5) H 5.56 5.54( 5.50±0.5) N 13.30 13.65(13.45±0.5) S 7.56 7.75( 7.75±0.5) (O 38.90±1.0) (4) 分子量 400±20(滴定法による。) 推定分子式(上記の実測値より) C12H20N4SO9・(H2O) 計算値
C 34.78;H 5.35;N 13.52;S 7.74(%) (5) 比旋光度 〔α〕23 D+0.5゜±5゜(C=0.93、H2O) (6) 紫外線吸収スペクトル: 末端吸収のみ(21nm以上以上に特異な吸収
を示さない。) (7) 赤外線吸収スペクトル:(第1図) 臭化カリウム錠による吸収スペクトルの主要
ピークはつぎの通りである。 3440(s)、2920(m)、2850(m)、2600
(w)、1770(s)、1650(s)、1530(s)、
1458(m)、1390(w)、1340(w)、1280
(sh)、1240(s)、1210(sh)、1180(m)、
1118(w)、1043(s)、792(w)、632(s)
(cm-1) (ただし、s、m、wは強、中、弱を、shは肩
を、それぞれ示す。) (8) 溶媒に対する溶解性: 石油エーテル、ヘキサン、ジエチルエーテ
ル、ベンゼン、酢酸エチル、クロロホルムには
不溶。エタノール、ピリジン、アセトンには難
溶。メタノール、ジメチルスルフオキシドには
可溶。水には易溶。 (9) 呈色反応: ニンヒドリン、過マンガン酸カリウム試薬に
は陽性。塩化第2鉄−フエリシアン化カリウム
試薬、坂口反応、モーリツシユ試薬には陰性。
エールリツヒ試薬には擬陽性。 (10) 塩基性、酸性、中性の区別:酸性物質 (11) 核磁気共鳴スペクトル(ジメチルスルフオキ
シド中100MHZ)δ3.31ppmにO−CH3のシグ
ナルを認める。 (12) 安定性: PH3〜PH7の水溶液は60℃、10分間の加熱に
は安定。PH8.5以上では不安定。 後述の実施例2で得られたSB−72310・ナトリ
ウム塩の物理化学的性状はつぎのとおりである。 (1) 融点:110℃以上である。 (2) 外観:白色粉末 (3) 元素分析値:(%) 五酸化リン上で40℃、6時間減圧乾燥したも
の。 C 31.75 31.68 H 5.19 5.11 N 12.68 12.57 S 7.16 7.10 Na 5.01 4.95 (4) 分子量: 分子中Naを1モル含有するとすれば 438±5(滴定法による) 推定分子式(上記の実測値より) C12H19N4SO9Na・2H2O 計算値 C 31.72;H 5.10;N 12.33;
S 7.06 ;Na 5.06 (5) 比旋光度: 〔α〕23 D+8.5゜±5゜(C=0.91、H2O) (6) 紫外線吸収スペクトル:末端吸収のみ (7) 赤外線吸収スペクトル:(第2図) 臭化カリウム錠による吸収スペクトルの主要
ピークはつぎの通りである。 3430(s)、3250(sh)、3000(m)、1770
(s)、1640(s)、1530(s)、1450(w)、
1405(w)、1343(w)、1280(sh)、1245
(s)、1180(w)、1118(w)、1050(s)、820
(w)、785(w)、632(s)、(cm-1) (ただし、s、m、wは強、中、弱を、shは肩
を、それぞれ示す。) (8) 溶媒に対する溶解性: 石油エーテル、ヘキサン、ジエチルエーテ
ル、ベンゼン、酢酸エチル、クロロホルム、ア
セトンには不溶。メタノール、エタノール、ピ
リジンには難溶。ジメチルスルフオキシドには
可溶。水には易溶。 (9) 呈色反応: ニンヒドリン、過マンガン酸カリウム試薬に
は陽性。塩化第2鉄−フエリシアン化カリウム
試薬、坂口反応、モーリツシユ試薬には陰性。
エールリツヒ試薬には擬陽性。 (10) 安定性: PH3〜PH7の水溶液は60℃、10分間加熱には
安定。PH8.5以上では不安定。 SB−72310の遊離形のものを塩にするには、た
とえば遊離酸の水溶液に約当モルの水酸化ナトリ
ウムを添加し凍結乾燥するとナトリウム塩が得ら
れる。 またSB−72310の塩を遊離形のものにするには
たとえば、SB−72310ナトリウム塩の水溶液に約
1規定の塩酸を加えPH約3.0とした後活性炭で脱
塩操作を行うと遊離形が得られる。 以上のSB−72310の物理化学的性質およびその
他の物理化学的性質のデータから本物質の化学構
造式は次のとおりであると決定された。 次にSB−72310の生物学的性状について述べ
る。SB−72310およびそのナトリウム塩の各種微
生物に対する抗菌スペクトルは第2表に示すとお
りである。この表から明らかなように抗生物質
SB−72310はグラム陽性菌および陰性菌に有効で
ある。 抗生物質SB−72310・ナトリウム塩の急性毒性
はマウスに対する静脈内投与で500mg/Kgでは死亡
例を認めず、低毒性である。
±:微弱な生育あり
−:生育なし
その他の性質 (i) マロン酸の利用性:陽性 (ii) フエニルアラニンの脱アミノ反応:陰性 (iii) デカルボキシラーゼ活性 (a) アルギニン:陽性 (b) リジン:陰性 (c) オルニチン:陰性 (iv) アルギニン・ジヒドロラーゼ活性:陽性 (v) エスクリンの加水分解性:陽性 (vi) ツイーン(Tween)80の加水分解性:
陽性 (vii) DNAのGC(グアニン−シトシン)含
量:64.3モル% 以上の菌学的性質を有するSB−72310株をバー
ジーズ・マニユアル・オブ・デターミナテイブ・
バクテリオロジー(Bergy′s Manual of
Determinative Bacteriology)第7版および第8
版の記載と照合すると、SB−72310株はグラム陰
性桿菌で、好気性で、極鞭毛を有して運動性があ
り、オキシダーゼ陽性、カタラーゼ陽性であると
ころからシユードモナダセー科に属することは明
らかである。さらに栄養要求性がなく、ポリ−β
−ヒドロキシ酪酸を蓄積すること、またアルギニ
ン・ジヒドロラーゼを有するということなどの性
質から検索すると、シユードモナス・シユードア
ルカリゲネス(Pseudomonas
pseudoalcaligenes)、シユードモナス・シユード
マレイ(P.pseudomallei)、シユードモナス・マ
レイ(P.mallei)およびシユードモナス・カリオ
フイリ(P.caryophylli)に近縁と考えられる。
しかし、シユードモナス・シユードアルカリゲネ
スは、炭水化物としてはフラクトースだけしか利
用できないという点で、シユードモナス・シユー
ドマレイはほとんどの株で脱窒が認められるこ
と、またでんぷんを加水分解することおよび栄養
源の資化性の点で、シユードモナス・マレイは非
運動性であること、および脱窒が認められる点
で、シユードモナス・カリオフイリは、黄緑色の
非螢光水溶性色素を生じ、脱窒を行なう点で、い
ずれもSB−72310株とは明らかに区別される。 したがつて、本菌株はシユードモナス属の新種
に属すると考えられる。そこでSB−72310株の生
育最適PHが4.5〜7.0とシユードモナス属細菌とし
てはやや低い特徴にもとづいて本菌をシユードモ
ナス・メソアシドフイラ(Pseudomonas
mesoacidophila)と命名した。 なお、本菌株SB−72310株は工業技術院微生物
工業技術研究所にFERM−P No.4653として、
財団法人発酵研究所にIFO 13884として、ジ・ア
メリカン・タイプ・カルチヤー・コレクシヨン
(The American Type Culture Collection U.S.
A.)にATCC−31433として、それぞれ寄託され
ている。 本発明に用いられるシユードモナス属細菌は一
般にその性状が変化しやすく、たとえば紫外線、
X線、化学薬品(例、ニトロソグアニジン、エチ
ルメタンスルホン酸)などを用いる人工変異手段
で容易に変異しうるものであり、どの様な変異株
であつても本発明の対象とするSB−72310の生産
能を有するものはすべて本発明に使用することが
できる。 SB−72310生産菌の培養に際しては、炭素源と
しては、たとえばグルコース、シユークロース、
マルトース、廃糖蜜、グリセロール、油脂類
(例、大豆油、オリーブ油など)、有機酸類(例、
クエン酸、コハク酸、グルコン酸など)など菌が
資化しうるものが適宜用いられる。窒素源として
は、たとえば大豆粉、棉実粉、コーン・ステイー
プ・リカー、乾燥酵母、酵母エキス、肉エキス、
ペプトン、尿素、硫酸アンモニウム、硝酸アンモ
ニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウム
などの有機窒素化合物や無機窒素化合物が利用で
きる。また、無機塩としては、たとえば塩化ナト
リウム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、硫酸マ
グネシウム、リン酸一カリウム、リン酸二ナトリ
ウムなどの通常細菌の培養に必要な無機塩類が単
独もしくは適宜、組合せて使用される。 シユードモナス属に属する抗生物質SB−72310
生産菌の資化しうる硫黄化合物、たとえば硫酸塩
(例、硫酸アンモニウムなど)、チオ硫酸塩(例、
チオ硫酸アンモニウムなど)、亜硫酸塩(例、亜
硫酸アンモニウム)などの無機硫黄化合物、含硫
アミノ酸(例、シスチン、システイン、L−チア
ゾリジン−4−カルボン酸)、ヒポタウリン、含
流ペプチド(例、グルタチオン)などの有機硫黄
化合物または、これらの混合物を培地に添加する
と目的物の生成量が増大することが見出された。
該硫黄化合物を培地に添加するときの濃度は0.01
〜1.0W/V%、さらに好ましくは0.02〜0.5W/V%
である。該硫黄化合物を培地中に添加して培養す
ると、SB−72310の生成量が増大し、工業上きわ
めて有利である。 また、硫酸第1鉄、硫酸銅などの重金属類、ビ
タミンB1、ビオチンなどのビタミン類なども必
要に応じて添加される。さらにシリコーンオイル
やポリアルキレングリコールエーテルなどの消泡
剤や界面活性剤を培地に添加してもよい。その他
菌の発育を助け、SB−72310の生産を促進するよ
うな有機物や無機物を適宜に添加してもよい。 培養方法としては、一般の抗生物質の生産方法
と同様に行なえばよく、固体培養でも液体培養で
もよい。液体培養の場合は静置培養、撹拌培養、
振盪培養、通気培養などいずれを実施してもよい
がとくに通気撹拌培養が好ましい。又培養温度は
およそ15℃〜35℃の範囲が好ましく、培地のPHは
約4〜8の範囲でおよそ8時間〜168時間、好ま
しくは24時間〜144時間培養する。 生成したSB−72310は主として培養液中に存
在するので、培養物を遠心分離あるいは過によ
つて上清液と菌体とに分離し、その上清液から精
製するのが有利である。しかし、培養物から、直
接に精製することも可能である。 本物質の力価測定は、たとえばコマモナス・テ
リゲナ(Comamonas terigena)IFO 12685株を
試験菌として、SB−72310を標準品として、TSA
(トリプテイケース・ソイ・アガー(Baltimore
Biologicals Limited、U.S.A.製)培地を用いる
カツプ法、ペーパーデイスク法により実施でき
る。 SB−72310を採取するには、微生物が生産する
代謝産物を採取するのに通常用いられる手段を適
宜利用することができる。たとえば遠心分離によ
つて菌体を除去したのち、その液から一般に有
効物質を分離、採取、精製する方法を用いる。す
なわち適当な溶媒に対する溶解性および溶解度の
差、溶液からの析出法および析出速度の差、種々
の吸着親和力の差、イオン交換体によるイオン交
換クロマトグラフイーあるいは減圧濃縮、凍結乾
燥、結晶化、再結晶、乾燥などの手段が単独ある
いは任意の順序に組合わせて、または反復して用
い、利用される。 その1例を示すと次のとおりである。すなわち
培養終了培養液を過し、得られる液を活性炭
カラムに通過させ、吸着されるSB−72310を親水
性有機溶媒系を用いて溶出させる。親水性有機溶
媒系として用いられるものには、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの
低級ケトン類、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、プロパノール、ブタノール等の低級
アルコール類の単独または混合溶媒と水との混合
溶液があげられる。またイオン交換樹脂としては
当該物質が酸性物質であるため、アニオン交換樹
脂〔アンバーライトIRA−400、402、米国アンバ
ーライト社製造;ダウエツクス−1、米国ダウ・
アンド・ケミカル社製造;ダイヤイオンSA−
21A、三菱化成製造〕等のCl型等が有利に利用出
来る。吸着した当該物質の溶出には食塩等の水溶
液を用い有効物質を溶出する。溶出液の脱塩には
再び活性炭のカラムクロマトグラフイーを行う。
次に有効物質を溶出した溶出液を濃縮した後、ア
セトン等を加えて析出する沈澱を取したのち、
アセトン、エーテル等で洗浄後乾燥すると淡褐色
の粉末が得られる。得られた粉末をさらに精製す
るには、DEAEセフアデツクス(スエーデン フ
アルマシア社製)のカラムクロマトグラフイーが
有利に利用出来る。すなわち、DEAEセフアデツ
クスA−25をリン酸緩衝液(PH6.6)で洗浄した
後、さきに得られた粉末を水に溶解した液を通
過、吸着せしめ、同緩衝液で洗浄後、0.5W/V%
食塩を含ませた緩衝液で溶出する。得られた有効
区分をPH3.0に調整後、再び活性炭カラムに通
し、20V/V%メタノール水で洗浄する。ついで含
水アセトンで溶出し、有効区分を減圧濃縮後、ア
セトンを加えるとSB−72310が得られる。また本
品は金属塩およびアンモニウム塩を形成する。金
属塩としては、たとえばナトリウム塩、カリウム
塩、リチウム塩などが挙げられる。 後述の実施例1で得られたSB−72310の物理化
学的性質はつぎのとおりである。 (1) 融点:110℃以上である。 (2) 外観:白色粉末 (3) 元素分析値:(%) 五酸化リン上で40℃、6時間減圧乾燥したも
の。 C 34.40 34.18(34.40±0.5) H 5.56 5.54( 5.50±0.5) N 13.30 13.65(13.45±0.5) S 7.56 7.75( 7.75±0.5) (O 38.90±1.0) (4) 分子量 400±20(滴定法による。) 推定分子式(上記の実測値より) C12H20N4SO9・(H2O) 計算値
C 34.78;H 5.35;N 13.52;S 7.74(%) (5) 比旋光度 〔α〕23 D+0.5゜±5゜(C=0.93、H2O) (6) 紫外線吸収スペクトル: 末端吸収のみ(21nm以上以上に特異な吸収
を示さない。) (7) 赤外線吸収スペクトル:(第1図) 臭化カリウム錠による吸収スペクトルの主要
ピークはつぎの通りである。 3440(s)、2920(m)、2850(m)、2600
(w)、1770(s)、1650(s)、1530(s)、
1458(m)、1390(w)、1340(w)、1280
(sh)、1240(s)、1210(sh)、1180(m)、
1118(w)、1043(s)、792(w)、632(s)
(cm-1) (ただし、s、m、wは強、中、弱を、shは肩
を、それぞれ示す。) (8) 溶媒に対する溶解性: 石油エーテル、ヘキサン、ジエチルエーテ
ル、ベンゼン、酢酸エチル、クロロホルムには
不溶。エタノール、ピリジン、アセトンには難
溶。メタノール、ジメチルスルフオキシドには
可溶。水には易溶。 (9) 呈色反応: ニンヒドリン、過マンガン酸カリウム試薬に
は陽性。塩化第2鉄−フエリシアン化カリウム
試薬、坂口反応、モーリツシユ試薬には陰性。
エールリツヒ試薬には擬陽性。 (10) 塩基性、酸性、中性の区別:酸性物質 (11) 核磁気共鳴スペクトル(ジメチルスルフオキ
シド中100MHZ)δ3.31ppmにO−CH3のシグ
ナルを認める。 (12) 安定性: PH3〜PH7の水溶液は60℃、10分間の加熱に
は安定。PH8.5以上では不安定。 後述の実施例2で得られたSB−72310・ナトリ
ウム塩の物理化学的性状はつぎのとおりである。 (1) 融点:110℃以上である。 (2) 外観:白色粉末 (3) 元素分析値:(%) 五酸化リン上で40℃、6時間減圧乾燥したも
の。 C 31.75 31.68 H 5.19 5.11 N 12.68 12.57 S 7.16 7.10 Na 5.01 4.95 (4) 分子量: 分子中Naを1モル含有するとすれば 438±5(滴定法による) 推定分子式(上記の実測値より) C12H19N4SO9Na・2H2O 計算値 C 31.72;H 5.10;N 12.33;
S 7.06 ;Na 5.06 (5) 比旋光度: 〔α〕23 D+8.5゜±5゜(C=0.91、H2O) (6) 紫外線吸収スペクトル:末端吸収のみ (7) 赤外線吸収スペクトル:(第2図) 臭化カリウム錠による吸収スペクトルの主要
ピークはつぎの通りである。 3430(s)、3250(sh)、3000(m)、1770
(s)、1640(s)、1530(s)、1450(w)、
1405(w)、1343(w)、1280(sh)、1245
(s)、1180(w)、1118(w)、1050(s)、820
(w)、785(w)、632(s)、(cm-1) (ただし、s、m、wは強、中、弱を、shは肩
を、それぞれ示す。) (8) 溶媒に対する溶解性: 石油エーテル、ヘキサン、ジエチルエーテ
ル、ベンゼン、酢酸エチル、クロロホルム、ア
セトンには不溶。メタノール、エタノール、ピ
リジンには難溶。ジメチルスルフオキシドには
可溶。水には易溶。 (9) 呈色反応: ニンヒドリン、過マンガン酸カリウム試薬に
は陽性。塩化第2鉄−フエリシアン化カリウム
試薬、坂口反応、モーリツシユ試薬には陰性。
エールリツヒ試薬には擬陽性。 (10) 安定性: PH3〜PH7の水溶液は60℃、10分間加熱には
安定。PH8.5以上では不安定。 SB−72310の遊離形のものを塩にするには、た
とえば遊離酸の水溶液に約当モルの水酸化ナトリ
ウムを添加し凍結乾燥するとナトリウム塩が得ら
れる。 またSB−72310の塩を遊離形のものにするには
たとえば、SB−72310ナトリウム塩の水溶液に約
1規定の塩酸を加えPH約3.0とした後活性炭で脱
塩操作を行うと遊離形が得られる。 以上のSB−72310の物理化学的性質およびその
他の物理化学的性質のデータから本物質の化学構
造式は次のとおりであると決定された。 次にSB−72310の生物学的性状について述べ
る。SB−72310およびそのナトリウム塩の各種微
生物に対する抗菌スペクトルは第2表に示すとお
りである。この表から明らかなように抗生物質
SB−72310はグラム陽性菌および陰性菌に有効で
ある。 抗生物質SB−72310・ナトリウム塩の急性毒性
はマウスに対する静脈内投与で500mg/Kgでは死亡
例を認めず、低毒性である。
【表】
本発明によつて得られるSB−72310は、上記抗
菌スペクトルから明らかなように、グラム陰性
菌、グラム陽性菌に対して抗菌力を示す。したが
つて、哺乳動物(例、マウス、ラツト、イヌ、
人)および家禽(例、ニワトリ、アヒル)の上記
細菌の感染症の治療に用いることができる。 SB−72310をたとえば大腸菌感染症の治療薬と
して用いるには、たとえばSB−72310を生理的食
塩水に溶解して注射剤として非経口的に皮下また
は筋肉内に15〜60mg/Kg/日投与する。また経口
剤として、抗生物質SB−72310を乳糖と混合して
カプセル剤とし、SB−72310として60〜400mg/
Kg/日投与する。 また、本発明によつて得られるSB−72310は、
殺菌剤として用いることができる。たとえばSB
−72310を0.1〜1.0W/V%の濃度で蒸留水に溶解
した液剤、またはワセリン、ラノリンを基剤と
し、1gあたりSB−72310を15〜60mg含有する軟
膏剤として、上記の動物の手、足、眼、耳などの
殺菌、消毒に用いることができる。 また、SB−72310は新しい医薬品の合成中間体
としても極めて有望な化合物である。 以上の諸性質を有する抗生物質SB−72310を、
既知抗生物質と比較してみると、まず水溶性酸性
物質でSを含有する抗生物質としては、ペニシリ
ン類、セフアロスポリン類があげられるが、本品
は紫外部吸収を示さないことからセフアロスポリ
ン類とは異なり、また本品の核磁気共鳴ペクトル
でO−メチルのシグナルが認められることおよ
び、酸加水分解によつてグルタミン酸が検出され
ることから、天然に得られているペニシリン類、
セフアロスポリン類とは一致しないことが明らか
である。 また、シユードモナス属細菌によつて産生され
る抗生物質としては数多くのものが知られている
が、水溶性酸性物質でSを含有する抗細菌性抗生
物質は全く知られていない。またシユードモナス
属細菌以外の微生物の産生する既知抗生物質のい
ずれとも物理化学的および生物学的性状を異にし
ている。したがつて本抗生物質は新規化合物であ
ると判断される。 次に実施例をもつてさらに詳細に本発明の内容
を説明するが、これによつて本発明が限定される
ものではない。パーセントは、特にことわりのな
いかぎり重量/容量%を示す。 実施例 1 栄養寒天斜面上に生育させたシユードモナス・
メソアシドフイラSB−72310(FERM−P
No.4653;IFO 13884;ATCC−31433)の菌株
を、グルコース1%、ポリペプトン(大五栄養化
学社製)0.5%、肉エキス0.5%、食塩0.5%(PH
7.0)からなる培地500mlを含む2容坂口フラス
コ2本に接種して、28℃で48時間往復振盪培養し
その培養物を種菌とする。 次に、シユークロース1.5%、酵母エキス0.3
%、硫酸アンモニウム0.2%、リン酸第1カリウ
ム0.6%、リン酸第2カリウム0.3%、硫酸マグネ
シウム0.05%、食塩0.05%からなる培地120を
200容ステンレス製発酵槽に入れ、120℃で20分
間蒸気滅菌したのち、前記種菌を接種した。つい
で温度28℃、通気量120/分、撹拌回転数180r.
p.m.の条件下で78時間培養した。この培養物を
シヤープレス遠心分離機にかけ、菌体を分離し、
上清液110をえた。PH4.2に調整したのち活性炭
(クロマト用「白サギ」武田薬品工業製)15を
充てんしたカラムに通し活性物質を吸着させ水45
で洗滌後、50V/V%アセトン水45で溶出し
た。溶出液を10宛分画し、コマモナス・テリゲ
ナIFO 12685を被検菌として有効区分をしらべ、
フラクシヨンNo.2〜3を集めて水20を加えた
後、ダウエツクス−1(Cl)(米国 ダウ・アン
ド・ケミカル社製)10を詰めたカラムに通し
た。水25で洗滌後、5%食塩水50で溶出し
た。有効区分を集めPH4.0に調整後、再び活性炭
カラム(8)に通し、水24で洗滌後20V/V%
メタノール水で溶出を行つた。有効区分を50mlま
で減圧濃縮した後、アセトン200mlを加え、析出
する沈でんを取、アセトン50ml、エーテル100
mlで洗滌後、減圧乾燥すると粗物質12gが得られ
た。 ここに得られた粗物質10gをM/100リン酸緩
衝液(PH6.6)500mlに溶解した後、同緩衝液で緩
衝化されたDEAE Sephadex A−25(スエーデ
ン、フアルマシア社製造)カラム200mlに通過さ
せ吸着せしめた。同緩衝液400mlでカラムを洗滌
後、0.5%食塩を添加した同緩衝液で溶出を行つ
た。有効フラクシヨンを集め、N−塩酸を添加し
て液性をPH3.2に調整した後活性炭カラム60mlに
通過させた。同カラムを水200ml、20V/V%メタ
ノール水100mlで洗滌した後、50V/V%アセトン
水で溶出を行い、有効フラクシヨンを集めて減圧
下に濃縮した後、メタノール5mlを加えて溶解
し、アセトン100mlを加え冷所に放置した。析出
した沈澱を取し、エーテルで洗滌後、五酸化リ
ン上で減圧下、40℃、6時間乾燥すると、3.8g
の粉末が得られた。その赤外線吸収スペクトルを
第1図に示す。 元素分析値 C 34.40、H 5.56、N 13.30、 S 7.56% 実施例 2 実施例1で得られたSB−72310遊離体2.0gを
水45mlに溶解後、冷却しながら−水酸化ナトリウ
ム約4.5mlを加えた後、PHを測定しながら注意し
てN−水酸化ナトリウムを加えPH6.5に調整した
後、凍結乾燥を行ない白色粉末SB−72310・モノ
ナトリウム塩2.1gが得られた。本品を40℃6時
間減圧乾燥したものの赤外線吸収スペクトルは第
2図に示される。また元素分析値はC 31.75、
H 5.19、N 12.68、S 7.16、Na 5.01%であ
つた。 実施例 3 栄養寒天斜面上に生育させたシユードモナス・
メソアシドフイラSB−72310FERM−P
No.4653;IFO 13884;ATCC−31433)の菌体を
グリセリン3%、グルコース0.1%、ポリペプト
ン(大五栄養化学社製)0.5%、肉エキス0.5%、
食塩0.5%(PH6.5)からなる培地40mlを200ml三
角フラスコに接種して28℃で48時間、回転式振盪
培養機上で培養したものを種菌とする。 次に種菌1mlを200ml三角フラスコ内の種々の
硫黄化合物を前述の培地40mlに移植して28℃で96
時間回転振盪培養したところ、第3表に示すよう
にSB−72310の生産量の増大が認められた。
菌スペクトルから明らかなように、グラム陰性
菌、グラム陽性菌に対して抗菌力を示す。したが
つて、哺乳動物(例、マウス、ラツト、イヌ、
人)および家禽(例、ニワトリ、アヒル)の上記
細菌の感染症の治療に用いることができる。 SB−72310をたとえば大腸菌感染症の治療薬と
して用いるには、たとえばSB−72310を生理的食
塩水に溶解して注射剤として非経口的に皮下また
は筋肉内に15〜60mg/Kg/日投与する。また経口
剤として、抗生物質SB−72310を乳糖と混合して
カプセル剤とし、SB−72310として60〜400mg/
Kg/日投与する。 また、本発明によつて得られるSB−72310は、
殺菌剤として用いることができる。たとえばSB
−72310を0.1〜1.0W/V%の濃度で蒸留水に溶解
した液剤、またはワセリン、ラノリンを基剤と
し、1gあたりSB−72310を15〜60mg含有する軟
膏剤として、上記の動物の手、足、眼、耳などの
殺菌、消毒に用いることができる。 また、SB−72310は新しい医薬品の合成中間体
としても極めて有望な化合物である。 以上の諸性質を有する抗生物質SB−72310を、
既知抗生物質と比較してみると、まず水溶性酸性
物質でSを含有する抗生物質としては、ペニシリ
ン類、セフアロスポリン類があげられるが、本品
は紫外部吸収を示さないことからセフアロスポリ
ン類とは異なり、また本品の核磁気共鳴ペクトル
でO−メチルのシグナルが認められることおよ
び、酸加水分解によつてグルタミン酸が検出され
ることから、天然に得られているペニシリン類、
セフアロスポリン類とは一致しないことが明らか
である。 また、シユードモナス属細菌によつて産生され
る抗生物質としては数多くのものが知られている
が、水溶性酸性物質でSを含有する抗細菌性抗生
物質は全く知られていない。またシユードモナス
属細菌以外の微生物の産生する既知抗生物質のい
ずれとも物理化学的および生物学的性状を異にし
ている。したがつて本抗生物質は新規化合物であ
ると判断される。 次に実施例をもつてさらに詳細に本発明の内容
を説明するが、これによつて本発明が限定される
ものではない。パーセントは、特にことわりのな
いかぎり重量/容量%を示す。 実施例 1 栄養寒天斜面上に生育させたシユードモナス・
メソアシドフイラSB−72310(FERM−P
No.4653;IFO 13884;ATCC−31433)の菌株
を、グルコース1%、ポリペプトン(大五栄養化
学社製)0.5%、肉エキス0.5%、食塩0.5%(PH
7.0)からなる培地500mlを含む2容坂口フラス
コ2本に接種して、28℃で48時間往復振盪培養し
その培養物を種菌とする。 次に、シユークロース1.5%、酵母エキス0.3
%、硫酸アンモニウム0.2%、リン酸第1カリウ
ム0.6%、リン酸第2カリウム0.3%、硫酸マグネ
シウム0.05%、食塩0.05%からなる培地120を
200容ステンレス製発酵槽に入れ、120℃で20分
間蒸気滅菌したのち、前記種菌を接種した。つい
で温度28℃、通気量120/分、撹拌回転数180r.
p.m.の条件下で78時間培養した。この培養物を
シヤープレス遠心分離機にかけ、菌体を分離し、
上清液110をえた。PH4.2に調整したのち活性炭
(クロマト用「白サギ」武田薬品工業製)15を
充てんしたカラムに通し活性物質を吸着させ水45
で洗滌後、50V/V%アセトン水45で溶出し
た。溶出液を10宛分画し、コマモナス・テリゲ
ナIFO 12685を被検菌として有効区分をしらべ、
フラクシヨンNo.2〜3を集めて水20を加えた
後、ダウエツクス−1(Cl)(米国 ダウ・アン
ド・ケミカル社製)10を詰めたカラムに通し
た。水25で洗滌後、5%食塩水50で溶出し
た。有効区分を集めPH4.0に調整後、再び活性炭
カラム(8)に通し、水24で洗滌後20V/V%
メタノール水で溶出を行つた。有効区分を50mlま
で減圧濃縮した後、アセトン200mlを加え、析出
する沈でんを取、アセトン50ml、エーテル100
mlで洗滌後、減圧乾燥すると粗物質12gが得られ
た。 ここに得られた粗物質10gをM/100リン酸緩
衝液(PH6.6)500mlに溶解した後、同緩衝液で緩
衝化されたDEAE Sephadex A−25(スエーデ
ン、フアルマシア社製造)カラム200mlに通過さ
せ吸着せしめた。同緩衝液400mlでカラムを洗滌
後、0.5%食塩を添加した同緩衝液で溶出を行つ
た。有効フラクシヨンを集め、N−塩酸を添加し
て液性をPH3.2に調整した後活性炭カラム60mlに
通過させた。同カラムを水200ml、20V/V%メタ
ノール水100mlで洗滌した後、50V/V%アセトン
水で溶出を行い、有効フラクシヨンを集めて減圧
下に濃縮した後、メタノール5mlを加えて溶解
し、アセトン100mlを加え冷所に放置した。析出
した沈澱を取し、エーテルで洗滌後、五酸化リ
ン上で減圧下、40℃、6時間乾燥すると、3.8g
の粉末が得られた。その赤外線吸収スペクトルを
第1図に示す。 元素分析値 C 34.40、H 5.56、N 13.30、 S 7.56% 実施例 2 実施例1で得られたSB−72310遊離体2.0gを
水45mlに溶解後、冷却しながら−水酸化ナトリウ
ム約4.5mlを加えた後、PHを測定しながら注意し
てN−水酸化ナトリウムを加えPH6.5に調整した
後、凍結乾燥を行ない白色粉末SB−72310・モノ
ナトリウム塩2.1gが得られた。本品を40℃6時
間減圧乾燥したものの赤外線吸収スペクトルは第
2図に示される。また元素分析値はC 31.75、
H 5.19、N 12.68、S 7.16、Na 5.01%であ
つた。 実施例 3 栄養寒天斜面上に生育させたシユードモナス・
メソアシドフイラSB−72310FERM−P
No.4653;IFO 13884;ATCC−31433)の菌体を
グリセリン3%、グルコース0.1%、ポリペプト
ン(大五栄養化学社製)0.5%、肉エキス0.5%、
食塩0.5%(PH6.5)からなる培地40mlを200ml三
角フラスコに接種して28℃で48時間、回転式振盪
培養機上で培養したものを種菌とする。 次に種菌1mlを200ml三角フラスコ内の種々の
硫黄化合物を前述の培地40mlに移植して28℃で96
時間回転振盪培養したところ、第3表に示すよう
にSB−72310の生産量の増大が認められた。
第1図は、抗生物質SB−72310の赤外線吸収ス
ペクトル(KBr法)を、第2図は、抗生物質SB
−72310・ナトリウム塩の赤外線吸収スペクトル
(KBr法)を、それぞれ示す。
ペクトル(KBr法)を、第2図は、抗生物質SB
−72310・ナトリウム塩の赤外線吸収スペクトル
(KBr法)を、それぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の物理化学的性状を有する抗生物質SB−
72310およびその塩 (1) 融点:110℃以上である。 (2) 外観:白色粉末 (3) 元素分析値:(%) C 34.40±0.5 H 5.50±0.5 N 13.45±0.5 O 38.90±1.0 S 7.75±0.5 (40℃、6時間五酸化リン上で減圧乾燥したも
の。) (4) 分子量:400±20(滴定法による。) (5) 比旋光度:〔α〕23 D+0.5゜±5゜(C=
0.93、H2O) (6) 紫外線吸収スペクトル:210nm以上に特異
な吸収を示さない。 (7) 赤外線吸収スペクトル:臭化カリウム錠によ
る吸収スペクトルの主な吸収(波数)は次のと
おりである: 1770、1650、1530、1240、1043。 (8) 溶解性:石油エーテル、ヘキサン、ジエチル
エーテル、ベンゼン、酢酸エチル、クロロホル
ムに不溶。エタノール、ピリジン、アセトンに
難溶。メタノール、ジメチルスルホキシドに可
溶。水に易溶。 (9) 呈色反応:ニンヒドリン、過マンガン酸カリ
ウム試薬に陽性。塩化第二鉄−フエリシアン化
カリウム試薬、坂口反応、モーリツシユ試薬に
陰性。 エールリツヒ試薬に擬陽性。 (10) 塩基性、酸性、中性の区別:酸性物質。 2 シユードモナス属に属する抗生物質SB−
72310生産菌を培地に培養し、培養物中に抗生物
質SB−72310を生成蓄積せしめ、これを採取する
ことを特徴とする抗生物質SB−72310の製造法。 3 培地中にシユードモナス属に属する抗生物質
SB−72310生産菌の資化しうる硫黄化合物を添加
して培養する特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 硫黄化合物が硫酸アンモニウム、亜硫酸アン
モニウム、チオ硫酸アンモニウム、システイン、
シスチン、L−チアゾリジン−4−カルボン酸、
ヒポタウリンまたはグルタチオンである特許請求
の範囲第3項記載の方法。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12227778A JPS5549394A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Antibiotic substance sb-72310 |
| US05/971,090 US4225586A (en) | 1978-10-03 | 1978-12-15 | Antibiotic SB-72310 |
| NL7907191A NL7907191A (nl) | 1978-10-03 | 1979-09-27 | Antibioticum sb-72310. |
| DE19792939333 DE2939333A1 (de) | 1978-10-03 | 1979-09-28 | Antibiotikum sb-72310 und verfahren zu seiner herstellung |
| ES484597A ES484597A1 (es) | 1978-10-03 | 1979-09-29 | Metodo de producir antibioticos a partir de organismos del genero pseudomonus. |
| CH886479A CH644871A5 (de) | 1978-10-03 | 1979-10-02 | Antibiotikum sb-72310 und verfahren zu seiner herstellung. |
| FR7924541A FR2449099A1 (fr) | 1978-10-03 | 1979-10-02 | Nouvel antibiotique sb-72310 et son procede d'obtention a partir d'un microorganisme appartenant au genre pseudomonas |
| IT26201/79A IT1193505B (it) | 1978-10-03 | 1979-10-02 | Antibiotico prodotto da microorganismi del genere pseudomonas e relativo procedimento di preparazione |
| BE0/197454A BE879170A (fr) | 1978-10-03 | 1979-10-03 | Nouvel antibiotique sb-72310, sa preparation et son utilisation |
| DK414079A DK148659C (da) | 1978-10-03 | 1979-10-03 | Fremgangsmaade til fremstilling af et antibiotikum benaevnt isosulfazecin eller antibiotikum sb-72310 og mikroorganismekultur til anvendelse ved udoevelse af fremgangsmaaden |
| GB7934348A GB2032913B (en) | 1978-10-03 | 1979-10-03 | Antibiotic sb-72310 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12227778A JPS5549394A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Antibiotic substance sb-72310 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5549394A JPS5549394A (en) | 1980-04-09 |
| JPS6133558B2 true JPS6133558B2 (ja) | 1986-08-02 |
Family
ID=14831973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12227778A Granted JPS5549394A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Antibiotic substance sb-72310 |
Country Status (11)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4225586A (ja) |
| JP (1) | JPS5549394A (ja) |
| BE (1) | BE879170A (ja) |
| CH (1) | CH644871A5 (ja) |
| DE (1) | DE2939333A1 (ja) |
| DK (1) | DK148659C (ja) |
| ES (1) | ES484597A1 (ja) |
| FR (1) | FR2449099A1 (ja) |
| GB (1) | GB2032913B (ja) |
| IT (1) | IT1193505B (ja) |
| NL (1) | NL7907191A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1979
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- 1979-09-28 DE DE19792939333 patent/DE2939333A1/de active Granted
- 1979-09-29 ES ES484597A patent/ES484597A1/es not_active Expired
- 1979-10-02 IT IT26201/79A patent/IT1193505B/it active
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- 1979-10-02 FR FR7924541A patent/FR2449099A1/fr active Granted
- 1979-10-03 GB GB7934348A patent/GB2032913B/en not_active Expired
- 1979-10-03 BE BE0/197454A patent/BE879170A/fr not_active IP Right Cessation
- 1979-10-03 DK DK414079A patent/DK148659C/da not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
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