JPS6156279B2 - - Google Patents

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JPS6156279B2
JPS6156279B2 JP23680083A JP23680083A JPS6156279B2 JP S6156279 B2 JPS6156279 B2 JP S6156279B2 JP 23680083 A JP23680083 A JP 23680083A JP 23680083 A JP23680083 A JP 23680083A JP S6156279 B2 JPS6156279 B2 JP S6156279B2
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JP
Japan
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chromium
tanning
salt
added
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Application number
JP23680083A
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English (en)
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JPS6084400A (ja
Inventor
Shoshichi Okada
Wakichi Okamoto
Shigeaki Mizutani
Teizo Isono
Toshio Osada
Saburo Hayashi
Tooru Okabe
Mitsuji Adachi
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Seitetsu Kagaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seitetsu Kagaku Co Ltd filed Critical Seitetsu Kagaku Co Ltd
Priority to JP23680083A priority Critical patent/JPS6084400A/ja
Publication of JPS6084400A publication Critical patent/JPS6084400A/ja
Publication of JPS6156279B2 publication Critical patent/JPS6156279B2/ja
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は改良された鞣製方法およびその方法で
使用する組成物に関するものである。 本発明者らは先に(特公昭57−35240号公報)
で、浸酸処理工程において、ウロトロピン(ヘキ
サメチレンテトラミン)を添加し、次いで同浴の
ままクロムなめしを行なう新しい鞣製方法を発明
し、出願した。その後引続きその方法の改良を
種々検討し、浸酸処理工程においてウロトロピン
とともに少量のクロム塩やアルミニウム塩を添加
することにより、優れた鞣製が可能になることを
見出し本発明に到達した。 特公昭57−35240号公報で出願した鞣製方法
は、浸酸処理工程において、ウロトロピンを生皮
100重量部(以下単に部と略す)に対して0.2〜10
部添加した後、常法より少ない量のクロム鞣剤を
用いて鞣製を行なう際、炭酸ナトリウム、炭酸ア
ンモニウム、酸性炭酸ナトリウム、酸性炭酸アン
モニウムの如き塩基度調整剤を添加し、または添
加することなく、従来の革と差のない良質のなめ
し革を得ると同時になめし排液中のクロムを大幅
に減少させるなめし方法である。 鞣製方法として従来より知られ、広く利用され
ている方法の一つにクロム化合物による鞣製方法
がある。このクロム鞣製方法は周知のように、脱
毛、脱灰、酵解、水洗等の前処理を行なつた生皮
に酸および中性塩を添加し、浸酸処理を施した
後、クロム鞣剤と塩基度調整剤等を加えて鞣製を
行なう方法である。 この方法で最も広く用いられるなめし剤の主成
分は通常Cr(OH)SO4と示されている塩基性硫
酸クロムである。 脱毛、脱灰、酵解、水洗を終つた生皮は弱アル
カリ性を呈しているため、前記クロム鞣溶液に浸
漬すると、クロムが皮組織内に沈着し、皮の蛋白
であるコラーゲンとの反応が抑制されて鞣効果が
なくなるので、あらかじめ生皮を酸性にしておく
必要があり、前処理として浸酸処理を行なう。 浸酸処理には通常硫酸または硫酸とギ酸の混合
液を用いる。 また生皮は酸性でも膨潤するので浸酸処理工程
では膨潤を防ぐために通常食塩等の中性塩を加え
る。 一般には生皮100重量部に対して水を30〜100部
加え、浸酸処理液のボーメ度が6〜7ボーメとな
るように食塩を添加し、ドラムを回転する。約10
分後に硫酸または硫酸とギ酸を混合した水溶液を
添加し、浸酸処理液のPHが約3になるように浸酸
処理を3〜24時間行なう。 浸酸処理は皮の液中熱収縮温度(以下Tsと略
す)が35〜40℃であるので、通常は10〜20℃で行
なわれる。浸酸処理の温度が高すぎるとTsに近
づくため皮がドラム内でこすれてなめし革の表面
に擦傷が発生し品質の低下を招く。 浸酸処理が終つた皮は、同浴のままか、または
新しい浴に変えた中でクロム鞣剤を通常5〜10部
(Cr2O3として1.25〜2.5部)加えることにより、
なめしが進行し、皮のTsが上昇するので、浴の
温度は約40℃まで上昇させてもかまわない。 なめしの途中でクロムの塩基度を上昇させ皮と
の反応性を高めるために通常重炭酸ソーダの如き
アルカリ剤を添加するが、この時にクロムの沈澱
を防止するため重炭酸ソーダを水溶液として分割
添加し約8時間なめしを行なう。 なめしの最終PHが3.5〜4.0となりTsが77〜120
℃に達した時点で革を取り出すか、またはそのま
ま一夜浴中に浸漬した後、革を取り出し1〜3日
間室温で熱成を行ない、水しぼり以降の製品革に
なるまでの仕上工程に入る。 以上のような従来のなめしにおいては皮と結合
するクロム量は添加量の50〜70%が普通であり、
未反応クロムは浴中に残り、そのままなめし排液
となる。 クロムは重金属であり、それをそのまま排出す
ることは公害上問題で、排液からのクロムの除去
が必要となる。このためクロム鞣後の排出液を化
学処理などの方法で、クロムを除去、回収するな
どの方法が行なわれている。 クロム鞣革の特徴としてはそのTsが77〜120℃
であり、他の方法で鞣製された革に較べ、耐熱性
がよく腐敗しにくく、また薬品に対する抵抗性が
あり、しかも末鞣の皮と繊維構造が大きく変化し
ていないことである。 特に植物なめし革と比較して柔軟性、弾力性に
富んでいる。 本発明者らは上記クロム鞣革のすぐれた特徴を
損なうことなく排液中のクロムを減少させる方法
について研究を重ね、さきに特公昭57−35240号
公報を出願した。 しかしながら、この方法では浸酸処理からなめ
し終了時までに長時間を要し、従来法より生産性
が劣つている。 また浸酸処理の温度はウロトロピン添加の効果
を上げるためには、少なくとも25〜30℃できれば
さらに高温が好ましく、従来のクロムなめしの浸
酸処理温度(10〜20℃)より高いため、なめし革
がドラムの回転等の機械的な摩擦の影響で損傷し
やすく、とくに鮮度の劣る原皮に対し、その影響
が大である。 これらの欠点を改良するため本発明者らは鋭意
検討を続けた結果、浸酸処理工程の初期に中性
塩、硫酸を添加した後、適当な時期にウロトロピ
ンと同時またはその前後に少量のクロム塩やアル
ミニウム塩を添加する方法が優れていることを知
り本発明に到つた。 これらのクロム塩やアルミニウム塩の添加によ
り浸酸処理の温度を30℃以上、50℃前後さらには
それ以上に上げることを可能とし、さらに機械的
な回転等による摩擦に対する皮の抵抗性も改良
し、浸酸処理の時間を大幅に短縮することができ
た。すなわち、たとえば牛皮のウロトロピン添加
浸酸処理、クロム鞣製法では約30時間またはそれ
以上であつたなめし終了までの時間を12〜20時間
と短縮することにより成功した。すなわち本発明
の要旨は、準備作業を終了した生皮をウロトロピ
ンとクロム塩または/およびアルミニウム塩の存
在下浸酸することを特徴とする浸酸処理方法およ
び該浸酸処理に用いるウロトロピンとクロム塩ま
たは/およびアルミニウム塩を主成分とする組成
物ならびに前記浸酸処理後なめし処理することを
特徴とする鞣製方法である。 本発明の方法によれば、たとえば製品品質とし
てTsを要求しない場合などではとくになめし剤
を加えることなく、そのまま引続きなめし工程の
実施が可能な場合があり、たとえばクロムの使用
量をさらに大幅に低減し得るばかりでなく、作業
の簡素化、工程の短縮がはかれ、さらにたとえば
白色の美しい革が得やすいなどの長所を有するこ
とを知つた。 もちろんこのウロトロピンとクロム塩やアルミ
ニウム塩を添加して浸酸処理した後、それぞれ適
当な方法で植物タンニン、合成なめし剤、樹脂な
めし剤、鉱物なめし剤その他のなめし剤を用いて
なめすことも可能であり、それぞれ特色のある革
が得られる。 本発明の方法においては硫酸、塩酸、ギ酸やこ
られの混合物のごとき酸、塩化ナトリウム、硫酸
ナトリウムやこれらの混合物のごとき中性塩なら
びに必要ならその他の添加剤とともにウロトロピ
ンおよびクロム塩または/およびアルミニウム塩
を用いて浸酸処理を行なうのであり、ドラムなど
の浸酸処理装置へ水、生皮およびこれらの薬剤を
任意の順にそれぞれ単独であるいはその一部を予
かじめ混合した後、仕込んで浸酸処理を行なう。
この際、従来法と同様に皮、水、中性塩、酸を仕
込んで任意の時間必要なら回転等を行なつた後、
ウロトロピンおよびそれと同時またはその前後に
クロム塩やアルミニウム塩を加え、さらに任意の
時間回転等を行なつて浸酸処理を行なうことが多
い。さらに通常生皮、水、塩化ナトリウムなどの
中性塩を仕込んだ後、均一に混合する程度の回転
等を行なつた後、任意の濃度の硫酸などの酸を加
え、さらに回転等を続けた後、ウロトロピンおよ
びそれと同時またはその前後にクロム塩やアルミ
ニウム塩を加えさらに回転等を続けることが多
い。また、ウロトロピン等を添加後、硫酸等の酸
を追加することにより好結果を得る場合も少なく
ない。 この場合硫酸などの酸添加後、ウロトロピン等
を加えるまでの最適時間は温度、混合の良否等
種々の条件で変るが、通常のドラム等を用いる場
合、本処理後適量のクロム鞣剤を加えてクロムな
めしを行なうときには2時間以内のごとき短時間
も可能で生産性の点より好ましいことが多い。本
処理後、鞣剤を加えることなく鞣製を行なう場合
には1時間以上などの長時間とする方が製品革の
性能が向上する場合が多い。 クロム塩やアルミニウム塩の最適添加時期も
種々の条件で変るがウロトロピンと同時もしくは
直前、直後が無難であり、作業上好ましい場合が
多いが、数時間前や数時間後ということもある。 本発明で浸酸処理工程で使用するウロトロピ
ン、クロム塩、アルミニウム塩の最適使用量は温
度時間その他種々の条件で変るが通常生皮100部
に対し、ウロトロピンは0.2〜10部、好ましくは
1〜5部、クロム塩はCr2O3として0.01〜0.2部、
好ましくは0.05〜0.1部、またアルミニウム塩は
Al2O3として0.1〜2部、好ましくは0.5〜1.5部使
用する。 クロム塩やアルミニウム塩の添加により皮の
Tsが約35℃から50℃以上に急速に上昇し、25〜
35℃、さらにはそれ以上での浸酸処理を可能とす
るとともに皮が強固となり、ドラム回転等による
摩擦等への低抗性が増大し革の損傷を大幅に減少
させ得る。したがつて本発明の浸酸処理は通常20
℃以上好ましくは25℃以上、さらに好ましくは25
〜50℃で行なわれる。 またウロトロピン添加後の浸酸処理の時間は温
度、回転、撹拌条件などで大きく変化し、ともに
20時間以上のごとき長時間の場合もあるが、通常
は1〜15時間のごとき10時間前後もしくはそれ以
下である。 本発明で用いるクロム塩としては種々のものを
使用し得るが、通常硫酸クロム、塩化クロムや塩
基性硫酸クロムさらに各種有機物を配位子とする
クロム化合物等の通常のクロム鞣剤などを使用す
る。またアルミニウム塩も種々のものを使用し得
るが、通常硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム
などを使用する。 その反応機構は詳かではないが、前記クロム塩
やアルミニウム塩の添加により、浸酸処理時間を
短縮でき、ひいてはなめし終了までの時間を短縮
できる。 本発明の浸酸処理を施すことにより、たとえば
さらに塩基性硫酸クロムやさらには各種有機物を
配位子とするクロム化合物などのクロム鞣剤を加
えて、高Tsの革をつくる際のクロム鞣剤は生皮
100部に対しCr2O3として1.5部以下好ましくは
0.0025〜1.5部の少量を添加するのみで従来のク
ロムなめしと同等の品質のなめし革を得ることが
できる。さらにこの例を詳しく述べると、生皮
100部に対しウロトロピン0.2〜10部とアルミニウ
ム塩をAl2O3として0.1〜2部添加することにより
クロム鞣剤は0〜1.5部、好ましくは0.0025〜1.5
部添加すればよく、ウロトロビン0.2〜10部とク
ロム塩をCr2O3として0.01〜0.15部添加すること
によりクロム鞣剤の使用量は0〜1.5部、好まし
くは0.01〜1.5部添加すればよい。 浸酸処理時に添加するクロム塩、アルミニウム
塩の量が多すぎると浸酸処理の効果がうすれ、な
めし革は弾力性がとぼしくなる。 また、クロム塩やアルミニウム塩の量が少なす
ぎる場合は浸酸処理の時間が長くなるとともに、
なめし革の損傷等品質低下を招き、本発明の効果
があらわれない。 さらに本発明の浸酸処理後、鞣剤の添加なしで
なめし工程を行なう場合には、通常10時間前後を
要するのに比してやや長時間を要する場合が多
い。ただこの場合、この長時間の全時間、回転等
の混合撹拌操作が必要なことは少なく、最初と最
後もしくは前後に数時間以下の短時間の回転を行
なうのみで大部分の時間は皮を浸酸液中に浸潰放
置するのみで充分な場合やクロム鞣剤を追加した
場合で同程度の10時間前後までの回転後、水洗し
数日放置熟成する等の方法で充分な場合も多い。 本発明の浸酸処理後、クロムなめし剤のかわり
に他のなめし剤を用いてなめしを行なう場合のな
めし剤としては、各種タンニンエキスやそれらの
亜硫酸塩変性物等の各種植物タンニン剤、ナフタ
リン系やフエノール系の芳香族スルホン酸とホル
ムアルデヒドの縮合物等の各種合成なめし剤、フ
エノール、ナフトール、尿素、メラミン等とホル
ムアルデヒドの縮合物、ジシアンジアミド類とホ
ルムアルデヒドの縮合物、マレイン酸とスチレン
の共重合体のアルカリ塩などの樹脂なめし剤、塩
基性アルミニウム塩類や明ばんなどのアルミニウ
ム塩類、鱈油や菜種油などの油類、各種ジルコニ
ウム塩類、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒ
ドなどのアルデヒド類などである。 これらの各種なめし剤を使用する場合にも、そ
れぞれこれのなめし剤を用いた従来法に近い方法
でなめし工程を実施することができる。 本発明の浸酸処理工程ではウロトロピンとクロ
ム塩やアルミニウム塩と同時に添加することも多
く、予かじめクロム塩やアルミニウム塩をウロト
ロピンと混合して添加することも可能であり便利
な方法で、このような組成物は非常に有用なもの
である。この場合の組成物は任意の割合が使用さ
れるが、所定の使用量の割合の混合物が最も便利
であり、ウロトロピン100部に対しCr2O3として
0.1〜100部のクロム塩または/およびAl2O3とし
て1〜1000部のアルミニウム塩を使用することが
多い。この組成物に浸酸工程に使用する塩化ナト
リウムなどの中性塩や他の添加剤を必要に応じて
可能な限り添加し得るのは当然である。 本発明の方法は牛、羊、山羊、豚、馬など各種
動物の皮に適用することができ、すぐれた品質の
革が得ることができるすぐれた方法である。とく
にクロム鞣製の場合にはクロムの使用量、とくに
排液中のクロム量を大幅に減少させることができ
ることも本発明の特徴である。 以下実施例および比較例をあげて本発明を具体
的に説明するが、本発明はこの実施例に限定され
るものではない。 実施例および比較例中添加する薬品の量はいず
れも脱灰、酵解後の皮100重量部に対する部数で
表わし、薬品添加時間は塩化ナトリウムを添加し
た時からの時間で表わす。 実施例 1 脱毛、脱灰、酵解後の北米産ステアー皮5枚を
2倍の水で水洗し、5分間水切りをした後の重量
を計つたところ7.5Kgであつた。(100部とする)
直径1m、回転15回/分の試験用ドラムに水切り
後の皮を入れ、水20部と塩化ナトリウム6部を加
えドラムの回転を始めた。 10分後に硫酸2倍と水20部の水溶液を加え、25
分後にウロトロピン2部を加え、さらに1時間後
にベアクロム−S〔日本電工(株)製粉末クロム
鞣剤Cr2O325%含有〕0.3部(Cr2O3として0.075
部)を加えた後11時間回転を続けた。その時の塩
化ナトリウムを添加してからの所要時間と浴温、
鞣革の液中熱収縮温度(以下Tsとして表わす)
ならびに浴のPHとの関係を表−1に示す。 続いてベアクロム−S3部(Cr2O3として0.75
部)を添加し、8時間回転を行なつた後の浴の温
度は38℃であつた。革をドラムより取り出し2日
間室温で放置し熟成を行なつた。 その結果浸酸処理からなめし終了時までの所要
時間は20時間であつた。 かくして得られたなめし革のTs、弾力性、損
傷の程度および浴のPH、浴中の未反応Cr2O3、浸
酸処理からなめし終了時までの所要時間等を表−
2に示す。 実施例 2 硫酸2部と水20部の水溶液を加えるところまで
は実施例1と同様に行ない、25分後にウロトロピ
ン2部添加と同時にベアクロム−S0.1部(Cr2O3
として0.025部)を加えた後3時間回転をつづけ
た。そのときの浴のPHは3.0でTsは65℃であつ
た。 3時間25分後にベアクロム−S3.2部(Cr2O3
して0.8部)を添加した後、引きつづきドラムを
9時間回転した後(このときの浴温38℃)酸性炭
酸アンモニウム2.6部、水15部の水浴液を1/3ずつ
3回に分けて60分毎に添加し、さらに30分間回転
を続けた。 革をドラムより取り出し2日間室温で放置し熱
成を行なつた。 その結果浸酸処理からなめし終了までの時間は
約16時間であつた。 かくして得られたなめし革の品質、浴の物性お
よびなめし所要時間等を表−2に示す。 実施例 3 硫酸2部と水20部の水溶液を加えるところまで
は実施例1と同様に行ない25分後にウロトロビン
2部とベアクロム−S0.3部よりなる組成物を添加
し、3時間回転をつづけその時塩化ナトリウムを
添加してからの所要時間と浴温、鞣革のTsなら
びに浴のPHとの関係を表−1に示す。続いてクロ
ムなめし工程時に添加したベアクロム−S3.2部を
3.0部(Cr2O3として0.75部)にした以外は実施例
1と同様にしてなめし処理を行なつた結果を表−
2に示す。 実施例 4 ウロトロピン2部とベアクロム−S0.5部
(Cr2O3として0.125部)よりなる組成物を添加し
クロムなめし工程時に添加したベアクロム−S3.2
部を2.8部(Cr2O3として0.7部)にした以外は実
施例−3と同様にして浸酸処理およびなめし処理
を行なつた結果を表−2に示す。 実施例 5 ウロトロピン2部と硫酸アルミニウム〔Al2
(SO4318H2O〕3部(Al2O3として0.45部)より
なる組成物を添加し、クロムなめし工程時に添加
するベアクロム−S3.2部(Cr2O3として0.8部)を
3.0部とした以外は実施例3と同様にして浸酸お
よびなめし処理を行なつたところ、ベアクロム−
Sを添加する前の浴のPHは3.4、Tsは63℃であつ
た。かくして得られたなめし革の品質、浴の物性
およびなめし所要時間等を表−2に示す。 実施例 6 硫酸2部と水20部の水溶液を加えるところまで
は実施例1と同様に行ない、15分後に硫酸クロム
〔Cr2(SO4)3・18H2O〕0.354部(Cr2O3として
0.075部)を加え、25分後にウロトロピン2部を
添加し、11時間回転を続けた。以降は実施例1と
同様にしてクロムなめし処理を行なつたところ実
施例1と同等の結果を得た。 実施例 7 クロム塩としてベアクロム−S0.3部の代りに塩
化クロム−0.156部(Cr2O3として0.075部)を使
用したこと以外は実施例1と同様に処理して実施
例1と同等の結果を得た。 実施例 8 アルミニウム塩としてAl2(SO43、18H2O3部
の代りに塩化アルミニウム1.178部(Al2O3として
0.45部)を使用したこと以外は実施例5と同様に
処理して実施例5を同等の結果を得た。 実施例 9 ベアクロム−S0.3部の代りに〔Cr2(SO43
0.193部(Cr2O3として0.075部)および〔Al2
(SO43〕0.771部(Al2O3として0.23部)を使用し
た以外は実施例1と同様に処理して実施例1と同
等の結果を得た。 比較例 1 ウロトロピン2部と同時にベアクロム−S1.2部
(Cr2O3として0.3部)を添加したことおよびクロ
ムなめし工程時に添加したベアクロム−Sを2.6
部(Cr2O3として0.65部)とした以外は実施例3
と同様にして浸酸処理およびなめしを行なつた結
果を表−2に示す。 比較例 2 ウロトロピンを添加するところまでは実施例1
と同様に行ないクロム塩またはアルミニウム塩を
添加することなく4時間ドラムを回転した後、一
夜浸漬した。その時の塩化ナトリウムを添加して
からの所要時間と浴温、鞣革のTs、浴のPHとの
関係を表−1に示す。 塩化ナトリウムを添加した時から22時間後にベ
アクロム−S3.3部(Cr2O3として0.83部)を添加
し8時間回転を行なつた後の浴の温度は38℃であ
つた。 一夜浸漬後、革をドラムより取り出し2日間室
温で放置熟成を行なつた。その結果を表−2に示
す。 比較例 3 従来より行なわれているクロムなめし処法に準
じて、脱灰皮100部に対して水80部および塩化ナ
トリウム8部を加えドラムを回転し始め、10分後
に硫酸0.8部、ギ酸0.4部を添加し、3時間後にベ
アクロム−S3.3部(Cr2O3として0.83部)を加
え、さらに5時間後に30分毎に4回に分けて酸性
炭酸ナトリウム0.3部と水3部の水浴液を添加し
た。 塩化ナトリウムを加えた時から11時間後にドラ
ムの回転を止めた。そのときの浴温は38℃であつ
た。一夜浸漬した後再び1時間ドラムを回転し、
革を取り出し2日間熟成を行なつた結果を表−2
に示す。 比較例 4 ベアクロム−S3.3部(Cr2O3として0.83部)を
8部(Cr2O3として2.00部)にした以外は比較例
3と同様にして浸酸、なめし処理を行なつた結果
を表−2に示す。
【表】
【表】
【表】 実施例 10 脱毛、脱灰、酵解後の国内産豚皮3枚を2倍の
水で水洗し、10分間水切りした後の重量を計つた
ところ13.4Kgであつた。(100部とする)直径1
m、回転15回/分の試験用ドラムに水切り後の皮
を入れ、水20部と塩化ナトリウム6部を加えドラ
ムの回転を始めた。 10分後に脱脂剤F−400〔泰光油脂化学工業
(株)製〕0.5部を加え20分後に硫酸2部と水20部
の水溶液を加えた。続いて、15分後にウロトロピ
ン2部とベアクロム−S〔日本電工(株)製〕
0.3部(Cr2O3として0.075部)を加え、45分後に
加脂剤リツカーSAF〔BASF製〕0.5%を加えた
のち、4時間回転した後一夜浸漬した。 回転後の浴のPHは3.5でTsは70℃であり、浸漬
後の浴のPHは4.0でTsは83℃であつた。 続いてベアクロム−S3部(Cr2O3として0.75
部)を添加し、8時間回転を行なつた後、酸水炭
酸アンモニウム2.6部、水15部の水溶液を1/3ずつ
3回に分けて60分毎に添加し、さらに30分間回転
を続けた。 革をドラムより取り出し2日間室温で放置し、
熟成を行なつた。かくして得られた革のTsは112
℃、浴のPHは5.5、浴中Cr2O3は0.01g/100mlで
あつた。 実施例 11 フイリピンよりの輸入ピツクルハイドのゴート
(山羊)皮5枚(重量10Kg)を直径1m回転15
回/分の試験用ドラムに入れ、水100部と塩化ナ
トリウム5部を加えドラムの回転を始めた。 10分後にウロトロピン2部とペアクロム−S0.3
部を加え、さらに60分後に硫酸1.4部と水14部を
加えてその後6時間回転を続けた。そのときの浴
のPHは3.5でTsは69℃であつた。続いてベアクロ
ム−S3部を添加し、8時間回転を行なつたの
ち、酸性炭酸アンモニウム2.6部と水15部の水浴
液を1/3ずつ3回に分けて60分毎に添加し、さら
に30分間回転した。2日間熟成、かくして得られ
た革のTs110℃、浴のPHは5.4浴中Cr2O3は0.0005
g/100mlであつた。 実施例 12 実施例1と同一の生皮を実施例1で使用したド
ラムに仕込み、水20部と塩化ナトリウム5部を加
えドラムの回転を始めた。10分後に硫酸1.7部を
水20部に溶解した液を加え、15分後にウロトロピ
ン1.5部とベアクロム−S(日本電工(株)製〕
0.2部よりなる組成物を加え、6時間回転を続け
た。このとき浴温は45℃であつた。さらに一夜静
置浸漬を続けた。翌朝30分再び回転した後、水洗
しTs85℃の白色の革を得た。 実施例 13 翌朝の30分間の再回転までは実施例12と同様に
行なつた後、回転しながら酸性炭酸アンモニウム
0.5部を水5部に溶解した液を1時間間隔で3回
添加した後、水洗して実施例12と同等の革を得
た。 実施例 14 実施例1と同一の生皮を試験用ドラムに入れ、
水50部、塩化ナトリウム6部添加後10分間回転、
その後硫酸1部、ギ酸0.3部、水13部の混合溶液
を添加し、2時間回転した。このときのPHは
2.7、浴温20℃であつた。その後ウロトロピン2
部、ベアクロム−S0.3部、硫酸0.7部、水7部の
水溶液を添加し、3時間回転した。 この時PH3.8、浴温38℃、Ts75℃であつた。一
夜浸漬後、PH4.0、Ts90℃となつた。 実施例 15 一液浸漬までは実施例14と同様に行なつた後、
回転しながら酸性炭酸アンモニウム1.5部を水5
部に浴解した液を1時間間隔で3回添加した後、
水洗して実施例14と同等の革を得た。 実施例 16 実施例1と同一の生皮5枚と水60部、塩化ナト
リウム6部を試験用ドラムに入れ10回転/分で5
分間回転した。 その後、硫酸1.5部と水15部よりなる水溶液と
ウロトロビン2部、ベアクロム−S0.3部を添加
し、2時間回転した。 この時の浴液のPHは3.5であつた。浴切後、無
水芒硝10部添加し、6時間回転した。(15回転/
分)その後、ミモザパウダ−植物タンニン剤)25
部、無水重亜硫酸ソーダ0.3部を添加し3時間回
転後、水25部を添加し、さらに6時間回転した。
この時間の浴のPH3.5、革中のミモザパウダーの
浸透度は完通状態であつた。その後流水にて1時
間水洗し、革を取り出し、常法により仕上げを行
なつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 準備作業を終了した生皮をウロトロピンとク
    ロム塩または/およびアルミニウム塩の存在にお
    いて浸酸することを特徴とする浸酸処理方法。 2 ウロトロピンの量が生皮100重量部に対し、
    0.2〜10重量部である特許請求の範囲1記載の方
    法。 3 クロム塩の量が生皮100重量部に対し、
    Cr2O3として0.01〜0.2重量部である特許請求の範
    囲1記載の方法。 4 前記クロム塩が、塩基性硫酸クロム、硫酸ク
    ロムまたは塩化クロムである特許請求の範囲3記
    載の方法。 5 アルミニウム塩の量が生皮100重量部に対
    し、Al2O3として0.1〜2重量部である特許請求の
    範囲1記載の方法。 6 前記アルミニウム塩が、硫酸アルミニウムま
    たは塩化アルミニウムである特許請求の範囲5記
    載の方法。 7 浸酸処理工程に用いられるウロトロピンとク
    ロム塩または/およびアルミニウム塩を主成分と
    する組成物。 8 クロム塩の量がウロトロピン100重量部に対
    し、Cr2O3として0.1〜100重量部である特許請求
    の範囲7記載の組成物。 9 前記クロム塩が、塩基性硫酸クロム、硫酸ク
    ロムまたは塩化クロムである特許請求の範囲8記
    載の組成物。 10 アルミニウム塩の量がウロトロピン100重
    量部に対し、Al2O3として1〜100重量部である
    特許請求の範囲7記載の組成物。 11 前記アルミニウム塩が、硫酸アルミニウム
    または塩化アルミニウムである特許請求の範囲1
    0記載の組成物。 12 準備作業を終了した生皮をウロトロピンと
    クロム塩または/およびアルミニウム塩の存在に
    おいて浸酸処理し、その後クロムなめし処理する
    ことを特徴とする鞣製方法。 13 クロムなめし処理に用いられるクロム鞣剤
    の量が、生皮100重量部に対しCr2O3として1.5重
    量部以下である特許請求の範囲12記載の方法。
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