JPS6223334Y2 - - Google Patents
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- JPS6223334Y2 JPS6223334Y2 JP15242382U JP15242382U JPS6223334Y2 JP S6223334 Y2 JPS6223334 Y2 JP S6223334Y2 JP 15242382 U JP15242382 U JP 15242382U JP 15242382 U JP15242382 U JP 15242382U JP S6223334 Y2 JPS6223334 Y2 JP S6223334Y2
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- JP
- Japan
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- valve
- exhaust
- pressure
- qac
- chamber
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 5
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は車両用ブレーキ装置の急動弁に関
し、更に詳しくは、非常ブレーキ時における急動
空気溜からの空気の排出を促進することによつて
ブレーキ弛めに要する時間を短縮するように改良
した急動弁に関する。
し、更に詳しくは、非常ブレーキ時における急動
空気溜からの空気の排出を促進することによつて
ブレーキ弛めに要する時間を短縮するように改良
した急動弁に関する。
従来からの三圧力式制御弁を備えた鉄道車両用
エヤーブレーキ装置は、一般に、ブレーキ弛めに
時間がかかり、特に長編成列車の後尾車ほど大き
い遅れを生じると云う問題があつた。斯る問題
は、昨今のように、列車ダイヤが過密になり、先
行列車の遅れ等によつてすぐ非常ブレーキをかけ
て停車したり、停車後直ちにブレーキを弛めて発
車したりする回数が多くなつた状況のもとでは、
列車ダイヤを乱す大きな原因となつている。
エヤーブレーキ装置は、一般に、ブレーキ弛めに
時間がかかり、特に長編成列車の後尾車ほど大き
い遅れを生じると云う問題があつた。斯る問題
は、昨今のように、列車ダイヤが過密になり、先
行列車の遅れ等によつてすぐ非常ブレーキをかけ
て停車したり、停車後直ちにブレーキを弛めて発
車したりする回数が多くなつた状況のもとでは、
列車ダイヤを乱す大きな原因となつている。
そこで、本出願人のうちの一人は、特願昭55−
1199号に於て、ブレーキの弛め時間を短縮し得る
ように改良した車両エヤーブレーキ用三圧力式制
御弁を既に開示した。この三圧力式制御弁は、ブ
レーキ指令を伝達するブレーキ管内の減圧量に比
例てブレーキシリンダへ圧力空気を送る常用弁
と、非常ブレーキ時にブレーキ管内の指令空気
(圧力空気)を急速大量に排出して急速にブレー
キをかける急動弁との配管接続方法を変更し、且
つ該急動弁として第7図に模式的に示すような急
動弁を採用することによつて、ブレーキの弛め時
間を短縮し得たものであり、その具体的な内容に
ついては特願昭55−1199号に開示してあるので説
明を省略する。
1199号に於て、ブレーキの弛め時間を短縮し得る
ように改良した車両エヤーブレーキ用三圧力式制
御弁を既に開示した。この三圧力式制御弁は、ブ
レーキ指令を伝達するブレーキ管内の減圧量に比
例てブレーキシリンダへ圧力空気を送る常用弁
と、非常ブレーキ時にブレーキ管内の指令空気
(圧力空気)を急速大量に排出して急速にブレー
キをかける急動弁との配管接続方法を変更し、且
つ該急動弁として第7図に模式的に示すような急
動弁を採用することによつて、ブレーキの弛め時
間を短縮し得たものであり、その具体的な内容に
ついては特願昭55−1199号に開示してあるので説
明を省略する。
ところで、この三圧力式制御弁に採用した第7
図の急動弁は、図示のように、排気用内通路11
及び排気孔12を有する第1排出弁1と、その一
端側の第2排出弁2と、他端側の補給弁3とを内
蔵したもので、第1排出弁1は、ブレーキ管BP
(以下、単にBPと記す)の接続する室aが常用ブ
レーキ時及び非常ブレーキ時にBPの降圧に伴な
つて降圧し、急動空気溜QAC(以下、単にQAC
と記す)の接続する室bとの間に圧力差を生じる
と、補給弁3より離座してQACの圧力空気を排
気用内通路11及び排気孔12を経て出口EXか
ら排出するように構成してあり、また第2排出弁
2はBP及び室aの減圧が急激な必常ブレーキ時
にのみ上記第1排出弁1によつて押開かれてBP
の指令空気を出口EXより排出するように構成し
てあり、更に補給弁3は、BPを昇圧するブレー
キ弛め時において該室aの圧力が室bよりも大き
くなると、その圧力差で作動する第1排出弁1に
よつて押開かれ、定圧空気溜CR(以下、単にCR
と記す)更にはBPからの圧力空気をQACに補給
するように構成してある。
図の急動弁は、図示のように、排気用内通路11
及び排気孔12を有する第1排出弁1と、その一
端側の第2排出弁2と、他端側の補給弁3とを内
蔵したもので、第1排出弁1は、ブレーキ管BP
(以下、単にBPと記す)の接続する室aが常用ブ
レーキ時及び非常ブレーキ時にBPの降圧に伴な
つて降圧し、急動空気溜QAC(以下、単にQAC
と記す)の接続する室bとの間に圧力差を生じる
と、補給弁3より離座してQACの圧力空気を排
気用内通路11及び排気孔12を経て出口EXか
ら排出するように構成してあり、また第2排出弁
2はBP及び室aの減圧が急激な必常ブレーキ時
にのみ上記第1排出弁1によつて押開かれてBP
の指令空気を出口EXより排出するように構成し
てあり、更に補給弁3は、BPを昇圧するブレー
キ弛め時において該室aの圧力が室bよりも大き
くなると、その圧力差で作動する第1排出弁1に
よつて押開かれ、定圧空気溜CR(以下、単にCR
と記す)更にはBPからの圧力空気をQACに補給
するように構成してある。
しかしながら、このような急動弁は、常用及び
非常いずれのブレーキ時に於ても、第1排出弁1
によるQACの排気量がほぼ同じであるため、以
下のような改良すべき点が尚残されていた。
非常いずれのブレーキ時に於ても、第1排出弁1
によるQACの排気量がほぼ同じであるため、以
下のような改良すべき点が尚残されていた。
即ち、第6図は上記急動弁が動作したときの
BP及びQACの夫々の圧力線図であつて、常用ブ
レーキの場合を実線と一点鎖線で、非常ブレーキ
の場合を破線と二点鎖線で示したものであるが、
この圧力線図にみられるように、運転手の非常ブ
レーキ操作によつてイ点でBPが急速に降圧され
て非常ブレーキ指令が出されると、急動弁の室a
が急速に降圧され、第1排出弁1が補給弁3より
離座して第2排出弁2の方へ移動し、ロ点で第2
排出弁2を押開くため、BPの指令空気は急動弁
の出口EXより排出されて急速に降圧し、ハ点で
大気圧となる。一方、QACの圧力空気は、第1
排出弁1の補給弁3からの離座によつて、該第1
排出弁1の排気用内通路11及び排気孔12を通
つて出口EXより排出されるので、QACはイ点よ
り少し遅れたニ点から降圧を始めるが、この排気
量に余裕があるため、一点鎖線で示す常用ブレー
キにおけるQACの排気速度よりやや速い降圧速
度をもつて降圧する。そして、QACがホ′点で大
気圧になると、第2排出弁2が閉じてブレーキ弛
めが可能な状態となり、運転手のブレーキ弛め操
作によつてBPに圧力空気が供給されると、BPが
ヘ′点から一定の昇圧速度で昇圧する。この時、
室aの圧力が室bより大きくなつて第1排出弁1
が補給弁3を押開くため、CRの圧力空気(BPの
圧力がCRより高くなつたときはBPの圧力空気)
がQACに補給され、QACはヘ′点より少し遅れた
ト′点より昇圧する。斯してBP,QACはチ′点及
びリ′点で元の圧力に戻つて非常ブレーキの一連
の弛め動作が完了するのである。このように、上
記の急動弁は、非常ブレーキ時の動作に伴つて
BP及びQACの圧力を変化させるものであるか
ら、QACの圧力を大気圧まで降圧する時間t1を短
縮すれば、全体としてブレーキが完全に弛むまで
の時間tを更に短縮できるはずであり、この点で
上記急動弁はまだ改良の余地が残されていたので
ある。
BP及びQACの夫々の圧力線図であつて、常用ブ
レーキの場合を実線と一点鎖線で、非常ブレーキ
の場合を破線と二点鎖線で示したものであるが、
この圧力線図にみられるように、運転手の非常ブ
レーキ操作によつてイ点でBPが急速に降圧され
て非常ブレーキ指令が出されると、急動弁の室a
が急速に降圧され、第1排出弁1が補給弁3より
離座して第2排出弁2の方へ移動し、ロ点で第2
排出弁2を押開くため、BPの指令空気は急動弁
の出口EXより排出されて急速に降圧し、ハ点で
大気圧となる。一方、QACの圧力空気は、第1
排出弁1の補給弁3からの離座によつて、該第1
排出弁1の排気用内通路11及び排気孔12を通
つて出口EXより排出されるので、QACはイ点よ
り少し遅れたニ点から降圧を始めるが、この排気
量に余裕があるため、一点鎖線で示す常用ブレー
キにおけるQACの排気速度よりやや速い降圧速
度をもつて降圧する。そして、QACがホ′点で大
気圧になると、第2排出弁2が閉じてブレーキ弛
めが可能な状態となり、運転手のブレーキ弛め操
作によつてBPに圧力空気が供給されると、BPが
ヘ′点から一定の昇圧速度で昇圧する。この時、
室aの圧力が室bより大きくなつて第1排出弁1
が補給弁3を押開くため、CRの圧力空気(BPの
圧力がCRより高くなつたときはBPの圧力空気)
がQACに補給され、QACはヘ′点より少し遅れた
ト′点より昇圧する。斯してBP,QACはチ′点及
びリ′点で元の圧力に戻つて非常ブレーキの一連
の弛め動作が完了するのである。このように、上
記の急動弁は、非常ブレーキ時の動作に伴つて
BP及びQACの圧力を変化させるものであるか
ら、QACの圧力を大気圧まで降圧する時間t1を短
縮すれば、全体としてブレーキが完全に弛むまで
の時間tを更に短縮できるはずであり、この点で
上記急動弁はまだ改良の余地が残されていたので
ある。
この考案は、叙上の改良を施すべくなされたも
のであつて、QACの新規な排気促進手段を上記
急動弁に設けることにより、該目的を達成したも
のである。
のであつて、QACの新規な排気促進手段を上記
急動弁に設けることにより、該目的を達成したも
のである。
以下、この考案に係る急動弁について第1〜5
図を参照しながら詳細に説明する。
図を参照しながら詳細に説明する。
第1図は、この考案の一実施例を示す断面図で
あつて、ここに1は第1排出弁、2は第2排出
弁、3は補給弁、4は筒状弁、5はこれらの弁を
内蔵した弁篭である。
あつて、ここに1は第1排出弁、2は第2排出
弁、3は補給弁、4は筒状弁、5はこれらの弁を
内蔵した弁篭である。
第1排出弁1は、前述の急動弁においても内蔵
されていたが、後述の筒状弁4及び補助排気孔1
4を新たに設けた点が大きく相違する。即ち、こ
の第1排出弁1は、ピストン15の片側に第2排
出弁2を押圧開弁する長い弁棒13が一体に突設
され、且つ反対側に補給弁3を押圧開弁する短か
い弁棒16が一体に突設された所謂ピストン型弁
であつて、この第1排出弁1は、該ピストン15
と筒状弁4との間に張設された押圧ばね6によつ
て押圧されており、常態では、第1図に示すよう
に短かい弁棒16の開口端部161が該補給弁3
の弁頭部31に当接すると共に、反対側の長い弁
棒13の閉鎖端部131が第2排出弁2から離座
している。この第1排出弁1の内部には、短かい
弁棒16の開口端部161より長い弁棒13の閉
鎖端部131の近くまで延びる排気用内通路11
が形成されており、長い弁棒13の途中の小径部
132には、該排気用内通路11と連通する径方
向の排気孔12が穿設されている。更に、該弁棒
13は、閉鎖端部131も小径とされており、こ
の小径閉鎖端部に、排気用内通路11と連通する
もう一つの径方向の補助排気孔14が穿設されて
いる。
されていたが、後述の筒状弁4及び補助排気孔1
4を新たに設けた点が大きく相違する。即ち、こ
の第1排出弁1は、ピストン15の片側に第2排
出弁2を押圧開弁する長い弁棒13が一体に突設
され、且つ反対側に補給弁3を押圧開弁する短か
い弁棒16が一体に突設された所謂ピストン型弁
であつて、この第1排出弁1は、該ピストン15
と筒状弁4との間に張設された押圧ばね6によつ
て押圧されており、常態では、第1図に示すよう
に短かい弁棒16の開口端部161が該補給弁3
の弁頭部31に当接すると共に、反対側の長い弁
棒13の閉鎖端部131が第2排出弁2から離座
している。この第1排出弁1の内部には、短かい
弁棒16の開口端部161より長い弁棒13の閉
鎖端部131の近くまで延びる排気用内通路11
が形成されており、長い弁棒13の途中の小径部
132には、該排気用内通路11と連通する径方
向の排気孔12が穿設されている。更に、該弁棒
13は、閉鎖端部131も小径とされており、こ
の小径閉鎖端部に、排気用内通路11と連通する
もう一つの径方向の補助排気孔14が穿設されて
いる。
また、この第1排出弁1のピストン15周縁部
には、変形自在なドーナツ状の膜板17の内周縁
が埋着され、該膜板17の外周縁は、ピストン収
納室周壁のV字溝51に埋着されている。而して
このピストン収納室は、該ピストン15と該膜板
17によつて二つの室a及びbに仕切られてお
り、一方の室aは通路7を介して第2排出弁2の
弁室cに、他方の室bは通路71を介してQAC
に、夫々連通している。
には、変形自在なドーナツ状の膜板17の内周縁
が埋着され、該膜板17の外周縁は、ピストン収
納室周壁のV字溝51に埋着されている。而して
このピストン収納室は、該ピストン15と該膜板
17によつて二つの室a及びbに仕切られてお
り、一方の室aは通路7を介して第2排出弁2の
弁室cに、他方の室bは通路71を介してQAC
に、夫々連通している。
一方、第2排出弁2は、通路72を介してBP
と連通する上記の弁室cに内蔵されており、背後
の押圧ばね61によつて押圧されて常態では該第
2排出弁2の弁頭部21が、弁室cと排気室dと
を連通する大径連通口52の口縁弁座部521に
着座している。而して、この第2排出弁2が第1
排出弁1の弁棒13により押圧されて口縁弁座部
521から離座すると、弁室cと排気室dとが大
径連通口52を介して連通し、BPからの圧力空
気(指令空気)が通路72、弁室c、大径連通口
52、排気室d及び通路73を経て、出口EXよ
り排出されるようになつている。
と連通する上記の弁室cに内蔵されており、背後
の押圧ばね61によつて押圧されて常態では該第
2排出弁2の弁頭部21が、弁室cと排気室dと
を連通する大径連通口52の口縁弁座部521に
着座している。而して、この第2排出弁2が第1
排出弁1の弁棒13により押圧されて口縁弁座部
521から離座すると、弁室cと排気室dとが大
径連通口52を介して連通し、BPからの圧力空
気(指令空気)が通路72、弁室c、大径連通口
52、排気室d及び通路73を経て、出口EXよ
り排出されるようになつている。
また、補給弁3は、通路74を介してCR更に
はBPが連通する弁室eに内蔵されており、背後
の押圧ばね62により押圧されて常態では該補給
弁3の弁頭部31が、弁室eと前述の室bとの仕
切壁53に設けられた弁棒挿通口54の口縁弁座
部541に着座している。而して、この補給弁3
が第1排出弁1の短かい弁棒16により押圧され
て口縁弁座部541から離座すると、該弁棒16
の外面に形成された連通溝162を介して室bと
弁室eが連通し、CRからの圧力空気(BPの方が
CRより高圧となつたときはBPからの圧力空気)
が通路74、弁室e、連通溝162、室b及び通
路71を経てQACに補給されるようになつてい
る。
はBPが連通する弁室eに内蔵されており、背後
の押圧ばね62により押圧されて常態では該補給
弁3の弁頭部31が、弁室eと前述の室bとの仕
切壁53に設けられた弁棒挿通口54の口縁弁座
部541に着座している。而して、この補給弁3
が第1排出弁1の短かい弁棒16により押圧され
て口縁弁座部541から離座すると、該弁棒16
の外面に形成された連通溝162を介して室bと
弁室eが連通し、CRからの圧力空気(BPの方が
CRより高圧となつたときはBPからの圧力空気)
が通路74、弁室e、連通溝162、室b及び通
路71を経てQACに補給されるようになつてい
る。
前述の補助排気孔14と並んでこの考案の特徴
点である筒状弁4は、第2排出弁2を押圧開弁す
る第1排出弁1の弁棒13に摺動自在に外嵌され
たもので、第2〜3図から解るように、その長さ
が該弁棒13より〓だけ短縮されている。この筒
状弁4は、弁棒13の途中の小径部132とオー
バラツプする周壁部分に、排気室dと連通する排
気孔41が穿設されると共に、ピストン側の端部
にはばね座兼用の係止フランジ42が周設されて
いる。また、この筒状弁4は、弁棒13に外嵌さ
れた状態で、室aと排気室dとの仕切壁55に形
成した筒状弁挿通口551に摺動自在に挿通され
て排気室dを貫通しており、常態では第2排出弁
2側の開口端部43が押圧ばね6の力で該第2排
出弁2の弁頭部21に着座している。そして、こ
の着座状態において、係止フランジ42と仕切壁
55との間に間隙kが生じるように、且つ該フラ
ンジ42とピストン15との間に〓より大きい間
隙mが生じるように構成されており、またこの筒
状弁4を押圧するばね6は、第2排出弁2及び補
給弁3の夫々の押圧ばね61,62よりもばね力
の小さなものを使用してある。従つて、この筒状
弁4は、第1排出弁1が第1図の位置から第2排
出弁2の方へ向つて移動し、第2図のように弁棒
13の閉鎖端部131が第2排出弁2に当接する
までの間は停止したままであり、この為第2図の
状態に於ては、筒状弁4のフランジ42とピスト
ン15との間隙が〓に短縮されると共に、第1排
出弁1のもう一方の弁棒の開口端部161と補給
弁3との間にm−〓の間隙が生じるのである。そ
してこの第2図の状態から第1排出弁1が更に第
2排出弁2の方へ移動すると、第3図のように、
筒状弁4がフランジ42によつて仕切壁55に係
止され、且つ第1排出弁1もピストン15によつ
て筒状弁4に当止されるようになり、このとき、
第2排出弁2の弁頭部21と口縁弁座部521と
の間にk+〓の間隙が生じると共に、該弁頭部2
1と筒状弁4の開口端部43との間に〓の間隙が
生じるのである。それ故、第2図の状態では
QACから第1排出弁1の排気用内通路11に導
入された圧力空気の排出が、弁棒13及び筒状弁
4の夫々の排気孔12及び41を経て行なわれる
だけであるが、第3図の状態では、更に補助排気
孔14を介して〓の間隙からも排気されるように
なつており、大巾な排気促進ができるのである。
点である筒状弁4は、第2排出弁2を押圧開弁す
る第1排出弁1の弁棒13に摺動自在に外嵌され
たもので、第2〜3図から解るように、その長さ
が該弁棒13より〓だけ短縮されている。この筒
状弁4は、弁棒13の途中の小径部132とオー
バラツプする周壁部分に、排気室dと連通する排
気孔41が穿設されると共に、ピストン側の端部
にはばね座兼用の係止フランジ42が周設されて
いる。また、この筒状弁4は、弁棒13に外嵌さ
れた状態で、室aと排気室dとの仕切壁55に形
成した筒状弁挿通口551に摺動自在に挿通され
て排気室dを貫通しており、常態では第2排出弁
2側の開口端部43が押圧ばね6の力で該第2排
出弁2の弁頭部21に着座している。そして、こ
の着座状態において、係止フランジ42と仕切壁
55との間に間隙kが生じるように、且つ該フラ
ンジ42とピストン15との間に〓より大きい間
隙mが生じるように構成されており、またこの筒
状弁4を押圧するばね6は、第2排出弁2及び補
給弁3の夫々の押圧ばね61,62よりもばね力
の小さなものを使用してある。従つて、この筒状
弁4は、第1排出弁1が第1図の位置から第2排
出弁2の方へ向つて移動し、第2図のように弁棒
13の閉鎖端部131が第2排出弁2に当接する
までの間は停止したままであり、この為第2図の
状態に於ては、筒状弁4のフランジ42とピスト
ン15との間隙が〓に短縮されると共に、第1排
出弁1のもう一方の弁棒の開口端部161と補給
弁3との間にm−〓の間隙が生じるのである。そ
してこの第2図の状態から第1排出弁1が更に第
2排出弁2の方へ移動すると、第3図のように、
筒状弁4がフランジ42によつて仕切壁55に係
止され、且つ第1排出弁1もピストン15によつ
て筒状弁4に当止されるようになり、このとき、
第2排出弁2の弁頭部21と口縁弁座部521と
の間にk+〓の間隙が生じると共に、該弁頭部2
1と筒状弁4の開口端部43との間に〓の間隙が
生じるのである。それ故、第2図の状態では
QACから第1排出弁1の排気用内通路11に導
入された圧力空気の排出が、弁棒13及び筒状弁
4の夫々の排気孔12及び41を経て行なわれる
だけであるが、第3図の状態では、更に補助排気
孔14を介して〓の間隙からも排気されるように
なつており、大巾な排気促進ができるのである。
以上のように構成した急動弁の動作を第5図の
圧力線図を併用して次に説明する。即ち第5図は
この考案に係る急動弁を三圧力式制御弁に採用し
たときのBP及びQACの夫々の圧力線図であつ
て、常用ブレーキの場合を実線と一点鎖線で、非
常ブレーキの場合を破線と二点鎖線で示したもの
であるが、今、実線のイ点に於て、運転手の常用
ブレーキ操作が行なわれると、BP圧力は所定の
降圧速度で降圧され、ヌ点で所定の常用ブレーキ
のBP圧力に達する。このBP圧力の降圧に伴なつ
て、三圧力式制御弁の常用弁が作動し、該常用弁
を介して供給空気溜からの圧力空気がブレーキシ
リンダに供給されて常用ブレーキがかけられるこ
とは云うまでもない。そして運転手のブレーキ弛
め操作が行なわれると、BP圧力はル点から昇圧
し、オ点で元のBP圧力差に戻る。このBP圧力の
昇圧に伴なつて三圧力式制御弁の常用弁が動作
し、ブレーキシリンダ内の圧力空気が該常用弁を
経て大気に排出されてブレーキの弛めが行なわれ
ることは云うまでもない。
圧力線図を併用して次に説明する。即ち第5図は
この考案に係る急動弁を三圧力式制御弁に採用し
たときのBP及びQACの夫々の圧力線図であつ
て、常用ブレーキの場合を実線と一点鎖線で、非
常ブレーキの場合を破線と二点鎖線で示したもの
であるが、今、実線のイ点に於て、運転手の常用
ブレーキ操作が行なわれると、BP圧力は所定の
降圧速度で降圧され、ヌ点で所定の常用ブレーキ
のBP圧力に達する。このBP圧力の降圧に伴なつ
て、三圧力式制御弁の常用弁が作動し、該常用弁
を介して供給空気溜からの圧力空気がブレーキシ
リンダに供給されて常用ブレーキがかけられるこ
とは云うまでもない。そして運転手のブレーキ弛
め操作が行なわれると、BP圧力はル点から昇圧
し、オ点で元のBP圧力差に戻る。このBP圧力の
昇圧に伴なつて三圧力式制御弁の常用弁が動作
し、ブレーキシリンダ内の圧力空気が該常用弁を
経て大気に排出されてブレーキの弛めが行なわれ
ることは云うまでもない。
このような常用ブレーキ時のBP圧力の変化に
より、急動弁は次のように動作する。即ち、BP
圧力がイ点から所定速度で降圧すると、それに伴
なつて弁室c及びa室が降圧し、それまでBP圧
力とほぼ同圧に保たれていたQACに連通する室
bの圧力よりも低圧となるため、両室a,bの圧
力差によつて第1排出弁1が第2排出弁2の方へ
移動し、該第1排出弁1の弁棒13が第3排出弁
2に当接して第2図の状態となる。この場合、
BP圧力の降下速度は第5図に示すように遅いの
で、室aと室bの圧力差は大きくなく、従つて第
2排出弁2をその背後の押圧ばね61に抗して押
開くまでには到らない。かくして第2図の状態が
維持され、第1排出弁1の他方の弁棒16と補給
弁3の弁頭部31との間に前述のようにm−〓の
間隙ができるので、QACからの圧力空気は通路
71、室b、弁棒16の連通溝162、排気用内
通路11、弁棒13の排気孔12、筒状弁4の排
気孔41、排気室dを通つて出口EXより排出さ
れる。このため、QACの圧力はイ点より少し遅
れてワ点からBPと同じ降圧速度で降圧する。そ
してBP圧力が所定の常用ブレーキ指令圧力に達
するヌ点とほぼ同時点カまでQAC圧力が降圧す
ると、第1排出弁1は押圧ばね6の抗力で第1図
の状態に復帰して弁棒16の開口端部161が補
給弁3の弁頭部31に着座し、これによつて上記
のQACの排気経路が遮断されるため、QACの排
気は停止し、BP圧力よりも少し高い圧力値に維
持される。その後、ブレーキ弛め操作に伴なつて
BP圧力がル点から上昇すると、弁室c及び室a
が昇圧し、室aの圧力がQAC圧力を超えるヨ点
を過ぎると、室bの圧力の方が低くなるため、こ
の圧力差によつて第1排出弁1は補給弁3の方へ
移動し、第4図のように弁棒16によつて補給弁
3を押開く状態となる。従つて、CRからの圧力
空気が通路74、弁室e、弁棒16の連通溝16
2、室b、通路71を通つてQACに補給され
る。ただし、この補給によてCRの圧力も若干低
下するため、BP圧力が元の所定圧力に完全に戻
るオ点の少し前において、BP圧力の方がCR圧力
よりも高くなつたときは、BPからの圧力空気が
CRに供給されると共にQACにも供給されること
になる。かくしてQACには圧力空気が補給され
るので、ヨ点より少し遅れてタ点からBPの昇圧
速度と等しい速度で昇圧する。そして、BP圧力
がオ点で元の圧力値に戻ると、押圧ばね62の抗
力によつて補給弁3及び第1排出弁1は共に復帰
を始め、オ点より少し遅れてQAC圧力が元の圧
力値に戻るレ点で補給弁3及び第1排出弁1が第
1図の状態に完全に復帰する。
より、急動弁は次のように動作する。即ち、BP
圧力がイ点から所定速度で降圧すると、それに伴
なつて弁室c及びa室が降圧し、それまでBP圧
力とほぼ同圧に保たれていたQACに連通する室
bの圧力よりも低圧となるため、両室a,bの圧
力差によつて第1排出弁1が第2排出弁2の方へ
移動し、該第1排出弁1の弁棒13が第3排出弁
2に当接して第2図の状態となる。この場合、
BP圧力の降下速度は第5図に示すように遅いの
で、室aと室bの圧力差は大きくなく、従つて第
2排出弁2をその背後の押圧ばね61に抗して押
開くまでには到らない。かくして第2図の状態が
維持され、第1排出弁1の他方の弁棒16と補給
弁3の弁頭部31との間に前述のようにm−〓の
間隙ができるので、QACからの圧力空気は通路
71、室b、弁棒16の連通溝162、排気用内
通路11、弁棒13の排気孔12、筒状弁4の排
気孔41、排気室dを通つて出口EXより排出さ
れる。このため、QACの圧力はイ点より少し遅
れてワ点からBPと同じ降圧速度で降圧する。そ
してBP圧力が所定の常用ブレーキ指令圧力に達
するヌ点とほぼ同時点カまでQAC圧力が降圧す
ると、第1排出弁1は押圧ばね6の抗力で第1図
の状態に復帰して弁棒16の開口端部161が補
給弁3の弁頭部31に着座し、これによつて上記
のQACの排気経路が遮断されるため、QACの排
気は停止し、BP圧力よりも少し高い圧力値に維
持される。その後、ブレーキ弛め操作に伴なつて
BP圧力がル点から上昇すると、弁室c及び室a
が昇圧し、室aの圧力がQAC圧力を超えるヨ点
を過ぎると、室bの圧力の方が低くなるため、こ
の圧力差によつて第1排出弁1は補給弁3の方へ
移動し、第4図のように弁棒16によつて補給弁
3を押開く状態となる。従つて、CRからの圧力
空気が通路74、弁室e、弁棒16の連通溝16
2、室b、通路71を通つてQACに補給され
る。ただし、この補給によてCRの圧力も若干低
下するため、BP圧力が元の所定圧力に完全に戻
るオ点の少し前において、BP圧力の方がCR圧力
よりも高くなつたときは、BPからの圧力空気が
CRに供給されると共にQACにも供給されること
になる。かくしてQACには圧力空気が補給され
るので、ヨ点より少し遅れてタ点からBPの昇圧
速度と等しい速度で昇圧する。そして、BP圧力
がオ点で元の圧力値に戻ると、押圧ばね62の抗
力によつて補給弁3及び第1排出弁1は共に復帰
を始め、オ点より少し遅れてQAC圧力が元の圧
力値に戻るレ点で補給弁3及び第1排出弁1が第
1図の状態に完全に復帰する。
このように、常用ブレーキ時に於ては、QAC
の排気及び補給が行なわれるが、第2排出弁2の
開弁によるBP圧力空気の急排出動作は行なわれ
ず、従つて本来の急動弁としての機能を果しては
いない。尚、上述の常用ブレーキ時のBP及び
QACの圧力線は、第6図に示す改良前の急動弁
の場合の圧力線と同一であることは云うまでもな
い。
の排気及び補給が行なわれるが、第2排出弁2の
開弁によるBP圧力空気の急排出動作は行なわれ
ず、従つて本来の急動弁としての機能を果しては
いない。尚、上述の常用ブレーキ時のBP及び
QACの圧力線は、第6図に示す改良前の急動弁
の場合の圧力線と同一であることは云うまでもな
い。
一方、非常ブレーキ時においては、運転手の非
常ブレーキ操作により、二点鎖線で示すように
BP圧力がイ点から大きい降圧速度で降圧する。
このため急動弁の弁室c及び室aが急激に降圧
し、室aと室bとの間に大きい圧力差を生じる。
従つて第1排出弁1は、この大きな圧力差によつ
て第2排出弁2の方に移動して弁棒13で第2排
出弁2を押圧し、押圧ばね61に抗して口縁座部
521より離座させる。このように第2排出弁2
が離座すると、この第2排出弁2の弁頭部21に
着座している筒状弁4も押圧ばね6によつて第2
排出弁2の方へ押圧されているため、着座状態を
維持しながら第2排出弁2と共に移動し、やがて
筒状弁4のフランジ42が仕切壁55に係止す
る。この状態に於ては、第2排出弁2の弁頭部2
1と口縁弁座部521との間にkの間隙が生じて
おり、従つてBPからの圧力空気は通路72、弁
室c、該kの間隙、大径連通口52、排気室dを
通つて出口EXより大気中に排出されるが、筒状
弁4は第2排出弁2に着座したままであるので、
QACからの圧力空気は通路71、室b、弁棒1
6の連通溝162、補給弁弁頭部31と弁棒16
の開口端部との間隙(この状態ではmの間隙とな
つている)、排気用内通路11、弁棒13の排気
孔12、筒状弁4の排気孔41、排気室dを墜つ
て出口EXより排出されるだけである。けれども
第1排出弁1は、室aと表bとの大きい圧力差に
よつて、更に第2排出弁2を押圧移動させ、該第
1排出弁1のピストン15の筒状弁4に当接した
位置ではじめて停止する。この状態を表わしたの
が第3図であつて、図示のように、第2排出弁2
の弁頭部21と口縁弁座部521との間隙がk+
〓に拡張され、補給弁3の弁頭部31と第1排出
弁1の弁棒16との間隙もm+Kに拡張されてお
り、更に第2排出弁2の弁頭部21が筒状弁4よ
り離れて〓の間隙が形成されている。この為、
BPからの圧力空気の排出はより急激となり、ま
たQACからの圧力空気の排出についても、第1
排出弁1の弁棒13に形成した補助排気孔14、
及び上記第2排出弁2の弁頭部21と筒状弁4と
の〓の間隙を通じての排気動作が更に加わるの
で、著しく促進されるのである。従つて、BP圧
力は、第2排出弁2が開くロ点から更に降圧速度
を増して急降下し、ハ点で大気圧となり、また
QAC圧力もイ点より少し遅れたニ点から降圧し
始め、ロ点とほぼ同時点から常用ブレーキの場合
よりもかなり速い降圧速度で降圧し、ホ点で大気
圧となる。このようにして、急動弁が作動し、
BP圧力が急激に大気圧まで下がると、それに対
応して常用弁が作動し、供給空気溜からの圧力空
気が常用弁を介してブレーキシリンダに急速に供
給されて非常ブレーキがかけられることは云うま
でもない。尚、QACがほぼ大気圧になつた時、
第1排出弁1、筒状弁4及び第2排出弁2は、押
圧ばね6及び61の抗力で第1図の状態に復帰
し、上記のBPの排気経路及びQACの排気経路が
いずれも遮断される。
常ブレーキ操作により、二点鎖線で示すように
BP圧力がイ点から大きい降圧速度で降圧する。
このため急動弁の弁室c及び室aが急激に降圧
し、室aと室bとの間に大きい圧力差を生じる。
従つて第1排出弁1は、この大きな圧力差によつ
て第2排出弁2の方に移動して弁棒13で第2排
出弁2を押圧し、押圧ばね61に抗して口縁座部
521より離座させる。このように第2排出弁2
が離座すると、この第2排出弁2の弁頭部21に
着座している筒状弁4も押圧ばね6によつて第2
排出弁2の方へ押圧されているため、着座状態を
維持しながら第2排出弁2と共に移動し、やがて
筒状弁4のフランジ42が仕切壁55に係止す
る。この状態に於ては、第2排出弁2の弁頭部2
1と口縁弁座部521との間にkの間隙が生じて
おり、従つてBPからの圧力空気は通路72、弁
室c、該kの間隙、大径連通口52、排気室dを
通つて出口EXより大気中に排出されるが、筒状
弁4は第2排出弁2に着座したままであるので、
QACからの圧力空気は通路71、室b、弁棒1
6の連通溝162、補給弁弁頭部31と弁棒16
の開口端部との間隙(この状態ではmの間隙とな
つている)、排気用内通路11、弁棒13の排気
孔12、筒状弁4の排気孔41、排気室dを墜つ
て出口EXより排出されるだけである。けれども
第1排出弁1は、室aと表bとの大きい圧力差に
よつて、更に第2排出弁2を押圧移動させ、該第
1排出弁1のピストン15の筒状弁4に当接した
位置ではじめて停止する。この状態を表わしたの
が第3図であつて、図示のように、第2排出弁2
の弁頭部21と口縁弁座部521との間隙がk+
〓に拡張され、補給弁3の弁頭部31と第1排出
弁1の弁棒16との間隙もm+Kに拡張されてお
り、更に第2排出弁2の弁頭部21が筒状弁4よ
り離れて〓の間隙が形成されている。この為、
BPからの圧力空気の排出はより急激となり、ま
たQACからの圧力空気の排出についても、第1
排出弁1の弁棒13に形成した補助排気孔14、
及び上記第2排出弁2の弁頭部21と筒状弁4と
の〓の間隙を通じての排気動作が更に加わるの
で、著しく促進されるのである。従つて、BP圧
力は、第2排出弁2が開くロ点から更に降圧速度
を増して急降下し、ハ点で大気圧となり、また
QAC圧力もイ点より少し遅れたニ点から降圧し
始め、ロ点とほぼ同時点から常用ブレーキの場合
よりもかなり速い降圧速度で降圧し、ホ点で大気
圧となる。このようにして、急動弁が作動し、
BP圧力が急激に大気圧まで下がると、それに対
応して常用弁が作動し、供給空気溜からの圧力空
気が常用弁を介してブレーキシリンダに急速に供
給されて非常ブレーキがかけられることは云うま
でもない。尚、QACがほぼ大気圧になつた時、
第1排出弁1、筒状弁4及び第2排出弁2は、押
圧ばね6及び61の抗力で第1図の状態に復帰
し、上記のBPの排気経路及びQACの排気経路が
いずれも遮断される。
次いで、運転手がブレーキ弛め操作を行ない、
BPに圧力空気が供給されると、BP圧力はヘ点か
ら昇圧し、一方、QAC圧力は、室aの方が室b
より高圧となつて第1排出弁1が補給弁3を押開
いて第4図の状態となつた後、常用ブレーキ後の
弛め作用の場合と全く同様に挙動するのである。
従つて、BP圧力はヘ点から、またQAC圧力は少
し遅れてト点から、共に常用ブレーキ後の弛めの
場合と同様に昇圧し、チ点及びリ点でいずれも元
の圧力値に達する。かくしてブレーキ弛め動作が
完了すると、急動弁は第1図の状態に戻り、次の
非常ブレーキに備えることになるが、このブレー
キ弛めの際には、前述のQAC排気促進動作によ
つてQACの圧力が大気圧になるまでの時間が改
良前の急動弁の場合に比べて大巾に短縮され、従
つて、ブレーキが完全に弛むまでの時間はTとな
り、改良前の所要時間tよりもt1−t1だけ短縮さ
れるのである。
BPに圧力空気が供給されると、BP圧力はヘ点か
ら昇圧し、一方、QAC圧力は、室aの方が室b
より高圧となつて第1排出弁1が補給弁3を押開
いて第4図の状態となつた後、常用ブレーキ後の
弛め作用の場合と全く同様に挙動するのである。
従つて、BP圧力はヘ点から、またQAC圧力は少
し遅れてト点から、共に常用ブレーキ後の弛めの
場合と同様に昇圧し、チ点及びリ点でいずれも元
の圧力値に達する。かくしてブレーキ弛め動作が
完了すると、急動弁は第1図の状態に戻り、次の
非常ブレーキに備えることになるが、このブレー
キ弛めの際には、前述のQAC排気促進動作によ
つてQACの圧力が大気圧になるまでの時間が改
良前の急動弁の場合に比べて大巾に短縮され、従
つて、ブレーキが完全に弛むまでの時間はTとな
り、改良前の所要時間tよりもt1−t1だけ短縮さ
れるのである。
以上の説明から理解できるように、この考案の
急動弁は、第1排出弁1の弁棒13に形成された
補助排気孔14と、該弁棒13に外嵌された筒状
弁4とより成るQAC排気促進手段を設けたこと
によつて、非常ブレーキ後、弛めまでに要する時
間の大巾な短縮が可能となり、昨今の過剰列車ダ
イヤの事情を勘案すれば、すこぶる有用なもので
ある。
急動弁は、第1排出弁1の弁棒13に形成された
補助排気孔14と、該弁棒13に外嵌された筒状
弁4とより成るQAC排気促進手段を設けたこと
によつて、非常ブレーキ後、弛めまでに要する時
間の大巾な短縮が可能となり、昨今の過剰列車ダ
イヤの事情を勘案すれば、すこぶる有用なもので
ある。
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2
図、第3図、第4図はいずれも同実施例の異なる
動作態様を示す断面図、第5図はこの考案の急動
弁を三圧力式制御弁に用いた場合のBP及びQAC
の圧力線図、第6図は改良前の急動弁を三圧力式
制御弁に用いた場合の同圧力線図、第7図は改良
前の急動弁の模式説明図である。 1……第1排出弁、11……排気用内通路、1
2……排気孔、13……弁棒、14……補助排気
孔、2……第2排出弁、3……補給弁、4……筒
状弁、41……排気孔、BP……ブレーキ管、
QAC……急動空気溜、CR……定圧空気溜。
図、第3図、第4図はいずれも同実施例の異なる
動作態様を示す断面図、第5図はこの考案の急動
弁を三圧力式制御弁に用いた場合のBP及びQAC
の圧力線図、第6図は改良前の急動弁を三圧力式
制御弁に用いた場合の同圧力線図、第7図は改良
前の急動弁の模式説明図である。 1……第1排出弁、11……排気用内通路、1
2……排気孔、13……弁棒、14……補助排気
孔、2……第2排出弁、3……補給弁、4……筒
状弁、41……排気孔、BP……ブレーキ管、
QAC……急動空気溜、CR……定圧空気溜。
Claims (1)
- 排気用内通路11及び排気孔12を有し常用ブ
レーキ時及び非常ブレーキ時に動作して急動空気
溜QACからの圧力空気を排出する第1排出弁1
と、該第1排出弁1によつて非常ブレーキ時に開
弁されてブレーキ管BPからの圧力空気を排出す
る第2排出弁2と、前記第1排出弁1によつてブ
レーキ弛め時に開弁されて急動空気溜QACに圧
力空気を補給する補給弁3とを内蔵した急動弁に
於て、上記第2排出弁2を開弁する第1排出弁1
の弁棒13に、該弁棒13より若干短かくかつ排
気孔41を有する筒状弁4を摺動自在に外嵌して
第2排出弁2に着座させ、非常ブレーキ時に第2
排出弁2が開弁すると筒状弁4と第2排出弁2と
の間に間隙を生じるように構成すると共に、上記
第1排出弁1の弁棒13に排気用内通路11と連
なる補助排気孔14を更に形成し、非常ブレーキ
時に上記急動空気溜QACからの圧力空気を第1
排気弁1の排気用内通路11、排気孔12及び筒
状弁4の排気孔41を通じて排出させると同時
に、前記の補助排気孔14及び間隙を通じても排
出させるようにしたことを特徴とする、車両用ブ
レーキ装置の急動弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15242382U JPS5956159U (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 車両用ブレ−キ装置の急動弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15242382U JPS5956159U (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 車両用ブレ−キ装置の急動弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5956159U JPS5956159U (ja) | 1984-04-12 |
| JPS6223334Y2 true JPS6223334Y2 (ja) | 1987-06-13 |
Family
ID=30337496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15242382U Granted JPS5956159U (ja) | 1982-10-06 | 1982-10-06 | 車両用ブレ−キ装置の急動弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5956159U (ja) |
-
1982
- 1982-10-06 JP JP15242382U patent/JPS5956159U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5956159U (ja) | 1984-04-12 |
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