JPS6228814B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6228814B2 JPS6228814B2 JP54159734A JP15973479A JPS6228814B2 JP S6228814 B2 JPS6228814 B2 JP S6228814B2 JP 54159734 A JP54159734 A JP 54159734A JP 15973479 A JP15973479 A JP 15973479A JP S6228814 B2 JPS6228814 B2 JP S6228814B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- treatment
- resin
- molded product
- plasma treatment
- ethylene propylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はプロピレン重合体にエチレンプロピ
レンゴムなどを充填した複合樹脂からなる成形物
の表面を低温放電プラズマで処理することにより
成形物の塗装性、印刷性及び接着性などを改良す
る方法に関する。 樹脂の表面処理技術は、樹脂を製品化するうえ
で、更には製品の多用性の増大をはかるうえで、
必要不可欠のものである。 しかしながら、ポリプロピレン樹脂などの場合
には、その性質が結晶性、無極性であることから
その成形物の表面に塗装をしたり(塗装性)、印
刷をしたり(印刷性)また物を接着したり(接着
性)することは、困難とされていた。 その後、ポリプロピレン樹脂の表面処理技術も
研究開発されて、塗装性、印刷性、接着性が次第
に改善されるに至つた。 これまでに確立された表面処理技術としては、
主にクロム酸処理、コロナ処理、フレーム処理な
どが知られているが、それぞれに問題点を有し、
その処理技術の応用は限られている。 例えば、クロム酸処理においては、廃液処理上
の問題があり、コロナ処理においては表面処理対
象物がフイルムやシートのような薄状のものに限
られるという問題があり、フレーム処理において
は、表面処理対象物が単純形状のものに限られる
という問題がある。 かような問題点を解消し、広範囲の応用が可能
なものとして開発された表面処理技術が、この発
明にかかる低温プラズマ処理である。 しかし、低温プラズマ処理においても処理対象
とする樹脂によつては、その効果があまり表われ
ないという問題がある。 例えば、ホモ・ポリプロピレン樹脂成形物の表
面を低温プラズマ処理しても塗装性、印刷性、接
着性がさほど改善されず、実用性には乏しいもの
であつた。 この発明は、以上の問題点についてその解決方
法を提供することを目的とするもので、ある特定
の組成樹脂に低温プラズマ処理をすると従来例に
比較して、塗装性、印刷性、接着性が著しく増大
し実用上も優れた効果を奏する表面処理方法を提
供するものである。 以下、この発明の詳細を説明する。 この発明は、圧力100mmHg以下好ましくは0.1
〜10mmHgの酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム等
のガス体好ましくは酸素をグロー放電、高周波放
電等の所望の放電により励起して低温プラズマを
発生させ、この雰囲気下に、プロピレン重合体に
エチレンプロピレンゴムまたはエチレンプロピレ
ンジエンゴムを2〜40重量%充填した複合樹脂を
成形して得られる成形物を置いて前記低温プラズ
マ処理するか、または前記低温プラズマを該成形
物の表面に吹きつけて、処理する方法である。 ここで、前記プロピレン重合体については、ホ
モポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合
体、他の少量のモノマーとプロピレンとの共重合
体、ポリエチレンポリプロピレン混合物などでも
良くまたホモポリプロピレン、エチレンプロピレ
ン共重合体、他の少量のモノマーとプロピレンと
の共重合体、ポリエチレンポリプロピレン混合物
などにゴムその他の充填材を混合したもの、また
は酸化防止材、顔料等を添加したものでも良い。 特に好ましい材料としては、エチレン含有量15
〜25重量%、MIが2.0〜3.0のプロピレン・エチレ
ン共重合体、60〜80重量%、エチレン・プロピレ
ンモル比が80〜20:20〜80のエチレンプロピレン
ゴム10〜20重量%及び高密度ポリエチレン10〜20
重量%からなる樹脂が用いられる。 また、かような樹脂からなる成形表は射出成形
品、ブロー成形品、押出成形品などいずれでも良
く、特定の製品に限定されない。 次に前記プラズマ処理条件、例えばガスの種
類、圧力処理量、処理時間、温度、出力などにつ
いて特に限定されず通常の条件を用いて処理しう
るが、本発明者らの検討の結果、処理量が表面性
状に大きな影響があることが判明した。 即ち、プラズマ処理は、表面活性を改良するた
めに一定量以上の処理量を必要とするが、その処
理量を増加すると処理量に応じて、接触角、光沢
度は低下する。 しかし塗装性、印刷性、接着性はある範囲の処
理量で向上し、その範囲以上の処理量とすると逆
に低下することが判明した。この現象に着目し、
種種の検討を重ねた結果、処理量は放電部出力ワ
ツト数〔w〕と処理時間t〔sec〕と処理室容積
V〔〕とによつて次式で表わすことができる。 処理量=w×t/V〔w sec/〕 表面活性の改良効果は、処理量が「100〜
60000w sec/」好ましくは、「200〜30000w
sec/」の範囲に於いて大きいことが判明し
た。 次にこの発明の実施例を示し、この発明に係る
樹脂成形物に所望の条件下で低温プラズマ処理す
ると樹脂表面が極性化するだけでなく、表面粗化
現象を呈し、それらに起因して、樹脂成形物の塗
装性、印刷性、接着性が著しく向上することを明
らかにする。 実施例 1(比較例1を含む) 本実施例はポリプロピレンにエチレンプロピレ
ンゴムを10重量%になるように含有させた複合樹
脂を射出成形して得られたこの発明に係る成形物
試験片について低温プラズマ処理したもので、こ
れに対し比較例1はエチレンプロピレンゴムを含
有しないポリプロピレン単独の樹脂について実施
例1と同様に、射出成形によつて得られた成形試
験片につてプラズマ処理を行なつた。 実施例及び比較例の双方とも同一条件でプラズ
マ処理を行ない、以下に記す試験方法によつて、
双方の材質の違いが処理効果にどのように影響す
るかについて実験した。 (1) プラズマ処理条件 (ア) プラズマ処理機 IPC−2005高周波プラズマ処理装置 (イ) プラズマ処理方法 ガス体:酸素 ガス流量:300c.c./min ガス圧力:1mmHg 温 度:50〜80℃ 出 力:100w 処理時間:0〜15分 (ウ) 成形試験片 射出成形機:名機製作所SJ45C 試験片:100mm×100mm×3mmt(板状) (2) 測定項目 (ア) 処理後の試験片同志をアロンアルフア(東
亜合成化学工業製)で接着し、硬化後、その
剥離強度を測定した。 (イ) プラズマ処理による表面活性度を調べるた
めに処理後の試験片の水に対する接触角を測
定した。 (ウ) 表面の凹凸状態を調べるために処理後の試
験片の光沢度測定を行なつた。 (3) 測定方法 (ア) シアノアクリレート接着強度試験法 ○
レンゴムなどを充填した複合樹脂からなる成形物
の表面を低温放電プラズマで処理することにより
成形物の塗装性、印刷性及び接着性などを改良す
る方法に関する。 樹脂の表面処理技術は、樹脂を製品化するうえ
で、更には製品の多用性の増大をはかるうえで、
必要不可欠のものである。 しかしながら、ポリプロピレン樹脂などの場合
には、その性質が結晶性、無極性であることから
その成形物の表面に塗装をしたり(塗装性)、印
刷をしたり(印刷性)また物を接着したり(接着
性)することは、困難とされていた。 その後、ポリプロピレン樹脂の表面処理技術も
研究開発されて、塗装性、印刷性、接着性が次第
に改善されるに至つた。 これまでに確立された表面処理技術としては、
主にクロム酸処理、コロナ処理、フレーム処理な
どが知られているが、それぞれに問題点を有し、
その処理技術の応用は限られている。 例えば、クロム酸処理においては、廃液処理上
の問題があり、コロナ処理においては表面処理対
象物がフイルムやシートのような薄状のものに限
られるという問題があり、フレーム処理において
は、表面処理対象物が単純形状のものに限られる
という問題がある。 かような問題点を解消し、広範囲の応用が可能
なものとして開発された表面処理技術が、この発
明にかかる低温プラズマ処理である。 しかし、低温プラズマ処理においても処理対象
とする樹脂によつては、その効果があまり表われ
ないという問題がある。 例えば、ホモ・ポリプロピレン樹脂成形物の表
面を低温プラズマ処理しても塗装性、印刷性、接
着性がさほど改善されず、実用性には乏しいもの
であつた。 この発明は、以上の問題点についてその解決方
法を提供することを目的とするもので、ある特定
の組成樹脂に低温プラズマ処理をすると従来例に
比較して、塗装性、印刷性、接着性が著しく増大
し実用上も優れた効果を奏する表面処理方法を提
供するものである。 以下、この発明の詳細を説明する。 この発明は、圧力100mmHg以下好ましくは0.1
〜10mmHgの酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム等
のガス体好ましくは酸素をグロー放電、高周波放
電等の所望の放電により励起して低温プラズマを
発生させ、この雰囲気下に、プロピレン重合体に
エチレンプロピレンゴムまたはエチレンプロピレ
ンジエンゴムを2〜40重量%充填した複合樹脂を
成形して得られる成形物を置いて前記低温プラズ
マ処理するか、または前記低温プラズマを該成形
物の表面に吹きつけて、処理する方法である。 ここで、前記プロピレン重合体については、ホ
モポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合
体、他の少量のモノマーとプロピレンとの共重合
体、ポリエチレンポリプロピレン混合物などでも
良くまたホモポリプロピレン、エチレンプロピレ
ン共重合体、他の少量のモノマーとプロピレンと
の共重合体、ポリエチレンポリプロピレン混合物
などにゴムその他の充填材を混合したもの、また
は酸化防止材、顔料等を添加したものでも良い。 特に好ましい材料としては、エチレン含有量15
〜25重量%、MIが2.0〜3.0のプロピレン・エチレ
ン共重合体、60〜80重量%、エチレン・プロピレ
ンモル比が80〜20:20〜80のエチレンプロピレン
ゴム10〜20重量%及び高密度ポリエチレン10〜20
重量%からなる樹脂が用いられる。 また、かような樹脂からなる成形表は射出成形
品、ブロー成形品、押出成形品などいずれでも良
く、特定の製品に限定されない。 次に前記プラズマ処理条件、例えばガスの種
類、圧力処理量、処理時間、温度、出力などにつ
いて特に限定されず通常の条件を用いて処理しう
るが、本発明者らの検討の結果、処理量が表面性
状に大きな影響があることが判明した。 即ち、プラズマ処理は、表面活性を改良するた
めに一定量以上の処理量を必要とするが、その処
理量を増加すると処理量に応じて、接触角、光沢
度は低下する。 しかし塗装性、印刷性、接着性はある範囲の処
理量で向上し、その範囲以上の処理量とすると逆
に低下することが判明した。この現象に着目し、
種種の検討を重ねた結果、処理量は放電部出力ワ
ツト数〔w〕と処理時間t〔sec〕と処理室容積
V〔〕とによつて次式で表わすことができる。 処理量=w×t/V〔w sec/〕 表面活性の改良効果は、処理量が「100〜
60000w sec/」好ましくは、「200〜30000w
sec/」の範囲に於いて大きいことが判明し
た。 次にこの発明の実施例を示し、この発明に係る
樹脂成形物に所望の条件下で低温プラズマ処理す
ると樹脂表面が極性化するだけでなく、表面粗化
現象を呈し、それらに起因して、樹脂成形物の塗
装性、印刷性、接着性が著しく向上することを明
らかにする。 実施例 1(比較例1を含む) 本実施例はポリプロピレンにエチレンプロピレ
ンゴムを10重量%になるように含有させた複合樹
脂を射出成形して得られたこの発明に係る成形物
試験片について低温プラズマ処理したもので、こ
れに対し比較例1はエチレンプロピレンゴムを含
有しないポリプロピレン単独の樹脂について実施
例1と同様に、射出成形によつて得られた成形試
験片につてプラズマ処理を行なつた。 実施例及び比較例の双方とも同一条件でプラズ
マ処理を行ない、以下に記す試験方法によつて、
双方の材質の違いが処理効果にどのように影響す
るかについて実験した。 (1) プラズマ処理条件 (ア) プラズマ処理機 IPC−2005高周波プラズマ処理装置 (イ) プラズマ処理方法 ガス体:酸素 ガス流量:300c.c./min ガス圧力:1mmHg 温 度:50〜80℃ 出 力:100w 処理時間:0〜15分 (ウ) 成形試験片 射出成形機:名機製作所SJ45C 試験片:100mm×100mm×3mmt(板状) (2) 測定項目 (ア) 処理後の試験片同志をアロンアルフア(東
亜合成化学工業製)で接着し、硬化後、その
剥離強度を測定した。 (イ) プラズマ処理による表面活性度を調べるた
めに処理後の試験片の水に対する接触角を測
定した。 (ウ) 表面の凹凸状態を調べるために処理後の試
験片の光沢度測定を行なつた。 (3) 測定方法 (ア) シアノアクリレート接着強度試験法 ○
Claims (1)
- 1 プロピレン重合体にエチレンプロピレンゴム
またはエチレンプロピレンジエンゴムを2〜40重
量%充填した複合樹脂からなる成形物の表面に圧
力100mmHg以下の酸素、窒素、アルゴン、ヘリウ
ムなどのガス体をグロー放電などの放電により励
起して発生させた低温プラズマを照射し、該プラ
ズマ処理量が100〜60000Wsec/の範囲におい
て該成形物の表面性能を向上させることを特徴と
する表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15973479A JPS5682827A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Surface treatment of propylene composite resin molded article |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15973479A JPS5682827A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Surface treatment of propylene composite resin molded article |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5682827A JPS5682827A (en) | 1981-07-06 |
| JPS6228814B2 true JPS6228814B2 (ja) | 1987-06-23 |
Family
ID=15700097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15973479A Granted JPS5682827A (en) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | Surface treatment of propylene composite resin molded article |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5682827A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58128835A (ja) * | 1982-01-28 | 1983-08-01 | Nok Corp | 成形ゴム材料の表面処理方法 |
| JPS58179240A (ja) * | 1982-04-15 | 1983-10-20 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 成形体の表面処理方法 |
| JPS58208338A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-05 | Hashimoto Forming Co Ltd | 自動車用樹脂バンパーの製造方法 |
| DE19946785A1 (de) * | 1999-09-29 | 2001-04-26 | Henkel Kgaa | Verfahren zum Herstellen eines Schuhs |
| DE102015204753A1 (de) * | 2015-03-17 | 2016-10-20 | Tesa Se | Niedertemperatur-Plasma-Behandlung |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53794B2 (ja) * | 1973-10-30 | 1978-01-12 | ||
| JPS50153073A (ja) * | 1974-05-31 | 1975-12-09 | ||
| JPS5483971A (en) * | 1977-12-16 | 1979-07-04 | Sekisui Chem Co Ltd | Crosslinked olefinic resin film having improved heat sealability |
-
1979
- 1979-12-11 JP JP15973479A patent/JPS5682827A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5682827A (en) | 1981-07-06 |
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