JPS6241291A - 固体潤滑膜の作製方法 - Google Patents
固体潤滑膜の作製方法Info
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- JPS6241291A JPS6241291A JP17932685A JP17932685A JPS6241291A JP S6241291 A JPS6241291 A JP S6241291A JP 17932685 A JP17932685 A JP 17932685A JP 17932685 A JP17932685 A JP 17932685A JP S6241291 A JPS6241291 A JP S6241291A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、ポリテトラフルオロエチレン膜(以下PTF
E膜という)を優れた密着性で基板上に被着させ、耐湿
性を有しかつ低摩擦係数を有する固体潤滑膜を作製する
方法に関する。
E膜という)を優れた密着性で基板上に被着させ、耐湿
性を有しかつ低摩擦係数を有する固体潤滑膜を作製する
方法に関する。
〈従来の技術〉
所定の基板面に薄膜を被着させる方法として、従来よシ
真空加熱蒸着、RFス・ぐツタ蒸着、イオンビームヌノ
々ツタ蒸着、イオンブレーティング、化学蒸着(以下C
VDという)等で薄膜形成物質を被着ぢせる方法が知ら
れている。しかし、これらの蒸着方法では、ポリテトラ
フルオロエチレン(以下、PTF’Eという)などの絶
縁性でかつ熱変性が問題となるような高分子の薄膜を、
基板上に高能率でかつ密着性良く被着させることは非常
に困難であった。
真空加熱蒸着、RFス・ぐツタ蒸着、イオンビームヌノ
々ツタ蒸着、イオンブレーティング、化学蒸着(以下C
VDという)等で薄膜形成物質を被着ぢせる方法が知ら
れている。しかし、これらの蒸着方法では、ポリテトラ
フルオロエチレン(以下、PTF’Eという)などの絶
縁性でかつ熱変性が問題となるような高分子の薄膜を、
基板上に高能率でかつ密着性良く被着させることは非常
に困難であった。
〈発明が解決しようとする問題点〉
例えば、真空加熱蒸着、RFスパッタ蒸着、イオングレ
ーティングをPTFE膜形成に適用した場合、抵抗加熱
、熱電子または加速された電子が、PTFEターゲット
及び基板上のPTFE膜を変性させてしまう。また、イ
オンビームスパッタ蒸着を用いた場合には、PTFEタ
ーゲットの表面がイオンビームの電荷によシ帯電して、
イオンビームの入射が妨げられ、ス・々ツタ蒸着が進行
しなくなる。また、CvDによりPTFE膜t−形成す
ると、基板とPTFE膜との密着性が弱いと堅う欠点が
ある。
ーティングをPTFE膜形成に適用した場合、抵抗加熱
、熱電子または加速された電子が、PTFEターゲット
及び基板上のPTFE膜を変性させてしまう。また、イ
オンビームスパッタ蒸着を用いた場合には、PTFEタ
ーゲットの表面がイオンビームの電荷によシ帯電して、
イオンビームの入射が妨げられ、ス・々ツタ蒸着が進行
しなくなる。また、CvDによりPTFE膜t−形成す
ると、基板とPTFE膜との密着性が弱いと堅う欠点が
ある。
本発明は、上記問題点に鑑み、熱変性がなく問題点を解
決するための手段〉 本発明者らは、前記目的を達成するために種々検討を重
ねた結果、高速原子線金側いたスパッタ蒸着によれば、
熱変性がなく密着性の優れたPTFE膜を得ることを知
見した。さらに、高速原子線を用いたス・9ンタ蒸着に
よれば、従来作製が困難であった硫化モリブデン膜も、
容易に作製できることを知見した。
決するための手段〉 本発明者らは、前記目的を達成するために種々検討を重
ねた結果、高速原子線金側いたスパッタ蒸着によれば、
熱変性がなく密着性の優れたPTFE膜を得ることを知
見した。さらに、高速原子線を用いたス・9ンタ蒸着に
よれば、従来作製が困難であった硫化モリブデン膜も、
容易に作製できることを知見した。
かかる知見に基つく本発明の構成は、高速原子線をポリ
テトラフルオロエチレンターゲットに照射して基板上に
ポリテトラフルオロエチレンスパッタ蒸着膜を形成する
ことを特徴とする。また他の構成は、高速原子線を用い
て基板上に硫化モリブデンスノソツタ蒸着膜を形成し、
次いで、高速原子線をポリテトラフルオロエチレンター
ゲットに照射して前記硫化モリブデンスフ9ツタ蒸着膜
上にポリテトラフルオロエチレンスパッタ蒸着膜を形成
することを特徴とする。ここで、硫化モリブデンスパッ
タ蒸着膜を形成する場合、モリブデンターゲットと硫黄
ターゲットと複合ターゲットを用いることによシ、モリ
ブデンと硫黄との組成比が所望の値に規定された硫化モ
リブデン膜を形成することができる。なお、硫化モリブ
デンターゲットを用いた場合には、絶縁性の硫黄がぬけ
て、ターゲットの組成比と膜の組成比とが変化してしま
う傾向がある。
テトラフルオロエチレンターゲットに照射して基板上に
ポリテトラフルオロエチレンスパッタ蒸着膜を形成する
ことを特徴とする。また他の構成は、高速原子線を用い
て基板上に硫化モリブデンスノソツタ蒸着膜を形成し、
次いで、高速原子線をポリテトラフルオロエチレンター
ゲットに照射して前記硫化モリブデンスフ9ツタ蒸着膜
上にポリテトラフルオロエチレンスパッタ蒸着膜を形成
することを特徴とする。ここで、硫化モリブデンスパッ
タ蒸着膜を形成する場合、モリブデンターゲットと硫黄
ターゲットと複合ターゲットを用いることによシ、モリ
ブデンと硫黄との組成比が所望の値に規定された硫化モ
リブデン膜を形成することができる。なお、硫化モリブ
デンターゲットを用いた場合には、絶縁性の硫黄がぬけ
て、ターゲットの組成比と膜の組成比とが変化してしま
う傾向がある。
〈実 施 例〉
以下、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本発明に用いる高速原子線を発生させる高速原子
線源装置の一例を示すが、これに限定されるものではな
い。
線源装置の一例を示すが、これに限定されるものではな
い。
第1図は、高速原子線源装置の説明図である。同図に示
すように、この高速原子線源装置は、両端面がカソード
4a、4bとなるカソードケース3を有している。ここ
で、カソード4a、4bは共に接地されており、カソー
ド4bには、ガス導入口1が設けられている。
すように、この高速原子線源装置は、両端面がカソード
4a、4bとなるカソードケース3を有している。ここ
で、カソード4a、4bは共に接地されており、カソー
ド4bには、ガス導入口1が設けられている。
一方、カソードケース3の内部には、両端面の中央に、
図中上部、下部にそれぞれ丸棒状のアノード2が配置さ
れており、これらアノード2は、外部に設けられた電源
8に接続されている。壕だ、カソード4aの中央部には
、グラファイトメツシュ製の粒子線引き出し口5が形成
されておシ、この粒子線引き出し口5には円筒状の中性
化機構6が直結されている。
図中上部、下部にそれぞれ丸棒状のアノード2が配置さ
れており、これらアノード2は、外部に設けられた電源
8に接続されている。壕だ、カソード4aの中央部には
、グラファイトメツシュ製の粒子線引き出し口5が形成
されておシ、この粒子線引き出し口5には円筒状の中性
化機構6が直結されている。
次にこのような構成の高速原子線源装置の使用方法を説
明する。
明する。
まず、ガス導入口1からカソードケース3内にArなど
の不活性ガスを導入して1O−1Torr −10To
rr程反として、カソード4a、4bに対してアノード
2を数1oovから数kVの高電位に保持する。すると
、アノード2、カソード3a、3bから放出された電子
がアノード2へ向けて加速し、2本のアノード2の中間
を通シ越して反対側のカソード4b、4aへ達して速度
を失い、更にアノード2へ同けて加速されて上述した捗
舞を繰り返f。いわゆるパルクハウゼンークルツの振動
と名づけられる高周波振動がアノード2を中心としてカ
ソード4a、4b間で行なわれることとなシ、このよう
に振動する電子がガス分子と衝突して、効果的にプラズ
マが形成されることとなる。形成されるプラズマ中のプ
ラスイオンは、カソード4a、4bに引き付けられ一〇
加速され、粒子線引き出し口5を通って円筒状をなす中
性化機構6に入射することとなる。入射したイオン線が
中性化機構6内における側壁に衝突すると、このイオン
線は側壁からイオン衝撃によシ生じた二次電子と結合し
て中和され、高速原子線となる。またイオン線は、中性
化機構6の側壁に衝突する際に電荷変換を行ない、高速
原子線となることもある。更にバルクハクゼ/−クルツ
の振動を行っている電子が速反0となるカソード4a付
近で、イオンと納会してこれを中オロし、高速原子線源
作ることになる。このような主なメカニズムによシ、イ
オン線が高速原子線7となって、中性化機構6から放出
される。
の不活性ガスを導入して1O−1Torr −10To
rr程反として、カソード4a、4bに対してアノード
2を数1oovから数kVの高電位に保持する。すると
、アノード2、カソード3a、3bから放出された電子
がアノード2へ向けて加速し、2本のアノード2の中間
を通シ越して反対側のカソード4b、4aへ達して速度
を失い、更にアノード2へ同けて加速されて上述した捗
舞を繰り返f。いわゆるパルクハウゼンークルツの振動
と名づけられる高周波振動がアノード2を中心としてカ
ソード4a、4b間で行なわれることとなシ、このよう
に振動する電子がガス分子と衝突して、効果的にプラズ
マが形成されることとなる。形成されるプラズマ中のプ
ラスイオンは、カソード4a、4bに引き付けられ一〇
加速され、粒子線引き出し口5を通って円筒状をなす中
性化機構6に入射することとなる。入射したイオン線が
中性化機構6内における側壁に衝突すると、このイオン
線は側壁からイオン衝撃によシ生じた二次電子と結合し
て中和され、高速原子線となる。またイオン線は、中性
化機構6の側壁に衝突する際に電荷変換を行ない、高速
原子線となることもある。更にバルクハクゼ/−クルツ
の振動を行っている電子が速反0となるカソード4a付
近で、イオンと納会してこれを中オロし、高速原子線源
作ることになる。このような主なメカニズムによシ、イ
オン線が高速原子線7となって、中性化機構6から放出
される。
実施例1
上記高速原子線源装Rを用いてPTFEをスパッタ蒸着
を行う一実施例を図面を診照しながら説明する。
を行う一実施例を図面を診照しながら説明する。
第2図は、本実施例を実施するための高速原子線スパッ
タ蒸着装置の説明図である。図面中、9a、9bは、上
述した高速原子線源、10a、10bはこれらの高速原
子線源9a。
タ蒸着装置の説明図である。図面中、9a、9bは、上
述した高速原子線源、10a、10bはこれらの高速原
子線源9a。
9bよシ放射される高速原子線放射路、12は5US4
40C(JIS規格のステンレス鋼)裂の基板である。
40C(JIS規格のステンレス鋼)裂の基板である。
ここで、PTFEターゲット11は、高速原子線源放射
路io&、tabから外れるように後方へ後退できるよ
うに保持されている。tた、基板12は、ホルダ13に
より一定角度に回転できるように保持されている。これ
らの構成は、全て真空槽(図示せず)内に配置されてお
り、この真空槽は、排気ポンプ(図示せず)によって任
意の真空度に排気されるようになっている。
路io&、tabから外れるように後方へ後退できるよ
うに保持されている。tた、基板12は、ホルダ13に
より一定角度に回転できるように保持されている。これ
らの構成は、全て真空槽(図示せず)内に配置されてお
り、この真空槽は、排気ポンプ(図示せず)によって任
意の真空度に排気されるようになっている。
このような装置を用いて次のように基板12上にPTF
E固体潤滑膜を形成する。
E固体潤滑膜を形成する。
■ まず、排気ポンプを作動し、真9槽内を10 T
orr程度の真空度にした後、高速原子線源9a、9b
に不活性ガス(例えばAr)を導入して10〜10
Torrのガス圧にする。
orr程度の真空度にした後、高速原子線源9a、9b
に不活性ガス(例えばAr)を導入して10〜10
Torrのガス圧にする。
■ その後、ターゲットllを高速原子線放射路10b
から外れるように後退させた後、高速原子線源9bのカ
ソード4a、4b(第1図参照)とアノード2(@1図
参照)間に3kV程度の高電圧を印加して中性@構6(
第1図参照)を通して電気的に中性のAr原子線を基板
12に向けて照射し、基板12の表面をクリーニングす
る。
から外れるように後退させた後、高速原子線源9bのカ
ソード4a、4b(第1図参照)とアノード2(@1図
参照)間に3kV程度の高電圧を印加して中性@構6(
第1図参照)を通して電気的に中性のAr原子線を基板
12に向けて照射し、基板12の表面をクリーニングす
る。
■ 次いで、PTFEターケ”ント11を押し出して高
速原子線源放射路10a内にセントし、高速原子線源9
aより漏速Ar原子、線を照射してPTFEターrット
11を衝撃することにより、第3図に示すように基板1
20表面に厚さ0.1μmのPTFEスノ々ツタ蒸着膜
14が形成される。
速原子線源放射路10a内にセントし、高速原子線源9
aより漏速Ar原子、線を照射してPTFEターrット
11を衝撃することにより、第3図に示すように基板1
20表面に厚さ0.1μmのPTFEスノ々ツタ蒸着膜
14が形成される。
実施例2
実施例1で用いたものと同様な装置によシ基板上に硫化
モリブデン族?形成し、さらにPTFE膜を形成する例
を説明する。なお、本実施例を実施する装置には、第2
図におけるターゲット11と同様に移動できるWJ4図
に示すようなMO−s 複合ターゲット16が備えられ
ている。このMo −8複合ターゲット16は、硫黄タ
ーグツl’15a上に2枚の扇形のモリブデンターゲッ
ト16b、16cを重ね合せて形成されておシ、これら
モリブデンターケ゛ツ)16b、16cの重なり具合を
脚筒して、モリブデンターゲット16b、16cの頂角
θを変化させることができる。これてよシ、ス・9ツタ
蒸着膜におけるSとMoの組成比を変化させることがで
きるようになっている。
モリブデン族?形成し、さらにPTFE膜を形成する例
を説明する。なお、本実施例を実施する装置には、第2
図におけるターゲット11と同様に移動できるWJ4図
に示すようなMO−s 複合ターゲット16が備えられ
ている。このMo −8複合ターゲット16は、硫黄タ
ーグツl’15a上に2枚の扇形のモリブデンターゲッ
ト16b、16cを重ね合せて形成されておシ、これら
モリブデンターケ゛ツ)16b、16cの重なり具合を
脚筒して、モリブデンターゲット16b、16cの頂角
θを変化させることができる。これてよシ、ス・9ツタ
蒸着膜におけるSとMoの組成比を変化させることがで
きるようになっている。
本実施例においては、まず実施例1の■。
■と同様に操作する。次いで、第4図に示すMo−8d
合ターゲット16を高速原子線放射路10a内に押し出
し、このMo−8ff合ターrツ)16を高速Ar&子
線で衝撃する。かくて、基板12の表面に厚さ0.1μ
m の硫化モリプ1ン膜が形成される。
合ターゲット16を高速原子線放射路10a内に押し出
し、このMo−8ff合ターrツ)16を高速Ar&子
線で衝撃する。かくて、基板12の表面に厚さ0.1μ
m の硫化モリプ1ン膜が形成される。
次に、MO−8複合ターゲット16を高速原子線放射路
10aから外れるように移動した後、実施例1の■の操
作をすると、第5図に示すように、基板12上形成され
た硫化モリブデン膜15上に0.1/Jmの膜厚のPT
FEスパッタ蒸着膜14が形成される。
10aから外れるように移動した後、実施例1の■の操
作をすると、第5図に示すように、基板12上形成され
た硫化モリブデン膜15上に0.1/Jmの膜厚のPT
FEスパッタ蒸着膜14が形成される。
ここで、先に、下層膜としての硫化モリブデン膜の特性
を調べた実験を示す。
を調べた実験を示す。
上述のMO−8複合ターゲット16のMoターyツ)1
6b、16cの頂角θを変化させて、SとMOの組成比
を8:l、6:1.・4:1 、2 : 1 、1.5
: l及び0.3 : 1となるように調節してスパ
ッタ蒸着し、それぞれ膜厚が0.2μmの硫化モリブデ
ン膜a、b、c、d。
6b、16cの頂角θを変化させて、SとMOの組成比
を8:l、6:1.・4:1 、2 : 1 、1.5
: l及び0.3 : 1となるように調節してスパ
ッタ蒸着し、それぞれ膜厚が0.2μmの硫化モリブデ
ン膜a、b、c、d。
e、fを形成した。次いで、300℃で2時間の減圧熱
処理をした後、それぞれの膜の摩擦特性を調べた。結果
を第6図に示す。なお、この摩擦特性は、500y印加
の径6鵡の球圧子を用いた往復型試験にょシ測定し、第
6図には摺動回数とそのときの摩擦係数の測定値の関係
を示す。
処理をした後、それぞれの膜の摩擦特性を調べた。結果
を第6図に示す。なお、この摩擦特性は、500y印加
の径6鵡の球圧子を用いた往復型試験にょシ測定し、第
6図には摺動回数とそのときの摩擦係数の測定値の関係
を示す。
同図に示すように、MO82膜が最も良好な特性を示す
ことがわかる。よって、上記実施例においてもMO82
の膜を形成した。
ことがわかる。よって、上記実施例においてもMO82
の膜を形成した。
上述のようKして形成された第5図に示すような固体潤
滑膜は、吸湿性のある硫化モリブデン膜15がPTFE
膜14にょシ覆われているので吸湿性もなく、長期に亘
シ安定した摩擦特性が得られる。さらに硫化モリブデン
膜15が介在されているので、基板面の変形を防ぐとと
もに、表面がP’I’FE&阜耗したときにも優れた摩
擦特性が得られる。
滑膜は、吸湿性のある硫化モリブデン膜15がPTFE
膜14にょシ覆われているので吸湿性もなく、長期に亘
シ安定した摩擦特性が得られる。さらに硫化モリブデン
膜15が介在されているので、基板面の変形を防ぐとと
もに、表面がP’I’FE&阜耗したときにも優れた摩
擦特性が得られる。
実施例1及び実施例2で得られた固体潤滑膜の摩擦特性
を第7図に示す。この摩擦特性は、上述した方法と同様
に、5001印加の径61の球圧子を用いた往復型試験
によシ測定したものであシ、第7図は、摺動回数と摩擦
係数の関係を示すものである。同図に示すように、実施
例1、実施例2いずれの場合もほぼ同様で0.15程度
であり、固体潤滑膜として優れていることを示す。
を第7図に示す。この摩擦特性は、上述した方法と同様
に、5001印加の径61の球圧子を用いた往復型試験
によシ測定したものであシ、第7図は、摺動回数と摩擦
係数の関係を示すものである。同図に示すように、実施
例1、実施例2いずれの場合もほぼ同様で0.15程度
であり、固体潤滑膜として優れていることを示す。
上述した実施例においては、PTFEスパッタ蒸溜膜及
び硫化モリブデンスパッタ蒸着膜は、いずれも高速原子
線を用いてスノぐツタ蒸着しただけで特別な後処理を施
していないが、これらスパッタ蒸着膜を形成させながら
同時にこのスパッタ蒸着膜に高速原子線(例えはAr原
子線)を照射すると高速原子(Ar ”)原子自身も基
板あるいはスパッタ蒸着膜面に注入され、基板原あるい
は膜中原子を反跳させてこれらの境界に新しい混合相が
形成されるので、相互の密着性がさらに強くなυ、膜が
さらに剥離しにくくなる。
び硫化モリブデンスパッタ蒸着膜は、いずれも高速原子
線を用いてスノぐツタ蒸着しただけで特別な後処理を施
していないが、これらスパッタ蒸着膜を形成させながら
同時にこのスパッタ蒸着膜に高速原子線(例えはAr原
子線)を照射すると高速原子(Ar ”)原子自身も基
板あるいはスパッタ蒸着膜面に注入され、基板原あるい
は膜中原子を反跳させてこれらの境界に新しい混合相が
形成されるので、相互の密着性がさらに強くなυ、膜が
さらに剥離しにくくなる。
また、曲面状の基板面に上述の固体潤滑膜をス・ぞツタ
蒸着するときには、基板を一定角度範囲内に保持して回
転させると、基板面に均一な曲面状の固体潤ff1l&
を形成することができる。
4゜さらに、ゴールベアリングのゴールのよ
う、こ球状のものは、無保持で回転させながらスパッタ
物質を蒸着させると、ポール面に均一な固体潤滑@全形
成することができる。
蒸着するときには、基板を一定角度範囲内に保持して回
転させると、基板面に均一な曲面状の固体潤ff1l&
を形成することができる。
4゜さらに、ゴールベアリングのゴールのよ
う、こ球状のものは、無保持で回転させながらスパッタ
物質を蒸着させると、ポール面に均一な固体潤滑@全形
成することができる。
〈発明の効果〉
以上、実施例とともに具体的に説明したように、本発明
にかかる固体潤滑膜の作製方法によれば、PTFEのよ
うな絶縁性のものでも容易にスパッタ蒸着でき、熱変性
のない密着性のよいyl膜を形成することができ、PT
FEが本来有している低19部係数、小せん断力、耐温
性を有効に生かすことができる。
にかかる固体潤滑膜の作製方法によれば、PTFEのよ
うな絶縁性のものでも容易にスパッタ蒸着でき、熱変性
のない密着性のよいyl膜を形成することができ、PT
FEが本来有している低19部係数、小せん断力、耐温
性を有効に生かすことができる。
また、本発明方法を硫化モリブデン膜形成に用いると、
所望の比の硫化モリブデン膜を良好に作製することがで
きるので、PTFE膜と基板との間に低摩擦係数の硫化
モリブデン膜を介在、させることによシ、基板面の変形
や摩耗を防止して耐久性に優れた固体潤滑膜とすること
ができる。
所望の比の硫化モリブデン膜を良好に作製することがで
きるので、PTFE膜と基板との間に低摩擦係数の硫化
モリブデン膜を介在、させることによシ、基板面の変形
や摩耗を防止して耐久性に優れた固体潤滑膜とすること
ができる。
図面のtlij巣な説明
第1図は、本発明を実施するための高速原子線源装置の
一例を示す説明図、第2図は実施例で用いた高速原子線
スパッタ蒸着装置の説明図、第3図は実施例1で形成し
た基板上の固体潤滑膜を示す断面図、第4図は実施例2
のMO−8複合ターゲットを示す説明図、第5図は実施
例2で形成した基板上の固体潤滑膜を示す断面図、第6
図は硫化モリブデン固体潤滑膜の摩擦特性図、第7図は
実施例で形成した固体潤滑膜の摩擦特性図である。
一例を示す説明図、第2図は実施例で用いた高速原子線
スパッタ蒸着装置の説明図、第3図は実施例1で形成し
た基板上の固体潤滑膜を示す断面図、第4図は実施例2
のMO−8複合ターゲットを示す説明図、第5図は実施
例2で形成した基板上の固体潤滑膜を示す断面図、第6
図は硫化モリブデン固体潤滑膜の摩擦特性図、第7図は
実施例で形成した固体潤滑膜の摩擦特性図である。
図 面 中、
1はガス導入口、
2はアノード、
3はカンードケース、
4a、4bはカソード、
6は中性化機構、
7は高速原子線、
9a、9bは高速原子線源、
10a、10bは高速原子線放射路、
11はPTFE ター1’y )、
12は基板、
13はホルダ、
】4はPTF’E膜、
15は硫化モリブデン膜、
16はMo −341合ターゲットである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)高速原子線をポリテトラフルオロエチレンターゲッ
トに照射して基板上にポリテトラフルオロエチレンスパ
ッタ蒸着膜を形成することを特徴とする固体潤滑膜の作
製方法。 2)高速原子線を用いて基板上に硫化モリブデンスパッ
タ蒸着膜を形成し、次いで高速原子線をポリテトラフル
オロエチレンターゲットに照射して前記硫化モリブデン
スパッタ蒸着膜上にポリテトラフルオロエチレンスパッ
タ蒸着膜を形成することを特徴とする固体潤滑膜の作製
方法。 3)前記硫化モリブデンスパッタ蒸着膜の形成を、モリ
ブデンターゲットと硫黄ターゲットとの複合ターゲット
に高速原子線を照射することにより行うことを特徴とす
る特許請求の範囲第2項記載の固体潤滑膜の作製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60179326A JPH0662978B2 (ja) | 1985-08-16 | 1985-08-16 | 固体潤滑膜の作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60179326A JPH0662978B2 (ja) | 1985-08-16 | 1985-08-16 | 固体潤滑膜の作製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6241291A true JPS6241291A (ja) | 1987-02-23 |
| JPH0662978B2 JPH0662978B2 (ja) | 1994-08-17 |
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ID=16063880
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|---|---|---|---|
| JP60179326A Expired - Fee Related JPH0662978B2 (ja) | 1985-08-16 | 1985-08-16 | 固体潤滑膜の作製方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0662978B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6487768A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Hitachi Ltd | Multifunction vacuum plating device |
| JPH01304936A (ja) * | 1988-06-02 | 1989-12-08 | Central Glass Co Ltd | 含フッ素樹脂被覆体およびその製造法 |
| CN1043366C (zh) * | 1994-07-14 | 1999-05-12 | 中国科学院兰州化学物理研究所 | 一种共溅射固体润滑薄膜及其制备方法 |
| CN114150267A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-03-08 | 西安交通大学 | 一种氧化铝/银纳米颗粒层/氧化铝多层抗菌薄膜的制备方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5581147A (en) * | 1978-12-13 | 1980-06-18 | Glyco Metall Werke | Laminated material* sliding or friction material* and method of making said materials |
-
1985
- 1985-08-16 JP JP60179326A patent/JPH0662978B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5581147A (en) * | 1978-12-13 | 1980-06-18 | Glyco Metall Werke | Laminated material* sliding or friction material* and method of making said materials |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6487768A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Hitachi Ltd | Multifunction vacuum plating device |
| JPH01304936A (ja) * | 1988-06-02 | 1989-12-08 | Central Glass Co Ltd | 含フッ素樹脂被覆体およびその製造法 |
| CN1043366C (zh) * | 1994-07-14 | 1999-05-12 | 中国科学院兰州化学物理研究所 | 一种共溅射固体润滑薄膜及其制备方法 |
| CN114150267A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-03-08 | 西安交通大学 | 一种氧化铝/银纳米颗粒层/氧化铝多层抗菌薄膜的制备方法 |
| CN114150267B (zh) * | 2021-11-26 | 2022-08-16 | 西安交通大学 | 一种氧化铝/银纳米颗粒层/氧化铝多层抗菌薄膜的制备方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0662978B2 (ja) | 1994-08-17 |
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