JPS6311000B2 - - Google Patents
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- JPS6311000B2 JPS6311000B2 JP56102096A JP10209681A JPS6311000B2 JP S6311000 B2 JPS6311000 B2 JP S6311000B2 JP 56102096 A JP56102096 A JP 56102096A JP 10209681 A JP10209681 A JP 10209681A JP S6311000 B2 JPS6311000 B2 JP S6311000B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture
- triptolide
- tripdiolide
- pyridyl
- cells
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Description
本発明は一般式
で表わされるトリプトライド(R=H)及びトリ
プデイオライド(R=OH)の製造法に関する。 該物質は米国のカプチヤン(S.M.Kupchan)
らにより、1972年ににしきぎ科植物であるクロズ
ルより単離された化合物で、強い抗腫瘍活性を有
する化合物である。 本発明者らは、先にトリプテリギウム・ウイル
フオルデイ(Tripterygium wilfordii、和名:ク
ロズル)を組織培養することによつて該化合物を
製造することができることを見出した(特願昭55
−74926)。 その後、該化合物のより有利な製造法について
研究を行つた結果、培地中にN−(2−置換−4
−ピリジル)尿素類またはチオ尿素類を培養基に
適当量加えることにより、目的物の生成著積量を
増大せしめることを見出した。 該尿素類は一般式() 〔式中R1はハロゲン、ヒドロキシル、低級アル
コキシ、抵級アルキルチオ、低級アルコキシカル
ボニル、ベンゾイルアミノ、低級アルコキシカル
ボニルアミノ、シアノ又はトリフルオルメチルを
示し、R2は水素又は低級アルキルを示し、R3は
酸素又は砿黄を示し、R4は非置換又は低級アル
キル、低級アルコキシ、ヒドロキシル又はハロゲ
ンで置換された芳香族炭化水素を示す〕で表わさ
れる化合物〔以下化合物()という〕を意味す
る。 上記式の定義において、ハロゲンは塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子、フツ素原子を包含する。
低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルコ
キシカルボニル、低級アルコキシカルボニルアミ
ノ、低級アルキルにおいてはアルキルまたはアル
キル部分の炭素数が1〜4のアルキルを意味し、
メチル、エチル、プロピル、i−ブチル、n−ブ
チル、t−ブチル等を包含する。 R4における芳香族炭化水素としてはフエニル、
ベンジルが例示される。 化合物()は公知の化合物で、その製法につ
いては特開昭54−81275、同55−62066等に開示さ
れている。 本発明によれば、トリプテリギウム属に属する
植物の茎、葉、芽、種子その他の部分から組織片
またはこれから誘導された細胞群いわゆるカルス
を固体上および液体培養基中化合物()の存在
下に好気的に培養すると、組織培養物たとえば増
殖したカルス、増殖した細胞、一部または完全に
分化した細胞ならびに培養基に目的物が生産著積
されるので該組織培養物および/または培養基か
ら目的化合物を採取することができる。 本発明に用いる植物はトリプテリギウム属に属
し、目的化合物を生産する能力を有するものであ
ればいずれも用いうる。トリプテリギウム属植物
としてはトリプテリギウム・ウイルフオルデイ
(Tripterygium wilfordii)、トリプテリギウム・
レゲリー(T.regelii)、トリプテリギウム・フオ
レステイ(T.forrestii)などがあげられ、トリプ
テリギウム・ウイルフオルデイ(クロズル)につ
いては大井次三郎著“日本植物誌”364ページ、
昭和40年至文堂にその他についてはR.Bruning
et.al.Phytochemistry17巻、1821−1858ページ
(1978年)に記載がある。より好適にはトリプテ
リギウム・ウイルフオルデイが用いられる。 培養に際しては、トリプテリギウム属植物の
茎、葉、根、芽、果実その他の組織片または細胞
群を材料とし、これを任意の大きさに切断し、表
面を脱イオン水で洗浄し、ついで例えば次亜塩素
酸ソーダ、エチルアルコールなどで殺菌したの
ち、殺菌水でよく洗う。このように表面殺菌した
小片をたとえばムラシゲースクーグス氏培地
(Murashige T.and Skoog F.“Physiol.
Plantarum”15巻、473−497ページ(1962年))
に砂糖3g/dl、カイネチン1mg/、2,4−
ジクロロフエノキシ酢酸1mg/および寒天0.8
g/dlを加えた寒天培地上に置床後、約2週間一
定温度(15〜35℃)で培養するとカルスが誘導さ
れる。 上記の如くにして誘導されるカルスは固体培養
基上、または液体培養基中にて、通常微生物の培
養を行うのと同様な操作を応用してさらに培養で
きる。たとえば培養の際は振盪培養法または無菌
空気を通気しつつ培養するタンク培養法により行
うことができる。 これらの培養基組成としては、たとえば上述の
培地を利用できるが、これに限定されるものでは
なく、植物組織培養用培地である、ホワイト
(White)氏、ガンボーグ(Gamborg)氏、ニツ
チ(Nitch)氏その他(植物細胞組織培養、実
際・応用・展望−理工学社、1979年原田宏、駒嶺
穆氏編)を用いることが可能であり、炭素源とし
て砂糖(シユークロース)の代りにグルコース、
フラクトース、マンノース、糖蜜、でん粉その他
を用いることができる。また酵母エキス、ペプト
ン、肉エキス、カザミノ酸なども加えることがで
きる。 カイネチンの代りに、ベンジルアデニンのよう
な他のサイトカイニン類、2,4−ジクロロフエ
ノキシ酢酸の代りにインドール酢酸、ナフタレン
酢酸などの生育調節物質を使用することもでき
る。種々の無機微量成分は、天然物を利用した
り、脱イオン水の代りに水道水を用いることで足
りる場合は、必ずしも添加する必要はない。化合
物()は化合物の種類によつて有効な範囲で加
えられるが、通常0.01〜5gの範囲で添加され
る。 用いられる化合物の具体例としては、N−(2
−クロル−4−ピリジル)−N′−(m−メチル−
フエニル)尿素、N−(2−クロル−4−ピリジ
ル)−N′−(o−クロルフエニル)尿素、N−(2
−フルオル−4−ピリジル)−N′−フエニル尿
素、N−(2−メトキシ−4−ピリジル)−N′−
フエニル尿素、N−(2−ブロム−4−ピリジル)
−N′−フエニル尿素、N−(2−アセトアミド−
4−ピリジル)−N′−フエニル尿素、N−(2−
メトキシ−4−ピリジル)−N′−フエニルチオ尿
素、N−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フ
エニル尿素、N−(2−クロル−4−ピリジル)−
N′−(o−メチル−フエニル尿素)等があげられ
る。 培養は25〜35℃の温度、4.5〜8.5のPHで行われ
1〜2週間で完了する。 かくして培養し増殖した細胞群(カルス)、分
化した植物細胞を過して集め、ホモゲナイザー
などにより細胞を破壊し、過あるいは遠心機な
どで得た上澄液あるいは液中より、あるいは培
養物から細胞群や植物細胞を除去して得た培養
液から目的化合物を分離することができる。これ
らの分離法は、カプチヤン(Kupchan)らの方
法(ジヤーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエテイ、94巻7194ページ1972年)を利用す
ることができるが、好ましくは次の方法によつて
分離できる。 培養細胞からの分離法は、細胞を凍結乾燥しこ
れに95%のエチルアルコールを加え、ソツクスレ
ー抽出器を用いたりあるいはビーカー・フラスコ
等で加温して、抽出を行う。抽出液を減圧凝縮後
水とn−ヘキサンを加えて分液斗を用いてよく
振り、不純物をn−ヘキサン層に転溶して除く。
別の分離法として、細胞の抽出液や培養液を材
料として用いる時には、これらの液にn−ヘキサ
ンを加えて不純物をこの層に転溶させる。 いずれの場合でもn−ヘキサンを用いる分配操
作は二、三度繰り返し、できる限りn−ヘキサン
可溶な不純物を除いた方がよい。次に水層区分に
酢酸エチルを加え、分液斗を用いて分配を行
い、酢酸エチル層を集める。この操作も二、三度
繰り返した方がよい。 かくして得られた酢酸エチル層を減圧濃縮し、
高速液体クロマトグラフイー(使用カラム、
Unisil Q C18ガスクロ工業、ソルベント系30%
エタノール)を用いて、トリプデイオライドとト
リプトライドを分取することができる。 このようにして得られた二種のジテルペノイ
ド・トリエポキサイドはKB、L−1210、p−
388など各種腫瘍細胞の生育を抑えることが確か
められ、特にKB細胞は、これらの精製、培養時
の定量などの際に恒常的な定量法の一つとして使
用することができる。 以下に実施例を述べる。 実施例 1 約1cm位の長さに切つたクロズルの茎を、次亜
塩素酸ソーダ液(有効塩素3%)に10分間浸漬し
て殺菌する。この殺菌洗浄したクロズルの茎を、
ムラシゲ・スクーグ氏培地にシユークロース3
g/dl、2,4デイクロロフエノキシ酢酸1mg/
、カイネチン1mg/、寒天0.8g/dlを含む
培地10ml(PH6.3)に試験管1本当り1個置床し、
28℃で約1ケ月培養する。茎の切断面より形成さ
れてきたカルス全量を同じ組成の培地10mlにN−
(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フエニル尿
素0.1mg/加えた培地に移植する。さらに28℃
で1ケ月間培養し増殖したカルスを集め凍結乾燥
する。 このようにして集めたカルスの乾燥物20gに95
%エチルアルコール200mlを加え、ソツクスレー
抽出器を用いて6時間抽出を行う。この操作を3
回繰り返して得られたエチルアルコール部分約
600mlを減圧下で濃縮乾固してから水を50ml加え、
できる限り溶かす。 これにn−ヘキサン50mlを加え分液斗で振
り、不純物を除く。さらに2回同様に操作して水
層を集め、これに酢酸エチル50mlを加え目的物質
を酢酸エチル層に分液斗を用いて転溶する。こ
の操作をさらに2度繰り返して酢酸エチル層を集
め、減圧濃縮したのちUnisilQ−C18のカラム、30
%エタノールを用いて高速液体クロマトグラフイ
ーを行う。標準品と同一部位に現われるピーク
(検出はUV218nm)を集め濃縮して、トリプデ
イオライド3.2mg、トリプトライド0.7mgを得た。
因みに培養基にN−(2−クロル−4−ピリジル)
−N′−フエニル尿素を加えない培地に移植し、
培養した場合のトリプデイオライドの蓄積量は
0.6mg、トリプトライドは0.1mgであつた。 実施例 2 実施例1で得られたカルス(新鮮重量として約
2g)をムラシゲ・スクーグ氏培地に、カイネチ
ン0.1mg/、ナフタレン酢酸1mg/、シユー
クロース3g/dl、を加えたものにN−(2−ク
ロル−4−ピリジル)−N′−フエニル尿素0.1mg/
を添加した液体培地100mlの入つた300ml容三角
フラスコに植え、毎分180回転、28℃、暗黒下で
2週間培養すると、その生育は培地1ml当り15mg
(乾物量)であつた。この細胞を過法によつて
集め、細胞および培養液中の目的物を定量した
ところ、細胞中にトリプデイオライド、トリプト
ライドがそれぞれ1.18μg、0.09μg(各々培地1
ml当りに換算)、培養液中にトリプデイオライ
ド、トリプトライドがそれぞれ129μg、0.12μg
(各々培地1ml当りに換算)が含まれていた。因
みにN−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フ
エニル尿素を1mg/加えて同様に培養した時の
細胞中のトリプデイオライド、トリプトライドの
蓄積量は同じく1.02μg、0.05μg(培地1ml当り
に換算)、培養液中にそれぞれ0.94μg、0.04μ
gであつた。また、N−(2−クロル−4−ピリ
ジル)−N′−フエニル尿素を加えずに同様に培養
した時のこれらの生成量は、細胞中にトリプデイ
オライド0.15μg、トリプトライド0.02μg(各々
培地1ml当りに換算)、培養液中にはそれぞれ
0.17μg、0.03μg(各々培地1ml当りに換算)で
あつた。 N−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フエ
ニル尿素0.1mg/を加えた培養基10から得た
細胞142g(乾燥重量)中より、トリプデイオラ
イド8.4mg、トリプトライド0.75mgを、また、培
養液からはトリプデイオライド8.9mg、トリプト
ライド0.82mgの白色粉末を得ることができた。 実施例 3 N−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フエ
ニル尿素の代りに第1表に示される化合物を用い
る他は実施例2を繰返し第1表に示す結果を得
た。
プデイオライド(R=OH)の製造法に関する。 該物質は米国のカプチヤン(S.M.Kupchan)
らにより、1972年ににしきぎ科植物であるクロズ
ルより単離された化合物で、強い抗腫瘍活性を有
する化合物である。 本発明者らは、先にトリプテリギウム・ウイル
フオルデイ(Tripterygium wilfordii、和名:ク
ロズル)を組織培養することによつて該化合物を
製造することができることを見出した(特願昭55
−74926)。 その後、該化合物のより有利な製造法について
研究を行つた結果、培地中にN−(2−置換−4
−ピリジル)尿素類またはチオ尿素類を培養基に
適当量加えることにより、目的物の生成著積量を
増大せしめることを見出した。 該尿素類は一般式() 〔式中R1はハロゲン、ヒドロキシル、低級アル
コキシ、抵級アルキルチオ、低級アルコキシカル
ボニル、ベンゾイルアミノ、低級アルコキシカル
ボニルアミノ、シアノ又はトリフルオルメチルを
示し、R2は水素又は低級アルキルを示し、R3は
酸素又は砿黄を示し、R4は非置換又は低級アル
キル、低級アルコキシ、ヒドロキシル又はハロゲ
ンで置換された芳香族炭化水素を示す〕で表わさ
れる化合物〔以下化合物()という〕を意味す
る。 上記式の定義において、ハロゲンは塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子、フツ素原子を包含する。
低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルコ
キシカルボニル、低級アルコキシカルボニルアミ
ノ、低級アルキルにおいてはアルキルまたはアル
キル部分の炭素数が1〜4のアルキルを意味し、
メチル、エチル、プロピル、i−ブチル、n−ブ
チル、t−ブチル等を包含する。 R4における芳香族炭化水素としてはフエニル、
ベンジルが例示される。 化合物()は公知の化合物で、その製法につ
いては特開昭54−81275、同55−62066等に開示さ
れている。 本発明によれば、トリプテリギウム属に属する
植物の茎、葉、芽、種子その他の部分から組織片
またはこれから誘導された細胞群いわゆるカルス
を固体上および液体培養基中化合物()の存在
下に好気的に培養すると、組織培養物たとえば増
殖したカルス、増殖した細胞、一部または完全に
分化した細胞ならびに培養基に目的物が生産著積
されるので該組織培養物および/または培養基か
ら目的化合物を採取することができる。 本発明に用いる植物はトリプテリギウム属に属
し、目的化合物を生産する能力を有するものであ
ればいずれも用いうる。トリプテリギウム属植物
としてはトリプテリギウム・ウイルフオルデイ
(Tripterygium wilfordii)、トリプテリギウム・
レゲリー(T.regelii)、トリプテリギウム・フオ
レステイ(T.forrestii)などがあげられ、トリプ
テリギウム・ウイルフオルデイ(クロズル)につ
いては大井次三郎著“日本植物誌”364ページ、
昭和40年至文堂にその他についてはR.Bruning
et.al.Phytochemistry17巻、1821−1858ページ
(1978年)に記載がある。より好適にはトリプテ
リギウム・ウイルフオルデイが用いられる。 培養に際しては、トリプテリギウム属植物の
茎、葉、根、芽、果実その他の組織片または細胞
群を材料とし、これを任意の大きさに切断し、表
面を脱イオン水で洗浄し、ついで例えば次亜塩素
酸ソーダ、エチルアルコールなどで殺菌したの
ち、殺菌水でよく洗う。このように表面殺菌した
小片をたとえばムラシゲースクーグス氏培地
(Murashige T.and Skoog F.“Physiol.
Plantarum”15巻、473−497ページ(1962年))
に砂糖3g/dl、カイネチン1mg/、2,4−
ジクロロフエノキシ酢酸1mg/および寒天0.8
g/dlを加えた寒天培地上に置床後、約2週間一
定温度(15〜35℃)で培養するとカルスが誘導さ
れる。 上記の如くにして誘導されるカルスは固体培養
基上、または液体培養基中にて、通常微生物の培
養を行うのと同様な操作を応用してさらに培養で
きる。たとえば培養の際は振盪培養法または無菌
空気を通気しつつ培養するタンク培養法により行
うことができる。 これらの培養基組成としては、たとえば上述の
培地を利用できるが、これに限定されるものでは
なく、植物組織培養用培地である、ホワイト
(White)氏、ガンボーグ(Gamborg)氏、ニツ
チ(Nitch)氏その他(植物細胞組織培養、実
際・応用・展望−理工学社、1979年原田宏、駒嶺
穆氏編)を用いることが可能であり、炭素源とし
て砂糖(シユークロース)の代りにグルコース、
フラクトース、マンノース、糖蜜、でん粉その他
を用いることができる。また酵母エキス、ペプト
ン、肉エキス、カザミノ酸なども加えることがで
きる。 カイネチンの代りに、ベンジルアデニンのよう
な他のサイトカイニン類、2,4−ジクロロフエ
ノキシ酢酸の代りにインドール酢酸、ナフタレン
酢酸などの生育調節物質を使用することもでき
る。種々の無機微量成分は、天然物を利用した
り、脱イオン水の代りに水道水を用いることで足
りる場合は、必ずしも添加する必要はない。化合
物()は化合物の種類によつて有効な範囲で加
えられるが、通常0.01〜5gの範囲で添加され
る。 用いられる化合物の具体例としては、N−(2
−クロル−4−ピリジル)−N′−(m−メチル−
フエニル)尿素、N−(2−クロル−4−ピリジ
ル)−N′−(o−クロルフエニル)尿素、N−(2
−フルオル−4−ピリジル)−N′−フエニル尿
素、N−(2−メトキシ−4−ピリジル)−N′−
フエニル尿素、N−(2−ブロム−4−ピリジル)
−N′−フエニル尿素、N−(2−アセトアミド−
4−ピリジル)−N′−フエニル尿素、N−(2−
メトキシ−4−ピリジル)−N′−フエニルチオ尿
素、N−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フ
エニル尿素、N−(2−クロル−4−ピリジル)−
N′−(o−メチル−フエニル尿素)等があげられ
る。 培養は25〜35℃の温度、4.5〜8.5のPHで行われ
1〜2週間で完了する。 かくして培養し増殖した細胞群(カルス)、分
化した植物細胞を過して集め、ホモゲナイザー
などにより細胞を破壊し、過あるいは遠心機な
どで得た上澄液あるいは液中より、あるいは培
養物から細胞群や植物細胞を除去して得た培養
液から目的化合物を分離することができる。これ
らの分離法は、カプチヤン(Kupchan)らの方
法(ジヤーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエテイ、94巻7194ページ1972年)を利用す
ることができるが、好ましくは次の方法によつて
分離できる。 培養細胞からの分離法は、細胞を凍結乾燥しこ
れに95%のエチルアルコールを加え、ソツクスレ
ー抽出器を用いたりあるいはビーカー・フラスコ
等で加温して、抽出を行う。抽出液を減圧凝縮後
水とn−ヘキサンを加えて分液斗を用いてよく
振り、不純物をn−ヘキサン層に転溶して除く。
別の分離法として、細胞の抽出液や培養液を材
料として用いる時には、これらの液にn−ヘキサ
ンを加えて不純物をこの層に転溶させる。 いずれの場合でもn−ヘキサンを用いる分配操
作は二、三度繰り返し、できる限りn−ヘキサン
可溶な不純物を除いた方がよい。次に水層区分に
酢酸エチルを加え、分液斗を用いて分配を行
い、酢酸エチル層を集める。この操作も二、三度
繰り返した方がよい。 かくして得られた酢酸エチル層を減圧濃縮し、
高速液体クロマトグラフイー(使用カラム、
Unisil Q C18ガスクロ工業、ソルベント系30%
エタノール)を用いて、トリプデイオライドとト
リプトライドを分取することができる。 このようにして得られた二種のジテルペノイ
ド・トリエポキサイドはKB、L−1210、p−
388など各種腫瘍細胞の生育を抑えることが確か
められ、特にKB細胞は、これらの精製、培養時
の定量などの際に恒常的な定量法の一つとして使
用することができる。 以下に実施例を述べる。 実施例 1 約1cm位の長さに切つたクロズルの茎を、次亜
塩素酸ソーダ液(有効塩素3%)に10分間浸漬し
て殺菌する。この殺菌洗浄したクロズルの茎を、
ムラシゲ・スクーグ氏培地にシユークロース3
g/dl、2,4デイクロロフエノキシ酢酸1mg/
、カイネチン1mg/、寒天0.8g/dlを含む
培地10ml(PH6.3)に試験管1本当り1個置床し、
28℃で約1ケ月培養する。茎の切断面より形成さ
れてきたカルス全量を同じ組成の培地10mlにN−
(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フエニル尿
素0.1mg/加えた培地に移植する。さらに28℃
で1ケ月間培養し増殖したカルスを集め凍結乾燥
する。 このようにして集めたカルスの乾燥物20gに95
%エチルアルコール200mlを加え、ソツクスレー
抽出器を用いて6時間抽出を行う。この操作を3
回繰り返して得られたエチルアルコール部分約
600mlを減圧下で濃縮乾固してから水を50ml加え、
できる限り溶かす。 これにn−ヘキサン50mlを加え分液斗で振
り、不純物を除く。さらに2回同様に操作して水
層を集め、これに酢酸エチル50mlを加え目的物質
を酢酸エチル層に分液斗を用いて転溶する。こ
の操作をさらに2度繰り返して酢酸エチル層を集
め、減圧濃縮したのちUnisilQ−C18のカラム、30
%エタノールを用いて高速液体クロマトグラフイ
ーを行う。標準品と同一部位に現われるピーク
(検出はUV218nm)を集め濃縮して、トリプデ
イオライド3.2mg、トリプトライド0.7mgを得た。
因みに培養基にN−(2−クロル−4−ピリジル)
−N′−フエニル尿素を加えない培地に移植し、
培養した場合のトリプデイオライドの蓄積量は
0.6mg、トリプトライドは0.1mgであつた。 実施例 2 実施例1で得られたカルス(新鮮重量として約
2g)をムラシゲ・スクーグ氏培地に、カイネチ
ン0.1mg/、ナフタレン酢酸1mg/、シユー
クロース3g/dl、を加えたものにN−(2−ク
ロル−4−ピリジル)−N′−フエニル尿素0.1mg/
を添加した液体培地100mlの入つた300ml容三角
フラスコに植え、毎分180回転、28℃、暗黒下で
2週間培養すると、その生育は培地1ml当り15mg
(乾物量)であつた。この細胞を過法によつて
集め、細胞および培養液中の目的物を定量した
ところ、細胞中にトリプデイオライド、トリプト
ライドがそれぞれ1.18μg、0.09μg(各々培地1
ml当りに換算)、培養液中にトリプデイオライ
ド、トリプトライドがそれぞれ129μg、0.12μg
(各々培地1ml当りに換算)が含まれていた。因
みにN−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フ
エニル尿素を1mg/加えて同様に培養した時の
細胞中のトリプデイオライド、トリプトライドの
蓄積量は同じく1.02μg、0.05μg(培地1ml当り
に換算)、培養液中にそれぞれ0.94μg、0.04μ
gであつた。また、N−(2−クロル−4−ピリ
ジル)−N′−フエニル尿素を加えずに同様に培養
した時のこれらの生成量は、細胞中にトリプデイ
オライド0.15μg、トリプトライド0.02μg(各々
培地1ml当りに換算)、培養液中にはそれぞれ
0.17μg、0.03μg(各々培地1ml当りに換算)で
あつた。 N−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フエ
ニル尿素0.1mg/を加えた培養基10から得た
細胞142g(乾燥重量)中より、トリプデイオラ
イド8.4mg、トリプトライド0.75mgを、また、培
養液からはトリプデイオライド8.9mg、トリプト
ライド0.82mgの白色粉末を得ることができた。 実施例 3 N−(2−クロル−4−ピリジル)−N′−フエ
ニル尿素の代りに第1表に示される化合物を用い
る他は実施例2を繰返し第1表に示す結果を得
た。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トリプテリギウム属に属し、トリプトライド
および/またはトリプデイオライドを生産する能
力を有する植物を一般式 〔式中R1はハロゲン、ヒドロキシル、低級アル
コキシ、低級アルキルチオ、低級アルコキシカル
ボニル、ベンゾイルアミノ、低級アルコキシカル
ボニルアミノ、シアノ又はトリフルオルメチルを
示し、R2は水素又は低級アルキルを示し、R3は
酸素又は硫黄を示し、R4は非置換又は低級アル
キル、低級アルコキシ、ヒドロキシル又はハロゲ
ンで置換された芳香族炭化水素を示す〕で表わさ
れる化合物の存在下に組織培養し、培養物又は培
養基中に該物質を生成蓄積せしめ、蓄積した該物
質を採取することを特徴とするトリプトライドお
よび/またはトリプデイオライドの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56102096A JPS585196A (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 抗腫瘍性物質の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56102096A JPS585196A (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 抗腫瘍性物質の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS585196A JPS585196A (ja) | 1983-01-12 |
| JPS6311000B2 true JPS6311000B2 (ja) | 1988-03-10 |
Family
ID=14318241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56102096A Granted JPS585196A (ja) | 1981-06-30 | 1981-06-30 | 抗腫瘍性物質の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS585196A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1516597A4 (en) * | 2002-06-27 | 2010-11-10 | Microport Medical Shanghai Co | MEDICINES ELUTIONSSTENT |
| FR2952072B1 (fr) * | 2009-11-05 | 2013-09-27 | Pf Medicament | Procede de production de triptolide |
| CN106069786B (zh) * | 2016-08-11 | 2019-03-22 | 岭南师范学院 | 一种在桉树组织培养中抗褐化和促进不定芽分化的方法 |
-
1981
- 1981-06-30 JP JP56102096A patent/JPS585196A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS585196A (ja) | 1983-01-12 |
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