JPS63162786A - 炭素繊維製造用高品質原料ピツチの製造方法 - Google Patents
炭素繊維製造用高品質原料ピツチの製造方法Info
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- JPS63162786A JPS63162786A JP31028986A JP31028986A JPS63162786A JP S63162786 A JPS63162786 A JP S63162786A JP 31028986 A JP31028986 A JP 31028986A JP 31028986 A JP31028986 A JP 31028986A JP S63162786 A JPS63162786 A JP S63162786A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、炭素繊維製造用原料ピッチを製造する方法に
関する。更に詳しくは、本発明は固形粒子を効率的に除
去することによって、高品質の炭素繊維製造用原料ピッ
チを製造する方法に関する。
関する。更に詳しくは、本発明は固形粒子を効率的に除
去することによって、高品質の炭素繊維製造用原料ピッ
チを製造する方法に関する。
(従来の技術)
従来、自動車、航空機その他の各種産業分野にかかる広
範な技術分野において、軽量、高強度、高弾性率等の性
質を有する高性能素材の開発が要望されており、かかる
観点から炭素繊維或いは成型炭素材料が注目されている
。特に、炭素質ピッチから炭素繊維を製造する方法は、
安価で高性能の炭素繊維を製造し得る方法としt重要視
されており、近年多くの研究がなされ、炭素質ピッチか
ら得られる炭素繊維の性能も向上している。
範な技術分野において、軽量、高強度、高弾性率等の性
質を有する高性能素材の開発が要望されており、かかる
観点から炭素繊維或いは成型炭素材料が注目されている
。特に、炭素質ピッチから炭素繊維を製造する方法は、
安価で高性能の炭素繊維を製造し得る方法としt重要視
されており、近年多くの研究がなされ、炭素質ピッチか
ら得られる炭素繊維の性能も向上している。
しかしながら、炭素質ピッチから得られるピッチ繊維は
極めて脆弱であるために、その後の糸扱いにおいて多く
の工夫が強いられている。更に、最近、炭素質ピッチを
製造する原料中に不純物として含有されているカーボン
や触媒片等の固形粒子の除去及び炭素質ピッチに残存す
る灰分の量が、炭素質ピッチからピッチ繊維を紡糸する
際の糸切れや、最終製品たる炭素繊維の物性に極めて大
きく影響を及ぼす事が次第に明らかになってくるに従い
、炭素質ピッチの原料から固形粒子を除去することが重
要となってきた。かかる観点がら、例えば、特開昭58
−81619号及び特開昭60−245696号には、
ピッチから固形粒子を除去する方法として、重力や遠心
分離を利用する方法、或いはフィルターによる濾過等の
手段が開示されている。
極めて脆弱であるために、その後の糸扱いにおいて多く
の工夫が強いられている。更に、最近、炭素質ピッチを
製造する原料中に不純物として含有されているカーボン
や触媒片等の固形粒子の除去及び炭素質ピッチに残存す
る灰分の量が、炭素質ピッチからピッチ繊維を紡糸する
際の糸切れや、最終製品たる炭素繊維の物性に極めて大
きく影響を及ぼす事が次第に明らかになってくるに従い
、炭素質ピッチの原料から固形粒子を除去することが重
要となってきた。かかる観点がら、例えば、特開昭58
−81619号及び特開昭60−245696号には、
ピッチから固形粒子を除去する方法として、重力や遠心
分離を利用する方法、或いはフィルターによる濾過等の
手段が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、重力沈降分離は、固体粒子の分離に長時
間を要し非効率的である。又、遠心分離によって効率化
しようとしても1μ以下の細かな粒子を除去することは
困難であり、まして、フィルターによる濾過を採用した
場合には濾過に時間がかかるのみならず、フィルターが
目詰まりし易く、フィルターの洗浄が必要となり煩雑で
ある。
間を要し非効率的である。又、遠心分離によって効率化
しようとしても1μ以下の細かな粒子を除去することは
困難であり、まして、フィルターによる濾過を採用した
場合には濾過に時間がかかるのみならず、フィルターが
目詰まりし易く、フィルターの洗浄が必要となり煩雑で
ある。
そこで、炭素質ピッチの原料に有機化合物を添加して共
析させフィルターで濾過する方法も開発されている(特
開昭60−245696号)が、この方法は、高価な有
機物を加えるためにコストの上昇を招く上、フィルター
を使用する場合の煩雑さを解決することが出来ない。
析させフィルターで濾過する方法も開発されている(特
開昭60−245696号)が、この方法は、高価な有
機物を加えるためにコストの上昇を招く上、フィルター
を使用する場合の煩雑さを解決することが出来ない。
本発明者らは、1μ以下の微粒子の除去をすることがで
きる静電除塵方法を、ピッチ原料に通用することを検討
した結果、該原料を加温し、流動性を高めることにより
静電除塵方法の通用が可能であることを見いだし、本発
明に到達した。
きる静電除塵方法を、ピッチ原料に通用することを検討
した結果、該原料を加温し、流動性を高めることにより
静電除塵方法の通用が可能であることを見いだし、本発
明に到達した。
従って、本発明の第1の目的は、炭素質ピッチから炭素
繊維又は黒鉛繊維を製造する諸工程での糸切れや毛羽立
ちを低減し、効率良く炭素繊維又は黒鉛繊維を製造する
に通した高品質の炭素質ピッチを提供することにある。
繊維又は黒鉛繊維を製造する諸工程での糸切れや毛羽立
ちを低減し、効率良く炭素繊維又は黒鉛繊維を製造する
に通した高品質の炭素質ピッチを提供することにある。
本発明の第2の目的は、効率良く炭素繊維又は黒鉛繊維
を製造するに通した高品質の炭素質ピッチを製造する方
法を提供することにある。
を製造するに通した高品質の炭素質ピッチを製造する方
法を提供することにある。
(問題を解決するための手段)
本発明の上記の諸口的は炭素繊維製造用原料ピッチのた
めの原料から不純物粒子を除去した後、これを熱量縮合
せしめて炭素繊維用原料ピッチを製造する方法であって
、前記原料を50℃〜200℃に加熱して少くとも静電
集塵槽の電極間に通すことによって前記不純物粒子を除
去し、次いで精製された原料を熱重縮合せしめることに
より、灰分が0.1重量%以下のピッチが得られるよう
に前記静電処理を行うことを特徴とする、炭素繊維製造
用高品質原料ピッチの製造方法によって達成された。
めの原料から不純物粒子を除去した後、これを熱量縮合
せしめて炭素繊維用原料ピッチを製造する方法であって
、前記原料を50℃〜200℃に加熱して少くとも静電
集塵槽の電極間に通すことによって前記不純物粒子を除
去し、次いで精製された原料を熱重縮合せしめることに
より、灰分が0.1重量%以下のピッチが得られるよう
に前記静電処理を行うことを特徴とする、炭素繊維製造
用高品質原料ピッチの製造方法によって達成された。
本発明において使用することのできる炭素繊維製造用原
料ピッチのための原料は、公知の原料、例えば石油系の
各重質油、熱分解タール、接触分解タール、石炭の乾溜
などで得られる重質油、タール、ピッチ又は、石炭液化
工程から製造される重質液化石炭等の中から適宜選択す
ることができる。
料ピッチのための原料は、公知の原料、例えば石油系の
各重質油、熱分解タール、接触分解タール、石炭の乾溜
などで得られる重質油、タール、ピッチ又は、石炭液化
工程から製造される重質液化石炭等の中から適宜選択す
ることができる。
これらの原料を所定の条件で熱重縮合せしめると光学的
異方性相を含有する炭素質ピッチが得られ、この炭素質
ピッチを紡糸した炭素質繊維に所定の処理を加えること
により炭素繊維及び黒鉛繊維を得ることができること、
及び光学的異方性相(以下AP相とする)の含有率が高
い程、高強度の炭素繊維及び黒鉛繊維が得られることは
周知である。そこで光学的異方性相の含有率を高めよう
とすると炭素質ピッチ繊維の軟化点が高くなり、必然的
に紡糸温度が高くなるが、このことは紡糸を困難にし、
糸切れを起こし易くする。従って本発明においては、前
記熱重縮合を半ばで打ち切ってその重縮合物を350℃
〜400℃の範囲の温度で保持して実質的に静置し、下
層に密度の大きいAPを成長熟成させつつ沈積し、これ
を上層の密度の小さい光学的等方性相(以下IP相とす
る)が多い部分より分離して取り出すことが好ましい。
異方性相を含有する炭素質ピッチが得られ、この炭素質
ピッチを紡糸した炭素質繊維に所定の処理を加えること
により炭素繊維及び黒鉛繊維を得ることができること、
及び光学的異方性相(以下AP相とする)の含有率が高
い程、高強度の炭素繊維及び黒鉛繊維が得られることは
周知である。そこで光学的異方性相の含有率を高めよう
とすると炭素質ピッチ繊維の軟化点が高くなり、必然的
に紡糸温度が高くなるが、このことは紡糸を困難にし、
糸切れを起こし易くする。従って本発明においては、前
記熱重縮合を半ばで打ち切ってその重縮合物を350℃
〜400℃の範囲の温度で保持して実質的に静置し、下
層に密度の大きいAPを成長熟成させつつ沈積し、これ
を上層の密度の小さい光学的等方性相(以下IP相とす
る)が多い部分より分離して取り出すことが好ましい。
この方法の詳細は特開昭57−119984号明細書に
記載されている。
記載されている。
光学的異方性ピッチの更に好ましい製造方法は、特開昭
58−180585号明細書に記載されている如く、A
Pを適度に含み未だ過度に重質化されていない炭素質ピ
ッチを溶融状態のまま遠心分離操作にかけ、迅速にAP
部分を沈降せしめる方法である。この方法によれば、A
P相は合体成長しつつ下層(遠心力方向の層)に集積し
、APが約80%以上で連続層を成し、その中に僅かに
IPを晶状又は微小な球状体で分散している形態のピッ
チとなる。この場合、両層の境界が明瞭であり、下層の
みを上層から分離することができ、容易にAP含有率が
大きく紡糸しやすい光学的異方性ピッチを製造すること
ができる。この方法によれば、AP含有率が95%以上
で軟化点が230℃〜320℃の炭素質ピッチを短時間
に、経済的に得ることができる。
58−180585号明細書に記載されている如く、A
Pを適度に含み未だ過度に重質化されていない炭素質ピ
ッチを溶融状態のまま遠心分離操作にかけ、迅速にAP
部分を沈降せしめる方法である。この方法によれば、A
P相は合体成長しつつ下層(遠心力方向の層)に集積し
、APが約80%以上で連続層を成し、その中に僅かに
IPを晶状又は微小な球状体で分散している形態のピッ
チとなる。この場合、両層の境界が明瞭であり、下層の
みを上層から分離することができ、容易にAP含有率が
大きく紡糸しやすい光学的異方性ピッチを製造すること
ができる。この方法によれば、AP含有率が95%以上
で軟化点が230℃〜320℃の炭素質ピッチを短時間
に、経済的に得ることができる。
このようにして得られる光学的異方性ピッチは、均質性
と高い配向性にもかかわらず軟化点が低いので熔融紡糸
特性において本質的に優れており、従ってこのようなピ
ッチを使用しても尚、紡糸時に発生する断糸や毛羽立ち
は、ピッチを製造するための原料に既に混入している触
媒等の異物に原因を求めなければならない。
と高い配向性にもかかわらず軟化点が低いので熔融紡糸
特性において本質的に優れており、従ってこのようなピ
ッチを使用しても尚、紡糸時に発生する断糸や毛羽立ち
は、ピッチを製造するための原料に既に混入している触
媒等の異物に原因を求めなければならない。
この異物の除去は、従来濾過や遠心分離によっていたが
、これらの方法によっては1μ以下の粒子を除去するこ
とは困難である上、大量処理を行うことは困難である。
、これらの方法によっては1μ以下の粒子を除去するこ
とは困難である上、大量処理を行うことは困難である。
このような観点から本発明においては、1μ以下の固体
粒子の除去迄効率良(行うことのできる静電除塵方法を
使用する。この方法を、以下に図を用いて説明する。
粒子の除去迄効率良(行うことのできる静電除塵方法を
使用する。この方法を、以下に図を用いて説明する。
第1図は、原料ピッチを製造するための原料から、静電
的に固形微粒子を除去するためのシステムである0図中
符号1は、高圧電極3、接地電極5及び誘電体からなる
コレクター7を有する集塵槽、9はヒーターを有する原
料槽であり、加熱された原料はポンプ13によって集塵
槽と原料槽の間を循還する。パルプ15は、循還量の調
整と逆流防止の為に設けられたものであり、楕製さた原
料は、パルプ17を経て取り出されピッチ製造の為に使
用される。
的に固形微粒子を除去するためのシステムである0図中
符号1は、高圧電極3、接地電極5及び誘電体からなる
コレクター7を有する集塵槽、9はヒーターを有する原
料槽であり、加熱された原料はポンプ13によって集塵
槽と原料槽の間を循還する。パルプ15は、循還量の調
整と逆流防止の為に設けられたものであり、楕製さた原
料は、パルプ17を経て取り出されピッチ製造の為に使
用される。
原料槽における加熱は、原料の流動性を上げ、固形粒子
の移動を容易にするために行うものであり、通常、集塵
槽内で約80℃〜200℃、好ましくは90℃〜150
℃となるように加熱する。
の移動を容易にするために行うものであり、通常、集塵
槽内で約80℃〜200℃、好ましくは90℃〜150
℃となるように加熱する。
高圧電極と接地電極の間隔は、狭い方が高圧電極に印加
する電圧を低くすることができるので好ましいが、狭く
しすぎると処理能力が低下するので、約5cm〜30c
mとする事が好ましく、特に、約10cm〜20cmと
することが好ましい、高圧電極に印加する電圧は、原料
の温度及び電極間隔を考慮して適宜設定する。
する電圧を低くすることができるので好ましいが、狭く
しすぎると処理能力が低下するので、約5cm〜30c
mとする事が好ましく、特に、約10cm〜20cmと
することが好ましい、高圧電極に印加する電圧は、原料
の温度及び電極間隔を考慮して適宜設定する。
原料からの固形粒子の除去が1回の処理では十分でない
場合には、還流して集塵槽に必要な回数通して処理する
。原料からの固形粒子の除去が十分か否かは、処理精製
後の原料を熱重縮合させて製造したピッチ中に含有され
る灰分が、0.1重量%より多いか否かにより判断され
る。
場合には、還流して集塵槽に必要な回数通して処理する
。原料からの固形粒子の除去が十分か否かは、処理精製
後の原料を熱重縮合させて製造したピッチ中に含有され
る灰分が、0.1重量%より多いか否かにより判断され
る。
本発明においては、集塵槽による処理回数を減らしたり
処理条件を緩和するために、集塵槽に通す前に遠心分離
器やフィルター濾過によって、比較的大きな固形粒子を
除去しても良い。
処理条件を緩和するために、集塵槽に通す前に遠心分離
器やフィルター濾過によって、比較的大きな固形粒子を
除去しても良い。
本発明の方法によれば、紡糸時に影響を与える程度の粒
子は殆ど除去することができるから、原料中の残留灰分
の量が全体で0.01重量%程度残っていても十分使用
に耐えることができる。
子は殆ど除去することができるから、原料中の残留灰分
の量が全体で0.01重量%程度残っていても十分使用
に耐えることができる。
(発明の効果)
本発明の方法によって調整した原料から、公知の熱重縮
合の方法によって得たピッチは、従来のピッチより紡糸
性が改良される。特に前記特開昭57−119984号
、又は特開昭58−180585号に開示された方法に
よって光学的異方性ピッチを製造した場合には、光学的
異方性ピッチの軟化点が低い上、紡糸に悪影響を及ぼす
固形粒子が略完全に除去されているので、極めて紡糸性
が良好であり、その後の不融化処理及び炭化処理によっ
て高品質のロングフィラメント炭素繊維を得ることも、
更に黒鉛化処理を行うことにより、高品質のロングフィ
ラメント黒鉛繊維を得ることもできる。
合の方法によって得たピッチは、従来のピッチより紡糸
性が改良される。特に前記特開昭57−119984号
、又は特開昭58−180585号に開示された方法に
よって光学的異方性ピッチを製造した場合には、光学的
異方性ピッチの軟化点が低い上、紡糸に悪影響を及ぼす
固形粒子が略完全に除去されているので、極めて紡糸性
が良好であり、その後の不融化処理及び炭化処理によっ
て高品質のロングフィラメント炭素繊維を得ることも、
更に黒鉛化処理を行うことにより、高品質のロングフィ
ラメント黒鉛繊維を得ることもできる。
以下、本発明を実施例によって更に詳述するが、本発明
はこれによって限定されるものではない。
はこれによって限定されるものではない。
実施例1゜
減圧軽油の接触分解で副生ずる比重0.991、炭素含
有率88.9重量%、水素含有率9.8重量%の重質残
渣油を、減圧蒸留装置で、常圧に換算して415℃迄蒸
留して収率73重量%の残渣タールを得た。得られた残
渣タールは、比重1゜062、炭素含有率89.1重量
%、水素含有率9、 7重量1%、灰分0.04242
重量100’Cにおける粘度は14.7センチストーク
スであった。この残渣タールを、静電式除塵機中に、処
理温度100℃、通油速度を処理能力の20%として連
続5回繰り返し通油し、灰分0.0070重量%の脱灰
処理タールを得た。
有率88.9重量%、水素含有率9.8重量%の重質残
渣油を、減圧蒸留装置で、常圧に換算して415℃迄蒸
留して収率73重量%の残渣タールを得た。得られた残
渣タールは、比重1゜062、炭素含有率89.1重量
%、水素含有率9、 7重量1%、灰分0.04242
重量100’Cにおける粘度は14.7センチストーク
スであった。この残渣タールを、静電式除塵機中に、処
理温度100℃、通油速度を処理能力の20%として連
続5回繰り返し通油し、灰分0.0070重量%の脱灰
処理タールを得た。
成因処理タール中の灰分を、透過式粒度分布測定器で測
定した粒度分布の結果を表−1に示した。
定した粒度分布の結果を表−1に示した。
天分(重量%) 0.042 0.007粒径分
布(%) 1.5μ以下 18 681.5 〜5
μ 16 285〜1
0μ 24 31O
〜20μ 22 1
20〜30 1 0
0このタール20Kgを3(lの内容積の反応器
に入れ、常圧窒素ガス流通下、十分攪拌しながら415
℃で3.5時間熱処理し軟化点243℃、キノリンネ溶
分13.8重量%で、偏光顕微鏡で観察すると約55%
の光学的異方性相を含有するピッチを22.5重量%の
収率で得た。
布(%) 1.5μ以下 18 681.5 〜5
μ 16 285〜1
0μ 24 31O
〜20μ 22 1
20〜30 1 0
0このタール20Kgを3(lの内容積の反応器
に入れ、常圧窒素ガス流通下、十分攪拌しながら415
℃で3.5時間熱処理し軟化点243℃、キノリンネ溶
分13.8重量%で、偏光顕微鏡で観察すると約55%
の光学的異方性相を含有するピッチを22.5重量%の
収率で得た。
このピッチを350℃に温度制御してローター有効内容
MI200nj!を有する円筒型遠心分gtt機へ流量
20mJ/分で送り、ロータ一温度を350℃に制御し
つつ、遠心力30.0OOGで連続的に重液と軽液に分
離した0重液排出出口より採取したピッチの収率は51
重量%で、軟化点268℃、キノリンネ溶分27.9重
量%、灰分0゜051重量%で、偏光顕微鏡で観察した
光学的異方性相は99%であった。この光学的異方性ピ
ッチを、直径Q、3mmの単孔ノズルを有する紡糸機に
充填して温度335℃で溶解し、窒素加圧下で押出して
ノズル下部でボビンに巻取り、500m/分の引取り速
度で紡糸した。紡糸中の平均糸切れ頻度は10分当たり
1回以下で良好であった。
MI200nj!を有する円筒型遠心分gtt機へ流量
20mJ/分で送り、ロータ一温度を350℃に制御し
つつ、遠心力30.0OOGで連続的に重液と軽液に分
離した0重液排出出口より採取したピッチの収率は51
重量%で、軟化点268℃、キノリンネ溶分27.9重
量%、灰分0゜051重量%で、偏光顕微鏡で観察した
光学的異方性相は99%であった。この光学的異方性ピ
ッチを、直径Q、3mmの単孔ノズルを有する紡糸機に
充填して温度335℃で溶解し、窒素加圧下で押出して
ノズル下部でボビンに巻取り、500m/分の引取り速
度で紡糸した。紡糸中の平均糸切れ頻度は10分当たり
1回以下で良好であった。
次にこのピッチ繊維を、酸素雰囲気中230℃で1時間
不融化を行った後、20℃/分の速度で1.500℃ま
で昇温しで炭化を行い炭素繊維を得た。得られた炭素繊
維は、繊維径10.3μ、引張強度280Kg/mrr
r、弾性率26ton/mn(と高品質であった。
不融化を行った後、20℃/分の速度で1.500℃ま
で昇温しで炭化を行い炭素繊維を得た。得られた炭素繊
維は、繊維径10.3μ、引張強度280Kg/mrr
r、弾性率26ton/mn(と高品質であった。
実施例2゜
減圧軽油の接触分解で副生ずる、比重1.065、炭素
含有率90.1ffi量%、水素含有率8゜3重量%の
重質残渣油を、減圧蒸留装置で、常圧に換算して415
℃迄蒸留して収率61重量%の残渣タールを得た。得ら
れたタールは、比1゜104、炭素含有率91.0重量
%、水素含有率7.8重量%、天分0.23重量%であ
り、100℃における粘度は24.6センチストークス
であった。この残渣タールを遠心分離装置の原料タンク
で110℃に加熱し、110℃に制御しつつ定格処理能
力の20%の通油速度で連続的に5回繰返し通油した。
含有率90.1ffi量%、水素含有率8゜3重量%の
重質残渣油を、減圧蒸留装置で、常圧に換算して415
℃迄蒸留して収率61重量%の残渣タールを得た。得ら
れたタールは、比1゜104、炭素含有率91.0重量
%、水素含有率7.8重量%、天分0.23重量%であ
り、100℃における粘度は24.6センチストークス
であった。この残渣タールを遠心分離装置の原料タンク
で110℃に加熱し、110℃に制御しつつ定格処理能
力の20%の通油速度で連続的に5回繰返し通油した。
遠心分離処理タールの天分は0゜0069重量%であっ
た。得られたタールを静電式除塵機中に、処理温度10
0℃、通油速度を処理能力の20%として連続5回繰返
し通油し、灰分o、ooos重量%の脱灰処理タールを
得た。
た。得られたタールを静電式除塵機中に、処理温度10
0℃、通油速度を処理能力の20%として連続5回繰返
し通油し、灰分o、ooos重量%の脱灰処理タールを
得た。
未処理タール、遠心分離タール及び静電分離処理タール
中の天分の粒度分布測定結果を表−2に示した。
中の天分の粒度分布測定結果を表−2に示した。
l:」−
遠心分離 静電式除塵
几 −ル 几 −ル 几
−ル天分(重量%)0.23 0.006
9 0.0005泣径分布(%) 1.5μ以下 8 82 91
[,5〜5μ 9 7 95〜
10μ 9 11 010〜2
0μ 15 0 0≧〜0
5 静電分離脱灰タール20Kgを実施例1と同じ反応器に
入れ、窒素ガス気流下で十分攪拌しながら415℃で3
.5時間熱処理し、軟化点240℃、キノリンネ溶分1
2.4重量%、光学的異方性相約50%を含有するピッ
チを22.3ii量%の収率で得た。
−ル天分(重量%)0.23 0.006
9 0.0005泣径分布(%) 1.5μ以下 8 82 91
[,5〜5μ 9 7 95〜
10μ 9 11 010〜2
0μ 15 0 0≧〜0
5 静電分離脱灰タール20Kgを実施例1と同じ反応器に
入れ、窒素ガス気流下で十分攪拌しながら415℃で3
.5時間熱処理し、軟化点240℃、キノリンネ溶分1
2.4重量%、光学的異方性相約50%を含有するピッ
チを22.3ii量%の収率で得た。
このピッチを実施例1と同じ条件で遠心分離機にかけ、
軟化点265℃、キノリンネ溶分27゜6重量%、天分
0.007重量%、光学的異方性相99%のピッチを4
7重量%の収率で得た。得られた光学的異方性ピッチを
、実施例1で使用したものと同じ紡糸機に充填して33
5℃で溶解し、窒素加圧下で押出して500m/分の引
取り速度でボビンに巻取り紡糸した。30分以上連続紡
糸しても糸切れはなく紡糸性は極めて良好であった。
軟化点265℃、キノリンネ溶分27゜6重量%、天分
0.007重量%、光学的異方性相99%のピッチを4
7重量%の収率で得た。得られた光学的異方性ピッチを
、実施例1で使用したものと同じ紡糸機に充填して33
5℃で溶解し、窒素加圧下で押出して500m/分の引
取り速度でボビンに巻取り紡糸した。30分以上連続紡
糸しても糸切れはなく紡糸性は極めて良好であった。
このピッチ繊維を、実施例1の場合と同じ条件で不融化
処理及び炭化処理を行い炭素繊維を得た。
処理及び炭化処理を行い炭素繊維を得た。
得られた炭素繊維は、繊維径10.1μ、引張強度32
0Kg/mrrr、弾性率28 t o n/mrdと
高品質であった。
0Kg/mrrr、弾性率28 t o n/mrdと
高品質であった。
実施例3゜
実施例2で使用した減圧蒸留残渣タールを、平均孔径5
μのフィルターを有する加圧濾過装置に採取し、タール
温度を100℃に制御して窒素加圧下で濾過を行い、天
分0.031重量%の濾液を得た。
μのフィルターを有する加圧濾過装置に採取し、タール
温度を100℃に制御して窒素加圧下で濾過を行い、天
分0.031重量%の濾液を得た。
この濾過タールを、静電式除塵機を用いて、実施例2の
場合と同じ条件で脱灰処理を行い、灰分0.0023重
量%の脱灰処理タールを得た。濾過処理タール及び静電
分離タール中の天分の粒度分布測定結果を表−3に示し
た。
場合と同じ条件で脱灰処理を行い、灰分0.0023重
量%の脱灰処理タールを得た。濾過処理タール及び静電
分離タール中の天分の粒度分布測定結果を表−3に示し
た。
−1ニュー
フィルター濾過 静電式除塵
几 −ル 几 −
ル灰分(重量%’) 0.031 0.002
3粒径分布(%) 1.5μ以下 58 811.5〜5μ
29 185〜10μ 13
110〜20μ 00 20〜0 0 0この静電分
1Ilt説灰タール20Kgを実施例2で使用した同じ
反応器で、415℃で3.5時間熱処理を行い、軟化点
245℃、キノリンネ溶分17.3重量%で、光学的異
方性相約60%を含有するピッチを21.3]i11%
の収率で得た。このピッチを実施例1の場合と同じ条件
で遠心分離機にかけ、軟化点273℃、キノリンネ溶分
3゛0゜1重量%、天分0.021重量%の光学的異方
性ピッチを約55重量%の収率で得た。
ル灰分(重量%’) 0.031 0.002
3粒径分布(%) 1.5μ以下 58 811.5〜5μ
29 185〜10μ 13
110〜20μ 00 20〜0 0 0この静電分
1Ilt説灰タール20Kgを実施例2で使用した同じ
反応器で、415℃で3.5時間熱処理を行い、軟化点
245℃、キノリンネ溶分17.3重量%で、光学的異
方性相約60%を含有するピッチを21.3]i11%
の収率で得た。このピッチを実施例1の場合と同じ条件
で遠心分離機にかけ、軟化点273℃、キノリンネ溶分
3゛0゜1重量%、天分0.021重量%の光学的異方
性ピッチを約55重量%の収率で得た。
この光学的異方性ピッチを、実施例1の場合と同じ紡糸
機に充填して340℃で熔解し、窒素加圧下で押出して
500m/分の引取り速度でボビンに巻取り紡糸した。
機に充填して340℃で熔解し、窒素加圧下で押出して
500m/分の引取り速度でボビンに巻取り紡糸した。
紡糸中の平均糸切れ頻度は1回以下と良好であった。こ
のピッチ繊維を実施例1の場合と同じ条件で不融化及び
炭化処理を行い炭素繊維を得た。得られた炭素繊維は
、繊維径9.9μ、引張強度305Kg/mnf、弾性
率28ton/mrrrと高品質であった。
のピッチ繊維を実施例1の場合と同じ条件で不融化及び
炭化処理を行い炭素繊維を得た。得られた炭素繊維は
、繊維径9.9μ、引張強度305Kg/mnf、弾性
率28ton/mrrrと高品質であった。
比較例1゜
実施例2において遠心分離機で脱灰処理した灰分0.0
06911量%のタールを、実施例1の場合と同じ反応
器を用いて、415℃で3.5時間熱処理し、軟化点2
41℃、キノリンネ溶分14゜0重量%、光学的異方性
相50%を含有するピッチを21.5重量%の収率で得
た。このピッチを実施例1と間じ条件で遠心分離にかけ
、軟化点268℃、キノリンネ溶分29.0重量%、天
分0゜065重量%で、光学的異方性相99%のピッチ
を47重量%の収率で得た。
06911量%のタールを、実施例1の場合と同じ反応
器を用いて、415℃で3.5時間熱処理し、軟化点2
41℃、キノリンネ溶分14゜0重量%、光学的異方性
相50%を含有するピッチを21.5重量%の収率で得
た。このピッチを実施例1と間じ条件で遠心分離にかけ
、軟化点268℃、キノリンネ溶分29.0重量%、天
分0゜065重量%で、光学的異方性相99%のピッチ
を47重量%の収率で得た。
この光学的異方性ピッチを、実施例1の場合と同じ紡糸
機を用いて335℃で熔解し、窒素加圧下で押出して5
00m/分の引取り速度でボビンに巻取り紡糸した。紡
糸中の平均糸切れ頻度は10回当たり3回であり、本発
明の何れの実施例に比べても紡糸性は不良であった。
機を用いて335℃で熔解し、窒素加圧下で押出して5
00m/分の引取り速度でボビンに巻取り紡糸した。紡
糸中の平均糸切れ頻度は10回当たり3回であり、本発
明の何れの実施例に比べても紡糸性は不良であった。
このピッチ繊維を実施例1の場合と同じ条件で不融化、
炭化処理、を行い炭素繊維を得た。得られた炭素繊維は
繊維径9.7μ、引張強度235Kg / m rrr
、弾性率26ton/mniであった。
炭化処理、を行い炭素繊維を得た。得られた炭素繊維は
繊維径9.7μ、引張強度235Kg / m rrr
、弾性率26ton/mniであった。
比較例2゜
実施例1で使用した減圧蒸留した残渣タールを実施例1
の場合と同じ反応装置を用いて、415℃で3.5時間
熱処理を行い軟化点240℃、キノリンネ溶分14.3
重量%で、光学的異方性相約55%を含有するピッチを
20.8重量%の収率で得た。このピッチを実施例1の
場合と同じ条件で遠心分離機にかけ、軟化点270℃、
キノリンネ溶分29.2重量%、天分0.34重量%の
光学的異方性相99%のピッチを51重量%の収率で得
た。
の場合と同じ反応装置を用いて、415℃で3.5時間
熱処理を行い軟化点240℃、キノリンネ溶分14.3
重量%で、光学的異方性相約55%を含有するピッチを
20.8重量%の収率で得た。このピッチを実施例1の
場合と同じ条件で遠心分離機にかけ、軟化点270℃、
キノリンネ溶分29.2重量%、天分0.34重量%の
光学的異方性相99%のピッチを51重量%の収率で得
た。
この光学的異方性ピッチを実施例1の場合と同じ紡糸機
を用いて、330〜345℃の間で紡糸温度を変え、2
00〜500m/分の引取り速度で紡糸したが、何れの
場合も糸切れ頻度が多く紡糸不良で、良好なピッチ繊維
を得られなかった。
を用いて、330〜345℃の間で紡糸温度を変え、2
00〜500m/分の引取り速度で紡糸したが、何れの
場合も糸切れ頻度が多く紡糸不良で、良好なピッチ繊維
を得られなかった。
第1図は、本発明を実施するためのシステムの概略図で
ある。図中、符号1は高圧電極3、接地電極5及びコレ
クター7を有する集塵槽、9は原料を加熱することので
きる原料槽、11はストレーナ−113はポンス15及
び17はバルブである。
ある。図中、符号1は高圧電極3、接地電極5及びコレ
クター7を有する集塵槽、9は原料を加熱することので
きる原料槽、11はストレーナ−113はポンス15及
び17はバルブである。
Claims (1)
- 炭素繊維製造用原料ピッチのための原料から不純物粒子
を除去した後、これを熱重縮合せしめて炭素繊維用原料
ピッチを製造する方法であって、前記原料を50℃〜2
00℃に加熱して、少くとも静電集塵槽の電極間に通す
ことによって前記不純物粒子を除去し、次いで精製され
た原料を熱重縮合せしめることにより、灰分が0.1重
量%以下のピッチが得られるように前記静電処理を行な
うことを特徴とする、炭素繊維製造用高品質原料ピッチ
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31028986A JPS63162786A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 炭素繊維製造用高品質原料ピツチの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31028986A JPS63162786A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 炭素繊維製造用高品質原料ピツチの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63162786A true JPS63162786A (ja) | 1988-07-06 |
Family
ID=18003429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31028986A Pending JPS63162786A (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 炭素繊維製造用高品質原料ピツチの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63162786A (ja) |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP31028986A patent/JPS63162786A/ja active Pending
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