JPS6324062B2 - - Google Patents
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- JPS6324062B2 JPS6324062B2 JP4850283A JP4850283A JPS6324062B2 JP S6324062 B2 JPS6324062 B2 JP S6324062B2 JP 4850283 A JP4850283 A JP 4850283A JP 4850283 A JP4850283 A JP 4850283A JP S6324062 B2 JPS6324062 B2 JP S6324062B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- carbides
- heating
- temperature range
- intergranular corrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Description
この発明は、耐粒界腐食性及び耐応力腐食割れ
性に優れるとともに、強度、特に0.2%耐力にも
良好な値を示すNi基合金材の製造方法に関する
ものである。 一般に、JIS NCF600(75%Ni―15%Cr―8%
Fe)の如くC及びCrの適合を含有したNi基合金
は、優れた高温強度を示すことから耐熱材料とし
て認識されてきたものであるが、同時に応力腐食
割れに対する強い抵抗性をも兼ね備えているため
に最近では耐食材料としても見直されてきてい
る。 しかしながら、Ni基合金はC固溶限が極めて
低いため、使用条件の如何ではCr炭化物の析出
に起因するCr欠乏層が形成され、高温高圧水中
で粒界腐食型の応力腐食割れを発生することも知
られている。そこで、このような応力腐食割れを
防止するためには、Cr炭化物の粒界析出量を可
能な限り低減し、粒界腐食感受性を弱めることが
必要となつてくる。 従来、上述のようなC及びCrを含有したNi基
合金の粒界腐食感受性を低減するために、 C含有量を出来るだけ抑え、最終焼鈍工程で
900〜1050℃に加熱した後急冷することによつ
て、結晶粒界への炭化物析出を防止する、 1080〜1120℃に加熱した後、850〜900℃に均
熱し、続いてこれを急冷する処理を施す(特開
昭50−106811号公報)、等の手段を施すことが
提案されているが、これらの手段を経て製造さ
れたNi基合金材であつても、実際の使用に際
して例えば溶接等の熱加工を施した場合、溶接
熱影響部に溶融温度から常温までの熱履歴が残
ることとなつて、鋭敏化温度に加熱された部位
では結晶粒界にCr炭化物を再析出し、耐粒界
腐食性の劣化を来たすという不都合がもたらさ
れる恐れを内蔵していたのである。 さらに、このような場合に、炭化物を固溶させ
る焼鈍を行つて耐粒界腐食性を改善しようとする
と、今度はCr炭化物が減少して材料の強度、特
に0.2%耐力の著しい低下を招くという問題があ
つた。 一方、このような問題を解決するために、Ni
基合金を800〜875℃に加熱し、その後600〜675℃
で安定化処理を施す方法も提案されたが、この方
法にも、熱延終止温度が高いと0.2%耐力が低下
する上、安定化処理に長い時間を必要とするとい
う難点があつたのである。 本発明者等は、上述のような観点から、0.2%
耐力が25Kgf/mm2以上の値を示し、かつ高温高圧
水中等の環境下においても十分に満足できる優れ
た耐粒界腐食性及び耐応力腐食割れ性を有する金
属材料を得べく、特に高温強度が優れるとともに
耐食性にも良好な特性を示すNi基合金に着目し
て、試行錯誤を繰り返しながらその特性改善方法
を模索した結果、 (a) C:0.15%以下(以下、成分割合を示す%重
量%とする)。Si:0.50%以下、Mn:1.00%以
下、Cr:14〜17%、Fe:6〜10%、Ni:72%
以上の成分組成から成るJISNCF600合金に代
表されるところの、C及びCrを含有するNi基
合金を、再結晶温度未満の温度域で強加工して
結晶組織を完全に破壊し、その後、未再結晶温
度領域内の高温域に保持すると、結晶粒内に残
留している辷り線上に炭化物が迅速かつ多量に
析出して旧粒界の炭化物析出量を減少させ、全
体とし炭化物が均一に分散された組織が得られ
ること、 (b) このNi基合金を特定の温度域で再結晶させ
ると、先に析出した炭化物を再固溶させること
なく、粒界に析出炭化物の集中がない再結晶組
織を得ることができ、耐粒界腐食性に極めて優
れ、しかも均一に析出している炭化物のために
0.2%耐力にも十分満足できる材料が実現され
ること、以上(a)及び(b)に示す如き知見を得るに
至つたのである。 この発明は、上記知見に基いてなされたもので
あり、 C及びCrを含有するNi基合金に、再結晶温度
未満の温度域で加工率:20%以上の加工を加えた
後、650℃以上再結晶温度未満の温度域に保持し
て炭化物の析出を行い、ついで850〜950℃の温度
域に短時間加熱してから急冷することにより、耐
粒界腐食性及び耐応力腐食割れ性に優れるととも
に、高い値の0.2%耐力をも兼ね備えたNi基合金
材を比較的短時間に能率良く製造する点に特徴を
有するものである。 なお、この発明の方法において対象とするNi
基合金としては、JIS NCF600に代表されるよう
なC及Crを含有するものであればその種類を問
うものではないことが、上述の説明からも明白な
はずである。 つぎに、この発明の方法において、Ni基合金
材の製造条件を上記のように限定した理由を説明
する。 A 再結晶温度未満での20%以上の加工 この工程は、加工のまま材に粒界炭化物析出の
ない再結晶組織を実現し、耐粒界腐食性を改善す
るために行うものであり、既結晶組織を完全に破
壊することを目的としたものである。 例えば、前記JIS NCF600合金の再結晶温度は
850〜900℃にあるが、結晶組織を完全に破壊する
ためには該温度よりも低い温度域で、かつ加工度
が20%以上、好ましくは30%以上の加工を行う必
要がある。 そして、加工度が20%を下回ると、結晶組織が
完全に破壊されず、一部、粒界に炭化物の析出し
た再結晶組織が現われることから、再結晶未満の
温度域で20%以上を加えることと条件設定を行つ
た。 B 650℃以上再結晶温度未満での保持 この温度域は、この発明の方法で対象とする
Ni基合金が再結晶せずに、しかもCr炭化物を迅
速に析出する温度を区切つたものである。 この保持温度が650℃未満では、結晶粒内に残
留している辷り線上に十分な量の炭化物を迅速に
析出させることができず、他方、再結晶温度以上
で保持すると粒界に炭化物が集中して析出した再
結晶組織が現われて耐粒界腐食性を悪化すること
となるので、この保持温度を650℃以上再結晶温
度未満と定めた。 なお、この温度での保持時間は、長ければ長い
ほど炭化物の析出に有利であるので好ましいが、
5分/mm程度の均熱でも十分にその効果が認めら
れた。 C 850〜950℃での短時間加熱 この加熱は、Ni基合金を再結晶組織とし、加
工歪等を除去するためのものであるが、その温度
が850℃未満では再結晶組織を得ることができず、
他方950℃を越えて加熱すると析出した炭化物の
再固溶が促進されて0.2%耐力の低下を招くこと
となるので、加熱温度を850〜950℃と定めた。但
し、強度維持のためにはできるだけ低い温度であ
ることが好ましいので、該加熱温度を850〜900℃
の選ぶことが推奨される。 また、この加熱は、上述のように再結晶させる
ことが目的であるから、加熱時間は再結晶が完了
する程度の短時間均熱、すなわち1〜5分/mmで
十分であり、これは、加熱時間が1分/mm未満で
は前記のように再結晶を完了させることができ
ず、一方加熱時間が5分/mmを越えると析出して
炭化物が固溶化傾向を示すようになるという理由
からである。 D 850〜950℃での短時間加熱後の急冷 上記第2段熱処理で加熱後急冷する理由は、
900℃以上の温度では炭化物が若干の固溶化傾向
を示すことから、冷却時に粒界への炭化物再析出
が起らないようにすることにある。急冷手段は通
常採用されている水冷で十分である。 ついで、この発明を実施例により比較例と対比
しながら説明する。 実施例 まず、第1表に示される成分組成、並び850℃
の再結晶温度を有するNi基合金を溶製し、3ト
ンの鋳塊を得た。
性に優れるとともに、強度、特に0.2%耐力にも
良好な値を示すNi基合金材の製造方法に関する
ものである。 一般に、JIS NCF600(75%Ni―15%Cr―8%
Fe)の如くC及びCrの適合を含有したNi基合金
は、優れた高温強度を示すことから耐熱材料とし
て認識されてきたものであるが、同時に応力腐食
割れに対する強い抵抗性をも兼ね備えているため
に最近では耐食材料としても見直されてきてい
る。 しかしながら、Ni基合金はC固溶限が極めて
低いため、使用条件の如何ではCr炭化物の析出
に起因するCr欠乏層が形成され、高温高圧水中
で粒界腐食型の応力腐食割れを発生することも知
られている。そこで、このような応力腐食割れを
防止するためには、Cr炭化物の粒界析出量を可
能な限り低減し、粒界腐食感受性を弱めることが
必要となつてくる。 従来、上述のようなC及びCrを含有したNi基
合金の粒界腐食感受性を低減するために、 C含有量を出来るだけ抑え、最終焼鈍工程で
900〜1050℃に加熱した後急冷することによつ
て、結晶粒界への炭化物析出を防止する、 1080〜1120℃に加熱した後、850〜900℃に均
熱し、続いてこれを急冷する処理を施す(特開
昭50−106811号公報)、等の手段を施すことが
提案されているが、これらの手段を経て製造さ
れたNi基合金材であつても、実際の使用に際
して例えば溶接等の熱加工を施した場合、溶接
熱影響部に溶融温度から常温までの熱履歴が残
ることとなつて、鋭敏化温度に加熱された部位
では結晶粒界にCr炭化物を再析出し、耐粒界
腐食性の劣化を来たすという不都合がもたらさ
れる恐れを内蔵していたのである。 さらに、このような場合に、炭化物を固溶させ
る焼鈍を行つて耐粒界腐食性を改善しようとする
と、今度はCr炭化物が減少して材料の強度、特
に0.2%耐力の著しい低下を招くという問題があ
つた。 一方、このような問題を解決するために、Ni
基合金を800〜875℃に加熱し、その後600〜675℃
で安定化処理を施す方法も提案されたが、この方
法にも、熱延終止温度が高いと0.2%耐力が低下
する上、安定化処理に長い時間を必要とするとい
う難点があつたのである。 本発明者等は、上述のような観点から、0.2%
耐力が25Kgf/mm2以上の値を示し、かつ高温高圧
水中等の環境下においても十分に満足できる優れ
た耐粒界腐食性及び耐応力腐食割れ性を有する金
属材料を得べく、特に高温強度が優れるとともに
耐食性にも良好な特性を示すNi基合金に着目し
て、試行錯誤を繰り返しながらその特性改善方法
を模索した結果、 (a) C:0.15%以下(以下、成分割合を示す%重
量%とする)。Si:0.50%以下、Mn:1.00%以
下、Cr:14〜17%、Fe:6〜10%、Ni:72%
以上の成分組成から成るJISNCF600合金に代
表されるところの、C及びCrを含有するNi基
合金を、再結晶温度未満の温度域で強加工して
結晶組織を完全に破壊し、その後、未再結晶温
度領域内の高温域に保持すると、結晶粒内に残
留している辷り線上に炭化物が迅速かつ多量に
析出して旧粒界の炭化物析出量を減少させ、全
体とし炭化物が均一に分散された組織が得られ
ること、 (b) このNi基合金を特定の温度域で再結晶させ
ると、先に析出した炭化物を再固溶させること
なく、粒界に析出炭化物の集中がない再結晶組
織を得ることができ、耐粒界腐食性に極めて優
れ、しかも均一に析出している炭化物のために
0.2%耐力にも十分満足できる材料が実現され
ること、以上(a)及び(b)に示す如き知見を得るに
至つたのである。 この発明は、上記知見に基いてなされたもので
あり、 C及びCrを含有するNi基合金に、再結晶温度
未満の温度域で加工率:20%以上の加工を加えた
後、650℃以上再結晶温度未満の温度域に保持し
て炭化物の析出を行い、ついで850〜950℃の温度
域に短時間加熱してから急冷することにより、耐
粒界腐食性及び耐応力腐食割れ性に優れるととも
に、高い値の0.2%耐力をも兼ね備えたNi基合金
材を比較的短時間に能率良く製造する点に特徴を
有するものである。 なお、この発明の方法において対象とするNi
基合金としては、JIS NCF600に代表されるよう
なC及Crを含有するものであればその種類を問
うものではないことが、上述の説明からも明白な
はずである。 つぎに、この発明の方法において、Ni基合金
材の製造条件を上記のように限定した理由を説明
する。 A 再結晶温度未満での20%以上の加工 この工程は、加工のまま材に粒界炭化物析出の
ない再結晶組織を実現し、耐粒界腐食性を改善す
るために行うものであり、既結晶組織を完全に破
壊することを目的としたものである。 例えば、前記JIS NCF600合金の再結晶温度は
850〜900℃にあるが、結晶組織を完全に破壊する
ためには該温度よりも低い温度域で、かつ加工度
が20%以上、好ましくは30%以上の加工を行う必
要がある。 そして、加工度が20%を下回ると、結晶組織が
完全に破壊されず、一部、粒界に炭化物の析出し
た再結晶組織が現われることから、再結晶未満の
温度域で20%以上を加えることと条件設定を行つ
た。 B 650℃以上再結晶温度未満での保持 この温度域は、この発明の方法で対象とする
Ni基合金が再結晶せずに、しかもCr炭化物を迅
速に析出する温度を区切つたものである。 この保持温度が650℃未満では、結晶粒内に残
留している辷り線上に十分な量の炭化物を迅速に
析出させることができず、他方、再結晶温度以上
で保持すると粒界に炭化物が集中して析出した再
結晶組織が現われて耐粒界腐食性を悪化すること
となるので、この保持温度を650℃以上再結晶温
度未満と定めた。 なお、この温度での保持時間は、長ければ長い
ほど炭化物の析出に有利であるので好ましいが、
5分/mm程度の均熱でも十分にその効果が認めら
れた。 C 850〜950℃での短時間加熱 この加熱は、Ni基合金を再結晶組織とし、加
工歪等を除去するためのものであるが、その温度
が850℃未満では再結晶組織を得ることができず、
他方950℃を越えて加熱すると析出した炭化物の
再固溶が促進されて0.2%耐力の低下を招くこと
となるので、加熱温度を850〜950℃と定めた。但
し、強度維持のためにはできるだけ低い温度であ
ることが好ましいので、該加熱温度を850〜900℃
の選ぶことが推奨される。 また、この加熱は、上述のように再結晶させる
ことが目的であるから、加熱時間は再結晶が完了
する程度の短時間均熱、すなわち1〜5分/mmで
十分であり、これは、加熱時間が1分/mm未満で
は前記のように再結晶を完了させることができ
ず、一方加熱時間が5分/mmを越えると析出して
炭化物が固溶化傾向を示すようになるという理由
からである。 D 850〜950℃での短時間加熱後の急冷 上記第2段熱処理で加熱後急冷する理由は、
900℃以上の温度では炭化物が若干の固溶化傾向
を示すことから、冷却時に粒界への炭化物再析出
が起らないようにすることにある。急冷手段は通
常採用されている水冷で十分である。 ついで、この発明を実施例により比較例と対比
しながら説明する。 実施例 まず、第1表に示される成分組成、並び850℃
の再結晶温度を有するNi基合金を溶製し、3ト
ンの鋳塊を得た。
【表】
ついで、この鋳塊をプレス鋳造後、熱間圧延に
より25mm厚の板材とし、これをさらに第2表に示
す如き条件で加工率を変化させた熱間圧延に付
し、目的寸法の板材を製造した。得られた板材に
関する、850℃以下の加工率と組織状態とを第2
表に併せて示した。 つぎに、得られた各鋼板に第3表に示される如
き条件の熱処理を施してから、引張り試験及び粒
界腐食試験を実施した。その結果も第3表に併せ
て示した。
より25mm厚の板材とし、これをさらに第2表に示
す如き条件で加工率を変化させた熱間圧延に付
し、目的寸法の板材を製造した。得られた板材に
関する、850℃以下の加工率と組織状態とを第2
表に併せて示した。 つぎに、得られた各鋼板に第3表に示される如
き条件の熱処理を施してから、引張り試験及び粒
界腐食試験を実施した。その結果も第3表に併せ
て示した。
【表】
【表】
【表】
【表】
第2表及び第3表から明らかな如く、圧延材A
は圧延ままで再結晶しており本発明法における2
段熱処理を実施しても0.2%耐力が低いのに対し
て、850℃以下での加工率が20%以上の圧延材B,
C,及びDについては未再結晶組織となつている
ので、本発明法における2段熱処理によつて0.2
%耐力はいずれも25Kgf/mm2以上と高い値を示し
ている。なお、この実施例では、熱間圧延による
未再結晶域圧延を示したが、常温における冷間圧
延でも同様の結果が得られる。 第3表の比較法1及び2は再結晶した材料に本
発明熱処理を施したものであるが、0.2%耐力は
低めであり、粒界腐食性試験の腐食度も0.154
g/m2・hr以上と高い値を示している。これに対
して、本発明法3〜20、及び22によつて得られた
材料は、0.2%耐力も25Kgf/mm2以上であり、か
つ粒界腐食試験の腐食度も0.075g/m2・hr以下
と低い値を示していることがわかる。特に700℃
での鋭敏化処理後の腐食度は比較法に比べて十分
に低い値を示しており、優れた耐粒界腐食性を有
していることが明白である。 比較法24にて得られた材料は、未再結晶組織で
0.2%耐力が著しく高いが、再結晶組織を有する
比較法26〜30による材料は0.2%耐力が低い結果
となつている。しかも、耐粒界腐食性は本発明方
法によつて得られる材料に比していずれも著しく
劣つていることが明らかである。 上述のように、この発明によれば、耐粒界腐食
性に優れ、従つて耐応力腐食割れ性も極めて良好
で、かつ高強度をも備えたNi基合金材を、能率
良く低コストで得ることができ、高温高圧水に接
する場所等の苛酷な環境で使用される機器類の性
能を一層向上し得るなど、工業上有用な効果がも
たらされるのである。
は圧延ままで再結晶しており本発明法における2
段熱処理を実施しても0.2%耐力が低いのに対し
て、850℃以下での加工率が20%以上の圧延材B,
C,及びDについては未再結晶組織となつている
ので、本発明法における2段熱処理によつて0.2
%耐力はいずれも25Kgf/mm2以上と高い値を示し
ている。なお、この実施例では、熱間圧延による
未再結晶域圧延を示したが、常温における冷間圧
延でも同様の結果が得られる。 第3表の比較法1及び2は再結晶した材料に本
発明熱処理を施したものであるが、0.2%耐力は
低めであり、粒界腐食性試験の腐食度も0.154
g/m2・hr以上と高い値を示している。これに対
して、本発明法3〜20、及び22によつて得られた
材料は、0.2%耐力も25Kgf/mm2以上であり、か
つ粒界腐食試験の腐食度も0.075g/m2・hr以下
と低い値を示していることがわかる。特に700℃
での鋭敏化処理後の腐食度は比較法に比べて十分
に低い値を示しており、優れた耐粒界腐食性を有
していることが明白である。 比較法24にて得られた材料は、未再結晶組織で
0.2%耐力が著しく高いが、再結晶組織を有する
比較法26〜30による材料は0.2%耐力が低い結果
となつている。しかも、耐粒界腐食性は本発明方
法によつて得られる材料に比していずれも著しく
劣つていることが明らかである。 上述のように、この発明によれば、耐粒界腐食
性に優れ、従つて耐応力腐食割れ性も極めて良好
で、かつ高強度をも備えたNi基合金材を、能率
良く低コストで得ることができ、高温高圧水に接
する場所等の苛酷な環境で使用される機器類の性
能を一層向上し得るなど、工業上有用な効果がも
たらされるのである。
Claims (1)
- 1 C及びCrを含有するNi基合金に、再結晶温
度未満の温度域で加工率:20%以上の加工を加え
た後、650℃以上再結晶温度未満の温度域に保持
して炭化物の析出を行い、ついで850〜950℃の温
度域に1〜5分/mmの短時間加熱を行つてから急
冷することを特徴とする、優れた耐粒界腐食性を
有する高強度Ni基合金材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4850283A JPS59173252A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 優れた耐粒界腐食性を有する高強度Ni基合金材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4850283A JPS59173252A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 優れた耐粒界腐食性を有する高強度Ni基合金材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59173252A JPS59173252A (ja) | 1984-10-01 |
| JPS6324062B2 true JPS6324062B2 (ja) | 1988-05-19 |
Family
ID=12805153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4850283A Granted JPS59173252A (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 優れた耐粒界腐食性を有する高強度Ni基合金材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59173252A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02149351U (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-19 | ||
| JPH02149350U (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-19 |
-
1983
- 1983-03-23 JP JP4850283A patent/JPS59173252A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02149351U (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-19 | ||
| JPH02149350U (ja) * | 1989-05-23 | 1990-12-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59173252A (ja) | 1984-10-01 |
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