JPS6332549B2 - - Google Patents
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- JPS6332549B2 JPS6332549B2 JP56123021A JP12302181A JPS6332549B2 JP S6332549 B2 JPS6332549 B2 JP S6332549B2 JP 56123021 A JP56123021 A JP 56123021A JP 12302181 A JP12302181 A JP 12302181A JP S6332549 B2 JPS6332549 B2 JP S6332549B2
- Authority
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- Japan
- Prior art keywords
- blank
- tin
- blanks
- edge
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K11/00—Resistance welding; Severing by resistance heating
- B23K11/08—Seam welding not restricted to one of the preceding subgroups
- B23K11/087—Seam welding not restricted to one of the preceding subgroups for rectilinear seams
- B23K11/0873—Seam welding not restricted to one of the preceding subgroups for rectilinear seams of the longitudinal seam of tubes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶接缶胴体の製造方法に関し、さらに
詳しくは側面接合部の耐食性の優れたテインフリ
ースチールよりなる溶接缶胴体の製造方法に関す
る。 テインフリースチールとは電解クロム酸処理鋼
板とも呼ばれ、第1図に示すように、基板1であ
るある低炭素薄鋼板(厚さは通常約0.15〜0.35
mm)の両面にごく薄い金属クローム層2(厚さは
通常30〜130mg/dm2)およびその上の水和酸化
クロム層3(厚さは通常金属クロム換算5〜25
mg/dm2)を主とする表面クロム被膜4を形成さ
れた缶用薄鋼板をいう。表面クロム被膜4は電気
絶縁性であるため、通常の缶胴体の側面接合部の
溶接法、例えば対向する1対のローラ電極を用い
て、必要に応じて線電極を介して行なう、重ね合
せマツシユシーム抵抗溶接法によつては、スプラ
ツシユ(溶融メタルの飛び出しをいう)の発生等
のトラブルが多発して、満足な溶接を行なうこと
ができない。そのため従来は、第2図、第3図に
示すように、テインフリースチールのブランク5
の対向する端縁部5a,5bの両面の一定幅(少
なくとも重ね合せ幅、通常は約0.2〜3.0mm)に沿
い、ミリングカツター又はグラインダー等により
表面クロム皮膜4を除去して(図示されないが通
常は端縁部以外の表面には塗膜又は印刷膜が形成
されている)、基板1である低炭素鋼板の面すな
わち鉄面1aを露出させ(図では鉄面1aと基板
1と金属クローム層2間の界面は同一直線にある
が、実際は第9図に示すように段差がついてい
る)、その後ブランク5を丸めて第4図に示すよ
うに端縁部5a,5bを重ね合せ、図示されない
電極により加圧、通電して、第5図に示すような
側面接合部6′を形成して、溶接缶胴体(図示さ
れない)を製造していた。側面接合部6′は、通
常露出した鉄面1a、および端縁部5a,5bの
端面5cが一部残留した残留端面8および端面5
cがマツシユ溶液のさい円周方向にはみ出して形
成された溶出はみ出し部9よりなつている。そし
て側面接合部6′の表面は、不活性雰囲気中で溶
接が行なわれた場合はほぼ鉄面が露出し、一方空
気中で溶接が行なわれた場合は酸化鉄層で覆われ
ている。何れの場合も、そのままでは耐食性およ
び耐錆性がないので、保護塗膜又はプラスチツク
フイルム等で被覆補修されるが、鉄面又は酸化鉄
層面とこれらの補修膜との密着性は乏しく、保護
膜は剥離し易く、さらに保護膜を浸透する水分に
より鉄面又は酸化鉄層面は腐食して、フイリフオ
ルムコロージヨン(糸状発錆)を起したり、ある
いは上記の剥離を促進されるという問題を有す
る。 本発明は補修膜の密着性と耐食性の改善された
側面接合部を有する、テインフリースチールより
なる溶接缶胴体の量産性に優れた製造方法を提供
することを目的とするものである。 本発明は、テインフリースチールからなる複数
のブランクの対向する端縁部の両面より表面クロ
ム被覆を鉄面が露出するまで除去して露出端縁部
を形成し、該露出端縁部の第1の面の内側端部の
上に隣接するブランクの露出端縁部の端面が実質
的に位置するように該複数のブランクを重ね合せ
た状態で、該露出端部の第1の面および端面に錫
を被覆した後、各ブランクの該露出端縁部を、錫
被覆の施された第1の面が表面になるようにして
重ね合せて、不活性ガス雰囲気中でマツシユ電気
溶接することにより側面接合部を形成することを
特徴とする溶接缶胴体の製造方法を提供するもの
である。 以下図面を参照しながら、本発明について説明
する。 本発明の方法により製造された溶接缶胴体の1
例を示す第6図において、溶接缶胴体10はテイ
ンフリースチールからなるブランクの、対向する
(表面クロム被膜を除去された)端縁部を重ね合
せてマツシユ電気抵抗溶接法により接合し、側面
接合部6を形成することによつて製造されてい
る。そして側面接合部6以外の内外面は表面クロ
ム被膜4によつて被覆されており、さらに通常は
内面は耐食性塗膜(図示されない)、外面は印刷
膜(図示されない)によつて被覆されている。第
7図に示すように、側面接合部6の内外面(すな
わち鉄面1a、残留端面8、溶接はみ出し部9)
は、その長手方向両端部の2重巻締部となるべき
部分6a(以下端部とよぶ、長手方向の長さは通
常約1mm)を除いて錫鉄合金(FeSn2を主体とす
る)、もしくは錫および錫鉄合金(この場合錫層
が上層となる)よりなる薄い錫めつき層11によ
つて鉄面の上を被覆されている。さらに側面鉄合
部6は全長にわたり補修膜(図示されない)によ
つてめつき層11および端部6aの上を被覆され
ている。本実施例においては、端部6aの表面は
鉄面であるが、勿論上記錫めつき層11によつて
被覆されていてもよいし、その方がより好まし
い。本例において端部6aの表面を鉄面としたの
は、該部は2重巻締後シーリングコンバンドによ
つて(補修膜を介して)密着されて内容液や外気
と完全に遮断されるので、腐食やその上に被覆さ
れる補修膜の剥離のおそれがないためである。 錫めつき層11の厚さは約5〜50mg/dm2(錫
量表示で)の範囲であることが望ましい。約5
mg/dm2より薄いと補修膜で被覆されていても、
補修膜を浸透する水分により腐食され易く、ひい
ては補修膜の剥離を招き、一方50mg/dm2より厚
くしても、表面クロム被膜4以上の耐食性は得ら
れず、逆にコスト高や、溶接時のスリツプ(特に
錫の場合)等のデメリツトを生ずるからである。 以上のような溶接缶胴体10の製造方法の実施
例について次に説明する。 第2図に示すような端縁部5a,5bの両面か
ら表面クロム被膜4を除去されたブランク5を作
製する工程までは、従来の方法と同じである。こ
のブランク5の端縁部5aの第1の面5a′および
端縁部5bの前記第1の面5a′と反対側の面に対
応する第1の面5b′、および端面5cに錫めつき
層11に対応するめつき層11′を形成する。第
9図、第10図はこのようなめつき層11′を多
量生産的に形成する方法の実施例の説明図を示し
たものであつて、第9図に示すように、ブランク
5を多数枚数(図では4枚であるが、実際は数拾
枚又は数百枚)重ね合せた後、端縁部5aを下側
にして斜横(図では斜右方)に、少なくとも第1
の面5a′のほぼ全面が、隣接するブランク5の端
縁部5aにさえぎられることなく下側開放になる
位置まで傾ける。これらの積層されたブランク5
を、少なくとも端縁部5a全体が浸漬されるまで
錫めつき浴12中に浸漬し、対向する錫陽極13
と、ブランク5の側端面5dの間に通電して電気
錫めつきを行ない、第10図に示すように第1の
面5a′および端面5cにめつき層11′を形成す
る。このさい端縁部5aの第2の面5a″に回り込
みによりごく薄いめつき層が形成されるが、これ
はめつき後の水洗、乾燥工程での第2の面5a″の
発錆防止の観点、ならびに溶接時に第2の面5
a″,5b″間の接触電気抵抗が均一化し(溶接時の
金属錫の溶融によるものと推測される)、側面溶
接部6にマイクロポアが発生するのが防止され、
側面溶接部6の完全気密化が確保されるという点
で好ましい。次いで積重傾斜された上記ブランク
5を反転して、端縁部5bを下方にして、前記と
同様にして端縁部5bの第1の面5b′および端面
5cにめつき層11′を形成する。 第11図、第12図の装置14は、上記方法を
実施するためのブランク5の収納・搬送装置の例
を示したものである。装置14は、積重傾斜した
多数枚数のブランク5を収納する収納ボツクス1
5、収納ボツクス15を支持、回動するためのシ
ヤフト16、シヤフト16を支承する支承体17
を備えたアーム18、およびシヤフト16を回動
するためのステツピングモータ19、および導電
体20を備えており、アーム18は図示されない
駆動機構により、紙面に直角方向への移動および
上下動が可能となつている。なお21は電気錫め
つき槽であり、内部にめつき浴12および錫陽極
13を含んでいる。 収納ボツクス15は下部フレーム22、上部フ
レーム23および断面直角3角形の支持体24,
25(例えばベークライトよりなる)を備えてい
る。フレーム22,23の表面は電気絶縁性膜で
被覆されている。支持体24,25の傾斜角θ
は、前述の第9図に示すように、少なくとも第1
の面5a′のほぼ全面が、隣接するブランクの端縁
部5aにさえぎられることなく下側開放になる得
るように定められる。下部フレーム22のブラン
ク5の載置部22aの幅xは側面接合部6aの長
さにほぼ等しく定められる。上部フレーム23に
ついても同様である。 収納ボツクス15への積重ブランクの収納は次
のようにして行なわれる。先づ右側の支持体24
のみが着設された状態で、下部フレーム22を図
示されない床面に載置し、下部フレーム22の載
置部22aの上に積重ブランクを、端縁部5aが
下側になるようにして直立させてから、第11図
に示すように右方へ傾斜角がθになるまで傾斜さ
せる。その後左側の支持体25を装入し、上部フ
レーム23を着設する。支持体24,25の高さ
は、前記のように傾斜したブランク5の端縁部5
bの上端が上部フレーム23の載置部23aの下
面にほぼ接触するように定められている。次にア
ーム18に固設された図示されないエアシリンダ
ーにより、ピストンロツド26を介して、導電体
20が各ブランク5の側端面5dに押圧される。
導電体20はフイーダ27を介して図示されない
直流電源に接続する。 以上のようにして収納ボツクス15に収納され
たブランク5は、アーム18によつて搬送されな
がら、第13図に示す工程で、先づ必要に応じ電
気清浄槽28および電解酸洗槽29で夫々端縁部
5aの脱脂および酸洗の前処理を受ける(なお図
示されないが各処理後水洗される。)。その後電気
錫めつき槽21(第11図参照)で端縁部5aの
少なくとも第1の面5a′および端5cに所定厚さ
(エツジ効果のため必ずしも均一の厚さでないが)
のめつき層11′を形成される。次いで水洗層3
1で附着しためつき液を水洗除去されてから、乾
燥装置32で例えば熱風乾燥される。次に工程3
3においてステツピングモータ19によりシヤフ
ト16を180度回転して、ブランクの端縁部5b
を下方に位置させて、前記と同一工程を通つて端
縁部5bの少なくとも第1の面5b′および端面5
cに錫めつき層11′を形成し、その後水洗、乾
燥して、ブランク5を収納ボツクス15より取出
す。 以上のようにして端縁部5a,5bに第8図に
示すように錫めつき層11′を形成されたブラン
ク5は、缶胴体成形機により丸められ、第1の面
5a′および5b′が夫々内面(又は外面)および外
面(又は内面)になるようにして端縁部5a,5
bを重ね合せられた後、公知のマツシユ電気溶接
法により酸化防止のため不活性ガス雰囲気(例え
ば窒素ガス)中で溶接されて、第6図、第7図に
示すように錫めつき層11で被覆された側面接合
部6を有する溶接缶胴体10に形成される。溶接
時の加熱により、錫めつき層11′の錫は地鉄と
反応して、その一部又は大部分が錫鉄合金
(FeSn2を主とする)となる。 本発明によるテインフリースチール溶接缶胴体
の製造方法は、複数のブランクの露出端縁部に同
時に錫を被覆した後、各ブランクの露出端縁部を
溶接して側面接合部を形成するのであるから、ブ
ランクの錫被覆を量産的に行なうことができ、か
つ側面接合部の補修膜密着性と耐食性が改善され
るという効果を奏する。 以下実施例について説明する。 実施例 板厚0.23mm、テンパーT4の、内面となるべき
面に厚さ5μmのフエノールエポキシ系焼付塗膜、
外面となるべき面にホワイトコーテイング膜をマ
ージン塗布法により形成されたテインフリースチ
ール(金属クロム量:50mg/m2、水和酸化クロム
量:クロム換算15mg/m2)より、125mm×206mmの
ブランク5を作製し、長さ125mmの両端縁部5a,
5bに沿い、ミリングカツターにより表面クロム
被膜4を削除して、幅ほぼ2.0mmの鉄面の露出し
た面5a′,5a″,5b′,5b″を形成した。上記ブ
ランク5の100枚を積重して、第11図に示すよ
うに収納ボツクス15に傾斜装入した。 先づ端縁部5aを電解酸洗槽29に浸漬して、
ミリンダカツターによる研削のさい発生した酸化
鉄被膜を除去した。酸洗条件は次の通りである。 酸洗液:5.0重量% 硫酸水溶液 液温:50℃ 時間:10秒 電流密度:10A/dm2(ブランク側負極) 次いで水洗後、電気めつき槽21において端縁
部5aの第1の面5a′および端面5cに電気錫め
つきを行なつた。めつき条件は次の通りである。 めつき浴:硫酸錫 40g/ フエノールスルフオン酸(60%液として)
40g/ エトキシ化αナフトールスルフオン酸 5g/ 浴温:45℃ 電流密度:30A/dm2 時間:5秒 得られた錫めつき層11′の平均厚さは2.8g/
m2であつた。なおそのさい第2の面5a″にも平均
厚さ0.8g/m2の錫めつき層が形成された。端縁
部5aを水洗、乾燥後、収納ボツクス15を倒転
して、端縁部5bにも同様の錫めつき層11′を
形成した。 以上のようにして端縁部5a,5bが錫めつき
されたブランク5の端縁部5a,5bを、その第
1の面5a′,5b′が表面になるようにして重ね合
せて(重ね合せ幅1.0mm)、銅線電極を介してロー
ラ電極によりマツシユ電気抵抗シーム溶接(溶接
速度20m/分、電極加圧力50Kg)を窒素ガス雰囲
気中で行なつて、側面接合部6を有する溶接缶胴
体10を製造した。次に側面接合部6の両面をエ
ポキシ・フエノール・ポリアミド系樹脂よりなる
補修膜(厚さ10μm)によつて補修した。以上の
補修済缶胴体に底板を2重巻締し、野菜ジユース
を充填後、蓋板を2重巻締して密封した。(なお
底板、蓋板の裏面には厚5μmのフエノールエポ
キシ系焼付塗膜が形成されている。)これを室温
で6ケ月貯蔵後の鉄溶出量および、側面接合部6
の外面の塩水噴霧試験結果を第1表に示す。 比較例 端面部5a,5bに電解酸洗、錫めつきを施さ
ない点を除いては、実施例と同様にして補修済缶
胴体を製造した。その試験結果を第1表に示す。 【表】
詳しくは側面接合部の耐食性の優れたテインフリ
ースチールよりなる溶接缶胴体の製造方法に関す
る。 テインフリースチールとは電解クロム酸処理鋼
板とも呼ばれ、第1図に示すように、基板1であ
るある低炭素薄鋼板(厚さは通常約0.15〜0.35
mm)の両面にごく薄い金属クローム層2(厚さは
通常30〜130mg/dm2)およびその上の水和酸化
クロム層3(厚さは通常金属クロム換算5〜25
mg/dm2)を主とする表面クロム被膜4を形成さ
れた缶用薄鋼板をいう。表面クロム被膜4は電気
絶縁性であるため、通常の缶胴体の側面接合部の
溶接法、例えば対向する1対のローラ電極を用い
て、必要に応じて線電極を介して行なう、重ね合
せマツシユシーム抵抗溶接法によつては、スプラ
ツシユ(溶融メタルの飛び出しをいう)の発生等
のトラブルが多発して、満足な溶接を行なうこと
ができない。そのため従来は、第2図、第3図に
示すように、テインフリースチールのブランク5
の対向する端縁部5a,5bの両面の一定幅(少
なくとも重ね合せ幅、通常は約0.2〜3.0mm)に沿
い、ミリングカツター又はグラインダー等により
表面クロム皮膜4を除去して(図示されないが通
常は端縁部以外の表面には塗膜又は印刷膜が形成
されている)、基板1である低炭素鋼板の面すな
わち鉄面1aを露出させ(図では鉄面1aと基板
1と金属クローム層2間の界面は同一直線にある
が、実際は第9図に示すように段差がついてい
る)、その後ブランク5を丸めて第4図に示すよ
うに端縁部5a,5bを重ね合せ、図示されない
電極により加圧、通電して、第5図に示すような
側面接合部6′を形成して、溶接缶胴体(図示さ
れない)を製造していた。側面接合部6′は、通
常露出した鉄面1a、および端縁部5a,5bの
端面5cが一部残留した残留端面8および端面5
cがマツシユ溶液のさい円周方向にはみ出して形
成された溶出はみ出し部9よりなつている。そし
て側面接合部6′の表面は、不活性雰囲気中で溶
接が行なわれた場合はほぼ鉄面が露出し、一方空
気中で溶接が行なわれた場合は酸化鉄層で覆われ
ている。何れの場合も、そのままでは耐食性およ
び耐錆性がないので、保護塗膜又はプラスチツク
フイルム等で被覆補修されるが、鉄面又は酸化鉄
層面とこれらの補修膜との密着性は乏しく、保護
膜は剥離し易く、さらに保護膜を浸透する水分に
より鉄面又は酸化鉄層面は腐食して、フイリフオ
ルムコロージヨン(糸状発錆)を起したり、ある
いは上記の剥離を促進されるという問題を有す
る。 本発明は補修膜の密着性と耐食性の改善された
側面接合部を有する、テインフリースチールより
なる溶接缶胴体の量産性に優れた製造方法を提供
することを目的とするものである。 本発明は、テインフリースチールからなる複数
のブランクの対向する端縁部の両面より表面クロ
ム被覆を鉄面が露出するまで除去して露出端縁部
を形成し、該露出端縁部の第1の面の内側端部の
上に隣接するブランクの露出端縁部の端面が実質
的に位置するように該複数のブランクを重ね合せ
た状態で、該露出端部の第1の面および端面に錫
を被覆した後、各ブランクの該露出端縁部を、錫
被覆の施された第1の面が表面になるようにして
重ね合せて、不活性ガス雰囲気中でマツシユ電気
溶接することにより側面接合部を形成することを
特徴とする溶接缶胴体の製造方法を提供するもの
である。 以下図面を参照しながら、本発明について説明
する。 本発明の方法により製造された溶接缶胴体の1
例を示す第6図において、溶接缶胴体10はテイ
ンフリースチールからなるブランクの、対向する
(表面クロム被膜を除去された)端縁部を重ね合
せてマツシユ電気抵抗溶接法により接合し、側面
接合部6を形成することによつて製造されてい
る。そして側面接合部6以外の内外面は表面クロ
ム被膜4によつて被覆されており、さらに通常は
内面は耐食性塗膜(図示されない)、外面は印刷
膜(図示されない)によつて被覆されている。第
7図に示すように、側面接合部6の内外面(すな
わち鉄面1a、残留端面8、溶接はみ出し部9)
は、その長手方向両端部の2重巻締部となるべき
部分6a(以下端部とよぶ、長手方向の長さは通
常約1mm)を除いて錫鉄合金(FeSn2を主体とす
る)、もしくは錫および錫鉄合金(この場合錫層
が上層となる)よりなる薄い錫めつき層11によ
つて鉄面の上を被覆されている。さらに側面鉄合
部6は全長にわたり補修膜(図示されない)によ
つてめつき層11および端部6aの上を被覆され
ている。本実施例においては、端部6aの表面は
鉄面であるが、勿論上記錫めつき層11によつて
被覆されていてもよいし、その方がより好まし
い。本例において端部6aの表面を鉄面としたの
は、該部は2重巻締後シーリングコンバンドによ
つて(補修膜を介して)密着されて内容液や外気
と完全に遮断されるので、腐食やその上に被覆さ
れる補修膜の剥離のおそれがないためである。 錫めつき層11の厚さは約5〜50mg/dm2(錫
量表示で)の範囲であることが望ましい。約5
mg/dm2より薄いと補修膜で被覆されていても、
補修膜を浸透する水分により腐食され易く、ひい
ては補修膜の剥離を招き、一方50mg/dm2より厚
くしても、表面クロム被膜4以上の耐食性は得ら
れず、逆にコスト高や、溶接時のスリツプ(特に
錫の場合)等のデメリツトを生ずるからである。 以上のような溶接缶胴体10の製造方法の実施
例について次に説明する。 第2図に示すような端縁部5a,5bの両面か
ら表面クロム被膜4を除去されたブランク5を作
製する工程までは、従来の方法と同じである。こ
のブランク5の端縁部5aの第1の面5a′および
端縁部5bの前記第1の面5a′と反対側の面に対
応する第1の面5b′、および端面5cに錫めつき
層11に対応するめつき層11′を形成する。第
9図、第10図はこのようなめつき層11′を多
量生産的に形成する方法の実施例の説明図を示し
たものであつて、第9図に示すように、ブランク
5を多数枚数(図では4枚であるが、実際は数拾
枚又は数百枚)重ね合せた後、端縁部5aを下側
にして斜横(図では斜右方)に、少なくとも第1
の面5a′のほぼ全面が、隣接するブランク5の端
縁部5aにさえぎられることなく下側開放になる
位置まで傾ける。これらの積層されたブランク5
を、少なくとも端縁部5a全体が浸漬されるまで
錫めつき浴12中に浸漬し、対向する錫陽極13
と、ブランク5の側端面5dの間に通電して電気
錫めつきを行ない、第10図に示すように第1の
面5a′および端面5cにめつき層11′を形成す
る。このさい端縁部5aの第2の面5a″に回り込
みによりごく薄いめつき層が形成されるが、これ
はめつき後の水洗、乾燥工程での第2の面5a″の
発錆防止の観点、ならびに溶接時に第2の面5
a″,5b″間の接触電気抵抗が均一化し(溶接時の
金属錫の溶融によるものと推測される)、側面溶
接部6にマイクロポアが発生するのが防止され、
側面溶接部6の完全気密化が確保されるという点
で好ましい。次いで積重傾斜された上記ブランク
5を反転して、端縁部5bを下方にして、前記と
同様にして端縁部5bの第1の面5b′および端面
5cにめつき層11′を形成する。 第11図、第12図の装置14は、上記方法を
実施するためのブランク5の収納・搬送装置の例
を示したものである。装置14は、積重傾斜した
多数枚数のブランク5を収納する収納ボツクス1
5、収納ボツクス15を支持、回動するためのシ
ヤフト16、シヤフト16を支承する支承体17
を備えたアーム18、およびシヤフト16を回動
するためのステツピングモータ19、および導電
体20を備えており、アーム18は図示されない
駆動機構により、紙面に直角方向への移動および
上下動が可能となつている。なお21は電気錫め
つき槽であり、内部にめつき浴12および錫陽極
13を含んでいる。 収納ボツクス15は下部フレーム22、上部フ
レーム23および断面直角3角形の支持体24,
25(例えばベークライトよりなる)を備えてい
る。フレーム22,23の表面は電気絶縁性膜で
被覆されている。支持体24,25の傾斜角θ
は、前述の第9図に示すように、少なくとも第1
の面5a′のほぼ全面が、隣接するブランクの端縁
部5aにさえぎられることなく下側開放になる得
るように定められる。下部フレーム22のブラン
ク5の載置部22aの幅xは側面接合部6aの長
さにほぼ等しく定められる。上部フレーム23に
ついても同様である。 収納ボツクス15への積重ブランクの収納は次
のようにして行なわれる。先づ右側の支持体24
のみが着設された状態で、下部フレーム22を図
示されない床面に載置し、下部フレーム22の載
置部22aの上に積重ブランクを、端縁部5aが
下側になるようにして直立させてから、第11図
に示すように右方へ傾斜角がθになるまで傾斜さ
せる。その後左側の支持体25を装入し、上部フ
レーム23を着設する。支持体24,25の高さ
は、前記のように傾斜したブランク5の端縁部5
bの上端が上部フレーム23の載置部23aの下
面にほぼ接触するように定められている。次にア
ーム18に固設された図示されないエアシリンダ
ーにより、ピストンロツド26を介して、導電体
20が各ブランク5の側端面5dに押圧される。
導電体20はフイーダ27を介して図示されない
直流電源に接続する。 以上のようにして収納ボツクス15に収納され
たブランク5は、アーム18によつて搬送されな
がら、第13図に示す工程で、先づ必要に応じ電
気清浄槽28および電解酸洗槽29で夫々端縁部
5aの脱脂および酸洗の前処理を受ける(なお図
示されないが各処理後水洗される。)。その後電気
錫めつき槽21(第11図参照)で端縁部5aの
少なくとも第1の面5a′および端5cに所定厚さ
(エツジ効果のため必ずしも均一の厚さでないが)
のめつき層11′を形成される。次いで水洗層3
1で附着しためつき液を水洗除去されてから、乾
燥装置32で例えば熱風乾燥される。次に工程3
3においてステツピングモータ19によりシヤフ
ト16を180度回転して、ブランクの端縁部5b
を下方に位置させて、前記と同一工程を通つて端
縁部5bの少なくとも第1の面5b′および端面5
cに錫めつき層11′を形成し、その後水洗、乾
燥して、ブランク5を収納ボツクス15より取出
す。 以上のようにして端縁部5a,5bに第8図に
示すように錫めつき層11′を形成されたブラン
ク5は、缶胴体成形機により丸められ、第1の面
5a′および5b′が夫々内面(又は外面)および外
面(又は内面)になるようにして端縁部5a,5
bを重ね合せられた後、公知のマツシユ電気溶接
法により酸化防止のため不活性ガス雰囲気(例え
ば窒素ガス)中で溶接されて、第6図、第7図に
示すように錫めつき層11で被覆された側面接合
部6を有する溶接缶胴体10に形成される。溶接
時の加熱により、錫めつき層11′の錫は地鉄と
反応して、その一部又は大部分が錫鉄合金
(FeSn2を主とする)となる。 本発明によるテインフリースチール溶接缶胴体
の製造方法は、複数のブランクの露出端縁部に同
時に錫を被覆した後、各ブランクの露出端縁部を
溶接して側面接合部を形成するのであるから、ブ
ランクの錫被覆を量産的に行なうことができ、か
つ側面接合部の補修膜密着性と耐食性が改善され
るという効果を奏する。 以下実施例について説明する。 実施例 板厚0.23mm、テンパーT4の、内面となるべき
面に厚さ5μmのフエノールエポキシ系焼付塗膜、
外面となるべき面にホワイトコーテイング膜をマ
ージン塗布法により形成されたテインフリースチ
ール(金属クロム量:50mg/m2、水和酸化クロム
量:クロム換算15mg/m2)より、125mm×206mmの
ブランク5を作製し、長さ125mmの両端縁部5a,
5bに沿い、ミリングカツターにより表面クロム
被膜4を削除して、幅ほぼ2.0mmの鉄面の露出し
た面5a′,5a″,5b′,5b″を形成した。上記ブ
ランク5の100枚を積重して、第11図に示すよ
うに収納ボツクス15に傾斜装入した。 先づ端縁部5aを電解酸洗槽29に浸漬して、
ミリンダカツターによる研削のさい発生した酸化
鉄被膜を除去した。酸洗条件は次の通りである。 酸洗液:5.0重量% 硫酸水溶液 液温:50℃ 時間:10秒 電流密度:10A/dm2(ブランク側負極) 次いで水洗後、電気めつき槽21において端縁
部5aの第1の面5a′および端面5cに電気錫め
つきを行なつた。めつき条件は次の通りである。 めつき浴:硫酸錫 40g/ フエノールスルフオン酸(60%液として)
40g/ エトキシ化αナフトールスルフオン酸 5g/ 浴温:45℃ 電流密度:30A/dm2 時間:5秒 得られた錫めつき層11′の平均厚さは2.8g/
m2であつた。なおそのさい第2の面5a″にも平均
厚さ0.8g/m2の錫めつき層が形成された。端縁
部5aを水洗、乾燥後、収納ボツクス15を倒転
して、端縁部5bにも同様の錫めつき層11′を
形成した。 以上のようにして端縁部5a,5bが錫めつき
されたブランク5の端縁部5a,5bを、その第
1の面5a′,5b′が表面になるようにして重ね合
せて(重ね合せ幅1.0mm)、銅線電極を介してロー
ラ電極によりマツシユ電気抵抗シーム溶接(溶接
速度20m/分、電極加圧力50Kg)を窒素ガス雰囲
気中で行なつて、側面接合部6を有する溶接缶胴
体10を製造した。次に側面接合部6の両面をエ
ポキシ・フエノール・ポリアミド系樹脂よりなる
補修膜(厚さ10μm)によつて補修した。以上の
補修済缶胴体に底板を2重巻締し、野菜ジユース
を充填後、蓋板を2重巻締して密封した。(なお
底板、蓋板の裏面には厚5μmのフエノールエポ
キシ系焼付塗膜が形成されている。)これを室温
で6ケ月貯蔵後の鉄溶出量および、側面接合部6
の外面の塩水噴霧試験結果を第1表に示す。 比較例 端面部5a,5bに電解酸洗、錫めつきを施さ
ない点を除いては、実施例と同様にして補修済缶
胴体を製造した。その試験結果を第1表に示す。 【表】
第1図はテインフリースチールの縦断面図、第
2図は対向する端縁部から表面クロム被膜を除去
したテインフリースチールブランクの平面図、第
3図は第2図の−線に沿う縦断面図、第4図
は第2図のブランクを丸めて端縁部を重ね合せた
缶胴成形体の横断面図、第5図は従来のテインフ
リースチール溶接缶胴体の側面接合部の横断面
図、第6図は本発明の方法により製造された溶接
缶胴体の例の斜視図、第7図は第6図の−線
に沿う拡大横断面図、第8図は第6図の溶接缶胴
体の製造に用いられるテインフリースチールブラ
ンクの例の縦断面図、第9図、第10図は第8図
のブランクの製造方法を示すための説明用側面図
であつて、第9図は1方の端縁部に錫めつき層を
形成する前の状態を、第10図は錫めつき層を形
成した後の状態を示す図面、第11図は第8図の
ブランクを製造するための装置の正面図、第12
図は第11図のXII−XII線からみた底面図、第13
図は、第3図のブランクから第8図のブランクを
製造する工程を示すブロツク図である。 4……表面クロム被膜、5……ブランク、5
a,5b……端縁部、5a′,5b′……第1の面、
5a″……内側端部、5c……端面、6……側面接
合部、10……溶接缶胴体、11……錫めつき
層。
2図は対向する端縁部から表面クロム被膜を除去
したテインフリースチールブランクの平面図、第
3図は第2図の−線に沿う縦断面図、第4図
は第2図のブランクを丸めて端縁部を重ね合せた
缶胴成形体の横断面図、第5図は従来のテインフ
リースチール溶接缶胴体の側面接合部の横断面
図、第6図は本発明の方法により製造された溶接
缶胴体の例の斜視図、第7図は第6図の−線
に沿う拡大横断面図、第8図は第6図の溶接缶胴
体の製造に用いられるテインフリースチールブラ
ンクの例の縦断面図、第9図、第10図は第8図
のブランクの製造方法を示すための説明用側面図
であつて、第9図は1方の端縁部に錫めつき層を
形成する前の状態を、第10図は錫めつき層を形
成した後の状態を示す図面、第11図は第8図の
ブランクを製造するための装置の正面図、第12
図は第11図のXII−XII線からみた底面図、第13
図は、第3図のブランクから第8図のブランクを
製造する工程を示すブロツク図である。 4……表面クロム被膜、5……ブランク、5
a,5b……端縁部、5a′,5b′……第1の面、
5a″……内側端部、5c……端面、6……側面接
合部、10……溶接缶胴体、11……錫めつき
層。
Claims (1)
- 1 テインフリースチールからなる複数のブラン
ク5の対向する端縁部5a,5bの両面より表面
クロム被膜4を鉄面が露出するまで除去して露出
端縁部を形成し、該露出端縁部の第1の面5a′の
内側端部5a″の上に隣接するブランクの露出端縁
部の端面5cが実質的に位置するように該複数の
ブランクを重ね合せた状態で、該露出端縁部の第
1の面5a′および端面5cに錫を被覆した後、各
ブランクの該露出端縁部を、錫被覆の施された第
1の面5a′が表面になるようにして重ね合せて、
不活性ガス雰囲気中でマツシユ電気溶接すること
により側面接合部6を形成することを特徴とする
溶接缶胴体10の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12302181A JPS5825880A (ja) | 1981-08-07 | 1981-08-07 | 溶接缶胴体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12302181A JPS5825880A (ja) | 1981-08-07 | 1981-08-07 | 溶接缶胴体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5825880A JPS5825880A (ja) | 1983-02-16 |
| JPS6332549B2 true JPS6332549B2 (ja) | 1988-06-30 |
Family
ID=14850256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12302181A Granted JPS5825880A (ja) | 1981-08-07 | 1981-08-07 | 溶接缶胴体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5825880A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56105878A (en) * | 1980-01-23 | 1981-08-22 | Kishimoto Akira | Production of corrosion-resistant welded can |
-
1981
- 1981-08-07 JP JP12302181A patent/JPS5825880A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5825880A (ja) | 1983-02-16 |
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