JPS6347427B2 - - Google Patents
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- JPS6347427B2 JPS6347427B2 JP55034321A JP3432180A JPS6347427B2 JP S6347427 B2 JPS6347427 B2 JP S6347427B2 JP 55034321 A JP55034321 A JP 55034321A JP 3432180 A JP3432180 A JP 3432180A JP S6347427 B2 JPS6347427 B2 JP S6347427B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice
- vitamin
- fortified
- cyclodextrin
- wheat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
本発明はビタミンB1強化米および強化精麦に
関するものである。 白米を主食とする日本人にとつてビタミンB1
は不足しやすい栄養素の1つであるにもかかわら
ず、食生活が全般的に改善されたためビタミン
B1は充分に摂取されていると考えられ、ビタミ
ンB1欠乏症である脚気は忘れられた病気になつ
ていた。しかしながら、昭和48年頃から山陰や九
州などの西日本を中心にして脚気患者の発生が相
次いで報告された。脚気患者の食生活調査で、イ
ンスタントラーメン等の加工食品や全糖飲料、ア
ルコール飲料を多くとり、摂取カロリーの多い割
にビタミンB1が極端に少ないことが明らかとな
つた。 このように、白米を主食にし、その上、ビタミ
ンB1含量の少ない加工食品や砂糖の摂取量が増
加している今日の食生活においては、潜在的な脚
気患者はかなり多いものと推定される。従つて、
日常の食生活において合理的な方法でビタミン
B1の摂取をはかることは今なお必要なことであ
る。 事実、日本人の食生活にとつて、ビタミンB1
の摂取の仕方として、主食である米、または準主
食である麦に必要量のビタミンB1を強化するの
が最も望ましい形態であることが既に知られてい
る。 ところで、米あるいは麦にビタミンB1を強化
するに際しビタミンB1塩類を用いて製造した強
化米または強化精麦は、白米に混入して炊飯する
と、ビタミンB1特有の米糠臭に類似した匂いが
発生し米飯風味を著しく損なうという欠点があ
る。このためにビタミンB1塩類は強化米または
強化精麦用に利用されるに至つていない。 本発明者らは、このような強化米または強化精
麦用の原料としてビタミンB1塩類のもつ欠点を
解消することを目的に鋭意研究の結果、本発明を
完成するに至つた。 すなわち、本発明はビタミンB1塩類1重量部
とサイクロデキストリン6〜10重量部とを含有せ
しめてなるビタミンB1強化米または強化精麦で
ある。 本発明でビタミンB1強化の対象となる原料の
米または麦は、通常食用に供するものであれば特
に限定することなく用いることができる。たとえ
ば、その品種、精米・精麦の程度等は適宜選択す
ることができる。 次に、本発明におけるビタミンB1の塩類とし
ては、塩酸塩、硝酸塩、セチル硫酸塩、ロダン酸
塩、フタリン塩あるいはラウリル硫酸塩等が挙げ
られる。 本発明に用いるサイクロデキストリンはα−サ
イクロデキストリン、β−サイクロデキストリ
ン、γ−サイクロデキストリンのいずれでもよ
く、またこれらの混合物でもよい。 本発明の強化米または強化精麦中のビタミン
B1塩類とサイクロデキストリンの含有量および
含有割合はビタミンB1塩の種類、原料となる米
または精麦の種類、使用目的等によつて決定され
る。例えば、ビタミンB1塩類の含量は、厚生省
の特殊栄養食品の基準量などを参考にして、通
常、強化米または強化精麦のもととして炊飯時に
混入使用することを目的に、ビタミンB1として
米の場合は100g中に約100〜150mg程度、精麦の
場合は100g中に1.2〜1.8mg含有せしめるのがよ
い。一方、サイクロデキストリンの含量は、米飯
への混入使用に際して、ビタミンB1塩類特有の
臭いが発生するのを防止できるような量であれば
よく、例えば塩酸塩あるいは硝酸塩の場合、その
1重量部に対しサイクロデキストリンを約4重量
部以上含有せしめれば効果が認められ、上限量は
特に限定はないが、経済性、商品の外観等を考え
て約20重量部程度までとするのがよい。通常は6
〜10重量部程度含有させるのが好ましい。 次に、本発明の強化米または強化精麦の製造
は、従来公知の強化米製造あるいは食品・薬品等
の製造分解における製剤化技術を適用して行なう
ことができる。例えば、ビタミンB1塩類とサイ
クロデキストリンを含む液を調製し、この中に米
または精麦を浸漬する方法、あるいはこの液を用
いて米または精麦にコーテイングする方法が挙げ
られ、必要に応じてこれらの方法を組み合せて用
いてもよい。 例えば、米を原料とする場合、次のような方法
で有利に製造することができる。すなわち、原料
米1000重量部に対して約200重量部の水または1
%程度の酢酸溶液に、ビタミンB1塩類をその溶
液度などを考慮し適当量を溶解する。例えば、塩
酸塩または硝酸塩の場合、米1000重量部に対して
前記水または酢酸溶液に約1〜3重量部を溶解す
るのがよい。必要に応じて、他の水溶性ビタミン
類、例えば、ビタミンB2、ビタミンB6、ニコチ
ン酸アミド、パントテン酸カルシウム、葉酸など
を同時に溶解してもよい。 次に、米を上記のようにして得られたビタミン
溶液中に浸漬し、該溶液を吸収せしめる。その方
法としては、例えばコーテイングパンを用いて、
回転しながら吸収させる方法が全米粒に均一にビ
タミン溶液を吸収させることができるので望まし
い。次いで、この米粒を短時間蒸煮して米粒表層
部をアルフア化したのち、水分約13%まで乾燥す
る。 かくして得られた上記乾燥米にサイクロデキス
トリンをコーテイングする。コーテイング方法と
しては、サイクロデキストリンおよび結着剤を含
む溶液を調製し、コーテイングパンなどの装置を
用いて米粒にスプレーする方法が作業性良く、か
つ均一にコーテイングできるので有利である。 この場合、コーテイングに使用する結着剤とし
て、例えば、アラビアガム、α−スターチ、ゼラ
チンなどが挙げられるが、要はサイクロデキスト
リンを米に作業性よく均一かつ安定にコーテイン
グできるものであればよく、上記以外の結着剤を
使用しても何ら支障はない。また、このサイクロ
デキストリン溶液の調製時にビタミンA、ビタミ
ンD、ビタミンEなどの脂溶性ビタミン類および
カルシウム、鉄などのミネラルを添加しておくこ
とにより、これらのビタミン類およびミネラル類
を同時に強化することもできる。 以上のようにして、サイクロデキストリンをコ
ーテイングした後、さらに硬化油脂またはツエイ
ン、セラツクなどの水不溶性の皮膜剤または
CMC、ローカストビーンガム、グアーガム、カ
ラゲーナンなどの糊料をコーテイングすると、使
用に際してビタミン類の水洗損失を少なくするこ
とができより好ましい。 次いで、さらに、必要に応じてコーンスターチ
などのでんぷんをコーテイングしてもいいし、ビ
タミンB2、β−カロチン、クロロフイルなどを
用いて着色してもよい。 一方、ビタミンB1強化精麦の場合も、上記と
同様の方法で製造できる。 本発明のビタミンB1強化米または強化精麦は、
従来の強化米と同様の方法で使用できる。 本発明の強化米または強化精麦は、従来、特有
の米糠臭が発生するためにビタミンB1強化用と
して使用されることのなかつたビタミンB1塩類
を原料として用いているにもかかわらず、使用に
際し米飯風味を損ねるような悪影響は何ら認めら
れない。このように、本発明品は、安価なビタミ
ンB1塩類が利用でき、しかもその製造法が工業
的生産に適しており、米食を主食とする日本人の
栄養改善に極めて有用である。 次に、実験例および実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。 実験例 1 ビタミンB1塩酸塩3.0gおよびビタミンB20.12
gを含む1%酢酸溶液400mlを精白米2Kgに加え、
コーテイングパンを用いて回転しつつ品温約30℃
で2時間浸漬し、ビタミン溶液を米粒に完全に吸
収させる。次いで、約100℃の蒸気で2分間蒸煮
したのち、約70℃の熱風で約1時間乾燥する。乾
燥終了後、篩過して結着米、砕米を除去して、水
分12.5%の乾燥米1.9Kgを得た。 乾燥米1.9Kgをコーテイングパンに移し、α−
スターチ20g、アラビアガム50gおよびβ−サイ
クロデキストリン6gを含む水溶液2をスプレ
ーし、米粒にコーテイングする。次いで、これ
に、溶融状態の綿実硬化油脂(融点約70℃)6g
をスプレーコーテイングしてビタミンB1強化米
約2Kgを得た。別に、β−サイクロデキストリン
12、18、24gをそれぞれ含むもの、ならびにβ−
サイクロデキストリンを含まないサンプルも同様
にして製造した。 精白米400gに上記ビタミンB1強化米2gを添
加混合し、電気釡を用いて炊飯した。これらの炊
飯米を、強化米を添加せずに炊飯した米飯を対照
として官能検査を行なつた。官能検査は熟練した
パネル6名によるプロフアイル法で行なつた。 結果 官能検査の結果を第1表に示す。
関するものである。 白米を主食とする日本人にとつてビタミンB1
は不足しやすい栄養素の1つであるにもかかわら
ず、食生活が全般的に改善されたためビタミン
B1は充分に摂取されていると考えられ、ビタミ
ンB1欠乏症である脚気は忘れられた病気になつ
ていた。しかしながら、昭和48年頃から山陰や九
州などの西日本を中心にして脚気患者の発生が相
次いで報告された。脚気患者の食生活調査で、イ
ンスタントラーメン等の加工食品や全糖飲料、ア
ルコール飲料を多くとり、摂取カロリーの多い割
にビタミンB1が極端に少ないことが明らかとな
つた。 このように、白米を主食にし、その上、ビタミ
ンB1含量の少ない加工食品や砂糖の摂取量が増
加している今日の食生活においては、潜在的な脚
気患者はかなり多いものと推定される。従つて、
日常の食生活において合理的な方法でビタミン
B1の摂取をはかることは今なお必要なことであ
る。 事実、日本人の食生活にとつて、ビタミンB1
の摂取の仕方として、主食である米、または準主
食である麦に必要量のビタミンB1を強化するの
が最も望ましい形態であることが既に知られてい
る。 ところで、米あるいは麦にビタミンB1を強化
するに際しビタミンB1塩類を用いて製造した強
化米または強化精麦は、白米に混入して炊飯する
と、ビタミンB1特有の米糠臭に類似した匂いが
発生し米飯風味を著しく損なうという欠点があ
る。このためにビタミンB1塩類は強化米または
強化精麦用に利用されるに至つていない。 本発明者らは、このような強化米または強化精
麦用の原料としてビタミンB1塩類のもつ欠点を
解消することを目的に鋭意研究の結果、本発明を
完成するに至つた。 すなわち、本発明はビタミンB1塩類1重量部
とサイクロデキストリン6〜10重量部とを含有せ
しめてなるビタミンB1強化米または強化精麦で
ある。 本発明でビタミンB1強化の対象となる原料の
米または麦は、通常食用に供するものであれば特
に限定することなく用いることができる。たとえ
ば、その品種、精米・精麦の程度等は適宜選択す
ることができる。 次に、本発明におけるビタミンB1の塩類とし
ては、塩酸塩、硝酸塩、セチル硫酸塩、ロダン酸
塩、フタリン塩あるいはラウリル硫酸塩等が挙げ
られる。 本発明に用いるサイクロデキストリンはα−サ
イクロデキストリン、β−サイクロデキストリ
ン、γ−サイクロデキストリンのいずれでもよ
く、またこれらの混合物でもよい。 本発明の強化米または強化精麦中のビタミン
B1塩類とサイクロデキストリンの含有量および
含有割合はビタミンB1塩の種類、原料となる米
または精麦の種類、使用目的等によつて決定され
る。例えば、ビタミンB1塩類の含量は、厚生省
の特殊栄養食品の基準量などを参考にして、通
常、強化米または強化精麦のもととして炊飯時に
混入使用することを目的に、ビタミンB1として
米の場合は100g中に約100〜150mg程度、精麦の
場合は100g中に1.2〜1.8mg含有せしめるのがよ
い。一方、サイクロデキストリンの含量は、米飯
への混入使用に際して、ビタミンB1塩類特有の
臭いが発生するのを防止できるような量であれば
よく、例えば塩酸塩あるいは硝酸塩の場合、その
1重量部に対しサイクロデキストリンを約4重量
部以上含有せしめれば効果が認められ、上限量は
特に限定はないが、経済性、商品の外観等を考え
て約20重量部程度までとするのがよい。通常は6
〜10重量部程度含有させるのが好ましい。 次に、本発明の強化米または強化精麦の製造
は、従来公知の強化米製造あるいは食品・薬品等
の製造分解における製剤化技術を適用して行なう
ことができる。例えば、ビタミンB1塩類とサイ
クロデキストリンを含む液を調製し、この中に米
または精麦を浸漬する方法、あるいはこの液を用
いて米または精麦にコーテイングする方法が挙げ
られ、必要に応じてこれらの方法を組み合せて用
いてもよい。 例えば、米を原料とする場合、次のような方法
で有利に製造することができる。すなわち、原料
米1000重量部に対して約200重量部の水または1
%程度の酢酸溶液に、ビタミンB1塩類をその溶
液度などを考慮し適当量を溶解する。例えば、塩
酸塩または硝酸塩の場合、米1000重量部に対して
前記水または酢酸溶液に約1〜3重量部を溶解す
るのがよい。必要に応じて、他の水溶性ビタミン
類、例えば、ビタミンB2、ビタミンB6、ニコチ
ン酸アミド、パントテン酸カルシウム、葉酸など
を同時に溶解してもよい。 次に、米を上記のようにして得られたビタミン
溶液中に浸漬し、該溶液を吸収せしめる。その方
法としては、例えばコーテイングパンを用いて、
回転しながら吸収させる方法が全米粒に均一にビ
タミン溶液を吸収させることができるので望まし
い。次いで、この米粒を短時間蒸煮して米粒表層
部をアルフア化したのち、水分約13%まで乾燥す
る。 かくして得られた上記乾燥米にサイクロデキス
トリンをコーテイングする。コーテイング方法と
しては、サイクロデキストリンおよび結着剤を含
む溶液を調製し、コーテイングパンなどの装置を
用いて米粒にスプレーする方法が作業性良く、か
つ均一にコーテイングできるので有利である。 この場合、コーテイングに使用する結着剤とし
て、例えば、アラビアガム、α−スターチ、ゼラ
チンなどが挙げられるが、要はサイクロデキスト
リンを米に作業性よく均一かつ安定にコーテイン
グできるものであればよく、上記以外の結着剤を
使用しても何ら支障はない。また、このサイクロ
デキストリン溶液の調製時にビタミンA、ビタミ
ンD、ビタミンEなどの脂溶性ビタミン類および
カルシウム、鉄などのミネラルを添加しておくこ
とにより、これらのビタミン類およびミネラル類
を同時に強化することもできる。 以上のようにして、サイクロデキストリンをコ
ーテイングした後、さらに硬化油脂またはツエイ
ン、セラツクなどの水不溶性の皮膜剤または
CMC、ローカストビーンガム、グアーガム、カ
ラゲーナンなどの糊料をコーテイングすると、使
用に際してビタミン類の水洗損失を少なくするこ
とができより好ましい。 次いで、さらに、必要に応じてコーンスターチ
などのでんぷんをコーテイングしてもいいし、ビ
タミンB2、β−カロチン、クロロフイルなどを
用いて着色してもよい。 一方、ビタミンB1強化精麦の場合も、上記と
同様の方法で製造できる。 本発明のビタミンB1強化米または強化精麦は、
従来の強化米と同様の方法で使用できる。 本発明の強化米または強化精麦は、従来、特有
の米糠臭が発生するためにビタミンB1強化用と
して使用されることのなかつたビタミンB1塩類
を原料として用いているにもかかわらず、使用に
際し米飯風味を損ねるような悪影響は何ら認めら
れない。このように、本発明品は、安価なビタミ
ンB1塩類が利用でき、しかもその製造法が工業
的生産に適しており、米食を主食とする日本人の
栄養改善に極めて有用である。 次に、実験例および実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明する。 実験例 1 ビタミンB1塩酸塩3.0gおよびビタミンB20.12
gを含む1%酢酸溶液400mlを精白米2Kgに加え、
コーテイングパンを用いて回転しつつ品温約30℃
で2時間浸漬し、ビタミン溶液を米粒に完全に吸
収させる。次いで、約100℃の蒸気で2分間蒸煮
したのち、約70℃の熱風で約1時間乾燥する。乾
燥終了後、篩過して結着米、砕米を除去して、水
分12.5%の乾燥米1.9Kgを得た。 乾燥米1.9Kgをコーテイングパンに移し、α−
スターチ20g、アラビアガム50gおよびβ−サイ
クロデキストリン6gを含む水溶液2をスプレ
ーし、米粒にコーテイングする。次いで、これ
に、溶融状態の綿実硬化油脂(融点約70℃)6g
をスプレーコーテイングしてビタミンB1強化米
約2Kgを得た。別に、β−サイクロデキストリン
12、18、24gをそれぞれ含むもの、ならびにβ−
サイクロデキストリンを含まないサンプルも同様
にして製造した。 精白米400gに上記ビタミンB1強化米2gを添
加混合し、電気釡を用いて炊飯した。これらの炊
飯米を、強化米を添加せずに炊飯した米飯を対照
として官能検査を行なつた。官能検査は熟練した
パネル6名によるプロフアイル法で行なつた。 結果 官能検査の結果を第1表に示す。
【表】
【表】
第1表から明らかなように、本発明のすぐれて
いることが顕著に認められた。すなわち、β−サ
イクロデキストリン無添加のビタミンB1強化米
を添加炊飯した場合はビタミンB1特有の米糠臭
が強く、米飯風味が著しく損なわれるが、β−サ
イクロデキストリンを強化米1g当たり6mg含有
したものでは米糠臭はほとんど感じられず、1g
当たり9mg以上のβ−サイクロデキストリンを含
有した強化米の場合は強化米無添加米飯との間に
差が認められなかつた。 実験例 2 精白米400gに実験例1の強化米A(β−サイク
ロデキストリン無添加)および強化米D(β−サ
イクロデキストリン9mg/g)各2gを添加混合
し電気釡を用いて炊飯した。 強化米無添加の米飯を対照として官能検査を行
なつた。官能検査は熟練したパネル6名を用い、
米飯の匂いの良い順番に順位をつける順位法で行
なつた。官能検査を2回繰返して行ない、パネル
の順位合計を算出し、クレーマーの検定表(「食
品の品質測定」68頁、光琳書院)を用いてサンプ
ル間に統計的有意差があるかどうかを検定した。 その官能検査の結果を第2表に示す。
いることが顕著に認められた。すなわち、β−サ
イクロデキストリン無添加のビタミンB1強化米
を添加炊飯した場合はビタミンB1特有の米糠臭
が強く、米飯風味が著しく損なわれるが、β−サ
イクロデキストリンを強化米1g当たり6mg含有
したものでは米糠臭はほとんど感じられず、1g
当たり9mg以上のβ−サイクロデキストリンを含
有した強化米の場合は強化米無添加米飯との間に
差が認められなかつた。 実験例 2 精白米400gに実験例1の強化米A(β−サイク
ロデキストリン無添加)および強化米D(β−サ
イクロデキストリン9mg/g)各2gを添加混合
し電気釡を用いて炊飯した。 強化米無添加の米飯を対照として官能検査を行
なつた。官能検査は熟練したパネル6名を用い、
米飯の匂いの良い順番に順位をつける順位法で行
なつた。官能検査を2回繰返して行ない、パネル
の順位合計を算出し、クレーマーの検定表(「食
品の品質測定」68頁、光琳書院)を用いてサンプ
ル間に統計的有意差があるかどうかを検定した。 その官能検査の結果を第2表に示す。
【表】
第2表から明らかなように、ビタミンB1塩酸
塩を用いβ−サイクロデキストリンを添加してい
ない強化米Aでは明らかに匂いが悪いのに対し、
本発明のβ−サイクロデキストリンを添加した強
化米Dを添加した米飯と強化米無添加米飯の間に
は匂いの差はまつたく認められなかつた。 実施例 1 ビタミンB1硝酸塩1.5gおよびビタミンB20.06
gを含む2%酢酸溶液200mlを米1Kgに添加し、
コーテイングパンを用いて品温約35℃で2時間浸
漬する。次いで、浸漬米を3分間蒸煮した後約70
℃の熱風で約1時間乾燥し、水分11.5%の乾燥米
950gを得た。砕米および結着米を篩別除去した
乾燥米900gをコーテイングパンに移し、α−サ
イクロデキストリン、β−サイクロデキストリン
およびγ−サイクロデキストリンの混合物を15%
含有するサイクロデキストリン溶液73g、α−ス
ターチ10g、アラビアガム30gを含む水溶液900
mlをスプレーコーテイングする。次いで、セラツ
ク3g、グリセリン脂肪酸エステル1.5gを含む
エタノール溶液270mlをスプレーコーテイングし
て、ビタミンB1強化米945gを得た。 精白米に200:1の比率で上記強化米を混合し
た精白米の米飯はビタミンB1硝酸塩を原料に用
いた場合に認められる米糠臭はまつたく認められ
ず美味な米飯であつた。 実施例 2 ビタミンB1塩酸塩4.0g、ビタミンB20.12g、
ビタミンB60.2g、ニコチン酸アミド10.0g、パ
ントテン酸カルシウム4.0gを含む1%酢酸水溶
液340mlを米1.7Kgに加え、コーテイングパンを用
い、品温約35℃で2時間浸漬する。次いで、100
℃の蒸気で2.5分間蒸煮した後、約70℃の熱風で
1時間乾燥する。結着米および砕米を篩別除去し
て、乾燥米1.6Kgを得た。この乾燥米をコーテイ
ングパンに移し、β−サイクロデキストリン25
g、カゼイン6g、乳糖15g、天然トコフエロー
ル10g、炭酸カルシウム40gを含むけん濁液170
gをスプレーコーテイングする。次いで、コーン
スターチ300g、α−スターチ6g、アラビアガ
ム15gを含むけん濁液700gをスプレーコーテイ
ングする。最後にビタミンB20.2gを含む2%ロ
ーカストビーンガム溶液500mlをスプレーして着
色し、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、
ニコチン酸、パントテン酸、ビタミンE、カルシ
ウムを含む強化米約2Kgを得た。 米500gに上記強化米2.5gを添加混合して炊飯
した米飯は、ビタミンB1塩酸塩を原料に用いた
場合に認められる米糠臭はまつたくなく美味な米
飯であつた。 実施例 3 コーテイングパンを用い、米3Kgにビタミン
B1塩酸塩3gおよびβ−サイクロデキストリン
45gを含む2%ゼラチン溶液をスプレーコーテイ
ングする。次いで、ビタミンB20.3gを含む2%
ローカストビーンガム溶液1.5をスプレーコー
テイングしてビタミンB1強化米約3Kgを得た。 米400gに上記強化米2gを添加して炊飯した
米飯はビタミンB1特有の米糠臭がなく美味であ
つた。 実施例 4 ビタミンB1塩酸塩40mg、β−サイクロデキス
トリン400mgを含む水溶液200mlを精麦2Kgに加
え、コーテイングパンを用いて回転しつつ品温約
30℃で2時間浸漬する。次いで、100℃の蒸気で
2分間蒸煮したのち、約70℃の熱風で乾燥して、
ビタミンB1強化精麦約2Kgを得た。 米200gに上記強化精麦200gを加え炊飯した米
飯はビタミンB1特有の米糠臭がなく美味であつ
た。
塩を用いβ−サイクロデキストリンを添加してい
ない強化米Aでは明らかに匂いが悪いのに対し、
本発明のβ−サイクロデキストリンを添加した強
化米Dを添加した米飯と強化米無添加米飯の間に
は匂いの差はまつたく認められなかつた。 実施例 1 ビタミンB1硝酸塩1.5gおよびビタミンB20.06
gを含む2%酢酸溶液200mlを米1Kgに添加し、
コーテイングパンを用いて品温約35℃で2時間浸
漬する。次いで、浸漬米を3分間蒸煮した後約70
℃の熱風で約1時間乾燥し、水分11.5%の乾燥米
950gを得た。砕米および結着米を篩別除去した
乾燥米900gをコーテイングパンに移し、α−サ
イクロデキストリン、β−サイクロデキストリン
およびγ−サイクロデキストリンの混合物を15%
含有するサイクロデキストリン溶液73g、α−ス
ターチ10g、アラビアガム30gを含む水溶液900
mlをスプレーコーテイングする。次いで、セラツ
ク3g、グリセリン脂肪酸エステル1.5gを含む
エタノール溶液270mlをスプレーコーテイングし
て、ビタミンB1強化米945gを得た。 精白米に200:1の比率で上記強化米を混合し
た精白米の米飯はビタミンB1硝酸塩を原料に用
いた場合に認められる米糠臭はまつたく認められ
ず美味な米飯であつた。 実施例 2 ビタミンB1塩酸塩4.0g、ビタミンB20.12g、
ビタミンB60.2g、ニコチン酸アミド10.0g、パ
ントテン酸カルシウム4.0gを含む1%酢酸水溶
液340mlを米1.7Kgに加え、コーテイングパンを用
い、品温約35℃で2時間浸漬する。次いで、100
℃の蒸気で2.5分間蒸煮した後、約70℃の熱風で
1時間乾燥する。結着米および砕米を篩別除去し
て、乾燥米1.6Kgを得た。この乾燥米をコーテイ
ングパンに移し、β−サイクロデキストリン25
g、カゼイン6g、乳糖15g、天然トコフエロー
ル10g、炭酸カルシウム40gを含むけん濁液170
gをスプレーコーテイングする。次いで、コーン
スターチ300g、α−スターチ6g、アラビアガ
ム15gを含むけん濁液700gをスプレーコーテイ
ングする。最後にビタミンB20.2gを含む2%ロ
ーカストビーンガム溶液500mlをスプレーして着
色し、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、
ニコチン酸、パントテン酸、ビタミンE、カルシ
ウムを含む強化米約2Kgを得た。 米500gに上記強化米2.5gを添加混合して炊飯
した米飯は、ビタミンB1塩酸塩を原料に用いた
場合に認められる米糠臭はまつたくなく美味な米
飯であつた。 実施例 3 コーテイングパンを用い、米3Kgにビタミン
B1塩酸塩3gおよびβ−サイクロデキストリン
45gを含む2%ゼラチン溶液をスプレーコーテイ
ングする。次いで、ビタミンB20.3gを含む2%
ローカストビーンガム溶液1.5をスプレーコー
テイングしてビタミンB1強化米約3Kgを得た。 米400gに上記強化米2gを添加して炊飯した
米飯はビタミンB1特有の米糠臭がなく美味であ
つた。 実施例 4 ビタミンB1塩酸塩40mg、β−サイクロデキス
トリン400mgを含む水溶液200mlを精麦2Kgに加
え、コーテイングパンを用いて回転しつつ品温約
30℃で2時間浸漬する。次いで、100℃の蒸気で
2分間蒸煮したのち、約70℃の熱風で乾燥して、
ビタミンB1強化精麦約2Kgを得た。 米200gに上記強化精麦200gを加え炊飯した米
飯はビタミンB1特有の米糠臭がなく美味であつ
た。
Claims (1)
- 1 ビタミンB1塩類1重量部とサイクロデキス
トリン6〜10重量部とを含有せしめてなるビタミ
ンB1強化米または強化精麦。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3432180A JPS56131349A (en) | 1980-03-17 | 1980-03-17 | Vitamin b1-enriched rice and enriched cleaned barley |
| CN85102960A CN1010079B (zh) | 1980-03-17 | 1985-04-20 | 强化大米或大麦的生产方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3432180A JPS56131349A (en) | 1980-03-17 | 1980-03-17 | Vitamin b1-enriched rice and enriched cleaned barley |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56131349A JPS56131349A (en) | 1981-10-14 |
| JPS6347427B2 true JPS6347427B2 (ja) | 1988-09-21 |
Family
ID=12410888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3432180A Granted JPS56131349A (en) | 1980-03-17 | 1980-03-17 | Vitamin b1-enriched rice and enriched cleaned barley |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56131349A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02144137U (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-06 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59130157A (ja) * | 1983-01-14 | 1984-07-26 | Takeda Chem Ind Ltd | 強化精米および精麦の製造法 |
| JPS60118153A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-25 | Takeda Chem Ind Ltd | 強化精米および精麦の製造法 |
| JP4843837B2 (ja) * | 2000-09-06 | 2011-12-21 | 大正製薬株式会社 | チアミン誘導体含有組成物 |
| JP2005095070A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Alpha Shokuhin Kk | 強化米の製造方法 |
| KR100636621B1 (ko) | 2004-05-27 | 2006-10-20 | 이창순 | 가공 청보리의 제조방법 |
| KR100859794B1 (ko) | 2006-08-31 | 2008-09-23 | 오정희 | 청보리 가공방법 |
| KR100804724B1 (ko) | 2006-10-23 | 2008-02-19 | 부경대학교 산학협력단 | 베타싸이크로덱스트린 함유 칼슘 알지네이트 겔 비드의쌀성형물 및 그의 제조 방법 |
| CN102892310B (zh) * | 2010-03-13 | 2016-07-06 | 伊斯顿庞德实验室有限公司 | 结合脂肪的组合物 |
-
1980
- 1980-03-17 JP JP3432180A patent/JPS56131349A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02144137U (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56131349A (en) | 1981-10-14 |
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