明細書 回転体、 駆動変換装置、 クリーニング装置、 ワイビング装置及び液体噴射装置 技術分野
本発明は、 回転体、 駆動変換装置、 クリーニング装置及びワイビング装置、 並 びにそれらを備える液体噴射装置に関する。 背景技術
従来、 液体をターゲットに噴射させる液体噴射装置として、 例えば、 インク滴 を紙に噴射させて画像等を印刷するインクジエツト式プリンタがある。 この種の プリンタは、 記録へッドを有したキヤリッジと、 ターゲットである例えば紙を支 持するプラテンとを備えている。 記録へッドにはインクを嘖射する複数のノズル が形成されている。 記録ヘッドとプラテンとの間に紙を導き、 この紙に対してノ ズルからインクが噴射される。 このプリンタには、 一般にノズル内のインクによ る目詰まりを防止するために、 ノズルのクリーニングを行うクリーニング装置が 貢 けられている。 クリーニング装置は、 記録ヘッドを覆うキャップを備えたキヤ ップ装置、 キャップ装置に接続されるチューブポンプ、 及び記録ヘッドに付着し たインクを払拭するためのワイピング部材を備えたワイビング装置を含む。 ワイ ビング装置は、 ワイピング部材を前記記録ヘッドに摺動させて、 同記録ヘッドを 払拭清掃する。 プリンタのクリーニング動作について詳細に説明する。 まず、 記録ヘッドがキ ヤップ装置と対向する位置までキヤリッジを移動させた後、 キャップにより記録 ヘッドを密閉状態に覆う。 続いて、 チューブポンプを駆動して、 ノズル内の目詰 まりするおそれのある高粘度となったインクをキャップ内の空気とともに吸い出 し、 ノズルの外部へ排出する。 チューブポンプの駆動中に、 記録ヘッドを払拭で きる所定の位置へワイピング部材を配置する。 チューブポンプの吸引動作が終了 すると、 キャップを下降させ、 その後、 キャリッジを移動させて前記記録ヘッド をワイビング部材に摺動させることにより該記録へッドの払拭清掃が行われる。
このようなクリーニング装置においては、 プリンタの小型化のために、 キヤッ プ装置、 チューブポンプ及ぴワイビング装置を駆動する駆動源は共通である。 し かしながら、 チューブポンプの駆動に比べて、 キャップ装置及びワイビング装置 は、 短期間しか駆動せず、 またその駆動タイミングも異なる。 そこで、 チューブ ポンプは駆動源からの駆動力を直接受けて駆動する構成に対して、 キヤップ装置 及びワイビング装置は、 駆動源からの駆動力の一部を用いて駆動変換装置を介し て駆動する。 (例えば、特開 2 0 0 0— 1 5 3 6 1 7号公報及ぴ特開 2 0 0 2— 2 2 5 2 9 9号公報を参照) これら公報には、 チューブポンプ及びワイピング部材 を 1つのモータで駆動させる駆動変換装置を用いたプリンタが開示されている。 例えば、 特開 2 0 0 0— 1 5 3 6 1 7号公報では、 モータの駆動力が伝達され る歯車の一方の面に、 チューブポンプを駆動させるポンプホイルが配置されてい る。歯車が回転することによりポンプホイルが前記モータの回転とともに回転し、 チューブポンプが駆動される。 一方、 同歯車の他方の面には、 駆動変換装置とし ての摩擦クラッチを介してワイピング装置が配置されている。モータの駆動力が、 摩擦クラッチを介してワイビング装置に伝達され、 ワイピング部材が所定の位置 に移動される。 摩擦クラッチは、 ワイビング装置をチュ.ーブポンプの駆動に対し 間欠的に動作させる。 上記公報の場合、 摩擦クラッチのみによってモータの駆動力がワイビング装置 に伝達される。 例えば、 従動歯車や摩擦クラッチにインクが付着した場合、 付着 したインクに起因して駆動するべき部分、 すなわち、 従動歯車や摩擦クラッチの 重量が増加する。 このため、 ワイビング装置を駆動するために必要な摩擦力が大 きくなり、 モータの駆動力が摩擦クラッチに伝達されても、 ワイビング装置が駆 動できない。 また、 特開 2 0 0 2— 2 2 5 2 9 9号公報は、 チューブポンプとワイビング装 .置とを駆動させる駆動軸が設けられたプリンタを開示している。 駆動軸はチュー ブポンプのポンプホイルの中心を貫通する。 駆動軸の回転に応じてポンプホイル
が直接回転させられて、 チューブポンプが駆動される。 ワイビング装置は、 駆動 変換装置を構成する太陽歯車、 クリーナ駆動レバー、 ギア保持レバー及び遊星齒 車を含む第 1駆動機構と、第 1駆動機構とは異なる第 2駆動機構とを備えている。 太陽歯車の中心に前記駆動軸が嵌合されている。 駆動軸が回転することにより、 太陽歯車を介して第 2駆動機構が駆動されてワイパが所定の位置に配置される。 第 1駆動機構は、 ワイビング装置をチューブポンプの駆動に対し間欠的に動作さ せるように機能する。 このため、 特開 2 0. 0 2— 2 2 5 2 9 9号公報の駆動変換 装置は、 特開 2 0 0 0— 1 5 3 6 1 7号公報のそれと異なり、 駆動する部分にィ ンクが付着しても、 ワイビング装置を駆動することができる。 ノズルの開口から水分等の溶媒が蒸発することによってインクの粘度が上昇し たり、 ノズルの開口へ塵埃が付着したり、 カートリツジの交換等に伴って気泡が 混入したりして、 印刷不良を生じることがあった。 そこで、 ノズルの性能を最適な状態に保っために、 記録ヘッドのノス レを覆う キヤップと、 ノズルを覆った状態でキヤップ内のィンクゃ気泡等を吸引するチュ ーブポンプとを備えたノズル保護装置が使用される。 長期間印刷が行われない場 合、 ノズルが前記キャップによって覆われることにより、 インクの乾燥が防止さ れる。 また、 必要に応じて、 ノズルをキャップで覆った状態で前記チュープポン プを駆動させることにより、 キャップの内部を負圧にし、 粘度が増大したインク や、 カートリッジ交換等によって発生した記録へッド内部の気泡等をインクタン クに排出させることにより、 ノズルの性能を良好な状態に保っていた。 上記のように、 チューブポンプを駆動させてキャップの内部を負圧にすると、 記録へッドを介してインクがキャップの内部に流出し、 キャップ内がインクで満 たされる。 これらのインクは、 印刷を行う際には、 不要となるため、 キャップ内 に空気を取り込みながらチューブポンプによりインクをインクタンクに排出させ る、 いわゆる、 空吸引が行われていた。 なお、 キャップ内部への空気の取り込み は、 キヤップとノズノレとをわずかに離間させて行われていた。
近年、 インクジェット式記録装置 (プリンタ) の小型化が急速に進んでおり、 記録装置の設置の自由度に対する要求が高まっている。 記録装置が水平な状態以 外の状態で使用されることが多くなり、 このような使用状況で上記の方法で空吸 引を行うと、 キャップをノズルから分離させた瞬間、 キャップからインクが漏れ 出してしまう。 その結果、 記録装置内が汚れてしまう。 そこで、 水平な状態以外の状態に記録装置が設置されたとしても空吸引が行え るように、 '前記キヤ、クプがノズルを覆った状態のままで、 必要に応じて大気と連 通される大気開放手段が設けられている。 大気開放手段により、 キャップとノズ ルとを分離する前に、 キャップ内部を大気に開放させることができ、 インク漏れ を生じることなくインクを外部に排出することができる。 上記の大気開放手段を備えたノズル保護装置の一例として、 キヤップの内部を 大気に連通させるチューブと、 そのチューブの端部を開閉させるバルブとによつ て構成されるものがある。 なお、 このノズル保護装置は、 キャリ ッジの走査方向 の移動にともなってスライダが昇降し、 そのスライダの昇降に応じてキヤップが 昇降することによってノズルを覆うスライド式のものである。 パルプの開閉は、 キヤリッジの走査方向の動作に伴って行われ、 必要に応じてキャップの内部に空 気が取り込まれる。 しかしながら、 このような大気開放手段は、 チューブの引き回しがあるため、 ノズル保護装置の構成が複雑となる。 また、 キャリッジの移動によりパルプを開 閉させた後に、 キャップ内部のインクがチューブポンプにより排出される。 この ため、 キャリッジを駆動させる第 1駆動手段と、 チューブポンプを駆動させる第 2駆動手段とを別々に駆動させなければならず、 構成を複雑にする。 . スライド式のノズル保護装置は、 キヤリッジの走査方向のスペースが大きくな るため、 装置が大型化する原因となっていた。 そこで、 最近では、 前記のスライ ド式に比較して、 スペースを小さくすることができる上下動式のものが主流にな りつつある。 例えば、 特開 2 0 0 2— 3 6 5 7 8号公報は、 大気開放弁を備えた
上下動式のノズル保 »装置を開示している。 ノズル保護装置は、 複数のカムを同一軸上に備えた多段回転カムを備 る。 多 段回転カムは、 キャップを昇降させる第 1カムと、 大気開放手段としての大気連 通弁を開閉させる第 2カムと、 モータとを備えている。 モータの駆動力が、 前記 多段回転カム及びチューブポンプのギアに伝達されることにより、 キヤップの昇 降と大気連通弁の開閉、 及びポンプギアの駆動が行われる。 そして、 キャップが ノズルを覆つた状態で大気連通弁を開閉させ、 その後にポンプギアを駆動させる ことにより、 空吸引が行われる。 キャップや大気連通弁の動作は、 キャリッジの移動と無関係であり、 1つのモ ータによって、 キャップ、 大気連通弁、 ポンプギアを駆動し、 空吸引を行うこと ができ、 装置の簡略化が図られていた。 ところが、 上記の特開 2 0 0 2— 3 6 5 7 8号公報に開示されているノズノレ 護装置においては、 ノズル保護装置の簡素化が図ちれてはいるものの、 多段回転 カムが設置されるスペースを多く必要とするため、 ィンクジエツト式記録装置は 大型であった。 また、 特開 2 0 0 2 - 2 2 5 2 9 9号公報に開示された駆動変換装置は、 多く の部品から構成されている。 このため、 ワイビング装置及びチューブポンプを駆 動させる駆動軸には、 大きな負荷が加わる。 すなわち、ワイビング装置やチューブポンプをより確実に駆動させるためには、 大きな駆動力が必要となる。 大きな駆動力を発生するためには、 より大きなモー タを用いることが必要となる。 しかしながら、 駆動変換装置の小型化、 ひいては 記録装置の小型化が要求されるため、 大きなモータを用いることが難しかった。 印刷されるターゲットが C D— R OMなどの厚い物である場合には、 プラテン から記録へッドまでの距離を大きくする必要がある。 記録へッドとプラテンとの
間の距離を大きくすべく、 記録ヘッドを上昇させると、 通常、 ワイビング装置は プリンタに固定されていることから、 ワイピング部材と記録へッドとの距離が変 化する。 このため、 記録ヘッドに対するワイビング部材の摺接圧力が変化し、 記 録へッドに付着したィンクを良好に払拭することは難しかつた。 例えば、 特開 2 0 0 2— 2 6 4 3 5 0号公報は、 プラテンから記録へッドまで の距離が変化したときであっても、 記録ヘッドを良好に清掃するために、 ワイピ ング装置の払拭速度を低下させる、 あるいは、 ワイピング部材の払拭回数を増加 させる技術を開示している。 しかしながら、 特開 2 0 0 2 - 2 6 4 3 5 0号公報に示した技術を用いても、 プラテンから記録へッドまでの距離が変更したときに、 ワイパによる記録へッド の払拭清掃を十分に行いにくかった。 そこで、 プラテンから記録ヘッドまでの距 離が変更されても、 ワイピング部材による記録へッドの払拭清掃が更に良好に行 える技術が求められていた。 本発明の第 1の目的は、 簡素な構成で、 且つ、 小型の液体噴射装置を提供する ことにある。 第 2の目的は、 水平設置以外の状況で使用しても液体漏れを起こし にく 、液体噴射装置を提供することにある。 上記の目的を達成するために、 本発明は以下の液体噴射装置を提供する。 液体 噴射装置は、 キャップ、 キャップ支持部材、 駆動手段、 弾性手段及び大気開放手 段を備える。 キャップ支持部材は、 キャップを支持する。 駆動手段は、 キャップ 支持部材を駆動させてキャップを液体噴射へッドの方向に移動させキャップによ つて液体噴射へッドのノズルを覆う。 弾性手段は、 キヤップ支持部材とキャップ との間に介在する。 弾性手段は、 キャップがノズノレを覆った状態で伸縮すること によりキヤップ支持部材とキャップとの間の距離を変化させる。大気開放手段は、 距離の変化に応じて、 ノズルを覆った状態のキャップの内部を大気に対して開放 及ぴ閉鎖する。
本発明はまた、 以下の回転体を提供する。 回転体は、 欠歯歯車及ぴ回転部材を 備える。欠歯歯車は、その外周の一部に複数の歯が形成されている。回転部材は、 欠歯歯車の回転に応じて回転する。 欠歯歯車は、 回転部材に対し、 所定範囲内に おいて回転が許容されるように連結される。 本発明はまた、上記回転体を備えた駆動変換装置を提供する。駆動変換装置は、 駆動歯車と、駆動歯車に嚙合する従動歯車と、付勢手段とを備える。駆動歯車は、 回転体の欠歯歯車と嚙合する。 従動歯車の外周の全面に歯が形成されている。 従 動歯車の回転力を欠歯歯車に伝えるべく、 付勢手段は、 従動歯車を欠歯歯車に向 かって付勢する。 従動歯車の回転力により、 駆動歯車との嚙合が外れた状態から 駆動歯車と嚙合する方向に欠歯歯車を回転させる。 本発明はまた、 上記駆動変換装置を備えたクリーニング装置を提供する。 タリ 一二ング装置は、 ワイピング部材とワイパ支持部材とを有するワイパ手段を備え る。 ワイピング部材は、 液体を噴射する複数のノズルを備える液体噴射ヘッドを 払拭清掃する。 ワイパ支持部材はワイピング部材を支持する。 駆動変換装置の位 置決め部材はワイパ支持部材に連結される。 駆動変換装置の回転体が回転するこ とにより、 位置決め部材が昇降されてワイピング部材が昇降される。 本発明はまた、 以下のワイビング装置を提供する。 ワイビング装置は、 液体を 噴射する液体噴射へッドに当接し、 液体噴射へッドを払拭清掃するワイビング部 材を備える。 ワイピング部材が液体噴射へッドを払拭清掃する作用位置は複数で ある。 ワイパ位置調節手段は、 その複数の作用位置を調節する。 本発明はまた、 別の液体噴射装置を提供する。 液体噴射装置は、 ターゲットを 支持するプラテンと、 ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射へッ ドと、 液 体噴射へッドに当接し、 且つ払拭清掃するワイピング部材と、 プラテンから液体 噴射へッドまでの距離に基づいて、 ワイビジグ部材の作用位置を調節するワイパ 位置調節手段とを備える。
.本発明はまた、 別の液体噴射装置を提供する。 液体噴射装置は、 ターゲットを 支持するプラテンと、 ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、 液 体噴射ヘッドに当接し、 払拭清掃するワイピング部材と、 液体噴射ヘッドの昇降 に基づいて、 ワイピング部材の位置を調節するワイパ位置調節手段とを備える。 本発明はさらに、 ターゲットに対して液体を噴射する前記液体噴射へッドを払 拭清掃するワイビング方法を提供する。 ワイビング方法は、 ターゲットを支持す るプラテンから液体噴射へッドまでの距離に基づいて、 ワイピング部材の作用位 置を調節するステップと、 ワイピング部材を液体噴射へッドに当接させて払拭清 掃するステップとを含む。 図面の簡単な説明
図 1は本発明を具体化した第 1実施形態におけるィンクジエツト式記録装置の 斜視図である。
図 2は図 1の記録装置に備えれたノズル保護装置の斜視図である。
図 3は図 2のノズル保護装置の部分分解斜視図である。
図 4は図 2のノズル保護装置の部分分解断面図である。
図.5は図 2のノズル保護装置の部分断面図である。
図 6は図 2のノズル保護装置に備えられる円筒カムの斜視図である。
図 7は図 2のノズル保護装置の密着部が記録へッドに当接する前の状態を示す 図である。
図 8は図 7の密着部が記録へッドに当接した状態を示す図である。
図 9は図 2のノズル保護装置のレバーが外方へ突出した状態を示す図である。 図 1 0は図 2のノズル保護装置のキヤップがキャップ支持部材に最も接近した 状態を示す図である。
図 1 1は図 2のノズル保護装置が備える弁体が回動した状態を示す図である。 図 1 2は本発明の第 2実施形態におけるノズル保護装置の側面図である。 図 1 3は図 · 1 2のノズル保護装置に仕切板が備えられた状態を示す側面図であ る。
. 図 1 4は図 1 2のノズル保護装置においてキャップ支持部材が最も上方へ移動
した'状態を示す図である。
図 1 5は図 1 2のノズル保護装置が備える突起が仕切板の当接部に当接した状 態を示す図である。
図 1 6は本発明を具体化した第 3実施形態の記録装置に備えられるノズル保護 装置の要部の正面図である。
図 1 7は図 1 6のノズル保護装置の平面図である。
図 1 8はノズル保護装置のチューブポンプ側から見た外観斜視図である。 図 1 9はノズル保護装置の駆動モータ側から見た外観斜視図である。
図 2 0 ( a ) は第 3実施形態における円筒カム及びワイビング装置の底面側か ら見た斜視図である。
,図 2 0 ( b ) は第 3実施形態における円筒カム及びワイビング装置の底面側か ら見た斜視図である。
図 2 1は円筒カム及ぴその周囲の底面図である。
図 2 2は円筒カムの正面図である。
図 2 3は円筒カムの分角斜視図である。
図 2 4は本発明の第 4実施形態における円筒カムの欠歯歯車の底面図である。 図 2 5は図 2 4の円筒カムの欠歯歯車の底面図である。
図 2 6は図 2 4の.円筒カムの欠歯歯車の底面図である。
図 2 7は本発明の第 5実施形態における記録装置の斜視図である。
図 2 8 ( a ) は図 2 7の記録装置に備えられるプラテンと記録ヘッドとの間の ギヤップを示す側面図である。
. 図 2 8 ( b ) は図 2 8 ( a ) の状態から上方へ移動した記録ヘッドとプラテン との間のギャップを示す側面図である。
図 2 9は図 2 7の記録装置に備えられるワイピング部材の非作用位置の正面図 である。
図 3 0は図 2 9の円筒カムの外周面の要部の展開図である。
図 3 1は図 2 9のワイピング部材の第 1作用位置の正面図である。
図 3 2は図 2 9のワイピング部材の第 2作用位置の正面図である。
図 3 3は本発明の第 6実施形態における円筒カムの側面の展開図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明を具体化した第 1実施形態を図 1〜図 6に基づいて説明する。 図 1に示すように、 液体噴射装置としてのィンクジヱット式記録装置 1 1は、 フレーム 1 2と、 そのフレーム 1 2に架設されるプラテン 1 3と、 送りモータ 1 4を備えた図示しない紙送り機構とを備えている。 プラテン 1 3は、 紙 Pを支持 する支持台であって、 送りモータ 1 4の駆動により搬送された紙 Pが、 その上面 に導かれる。 送りモータ 1 4は、 図示しないローラを駆動させて、 プラテン 1 3 上に支持された紙 Pを図 1に示す矢印 y方向に搬送する。 プラテン 1 3の下方に は、 使用したインクを貯留する廃液タンク 4 0が設けられている。 フレーム 1 2には、 駆動プーリ 1 9及び従動プーリ 2 0が固定されている。 駆 動プーリ 1 9には、 可逆モータのキヤリッジモータ 1 8が連結されている。 一対 のプーリ 1 9, 2 0には、 タイミングベルト 1 7が掛けられている。 タイミング ベルト 1 7にはキャリッジ 1 6が固定されている。 さらに、 フレーム 1 2にはプ ラテン 1 3と平行に延びるガイド部材 1 5が設けられている。 ガイド部材 1 5は 前記プラテン 1 3の長手方向に延びる軸線と平行に延ぴている。 キャリッジ 1 6 力 ガイド部材 1 5の軸線方向に沿って移動可能にガイド部材 1 5に支持されて いる。 キャリッジ 1 6は、 キャリッジモータ 1 8の駆動によってタイミングべノレ ト 1 7を介しガイド部材 1 5に沿って往復動する。 キャリッジ 1 6の上には、 第 1及び第 2インクカートリッジ 2 1 , 2 2が着脱 可能に搭載されている。 第 1インクカートリッジ 2 1は、 ブラックインクを収容 している。 第 2インクカートリッジ 2 2は、 3つに区画された収容室にマゼンタ 、 シアン、 イエロの各色のインクをそれぞれ収容している。 キャリッジ 1 6の下 方には液体噴射へッドとしての記録へッド 2 8が設けられている。 記録へッド 2 8は、 図示しない複数のノズルを備えている。 ノズルの下面には吐出口が設けら れている。 印刷データに基づいて、 図示しない圧電素子が駆動されると、 両イン クカートリッジ 2 1, 2 2から記録ヘッド 2 8にインクが供給され、 前記吐出口 からィンク滴が紙 Pに向かって噴射され、 印刷が行われる。
印刷不可能領.域 (ホームポジション) である前記フレーム 1 2の一側部には、 前記記録へッド 2 8のノズルを保護するための、 ノズル保護装置 3 0が設けられ ている。 ノズル保護装置 3 0は、 ノズルのクリーニングを行うクリーニング装置 としても機能する。 図 2及び図 3に示すように、 ノズル保護装置 3 0は、 ケース 3 1、 キャップ装 置 3 2、 ワイビング装置 3 4、 円筒カム 3 5、 チューブポンプ 3 7、 及ぴ駆動モ ータ 3 8を備える。 ケース 3 1は略直方体形状の箱体である。 ケース 3 1は、 ケース 3 1の上側及 び一側面が開口する第 1収容部 4 1と、 ケース 3 1の上側が開口する第 2収容部 4 2とを備える。 両収容部 4 1, 4 2は隣接するように配置される。 図 3に示す ように、 前記収容部 4 1 , 4 2の両方に隣接するように第 3収容部 4 3がケース K 1に設けられている。 第 3収容部 4 3は、 蓋体 4 4によって閉塞される。 第 3 収容部 4 3と第 1収容部 4 1及び第 2収容部 4 2との境界には開口部 4 5が設け られている。 キャップ装置 3 2が第 1収容部 4 1内に収納される。 キャップ装置 3 2は、 箱 体をなすキヤップ 4 6と、 キヤップ 4 6に連結されるキヤップ支持部材 4 7とを 備える。 キャップ支持部材 4 7は、 第 1〜第 4側面 4 7 1 , 4 7 2 , 4 7 3 , 4 7 4を備える。 キャップ支持部材 4 7は、 前記第 1収容部 4 1の上下方向に沿つ て移動可能に第 1収容部 4 1に支持されている。 キャップ 4 6は開口部を有する。 キャップ 4 6の開口部は前記記録へッド 2 8 のノズルを覆うことが可能な大きさを有する。 キャップ 4 6の開口部の周縁には 密着部 5 1が設けられている。 キャップ 4 6が記録へッド 2 8のノズルを覆うと き、 密着部 5 1がキヤップ 4 6と記録へッド 2 8との間を密着させる。 キャップ 4 6の内部には、 シート上である吸収体 5 2が設けられている。 吸収 体 5 2は、 キャップ 4 6が記録ヘッド 2 8のノズルを覆ったときに、 吸収体 5 2
内にインクを保持してキャップ 4 6 'の内部の湿度を高く保ち、 インクの乾燥を防 ぐように機能する。 吸収体 5 2はまた、 インク滴の吐出の機会が少ない吐出口に おけるインクの目詰まりを防止するために、 一定周期毎に印刷と関係ない駆動信 号を記録へッド 2 8に印加してインク滴を噴出させるフラッシング操作時におい て、 吐出口から落下するインクを受け止める ώ
' 4 6の底面には、 該底面を貫通する 2つの排出口 5 3が形成されてい る。 図 4に示すように、 各排出口 5 3は、 対応するインクチューブ 5 3 aと接続 されている。 各ィンクチューブ 5 3 aを介してキャップ 4 6内に溜っているィン クが排出される。 さらに、 各インクチューブ 5 3 aを介して、 ノズル内の高粘度 のインクや塵埃、 気泡等が吸引され、 ノズルのクリーニングが行われる。 キャップ 4 6の底面には、 貫通孔としての通気口 5 4が形成されている。 通気 口 5 4は、 キャップ 4 6内に大気の流入を許容するように機能する。 キャップ 4 6内に残留しているインクが排出された状態、 言い換えれば、 キャップ 4 6内を 空の状態とする空吸引の時に、 通気口 5 4を介して大気が取り込まれる。 図 5に示すように、 キャップ 4 6の底面からは円筒部 5 5が延びている。 円筒 部 5 5は前記通気口 5 4を囲う。 円筒部 5 5の下端には、 前記通気口 5 4の先端 部を囲う弁座 5 6が設けられている。 弁座 5 6は、 可撓性材料、 例えば、 エラス トマ一等によって形成されている。 図 4及ぴ図 5に示すように、 キャップ 4 6の下部には、 2つの軸受 5 7が対峙 するようにして配置されている。 両軸受 5 7には、 弁体 5 8が軸 6 2 a を中心と して回動可能に取り付けられている。 弁体 5 8はさらに、 前記キャップ 4 6の長 手方向に伸びる板 6 1と、 同板 6 1の中央付近に設けられている支持部 6 2とを 含む。 前記軸 6 2 aは支持部 6 2の上端に設けられている。 板 6 1の第 1部 (図 5において、 板 6 1の左側の部分) は、 付勢手段としての パネ部材 5 8 aを介して前記キヤップ 4 6の下面に連結されている。 パネ部材 5
•8 aは、 弁体 5 8の板 6 1を常には下方へと付勢している。 弁体 5 8に対して外 部から力が加わっていない場合、 板 6 1の第 2部 (図 5において、 板 6 1の右側 の部分) の上面が弁座 5 6に当接するため、 通気口 5 4は封止されている。 また 、 板 6 1の第 2部の端部には、 キャップ支持部材 4 7の鉛直'方向に対して所定角 度で傾斜する第 1傾斜面 6 1 aが形成されている。
' 4 6の第 3側面 4 7 3には第 1円柱部 6 3力 4 6の第 2側 面 4 7 2には第 2円柱部 6 4が突設されている。 キヤップ支持部材 4 7は、 略四角枠体であり、 キャップ支持部材 4 7の内側に 前記キャップ 4 6が収容される。 図 5に示すように、 キャップ支持部材 4 7の第 3側面 4 7 3には、 図 5の鉛直方向に沿って延びる第 1長溝 6 5が形成される。 'また、 図 4及び図 5に示すように、 キヤップ支持部材 4 7の側面には、 図面の鉛 直方向に沿って延びる第 2長溝 6 6が形成される。 各前記キャップ 4 6の円柱部 6 3, 6 4は、 対応する長溝 6 5, 6. 6を貫通し、 且つ、 鉛直方向に沿って、 該 長溝 6 5, 6 6内を移動可能である。 各長溝 6 5, 6 6の上端部は、 断面三角形 状をなすように切り欠かれている。 図 4に示すように、 キャップ支持部材 4 7の幅方向ほぼ中央に位置する部分に は、 規制板 6 7 aが設けられている。 規制板 6 7 aとキャップ支持部材 4 7の第 1側面 4 7 1とにより開口部 & 7が区画されている。 開口部 6 7はチューブポン プ 3 7と対向する位置に設けられる。 キャップ支持部材 4 7の第 2側面 4 7 2に は、 略断面 U字状をなす第 1短溝 6 8が形成されている。 第 1短溝 6 8は、 キヤ ップ支持部材 4 7の第 2側面 4 7 2の下部から上部に向かって延びている。 また 、 規制板 6 7 aには略断面 U字状をなす第 2短溝 6 9が形成されている。 第 2短 溝 6 9は規制板 6 7 aの下部から上部に向かって延びる、 図 4及ぴ図 5に示すように、 開口部 6 7には押圧部材としてのスライ ド部材 7 1が設けられている。 スライ ド部材 7 1は、 円柱状をなす支持棒 7 2と、 略円柱 状をなすレバー 7 3と、 連結部材 7 4とを含む。 支持棒 7 2とレバー 7 3とは、
連結部材 7 4を介して固定されている。 支持棒 7 2の両端部がキヤップ支持部材 4 7の両短溝 6 8, 6 9に挿通されている。 これらの構成により、 スライ ド部材 7 1は、 キヤップ支持部材 4 7の長手方向に沿って移動可能であり、 図 4に示す 矢印 y方向及びキヤヅプ支持部材 4 7の上下方向へのスライ ド部材 7 1の移動が 規制される。 レバー 7 3の第 1端部 (図 5において、 レバー 7 3の左側の部分に相当) には 、 キヤップ支持部材 4 7の鉛直方向に対して傾斜する第 2傾斜面 7 3 aが形成さ れている。 一方、 レパー 7 3の第 2端部 (図 5において、 レバー 7 3の右側の部 分に相当) は、 キヤップ支持部材 4 7の第 2側面 4 7 2に形成された第 3長溝 7 5に揷通されている。 連結部材 7 4は、 キャップ支持部材 4 7の鉛直方向に対して移動不能である。 連結部材 7 4は、 支持棒 7 2の軸線と直行する方向に延びる板状の規制部 7 6を 有する。 スライ ド部材 7 1がキャップ支持部材 4 7の幅方向中央に向かって移動 すると、 規制部 7 6力 キャップ支持部材 4 7の規制板 6 7 aと当接する。 その 結果、 キヤップ支持部材 4 7の幅方向に沿つたスライ ド部材 7 1の移動が規制さ れる。 図 4に示すように、 規制部 7 6には、 図 4の矢印 X方向に突出する突部 7 6 a が設けられている。 図 5に示すように、 突部 7 6 aと、 キャップ支持部材 4 7の 第 2側面 4 7 2の内側の面との間には、 付勢手段としてのパネ部材 7 7が設けら れている。 バネ部材 7 7は、 スライ ド部材 7 1を左側方向、 すなわち、 キャップ 支持部材 4 7の幅方向中央に向かって付勢する。 スライ ド部材 7 1に外部から力 が加わらない場合には、 スライド部材 7 1の規制部 7 6とキャップ支持部材 4 7 の規制枒 6 7 aとが当接している。 図 4に示すように、 駆動モータ 3 8と対向するキャップ支持部材 4 7の第 1側 面 4 7 1の部分には貫通孔 7 8が形成されている。 貫通孔 7 8内には円柱状をな す位置決め部材 7 9が揷通されている。 位置決め部材 7 9は、 図 4に示す矢印 y
方向に沿って移動可能である。 位置決め部材 7 9は、 図示しないパネ部材を介し てキャップ支持部材 4 7に接続されている。 該バネ部材は、 位置決め部材 7 9を 図 4に示す矢印 y方向に付勢している。 キャップ 4 6の両円柱部 6 3 , 6 4が、 対応するキャップ支持部材 4 7の各長 溝 6 5, 6 6に貫通するように、 且つ、 図 5に示す弾性手段としてのパネ部お- 8 0を介してキャップ 4 6はキヤップ支持部材 4 7に連結されている。 バネ部材 8 0は、 キヤップ支持部材 4 7の鉛直方向に沿つてキャップ 4 6及びキヤップ支持 部材 4 7が互いに離間するようにキャップ 4 6を付勢している。 なお、 キャップ 4 6はキャップ支持部材 4 7に対して、 図 4に示す矢印 X方向、 及び矢印 y方向 への移動が規制されている。 従って、 外部からキャップ 4 6に力を加えない状態においては、 鉛直方向にお けるキャップ 4 6とキャップ支持部材 4 7との間の距離は最も大きくなる。 図 5 に示すように、 キャップ 4 6の各円柱部 6 3 > 6 4は、 対応するキャップ支持部 材 4 7の各長溝 6 5, 6 6の上端部に当接し、 鉛直方向におけるキャップ 4 6と キャップ支持部材 4 7との間の距離の増大が規制される。 キャップ 4 6とキャップ支持部材 4 7とが連結された状態において、 キャップ 4 6の弁体 5 8 (板 6 1 ) の傾斜面 6 1 aと、 レパー 7 3の斜面 7 3 aとは所定 の距離だけ離れて対向する位置に配置される。 そして、 後述するように、 キヤッ プ 4 6とキヤップ支持部材 4 7との間の距離が最小の時においては、 レバー 7 3 は板 6 1の上方に位置する。 また、 キヤップ 4 6とキヤップ支持部材 4 7との間 の距離が最大の時には、 レバー 7 3は、 板 6 1の下方であり、 かつ、 板 6 1の可 動範囲外に配置される。 図 1〜図 3に示すように、 前記ワイビング装置 3 4は、 ケース 3 1の鉛直方向 において移動可能であるようにケース 3 1の第 2収容部 4 2に収納されている。 ワイピング装置 3 4は、 略直方体状をなし、 弾性材料からなるワイピング部材 8 1を備えている。 従って、 ワイビング装置 3 4が上部に移動された状態で、 前記
キヤリッジ 1 6が駆動され、 記録へッド 2 8がワイビング装置 3 4の上方を横切 ると、 記録へッド 2 8にワイピング部材 8 1が摺接して記録へッド 2 8のノズル が払拭清掃される。 図 6に示すように、 前記円筒カム 3 5は'、 その内側に挿通孔 8 2を有する。 円 筒カム 3 5の上端部 8 3及び下端部 8 4はともに環状をなし、 且つ、 円筒カム 3 5の径方向に延ぴている。 同形状をなす複数の歯 8 5は、 円筒カム 3 5の上端部 8 3の周縁のうちの半周分のみに等ピッチ間隔おきに形成されている。 円筒カム 3 5の上端部 8 3の残りの半周分は、 滑らかな円弧状をなす。 円筒カム 3 5の上 端部 8 3と下端部 8 4との間の部分には、 カム溝 8 6が設けられている。 カム溝 8 6は、 前記上端部 8 3のうち、 滑らかな形状を有する部分の下側に設けられ、 1 4個の第 1〜第 1 4面 8 7〜1 0 0によって区画形成される。 円筒カム 3 5は、 図 3に示すように、 第 3収容部 4 3の開口部 4 5内に配置さ れている。 第 3収容部 4 3に固定されている軸部 1 0 2は、 円筒カム 3 5の挿通 孔 8 2内に貫挿されている。 円筒カム 3 5は、 軸部 1 0 2を中心として回動する 。 円筒カム 3 5が軸部 1 0 2に挿入された状態で、 キヤップ支持部材 4 7の前記 位置決め部材 7 9 (図 4参照) 、 円筒カム 3 5のカム溝 8 6に係合される。 図 6に示すように、 円筒カム 3 5を矢印方向に回転させると、 初め、 カム溝 8 6の最も低い位置 (下端部 8 4と接する位置) に配置されていた位置決め部材 7 9は、 円筒カム 3 5の軸線方向に対して斜めに延びる第 1〜第 3面 8 7 , 8 8 , 8 9により最も高い位置まで案内される。 さらに、 円筒カム 3 5を矢印方向に回 転させると、 位置決め部材 7 9は、 軸線方向と平行に延びる第 4及び第 5面 9 0 , 9 1を介して、 第 6〜第 8面 9 2 , 9 3, 9 4に当接する。 なお、 3つの面 9 0, 9 1, 9 2において、 円筒カム 3 5の回転中心から各面 9 0 , 9 1 , 9 2の 距離は徐々に遠くなる。 位置決め部材 7 9は、 矢印 y方向と反対向きの方向 (図 4参照) に押し込まれる。 その後、 円筒カム 3 5を図 6の矢印反対方向に回転させると、 位置決め部材 7
9は、 第 6面 9 2に案内された後に、 第 4面 9 0よりも円筒カム 3 5の回転中心 から距離が遠い第 9面 9 5に当接する。 そして、 回転方向に斜めに延ぴている第 7面 9 3に案内され、 キャップ支持部材 4 7が全体的に自重により下方にスライ ドする。 その後、 テーパ状の第 1 0及び第 1 1面 9 6, 9 7を経て、 第 1 2及ぴ 第 1 3面 9 8 , 9 9と当接する。 なお、 3つの面 9 5, +9 6 , 9 7は徐々に回転 中心からの距離が遠くなり、 位置決め部材 7 9は、 矢印 y方向と反対方向 (図 4 参照) にさらに押し込まれる。 円筒カム 3 5を図 6の矢印方向に再度回転させると、 位置決め部材 7 9は、 回 転方向と平行になるように位置している第 1 2及ぴ第 1 3面 9 8 , 9 9に案内さ れて第 1 4面 1 0 0に当接する。 その後、 円筒カム 3 5を矢印方向と反対方向に 回転させると、 位置決め部材 7 9は、 第 1 2及び第 1 3面 9 8 , 9 9に案内され た後に第 1及び第 2面 8 7 , 8 8に案内され、 キャップ支持部材 4 7が自重によ り下方にスライドし、 当初の最も低い位置に戻される。 なお、 第 3面 8 8は、 第 1 2面 9 8よりも回転中心からの距離が近く、 位置決め部材 7 9は、 バネ部材の 作用により矢印 y方向 (図 4参照) に戻される。 そして、 以上のように、 円筒力 ム 3 5の回転により位置決め部材 7 9は上下方向に案内される。 また、 それに伴 つて、 キャップ支持部材 4 7も上下方向に全体的に移動される。 図 3に示すように、 前記チューブポンプ 3 7は、 ケース 3 1の第 3収容部 4 3· において、 前記円筒カム 3 5と接しないように収容されている。 図 4に示すよう に、 チューブポンプ 3 7は、 回転軸 1 0 4に対して回転可能に支持されたポンプ ホイル 1 0 5と、 このポンプホイル 1 0 5の図示しない支持溝に沿って移動する ローラ 1 0 6とを備える。 第 3収容部 4 3 (図 3参照) とポンプホイル 1 0 5と の間の空間には、 インクチューブ 5 3 aが重なり部を含んだ状態で配置される。 なお、 図 4においては、 インクチューブ 5 3 aは便宜上、 一部のみ図示されてい る。 ポンプホイル 1 0 5を正方向に回転させると、 ローラ 1 0 6がィンクチューブ 5 3 aを順次押し潰しながら回転する。 これにより、 チューブポンプ 3 7より上
流側のインクチューブ 5 3 aの内部が減圧される。 また、 ポンプホイル 1 0 5を逆方向に回転させると、 ローラ 1 0 6がインクチ ユープ 5 3 aに少しだけ接するレリース状態を保たれる。 その結果、 チューブポ ンプ 3 7の内部の圧力は、 チューブポンプ 3 7の全体にわたって均一となる。 ま た、 ローラ 1 0 6とインクチューブ 5 3 aとの間の貼り付きなどによる不具合が 防がれる。 図 3に示すように、 駆動モータ 3 8は、 第 3収容部 4 3内に正逆回転可能に収 容されている。 正逆回転することにより、 駆動モータ 3 8の駆動力が、 第 1〜第 4ギヤ 1 0 7〜1 1 0を介して前記ワイビング装置 3 4、 円筒カム 3 5、 チュー プポンプ 3 7に伝達される。 駆動モータ 3 8の回転軸の先端には駆動ギヤ 3 8 aが固定されている。 駆動ギ ャ 3 8 aは、 ケース 3 1に回転可能に支持された第 1ギヤ 1 0 7及び第 2ギヤ 1 0 8を介して、 第 3ギヤ 1 0 9に連結されている。 第 3ギヤ 1 0 9は、 ケース 3 1の収容部 K cに収容されたチューブポンプ 3 7の回転軸 1 0 4の先端部に固定 .されている。 第 3ギヤ 1 0 9はさらに、 ケース 3 1に回転可能に支持された第 4 ギア 1 1 0に連結されている。 第 4ギア 1 1 0が有する複数の歯は、 図 6に示す 円筒カム 3 5の複数の歯 8 5に嚙合している。 駆動モータ 3 8が正回転すると、 第 1〜第 4ギヤ 1 0 7 , 1 0 8 , 1 0 9, 1 1 0を介して駆動モータ 3 8の駆動力が円筒カム 3 5に伝達され、 図 6に示すよ うに、 円筒カム 3 5は矢印方向に回転する。 複数の歯 8 5は、 円筒カム 3 5の半 周分のみに設けられているため、 円筒カム 3 5は最大半周分しか回転できない。 駆動モータ 3 8が正回転から逆回転に切り替えられると、 円筒カム 3 5は矢印方 向とは反対の方向に回転する。 このときも、 円筒カム 3 5は最大半周分しか回転 できない。 また、 図 4に示すように、 第 3ギヤ 1 0 9は、 チューブポンプ 3 7の前記ポン
プホイル 1 05の上側に重なるように配置され、 前記回転軸 1 04に対して回転 可能に支持されている。 第 3ギヤ 1 0 9の下 には、 第 1突起部 1 1 0 aが突.接 されている。 一方、 前記ポンプホイル 1 0 5の上面には、 第 2突起部 1 0 5 a力 S 設けられており、 第 1突起部 1 1 0 a及び第 2突起部 1 0 5 aは、 それぞれ、 前 記回転軸 1 04からの距離が等しい。 また、 回転軸 1 04の軸方向において、 第 1突起部 1 1 0 a及ぴ第 2突起部 1 0 5 aは、 部分的に重なるように設けられて いる。 ギヤ 1 1 0及びポンプホイル 1 0 5の回転方向の相対位置に応じて、 第 1 突起部 1 1 0 a及び第 2突起部 105 aは選択的に当接する、 あるいは離間する
従って、 駆動モータ 3 8が正回転することにより第 3ギヤ 1 0 9が正回転し、 第 1突起部 1 1 0 a及び第 2突起部 1 0 5 aが当接すると、 第 3ギヤ 1 0 9の回 転力が各突起部 1 0 5 a, 1 1 0 aを介してポンプホイル 1 0 5に伝達されて、 ポンプホイル 1 0 5が正回転する。
, また、 駆動モータ 3 8が正回転から逆回転に切り替わると、 第 3ギヤ 1 0 9が 正回転から逆回転に切り替わり、 第 1突起部 1 1 0 a及ぴ第 2突起部 1 0 5 aが 離間する。 そして、 ポンプホイル 1 05の回転が停止する。 その後、 第 3ギヤ 1 09がほぼ 1周回転すると、 再度第 1突起部 1 1 0 aと第 2突起部 1 0 5 aとが 当接し、 第 3ギヤ 1 0 9の回転力が各突起部 1 0 5 a , 1 1 0 aを介してポンプ ホイル 1 0 5に伝達されて、 ポンプホイル 1 0 5が逆回転する。 すなわち、 駆動モータ 3 8の回転が正回転から逆回転に切り替わつてから、 ポ ンプホイル 1 0 5が逆回転を開始するまでには、 第 3ギヤ 1 0 9がほぼ 1回転す るだけのタイムラグが設定されている。 同様にして、 駆動モータ 38の回転が逆 回転から正回転に切り替わつてから、 ポンプホイル 1 0 5が正回転を開始するま でにも、 同様のタイムラグが設定されている。 従って、 駆動モータ 3 8が逆回転した後に正回転し始める場合には、 まず、 円 筒カム 3 5が図 6の矢印方向に最大で半周回転する。 さらに駆動モータ 3 8が正
回転すると、 ポンプホイル 1 0 5が遅れて正回転を開始する。 また、 駆動モータ 3 8が正回転した後に逆回転し始める場合には、 円筒カム 3 5が図 6の矢印方向 と反対の方向に最大で半周回転する。 さらに、 駆動モータ 3 8が逆回転すると、 ポンプホイル 1 0 5が遅れて逆回転を開始する。 上記のように構成されたノズル保護装置 3 0の作用について図 7〜図 1 1に基 づいて説明する。 なお、 図 7〜図 1 1において、 キャップ支持部材 4 7の図示は 、 便宜上、 スライド部材 7 1及び位置決め部材 7 9のみに限定されている。 また 、 各バネ部材 5 8 a , 7 7 , 8 0の図示は、 便宜上省略されている。 まず、 記録装置 1 1において、 クリーニング操作及ぴフラッシング操作を行う ための処理が実行されると、 キャリ ッジ 1 6がフレーム 1 2のホームポジション まで移動される。 すると、 図 7に示すように、 キャリッジ 1 6の記録ヘッド 2 8 とノズル保護装置 3 0のキャップ 4 6とが対向する。 この状態において、 位置決 め部材 7 9.は、 最も低い位置において、 図 6に示す円筒カム 3 5のカム溝 8 6に 係合し、 詳しくは、 カム溝 8 6の第 1面 8 7及ぴ第 2面 8 8に当接している。 図 7は、 キャップ 4 6と位置決め部材 7 9 (キヤップ支持部材 4 7 ) との間の 距離が最大となった状態を示す。 スライ ド部材 7 1に含まれる前記レバー 7 3は 、 キャップ 4 6の弁体 5 8よりも下側に配置される。 弁体 5 8の板 6 1は、 弁座 5 6と当接し、 通気口 5 4は閉じられた状態となっている。 この状態において、 前記フラッシング操作が行われ、 キャップ 4 6の内部にインクが吐き出されても 、 この通気口 5 4からィンクが漏れ出すことは防止される。 クリーニング操作が行われた後、 駆動モータ 3 8が正回転され、 駆動モータ 3 8の駆動力が、 全ギヤ 1 0 7, 1 0 8 , 1 0 9 , 1 1 0 (図 3参照) を介して円 筒カム 3 5の上端部 8 3の歯 8 5に伝達され、 円筒カム 3 5が図 6の矢印方向に 回転される。 すると、 位置決め部材 7 9が、 円筒カム 3 5のカム溝 8 6の第 2及 ぴ第 3面 8 8 , 8 9に当接しながら移動し、 上昇する。
すると、 位置決め部材 7 9の上昇に伴って、 キャップ支持部材 ·4 7が上昇し、 図 8に示すように、 キャップ 4 6の密着部 5 1が記録ヘッド 2 8に当接し、 記録 ヘッド 2 8が覆われる。 キャップ 4 6は、 記録ヘッド 2 8によって上方への移動 が規制される。 さらに、 キャップ 4 6とキャップ支持部材 4 7との間に設けられ ている前記パネ部材 8 0が弾性変形し、 キャップ 4 6とキヤップ支持部材 4 7と の相対距離が減少する。 その結果、 所定時間が経過すると、 板 6 1の傾斜面 6 1 aと、 レバー 7 3の傾 斜面 7 3 aとが当接する。 さらに駆動モータ 3 8を正回転させて、 キャップ支持 部材 4 7が上方に移動されると、 板 6 1の傾斜面 7 3 aとレバー 7 3の傾斜面 6 1 aとの間の抗力が前記パネ部材 7 7の弾性力に打ち勝ち、 パネ部材 7 7が弾性 変形して、 図 9に示すようにレパー 7 3が右方向に移動する。 位置決め部材 7 9が、 図 6に示す円筒カム 3 5のカム溝 8 6において、 第 3面 8 9及び第 4面 9 0と当接する位置まで移動すると、 キャップ 4 6とキヤップ支 持部材 4 7との間の距離が最小となり、 図 1 0に示すように、 レパー 7 3が板 6 1の上側に位置する。 このとき、 レバー 7 3は、 スライド部材 7 1のパネ部材 7 7の弾性復帰により、 左側に移動する。 . さらに駆動モータ 3 8を正回転させると、 位置決め部材 7 9が図 6に示す円筒 カム 3 5のカム、溝 8 6の第 5〜第 7面 9 1, 9 2 , 9 3に当接しながらスライ ド し、 第 8面 9 4と当接する。 すると、 円筒カム 3 5の上端部 8 3の歯 8 5力 S、 第 3ギヤ 1 0 9 (図 3参照) と接しない位置まで移動し、 円筒カム 3 5の回転が停 止される。 ' 円筒カム 3 5の回転が停止され、 さらに駆動モータ 3 8が正回転を続けると、 チューブポンプ 3 7のポンプホイル 1 0 5の正回転が開始される。 従って、 図 1 0に示すように、 記録へッド 2 8のノズルがキャップ 4 6によつて覆われ、 弁座 5 6と板 6 1とが当接した状態で、 チューブポンプ 3 7による吸引が行われる。 そして、 キャップ 4 6の内部が減圧される。
すると、 キャップ 4 6の内部には、 記録ヘッド 2 8のノズルを介して前記イン. クカートリッジ 2 1 , 2 2 (図 1参照) 内の流体としてのインクが流入する。 ノ ズル付近の粘度が上昇したィンクや、 ノズルに付着した塵埃や、 カートリツジ交 換等によって発生した気泡等がインクチューブ 5 3 aを介して外部に排出され、 クリ一ユング操作が行われる。 その後、 駆動モータ 3 8の駆動が停止され、 チューブポンプ 3 7による吸引が 停止されると、 キヤップ 4 6の内部にィンクが保持される。 図 1 0に示す状態から、 再度印刷が開始される場合、 駆動モータ 3 8が逆回転 される。 すると、 駆動モータ 3 8の駆動力が第 1〜第 3ギヤ 1 0 7〜1 0 9 (図 3参照) を介して図 6に示す円筒カム 3 5の歯 8 5に伝達され、 円筒カム 3 5が 図 6の矢印方向と反対方向に回転される。 すると、 位置決め部材 7 9が、 円筒カム 3 5の第 7面 9 3 , 第 9面 9 5 , 第 1 0面 9 6, 第 1 1面 9 7に当接しながら移動し、 第 1 2及び第 1 3面 9 8, 9 9 と当接する位置まで下降する。 従って、 キャップ支持部材 4 7も下降し、 キヤッ プ支持部材 4 7とキャップ 4 6との間に設けられているパネ部材 8 0が弾性復帰 する。 その結果、 図 1 1に示すように、 キャップ 4 6が記録ヘッド 2 8に当接し たままで、 キャップ支持部材 4 7のレバー 7 3が下降し、 レバー 7 3からキヤッ プ 4 6の板 6 1に対して下方への押圧力が加えられる。 その結果、 板 6 1は軸 6 2 aを回動中心として図 1 1の時計回り方向に回転され、 弁座 5 6が板 6 1から 離間する。 このとき、 チューブポンプ 3 7には、 駆動モータ 3 8からの駆動力が伝わって いない状態であるので、 チューブポンプ 3 7は、 ローラ 1 0 6がインクチューブ 5 3 aを押し潰した状態で停止している。 従って、 弁座 5 6と板 6 1とが離間し て、 通気口 5 4が開いた状態となっても、 インクチューブ 5 3 aが押し潰され閉 じた状態となっているので、 通気口 5 4からインクが漏れ出すことがない。
駆動モータ 3 8が再度正回転され、 駆動モータ 3 8の駆動力が、 第 1〜第 3ギ ャ 1 0 7〜1 0 9を介して円筒カム 3 5の歯 8 5に伝達され、 円筒カム 3 5が図 6の矢印方向に回転される。 すると、 位置決め部材 7 9は、 円筒カム 3 5のカム 溝 8 6の第 1 2及び第 1 3面 9 8 , 9 9に当接しながらスライ ドし、 '第 1 4面 1 0 0と当接する。 すると、 円筒カム 3 5の歯 8 5が、 第 3ギヤ 1 0 9 (図 3参照 ) と接しない位置まで移動し、 円筒カム 3 5の回転が停止される。 円筒カム 3 5の回転が停止されると、 チューブポンプ 3 7の回転が開始される 。 従って、 図 1 1に示すように、 記録ヘッド 2 8のノズルがキャップ 4 6によつ て覆われ、 弁座 5 6が板 6 1から離間した状態で、 チューブポンプ 3 7による吸 引が行われる。 その結果、 キャップ 4 6の内部が減圧される。 すると、 キャップ 4 6の内部には、 通気口 5 4を介して大気が流入する。 そし て、 キャップ 4 6内に保持されていたインクがインクチューブ 5 3 aを介して外 部に排出され、 いわゆる、 空吸引が行われる。 その結果、 キャップ 4 6内が大気 で満たされる。 駆動モータ 3 8の駆動が停止され、 チューブポンプ 3 7による吸引が停止され た後に、 駆動モータ 3 8が逆回転されると、 駆動モータ 3 8の駆動力が、 第 1〜 第 3ギヤ 1 0 7〜1 0 9を介して図 6に示す円筒カム 3 5の歯 8 5に伝達され、 円筒カム 3 5が矢印方向と反対の方向に回転される。 位置決め部材 7 9が、 円筒カム 3 5の第 1 2及び第 1 3面 9 8 , 9 9に当接し ながらスライ ドし、 第 1及び第 2面 8 7 , 8 8と当接しながら下降する。 すると 、 キヤップ支持部材 4 7が下降して、 レバー 7 3が板 6 1の可動範囲外まで下降 する。 その結果、 板 6 1は、 バネ部材 5 8 aの弾性復帰によって、 軸 6 2 aを中 心にして図 1 1の反時計回り方向に回転し、 弁座 5 6に当接する。 そして、 位置決め部材 7 9が、 図 6に示す円筒カム 3 5の下端部 8 4に接する
位置まで下降すると、 キャップ 4 6とキャップ支持部材 4 7との間の距離が最大 となり、 図 7に示すように、 キャップ 4 6が記録へッド 2 8から離間する。 このとき、 キャップ 4 6内は、 空吸引を行っているためインクが保持されてお らず、 記録装置 1 1が水平設置以外の設置状態であったとしても、 キャップ 4 6 内からインクがこぼれることがない。 本実施形態は、 以下のような利点を有する。 駆動モータ 3 8の駆動により、 キャップ 4 6がノズルを覆い、 ノズルにおける インクの乾燥を防ぐことができる。 さらに、 同じ駆動モータ 3 8を駆動させてキ ヤップ 4 6とキャップ支持部材 4 7との間の距離を変更させ、 その距離に応じて キャップ 4 6の内部を大気に対して選択的に開放及び閉塞することができる。 こ の.ため、 1つの駆動モータ 3 8を使用してノズルにおけるインクの乾燥の防止と 、 キャップ 4 6の内部の大気開放及び閉塞との両方を制御することができる。 そ の結果、 装置を簡略化できる。 キャップ 4 6がノズルを覆った状態で、 板 6 1と弁座 5 6とを離間させ、 キヤ ップ 4 6の内部を大気に ¾放し、 チューブポンプ 3 7を駆動させることにより、 空吸引を行うことができる。 この構成により、 記録装置 1 1が水平設置以外の状 態で設置されていても、 キャップ 4 6の内部のインクが外部に漏れ出すことを起 こりにくくすることができる。 弁座 5 6は可撓性材料にて形成される。 従って、 板 6 1は弁座 5 6に対し良好 に密着し、 板 6 1が弁座 5 6に当接しているときに、 当接部分からインクが漏れ だす、 あるいは、 大気が流入することを防ぐことができる。 その結果、 装置の性 能を良好に保つことができる。 キャップ支持部材 4 7とキャップ 4 6との間の距離が最も小さいとき (図 1 0 参照)、 レバー 7 3は弁体 5 8 (板 6 1 ) よりも上方に配置される。 さらに、 キヤ
ップ支持部材 4 7とキャップ 4 6との間の距離が増大するときに、 レバー 7 3は 板 6 1に上方から接して該板 6 1を下方へ押圧する。 このため、 キャップ 4 6が ノズルを覆った状態のまま、 駆動モータ 3 8を逆回転方向に駆動させると、 キヤ ップ支持部材 4 7とキャップ 4 6との間の距離が増大し、 板 6 1が上方から下方 へ押圧されて弁座 5 6から離間し、 キャップ 4 6の内部が大気に開放される。 駆 動モータ 3 8を正回転方向に駆動させてチューブポンプ 3 7を駆動させ、 空吸引 を行うことが可能となる。 さらに駆動モータ 3 8を逆回転方向に駆動させると、 キャップ支持部材 4 7と キャップ 4 6との間の距離が最大となり、. キヤップ 4 6が記録へッド 2 8から離 間させることができる。 すなわち、 キャップ 4 6が記録ヘッド 2 8かち離間され る直前である、 空吸引に適したタイミングで、 キャップ 4 6の内部を大気に開放 することができる。 パネ部材 5 8 aは、 弁座 5 6に当接する方向に板 6 1を付勢する。 従って、 板 6 1に対し上方から下方への力を加えると、 板 6 1が弁座 5 6から離間してキヤ ップ 4 6の内部が大気に開放されるが、 それ以外の時は、 バネ部材 5 8 aの付勢 力により通気口 5 4が閉塞される。 すなわち、 空吸引を行うときのみ扳 6 1に対 し上方から下方へ向かう力を加えてキャップ 4 6の内部を大気開放状態とし、 そ れ以外の時は、 板 6 1を弁座 5 6に当接させることができる。 従って、 空吸引以 外の時は、 板 6 1を弁座 5 6に当接させて、 通気口 5 4を閉塞状態とすることが でき、 空吸引時以外に通気口 5 4が開放されてインクが外部に漏れ出すことを防 止することができる。 板 6 1をキャップ 4 6に対して回動可能にし、 キャップ支持部材 4 7とキヤッ プ 4 6との間の距離が最大の時に、 レバー 7 3は板 6 1の可動範囲外に配置され る。 このため、 板 6 1がレバー 7 3によって下方に押圧された弁座 5 6から離間 しても、 キャップ 4 6とキャップ支持部材 4 7との間の距離が最大になると、 レ パー 7 3が板 6 1の可動範囲外に配置されるので、 板 6 1はレパー 7 3によって 押圧されない。 その結果、 板 6 1がパネ部材 5 8 aの付勢力により上方に移動し
W
26 て弁座 5 6と当接する。 従って、 キャップ 4 6とキャップ支持部材 4 7との間の 距離が最大になるとき、 すなわち、 キャップ 4 6が記録へッド 2 8のノズルから ,離間しているときには、 通気口 5 4は閉じられる。 例えば、 印刷とは関係のない 駆動信号を記録へッ ド 2 8に印加してインクを吐出させ、 ノズルの開口の目詰ま り等を防止するフラッシンク、、 (予備噴射) 操作を行うときに、 通気口 5 4からィ ンクが漏れ出すことを防ぐことができる。 板 6 1の下面とレバー 7 3の上面とには、 それぞれ、 キャップ支持部材 4 7の 移動方向に傾斜する傾斜面 6 l a , 7 3 aが形成されている。 従って、 板 6 1が 弁座 5 6に当接する方向にレパー 7 3が板 6 1を押圧すると、 レパー 7 3による 押圧力が、 レバー 7 3自身をスライ ドさせる力に変換される。 従って、 例えば、 レバー 7 3をスライ ドさせるために駆動機構を別に設ける必要がなく、 装置の構 造を簡略化させることができる。 レバー 7 3に、 レバー 7 3自体をスライド方向に付勢ざせるための付勢部材が 備えられる。 従って、 レバー 7 3が上方へ移動するときに、 板 6 1を避けるため にレバー 7 3がスライ ドされても、 付勢部材により、 元の位置に戻されるので、 レバー 7 3をスライ ドさせるための駆動機構を簡単にでき、 装置の構造を簡略化 させることができる。 駆動モータ 3 8からの駆動力を、 円筒カム 3 5を介してキャップ支持部材 4 7 に伝達し、 その駆動力によりキャップ支持部材 4 7を上下動させる。 従って、 円 筒カム 3 5の形状に基づいて、 キャップ支持部材 4 7の上下の位置をきめ細やか に変化させることができる。 そして、 キャップ 4 6によってノズルを覆った状態 でキャップ 4 6の内部を大気に対して選択的に開放及び閉塞する、 あるいは、 ノ ズルからキャップ 4 6を離間させる制御を容易に行うことができる。 駆動モータ 3 8からの駆動力は、 キャップ支持部材 4 7を上下動させる円筒力 ム 3 5と、 チューブポンプ 3 7とに所定の位相差を有して伝達される。 従って、 1つの駆動モータ 3 8によって、 キャップ支持部材 4 7の上下動とチューブポン
プ 3 7の駆動とを行うことができる。 その結果、 ノズルにおけるインクの乾燥防 止や空吸引を行うために、 複数の駆動モータ 3 8を設ける必要がなくなり、 装置 の構造を簡略化することができる。 以下、本発明を具体化した第 2実施形態を図 1 2〜図 1 5に基づいて説明する。 本実施形態では、図 1〜図 1 1の実施形態と比較して、弁体 5 8と、支持棒 7 2、 レバー 7 3を含む部材が省略され、 且つ、 図 1〜図 1 1の実施形態と異なる大気 開放手段が備えられる。 なお、 本実施形態では、 図 1〜図 1 1の実施形態と差異 のある箇所を説明し、 同様の部分に関しては、 同一の符号を付してその説明を省 略する。図 1 2〜1 5は、本実施形態のキャップ装置 3 2を第 3収容部 4 3側(図
3参照) から見た側面図である。 キャップ装置 3 2は、 図 1 2に示すように、 キャップ 1 2 0と、 キャップ 1 2 0に連結されているキャップ支持部材 1 2 1とを備える。 キャップ支持部材 1 2 1は、 図 3の第 1収容部 4 1に対して上下方向にスライ ド可能に支持されている
キャップ 1 2 0は、 図 2のキャップ 4 6と同様に、 上側が開口する箱体であり 、 略四角形状の枠体に形成されたキャップ支持部材 1 2 1の内側に収容される。 キャップ 1 2 0の開口は前記記録へッド 2 8のノズルを覆うことが可能な大きさ を有する。 キャップ 1 2 0の開口周縁には密着部 5 1が設けられている。 キャップ 1 2 0の底面に設けられた排出口 5 3は、 インクチューブ 5 3 aと接 続され、 インクチューブ 5 3 aを介してキャップ 1 2 0内に溜っているインクが 排出される。 キャップ 1 2 0の底面には、 貫通孔としての通気口 5 4が形成されている (図 5参照)。通気口 5 4には、 エアチューブ 1 2 2の基端部が接続され、エアチュー プ 1 2 2の先端部は、 キャップ 1 2 0の下方から引き回され、 図 1 2に示すよう に、 穴部 1 2 1 aを介してキャップ支持部材 1 2 1の内側から外側の側面 (第 3
収容部 4 3側) に支持される。 さらに、 エアチューブ 1 2 2の先端部には、 弁座 1 2 3が一体に設けられている。 なお、 エアチューブ 1 2 2及び弁座 1 2 3は、 可撓性材料、 例えば、 エラストマ一等によって形成されている。 通気口 5 4は、 キャップ 1 2 0内に残留しているインクを排出し、 キャップ 1 2 0内を空の状態とする空吸引時に、 エアチューブ 1 2 2を介してキャップ 1 2 0内への大気の流入を許容する。 エアチューブ 1 2 2を介して通気口 5 4内に空 気が取り込まれるため、通気口 5 4からインクが漏れることを防ぐことができる。 図 1 2に示すように、 キヤップ支持部材 1 2 1の外側の側面には、 軸 1 2 4が 突設されている。 弁体 1 2 6が、 軸 1 2 4に回動可能に取り付けられている。 例 えば、 ねじりコイルバネである第 1パネ部材 1 2 5が、 前記弁体 1 2 6に取り付 けられている。 弁体 1 2 6は、 円環状をなす支持部 1 2 7と、 支持部.1 2 7から 延出する延出板 1 2 8とを含む。 支持部 1 2 7の周縁部には、 延出板 1 2 8と反 対側の位置に突起 1 2 9が形成されている。 弁体 1 2 6は、 図 1 2の反時計回り方向に回転すると、 前記延出板 1 2 8の側 面 1 2 8 aが前記エアチューブ 1 2 2の弁座 1 2 3に当接する。 これによつて、 エアチューブ 1 2 2を介して通気口 5 4が封止される。 また、 弁体 1 2 6は、 図 1 2の時計回り方向に回転すると、 前記延出板 1 2 8の側面 1 2 8 aが前記エア チューブ 1 2 2の弁座 1 2 3から離間する。 すると、 キャップ 1 2 0内には、 ェ ァチューブ 1 2 2及び通気口 5 4を通って大気が流入される。 弁体 1 2 6は、 第 1パネ部材 1 2 5によって常に反時計回り方向に付勢されて いる。 従って、 弁体 1 2 6に対して外部から力が加わっていない場合には、 常に 延出板 1 2 8の側面 1 2 8 aが弁座 1 2 3に当接して、 通気口 5 4は封止される 。 さらに、 前記突起 1 2 9に図 1 2の右側から左側に向けて力が加わった場合に は、 延出板 1 2 8は、 第 1バネ部材 1 2 5の弾性力に抗して軸 1 2 4を中心とし て時計回りに回動し、 弁座 1 2 3から離間する。 その結果、 キャップ 1 2 0内に は、 エアチューブ 1 2 2及ぴ通気口 5 4を通って大気が流入される。
キャップ 1 2 0は、 第 2パネ部材 1 3 0を介してキャップ支持部材 1 2 1に接 続されている。 第 2パネ部材 1 3 0は、 キャップ 1 2 0及ぴキャップ支持部材 1 2 1が互いに上下方向に離間する方向にキャップ 1 2 0を付勢している。 図 1 2に示すように、 キャップ 1 2 0は、 キャップ 1 2 0の上方に向かって延 びる係止部 1 3 1を有する。'キヤップ支持部材 1 2 1は、 キヤップ支持部材 1 2 1の端部に向かって開口し、 且つ、 断面台形状をなす係合部 1 3 2を有する。 キ ヤップ 1 2 0の係止部 1 3 1カ、 キヤップ支持部材 1 2 1の係合部 1 3 2に係合 することにより、 キャップ 1 2 0とキャップ支持部材 1 2. 1との間の距離の増大 が規制される。 図 1 3に示すように、 第 1収容部 4 1の底面 4 1 a (図 3参照) 上には仕切板 1 3 3が設けられる。 仕切板 1 3 3は、 キャップ支持部材 1 2 1と第 3収容部 4 3 (図 3参照) との間に配置される。 仕切板 1 3 3には、 前記弁体 1 2 6と対向する位置に押圧部材としての当接部 1 3 4が形成されている。 キャップ支持部材 1 2 1の上下動に じて、 当接部 1 3 4は、 前記弁体 1 2 6の突起 1 2 9に選択的に当接する、 あるいは、 離間する
当接部 1 3 4に突起 1 2 9が当接すると、 突起 1 2 9が当接部 1 3 4によって 、 図 1 2の右側から左側に向けて押圧される。 このため、 弁体 1 2 6は軸 1 2 4 を中心として時計回りに回動する。 その結果、 弁体 1 2 6の延出板 1 2 8は弁座 1 2 3から ί隹間し、 キャップ 1 2 0内の大気が開放される。 図 1 ·4に示すように、 キャップ支持部材 1 2 1が最も上方に移動した状態では 、 当接部 1 3 4は突起 1 2 9の下方に配置される。 一方、 図 1 3に示すように、 キャップ支持部材 1 2 1に外部から力が加えられない状態では、 キヤップ支持部 材 1 2 1が最も下方に移動した状態では、 当接部 1 3 4は突起 1 2 9の上方に配
置される。 次に上記のように構成されたノズル保護装置 3 0の作用について図 1 3〜1 5 に基づいて説明する。 まず、 図 1〜図 1 1の実施形態と同様に、 記録装置 1 1において、 クリーニン グ操作及びフラッシング操作を行うための処理が実行されると、 キャリッジ 1 6 がフレーム 1 2のホームポジションまで移動される。 すると、 図 1 3に示すよう に、 キャリッジ 1 6の記録へッド 2 8とノズル保護装置 3 0のキャップ 1 2 0と が対向した状態となる。 この状態において、 キャップ支持部材 1 2 1の位置決め 部材 7 9は、 最も低い位置において、 図 6に示す円筒カム 3 5のカム溝 8 6に係 合しており、 カム溝 8 6の第 1面 8 7及ぴ第 2面 8. 8に当接する。 図 1 3においては、 キャップ 1 2 0とキャップ支持部材 1 2 1との間の距離は 最大であり、 さらに、 キヤップ支持部材 1 2 1と仕切板 1 3 3との間の距離は最 小である。 仕切板 1 3 3の当接部 1 3 4は、 弁体 1 2 6の突起 1 2 9よりも上方 に位置する。 弁体 1 2 6の延出板 1 2 8は弁座 1 2 3と当接し、 エアチューブ 1 2 2を介して通気口 5 4は閉じられている。 この状態において、 前記フラッシン グ操作が行われ、 キャップ 1 2 0の内部にインクが噴射されても、 通気口 5 4か らインクが漏れ出すことはない。
—方、 クリーユング操作が行われる場合には、 キヤップ支持部材 1 2 1の位置 決め部材 7 9が、 カム溝 8 6の第 3及び第 4面 8 8, 8 9 (図 6·参照) に当接し ながら移動し上昇する。 すると、 位置決め部材 7 9の上昇に伴って、 キャップ支持部材 1 2 1が上昇し 、 キャップ 1 2 0の密着部 5 1が記録へッド 2. 8に当接し、 記録へッド 2 8が覆 われる。 記録ヘッド 2 8によって、 上方へのキャップ 1 2 0の移動が規制され、 キャップ 1 2 0と.キャップ支持部材 1 2 1との間に設けられている前記パネ部材 1 3 0が弾性変形し、 キャップ 1 2 0とキヤップ支持部材 1 2 1との間の距離が
減少する。 このとき、 突起 1 2 9は、 キャップ支持部材 1 2 1の上方への移動に伴って仕 切板 1 3 3の当接部 1 3 4の上方に向けて移動する。 その結果、 所定時間が経過 すると弁体 1 2 6の突起 1 2 9と、 仕切板 1 3 3の当接部 1 3 4とが当接し、 こ れによってキャップ 1 2 0内に大気が流入される。 その後、 突起 1 2 9が当接部 1 3 4の上方に移動し、 突起 1 2 9は当接部 1 3 4から離間する。 続いて、 図 1 4に示すように、 キャップ 1 2 0とキャップ支持部材 1 2 1との 間の距離が最小となり、 突起 1 2 9が当接部 1 3 4の上方に位置する。 このとき 、 弁体 1 2 6の延出板 1 2 8は、 バネ部材 1 2 5の弾性復帰により、 弁座 1 2 3 に当接し、 エアチューブ 1 2 2を介して通気口 5 4は閉じられる。 その後、 円筒カム 3 5の回転が停止され、 さらに、 図 1 4に示すように、 記録 ヘッド 2 8のノズルがキャップ 1 2 0によつて覆われ、 前記延出板 1 2 8が弁座 1 2 3に当接した状態で、 チューブポンプ 3 7による吸引が行われる。 キャップ 1 2 0の内部が減圧されると、 キャップ 1 2 0の内部には、 記録ヘッド 2 8のノ ズルを介して前記インクカートリッジ 2 1, 2 2 (図 1参照) 内のインクが流入 する。 そして、 ノズル付近の粘度が上昇したインクや、 ノズルに付着した塵埃や 、 カートリッジ交換等によって発生した気泡等がインクチューブ 5 3 aを介して 外部に排出され、 タリーエング操作が行われる。 その後、 チューブポンプ 3 7による吸引が停止されると、 キャップ 1 2 0の内 部にインクが保持された状態となる。 続いて、 図 1 4に示す状態から、 再度印刷が開始される場合には、 図 1〜図 1 1の実施形態で説明したものと同様に、 円筒カム 3 5の動作に従ってキャップ支 持部材 1 2 1が下降される。 これに従って、 キャップ支持部材 1 2 1とキャップ 1 2 0との間に設けられているバネ部材 1 3 0が弾性復帰する。
その結果、 図 1 5に示すように、 キャップ 1 2 0が記録ヘッド 2 8に当接した ままで、 弁体 1 2 6の突起 1 2 9が下降し、 該突起 1 2 9が当接部 1 3 4に当接 する。 突起 1 2 9には、 当接部 1 3 4によって図面の右側から左側に向けて力が 加わる。 その結果、 弁体 1 2 6は軸 1 2 4を回動中心として図 1 5の時計回り方 向に回動され、 弁座 1 2 3から延出板 1 2 8が離間し、 インクキャップ 1 2 0内 に大気が流入される。 図 1〜図 1 1の実施形態と同様に、 チューブポンプ 3 7は、 ローラ 1 0 6がィ ンクチューブ 5 3 aを押し潰した状態で停止している。 従って、 弁座 1 2 3から 延出板 1 2 8が離間して、 エアチューブ 1 2 2を介して通気口 5 4が開いた状態 となっても、 インクチューブ 5 3 aが押し潰されて閉じた状態であるので、 通気 口 5 4からインクが漏れ出すことがない。 その後、 図 1 5に示すように、 弁座 1 2 3から延出板 1 2 8が離間した状態で 、 チューブポンプ 3 7による吸引が行われる。 そして、 キャップ 1 2 0の内部が 減圧される。 すると、 キャップ 1 2 0の内部には、 エアチューブ 1 2 2及び通気 口 5 4を介して大気が流入される。 続いて、 キャップ 1 2 0内に保持されていた インクがインクチューブ 5 3 aを介して外部に排出され、 いわゆる、 空吸引が行 われる。 その結果、 キャップ 1 2 0内部が大気で満たされる。 その後、 図 1〜図 1 1の実施形態と同様に、 チューブポンプ 3 7による吸引が 停止された後に、 円筒カム 3 5の動作に従って、 キャップ支持部材 1 2 1が下降 される。 その結果、 突起 1 2 9が仕切板 1 3 3の上方に向けて移動し、 延出板 1 2 8は、 パネ部材 1 2 5の弾性復帰によって、 軸 1 2 4を中心にして図 1 2の反 時計回り方向に回転して弁座 1 2 3に当接する。 キャップ 1 2 0とキャップ支持 部材 1 2 1との間の距離が最大となると、 図 1 3に示すように、 キャップ 1 2 0 が記録へッド 2 8から離間する。 当接部 1 3 4は、 突起 1 2 9の上方で、 かつ、 突起 1 2 9の可動範囲外に位置し、 突起 1 2 9から離間する。 このとき、 キャップ 1 2 0内は、 空吸引を行っているためインクが保持されて
おらず、 記録装置 1 1が水平設置以外の設置状態であったとしても、 キャップ 1 2 0内からィンクがこぼ; ることがない。 以下、 本発明の第 3実施形態を図 1 6〜図 2 3に基づいて説明する。 なお、 図 1の記録装置 1 1が備える部材と同様の部材には同じ番号を付し、 その説明を省
図 1 6に示すように、円筒カム 2 3 4は、ケース 3 1の収容部 K d内において、 その中央に突出する支持部 K eにより支持されている。 円筒カム 2 3 4は、 支持 部 K eの回転軸心 Cを中心として回転可能である。 円筒カム 2 3 4の上方には、 従動ギヤ 2 4 2が設けられている。 従動ギヤ 2 4 2は、 その外周面の全周にわた つて所定のピッチ aおきに複数の歯 2 4 2 aが形成される平歯車である。 従動ギ ャ 2 4 2は、 常に第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aに嚙み合って回転する。 また、 従 動ギヤ 2 4 2と蓋体 4 4との間には、 圧縮パネ 2 5 0が配設されている。 圧縮バ ネ 2 5 0の一端部は盞体 4 4に、 他端部は従動ギヤ 2 4 2に圧接され、 前記従動 ギヤ 2 4 2を円筒カム 2 3 4に向けて下方に押圧している。 従って、 従動ギヤ 2 4 2の回転力が、 摩擦により円筒カム 2 3 4に伝達される。 円筒カム 2 3 4と従動ギヤ 2 4 2との間における円筒カム 2 3 4の上端部には、 円環状をなす欠歯歯車 2 5 1が設けられている。 欠歯歯車 2 5 1の外周面の約半 周分に複数の歯 2 5 1 aが形成されている。 複数の歯 2 5 1 aは従動ギヤ 2 4 2 と同じピッチ aで形成され、 前記第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aと嚙み合う。 第 4 ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aの上側が従動ギヤ 2 4 2の歯 2 4 2 aと、 その下側が欠 歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aとそれぞれ同時に嚙み合う。 円筒カム 2 3 4の外周面には、 カム溝 2 5 2が形成されている。 図 2 2に示す ように、 カム溝 2 5 2は、 カム溝 2 5 2の下部において周方向に沿って延びる第 1案内部 2 5 2 aと、 第 1案内部 2 5 2 aから斜め上方に延びる第 2案内部 2 5 2 bと、 第 2案内部 2 5 2 bから周方向に沿って平行に延びる第 3案内部 2 5 2 cとを含む。 図 2 0 ( a ) 〜図 2 1に示すように、 円筒カム 2 3 4の底面には.
約 20 0° の中心角を有し、 且つ、 弓状をなす回転規制溝 2 5 3が形成されてい る。 回転規制溝 2 5 3の第 1及び第 2端部 2 5 3 a, 2 5 3 bと支持部 K eの回 転軸心 Cとを結ぶ線がなす角度は 1 8 0度よりも大きレ、。 回転規制溝 2 5 3には 係止部材 254が摺動可能に係合されている。 係止部材 2 54は、 図 1 6に示す ように、 ケース 3 1の収容部 K dの底面に固定されている。 従って、 係止部ネオ 2 54は、 円筒カム 2 34が回動すると、 回転規制溝 2 5 3の両端部 25 3 a , 2 5 3 b (図 20 (a) 〜図 2 1参照) に当接し、 円筒カム 2 34の回動を規制す る。 次に、 円筒カム 2 34及び円筒カム 2 34と同軸の従動ギヤ 242の構成につ いて図 22及び図 2 3に基づいて詳述する。 円筒カム 234は、 第 1溝形成部材 255、 第 2溝形成部材 2 5 6及ぴ前記欠歯歯車 2 5 1を含む。 第 1溝形成部材 255及ぴ第 2溝形成部材 2 5 6が回転部材に相当する。 第 1溝形成部材 25 5は、 円板状をなす基部 2 5 5 aを備えている。 基部 2 5 5 aの底面に前記回転規制溝 2 5 3が形成されている。 基部 2 5 5 aの上面から 壁部 2 5 5 bが上方に延びている。 壁部 2 5 5 bは、 その一部が切り欠かれた円 筒状をなす。 回転規制溝 2 5 3の第 1端部 2 5 3 aの上方に位置する壁部 2 5 5 bの部分には、 切り欠き部 2 5 7が形成されている。 切り欠き部 2 5 7は、 基部 255 aの上面から斜め上方に延びている。 回転規制溝 2 5 3の第 2端部 5 3 b の上方に位置する壁部 25 5 bの部分には、 従動ギヤ 242に向かって延びる第 1段差部 S 2 (図 20 (b) 参照) が形成されている。 図 2 3に示すように、 第 1溝形成部材 2 5 5の中央には、 壁部 2 55 bと所定 の距離離れて、 且つ、 同心円である円筒部 2 5 5 cが形成されている。 円筒部 2 5 5 cの中央には貫通孔 hが形成され、 貫通孔 hに前記ケース 3 1の支持部 Ke が貫通する。 第 2溝形成部材 2 5 6は、 円筒部 25 6 aを有している。 円筒部 25 6 aは、 第 1溝形成部材 2 5 5の壁部 25 5 bと円筒部 2 5 5 cとの間の隙間に嵌合され
る。 円筒部 2 5 6 aの外周には、 円筒部 2 5 6 aよりも軸方向において短い環状 部 2 5 6 bがー体形成されている。 環状部 2 5 6 bの一部には延出部 2 5 8が設 けられている。 延出部 2 5 8の軸方向の長さは円筒部 2 5 6 aの軸方向の長さよ りも短い。 延出部 2 5 8は、 前記切り欠き部 2 5 7の傾斜部分と同じ傾斜角度を 有する傾斜部を備えている。 延出部 2 5 8の傾斜部は、 第 1溝形成部材 2 5 5の 前記切り欠き部 2 5 7に挿入される。 更に、 環状部 2 5 6 bの外周の一部には、 第 2段差部 S 1 (図 6 ( b ) 参照) が形成されている。 従って、 第 2溝形成部材 2 5 6の円筒部 2 5 6 a力 S、 第 1溝形成部材 2 5 5の 壁部 2 5 5 bと円筒部 2 5 5 cとの間の隙間に揷入されると、 第 1溝形成部材 2 5 5は第 2溝形成部材 2 5 6に対して回転不能となる。 第 2溝形成部材 2 5 6の 延出部 2 5 8力 S、 第 1溝形成部材 2 5 5の切り欠き部 2 5 7に揷入されると、 延 出部 2 5 8と基部 2 5 5 aとの間で隙間が形成される。 この隙間は前記第 1案内 部 2 5 2 aに相当する。 また、 切り欠き部 2 5 7の傾斜部と第 2溝形成部材 2 5 6の傾斜部との間で隙間が形成される。 この隙間は、 前記第 2案内部 5 2 bに相 当する。 さらに、 第 1溝形成部材 2 5 5の壁部 2 5 5 bの上面と、 第 2溝形成部 材 2 5 6の環状部 2 5 6 bの下面との間にも隙間が形成される。 この隙間は、 前 記第 3案内部 2 5 2 cに相当する。 図 2 0 ( b ) に示すように、 第 1溝形成部材 2 5 5の段部 S 2と第 2溝形成部材 2 5 6の段部 S 1とが面一となり、 第 3案内 部 2 5 2 cのエンド壁部が形成される。 つまり、 第 1溝形成部材 2 5 5が第 2溝 形成部材 2 5 6に組みつけられることにより、 カム溝 2 5 2が区画形成される。 また、 カム溝 2 5 2が区画形成される角度とほぼ同じ角度範囲で回転規制溝 2 5 3が形成される。 このため、 本実施形態では、 この角度範囲でのみ円筒カム 2 3 4は回動可能である。 第 2溝形成部材 2 5 6の環状部 2 5 6 bの上端部には、 一対の凹部 2 5 9が、 相対向する位置に設けられている。 更に、 第 2溝形成部材 2 5 6の上端部におい て、 両凹部 2 5 9の位置よりも径方向内側で、 且つ、 円筒部 2 5 6 aよりも径方 向外側に環状溝 2 5 6 cが形成されている。
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36 図 2 1に示すように、 複数の歯 2 5 1 aのうち終端部 Eに位置する歯 2 5 1 a は、 前記回転規制溝 2 5 3の第 1端部 2 5 3 aに係止部材 2 5 4が当接している 時、 すなわち、 クリーユング動作開始時に、 前記第 4ギヤ 1 1 0とほぼ対向する 位置に設けられている。 第 4ギヤ 1 1 0が r 1方向に回転すると同時に、 第 4ギ ャ 1 1 0と嚙合した欠歯歯車 2 5 1が r 2方向に回転する。 図 2 2に示すように欠歯歯車 2 5 1には、下方に突出する一対の凸部 2 6 0力 相対向する位置に設けられている。 各凸部 2 6 0は、 対応する第 2溝形成部材 2 5 6の凹部 2 5 9に係合される。 詳述すると、 凸部 2 6 0が対応する凹部 2 5 9 に係合する時、 軸方向に延びる凸部 2 6 0の外面と、 その外面に対向し、 且つ、 軸方向に延びる凹部 2 5 9の壁面との間には、 歯 2 5 1 aの 1ピッチ aの半分の 間隔に相当する隙間が形成される。 すなわち、 欠歯歯車 2 5 1は、 歯 2 5 1 aの ピッチ a分だけ第 2溝形成部材 2 5 6に対して回動することができる。 図 2 3に示すように、 従動ギヤ 2 4 2の中央部には、 円筒部 2 4 2 bが軸方向 に沿って延びるように形成されている。 円筒部 2 4 2 bの上端部には前記圧縮バ ネ 2 5 0 (図 1 6参照) が嵌合される。 円筒部 2 4 2 bの下端部は、 第 2溝形成 部材 2 5 6の前記環状溝 2 5 6 cに嵌合される。 また、 従動ギヤ 2 4 2と円筒部
2 4 2 との間には、大径部 2 4 2 cが設けられている。この大径部 2 4 2 cは、 欠歯歯車 2 5 1の内孔に嵌合される。 このため、 従動ギヤ 2 4 2は、 円筒カム 2
3 4に対して回転可能であり、 かつ円筒カム 2 3 4の回転軸心 Cを中心として回 転する。 図 1 7〜図 1 9に示すように、 ノズル保護装置 3 0は、 ワイビング装置 2 3 5 を備えている。 ワイビング装置 2 3 5は、 矢印 y方向に沿って配設されたワイパ 支持部材 2 6 1を備えている。 ワイパ支持部材 2 6 1は、'ケース 3 1の上下方向 に移動可能かつ矢印 y方向移動不能にケース 3 1に支持されている。 矢印 y方向 に関するワイパ支持部材 2 6 1の側面の下部には、 図 1 6、 図 1 9、 図 2 0 ( a ) 及ぴ図 2 0 ( b ) に示すように、 保持部材 2 6 2が延出形成されている。 保持部 材 2 6 2の先端部には、 図 2 0 ( a ) 及び図 2 0 ( b ) に示すように、 位置決め
部材 2 6 2 aが矢印 x方向に延出形成されている。 位置決め部材 2 6 2 aは、 前 記円筒カム 2 3 4のカム溝 2 5 2に摺動可能に嵌合されている。 円筒カム 2 3 4が駆動モータ 3 8によって回動されると、 カム溝 2 5 2の各案 内部 2 5 2 a , 2 5 2 b , 2 5 2 cを摺動する位置決め部材 2 6 2 aによって、 保持部材 2 6 2が上下動する。 つまり、 位置決め部材 2 6 2 aが第 1案内部 2 5 2 aを摺動するときには、 位置決め部材 2 6 2 aは非作用位置に案内される。 位 置決め部材 2 6 2 aが第 3案内部 2 5 2 cを摺動するときには、 保持部材 2 6 2 は作用位置に案内される。 更に、 位置決め部材 2 6 2 aが第 2案内部 2 5 2 bを 摺動するときには、 保持部材 2 6 2は非作用位置と作用位置の間の位置に案内さ れる。 詳述すると、 図 1 6、 図 1 9、 図 2 0 ( a ) に示すように、 第 1溝形成部材 2 5 5の回転規制溝 2 5 3の第 1端部 2 5 3 aに係止部材 2 5 4が当接するときに は、 欠歯歯車 2 5 1の終端部 Eの歯 2 5 1 aに第 4ギヤ 1 1 0が対向し、 カム溝 2 5 2の第 1案内部 5 2 aのエンド壁面に当接する位置に位置決め部材 2 6 2 a が位置している。 従って、 この状態では、 保持部材 2 6 2は非作用位置に位置し ている。 この状態から、 第 4ギヤ 1 1 0が r 1方向に回転されると、 従動ギヤ 2
4 2及び欠歯歯車 2 5 1は r 2方向に回転する。 これらの回転によって、 円筒力 ム 2 3 4のカム溝 2 5 2が回転し、 位置決め部材 2 6 2 aは、 力ム溝 2 5 2の第
1案内部 2 5 2 aから第 2案内部 2 5 2 bを経て、 第 3案内部 2 5 2 cに摺接す る。 位置決め部材 2 6 2 aの移動と伴に、 ワイパ支持部材 2 6 1は上昇し、 位置 決め部材 2 6 2 aが第 3案内部 2 5 2 cに摺接すると作用位置に到達する。 図 2
0 ( b ) に示すように、 円筒カム 2 3 4の回転によって回転規制溝 2 5 3の第 1 端部 2 5 3 bに係止部材 2 5 4が当接すると、 位置決め部材 2 6 2 aが力ム溝 2
5 2の第 3案内部 2 5 2 cのエンド壁面 (段部 S I , S 2 ) に当接する。 また、 位置決め部材 2 6 2 aがカム溝 2 5 2の第 1案内部 2 5 2 aから第 2案内部 2 5 2 bを経て第 3案内部 2 5 2 cへ移動すると、 前記欠歯歯車 2 5 1は第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合い、 位置決め部材 2 6 2 aが第 3案内部 2 5 2 cのエンド壁面に到 達する前に、 欠歯歯車 2 5 1は第 4ギヤ 1 1 0と嚙み合わなくなる。
図 2 0 ( b ) .に示す状態から図 2 0 ( a ) に示す状態まで駆動モータ 3 8を逆 回転させると、 位置決め部材' 2 6 2 aは、 前記とは逆に第 3案内部 2 5 2 cから 第 2案内部 2 5 2 bを経て第 1案内部 2 5 2 aの順に摺接する。 その結果、 ワイ パ支持部材 2 6 1は、 作用位置から非作用位置に降下される。 ワイパ支持部材 2 6 1の上面には、 矢印 y方向に延びたワイピング部材 2 6 3 が固定されている。 ワイピング部材 2 6 3は、 ゴム等の弾性材料により形成され る。 ワイピング部材 2 6 3の先端部 2 6 3 aは、 矢印 x方向に湾曲され、 記録へ ッド 2 8に付着したィンクを搔き取るように清掃す'る。 つまり、 ワイパ支持部材 2 6 1が作用位置に上昇したとき、 ワイピング部材 2 6 3は、 上方を通過する記 録へッド 2 8に、 その先端部 2 6 3 aを下方から圧接して、 記録へッド 2 8に付 着したインクを接き取る。 次に、 本実施形態の記録装置 1 1の作用について図 1 6〜図 2 0 ( b ) 及び図 1を援用して説明する。 印刷が終了し、 記録へッド 2 8のクリーニング動作が行われる場合には、 記録 装置 1 1は、 キヤリッジモータ 1 8を駆動してキヤリッジ 1 6を矢印 X方向に移 動させ、 キャリッジ 1 6をキャップ 4 6と対向する位置まで移動させる。 このと き、 図 1 6、 図 1 9及ぴ図 2 0 ( a ) に示すようにワイパ支持部材 2 6 1の位置 決め部材 2 6 2 aは、 カム溝 2 5 2の第 1案内部 2 5 2 aに位置している。 この ため、 キャリッジ 1 6がワイピング部材 2 6 3の上方を X方向に通過しても、 ヮ ィピング部材 2 6 3の先端部 2 & 3 aは、 キャリッジ 1 6の記録へッド 2 8に当 接しない。 欠歯歯車 2 5 1の終端部 Eに位置する歯 2 5 1 aは第 4ギヤ 1 1 0と 対向している。 更に、 回転規制溝 2 5 3の端部 2 5 3 aに係止部材 2 5 4が当接 している。 記録装置 1 1は、 キャリッジ 1 6がキャップ 4 6と対向する位置に至ると、 キ ャリッジモータ 1 8の駆動を停止させ、 かつ駆動モータ 3 8を正回転させる。 駆
動モータ 3 8が正回転されると、 駆動ギヤ 3 8 aが回転し、 この回転力が各第 1 〜第 3ギヤ 1 0 7〜 1 0 9を介して第 4ギヤ 1 1 0に伝達される。 第 4ギヤ 1 1 0は r 1方向に回転されて、 第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合う従動ギヤ 2 4 2は r 2方 向に回転される。 従動ギヤ 2 4 2が r 2方向に回転を始めると、 従動ギヤ 2 4 2 が下方に押圧されて従動ギヤ 2 4 2が欠歯歯車 2 5 1に摺接するため、 従動ギヤ 2 4 2の回転が摩擦力によって欠歯歯車 2 5 1に伝達されて、 欠歯歯車 2 5 1が 回転しょうとする。 さらに、 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aは第 4ギヤ 1 1 0に対 向する位置にあるため、 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aが第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合 5 o この結果、 第 4ギヤ 1 1 0の回転力を受けて、 欠歯歯車 2 5 1力 S r 2方向に回 転される。 欠歯歯車 2 5 1が回転すると、 欠歯歯車 2 5 1は、 その凸部 2 6 0が 凹部 2 5 9の r 2方向の壁面に当接するまで第 2溝形成部材 2 5 6に対して回転 した後、 第 1溝形成部材 2 5 5及び第 2溝形成部材 2 5 6と一体となって回転す る。 すなわち、 円筒カム 2 3 4が r 2方向に回転されて、 カム溝 2 5 2が回転す る。 これにより、 ワイパ支持部材 2 6 1の位置決め部材 2 6 2 aが、 嵌合されて いるカム溝 2 5 2の第 1案内部 2 5 2 a力 ら第 2案内部 2 5 2 bを経て第 3案内 部 2 5 2 cに到達し、 ワイピング部材 2 6 3が上昇される。 位置決め部材 2 6 2 aが第 3案内部 2 5 2 cに至り円筒カム 2 3 4が約半周回 転すると、 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aが第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合わなくなる。 欠歯歯車 2 5 1と摺接する従動ギヤ 2 4 2は回転し続けるため、 従動ギヤ 2 4 2 の回転力が摩擦力に変換されて欠歯歯車 2 5 1に伝達されて、 円筒カム 2 3 4は 更に回転する。 そして、 図 2 0 ( b ) に示すように、 円筒カム 2 3 4の回転規制 溝 2 5 3の端部 2 5 3 bに係止部材 2 5 4が当接すると、 r 2方向への円筒カム 2 3 4の回転は停丘される。 キヤップ支持部材 4 7は従動ギヤ 2 4 2の回転力が伝達されて駆動される昇降 機構により上昇し、 作用位置に案内されたキャップ 4 6が、 記録へッド 2 8を密 閉する。 そして、 第 3ギヤ 1 0 9を介してチューブポンプ 2 3 3が駆動され、 記
録へッド 2 8の密閉された空間に負圧が発生する。 これにより、 記録へッド 2 8 のノズルを目詰まりさせる高粘度のインクが廃液タンク 4 0に排出される。 その後、 駆 ¾モータ 3 8が逆回転に切り替えられると、 第 4ギヤ 1 1 0が r 1 方向と反対の方向に回転する。 これにより従動ギヤ 2 4 2が r 2方向と反対の方 向に回転する。 従動ギヤ 2 4 2の回転が摩擦力に変換され、 該摩擦力が欠歯歯車 2 5 1に伝達され、 欠歯歯車 2 5 1は、 第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合わない状態で r 2方向と反対の方向に回転する。 このとき、 欠歯歯車 2 5 1は、 凸部 2 6 0が凹 部 2 5 9の r 2方向と反対方向の壁面に当接するまで回転した後、 第 1溝形成部 材 2 5 5及び第 2溝形成部材 2 5 6と一体となって回転する。 すなわち、 円筒力 ム 2 3 4が r 2方向と反対の方向に回転する。 保持部材 2 6 2の位置決め部材 2 6 2 aが第 3案内部 2 5 2 cに位置し、 ワイ ピング部材 2 6 3が作用位置にある状態で、 駆動モータ 3 8が停止される。 この とき、 キャップ支持部材 4 7は、 昇降機構によって降下して、 キャップ 4 6は非 作用位置に位置し、キャリッジ 1 6が移動可能となる。そこで、記録装置 1 1は、 キヤリッジモータ 1 8を駆動させて、 キャップ 4 6の上方から矢印 X方向と反対 の方向にキヤリッジ 1 6を移動させる。 すると、 キヤリッジ 1 6はワイビング部 材 2 6 3に当接して、 矢印 X方向と反対の方向に移動するため、 ワイピング部材 2 6 3は移動するキヤリッジ 1 6に撓ませられた後、 その先端部 2 6 3 aが記録 ヘッド 2 8に当接する。 キャリッジ 1 6が矢印 X方向に向かって更に移動するこ とによって、 ワイピング部材 2 6 3は記録ヘッド 2 8に対して移動し、 記録へッ ド 2 8の全面を搔き取るようにして払拭清掃する。 このように、 ワイピング部材 2 6 3の上方を記録ヘッド 2 8が通過して、 ワイ ピング部材 2 6 3による記録へッド 2 8の清掃が終了すると、 記録装置 1 1は、 再ぴ駆動モータ 3 8を逆回転させる。 従って、 再び第 4ギヤ 1 1 0が r 1方向と 反対方向に回転し、 第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合っている従動ギヤ 2 4 2が r 2方向 と反対の方向に回転し、 従動ギヤ 2 4 2の回転力を受けて欠歯歯車 2 5 1が r 2 方向と反対の方向に回転する。 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aは、 第 4ギヤ 1 1 0
に対向する位置まで回転し、 且つ第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合おうとする。 このとき、 従動ギヤ 242の歯 242 aと欠歯歯車 2 5 1の歯 25 1 aが整合 した状態でない場合、 すなわち、 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aが第 4ギヤ 1 1 0 の歯 1 1 0 aにスムーズに嚙み合わない場合には、 第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 a の回転力により欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aが弾かれる。 このとき、 欠歯歯車 2 5 1の負荷が欠歯歯車 2 5 1及ぴ第 4ギヤ 1 1 0に加わる。 欠歯歯車 2 5 1の凸 部 26 0と、 第 2溝形成部材 2 56の凹部 25 9との間には隙間があり、 かつ従 動ギヤ 24 2の大径部 242 cが欠歯歯車 25 1に嵌合している。 そのため、 欠 歯歯車 25 1の下方の第 2溝形成部材 2 5 6及び欠歯歯車 2 5 1の上方の従動ギ ャ 24 2が回転していても、 欠歯歯車 2 5 1のみが一時停止する。 つまり、 常に 第 4ギヤ 1 1 0と嚙みあって r 1方向と反対方向に回転している従動ギヤ 24 2 と、 及慣性力により回転する第 2溝形成部材 2 5 6とに対して、 欠歯歯車 2 5 1 はで 1方向に回転する。 これにより欠歯歯車 2 5 1のみが、 一時停止して、 第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aにスムーズに嚙み合うように調整される。 欠歯歯車 2 5 1は、 従動ギヤ 24 2 の歯 24 2 aと整合した状態となると、 スムーズに第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合う。 これにより、 欠歯歯車 2 5 1は、 歯 2 5 1 aを介して第 4ギヤ 1 1 0の回転力を 受け、 かつ上方に位置する従動ギヤ 242の回転力を受け、 r 1方向と反対方向 に回転する。 欠歯歯車 2 5 1の回転に伴って円筒カム 2 34が回転するため、 力 ム溝 25 2の第 3案内部 2 5 2 cに嵌合していた位置決め部材 2 6 2 a力 S、 カム 溝 25 2の第 2案内部 5 2 bに沿って移動し、 第 1案内部 5 2 aに導かれる。 従 つて、ワイビング装置 2 3 5のワイピング部材 26 3が降下し、図 1 6、図 1 9、 図 20 (a) 及ぴ図 2 1に示すように、 位置決め部材 2 6 2 aがカム溝 2 5 2の 第 1案内部 5 2 aに到達する。 係止部材 2 5 4は、 回転規制溝 2 5 3の端部 2 5 3 aに当接して、 円筒カム 2 34の回転が規制されて、 円筒カム 2 34は r l方 向と反対方向に回転しなくなり停止する。 その後、 駆動モータ 3 8の回転が停止 される。
本第実施形態は、 次のような利点を有する。 位置決め部材 2 6 2 aが、 第 1案内部 2 5 2 a力ゝら第 2案内部 2 5 2 bを経て 第 3案内部 2 5 2 cに移動する、 又は、 第 3案内部 2 5 2 cから第 2案内部 2 5 2 bを経て第 1案内部 2 5 2 aに移動するときに、 欠歯歯車 2 5 1は第 4ギヤ 1 1 0と嚙み合って駆動力を受ける。 このため、 欠歯歯車 2 5 1にインクが付着し て負荷が大きくなつても、 位置決め部材 2 6 2 aが第 2案内部 2 5 2 を移動す るときには、 第 4ギヤ 1 1 0の回転力を確実に受けるため、 円筒カム 2 3 4を確 実に回転させることができ、 ワイピング部材 2 6 3の昇降を確実に行うことがで きる。 欠歯歯車 2 5 1の上側に設けられた従動ギヤ 2 4 2は、 圧縮パネ 2 5 0によつ て欠歯歯車 2 5 1に向かって押圧され、 従動ギヤ 2 4 2の回転力が摩擦力に変換 され、摩擦力により欠歯歯車 2 5 1に伝達される。このため、欠歯歯車 2 5 1は、 第 4ギヤ 1 1 0との嚙み合いが外れた状態にあっても、 それとは逆方向に回転さ せられると、 従動ギヤ 2 4 2の回転を受けて円筒カム 2 3 4が回転させられ、 欠 歯歯車 2 5 1が第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合おうとする。 このとき、 従動ギヤ 2 4 2 の回転力を円筒カム 2 3 4が受け続けるため、 欠歯歯車 2 5 1は第 4ギヤ 1 1 0 にスムーズに嚙み合わない場合には、 欠歯歯車 2 5 1は、 従動ギヤ 2 4 2の摩擦 力を受けて回転する第 2溝形成部材 2 5 6の回転とは別に停止する。. すなわち、 欠歯歯車 2. 5 1が第 2溝形成部材 2 5 6に対して回転するため、 欠歯歯車 2 5 1 が小さな負荷でスムーズに第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合うことができる。 欠歯歯車 2 5 1は、 凹部 2 5 9と凸部 2 6 0との間の隙間分 ( 1ピッチ a分) だけ第 2溝形成部材 2 5 6に対して回動できる。 このため、 欠歯歯車 2 5 1が第 4ギヤ 1 1 0とスムーズに嚙み合わない状態では、 第 4ギヤ 1 1 0の回転に応じ て欠歯歯車 2 5 1が弾かれ、 内筒カム 2 3 4の他の部材 (第 1及び第 2溝形成部 材 2 5 5, 2 5 6 ) に対して欠歯歯車 2 5 1は移動する。 このため、 第 4ギヤ 1 1 0の回転力によって、 欠歯歯車 2 5 1が第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合うように、 第 1溝形成部材 2 5 5及ぴ第 2溝形成部材 2 5 6の動きとは関係なく駆動モータ 3
8が停止されて、 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aの位置が調整される。 また、 この とき、 第 4ギヤ 1 1 0には、 円筒カム 2 3 4全体の負荷ではなく、 欠歯歯車 2 5 1の負荷のみ加わる。 従って、 欠歯歯車 2 5 1を第 4ギヤ 1 1 0に小さい負荷で スムーズに嚙み合わすことができる。.従って、 欠歯歯車 2 5 1に大きな負荷が加 わることがなく欠歯歯車 2 5 1がスムーズに第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合うので、 欠 歯歯車 2 5 1を長寿命とすることができる。 図 2 3に示すように、 円環状をなす欠歯歯車 2 5 1は、 例えば、 円板状をなす 歯車の場合に比べて欠歯歯車 2 5 1の重量が軽くなる。 このため、 欠歯歯車 2 5
1が第 4ギヤ 1 1 0と嚙み合う負荷をより少なくすることができる。 従って、 欠 歯歯車 2 5 1を第 4ギヤ 1 1 0に、 スムーズに嚙み合わすことができ、 欠歯歯車
2 5 1を長寿命とすることができる。 欠歯歯車 2 5 1は、 従動ギヤ 2 4 2に対して回転可能である。 このため、 欠歯 歯車 2 5 1が第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合うために歯 2 5 1 aの位置が調整されると きには、 従動ギヤ 2 4 2の回転状態とは関係なく停止させることができる。 従つ て、 欠歯歯車 2 5 1が第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合う際の負荷を低減することができ る。 図 2 2に示すように、 凸部 2 6 0と凹部 2 5 9との間の隙間は欠歯歯車 2 5 1 の歯 2 5 1 aの 1ピッチ分に設定されているため、 欠歯歯車 2 5 1は、 第 2溝形 成部材 2 5 6に対して 1ピッチ分だけ回転可能である。 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5
1 aは、 1ピッチ分以上欠歯歯車 2 5 1が回転することができれば、 どのような 位置にあっても、 第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aに嚙み合うように調整することが できる。 また、 凸部 2 6 0と凹部 2 5 9との間の隙間は、 欠歯歯車 2 5 1の第 2 溝形成部材 2 5 6に対する回転角度ロスになるため、 この隙間は小さい程よい。 従って、 凹部 2 5 9と凸部 2 6 0との間の間隙を欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aの
1ピッチ分とすることにより、 回転角度ロスを最小限にするとともに、 欠歯歯車
2 5 1の歯 2 5 1 aを第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aに、 大きな負荷を加えること なくスムーズに嚙み合わすことができる。
円筒カム 2 3 4の欠歯歯車 2 5 1力 小さい負荷でスムーズに第 4ギヤ 1 1 0 に嚙み合うことができ、 第 4ギヤ 1 1 0からの駆動力を受けて、 確実に円筒カム 2 3 4を回転させることができる。 従って、 円筒カム 2 3 4に形成されたカム溝 2 5 2に挿入されている位置決め部材 2 6 2 aを各案内部 2 5 2 a , 2 5 2 b , 2 5 2 cに確実に案内させて、 ワイパ支持部材 2 6 1の昇降を長期間にわたって より確実に行うことができる。 その結果、 ワイピング部材 2 6 3により記録へッ ド 2 8を長期間にわたって確実に払拭除去することができ、 ノズル保護装置 3 0 は、 長期間にわたって良好なクリーニング動作を行うことができる。 ノズル保護装置 3 0は、長期間にわたって良好なクリーユング動作を行うので、 記録ヘッド 2 8を長期間にわたって、 良好な状態とすることができる。 従って、 記録装置 1 1は、 インクカートリッジ 2 1, 2 2からの各インクを所定のタイミ ングで吐出し、 きれいな画像を印刷することができる。 欠歯歯車 2 5 1に形成した凸部 2 6 0を、 第 2溝形成部材 2 5 6に形成した凹 部 2 5 9に嵌合させることにより、 欠歯歯車 2 5 1が円筒カム 2 3 4に設けられ る。 このため、 簡単な構成で、 欠歯歯車 2 5 1が所定範囲内で第 2溝形成部材 2 5 6に対して回動可能に、 欠歯歯車 2 5 1を円筒カム 2 3 4に設けることができ る。
■ ワイ'ピング部材 2 6 3の昇降位置を決める位置決め部材 2 6 2 aを上下方向に 案内するカム溝 2 5 2が円筒カム 2 3 4に形成されている。 従って、 簡単な構成 で、 円筒カム 2 3 4の回転により位置決め部材 2 6 2 aを介してワイピング部材 2 6 3を昇降させることができる。 第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合い回転軸心 Cを中心として回転する従動ギヤ 2 4 2が、 欠歯歯車 2 5 1に整合するように設けられる。 このため、 従動ギヤ 2 4 2を配置 するために要する空間を小さくて済む。また、欠歯歯車 2 5 1に下側が嚙み合い、 かつ従動ギヤ 2 4 2に上側が翁み合う第 4ギヤ 1 1 0の形状は上側、 下側とも同
じ径である、言い換えれば、第 4ギヤ 1 1 0を複雑な形状とする必要がないので、 構造を簡単にすることができる。 円筒力ム 2 3 4の回転規制溝 2 5 3が、 円筒カム 2 3 4を所定範囲以上回転し ないように規制する。 このため、 円筒カム 2 3 4が、 例えば従動ギヤ 2 4 2の回 転力を受けても所定範囲以上回転して誤作動をしない。 従って、 駆動モータ 3 8 がチューブポンプ 2 3 3を駆動するために回転し続けていても、 所定の時期にヮ ィパ支持部材 2 6 1を昇降させることができる。 次に、 本発明の第 4実施形態を図 2 4〜図 2 6に基づいて説明する。 図 2 4〜 図 2 6は、 本実施形態の欠歯歯車 2 7 1を説明するための底面図である。 円環状をなす欠歯歯車 2 7 1は、 図 1 6〜図 2 3の実施形態の欠歯歯車 2 5 1 と同様 (図 2 3参照) に、 前記従 Sギヤ 2 4 2と整合し、 回転軸心 Cを中心とし て回転するように前記円筒カム 2 3 4の第 2溝形成部材 2 5 6の上に配置される。 欠歯歯車 2 7 1の外周面の約半分だけに歯 2 7 1 aが形成されている。 歯 2 7 1 aは従動ギヤ 2 4 2と同じピッチ aで形成されて前記第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合う。 第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aは、 その上側が従動ギヤ 2 4 2の歯 2 4 2 aと、 そ の下側が欠歯歯車 2 7 1の歯 2 7 1 aとそれぞれ同時に嚙み合う。 歯 2 7 1 aよりも径方向内側における欠歯歯車 2 7 1の周方向部分には、 歯 2 7 1 aの両端部 (それぞれの両端部の 3個の歯 2 7 1 a ) に対応するように、 2 つの切り欠き部 2 7 2 a , 2 7 2 bがそれぞれ形成されている。 各切り欠き部 2 7 2 a , 2 7 2 bは、 欠歯歯車 2 7 1の回転軸心 Cの方向における 3個の歯 2 7 1 aの撓みを許容する。 具体的には、 欠歯歯車 2 7 1と第 4ギヤ 1 1 0が嚙み合 う際に、前記第 4ギヤ 1 1 0の歯 1 1 0 aの山と歯 2 7 1 aの山とが当接すると、 各切り欠き部 2 7 2 a, 2 7 2 bによって食 2 7 1 aは欠歯歯車 2 7 1の中心方 向に撓む。 なお、 図 2 4に示す欠歯歯車 2 7 1の歯 2 7 1 aが形成されている終端部 Eに
位置する歯 271 aは、 前記回転規制溝 253の端部 253 aに係止部材 254 が当接するクリーニング動作開始時に、 前記第 4ギヤ 1 10とほぼ対向する位置 に形成されている。 すなわち、 第 4ギヤ 1 10がr 1方向に回転すると、 すぐに 欠歯歯車 271の歯 271 aが嚙み合って、 欠歯歯車 271が r 2方向に回転す る。 欠歯歯車 271は、 図 1 6〜図 23の実施形態の欠歯歯車 25 1に形成された 凸部 260と同様に構成された 2つの凸部 273を備える。 各凸部 273は第 2 溝形成部材 256の対応する凹部 259に係合する。 すなわち、 欠歯歯車 271 は、 図 16〜図 23の実施形態と同様にその歯 271 aのピッチ a分だけ第 2溝 形成部材 256に対して回動できる。 上記のように構成したことから、 従動ギヤ 242は欠歯歯車 271に整合する ので、 従動ギヤ 242は、 円筒カム 234に対して回転可能で、 かつ円筒カム 2 34の回転軸心 Cを中心として回転する。 次に、 上記の欠歯歯車 271の作用について説明する。
図 24に示すように、 欠歯歯車 271と第 4ギヤ 1 10に嚙み合っていない状 態から、 駆動モータ 38が逆回転に切り換わると、 第 4ギヤ 1 10が r 1方向と 反対方向に回転する。 欠歯歯車 271は、 従動ギヤ 242を介して第 4ギヤ 1 1 0の回転力を受けて、 r 2方向と反対方向に回転する。 欠歯歯車 271の歯 27 1 aが第 4ギヤ 1 10に対向する位置まで回転し嚙み合おうとする。 このとき、 第 4ギヤ 1 1 0に対向する位置にある欠歯歯車 27 1の山と、 第 4 ギヤ 1 10の歯 1 10 aの山が当接して整合していない場合、 図 25に示すよう に、 歯 271 aは切り欠き部 272 bによって回転軸心 Cに向けて撓む。 第 4ギ ャ 1 1 0の回転に伴って、 歯 271 aの山と、 歯 27 1 aの山と当接している歯 1 10 aの山がずれはじめて、 やがては歯 271 aと歯 241 aとが嚙み合う。 そして、 欠歯歯車 271は、 図 26に示すように、 r 2方向と反対方向に回転す る。
欠歯歯車 2 7 1は、 歯 2 7 1 aが切り欠き部 2 7 2 bによって撓むので第 4ギ ャ 1 1 0とスムーズに嚙み合うことができる。 . 本実施形態は、 図 1 6〜図 2 3の実施形態の有する利点に加え、 次のような利 点を有する。 欠歯歯車 2 7 1の周方向部分に 2つの切り欠き部 2 7 2 a , 2 7 2 bが形成さ れている。これらによって、欠歯歯車 2 7 1が第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合うときに、 歯 2 7 1 aの山と歯 1 1 0 aの山が当接しても歯 2 7 1 aが撓むことによって、 欠歯歯車 2 7 1及び第 4ギヤ 1 1 0への負荷を低減させてスムーズに嚙み合うこ とができる。 この結果、 欠歯歯車 2 7 1及ぴ第 4ギヤ 1 1 0を長寿命'とすること ができる。 また、 各切り欠き部 2 7 2 a , 2 7 2 bを形成したことによって、 欠 歯歯車 2 7 1の歯 2 7 1 aはその構成を複雑にすることなく可撓性を有する。 円筒カム 2 3 4の欠歯歯車 2 7 1力 歯 2 7 1 aを撓ませることによって、 よ り小さい負荷でスム一ズに第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合うことができ、 嚙み合うこと により第 4ギヤ 1 Οからの駆動力を受けて、 確実に円筒カム 2 3 4を回転させ ることができる。 従って、 円筒カム 2 3 4に形成されたカム溝 2 5 2に挿入され ている位置決め部材 2 6 2 aを各案内部 2 5 2 a , 2 5 2 b , 2 5 2 cに確実に 案内させて、 ワイパ支持部材 2 6 1の昇降を長期間にわたって確実に行うことが できる。 その結果、 ワイピング部材 2 6 3によって記録へッド 2 8を長期間にわ たって確実に払拭除去することができる。 このため、 ノズル保護装置 3 0は、 長 期間にわたって良好なクリーニング動作を行うことができる。 以下、 本発明の第 5実施形態における記録装置 3 1 1を図 2 7〜図 3 2に基づ いて説明する。 本実施形態の記録装置 3 1 1は、 図 1 6〜図 2 3の記録装置 1 1 の構成と比較して、 ガイ ド部材 1 5を昇降させる昇降機構と、 円筒カム 2 3 4と 異なる構成の円筒カム 3 3 4とを備えている。
図 2 7に示すように、 記録装置 3 1 1は、 矢印 X方向に延び、 且つ、 平坦面を 有するプラテン 3 1 3を備える。 プラテン 3 1 3は、 普通紙や C D— R O Mなど のターゲット τを支持する支持台である。
I 1は、 送りモータ 1 4によって駆動される図示しない駆動ローラ の近傍において、 図示しない厚みセンサを備えている。 厚みセンサは、 記録装置 3 1 1に導入されたターゲット Tの厚みが厚いか否かを検出する。 記録装置 3 1 1に備えられるキヤリッジ 1 6には、図 2 8 ( a )及び図 2 8 ( b ) に示すように、 支持孔 3 2 0 aが形成されている。 支持孔 3 2 0 aには、 タイミ ングベルト' 1 7と平行となるように配設されたガイド部材 1 5が揷通している。 キャリッジ 1 6は、 ガイド部材 1 5に案内されながら、 キヤリツジモータ 1 8の 駆動によりタイミングベルト 1 7を介して矢印 X方向に往復動する。 次に、 ガイド部材 1 5を含むガイド機構 3 0 0及ぴガイ ド部材 1 5の昇降機構 について図 2 8 ( a ) 及ぴ図 2 8 ( b ) に基づいて説明する。 図 2 8 ( a ) はキ ャリッジ 1 6が下方位置にある状態、図 2 8 ( b )はキャリッジ 1 6が図 2 8 ( a ) よりも上昇して上方位置にある状態を示している。 ガイド機構 3 0 0は、 前記ガイ ド部材 1 5と、 キャリッジ 1 6の支持孔 3 2 0. aに固定されている外筒部材 3 2 5 aと、 外筒部材 3 2 5 aに回動可能に支持さ れている中軸 3 2 6とを含む。 中軸 3 2 6には、 中軸 3 2 6の軸中心に対して偏 心した 2つの偏心軸 3 2 7が前記ガイド部材 1 5の対応する端部に固定されてい る。 両偏心軸 3 2 7は、 前記フレーム 1 2 (図 2 7参照) に回転可能に支持され ている。 右側の偏心軸 3 2 7には、 作動レバー 3 2 8が固定されている。 作動レ パー 3 2 8には、 作動溝 2 8 aが形成されている。 図 2 7に示す前記フレーム 1 2には、 可逆モータ Mが固定されている。 可逆モ ータ Mは、 前記厚みセンサの信号に基づいて、 すなわちターゲット Tの厚みに基 づいて駆動される。 図 2 8 ( a ) 及ぴ図 2 8 ( b ) に示すように、 可逆モータ M
の回転軸 M aには、 アームレバー 3 2 9の基端部が固定されている。 アームレバ 3 2 9は r方向に沿って回動可能である。 アームレバー.3 2 9は、 その先端部 3 2 9 aが前記作動レバー 3 2 8の作動溝 3 2 8 aに摺動可能かつ回動可能に連 結されている。 可逆モータ Mが回動されてアームレバー 3 2 9が r方向に沿って 回動されると、 両偏心軸 3 2 7が回動し、 偏心軸 3 2 7に固定されている中軸 3
2 6が偏心軸 3 2 7を中心に回動し、 且つ昇降する。 この結果、 キャリッジ 1 6 が昇降し、 プラテン 3 1 3から記録ヘッド 2 8までの距離 P G 1 , P G 2が変更 される。 図 2 9に示すように、 円筒カム 3 3 4の外周面には、 図 1 6の円筒カム 2 3 4 が有するカム溝 2 5 2の構成と異なるカム溝 3 5 5が形成されている。 カム溝 3 5 5は、 図 3 0に示すように、 退避案内部 3 5 6、 作用案内部 3 5 7及ぴ待機案 内部 3 5 .8を含む。 退避案内部 3 5 6は、 円筒カム 3 3 4の最下部において周方 向に沿って延ぴている。 退避案内'部 3 5 6は、 係止部材 2 5 4の中心と円筒カム
3 3 4の回転軸心 Cとを結ぶ線 O C (図 2 1参照) を 0。とすると、 図 3 0に示す ように角度 θ=約一 9 °〜約 6 °の範囲に形成されている。 図 3 0に示すように、 作用案内部 3 5 7は、 角度 θ =約 6 °〜約 5 6 °の範囲に 形成されている。 作用案内部 3 5 7は、 前記退避案内部 3 5 6から斜め上方に延 びる寧 1傾斜部 3 5 7 aと、 第 1傾斜部 3 5 7 aから周方向に沿って延びる第 1 位置案内部 3 5 7 bとを有している。 第 1位置案内部 3 5 7 bは、 角度 θ =約 2
5 °の位置にある。 更に、 作用案内部 3 5 7は、 前記第 1位置案内部 3 5 7 から 斜め上方に延びる第 2傾斜案内部 3 5 7 cと、 第 2傾斜案内部 3 5 7 c .から周方 向に延びる第 2位置案内部 3 5 7 dとを有している。第 2位置案内部 3 5 7 dは、 角度 θ =約 5 0 °の位置にある。 従って、 円筒カム 3 3 4が図 3 0に示す位置から r 2方向 (図 2 1参照) に約 2 5。回転されたときには、係止部材 2 5 4の直上側 に前記第 1位置案内部 3 5 7 bが到達し、約 5 0。回転されたときには係止部材 2
5 4の直上側に前記第 2位置案内部 2 5 7 dが到達する。 すなわち、 作用案内部
3 5 7は、 高さの異なる複数の作用位置としての第 1位置案内部 3 5 7 b及び第
2位置案内部 3 5 7 dを有する。
待機案内部 3 5 8は、 角度 θ =約 5 6 °〜約 2 0 0。の範囲で形成されている。 円筒力ム 3 3 4の前記回転規制溝 2 5 3の端部 2 5 3 bに前記係止部材 2 5 4が 当接すると、 待機案内部 3 5 8の端部が位置する。 つまり、 円筒カム 3 3 4の回 転が規制される範囲とほぼ同じ範囲に、 前記カム溝 3 5 5は形成されている。 また、 待機案内部 3 5 8は、 前記作用案内部 3 5 7の第 2位置案内部 3 5 7 d力 ら斜め下方に延びる待機傾斜部 3 5 8 aと、 待機傾斜部 3 5 8 aの下端から周方 向に沿って延びる待機部 3 5 8 bとを含む。 図 2 9に示すように、 位置決め部材 2 6 2 aが退避案内部 3 5 6又は待機案内 部 3 5 8の待機部 3 5 8 bを摺動するときには、 位置決め部材 2 6 2 aは最下位 置の非作用位置に案内される。 位置決め部材 2 6 2 aが作用案内部 3 5 7の第 1 位置案内部 3 5 7 bを摺動するときには、 保持部材 2 6 2は第 1作用位置に案内 される。 位置決め部材 2 6 2 aが第 2位置案内部 3 5 7 dを摺動するときには、 保持部材 2 6 2は第 1作用位置より上側の第 2作用位置に案内される。 更に、 位 置決め部材 2 6 2 aが作用案内部 3 5 7の第 1傾斜部 3 5 7 aを摺動するときに は、 保持部材 2 6 2は退避位置から第 1位置案内部 3 5 7 bへと案内される。 ま た、 位置決め部材 2 6 2 aが作用案内部 3 5 7の第 2傾斜案内部 3 5 7 cを摺動 するときには、 保持部材 2 6 2は第 1位置案内部 3 5 7 bから第 2位置案内部 3 5 7 dへと案内される。 更に、 保持部材 2 6 2は、 待機案内部 3 5 8の待機傾斜 部 3 5 8 aを摺動しているときには、 保持部材 2 6 2は作用案内部 3 5 7の第 2 位置案内部 3 5 7 dから待機案内部 3 5 8の待機部 5 8 bへと案内される。 円筒カム 3 3 4の回転規制溝 2 5 3の端部 2 5 3 aに係止部材 2 5 4が当接し ているとき (図 2 1参照) には、 カム溝 3 5 5の退避案内部 3 5 6の始端部 Sに 当接する位置に位置決め部材 2 6 2 aが位置している。 この状態では、 保持部材 2 6 2は非作用位置に位置している。 この状態から第 4ギヤ 1 1 0が r 1方向に 回転されると、 従動ギヤ 2 4 2及ぴ欠齒歯車 2 5 1が r 2方向に回転する。 これ により円筒カム 3 3 4のカム溝 3 5 5が回転し、 位置決め部材 2 6 2 aはカム溝 3 5 5の退避案内部 3 5 6から作用案内部 3 5 7の第 1傾斜部 3 5 7 aと、 第 1
位置案内部 3 5 7 bと、第 2傾斜案内部 3 5 7 cと、第 2位置案内部 3 5 7 dと、 待機案内部 3 5 8の待機傾斜部 3 5 8 aとを経て待機部 5 8 bの順に摺接する。 ワイパ支持部材 2 6 1は、 位置决め部材 2 6 2 aが作用案内部 3 5 7の第 1傾 斜部 3 5 7 aを第 1位置案内部 3 5 7 bに向かって摺接すると上昇する。 円筒力 ム 3 3 4が約 2 5 °回転されると、ワイパ支持部材 2 6 1は第 1位置案内部 3 5 7 bに摺接する第 1作用位置に到達する。 ワイパ支持部材 2 6 1は、 位置決め部材 2 6 2 aが第 2傾斜案内部 3 5 7 cを第 1位置案内部 3 5 7 bから第 2位置案内 部 3 5 7 dに向かって摺動すると上昇する。円筒カム 3 3 4が約 5 0 °回転される と、 ワイパ支持部材 2 6 1は第 2位置案内部 3 5 7 dに摺動する第 2作用位置に 到達する。
• 円筒力ム 3 3 4が約 2 0 0。回転して回転規制溝 2 5 3の第 1 端部 2 5 3 bに 係止部材 2 5 4が当接すると、 位置決め部材 2 6 2 aが力ム溝 3 5 5の待機案内 部 3 5 8の待機部 3 5 8 bの終端部 Eに当接する。 なお、 位置決め部材 2 6 2 a が、 カム溝 3 5 5の退避案内部 3 5 6から作用案内部 3 5 7を経て待機案内部 3 5 8まで移動する範囲においてのみ、 前記欠歯歯車 2 5 1は第 4ギヤ 1 1 0に嚙 み合う。 駆動モータ 3 8を逆回転させると、 位置決め部材 2 6 2 aは、 前記とは逆に待 機案内部 3 5 8から作用案内部 3 5 7を介して退避案内部 3 5 6の順に摺接する。 係止部材 2 5 4が端部 2 5 3 bに当接した状態、 すなわち位置決め部材 2 6 2 a が待機部 3 5 8 bの終端部 Eに位置している状態から約 1 5 0 °回転されると、位 置決め部材 2 6 2 aは第 2位置案内部 3 5 7 dの第 2作用位置に到達する。 位置 決め部材 2 6 2 aが待機部 3 5 8 bの終端部 Eに位置している状態から約 1 7 5。回転されると、位置決め部材 2 6 2 aは第 1位置案内部 3 5 7 bの第 1作用位 置に到達する。 図 2 9に示すように、 位置決め部材 2 6 2 aが退避案内部 3 5 6に位置してい るときに、 ワイピング部材 2 6 3は、 記録へッド 2 8と離隔した退避位置に位置
している。 位置決め部材 2 6 2 aが前記第 1位置案内部 3 5 7 bの第 1作用位置 に位置しているとき (図 2 8 ( a ) 参照) は、 プラテン 3 1 3は記録ヘッド 2 8 の端面から距離 P G 1だけ離れている。 このとき、 .図 3 1に示すように、 ワイピ ング部材 2 6 3の先端部 2 6 3 aは記録へッド 2 8の端面から伸びる線よりも所 定高さ D上方に位置している。 更に、 位置決め部材 2 6 2 aが第 2位置案内部 3 5 7 dの第 2作用位置に位置しているとき (図 2 8 ( b ) 参照)、 プラテン 3 1 3 は、 記録ヘッド 2 8の端面から距離 P G 2だけ離れている。 このとき、 図 3 2に 示すように、 前記ワイピング部材 2 6 3の先端部 2 6 3 aは、 図 3 1の状態と同 様に記録へッド 2 8の端面から延びる線よりも所定高さ D上方に位置している。 なお、'本実施形態においてワイパ位置調節手段は、 前記円筒カム 3 3 4、 保持部 材 2 6 2及び位置決め部材 2 6 2 aを含む。 次に、 上述した記録装置 3 1 1の作用について説明する。
記録装置 3 1 1により、 印刷が行われるときには、 まず、 送りモータ 1 4によ つて記録装置 3 1 1内にターゲット Tが導入される。 このとき、 前記送りローラ の近傍の厚みセンサにより導入されるターゲット Tの厚みが検出される。 通常、 記録装置 3 1 1は、 普通紙などの比較的薄いターゲット Tを印刷する設定となつ ている。 記録装置 3 1 1は比較的薄いターゲット Tが導入されていると判断した 場合には、 前記可逆モータ Mを駆動させずに、 図 2 8 ( a ) に示すようにキヤリ ッジ 1 6を低い位置のままとする。すなわち、この場合には、記録装置 3 1 1は、 プラテン 3 1 3から記録へッド 2 8までの距離 P G 1の設定で印刷を行う。 記録装置 3 1 1は、 送りモータ 1 4を更に駆動して、 プラテン 3 1 3及び記録 ヘッド 2 3との間にターゲット Tを導く。 記録装置 3 1 1は、 キャリッジモータ
1 8を駆動してキャリッジ 1 6を X方向に沿って往復動させながら、 圧電素子を 駆動してインクカートリッジ 2 1 , 2 2から供給されるインクを記録へッド 2 8 のノズルからターゲット Tに向けて噴射する。 キヤリッジ 1 6が往復動できる範 囲で記録へッド 2 8の噴射が終了すると、 記録装置 3 1 1は、 送りモータ 1 4を 駆動して、 ターゲット Tを前方に所定量だけ搬送する。 その後、 再ぴ記録装置 3
1 1は、 キャリッジモータ 1 8及ぴ圧電素子を駆動して、 キャリッジ 1 6を移動
させながら記録へッド 2 8からインクを噴射する。 これらの工程を繰り返すこと によりターゲット Tに印刷が行われる。 印刷が終了し記録へッド 2 8のクリ一二ング動作が行われる場合には、 記録装 置 3 1 1は、 キヤリッジモータ 1 8を駆動してキヤリッジ 1 6を X方向に移動さ せ、 キャリッジ 1 6をキャップ 4 6と対向する位置まで移動させる。 このとき、 図 2 9に示すようにワイパ支持部材 2 6 1の位置決め部材 2 6 2 aは、 力ム溝 3 5 5の退避案内部 3 5 6に位置している。 このため、 キャリッジ 1 6がワイピン グ部材 2 6 3の上方を X方向に通過しても、 ワイピング部材 2 6 3の先端部 2 6 3 a力 キャリッジ 1 6の記録ヘッド 2 8に当接しない。 このとき、 図 2 1に示 すように、 円筒カム 2 3 4の底部の回転規制溝 2 5 3の第 1端部 2 5 3 aに係止 部材 2 5 4が当接し、 欠歯歯車 2 5 1の終端部 Eに位置する歯 2 5 1 aは第 4ギ ャ 1 1 0と対向している。 記録装置 3 1 1は、 キヤリッジ 1 6がキャップ 4 6と対向する位置に到達する と、 キャリッジモータ 1 8の駆動を停止させ、 かつ駆動モータ 3 8を正回転させ る。 駆動モータ 3 8が正回転されると、 駆動ギヤ 3 8 aが回転し、 この回転力が 各第 1〜第 3ギヤ 1 0 7〜1 0 9を介して第 4ギヤ 1 1 0に伝達される。 このた め、 第 4ギヤ 1 1 0は r 1方向に回転されて、 第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合う従動ギ ャ 2 4 2は r 2方向に回転される。 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aは第 4ギヤ 1 1 0に対向する位置にあるため、 欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aが第 4ギヤ 1 1 0に 嚙み合う。 このことにより、 r 2方向に円筒カム 2 3 4が回転され、 カム溝 3 5 5が回転する。 その結果、 位置決め部材 2 6 2 a力、 嵌合されているカム溝 3 5 5の退避案内部 3 5 6から作用案内部 3 5 7を経て待機案内部 3 5 8に到達し、 f部材 2 6 3が昇降される。 位置決め部材 2 6 2 aが待機案内部 3 5 8に到達し、 円筒カム 2 3 4が約半周 回転すると、欠歯歯車 2 5 1の歯 2 5 1 aが第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合わなくなる。 し力 し、 欠歯歯車 2 5 1と摺接する従動ギヤ 2 4 2は回転し続けるため、 従動ギ ャ 2 4 2の回転力が摩擦力に変換され、この摩擦力が欠歯歯車 2 5 1に伝達して、
円筒カム 2 3 4は更に回転する。 そして、 円筒カム 2 3 4の回転規制溝 2 5 3の 第 1端部 2 5 3 bに係止部材 2 5 4が当接すると、すなわち約 2 0 0。回転すると、 r 2方向への円筒カム 2 3 4の回転が停止される。 キャップ支持部材 4 7は従動ギヤ 2 4 2の回転力が伝達されて駆動される昇降 機構により上昇され、 作用位置に案内されたキヤップ 4 6が、 記録へッド 2 8を 密閉する。 そして、 第 3ギヤ 1 0 9を介してチューブポンプ 3 7が駆動され、 記 録へッド 2 8の密閉された空間に負圧が発生する。 これにより記録へッド 2 8の ノズルを目詰まりさせる高粘度のインクが廃液タンク 4 0に排出される。 その後、 駆動モータ 3 8が逆回転に切り替わると、 第 4ギヤ 1 1 0が r l方向 と反対の方向に回転する。 これにより、 従動ギヤ 2 4 2を介して円筒カム 2 3 4 が r 2方向と反対方向に回転する。 その後、 位置決め部材 2 6 2 aが待機案內部 3 5 8から作用案内部 3 5 7に到達すると、 第 4ギヤ 1 1 0に欠歯歯車 2 5 1も 嚙み合う。 円筒カム 2 3 4が待機案内部 3 5 8の待機部 3 5 8 bの終端部 Eから r 2方向と反対の方向に約 1 7 5 °回転されると、 駆動モータ 3 8が停止される。 駆動モータ 3 8が停止されるまでに欠歯歯車 2 5 1は第 4ギヤ 1 1 0に嚙み合い、 更に位置決め部材 2 6 2 aは位置決め部材 2 6 2 aがカム溝 3 5 5 .の第 2位置案 内部 3 5 7 d、 第 2傾斜案内部 3 5 7 cを経て第 1位置案内部 3 5 7 bに到達す る。 図 3 1に示すように、クリ一ユング開始時から 2 5 °回転された位置で円筒カム 2 3 4が停止されると、 位置決め部材 2 6 2 aが待機案内部 3 5 8に位置する。 これによりワイピング部材 2 6 3は第 1作用位置.に配置される。 このため、 前記 ワイピング部材 2 6 3の先端は記録へッド 2 8に対して所定高さ Dだけ上方に位 置する。 キヤップ支持部材 4 7は昇降機構により降下されてキャップ 4 6は非作用位置 に位置し、 キャリッジ 1 6は移動可能な状態となる。 記録装置 3 1 1は、 キヤリ ッジモ一タ 1 8を駆動して、 キャップ 4 6の上方から矢印 X方向にキヤリッジ 1
6を移動させる。 すると、 キャリッジ 1 6はワイピング部材 2 6 3に当接し X方 向と反対の方向に移動するため、 ワイピング部材 2 6 3は移動するキヤリ ッジ 1 6に撓ませられた後、 その先端部 2 6 3 aが記録ヘッド 2 8に当接する。 キヤリ ッジ 1 6の更なる移動によってワイピング部材 2 6 3は記録へッド 2 8に対して 移動し、 記録へッド 2 8の全面を搔き取るようにして払拭清掃を行う。 ワイピング部材 2 6 3による記録へッド 2 8の清掃が終了すると、 記録装置 3 1 1は、 再ぴ駆動モータ 3 8を逆回転させる。 従って、 再ぴ第 4ギヤ 1 1 0が: r 1方向と反対方向に回転し、 従動ギヤ 2 4 2及ぴ欠歯歯車 2 5 1が r 2方向と反 対方向に回転する。 従って、 円筒カム 2 3 4が r 2方向と反対方向に回転する。 このため、 位置決め部材 2 6 2 aは、 作用案内部 3 5 7の第 1傾斜部 3 5 7 aを 経て退避案内部 3 5 6に到達する。 円筒カム 2 3 4がクリーユング開始位置まで 回転される (図 2 1参照) と、 係止部材 2 5 4が回転規制溝 2 5 3の第 1端部 2 5 3 aに当接する。 これにより、 .円筒カム 2 3 4の回転が規制されて、 円筒カム 2 3 4は 1方向と反対方向に回転しなくなり停止する。 その後、 駆動モータ 3 8の回転が停止される。 次に、 普通紙の代わりに C D— R OMなどの厚いターゲット Tに印刷を行う場 合について説明する。 記録装置 3 1 1は、 ターゲット Tが送りモータ 1 4によつ て導入されると、 前記厚みセンサがターゲットの厚みを検出する。 そして、 記録 装置 3 1 1は、 ターゲットの厚みが所定値よりも厚いと判断すると、 前記可逆モ —タ Mを駆動させて前記アームレバー 3 2 9を回動させる。 これにより、 キヤリ ッジ 1 6は、 図 2 8 ( a ) の状態から高さ H上昇した図 2 8 ( b ) の状態となる。 すなわち、 プラテン 3 1 3から記録へッド 2 8までの距離 P G 1がそれよりも大 きい距離 P G 2に変更される。 その後、 クリーニング動作において、 駆動モ一タ 3 8が正回転した後に逆回転 する際には、 キャリッジ 1 6が上方位置にあるので、 駆動モータ 3 8は、 待機案 内部 3 5 8の待機部 3 5 8 bのェンド壁面から 1 7 5 °ではなく、 1 5 0 °回転さ せた後に一時停止する。 すなわち、 角度 Θ = 5 0 °回転した状態 (図 2 1参照) で
〜時停止する。 図 32に示すように、 位置決め部材 262 aはカム溝 355の第 2位箧案内部 357 dに位置し、 保持部材 262は第 2作用位置.に案内され、 ワイピング部材 263の先端部 263 aの端面が記録へッド 28の端面から延びる線から所定高 さ Dだけ上方に突出する。 従って、 プラテン 313から記録へッド 28までの距 離 PG 1 (図 28 (a) 参照) 、 距離 PG2 (図 28 (b) 参照) に変更され ても、 ワイピング部材 263の先端部 263 aの端面から記録へッド 28までの 距離 Dは常に一定であり、 この状態でワイピング部材 263は払拭淸掃を行う。 なお、 薄いターゲット Tを印刷するために、 そのターゲット Tが記録装置 3 1 1に導入されると、 厚みセンサによりその厚みが検出されて、 アームレバー 32 9に連結される可逆モータ Mを逆回転する。 これにより、 記録ヘッド 28は図 2 8 (b) に示される位置から図 2.8 (a) に示される位置に降下される。 この状 態でクリーニングが行われる場合には、 正回転した駆動モータ 38は、 待機部 3
58 のェンド壁面から 1 75。回転した状態で一日寺停止する。ワイピング部材 2
63の先端部 263 a力 常に記録へッド 23の端面から前記所定高さ D上方に 位置した状態でワイピング部材 263は記録へッド 28の払拭清掃を行う。 本実施形態は、 以下のような利点を有する。 図 28 (a) 及ぴ図 28 (b) に示すように、 プラテン 3 1 3から記録ヘッド 28の端面までの距離 PG 1, PG2に応じて、 ワイピング部材 263の昇降位 置が変更される。 しかしながら、 記録ヘッド 28が昇降されて前記距離 PG 1, PG 2が変更されたとしても、 ワイピング部材 263の先端部 263 aは記録へ ッド 28の端面から常に同じ高さ D上方に配置される。 このため、 記録ヘッ ド 2 8に対するワイピング部材 263の干渉部分を一定にすることができるので、 ヮ ィピング部材 263は常に良好に記録へッド 23を払拭清掃することができる。 従って、 記録へッド 28は常に良好な状態でィンクを噴射することができる。
ワイピング部材 2 6 3を支持する保持部材 2 6 2に、 円筒カム 2 3 4の回収に 形成されたカム溝 3 5 5を摺動することにより上下方向に案内される位置決め部 材 2 6 2 aが連結されている。このため、円筒カム 2 3 4が回転することにより、 位置決め部材 2 6 2 aがカム溝 3 5 5を摺動して、 ワイピング部材 2 6 3が昇降 される。 従って、 簡単な構成で、 ワイピング部材 2 6 3の位置を容易に調節でき る。 図 2 8 ( a ) 及ぴ図 2 8 ( b ) に示すように、 プラテン 3 1 3から記録ヘッド 2. 8までの各距離 P G 1 , P G 2は、 記録ヘッド 2 3を昇降させることにより調 節される。 すなわち、 キャリッジ 1 6のみを昇降させるため、 大きな負荷をかけ ることなく容易にプラテン 3 1 3から記録へッド 2 8までの各距離 P G 1 , P G 2を調節することができる。 カム溝 3 5 5は、 キャリッジ 1 6が上方を通過しても当接しない退避案内部 3 5 6と、 保持部材 2 6 2を第 1作用位置とする第 1位置案内部 3 5 7 b及ぴ第 2 作用位置とする第 2位置案内部 3 5 7 dとを有している。 位置決め部材 2 6 2 a が退避案内部 3 5 6に位置してワイピング部材 2 6 3が記録へッド 2 8と離隔し た退避位置にあるとぎに、 記録へッド 2 8がワイピング部材 2 6 .3の上方を通過 するので、ワイピング部材 2 6 3は、記録へッド 2 8から力を受けることがない。 このため、 ワイピング部材 2 6 3には不必要な力が加わらないので長寿命とする ことができる。 力ム溝 3 5 5は、 第 1位置案内部 3 5 7 b及び第 2位置案内部 3 5 7 dが、 円 筒カム 2 3 4の外周に形成された水平部を有している。 すなわち、 ワイビング部 材 2 6 3の位置決めを行うための第 1及ぴ第 2位置案内部 3 5 7 b, 3 5 7 dが 所定長さの水平部である。 このため、 円筒カム 2 3 4が一時停止する回転角度に 誤差があつたとしても、ワイピング部材 2 6 3の位置は所定の高さに昇降される。 すなわち、 円筒カム 2 3 4の回転が厳密に制御されて停止されなくても、 ワイピ ング部材 2 6 3を所定の位置に調節することができる。
各距離 P G 1 , P G 2に基づいて、 ノズル保護装置 3 0の一部分であるワイピ ング装置 2 3 5のみが昇降する。 このため、 ノズル保護装置 3 0全体を昇降する よりも、 小さな負荷で容易にワイピング部材 2 6 3を昇降させることができる。 導入されるターゲット Tの厚みを記録装置 3 1 1が自動判別することにより、 'プラテン 3 1 3から記録へッド 2 8の各距離 P G 1 , P G 2を調節するとともに、 ワイピング部材 2 6 3の位置が調節される。 このため、 ワイピング部材 2 6 3が 記録へッド 2 8を良好に払拭除去することができるとともに、 ユーザによる距離 P G 1, P G 2の調節を不要として、 良好にターゲット Tにインクをより良好に 噴射することができる。 次に、 本発明の第 6実施形態を図 3 3に基づいて説明する。 なお、 本実施形態 は、 図 2 7〜図 3 2の実施形態のカム溝 3 5 5の形状が異なるのみであり、 同様 の部分については図 2 7〜図 3 2の実施形態と同一の符号を付し、 その詳細な説 明は省略する。 本実施形態のカム溝 4 5 5は、 円筒カム 2 3 4の下側に位置する退避案内部 4
6 6と、 退避案内部 4 6 6から斜め上方に延びる作用案内部 4 6 7、 作用案内部 4 6マから周方向に沿って延びる待機案内部 4 6 8とから構成されている。 作用 案内部 4 6 7は、 直線状をなす。 作用案内部 4 6 7は、 角度 Θ = 2 5 °回転したと きに図 3 0の第 1位置案内部 3 5 7 bと同じ高さであり、 5 0 °回転したときに図
3 0の第 2位置案内部 3 5 7 dと同じ高さとなる。 すなわち、 駆動モータ 3 8が 逆回転するときに図 2 7〜図 3 2の実施形態と同様な回転角度で一時停止すると、 カム溝 4 5 5に挿入されている位置決め部材 2 6 2 aを介して保持部材 2 6 2は、 第 1作用位置又は第 2作用位置に配置される。 なお、 本実施形態では、 待機案内 部 4 6 8は上方位置に形成されている。 位置決め部材 2 6 2 aが待機案内部 3 6
8に位置しているときには、 キャリッジ 1 6はキャップ 4 6に対向する位置に移 動し、 ワイピング部材 2 6 3の上方を通過することがないので、 ワイピング部材
2 6 3は記録へッド 2 8から力を受けることがない。
本実施形態は、 記録ヘッドが常に良好な状態でインクを噴射する、 あるいはヮ ィパプ材の位置を容易に調節することなどに加えて、 以下の利点を有する。
カム溝 4 5 5は、 周方向に延びる退避案内部 4 6 6及び待機案内部 4 6 8と、 これらを直線で接続する作用案内部 4 6 7とを含む。すなわち、カム溝 4 5 5は、 図 2 7〜図 3 2の実施形態のカム溝 3 5 5と比べて簡単な形状をしているため、 容易にカム溝 4 5 5を成形することができる。 ' 位置決め部材 2 6 2 aの作用位置を決定する作用案内部 4 6 7は、 一直線に傾 斜している。 このため、 ワイピング部材 2 6 3が記録へッド 2 8を払拭清掃する ときに円筒カム 2 3 4が一時停止する位置、 すなわち駆動モータ 3 8の回転角度 を調節することが容易である。 従って、 ワイピング部材 2 6 3が記録へッド 2 8 を払拭清掃する最適な位置を、 駆動モータ 3 8が一時停止する回転角度を微調節 するという簡単な操作だけで得ることができる。 なお、 上記した発明の実施の形態は以下のように変更してもよい。 図 1〜図 1 1の実施形態において、 キャップ 4 6とキャップ支持部材 4 7の相 対距離の変化によって、 キャップ 4 6の内部を大気に開放及ぴ非開放とすること が可能であれば、 その他の大気開放手段を使用するようにしてもよい。 図 1〜図 1 5の実施形態において、 弁体 5 8 , 1 2 6も可撓性材料にて形成す るようにしてもよい。 また、 弁体 5 8, 1 2 6のみを可撓性材料にて形成するよ うにしてもよレ、。 さらに、 弁座 5 6, 1 2 3、 弁体 5 8, 1 2 6の両方とも、 可 撓性材料以外の材料で形成するようにしてもよい。 図 1〜図 1 1の実施形態では、 キャップ 4 6とキヤップ支持部材 4 7との間の 相対距離の変化によって、 弁座 5 6と弁体 5 8とを当接及び離間できるのであれ ば、 キャップ 4 6のその他の壁面に弁座 5 6及ぴ弁体 5 8を設けるようにしても よい。
図 1〜図 1 1の実施形態において、 パネ部材 5 8 aとその他の付勢手段とによ つて弁体 5 8を弁座 5 6に当接する方向に付勢するようにしてもよい。 また、 バ ネ部材 5 8 aを用いず、 その他の手段により弁座 5 6と弁体 5 8とを当接させる ようにしてもよい。 図 1 2〜図 1 5の実施形態においても同様に、 弁体 1 2 6は バネ部材 1 2 5とその他の付勢手段によって弁体 1 2 6を弁座 1 2 3に当接する 方向に付勢するようにしてもよい。 また、 パネ部材 1 2 5を用いずに、 その他の 手段により弁座 1 2 3と弁体 1 2 6とを当接させるようにしてもよい。
図 1〜図 1 1の実施形態において、 キャップ支持部材 4 7とキャップ 4 6との 相対距離が最大の時に、 レバー 7 3を板 6 1の可動範囲内、 すなわち、 板 6 1の 上方に位置するようにしてもよい。 その結果、 レバー 7 3を上昇させるときに、 板 6 1がレバー 7 3の下側に位置し、 板 6 1がレバー 7 3の上昇の邪魔にならな い。 また、 レバー 7 3を上昇させるためにレパー 7 3をスライ ドさせる必要がな くなり、 装置を簡略化させることができる。 図 1〜図 1 1の実施形態において、 例えば、 板 6 1とレバー 7 3との接触面を それぞれ S面とし、 レバー 7 3がスライ ドするようにしてもよい。
.図 1〜図 1 1の実施形態において、 パネ部材 7 7とその他の付勢手段によって レバー 7 3をスライ ド方向に付勢するようにしてもよい。 図 1〜図 1 5の各実施形態において、 キャップ支持部材 4 7 , 1 2 1を上下動 させることができるのであれば、 円筒カム 3 5の代わりにその他の伝達手段を介 して駆動モータ 3 8からの駆動力を伝達させるようにしてもよい。 図 1〜図 1 5の各実施形態において、 円筒カム 3 5に限定されず、 その他の力 ム、 例えば、 球面カム、 円錐カム、 平板状カム等を使用するようにしてもよい。 図 1〜図 1 5の各実施形態において、 駆動モータ 3 8からの駆動力が、 円筒力 ム 3 5とチューブポンプ 3 7とに所定の位相差を有して伝達される代わりに、 そ れぞれ、 別の駆動手段により駆動されるようにしてもよい。
図 1〜図 1 5の各実施形態において、 液体噴射装置としては、 ファックス、 コ ピー機を含む印刷装置のほか、 他の液体を噴射する装置であってもよい。 例えば 、 液晶ディスプレイや E Lディスプレイ、 面発光ディスプレイ (F E D ) 等の製 造などに用いられる電極材ゃ色材などの液体を噴射する液体噴射装置、 バイォチ ップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体嘖射装置、 精密ピぺットとして の試料噴射装置であってもよい。
図 1 2〜図 1 5の実施形態において、 キャップ支持部材 1 2 1と仕切板 1 3 3 との間の距離の変化によって、 キャップ 1 2 0の内部を大気に開放及び非開放と することが可能であれば、 その他の大気開放手段を使用してもよい。 図 1 2〜! ¾ 1 5の実施形態において、 エアチューブ 1 2 2をキャップ支持部材 1 2 1の第 3収容部 4 3側以外の壁面に取着し、 さらに、 同壁面に弁体 1 2 6も 同様に、 回動可能に弁座 1 2 3に当接するように取着してもよい。 これに伴って 、 仕切板 1 3 3をその当接部 1 3 4が弁体 1 2 6の突起 1 2 9に当接するように 設けるとよい。 図 1 2〜図 1 5の実施形態において、 弁座 1 2 3の開口を前記弁体 1 2 6が当 接することによって、キャップ 1 2 0の大気を非開放とすることができればよレ、。 例えば弁座 1 2 3の開口が左側にある場合は弁体 1 2 6をその左側に、 又弁座 1 2 3の開口が上側にあるときは、 弁体 1 2 6をその上側に設けるとよい。 このと き、 前記当接部 1 3 4の位置を適宜変更するとよい。 図 1 6〜図 2 3の実施形態において、 例えば円筒カム 2 3 4にカム溝 2 5 2を 形成して、 第 1.溝形成部材 2 5 5及び第 2溝形成部材 2 5 6の 2つの部材を 1部 材で形成 ' 図 1 6〜図 3 3の各実施形態において、 欠歯歯車 2 5 1を円筒カム 2 3 4の上 側以外、 例えば下側に設けてもよい。
図 1 6〜図 3 3の各実施形態において、 欠歯歯車 2 5 1の凸部 2 6 0を、 第 2 溝形成部材 2 5 6の凹部 2 5 9に挿入した際の間隙を 1ピッチ以外とすること。 間隙が 1ピッチより小さければ、 従来よりもスムーズに嚙み合わせることができ るとともに、 欠歯歯車 2 5 1の円筒カム 2 3 4に対する回転ロスを少なくするこ とができる。 図 1 6〜図 3 3の各実施形態において、 欠歯歯車 2 5 1に凹部を形成し、 この 凹部に嵌合する凸部を第 2溝形成部材 2 5 6に形成してもよい。
図 1 6〜図 3 3の各実施形態において、 欠歯歯車 2 5 1及び従動ギヤ 2 4 2の 径の大きさは異なってもよい。 この場合、 欠歯歯車 2 5 1が嚙み合う第 4ギヤ 1 1 0の下側と、 従動ギヤ 2 4 2が嚙み合う第 4ギヤ 1 1 0の上側とを異なる径の 2つのギヤを整合して第 4ギヤ 1 1 0として配置すればよい。 図 1 6〜図 3 3の各実施形態において、 欠歯歯車 2 5 1、 第 4ギヤ 1 1 0及び 従動ギヤ 2 4 2などを平行軸の丰歯車以外の歯車、 例えば、 はすぱ歯車などによ つて構成するようにしてもよレ、。 図 1 6〜図 3 3の各実施形態において、 欠歯歯車 2 5 1を備えた,田筒カム 2 3 4 , 3 3 4を、 ワイピング部材 2 6 3を昇降させる以外の機構に用いてもよい。 例えば、 キャップ支持部材 4 7を昇降させる図示しない機構に円筒カム 2 3 4, 3 3 4を用いて、 円筒カム 2 3 4 , 3 3 4を回動させることによりキャップ 4 6 を昇降させるようにしてもよい。 図 2 7〜図 3 3の各実施形態において、 クリーニング開始時の最下部となる退 避案内部 3 5 6に近い位置に第 2作用位置を設け、 第 2作用位置よりも低い第 1 作用位置を待機案内部 3 5 8に近い位置に設けてもよい。 図 2 7〜図 3 2の実施形態において、 作用案内部 3 5 7の水平部となる位置案 内部 3 5 7 b , 3 5 7 dを更に多く設けてもよい。 また、 図 3 3の実施形態にお いて、 逆方向に回転したときの駆動モータ 3 8の停止時期を精度よく調節するよ
うにしてもよい。 これにより、 プラテン 3 1 3と記録ヘッド 2 8との間の距離 P G 1 ( P G 2 ) が無段階に調節可能であっても、 ワイピング部材 2 6 3は記録へ ッド 2 8の端面から所定高さ Dだけ常に突出させることができる。 図 2 7〜図 3 3の各実施形態において、 記録へッド 2 8の代わりに、 プラテン 3 1 3が昇降することにより各距離 P G 1 , P G 2が変更されるようにしてもよ レ、0 図 2 7〜図 3 3の各実施形態において、 カム溝 3 5 5', 4 5 5の各待機案内部 3 5 8 , 4 6 8の位置を変更してもよい。 両待機案内部 3 5 8 , 4 6 8は、 記録 へッド 2 8がキャップ 4 6と対向しているときに、 位置決め部材 2 6 2 aが摺動 するため、 ワイピング部材 2 6 3の高さがどのようになっていても記録へッド 2 8から力を受けることはない。