^ 明 細 書
計時装置および計時方法 技術分野
本発明は、 例えばクロノグラフを備えた計時装置および計時方法に 関する。 景技術
従来より、 クロノ グラフ機能を備えた多機能時計 (計時装置) にお いては、 時間計測開始から最大計測時間経過後に時間計測が自動的に 停止した場合でも、 自動停止したことを使用者に容易に知ら しめるこ とで、 次計測時のための停止操作やリセッ ト操作を促し、 次計測の夕 イ ミングを逃さないようにしたものが知られている (例えば、 特閧平 1 1 - 3 04 9 6 6号公報) 。
この多機能時計は、通常時刻を指示する時針、分針、秒針を備える他、 1 Z 1 0秒クロノ グラフ針 (以下、 「クロノ グラフ」 を 「C G」 と略す 場合がある。 「C G」 とは 「 C H R O N O G RA P H」 の略称であ る。 ) 、 秒クロノグラフ針、 分クロノグラフ針、 およびクロノグラフ 時針を備えている。 これらクロノグラフ針の表示部では円形に目盛が 付され、 各クロノグラフ針が零位置から全周一回転することにより最 大計測時間を計測するようになつている。
そして、 最大計測時間経過後に各クロノグラフ針が零位置で自動的 に止まったのでは、 一見この状態が自動停止状態なのか、 リセッ ト後 の帰零状態なのかを判別できないため、 当該多機能時計での自動停止 の際には、 零位置から僅かに進めた位置でクロノグラフ針を停止させ るようにしてあり、 そのような位置で停止しているクロノグラフ針を 確認することにより、 クロノグラフ針が帰零状態ではなく、 自動停止
^ 状態にあることを使用者は判別できるようになつている。
しかしながら、 前記多機能時計のように、 零位置をわずかに経過し た位置でクロノグラフ針が停止すると、 その停止状態が自動停止によ るものか、 あるいは使用者のス ト ップ操作により停止したものなのか が、 即座には判別できない場合がある。 例えば、 ス ト ップ操作を行つ たつも りの使用者が、実際には計測が継続しているにもかかわらず、時 計をそのまま放置し、 しばら く経って時計を見たところ、 クロノグラ フ針が自動停止位置で止まっている場合である。
上記の点から、 より改善された計時装置が必要とされることは、 本 発明の開示より当業者に明らかである。 本発明は、 これらの従来技術 における必要性や、 以下の開示によって当業者には明らかになるほか の必要性に応じるものである。
本発明の目的は、 指針が帰零状態で停止しているのか、 自動的に停 止しているのか、 あるいはス ト ヅ プ操作によって停止しているのかを より確実に判別できる計時装置を提供することにある。 発明の開示
1 ) 本発明の計時装置は、 零時用位置から最大計測時用位置までの計 測目盛を有する目盛盤と、 前記目盛盤上で扇形の軌跡を描いて回動可 能な指針とを有する時間表示部と、
前記零時用位置から前記最大計測時用位置に向けて前記目盛盤上で 前記指針を駆動し、 前記最大計測時を経過した後に前記指針を停止さ せる駆動部と、 を含むことを特徴とする。
本発明によれば、 指針が帰零状態で停止しているのか、 自動的に停 止しているのか、 あるいはス ト ヅプ操作によって停止しているのかを より確実に判別できることができる。
2 )また、本発明では、前記駆動部は、前記最大計測時が経過した後、前
0
記計測目盛上で前記最大計測時用位置を通過した位置で前記指針を停 止させてもよい。 この場合、 前記指針を駆動するためのエネルギー供 給をカッ トオフすることが望ましい。 これにより、 計時装置の駆動用 エネルギーを節約し、 駆動輪列等への負荷が減るからその磨耗を防ぐ ことができる。
3 ) また、 本発明では、
前記目盛盤は、 前記最大計測時を超過したことを示す超過表示部を さらに有し、
前記駆動部は、 前記最大計測時を経過した後に前記超過表示部上で 前記指針を停止させてもよい。
これにより、 たとえば、 前記指針が輪列等のバックラッシにより指 示位置がふらついたり、前記指針の視認方向が多少ずれたり しても、指 針が帰零状態で停止しているのか、 自動的に停止しているのか、 ある いはス 卜ップ操作によって停止しているのかをより確実に判別できる ことができる。
4 ) また、 本発明では、
前記超過表示部は、 前記指針によつて全部覆われない程度に広い幅 で形成されていてもよい。
超過表示部の幅が指針の幅よりも広くなつてい'るので、たとえば、前 記指針が輪列等のバックラッシにより指示位置がふらついたり、 前記 指針の視認方向が多少ずれたり しても、 見落としがなくなる。
5 ) また、 本発明では、
前記超過表示部は、 前記計測目盛と異なる色を有していてもよい。 これにより、 見間違いを防止できる。
6 ) また、 本発明では、
前記超過表示部は、 前記計測目盛の目盛幅と異なる幅を有していて もよい。
t
4
7 ) また、 本発明では、 前記駆動部は、 クロノ グラフ情報に応じて前 記指針を駆動することが好ましい。
8 ) また、 本発明では、
前記時間表示部は、 第 2指針をさらに有し、
前記駆動部は、 前記指針を分情報に応じて駆動し、 前記第 2指針を 秒情報に応じて駆動することが好ましい。
9 ) また、 本発明では、
前記指針は、 その先端よりその回動中心が前記第 2指針の中心に近 く配置されていることが好ましい。
1 ◦ ) また、 本発明では、 前記駆動部は、 前記指針を前記零時用位置 に機械的に戻す帰零機構を備えていることが好ましい。
1 1 ) また、 本発明では、
前記駆動部は、 モー夕パルス発生回路と、 前記モー夕パルス発生回 路からのモー夕パルスにより駆動されるモ一夕とをさらに含むことが 好ましい。
1 2 ) 本発明の時計は、 時刻表示をするための時刻目盛および零時用 位置から最大計測時用位置までの計測目盛を有する目盛盤と、 前記時 刻目盛に沿い回動可能な時針と、 前記計測目盛に沿い扇形の軌跡を描 いて回動可能な指針とを有する時間表示部と、
時刻情報に応じて前記時針を駆動するとともに、 計測時情報に応じ て前記零時用位置から前記最大計測時用位置に向けて前記指針を駆動 し、 前記最大計測時を経過した位置で前記指針を停止させる駆動部と、 を含むことが好ましい。
1 3 ) 本発明の時計は、
前記駆動部は、 前記最大計測時が経過した後、 前記最大計測時用位 置を通過した位置で前記指針を停止させることが好ましい。
1 4 ) 本発明の時計は、
前記目盛盤は、 前記最大計測時を超過したことを示す超過表示部を さらに有し、
前記駆動部は、 前記最大計測時を経過した後に前記超過表示部上で 前記指針を停止させることが好ましい。
1 5 ) さらに、 本発明の計時装置は、 零時用位置から最大計測時用位 置までの計測目盛を有する目盛盤と、 前記目盛盤上で扇形の軌跡を描 いて回動可能な指針とを有する時間表示手段と、
前記零時用位置から前記最大計測時用位置に向けて前記目盛盤上で 前記指針を駆動する指針駆動手段と、
前記最大計測時を経過した後に前記指針を停止させる指針停止手段 と、 を含むことが好ましい。
1 6 ) 上記構成においては、
前記駆動手段は、 前記最大計測時が経過した後、 前記最大計測時用 位置を通過した位置で前記指針を停止させることが好ましい。
1 7 ) 上記構成においては、
前記目盛盤は、 前記最大計測時を超過したことを示す超過表示部を e らに有し、
前記駆動手段は、 前記最大計測時を経過した後に前記超過表示部上 で前記指針を停止させることが好ましい。
1 8 ) 上記構成においては、
前記指針停止手段により停止させられた前記指針を前記零時用位置 に戻す指針帰零手段をさらに有することが好ましい。
計時装置。
1 9 ) 上記構成においては、
前記指針が前記零時用位置にある状態で、 計測指令を受けたときに 前記指針駆動手段の駆動を開始させる駆動開始手段をさらに備えてい ることが好ましい。
2 0 ) 本発明の計時方法は、 零時用位置から最大計測時用位置までの 計測目盛を有する目盛盤と、 前記目盛盤上で扇形の軌跡を描いて回動 可能な指針とを有する計時装置を準備する工程と、
前記零時用位置から前記最大計測時用位置に向けて前記目盛盤上で 前記指針を駆動する工程と、
前記最大計測時を経過した後に前記指針を停止させる指針工程と、 を含むことが好ましい。 図面の簡単な説明
本発明の開示の一部をなす添付の図面に言及すると:
図 1は、 本発明の一実施形態であるク口ノグラフ付時計の表側外観図。 図 2は、 図 1の A— A線に沿った断面図。
図 3は、 図 1の B— B線に沿った断面図。
図 4は、 図 1の C一 C線に沿った断面図。
図 5は、 図 1の D— D線に沿った断面図。
図 6は、 クロノグラフ付時計の表側外観の拡大図。
図 7は、 ム一ブメン トの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 8は、 ム一ブメン トの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 9は、 ムーブメン トの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 1 0は、 ムーブメン トの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 1 1は、 ムーブメン トの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 1 2は、 ムーブメン トの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 1 3は、 ムーブメン トの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 1 4は、 ムーブメントの組立工程の途中状態を示す斜視図。
図 1 5は、 クロノ グラフ制御回路を示すブロック図。
図 1 6は、 クロノグラフ制御回路およびその周辺回路示すプロック図。 図 1 7は、 クロノ グラフの自動停止処理を示すフ口一チャー ト。
―
発明を実施す.るための最良の形態
以下、 本発明の実施形態を図面を参照して説明する。 この発明の開 示により当業者には明らかにわかるように、 本発明の実施例に関する 記載は、 本発明を説明するためのものでしかなく、 後述の請求の範囲 やその均等範囲によって定義されるところの本発明を限定するもので はない。
図 1 には、 本発明の多機能時計の実施形態であるクロノグラフ付時 計 1の表外観 1の表外観が示されている。
このクロノ グラフ付時計 1は、 図 1の A— A線から D—: D線までの 各断面線に沿った断面図である図 2〜 4にも示すように、 透光性のガ ラス 2を通して視認可能な文字板 3部分からなる時間表示部 4を備え ている。 すなわち、 時間表示部 4は、 文字板 3の周囲に配置されるガ ラス保持リング 5の内周面 (見切り面) 5 Aの内側に区画形成されて いる。 このため、 本実施形態では、 間表示部 4は正面略円形に区画形 成され、 前記ガラス保持リ ング 5により時間表示部 4を区画形成する 見切部が構成されている。
[ 1 . 指針のレイァゥ ト構成]
図 1 に示すように、 クロノグラフ付時計 1は、 時間表示部 (時間表 示手段) 4に配置された通常時刻表示用の時針 1 1、 分針 1 2、 秒針 1 3 と、 通常時刻以外の他の情報であるクロノグラフ時間を示す秒ク ロノグラフ針 (秒 C G針) 1 4、 分クロノグラフ針 (第 2指針) 1 5 と を備えている。
また、 時計 1の 3時方向の側面には通常時刻を修正するための外部 操作部材である り ゆうず 1 7が配置され、 2時方向には、 秒 C G針 1 4、 分 C G針 1 5をスタート、 ス ト ヅプ操作をするためのスタート · ス ト ヅプボタン 1 8が配置され、 4時方向には秒 C G針 1 4、 分 C G
0
針 1 5を帰零するためのリセヅ トボタン 1 9が配置されている。
ここで、 図 6にも示すように、 時針 1 1、 分針 1 2の回転軸 1 2 Aは 同軸とされ、 時間表示部 4の中心 4 Aに対してその回転軸 1 2 Aが 6 時方向 (図 6中下方) に離れた位置に設けられている。秒針 1 3は、 そ の回転軸 1 3 Aが前記中心 4 Aに対して略 1 0時方向に離れた位置に 配置されている。
一方、 秒クロノ グラフ時間を示す秒 C G針 1 4は、 その回転軸 1 4 Aが前記中心 4 Aに対して 1 2時方向にわずかにずれた (偏心した) 位置に配置されている。 本実施形態では、 偏心量 d lは約 1 . 5 mmで あるが、 この偏心量 d 1は時計 1のサイズ、 デザイ ン等に応じて設定 されるものであり、 約 1 . 5 mmに限定されるものではない。
また、 分クロノ グラフ時間を表示する分 C G針 1 5は、 中心 4 Aに 対してその回転軸 1 5 Aが略 2時方向に離れた位置に配置されている, 各針 1 1〜 1 4は、 通常の時計と同様に時計回りに回転されるが、 分 C G針 1 5のみは扇形の計測目盛上を扇形に運針する。 つま り、 分 C G針 1 5は、 図 6に示す帰零状態 (リセッ ト状態) から時計回り に回 転する。 計測目盛は、 零時用位置から最大計測時用位置までの目盛を 有している。
また、 リセッ トボタン 1 9を操作すると、 分 C G針 1 5は、 逆方向 に回転して初期位置(リセヅ ト状態)に戻るようになつている。なお、本 実施形態では、 分クロノグラフは 4 5分計となっており、 サッ力一、 ラ クビ一などの試合時間の計測なども可能になっている。
ここで、 分針 1 2、 秒針 1 3、 秒 C G針 1 4、 分 C G針 1 5の各回転 軸 1 2 A ~ 1 5 Aから各針 1 2〜 1 5の先端までの長さ寸法をそれぞ れ L 1 ~ L 4 とすると、 秒 C G針 1 4の長さ寸法 L 3は、 他の針の長 さ寸法 L I , L 2, L 4より も長く形成されている。 すなわち、 本実 施形態において、 指針である秒 C G針 1 4の回転軸 1 4 Aから秒 C G
針 1 4の先端までの長さ寸法 Aは L 3であり、 分針 1 2の回転軸 1 2 A.から分針 1 2の先端までの長さ寸法 Bは L 1であり、 秒針 1 3の回 転軸 1 3 Aから秒針 1 3の先端までの長さ寸法 Cは L 2であり、 第 2 の指針である分 C G針 1 5の回転軸 1 5 Aから分 C G針 1 5の先端ま での長さ寸法: Dは L 4である。
分針 1 2の回転軸 1 2 Aおよび秒 C G針 1 4の回転軸 1 4 A間の間隔 (距離) は、 前記分針 1 2の長さ寸法 L 1 より も大きく され、 前記分 針 1 2が回転軸 1 4 Aに衝突しないようにされている。 なお、 時針 1 1 の長さ寸法は、 当然、 前記分針 1 2の前記長さ寸法より も短く、 か つ前記分針 1 2 と同軸に配置されているので、 時針 1 1が回転軸 1 4 Aに衝突することもない。
ここで、 分針 1 2の長さ寸法 L 1および回転軸 1 2 Aの位置は、 上 記条件の他、 分針 1 2が回転軸 1 2 Aを中心に回転した際に、 分針 1 2の先端が見切部であるガラス保持リング 5 にも当接しないように設 計される。 すなわち、 回転軸 1 2 Aは、 ガラス保持リング 5における 6 時方向側内面 5 Aおよび回転軸 1 4 A間の略中間位置に配置さ れ、 その配置位置に応じて前記分針 1 2の長さ寸法 L 1が設定されて いる。
秒針 1 3の回転軸 1 3 Aおよび前記回転軸 1 4 A間の間隔 (距離) も、 前記 針 1 3の長さ寸法 L 2 より も大きく され、 秒針 1 3が回転 軸 1 4 Aにぶつかることがないようされている。
なお、 秒針 1 3は、 時間表示部 4において略 1 0時方向に配置され ており、 時分針 1 1 , 1 2が配置された 6時方向に比べて配置可能な スペースが小さいため、 秒針 1 3の長さ寸法 L 2は、 分針 1 2の長さ 寸法 L 1 より も小さ く されている。 この秒針 1 3の長さ寸法 L 2や回 転軸 1 3 Aの配置位置は、 分針 1 2 と同様に、 回転軸 1 4 Aや時間表 示部 4外周のガラス保持リング 5に衝突しないように設定されている <
^◦ 一方、 分 C G針 1 5の回転軸 1 5 Aおよび前記回転軸 1 4 A間の間隔 は、 分 C G針 1 5の長さ寸法 L 4より も短く され、 各回転軸 1 4 A , 1 5 Aが近接して配置されている。
このため、 分 C G針 1 5を 1周回転させると、 針 1 5は回転軸 1 4 Aにぶつかってしまう。 そこで、 本実施形態では、 分 C G針 1 5は、 前 述のように、 他の針 1 1〜 1 4のように 1周回転するのではなく、 一 定角度範囲内のみで回動駆動可能つま りその駆動軌跡が扇形となるよ うに構成されている。
ここで、 時針 1 1、 分針 1 2、 秒針 1 3、 分 C G針 1 5の各回転軸 1 2 A , 1 3 A, 1 5 Aは、秒 C G針 1 4の移動軌跡内に配置される。こ のため、 秒 C G針 1 4の高さ位置 (レベル) は、 各針 1 1〜 : L 3 , 1 5の高さ位置より も高く (ガラス 2側に) 配置されており、 秒 C G針 1 4が各針 1 1〜 1 3 , 1 5に干渉しないように高さレベルが設定さ れている。
そして、 各針 1 1〜 1 3 , 1 5と、 秒 C G針 1 4との高さ位置が異 なることから、 時刻目盛 3 Aを含む各目盛 3 A〜 3 Dが形成される文字 板 3も、 各針 1 1〜 1 5の高さ位置に合わせて設けられている。
具体的には、 文字板 3は、 図 2〜4に示すように、 上下に積層された 2枚の文字板 3 1 , 3 2で構成されている。 上側 (ガラス 2側) の文 字板 3 1には、秒 C G針 1 4に対応する目盛 3 Cが形成されている。ま た、 文字板 3 1において、 各針 1 1 ~ 1 3, 1 5が配置される箇所は 穴が加工されており、 下側の文字板 3 2が露出するようにされてい る。 このため、 各目盛 3 A, 3 B , 3 Dは、 文字板 3 2に形成されて いる。
また、 文字板 3の 4時から 5時方向の略中間部分 (略 4時半方向) には、 日車を露出させて日付を表示するための窓 1 6が各文字板 3 1 , 3 2を貫通して形成されている。
^ ^ 文字板 3上には、 各指針 1 1〜 1 5に対応するように通常時刻を示す 目盛とクロノグラフ時間を示す目盛とが付されている。具体的には、通 常時刻の時および分を示す目盛 3 Aは、 6時方向の位置で円形に付さ れている。 通常時刻の秒を示す目盛 3 Bも、 略 1 0時方向の位置で円 形に付されている。 秒クロノ グラフ時間を示す目盛 3 Cは、 文字板 7 の外周より も若干小さい円形で、 その中心が 1 2時側にわずかにずれ て (偏心して) 付されている。
一方、 分クロノ グラフ時間を示す目盛 3 Dは、 扇形での円弧状部分 沿って例えば黒色で付されている。 この目盛 3 Dは、 分を示す単位で あるから、 本実施形態ではクロノ グラフ時間を示す単位のうちの最大 の単位である。 また、 扇形の中心部分の角度は、 本実施形態では 1 3 5度とされており、 このことから 4 5分計である本実施形態では、 秒 から分への減速比は 1 1 2 0に設定され、 各目盛 3 Dが; 3度刻みに 付されていることになる。
この目盛 3 Dにおいて、 最大計測時間を示す位置には目盛 3 D aが 付されており、 この目盛 3 D aの外側には当該円弧状部分に沿って延 びた超過表示部 3 Eが例えば赤色で設けられている。 超過表示部 3 E の円弧状部分に沿った長さは、 本実施形態では 3分ぶんの長さに相当 し、約 9度の角度で開いた扇形の円弧の長さに等しく、 3分ぶんといつ た長い目盛幅を有することで、 分 C G針 1 5の太さより も十分に大き な幅にでき、 分 C G針 1 5で超過表示部 3 Eが隠れないようにして視 認性を向上させている。 また、 超過表示部 3 Eの目盛幅は、 後述する クロノグラフ輪列でのバックラヅシゃ軸がた等により発生する分 C G 針 1 5の回転方向のふらつき角より も大きい。
そして、 この時計 1では、 クロノグラフ時間の計測を開始してから 最大計測時間である 4 5分を経過すると、 秒 C G針 1 4は円形に付さ れた目盛 3 Cのうちの 0秒位置 (帰零位置) にある目盛 3 C a上で自
^ 動的に停止するが、 分 C G針 1 5は最大計測時間を示す目盛 3 D a上 ではなく、 図 6 に示すように、 この目盛 3 D aを超過した位置すなわ ち、 超過表示部 3 Eの端 (運針方向の先端) まで進んで自動的に停止 する。
ただし、 秒 C G針 4および分 C G針 4の停止タイ ミングは同時であ り、 分 C G針 5が目盛 3 D aを越えて、例えば 3分間運針する間は、秒 C G針 4も 3分間回転運針し、 その後に各 C G針 4 , 5が同時に停止 するのである。 また、 分 C G針 1 5が超過表示部 3 E上のどの位置に 停止するかは、 任意に設定される超過表示部 3 Eの長さ等を勘案して 決められればよく、超過表示部 3 Eの中央位置などであってもよい。さ らに、 超過表示部 3 Eの目盛幅は 3分ぶんに限定されず、 分 C G針 1 5の太さや文字板 7上での全体の意匠性を勘案して任意に設定してよ い。
クロノグラフ付時計 1は、 図 2〜 4に示すように、 ケース 2 0 と、 こ のケース 2 0の上部開口にパヅキンを介して取り付けられたガラス保 持リ ング 5 と、 このガラス保持リ ング 5で保持されるガラス 2 と、ケ一 ス 2 0の下部開口にパッキンを介して取り付けられる裏蓋 3 0 とを備 えている。 なお、 本実施形態において、 時計 1の断面方向の上下位置 関係は、 特に説明がない場合、 ガラス 2側を上側、 裏蓋 3 0側を.下側 という。
これらのケース 2 0、 ガラス 2、 裏蓋 3 0で囲まれた内部空間に、 各 針 1 1 ~ 1 5を駆動するムープメン ト (駆動部) 1 0 0が配置されて いる。
[ 2 . ムーブメン ト構造]
次に、 クロノグラフ付時計 1のムーブメン ト 1 0 0の構成について 説明する。 本実施形態のムーブメン ト 1 0 0は、 大きく分けて二層構 造とされている。 一層目には、 通常時刻を表示するための基本時計輪
^ 列と、 クロノグラフを表示するための C G (クロノグラフ) 輪列と、 通 常時刻を修正するための時刻修正機構が配置されている。
また、 二層目には、 発電用のコイルブロック、 ステ一夕一、 発電用輪 列、 発電エネルギーを充電するための二次電源、 クロノ グラフの帰零 機構 (帰零手段) が配置されている。
そして、 一層目と二層目の間には、 通常時刻表示やクロノ グラフ表 示の電気的な制御、 発電機の制御を行う回路基板 5 0 1が配置されて いる o
なお、 本実施形態において、 一層目とは時計 1の上方側つま りガラ ス 2に近い側を意味し、 二層目とは時計 1の下方側つまり裏蓋 3 0に 近い側を意味する。
[ 2— 1 . ムーブメン ト一層目の構成]
時計 1のムーブメン ト 1 0 0の一層目には、図 7にも示すように、基 本時計輪列やクロノグラフ輪列、 時刻修正機構が配置されている。 な お、 図 7の斜視図においては、 裏蓋 3 0側を上方に、 ガラス 2側を下 方にして記載されている。 これは、 ムーブメン ト 1 0 0を組み立てる 際に、 通常は、 地板 4 0 0上に各部品を組み付けていくからである。 な お、 この上下位置関係は、 ムーブメン ト 1 0 0の組立の過程を示す図 8〜 1 4の各斜視図においても同様である。
図 7に示すように、 地板 4 0 0の上面 (裏蓋側) には合成樹脂製の回 路受け座 7 0 0が配置されており、 各輪列の歯車等はこの回路受け座 7 0 0上に配置されている。
[ 2 - 1 - 1 . 基本時計輪列] ' 通常時刻を示すための基本時計輪列の概略構造を説明する。 基本時 計は、 基本時計用モー夕 1 0 1、 基本時計輪列を備えて構成される。 基本時計用の駆動源である基本時計用モ一夕 1 0 1は、 基本時計用コ ィル 1 0 2、 基本時計用ステ一夕一 1 0 3、 基本時計用ローター 1 0
i
14
4から構成されている。 そして、 電子回路からの駆動信号により 1秒 に 1ステヅプのタイ ミングで基本時計用口一夕一 1 0 4が回動し、 五 番車 1 0 5を経て小秒車 1 0 6 に駆動が減速伝達される。 従って、 前 記小秒車 1 0 6に保持された基本時計秒針 (小秒針) 1 3によって通 常時刻の秒表示がされる。
すなわち、 基本時計用モ一夕 1 0 1は、 小秒針 1 3を保持する小秒 車 1 0 6の近傍に配置されている。 これにより、 小秒針 1 3の運針時 の指示ムラを抑えることができる。
また、 口一夕一 1 0 4の回転は、 五番車 1 0 5、 四番第三中間車 1 0 7、 四番第二中間車 1 0 8、 四番第一中間車 1 0 9、 三番車 1 1 0 を経て二番車 1 1 1 に減速伝達される。 従って、 前記二番車 1 1 1 に 保持された基本時計の分針 1 2 によって通常時刻の分表示がなされ る。 二番車 1 1 1からは日の裏車を経て筒車 1 1 3にも駆動が伝達さ れて通常時刻の時表示がされる。
ここで、 時間表示部 4の中心 4 Aから略 1 0時方向に配置された秒 針 1 3 と、 6時方向に配置された時針 1 1、 分針 1 2 との距離は非常 に長くなる。 このため、 本実施形態では、 基本時計用モ一夕 1 0 1の 回転を口一夕一 1 0 4から離れた二番車 1 1 1 に伝えるために、 増減 速しない 3つの中間車 1 0 7〜 1 0 9を配置している。 なお、 各中間 車 1 0 7〜 1 0 9は、 増減速しない歯車であるため、 同一の歯車で構 成されている。 これにより、 歯車の数が増えてもコス トが大幅に向上 しないようにしている。
そして、 各歯車 1 0 5〜 1 1 1により基本時計輪列が構成されている。
[ 2 - 1 - 2 . 時刻修正機構]
時針 1 1、 分針 1 2の時刻を修正するための時刻修正機構は、 り ゅう ず 1 Ίが固着された卷真 1 3 0 と、この卷真 1 3 0を通常形態位置、時 刻修正位置、 カレンダ一修正位置の各状態に位置規正するおしどり 1
3 1、 かんぬき 1 3 2、 規正レバ一 1 3 9 , つづみ車 1 3 3等で構成 される切換部とを備えている。 ここで、 卷真 1 3 0は時計 1の 3時方 向に配置されており、 切換部は 3時から 5時方向に配置されている。 そして、 3時方向に配置された卷真 1 3 0と、 6時方向に配置された 時針 1 1、 分針 1 2とが離れているため、 本実施形態の時刻修正機構 は、 3つの中間車 1 3.5〜 1 3 7を備えている。
すなわち、 り ゅうず 1 7に固着された卷真 1 3 0を引き出すことに より、 おしどり 1 3 1とかんぬき 1 3 2が連動し、 つづみ車 1 3 3が 小鉄車 1 3 4と嚙み合う。 小鉄車 1 3 4は順次、 日の裏第三中間車 1 3 5、 日の裏第二中間車 1 3 6、 日の裏第一中間車 1 3 7を介して日 の裏車 1 3 8に卷真 1 3 0の回転を伝達し、 通常の時刻修正が行われ る。 おしどり 1 3 1には規正レバ一 1 3 9が係合しており卷真 1 3 0 の引き出しに連動して四番第一中間車 1 0 9を規正する。
ここで、 り ゅうず 1 7と時分針 1 1 , 1 2が離れているために設けら れた中間車 1 3 4〜 1 3 7は、 増減速しない歯車であるため、 日の裏 車 1 3 8と同一の歯車で構成されている。 これにより、 歯車の数が増 えてもコス トが大幅に向上しないようにしている。
[ 2 - 1 - 3. クロノグラフ輪列]
クロノグラフ時計は、 駆動源であるクロノグラフモ一夕 2 0 1、 ク ロノグラフ輪列を備えて構成されている。
クロノグラフ輪列の駆動源であるクロノグラフモ一夕 2 0 1は、 コィ ル 2 02、 ステ一夕一 2 0 3、 ロー夕一 2 0 4から構成され、 時計 1 の略 1 2時位置に配置されている。 このモ一夕 2 0 1は、 電子回路か らの駆動信号によりローター 2 0 4が回転駆動する。
この口一夕一 2 04の回転は、 秒 C G第三中間車 2 0 5、 秒 C G第二 中間車 2 0 6、 秒 C G第一中間車 2 0 7を経て秒 C G車 2 0 8に伝達 され、 秒 C G車 2 0 8に保持された秒 C G針 1 4にてクロノグラフ秒
Λ Λ
16
が表示される。
一方、 秒 C G第一中間車 2 0 7に伝達された回転は、 秒 C G第一中 間車 2 0 7から分 C G第二中間車 2 2 2、 分 C G第一中間車 2 2 1 を 経て分 C G車 2 2 0に伝達され、 分 C G車 2 2 0に保持された分 C G 針 1 5にてクロノグラフ分が表示される。 すなわち、 秒 C G第一中間 車 2 0 7には、 上下に 2つのかなを備えており、 一方のかなに秒 C G 車 2 0 8が嚙み合い、 他方のかなに第二中間車 2 2 2が嚙み合ってい る。
なお、秒 C G車 2 0 8および分 C G車 2 2 0には、帰零のためのハー トカム 2 1 0 , 2 2 4がそれそれ備えられている。 また、 秒 C G車 2 0 8および分 C G車 2 2 0を構成する真および歯車のうち、 真は各車 2 0 8 , 2 2 0で同一のものが使用され、 歯車のみが異なるものとさ れている。 これらの秒 C G車 2 0 8および分 C G車 2 2 0は、 図 7に 示すように、針高さが異なるため、断面的にずらして配置されている。 以上のム一ブメン ト 1 0 0の一層目に配置される基本時計輪列とクロ ノグラフ輪列の上 (裏蓋側) には、 図 8に示すように、 輪列受け 4 0 1が配置され、 この輪列受け 4 0 1 により、 基本時計輪列およびク口 ノグラフ輪列の各上ほそ (裏蓋側のほそ) が回動自在に支持されてい る。 すなわち、 基本時計輪列およびクロノグラフ輪列は、 地板 4 0 0 の上面に載置した回路受け座 7 0 0 と、 輪列受け 4 0 1 との間に支持 されている。
[ 2— 2 . ムーブメント中間層の構成]
前記輪列受け 4 0 1の上 (裏蓋側) には、 図 9に示すように、 回路 基板 5 0 1が配置されている。 回路基板 5 0 1は、 時計 1 の略 2時位 置に S置されたスタート · ス ト ップボタン 1 8部分から リセヅ トポ夕 ン 1 9、 6時位置、 各モータが配置された 1 0時位置まで、 時計 1 の ケース内周に沿って平面略 C字状に形成されている。
^ この回路基板 5 0 1に設けられた I C等の電子回路によって各モ一 夕 1 0 1, 2 0 1の駆動制御と、 各ボタン 1 8 , 1 9の操作状態を検 出できるようにされている。
さらに、 回路基板 5 0 1には、 二層目の回路との導通を行うための 4 つの導通端子を有する導通端子部 5 02が設けられている。
[ 2— 3. ムーブメン ト二層目の構成]
ムーブメン ト 1 00の二層目には、発電用のコイルプロック、ステ一 夕一、 発電用輪列、 発電エネルギーを充電するための二次電源、 クロ ノグラフの帰零機構が配置される。
ムーブメン ト二層目は、 図 1 0に示すように、 まず、 回路基板 5 0 1 の上(裏蓋側) に重ねて配置される回路押さえ 6 0 0を備えている。 こ の回路押さえ 6 0 0が発電機、 二次電池、 帰零機構の基盤となる。 すなわち、 図 1 1 , 1 2に示すように、 回路押さえ 6 0 0の略 4時方 向には、 発電用コィルブロック 6 1 1、 発電用ステ一夕一 6 1 2、 発 電用口一夕一 6 1 3を備えた発電機 6 1 0が配置されている。
また、 略 8時方向には二次電源 6 4 0を配置するための略円筒状の 凹部 6 2 0が形成されており、 その外周に沿って導通基板 6 3 0が配 置されている。 4つの導通コイル 6 3 1を回路押さえ 6 0 0に形成さ れた 4つの貫通孔内にそれそれ配置することで、 その端部が前記回路 基板 5 0 1と前記導通基板 6 3 0の各端子にそれぞれ接触する。 これ により、 導通コイル 6 3 1を介して、 ムーブメン ト 1 0 0の一層目の モー夕 1 0 1 , 2 0 1等に電気的に接続されている回路基板 5 0 1 と、 二層目の発電機 6 1 0や二次電源 6 4 0に電気的に接続される導 通基板 6 3 0とが、 電気的に接続できるように構成されている。
また、 回路押さえ 6 0 0は、 秒 C G車 2 0 8、 秒 C G第一中間車 2 0 7の各回転軸の上ほそを回動自在に支持している。
さらに、 ハートカム 2 1 0, 2 2 4、 これらハートカム 2 1 0 , 2
^
2 4に当接する復針レバ一 3 3 0、 スター ト · ス ト ップボタン 1 8の 押し操作に伴い回動して前記復針レバー 3 3 0をハートカム 2 1 0,
2 2 4から離す作動レバー 3 4 0、 リセヅ トボタン 1 9の押し操作に 伴い回動して前記復針レバ一 3 3 0をハートカム 2 1 0 , 2 2 4に当 接させる伝達レバ一 3 1 0および復針伝達レバ一 3 2 0等の帰零機構 を構成するレバー類は、 C G輪列や C Gモー夕 2 0 1 と上下方向に重 なるように、 時計 1の概略 4時から 1 0時位置に配置されている。 そして、 これらの帰零機構を構成するレバー類は、 発電機 6 1 0や 二次電源 6 4 0 とは平面的に重ならないように配置されている。
作動レバ一 3 4 0には、 スィ ヅチ入力端子 3 4 1がー体に形成され ており、 前記スタート , ス トップボタン 1 8を押すと、 スィ ッチ入力 端子 3 4 1が回路基板 5 0 1の端子に接触し、 ボタン 1 8の押し操作 つまりスイ ッチの入力が検出できるようにされている。
帰零機構の各レバ一 3 1 0 , 3 2 0 , 3 3 0 , 3 4 0の上 (裏蓋側) には、 図 1 2に示すように、 帰零押さえ 3 6 0が配置され、 各レバ一
3 1 0 , 3 2 0 , 3 3 0 , 3 4 0はこの帰零押さえ 3 6 0および回路 押さえ 6 0 0間に支持されている。 この帰零押さえ 3 6 0には、 作動 レバ一 3 4 0に突設されたピンに係合するク リ ヅ クばね 3 6 1 と、 復 針伝達レバ一 3 2 0に突設されたピンに係合するク リ ックばね 3 6 2 とが一体に形成されている。
また、 図 1 2に示すように、 帰零押さえ 3 6 0には、 リセッ トボタ ン 1 9が当接するばね部 3 6 3が形成されている。 このため、 リセヅ トボタン 1 9を押すと、 ばね部 3 6 3を介して伝達レバ一 3 1 0が押 されて回動される。 また、 ばね部 3 6 3は、 帰零押さえの対向する側 から形成されている入力端子部 3 6 4を弾性的に保持しており、 リ セッ トボタン 1 9が押されると、 ばね部 3 6 3は、 帰零押さえ 3 6 0 に形成された入力端子部 3 6 4を開放し、 入力端子部 3 6 4が回路基
板 5 0 1に設けられる リセッ ト端子に当接される。これにより、 リセヅ トボタン 1 9の押し操作を検出できるようになっている。
帰零押さえ 3 6 0の上側には、 発電用口一夕一 6 1 3 に嚙み合う 口一夕一伝え車 6 1 4も配置されている。
さらに、 帰零押さえ 3 6 0の上には、 図 1 3に示すように、 回転錘 受 4 6 0が配置される。 この回転錘受 4 6 0により、 前記発電用口一 夕一 6 1 3、 口一夕一伝え車 6 1 4、 分0 0車 2 2 0、 分 C G第一中 間車 2 2 1の各回転軸の各上ほそが回転自在に支持されている。
また、 前記凹部 6 2 0には、 二次電源 6 4 0が配置されている。 こ の二次電源 6 4 0は、 二次電池とマイナス端子とを溶接することで一 体化された二次電源ュニッ トで構成されている。 この二次電源 6 4 0 は、 金属部材である二次電池押さえ 6 4 1 によ り絶縁板を介して 2本 のねじでム一プメン ト 1 0 0に固定されており、 ムーブメン ト部品の 最後に組み立てられるようになつている。 なお、 二次電源 6 4 0に は、 二次電池のマイナスリード板 6 4 2も取り付けられている。 . 回転錘受 4 6 0上には、 図 1 4に示すように、 回転錘車 4 7 0およ び回転錘 4 8 0が配置されている。 回転錘車 4 7 0は、 回転錘受 4 6 0から突出している口一夕一伝え車 6 1 4のかなに嚙合している。 こ のため、回転錘 4 8 0の回動に伴い回転錘車 4 7 0が回転すると、ロー 夕一伝え車 6 1 4を介して発電用口一夕一 6 1 3が回転し、 発電機 6 1 0で発電されることになる。
[ 3 - 1 . 基本時計の動作]
このような本実施形態では、 時計 1を腕に装着するなどして動かす と、 回転錘 4 8 0が回転する。 回転錘 4 8 0の回転に伴い、 回転錘車 4 7 0、 口一夕一伝え車 6 1 4を介して発電用口一夕一 6 1 3が回転 され、 発電されるようになる。
発電機 6 1 0で発電された電力は、 導通基板 6 3 0や導通コイル 6
^
3 1を介して電気的に接続された整流回路で整流された後、 二次電源 6 4 0に供給されて充電される。 '
二次電源 6 4 0に充電された電力は、 前記導通基板 6 3 0、 導通コ ィル 6 3 1を介して回路基板 5 0 1 に供給される。 これにより、 回路 基板 5 0 1 に配置された水晶発振器や I Cなどの制御装置が駆動さ れ、 この制御装置から出力される駆動パルスによって基本時計用モ一 夕 1 0 1が駆動される。
基本時計用モ一夕 1 0 1が駆動されて口一夕一 1 0 4が回転される と、 その回転は、 前述の通り、 五番車 1 0 5を介して小秒車 1 0 6に 伝達され、 小秒針 1 3が作動される。
同時に、 口一夕一 1 0 4の回転は、 五番車 1 0 5、 各中間車 1 0 7 〜 1 0 9、 三番車 1 1 0、 二番車 1 1 1、 日の裏車等の基本時計輪列 を介して伝達され、 時針 1 1および分針 1 2も作動される。
[ 3— 2 . クロノグラフ時計の動作]
一方、 クロノグラフ時計機能を利用する場合には、 まず、 スタート · ス トップボタン 1 8を押す。 すると、 作動レバー 3 4 0を介して復針 レバ一 3 3 0が動かされ、 復針レバ一 3 3 0がハートカム 2 1 0 , 2 2 4から離れて秒 C G車 2 0 8、 分 C G車 2 2 0の規正が解除される。 同時に、 スタート · ス トップボタン 1 8の押し操作により、 スイ ッチ 入力端子 3 4 1が回路基板 5 0 1に接触してスィ ツチが入力され、 制 御回路から C Gモ一夕 2 0 1に駆動パルスが送られてモー夕 2 0 1が 駆動する。
C Gモ一夕 2 0 1 のロー夕一 2 0 4の回転は、 前記 C G輪列を介し て秒 C G車 2 0 8および分 C G車 2 2 0に伝達され、秒 C G針 1 4、分 C G針 1 5がそれぞれ作動される。
なお、 スター ト ' ス トップボタン 1 8の押し操作を解除すると、 ク リ ックばね 3 6 1の弾性力で作動レバ一 3 4 0は元の位置に戻り、 ス
^ イ ッチ入力端子 3 4 1 も回路基板 5 0 1から離れる。 但し、 C Gモー 夕 2 0 1の駆動は継続し、 クロノグラフ時の計時が続行される。
C Gモー夕 2 0 1が駆動している際に、 再度スター ト ' ス トップボ タン 1 8を押すと、 作動レバ一 3 4 0が再度回動して前記スィ ツチが 入力される。 これにより、 C Gモ一夕 2 0 1が停止し、 各秒 C G針 1 4、 分 C G針 1 5 も停止する。
その後、 再度、 スター ト · ス トツプボ夕ン 1 8を押せば、 C Gモ一 夕 2 0 1の駆動が再開され、 秒 C G針 1 4、 分 C G針 1 5の作動も再 開する。 以降、 ス夕一 ト ·ス トヅプボタン 1 8を押すたびに、 C Gモ一 夕 2 Q 1の停止、 駆動が交互に繰り返されて、 クロノグラフ時間の積 算計測が行われる。
一方、 リセッ トボタン 1 9を押すと、 伝達レバ一 3 1 0および復針 伝達レバ一 3 2 0を介して復針レバ一 3 3 0が移動され、 この復針レ バ一 3 3 0が秒 C G車 2 0 8および分 C G車 2 2 0のハートカム 2 1 0 , 2 2 4を圧接して各針 1 4 , 1 5を帰零させる。
なお、 本実施形態では、 リセッ トボタン 1 9を押した際に、 秒 C G 第二中間車 2 0 6に圧接して規正するクロノグラフ規正レバ一が設け られており、 秒 C G車 2 0 8、 分 C G車 2 2 0の帰零動作に伴い C G モ一夕 2 0 1 の口一夕一 2 0 4が回転しないようにしている。 さ ら に、 リセッ トボ夕ン 1 9の押し操作で、 ばね部 3 6 3が入力端子部 3 6 4を開放することによ り入力端子部 3 6 4がリセッ ト端子に当接 し、 リセヅ トスイ ッチが入力されると、 C Gモ一夕 2 0 1を制御する 電子回路はリセッ 卜される。
さらに、 スタート操作を行った後、 最大計測時間である 4 5分を経 過した場合には、 秒 C G針 1 4および分 C G針 1 5は、 ス ト ツプ操作 を行うことなしに同時に自動的に停止する。 この際、 秒 C G針 1 4は 丁度、 帰零位置である目盛 3 C a上で自動停止する。 一方の分 C G針
^
1 5は、 目盛 3 D aを越えても計測時のスピ一ドで運針し続け (この 間、 秒 C G針 1 4も運針を続ける) 、 超過表示部 3 Eの先端まで進ん で自動停止する。
なお、 自動停止した際の電気的な状態は、 ス ト ップ入力が O Nの状 態と同じであるが、 機械的にはクロノグラフ規制レバ一 3 5 0が秒 C G第二中間車 2 0 6 を圧接していない状態であ り、 自動停止後にス ト ップ操作を行う ことで、 クロノグラフ輪列がクロノグラフ規制レ バ一 3 5 0で規制される。 また、 各 C G針 1 4, 1 5の自動停止は、 ク ロノグラフモ一夕 2 0 1に出力するモ一夕パルスをス夕一ト操作後か らカウン トし、 所定パルス数出力したことを判断して行われる。
この後、 帰零操作を行えば、 秒 C G針 1 4はそのままの位置を維持 することで帰零状態となり、 分 C G針 1 5が運針方向とは逆方向に回 動して瞬時に帰零する。
以下には、 図 1 5ないし図 1 7を用いて、 自動停止の一例をより具 体的に説明する。
クロノグラフ付時計 1のクロノグラフ制御回路としては、 図 1 5の プロヅク図に示すように、 スイ ッチ 1 7 1 0、 モード制御回路 1 8 2 4、 クロノグラフ基準信号発生回路 1 8 2 5、 および自動停止カウン 夕 1 8 2 9を備えている。
スィ ヅチ 1 7 1 0は、 ス夕一ト · ス ト ップボタン 1 8およびリセヅ トボタン 1 9によりそれぞれ操作されるスタート · ス トップスイ ッチ 1 8 2 1およびリセヅ トスィ ヅチ 1 8 2 2を総称したものである。 ス タート ■ ス ト ップスイ ッチ 1 8 2 1は、 スタート ' ス トップボタン 1 8が操作されるとオンまたはオフ し、 リセヅ トスィ ヅチ 1 8 2 2は、 リ セッ トボタン 1 9が操作されるとオンまたはオフするように構成され ている。
ス夕一 ト · ス トヅプスイ ッチ 1 8 2 1は、 伝達レバ一 3 1 0により
^ 例えば 1回目の操作によってオンとなり、 2回目の操作でオフとなる ように構成されている。 以下、 スタート · ス トップスィ ッチ 1 8 2 1 を押す度にこれを繰り返す。 リセヅ トスイ ッチ 1 8 2 2も、 略同様に 動作する。
モード制御回路 1 8 2 4は、 スイ ッチ 1 7 1 0からのス夕一ト信号 S S Tおよびス トツプ信号 S S P、 またはリセッ ト信号 S R Tに基づ いて、 それぞれス夕一ト ' ス ト ヅプ制御信号 S M C、 またはリセヅ ト 制御信号 S R Cをクロノ グラフ基準信号発生回路 1 8 2 5に出力す る。 また、 モ一ド制御回路 1 8 2 4は、 リセッ ト制御信号 S R Cを自 動停止カウン夕 1 8 2 9およびクロノグラフ基準信号発生回路 1 8 2 5等に出力することでクロノグラフ部分の作モ一ドを制御する。 モ一 ド制御回路 1 8 2 4は、 リ セ ヅ トスィ ヅチ 1 8 2 2のチヤ夕 リ ングを 防止する回路を有する。
クロノグラフ基準信号発生回路 1 8 2 5は、 モード制御回路 1 8 2 4からのスタート · ス トヅプ制御信号 S M C等に基づいて、 モ一夕パ ルス発生回路 (指針駆動手段) 1 8 2 6 (図 1 6 ) にクロノグラフ基 準信号 S C Bを出力して、 クロノグラフモ一夕 2 0 1を制御する。 ク ロノグラフ基準信号発生回路 1 8 2 5は、 ス夕一ト · ス トツプ制御信 号 S M Cが入力されると、クロノグラフモ一夕 2 0 1を駆動し、ス トツ プ時にはクロノグラフモ一夕 2 0 1を停止させる。
自動停止カウン夕 (指針停止手段) 1 8 2 9は、 クロノグラフ基準 信号発生回路 1 8 2 5からのクロノグラフ基準信号 S CBが入力され ることにより、 クロノグラフ部分のカウン トを行う。 クロノグラフ基 準信号 S C Bは、 モ一夕パルス S P C (図 1 6 ) の発生タイ ミングを 図るための同期信号であり、 自動停止カウン夕 1 8 2 9は、 このクロ ノグラフ基準信号 S C Bを計数する。自動停止カウン夕 1 8 2 9は、計 測時間が最大計測時間である例えば 4 5分に、 ある所定時間プラスし
,— , た時間が経過した後に、 自動停止信号 S A Sをモ一ド制御回路 1 8 2 4に出力する。
図 1 6は、 図 1 5のクロノグラフ制御回路およびその周辺回路の構 成を示すブロック図である。
クロノグラフ制御部の一部としてのモード制御回路 1 8 2 4は、 図 1 6に示すように、 スタート ' ス トヅプ制御回路 (駆動開始手段) 1 7 3 5、 リセッ ト制御回路 1 7 3 6、 自動停止状態ラッチ回路 1 7 3 1、 オア回路 1 7 3、 および二つのアン ド回路 1 7 3 3, 1 7 3 4を 備えている。
スター ト .ス ト ヅプ制御回路 1 7 3 5は、 ス夕一 ト .ス ト ヅプスイ ツ チ 1 8 2 1のオン 'オフ状態を検出するための回路である。スタート · ス ト ヅプ制御回路 1 7 3 5は、 スター ト · ス ト ップスイ ッチ 1 8 2 1 が操作されたことによる計測または非計測の状態の信号をアン ド回路 1 7 3 3等に出力する。
リセッ ト制御回路 1.7 3 6は、 リセヅ トスィ ッチ 1 8 2 2のオン ' オフ状態を検出するための回路である。 リセッ ト制御回路 1 7 3 6 は、 リセヅ トスイ ッチ 1 8 2 2が操作されたこと等により、 クロノグ ラフ制御等をリセッ トする信号をオア回路 1 7 3 2に出力する。
自動停止状態ラツチ回路 1 7 3 1は、 自動停止力ゥン夕 1 8 2 9か らの自動停止信号 S A Sに応じて、 アン ド回路 1 Ί 3 3およびオア回 路 1 7 3 2に対して、 自動停止状態でないときには Lレベル信号を出 力し、 自動停止状態では Hレベルの信号を出力する。
オア回路 1 7 3 2は、 自動停止状態ラツチ回路 1 7 3 1からの信号 とリセッ ト制御回路 1 7 3 6からの信号が入力され、 クロノグラフ基 準信号発生回路 1 8 2 5、 モー夕パルス発生回路 1 8 2 6、 および自 動停止カウン夕 1 8 2 9等に出力される。 第 1のアン ド回路 1 7 3 3 は、 自動停止状態ラツチ回路 1 7 3 1からの信号が反転して入力され
た信号、 およびス夕一ト · ス トップ制御回路 1 7 3 5から出力された 信号が入力される。 第 1のアン ド回路 1 7 3 3は、 第 2のアン ド回路 1 7 3 4に対して出力する。 第 2のアン ド回路 1 7 3 4は、 第 1のァ ン ド回路 1 7 3 3の出力信号と、 図示しない高周波分周回路にて生成 された信号 S H D (例えば 1 2 8 H zのパルス信号) が入力される。
このような構成において、 図 1 6の回路の動作について説明する。 リセッ ト状態において、 スター ト , ス トップボタン 1 8が操作される と、 スタート · ス トップスイ ッチ 1 8 2 1がオンとなる。 すると、 ス 夕一 ト信号 S S Tは、 モード制御回路 1 8 2 4に入力される。 ス夕一 ト · ス ト ップ制御回路 1 7 3 5は、 スター ト · ス ト ヅプスイ ッチ 1 8 2 1がオンであることをサンプリ ングする。 従って、 モ一ド制御回路 1 8 2 4は、 アン ド回路 1 7 3 3の出力が Hレベルとなって、 アン ド 回路 1 7 3 4から例えば 1 2 8 H zのパルス信号であるスタート · ス ト ップ制御信号 S M Cをクロノグラフ基準信号発生回路 1 8 2 5に対 して出力し、 クロノグラフ基準信号発生回路 1 8 2 5が例えば 1 Z 5 H zのパルス信号であるクロノグラフ基準信号 S C Bを出力する。 こ のようにして、 モ一夕パルス発生回路 1 8 2 6は、 このクロノグラフ 基準信号 S CBに基づいて、 クロノグラフモー夕 2 0 1を駆動制御す るためのモ一夕パルス S P Cを出力し、 クロノグラフ部分の運針を開 始する。
そして、 自動停止カウン夕 1 8 2 9は、 クロノグラフ基準信号発生 回路 1 8 2 5からのクロノ グラフ基準信号 S CBをカウン ト し、 自動 停止位置に対応するカウン ト値になったとき、 自動停止信号 S A Sを モ一 ド制御回路 1 8 2 4の自動停止状態ラ ツチ回路 1 7 3 1に出力す る。
自動停止状態ラツチ回路 1 7 3 1は、 例えば Hレベルの信号をオア 回路 1 7 3 2およびアン ド回路 1 7 3 3に対して出力するので、 オア
λλ
26
回路 1 7 3 2が Hレベルの信号を出力し、 クロノグラフ基準信号発生 回路 1 8 2 5、 モータパルス発生回路 1 8 2 6、 自動停止カウンタ 1 8 2 9がリセッ トされ、 各 C G針 1 4, 1 5の運針が停止される。 ま た、 アン ド回路 1 7 3 3の出力信号が Lレベルとなることから、 アン ド回路 1 7 3 4の出力も Lレベルとなり、 モード制御回路 1 8 2 4か らクロノグラフ基準信号発生回路 1 8 2 5に対してスタート · ス ト ヅ プ制御信号 S M Cが出力されなくなる。
図 1 7は、 クロノ グラフの自動停止処理を示すフ口一チャー トであ る。以下、 この図 1 Ίをも参照して、 自動停止処理について説明する。 <針位置が自動停止位置に来るまでの処理 >
スタート · ス ト ヅプボ夕ン 1 8が操作されると、 ス夕一ト信号 S S Tがモ一 ド制御回路 1 8 2 4に入力される。 これによ り、 モード制御 回路 1 8 2 4は、 スタート ' ス トヅプ制御信号 S M Cをクロノグラフ 基準信号発生回路 1 8 2 5に出力する。
クロノ グラフ基準信号発生回路 1 8 2 5は、 例えば 1 2 8 H zであ るスタート . ス トヅプ制御信号 S M Cを分周して、 例えば 1ノ 5 H z のクロノグラフ基準信号 S C Bを作成する。 このクロノグラフ基準信 号 S C Bの立ち下がり または立ち上りによってモー夕パルス S P Cの 出力ゃ自動停止カウン夕 1 8 2 9のカウン ト処理を行うためクロノグ ラフ基準信号 S C Bの変化のないときは待機状態となる (ステップ S T 1 ) 。 クロノグラフ基準信号 S C Bが出力されると、 モ一夕パルス 発生回路 1 8 2 6は、 その立ち下がり に同期してモ一夕パルス S P C を発生して出力を開始する。 クロノ グラフモ一夕 2 0 1は、 モ一タパ ルス S P Cが出力されることで駆動する。 このようにして、 各 C G針 1 4 , 1 5の運針が行われる (ステップ S T 2 ) 。
自動停止カウン夕 1 8 2 9は、 クロノグラフ基準信号 S C Bの立ち 下がりから例えば 1 / 1 2 8秒後のクロノグラフ基準信号 S C Bの立
^ ち上りによって、 自動停止力ゥン夕値を + 1だけカウン トアップする (ステップ S T 3 ) 。 カウン トアップした自動停止カウン夕値が、 各 C G針 1 4, 1 5の自動停止位置に対応する力ゥン夕値 + 1でない場 合には、 再びステヅプ S T 1に戻って、 以上の動作を繰り返す(ステヅ プ S T 4 ) 。 これにより、 各 C G針 1 4 , 1 5の運針が行われ、 時間 の計測が継続する。
く針が自動停止位置に来たときの処理 >
自動停止カウン夕値が自動停止位置に対応するカウン ト値 + 1であ る場合には (ステップ S T 4 ) 、 自動停止力ゥン夕 1 8 2 9は自動停 止信号 S A Sをモード制御回路 1 8 2 4に対して出力する。 これによ り、 モード制御回路 1 8 2 4は、 その自動停止状態ラ ヅチ回路 1 7 3 1の出力信号が Hレベルとなり、 オア回路 1 Ί 3 2から Hレベルのリ セ ッ ト制御信号 S R Cが、 ク ロ ノ グラフ基準信号発生回路 1 8 2 5、 モー夕パルス発生回路 1 8 2 6、 および自動停止力ゥン夕 1 8 2 9に出力される (ステップ S T 5 ) 。 これにより、 クロノグラフ基準 信号発生回路 1 8 2 5、 モ一夕パルス発生回路 1 8 2 6、 および自動 停止力ゥン夕 1 8 2 9がそれそれリセヅ トされ、 モ一夕パルス発生回 路 1 8 2 6からクロノグラフモ一夕 2 0 1へのモ一夕パルス S P Cの 出力が中止され、 自動停止カウン夕 1 8 2 9のカウン ト値が 「 0 (ゼ 口) 」 になる (ステップ S T 6 ) 。 これにより、 各 C G針 1 4 , 1 5 は、 それそれ予め設定された自動停止位置にて自動的に停止する。 そ して、 自動停止状態ラッチ回路 1 7 3 1および自動停止カウン夕 1 8 2 9を含んで本発明に係る自動停止部が構成されている。
なお、 以上のような処理に限らず、 機械的に自動停止する手段によ り、 各 C G針 1 4 , 1 5の運針を停止させてもよい。 このような機械 的な手段としては、 例えばハー トカム 2 2 4軌跡内に電気的スィ ツチ 部を兼ねた突起部を設け、 この突起部にハ一トカム 2 2 4が接触し、こ
ΛΛ
28
の際の電気的接触により リセッ ト信号を発生させ.構造のもが考えられ る ο
[3— 3. 基本時計の時刻修正操作]
基本時計の指示時刻を修正するには、 り ゅうず 1 7を時刻修正位置 まで引き出して卷真 1 3 0を引き出す。 これにより、 おしどり 1 3 1 とかんぬき 1 3 2が連動し、 つづみ車 1 3 3が小鉄車 1 3 4と嚙み合 うため、 卷真 1 3 0を回転させると、 小鉄車 1 3 4、 各中間車 1 3 5 〜 1 3 7、 日の裏車 1 3 8を介して二番車 1 1 1に回転が伝達され、通 常の時刻修正が行われる。 この際、 卷真 1 3 0の引き出しに連動して 規正レバー 1 3 9が作動し、四番第一中間車 1 0 9を規正するため、卷 真 1 3 0の回転は、 基本時計用モー夕 1 0 1側には伝達されることは ない。
このような本実施形態によれば、 次のような効果が得られる。
( 1 ) すなわち、 クロノグラフ付時計 1では、 クロノグラフ機能をス 夕一トさせてから最大計測時間である 4 5分過後に各 C G針 1 4 , 1 5が自動停止するのであるが、 分 C G針 1 5の回動軌跡は扇形であ り、 従来や秒 C G針 1 4とは異なって分 C G針 1 5が全周回転するこ とはないため、分 C G針 1 5の自動停止する位置は零位置ではなく、零 位置から僅かに経過した位置でもない。
従って、 分 C G針 1 5が回動軌跡に沿って付された目盛 3 D aを越 えて停止しているのであれば、 その位置がすなわち自動停止した位置 であると判別できる。 また、 分 C G針 1 5が回動途中位置のいずれか の目盛 3 D上で停止しているのであれば、 その位置がス トヅプ操作に より停止した位置であると判別できる。 しかも、 零位置に停止してい る状態は帰零状態以外にないから、 零位置に停止していれば、 帰零操 作された後の状態であり、 電子回路がリセッ トされた状態であると判 別できる。 このように、 分 C G針 1 5の停止位置により、 分 C G針 1
5がいずれの停止状態にあるのかをより確実に判別できるという効果 がある。
( 2 ) また、 時計 1 によれば、 最大計測時間を経過した場合には、 こ の最大計測時間に対応する目盛 3 D aを超過した位置で分 C G針 1 5 が自動停止するから、 ス ト ヅプ操作した結果、 分 C G針 1 5がそのよ うな目盛 3 D a上で停止しているのであれば、 計測結果は丁度最大計 測時間すなわち、 4 5分に等しいといえ、 最大計測時間を正確に計測 できる。
つまり、 分 C G針 1 5が自動停止時においても目盛 3 D a上で停止 するのであれば、 例えば'ランナ一のゴールに合わせてス トヅプ操作を 行う場合でいう と、 ス ト ップ操作を行った後、 時計 1をのそき込んで 計測結果を確認した際に、 分 C G針 1 5が丁度目盛 3 D a上で停止し ていたのでは、 果たしてその停止状態が自動停止によるものか、 ある いはス ト ヅプ操作によるものかを判別できないといった事態に陥 り、 最大計測時間を正確に計測できないのであるが、 時計 1ではその ような事態が生じる心配がないのである。
( 3 ) さらに、 時計 1では、 最大計測時間に対応する目盛 3 D aを超 過した領域に目盛 3 Dとは違った超過表示部 3 Eが設けられ、 この超 過表示部 3 E上で分 C G針 1 5が自動停止するから、 分 C G針 1 5の 自動停止による停止状態を一層見易くでき、 判読性をさらに向上させ て使い勝手をさらに良好にできる。
この際、 目盛 3 Dは線状で目盛幅が小さ く、 黒色であるのに対し、 超 過表示部 3 Eは 3分ぶんの目盛幅を有して大きいうえ、 色も目盛 3 D とは異なって赤色であるから、 分 C G針 1 5が最大計測時間を超えて 超過表示部 3 E上にある場合に、 通常の目盛 3 D上にないことをより 明確に判読でき、 この点からも判読性を一層向上させることができ、ま た、 外観上の意匠性も向上させることができる。
( 4 ) そして、 クロノグラフ秒およびクロノグラフ分のうち、 単位の 大きいクロノグラフ分を指示する分 C G針 1 5の回動軌跡のみが扇形 であるため、 クロノ グラフ秒を指示する目盛 3 Cを円形に付すこと で、 目盛 3 Cを細かく密に付す必要がなく、 判読性が損なわれるのを 防止できる。
( 5 ) また、 秒 C G針 1 4は、 最大計測時間を経過した際に、 零位置 である目盛 3 C a上で自動停止するので、 この停止位置から分 C G針 1 5の停止位置と併せて自動停止状態にあることをより容易に判別で きる。 加えて秒 C G針 1 4は、 円形の回動軌跡の中の半端な位置で停 止する場合と異なって見栄えを良好にでき、 自動停止状態での意匠性 を向上させることができる。
( 6 ) ハートカム 2 1 0 , 2 2 4および復針レバ一 3 3 0を備えた機 械式の帰零機構で各 C G針 1 4 , 1 5を帰零させるので、 特に長さの 長い分 C G針 1 5をも瞬時にメカ帰零させることができ、 ダイナミ ツ ク感を味わうことができる。
( 7 ) 特に分 C G針 1 5の回動軌跡が扇形であるから、 分 C G針 1 5 の帰零をクロノグラフモー夕 2 0 1で行うには、 分 C G針 1 5の駆動 方向を変えて帰零させる必要があり、 クロノグラフモ一夕 2 0 1 とし て正転と逆転とを実現できるものに限られる。 しかし、 このような 正、 逆回転可能なモー夕は、 電圧変動が少ない一次電池等を電源とし て用いなければならず、 回転錘 4 8 0の回転を発電機 6 1 0で電気工 ネルギ一に変換して二次電源 6 4 0 に蓄え、 この二次電源 6 4 0 を モー夕駆動用に用いよう としても、 電圧変動があつてそのようなモー 夕を駆動することができず、 時計 1の仕様に制限が生じる。 一方、 メ 力帰零が採用されている本実施形態では、 クロノグラフモ一夕 2 0 1 は、 正転 (一方向) のみが行えるものでよいから、 電圧変動に対して 強く、 一次電源 (一次電池) および二次電源 6 4 0のいずれを用いて
も確実に駆動されるようになり、 時計 1を設計する上での制限をなく すことができる。
( 8 ) さらに、 クロノグラフモ一夕 2 0 1が電圧変動に対して強いこ とによ り、 二次電源 6 4 0での充電状態が極めて低い状態であって も、 クロノグラフモ一夕 2 0 1を確実に駆動でき、 例えば充電切れに よって停止した状態からも、 僅かに充電されただけで各 C G針 1 4 , 1 5による計測を即座に実行できる。
( 9 ) そして、 メ力帰零のため、 分 C G針 1 5が扇運針する際の角度 を、 クロノグラフ輪列の減速比を変更すること等によって容易かつ短 期間で変えることができるうえ、 クロノグラフ付時計 1 として意匠性 に富んだ幅広い商品展開が行え、 顧客の満足度を向上させることがで きる。 つまり、 I C制御によって所定数のモー夕パルスを出力させる ような電気的な帰零では、 扇運針時の角度を変えるにあたって I Cの 設計変更等が必要であるから、 手間がかかって容易に変更することが できず、 顧客の要望に迅速に対応できないのである。
( 10 ) 秒 C G針 1 4を単独で設け、 その回転軸 1 4 Aが他の針の回転 軸と一致しないようにしており、 通常時刻表示も時分針 1 1, 1 2 と 秒針 1 3 とを独立させているため、 各針の指示を使用者が容易に判読 できる。 また、 分 C G針 1 5 も単独で設けられているので、 その指示 をより容易に判読できる。 従って、 クロノグラフ時計機能を有し、 多 くの指針を備える多機能時計 1であっても、 各指針の指示を確実に確 認できて視認性の高い時計にできる。
また、 時分針 1 1, 1 2以外は、 各針 1 1 ~ 1 5がそれそれ独立し て配置されているので、 各針 1 1〜 1 5を駆動するための輪列も互い に離して配置することができ、 断面的な針の重なりや、 各輪列の重な り も最小限に抑えることができる。 従って、 多くの指針を備える多機 能時計 1であっても、 時計 1を薄型化することができる。
nn
32
(11) 秒 C G針 1 4の回転軸 1 4 Aを時間表示部 4の中心 4 Aから若 干偏心させて配置しているので、 この回転軸 1 4 Aに干渉しないよう に配置しなければならない時針 1 1、 分針 1 2の長さ寸法を前記偏心 した分だけ長くすることができる。 このため、 通常時刻表示用の時分 針 1 1, 1 2を、 秒 C G針 1 4と独立させて時間表示部 4の 6時位置 に配置した場合でも、各針 1 1 , 1 2の長さを比較的長く設定でき、 通 常時刻の視認性も向上できる。
さらに、 秒 C G針 1 4は、 回転軸 1 4 Aを時間表示部 4の中心 4 Aか ら若干偏心させて配置し、 他の針 1 1〜 1 3 , 1 5に比べても最も長 い寸法に設定しているので、 この点でもメカ帰零時の針 1 4のダイナ ミ ックな動作を表現でき、 かつ視認性も向上できる。
(12) 分 C G針 1 5を扇運針としたので、 その回転軸 1 5 Aを秒 C G 針 1 4の軸 1 4 Aに近接して配置することができる。 すなわち、 各回 転軸 1 4 A, 1 5 A間の距離を、 分 C G針 1 5の長さ寸法 L 4より も 短くすることができる。 このため、 分 C G針 1 5の回転軸 1 5 Aを時 間表示部 4の中心 4 A近傍に配置でき、 その分、 分 C G針 1 5の長さ 寸法 L 4も長く設定できるため、 分 C G針 1 5の指示も判読しやすく できる。
また、 各クロノグラフ針 1 4, 1 5をメカ帰零方式で帰零する際 に、 各軸 1 4 A, 1 5 Aが近接しているため、 各軸のハートカム 2 1 0 , 2 2 4に当接する復針レバー 3 3 0の各カム当接部も近接するこ とができ、 各ハートカム 2 1 0 , 2 2 4に当接する復針レバー 3 3 0 を容易に一体化でき、 かつ小型化することができる。
(13) 時分針 1 1 , 1 2が取り付けられる車 (二番車 1 1 1、 筒車) と、 基本時計用モ一夕 1 0 1のローター 1 0 4との間に、 増減速しな い歯車 1 0 7〜 1 0 9を少なく とも 2つ以上配置し、 これらの歯車 1 0 7〜 1 0 9を同一の車で構成したので、 部品コス トを抑えることが
できる。 従って、 時分針 1 1 , 1 2 と秒針 1 3 との距離が長い場合で もコス トを抑えることができる。
( 14) 通常の時計では、 二次電源と回路基板の導通構造を優先し、 二 次電源を回路基板の下層 (第 1層) に配置していたが、 二次電源が下 層に配置されていると、 各部品を組み立てた後に回路の電気的な検査 を行う場合には、 二次電源からの電気導通を遮断しなければならな. い。 そのため、 一般には、 プラス端子のような部品を最後に組み込め るように設計し、 組立工程の途中では二次電源を導通させない配慮が 必要になる。
これに対し、 本実施形態では、 二次電源 6 4 0を裏蓋 3 0側の二層 目 (上層) に配置しているので、 ムーブメン ト 1 0 0の組立工程にお いて二次電源 6 4 0を最後に組み込むことが可能となり、 組立工程内 で回路の電気的な検査を容易に行うことができる。 このため、 組立施 ェ性ゃ生産性を向上できる。
( 15 )帰零機構を C G輪列の上層に配置したので、ハ一トカム 2 1 0 , 2 2 4を叩く復針レバー 3 3 0や作動レバ一 3 4 0等を効率的に配置 することができる。 従って、 多数の部品を有する多機能時計 1であつ ても通常の腕時計サイズに納めることができる。
( 16 ) 回路基板 5 0 1 と、 2層目の二次電源 6 4 0等とを導通コイル 6 3 1を利用して電気的に接続しているので、 高さ方向に離れた回路 同士であっても簡単な構成で確実に接続することができる。
( 17) 秒 C G針 1 4を時間表示部 4の中心 4 Aから 1 2時方向に偏心 した位置に配置し、 時針 1 1、 分針 1 2を中心 4 Aから 6時方向に偏 心した位置に配置し、 秒針 1 3を中心 4 Aから略 1 0時方向に偏心し た位置に配置し、 分 C G針 1 5を中心 4 Aから略 2時方向に偏心した 位置に配置したので、 各針の配置バランスが良くなり、 意匠性を向上 できる。
その上、扇運針を行う分 C G針 1 5を略 2時方向に配置したので、分 C G針 1 5も帰零位置から時計回りに、 つまり他の針と同方向に回動 できるので、 各針の作動が違和感無く把握できる。
なお、 本発明は、 前記実施形態に限定されるものではなく、.本発明 の目的を達成できる他の構成等を含み、 以下に示すような変形等も本 発明に含まれる。
例えば、 前記実施形態では、 分クロノ グラフ時間の最大計測時間が 4 5分であつたが、 この最大計測時間は任意であってよく、 4 5分に 限定されない。
また、 分クロノ グラフ時間の目盛 3 Dは 1 3 5度の角度で開いた扇 形での円弧状部分に沿って付されていたが、 扇形の角度も 1 3 5度に 限定されるものではなく、 秒 C G車 2 0 8および分 C G車 2 2 0間の 減速比や、 最大計測時間等を勘案して任意に決められてよ。例えば、 同 じ 4 5分計の場合でも、 減速比を 1/6 0として 2 7 0度の扇形で表 示させてもよく、 減速比を 1/9 0にして 1 8 0度の扇形で表示させ てもよい。 また、 減速比を 1 Z 1 2 0を維持したまま 6 0分計にする ことで 1 8 0度の扇形で表示させたり してもよい。
そして、 前記実施形態では、 秒 C G針 1 4および分 C G針 1 5の 2 つの指針が設けられていたが、 さらに時クロノグラフ時間を指示する 時 C G針を設けてもよく、 このような場合では、 最も単位の大きい時 C G針を扇運針させることになる。 あるいは、 秒 C G針 1 4のみを設 けた場合や、 1/ 5秒 C G針や 1 / 1 0秒 C G針を設けてもよく、 こ のような場合でも、 最も単位の大きな C G針を扇運針させることにな る
前記実施形態では、 分 C G針 1 5が超過表示部 3 E上で停止するの に対して、 秒 C G針 1 4が零位置である目盛 3 C aで丁度停止するよ うに設けられているが、 秒 C G針 1 4のような円運針する指針の停止
Λ„
35
位置は任意であり、 零位置に限定されない。
前記実施形態では、 下位の単位の秒ク口ノグラフ時間を指示する秒 C G針 1 4が円運針するが、 このような下位の単位の指針も扇運針さ せた場合でも本発明に含まれる。
前記実施形態では、 目盛 3 D aの延長部分に超過表示部 3 Εが設け られていたが、 このような超過表示部 3 Eは、 本発明に必須の構成で はなく、 省略可能である。 すなわち、 分 C G針 1 5の自動停止する領 域が文字板 3の表面と同色であっても本発明に含まれる。
本発明の計時装置としては、 前期実施形態でのクロノグラフ付時計 1に限定されず、 例えば指針式のス ト ップウォッチや夕イマ一等、 時 間情報を計時可能な任意の装置であってもよい。
その他、 本発明を実施するための最良の構成、 方法などは、 以上の 記載で開示されているが、 本発明は、 これに限定されるものではな い。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、か つ説明されているが、 本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱 することなく、 以上述べた実施形態に対し、 形状、 材質、 数量、 その 他の詳細な構成において、 当業者が様々な変形を加えることができる ものである。
従って、 上記に開示した形状、 材質などを限定した記載は、 本発明 の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、 本発明を限 定するものではないから、 それらの形状、 材質などの限定の一部も し くは全部の限定を外した部材の名称での記載は、 本発明に含まれるも のである。
上記に使用された、 「前」、 「後ろ」、 「上」、 「下」、 「垂直」、 「水 平」 、 「斜め」 やその他の方向を示す用語は、 使用された図面上の方 向を指すものである。 従って、 本発明を説明するために使用されたこ れらの方向を示す用語は、 使用された図面に比して相対的に解釈され
るべきである。
上記に使用された「ほぼ」 「約」 「概ね」等の、程度を表す用語は、結 果的に重大な変化をもたらすには至らないほどの、 適度な量の偏差を 示すものである。 これらの程度を表す用語は、 偏差により重大な変化 がもたらされるのでない限り、 少なく とも ± 5 %程度の誤差を含むも のとして解釈されるべきである。
上記実施例は、 本発明の実施例の一部であり、 上記の開示により、 当 業者には、 請求の範囲において定義された本発明の範囲を超えること なく して上記実施例に種々の変形を加えることが可能であることは明 らかである。 さらに上記実施例は、 本発明を説明するためのものでし かなく、 後述の請求の範囲やその均等範囲によって定義されるところ の本発明の範囲を限定するものではない。 産業上の利用可能性
以上のように.、 本発明の計時装置は、 指針が帰零状態で停止している のか、 自動的に停止しているのか、 あるいはス ト ヅプ操作によって停 止しているのかをより確実に判別できることができる。