明 細 書
記録装置および記録方法、再生装置および再生方法、プログラム、並び に記録媒体
技術分野
[0001] 近年、記録再生装置から取り外し可能なディスク型の記録媒体として、各種の光デ イスクが提案されつつある。このような記録可能な光ディスクに記録する AV (Audio Vi sual)ストリームは、例えば、 MPEG (Moving Picture Experts Group) 2の方式で TS (ト ランスポートストリーム)に多重化され、記録される。
[0002] 特許文献 1には、このような MPEG2の方式を用いて、スライドショーを実現する場合 の技術が開示されている。具体的には、 Play Listと Clipの 2つのレイヤを用いて、記 録媒体に記録された静止画像のアプリケーションフォーマットで、 AV (Audio Visual) ストリームを管理することが開示されている。ここで、 Clipは、 1以上の静止画像と各静 止画像の付属情報である Clip Informationとを管理し、 Paly Listは、 Clipの中の静止 画像を使ったスライドショーの再生区間を示す複数の Play Itemを有して ヽる。
[0003] そして、 Play Itemの再生開始時刻 IN_timeと再生終了時刻 OUT_timeが示すトランス ポートストリームのデータアドレスを、 Clip Informationの中にある静止画像の識別情 報とそれに対応するソースパケット番号とを示すテーブルである EP_mapを参照するこ とで取得し、オーディオと同期しな 、静止画のスライドショーを再生する技術が開示さ れている。
[0004] また、オーディオストリームにおける開始時刻と開始時刻および終了時刻に対応す るソースパケット(アクセス最小単位)のアドレスを示す情報とが記述されたオーディオ 用の EP_mapを用いて、各静止画の再生開始時刻があら力じめ決められているスライ ドショーに、オーディオを同期して再生させる技術が開示されている。
特許文献 1:特開 2004— 336566号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0005] し力しながら、特許文献 1では、異なる符号ィ匕方式によりエンコードされた 2つのォ
一ディォストリームの同一の PIDの TSパケットを、 1つのトランスポートストリームに多 重化して記録することは考えられて 、なかった。
[0006] 本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、異なる符号化方式でェンコ ードされた 2つのオーディオデータの同一の PIDの TSパケットを、 1つのトランスポー トストリームに多重化した場合に、容易に再生できるようにするものである。
課題を解決するための手段
[0007] 本発明の記録装置は、所定の符号化方式である第 1の符号化方式でエンコードさ れたオーディオデータ力TSパケット化された第 1の TSパケットと、可変長符号化方式 であり、第 1の符号化方式とは異なる第 2の符号化方式でエンコードされたオーディ ォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポートストリ ームの入力を受け付ける受付手段と、受付手段により受け付けられたトランスポートス トリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコードされる場合に利用される時刻情報を 、第 1の時刻情報として取得する取得手段と、トランスポートストリームにおいて、取得 手段により第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の 時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケットが存在するカゝ否かを判 定する判定手段と、判定手段により、第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケット より後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケ ットが存在すると判定された場合、第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケットを エントリーポイントとして設定する設定手段と、ストリームを識別する情報、設定手段に よりエントリ一ポイントとして設定された第 1の TSパケットの番号、および第 1の時刻情 報とに基づいて、テーブルを作成する作成手段と、作成手段により作成されたテープ ルを記録媒体に記録させる記録制御手段とを備えることを特徴とする。
[0008] 判定手段は、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケット に含まれるオーディオアクセスユニットの先頭に、その位置力もデコードを開始するた めのデコード情報が含まれている力否力をさらに判定し、設定手段は、判定手段によ り、第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情 報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケットが存在すると判定された場合 、かつ、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケットに含まれ
るオーディオアクセスユニットの先頭に、その位置からデコードするのに必要なデコー ド情報が含まれていると判定されたとき、第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケ ットをエントリーポイントとして設定するものとすることができる。
[0009] テープノレは、トランスポートストリーム中の時刻情報と、トランスポートストリームの TS パケットの番号とを対応付けるテーブルであるものとすることができる。
[0010] テーブルは、 EPjnapであるものとすることができる。
[0011] 時刻情報は、プレゼンテーションタイムスタンプであるものとすることができる。
[0012] 記録制御手段により記録媒体に記録された情報を読み出す読み出し手段と、読み 出し手段による読み出し位置を制御する制御手段とをさらに備え、読み出し手段は、 記録媒体力 テーブルを読み出し、制御手段は、テーブルと、ユーザからの再生位 置の指定とに基づいて、読み出し手段の読み出し位置を制御し、読み出し手段は、 制御手段による読み出し位置の制御に基づいて、記録媒体からトランスポートストリ ームを読み出すものとすることができる。
[0013] 記録制御手段により記録媒体に記録された情報を読み出す読み出し手段と、読み 出し手段による読み出し位置を制御する制御手段と第 1の符号化方式によりェンコ ードされたオーディオデータをデコードするデコード手段とをさらに備え、読み出し手 段は、記録媒体力 テーブルを読み出し、制御手段は、テーブルと、ユーザからの再 生位置の指定とに基づいて、対応する第 1の TSパケットの番号を、読み出し位置とし て設定し、読み出し手段は、制御手段により設定された第 1の TSパケットの番号から トランスポートストリームに含まれる第 1の TSパケットを読み出し、デコード手段は、読 み出し手段により読み出された第 1の TSパケットに含まれる、第 1の符号ィ匕方式によ りエンコードされたオーディオデータをデコードするものとすることができる。
[0014] 記録制御手段により記録媒体に記録された情報を読み出す読み出し手段と、読み 出し手段による読み出し位置を制御する制御手段と第 2の符号化方式によりェンコ ードされたオーディオデータをデコードするデコード手段とをさらに備え、読み出し手 段は、記録媒体力 テーブルを読み出し、制御手段は、テーブルと、ユーザからの再 生位置の指定とに基づいて、対応する第 1の TSパケットの番号を、読み出し位置とし て設定し、読み出し手段は、制御手段により設定された第 1の TSパケットの番号より
後ろの位置に記録されている第 2の TSパケットを読み出し、制御手段は、読み出し 手段により読み出された第 2の TSパケットに含まれる時刻情報力 読み出 Lf立置とし て設定された第 1の TSパケットに含まれる時刻情報と一致する場合に、その第 2の T Sパケットの番号を、読み出し位置としてさらに設定し、読み出し手段は、制御手段に より設定された第 2の TSパケットの番号からトランスポートストリームに含まれる第 2の TSパケットを読み出し、デコード手段は、読み出し手段により読み出された第 2の TS パケットに含まれる、第 2の符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオデータをデ コードするものとすることができる。
[0015] 本発明の記録方法は、所定の符号化方式である第 1の符号化方式でエンコードさ れたオーディオデータ力TSパケット化された第 1の TSパケットと、可変長符号化方式 であり、第 1の符号化方式とは異なる第 2の符号化方式でエンコードされたオーディ ォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポートストリ ームの入力を受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により受け付けられたト ランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコードされる場合に利用され る時刻情報を、第 1の時刻情報として取得する取得ステップと、トランスポートストリー ムにおいて、取得ステップの処理により第 1の時刻情報が取得された第 1の TSバケツ トより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパ ケットが存在する力否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、第 1 の時刻情報が取得された第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ 時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケットが存在すると判定された場合、第 1の 時刻情報が取得された第 1の TSパケットをエントリーポイントとして設定する設定ステ ップと、ストリームを識別する情報、設定ステップの処理によりエントリーポイントとして 設定された第 1の TSパケットの番号、および第 1の時刻情報とに基づいて、テーブル を作成する作成ステップと、作成ステップの処理により作成されたテーブルを記録媒 体に記録させる記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
[0016] 本発明の第 1のプログラムは、所定の符号ィ匕方式である第 1の符号ィ匕方式でェンコ ードされたオーディオデータ力 STSケットイ匕された第 1の TSパケットと、可変長符号ィ匕 方式であり、第 1の符号化方式とは異なる第 2の符号化方式でエンコードされたォー
ディォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポート ストリームの入力を受け付ける受付ステップと、受付ステップの処理により受け付けら れたトランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコードされる場合に利 用される時刻情報を、第 1の時刻情報として取得する取得ステップと、トランスポートス トリームにおいて、取得ステップの処理により第 1の時刻情報が取得された第 1の TS パケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケットが存在する力否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により 、第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報 と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケットが存在すると判定された場合、 第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケットをエントリーポイントとして設定する設 定ステップと、ストリームを識別する情報、設定ステップの処理によりエントリーポイント として設定された第 1の TSパケットの番号、および第 1の時刻情報とに基づいて、テ 一ブルを作成する作成ステップと、作成ステップの処理により作成されたテーブルを 記録媒体に記録させる記録制御ステップとを含む処理をコンピュータに実行させるこ とを特徴とする。
[0017] 第 1の本発明においては、第 1の符号ィ匕方式でエンコードされたオーディオデータ 力TSケットイ匕された第 1の TSパケットと、第 2の符号ィ匕方式でエンコードされたォー ディォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポート ストリームの入力が受け付けられ、トランスポートストリームの第 1の TSパケットに含ま れる、デコードされる場合に利用される時刻情報力 第 1の時刻情報として取得され、 トランスポートストリームにおいて、第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケットより 後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含む第 2の TSパケット が存在すると判定された場合、第 1の時刻情報が取得された第 1の TSパケットがェン トリーポイントとして設定され、ストリームを識別する情報、エントリーポイントとして設定 された第 1の TSパケットの番号、および第 1の時刻情報とに基づいて、テーブルが作 成され、記録媒体に記録される。
[0018] 本発明の再生装置は、記録媒体に記録されたデータを再生する再生装置であって 、そのデータは、所定の符号ィ匕方式である第 1の符号ィ匕方式でエンコードされたォー
ディォデータが TS (Transport Stream)パケット化された第 1の TSパケットと、可変長 符号ィヒ方式であり、第 1の符号ィヒ方式とは異なる第 2の符号ィヒ方式でエンコードされ たオーディオデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランス ポートストリームを含み、トランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコ ードされる場合に利用される時刻情報である第 1の時刻情報と、第 1の時刻情報が取 得された第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻 情報を含む第 2の TSパケットが存在する場合に、ストリームを識別する情報と、第 1の 時刻情報が取得された第 1の TSパケットの番号とに基づいて作成されたテーブルと が記録されている記録媒体に記録された情報を読み出す読み出し手段と、読み出し 手段による読み出し位置を制御する制御手段とを備え、読み出し手段は、記録媒体 力 テーブルを読み出し、制御手段は、テーブルと、ユーザ力 の再生位置の指定と に基づいて、読み出し手段の読み出し位置を制御し、読み出し手段は、制御手段に よる読み出し位置の制御に基づいて、記録媒体からトランスポートストリームを読み出 すことを特徴とする。
[0019] 第 1の符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオデータをデコードするデコード 手段をさらに備え、読み出し手段は、記録媒体力もテーブルを読み出し、制御手段 は、テーブルと、ユーザからの再生位置の指定とに基づいて、対応する第 1の TSパ ケットの番号を、読み出し位置として設定し、読み出し手段は、制御手段により設定さ れた第 1の TSパケットの番号からトランスポートストリームに含まれる第 1の TSパケット を読み出し、デコード手段は、読み出し手段により読み出された第 1の TSパケットに 含まれる、第 1の符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオデータをデコードする ちのとすることがでさる。
[0020] 第 2の符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオデータをデコードするデコード 手段をさらに備え、読み出し手段は、記録媒体力もテーブルを読み出し、制御手段 は、テーブルと、ユーザからの再生位置の指定とに基づいて、対応する第 1の TSパ ケットの番号を、読み出し位置として設定し、読み出し手段は、制御手段により設定さ れた第 1の TSパケットの番号より後ろの位置に記録されている第 2の TSパケットを読 み出し、制御手段は、読み出し手段により読み出された第 2の TSパケットに含まれる
時刻情報が、読み出し位置として設定された第 1の TSパケットに含まれる時刻情報と 一致する場合に、その第 2の TSパケットの番号を、読み出し位置としてさらに設定し 、読み出し手段は、制御手段により設定された第 2の TSパケットの番号からトランスポ 一トストリームに含まれる第 2の TSパケットを読み出し、デコード手段は、読み出し手 段により読み出された第 2の TSパケットに含まれる、第 2の符号ィ匕方式によりェンコ一 ドされたオーディオデータをデコードするものとすることができる。
[0021] 本発明の再生方法は、記録媒体に記録されたデータを再生する再生装置の再生 方法であって、そのデータは、所定の符号化方式である第 1の符号化方式でェンコ ードされたオーディオデータ力 STSパケットィ匕された第 1の TSパケットと、可変長符号 化方式であり、第 1の符号ィヒ方式とは異なる第 2の符号ィヒ方式でエンコードされたォ 一ディォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポ 一トストリームを含み、トランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコー ドされる場合に利用される時刻情報である第 1の時刻情報と、第 1の時刻情報が取得 された第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情 報を含む第 2の TSパケットが存在する場合に、ストリームを識別する情報と、第 1の時 刻情報が取得された第 1の TSパケットの番号とに基づいて作成されたテーブルとが 記録されている記録媒体力 テーブルを読み出す第 1の読み出しステップと、テープ ルと、ユーザ力 の再生位置の指定とに基づいて、読み出し位置を制御する制御ス テツプと、制御ステップの処理による読み出し位置の制御に基づいて、記録媒体から トランスポートストリームを読み出す第 2の読み出しステップとを含むことを特徴とする
[0022] 本発明の第 2のプログラムは、記録媒体に記録されたデータを再生するプログラム であって、そのデータは、所定の符号化方式である第 1の符号化方式でエンコードさ れたオーディオデータ力TSパケット化された第 1の TSパケットと、可変長符号化方式 であり、第 1の符号化方式とは異なる第 2の符号化方式でエンコードされたオーディ ォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポートストリ ームを含み、トランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコードされる 場合に利用される時刻情報である第 1の時刻情報と、第 1の時刻情報が取得された
第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を含 む第 2の TSパケットが存在する場合に、ストリームを識別する情報と、第 1の時刻情 報が取得された第 1の TSパケットの番号とに基づいて作成されたテーブルとが記録 されている記録媒体力 テーブルを読み出す第 1の読み出しステップと、テーブルと
、ユーザ力 の再生位置の指定とに基づいて、読み出し位置を制御する制御ステツ プと、制御ステップの処理による読み出し位置の制御に基づいて、記録媒体からトラ ンスポートストリームを読み出す第 2の読み出しステップとを含む処理をコンピュータ に実行させることを特徴とする。
[0023] 第 2の本発明においては、第 1の符号ィ匕方式でエンコードされたオーディオデータ 力TSパケットィ匕された第 1の TSパケットと、第 2の符号ィ匕方式でエンコードされたォ 一ディォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポ 一トストリームと、トランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコードされ る場合に利用される時刻情報である第 1の時刻情報と、第 1の時刻情報が取得され た第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を 含む第 2の TSパケットが存在する場合に、ストリームを識別する情報と、第 1の時刻 情報が取得された第 1の TSパケットの番号とに基づいて作成されたテーブルとが記 録されている記録媒体力 テーブルが読み出され、テーブルと、ユーザからの再生 位置の指定とに基づいて、読み出し位置が制御され、記録媒体からトランスポートスト リームが読み出される。
[0024] 本発明の記録媒体は、オーディオデータに関するデータが記録されている記録媒 体であって、そのデータは、所定の符号ィ匕方式である第 1の符号ィ匕方式でエンコード されたオーディオデータ力 STSパケット化された第 1の TSパケットと、可変長符号化方 式であり、第 1の符号ィヒ方式とは異なる第 2の符号ィヒ方式でエンコードされたオーデ ィォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポートス トリームを含み、トランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコードされ る場合に利用される時刻情報である第 1の時刻情報と、第 1の時刻情報が取得され た第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を 含む第 2の TSパケットが存在する場合に、ストリームを識別する情報と、第 1の時刻
情報が取得された第 1の TSパケットの番号とに基づいて作成されたテーブルとが記 録されて!/ヽることを特徴とする。
[0025] 第 3の本発明においては、第 1の符号ィ匕方式でエンコードされたオーディオデータ 力TSパケットィ匕された第 1の TSパケットと、第 2の符号ィ匕方式でエンコードされたォ 一ディォデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランスポ 一トストリームと、トランスポートストリームの第 1の TSパケットに含まれる、デコードされ る場合に利用される時刻情報である第 1の時刻情報と、第 1の時刻情報が取得され た第 1の TSパケットより後ろの位置に、第 1の時刻情報と同じ時刻を表す時刻情報を 含む第 2の TSパケットが存在する場合に、ストリームを識別する情報と、第 1の時刻 情報が取得された第 1の TSパケットの番号とに基づいて作成されたテーブルとが記 録されている。
[0026] 本発明の再生方法は、記録媒体に記録されたデータを再生する再生方法であって 、そのデータは、所定の符号ィ匕方式である第 1の符号ィ匕方式でエンコードされたォー ディォデータが TS (Transport Stream)パケット化された第 1の TSパケットと、可変長 符号ィヒ方式であり、第 1の符号ィヒ方式とは異なる第 2の符号ィヒ方式でエンコードされ たオーディオデータ力 STSパケットィ匕された第 2の TSパケットとが多重化されたトランス ポートストリームを含み、再生すべき第 1の時刻情報を取得し、第 1の TSパケットに対 する記録媒体上の位置情報と、第 1の TSパケットのデコードの際に利用される第 2の 時刻情報との対応情報を保持するテーブルを読み出し、第 1の時刻情報に基づ 、て 、テーブルに保持された第 2の時刻情報を特定し、テーブルに基づいて特定された 第 2の時刻情報に対応する位置情報を取得し、位置情報における第 1の TSパケット が記録された記録位置力 データの読み出しを開始し、データの読み出し開始位置 力も後方に多重化されて 、る第 2の TSパケットを取得し、読み出された第 1の TSパ ケットのデコードは行わずに、取得された第 2の TSパケットのデコードを開始すること を特徴とする。
[0027] 第 4の本発明においては、再生すべき第 1の時刻情報が取得され、第 1の TSバケツ トに対する記録媒体上の位置情報と、第 1の TSパケットのデコードの際に利用される 第 2の時刻情報との対応情報を保持するテーブルが読み出され、第 1の時刻情報に
基づいて、テーブルに保持された第 2の時刻情報が特定され、テーブルに基づいて 特定された第 2の時刻情報に対応する位置情報が取得され、位置情報における第 1 の TSパケットが記録された記録位置力 データの読み出しが開始され、データの読 み出し開始位置力 後方に多重化されている第 2の TSパケットが取得され、読み出 された第 1の TSパケットのデコードが行われずに、取得された第 2の TSパケットのデ コードが開始される。
発明の効果
[0028] 第 1の本発明によれば、オーディオストリームを記録することができる。特に、第 1の 本発明によれば、異なる符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオデータの TS パケットが多重化されたトランスポートストリームとともに、トランスポートストリームのラ ンダムアクセスが可能となるような情報を記録することができる。
[0029] 第 2の本発明によれば、オーディオストリームを再生することができる。特に、第 2の 本発明によれば、異なる符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオデータの TS パケットが多重化されたトランスポートストリームにおいて、ランダムアクセス再生を行う ことができる。
[0030] 第 3の本発明によれば、オーディオストリームが記録された記録媒体を提供すること ができる。特に、第 3の本発明によれば、異なる符号ィ匕方式によりエンコードされたォ 一ディォデータの TSパケットが多重化されたトランスポートストリームにおいて、ランダ ムアクセス再生を行うことができるような記録媒体を提供することができる。
図面の簡単な説明
[0031] [図 1]本発明を適用した記録装置の構成例を示すブロック図である。
[図 2]図 1の AVエンコーダの構成例を示すブロック図である。
[図 3]光ディスク上のアプリケーションフォーマットの例を示す図である。
[図 4]EP_mapと ClipAVストリームとの関係を説明する図である。
[図 5]オーディオ用の EP_mapの構造を説明する図である。
[図 6]Clipインフォメーションファイルのシンタクスを示す図である。
[図 7]CPIを説明する図である。
[図 8]メインパスとサブパスの構造を説明する図である。
[図 9]PlayListのシンタクスを示す図である。
[図 10]SubPathのシンタクスを示す図である。
[図 1 l]SubPath_typeを説明する図である。
[図 12]CPIのシンタクスを示す図である。
[図 13]CPI_typeを説明する図である。
[図 14]EP_mapについて説明する図である。
[図 15]EP-fineと EP-coarseの関係を説明する図である。
[図 16]PTS_EP_fineと PTS_EP_coarseのフォーマットを説明する図である。
[図 17]SPN_EP_fineと SPN_EP_coarseのフォーマットを説明する図である。
[図 18]EP-coarseのエントリーと EP-fineのエントリーを説明する図である。
[図 19]EP_mapのシンタクスを示す図である。
[図 20]EP_stream_typeを説明する図である。
[図 21]EP_mapの EP_map_for_one_stream_PIDのシンタクスを示す図である。
[図 22]EP_stream_typeの制約を説明する図である。
[図 23]ClipInfoのシンタクスを示す図である。
[図 24]application_typeを説明する図である。
[図 25]application_tyPeが 4であり、 BSオーディオ ESのみにより TSが構成される場合 の、 EP_mapを説明する図である。
[図 26]BSオーディオ ESのみにより TSが構成される場合と、 BSオーディオ ESと HQ オーディオ ESにより TSが構成される場合の差異を説明する図である。
[図 27]BSオーディオ ESと HQオーディオ ESが TSとなるまでの流れを説明する図で ある。
[図 28]HQオーディオ TSパケットの構造を説明する図である。
[図 29]TSパケットを多重化する場合の制約を説明する図である。
[図 30]PTSの時刻について説明する図である。
[図 31]application— typeが 4であり、 BSオーディオ ESと HQオーディオ TSにより TSが 構成される場合の、 EP_mapを説明する図である。
[図 32]Clipインフォメーションファイルの記録処理を説明するフローチャートである。
[図 33]Clip作成処理を説明するフローチャートである。
[図 34]BSオーディオ ESと HQオーディオ ESに対する EP_mapの作成処理を説明する フローチャートである。
[図 35]本発明を適用した再生装置の構成例を示すブロック図である。
[図 36]図 35の AVデコーダの構成例を示すブロック図である。
[図 37]図 35の AVデコーダの他の構成例を示すブロック図である。
[図 38]BSオーディオ ESに対するランダムアクセス再生処理を説明するフローチヤ一 トである。
[図 39]HQオーディオ ESに対するランダムアクセス再生処理を説明するフローチヤ一 トである。
符号の説明
[0032] 1 記録装置, 21 コントローラ, 22 操作入力部, 23 データ取得部, 24 AVエンコーダ, 26 PESパケット化部, 27 TSパケット化部, 28 記録制御部 , 171 BSオーディオ ES, 172 BSオーディオ PES, 173 BSオーディオ TS , 181 HQオーディオ ES, 182 HQオーディオ PES, 183 HQオーディオ T S, 190 TS, 201 BSオーディオ PESパケット, 211 HQオーディオ PESパ ケット, 231 BSオーディオ TSパケット, 232HQオーディオ TSパケット, 261 BSオーディオ TSパケット, 271 HQオーディオ TSパケット, 341 再生装置, 351 コントローラ, 352 操作入力部, 354 再生制御部, 356 AVデコーダ 発明を実施するための最良の形態
[0033] 以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
[0034] 図 1は、本発明を適用した記録装置 1の構成例を示すブロック図である。
[0035] この記録装置 1には、光ディスク 11、コントローラ 21、操作入力部 23、 AV (Audio V isual)エンコーダ 24、ノッファ 25、 PES (Packetized Elementary Stream)パケット化部
26、 TS (Transport Stream)パケット化部 27、記録制御部 28、ドライブ 29、およびリム 一バブルメディア 30が設けられて!/、る。
[0036] コントローラ 21は、予め用意されている制御プログラムを実行することで、記録装置
1の全体の動作を制御する。例えば、コントローラ 21は、装着された記録媒体である
光ディスク 11に、 AV (Audio Visual)ストリームを記録させるとともに、後述する再生装 置(図 35の再生装置 341)にお!/、て光ディスク 11へのランダムアクセスができるように するための、 EP_map (詳細は後述する)などを記録させるための処理を制御すること ができる。
[0037] 操作入力部 22は、例えば、ボタン、キー、タツチパネル、ジョグダイヤル、マウスなど の入力デバイスや、所定のリモートコマンダカ 送信される赤外線などの信号を受信 する受信部により構成され、ユーザの操作入力を取得し、コントローラ 21に供給する
[0038] データ取得部 23は、 AVデータ、すなわち、ビデオデータとオーディオデータを外 部から取得し、 AVエンコーダ 24に供給する。 AVエンコーダ 24は、供給されたビデ ォデータとオーディオデータを、それぞれ所定の符号化方式でエンコード (符号化) し、ビデオ ES (エレメンタリーストリーム)とオーディオ ESとをバッファ 25に供給する。
[0039] 例えば、 AVエンコーダ 24には、図 2に示されるように、第 1のオーディオエンコーダ 24- 1,第 2のオーディオエンコーダ 24— 2、およびビデオエンコーダ 24— 3が設け られている。第 1のオーディオエンコーダ 24— 1は、第 1の符号化方式でオーディオ データをエンコードし、エンコードして得られたオーディオ ESを出力する。また、第 2 のオーディオエンコーダ 24— 2は、第 2の符号化方式でオーディオデータをェンコ一 ドし、エンコードして得られたオーディオ ESを出力する。さらに、ビデオエンコーダ 24 —3は、例えば、 MPEG (Moving Picture Expert Group) 2の符号化方式でビデオデ ータをエンコードし、エンコードして得られたビデオ ESを出力する。このように、 AVェ ンコーダ 24には、 2つの異なる符号化方式のオーディオエンコーダが設けられて!/、る
[0040] ここで、第 1の符号ィ匕方式は、汎用のオーディオデコーダでデコード可能な音声符 号化方式 (例えば、固定長符号化方式)である。また、第 2の符号化方式は、高性能 なオーディオデコーダでのみでデコード可能な音声符号化方式 (可変長符号化方式 )である。具体的には、第 2の符号ィ匕方式は、可変ビットレート (VBR)オーディオであ り、復号時に、 VBRのピークレートを低く抑えるための FIFO (First- In First- Out)バッ ファを用いるオーディオ符号ィ匕方式である。すなわち、第 2の符号ィ匕方式は、可変長
符号化方式であり、この方式により符号化されたオーディオ ESを復号する場合、復 号側では、 FIFOバッファが必要となる。ここで、可変長符号化方式によりエンコードさ れて出力されるオーディオ ESの出力ビットレートは可変長とされる。逆に、固定長符 号化方式 (第 1の符号化方式)によりエンコードされて出力されるオーディオ ESの出 力ビットレートは固定長とされる。
[0041] 以下において、第 1のオーディオエンコーダ 141が第 1の符号ィ匕方式を用いてォー ディォ信号をエンコードした結果のストリームを、 BSオーディオ ES (基本オーディオ エレメンタリストリーム)と称し、第 2のオーディオエンコーダ 142が第 2の符号ィ匕方式 を用いてオーディオ信号をエンコードした結果のストリームを、 HQオーディオ ES (高 品質オーディオエレメンタリストリーム)と称する。また、以下において、 BSオーディオ ESと、 HQオーディオ ESとを、個々に区別する必要がない場合、オーディオ ESと称 する。
[0042] このように、 AVエンコーダ 24からは、第 1のオーディオエンコーダ 24— 1によりェン コードされた結果の BSオーディオ ES、第 2のオーディオエンコーダ 24— 2によりェン コードされた結果の HQオーディオ ES、および、ビデオエンコーダ 24— 3によりェン コードされた結果のビデオ ESが出力され、ノッファ 25に供給される。
[0043] 図 1に戻って、バッファ 25は、エンコードされたデータ(BSオーディオ ES、 HQォー ディォ ES、およびビデオ ES)を一時バッファリングし、 PESパケットィ匕部 26に供給す る。 PESパケット化部 26は、 BSオーディオ ES、 HQオーディオ ES、およびビデオ ES を、コントローラ 21からの制御に基づくタイミングでそれぞれ引き抜き、コントローラ 21 力もの制御に基づいて、これを PESパケットィ匕する。このとき、 PESパケットィ匕部 26は 、コントローラ 21から供給されてきた PTS (プレゼンテーションタイムスタンプ)を、 PE Sの各 PESパケットに格納する。すなわち、 PESパケットィ匕部 26から出力される PES ノケット(BSオーディオ ESに対応する PESパケット、 HQオーディオ ESに対応する P ESパケット、およびビデオ ESに対応する PESパケット)には、それぞれ PTSが格納さ れている。 PESパケット化部 26は、 PESパケットストリーム(複数の PESパケットからな る PESパケットストリーム)を、それぞれ TSパケット化部 27に供給する。
[0044] TSパケットィ匕部 27は、コントローラ 21からの制御に基づいて、 PESパケットィ匕部 26
力ら供給された PESパケットストリームを TSパケット(トランスポートストリームパケット) にパケットィ匕する。具体的には、 TSパケットィ匕部 27は、 PESパケットィ匕部 26から供給 された BSオーディオ PES、 HQオーディオ PES、およびビデオ PESを TSパケットィ匕 する。そして、 TSパケットィ匕して得られた BSオーディオ ESの TSパケット、 HQオーデ ィォ ESの TSパケット、およびビデオ ESの TSパケットを、コントローラ 21からの制御に 基づいて多重化する。なお、この多重化するときの制約や、 PESパケットィ匕部 26が P ESパケットィ匕するときの制約については後述する。 TSパケットィ匕部 27は、多重化し て得られた MPEG2-TSを、後段の記録制御部 28に供給する。
[0045] なお、 TSパケットィ匕部 27は、 TSパケットィ匕するとき (TSパケットを生成するとき)、 B Sオーディオ PESと HQオーディオ PESとを識別するための transport_priorityフラグと 、オーディオストリームを識別するための PIDを、 TSパケットのヘッダ(TSヘッダ)に 付加する。すなわち、生成された BSオーディオ TSを構成する複数の TSパケットの 各 TSヘッダに格納されて!、る PIDと、 HQオーディオ TSを構成する複数の TSバケツ トの各 TSヘッダに格納されている PIDとは、同一の PIDとされ、生成された BSォー ディォ TSを構成する複数の TSパケットの各 TSヘッダに格納されている transport_pri orityフラグと、 HQオーディオ TSを構成する複数の TSパケットの各 TSヘッダに格納 されて 、る transport_priorityフラグとは、異なる transport_priorityフラグとされる。
[0046] 具体的な例としては、 TSパケットィ匕部 27は、 BSオーディオ TSを構成する複数の B Sオーディオ TSパケットの各 TSヘッダに「PID = aO,tp (transport— priority) = 1」を付 加し、 HQオーディオ TSを構成する複数の BSオーディオ TSパケットの各ヘッダに「P ID = aO,tp (transport— priority) =0」を付カ卩する。
[0047] 記録制御部 28は、コントローラ 21による制御にしたがって、 TSパケットィ匕部 27また はコントローラ 21から供給されたデータ (MPEG2-TS)を光ディスク 11に記録する。
[0048] また、例えば、操作入力部 22は、ユーザからの、 AVストリームの中の所定の再生 区間の指定の入力を受け付け、これを、コントローラ 21に供給する。これに対して、コ ントローラ 21は、 AVストリームのデータベース (Clip)、 AVストリームの再生区間 (Playlt em)をグループ化したもの(PlayList)のデータベース、および光ディスク 11の記録内 容の管理情報 (info.dvr)を作成する。これらの情報カゝら構成されるアプリケーションデ
ータベース情報は、 AVストリームと同様にして、記録制御部 28へ入力される。記録 制御部 28は、コントローラ 21から出力される制御信号に基づいて、光ディスク 11へ データベースファイルを記録する。
[0049] ユーザが、操作入力部 22に対して、ランダムアクセス再生を指示する情報を入力し た場合、コントローラ 21は、 AVストリームのデータベース (Clip)の内容に基づいて、光 ディスク 11からの AVストリームの読み出 Lf立置を決定し、その AVストリームの読み出 しを、記録制御部 28に指示する。例えば、ユーザにより選択された PlayListを、所定 の時刻から再生する場合、コントローラ 21は、指定された時刻に対応するデータを読 み出すように記録制御部 28に指示する。
[0050] また、コントローラ 21には、必要に応じてドライブ 29も接続されており、ドライブ 29に は、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM (Com pact Disk-Read Only Memory), DVDを含む)、光磁気ディスク(MD (登録商標)(Mi ni-Disk)を含む)、または、半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア 30が装着さ れる。
[0051] なお、コンテンツを記録する記録媒体は、光ディスク 11の他、例えば、磁気ディスク や半導体メモリであってもよ 、ことは言うまでもな 、。
[0052] 以下においては、 2つの異なる符号化方式 (第 1の符号化方式と第 2の符号化方式
)でエンコードされたオーディオストリームが TS化されて光ディスク 11に記録されて!ヽ る場合であって、ブラウザブルスライドショーをランダムアクセス可能とするための構成 について説明していく。
[0053] 図 3は、図 1の記録装置や後述する図 35の再生装置 341に装着される光ディスク 1 1上のアプリケーションフォーマットの例を示す図である。
[0054] アプリケーションフォーマットは、 AVストリームの管理のために PlayListと Clipの 2つ のレイヤを有している。ここでは、 1つの AVストリームとそれに付随する情報である Cli pインフォメーションのペアを 1つのオブジェクトと考え、それらをまとめて Clipと称する 。以下、 AVストリームを AVストリームファイルとも称する。また、 Clipインフォメーション を Clipインフォメーションファイルとも称する。
[0055] 1つの AVストリームファイルは、 MPEG (Moving Picture Expert Group) 2トランスポ
一トストリームをアプリケーションフォーマットによって規定される構造に配置したデー タをストアする。一般的に、コンピュータ等で用いられるファイルはバイト列として扱わ れるが、 AVストリームファイルのコンテンツは時間軸上に展開され、 Clipのアクセスポ イントは、主に、タイムスタンプで PlayListにより指定される。すなわち、 PlayListと Clip は、 AVストリームの管理のためのレイヤである。
[0056] Clip中のアクセスポイントがタイムスタンプで PlayListにより示されている場合、 Clip I nformationファイル(例えば、 EP_map)は、タイムスタンプから、 AVストリームファイル 中のデコードを開始すべきアドレス情報を見つけるために使用される。
[0057] PlayListは、 AVストリームの再生区間の集まりである。ある AVストリーム中の 1つの 再生区間は Playltemと呼ばれ、それは、時間軸上の再生区間の IN点(再生開始点) と OUT点(再生終了点)のペアで表される。従って、 PlayListは、図 3に示されるように 1つ、または複数の Playltemにより構成される。
[0058] 図 3において、左から 1番目の PlayListは 2つの Playltemから構成され、その 2つの P1 ayltemにより、左側の Clipに含まれる AVストリームの前半部分と後半部分がそれぞれ 参照されている。また、左から 2番目の PlayListは 1つの Playltemから構成され、それ により、右側の Clipに含まれる AVストリーム全体が参照されている。さらに、左から 3 番目の PlayListは 2つの Playltemから構成され、その 2つの Playltemにより、左側の Cli pに含まれる AVストリームのある部分と、右側の Clipに含まれる AVストリームのある部 分がそれぞれ参照されて!ヽる。
[0059] 例えば、図 3のディスクナビゲーシヨンプログラムにより、そのときの再生位置を表す 情報として、左から 1番目の PlayListに含まれる左側の Playltemがユーザにより指定さ れた場合、その Playltemが参照する、左側の Clipに含まれる AVストリームの前半部 分の再生が行われる。このように、 PlayListは、 AVストリームファイルの再生を管理す るための再生管理情報として用いられる。
[0060] ディスクナビゲーシヨンプログラムは、 PlayListの再生の順序や、 PlayListのインタラ クティブな再生をコントロールする機能を有する。また、ディスクナビゲーシヨンプログ ラムは、各種の再生の実行をユーザが指示するためのメニュー画面を表示する機能 なども有する。このディスクナビゲーシヨンプログラムは、例えば、 Java (登録商標)など
のプログラミング言語で記述され、記録媒体上に用意される。
[0061] 本実施の形態では、 PlayListの中で、 1つ以上の Playltemの並びによつて(連続する Playltemにより)作られる再生パスをメインパス (Main Path)と称し、 PlayListの中で、 Ma in Pathに平行(並列)して、 1つ以上の Sub Pathの並びによつて(非連続でもよいし、 連続してもよ 、SubPlayItemにより)作られる再生パスをサブパス(Sub Path)と称する。 すなわち、記録装置 1や再生装置(図 35を参照して後述する再生装置 341)に装着 される記録媒体上のアプリケーションフォーマットは、メインパスに関連付けられて (合 わせて)再生されるサブパス (Sub Path)を PlayListの中に持つ。
[0062] 次に、 Clip Information file (図 3の Clipインフォメーション)について説明する。本実 施の形態における記録装置 1は、 1つの Clip AVストリームと、それに対応するの Clip インフォメーションファイルとを別々のファイルとして、光ディスク 11に記録する。 Clip インフォメーションファイルは、 CPI (Characteristic Point Information)と ClipMarkとを 有している。
[0063] CPIは、 Clipインフォメーションファイルに含まれるデータであり、主に、それは Clipへ のアクセスポイントのタイムスタンプが与えられた時、 Clip AV stream fileの中でデー タの読み出しを開始すべきデータアドレスを見つけるために用いられる。本実施の形 態では、 EP_mapの種類の CPIが用いられる。
[0064] 図 4は、 EP_mapと Clip AVストリームとの関係を説明する図である。
[0065] EP_mapは、エントリーポイント (EP)データのリストであり、それはエレメンタリーストリー ムおよびトランスポートストリーム力も抽出されたものである。これは、 AVストリームの 中でデコードを開始すべきエントリーポイントの場所を見つけるためのアドレス情報を 持つ。 1つの EPデータは、プレゼンテーションタイムスタンプ(PTS)と、その PTSに対 応するアクセスユニットの AVストリームの中のデータアドレスの対で構成される。
[0066] EPjnapは、主に 2つの目的のために使用される。第 1に、 PlayListの中でプレゼンテ ーシヨンタイムスタンプによって参照されるアクセスユニットの AVストリームの中のデ ータアドレスを見つけるために使用される。ランダムアクセス再生される場合もこれに 該当する。第 2に、ファーストフォワード再生やファーストリバース再生のために使用さ れる。記録装置 1が、 AVストリームを記録する場合 (後述する図 33の処理)や、 AVス
トリームのシンタクスを解析することができるとき(後述する図 32の処理)、 EPjnapが作 成され、ディスクに記録される。
[0067] 図 4に示すように、 Clipの中のアクセスポイントをプレゼンテーションタイムスタンプ( PTS)で指定されたときに、 Clip AVストリームファイルの中でストリームのデコードを開 始すべきアドレス情報を見つけるために EPjnapが用いられる。このように、 EPjnapは 、上述した PlayListで示される時間軸上の IN点及び OUT点に対応するアドレスを示 すテーブルであり、 PlayList等のプレゼンテーションタイムスタンプ(PTS)をこれに対 応するアドレスに変換するために使用される。すなわち、 EPjnapは、プレゼンテーショ ンタイムスタンプ(PTS)と、 Clip AVストリームのソースパケットナンバー(トランスポート ストリームの TS (トランスポートストリーム)パケットの番号)とを対応付けたテーブルで ある。
[0068] この EPjnapにより、 Clip AVストリーム力 該当するデータを選択して読み出すことが できる。また、 EPjnapは、ランダムアクセスを行う場合に用いられる。例えば、ユーザ 力 操作入力部 22に操作を入力して、 Clipの中のアクセスポイントを、タイムスタンプ( PTS)で指定した場合、コントローラ 21は、 Clip AVストリームファイルの中でストリーム のデコードを開始すべきアドレス情報を、 EPjnapを参照して取得し、これに基づいて 、ランダムアクセスを行うよう記録制御部 28を制御する。なお、 EPjnapの種類には、ビ デ才用とオーディオ用がある。
[0069] 図 5は、オーディオ用 EPjnapの構造を説明する図である。具体的には、図 5の Aは 、 Clip AVストリームにおけるプレゼンテーションタイムスタンプ(PTS)の位置を説明す る図、図 5の Bは、図 5の Aに示す Clip AVストリームの一部を拡大して示す図、図 5の Cは、オーディオ用 EPjnapのデータ構造を示す図である。
[0070] オーディオ用 EPjnapは、図 5の Cに示されるように、 Clip AVストリームのプレゼンテ ーシヨンタイムスタンプ(PTS) (PTS_EP_start)と、それに対応するソースパケット番号( TSパケットの番号)を示す情報(SPN_EP_start)とが記述されたテーブルである。
[0071] ここで、アドレスの表現として、ソースパケット番号 (SPN: Source Packet Number)を 使用することができる。このソースパケット番号(SPN)は、 Clip AVストリーム内の全て のソースパケットに一連の番号を付したものである。ソースパケット番号 SPNは、 Clip A
Vストリームの中で、最初のソースパケットをソースパケット番号 SPN = 0 (ゼロ)とし、そ の次のソースパケットのソースパケット番号 SPN= 1とし、以後、次のパケット毎にソー スパケット番号 SPNは 1ずつ増加するものとする。従って、オーディオ用 EP_mapの SPN _EP_startとしては、ソースパケット番号(SPN)が記述される。
[0072] 次に、 Clip information file (Clipインフォメーションファイル)につ!/、て説明する。図 6 は、 Clipインフォメーションファイルのシンタクスを示す図である。
[0073] zzzzz.clpi (Clip information fileファイル)は、図 6に示すように 5個のオブジェクトから 構成される。それらは、 Cliplnfo0、 Sequencelnfo 0、 ProgramInfo0、 CPI()、および Clip MarkOである。 AVストリーム (Clip AVストリーム)とそれに対応する Clip Informationフ アイルは、同じ数字列の" zzzzz〃が使用される。
[0074] 図 6に示した zzzzz.clpi (Clip information fileファイル)のシンタクスにつ 、て説明す るに、 typejndicatorは、フアイノレのタイプを示し、 version_numberは、そのフアイノレのノ ~~ンヨン 不し飞いる。 Sequencelnfo— start— addressは、 equencelnfoの zzzzz.clpiファィ ルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、 Sequencelnfo ()の先頭アドレスを 示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。 ProgramInfo_start_addressは、 Programl nfoの zzzzz.clpiファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、 Programlnfo 0の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
[0075] CPI_Start_addressは、 zzzzz.clpiファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位と して、 CPI0の先頭アドレスを示す。 ClipMark_Start_addressは、 zzzzz.clpiファイルの先 頭のバイトからの相対バイト数を単位として、 ClipMarkOの先頭アドレスを示す。相対 ノイト数はゼロからカウントされる。 padding_word (パディングワード)は、 zzzzz.clpiファ ィルのシンタクスにしたがって挿入される。 Nl, N2, N3, N4、および N5は、ゼロま たは任意の正の整数でなければならない。それぞれのパディングワードは、任意の 値がとられるようにしても良!、。
[0076] 次に、図 6に示した zzzzz.clipのシンタクス内の CPI (Characteristic Point Informatio n)について、図 7を参照して説明する。 CPIは、 AVストリームの中の時間情報とそのフ アイルの中のアドレスとを関連づけるためにある。 CPI0の中の CPLtypeが、図 7に示さ れるように、 EP_map typeの場合、その CPI0は EP_mapを含む。なお、 CPIのシンタクス
については、図 12を参照して後述する。
[0077] 図 7においては、 PlayListに、 1つの Playltemと 1つの SubPlayltemが含まれている。
すなわち、 PlayListの中に、 1つの Playltemにより作られる再生パス(メインパス)と、 1 つの SubPlayltemにより作られる再生パス(サブパス)がエントリーされている。 PlayList は、 1つのメインパスと 1つ以上のサブパスを持つことができ、 1つのサブパスは、 1つ 以上の SubPlayltemの並びによつて作られる。
[0078] ここで、メインパスとサブパスの構造を、図 8を参照して説明する。
[0079] 図 8においては、メインパスが、異なるタイミングで再生されるオーディオの再生パス を、サブパスを使用して表している。メインパスの Playltemが参照するメイン AVストリ ームファイルは、例えば、上述した図 7の Playltemで参照される Clip AVストリームファ ィルである(図 8では省略して!/、る)。
[0080] 例えば、メインパスを静止画のスライドショーとし、サブパスのオーディオパスをメイ ンパスの BGM (バックグラウンドミュージック)として使う場合、すなわち、ブラウザブルス ライドショーを再生する場合に、このような構成が利用される。換言すれば、ユーザが 、スライドショーの画像更新を再生装置 (プレーヤ)へ指令したときに、 BGMを途切れ させないで再生させる場合に利用される。
[0081] ここで、ブラウザブルスライドショーは、静止画の再生順序が決められており、各スラ イドの再生時間が有限、または、無限とされている。スライド再生時間が無限であるも のが含まれている場合、ユーザが再生装置に、スライドの再生を次に進めるという指 示をしない限り、次のスライドの再生には進まない。従って、それぞれのスライドの再 生は時間軸上で予め決められた時刻に再生されない。また、ブラウザブルスライドシ ョ一においては、静止画像と同時に再生するオーディオは、サブパスのオーディオパ スで参照されており、オーディオは静止画像の再生に同期しない。すなわち、静止画 像とは非同期で再生される。
[0082] 図 8においては、 PlayListは、 3つの Playltemの並びにより作られる 1つのメインパス と、 1つのサブパスとを有している。メインパスを構成する Playltemには、先頭力も順番 にそれぞれ ID (Identification)が付されている。具体的には、メインパスは、 Playltemj d = 0、 Playltem— id= l、および Playltem— id = 2の Playltemからなる。
[0083] また、 Sub Pathは、 Clip (Auxiliary audio stream)の中の Sub Pathの再生区間を指定 するための SubPlayItem_IN_timeと SubPlayItem_OUT_timeを含む。図 8の例の場合、 Su bPlayltemによって、 Clip (Auxiliary audio stream)が参照されている。また、メインパス が参照する AVストリームの(ビデオデータの)タイミングとオーディオの再生タイミング は関係なぐ Main pathの時間軸上で Sub Pathが再生を開始する時刻を指定する必 要がな 、ので、図 8にお!/、ては、 SubPlayltemに sync_PlayItem_idと sync_start_PTS_of_P layltemとが含まれない。すなわち、単に Main Pathが参照する AVストリームと Sub Pat hが参照するオーディオストリームを合わせて再生する、 t 、う情報だけが設けられて いる。
[0084] なお、ここで、「AVストリームに含まれるビデオストリームのデータとサブパスにより 参照されるオーディオストリームのデータの再生のタイミングとが異なる」と記載してい る力 より詳細には、 AVストリームに含まれるビデオストリームの再生のタイミングと、 ビデオストリームの再生タイミングは合ってはいる(すなわち、ビデオストリームにォー ディォストリームが関連付けられている)力 ビデオストリームの中の所定のフレームを 再生中に、対応する音が再生される、という具体的な対応付けまでは行われていな いことを示している。すなわち、ビデオストリームの再生タイミングと、オーディオストリ ームの再生タイミングが合っている上に、ビデオストリームの中の所定のフレームを再 生中に、対応する音が再生される、という具体的な対応付けまで行われるのではなく 、単に、ビデオストリームの再生タイミングと、オーディオストリームの再生タイミングが 合っているが、具体的な対応付けまでは行われおらず、再生のタイミングは異なるも のとされている。
[0085] 次に、図 8を用いて説明したメインパスとサブパスの構造を具体的に実現するため のデータ構造 (シンタクス)を説明する。
[0086] 図 9は、 PlayListOのシンタクスを示す図である。
[0087] lengthは、この lengthフィールドの直後から PlayListOの最後までのバイト数を示す 3 2ビットの符号なし整数である。すなわち、 reserved_forjUture_useから Playlistの最後 までのバイト数を示すフィールドである。この lengthの後には、 16ビットの reserved_for_ foture_useが用意される。 number_of_PlayItemsは、 PlayListの中にある Playltemの数を
示す 16ビットのフィールドである。例えば、図 8の例の場合 Playltemの数は 3個である 。 Playltemjdの値は、 PlayListの中で PlayltemOが現れる順番に 0から割り振られる。 例えば、図 8に示されるように、 PlayItem_id = 0, 1, 2が割り振られる。
[0088] number_of_SubPathsは、 PlayListの中にある SubPathの数(エントリー数)を示す 16ビ ットのフィールドである。例えば、図 8の例の場合、 Sub Pathの数は 1個である。 SubPat hjdの値は、 PlayListの中で SubPathOが現れる順番に 0から割り振られる。例えば、 Su bpath_id = 0, 1, 2が割り振られる。その後の for文では、 Playltemの数だけ Playltemが 参照され、 Sub Pathの数だけ、 Sub Pathが参照される。
[0089] 図 10は、 SubPathOのシンタクスを示す図である。
[0090] lengthは、この lengthフィールドの直後から Sub Path ()の最後までのバイト数を示す 32ビットの符号なし整数である。すなわち、 reserved_forjUture_useから Playlistの最後 までのバイト数を示すフィールドである。この lengthの後には、 16ビットの reserved_for_ foture_useが用意される。 SubPath_typeは、 SubPathのアプリケーション種類を示す 8ビ ットのフィールドである。 SubPath_typeは、例えば、 Sub Pathがオーディオである力 ビ ットマップ字幕であるか、テキスト字幕であるかなどの種類を示す場合に利用される。 この SubPath_typeについては、図 11を参照して後述する。 SubPath_typeの後には、 1 5ビットの reserved_for_foture_useが用意される。 is_repeat_SubPathは、 SubPathの再生 方法を指定する 1ビットのフィールドであり、メインパスの再生の間に SubPathの再生を 繰り返し行うか、または SubPathの再生を 1回だけ行うかを示すものである。例えば、メ イン AVストリームとサブパスが指定する Clipの再生タイミングが異なる場合 (メインパ スを静止画のスライドショーとし、サブパスのオーディオパスをメインパスの BGM (バッ クグラウンドミュージック)として使うなどの、ブラウザブルスライドショーを再生する場合 )に利用される。 Is_repeat_SubPathの後には、 8ビットの reserved_for_foture_useが用意 される。 number_of_SubPlayItemsは、 1つの SubPathの中にある SubPlayltemの数(ェン トリー数)を示す 8ビットのフィールドである。例えば、 number_of_SubPlayItemsは、図 8 の SubPlayltemは 1個である。その後の for文では、 SubPlayltemの数だけ、 SubPlayltem が参照される。
[0091] 図 11は、 SubPath_type (サブパスのタイプ)の例を説明する図である。すなわち、 Sub
Pathの種類は、例えば、図 11に示されるように定義されている。
[0092] 図 11において、 SubPath_type = 0, 1は、 reservedとされている。 SubPath_type = 2は 、 Audio presentation path of the Brows able slideshow、ゾフゥザブノレスフイトンョ ~~の オーディオプレゼンテーションパス)とされている。例えば、 SubPath_type= 2は、プレ イリストの中において、サブパスで参照されるオーディオプレゼンテーションパスと、プ レイアイテムで参照されるメインパスとが非同期であることを示している。すなわち、図 8の Sub Pathのタイプは、この Sub Path_type = 2とされる。
[0093] Sub Path— type = dは、 Interactive graphics presentation menu (インタフクアイブグフノ イツタスのプレゼンテーションメニュー)とされている。例えば、 SubPath_type = 3は、プ レイリストの中にお 、て、サブパスで参照されるインタラクティブグラフィックスのメ-ュ 一と、プレイアイテムで参照されるメインパスとが非同期であることを示している。
[0094] SubPath_type = 4は、 Text subtitle presentation path (テキスト字幕のプレゼンテー シヨンパス)とされている。例えば、 SubPath_type=4は、プレイリストの中において、サ ブパスで参照されるテキスト字幕のプレゼンテーションパスと、プレイアイテムで参照 されるメインパスとが同期して 、ることを示して!/、る。
[0095] SubPath— type = 5は、 2nd Audio Presentation path (2番目のオーディオプレゼンテ ーシヨンパス)(2ndオーディオストリームを参照するためのパス)とされている。具体的 には、 SubPath_type= 5は、プレイリストの中において、サブパスで参照される 2番目 のオーディオプレゼンテーションパスと、プレイアイテムで参照されるメインパスとが同 期していることを示している。例えば、このサブパスで参照される(2番目の)オーディ ォストリームは、映画に対する監督のコメント(音声)である。
[0096] SubPath_type = 6は、 2nd Video Presentation path (2番目のビデオプレゼンテーシ ヨンパス)(2ndビデオストリームを参照するためのパス)とされている。具体的には、 Su bPath_type = 6は、プレイリストの中において、サブパスで参照される 2番目のビデオ プレゼンテーションパスと、プレイアイテムで参照されるメインパスとが同期して!/ヽるこ とを示している。例えば、このサブパスで参照される(2番目の)ビデオストリームは、映 画に対する監督のコメント (動画像)である。
[0097] SubPath_type = 7乃至 255は、 reservedとされて 、る。
[0098] 図 12は、 CPIのシンタクスを示す図である。図 12に示した CPIのシンタクスを説明す るに、 lengthは、この lengthフィールドの直後力も CPI0の最後までの CPI0のバイト数を 示す 32ビットの符号なし整数である。 CPLtypeは、図 13に示すように、 4ビットのフラ グであり、 Clipの CPIのタイプを表す。
[0099] 次に、図 12に示した CPIのシンタクス内の EPjnapについて説明する。 EPjnapには、 2つのタイプがあり、それはビデオストリーム用の EPjnapとオーディオストリーム用の E P_mapである。 EPjnapの中の EP_map_typeが、 EPjnapのタイプを区別する。 Clipが 1つ 以上のビデオストリームを含む場合、ビデオストリーム用の EPjnapが使用され、 Clipが ビデオストリームを含まず、 1つ以上のオーディオストリームを含む場合、オーディオス トリーム用の EPjnapが使用される。また、例えば、ブラウザブルスライドショーを再生 する場合には、オーディオストリーム用の EPjnapが使用される。
[0100] オーディオストリーム用の EPjnapは、 stream_PID、 PTS_EP_start、および SPN_EP_sta rtというデータを持つ。 stream_PIDは、オーディオストリームを伝送するトランスポート パケットの PIDを示す。 PTS_EP_startは、オーディオストリームのアクセスユニットの PTS を示す。 SPN_EP_startは、 AVストリームの中で、 PTS_EP_startで参照されるアクセスュ ニットの第 1バイト目を含むソースパケットのアドレスを示す。より具体的には、 PTS_EP_ startは、オーディオストリームのアクセスユニットの 33ビット精度の PTSを示し、 SPN_ EP_startAVストリームの中で PTS_EP_startにより参照されるアクセスユニットのオーデ ィオフレームの第 1バイト目を含むソースパケットの相対アドレスを示す。 SPN_EP_start は、ソースパケット番号を単位とする大きさであり、 AVストリームファイルの最初のソー スパケットからカウントされる。
[0101] EP_map_for_one_stream_PIDOと呼ばれるサブテーブルは、同じ PIDを持つトランスポ ートパケットによって伝送されるオーディオストリーム毎に作られる。 Clipの中に複数の オーディオストリームが存在する場合、 EPjnapは複数の EP_map_for_one_stream_PID() を含んでも良い。
[0102] なお、 EPjnapと Sequencelnfoの関係を説明するに、 1つの EP_map_for_one_stream_PI DOは、 STCの不連続点に関係なく 1つのテーブルに作られる。図 14に示されるように 、 SPN_EP_startの値と Sequencelnfo 0において定義される SPN_STC_startの値を比較
する事により、それぞれの STC_sequenceに属する EP_mapのデータの境界が分かる。 EP_mapは、同じ PIDで伝送される連続したストリームの範囲に対して、 1つの EP_map_f or_one_stream_PIDを持たねばならな!、。
[0103] 次に、 EP_map_for_one_stream_PIDOについて説明する。
[0104] 本実施の开態では、 EP_map_for_one_stream_PIDOのテーブルのデータサイズを削 減し、かつデータサーチのパフォーマンスを改善するために、 EP_map_for_one_stream — PID0は、 2つのサブテーブル、すなわち、 EP_coarseと EP_fineに分けられる(図 15参 照)。
[0105] EP_fineエントリーと、 EP_coarseエントリ一は、共に同じ PTS_EP_start、 SPN_EP_startか ら生成される。 EP_fineエントリ一は、 PTS_EP_startおよび SPN_EP_startの LSB(Least S ignificant Bit)側のビット情報を持つ(図 16と図 17を参照)。 EP_coarseエントリ一は、 P TS_EP_startおよび SPN_EP_startの MSB(Most Significant Bit)側のビット情報とそれに 対応する EP_fineのテーブル中のエントリー番号(同じ PTS_EP_startから取り出した LSB 側のビットを持つ EP_fineテーブルの中のエントリー)を持つ。
[0106] 図 17〖こ示されるよう〖こ、 PTS_EP_fineは、 9乃至 19ビット目まで用いており、 PTS_EP_c oarseは、 19乃至 32目まで用!ヽられて ヽる。
[0107] EP_coarseサブテーブルの中のエントリー数は、 EP_fineサブテーブルのエントリー数 に比べてかなり小さい。次の場合に、 EP_coarseのエントリーが作られる。
[0108] '最初の PTS_EP_fineのエントリー ' PTS—EPjineの値がラップ'アラウンドした後の最 初の PTS_EP_fineのエントリー ' RSP^EPjineの値がラップ'アラウンドした後の最初 の RSPN_EP_fineのエントリー(図 18参照)。
[0109] 次に、 EP_mapを使用する場合の AVストリームへのランダムアクセスの例について説 明する。
[0110] ある PlayListのグローバルな時間軸上で 30分後から、その再生を開始したいとする
•最初に PlayListの中のグローバルな時間軸上でで 30分後に対応するところ時刻を 含む Playltemの STC- sequence- idを調べる。
'前記 STC- sequenceのローカルな時間軸上で 30分後に対応するところの PTSの値
を導く。
•目 LI dSTC— sequenceの SPN— STC— startを Sequencelnfo力り辱く。
•EP.coarseサブテーブルの中で、 SPN_EP_coarse力 導いた前記 SPN_STC_start以 上であるところのエントリーから、データサーチが開始される。 EP.coarseサブテープ ルの中で、前記必要な PTSに最も近ぐかつその値より時間的に前の値を持つ PTS_E P_coarseのエントリーを見つける。
•EP_fineサブテーブルの中で、前記見つけた PTS_EP_coarseに対応するところの EP_ fineのエントリー番号から、データサーチが開始される。前記必要な PTSに最も近ぐ かつその値より時間的に前の値を持つ PTS_EP_fineを持つエントリーを見つける。
'前記必要な PTSのアクセスユニットの読み出し開始のための SPN_EP_startは、前記 見つけた PTS_EP_coarseに対応する SPN_EP_coarseの LSB 18ビットを前記見つけた P TS_EP_fineに対応する RSPN_EP_fineのビットで置きかえることにより決定される。
[0111] このようにして、 PTS_EP_fineと PTS_EP_coarseとを用いることで、ランダムアクセス可 能にするとともに、 EP_map_for_one_stream_PID ()のテーブルのデータサイズを削減す るとともに、データサーチのパフォーマンスを向上させることができる。
[0112] 上記説明した EP_mapのシンタクスを図 19に示す。
[0113] number— of— stream— PID— entries ί¾、 EP— mapの中での EP— map— for— one— stream— PIDのェ ントリー数を示す。
[0114] stream_PID[k]は、 EP_mapの中で k番目にエントリーされる EP_map_for_one_stream_PI Dによって参照されるエレメンタリーストリームを伝送するところのトランスポートパケット の PIDの値を示す。
[0115] EP_stream_type[k]は、前記 EP_map_for_one_stream_PIDのによつて参照されるエレメ ンタリーストリームのタイプを示す。値の意味を図 20の表に示す。
[0116] 図 20において、 EP_stream_type[k]が 1の場合、そのエレメンタリーストリームはビデ ォストリームである。
[0117] EP_stream_type[k]が 3の場合、そのエレメンタリーストリームはオーディオストリーム である。
[0118] 図 19【こ って、 number— of— EP— coarse— entnes[k」 ί¾、—目 ij dEP— map— for— one— stream— PI
Dの中にある EP- coarseエントリーの数を示す。
[0119] number_of_EP_fine_entries[k]は、前記 EP_map_for_one_stream_PIDの中にある EP- fin eエントリーの数を示す。
[0120] EP— map— for— one— stream— PID— start— address[k」【ま、 EP— map()の中で-目 'J,己 EP— map— for— on e_stream_PIDが始まる相対バイト位置を示す。この値は、 EP_map0の第 1バイト目から のバイト数で示される。
[0121] EP_map_for_one_stream_PIDのシンタクスを図 21に示す。このシンタクスのセマンティ タスを説明するために、 EP_map_for_one_stream_PIDにストアされるデータの元となると ころの PTS_EP_startと SPN_EP_startの意味につ!、て説明する。
[0122] PTS_EP_startとそれに関連付けられた SPN_EP_startは、 AVストリーム上のエントリー ポイントを指す。そして、 PTS_EP_fineとそれに関連付けられた PTS_EP_coarseは、同一 の PTS_EP_startから導かれる。また、 SPN_EP_fineとそれに関連付けられた SPN_EP_coa rseは同じ SPN_EP_startから導かれる。 PTS_EP_startと SPN_EP_startは次のように定義 される。
[0123] PTS_EP_startは、 33- bit長の符号なし整数である。 PTS_EP_startの定義は、 EP_map_ for_one_stream_PIDに対する EP_stream_typeの値により異なる。
[0124] EP_stream_typeが 1であるとき('video typel ')、 PTS_EP_startは、 AVストリームの中 でシーケンスヘッダから開始するビデオアクセスユニットの 33ビット長の PTSを示す。
[0125] EP_stream_typeが 3であるとき ('audio')、 PTS_EP_startは、 AVストリームの中でシーケ ンスヘッダから開始するビデオアクセスユニットの 33ビット長の PTSを示す。
[0126] SPN_EP_startは、 32ビットの符号なし整数である。 SPN_EP_startの定義は EP_map_for
— one_stream_PIDに対する EP_stream_typeの値により異なる。
[0127] EP_stream_typeが 1であるとき('video typel ')、このフィールドは PTS_EP_startに関 連付けられたビデオアクセスユニットの第 1バイト目を含むソースパケットの AVストリ ームの中でのアドレスを示す。
[0128] EP_stream_typeが 3であるとき ('audio')、このフィールドは PTS_EP_startに関連付けら れた PTS_EP_startにて参照して!/、る PTSを含むオーディオ PESパケットの第 1バイト目 を含むソースパケットの AVストリームの中でのアドレスを示す。
[0129] SPN_EP_startは、ソースパケット番号の単位で表され、それは AVストリームファイル の中の最初のソースパケットからゼロを初期値としてカウントされる。
[0130] EP_map_for_one_stream_PIDのセマンティクスを説明する。
[0131] EP— fine— table— start— addressは、最初の is— angle— change— pointの開始アドレスを示し、 それは EP_map_for_one_stream_PIDOの第 1バイト目からの相対バイト数で表される。相 対バイト数はゼロから開始する。
[0132] reむ o_EP_fine_idは、このフィールドに続く PTS_EP_coarseに関連づけられるところの P
TS_EP_fineを持つ EP_fineエントリーの番号を示す。 PTS_EP_fineとそれに関連付けられ る PTS_EP_coarseは、同じ PTS_EP_startから導かれる。
[0133] reむ o_EP_fine_idは、 EP_fine_idの for-loopの中で記述される順番で定義されるところ の EP_fine_idの値により与えられる。
[0134] PTS_EP_coarseと PTS_EP_fine、そして SPN_EP_coarseと SPN_EP_fineは、次のように導 かれる。
[0135] EP_fineサブテーブルに、 Nf個のエントリーがあり、これらのエントリ一はそれらに関 連する SPN_EP_startの値の昇順に並んでいるとする。
[0136] それぞれの PTS_EP_fineエントリ一は、その PTS_EP_startから次のように導かれる。
[0137] PTS— EP— fine[EP— fine— id] = (PTS— EP— start[EP— fine— id] » 9) % 211 $
PTS_EP_coarseとその PTS_EP_fineの関係は次のとおりである。
[0138] PTS— EP— coarse[i] = (PTS— EP— start[ref— to— EP— fine— id[i]] » 19) % 214 TS— EP— fine[r ef— to— EP— fine— id[i]] = (PTS— EP— start[ref— to— EP— fine— id[i]] » 9) % 211 $
それぞれの SPN_EP_fineエントリ一は、その SPN_EP_startから次のように導かれる。
[0139] SPN— EP—fine[EP— fine— id] = SPN— EP— start[EP— fine— id] % 217 $
SPN_EP_coarseとその SPN_EP_fineの関係は次のとおりである。
[0140] SPN_EP_coarse[i] = SPN— EP— start[ref— to— EP— fine— id[i]] SPN— EP— fine[ref— to— EP— fine— id [i]] = SPN— EP— start[ref— to— EP— fine— id[i]] % 217 $
EP_map_for_one_stream_PID0は次の制限を満たす。
[0141] · EP_map_for_one_stream_PID0の中で SPN_EP_coarseのエントリ一は、 SPN_EP_coarse の値の昇順で並んで 、なければならな 、。
• EP_map_for_one_stream_PIDOの中で SPN_EP_fineのエントリ一は、それに関連する S PN_EP_startの値の昇順で並んで!/、なければならな!/、。
'次の場合に、 PTS_EP_coarseと SPN_EP_coarseのエントリーが作られる: · '最初の P TS_EP_fineのエントリー · ' PTS—EPjineの値がラップ'アラウンドした後の最初の PTS_E P_fineのエントリー · · SPN_EP_fineの値がラップ ·アラウンドした後の最初の SPN_EP_fin eのエントリー。
[0142] ここで、図 22を参照して、 EP_stream_typeの制約を説明する。
[0143] EP_stream_typeが 1である場合、すなわち、 video typelである場合、 I_end_position_o ffset (Iピクチャのエンドを示す値)が設けられており、その値は、 OOlbtol l lbとされ ている。また、 SPN_EP_startのエントリーポイントとして、シーケンスヘッダと Iピクチャを 有する位置 (MPEG2ビデオストリームの場合)と、 Iまたは IDRピクチャを有する位置(M PEG4AVCビデオストリームの場合)とし力、エントリーできないものとされている。
[0144] また、 EP_stream_typeが 3である場合、すなわち、 audioである場合、 I_end_position_of fset (Iピクチャのエンドを示す値)は設けられないので、その値は、 000bとされている 。また、 SPN_EP_startのエントリーポイントとして、オーディオの PESパケットしか、ェント リ一できな!/、ものとされて!/、る。
[0145] 次に、図 23を参照して、 ClipInfo Oについて説明する。図 23は、図 6の Clipインフォ メーシヨンファイルに含まれる ClipInfo Oのシンタクスを示す図である。 ClipInfoOは、そ れに対応する AVストリームファイル (Clip AVストリーム)の属性情報をストアする。
[0146] 図 23に示されるように、 Cliplnfo ()には、 Clip_stream_typeや、 applicationj peのフィ 一ルドが含まれる。 Clip_stream_typeの 8ビットのフィールドは、 Clip Informationフアイ ルに対応する AVストリームのタイプを示す。また、 applicationj peは、 ClipAVストリ ームが保持しているアプリケーションのタイプを表す。ここで、 application_typeについ て、図 24を参照して説明する。
[0147] 図 24において、 application_type= 1は、映画のアプリケーションの TS (トランスポー トストリーム)であることを示している。 Application_type= 2は、静止画のスライドショー であり、再生時間軸に従って静止画が切り替わるアプリケーション(Time Based slide showとも称する)の TSであることを示している。 Application_type = 3は、静止画のスラ
イドショーであり、ユーザ操作などにより静止画が切り替わるアプリケーション (ブラウ ザブルスライドショーとも称する)の静止画が記録された TSであることを示している。 A pplication_type=4は、ブラウザブルスライドショーのためのオーディオが記録された サブ TSであることを示している。なお、図 24においては、「TS for a sub-path of Brow sable slide showjと記載している力 これは、ブラウザブルスライドショー用のオーディ ォのみではなぐオーディオパケットを含む TSからなる ClipAVストリームを指定する値 であるとする。 Application_type = 5は、サブパスのインタラクティブグラフィックスメニュ 一の TSであることを示している。 Application_type= 6は、サブパスのテキストサブタイ トル (テキスト字幕データ)の TSであることを示して 、る。
[0148] application_typeが 1, 2, 3、および 4のうちのいずれかのタイプである場合、 EPjnap 力 M字 itする。なお、 Time Based biide showおよび Browsable biide showは、 EP— mapで は、その静止画を示すものとする。また、 application_typeが 5または 6である場合、 EP_ mapが存在しない。また、 application_typeが 1 , 2、および 3のうちのいずれかのタイプ である場合は、 ClipAVストリームに保持されている TSには、ビデオ又は静止画が含ま れて 、るため、その EPjnapはビデオ用の EPjnapであり、 application_typeが 4である場 合は、 ClipAVストリームに保持されている TSには、オーディオが含まれているため、 その EPjnapはオーディオ用の EPjnapである。
[0149] すなわち、 application_type= l , 2、または、 3である場合に、ビデオストリーム用の E P_mapが作成され、 application_type=4である場合に、オーディオストリーム用の EP_m apが作成される。
[0150] このとき、 application_type= 1または 4である場合、 EPjnapの作成には、制約が設け られている。具体的には、 EPjnapの 2つの PTS_EP_fineの間隔力 1秒以下とされなけ れば 、けな!/、、 t\、う制約が設けられて 、る。
[0151] このように、 Clipインフォメーションファイル(図 6)の中の、 Clip AV Streamに含まれ るアプリケーションによって指定される Cliplnfo ()の中の applicationj peによって、 EP_ mapを作成するか否かが決定され、 EPjnapを作成する場合には、 EP_stream_typeが ビデオとオーディオのうちの 、ずれかである力も、 applicationj peにより決定される。
[0152] 次に、図 24の Clipインフォメーションファイル中の application_typeが 4である場合、
つまり、対応する ClipAVストームファイルにオーディオストリームが保持され、 EP_strea m_typeが 3である場合の、 EP_mapの例を、図 25を参照して説明する。 Application_typ e=4の AVストリームは、図 24を用いて説明したように、ブラウザブルスライドショーの Sub_pathが参照する TSであることを示している。すなわち、ブラウザブルスライドショ 一で BGM (バックグランドミュージック)になるオーディオストリームであることを示して いる(なお、上述のように、オーディオのみを含む TSであることを示す場合にも使用さ れる)。
[0153] 図 25において、 ClipAVストリームは、オーディオストリームの TSパケットから構成さ れる。このオーディオストリームは、 1種類のオーディオエンコーダにより符号ィ匕され、 さらに MPEG2の方式によって、 TS (トランスポートストリーム)とされたものである。 TS は、所定の大きさ(例えば、 188バイト)の複数の TSパケットにより構成される。
[0154] SPN_EP_startは、ソースパケット(TSパケット)のエントリーポイントを示す情報であり 、図 25においては、 SPN_EP_startの矢印が示す TSパケットの位置が、 SPN_EP_start により示されて 、る。この SPN_EP_startは、図 14の EP_map_for_one_stream_PIDOの SPN _EP_startに対応して!/、る。
[0155] ここで、 ClipAVストリームファイルに格納されている複数の TSパケットは、複数の P ES (Packetized Elementarty Stream)パケットを含んでいる。そのため、複数の TSパ ケット(図 25の例においては、 7個の TSパケット)からは、図 25に示されるように、 PE Sパケット(図 25の例においては、 3個の PESパケット)を抜き出すことができる。図 25 の PESパケットは、ソースパケットのエントリーポイントとされて!/、る TSパケットを含む 複数の TSパケットから抜き出された PESパケットである。より詳細には、図 25の PES パケットの先頭のデータは、ソースパケットのエントリーポイントとされた TSパケットに 含まれているものとされる。
[0156] PESパケットは、 PESヘッダ(PES header)と、 PESペイロード(PES payload)により 構成されている。 PESヘッダには、 PTS (プレゼンテーションタイムスタンプ)が含まれ ている。ここで、 EP_stream_type = 3である場合、すなわち、オーディオストリームであ る場合、 PTS_EP_startは、 PESパケットの PTS値を表している。すなわち、 SPN_EP_sta rtは、 PTS_EP_startによって参照されている PESパケットの第 1バイトを含んだ TSパケ
ットのソースパケット番号とされる。すなわち、図 14の EP_map_for_one_stream_PIDOの S PN_EP_startと PTS_EP_startとが、図 25の SPN_EP_startと PTS_EP_startとに対応してい る。
[0157] PESパケットの PESペイロードには、複数のオーディオアクセスユニット(Audio AU )が含まれている。図 25の例の場合、各オーディオアクセスユニットの大きさは固定で ある。すなわち、 ClipAVストリームファイルに格納されているオーディオストリームは、 オーディオが、固定長符号ィ匕方式のオーディオエンコーダによって符号ィ匕されて得 られたオーディオストリームである。
[0158] ここで、 TSに含まれるオーディオストリームについて説明する。図 25に示されるよう に、オーディオとして、固定長符号化方式のオーディオエンコーダによって符号化さ れて得られたオーディオストリームのみ力 STSパケットに格納される場合もあれば、固 定長符号化方式のオーディオエンコーダと、可変長符号化方式のオーディオェンコ ーダとによりそれぞれ符号ィ匕された 2種類のオーディオストリーム力 STSパケットに格 納される場合もある。すなわち、異なる 2つの符号化方式のオーディオエンコーダに それぞれエンコードされて生成された 2種類のオーディオストリーム力 TSに含まれ る場合ちある。
[0159] 図 26は、図 24の applicationj peが 4である場合、つまり、 EP_stream_typeが 3である 場合であって、固定長符号化方式のオーディオエンコーダのみにより符号化されて 得られたオーディオストリーム力 STSパケットに格納されている場合と、異なる 2つの符 号ィ匕方式のオーディオエンコーダによって符号ィ匕されて得られた 2つのオーディオス トリーム力TSパケットに格納されている場合との差異を説明する図である。
[0160] 図 26において、上段は、 application_type=4の AVストリームで、 1種類のオーディ ォストリームのみが含まれる場合の TSを示している。下段は、 application_type=4の AVストリームで、 2種類のオーディオストリームが含まれる場合の TSを示している。す なわち、異なる符号ィ匕方式によりそれぞれエンコードされた 2種類のオーディオストリ ームが含まれる場合の TSを示している。なお、以下において、固定長符号化方式の オーディオエンコーダにより符号ィ匕されて得られたオーディオストリームを、 BSォー ディォ ES (基本オーディオエレメンタリストリーム)と称し、可変長符号化方式のォー
ディォエンコーダにより符号ィ匕されて得られたオーディオストリームを、 HQオーディ ォ ES (高品質オーディオエレメンタリストリーム)と称する。また、 BSオーディオ ESが TSパケット化されたものを、 BSオーディオ TSパケットと称し、 HQオーディオ ESが T Sパケットィ匕されたものを、 HQオーディオ TSパケットと称する。
[0161] すなわち、図 26の上段の TSには、オーディオとして、 BSオーディオ ESが含まれ、 この TSは、複数の BSオーディオ TSパケットからなる。また、図 26の下段の TSには、 オーディオとして、 BSオーディオ ESと HQオーディオ ESとが含まれ、この TSは、複 数の BSオーディオ TSパケットと、複数の HQオーディオ TSパケットとからなる。
[0162] ここで、 EP_mapのエントリーポイントの制約について説明する。上段の TSの場合、 すなわち、 BSオーディオ TSパケットからなる TSの場合には、特に制約が設けられな い。下段の TSの場合、すなわち、 BSオーディオ TSパケットと HQオーディオ TSパケ ットからなる TSの場合には、後述する制約を満たし、かつ、 BSオーディオ TSパケット のみが EP_mapのエントリーポイントとなり得る。すなわち、 EP_mapのエントリーポイント には、 BSオーディオ TSパケットのみがなり得、 HQオーディオ TSパケットはなり得な い。
[0163] 次に、図 27を参照して、オーディオデータが順次処理されて TSストリームになるま での流れを簡単に説明する。
[0164] 入力されたオーディオデータは、 2種類の異なる符号ィ匕方式により符号ィ匕された結 果、 BSオーディオ ES 171と HQオーディオ ES 181となる。 BSオーディオ ES171は 、 n個(nは任意の自然数)のオーディオアクセスユニット(BS (1)、 BS (2)、 BS (3)、 · · ·、 BS (n) )により構成されており、 HQオーディオ ES 181は、 m個(mは任意の自然 数)のオーディオアクセスユニット(HQ (1)、 HQ (2)、 HQ (3)、 · · ·、 HQ (m) )により 構成されている。
[0165] BSオーディオ ES171と HQオーディオ ES181に対しては、次に、 PESパケットィ匕 の処理が実行される。すなわち、 BSオーディオ ES171が PESパケットィ匕されて BSォ 一ディォ PES172が生成されるとともに、 HQオーディオ ES181が PESパケット化さ れて HQオーディオ PES182とされる。図 27において、 BSオーディオ PES 172は、 P ESヘッダと PESペイロード(図中、 BS (1)、 BS (2)、 · · ·、 BS (η')と記述されている)
と力もなる PESパケットにより構成されている(η'は任意の自然数)。また、 HQオーデ ィォ PES182は、 PESヘッダと PESペイロード(図中、 HQ (1)、 HQ (2)、 · · ·、 BS ( m')と記述されている)と力もなる BSオーディオ PESパケットにより構成されている(m 'は任意の自然数)。
[0166] この PESパケット化をする場合の制約として、 BSオーディオ 1¾3172の13丁3値と11 Qオーディオ PES 182の PTS値が同じになる PESパケットが 1秒以内に必ず存在す るように PESパケットィ匕をしなければならないという制約がある。ここでは、 PESヘッダ 201 - 1と PESペイロード(図中、 BS ( 1)と記述されて!、る) 201— 2からなる BSォー ディォ PESノケット 201と、 PESヘッダ 211—1と PESペイロード(図中、 HQ (1)と記 述されて!/、る) 211— 2からなる HQオーディオ PESパケット 211との間で、互!、に PT S (PESヘッダ 201 - 1の中の PTSと、 PESヘッダ 211 - 1の中の PTS)の値が等し い。このような PTSが同じである PESパケットが、 PTSを時間に変換 (演算)した場合 に、 1秒以内に必ず存在するように、 PESパケットィ匕が行われる。すなわち、 BSォー ディォ PESパケットの PTSと同一の PTSを有する HQオーディオ PESパケットが、 1 秒以内に存在するように、 PESパケットィ匕が行われる。なお、図 1の記録装置 1にお いては、 PESパケットィ匕部 26が、この制約に基づいて PESパケットィ匕するものとされ る。
[0167] このとき、 BSオーディオ PES172の PTS値と同じ PTSの値を有する HQオーディオ ES181の PESパケットの構造と、 TSパケットの構造を、図 28を参照して説明する。
[0168] HQオーディオ ES181の場合においても、 PESパケット化された場合の PESバケツ トは、図 25の BSオーディオ ESと同様に、 PESヘッダと PESペイロードから構成され る。 PESヘッダには、 PTS_DTS_flags、 PTS、およびその他のデータが含まれている。
[0169] PTS_DTS_flagsは、 PTSと DTS (Decoding Time Stamp)の有無を示す情報である。 P TS_DTS _flagsの値が「00 (b)」である場合、 PTSと DTSのフィールド力PESヘッダに 存在しないことを示し、 PTS_DTS_flagsの値が「10 (b)」である場合、 PTSのフィールド のみが PESヘッダに存在することを示し、 PTS_DTS _flagsの値が「11 (b)」である場合 、 PTSと DTSのフィールドが PESヘッダに存在することを示す。図 28の例の場合、 P TS_DTS_flagsの値は、 PTS_DTS_flags = 10 (b)とされており、 PESヘッダに、 PTSの値
のみが存在し、 DTSの値は存在しないことを示している。図 28の例の場合、 PTSの 値は、 BSオーディオ PESパケットに格納されている PTS (すなわち、図 25の PTS (P TS_EP_start) )と同じ値とされて 、る。
[0170] PESペイロードには、図 28の例の場合、 4個のオーディオアクセスユニット(AU)が 含まれている。オーディオアクセスユニットは、高品質(高品位)オーディオであり、 PE Sペイロードの先頭のオーディオアクセスユニットには、その位置力もデコードが開始 可能となるデコード情報 (以下においては、詳細情報とも称する)が含まれている。す なわち、詳細情報とは、その位置力もデコードを開始するための情報である。このデ コードが開始可能となる情報 (詳細情報)には、例えば、サンプリング周波数、および チャンネル情報などが含まれる。また、デコードが開始可能となる情報 (詳細情報)は 、全てのアクセスユニットに挿入されているわけではない。このように、 BSオーディオ PESの PTSと同じ PTSを有する HQオーディオ PESパケットのオーディオアクセスュ ニット(PESペイロードの中のオーディオアクセスユニット)には、その場所からデコー ドを開始するための情報が含まれて 、る。
[0171] 図 27に戻って、 BSオーディオ PES172と HQオーディオ PES182に対しては、次 に、 TSパケットィ匕の処理が実行される。すなわち、 BSオーディオ PES 172が TSパケ ット化されて BSオーディオ TS173が生成されるとともに、 HQオーディオ PES182が TSパケット化されて HQオーディオ TS183とされる。なお、このとき、上述した BSォ 一ディォ PES172の先頭の PESパケット 201の PESヘッダ 201— 1と PESペイロード 201— 2のデータは、 BSオーディオ TS 172の 1番目と 2番目に位置する TSパケット 2 31— 1と 231— 2とに格糸内される。より詳細には、 TSノ ケット 231— 1と 231— 2の TS ペイロードの部分に、 PESヘッダ 201— 1と PESペイロード 201— 2のデータが格納 される。また、同様にして、上述した HQオーディオ PES182の先頭の PESパケット 2 11の PESヘッダ 211— 1と PESペイロード 211 - 2のデータは、 HQオーディオ TS 1 82の 1番目と 2番目に位置する TSパケット 232— 1と 232— 2とに格納される。より詳 糸田には、 TSノ ケット 232—1と 232— 2の TSペイロードの咅分に、 PESヘッダ 211— 1と PESペイロード 211— 2のデータが格納される。
[0172] 次に、 BSオーディオ TS173と HQオーディオ TS183に対しては、多重化の処理が
実行される。すなわち、 BSオーディオ TS173と HQオーディオ TS183とが多重化さ れて、トランスポートストリーム(TS) 190が生成される。 TS (MPEG2-TS) 190は、 PA T(Program Association Table)に対応する TSパケット 221および PMT (Program Map Table)に対応する TSノケット 222、 BSオーディオ TS231— 1乃至 231— j (jは任意 の自然数)、並びに、 HQオーディオ TS232— 1乃至 232— k(kは任意の自然数)を 含むように構成されている。
[0173] この多重化をする場合の制約としては、同一の PTS値を有する BSオーディオ TS パケットと、 HQオーディオ TSパケットの関係は、必ず HQオーディオ TSパケットが B Sオーディオ TSパケットよりも後ろにくるように多重化するものとする。例えば、 BSォ 一ディォの TSノケット 231—1と 231—2の後に、 HQオーディオの TSパケット 232 1と 232— 2とが配置されるように多重化しなければならない。すなわち、同一の PT S値を有する PESパケットと PESペイロードが格納されている TSパケットについて、 B Sオーディオ ESの後に、 HQオーディオ ESの TSパケットが配置されるような制約が 設けられている。
[0174] この周期としては、例えば、 BSオーディオ ES171のオーディオアクセスユニット 5個 分の再生時間と、 HQオーディオ ES181のオーディオアクセスユニット 192個分の再 生時間が等しい場合、 BSオーディオ ES171のオーディオアクセスユニット 5個分 (す なわち、 HQオーディオ ES181のオーディオアクセスユニット 192個分)の周期で同 じ PTSを有するアクセスユニットが存在することになる。なお、図 1の記録装置 1にお いては、 TSパケットィ匕部 27が、この制約に基づいて多重化するものとされる。
[0175] ここで、図 29を参照して、図 27の BSオーディオ TS173と HQオーディオ TS183を 多重化する場合 (TS190とする場合)の制約を満たす例を 2つ説明する。
[0176] BSオーディオ TS173と HQオーディオ TS183を TS190に多重化する場合の制約 は、同一の PTS値を有する BSオーディオ TSパケットと、 HQオーディオ TSパケット の関係は、必ず HQオーディオ TSパケットが BSオーディオ TSパケットよりも後ろにく るように多重化しなければならな ヽと 、う制約である。
[0177] 1番目のパケットの配置の例を図 29の上段を用いて説明する。図 29の上段は、 BS オーディオ TSパケット 261—1と、 HQオーディオ TSパケット 271— 1の PTSの値が
共に PTS # 1である場合に、 BSオーディオ TSパケット 261— 1の後に、 HQオーディ ォ TSパケット 271— 1が配置されている。すなわち、 PTSの値が同じ(ともに PTS # 1 )である TSパケットについて、 HQオーディオ TSパケット 271— 1より前に、 BSオーデ ィォ TSパケット 261—1が配置されている。また、 BSオーディオ TSパケット 261—2と 、 HQオーディオ TSパケット 271— 2の PTSの値が共に PTS # 2である場合に、 BS オーディオ TSパケット 261—2の後に、 HQオーディオ TSパケット 271—2が配置さ れている。すなわち、 PTSの値が同じ(ともに PTS # 2)である TSパケットについて、 HQオーディオ TSパケット 271— 2より前に、 BSオーディオ TSパケット 261—2が配 置されている。
[0178] このとき、上述したように、 PTSが同じである PESパケットは、 PTSを時間に変換 (演 算)した場合に、 1秒以内に必ず存在するように PESパケットィ匕されているので、 PTS # 1から PTS # 2までを時間に換算した場合、その時間は 1秒以内とされる。すなわ ち、図 30に示されるように、((PTS # 2)— (PTS # 1) )は、 1秒以内とされる。
[0179] 次に、 2番目のパケットの配置の例を図 29の下段を用いて説明する。図 29の下段 は、 BSオーディオ TSノケット 261—1と、 HQオーディオ TSパケット 271— 1の PTS の値が共に PTS # 1である場合に、 BSオーディオ TSパケット 261— 1の後に、 HQ オーディオ TSパケット 271— 1が配置されている。すなわち、 PTSの値が同じ(ともに PTS # 1)である TSパケットについて、 HQオーディオ TSパケット 271— 1より前に、 B Sオーディオ TSパケット 261—1が配置されている。また、 BSオーディオ TSパケット 2 61— 2と、 HQオーディオ TSパケット 271— 2の PTSの値が共に PTS # 2である場合 に、 BSオーディオ TSパケット 261—2の後に、 HQオーディオ TSパケット 271— 2が 配置されている。すなわち、 PTSの値が同じ(ともに PTS # 2)である TSパケットにつ いて、 HQオーディオ TSパケット 271— 2より前に、 BSオーディオ TSパケット 261—2 が配置されている。
[0180] 図 29の下段の TSは、上段とは異なり、 BSオーディオ TSパケット 261—2の後に、 HQオーディオ TSパケット 271— 1が配置されている。すなわち、 PTS # 1である HQ オーディオ TSパケット 271— 1より前に、 PTS # 2である BSオーディオ TSパケット 26 1—2が配置されている。しかしながら、制約としては、同じ PTSを含む TSパケットに
おいて、 BSオーディオ TSパケットの後に HQオーディオ TSパケットが配置されれば よいので、図 29の下段の TSにおいても、この制約は守られていることになる。
[0181] このように、 BSオーディオ TSパケットの PTSの値と同じ PTSの値を有する HQォー ディォ TSパケットは、 BSオーディオ TSパケットよりも後ろに存在すればよぐ図 29の 下段に示されるように、 PTS # 2を有する BSオーディオ TSパケット 261— 2より、 PT S # 1を有する HQオーディオ TSパケット 271— 1が後に存在しても、制約は満たして 、ることになる。
[0182] なお、図 29の下段においても、 PTSが同じである PESパケットは、 PTSを時間に変 換 (演算)した場合に、 1秒以内に必ず存在するように PESパケットィ匕されて 、るので 、 PTS # 1から PTS # 2までを時間に換算した場合、その時間は 1秒以内とされる。こ のように、多重化することにより、例えばジャンプ再生を行った場合においても、すぐ に再生が可能となる。
[0183] このような制約に基づいて、 BSオーディオ TS173と HQオーディオ TS183とが多 重化され、 TS190 (図 27)力生成される。生成された TS190と EPjnapの例を、図 31 を用いて説明する。図 31は、図 25とは異なり、 BSオーディオ TS 173と HQオーディ ォ TS 183を多重化した場合の TSの EPjnapの例を示している。すなわち、図 25では 、オーディオとして、 BSオーディオ TS 173のみ(1種類のオーディオ ES)が含まれて いたが、図 31では、オーディオとして、 BSオーディオ TS 173と HQオーディオ TS 18 3と!、う 2種類のオーディオ ESが含まれて!/、る。
[0184] 図 31においても、図 25と同様に、 applicationj pe (図 24)は 4である。つまり、図 31 は、ランダム、早送り、早戻し等の際のアクセスのための EP_MAPのタイプ、すなわち、 EP_stream_typeが 3である場合の、 EPjnapの例を示している。 application_type = 4の AVストリームは、図 24を用いて説明したように、ブラウザブルスライドショーが保持さ れたストリームと共に再生されるオーディオ、又はビデオと共に再生される、オーディ ォストリームである。さらに、この AVストリームは、 Sub_pathが参照する TSである。
[0185] 図 31において、 ClipAVストリームは、 BSオーディオ ESと HQオーディオ ESの TS パケットから構成される。すなわち、 ClipAVストリームには、 2種類のオーディオェンコ ーダにより符号化され、さらに MPEG2の方式によって、 TS (トランスポートストリーム)
とされたものが含まれている。 TSは、所定の大きさ(例えば、 188バイト)の複数の TS パケットにより構成される。
[0186] BSオーディオ TSと HQオーディオ TSからなる TSの場合、 BSオーディオ TSバケツ トの(さらに中の PESパケットの) PTSの値と同じ PTSの値を有する HQオーディオ T Sパケットが、 BSオーディオ TSパケットより後ろに存在する場合、 BSオーディオ TS パケットが、エントリーポイントとなり得る。
[0187] SPN_EP_startは、ソースパケット(TSパケット)のエントリーポイントを示す情報であり 、図 31においては、 SPN_EP_startの矢印が示す BSオーディオ TSパケット 261— 1の 位置が、 SPN_EP_startにより示されている。図 31の TSにおいて、 SPN_EP_startにより 示される TSパケットから順番に、 BSオーディオ TSノケット 261— 1, 261— 2、 HQォ 一ディォ TSパケット 271— 1乃至 271— 4が配置されている。なお、 SPN_EP_startは、 図 14の EP_map_for_one_stream_PIDOの SPN_EP_startに対応して 、る。
[0188] ここで、 ClipAVストリームファイルに格納されている複数の TSパケットは、複数の P ES (Packetized Elementarty Stream)パケットを含んでいる。そのため、複数の TSパ ケット(図 31の例においては、 7個の TSパケット)からは、図 31に示されるように、 PE Sパケット(図 31の例においては、 3個の PESパケット)を抜き出すことができる。図 31 の PESパケットは、ソースパケットのエントリーポイントとされて!/、る TSパケットを含む 複数の TSパケットから抜き出された PESパケットである。より詳細には、図 31の PES パケットの先頭のデータは、ソースパケットのエントリーポイントとされた TSパケットに 含まれているものとされる。この例の場合、ソースパケットのエントリーポイントとされて ヽる TSノ ケットを含む TSノ ケット 261— 1, 261 - 2, 271— 1乃至 271— 4力ら抜き 出された PESパケットは、 PESパケット 301乃至 303とされている。 PESノケット 301 乃至 303は、それぞれ、 PESヘッダと PESペイロードにより構成されている。
[0189] PESノケット 301は、 BSオーディオ ESを PESパケット化したものであり、 PESパケ ット 302と 303は、 HQオーディオ ESを PESパケット化したものである。 PESパケット 3 01は、 PESヘッダ 301— 1と PESペイロード 301— 2により構成され、 PESノケット 30 2は、 PESヘッダ 302— 1と PESペイロード 302— 2により構成され、 PESノケッ卜 303 は、 PESヘッダ 303— 1と PESペイロード 303— 2により構成される。このとき、 PESパ
ケット 301の PESペイロード 301— 2には、 BSオーディオ ESのデータが格納され、 P ESノケット 302と 303の PESペイロード 302— 2と 303— 2とには、 HQ才ーディ才 ES のデータが格納される。
[0190] ここで、先頭の PESパケット 301の PESヘッダ 301— 1に格納されている PTSは、 P TS_EP_start (PESパケットの PTS値)とされている。すなわち、 SPN_EP_startは、 PTS_E P_startによって参照されている PESパケット 301の第 1バイトを含んだ TSパケット 261 1のソースパケット番号とされる。すなわち、図 14の EP_map_for_one_stream_PID()の SPN_EP_startと PTS_EP_startとが、図 31の SPN_EP_startと PTS_EP_startとに対応してい る。
[0191] PESパケット 301の PESペイロード 301— 2には、 BSオーディオ ESである複数の オーディオアクセスユニット(BS Audio AU)が含まれている。図 31の例の場合、 BS オーディオ ESは固定長符号ィ匕方式によりエンコードされたものであるので、各ォー ディォアクセスユニットの大きさは固定である。 PESパケット 302の PESペイロード 30 2— 2には、 HQオーディオ ESである複数のオーディオアクセスユニット(HQ Audio AU)が含まれている。図 31の例の場合、 HQオーディオ ESは可変長符号化方式に よりエンコードされたものであるので、各オーディオアクセスユニットの大きさは可変で ある。ここで、 PESパケット 302の PESヘッダ 302— 1に含まれる PTSの値(PTS_EP_s tartで示される BSオーディオ TSパケット 261— 1から取得された PTSの値)と、 PES パケット 301の PESヘッダ 301— 1に含まれる PTSの値は同一とされる。 PESパケット 303の PESペイロード 303— 2には、 HQオーディオ ESである複数のオーディオアク セスユニットが含まれている。図 31の例の場合、 HQオーディオ ESは可変長符号ィ匕 方式によりエンコードされたものであるので、各オーディオアクセスユニットの大きさは 可変である。
[0192] このように、 PTS_EP_startは PESパケットの PTSの値を表し、 SPN_EP_startは PTS_EP —startによって参照されている PESパケット 301の第 1バイトを含んだ TSパケット 261 1のソースパケット番号となる。
[0193] 次に、図 32のフローチャートを参照して、光ディスク 11に記録されている Clip AVス トリームファイルに関連する Clip Informationファイルを作成し、記録する処理を説明
する。この処理は、他の記録装置または記録装置 1によって、光ディスク 11に ClipAV ストリームファイルが記録されている状態で開始される。すなわち、図 27乃至図 31を 用いて説明した、 BSオーディオ TSパケットと HQオーディオ TSパケットからなる TS ( 上述した制約を満たす TS)がファイル化された ClipAVストリームファイルが記録され て ヽる光ディスク 11が、図 1の記録装置 1に装着されて ヽる状態で開始される。
[0194] ステップ SI 1にお!/、て、記録制御部 28は、光ディスク 11に記録されて 、る ClipAV ストリームファイルを読み出し、これをコントローラ 21に供給する。
[0195] ステップ S12において、コントローラ 21は、 ClipAVストリームファイルについての Cli plnfoを作成する。具体的には、コントローラ 21は、図 6を用いて上述した Clipインフォ メーシヨンファイルのシンタクスで示される ClipInfoOを作成する。
[0196] ステップ S13において、コントローラ 21は、 ClipAVストリームファイルについての Seq uencelnfoを作成する。具体的には、コントローラ 21は、図 6を用いて上述した Clipイン フオメーシヨンファイルのシンタクスで示される SequencelnfoOを作成する。
[0197] ステップ S14において、コントローラ 21は、 ClipAVストリームファイルについての Pro gramlnfoを作成する。具体的には、コントローラ 21は、図 6を用いて上述した Clipイン フオメーシヨンファイルのシンタクスで示される Programlnfo ()を作成する。
[0198] ステップ S15において、コントローラ 21は、 ClipAVストリームファイルについての CPI
(EP-map)を作成する。具体的には、コントローラ 21は、図 6を用いて上述した Clipィ ンフオメーシヨンファイルのシンタクスの CPI ()に含まれる図 12の EPjnapを作成する。 なお、この処理の詳細は、図 34を参照して後述する。
[0199] ステップ S16において、コントローラ 21は、 ClipAVストリームファイルについての Cli pMarkを作成する。具体的には、コントローラ 21は、図 6を用いて上述した Clipインフ オメーシヨンファイルのシンタクスで示される ClipMarkOを作成する。
[0200] ステップ S17において、コントローラ 21は、 Cliplnfo0、 Sequencelnfo0、 ProgramlnfoO 、 CPI0、および ClipMarkOがストアされた Clip Informationファイルを記録する。
[0201] 図 32の処理により、 ClipAVストリームファイルに基づいて、 Clipインフォメーションフ アイルを作成し、記録することができる。
[0202] なお、図 32では各処理を時系列に説明した力 ステップ S12乃至ステップ S16の
処理は、実際には同時に動作するものである。なお、この例は、個別の光ディスク 11 に対して記録する例である力 Clip AVストリームファイル及び、 Clipインフォメーショ ンファイルのデータをノヽードディスク等の記録媒体に保持し、このデータをマザ一ディ スク作成装置に入力してマザ一ディスクを作成する。更にこのマザ一ディスクに基づ き、スタンパを形成し、このスタンパにより光ディスクを製造するとしてもよい。
[0203] また、図 32の例では、あらかじめ光ディスク 11に ClipAVストリームファイルが記録さ れていることを前提として、 Clipインフォメーションファイルの作成について説明したが 、 ClipAVストリームファイルの記録と Clipインフォメーションファイルの記録とを、 1つの 記録装置 1が連続して実行するようにしてもよい。この場合の例を、図 33のフローチ ヤートを参照して説明する。
[0204] 図 33は、 Clip AVストリームファイルとそれに関連する Clip Informationファイルの記 録処理を説明するフローチャートである。この処理は、例えば、図 1の記録装置 1の電 源がオンされ、ユーザにより AVストリームの記録が指令されたとき開始される。勿論、 記録装置 1には、光ディスク 11が装着されている。
[0205] ステップ S21において、記録装置 1は、 ClipAVストリームファイルを作成して記録す る。具体的には、記録装置 1のデータ取得部 23は、 AVデータを外部力も取得し、 A Vエンコーダ 24に供給するとともに、コントローラ 21に、 AVデータが取得されたことを 通知する。 AVエンコーダ 24は、供給された AVデータを、コントローラ 21の制御に基 づいてエンコードし、ノッファ 25に供給する。より詳細には、図 2の第 1のオーディオ エンコーダ 24— 1と第 2のオーディオエンコーダ 24— 2力 それぞれオーディオデー タをエンコードし、ビデオエンコーダ 24— 3力 ビデオデータをエンコードし、その結 果得られた BSオーディオ ES、 HQオーディオ ES、およびビデオ ESが、ノ ッファ 25 に供給される。ノ ッファ 25は、供給されたエンコードされた AVデータ(BSオーディオ ES、 HQオーディオ ES、およびビデオ ES)を一時保持する。そして、 PESパケットィ匕 部 26は、コントローラ 21からの制御に従って、エンコードされた AVデータ(BSォー ディォ ES、 HQオーディオ ES、およびビデオ ES)を PESパケット化し、 TSパケットィ匕 部 27に供給する。 TSパケットィ匕部 27は、 PESパケットストリームを取得し、これを TS パケットィ匕するとともに多重化し、多重化して得られた MPEG2-TSを、記録制御部 28
に供給する。記録制御部 28は、受け取った MPEG2-TSをファイルィ匕することで、 Clip AVストリームファイルを作成し、光ディスク 11に記録させる。なお、このとき、 ClipAV ストリームファイルに含まれる TSは、図 27を用いて上述した制約を満たしているもの とされる。この処理により、光ディスク 11には、図 32のステップ S11で読み出される Cli pインフォメーションファイルが記録されたことになる。
[0206] なお、以下のステップ S22乃至ステップ S27の処理については、基本的に図 32の 処理と同様であるので、簡単に説明していく。
[0207] ステップ S22において、コントローラ 21は、ステップ S 21の処理で光ディスク 11に記 録された ClipAVストリームファイルについての Cliplnfoを作成する。ステップ S23にお いて、コントローラ 21は、ステップ S 21の処理で光ディスク 11に記録された ClipAVス トリームファイルについての Sequencelnfoを作成する。ステップ S24において、コント口 ーラ 21は、ステップ S21の処理で光ディスク 11に記録された ClipAVストリームフアイ ルについての Programlnfoを作成する。ステップ S25において、コントローラ 21は、ス テツプ S21の処理で光ディスク 11に記録された ClipAVストリームファイルにつ!/、ての CPI (EP- map)を作成する。ステップ S26において、コントローラ 21は、ステップ S21の 処理で光ディスク 11に記録に記録された ClipAVストリームファイルにつ!/、ての ClipM arkを作成する。ステップ S27において、コントローラ 21は、生成された Cliplnfo0、 Seq uencelnfo0、 ProgramInfo0、 CPI()、および ClipMarkOがストアされた Clip Informationフ アイルを記録する。
[0208] 図 33の処理により、 ClipAVストリームファイルとともに、 Clipインフォメーションフアイ ルを作成し、記録することができる。
[0209] なお、図 33も図 32と同様に、各処理を時系列に説明したが、ステップ S11からステ ップ S 16は、実際には同時に動作するものである。
[0210] 次に、図 34のフローチャートを参照して、図 32のステップ S15と図 33のステップ S2 5の EP-mapの作成処理の詳細を説明する。なお、この処理は、図 31を用いて上述し たような TSが記録されている光ディスク 11、又はハードディスクが、図 1の記録装置 1 に装着されている状態で開始される。すなわち、図 27を用いて説明した制約に基づ いて生成された、 BSオーディオ ESと HQオーディオ ESからなる TS 190が記録され
ている光ディスク 11が記録装置 1に装着されている状態で開始される。例えば、図 3 2のステップ S11の処理が終了した後、または、図 33のステップ S21の処理が終了し た後に実行される。
[0211] ステップ S51において、記録制御部 28は、光ディスク 11に記録されている Clipイン フオメーシヨンファイルを読み出し、 BSオーディオ ESと HQオーディオ ESからなる TS の入力を受け付ける。 TSは、上述したように、図 27や図 31に示される構成を有して おり、 HQオーディオ ESの TSパケットと、 HQオーディオ ESの TSパケットにより構成 されている。入力を受け付けた TSは、複数の TSパケットにより構成されているので、 TSパケットを順次コントローラ 21に供給する。
[0212] ステップ S52において、コントローラ 21は、記録制御部 28から供給された TSバケツ トを取得し、この TSパケットが BSオーディオ ESの TSパケットであるか否かを判定す る。 TSパケットは、図 31に示されるように、 BSオーディオ TSパケット 261— 1 (BSォ 一ディォ ESの TSパケット)、または、 HQオーディオ TSパケット 271— 1 (HQオーデ ィォ ESの TSパケット)であるので、コントローラ 21は、取得した TSパケットが、 BSォ 一ディォ ESの TSパケット(BSオーディオ TSパケットであるか否かを判定する。各 TS パケットのヘッダには、その TSパケットが BSオーディオ ESの TSパケットであるか HQ オーディオ ESの TSパケットであるかを識別するための transport_priorityフラグ(tpフ ラグ)が付されているので、コントローラ 21は、この TSパケットのヘッダに付されている tpフラグに基づいてこれを判定する。例えば、 tpフラグが 1である場合、コントローラ 2 1は、その TSパケットが BSオーディオ ESの TSパケットであると判定する。
[0213] ステップ S52において、 BSオーディオ ESの TSパケットではないと判定された場合 、処理はステップ S52に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、 BSオーデ ィォ ESの TSパケットである場合に、ステップ S52以降の処理が実行される。
[0214] ステップ S52において、 BSオーディオ ESの TSパケットであると判定された場合、 処理はステップ S53に進み、コントローラ 21は、 TSパケットのペイロードから PESパ ケットの PTSの値を取得する。ここで、 TSパケットは TSヘッダと TSペイロードからなり 、 PESパケットのデータは、 TSペイロードに格納されている。そのため、例えば、図 3 1の TSノケット 261— 1の TSペイロードには PESヘッダ 301— 1が含まれているので
、コントローラ 21は、 PESヘッダ 301— 1に格納されている PTSの値を取得する。例 えば、コントローラ 21は、 PTSの値として PTS # 1を取得する。
[0215] なお、複数の TSパケットから 1つの PESパケットが構成されるので、対象となる TS パケットに PESヘッダが含まれていない場合もあり得る。そのため、例えば、 TSパケ ットのペイロードに、 PESヘッダが含まれておらず、 PESペイロードしか含まれていな い場合、処理はステップ S52に戻り、次の TSパケットが取得され、それ以降の処理が 繰り返される。
[0216] ステップ S54において、コントローラ 21は、取得した PTS (例えば、 PTS # 1)と同じ PTSの値を有する HQオーディオ ESの PESパケットを含んだ TSパケットが、 TSの後 ろに存在し、かつ、先頭アクセスユニットが詳細情報のヘッダを含んでいるか否かを 判定する。まず、コントローラ 21は、例えば、ステップ S53の処理で取得した PTS # 1 と同じ PTSの値を有する HQオーディオ ESの PESパケットを含んだ TSパケットが、 T Sの後ろ(すなわち、 TSにおいて、ステップ S52の処理で取得した TSパケットより後 ろ)に存在するかを判定する。換言すれば、コントローラ 21は、 PTS # 1を取得した B Sオーディオ ESの TSパケットより、 TSにおいて後ろの位置に、 PTS # 1を有する HQ オーディオ ESの TSパケットが存在するか否かを判定する。そして、次に、上記の判 定が YESである場合(PTS # 1を取得した BSオーディオ ESの TSパケットより、 TSに おいて後ろの位置に、 PTS # 1を有する HQオーディオ ESの TSパケットが存在する 場合)に、さらに、その PTS # 1を有する HQオーディオ TSパケットの PESペイロード 302— 2 (より詳細には、 PESペイロード 302— 2のヘッダ)に、詳細情報(図 28のデ コード開始可能な情報)を含んでいる力否かを判定する。すなわち、コントローラ 21 は、図 29を用いて上述した配置が満たされており、さらに、一致するとされる PTSを 有する HQオーディオ TSパケットから抜き出された PESペイロードに、詳細情報(図 2 8のデコード開始可能な情報)が含まれて 、るか否かを判定する。
[0217] ステップ S54において、取得した PTS (例えば、 PTS # 1)と同じ PTSの値を有する HQオーディオ ESの PESパケットを含んだ TSパケットが、 TSの後ろに存在しないと 判定された場合、または、先頭アクセスユニットが詳細情報のヘッダを含んでいない と判定された場合、処理はステップ S52に戻り、それ以降の処理が繰り返される。す
なわち、この 2つの条件を両方とも満たしていなければ、処理はステップ S52に戻る。 いずれの条件も満たされている場合 (YESである場合)、処理をステップ S55に進め る。
[0218] ステップ S54において、取得した PTS (例えば、 PTS # 1)と同じ PTSの値を有する HQオーディオ ESの PESパケットを含んだ TSパケットが、 TSの後ろに存在し、かつ 、先頭アクセスユニットが詳細情報のヘッダを含んでいると判定された場合、ステップ S55において、コントローラ 21は、現在の TSパケットを、エントリーポイントとする。例 えば、コントローラ 21は、図 31の TSノケット 261— 1を、エントリーポイントとする。す なわち、 PTSの値が一致する場合であって、一致する PTSを有する BSオーディオ T Sパケットより HQオーディオ TSパケットの方が後に配置され、 HQオーディオ TSパケ ットから取得した PESペイロードに、詳細情報が含まれている場合に、その BSオーデ ィォ TSパケットがエントリーポイントとされる。
[0219] このように、エントリーポイントとされる PTSと同じ PTSの HQオーディオ TSパケット に、詳細情報を含めるようにすることで、 HQオーディオを再生する場合に、詳細情報 をすぐ取得することができるので、迅速に再生を行うことができる。また、 BSオーディ ォのみを再生する装置でも、エントリーポイントで指定される TSパケットには、 BSォ 一ディォの PESパケットヘッダを有するため、この装置にとっても迅速な再生が可能 であることは言うまでも無 、。
[0220] ステップ S56において、コントローラ 21は、 BSオーディオ ESと HQオーディオ ESの PIDと、 TSパケットの番号、および、ステップ S53の処理で取得した PTSの値に基づ いて、 EP_mapを作成する。なお、 PIDは、上述したように、 TSパケットィ匕されるときに 付加され、 BSオーディオ ESと HQオーディオ ESの PIDは同一とされている(例えば 、 PID = a0) oそのため、例えば、コントローラ 21は、 PID = aO、 TSパケットの番号( 図 31の BSオーディオ TSパケット 261— 1のソースパケット番号)、および、 PTS # 1 に基づいて、 EPjnapを作成する。
[0221] 具体的な例を、図 19の EPjnapのシンタクスを用いて説明する。ステップ S56の処理 の PIDに基づいて、 number_of_stream_PID_entries、 stream_PID[k]が生成される。 stre am_PID[k]は、 EPjnapの中で k番目にエントリーされる EP_map_for_one_stream_PIDによ
つて参照されるエレメンタリーストリームを伝送するところのトランスポートパケットの PI Dの値を示す。 EP_stream_type[k]は、 3 (オーディオ)とされる(図 20参照)。そして、 ステップ S56の処理の TSパケットの番号と PTSの値に基づ!/、て、 number_of_EP_coar se_entnes[kj、 number— of— EP— fine— entries[k]、 EP— map— for— one— stream— PID— start— addres s[k]が生成される。図 21の EP_map_for_one_stream_PIDのシンタクスを参照すると分か るように、 EP_map_for_one_stream_PIDにストアされるデータの元は、 PTS_EP_startと SP N_EP_startであるので、ステップ S56の処理の TSパケットの番号、すなわち、エントリ 一ポイントのソースパケット番号に基づ 、て、 EP_map_for_one_stream_PIDにストアされ るデータが作成される。
[0222] ステップ S57において、コントローラ 21は、現在処理している TPパケットが、最後の TSパケットである力否かを判定する。最後の TSパケットではない、すなわち、まだ対 象として 、な 、TSパケットが残って 、ると判定された場合には、処理はステップ S52 に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、最後の TSパケットを処理し終え るまで処理は繰り返される。ステップ S57において、現在処理している TSパケットが、 最後の TSパケットであると判定された場合、処理を終了する。
[0223] 図 34の処理により、 EPjnapを生成することができる。
[0224] 次に、図 31などの処理により光ディスク 11に記録された ClipAVストリームファイルと Clipインフォメーションファイル (Clip)を再生する場合について説明する。図 35は、光 ディスク 11に記録されたデータを再生する再生装置 341の構成例を示すブロック図 である。
[0225] コントローラ 351は、操作入力部 352により入力されるユーザの操作入力などに基 づいて、予め用意されている制御プログラムを実行する力、または、再生制御部 354 を制御して光ディスク 11に記録されて 、る制御プログラムを読み出し、メモリ 353に展 開して実行することで、再生装置 341の全体の動作を制御する。例えば、コントローラ 351は、光ディスク 311が装着されたとき、所定のメニュー画面を外部の表示装置に 表示させることができる。
[0226] 操作入力部 352は、例えば、ボタン、キー、タツチパネル、ジョグダイヤル、マウスな どの入力デバイスや、所定のリモートコマンダカゝら送信される赤外線などの信号を受
信する受信部により構成され、ユーザの操作入力を取得し、コントローラ 351に供給 する。
[0227] メモリ 353は、コントローラ 351が各種の処理を実行する上において必要なデータ などを適宜記憶する。
[0228] 再生制御部 354は、コントローラ 351による制御にしたがって、光ディスク 11からデ ータを読み出し、読み出したデータを、コントローラ 351、メモリ 353、または、 AVデコ ーダ 356に供給するためにバッファ 355に出力する。光ディスク 11から読み出された 情報が、制御プログラムや制御情報、または、 Clipインフォメーションファイル (EPjnap )などであった場合、再生制御部 354により読み出された情報は、コントローラ 351、 または、メモリ 353に出力される。光ディスク 11から読み出された情報力 AVストリー ムファイルなどの AVデータであった場合、再生制御部 354により読み出された情報 は、 AVデコーダ 356に供給するためにバッファ 355に出力される。
[0229] ノッファ 355は、再生制御部 354により光ディスク 11から読み出された AVストリー ムなどの AVデータを一時バッファリングし、 AVデコーダ 356に供給する。なお、実 際には、この AVストリームは TSにより構成されているので、コントローラ 351は、 TS 力も PESを取得し、さらに、 ESを取得する。この ESには、 BSオーディオ ES、 HQォ 一ディォ ES、およびビデオ ESが含まれている。
[0230] AVデコーダ 356は、再生制御部 354から供給される AVストリームなどの AVデー タをデコードし、得られたビデオ信号とオーディオ信号を外部の表示装置に出力する 。具体的には、この AVストリームには、エンコードされている BSオーディオ ES、 HQ オーディオ ES、およびビデオ ESが含まれて!/、る。
[0231] AVデコーダ 356は、例えば、図 36に示されるように、第 1の符号ィ匕方式によりェン コードされたオーディオ ESをデコードする第 1のオーディオデコーダ 356— 1と、ビデ ォ ESをデコードするビデオデコーダ 356— 3とを有する AVデコーダの場合もあれば 、図 37に示されるように、第 2の符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオ ESを デコードする第 2のオーディオデコーダ 356— 2と、ビデオ ESをデコードするビデオ デコーダ 356— 3とを有する AVデコーダの場合もある。
[0232] すなわち、図 36の AVデコーダ 356では、オーディオとしては、 BSオーディオ ESの
みをデコードすることができ、 HQオーディオ ESはデコードすることができない。図 37 の AVデコーダ 356では、オーディオとして HQオーディオ ESをデコードすることがで きる。なお、図 37の AVデコーダ 356は、第 1のオーディオデコーダ 356— 1より高性 能である第 2のオーディオデコーダ 356— 2を有しているので、もちろん、 BSオーディ ォ ESをデコードすることもできる力 より高性能のものを再生するのが一般的である ので、ここでは、図 37の AVデコーダ 356力 HQオーディオ ESをデコードの対象と するものとして説明する。
[0233] 図 35に戻って、表示装置においては、デコーダ 356によりデコードされたデータ(ビ デォデータとオーディオデータ)に基づいて、例えば、光ディスク 11に記録されてい るコンテンツの出力(映像の表示、音声の出力)が行われる。
[0234] また、コントローラ 351には、必要に応じてドライブ 357も接続されており、ドライブ 3 57には、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM (Compact Disk-Read Only Memory) , DVDを含む)、光磁気ディスク(MD (登録商 標)(Mini- Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア 30が 装着される。
[0235] 次に、図 34の処理で作成された(図 32のステップ S15または図 33のステップ S25 の処理で作成され、記録された) EP_mapを使用して特殊再生を行う方法を説明する。 EP_mapは、ランダムアクセス再生をするために役立つ。
[0236] ディジタル放送のトランスポートストリームの中では、オーディオ PIDが変化する場合 があるので、 AVデコーダ(図 35の再生装置 341の AVデコーダ 356)は記録されて いるトランスポートストリームの中の PIDマッピングを知る必要がある。そのために、 EP_ mapは EP_map_for_one_stream_PID0と呼ばれるサブテーブル毎にそれが参照するォ 一ディォ PIDの値を持ち、また、 Programlnfoは PIDマッピングについての情報を持つ。
[0237] 図 38は、 BSオーディオ ESに対するランダムアクセス再生処理を説明するフローチ ヤートである。この処理は、例えば、図 36の AVデコーダ 356を有する図 35の再生装 置 341が、これまでの処理により光ディスク 11に記録された Clip (ClipAVストリームフ アイルと Clipインフォメーションファイル)を再生する場合に実行される処理である。す なわち、再生装置 341が、 BSオーディオ ESとビデオ ESのみに対応する場合 (HQ
オーディオ ESには対応していない場合)に実行される処理である。また、ランダムァ クセス再生、すなわち、光ディスク 11に記録された ClipAVストリームファイルを先頭か ら再生するのではなく、ユーザの指令した再生位置力 再生を開始する処理である。 なお、この処理は、 Clipが記録された光ディスク 11が、図 35の再生装置 341 (図 36 の AVデコーダ 356を有する再生装置)に装着された場合に開始される。
[0238] ステップ S111において、再生制御部 354は、コントローラ 351からの制御に基づい て、光ディスク 11に記録されて 、る BSオーディオ ESと HQオーディオ ESとを含む Cli pから EP_mapを取得する。再生制御部 354は、取得した EP_mapを、コントローラ 351 に供給する。
[0239] ステップ S112において、操作入力部 352は、ユーザからのランダムアクセス再生の 指令を受け付ける。操作入力部 352は、受け付けた指令に対応する信号を、コント口 ーラ 351に供給する。例えば、ユーザは、ランダムアクセス再生の指令として、再生位 置 (エントリーポイント)を時刻(この AVストリーム上の再生時刻)で指令するので、操 作入力部 352は、受け付けたエントリーポイントの時刻に対応する信号を、コントロー ラ 351に供給する。エントリーポイントは、図 34を用いて上述したように、所定の BSォ 一ディォ TSパケットに対して設定されている。コントローラ 351は、操作入力部 352 力 供給された時刻に対応する信号に基づいて、所定の演算を行い、 PTSを求める 。すなわち、コントローラ 351は、ユーザにより指定された時刻(AVストリーム上の時 刻)を、 PTSに変換することが可能である。
[0240] ステップ S113において、コントローラ 351は、取得した EP_mapに基づいて、受け付 けたエントリーポイントのソースパケット番号と PTS値を取得する。詳細には、ユーザ により指定された時刻に基づいた PTSと、 EP_MAPに基づいた PTSとの比較により、 E P_MAPで保持されている PTSのうち、再生すべき PTSを特定し、その特定された PT Sに対応するソースパケット番号を特定する。例えば、図 31において、 SPN_EP_start で示される位置、すなわち再生が開始されるソースパケット番号がエントリーポイントと して特定された場合は、(すなわち、コントローラ 351が、エントリーポイントのソースパ ケット番号として、 SPN_EP_start (すなわち、 BSオーディオ TSパケット 261— 1の番号 )である SPN # 1を特定した場合)、 BSオーディオ TSパケット 261— 1を含む TSパケ
ット (TSパケットの TSペイロードの部分)が特定されたことになる。
[0241] ステップ S114において、コントローラ 351は、 BSオーディオ ESと HQオーディオ E Sとを含む Clipの読み出し位置を、取得したソースパケット番号とする。例えば、コント ローラ 351は、取得したソースパケット番号 SPN # 1 (SPN_EP_start)を、光ディスク 11 の Clipの読み出 Lf立置とする。このとき、エントリーポイントは、図 34を用いて上述した ように、 BSオーディオ TSパケットのみに設定可能であるので、光ディスク 11の読み 出し位置は、 BSオーディオ TSパケットに設定されている。
[0242] ステップ S115において、再生制御部 354は、コントローラ 351からの制御に基づい て、そのソースパケット番号を有する BSオーディオ ESの TSパケットを読み出し、 AV デコーダ 356に供給する。例えば、再生制御部 354は、ソースパケット番号 SPN # 1 を有する BSオーディオ ESの TSパケットを読み出し、図 36の AVデコーダ 356〖こ供 給する。
[0243] ステップ S116において、 AVデコーダ 356は、供給された BSオーディオ ESの TS パケットからデコードを開始する。すなわち、ソースパケット番号 SPN # 1を有する BS オーディオ TSパケット 261— 1 (図 31)力も再生が開始される。 AVデコーダ 356は、 図 36のような構成を有し、 BSオーディオ ESをデコードすることができるので、 BSォ 一ディォ ESの TSパケットが順次読み出され、デコードされて出力される。以後の TS パケットは、一般的な再生と同様であるのでその詳細な説明は省略するが、順次 BS オーディオ TSパケットのみがピックアップされて、デコードされる。なお、ビデオ ESが 静止画の場合で、ブラウザブルスライドショーの場合では、ユーザからの指令に基づ いて、順次、静止画が切り替えられるだけであるので、ユーザからの指令に基づいて 、順次デコードが行われ、出力される。また、通常のビデオの場合には、一般的なビ デォ再生と同様である。
[0244] 図 38の処理〖こより、 BSオーディオ ESに対応する図 36の AVデコーダ 356を有す る再生装置 341 (図 35)は、 EP_mapを参照することで、ユーザからのランダムアクセス 再生の指令に基づいて、 BSオーディオ ESのランダムアクセス再生を行うことができる
[0245] 次に、図 39のフローチャートを参照して、 HQオーディオ ESに対するランダムァク
セス再生処理を説明する。この処理は、例えば、図 37の AVデコーダ 356を有する図 35の再生装置 341が、これまでの処理により光ディスク 11に記録された Clip (ClipA Vストリームファイルと Clipインフォメーションファイル)を再生する場合に実行される処 理である。すなわち、再生装置 341が、 HQオーディオ ESとビデオ ESに対応する場 合に実行される処理である。また、ランダムアクセス再生、すなわち、光ディスク 11に 記録された ClipAVストリームファイルを先頭力 再生するのではなく、ユーザの指令 した再生位置力 再生を開始する処理である。なお、この処理は、 Clipが記録された 光ディスク 11が、図 35の再生装置 341 (図 37の AVデコーダ 356を有する再生装置 )に装着された場合に開始される。
[0246] ステップ S151において、再生制御部 354は、コントローラ 351からの制御に基づい て、光ディスク 11に記録されて 、る BSオーディオ ESと HQオーディオ ESとを含む Cli pから EP_mapを取得する。再生制御部 354は、取得した EP_mapを、コントローラ 351 に供給する。
[0247] ステップ S152において、操作入力部 352は、ユーザからのランダムアクセス再生の 指令を受け付ける。操作入力部 352は、受け付けた指令に対応する信号を、コント口 ーラ 351に供給する。例えば、ユーザは、ランダムアクセス再生の指令として、再生位 置 (エントリーポイント)を時刻で指令するので、操作入力部 352は、受け付けたェント リーポイントの時刻に対応する信号を、コントローラ 351に供給する。エントリーポイン トは、図 34を用いて上述したように、所定の BSオーディオ TSパケットに対して設定さ れている。すなわち、この再生装置 341は、図 37の AVデコーダ 356を有しており、 H Qオーディオ ESに対応しているので、例えば、図 31の例の場合、 HQオーディオ TS パケット 271— 1からの再生が要求される力 ここで取得されたのは、 BSオーディオ T Sパケット 261— 1のエントリーポイントである。そのため、以降の処理で、最適な HQ オーディオ TSパケットに読み出し位置を設定する必要がある。なお、ユーザは、ラン ダムアクセスの再生位置として、 PTSを時間(再生時間)に直したものを指定すること ちでさる。
[0248] ステップ S153において、コントローラ 351は、取得した EP_mapに基づいて、受け付 けたエントリーポイントのソースパケット番号と PTS値を取得する。詳細には、ユーザ
により指定された時刻に基づいた PTSと、 EP_MAPに基づいた PTSとの比較により、 E P_MAPで保持されている PTSのうち、再生すべき PTSを特定し、その特定された PT Sに対応するソースパケット番号を特定する。例えば、図 31において、 SPN_EP_start で示される位置がエントリーポイントとして特定された場合は、(すなわち、コントローラ 351力 エントリーポイントのソースパケット番号として、 SPN_EP_start (すなわち、 BS オーディオ TSパケット 261— 1の番号)である SPN # 1を特定した場合)、 BSオーデ ィォ TSパケット 261—1を含む TSパケットが特定されたことになる。なお、ユーザ操作 は、時刻位置を直接指定するものであっても良いし、早送り、早戻し等の操作で、直 接時間を指定せず、ユーザ操作に基づいて再生装置が対応する時刻情報を算出す るものであっても良い。また、本願発明とは関係が無いため説明を簡略したが、上述 したように STC- sequenceにも基づ 、てアクセス位置を制御する再生を行う場合もある
[0249] ステップ S154において、コントローラ 351は、 BSオーディオ ESと HQオーディオ E Sとを含む Clipの読み出し位置を、取得したソースパケット番号とする。例えば、コント ローラ 351は、取得したソースパケット番号 SPN # 1 (SPN_EP_start)を、光ディスク 11 の Clipの読み出 Lf立置とする。このとき、エントリーポイントは、図 34を用いて上述した ように、 BSオーディオ TSパケットのみに設定可能であるので、光ディスク 11の読み 出し位置は、 BSオーディオ TSパケットに設定されている。
[0250] ステップ S155において、再生制御部 354は、コントローラ 351からの制御に基づい て、現在の読み出し位置力 光ディスク 11を読み出し、読み出し位置の後ろ (記録時 間としての後ろ)に、最初に記録されている HQオーディオ TSパケットを取得する。例 えば、図 31の例において、 BSオーディオ TSパケット 261— 1に読み出し位置が設定 されている場合、再生制御部 354は、ソースパケット番号力 BSオーディオ TSバケツ ト 261— 1 (SPN # 1)より後であり、最初の HQオーディオ TSパケットである HQォー ディォ TSパケット 271— 1を取得する。再生制御部 354は、取得した HQオーディオ TSノケット 271— 1を、コントローラ 351に供給する。すなわち、再生装置は、 PIDに 基づいて BSオーディオパケット、 HQオーディオパケットを取得すると共に、 transport _priorityフラグに基づいて、最初の BSオーディオパケットは破棄し、その後に出てくる
HQオーディオパケットを取得する。
[0251] ステップ S156において、コントローラ 351は、取得した HQオーディオ TSパケットの TSペイロードに含まれる PTSヘッダの PTS値力 取得した PTSの値と一致するか否 かを判定する。図 31の例の場合、コントローラ 351は、取得した HQオーディオ TSパ ケット 271— 1の TSペイロードに含まれる PTSヘッダ 302— 1の PTS値が、ステップ S 153の処理で取得した!^3値 丁3 # 1)と一致するか否かを判定する。取得された HQオーディオ TSパケットに対応する PTS値と、ステップ S153の処理で取得された PTS値が一致しないと判定された場合、処理はステップ S 155に戻り、それ以降の処 理が繰り返される。例えば、いま読み出された HQオーディオ TSパケット 271— 1より さらに後ろの位置に記録されている(ソースパケット番号が後ろである) HQオーディ ォ TSパケット 271— 2が取得され、その取得された HQオーディオ TSパケット 271— 2について、ステップ S156の判定が行われる。なお、複数の TSパケットから 1つの P ESパケットが構成されるので、対象となる HQオーディオ TSパケットに PESヘッダが 含まれていない場合もあり得る。そのため、例えば、 HQオーディオ TSパケットのペイ ロードに、 PESヘッダが含まれておらず、 PESペイロードしか含まれていない場合、 処理はステップ S 155に戻り、次の HQオーディオ TSパケットが取得され、それ以降 の処理が繰り返される。
[0252] ステップ S 156において、取得された HQオーディオ TSパケットに対応する PTS値 と、ステップ S153の処理で取得された PTS値が一致すると判定された場合、コント口 ーラ 351は、その HQオーディオ TSパケットを、新たな読み出し位置とする。そして、 ステップ S157に進み、再生制御部 354は、コントローラ 351からの制御に基づいて、 PTS値が一致するとされた HQオーディオ TSパケットを読み出し、図 37の AVデコー ダ 356に供給する。すなわち、取得した HQオーディオ TSパケット 271— 1に対応す る PTS値と、ステップ S 153の処理で取得された PTS値が一致する場合、その BSォ 一ディォ TSパケット 261— 1と HQオーディオ TSパケット 271— 1は、同じ再生時刻 に対応している。そのため、再生制御部 354は、 PTS値が一致すると判定されたそ の HQオーディオ TSパケット 271— 1の位置から、再生を開始する。
[0253] ステップ S158において、 AVデコーダ 356は、供給された HQオーディオ TSバケツ
ト 271— 1からデコードを開始する。すなわち、再生する位置として指定されたエントリ 一ポイントの BSオーディオ TSパケット 261— 1 (図 31)と同じ PTS # 1を有する HQォ 一ディォ TSパケット 271—1から、再生が開始される。 AVデコーダ 356は、図 37のよ うな構成を有し、 HQオーディオ ESをデコードすることができるので、 HQオーディオ ESの TSパケットが順次読み出され、デコードされて出力される。以後の TSパケット は、一般的な再生と同様であるのでその詳細な説明は省略するが、順次 HQオーデ ィォ TSパケットのみがピックアップされて、デコードされる。なお、ビデオ ESについて は、ブラウザブルスライドショーでは、ユーザからの指令に基づいて、順次、静止画が 切り替えられるだけであるので、ユーザからの指令に基づいて、順次デコードが行わ れ、出力される。
[0254] 図 34のステップ S54とステップ S55の処理で上述したように、エントリーポイントの B Sオーディオ TSパケットと同じ PTSを有する HQオーディオ TSパケットには、詳細情 報、すなわち、その位置力もデコード開始となる情報が含まれるように EPjnapを作成 するようにしたので、 AVデコーダ 356は、供給された HQオーディオ TSパケットから デコードをすることができ、もって、迅速に再生をすることができる。もし、詳細情報が 、その HQオーディオ TSパケットに含まれていない場合、詳細情報を含む HQォー ディォ TSパケットを探さなければならず、迅速な HQオーディオ ESの再生を行うこと ができないが、本実施の形態では、 BSオーディオ TSパケットの PTSと同じ PTS値を 有する HQオーディオ TSパケットが詳細情報を有して 、る場合に、エントリーポイント とするようにしたので(図 34の処理)、 HQオーディオ ESを迅速に再生することができ る。さらに、 BSオーディオと、 HQオーディオはそれぞれ音質においては異なるが、 データ内容としては同様のものであり、このように同様のコンテンツである BSオーディ ォ、及び、 HQオーディオのそれぞれの EP_MAPを Clipインフォメーションファイルに おいて保持する必要はなぐ記録媒体上のデータ量の簡素化、データ構造の簡素が 図れる。
[0255] 図 39の処理により、 HQオーディオ ESに対応する図 37の AVデコーダ 356を有す る再生装置 341 (図 35)は、 EP_mapを参照することで、ユーザからのランダムアクセス 再生の指令に基づいて、 HQオーディオ ESのランダムアクセス再生を行うことができ
る。
[0256] このように、光ディスク 11に記録される ClipAVストリームファイルのオーディオ力 B Sオーディオ TSパケットと HQオーディオ TSパケットにより多重化された TSである場 合であっても、図 34を用いて上述した処理により EPjnapを作成するようにしたので、 EPjnapに基づ!/、て、ランダムアクセス再生をすることが可能となる。
[0257] 以上により、異なる符号ィ匕方式によりエンコードされたオーディオデータ力 TSパケ ット化されて多重化され、 AVストリームとして光ディスクに記録される場合に、エントリ 一ポイントとして設定可能な一方のオーディオストリームの TSパケット(BSオーディオ ESの TSパケット)の PTSと同じ PTS値を有する HQオーディオ TSパケットがあり、 T Sにお!/、て、その PTS値を含む BSオーディオ TSパケットより HQオーディオ TSパケ ットの方が後ろの位置とされるとき、その BSオーディオ TSパケットをエントリーポイント とするように設定し、 EPjnapを作成するようにしたので、ユーザにより指定された位置 に対応する HQオーディオ ESを再生する場合であっても、エントリーポイントの BSォ 一ディォ TSパケットの PTSと同じ PTSを有する HQオーディオ TSを読み出すことが でき、 HQオーディオ ESのランダムアクセス再生をすることが可能となる。
[0258] また、 BSオーディオ TSパケットと HQオーディオ TSパケットが同じ PTSを有し、 BS オーディオ TSパケットより HQオーディオ TSパケットの方が後ろに配置されているとと もに、さらに、 HQオーディオ TSパケットに詳細情報が記録されている場合に、ェント リーポイントを設定するようにしたので、エントリーポイントの BSオーディオ TSパケット の PTSと同じ PTSを有する HQオーディオ TSに、必ず詳細情報が記録されているこ とになり、その位置から、 HQオーディオ ESを迅速に再生することができる。
[0259] なお、以上の例では、記録装置 1 (図 1)が光ディスク 11に記録したり、再生装置 34 1 (図 35)が光ディスク 11に記録された情報を再生したりするものとして記載したが、 本発明は、光ディスク 11に限らず、ハードディスクなどの記録媒体に記録したり、記 録媒体に記録された情報を再生したりする場合についても適用することができる。
[0260] なお、以上の例では、主にブラウザブルスライドショーの場合のオーディオストリー ムを再生する場合に用いられる EPjnapについて説明した力 これに限らず、オーディ ォストリームに用いられる EPjnapであれば、本発明を適用することができる。例えば、
光ディスク 11に記録されて 、るビデオストリームと同期して再生するオーディオストリ ームを、ネットワークや他の記録媒体力もダウンロードするなどして取得し、再生する 場合、ユーザにより指定された PTSに対応するオーディオストリームのソースパケット 番号は、光ディスク 11に記録されて 、るビデオストリームの EP_mapには対応して!/、な いので、このような場合には、光ディスク 11に記録されているビデオストリーム用の EP _mapとは別に、オーディオストリーム用の EP_mapが用いられる(すなわち、オーディオ ストリームとともにオーディオストリーム用の EP_mapがダウンロードされる)。このような 場合についても、上述したように、オーディオストリーム用の EP_mapを作成することで 、光ディスク 11に記録されているビデオストリームと、ダウンロードされたオーディオス トリームとを同期して再生することができるとともに、そのオーディオストリームが、異な る 2つの符号ィ匕方式によりエンコードされて TSパケットィ匕されて多重化されていた場 合であっても、ランダムアクセス再生を実現することができる。従って、「記録媒体」と いう用語は、光ディスク等の一つの「記録媒体」に記録されている場合だけでなぐ光 ディスク、ハードディスクと複数の記録媒体に分かれて ヽる場合も含んで良 ヽことは 明らかである。
[0261] なお、本実施の形態においては、記録装置 1 (図 1)と再生装置 341 (図 35)とを別 々の装置として記載した力 これらが一体となった記録再生装置に適用することもで きる。その場合、上述した記録処理や再生処理は、全て記録再生装置によって実行 されること〖こなる。
[0262] 上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアに より実行することもできる。この場合、そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成する プログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種の プログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎 用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体力 インストールされる。
[0263] この記録媒体は、図 1および図 35に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプ ログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されて ヽる磁気ディスク(フレ キシブルディスクを含む)、光ディスク(CD- ROM (Compact Disk-Read Only Memory ) , DVD (Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD (Mini-Disk) (商標)を
含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア 30などにより構成される また、本明細書にぉ 、て、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、 記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に 処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。