明細書 電気部品の取り付け構造 技術分野
この発明は、 一般的には、 電気部品の取り付け構造に関し、 より特定的には、 車両上に搭載されるファンの取り付け構造に関する。 背景技術
従来の電気部品の取り付け構造に関して、 たとえば、 特開 2 0 0 0— 1 0 0 4
8 1号公報には、 スペース効率と冷却効率との両立を図ることを目的とした電動 車両用バッテリボックスが開示されている。 この文献では、 ファンカバーに収め られた冷却ファンが、 バッテリ収容室の上面に設けられている。
また、 特開 2 0 0 2— 0 0 8 6 1 4号公報には、 バッテリ収納室の内部に発生 した水素ガスを良好に排出することを目的としたガス充満防止装置が開示されて レ、る。 この文献では、 バッテリフードの下面に送風ファンが設置されている。 ま た、 特開 2 0 0 4— 3 2 7 1 4 2号公報には、 冷却性能の低下や故障 ·破損のお それを招くことなく、 騒音を効果的に抑制することを目的とした組電池の、冷却装 置が開示されている。 この文献では、 2次電池を収容する上部ケース上に、 クロ スフロー型のファンが配設されている。
上述の文献では、 電気自動車やフォークリフト等の車両に、 各種ファンを備え たバッテリが搭載されている。 しかしながら、 車両上に許容されるバッテリの搭 載スペースは非常に狭い。 このため、 ファンの取り付け時、 ファンを車両上の搭 載位置まで移動させる作業が困難となる場合がある。 発明の開示
この発明の目的は、 上記の課題を解決することであり、 取り付け時の作業性に 優れた電気部品の取り付け構造を提供することである。
この発明に従った電気部品の取り付け構造は、 表面を有し、 車両に設けられた
被取り付け部と、 表面上の所定の位置に取り付けられる電気部品とを備える。 被 取り付け部およひ電気部品の少なくともいずれか一方は、 電気部品を表面上でス ライ ド移動させた場合に、 電気部品を所定の位置に向けて導くガイド部材を有す る。
このように構成された電気部品の取り付け構造によれば、 電気部品を被取り付 け部に取り付ける際に、 ガイ ド部材によって、 電気部品を所定の位置に容易に配 置することができる。 これにより、 電気部品の取り付け時の作業性を向上させる ことができる。
また好ましくは、 ガイ ド部材は、 被取り付け部および電気部品のいずれか一方 に形成された溝部と、 被取り付け部および電気部品のいずれか他方に形成され、 溝部に嵌まり込む凸部とを含む。 このように構成された電気部品の取り付け構造 によれば、 溝部と凸部との嵌合により、 電気部品を所定の位置に向けて導くこと ができる。
また、 被取り付け部は、 車両に搭載された蓄電装置の筐体である。 好ましくは、 筐体は、 被取り付け部に形成された溝部および凸部のいずれが一方により補強さ れている。 このように構成された電気部品の取り付け構造によれば、 筐体の補強 のため設けた溝部もしくは凸部を、 ガイ ド部材として利用することができる。 また好ましくは、 ガイド部材は、 水平方向に沿って電気部品を所定の位置に向 けて導く第 1のカイド部と、 鉛直方向に沿って電気部品を所定の位置に向けて導 く第 2のガイド部とを含む。 このように構成された電気部品の取り付け構造によ れば、 第 1および第 2のガイ ド部により、 電気部品をさらに容易かつ正確に所定 の位置に配置することができる。
また好ましくは、 電気部品が所定の位置に取り付けられた状態で、 ガイド部材 は、 被取り付け部と電気部品との間で非接触となる。 このように構成された電気 部品の取り付け構造によれば、 被取り付け部および電気部品間で、 ガイド部材を 介して振動が伝達することを防止できる。
また、 被取り付け部は、 受け部を有する。 電気部品は、 差し込み部を有する。 好ましくは、 電気部品を表面上でスライド移動させることにより受け部と差し込 み部とが嵌合する。 このように構成された電気部品の取り付け構造によれば、 力
ィド部材により所定の位置に導かれた電気部品を、 受け部と差し込み部との嵌合 によって被取り付け部に容易に固定することができる。 これにより、 電気部品の 取り付け時の作業性をさらに向上させることができる。
また、 電気部品は、 ファンである。 このように構成された電気部品の取り付け 構造によれば、 ファンの取り付け時の作業性を向上させることができる。
また、 被取り付け部は、 ラゲ一ジルームに搭載される蓄電装置の筐体である。 電気部品は、 蓄電装置に冷却風を供給するファンである。 ファンは、 車両前後方 向に開口するラゲージルームの開口部から搬入され、 車両前後方向にスライ ド移 動させられることによって、 筐体に固定される。 このように構成された電気部品 の取り付け構造によれば、 ラゲ一ジルーム内の限られたスペースでファンが蓄電 装置の筐体に取り付けられる場合であっても、 ファンの取り付け時の作業性を向 上させることができる。
以上説明したように、 この発明に従えば、 取り付け時の作業性に優れた電気部 品の取り付け構造を提供することができる。 '
'
図面の簡単な説明
図 1は、 この発明の実施の形態 1におけるファンの取り付け構造が用いられた 車両の断面図である。 ' 図 2は、 図 1中の矢印 I Iに示す方向から見た電池パックの平面図である。 図 3は、 図 2中の I I I— I I I線上に沿った電池パックの断面図である。 図 4は、 図 2中の I V— I V線上に沿った電池パックの断面図である。
図 5は、 図 2中の電池冷却ファンを電池ケースに取り付ける第 1工程を示す電 池パックの平面図である。
図 6は、 図 2中の電池冷却ファンを電池ケースに取り付ける第 2工程を示す電 池パックの平面図である。
図 7は、 図 6中の V I I— V I I線上に沿った電池パックの断面図である。 図 8は、 図 2中の電池冷却ファンを電池ケースに取り付ける第 3工程を示す電 池パックの断面図である。
図 9は、 この発明の実施の形態 2におけるファンの取り付け構造が用いられた
車両の断面図である。
図 1 0は、 図 9中の矢印 Xに示す方向から見た電池パックの上面図である。 図 1 1は、 図 1 0中の電池冷却ファンを電池ケースに取り付ける工程を示す電 池パックの平面図である。
図 1 2は、 図 1 1中の X I I— X I I線上に沿った電池パックの断面図である。 発明を実施するための最良の形態
この発明の実施の形態について、 図面を参照して説明する。 なお、 以下で参照 する図面では、 同一またはそれに相当する部材には、 同じ番号が付されている。
(実施の形態 1 )
図 1は、 この発明の実施の形態 1におけるファンの取り付け構造が用いられた 車両の断面図である。 図中には、 車両後部に設けられたラゲージルーム周りの断 面が表わされている。 図中に示す車両は、 ガソリンエンジンやディーゼルェンジ ン等の内燃機関と、 リチウムィォン電池や二ッケル水素電池等の充 電可能な 2 次電池とを動力源とするハイプリッド自動車である。
図 1を参照して、 ハイブリ ッ ド自動車は、 F R (Front engine Rear wheel drive) 車である。 ハイブリッド自動車は、 車両室内' 2 0 0と、 車両後部に設け られ、 電池パック 2 0が設置されたラゲージルーム 2 0 1とを備える。 車両室内 2 0 0とラゲージルーム 2 0 1との間は、 パーティションパネノレ 2 0 3によって 区画されている。 ハイブリッド自動車の後端には、 ラゲージルーム 2 0 1に荷物 を積み込む際に使用されるラゲージルームドア 2 0 8が開閉自在に設けられてい る。 ラケージルームドア 2 0 8を開くことにより、 ラゲージルーム 2 0 1が車両 後方に開口する開口部 2 0 1 hが形成される。
図 2は、 図 1中の矢印 I Iに示す方向から見た電池パックの平面図である。 図 3は、 図 2中の I I I— I I I ,線上に沿った電池パックの断面図である。
図 1から図 3を参照して、 電池パック 2 0は、 蓄電装置としての 2次電池を収 容する電池ケース 2 1と、 吸気ダク ト 2 8を通じて電池ケース 2 1内に冷却風を 供給する電池冷却ファン 3 1とを備える。 電池ケース 2 1は、 ラゲージルーム 2 0 1の床面 2 0 6上に設置されている。 電池ケース 2 1は、 車両を平面的に見た
場合に長手方向と短手方向とを有する略直方体形状に形成されている。 電池ケー ス 2 1は、 車両前後方向と短手方向とがほぼ一致し、 車両幅方向と長手方向とが ほぼ一致するように設置されている。
電池ケース 2 1は、 鉛直上方向に面する頂面 2 1 aと、 車両後方に面する背面 2 l bとを有する。 背面 2 l bは、 開口部 2 0 1 hに向い合つている。 電池冷却 ファン 3 1は、 頂面 2 1 a上に配置されている。 本実施の形態では、 電池冷却フ アン 3 1としてシロッコファンが用いられている。 電池冷却ファン 3 1は、 冷却 風を供給する開口部 3 1 pを有し、 吸気ダク ト 2 8は、 電池冷却ファン 3 1から 供給された冷却風が流入する開口部 2 8 pを有する。 電池冷却ファン 3 1は、 開 口部 3 1 pが開口部 2 8 pに連通するように設けられている。 電池冷却ファン 3 1の外形をなすケース体は、 たとえば樹脂から形成されている。
なお、 電池冷却ファン 3 1は、 シロッコファン以外のファンであっても良く、 たとえばクロスフロー型のファンであっても良いし、 プロペラファンであっても 良い。 電池冷却ファン 3 1の外形をなすケース体は、 金属から形成されていても 良い。 電池冷却フアン 3 1は、 頂面 2 1 a以外の電池ケース 2 1の表面上に設け られていても良い。 電池冷却ファン 3 1は、 たとえば略水平方向に面する表面上 に設けられていても良く、 鉛直下方向に面する表面上に設けられていても良い。 電池ケース 2 1には、 受け部としてのコ'ムマウント 5 1が固定されている。 コ' ムマウント 5 1は、 頂面 2 1 a上の車両前方側に配置されている。 電池冷却ファ ン 3 1は、 差し込み部としてのステ一 3 6を有する。 ステ一 3 6は、 電池冷却フ アン 3 1の外形をなすケース体に一体に形成されていても良いし、 ケース体とは 別部材とじて設けられていても良い。 ステー 3 6は、 コ'ムマウント 5 1に固定さ れている。
電池ケース 2 1には、 スタッ ドボルト 4 6が固定されている。 スタッ ドボルト 4 6は、 背面 2 1 bの車両幅方向に距離を隔てた 2箇所に配置されている。 スタ ッドボルト 4 6は、 電池ケース 2 1から開口部 2 0 1 hに向かって突出している。 スタツドボノレト 4 6は、 コ'ムマウント 5 1よりも車両後方側に配置されている。 電池冷却ファン 3 1は、 ステー 4 1を有する。 ステー 4 1は、 ゴムマウント 4 2 を介してスタツドボルト 4 6に固定されている。
このような構成により、 電池冷却ファン 3 1は、 頂面 2 1 aから鉛直上方向に 距離を隔てた位置で、 ゴムマウント 5 1および 4 2を介して電池ケース 2 1に取 り付けられている。 電池冷却ファン 3 1は、 電池ケース 2 1と非接触の状態に設 けられている。 電池冷却ファン 3 1は、 ゴムマウント 5 1および 4 2により、 一 直線上に並ばない 3点で支持されている。 本実施の形態では、 振動源としての電 池冷却ファン 3 1で発生する振動が車両本体側に伝わることを抑制するため、 コ' ムマウント 5 1および 4 2が設けられている。
電池ケース 2 1には、 頂面 2 1 aから凹む溝部 2 3が形成されている。 溝部 2 3は、 車両前後方向に延びている。 溝部 2 3は、 車両幅方向に間隔を隔てて複数、 形成されている。 電池ケース 2 1は、 溝部 2 3によって補強されている。 なお、 溝部 2 3は、 車両前後方向に対して斜めに延びていても良い。 溝部 2 3は、 途中 で曲りながら延びていても良い。 溝部 2 3が頂面 2 1 aから凹む形状は、 矩形形 状や半円形状、 台形形状であっても良いし、 それ以外の形状であっても良い。 電池ケース 2 1は、 マウント部 2 5を有する。 マウント部 2 5は、 頂面 2 1 a 力 ^突出するように形成されている。 マウント部 2 5は、 頂面 2 l a上の車両前 方側に形成されている。 マウント部 2 5は、 頂面 2 1 aから鉛直上方向に距離を 隔てた位置で延在する頂面 2 5 mと、 頂面 2 5 mから頂面 2 1 aに向けて延在す る斜面 2 5 ηとを有する。 コ'ムマウント 5 1は、 頂面 2 5 m上に設置されている。 マウント部 2 5は、 コ'ムマウント 5 1の取り付け台として設けられている。
電池冷却ファン 3 1は、 ステー 3 3を有する。 ステ一 3 3には、 電源から延び る配線等が接続されるコネクタ 3 4が搭載されている。 ステー 3 3には、 凸部と してのガイ ド 3 5が形成されている。 電池冷却ファン 3 1が電池ケース 2 1に取 り付けられた状態で、 ガイド 3 5は、 ステー 3 3から頂面 2 1 aに向かって突出 している。 ガイド 3 5は、 溝部 2 3上に形成されている。 ガイド 3 5は、 車両を 平面的に見た場合に溝部 2 3に重なり合う位置に形成されている。 ガイ ド 3 5は、 溝部 2 3の底面 2 3 dから鉛直上方向に距離を隔てた位置に形成されている。 ガ イド 3 5は、 電池ケース 2 1と非接触の状態に設けられている。
ステー 3 6には、 ガイ ド 3 8が形成されている。 電池冷却ファン 3 1が電池ケ ース 2 1に取り付けられた状態で、 ガイ ド 3 8は、 ステー 3 6から頂面 2 5 mに
向かって突出している。 ガイ ド 3 8は、 車両を平面的に見た場合に、 マウント部 2 5に重なり合う位置に形成されている。 ガイ ド 3 8は、 頂面 2 5 mから鉛直上 方向に距離を隔てた位置に形成されている。 ガイド 3 8は、 電池ケース 2 1と非 接触の状態に設けられている。
なお、 ガイド 3 5および 3 8は、 ステー 3 3および 3 6とそれぞれ一体に形成 されていても良いし、 ステー 3 3および 3 6とは別部材により形成されていても 良い。 ガイド 3 5および 3 8は、 それぞれ、 複数箇所に形成されていても良い。 図 4は、 図 2中の I V— I V線上に沿った電池パックの断面図である。 図 2お よび図 4を参照して、 ステ一 3 6は、 コ'ムマウント 5 1に固定された状態で車両 前方に位置する端部 3 6 cを有する。 ステー 3 6には、 端部 3 6 c俱リに開放され た孔としてのコ'ムマウント設置孔 3 7が形成されている。 コ'ムマウント 5 1は、 ゴムマウント設置孔 3 7に位置決めされることによって、 ステー 3 6に固定され る。
コ'ムマウント 5 1は、 合成コ'ム等の弾性部材から形成されている。 ゴムマウン ト 5 1には、 溝部 5 6が成形されている。 ゴムマウント設置孔 3 7にコ'ムマウン ト 5 1が位置決めされた状態で、 溝部 5 6にステー 3 6が嵌まり込む。 このとき、 溝部 5 6の表面は、 ステ一 3 6に押圧されて弾性圧縮する。 すなわち、 ステー 3 6は、 ゴムマウント 5 1の溝部 5 6に圧入される。 このような構成により、、 ステ 一 3 6は、 ゴムマウント 5 1の弾性力によってコ'ムマウント設置孔 3 7に保持さ れる。 ' 続いて、 電池ケース 2 1に電池冷却ファン 3 1を取り付ける手順について説明 を行なう。 本実施の形態では、 図 1中のラゲージルーム 2 0 1に電池ケース 2 1 を設置した後、 その電池ケース 2 1に電池冷却ファン 3 1を取り付ける。
図 5および図 6は、 図 2中の電池冷却ファンを電池ケースに取り付ける工程を 示す電池パックの平面図である。 図 7は、 図 6中の V I I - V I I線上に沿った 電池パックの断面図である。
図 5を参照して、 開口部 2 0 1 hを通じてラゲ一ジルーム 2 0 1內に電池冷却 ファン 3 1を搬入する。 ガイド 3 5が溝部 2 3の手前の頂面 2 1 a上に載り、 ガ イド 3 8がマウント部 2 5の手前の項面 2 1 a上に載るように、 電池冷却ファン
3 1を電池ケース 2 1上に設置する。
図 6および図 7を参照して、 電池冷却ファン 3 1の重量を電池ケース 2 1に負 荷させたまま、 電池冷却ファン 3 1を矢印 1 0 6に示すように車両後方から車両 前方に向けて、 頂面 2 1 a上でスライド移動させる。 この間、 溝部 2 3にガイ ド 3 5が嵌まり込む。 ガイド 3 5が溝部 2 3に沿って移動するとともに、 ガイ ド 3 8が頂面 2 l a上を滑る。 ガイド 3 5と溝部 2 3との嵌合により、 電池冷却ファ ン 3 1の進行方向が規制され、 電池冷却ファン 3 1は、 頂面 2 1 a上の車両幅方 向における所定の取り付け位置へと導かれる。
図 8は、 図 6および図 7に示す工程に続く、 電池冷却ファンを電池ケースに取 り付ける工程を示す電池パックの断面図である。 図 8を参照して、 さらに電池冷 却ファン 3 1を車両前方ヘスライド移動させていくと、 ガイド 3 8がマウント部 2 5の斜面 2 5 n上を滑り、 頂面 2 5 mに達する。 これにより、 電池冷却ファン 3 1は、 頂面 2 1 a上の鉛直方向における所定の取り付け位置へと導かれる。 図 3を参照して、 ステー 3 6をコ'ムマウント 5 1に差し込むとともに、 ステー 4 1をスタッドボルト 4 6に固定する。 以上の工程により、 電池冷却ファン 3 1 が電池ケ一ス 2 1に取り付けられる。
この発明の実施の形態 1におけるファンの取り付け構造は、 表面としての頂面 2 l aを有し、 車両に設けられた被取り付け部としての電池ケース 2 1と、、 頂面 2 1 a上の所定の位置に取り付けられる電気部品としての電池冷却ファン 3 1と を備える。 電池ケース 2 1および電池冷却ファン 3 1の少なくともいずれか一方 は、 電池冷却ファン 3 1を頂面 2 1 a上でスライド移動させた場合に、 電池冷却 ファン 3 1を所定の位置に向けて導くガイド部材としてのガイド 3 5、 溝部 2 3 およびガイ ド 3 8を有する。
ガイド部材は、 水平方向に沿って電池冷却ファン 3 1を所定の位置に向けて導 く第 1のガイド部としてのガイド 3 5および溝部 2 3と、 鉛直方向に沿って電池 冷却ファン 3 1を所定の位置に向けて導く第 2のガイ ド部としてのガイ ド 3 8と を含む。
この発明の実施の形態 1におけるファンの取り付け方法は、 電気部品としての 電池冷却ファン 3 1を被取り付け部としての電池ケース 2 1に取り付ける方法で
ある。 ファンの取り付け方法は、 電池冷却ファン 3 1を表面としての頂面 2 1 a 上に載置するステップと、 電池冷却ファン 3 1を、 ガイ ド部材としてのガイド 3 5、 溝部 2 3およびガイド 3 8により所定の位置に向けて案内しながら、 頂面 2 1 a上でスライド移動させるステップとを備える。
このように構成された、 この発明の実施の形態 1におけるファンの取り付け構 造によれば、 ガイ ド 3 5と溝部 2 3との嵌合およびガイド 3 8により、 電池冷却 ファン 3 1を頂面 2 1 a上の所定の取り付け位置に容易かつ正確に導くことがで きる。 このため、 電池冷却ファン 3 1の取り付け作業を容易に行なうことができ る。 特に本実施の形態のように、 ラゲージルーム 2 0 1内に設置された電池ケー ス 2 1に電池冷却ファン 3 1を取り付けようとすると、 狭いスペースでの取り付 け作業が強いられる。 また、 作業は、 開口部 2 0 1 hを通じて車両の外側から行 なわれるため、 作業者と電池冷却ファン 3 1の取り付け位置との距離が大きく離 れる。 このような場合であっても、 本実施の形態におけるファンの取り付け構造 によれば、 電池冷却ファン 3 1の取り付け作業を容易に行なうことができる。 なお、 本実施の形態では、 電池ケース 2 1に溝部 2 3を形成し、 電池冷却ファ ン 3 1に凸部としてのガイド 3 5を形成したが、 電池ケース 2 1に凸部を形成し、 電池冷却ファン 3 1に溝部を形成しても良い。 この場合、 たとえば、 電池ケース 2 1には、 頂面 2 1 aカゝら突出し、 車両前後方向に延びる突状部が形成さ'れる。 電池冷却ファン 3 1のステー 3 3には、 その突状部に嵌まり込む溝部が形成され る。 また、 ガイド部材は、 凸部と凹部との嵌合に限定されず、 たとえば、 レーノレ と、 そのレール上で移動する車輪とから構成されていても良い。
また、 本実施の形態では、 電池パック 2 0がラゲージルーム 2 0 1に配置され ている場合について説明したが、 これに限定されず、 電池パック 2 0は、 たとえ ばフロントシ一トゃリヤシ一トの下、 フロントシ一トの運転席と助手席との間に 設置されたセンターコンソールの下等に配置されていても良い。 また、 車両が 3 列シートの場合には、 電池パック 2 0が、 セカンドシートやサードシートの下に 配置されていても良い。
また、 電気部品は、 ファンに限定されず、 たとえば、 インバータゃ、 2次電池 の高電圧回路を制御するリレー等を搭載するジャンクションボックスであっても
良い。 また、 電気部品は、 2次電池を収容する電池ケースであっても良い。
また、 本発明が適用される車両は、 F R車に限定されず、 F F (Front engine Front wheel drive) 車であっても良いし、 4 WD (Wheel Drive) 車であっても 良い。
また、 本発明を、 燃料電池と 2次電池とを動力源とする燃料電池ハイプリッド 車 (F C H V Fuel Cell Hybrid Vehicle) または電気自動車 (E V : Electric Vehicle) に適用することもできる。 本実施の形態におけるハイブリ ッド自動車 では、 燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、 燃料電池ハイブリッド 自動車では、 発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。 また、 2次電池の使用 に関しては、 両方のハイブリッド自動車で基本的に変わらない。
(実施の形態 2 )
図 9は、 この発明の実施の形態 2におけるファンの取り付け構造が用いられた 車両の断面図である。 図 9は、 実施の形態 1における図 1に対応する図である。 本実施の形態におけるファンの取り付け構造は、 実施の形態 1におけるファンの 取り付け構造と比較して、 基本的には同様の構造を備える。 以下、 重複する構造 については説明を繰り返さない。
図 9を参照して、 本実施の形態では、 車両室内 2 0 0に可倒式のリヤシ一ト 2 0 2が設置されている。 パーティションパネル 2 0 3には、 車両室内 2 0、0とラ ゲージルーム 2 0 1との間を連通させる連通孔 2 0 3 hが形成されている。 連通 孔 2 0 3 hは、 リャシート 2 0 2を倒した状態で、 スキー板等の長尺の荷物をラ ゲージルーム 2 0 1から車両室内 2 0 0にかけて横倒しにして積み込む際に使用 される。
図 1 0は、 図 9中の矢印 Xに示す方向から見た電池パックの上面図である。 図 1 0を参照して、 電池ケース 2 1には、 図 1中のコ'ムマウント 5 1に替えてゴム マウント 7 1および 7 2が固定されている。 コ'ムマウント 7 1および 7 2は、 車 両幅方向に距離を隔てて、 頂面 2 1 a上の車両後方側に配置されている。 電池冷 却ファン 3 1は、 図 1中のステー 3 6に替えてステー 6 1および 6 2を有する。 ステー 6 1および 6 2は、 それぞれ、 ゴムマウント 7 1および 7 2に固定されて いる。 電池冷却ファン 3 1は、 さらに、 頂面 2 1 a上の車両前方側で、 コ'ムマウ
ント 4 2を介して電池ケース 2 1に固定されている。
図 1 1は、 図 1 0中の電池冷却ファンを電池ケースに取り付ける工程を示す電 池パックの平面図である。 図 1 2は、 図 1 1中の X I I— X I I線上に沿った電 池パックの断面図である。
図 1 1および図 1 2を参照して、 ステー 6 1および 6 2には、 それぞれ、 ガイ ド 6 6および 6 7が形成されている。 ガイド 6 6および 6 7は、 実施の形態 1に おけるガイド 3 5と同様の形態で形成されている。
本実施の形態では、 パーティションパネル 2 0 3に形成された連通孔 2 0 3 h を通じて、 車両室内 2 0 0からラゲージルーム 2 0 1内に電池冷却ファン 3 1を 搬入する。 電池冷却ファン 3 1を矢印 1 1 1に示すように車両前方から車両後方 に向けて、 頂面 2 1 a上でスライド移動させる。 このとき、 ガイド 6 6および 6 7力 溝部 2 3に嵌まり込んだ状態で溝部 2 3に沿って移動する。 ガイド 6 6お よび 6 7と溝部 2 3との嵌合により、 電池冷却ファン 3 1の進行方向が規制され、 電池冷却ファン 3 1は、 頂面 2 1 a上の所定の取り付け位置へと導力れる。
このように構成された、 この発明の実施の形態 2におけるファンの取り付け構 造によれば、 実施の形態 1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
なお、 実施の形態 1で説明した各変形例を適宜、 実施の形態 2におけるファン の取り付け構造に適用しても良い。 ' 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であつて制限的なものではない と考えられるべきである。 本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲に よって示され、 請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれ ることが意図される。 産業上の利用可能性
この発明は、 主に、 車両上に搭載される電気部品の取り付け構造に適用される。