整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 1/E 【書類名】 特許願
【整理番号】 P29036J
【あて先】 特許庁長官殿
【発明者】
【住所又は居所】 諍岡県駿東郡小山町須走下原 3— 4 株式会社東海 富士小山ェ 場内
【氏名】 望月 哲也
【発明者】
【住所又は居所】 静岡県駿東郡小山町須走下原 3— 4 株式会社東海 富士小山ェ 場内
【氏名】 鈴木 孝之
【発明者】
【住所又は居所】 静岡県駿東郡小山町須走下原 3— 4 株式会社東海 富士小山ェ 場内
【氏名】 佐藤 誠
【特許出願人】
【識別番号】 000151265
【氏名又は名称】 株式会社 東海
【代理人】
【識別番号】 100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】 柳田 征史
【電話番号】 045-475-2623
【連絡先】 担当
【選任した代理人】
【識別番号】 100090468
【弁理士】
【氏名又は名称】 佐久間 剛
【電話番号】 045-475-2623
【手数料の表示】
【予納台帳番号】 008969
【納付金額】 16, 000円
【提出物件の目録】
【物件名】 特許請求の範囲 1
【物件名】 明細書 1
【物件名】 図面 1
【物件名】 要約書 1
【包括委任状番号】 0101165
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 1
【書類名】 明細書
【発明の名称】 折りたたみ式着火器
【技術分野】
【0 0 0 1】
本発明は、 操作部材の操作によって圧電ユニットを駆動し、 本体から延出した回動ァ一 ム部の先端部から炎を噴出させる着火器に関し、 特に、 回動アーム部が着火器の本体に回 動可能に取り付けられた折りたたみ式着火器に関するものである。
【背景技術】
【0 0 0 2】
従来、 ガス器具や、 固形燃料等の着火、 或いは花火の点火などに着火器が用いられてい る。 このような着火器の一例として、 本体から棒状に延びた、 炎を噴出する先端パイプ ( 延長部) を有する着火器が知られている (特許文献 1 ) 。 この着火器は、 本体内にガスタ ンクと操作部材により操作される圧電ユニットを有し、 操作部材の操作により、 先端パイ プの先端から炎を噴出するようになっている。 この形状の着火器は、 手で持つ本体と炎が 噴出する先端パイプの先端とが離れているため、 火傷を負うことなく安全且つ容易に着火 できるが、 着火器の全体の形状が長くなるため、 着火器の保管収納のために比較的大きな スペースを要するという問題がある。
【0 0 0 3】
この問題を解決するために、 炎が噴出する棒状の延長部を本体に対して、 伸縮可能にし 、 あるいは、 折りたたみ可能にして使用しないときは小型化できるようにしたライターが 知られている。 例えば、 その一例として、 ピス トル型ライターの銃身内に収容される伸縮 銃身を点火の際は銃身から引き出して延ばし、 使用後は銃身内に押し込んで小型化するよ うにしたものが知られている (特許文献 2 ) 。 この伸縮銃身の先端には、 炎を噴出する火 口管が配置されている。 また、 他の例としては、 本体の一端側に棒状先端部が回動可能に 取り付けられた折たたみ式ライタ一が知られている (特許文献 3 ) 。 このライターは、 通 常は、 先端部 (延長チューブ) が本体に回動可能に折りたたまれた位置にあり、 使用時 ( 点火時) には先端部を回動させて本体から延出させて使用するようになっている。
【特許文献 1】 特開平 9— 1 3 3 3 5 9号公報 (図 1 )
【特許文献 2】 特公昭 4 7 - 7 5 1 1号公報 (図 2 )
【特許文献 3】 特公平 5— 1 4 1 7 2号公報 (図 2、 図 3 )
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0 0 0 4】
特許文献 2に開示されたライターでは、 ライターを収納するスペースは、 比較的小さく できる。 しかし、 使用後、 火口管は熱い状態であり、 熱が冷める前にこの露出した火口管 を銃身に押し込む際、 火傷のおそれがあり、 また、 露出した熱い火口管に衣類が触れた場 合に、 衣類が焦げるおそれもある。
【 0 0 0 5】
また、 特許文献 3に開示されたライターも、 同様に延長チューブの先端が露出しており 、 使用後の熱い状態のときに、 延長チューブを折りたたむため指で触れたり、 衣類が触れ たりすると、 火傷や衣類の焦げを生じるおそれがある。
【0 0 0 6】
本発明は、 上記事情に鑑みてなされたものであり、 着火器の使用後の熱い状態のときで も、 火傷を負ったり、 衣類を焦がしたりすることなく折りたたんでコンパク 卜にし、 保管 スペースを小さくすることができる折りたたみ式着火器を提供することを目的とするもの である。
【課題を解決するための手段】
【0 0 0 7】
本発明の折りたたみ式着火器は、 燃料タンクと圧電ュニッ卜を収容し、 圧電ュニッ 卜と 、 燃料タンクからの燃料の供給 制御すろ燃蚪供給弁 ^ 同 B に搦作すろ外¾に霞,屮, 1 ,
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 2 た操作部材を有する本体と、
本体に一端を回動自在に結合され、 他端に開口を有し、 本体に対して畳み込まれた収納 位置と本体に対して 9 0度以上開いた使用位置との間で開閉自在とされた回動アーム部と からなり、
回動アーム部が他端近傍に炎噴出ノズルを収容しており、
本体と回動アーム部には、 燃料タンクに一端を接続され、 炎噴出ノズルに他端を接続さ れた可撓性燃料導管が収容されてなる折りたたみ式着火器において、
本体と回動アーム部の少なくとも一方は、 回動の中心と同軸状の略円環状の空間を形成 する円筒壁を有し、
回動アーム部内には、 炎噴出ノズルと導管の回動アーム部内の一部を保持するパイプ組 立体が、 回動アーム部の長さ方向に摺動可能に収容され、
パイプ組立体の本体側端部が、 収納位置において、 円環状の空間まで延びており、 本体の円環状の空間内には、 回動アーム部が収納位置から使用位置に回動する間に、 パ ィプ組立体の本体側端部に当接して回動動作によりパイプ組立体を押し出し、 パイプ組立 体の炎噴出ノズル側端部を開口から外方に突出させるように作用するストツ 、。と、 回動ァ ーム部が使用位置から収納位置に回動する間に、 パイプ組立体の本体側端部に係合して回 動動作によりパイプ組立体を引っ張り、 パイプ組立体のノズル側端部を開口から回動ァー ム部内方に引き込むように作用する係合部が設けられていることを特徴とするものである
【0 0 0 8】
また、 本体には回動軸が設けられ、 回動アーム部には回動軸の外側に回動自在に摺接す る外筒が設けられ、 円環状の空間を形成する円筒壁が外筒と一体的に回動アーム部に設け られていてもよい。
【0 0 0 9】
また、 パイプ組立体の本体側端部が T字形に形成され、 T字形端部の横に張り出した部分 が係合部に係合するようになされてもよい。
【発明の効果】
【0 0 1 0】
本発明の折りたたみ式着火器は、 本体および本体に一端を回動自在に結合された回動ァ ーム部の少なくとも一方は、 回動の中心と同軸状の略円環状の空間を形成する円筒壁を有 し、 回動アーム部内には、 導管の一部を保持するパイプ組立体が摺動可能に収容され、 パ イブ組立体の本体側端部が、 収納位置において、 円環状の空間まで延びており、 本体の円 環状の空間内には、 回動アーム部の回動動作によりパイプ組立体の炎噴出ノズル側端部を 開口から外方に突出させるように作用するストツバと、 パイプ組立体のノズル側端部を開 口から回動アーム部内方に引き込むように作用する係合部が設けられているので、 次の効 果を奏する。
【0 0 1 1】
すなわち、 折りたたみ式着火器の使用に際しては、 回動アーム部を使用位置に回動させ るだけで、 パイプ組立体が回動アーム部から突出して、 直ちに点火して使用できる状態に することができる。 また、 使用後、 折りたたみ式着火器のパイプ ,袓立体が熱い状態のとき でも、 パイプ組立体に触れずに回動アーム部を折りたたみ位置に回動させるだけで、 火傷 を負ったり、 衣類を焦がしたりすることなく、 折りたたみ式着火器をコンパク トに折りた たむことができる。 これにより保管スペースを小さくすることができる
また、 本体には回動軸が設けられ、 回動アーム部には回動軸の外側に回動自在に摺接す る外筒が設けられ、'円環状の空間を形成する円筒壁が外筒と一体的に回動アーム部に設け られている場合は、 回動アーム部を円滑に回動させることができる。
【0 0 1 2】
また、 パイプ組立体の本体側端部が T字形に形成され、 T字形端部の横に張り出した部分 が係合部に係合するように構成されている場合は、 簡単な構成でパイプ組立体と本体とを 確実に係合させて、 回動アーム部の回動操作に応じてパイプ組立体を回動アーム都に対し
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 3 て収容し或いは突出させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0 0 1 3】
以下、 本発明の折りたたみ式着火器 (以下、 単に着火器という) の好ましい実施の形態 について添付図を参照して詳細に説明する。 図 1は、 折りたたまれた状態にある着火器 1 を示す斜視図であり、 図 2は、 展開されて使用可能な状態にある着火器 1を示す斜視図で ある。 図 1および図 2に示すように、 着火器 1は、 手で把持する本体 2と、 この本体 2の 一端側に回動自在に軸支された回動アーム部 4を有する。 この本体 2内には、 後述する圧 電ユニット 1 0 2 (図 8 ) および燃料タンク 1 0 6 (図 8 ) が収容されている。 本体 2の 一端側には枢着部 6が形成されており、 回動アーム部 4の一端には枢着部 6に対応して枢 着部 6に枢着される被枢着部 1 0が形成されている。 本体 2には、 枢着部 6の近傍の開口
3 2から露出するように操作ボタン (操作部材) 8が取り付けられている。 この操作ボタ ン 8を指で押圧して点火するようになっている。
【ひ 0 1 4】
本体 2の側壁 1 4 (図 2 ) には、 液化ガス等の燃料の残量を確認できる確認窓 1 2が形 成されている。 また、 本体 2には、 噴出する炎の長さを調節する調節突起 1 6が突出する 開口 1 8が形成されている。 また、 回動アーム部 4には、 パイプ組立体 2 0が、 回動ァー ム部 4の長手方向に沿って摺動可能に収容されている。 パイプ組立体 2 0は、 回動アーム 部 4が閉位置 (収納位置) 、 すなわち図 1に示すように本体 2に重なるように畳み込まれ ている場合は、 回動アーム部 4内に引き込まれた状態となっている。 他方、 回動アーム部 4を開位置 (使用位置) 、 すなわち図 2に示すように本体 2に対して 9 0度以上開いた場 合は、 パイプS立体 2 0の先端筒 2 0 aは、 回動アーム部 4の先端 4 aの露出口 (開口) 6 0 bから突出した状態となっている。
【0 0 1 5】
本体 2は、 互いに組み合わされる 2つの部材、 すなわち半体 2 a、 2 bと、 これらの半 体 2 a、 2 bを互いに結合した状態に保持する本体カバー 2 cとを有する。 次に、 半体 2 a、 2 bおよび本体カバー 2 cについて、 図 3〜図 5を参照して説明する。 図 3は、 図 1 および図 2において、 手前側の半体 2 aを示す斜視図であり、 図 3 ( a ) は、 半体 2 aを 外側から見た状態を示し、 図 3 ( b ) は内側から見た状態を示す。 図 4は、 図 3の半体 2 aと逆側の半体 2 bを示し、 図 4 ( a ) は内側から見た正面図であり、 図 4 ( b ) は內側 から見た斜視図である。 図 5は、 本体カバ一 2 cを示し、 図 5 ( a ) は斜視図であり、 図
5 ( b ) は図 5 ( a ) の 5 b— 5 b線に沿う断面を示す斜視図である。
【0 0 1 6】
図 3に示すように、 一方の半体 2 aは、 例えば、 合成樹脂から一体に成形されており、 枢着部 6の一部を構成する円環状の軸部 (回動軸) 6 aおよび主部 2 2 aとを有する。 軸 部 6 aの円環状の面 2 8 aには、 円形の開口 2 4 a と、 この開口 2 4 aに連続して成形さ れた円筒状の軸受 3 0 aおよび軸受 3 0 aの外側に軸受 3 0 aと同軸に形成された環状壁 (円筒壁) 2 6 aを有する。 主部 2 2 aには、 上部に操作ボタン 8を収容するための切欠 き 3 2 aが形成されている。 主部 2 2 aは、 ほぼ平行に延出する上壁 3 4 aおよび底壁 3
6 aを有する。 上壁 3 4 aと底壁 3 6 aの内側には、 舌片 3 8 a、 3 9 aがそれぞれ軸部 6 aと反対側に延出するように一体に形成されている。 主部 2 2 aの外面には、 本体カバ — 2 cの位置決めに使用される溝 3 7 aが上下方向に形成されている。 なお、 ここで上下 とは、 説明に当たり参照している図における上下をいう。
【0 0 1 7】
次に、 軸部 6 aについて、 図 3 ( b ) を参照してさらに詳細に説明する。 軸受 3 0 aの 外周面 3 1 aには、 所定の間隔で 2つのリブすなわち停止片 4 0 a、 4 1 aが形成されて いる。 各停止片 4 0 a、 4 l aは、 外周面 3 l aとの間、 且つ軸部 6 aの内方に間隙を有 するように切欠き 4 2 a、 4 3 aが形成されている。 また、 環状壁 2 6 aの主部 2 2 a側 には、 内方に向く切欠き 4 4 aが形成されている。 また、 主部 2 2 aの内面には、 切欠き
4 4 aの近傍に突起 4 6 aが内方に突出するように形成され、 さらに突起 4 6 aから他端
整理番号: P29036T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 4 側に離隔した位置に、 内向きの長円形の凹み 48 aを有する受座 50 aが形成されている c この受け座 50 aは操作ボタン 8の軸受となる。
【00 1 8】
次に、 他方の半体 2 bについて、 図 4を参照して説明する。 半体 2 bは半体 2 aと略対 照的な形状であり、 軸部 6 bと、 主部 22 bとを有する。 軸部 6 bは、 軸部 6 aと同じ外 径の環状壁 (円筒壁) 26 bを有する。 停止片 40 b、 4 l bは、 軸受 (回動軸) 30 b の外周面 3 1 b上に、 それぞれ停止片 40 a、 4 1 aに対応する位置にある。 なお、 停止 片 40 a、 40 bを総括して係合部 40と称し、 停止片 4 1 a、 4 1 bを総括してストッ パ 4 1と称する。 軸受 3 O bには、 軸受 30 aとは異なって軸受 3 0 bの円周に沿って互 いに離隔した 3つの切欠 30 c、 30 d、 30 eが形成されている。 また、 主部 22 bに は、 切欠 32 aに対応する切欠 3 2 bが形成されている。 なお、 切欠き 3 2 a、 32 bに より、 半体 2 a、 2 bが合体されると、 操作ボタン 8を受容する 1つの開口 32が構成さ れる (図 1、 図 2) 。
【00 1 9】
この切欠 3 2 bの下部には、 前述の突起 46 aおよび受座 50 aに対応する位置に、 そ れぞれ同様な突起 46 bおよび受座 50 bが形成されている。 そして、 さらに主部 22 b の上壁 34 b、 底壁 36 bには、 前述の舌片 38 a、 3 9 aにそれぞれ対応する位置に舌 片 38 b、 3 9 bが形成されている。 なお、 これら受座 50 a、 5 O bを総括して軸承部 50という。 また、 舌片 38 a、 38 bおよび舌片 39 a、 39 bを総括して、 それぞれ 保持片 38、 3 9とレ、う。 なお、 半体 2 bの主部 22 bの外面にも、 溝 3 7 aに対応して 溝 3 7 bが形成されている。
【0020】
次に、 図 5を参照して本体カバー 2 cについて説明する。 本体カバー 2 cは、 前述の 2 つの半体 2 a、 2 bを互いに内側を向き合わせにして合体させ、 この合体した半体 2 a、 2 bの他端側から半体 2 a、 2 bに装着するようにして使用される。 本体カバー 2 cは、 一端に上向きの湾曲した 1対のエッジ 52、 52が形成された開口部 54を有する。 図 5 (b) に示すように、 本体カバー 2 c内には、 後述する圧電ユニット 1 02や、 燃料タン ク 1 06 (図 8) を収容した際に位置決めするリブ 56 a、 56 b、 56 cが突設されて いる。 リブ 56 aは本体カバ一 2 cの長手方向に沿って左右に 1対形成されており、 リブ 56 bは、 同様に長手方向に沿って上下に 1対形成されている (図 8) 。 なお、 それぞれ 対となる相手側のリブ 56 a、 56 b, 56 cについては、 図 5 (b) には示されていな い。 リブ 56は最奥部に縦に形成されている。 また、 側壁 1 4の内面には、 前述の半体 2 a、 2 bを受容したときに、 半体 2 a、 2ヒの溝3 73、 3 7 bと係合する、 ビード 5 8 が形成されている。 図 5では一方のビード 58のみ示されている。 このビ一ド 58と溝 3 7 a、 3 7 bとの係合により、 本体カバ一 2 cの位置決め並びに固定がなされる。
【00 2 1】
次に、 上記の如く、 半体 2 a、 2 bおよび本体カバー 2 cから構成された本体 2に抠着 される回動アーム部 4について、 図 6を参照して詳細に説明する。 図 6は回動アーム部 4 を示し、 図 6 (a ) は斜視図、 図 6 (b) は正面図である。 回動アーム部 4は、 被枢着部 1 0.と、 この被枢着部 1 0に一体に形成された、 細長い保護カバー 60とを有する。 保護 カバー 60は、 例えば合成樹脂等の断熱性材料により形成され、 内部に保護カバー 60の 長手方向に貫通する空洞 62を有する。 この保護カバ一 6 0を持って、 パイプ組立体 20 の先端筒 20 aに触れずに回動アーム部 4を回動させることができる。 被枢着部 1 0は、 半体 2 a、 21>の軸部6 3、 6 bの間に回動可能に挟持されて枢着される。 被枢着部 1 0 は軸部 6 a、 6 bと略同じ外径の環状壁 (円筒壁) 26 cを有する。 環状壁 26 cには、 本体 2の環状壁 26 a、 26 bが被冠される環状段部 64が形成されている。 なお、 環状 壁 26 cと環状段部 64には、 保護カバー 60の空洞 6 2と環状壁 26 c内が連通するよ うに開口 66が形成されている。
【00 22】
環状壁 26 c内には、 円周方向に互いに離隔した 3つの支持壁 6 8 a、 68 b、 68 c
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 5 により、 円弧状内壁 (外筒) 7 0が環状壁 2 6 cと同軸に一体的に支持される。 これら円 弧状内壁 7 0と環状壁 2 6 cとの間に円環状の空間が形成される。 支持壁 6 8 aと支持壁 6 8 cは、 円弧状内壁 7 0の中心を挟んで対称的に位置しており、 支持壁 6 8 bはそれら の支持壁 6 8 a、 6 8 bの中間で円弧状内壁 7 0の下端に位置している。 なお、 前述の軸 受 3 0 a、 3 O bは、 外筒に対して内筒と称する。 円弧状内壁 7 0は、 上部すなわち開口 6 6側が切り欠かれた形状となっている。
【0 0 2 3】
この円弧状内壁 7 0には、 半体 2 b側に向けて突出した 2つの突片 7 2 a、 7 2 bが形 成されている。 突片 7 2 aは支持壁 6 8 aの下部近傍に形成され、 突片 7 2 bは支持壁 6 8 cと略同じ位置に形成されている。 これらの突片 7 2 a、 7 2 bには、 それらの先端部 に内側に向く膨出部 7 3が形成されている。 これらの突片 7 2 a、 7 2 bの膨出部 7 3は 、 本体 2と回動アーム部 4が組み立てられると、 半体 2 bの軸受 3 0 bの切欠 3 0 c、 3 0 d、 3 0 eと所定の 3つの角度で係合する。 すなわち、 回動アーム部 4の折りたたみ位 置と、 拡開した使用位置と、 それらの間の中間位置で、 回動アーム部 4の操作にクリック 感を付与するようになっている。 これにより、 着火器 1が様々な位置、 姿勢になっても、 これらの所定の角度から回動アーム部 4が変位するのを阻止し、 安定して使用できるよう になっている。
【0 0 2 4】
また、 図 6に示すように、 環状壁 2 6 cの下側すなわち支持壁 6 8 b側には、 環状壁 2 6 cの円周方向に沿って延びる突条 (肉厚部) 7 4が形成されている。 突条 7 4は、 環状 壁 2 6 cの半体 2 b側の縁部に沿って、 環状壁 2 6 cの下端から支持壁 6 8 a、 支持壁 6 8 cの両方に延びるように形成されている。 突条 7 4は、 支持壁 6 8 aに向けて僅かに延 出しており、 支持壁 6 8 cに向けては、 支持壁 6 8 bと支持壁 6 8 cの円周に沿う距離の 1 / 2以上に亘つて延出している。 また、 円弧状内壁 7 0には、 支持壁 6 8と略同じ位置 にリブ 7 6が外向きに突設されている。 さらに、 円弧状内壁 7 0には、 このリブ 7 6の直 下にスロッ ト 7 8が形成されている。
【0 0 2 5】
保護カバー 6 0は、 露出口 6 0 bを有する金属製のキャップ 6 0 aを有する。 キャップ 6 0 aは、 例えば図示しない係合爪により、 保護カバ一 6 0の先端に設けられた凹部或い は穴 (図示せず) に係合して係止される。 なお、 このキャップ 6 0 aの材質は、 ナイロン 材等の断熱素材であつてもよい。
【0 0 2 6】
次にパイプ組立体 2 0について図 7を参照して説明する。 図 7は、 パイプ組立体 2 0を 示し、 図 7 ( a ) は斜視図、 図 7 ( b ) は、 図 7 ( a ) において 7 bで示す領域の部分断 面図であり、 パイプ組立体 2 0内にノズル部とガスパイプを組み込んだ状態を示す。 パイ プ組立体 2 0は、 金属製の先端筒 2 0 aと、 この先端筒 2 0 aが取り付けられる先端パイ プ部 2 O bとを有する。 先端筒 2 0 aは円筒形であり、 先端に炎が噴出する火口 8 2を有 する。 先端パイプ部 2 0 bは、 例えば合成樹脂から形成され、 先端筒 2 0 aが取り付けら れる円筒部 8 4、 この円筒部 8 4に一体に形成された板状の延長部 8 6を有する。 延長部 8 6の先端すなわち本体側端部は T字状に形成されている。 すなわち、 本体側端部には、 パイプ組立体 2 0の長手方向と直交する方向且つ両側に横に張り出した円柱状の凸部 8 8 が形成されている。 図 7 ( b ) に示すように、 先 パイプ部 2 0 bには円筒部 8 4に連続 して先端筒 2 0 a内に収容されるノズル保持部 9 0が形成されている。 円筒部 8 4とノズ ル保持部 9 0を有する先端筒 2 0 aには、 先端筒 2 0 aの長手方向に延びる空問 9 2が形 成されている。 この空間 9 2には、 ノズル部 (炎噴出ノズル) 9 4およびこのノズル部 9 4に連結されるガスパイプ 9 6が配置される。
【0 0 2 7】
ノズル部 9 4は、 ノズルチップ 9 4 aおよびこのノズルチップ 9 4 aが先端に差し込ま れたノズル本体 9 4 bを有する。 このノズル部 9 4は、 ノズルチップ 9 4 aがノズル保持 部 9 0の外側になるようにノズル保持部 9 0の先端に固定されろ ガスパイプ (可撙桦燃
整理番号: P29036J 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 6 料導管) 9 6は、 ノズノレ部 9 4のノズル本体 9 4 bに連結パイプ 9 8を介して連結される 。 連結パイプ 9 8は、 例えば、 ナイロン等から成形される。 ノズル保持部 9 0の先端部外 側には、 ノズノレチップ 9 4 aを保護するノズルカバー 1 0 0が取り付けられている。
【0 0 2 8】
次に、 図 8および図 9を参照して、 着火器 1についてさらに詳細に説明する。 図 8は、 図 1に示す着火器 1の 8— 8線に沿う断面図であり、 図 9は図 1に示す着火器 1の 9— 9 線に沿う断面図である。 図 8に示すように、 回動アーム部 4は、 本体 2に重なって閉じら れた状態すなわち折りたたまれた状態にある。 本体 2内には圧電ユニット 1 0 2と、 この 圧電ュニット 1 0 2を保持するハウジング 1 0 4と、 燃料タンク 1 0 6が配置される。 圧 電ュニット 1 0 2は、 圧電ュニット 1 0 2が発電するように押圧されるスライド部 1 0 2 aを有する。 燃料タンク 1 0 6は、 角筒状の部材がハウジング 1 0 4に、 圧電ユニット 1 0 2と反対側から装着および固定されて構成される。 これらの圧電ュニット 1 0 2および 燃料タンク 1 0 6は、 前述のリブ 5 6 a、 5 6 b、 5 6 c、 保持片 3 8、 3 9により位置 決めされるとともに保持されている。 また、 本体 2の操作ボタン 8が、 本体 2の開口 3 2 に臨むように軸承部 5 0に回動可能に軸支されている。
【0 0 2 9】
次に、 この操作ボタン 8について図 1 0を併せて参照して説明する。 図 1 0は、 操作ボ タン 8を示し、 図 1 0 ( a ) は斜視図、 図 1 0 ( b ) は平面図、 図 1 0 ( c ) は側面図、 図 1 0 ( d ) は正面図をそれぞれ示す。 操作ボタン 8は、 平面視で、 一端側が大きな円弧 状に、 他端側が小さな円弧状に形成された変形の円形乃至は楕円形状の上壁 1 0 8を有し ている。 上壁 1 0 8の周囲は周壁 1 1 0により囲まれており、 周壁 1 1 0の内側は空洞と なっている。 周壁 1 】 0の一端側には、 板状部 8 aが側方に突設され、 この板状部 8 aの 片側すなわち半体 2 b側に L字状の係合爪 (フック部) 8 bが斜め上方に延びるように形 成されている。 係合爪 8 bの先端には内向きの突起 1 1 2が形成されている。
【0 0 3 0】
板状部 8 aは、 操作ボタン 8が本体 2の開口 3 2の一端側の下縁に下方から当接する。 これにより、 操作ボタン 8が開口 3 2から外部に抜け出ることがない様にしている。 また 、 周壁 1 1 0の他端側には、 軸承部 5 0に軸支される 1対の円柱状の軸 8 cが軸承部 5 0 に対応する位置に突設されている。 また、 周壁 1 1 0の下縁1 1 4の一端側には、 下向き の切欠き 8 dが形成されている。 また、 図 8に示すように、 上壁 1 0 8の他端側からァー ム 8 eがー体に垂下している。 このアーム 8 eの下端には、 スライ ド部 1 0 2 aに向く湾 曲突起 1 1 6が形成されている。
【0 0 3 1】
操作ボタン 8が軸承部 5 0に軸支されると、 前述の係合爪 8 bは、 枢着部 6に位置する 。 また、 アーム 8 eの湾曲突起 1 1 6は、 ばね付勢されて突出した状態のスライ ド部 1 0
2 aに接触乃至はその近傍に位置する。 また、 軸 8 cは、 楕円形の軸承部 5 0内で遊動的 に軸支され、 他端側へ水平に移動し得る状態になっている。 枢着部 6において、 回動ァー ム部 4の円弧状内壁 7 0内に、 半体 2 a、 2 bの円形の軸受 3 0 a、 3 0 bが回動可能に 嵌入されているのが明瞭に示されている。
【0 0 3 2】
図 8および図 9には、 回動アーム部 4が本体 2に軸支されている状態が明瞭に示されて いる。 すなわち本体 2の軸受 3 0 a、 3 O bに、 回動アーム部 4の円弧状内壁 7 0が回動 可能に軸支されている。 なお、 図 8では軸受 3 0 bが表れており、 図 9では軸受 3 0 aが 表れている。 また、 合体した軸受 3 0 a、 3 0 bの内側にはスリーブ 1 4 6が挿入固定さ れている。 スリーブ 1 4 6は、 円筒状であり、 両端に環状凸部 1 4 7を有する (図 1、 図 2 ) 。 他方、 半体 2 a、 2 bのそれぞれの開口 2 4 a、 2 4 bの外側周縁部には、 図 3 ( a ) および図 1 3に示すように環状段部 1 4 8が形成されている。 スリーブ 1 4 6が軸受
3 0 a、 3 O bに嵌めこまれると、 スリーブ 1 4 6の環状凸部 1 4 7が環状段部 1 4 8に 係合して、 スリーブ 1 4 6が軸受 3 0 a、 3 0 b内に固定されるとともに、 半体 2 a、 2 bが離隔しないように半体 2 a、 2 bを保持している-
整理番号: P29036J 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 7
【003 3】
次に、 枢着部 6内における係合爪 8 bと、 回動アーム部 4の突条 74との位置関係につ いて図 1 2を併せて参照して説明する。 図 1 2は、 回動アーム部 4が閉じた状態のときの 枢着部 6およびその近傍を示す部分断面斜視図である。 係合爪 8 bは、 環状壁 26 cの縁 部近傍に位置しており、 係合爪 8 bの突起 1 1 2が回動アーム部 4の環状壁 26 cの内側 の縁部近傍に ί 置している。 そして、 環状壁 26 cの縁部下方に形成された突条 74は、 係合爪 8 bから下方に離隔した位置にある。
【0034】
図 8、 図 9に示すように、 回動アーム部 4の保護カバー 60内には、 前述のパイプ組立体 20が配置されており、 延長部 86は、 回動アーム部 4の開口 6 6を通って枢着部 6に位 置している。 そして、 延長部 86の凸部 88は、 停止片 40 a、 4 O bの一端側に位置し 停止片 40 a、 40 bすなわち係合部 40と係合している。 この状態にあるときに、 先端 筒 20 aを引っ張り出そうとしても、 凸部 88が係合部 40と係合しているため引き出す ことができず、 コンパクトな状態に維持される。 なお、 図 8では、 停止片 40 bのみ見え る力;、 停止片 4 0 aは停止片 40 bと同じ位置に手前側にある。 このとき延長部 86は停 止片 40 a、 40 bの間に位置している。 すなわち、 この状態では、 パイプ組立体 20は 、 保護カバー 6 0から他端側に向けて外側に突出することはなく、 保護カバ一 60に引き 込まれた状態となっている。
【00 3 5】
次に図 9を参照して、 さらに、 着火器 1について説明する。 燃料タンク 1 06を取り付け たハウジング 1 04には、 ガスパイプ 96と接続してガスパイプ 96に燃料を供給する接 続部 1 1 8が取り付けられている。 ガスパイプ 96は、 枢着部 6を通過してパイプ組立体 20に至る。 操作ボタン 8の切欠き 8 dに対応する位置に、 レバー部材 (回動阻止部材) 1 20が配置されている。 このレバ一部材 1 20は、 回動アーム部 4の畳み込みを防止す る安全機構となる。 次に、 このレバー部材 1 20について、 図 1 1および図 1 3を併せて 参照して説明する。 図 1 1はレバー部材を示し、 図 1 1 (a ) は斜視図、 図 1 1 (b) は 平面図、 図 1 1 (c) は右側面図、 図 1 1 (d) は正面図、 図 1 1 (e) は底面図をそれ ぞれ示す。 また、 図 1 3は、 枢着部 6およびその近傍を示す部分断面斜視図である。
【0036】
レバ一部材 1 20は、 概ね細長い板状を呈しており、 一端側近傍の側縁 1 24 aには、 横 方向に円柱状の支軸 1 20 aが突設されている。 図 1 1 (a ) に示すように、 この支軸 1 20 aから操作ボタン 8側に延びた部分を第 1のアーム 1 2 1と称し、 枢着部 6側に延び た部分を第 2のアーム 1 2 3と称する。 また、 レバ一部材 1 20の上面 1 26および下面 1 28には、 支軸 1 20 aと位置合わせして円弧状突起 1 20 cが形成されている。 また 、 第 2のアーム 1 2 3には、 支軸 1 20 aと反対側の側縁 1 24 bの下面 1 28側に矩形 舌片 1 20 bが横方向に突設されている。 第 1のアーム 1 2 1には、 矩形舌片 1 20 bよ り大きい矩形板部 1 20 dが形成されている。 レバ一部材 1 20は、 半体 2 aの軸承部 1 2 2 (図 3 (b) ) に、 矩形板部 1 20 dを操作ボタン 8側にして支軸 1 20 aが軸支さ れる。 そして、 半体 2 a側に配置された圧縮コイルばね (以下、 単にばねという) 1 30 により支持されている。 着火器 1の組立状態では、 操作ボタン 8の切欠 8 dは、 第 1のァ ーム 1 2 1の矩形板部 1 20 dと係合している。 矩形舌片 1 20 bを含む第 2のアーム 1 23の先端部 1 20 eは、 回動アーム部 4の円弧状内壁 70のスロッ ト 7 8に係合してい る。
【00 3 7】
次に、 このように構成された着火器 1を使用する時の状態について、 図 14および図 1 5を参照して説明する。 図 1 4は、 着火器 1の回動アーム部 4が若干開いた状態を示す、 図 6と同様な縦断面図である。 図 1 5は、 枢着部 6、 操作ボタン 8およびこれらの近傍を 示す要部拡大断面図である。 図 1 5を参照すると、 回動アーム部 4を開くように回動させ ると、 パイプ糸且立体 20の凸部 88は、 係合部 40から離れて図 1 4において時計回りに 回動する。 この回動アーム部 4の位置は、 回動アーム部 4を閉じた位置から開いたとき、
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 8 の状態である。 この状態のときに、 操作ボタン 8と回動アーム部 4との間に、 例えば、 指 等の外部物体 1 3 4が位置し、 回動アーム部 4が、 外力が加わる等により閉じる方向に偶 発的に回動すると、 操作ボタン 8を矢印 1 3 6で示すように下方に押圧することになる。
【0 0 3 8】
このとき操作ボタン 8と係合しているレバー部材 1 2 0は、 図 1 4において反時計回り に回動される。 図 1 5に詳細に示されているように、 このとき、 レバー部材 1 2 0の先端 部 1 2 0 eは、 回動アーム部 4の円弧状内壁 7 0のスロッ ト 7 8と係合している。 そして 、 さらに回動アーム部 4によって操作ボタン 8が下方に押圧されると、 操作ボタン 8はレ バー部材 1 2 0の矩形板部 1 2 0 dをさらに下方に押圧する。 その結果、 レバー部材 1 2 0の先端部 1 2 0 eは、 スロッ ト 7 8の上に隣接して形成されているリブ 7 6を上方に付 勢する。 それにより、 回動アーム部 4の保護カバー 6 0がそれ以上下方に移動することが 阻止される。 このとき操作ボタン 8は、 レバ一部材 1 2 0が抵抗となって押し難い状態と なる。 この状態では、 操作ボタン 8のアーム 8 e力 圧電ユニッ ト 1 0 2のスライ ド部 1 0 2 aをある程度押圧しているが、 着火するまでには至っていない。
【0 0 3 9】
このときの、 レバー 1 2 0と反対側に設けられた操作ボタン 8の係合爪 8 bと、 回動ァ ーム部 4の環状壁 2 6 cに形成された突条 7 4の位置関係について、 図 1 6を参照して説 明する。 図 1 6は、 図 1 4とは異なる位置の着火器 1の断面を示す、 図 8と同様の断面図 であり、 図 1 6 ( a ) は図 1 4と同じ状態の着火器 1の断面であり、 図 1 6 ( b ) は操作 ボタン 8がさらに押圧されたときの状態を示す要部断面図である。 図 1 6 ( a ) に示すよ うに、 突条 7 4は、 係合爪 8 b近傍に位置している力 まだ係合爪 8 bと係合するまでに は至っていない。 操作ボタン 8が押圧されることにより、 操作ボタン 8のアーム 8 eがス ライ ド部 1 0 2 aを僅かに押圧している。
【0 0 4 0】
この状態からさらに、 回動アーム部 4が下方に押圧されると、 前述の如く回動アーム部 4は、 図 1 6 ( b ) において反時計回りに拡開するとともに、 操作ボタン 8の係合爪 8 b が、 突条 7 4に係合する。 すなわち、 係合爪 8 bの突起 1 1 2と環状壁 2 6 cとの間に突 条 7 4が係入する。 このとき、 操作ボタン 8のアーム 8 eは、 さらにスライ ド部 1 0 2 a を押圧しているが、 まだ点火はしていない。 点火するためには、 操作ボタン 8の軸 8 cが 、 軸承部 5 0内を図 1 6 ( c ) において右方に移動するように、 操作ボタン 8を移動させ てさらにスライ ド部 1 0 2 aを押圧する必要がある。 し力 し、 係合爪 8 bの突起 1 1 2は 、 突条 7 4と係合しているので移動させることはできない。 このように係合爪 8 bと突条 7 4によりロック機構が構成される。 これにより、 回動アーム部 4が僅かに拡開している ときに、 回動アーム部 4により指等の外部物体 1 3 4が、 回動アーム部 4と本体 2との間 に挟まれて操作ボタン 8を押して偶発的に着火することが阻止される。
【0 0 4 1】
次に、 回動アーム部 4をさらに開いた状態について図 1 7を参照して説明する。 図 1 7 は、 回動アーム部 4を略直角に開いた状態を示す部分断面図である。 この状態では、 前述 の突片 7 2 a、 7 2 bの膨出部 7 3力 それぞれ切欠 3 0 d、 3 0 eに係合して、 回動ァ ーム部 4の位置は、 この状態に維持され、 突条 7 4は係合爪 8 bから外れる。 従って、 操 作ボタン 8を押して点火しようと思えば可能であるが、 この位置では通常は点火しない。 偶発的に点火しても、 回動アーム部 4の火口 8 2から噴出する炎が本体 2を持つ手元に吹 き付けて火傷を負ったりすることがない。 重要なことは、 回動アーム部 4のこの位置で前 述のパイプ組立体 2 0の凸部 8 8が、 本体 2のストツノ、° 4 1に当接している点である。 従 つて、 回動アーム部 4を反時計回りに回動させてさらに拡開しても、 凸部 8 8がス トッパ 4 1に係合したままであるので、 パイプ組立体 2 0が保護カバー 6 0内を保護カバ一 6 0 から突出するように摺動を開始する。
【0 0 4 2】
このようにして、 回動アーム部 4をさらに拡開した状態について、 図 1 8および図 1 9 を参照して説明する。 図 1 8は、 回動アーム部 4を約 1 5 0 ° 拡開した状態を示す着火器
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 9
1の縦断面図であり、 図 1 9は、 図 1 8とは異なる位置の断面を示す着火器 1の縦断面図 である。 図 1 8および図 1 9に示されているように、 パイプ組立体 2 0の凸部 8 8はス ト ッパ 4 1に当接した状態で、 回動アーム部 4が回動されるので、 パイプ組立体 2 0のノズ ル部 9 4側端部となる先端筒 2 0 aは、 保護カバー 6 0の露出口 6 0 b (図 6 ( a ) ) か ら押し出された状態となる。 この状態のときは、 点火の際に先端筒 2 0 aが、 例えば、 図 示しないガス器具等の外部の物体に当たっても、 パイプ組立体 2 0の凸部 8 8が、 ストツ パ 4 1に当接しているので、 先端筒 2 0 aが保護カバー 6 0内に潜り込むことはない。 従 つて、 樋口 8 2から噴出した炎が保護カバー 6 0にかかるおそれは少ない。 図 1 8に示さ れているように、 操作ボタン 8は、 その下縁の切欠 8 dが本体 2の突起 4 6 aに当接して 、 それ以上の回動が阻止されている。 図 1 9においては、 スライ ド部 1 0 2 aの移動量は 電圧発生に必要とされるスライド量にまだ達していない。
【0 0 4 3】
この状態から操作ボタン 8を矢印 1 3 8で示すように、 水平に右方向に移動させると、 図 2 0に示すように、 点火に必要なスライ ド部 1 0 2 aの所望のスライド量を得ることが できる。 図 2 0は、 操作ボタン 8をスライ ドさせたときの状態を示す要部拡大断面図であ る。 図 2 0に示すように、 操作ボタン 8のスライ ド操作により、 アーム 8 e力 圧電ュニ ット 1 0 2のスライ ド部 1 0 2 aを所定距離 d押圧して、 圧電ュニット 1 0 2が発電する 。 これによりノズルチップ 9 4 a近傍に放電させることができる。 点火して炎を噴出して いる回動アーム部 4を図 2 0において時計回りに回動させて、 本体 2に閉じようとすると 、 回動アーム部 4の突条 7 4力 操作ボタン 8の係合爪 8 bの突起 1 1 2に係合して抵抗 となり所定の角度以下には閉じることはできない。 従って、 本体 2を持っている手を火傷 したり、 衣服を焦がしたりすることを防止することができる。
【0 0 4 4】
また、 スライ ド部 1 0 2 aの移動に連動して、 燃料供給弁が作動するようになっている 。 この燃料供給弁の作動状態について、 図 2 1を参照して説明する。 図 2 1は、 燃料供給 弁の作動状態を示す、 図 8の 2 1— 2 1線に沿う断面図であり、 図 2 1 ( a ) は着火操作 前の状態を示し、 図 2 1 ( b ) は着火操作後の状態を示す部分断面図である。 スライ ド部 1 0 2 aは、 燃料供給弁側に位置する、 スライド部 1 0 2 aの摺動方向に沿ってスライ ド 部 1 0 2 a と一体に成形されたレバー押し部 1 0 2 bを有する。 この摺動部 1 0 2 bはス ライ ド部 1 0 2 aの移動とともに移動する。 他方、 ハウジング 1 0 4には、 燃料供給弁 1 4 2が配置されている。 この燃料供給弁 1 4 2には、 紙面と同じ面内で軸 1 4 5に揺動可 能に軸支された略 L字状のレバ一 1 4 4が係合している。 レバー 1 4 4は、 燃料供給弁 1 4 2に係合した係合アーム 1 4 4 aとレバー押し部 1 0 2 b近傍に位置する駆動アーム 1 4 4 bを有する。
【0 0 4 5】
圧電ュニット 1 0 2のスライ ド部 1 0 2 aが図 2 1において右方向に押圧されていない 状態では、 駆動アーム 1 4 4 bはレバー押し部 1 0 2 bの通路内に突出している。 スライ ド部 1 0 2 aが操作ボタン 8のアーム 8 eにより押圧されると、 駆動アーム 1 4 4 bがレ バー押し部 1 0 2 bにより押圧されて、 図 2 1において時計回りに回動する。 それにより 、 係合アーム 1 4 4 aが時計回りに回動して、 燃料供給弁 1 4 2を左方に移動させてガス の噴出を可能とする。 燃料供給弁 1 4 2噴出したガスは、 ガスパイプ 9 6を通ってノズル 部 9 4へと導かれる。 また、 圧電ユニット 1 0 2からは、 電線 1 4 0 (図 8 ) がノズル部 9 4と、 先端筒 2 0 aのノズノレチップ 9 4 a近傍に配線されており、 放電によりノズルチ ップ 9 4 aから噴出したガスに着火する。 これらの構成は一般的に知られた構成であるの' で、 詳細な説明はここでは省略する。
【図面の簡単な説明】
【0 0 4 6】
【図 1】 本発明の一例となる折りたたみ式着火器の折りたたまれた状態を示す斜視図 【図 2】 展開されて使用可能な状態にある図 1の折りたたみ式着火器を示す斜視図 【図 3】 図 1および図 2において、 手前側の半体を示す斜視図であり、 (a ) は、 半
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 10 体を外側から見た状態を示し、 (b) は内側から見た状態を示す。
【図 4】 図 3の半体と逆側の半体を示し、 (a) は内側から見た正面図であり、 (b ) は内側から見た斜視図を示す。
【図 5】 本体カバーを示し、 (a) は斜視図、 (b) は図 5 (a) の 5 b— 5 b線に 沿う断面を示す斜視図をそれぞれ示す。
【図 6】 回動アーム部を示し、 (a) は斜視図、 (b) は正面図である。
【図 7】 パイプ組立体を示し、 (a) は斜視図、 (b) は、 (a) において 7 bで示 す領域の部分断面図であり、 パイプ組立体内にノズル部とガスパイプを組み込んだ状 態を示す。
【図 8】 図 1に示す折りたたみ式着火器の 8— 8線に沿う断面図
【図 9】 図 1に示す折りたたみ式着火器の 9— 9線に沿う断面図
【図 10】 操作ボタンを示し、 (a) は斜視図、 (b) は平面図、 (c) は側面図、
(d) は正面図をそれぞれ示す。
【図 1 1】 レバー部材を示し、 (a) は斜視図、 (b) は平面図、 (c) は右側面図 、 (d) は正面図、 (e) は底面図をそれぞれ示す。
【図 1 2】 回動アーム部が閉じた状態のときの枢着部およびその近傍を示す部分断面 斜視図
【図 1 3】 枢着部およびその近傍を示す部分断面斜視図
【図 14】 折りたたみ式着火器の回動アーム部が若干開いた状態を示す、 図 6と同様 な縦断面図
【図 1 5】 枢着部、 操作ボタンおよびこれらの近傍を示す要部拡大断面図
【図 1 6】 図 1 4とは異なる位置の折りたたみ式着火器の断面を示す、 図 8と同様の 断面図であり、 (a ) は図 1 4と同じ状態の折りたたみ式着火器の断面であり、 (b ) は操作ボタンがさらに押圧されたときの状態を示す要部断面図である。
【図 1 7】 回動アーム部を略直角に開いた状態を示す部分断面図
【図 1 8】 回動アーム部を約 1 50° 拡開した状態を示す折りたたみ式着火器の縦断 面図
【図 1 9】 図 1 8とは異なる位置の断面を示す折りたたみ式着火器の縦断面図 【図 20】 操作ボタンをスライ ドさせたときの状態を示す要部拡大断面図
【図 2 1】 燃料供給弁の作動状態を示す、 図 8の 2 1— 2 1線に沿う断面図であり、 (a ) は着火操作前の状態を示し、 (b) は着火操作後の状態を示す部分断面図であ る。
【符号の説明】
【0047】
1 折りたたみ式着火器
2 本体
4 回動アーム部
8 操作ボタン (操作部材)
20 パイプ組立体
20 a 先端筒 (ノズル側端部)
26 a、 26 b、 26 c 環状壁 (円筒壁)
30 a、 30 b 回動軸 (内筒)
40 係合部
4 1 ストッノ、 °
60 b 開口
70 円弧状内壁 (外筒)
88 凸部 (本体側端部)
94 ノズル部 (炎噴出ノズル)
96 ガスパイプ (可撓性燃料導管)
1 02 圧電ュニッ ト
整理番号: P29036.T 特願 2005- 254866 (Proof) 提出日:平成 17年 9月 2日 11/E 1 0 6 燃料タンク
1 4 2 燃料供給弁