明 細 書
容器詰飲料
技術分野
[0001 ] 本発明は非重合体カ亍キン類を高濃度で含有し、 かつ苦味が抑制された容 器詰飲料に関する。
背景技術
[0002] カテキン類の効果としてはコレステロール上昇抑制作用やアミラーゼ活性 阻害作用などが報告されている (例えば、 特許文献 1、 2参照) 。 カテキン 類のこのような生理効果を発現させるためには、 大量の力テキン類を摂取す る必要があるために、 飲料に力テキン類を高濃度配合する技術が望まれてい る。 この方法の一つとして、 緑茶抽出物の濃縮物 (例えば、 特許文献 3 ~ 5 参照) などを利用して、 力テキン類を飲料に溶解状態で添加する方法がある
[0003] しかし、 力テキン類を高濃度に含む飲料は、 飲んだときに苦味が強く感じ られ、 常飲が困難である。 これら飲料のうち、 茶系飲料の苦味を低減する方 法として、 サイクロデキストリンを配合する方法が報告されている (例えば 特許文献 1〜7 ) 。 すなわち、 特許文献 1は、 茶抽出物 1質量部乾燥質量に 対し、 サイクロデキストリン 2 . 5質量部以上を含有する茶抽出物含有組成 物を、 特許文献 2は、 カ亍キン類 1質量0 /0以上、 カフヱイン 0 . 1質量0 /0以 下及びサイク口デキストリン 0 . 1〜 2 0質量%の各量を含む飲食物の製造 に際し、 茶抽出液に水蒸気賦活炭を作用させカフェインを吸着■除去する方 法を、 特許文献 3、 4は、 カ亍キン類及びサイクロデキストリンを各特定量 含む容器詰飲料をそれぞれ開示している。 さらに、 特許文献 5ではクラスタ ーデキストリンを高濃度茶カテキン類に配合することにより苦味が抑制され た容器詰茶飲料を、 特許文献 6ではさらに高濃度のカテキン類に対しするサ イクロデキストリンの苦味抑制効果を開示している。 また、 特許文献 7では スクラロースと、 種々甘味料を併用し、 スクラロース特有の甘味とそれに不
足している甘味を補った甘味組成物が開示されている。 しかし、 高濃度カテ キン飲料の有する苦味を低減させると言った技術に関しては言及されていな い。
特許文献 1 :特開平 3 _ 1 68046号公報
特許文献 2:特開平 1 0— 491 9号公報
特許文献 3:特開 2002 _ 23851 8号公報
特許文献 4:特開 2004 _ 1 29662号公報
特許文献 5:特開 2004 _ 1 59641号公報
特許文献 6:特開 2004 _ 25451 1号公報
特許文献 7:特表 2000— 24273号公報
発明の開示
[0004] 本発明は、 (A) 非重合体力テキン類を 0. 05~0. 5重量%、 及び (
B) 次の (B 1 ) 、 (B2) 、 (B3) 及び (B4) から選ばれる甘味料を 含有する容器詰飲料を提供するものである。
(B 1 ) グリチルリチンを 0. 0001 ~0. 5質量0 /o、
(B 2) ソーマチンを 0. 00001〜0. 005質量%、
(B 3) ( b 31 ) ソルビ! ^一ルを 0. 01〜5質量%と、 (b 32) ソル ビ ! ^一ル以外の甘味料を 0. 001〜5質量%含有し、 (b 32) Z (b 3
1 ) (質量比) が 0. 01〜 1 00、
(B 4) (b 41 ) エリスリ ! ^一ルを 0. 01〜5質量%と、 (b 42) ブ ドウ糖、 果糖、 ブドウ糖果糖液糖及び果糖ブドウ糖液糖から選ばれる 1種以 上を 0. 01〜5質量%。
[0005] また、 本発明は、 (A) 非重合体カ亍キン類を 0. 05〜0. 5質量%含 有する飲料に、 (B) 上記の (B 1 ) 、 (B2) 、 (B3) 及び (B4) か ら選ばれる甘味料を配合し、 (A) 非重合体カテキン類中の (C) 非重合体 力テキンガレート体類の割合を 5 ~ 55質量%とすることを特徴とする非重 合体カテキン類含有飲料の苦味抑制方法を提供するものである。
発明の実施の形態
[0006] 前記のように、 非重合体力テキン類を高濃度に含む容器詰飲料に、 サイク ロデキストリンを配合することによって加熱殺菌処理後の苦味を低減させる には、 多量のサイクロデキストリンが必要であった。 しかしながら多量のサ イクロデキストリンを配合するとサイクロデキストリン自身の風味によって 飲料本来の風味が損なわれてしまう欠点があり、 使用量については限界があ つた。 また、 スクラロース等の人工甘味料を配合しただけでは、 非重合体力 亍キン類を高濃度に含む容器詰飲料の苦味を抑制する効果は不十分であった 従って、 本発明は飲料本来の風味を損うことなく、 かつ、 非重合体力テキ ン類を高濃度に含む容器詰飲料の苦味を低減する手段を提供することにある
[0007] そこで本発明者は、 非重合体カ亍キン類を高濃度に含む容器詰飲料の加熱 殺菌後の風味を低下させることなく、 苦味を低減させるベく検討した結果、 グリチルリチン、 ソーマチン、 ソルビ ! ^一ルと他の甘味料との組み合せ又は エリスリ トールとブドウ糖等との組み合せを特定の割合で配合したところ、 優れた苦味抑制効果が得られ、 飲料本来の風味を保持した容器詰飲料が得ら れることを見出した。 また、 非重合体カテキン類中のガレート体率を調整す れば、 さらに優れた苦味抑制効果が得られることも見出した。
[0008] 本発明によれば、 非重合体力テキン類を高濃度で含む容器詰飲料であって 、 苦味が抑制され、 かつ風味が良好である飲料を提供できる。
[0009] 本発明で (A ) 非重合体カテキン類とは、 カテキン、 ガロカテキン、 カテ キンガレート、 ガロカ亍キンガレートなどの非ェピ体力亍キン類及びェピカ 亍キン、 ェピガロカ亍キン、 ェピカテキンガレート、 ェピガロカ亍キンガレ 一ト等のェピ体力亍キン類を合わせての総称であり、 非重合体カ亍キン類の 濃度は、 上記の合計 8種の合計量に基づいて定義される。
[0010] 本発明の容器詰飲料中は、 非重合体カ亍キン類を、 0 . 0 5〜0 . 5質量 %、 好ましくは 0 . 0 8〜0 . 4質量%、 さらに好ましくは 0 . 0 8〜0 . 3質量%、 最も好ましくは 0 . 0 9〜0 . 2質量%含有する。 非重合体カ亍
キン類がこの範囲内であれば多量の非重合体力テキン類を容易に摂取し易く 、 非重合体カテキン類の生理効果が期待できる。 また、 非重合体カテキン類 含量が 0 . 0 5質量%未満である場合、 生理効果の発現が十分ではなく、 0 . 5質量%を超えると飲料の苦味が増加する。
[001 1 ] 本発明の容器詰飲料中の非重合体カ亍キン類にはェピガロカ亍キンガレー ト、 ェピガロカ亍キン、 ェピカテキンガレート及びェピカ亍キンからなるェ ピ体と、 力テキンガレート、 ガロカテキンガレート、 ガロカ亍キン及びカ亍 キンからなる非ェピ体がある。 非ェピ体は本来自然界には殆ど存在せず、 ェ ピ体の熱異性化により生成する。 従って、 本発明の容器詰飲料に使用できる
( A ) 非重合体カ亍キン類中の (C ) 非重合体カ亍キン類の非ェピ体の割合 ( [ ( C ) ( A ) ] X 1 0 0 ) は 5〜2 5質量0 /oであり、 さらに 8〜2 0 質量%、 特に 1 0〜1 5質量%であることが風味及び非重合体カ亍キン類の 保存安定性の観点から好ましい。
[0012] 本発明の容器詰飲料中の非重合体カテキン類にはェピガロカテキンガレー ト、 ガロカテキンガレート、 ェピカテキンガレート及び力テキンガレートか らなるガレート体と、 ェピガロカテキンとガロカテキン及びェピカテキンと カテキンからなる非ガレート体がある。 エステル型非重合体カテキン類であ るガレート体は苦味が強いことから、 本発明容器詰飲料に使用できる (A ) 非重合体カテキン類中の (D ) 非重合体カテキン類のガレート体類の割合 ( [ ( D ) / ( A ) ] X 1 0 0 ) は 5 ~ 5 5質量%が好ましく、 さらに 8 ~ 5 1質量%であることが苦味抑制の観点から好ましい。
[0013] 本発明における前記の高濃度の非重合体カ亍キン類を有する容器詰飲料は 、 例えば緑茶抽出物の精製物を配合して非重合体カ亍キン類濃度を調整して 得ることができる。 具体的には、 緑茶抽出物の濃縮物の水溶液、 あるいは当 該緑茶抽出物の精製物に緑茶抽出液、 半発酵茶抽出液又は発酵茶抽出液を配 合したものが挙げられる。 ここでいう緑茶抽出物の精製物とは、 緑茶葉から 熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出した溶液から水分を一部除去したも の、 精製して非重合体カ亍キン類濃度を高めたものであり、 形態としては、
固体、 水溶液、 スラリー状など種々のものが挙げられる。 また、 緑茶、 半発 酵茶及び発酵茶から選ばれる茶抽出液とは濃縮や精製操作を行わない抽出液 のことをいう。
[0014] 非重合体カ亍キン類を含有する緑茶抽出物の精製物としては市販の三井農 林 (株) 「ポリフエノン」 、 伊藤園 (株) 「テアフラン」 、 太陽化学 (株) 「サンフエノン」 などから選択できる。 非重合体カ亍キン類濃度が上記範囲 にあれば、 これらを精製したものを用いてもよい。 精製の方法としては、 例 えば緑茶抽出物の濃縮物を水又は水とエタノールなどの有機溶媒の混合物に 懸濁して生じた沈殿を除去し、 次いで溶媒を留去する方法がある。 あるいは 茶葉から熱水もしくはェタノールなどの水溶性有機溶媒により抽出した抽出 物を濃縮したものをさらに精製したもの、 あるいは抽出物を直接精製したも のを用いてもよい。
[0015] 本発明の容器詰飲料に用いる非重合体カテキン類は、 緑茶精製物をタンナ ーゼ処理により、 ガレート体率を低下することができる。 タンナーゼによる 処理は、 緑茶抽出物の非重合体カテキン類に対してタンナーゼを 0. 5~ 1 0質量%の範囲になるように添加することが好ましい。 タンナーゼ処理の温 度は、 酵素活性が得られる 1 5~40°Cが好ましく、 さらに好ましくは 20 ~30°Cである。 タンナーゼ処理時の p Hは、 酵素活性が得られる 4. 0~ 6. 0が好ましく、 さらに好ましくは 4. 5-6. 0であり、 特に好ましく は 5. 0~6. 0である。
[0016] 本発明の容器詰飲料における (A) 非重合体カテキン類と (E) カフエイ ンとの含有重量比 [ (E) / (A) ] は 0. 000 1〜0. 1 6が好ましく 、 より好ましくは 0. 00 1〜0. 1 5、 さらに好ましくは 0. 0 1〜0. 1 4、 さらに好ましくは 0. 05〜0. 1 3である。 非重合体カ亍キン類に 対するカフェインの比率が低すぎると、 風味バランス上好ましくない。 また 非重合体力亍キン類に対するカフエインの比率が高すぎると、 飲料本来の外 観を害し好ましくない。 カフェインは、 原料として用いる緑茶抽出物、 香料 、 果汁及び他の成分中に天然で存在するカフェインであっても、 新たに加え
られたカフェインであってもよい。
[0017] 本発明の容器詰飲料に用いる (B 1 ) グリチルリチンとしては、 種々の方 法によって得られるものが使用できるが、 一例としては、 甘草抽出物 (L i c o r i c e E x t r a c t ) から得ることもできる。 甘草抽出物は甘草 (j l v c v r r h i z a L a b r a L . g l a n d u l ι f e r a R e g e I e t H e r d e rなどの根 及びストロンの抽出物である。 甘 草の甘味の主成分はグリチルリチン酸 (C42H62016= 822. 96) であ る。 甘草はマメ科の多年生植物で、 その根茎に多量のグリチルリチンを含ん でいる。 主な産地は、 南ロシア、 中国、 イラン、 アフガニスタン、 パキスタ ン、 トルコ、 スペインなどである。 グリチルリチンは、 2万倍に希釈しても 甘味を感じるといわれており、 その化学構造は、 1分子のグリチルリチン酸 と 2分子のダルク口ン酸とが配糖体となって結合したものである。 甘草根中 には、 主としてカルシウム塩、 カリウム塩、 アンモニゥ厶塩などの形で存在 している。 その呈味は、 砂糖の 250倍の甘味度を有し、 天然の安全な甘味 料である。
[0018] 本発明においてグリチルリチンは、 甘草根 (L i c o r i c e r o o t ) から抽出精製したものを好適に使用できる。 例えば、 製剤化した商品名は 、 「リコス」 、 「リコチン」 、 「リコミリン」 などと称し、 甘草をリコリス
(L i c o r i c e) と呼ぶことに由来し、 クェン酸 3 N aゃデキストリン で賦形して用途別に使いやすく加工した製品である (いずれも池田糖化工業 製) 。 さらに、 食品添加物用の甘草抽出物の商品として、 リコゲン Y (甘草 抽出物 1 00%) 、 グリチミン C (甘草抽出物: 45%、 クェン酸 3 N a : 55%) 、 グリチミン (グリチルリチン 1 00%) 、 グリチミン W (グリチ ルリチン 1 7. 5%、 クェン酸 3 N a : 35%、 デキストリン 47. 5%)
(いずれも丸善製薬株式会社製) が挙げられるが、 グリチルリチン純度の高 い製品が飲料に配合されたときの雑味が少なく好ましい。 さらに、 「グリチ ノン特級」 、 「グリチノン 1級」 、 「グリチノン G T S」 、 「グリチノン G T 1」 、 「グリチノン G T Y」 、 「グリチノン M」 、 「グリチノン GY EJ
(いずれも常盤植物化学研究所製) 、 カンゾゥ抽出物 A、 B、 C (アルプス 薬品工業製) 、 リケシン G P— 96 (リケンビタミン株式会社製) 等が挙 げられる。
[0019] これらの製品は砂糖の 40〜50倍の甘味を有するが、 その呈味は砂糖や サッカリンとはかなり異なっている。 砂糖の甘味はやや鋭い代わりに厚みの ある甘さであり、 砂糖は甘味が早く出るが、 後にややェグ味として残る。 こ れらの製品は、 初めはあまり甘味を感じないが、 次第に甘味を感じるように なり、 甘味が長く持続する。 従って、 砂糖、 ブドウ糖、 果糖などと併用する ことにより、 味の幅を広げて極めて良質の甘味を作ることができる。
[0020] 本発明の容器詰飲料へのグリチルリチンの添加量は、 非重合体力亍キン類 の苦味をマスキングする目的には、 0. 000 1〜0. 5質量%、 好ましく は 0. 0 1〜0. 1質量%程度の添加量で効果が得られる。
[0021] 本発明の容器詰飲料においては、 非重合体カテキン類の苦味は甘味よりも 後に出てくるため、 通常使用する甘味料では甘味の発現が早く、 非重合体力 テキン類の苦味を十分にマスキングすることができない。 しかし、 本発明で 使用する甘草抽出物は、 非重合体力テキン類の苦味とグリチルリチン自体の 甘味を感じる時間がほぼ同じとなるため、 非重合体カテキン類の苦味を良好 にマスキングできると考えられる。
[0022] 本発明の容器詰飲料に用いられる (B 2) ソーマチンは、 Ma r a n t a c e a e禾斗の T h a uma t o c o c c u s d a n i e l I ι ιの果実に 含まれる蛋白質性甘味物質である。 甘味度は、 砂糖の 2600~3 1 00倍 と極めて強く、 苦味や渋みなどのない爽快な甘味を呈するため、 良好な食品 用甘味剤として市販されている。 また、 ソーマチンは食品素材自身の持つ固 有の風味 (フレーバー) を増強する作用も有している。
[0023] 本発明の容器詰飲料で使用されるソーマチンは、 Ma r a n t a c e a e 禾斗の f h a uma t o c o c c u s d a n i e l I ι ι の果実 73、 柚出、 精製して使用するが、 すでに市販されているソーマチン製剤、 例えば三栄源 エフ■エフ■アイ (株) 製の商品名サンスイート丁、 サンスイート T— 1 4
7、 ネオサンマルク DC、 ネオサンマルク AGや英国 T a t e &L y I e社 の商品名タリン (T a I i n) を用いることもできる。
[0024] 本発明の容器詰飲料で使用されるソーマチンは、 最終濃度、 すなわち容器 詰飲料中の濃度が 0. 00001〜0. 005質量%、 さらに 0. 0000 2〜0. 001質量%、 特に0. 0001〜0. 0005質量0 /oとなるよう に添加するのが、 最終容器詰飲料の苦味低減化効果、 風味低下抑制の点で好 ましい。 尚、 ソーマチンの濃度は特開 2005_ 1 01 04号公報記載の抗 体法により分析することができる。
[0025] 本発明において、 非重合体カ亍キン類の苦味は甘味よりも後に出てくるた め、 通常使用する甘味料では甘味の発現が早く、 非重合体カ亍キン類の苦味 を十分にマスキングすることができない。 しかし、 本発明で使用するソーマ チンは、 非重合体カ亍キン類の苦味とソーマチン自体の甘味を感じる時間が ほぼ同じとなるため、 非重合体カテキン類の苦味を良好にマスキングできる と考えられる。
[0026] 本発明の容器詰飲料で使用する (b 31 ) ソルビ ! ^一ルは、 グルコースの 還元法により製造される糖アルコールであり、 その市販品としてはソルビッ ト L— 70 (東和化成工業株式会社、 D—ソルビ ! ^一ル 70%水溶液) 、 ソ ルビット ME (サンエイ糖化株式会社) 、 N e o s o r b (ロケット社) 等 が挙げられる。
[0027] 本発明の容器詰飲料で使用する (b 31 ) ソルビトールは、 すなわち容器 詰飲料中の濃度が 0. 01 ~5質量%、 さらに 0. 05~5質量%、 特に0 . 1〜1質量%となるように配合するのが好ましい。 また (A) 非重合体力 亍キン類との比率 (b 31 ) (A) (質量比) が 0. 01〜"! 00、 さら に 0. 1〜1 0、 特に0. 5〜 5となるように配合するのが容器詰飲料の苦 味低減効果、 風味低下抑制、 消化不良防止の点で好ましい。
[0028] 本発明の容器詰飲料で使用する (b 32) ソルビトール以外の甘味料とし ては、 ソーマチン、 グリチルリチン、 スクラロース、 エリスリ I ^一ル、 マル チ I ^一ル、 キシリ I ^一ル、 ラクチ I ^一ル、 パラチニット、 マンニ I ^一ル、 ト
レハロース、 還元澱粉糖化物及びショ糖から選択されたものが好ましい。 ( b 32) 甘味料は、 (b 3 1 ) ソルビトールと併用することにより (A) 非 重合体カテキン類の苦味を相乗的に低減することができる。
本発明の容器詰飲料で使用する甘味料のうち、 ソーマチンは Ma r a n t a c e a e牛斗の T h a uma t o c o c c u s d a n i e l I ι ι の果 から抽出、 精製して製造され、 その市販品としては、 サンスイート T、 サン スイート Τ— 1 47、 ネオサンマルク DC、 ネオサンマルク AG (三栄源ェ フ■エフ■アイ (株) ) やタリン (T a t e &L y I e社) 等が挙げられる 。 グリチルリチンは、 甘草根 (L i c o r i c e r o o t ) から抽出、 精 製して製造され、 その市販品としては、 リコゲン Y (甘草抽出物 1 00%) 、 グリチミン C (甘草抽出物: 45%、 クェン酸 3 N a : 55%) 、 グリチ ミン (グリチルリチン 1 00%) 、 グリチミン W (グリチルリチン 1 7. 5 <½、 クェン酸 3 N a : 35 %、 デキストリン 47. 5%) (丸善製薬株式会 社) 等が挙げられる。 スクラロースはスクロースを原料として合成法により 製造され、 その市販品としては、 スクラロース (三栄源エフ■エフ 'アイ ( 株) ) ゃスプレンダ一等が挙げられる。 エリスリ トールはグルコースを原料 として発酵法により製造され、 その市販品としては、 エリスリ トール (三菱 化学フーズ株式会社) 等が挙げられる。 マルチトールは、 マルトースの還元 法により製造され、 その市販品としては、 マルチメイ ト (サンエイ糖化株式 会社) 、 マビット (株式会社林原商事) 等が挙げられる。 キシリ トールは、 キシロースの還元法により製造され、 その市販品としては、 キシリット (東 和化成工業株式会社) 、 X y I i s o r b (ロケット社) 等が挙げられる。 ラクチトールは、 乳糖の還元法により製造され、 その市販品としては、 ミル ヘン (東和化成工業株式会社) 等が挙げられる。 パラチニットは、 砂糖から 転移酵素法で製造され、 その市販品としては、 還元パラチノース (三井製糖 株式会社) 、 I s oma I t (ロケット社) 等が挙げられる。 マンニトール は、 砂糖の還元法により製造され、 その市販品としては、 マンニット (東和 化成工業株式会社) 、 Ma n n i t o l、 P e a r I i t o I (ロケット社
) 等が挙げられる。 トレハロースは澱粉から発酵法で製造され、 その市販品 としては、 トレハ (株式会社林原商事) が挙げられる。 還元澱粉糖化物は澱 粉の乳糖の還元法により製造され、 その市販品としては、 PO—60 (東和 化成工業株式会社) 等が挙げられる。 ショ糖としては、 市販の上白糖、 グラ ニュー糖、 ざら糖や液糖等が挙げられる。
[0030] 本発明において、 飲用時の非重合体カ亍キン類の苦味は甘味料よりも後に 出てくるため、 通常使用する甘味料では甘味の発現が早く、 非重合体力テキ ン類の苦味を十分にマスキングすることができない。 しかし、 本発明で使用 する (b 31 ) ソルビ ! ^一ルは、 非重合体カ亍キン類の苦味とソルビ ! ^一ル の甘味を感じる時間がほぼ同じとなるため、 非重合体カ亍キン類の苦味を良 好にマスキングできると考えられる。 さらに併用する (b 32) の甘味料が 、 初期の甘味を引き立てる相乗効果を出していると推察される。
[0031] そのため非茶系飲料では、 飲み始めにおいて (b 32) ソルビ ! ^一ル以外 の甘味料で甘味を引き出し、 ( b 31 ) ソルビ I ^一ルで甘味の持続及び非重 合体カテキン類の苦味のマスキングの効果を出すが、 (b 32) の甘味料の 中でもソーマチン、 グリチルリチン、 スクラロース、 エリスリ I ^一ルとの併 用が特に相乗効果がある。 また、 緑茶、 烏龍茶、 紅茶などの茶系飲料では、 (b 31 ) ソルビ ! ^一ルと (b 32) の甘味料、 特にソーマチン、 グリチル リチンとの併用で非重合体カテキン類の苦味をマスキングできる。
[0032] 本発明で使用する (b 32) の甘味料は、 最終濃度、 すなわち容器詰飲料 中の濃度が 0. 001 ~5質量0 /o、 さらに 0. 05~5質量0 /o、 特に 0. 1 〜1質量%となる量が容器詰飲料の苦味低減化効果、 風味低下抑制、 消化不 良防止の点で好ましい。
[0033] 本発明の容器詰飲料に使用する (B4) の甘味料のうち、 ブドウ糖含有量 は、 好ましくは 0. 01〜5質量%、 さらに好ましくは 0. 1〜5質量%、 特に好ましくは 1. 0〜4質量%である。 果糖含有量は、 好ましくは 0. 0 1〜5質量%、 さらに好ましくは 0. 1〜5質量%、 特に好ましくは 1. 0 〜5質量%である。 ショ糖の含有量は、 好ましくは 0. 01〜5質量%、 さ
らに好ましくは 0. 1 ~4質量%、 特に好ましくは 1. 0~3. 8質量%で ある。 果糖ブドウ糖液糖の含有量は 0. 01 ~5質量%、 さらに好ましくは 0. 1 ~5質量0 /0、 特に好ましくは 1. 0~5質量0 /0である。
[0034] 本発明の容器詰飲料に使用する ( b 41 ) エリスリ トールは、 ゼロカロリ 一の甘味料であるため好ましい。 本発明の容器詰飲料では、 エリスリ トール は 0. 01〜5質量%、 好ましくは 0. 02〜3質量%、 特に好ましくは 0 . 03〜2質量%含有する。
[0035] 本発明においては、 (b 42) ブドウ糖、 果糖、 ショ糖、 ブドウ糖果糖液 糖及び果糖ブドウ糖液糖から選ばれる 1種以上と (b 41 ) エリスリ トール とを併用することにより、 その相乗効果により浸透圧を高めることができる 。 糖アルコールの中でも、 エリスリ トールは浸透圧を高める効果が高く、 特 に好ましい。 本発明の容器詰飲料において、 浸透圧はナトリウムやカリウム である電解質を取り込みやすくするため、 280~60 OmO s mZL、 好 ましくは 290~50 OmO smZL、 特に好ましくは 300~400mO s mZLである。 浸透圧が 28 OmO s mZ L未満であると十分に電解質を 取り込むことができず、 600mOsmZLを超えると甘味料が多く配合さ れるためカロリーが上がる傾向がある。
[0036] 本発明の容器詰飲料において、 (B4) を添加した場合、 そのカロリーは 、 飲料 1 OOmL中に含まれるブドウ糖、 果糖、 砂糖、 ブドウ糖果糖液糖及 び果糖ブドウ糖液糖は 1 gにっき 4 K c a Iで算出し、 エリスリ トールは 1 gにっき OKc a Iで算出する。 ここで本発明の容器詰飲料は、 低カロリー である 40 k c a I 24 OmL以下が好ましく、 さらに好ましくは"!〜 3 8 k c a I Z240mL、 特に好ましくは 2〜35 k c a I Z240mLで あ 。
[0037] 本発明の容器詰飲料には、 さらに甘味料として、 カロリーを増加させない 程度に人工甘味料、 グリセロール類が使用できる。 これらの甘味料は、 本発 明の容器詰飲料中に 0. 0001〜 20質量%、 さらに 0. 001〜1 5質 量%、 特に 0. 01〜1 0質量%含有するのが好ましい。
[0038] 本発明の容器詰飲料は、 甘味料が少なすぎると甘みがほとんどなく、 酸味 、 塩味とのバランスがとれないので砂糖を 1 としたときの甘味度が 2以上、 好ましくは 2~ 8である (参考文献: J I S Z 8 1 44、 官能評価分析一用 語、 番号 30 1 1、 甘味; J I S Z 9080、 官能評価分析—方法、 試験方 法;飲料用語辞典 4 _ 2甘味度の分類、 資料 1 1 (ビバレツジジャパン社) ;特性等級試験 m A G試験、 I SO 6564— 1 985 (E) 、 「S e n s o r y A n a l y s i s― M e t h o d o I o g y— ι- I a v o u r p r o f i l e me t h o d」 等) 。 甘味度が 8を超えると、 甘すぎて喉 にひっかかる感覚が強く、 喉越しが低下する。
[0039] 本発明の容器詰飲料において、 前記以外の甘味料を用いてもよい。 前記以 外の甘味料としては、 炭水化物類、 グリセロール類、 人工甘味料が使用でき る。 これらの甘味料は、 本発明の容器詰飲料中に 0. 000 1〜20質量% 、 さらに 0. 00 1 ~ 1 5質量%、 特に 0. 0 1 ~ 1 0質量%含有するのが 好ましい。 本発明の容器詰飲料は、 甘味料が少なすぎると甘みがほとんどな く、 酸味、 塩味とのバランスがとれないのでショ糖を 1 としたときの甘味度 が 2以上であることが好ましい (参考文献: J I S Z 8 1 44、 官能評価分 析—用語、 番号 30 1 1、 甘味; J I S Z 9080、 官能評価分析—方法、 試験方法;飲料用語辞典 4一 2甘味度の分類、 資料 1 1 (ビバレツジジャパ ン社) ;特性等級試験 m A G試験、 I SO 6564— 1 985 (E) 、 「 S e n s o r y A n a l y s i s― e t h o d o I o g y— F I a v o u r p r o f i l e me t h o d」 等) 。 一方、 甘味度が 8以上になる と、 甘すぎて喉にひっかかる感覚が強く、 喉越しが低下する。 尚、 これらの 甘味料は茶抽出物中のものも含む。
[0040] 炭水化物系甘味料としては、 複合多糖又はそれらの混合物を含む。
[0041] 複合多糖の好ましい例はマルトデキストリンである。 また、 炭水化物誘導 体、 多価アルコール、 例えばグリセロール類も本発明で用いることができる 。 グリセロール類は、 例えば 0. 1〜 1 5質量%、 好ましくは 0. 2〜 1 0 質量%、 本発明の容器詰飲料に使用できる。
[0042] 本発明の容器詰飲料に用いられる甘味料のうち、 人工甘味料としてはァス パルテーム、 スクラロース、 サッカリン、 シクラメート、 アセスルフエー厶 _K、 L—ァスパルチル _ L—フエ二ルァラニン低級アルキルエステル、 L —ァスパルチル一D—ァラニンアミ ド、 L—ァスパルチル一 D—セリンアミ ド、 L—ァスパルチル一ヒドロキシメチルアルカンアミ ド、 L—ァスバルチ ル一 1—ヒドロキシェチルアルカンアミ ド、 などの高甘度甘味料、 合成アル コキシ芳香族化合物等がある。 これらの人工甘味料の含有量は、 0. 000 1〜 20質量%である。 また、 ス亍ビノシド及び他の天然源の甘味料も使用 できる。
[0043] 本発明の容器詰飲料には、 電解質であるナトリウムを 0. 001〜0. 5 質量0 /ο及び 又はカリウム 0. 001〜0. 2質量%を含有することができ る。 ここで、 ナトリウム及びカリウムの合計濃度は、 0. 001〜0. 5質 量%が好ましく、 この合計が 0. 001質量%未満であると、 飲む場面によ つては味的に物足りなく感じる傾向があり、 好ましくない。 一方、 0. 5質 量%を超えると塩類自体の味が強く、 長期間の飲用に好ましくない傾向があ る。
[0044] 本発明に用いられるナトリウムとしては、 ァスコルビン酸ナトリウム、 塩 化ナトリウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸水素ナトリウム、 クェン酸ナトリウム 、 リン酸ナトリウム、 リン酸水素ナトリウム、 酒石酸ナトリウム、 安息香酸 ナトリウム等及びそれらの混合物のような容易に入手しうるナトリウム塩を 配合することができる。 又、 ナトリウムは加えられた果汁又は茶の成分由来 のものも含まれる。 ナトリウム濃度が高くなるほど、 飲料の変色する度合い が高くなる。 製品の安定性の観点から、 本発明の容器詰飲料中のナトリウム 含有量は、 好ましくは 0. 001〜0. 5質量%、 より好ましくは 0. 00 2〜0. 4質量%、 さらに好ましくは 0. 003〜0. 2質量%である。
[0045] 本発明に用いられるカリウムとしては、 茶抽出液に含有するカリウム以外 の化合物を添加してその濃度を高めることができる。 例えば、 塩化カリウム 、 炭酸カリウム、 硫酸カリウム、 酢酸カリウム、 炭酸水素カリウム、 クェン
酸カリウム、 リン酸カリウム、 リン酸水素カリウム、 酒石酸カリウム、 ソル ビン酸力リウ厶等又はそれらの混合物のような力リウ厶塩を配合してもよい し、 加えられた果汁又は香料由来のものも含まれる。 カリウム濃度は、 ナト リウム濃度に比べて、 長期間高温保存時での色調への影響が大きい。 製品安 定性の観点から、 本発明の容器詰飲料中のカリウム含有量は、 好ましくは 0 . 001〜0. 2質量%、 より好ましくは 0. 002〜0. 1 5質量%、 さ らに好ましくは 0. 003〜0. 1 2質量%である。
[0046] 本発明の容器詰飲料には、 酸味料が使用できる。 酸味料の濃度が少ない場 合には、 苦味、 渋味は抑制できるが酸味が弱すぎる。 一方、 酸味料の濃度が 多い場合には、 酸味が強くなるが苦みや渋みも強くなる。 本発明における酸 味料はァスコルビン酸、 クェン酸、 ダルコン酸、 コハク酸、 酒石酸、 乳酸、 フマル酸、 リンゴ酸及びこれらの塩類から選ばれる 1種以上である。 これら 単独でも長期の保存に対応可能な P Hになるが、 適度な酸味を得るには又は それらの塩類との併用が好ましい。 具体的にはクェン酸 3ナトリウム、 クェ ン酸 1カリウム、 クェン酸 3カリウム、 ダルコン酸ナトリウム、 ダルコン酸 カリウム、 酒石酸ナトリウム、 酒石酸 3ナトリウム、 酒石酸水素カリウム、 乳酸ナトリウム、 乳酸カリウム、 フマル酸ナトリウム等が挙げられる。
[0047] その他の酸味料としては、 アジピン酸、 天然成分から抽出した果汁類が挙 げられる。 酸味料は全体として本発明の容器詰飲料中に 0. 01 ~0. 7質 量%、 特に 0. 02~0. 6質量%含有するのが好ましい。 また無機酸類、 無機酸塩類も使用できる。 無機酸類、 無機酸塩類としてはリン酸水素 2アン モニゥム、 リン酸 2水素アンモニゥム、 リン酸水素 2カリウム、 リン酸水素 2ナトリウム、 リン酸 2水素ナトリウム、 メタリン酸 3ナトリウム、 リン酸 3カリウム等が挙げられる。 これらの無機酸類、 無機酸塩類は、 容器詰飲料 中 0. 01〜 0. 5質量0 /o、 特に 0. 02〜 0. 3質量%が好ましい。
[0048] 本発明の容器詰飲料では、 風味及び保存安定性の観点で p Hが 2. 5〜7 . 0の範囲であることが好ましい。 さらに好ましくは 3. 0〜6. 5であり 、 特に好ましくは 3. 8〜6. 5である。 すなわち、 p H力《2. 5未満では
酸味が強くなり、 長期の保存において非重合体カテキン類が減少し、 さらに 甘草抽出物自体が沈殿を起こしやすくなる。 又、 p Hが 5 . 1を超えると長 期の保存においても併用する炭水化物との反応などにより非重合体カテキン 類が減少する。 p Hの調整は、 ァスコルビン酸又はその塩やクェン酸などで 前記範囲にすることにより、 長期の保存が可能で適度な酸味を有する飲料と なる。
香料 (フレーバー) や果汁 (フルーツジュース) は嗜好性を高めるために 本発明の飲料に配合できる。 天然又は合成香料や果汁が本発明で使用できる 。 これらはフルーツジュース、 フルーツフレーバー、 植物フレーバー又はそ れらの混合物から選択できる。 特に、 フルーツジュースと一緒に茶フレーバ 一、 好ましくは緑茶又は黒茶フレーバーの組合せが好ましい。 好ましい果汁 はリンゴ、 ナシ、 レモン、 ライム、 マンダリン、 グレープフルーツ、 クラン ベリー、 オレンジ、 ストロベリー、 ブドウ、 キウイ、 パイナップル、 パッシ ヨンフルーツ、 マンゴ、 グアバ、 ラズベリー及びチェリーを使用できる。 好 ましくはシトラスジュース、 グレープフルーツ、 オレンジ、 レモン、 ライム 、 マンダリンと、 マンゴ、 パッションフルーツ及びグアバのジュース、 又は それらの混合物が最も好ましい。 好ましい天然フレーバーはジャスミン、 力 ミツレ、 バラ、 ペパーミント、 サンザシ、 キク、 ヒシ、 サトウキビ、 レイシ 、 タケノコ等である。 果汁は本発明飲料中に 0 . 0 0 1 ~ 2 0重量%、 さら に 0 . 0 0 2 ~ 1 0重量%含有するのが好ましい。 特に好ましい香料はォレ ンジフレーバー、 レモンフレーバー、 ライムフレーバー及びグレープフルー ッフレーバーを含めたシトラスフレーバーである。 シトラスフレーバーに替 えて、 リンゴフレーバー、 ブドウフレーバー、 ラズベリーフレーバー、 クラ ンベリーフレーバー、 チヱリーフレーバー、 パイナップルフレーバー等のよ うな様々な他のフルーツフレーバーが使用できる。 これらのフレーバーはフ ルーツジュース及び香油のような天然源から誘導しても、 又は合成してもよ い。
香料には、 様々なフレーバーのブレンド、 例えばレモン及びライムフレー
バー、 シトラスフレーバーと選択されたスパイス (典型的コーラソフトドリ ンクフレーバー) 等を含めることができる。 このような香料は本発明飲料に 好ましくは 0. 000 1 ~5重量0 /o、 より好ましくは 0. 00 1 ~3重量0 /o を配合できる。
[0050] 本発明の容器詰飲料には、 ビタミンをさらに含有させることができる。 好 ましくは、 ビタミン A、 ビタミン B及びビタミン Eが加えられる。 またビタ ミン Dのような他のビタミンを加えてもよい。 ビタミン Bとしてはイノシト ール、 チアミン塩酸塩、 チアミン硝酸塩、 リボフラビン、 リボフラビン 5' —リン酸エステルナトリウム、 ナイァシン、 ニコチン酸アミ ド、 パントテン 酸カルシウム、 ピリ ドキシ塩酸塩、 シァノコバラミンから選ばれるビタミン B群が挙げられ、 葉酸、 ビォチンも本発明の飲料に用いることができる。 こ れらのビタミンは 1 日所要量 (米国 R D I基準: U S 2005 00030 68記載: U. S. R e f e r e n c e D a i l y I n t a k e) の少 なくとも 1 0質量%以上であることが好ましい。
[0051] 本発明の容器詰飲料には、 ミネラルをさらに含有させることができる。 好 ましいミネラルはカルシウム、 クロム、 銅、 フッ素、 ヨウ素、 鉄、 マグネシ ゥ厶、 マンガン、 リン、 セレン、 ケィ素、 モリブデン及び亜鉛である。 特に 好ましいミネラルはマグネシウム、 リン及び鉄である。
[0052] 本発明の容器詰飲料には、 非重合体カテキン類の苦味を抑制させるために サイクロデキストリンを併用することができる。 サイクロデキストリンは、 ひ一サイクロデキストリン、 一サイクロデキストリン、 r_サイクロデキ ストリンが挙げられる。 これらのサイクロデキストリンは、 本発明の容器詰 飲料中に好ましくは、 0. 005〜0. 5質量%、 さらに好ましくは 0. 0 2〜0. 3質量0 /o、 特に好ましくは 0. 05〜0. 25質量0 /oとなるように 添加する。
[0053] このように本発明の容器詰飲料には、 茶由来の成分にあわせて、 酸化防止 剤、 香料、 各種エステル類、 有機酸類、 有機酸塩類、 色素類、 乳化剤、 保存 料、 調味料、 果汁エキス類、 野菜エキス類、 花蜜エキス類、 p H調整剤、 品
質安定剤などの添加剤を単独、 あるいは併用して配合しても良い。
[0054] 本発明の容器詰飲料は、 非炭酸飲料としてもよいが、 炭酸ガスにより適度 な気泡性を有する炭酸飲料とすることにより、 非重合体カテキン類の苦味を 抑制させることができ、 さらにソフト感及び清涼感を継続して付与すること もできる。 また、 本発明の容器の容器詰飲料は、 茶系飲料とすることも、 非 茶系飲料とすることもできる。 茶系飲料としては、 緑茶飲料等の不発酵茶飲 料、 烏龍茶飲料等の半発酵茶飲料、 紅茶飲料等の発酵茶飲料が挙げられる。 また、 本発明の容器詰飲料は、 機能性飲料とすることもでき、 例えばェンハ ンスドウオーター、 ボトルドウオーター、 スポーツドリンク、 ニァウォータ 一等の非茶系飲料とすることもできる。
[0055] 本発明の容器詰飲料のカロリーは、 飲料 1 OOmL中に含まれるブドウ糖 、 果糖及びショ糖は 1 gにっき 4 k c a Iで算出し、 エリスリ I ^一ルは 1 g にっき OKc a Iで算出する。 ここで本発明の容器詰飲料は、 低カロリーで ある 40 k c a I 24 OmL以下が好ましく、 さらに好ましくは"!〜 35 k c a I 240mL以下、 特に好ましくは 2~30 k c a I 240mL 以下である。
[0056] 本発明の容器詰飲料に使用できる容器は、 ポリエチレンテレフタレートを 主成分とする成形容器 (いわゆる P ETボトル) 、 金属缶、 金属箔ゃプラス チックフイルムと複合された紙容器、 瓶などの通常の形態で提供することが できる。 ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。
[0057] また本発明の容器詰飲料は、 例えば、 金属缶のような容器に充填後、 加熱 殺菌できる場合にあっては適用されるべき法規 (日本にあっては食品衛生法 ) に定められた殺菌条件で製造できる。 P ETボトル、 紙容器のようにレト ルト殺菌できないものについては、 あらかじめ上記と同等の殺菌条件、 例え ばプレート式熱交換器などで高温短時間殺菌後、 一定の温度迄冷却して容器 に充填する等の方法が採用できる。 また無菌下で、 充填された容器に別の成 分を配合して充填してもよい。 さらに、 酸性下で加熱殺菌後、 無菌下で p H を中性に戻すことや、 中性下で加熱殺菌後、 無菌下で p Hを酸性に戻すなど
の操作も可能である。
実施例
非重合体カ亍キン類及びカフェインの測定
メンブランフィルター (0. 8〃m) でろ過し、 次いで蒸留水で希釈した 試料を、 島津製作所製、 高速液体クロマトグラフ (型式 SC L_ 1 OAVP ) を用い、 ォクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム L_ カラム TM ODS (4. 6mm0 X 25 Omm:財団法人 化学物質評価 研究機構製) を装着し、 カラム温度 35°Cでグラジェント法により測定した 。 移動相 A液は酢酸を 0. 1 mo I ZL含有の蒸留水溶液、 B液は酢酸を 0 . 1 mo I L含有のァセトニトリル溶液とし、 流速 1 m LZ分、 試料注入 量は 20 L、 UV検出器波長は 280 nmの条件で行った (通常カテキン 類及びカフェインの濃度は、 質量 体積% (% [w/v] ) で表すが、 実施 例中の含有量は液量を掛けて質量で示した) 。 なお、 グラディエント条件は 以下の通りである。
時間 (分) A液濃度 (体積%) B液濃度 (体積%)
0 97% 3%
5 97% 3%
37 80% 20%
43 80% 20%
43. 5 0% 1 00%
48. 5 0% 1 00%
49 97% 3%
60 97% 3%
ソルビ I ^一ル及びェリスリ I ^一ルの測定
メンブランフィルター (0. 8 m) でろ過し、 次いで蒸留水で希釈した 試料を、 島津製作所製、 高速液体クロマトグラフを用い、 エリスリ トールは 、 Wa k o s i I 5 N H2 4. 6mm X 25 Omm (和光純薬工業 (株 ) ) 、 ソルビ I ^一ルは、 S h o d e x S u g a r S P081 0 8 mm
0 X 3 O Ommを装着し、 ともに移動相は水で、 示差屈折計 R I D— 1 0 A (島津製作所 (株) で検出した。 その他の糖アルコール類も上記いずれか の手法で検出できる。
[0060] 甘草抽出物中のグリチルリチンの測定方法
メンブランフィルター (0. 8〃m) でろ過し、 次いで蒸留水で希釈した 試料を、 島津製作所製、 高速液体クロマトグラフ (型式 S C L_ 1 OAV P ) を用い、 カラム C o smo s i l 5 C 1 8 AR (4. 6mm0 x 25 O mm :ナカライテスク製) を装着し、 カラム温度 40°C、 移動相は酢酸 0. 1 mo I ZL水溶液とァセトニトリル溶液 ( 1 6 : 9) とし、 流速 0. 8m L/m i n、 試料注入量は 20 1_、 U V検出器波長は 254 n mの条件で 行い、 標準物質を用いて甘草抽出物中にグリチルリチンを含有することを確 δ、しフ」 ο
[0061] 風味の評価
パネラー 5名により飲用試験を行った。
[0062] 保存試験
調製した飲料を 37 °Cで 4週間保存し、 保存前後での飲料の色調変化を、 5名のパネラーに目視で以下の基準で評点をつけた。
A :変化しない、 B :やや変化する、 C :変化する、 D :大きく変化する
[0063] 実施例 1
市販の緑茶抽出物の濃縮物 (三井農林 (株) 「ポリフエノン HG」 ) 1 0 O gを 90. 0質量%エタノール 900 gに分散させ、 30分熟成し、 2号 濾紙及び孔径 0. Z mの濾紙で濾過し、 水 200 m Lを加えて減圧濃縮す ることによって精製物を得た。 得られた精製物中の (A) 非重合体カ亍キン 類は 1 5. 2質量%、 (C) 非重合体力テキンガレート体類の割合は 52. 1質量%であった。 この緑茶抽出物の精製物のうち 8. 5 gと、 グリチミン (グリチルリチン 1 00. 0%、 丸善製薬株式会社製) 1 %水溶液 3. 0 g を溶解した。 次に、 エリスリ トール、 無水結晶ぶどう糖、 グレープフルーツ 果汁、 無水クェン酸、 クェン酸 3 N a、 食塩、 L—ァスコルビン酸、 グレー
プフルーツ香料を添加して全量を 1, 000 gとした。 配合後、 UHT殺菌 し P ETボトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風味評価結果及び保存 試験結果を表 1に示す。
[0064] 実施例 2
実施例 1における茶抽出物の精製物を製造する際、 得られた非重合体カ亍 キン類組成物のうち 75. 0 gをステンレス容器に投入し、 イオン交換水で 全量を 1, 000 gとし、 5質量%重炭酸ナトリゥム水溶液 3. 0 gを添加 して p H 5. 5に調整した。 次いで、 22°C、 1 50 r i nの攪拌条件 下で、 イオン交換水 1. 07 g中にキッコ一マンタンナーゼ KT F H ( I n d u s t r i a l G r a d e, 500 U/g以上) 0. 27 g (非重合体 カ亍キン類に対して 2. 4%) を溶解した液を添加し、 55分後に p Hが 4 . 24に低下した時点で酵素反応を終了した。 次いで 95°Cの温浴にステン レス容器を浸潰し、 90°C、 1 0分間保持して酵素活性を完全に失活した後 、 25°Cまで冷却した後に濃縮処理を行った。 タンナーゼ処理後に得られた 緑茶抽出物の精製物の非重合体力テキン類は 1 6. 8質量%、 非重合体ガレ 一ト体率は 39. 7質量%であった。 この緑茶抽出物の精製物 7. 7 gを使 用した以外は実施例 1 と同様にして容器詰飲料を製造した。 この容器詰飲料 の組成、 風味評価、 保存試験結果を表 1に示す。
[0065] 実施例 3
グリチミン 1 %水溶液を 0. 3 gに減量した以外は、 実施例 1 と同様にし て容器詰飲料を製造した。
[0066] 実施例 4
グリチミン 1 %水溶液を 30. O gに増量した以外は、 実施例 1 と同様に して容器詰飲料を製造した。
[0067] 実施例 5
静岡産の緑茶葉 1 35 gを 65 °Cに加熱したイオン交換水 4 k gに加えて 5分間抽出し、 次いで抽出液から茶葉を除き、 熱交換器で 25 °C以下に冷却 した。 次にネル濾過により抽出液中の沈殿物や浮遊物を取り除き、 円盤型デ
ブスフィルター (ゼータプラス 1 OC) で濾過した。 一方、 市販の緑茶抽出 物の濃縮物 (三井農林 (株) 「ポリフエノン HG」 ) 1 00 gを 90. 0質 量%エタノール 900 gに分散させ、 30分熟成し、 2号濾紙及び孔径 0. 2 mの濾紙で濾過し、 水 200 m Lを加えて減圧濃縮して緑茶抽出物の精 製物を得た。 この緑茶抽出物の精製物のうち 6. O g、 グリチミン 1 %水溶 液を 3. 0 g及び先の茶抽出液 21 0. O gとァスコルビン酸 0. 5 g、 緑 茶香料 1. O gを加え希釈後、 p H4. 0に調整し、 全量を 1, OOO gに した後、 U H T殺菌し P E Tボトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風 味評価、 保存試験結果を表 2に示す。
[0068] 実施例 6
グリチミン 1 %水溶液を 0. 3 gに減量した以外は、 実施例 5と同様にし て容器詰飲料を製造した。
[0069] 実施例 7
グリチミン 1 %水溶液を 30. O gに増量した以外は、 実施例 5と同様に して容器詰飲料を製造した。
[0070] 実施例 8
実施例 5と同様にして得られた緑茶抽出物の精製物のうち 8. 5 g、 紅茶 抽出液の濃縮物 0. 3 g、 グリチミン 1 %水溶液 3. O g及びァスコルビン 酸 0. 5 §、 紅茶香料1. O gを加え希釈後、 全量を 1, OOO gにした後 、 U H T殺菌し P E Tポトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風味評価 、 保存試験結果を表 2に示す。
[0071] 比較例 1
グリチミン、 エリスリ トールを使用せずに無水結晶ブドウ糖を 1 2 gに增 量した以外は、 実施例 1 と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0072] 比較例 2
グリチミン 1 %水溶液を 0. 03 gに減量し、 エリスリ I ^一ルを使用せず に無水結晶ブドウ糖を 1 2 gに増量した以外は、 実施例 1 と同様にして容器 詰飲料を製造した。
[0073] 比較例 3
グリチミン 1 %水溶液、 エリスリ トールを使用せずに無水結晶ブドウ糖を 6 O gに増量した以外は、 実施例 1 と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0074] 比較例 4
実施例 1で製造した緑茶抽出物の精製物を 34. O gに増量し、 エリスリ トールを使用せずに無水結晶ブドウ糖を 1 2 gに増量した以外は、 実施例 1 と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0075] 比較例 5
グリチミン 1 %水溶液を添加しなかった以外は、 実施例 5と同様にして容 器詰飲料を製造した。
[0076] 比較例 6
グリチミン 1 %水溶液を 0. 03 gに減量した以外は、 実施例 5と同様に して容器詰飲料を製造した。
[0077] 比較例 7
実施例 5で製造した緑茶抽出物の精製物を 34. 0 gに増量した以外は、 実施例 5と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0078] 表 1、 表 2から明らかなように、 高濃度の非重合体力テキン類を含有する 容器詰飲料にグリチルリチンを 0. 0001 ~0. 5質量%配合すると顕著 に苦味が抑制された。 また、 ガレート体率が 5~55質量%の場合には、 さ らに顕著に苦味が抑制された。
[0079]
風味評価の 5段階評価、 1 :苦味がない、 2 :苦味がかなり減少、 3 :苦味が減少、
4 :苦味がわずかに減少、 5 :苦味がある
保存後の色相、 A:変化しない、 B :やや変化する、 C :変化する、 D :大きく変化する
ほ 2]
風味評価の 5段階評価、 1 :苦味がない、 2 :苦味がかなり減少、 3 :苦味が減少、
4 :苦味がわずかに減少、 5 :苦味がある
保存後の色相、 A:変化しない、 B :やや変化する、 C:変化する、 D:大きく変化する 実施例 9
市販の緑茶抽出物の濃縮物 (三井農林 (株) 「ポリフエノン H G」 ) 1 0 O gを 90. 0質量0 /oエタノール 900 gに分散させ、 30分熟成し、 2号 濾紙及び孔径 0. Z mの濾紙で濾過し、 水 200 m Lを加えて減圧濃縮す ることによって精製物を得た。 得られた精製物中の (A) 非重合体カ亍キン 類は 1 5. 2質量%、 (C) 非重合体力テキンガレート体類の割合は 5 2. 1質量0 /0であった。 この緑茶抽出物の精製物のうち 8. 5 gと、 ネオサンマ ルク D C (ソーマチン含有量 1 . 1質量0 /o、 三栄源エフエフアイ (株) 製) を 0. 1 8 g溶解した。 次に、 エリスリ I ^一ル、 無水結晶ぶどう糖、 グレー プフルーツ果汁、 無水クェン酸、 クェン酸 3 N a、 食塩、 L—ァスコルビン 酸、 グレープフルーツ香料を添加して全量を 1, 000 gとした。 配合後、 U H T殺菌し P E Tボトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風味評価結
果及び保存試験結果を表 3に示す。
[0082] 実施例 1 0
実施例 9における精製物を製造する際、 得られた非重合体カテキン類組成 物のうち 7 5. 0 g (非重合体カ亍キン類 1 1 . 47 g、 ガレート体率: 5 2. 1 %) をステンレス容器に投入し、 イオン交換水で全量を 1, O O O g とし、 5質量%重炭酸ナトリウム水溶液 3. 0 gを添加してp H 5. 5に調 整した。 次いで、 2 2°C、 1 50 r i nの攪拌条件下で、 イオン交換水 1 . 07 g中にキッコ一マンタンナーゼ KT F H ( I n d u s t r i a l G r a d e , 500 UZg以上) 0. 27 g (非重合体カ亍キン類に対して 2. 4%) を溶解した液を添加し、 55分後に p Hが 4. 24に低下した時 点で酵素反応を終了した。 次いで 9 5°Cの温浴にステンレス容器を浸潰し、 90°C、 1 0分間保持して酵素活性を完全に失活した後、 25°Cまで冷却し た後に濃縮処理を行った。 タンナーゼ処理後に得られた精製緑茶抽出物の ( A) 非重合体力テキン類は 1 6. 8質量%、 (C) 非重合体ガレート体率は 3 9. 7質量%であった。 この精製物 7. 7 gを使用した以外は実施例 9と 同様にして容器詰飲料を製造した。 この飲料の組成、 風味評価、 保存試験結 果を表 3に示す。
[0083] 実施例 1 1
ネオサンマルク D Cを 0. 0 1 8 gに減量した以外は、 実施例 9と同様に して容器詰飲料を製造した。
[0084] 実施例 1 2
ネオサンマルク D Cを 1 . 8 gに増量した以外は、 実施例 9と同様にして 容器詰飲料を製造した。
[0085] 実施例 1 3
静岡産の緑茶葉 1 3 5 gを 65 °Cに加熱したイオン交換水 4 k gに加えて 5分間抽出し、 次いで抽出液から茶葉を除き、 熱交換器で 25 °C以下に冷却 した。 次にネル濾過により抽出液中の沈殿物や浮遊物を取り除き、 円盤型デ ブスフィルター (ゼータプラス 1 O C) で濾過した。 一方、 市販の緑茶抽出
物の濃縮物 (三井農林 (株) 「ポリフエノン HG」 ) 1 00 gを 90. 0質 量%エタノール 900 gに分散させ、 30分熟成し、 2号濾紙及び孔径 0. 2 U mの濾紙で濾過し、 水 200 m Lを加えて減圧濃縮して精製物を得た。 この緑茶抽出物の精製物のうち 6. 0 g、 サンスイート T 1 47 (ソーマチ ン含有量 1 0質量%、 三栄源エフエフアイ (株) 製) を 0. 02 g及び先の 茶抽出液 2 1 0 gとァスコルビン酸 0. 5 g、 緑茶香料 1. O gを加え希釈 し、 全量を 1, O O O gにした後、 U H T殺菌し P E Tボトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風味評価、 保存試験結果を表 4に示す。
[0086] 実施例 1 4
サンスイート T 1 47を 0. 002 gに減量した以外は、 実施例 1 3と同 様にして容器詰飲料を製造した。
[0087] 実施例 1 5
サンスイート T 1 47を 0. 2 gに増量した以外は、 実施例 1 3と同様に して容器詰飲料を製造した。
[0088] 実施例 1 6
実施例 1 3と同様にして得られた緑茶抽出物の精製物のうち 0. 85 g、 紅茶抽出液の濃縮物 0. 3 g、 サンスイート T 1 47 (ソーマチン含有量 1 0質量%、 三栄源エフエフアイ (株) 製) を 0. 02 g及びァスコルビン酸 0. 5 §、 紅茶香料1. O gを加え希釈後、 全量を 1, O O O gにした後、 U H T殺菌し P E Tポトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風味評価、 保存試験結果を表 4に示す。
[0089] 比較例 8
ネオサンマルク DC、 エリスリ トールを使用せずに無水結晶ブドウ糖を 1 2 gに増量した以外は、 実施例 9と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0090] 比較例 9
ネオサンマルク DCを 0. 00 1 8 gに減量し、 エリスリ ! ^一ルを使用せ ずに無水結晶ブドウ糖を 1 2 gに増量した以外は、 実施例 9と同様にして容 器詰飲料を製造した。
[0091] 比較例 1 0
ネオサンマルク DC、 エリスリ トールを使用せずに、 無水結晶ブドウ糖を 60 gに増量した以外は、 実施例 9と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0092] 比較例 1 1
実施例 9で製造した緑茶抽出物の精製物を 34. O gに増量し、 エリスリ トールを使用せずに無水結晶ブドウ糖を 1 2 gに増量した以外は、 実施例 9 と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0093] 比較例 1 2
サンスイート T 1 47を添加しなかった以外は、 実施例 1 3と同様にして 容器詰飲料を製造した。
[0094] 比較例 1 3
サンスイート T 1 47を 0. 0002 gに減量した以外は、 実施例 1 3と 同様にして容器詰飲料を製造した。
[0095] 比較例 1 4
実施例 1 3で製造した緑茶抽出物の精製物を 33. O gに増量した以外は 、 実施例 1 3と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0096] 表 3、 表 4から明らかなように、 高濃度の非重合体力テキン類を含有する 容器詰飲料にソーマチンを配合すると顕著に苦味が抑制された。 また、 ガレ 一ト体率を調整すれば、 さらに顕著に苦味が抑制された。
[0097]
ほ 3]
風味評価の 5段階評価、 1 :苦味がない、 2 :苦味がかなり減少、 3 :苦味が減少、
4 :苦味がわずかに減少、 5 :苦味がある
保存後の色相、 A:変化しない、 B :やや変化する、 C :変化する、 D :大きく変化する
ほ 4]
風味評価の 5段階評価、 1 :苦味がない、 2 :苦味がかなり減少、 3 :苦味が減少、
4 :苦味がわずかに減少、 5 :苦味がある 保存後の色相、 A:変化しない、 B :やや変化する、 C:変化する、 D:大きく変化する 実施例 1 7
市販の緑茶抽出物の濃縮物 (三井農林 (株) 「ポリフエノン HG」 ) 1 0 0 gを 90質量%エタノール 900 gに分散させ、 30分熟成し、 2号濾紙 及び孔径 0. 2 mの濾紙で濾過し、 水 20 OmLを加えて減圧濃縮するこ とによって精製物を得た。 得られた精製物中の (A) 非重合体力テキン類は 1 5. 2質量%、 (C) 非重合体力テキンガレート体類の割合は 52. 1質 量0 /0であった。 この緑茶抽出物の精製物のうち 8. 5 gと、 ソルビット L— 70 (ソルビトール含有量 70質量%、 東和化成工業 (株) 製) を 2 g溶解 した。
次に、 エリスリ トール (三菱化学フーズ (株) 製) を 8 g、 無水結晶ぶど う糖、 グレープフルーツ果汁、 無水クェン酸、 クェン酸 3 N a、 食塩、 L— ァスコルビン酸、 グレープフルーツ香料を添加して全量を 1 , 000 gとし た。 配合後、 U H T殺菌し P E Tボトルに充填した。 この容器詰飲料の組成
、 風味評価結果及び保存試験結果を表 5に示す。
[0100] 実施例 1 8
実施例 1 7における精製物を製造する際、 得られた非重合体力テキン類組 成物のうち 75 g (非重合体カ亍キン類 1 1. 47 g、 ガレート体率: 52 . 1 %) をステンレス容器に投入し、 イオン交換水で全量を 1, OOO gと し、 5質量%重炭酸ナトリウム水溶液 3 gを添加して p H 5. 5に調整した 。 次いで、 22°C、 1 50 r i nの攪拌条件下で、 イオン交換水 1. 0 7 g中にキッコ一マンタンナーゼ KT FH ( I n d u s t r i a l G r a d e、 500UZg以上) 0. 27 g (非重合体カ亍キン類に対して 2. 4 %) を溶解した液を添加し、 55分後に p Hが 4. 24に低下した時点で酵 素反応を終了した。 次いで 95°Cの温浴にステンレス容器を浸潰し、 90°C 、 1 0分間保持して酵素活性を完全に失活した後、 25°Cまで冷却した後に 濃縮処理を行った。 タンナーゼ処理後に得られた精製緑茶抽出物の (A) 非 重合体カテキン類は、 1 6. 8質量%、 (C) 非重合体ガレート体率は 39 . 7質量%であった。 この精製物 7. 7 gを使用した以外は実施例 1 7と同 様にして容器詰飲料を製造した。 この飲料の組成、 風味評価、 保存試験結果 を表 5に示す。
[0101] 実施例 1 9
ソルビット L— 70を 0. 2 g、 エリスリ ! ^一ルを 0. 8 g、 1 %スクラ ロース水を 1 gに減量した以外は、 実施例 1 7と同様にして容器詰飲料を製 造した。
[0102] 実施例 20
ソルビット L— 70を 3. 7 gに増量した以外は、 実施例 1 7と同様にし て容器詰飲料を製造した。
[0103] 実施例 21
実施例 1 7で得られた緑茶抽出物の精製物 5. 3 g、 中国産緑茶抽出物粉 末 1. 66 g、 ソルビット L_ 70 (ソルビ ! ^一ル含有量 70質量0 /0、 東和 化成工業 (株) 製) を 2 g、 サンスイート T 1 47 (ソーマチン含有量 1 0
質量0 /o、 三栄源エフエフアイ (株) 製) を 0. 02 g、 グリチミン (グリチ ルリチン 1 00 %、 丸善製薬株式会社製) 1 %水溶液 3 g、 ァスコルビン酸 、 緑茶香料を加え希釈し、 全量を 1 000 gにした後、 UHT殺菌し P ET ボトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風味評価、 保存試験結果を表 6 に示す。
[0104] 実施例 22
ソルビット L— 70を 0. 2 gに減量した以外は、 実施例 21 と同様にし て容器詰飲料を製造した。
[0105] 実施例 23
ソルビット L— 70を 3. 7 gに増量した以外は、 実施例 21 と同様にし て容器詰飲料を製造した。
[0106] 実施例 24
実施例 1 7で得られた緑茶抽出物の精製物 8. 5 g、 中国産紅茶抽出物粉 末 0. 5 g、 ソルビット L_ 70 (ソルビ ! ^一ル含有量 70質量%、 東和化 成工業 (株) 製) を 2 g、 サンスイート T 1 47を 0. 02 g、 グリチミン 1 %水溶液 3 g、 ァスコルビン酸、 紅茶香料を加え希釈後全量を 1 000 g にした後、 UHT殺菌し P ETボトルに充填した。 この容器詰飲料の組成、 風味評価、 保存試験結果を表 6に示す。
[0107] 比較例 1 5
ソルビット L— 70及びエリスリ I ^一ルを添加せずに、 実施例 1 7と同様 にして容器詰飲料を製造した。
[0108] 比較例 1 6
ソルビット L— 70を 0. 01 gに減量し、 エリスリ I ^一ルを添加せずに 実施例 1 7と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0109] 比較例 1 7
ソルビット L _ 70及びェリスリ I ^一ルを添加せずに、 無水結晶ぶどう糖 を 20 g添加した以外は実施例 1 7と同様にして容器詰飲料を製造した。
[0110] 比較例 1 8
実施例 1 7で製造した緑茶抽出物の精製物を 3 4 gに増量し、 ソルビット !_ _ 7 0を0 . 1 gに減量した以外は実施例 1 7と同様にして容器詰飲料を 製造した。
[01 1 1 ] 比較例 1 9
ソルビット L— 7 0、 サンスイート T 1 4 7及びグリチミンを添加せずに 実施例 2 1 と同様にして容器詰飲料を製造した。
[01 12] 比較例 2 0
ソルビット L— 7 0を 0 . 0 1 gに減量し、 サンスイート T 1 4 7及びグ リチミンを添加せずに実施例 2 1 と同様にして容器詰飲料を製造した。
[01 13] 比較例 2 1
ソルビット L— 7 0、 サンスイート T 1 4 7及びグリチミンを添加せず、 人工甘味料としてサネット (アセスルファム K) 1 %水溶液を 7 g添加し、 実施例 2 1 と同様にして容器詰飲料を製造した。
[01 14] 比較例 2 2
実施例 2 1で製造した緑茶抽出物の精製物を 3 3 gに増量し、 サンスィー ト T 1 4 7及びグリチミンを添加せずに実施例 2 1 と同様にして容器詰飲料 を製造した。
[01 15] 比較例 2 3
ソルビット L— 7 0、 サンスイート T 1 4 7及びグリチミンを添加せずに 実施例 2 4と同様にして容器詰飲料を製造した。
[01 16] 表 5、 表 6から明らかなように、 高濃度の非重合体力テキン類を含有する 容器詰飲料にソルビトールと甘味料を含有すれば顕著に苦味が抑制された。
[01 17]
ほ 5]
風味評価の 5段階評価、 1 :苦味がない、 2 :苦味がかなり減少、 3 :苦味が減少、
4 :苦味がわずかに減少、 5 :苦味がある
保存後の色相、 A:変化しない、 B:やや変化する、 C:変化する、 D:大きく変化する
^【】簦 ¾ilms
風味評価の 5段階評価、 1 :苦味がない、 2 :苦味がかなり減少、 3 :苦味が減少、
4 :苦味がわずかに減少、 5 :苦味がある
保存後の色相、 A:変化しない、 B :やや変化する、 C:変化する、 D:大きく変化する
〕
O s m o m e t e r OM 8 0 2 - D V o g e l を使用した。
[0120] ナトリウム量の測定
:原子吸光光度法 (塩酸抽出)
試料 5 gを 1 0%塩酸に入れ、 その後イオン交換水で 1 %塩酸溶液になる ように定溶し吸光度測定を行った。
波長 : 5 8 9. 6 n m
フレーム:アセチレン一空気
[0121] カリウム量の測定
:原子吸光光度法 (塩酸抽出)
試料 5 gを 1 0%塩酸に入れ、 その後イオン交換水で 1 %塩酸溶液になる ように定溶し吸光度測定を行った。
[0122] 実施例 2 5
市販の緑茶抽出物の精製物 (三井農林 (株) 「ポリフエノン H G」 ) 1 0 O gを 9 0. 0質量%エタノール 9 0 0 gに分散させ、 3 0分熟成し、 2号 濾紙及び孔径 0. Z mの濾紙で濾過し、 水 2 0 0 m Lを加えて減圧濃縮す ることによって精製物を得た。 得られた精製物中の非重合体力テキン類は 1 5. 2質量%、 非重合体力テキンガレート体類の割合は 5 8. 1質量%であ つた。 得られた非重合体カテキン類組成物のうち 7 5. O gをステンレス容 器に投入し、 イオン交換水で全量を 1, O O O gとし、 5質量%重炭酸ナト リウ厶水溶液 3. O gを添加して p H 5. 5に調整した。 次いで、 2 2°C、 1 5 0 r Zm i nの攪拌条件下で、 イオン交換水 1 . 0 7 g中にキッコ一マ ンタンナーゼ K T F H ( I n d u s t r i a I G r a d e、 5 0 0 U/ g 以上) 0. 2 7 g (非重合体カ亍キン類に対して 2. 4%) を溶解した液を 添加し、 5 5分後に p Hが 4. 2 4に低下した時点で酵素反応を終了した。 次いで 9 5°Cの温浴にステンレス容器を浸潰し、 9 0°C、 1 0分間保持して 酵素活性を完全に失活した後、 2 5°Cまで冷却した後に濃縮処理を行った。 タンナーゼ処理後に得られた緑茶抽出物の精製物の非重合体カ亍キン類は 1 5. 0質量%、 非重合体ガレート体率は 4 5. 1質量%であった。
この緑茶抽出物の精製物 5. 3 g、 緑茶抽出物の濃縮物 2. 2 g、 無水結 晶果糖 36. 6 gとエリスリ ! ^一ル 7. 5 gを水に溶解した。 次に、 L—ァ スコルビン酸、 緑茶香料を添加して全量を 1, 000 gとした。 配合後、 U HT殺菌し P ETボトルに充填した。 この容器詰緑茶飲料の組成、 風味評価 結果を表 7に示す。
[0123] 実施例 26
実施例 25において無水結晶果糖の代わりに無水結晶ブドウ糖 36. 6 g を使用した以外は実施例 25と同様にして容器詰緑茶飲料を製造した。 組成 、 風味評価結果を表 7に示す。
[0124] 実施例 27
実施例 25において無水結晶果糖の代わりにグラニュー糖 36. 6 g、 ェ リスリ トール 1 8. 0 gを使用した以外は実施例 25と同様にして容器詰緑 茶飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 7に示す。
[0125] 実施例 28
実施例 25において無水結晶果糖 41. 5 gを使用した以外は実施例 25 と同様にして容器詰緑茶飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 7に示す
[0126] 実施例 29
実施例 25において L—ァスコルビン酸 0. 3 gを使用した以外は実施例 25と同様にして容器詰緑茶飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 7に 示す。
[0127] 実施例 30
実施例 25において緑茶抽出物の精製物 8. 5 g、 紅茶抽出液の濃縮物 0 . 5 g、 紅茶香料を使用し、 緑茶抽出物の濃縮物及び緑茶香料を使用しない こと以外は実施例 25と同様にして容器詰紅茶飲料を製造した。 組成、 風味 評価結果を表 7に示す。
[0128] 実施例 31
実施例 30において L—ァスコルビン酸を使用せず、 クェン酸 1. O g、
及びレモン香料を使用した以外は実施例 3 0と同様にして容器詰紅茶飲料を 製造した。 組成、 風味評価結果を表 7に示す。
[0129] 比較例 2 4
実施例 2 5においてエリスリ トールを使用しなかった以外は実施例 2 5と 同様にして容器詰緑茶飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 7に示す。
[0130] 比較例 2 5
実施例 2 5においてグラニュー糖 5 2 . O gを使用し、 無水結晶果糖及び エリスリ トールを使用しなかった以外は実施例 2 5と同様にして容器詰緑茶 飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 7に示す。
[0131 ] 市販緑茶飲料を表 7に示す。
[0132] 実施例 3 2
実施例 2 5で得られた緑茶抽出物の精製物 8 . 5 gとを無水結晶果糖 3 6 . 6 g、 エリスリ ! ^一ル 7 . 5 gを水に溶解した。 次に、 無水クェン酸、 ク ェン酸 3 N a、 L—ァスコルビン酸、 レモンライム香料を添加して全量を 1 , O O O gとした。 配合後、 U H T殺菌し P E Tボトルに充填した。 この容 器詰非茶系飲料の組成、 風味評価結果を表 8に示す。
[0133] 実施例 3 3
実施例 3 2において無水結晶果糖の代わりに無水結晶ブドウ糖 3 6 . 6 g を使用した以外は実施例 3 2と同様にして容器詰非茶系飲料を製造した。 組 成、 風味評価結果を表 8に示す。
[0134] 実施例 3 4
実施例 3 2において無水結晶果糖の代わりにグラニュー糖 3 6 . 6 gを使 用し、 エリスリ トールを増量した以外は実施例 3 2と同様にして容器詰非茶 系飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 8に示す。
[0135] 実施例 3 5
実施例 3 2において無水結晶果糖 4 1 . 5 gを使用した以外は実施例 3 2 と同様にして容器詰非茶系飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 8に示 す。
[0136] 比較例 2 6
実施例 3 2において無水結晶果糖 5 2 . O gを使用し、 無水結晶果糖及び エリスリ トールを用いなかった以外は実施例 3 2と同様にして容器詰非茶系 飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 8に示す。
[0137] 比較例 2 7
実施例 3 2において無水結晶果糖 3 6 . 6 gを使用し、 エリスリ I ^一ルを 用いなかった以外は実施例 3 2と同様にして容器詰非茶系飲料を製造した。 組成、 風味評価結果を表 8に示す。
[0138] 市販スポーツ飲料 1及び市販スポーツ飲料 2を表 8に示す。
1) 風味評価の 3段階評価、 1 :優れる、 2 :良好、 3 :標準
風味評価の 3段階評価、 1 :優れる、 2 :良好、 3 :標準
表 7及び表 8から、 本発明の容器詰飲料は適度な浸透圧を有し、 低カロリ 一であり、 風味を損うことがないことが明らかである。