WO2012118005A1 - 電池の状態検出装置、電源装置、移動体、充電装置、蓄電パック、及び検出装置 - Google Patents
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- G01R31/389—Measuring internal impedance, internal conductance or related variables
Definitions
- the present invention provides a simple and low-cost battery state detection device capable of accurately grasping the state of a battery, a power supply device including the battery state detection device, a moving body, and a charging device.
- the first purpose is to provide it.
- the frequency command value f n is set, when the sweep of the frequency command value f n is started from the low frequency side, the frequency f step for one step is added to the current frequency command value f n in step S80. a value obtained by adding may be set as a new frequency command value f n.
- the divider 9 divides the voltage peak value Vp by the current peak value Ip to obtain the impedance value Z, and the impedance measurement control unit 10 acquires the impedance value Z (step S90).
- the battery pack 306 for example, a cartridge-type battery unit used for a battery-assisted bicycle or a power tool, a power storage device provided in a conventional power supply device or a conventional electric vehicle, that is, the state of the battery according to the present invention.
- a power storage device that does not include a detection device may be used.
- the AC impedance measurement unit 422 performs, for example, the following processing. That is, the AC impedance measurement unit 422 obtains the voltage value and current value detected by the voltage / current detection unit 421 as time domain data. The AC impedance measurement unit 422 converts each acquired time domain data into frequency domain data by fast Fourier transform (FFT). Then, the AC impedance measurement unit 422 calculates AC impedance for each frequency component included in the output fluctuation of the natural energy power generation unit 401.
- FFT fast Fourier transform
- the AC component extraction unit 424 may include a band pass filter instead of the high pass filter. Thereby, as shown to FIG. 18B, it is possible to reduce rapid fluctuations in the AC signal output from the AC component extraction unit 424.
- FIG. 18B is a second image diagram of the AC component output from the AC component extraction unit in the power supply device P of the fifth embodiment, and the processing is performed so that the amplitude is also constant in FIG. 18B.
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Abstract
電池に周波数をスイープしながら交流信号を印加する交流信号印加部と、前記交流信号印加部から前記電池に前記交流信号が印加されているときに前記電池に流れる電流と前記電池の両端にかかる電圧との位相差を求める位相差検出部と、前記位相差検出部により求められる前記位相差が0又は0とみなされる範囲になる周波数の前記交流信号が印加されているときの前記電圧から前記電池の起電力を除いたものに対して前記電流で除算を行い、前記除算により得られた値に基づいて前記電池の状態を検出する状態検出部とを備える電池の状態検出装置。
Description
本発明は、電池の状態検出装置並びに電池の状態検出装置を備える電源装置、移動体、及び充電装置に関する。また、本発明は、電源装置、移動体、蓄電パック、及び検出装置に関し、特に、自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部から電力が入力される蓄電装置に対して好適な技術に関する。
近年、電池は、携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の電源のみならず、電気自動車、バックアップ電源などに使用されるようになってきている。このように電池の用途が拡大するにつれて、電池を有効かつ安全に長期期間に渡って使用するために、電池の状態に影響することなく、電池の状態を正確に把握することができる技術に対する要望が高まってきている。
また、従来、太陽光(自然エネルギー)を利用して発電する太陽電池と、太陽電池に接続されて充放電を行う蓄電装置(例えばバッテリ)とによって構成される太陽光発電システム(電源装置)が知られている。このような電源装置に使用される蓄電装置は、劣化が進むと有効且つ安全に使用できなくなる。このために、このような電源装置においては、蓄電装置の劣化状態を把握するための装置を備えることが求められる。
バッテリの劣化診断を行う方法として、従来、交流インピーダンスを測定する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されるバッテリの劣化診断方法では、測定したバッテリの交流インピーダンスの虚数部がゼロとなるときのインピーダンス値に基づいてバッテリの劣化状態を判断している。
特許文献1で開示されている蓄電池の劣化診断装置は、測定周波数を変更しつつ各測定周波数でのインピーダンスを測定(演算)し、インピーダンスの周波数特性曲線(ナイキストプロット)を形成し、このインピーダンスの周波数特性曲線に基づいて虚数部が0となるインピーダンスを求めている。この手法では、インピーダンスの周波数特性曲線を得るために測定対象となる周波数全域において、各測定周波数でのインピーダンスを測定(演算)する必要があり、各測定(演算)結果を蓄積し、インピーダンスの周波数特性曲線へ展開し、虚数部が0の点を見つけるという煩雑なステップを必要とする。しかも虚数部が0の点を精度良く見つけるために測定周波数の刻み幅を細かくすると、それだけインピーダンスの測定(演算)回数とその測定(演算)によって得られるデータ量とが増え、煩雑さが増すことになることから、容易に精度を上げることができない。
また、特許文献1に開示されるバッテリの劣化診断方法では、バッテリの交流インピーダンス測定を行うにあたって、所定の周波数の交流電圧を出力可能なオシロスコープと、このオシロスコープが出力した交流電圧をV-I変換する変換器と、からなる電流供給部を用意する必要がある。
すなわち、従来の構成では、バッテリの交流インピーダンス測定を行うにあたって、別途、交流信号発生器が必要となる。このために、従来においては、交流インピーダンス法を利用したバッテリの劣化診断装置を電源装置に備えようとすると、電源装置のコストが高くなるといった問題があった。
本発明は、上記の状況に鑑み、電池の状態を正確に把握することができる簡便かつ低コストな電池の状態検出装置並びに当該電池の状態検出装置を備える電源装置、移動体、及び充電装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、上記の状況に鑑み、自然エネルギー発電を利用した電源装置、及びそれを備えた移動体に、蓄電装置の状態を把握できる機能を回路構成の複雑さを低減させ、低コストで導入可能とする技術を提供することを第2の目的とする。また、本発明は、上記の状況に鑑み、回路構成の複雑さを低減させつつ、交流インピーダンス法を用いて蓄電装置の状態を把握できる、低コストな蓄電パック及び検出装置を提供することを第3の目的とする。
上記第1の目的を達成するために本発明に係る電池の状態検出装置は、電池に周波数をスイープしながら交流信号を印加する交流信号印加部と、前記交流信号印加部から前記電池に前記交流信号が印加されているときに前記電池に流れる電流と前記電池の両端にかかる電圧との位相差を求める位相差検出部と、前記位相差検出部により求められる前記位相差が0又は0とみなされる範囲になる周波数の前記交流信号が印加されているときの前記電圧から前記電池の起電力を除いたものに対して前記電流で除算を行い、前記除算により得られた値に基づいて前記電池の状態を検出する状態検出部とを備える構成(第1の構成)とする。
上記第1の目的を達成するために本発明の一側面に係る電源装置は、電池と、前記電池と外部系統電源との間に接続された電力変換部と、前記電池の状態を検出する上記第1の構成の電池の状態検出装置とを備える構成とする。
上記第1の目的を達成するために本発明の一側面に係る移動体は、電池と、前記電池から出力される電力により駆動されるモータと、前記電池と前記モータとの間に接続された電力変換部と、前記電池の状態を検出する上記第1の構成の電池の状態検出装置とを備える構成とする。
上記第1の目的を達成するために本発明に係る充電装置は、充電対象である電池の状態を検出する上記第1の構成の電池の状態検出装置を備える構成とする。
上記第2の目的を達成するために本発明の他の側面に係る電源装置は、自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部と、前記自然エネルギー発電部に接続される、充放電可能な蓄電装置と、前記蓄電装置の電圧及び電流を検出する検出部と、前記検出部で検出された、前記自然エネルギー発電部の出力変動に伴って変動する電圧値及び電流値から前記蓄電装置の交流インピーダンスを求める交流インピーダンス測定部と、前記交流インピーダンス測定部で得られた交流インピーダンスに基づいて前記蓄電装置の状態を推定する状態推定部と、前記状態推定部から得られる情報に基づいて前記蓄電装置に関する制御を実行する制御部と、を備える構成(第2の構成)となっている。
上記第2の目的を達成するために本発明の他の側面に係る移動体は、上記第2の構成の電源装置と、前記電源装置から出力される電力により駆動される駆動部と、を備える構成となっている。
上記第3の目的を達成するために本発明の蓄電パックは、自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部に接続される、充放電可能な蓄電装置と、前記蓄電装置の電圧及び電流を検出する検出部と、前記検出部で検出された、前記自然エネルギー発電部の出力変動に伴って変動する電圧値及び電流値から前記蓄電装置の交流インピーダンスを求め、該交流インピーダンスを測定部外に出力する交流インピーダンス測定部と、を備える構成となっている。
上記第3の目的を達成するために本発明の検出装置は、自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部の出力変動が入力される対象物の状態を検出する検出装置であって、前記対象物の電圧及び電流を検出する検出部と、前記検出部で検出された、前記自然エネルギー発電部の出力変動に伴って変動する電圧値及び電流値から前記対象物の交流インピーダンスを求め、得られた結果を装置外部に出力する交流インピーダンス測定部と、を備える構成となっている。
本発明によると、電池の状態検出装置並びにそれを備えた電源装置、移動体、及び充電装置について、簡便かつ低コストに電池の状態を正確に把握することができる。
また、本発明によると、自然エネルギー発電を利用した電源装置、及びそれを備えた移動体について、蓄電装置の状態を把握できる機能を回路構成の複雑さを低減させ、低コストで導入可能となる。また、本発明によると、回路構成の複雑さを低減させつつ、交流インピーダンス法を用いて蓄電装置の状態を把握できる、低コストな蓄電パック及び検出装置を提供できる。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。
<本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置>
本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置の概略構成を図1に示す。図1に示す本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置は、電池1の状態を検出する装置であって、交流信号印加部2と、電流検出部3と、電圧検出部4と、ハイパスフィルタ部5と、位相差検出部6と、電流ピーク検出部7と、電圧ピーク検出部8と、除算器9と、インピーダンス測定制御部10と、状態判定部11とを備えている。除算器9、インピーダンス測定制御部10、及び状態判定部11が請求項に記載されている「状態検出部」の一例に相当する。電池1の形態は特に限定されず、例えば、単一のバッテリセルであってもよく、複数のバッテリセルの集合体である電池パックであってよく、また、当該電池パックを複数接続したものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置の概略構成を図1に示す。図1に示す本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置は、電池1の状態を検出する装置であって、交流信号印加部2と、電流検出部3と、電圧検出部4と、ハイパスフィルタ部5と、位相差検出部6と、電流ピーク検出部7と、電圧ピーク検出部8と、除算器9と、インピーダンス測定制御部10と、状態判定部11とを備えている。除算器9、インピーダンス測定制御部10、及び状態判定部11が請求項に記載されている「状態検出部」の一例に相当する。電池1の形態は特に限定されず、例えば、単一のバッテリセルであってもよく、複数のバッテリセルの集合体である電池パックであってよく、また、当該電池パックを複数接続したものであってもよい。
交流信号印加部2は、インピーダンス測定制御部10から送られてくる周波数指令値fnに応じた交流信号を生成して電池1に印加する。交流信号印加部2から電池1に印加される交流信号は、電圧信号にすることも電流信号にすることも可能である。交流信号印加部2から電池1に印加される交流信号を電圧信号にする場合、その電圧信号の直流バイアスを電池1の電圧と同一にする。また、その電圧信号の振幅は、例えば10mV以下にし、交流信号の印加によって電池1に悪影響が及ばないようにする。一方、交流信号印加部2から電池1に印加される交流信号を電流信号にする場合、その電流信号の直流バイアスを0にする。また、電池1の端子電圧に重畳される交流信号の振幅が例えば10mV以下になるようにし、交流信号の印加によって電池1に悪影響が及ばないようにする。
電流検出部3は、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流を検出し、その検出結果である電流情報iを位相差検出部6及び電流ピーク検出部7に出力する。
電圧検出部4は、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1の両端にかかる電圧を検出し、その検出結果をハイパスフィルタ部5に出力する。ハイパスフィルタ部5は、電圧検出部4によって検出された電圧から直流バイアス(=電池1の電圧)をカットするフィルタ処理を行い、その処理結果である電圧情報vを位相差検出部6及び電圧ピーク検出部8に出力する。
位相差検出部6は、電流検出部3から受け取った電流情報iに基づいて、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流のゼロクロスポイント(以下、電流ゼロクロスポイントと略す)IZP+を検出する。なお、電流ゼロクロスポイントIZP+は電流の極性が負から正へ変化するときのゼロクロスポイントである。また、位相差検出部6は、ハイパスフィルタ部5から受け取った電圧情報vに基づいて、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1の両端にかかる電圧から直流バイアス(=電池1の電圧)をカットして得られる電圧のゼロクロスポイント(以下、電圧ゼロクロスポイントと略す)VZP+を検出する。なお、電圧ゼロクロスポインVZP+は電圧の極性が負から正へ変化するときのゼロクロスポイントである。そして、位相差検出部6は、電流ゼロクロスポイントIZP+と電圧ゼロクロスポイントVZP+の差(時間差)から、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流と電池1の両端にかかる電圧との位相差θを求め、その位相差θをインピーダンス測定制御部10に出力する。位相差θは、電流ゼロクロスポイントIZP+と電圧ゼロクロスポイントVZP+が一致するときに0になる。
電流ピーク検出部7は、電流検出部3から受け取った電流情報iに基づいて、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流のピーク値(以下、電流ピーク値と略す)Ipを検出し、その電流ピーク値Ipを除算器9に出力する。
電圧ピーク検出部8は、ハイパスフィルタ部5から受け取った電圧情報vに基づいて、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1の両端にかかる電圧から直流バイアス(=電池1の電圧)をカットして得られる電圧のピーク値(以下、電圧ピーク値と略す)Vpを検出し、その電圧ピーク値Vpを除算器9に出力する。
ここで、位相差θが0でない場合の電流情報i、電圧情報v、電流ゼロクロスポイントIZP+及びIZP-、電圧ゼロクロスポイントVZP+及びVZP-、電流ピーク値Ip、並びに電圧ピーク値Vpの関係を図2Aに示す。また、位相差θが0である場合の電流情報i、電圧情報v、電流ゼロクロスポイントIZP+及びIZP-、電圧ゼロクロスポイントVZP+及びVZP-、電流ピーク値Ip、並びに電圧ピーク値Vpの関係を図2Bに示す。なお、電流ゼロクロスポインIZP-は電流の極性が正から負へ変化するときのゼロクロスポイントであり、電圧ゼロクロスポインVZP-は電圧の極性が正から負へ変化するときのゼロクロスポイントである。
除算器9は、インピーダンス測定制御部10の指令に応じて、電圧ピーク値Vpを電流ピーク値Ipで除算して得られる値(Vp/Ip)を電池1のインピーダンス値Zとしてインピーダンス測定制御部10に出力する。
インピーダンス測定制御部10は、交流信号印加部2に出力する周波数指令値fnを所定の範囲でスイープする。当該所定の範囲は、例えば、電池1の温度が0℃~40℃の範囲内である場合に位相差θが0になる周波数が周波数指令値fnのスイープ範囲に含まれるように、10Hz~2kHzにする。当該スイープは、高周波側から開始してもよく、逆に低周波側から開始してもよい。
なお、インピーダンス測定制御部10は、位相差θの絶対値が0とみなされる所定の微小値δ(例えば、1°)より大きい期間に限り、上記のスイープを継続するとともに、除算器9へは指令を与えず、除算器9の出力停止状態を継続する。そして、インピーダンス測定制御部10は、位相差θの絶対値が所定の微小値δ以下になると、上記のスイープを途中で停止するとともに、除算器9へ指令を与え、位相差θの絶対値が所定の微小値δ以下になったときのインピーダンス値Zを除算器9から受け取り、その除算器9から受け取ったインピーダンス値Zを電池1の溶液抵抗値Rsとし、その溶液抵抗値Rsを状態判定部11に出力する。
状態判定部11は、図3に示す特性に関するデータテーブルあるいは特性方程式を予め記憶しており、そのデータテーブルあるいは特性方程式を用いて、電池1の溶液抵抗値Rsから電池1の状態の一つである電池1の容量を求める。
上述した構成の図1に示す本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置の動作例について図4を参照して説明する。なお、図4に示す動作フローの動作例では、交流信号印加部2から電池1に印加される交流信号を電圧信号とし、周波数指令値fnのスイープを高周波側から開始する。
図4に示す動作フローが開始されると、インピーダンス測定制御部10が、周波数指令値fnを初期値f0に設定する(ステップS10)。ステップS10に続くステップS20において、交流信号印加部2が、電池1の電圧を計測し、その計測結果を記憶する。
ステップS20に続くステップS30において、交流信号印加部2が、交流信号の周波数をインピーダンス測定制御部10から出力される周波数指令値fnに設定する。そして、ステップS30に続くステップS40において、交流信号印加部2が、周波数fnの交流成分に電池1の電圧と等しい直流バイアスを加えて得られる交流信号を電池1に印加する。
ステップS40に続くステップS50において、電池1に流れる電流が電流検出部3によって検出され、電池1の両端にかかる電圧から直流バイアス(=電池1の電圧)をカットして得られる電圧が電圧検出部4及びハイパスフィルタ部5によって検出される。
ステップS50に続くステップS60において、位相差検出部6が、電池1に流れる電流と、電池1の両端にかかる電圧から直流バイアス(=電池1の電圧)をカットして得られる電圧との位相差θを検出し、その位相差θをインピーダンス測定制御部10が取得する。
ステップS60に続くステップS70において、インピーダンス測定制御部10は、位相差θが所定の微小値δ以下であるか否かを判定する。位相差θが所定の微小値δ以下でなければ(ステップS70のNO)、インピーダンス測定制御部10は、現状の周波数指令値fnから1ステップ分の周波数fstepを引いた値を新たな周波数指令値fnとして設定し(ステップS80)、その後、ステップS30に戻る。なお、本動作例では、周波数指令値fnのスイープを高周波側から開始しているため、ステップS80において、現状の周波数指令値fnから1ステップ分の周波数fstepを引いた値を新たな周波数指令値fnとして設定しているが、周波数指令値fnのスイープを低周波側から開始する場合には、ステップS80において、現状の周波数指令値fnに1ステップ分の周波数fstepを加えた値を新たな周波数指令値fnとして設定すればよい。一方、位相差θが所定の微小値δ以下であれば(ステップS70のYES)、除算器9が、電圧ピーク値Vpを電流ピーク値Ipで除算してインピーダンス値Zを求め、インピーダンス測定制御部10が、そのインピーダンス値Zを取得する(ステップS90)。
ステップS90に続くステップS100において、インピーダンス測定制御部10は、ステップS90において取得したインピーダンス値Zを電池1の溶液抵抗値Rsとし、その溶液抵抗値Rsを状態判定部11に出力する。そして、状態判定部11が、予め記憶している図3に示す特性に関するデータテーブルあるいは特性方程式を用いて、電池1の溶液抵抗値Rsから電池1の状態の一つである電池1の容量を求め、図4の動作フローを終了する。
以上の動作により、位相差θが所定の微小値δ以下になったとき、すなわち位相差θが0になったとき又は0とみなすことができるようになったときに、インピーダンス値Zを計算することになるので、インピーダンス値Zの計算は単純に電圧と電流の比で求まり、かつ1回の計算で済ませることが可能である。また、インピーダンス値Zの精度を上げるために、周波数指令値fnの刻み幅(=1ステップ分の周波数fstep)を小さくしても、インピーダンス値Zを計算する計算時間等には影響しないので、インピーダンス値Zの精度を上げることも容易である。したがって、簡便かつ低コストに電池の状態を正確に把握することができる。
そして、電池1の溶液抵抗Rsの長期的な変化から、電池1の劣化を推定することができる。また、電池1の温度が一定であれば電池1の溶液抵抗Rsは短期的には変化しないことを利用して、電池1の溶液抵抗Rsの短期的な変化から、電池1の温度を推定することができる。
<本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置>
本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置の概略構成を図5に示す。なお、図5において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。図5に示す本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置は、電池1の状態を検出する装置であって、交流信号印加部2と、電流検出部3と、電圧検出部4と、ハイパスフィルタ部5と、位相差検出部6と、電流ピーク検出部7と、電圧ピーク検出部8と、制御・判定部12とを備えている。
本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置の概略構成を図5に示す。なお、図5において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。図5に示す本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置は、電池1の状態を検出する装置であって、交流信号印加部2と、電流検出部3と、電圧検出部4と、ハイパスフィルタ部5と、位相差検出部6と、電流ピーク検出部7と、電圧ピーク検出部8と、制御・判定部12とを備えている。
制御・判定部12は、図1に示す本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置の除算器9、インピーダンス測定制御部10、及び状態判定部11と同等の機能を有している。すなわち、制御・判定部12は、交流信号印加部2に出力する周波数指令値fnを所定の範囲でスイープし、周波数指令値fnを交流信号印加部2に出力する。当該所定の範囲は、例えば、電池1の温度が0℃~40℃の範囲内である場合に位相差θが0になる周波数が周波数指令値fnのスイープ範囲に含まれるように、10Hz~2kHzにする。当該スイープは、高周波側から開始してもよく、逆に低周波側から開始してもよい。
なお、制御・判定部12は、位相差θの絶対値が所定の微小値δより大きい期間に限り、上記のスイープを継続する。そして、制御・判定部12は、位相差θの絶対値が所定の微小値δ以下になると、上記のスイープを途中で停止するとともに、電圧ピーク値Vpを電流ピーク値Ipで除算してインピーダンス値Zを求め、そのインピーダンス値Zを電池1の溶液抵抗値Rsとし、予め記憶している図3に示す特性に関するデータテーブルあるいは特性方程式を用いて、電池1の溶液抵抗値Rsから電池1の状態の一つである電池1の容量を求める。
図5に示す本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置は、図1に示す本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置の動作フロー(図4参照)と同様に動作し、同様の効果を奏する。
<本発明の第3実施形態に係る電池の状態検出装置>
本発明の第3実施形態に係る電池の状態検出装置の概略構成を図6に示す。なお、図6において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。図6に示す本発明の第3実施形態に係る電池の状態検出装置は、電池1の状態を検出する装置であって、交流信号印加部2と、電流検出部3と、電圧検出部4と、制御・判定部13とを備えている。
本発明の第3実施形態に係る電池の状態検出装置の概略構成を図6に示す。なお、図6において図1と同一の部分には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。図6に示す本発明の第3実施形態に係る電池の状態検出装置は、電池1の状態を検出する装置であって、交流信号印加部2と、電流検出部3と、電圧検出部4と、制御・判定部13とを備えている。
制御・判定部13は、図1に示す本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置の位相差検出部6、電流ピーク検出部7と、電圧ピーク検出部8、除算器9、インピーダンス測定制御部10、及び状態判定部11と同等の機能を有している。すなわち、制御・判定部13は、交流信号印加部2に出力する周波数指令値fnを所定の範囲でスイープし、周波数指令値fnを交流信号印加部2に出力する。当該所定の範囲は、例えば、電池1の温度が0℃~40℃の範囲内である場合に位相差θが0になる周波数が周波数指令値fnのスイープ範囲に含まれるように、10Hz~2kHzにする。当該スイープは、高周波側から開始してもよく、逆に低周波側から開始してもよい。
また、制御・判定部13は、電流検出部3から受け取った電流情報iに基づいて電流ゼロクロスポイントIZP+を検出し、電圧検出部4から受け取った電圧情報vに基づいて電圧ゼロクロスポイントVZP+を検出する。そして、制御・判定部13は、電流ゼロクロスポイントIZP+と電圧ゼロクロスポイントVZP+の差(時間差)から、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流と電池1の両端にかかる電圧との位相差θを求める。
さらに、制御・判定部13は、電流検出部3から受け取った電流情報iに基づいて電流ピーク値Ipを検出し、電圧検出部4から受け取った電圧情報vに基づいて電圧ピーク値Vpを検出する。
制御・判定部13は、位相差θの絶対値が所定の微小値δより大きい期間に限り、上記のスイープを継続する。そして、制御・判定部13は、位相差θの絶対値が所定の微小値δ以下になると、上記のスイープを途中で停止するとともに、電圧ピーク値Vpを電流ピーク値Ipで除算してインピーダンス値Zを求め、そのインピーダンス値Zを電池1の溶液抵抗値Rsとし、予め記憶している図3に示す特性に関するデータテーブルあるいは特性方程式を用いて、電池1の溶液抵抗値Rsから電池1の状態の一つである電池1の容量を求める。
図6に示す本発明の第3実施形態に係る電池の状態検出装置は、図1に示す本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置及び図5に示す本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置の動作フロー(図4参照)と同様に動作し、同様の効果を奏する。
<電源装置>
本発明に係る電池の状態検出装置は、例えば電源装置に搭載される。本発明に係る電池の状態検出装置を備える電源装置の概略構成例を図7に示す。
本発明に係る電池の状態検出装置は、例えば電源装置に搭載される。本発明に係る電池の状態検出装置を備える電源装置の概略構成例を図7に示す。
図7に示す電源装置100は、電力貯蔵装置101と、電力変換部102とを備えている。電力貯蔵装置101は、複数のバッテリセルの集合体であるバッテリシステムを複数有するバッテリシステム群103と、コントローラ104とを備えている。電力変換部102は、双方向DC/DC変換部105と、双方向DC/AC変換部106とを備えている。コントローラ104は、電力変換部102と、バッテリシステム群103とを制御する。また、コントローラ104は、本発明に係る電池の状態検出装置の一例である本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置を備えている。すなわち、コントローラ104は、交流信号印加部2、電流検出部3、電圧検出部4、ハイパスフィルタ部5、位相差検出部6、電流ピーク検出部7、電圧ピーク検出部8、除算器9、インピーダンス測定制御部10、及び状態判定部11(図7において不図示。図1参照)を備えている。
電源装置100の放電動作モードにおいて、双方向DC/DC変換部105は、バッテリシステム群103の放電によりバッテリシステム群103から出力されるDC電力を、異なる電圧値のDC電力に変換して、双方向DC/AC変換部106に出力する。双方向DC/DC変換部105から出力されるDC電力はDC電子機器(不図示)へのDC給電にも用いられる。双方向DC/AC変換部106は、双方向DC/DC変換部105から出力されるDC電力を、AC電力に変換して、外部系統電源である電力系統107に出力する。双方向DC/AC変換部106から出力されるAC電力はAC電子機器(不図示)へのAC給電にも用いられる。
電源装置100の充電動作モードにおいて、双方向DC/AC変換部106は、外部の電力系統107から供給されるAC電力を、DC電力に変換して、双方向DC/DC変換部105に出力する。双方向DC/DC変換部105は、双方向DC/AC変換部106から供給されるDC電力を、異なる電圧値のDC電力に変換して、バッテリシステム群103に出力し、バッテリシステム群103を充電する。
<移動体>
また、本発明に係る電池の状態検出装置は、移動体(例えば、電動車両など)に搭載されてもよい。本発明に係る電池の状態検出装置を備える電動車両の概略構成例を図8に示す。なお、電力貯蔵装置201は、図7中の電力貯蔵装置101と同一である。
また、本発明に係る電池の状態検出装置は、移動体(例えば、電動車両など)に搭載されてもよい。本発明に係る電池の状態検出装置を備える電動車両の概略構成例を図8に示す。なお、電力貯蔵装置201は、図7中の電力貯蔵装置101と同一である。
図8に示す電動車両200は、電力貯蔵装置201と、電力変換部202と、モータ203と、駆動輪204と、制御部205と、アクセル206と、ブレーキ207と、回転センサ208と、電流センサ209とを備えている。
電力変換部202は、モータ203の駆動に応じて、電力貯蔵装置201からの電力をモータ203が必要とする電力に変換する。また、モータ203が回生を行う場合に、電力変換部202は、モータ203の駆動に応じて、モータ203からの電力を電力貯蔵装置201に蓄電する電力に変換する。
モータ203は、電力変換部202によって変換された電力によって駆動する。モータ203の駆動によって生じる回転は、駆動輪204に伝達される。
駆動輪204は、電動車両200に設けられた車輪のうち、モータ203に接続された車輪である。
アクセル206は、モータ203の回転数を上昇させるための機構である。ブレーキ207は、モータ203の回転数を減少させるための機構である。
回転センサ208は、モータ203の回転数を検出する。電流センサ209は、モータ203に供給される電流の値を検出する。
制御部205は、アクセル206や回転センサ208から得られる情報などに基づいて、指令トルクを算出する。制御部205は、指令トルクに基づいて、電流指令値を算出する。制御部205は、電流指令値と電流センサ209によって検出される電流値との差分に基づいて、電力変換部202を制御する。これによって、制御部205は、モータ203の回転数を制御する。また、制御部205は、ブレーキ207から得られる情報などに基づいて、モータ203の回生を制御する。
<充電装置>
また、本発明に係る電池の状態検出装置は、充電装置に搭載されてもよい。本発明に係る電池の状態検出装置を備える充電装置の概略構成例を図9に示す。
また、本発明に係る電池の状態検出装置は、充電装置に搭載されてもよい。本発明に係る電池の状態検出装置を備える充電装置の概略構成例を図9に示す。
図9に示す充電装置300は、表示部301と、コントローラ302と、電力変換部303と、スイッチ304と、交流電圧印加部2とを備えている。電力変換部303は、電源305が電力系統等の交流電源である場合にはAC/DC変換部(不図示)を備える構成にし、電源305が太陽電池等の直流電源である場合にはDC/DC変換部(不図示)を備える構成にする。なお、直流電源及び交流電源の両方に対応できるように、AC/DC変換部(不図示)及びDC/DC変換部(不図示)の両方を備える構成にしても構わない。
コントローラ302は、本発明に係る電池の状態検出装置の一例である本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置の交流信号印加部2を除く部分を備えている。すなわち、コントローラ302は、電流検出部3、電圧検出部4、ハイパスフィルタ部5、位相差検出部6、電流ピーク検出部7、電圧ピーク検出部8、除算器9、インピーダンス測定制御部10、及び状態判定部11(図9において不図示。図1参照)を備えている。
コントローラ302中の電流検出部3は電池パック306の入力電流Iinを検出し、コントローラ302中の電圧検出部4は電池パック306の入力電圧Vinを検出する。
コントローラ302は、スイッチ304を制御し、電力変換部303および交流電圧印加部2と電池パック306との導通/非導通を切り替える。また、コントローラ302は、電力変換部303および交流電圧印加部2を2モード制御する。充電モードでは、コントローラ302は、交流信号印加部2の動作を停止させ、電力変換部303の出力をスイッチ304に供給させ、表示部301に充電結果を表示させる。一方、状態検出モードでは、コントローラ302は、交流信号印加部2を動作させ、電力変換部303の出力をスイッチ304に供給させず、表示部301に電池パック306の状態を表示させる。
なお、電池パック306としては、例えば、電動補助自転車や電動工具に用いられるカートリッジ式の電池ユニットや、従来の電源装置や従来の電動車両に設けられる電力貯蔵装置、すなわち本発明に係る電池の状態検出装置を備えていない電力貯蔵装置が挙げられる。
<変形例等>
以上、本発明に係る電池の状態検出装置並びにそれを備えた電源装置、移動体、及び充電装置の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。
以上、本発明に係る電池の状態検出装置並びにそれを備えた電源装置、移動体、及び充電装置の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。
例えば、本発明の第1実施形態に係る電池の状態検出装置について、インピーダンス測定制御部10、状態判定部11などの一部または全部の動作を、マイクロコンピュータなどの制御装置が行うこととしても構わない。また、本発明の第2実施形態に係る電池の状態検出装置について、制御・判定部12などの一部または全部の動作を、マイクロコンピュータなどの制御装置が行うこととしても構わない。また、本発明の第3実施形態に係る電池の状態検出装置について、制御・判定部13などの一部または全部の動作を、マイクロコンピュータなどの制御装置が行うこととしても構わない。さらに、このような制御装置によって実現される機能の全部または一部をプログラムとして記述し、当該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能の全部または一部を実現するようにしても構わない。
また、上述した場合に限らず、本発明に係る電池の状態検出装置は、ハードウェア、あるいは、ハードウェアとソフトウェアの組合せによって実現可能である。
本発明の第1~3実施形態に係る電池の状態検出装置では、位相差検出部6あるいは制御・判定部13が、電流ゼロクロスポイントIZP+と電圧ゼロクロスポイントVZP+の差(時間差)から、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流と電池1の両端にかかる電圧との位相差θを求めたが、これに代えて、位相差検出部6あるいは制御・判定部13が、電流ゼロクロスポイントIZP-と電圧ゼロクロスポイントVZP-を検出し、電流ゼロクロスポイントIZP-と電圧ゼロクロスポイントVZP-の差(時間差)から、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流と電池1の両端にかかる電圧との位相差θを求めるようにしてもよい。また、位相差検出部6あるいは制御・判定部13が、電流ピーク値Ip及び電圧ピーク値Vpを検出し、電流ピーク値Ip(電流の極性が正であるときの電流ピーク値)と電圧ピーク値Vp(電圧の極性が正であるときの電圧ピーク値)の差(時間差)から、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流と電池1の両端にかかる電圧との位相差θを求めるようにしてもよい。この場合、位相差検出部6の電流ピーク検出部及び電圧ピーク検出部と電流ピーク検出部7及び電圧ピーク検出部8との共通化を図ることができる。なお、位相差検出部6あるいは制御・判定部13が、電流の極性が負であるときの電流ピーク値及び電圧の極性が負であるときの電流ピーク値を検出し、電流の極性が負であるときの電流ピーク値と電圧の極性が負であるときの電圧ピーク値の差(時間差)から、交流信号印加部2から電池1に交流信号が印加されているときに電池1に流れる電流と電池1の両端にかかる電圧との位相差θを求めてもよい。
また、例えば、交流信号印加部2から電池1に印加される交流信号が電圧信号である場合、交流信号と実際に電池1の両端にかかる電圧とのずれが非常に小さければ、電圧検出部4及びハイパスフィルタ部5を取り除き、ハイパスフィルタ部5から出力されていた電圧情報vと等価な情報を交流信号印加部2から得るようにしてもよい。
また、例えば、交流信号印加部2から電池1に印加される交流信号が電流信号である場合、交流信号と実際に電池1に流れる電流とのずれが非常に小さければ、電流検出部3を取り除き、電流検出部3から出力されていた電流情報iと等価な情報を交流信号印加部2から得るようにしてもよい。
本発明の第1~3実施形態に係る電池の状態検出装置では、インピーダンス値Zの精度を上げるために、周波数指令値fnの刻み幅(=1ステップ分の周波数fstep)を小さくした場合、電池1の状態を検出するのに時間がかかってしまう。そこで、例えば、図4に示す動作フローを図10に示す動作フローや図11に示す動作フローに変更して、電池1の状態を検出するのにかかる時間を短縮してもよい。なお、図10及び図11において図4と同一のステップには同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10に示す動作フローでは、位相差θが所定の微小値δ以下でなければ(ステップS70のNO)、インピーダンス測定制御部10は、前回取得した位相差θと今回取得した位相差θとで符号が一致しているか否かを判定する(ステップS71)。前回取得した位相差θと今回取得した位相差θとで符号が一致していれば(ステップS71のYES)、ステップS80に移行する。一方、前回取得した位相差θと今回取得した位相差θとで符号が一致していなければ(ステップS71のNO)、位相差θがゼロとなる点を通り越してしまっているので、インピーダンス測定制御部10は、周波数指令値fnを前回の値に戻し、周波数指令値fnの刻み幅(=1ステップ分の周波数fstep)を現在の設定よりも小さく(例えば、刻み幅を1/4にする)して(ステップS72)、ステップS30に戻る。なお、本動作例では、周波数指令値fnのスイープを高周波側から開始しているため、ステップS80において、現状の周波数指令値fnから1ステップ分の周波数fstepを引いた値を新たな周波数指令値fnとして設定しているが、周波数指令値fnのスイープを低周波側から開始する場合には、ステップS80において、現状の周波数指令値fnに1ステップ分の周波数fstepを加えた値を新たな周波数指令値fnとして設定すればよい。
図11に示す動作フローでは、位相差θが所定の微小値δ以下でなければ(ステップS70のNO)、インピーダンス測定制御部10は、図12に示す関係を満たすデータテーブルあるいは関係方程式を用いて、位相差θに応じた周波数指令値fnの刻み幅(=1ステップ分の周波数fstep)を設定することによって、位相差θの絶対値が小さくなるにつれて周波数指令値fnの刻み幅(=1ステップ分の周波数fstep)を小さくして(ステップS73)、その後ステップS80に移行する。したがって、図11に示す動作フローを行う場合、インピーダンス測定制御部10は、図12に示す関係を満たすデータテーブルあるいは関係方程式を予め記憶している。なお、本動作例では、周波数指令値fnのスイープを高周波側から開始しているため、ステップS80において、現状の周波数指令値fnから1ステップ分の周波数fstepを引いた値を新たな周波数指令値fnとして設定しているが、周波数指令値fnのスイープを低周波側から開始する場合には、ステップS80において、現状の周波数指令値fnに1ステップ分の周波数fstepを加えた値を新たな周波数指令値fnとして設定すればよい。
<本発明の第4実施形態に係る電源装置>
図13は、本発明の第4実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図13に示すように、電源装置Pは、自然エネルギー発電部401と、バッテリパック402と、メイン制御部403と、を備える構成となっている。ここで、バッテリパック402は本発明の蓄電パックの一例である。そして、本実施形態では、本発明の蓄電装置の一例としてバッテリ420を使用しているために、蓄電パック402のことをバッテリパック402と呼称している。なお、本発明における蓄電装置の他の例としては、コンデンサや燃料電池等が挙げられる。また、図13において負荷404は電源装置Pには含まれない。
図13は、本発明の第4実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図13に示すように、電源装置Pは、自然エネルギー発電部401と、バッテリパック402と、メイン制御部403と、を備える構成となっている。ここで、バッテリパック402は本発明の蓄電パックの一例である。そして、本実施形態では、本発明の蓄電装置の一例としてバッテリ420を使用しているために、蓄電パック402のことをバッテリパック402と呼称している。なお、本発明における蓄電装置の他の例としては、コンデンサや燃料電池等が挙げられる。また、図13において負荷404は電源装置Pには含まれない。
自然エネルギー発電部401は、自然エネルギーによって発電する発電部である。第4実施形態の電源装置Pにおいて、自然エネルギー発電部401は例えば太陽光によって発電する発電部とできる。自然エネルギー発電部401で発電した電力は、負荷404に供給されたり、バッテリパック402のバッテリ420に蓄電されたりする。
バッテリパック402は、バッテリ420と、電圧・電流検出部421と、交流インピーダンス測定部422と、サブ制御部423と、を備える。なお、電圧・電流検出部421と、交流インピーダンス測定部422とを含む検出装置Dは、本発明の検出装置の一例に相当する。そして、バッテリ420は、本発明の検出装置によって状態の検出が行われる対象物の一例に該当する。なお、本発明の検出装置における対象物としては、バッテリ(2次電池)の他に、例えば、燃料電池、コンデンサ、モータ、パワー素子、電子回路等、交流インピーダンス特性を測定する対象が広く含まる。また、検出装置Dには、電圧・電流検出部421及び交流インピーダンス測定部422に加えて、例えばサブ制御部(電池状態推定部)423が含まれるようにしても構わない。
バッテリ420は、自然エネルギー発電部401及び負荷404に接続され、充放電可能に設けられる。自然エネルギー発電部401は、天候の変化に応じて出力が変動する。なお、ここで言う出力変動は、出力電圧もしくは出力電流の変動のことを指している。この出力変動によって負荷404に供給される電力が不安定とならないように、電源装置Pにはバッテリ420が設けられている。なお、バッテリ420と負荷404の間に電力変換部(DC-DCコンバータ或いはDC-ACコンバータ)が設けられてもよい。
このバッテリ420は、単一のバッテリセルのみで構成されてもよいし、複数のバッテリセルからなる組電池とされてもよい。バッテリ420が組電池とされる場合において、バッテリセルは単に直列接続や並列接続とされる構成でもよいし、直並列に接続されてもよい。
電圧・電流検出部421は、バッテリ420の正極と負極との間の電圧を検出する電圧検出部と、バッテリ420に流れる電流を検出する電流検出部とを有する。自然エネルギー発電部401は天候の変動によって出力変動する。そして、この出力変動によってバッテリ420の電圧及び電流(バッテリ420の両端にかかる電圧及びバッテリ420を流れる電流)は変動する。すなわち、この電圧・電流検出部421によって、自然エネルギー発電部401の出力変動に伴って変動するバッテリ420の電圧及び電流の検出が可能になる。
交流インピーダンス測定部422は、電圧・電流検出部421に接続されて当該検出部421で検出された検出値を取得可能になっている。自然エネルギー発電部401が出力変動すると、バッテリ420は、あたかも、複数の周波数成分を含む交流信号がバッテリ420に印加されたように振舞う。この点を考慮して、交流インピーダンス測定部422は、自然エネルギー発電部401の出力変動を、バッテリ420に印加される交流信号と見立てて交流インピーダンスを求める。交流インピーダンス測定部422は、得られた結果を検出装置D外部へと出力するようになっている。検出装置D外部は、検出装置Dの外部にある機器が該当し、本実施形態では、この検出装置D外部はサブ制御部(電池状態推定部)423が該当する。なお、上述のように検出装置Dには、例えば交流インピーダンス測定部422に接続されるサブ制御部423が含まれてもよく、この場合には、検出装置D外部は、サブ制御部423と接続されて、サブ制御部423での処理結果が出力されるメイン制御部403が該当することになる。
具体的には、交流インピーダンス測定部422は例えば次のような処理を行う。すなわち、交流インピーダンス測定部422は、電圧・電流検出部421で検出される電圧値及び電流値を、それぞれ時間領域のデータとして得る。交流インピーダンス測定部422は、取得した各時間領域データを高速フーリエ変換(FFT;Fast Fourier Transform)により周波数領域データに変換する。そして、交流インピーダンス測定部422は、自然エネルギー発電部401の出力変動に含まれる周波数成分毎に、交流インピーダンスの算出を行う。
なお、交流インピーダンス測定部422は、例えばサブ制御部423からの指示に基づいて交流インピーダンスの測定(算出)を行う。このサブ制御部423からの指示のタイミングは、例えば自然エネルギー発電部1の出力変動が大きくなりやすい朝方や夕方等、一日のうちの所定の時間帯に定める構成としてもよい。
また、サブ制御部423が電圧・電流検出部421から検出データを得られるように構成し、サブ制御部423が、取得した検出データから自然エネルギー発電部401が所望の出力変動を生じていると判断するタイミングで、交流インピーダンスを求める処理が行われるようにしてもよい。この場合には、交流インピーダンス測定部422或いはサブ制御部423に、電圧及び電流の検出値を記憶しておくメモリが備えられる必要がある。
また、場合によっては、サブ制御部423による交流インピーダンス測定部422への指示タイミングが適宜更新されていく構成としてもよい。この構成では、まず、サブ制御部423が交流インピーダンス測定部422に指示するタイミングのデフォルト値として、朝方や夕方等の所定の時間を設定しておく。サブ制御部423は、この所定の時間に従って交流インピーダンス測定を実行させる。サブ制御部423は、この交流インピーダンス測定の結果から所望の測定が行われていないと判断した場合には、電圧・電流検出部421から取得しておいたデータに基づいて、適切な交流インピーダンス測定が行われると予想されるタイミングを決定する。その後、サブ制御部423は、交流インピーダンス測定部422への指示タイミングを、この決定したタイミングへと変更する。このように、サブ制御部423からの指示のタイミングについて、交流インピーダンス測定が適切に行われないと判断される度に、上述の処理を繰り返し、より好ましいタイミングへと更新していく学習機能を備える構成としてもよい。
サブ制御部423は、上述した機能に加えて、バッテリ420の状態を推定する電池状態推定部としての機能も有する。すなわち、サブ制御部423は本発明の状態推定部の一例に相当する。このようなサブ制御部423はマイコンによって構成することができる。
サブ制御部423は、交流インピーダンス測定部422における交流インピーダンスの測定結果に基づいてバッテリ420の状態推定を行う。バッテリ420の状態推定としては、例えばバッテリの容量や劣化度の推定が挙げられる。なお、交流インピーダンスの測定結果だけからバッテリ420の状態推定を行ってもよいが、交流インピーダンスの測定結果と他のデータとを併せて、バッテリ420の状態推定を行うようにしてもよい。他のデータとして、例えばSOC(State Of Charge)等が挙げられる。
なお、SOCとは、満充電容量に対する放電可能容量(残存容量)の比を百分率で表したパラメータである。SOCは、バッテリ420に流れる充放電電流の積算値から求められる他、予め決定されたバッテリ420の開路電圧(Open Circuit Voltage(OCV))とSOCとの関係を示す計算式或いはテーブルを参照することにより求めることができる。
ここで、交流インピーダンス測定部422で得られた交流インピーダンスを利用して行われるバッテリ420の状態推定方法について例示しておく。
交流インピーダンス測定部422によって測定された、各周波数のインピーダンスの実数部をX軸、虚数部をY軸にプロットすることにより、いわゆるナイキスト線図が得られる。図14は、バッテリ420の交流インピーダンス測定を行うことによって得られるナイキスト線図を模式的に示した図である。図14に示すナイキスト線図では、周波数が低くなるにつれて交流インピーダンスの実数成分が増大する方向に向かう。なお、交流インピーダンス測定の結果は離散データとして得られるものであり、図14で示すような特性曲線は、離散的に得られたデータ間を補間して得られるものである。また、図14において、破線で示す曲線(3つある)は、実線で示す特性を有していたバッテリが劣化した場合の特性を示すもので、図14の右側にある曲線ほどバッテリ420の劣化が進行した状態を示す。図14からわかるように、交流インピーダンス測定部422によって測定された結果からナイキスト線図を描き、例えば、バッテリ420の初期状態におけるナイキスト線図と比較することで、バッテリ420の内部状態の変化を推定することが可能である。なお、図14において、f=1kHzは、特性曲線が実軸と交わる(即ち、虚数成分がゼロとなる)部分を指し、f=0.5zは、特性曲線のf=1kHzよりも実数成分が大きい範囲における1つ目の極小値となる部分を指している。
また、交流インピーダンス測定部422によって得られる結果から、交流インピーダンスの虚数部がゼロとなるときの実数部の値を求める。この求めた値と、バッテリ420の初期状態における値との比較から、バッテリ420の電解液抵抗の変化等、バッテリ420の内部抵抗の変化に関する推定を行える。すなわち、前述の比較により、例えば電池の劣化の推定を行える。なお、バッテリ420の劣化が進むと、図14に破線で示される特性曲線のように、特性曲線が右方向へと移動して行く。例えば特性曲線の実軸との交点が、実数成分が増大する右方向へと移動して行く。また、図14に示すナイキスト線図の円弧部分APの変化からバッテリ420内の電極表面の変化を推定することができる。
メイン制御部403は、サブ制御部423に接続されて、推定されたバッテリ420の状態情報を取得する。そして、メイン制御部403は、この取得したバッテリ420の状態情報に基づいて、バッテリ420の安全を確保すべく、バッテリ420に関する制御を行う。このバッテリ420に関する制御には、例えば自然エネルギー発電部401とバッテリ420との関係の制御が含まれる。すなわち、例えば、メイン制御部403は、バッテリ420の劣化状態が閾値を超えていると判断した場合には、自然エネルギー発電部401とバッテリ420との間に設けられる図示しないスイッチを開放して、両者の接続を遮断する。
また、自然エネルギー発電部401とバッテリ420との間に電力変換部が設けられる構成(このような構成については、本発明に係る電源装置の他の実施形態として後述する)である場合には、メイン制御部403は、上述のバッテリ420に関する制御として、バッテリ420の推定状態に基づいて電力変換部を制御する。具体的には、メイン制御部403による電力変換部の制御により、自然エネルギー発電部401からバッテリ420に入る電力を調整する。
また、例えば、自然エネルギー発電部401にバッテリパック402が複数並列接続される場合には、メイン制御部403は、上述のバッテリ420に関する制御として、バッテリ420の推定状態に基づいて劣化したバッテリ420を含むと判断されるバッテリパック402について切り離す。また、電源装置Pにバッテリパック402が複数含まれる場合には、メイン制御部403は、バッテリ420の推定状態に基づいて、各バッテリパック402の容量が均一となるように充電量の調整等を行う。
以上のように構成される第4実施形態の電源装置Pは、交流信号発生装置を用いることなく、自然エネルギー発電部401の出力変動を利用することで、バッテリ420の交流インピーダンス測定を行える。このために、第4実施形態の電源装置Pによれば、交流信号発生装置を別途準備することなく交流インピーダンス法を用いたバッテリ420の状態推定が行え、自然エネルギー発電を利用した電源装置の低コスト化が図れる。
なお、以上に示した第4実施形態の電源装置Pでは、交流インピーダンス測定部422及び電池状態推定部(サブ制御部)423がバッテリパック402内に含まれる構成とした。しかし、交流インピーダンス測定部422及び電池状態推定部423の配置は、この構成に限定されるものではない。すなわち、例えば図15に示すように、バッテリパック402内にはバッテリ420及び電圧・電流検出部421のみを配置し、メイン制御部403に交流インピーダンス測定部422及び電池状態推定部423を配置する構成等としても構わない。また、他の例として、図16に示すように、バッテリパック402内に、バッテリ420、電圧・電流検出部421、及び交流インピーダンス測定部422を配置し、メイン制御部403に電池状態推定部423を配置する構成等としても構わない。
<本発明の第5実施形態に係る電源装置>
図17は、本発明の第5実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図17に示すように、第5実施形態の電源装置Pも、自然エネルギー発電部401と、バッテリパック402と、メイン制御部403と、を備える構成となっている。ただし、自然エネルギー発電部401とバッテリ420との間に電力変換部405が配置されている点で、第4実施形態の構成とは異なる。
図17は、本発明の第5実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図17に示すように、第5実施形態の電源装置Pも、自然エネルギー発電部401と、バッテリパック402と、メイン制御部403と、を備える構成となっている。ただし、自然エネルギー発電部401とバッテリ420との間に電力変換部405が配置されている点で、第4実施形態の構成とは異なる。
第5実施形態の電源装置Pにおいて、自然エネルギー発電部401は、例えば太陽光によって発電する発電部や、風力によって発電する発電部とできる。電力変換部405は、自然エネルギー発電部401が例えば太陽光によって発電する構成である場合には、DC-DCコンバータとできる。また、電力変換部405は、自然エネルギー発電部401が例えば風力によって発電する構成である場合には、AC-DCコンバータとできる。この電力変換部405によって、自然エネルギー発電部401の出力を、定電圧(CV:Constant Voltage)でバッテリ420に入力することができる。
バッテリパック402は、第4実施形態の構成と同様に、バッテリ420と、電圧・電流検出部421と、交流インピーダンス測定部422と、サブ制御部423と、を備える。これらは、基本的に第4実施形態の場合と同様の構成及び機能を有するために、特に説明が必要である場合を除いて、その詳細な説明は省略する。
第5実施形態の電源装置Pのバッテリパック402は、上述した電力変換部405を備える点に加えて、交流成分抽出部424を備える点でも第4実施形態の構成とは異なる。交流成分抽出部424は、電力変換部405を介することなく自然エネルギー発電部401に接続されている。すなわち、交流成分抽出部424には、自然エネルギー発電部401の出力変動が電力変換部405を介することなく入力されることになる。
交流成分抽出部424は、自然エネルギー発電部401の出力変動(出力電圧もしくは出力電流の変動)から交流成分を抽出する。そして、交流成分抽出部424は、バッテリ420への入力の手前で、抽出した交流成分を電力変換部405の出力に重畳させる。このように構成することで、バッテリ420には、自然エネルギー発電部401の出力変動に伴って交流信号が印加されることになり、電圧・電流検出部421で検出される電圧値及び電流値を用いて、交流インピーダンス測定が行える。
なお、このような機能を発揮する交流成分抽出部424は、例えばDC成分をカットするハイパスフィルタを用いることで得られる。また、交流成分抽出部424は、アンプ及び/又はアテネータを備えるように構成し、抽出した交流成分を所望の大きさに加工して出力できるように構成するのが好ましい。
バッテリ420に大きな出力変動が加わるとバッテリ420に負荷がかかる。また、バッテリ420に印加する交流信号の振幅が変動すると、交流インピーダンスの測定結果にずれが生じることがある。この点、図18Aに示すように、抽出した交流成分を加工して交流成分抽出部424から出力される交流信号の振幅が一定になるようにすると、バッテリ420への負荷を小さくできるとともに、交流インピーダンスの測定精度を向上できる。なお、図18Aは、第5実施形態の電源装置Pにおいて、交流成分抽出部から出力される交流成分の第1のイメージ図である。また、交流成分抽出部424から出力される交流信号の振幅は、電圧ベースで例えば10mV程度とすることができる。
また、交流成分抽出部424は、ハイパスフィルタの代わりにバンドパスフィルタを備える構成としてもよい。これにより、図18Bに示すように、交流成分抽出部424から出力される交流信号について、急激な変動を低減可能である。図18Bは、第5実施形態の電源装置Pにおいて、交流成分抽出部から出力される交流成分の第2のイメージ図で、図18Bにおいても振幅が一定となるように加工が行われている。
交流成分抽出部424がバンドパスフィルタを備える構成の場合、バンドパスフィルタを通過する周波数は、目的に応じて適宜設定されればよい。電池状態推定部(サブ制御部)423がナイキスト線図の円弧部分AP(図14参照)を用いて電池状態の推定を行う場合には、この円弧部分APが得られるように、バンドバスフィルタの通過周波数が設定されればよい。具体的には、バンドバスフィルタの通過周波数は、例えば0.5Hz~1kHzとすることができる。
なお、ナイキスト線図の円弧部分APのうち、高周波数(約1kHz)側の端部は溶液抵抗Rsを表すと考えることができる。また、低周波数(約0.5Hz)側の端部は、溶液抵抗Rsと、電極(正極と負極との両方を含む)の電荷移動抵抗Rctとの和を表すと考えることができる。そして、前述の和から溶液抵抗Rs(電解液の抵抗分)を差し引くことによって電荷移動抵抗Rct(電極抵抗)が得られる。このために、上述の「円弧部分APが得られるように」との表現は、「溶液抵抗Rsと電荷移動抵抗Rctが得られるように」と言い換えることができる。
第5実施形態の電源装置Pが備えるメイン制御部403は、第4実施形態と同様の構成であるため、ここでは詳細な説明は省略する。なお、第5実施形態においては、自然エネルギー発電部401とバッテリ420との間に電力変換部405が設けられる構成である。この場合、メイン制御部403がバッテリ420の推定状態に基づいて電力変換部405を制御し、自然エネルギー発電部401からバッテリ420に入る電力を調整する構成を採用することができる。
以上のように構成される第5実施形態の電源装置Pも、交流信号発生装置を用いることなく、自然エネルギー発電部401の出力変動を利用することで、バッテリ420の交流インピーダンス測定を行える。また、第5実施形態の電源装置Pでは、自然エネルギー発電部401の出力変動によってバッテリ420に印加される交流信号を所望の大きさに加工して印加することができるために、自然エネルギー発電部401からバッテリ420への入力について適切な電力変換が可能になるとともに、インピーダンス測定の精度向上が期待できる。
なお、第5実施形態の電源装置Pにおいても、第4実施形態の変形例(図15及び図16参照)と同様に、交流インピーダンス測定部422及び電池状態推定部(サブ制御部)423、或いは、電池状態推定部(サブ制御部)423は、バッテリパック402ではなく、メイン制御部403に配置されてもよい。また、交流成分抽出部424も場合によっては、バッテリパック402外に配置してもよい。
<本発明の第6実施形態に係る電源装置>
図19は、本発明の第6実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図19に示す第6実施形態の電源装置Pは、第5実施形態の構成とほぼ同様である。このために、重複する部分については同一の符号を付し、特に説明の必要がない場合には、その説明を省略する。
図19は、本発明の第6実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図19に示す第6実施形態の電源装置Pは、第5実施形態の構成とほぼ同様である。このために、重複する部分については同一の符号を付し、特に説明の必要がない場合には、その説明を省略する。
第6実施形態の電源装置Pは、電池状態推定部として機能するサブ制御部423からの指令に基づいて、自然エネルギー発電部401の動作が制御されるようになっている。この点が、第5実施形態の構成と異なっている。なお、サブ制御部423は、本発明の出力変動制御部の一例に相当する。また、サブ制御部423の代わりにメイン制御部403からの指令によって自然エネルギー発電部401の動作が制御されるようにしてもよく、この場合には、メイン制御部403が、本発明の出力変動制御部の一例に相当することになる。
サブ制御部423による自然エネルギー発電部401の制御は、自然エネルギー発電部401の出力変動を意図的に制御することを狙ったものである。そして、これにより、自然エネルギー発電部401の出力変動中に、交流インピーダンス法を利用してバッテリ420の状態を推定するために必要となる周波数成分が含まれるようにできる。ここで言う「必要な周波数成分」は、サブ制御部423によるバッテリ420の状態推定(交流インピーダンスの測定結果を用いた推定)がどのように行われるかによって、適宜変更されるものである。なお、「バッテリ420の状態を推定するために必要となる周波数成分」は、本発明の「所定の周波数成分」の一例である。
例えば、サブ制御部423がナイキスト線図の円弧部分AP(図14参照)を用いてバッテリ420の状態推定を行う場合には、「必要な周波数成分」は、この円弧部分APを得るために必要となる周波数成分であり、例えば0.5Hz~1kHzとなる。なお、「円弧部分APを得るために必要となる」との表現は、「溶液抵抗Rsと電荷移動抵抗Rctを得るために必要となる」と言い換えることができる。
自然エネルギー発電部401が風力を利用した発電部である場合には、例えば次のようにして自然エネルギー発電部401の出力変動が制御できる。すなわち、サブ制御部423からの指令によって、風力発電部401を構成する風車411の翼511(図20参照)の角度を意図的に変動させるピッチ制御を行うことにより、風力発電部401の出力変動が制御できる。また、サブ制御部423からの指令によって、風車411の首512(図20参照)を振って風車回転面を変動させるヨー制御を行うことにより、風力発電部401の出力変動が制御できる。風力発電部401の出力変動を制御するにあたって、ピッチ制御とヨー制御の両方の制御が行われるようにしてもよいし、いずれか一方のみが行われるようにしてもよい。
なお、風力発電部401は、通常、風速に応じて風車411の翼511の角度を変えて出力制御できるように構成されている。また、風力発電部401は、通常、風車回転面を風向きに追尾できるように首512を振る制御が行えるように構成されている。このために、サブ制御部423による、自然エネルギー発電部401の動作制御として、上述のピッチ制御やヨー制御を行うことは実現し易い。
また、自然エネルギー発電部401が風力を利用した発電部である場合に、ピッチ制御及び/又はヨー制御に加えて、或いは、それとは別に、翼511の回転速度を変化させるブレーキ制御を行うことによっても、自然エネルギー発電部401の出力変動が制御できる。以上のように、風力発電部401の出力変動を意図的に制御することで、風力発電部401の出力変動中に、交流インピーダンス法を利用してバッテリ420の状態を推定するために必要となる周波数成分が含まれるようにできる。
自然エネルギー発電部401が太陽光を利用した発電部である場合には、例えば次のようにして自然エネルギー発電部401の出力変動が制御できる。すなわち、例えば、太陽光発電部401を構成する太陽電池パネル上で、プロペラ等を回転させることで意図的に影を作ることにより、太陽光発電部401の出力変動が制御できる。また、太陽光発電においては、通常、最大電力が出力されるように制御が行われる。この最大電力を出力する制御を行う代わりに、意図的に出力割合を変動させる制御を行うことによっても、太陽光発電部401の出力変動が制御できる。そして、このように太陽光発電部401の出力変動を意図的に制御することで、太陽光発電部401の出力変動中に、交流インピーダンス法を利用してバッテリ420の状態を推定するために必要となる周波数成分が含まれるようにできる。
以上のように構成される第6実施形態の電源装置Pは、第5実施形態における効果に加えて次のような効果が得られる。すなわち、第6実施形態の電源装置Pでは、自然エネルギー発電部401の出力変動を意図的に制御することで、自然エネルギー発電部401の出力変動中に、交流インピーダンス法を用いてバッテリ420の状態を推定するのに必要な周波数成分が含まれるようにできる。このために、バッテリ420の状態について的確な推定が行われることが期待できる。
なお、第6実施形態の電源装置Pにおいても、第4実施形態の変形例(図15及び図16参照)と同様に、交流インピーダンス測定部422及び電池状態推定部(サブ制御部)423、或いは、電池状態推定部(サブ制御部)423は、バッテリパック402ではなく、メイン制御部403に配置されてもよい。また、交流成分抽出部424も場合によっては、バッテリパック402外に配置してもよい。
<本発明の第7実施形態に係る電源装置>
図21は、本発明の第7実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図21に示すように、第7実施形態の電源装置Pも、自然エネルギー発電部401と、バッテリパック402と、メイン制御部403と、を備える構成となっている。ただし、自然エネルギー発電部401とバッテリ420との間に電力変換部405が配置されている点で、第4実施形態の構成とは異なる。なお、バッテリパック402の構成は第4実施形態の構成と同様であり、第7実施形態の電源装置Pは、電力変換部405を備える第5及び第6実施形態の構成とも異なっている。
図21は、本発明の第7実施形態に係る電源装置Pの構成を示す図である。図21に示すように、第7実施形態の電源装置Pも、自然エネルギー発電部401と、バッテリパック402と、メイン制御部403と、を備える構成となっている。ただし、自然エネルギー発電部401とバッテリ420との間に電力変換部405が配置されている点で、第4実施形態の構成とは異なる。なお、バッテリパック402の構成は第4実施形態の構成と同様であり、第7実施形態の電源装置Pは、電力変換部405を備える第5及び第6実施形態の構成とも異なっている。
第4実施形態の構成と重複する部分については同一の符号を付し、特に説明の必要がない場合には、その説明を省略する。以下、第4実施形態と異なる構成に重点を置いて説明する。
第7実施形態の電源装置Pにおいて、自然エネルギー発電部401は、例えば太陽光によって発電する発電部や、風力によって発電する発電部とできる。電力変換部405は、自然エネルギー発電部401が例えば太陽光によって発電する構成である場合には、DC-DCコンバータとできる。また、電力変換部405は、自然エネルギー発電部401が例えば風力によって発電する構成である場合には、AC-DCコンバータとできる。この電力変換部405によって、自然エネルギー発電部401の出力を、定電圧(CV:Constant Voltage)でバッテリ420に入力することができる。
ところで、電力変換部405からの出力は理想的には定電圧であるが、自然エネルギー発電部401の出力が変動すると、これに伴って小さいながらも出力変動する。なお、この出力変動は自然エネルギー発電部401の出力変動を反映したものであるが、場合によっては、電力変換部405で発生する出力変動が重畳する場合もある。
このために、第7実施形態の電源装置Pにおいても、自然エネルギー発電部401の出力変動に伴ってバッテリ420の電圧及び電流が変動する。このために、電圧・電流検出部421、交流インピーダンス測定部422及びサブ制御部(電池状態推定部)423で構成される検出装置Dによって、バッテリ420の状態を検出できる。すなわち、第5実施形態の電源装置Pによれば、交流信号発生装置を別途準備することなく交流インピーダンス法を用いたバッテリ420の状態推定が行え、自然エネルギー発電を利用した電源装置の低コスト化が図れる。
なお、第7実施形態の電源装置Pにおいても、第4実施形態の変形例(図15及び図16参照)と同様に、交流インピーダンス測定部422及び電池状態推定部(サブ制御部)423、或いは、電池状態推定部(サブ制御部)423は、バッテリパック402ではなく、メイン制御部403に配置されてもよい。
<本発明の移動体の実施形態>
本発明の自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部を備える電源装置は、定置型電源装置としても使用できるが、例えば車両、船、飛行機、ロボット、エレベータ、電動アシスト自転車等の移動体に対しても適用可能である。なお、ここで言う車両には、例えばハイブリッド電気自動車(HEV;Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV;Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(EV;Electric Vehicle)、電動バイク等の電動車両が含まれる。以下、本発明の自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部を備える電源装置が適用される移動体が電動車両である場合を例に、本発明が適用された移動体の実施形態について説明する。
本発明の自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部を備える電源装置は、定置型電源装置としても使用できるが、例えば車両、船、飛行機、ロボット、エレベータ、電動アシスト自転車等の移動体に対しても適用可能である。なお、ここで言う車両には、例えばハイブリッド電気自動車(HEV;Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV;Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、電気自動車(EV;Electric Vehicle)、電動バイク等の電動車両が含まれる。以下、本発明の自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部を備える電源装置が適用される移動体が電動車両である場合を例に、本発明が適用された移動体の実施形態について説明する。
本発明の自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部を備える電源装置が適用される電動車両の構成例は、上述した図8に示す構成と同一である。電力貯蔵装置201としては、例えば第4実施形態から第7実施形態の示したいずれかの電源装置Pが適用される。
電源装置Pが適用される電動車両200では、電力貯蔵装置201に備えられるバッテリ420の状態を、交流信号印加装置を設けることなく交流インピーダンス法を用いて推定可能である。このために、電源装置Pが適用される電動車両200では、バッテリ420を有効且つ安全に使用することが可能になる。
なお、移動体が車両でない場合には、図8に示す各部は次のような構成となる。まず、船の場合には、駆動輪204がスクリュに置き換わり、モータ203は、このスクリュを回転させる。アクセル206は、スクリュ回転の動作指令及び加速指示を出す指示部に置き換わる。船においては、車両のブレーキ207に相当するものはなく、前述の指示部からスクリュの回転数を減少させる指示を出して、モータ203の回転を減速、或いは、停止させることになる。
飛行機の場合には、駆動輪204がプロペラに置き換わり、モータ203は、このプロペラを回転させる。アクセル206は、プロペラ回転の動作指令及び加速指示を出す指示部に置き換わる。飛行機においては、車両のブレーキ207に相当するものはなく、前述の指示部からプロペラ回転数を減少させる指示を出して、モータ203の回転を減速、或いは、停止させることになる。
ロボットの場合には、駆動輪204が歩行足を動かすカム等に置き換わり、モータ203は、カム等を駆動させて歩行足を動作させる。アクセル206は、歩行動作を指示する歩行動作指示部に置き換わる。ブレーキ207は、歩行動作の停止を指示する歩行停止指示部に置き換わる。
エレベータの場合には、駆動輪204がエレベータの籠につながるロープの巻き上げ用のプーリに置き換わり、モータ203は、この巻き上げ用のプーリを駆動させてエレベータの籠につながるロープを昇降させる昇降用モータとなる。アクセル206は、エレベータの籠の昇降動作を指示する昇降動作指示部に置き換わる。ブレーキ207は、エレベータの昇降動作を停止させる昇降停止部に置き換わる。
電動アシスト自転車の場合には、駆動輪204が自転車駆動輪であり、モータ203は、自転車に搭乗する搭乗者の踏力をアシストするモータとなる。アクセル206は、アシスト動作を指示するアシスト動作指示部に置き換わる。ブレーキ207は、アシスト動作を停止させるアシスト停止指示部に置き換わる。
<その他>
以上に示した本発明の第4~第7実施形態に係る電源装置及びそれを備えた移動体は本発明の例示であり、本発明の範囲は以上に示した実施形態に限定されるものではない。
以上に示した本発明の第4~第7実施形態に係る電源装置及びそれを備えた移動体は本発明の例示であり、本発明の範囲は以上に示した実施形態に限定されるものではない。
例えば、以上においては、本発明の第4~第7実施形態に係る電源装置が負荷に接続される構成を示したが、場合によっては電力系統に接続しても構わない。
また、以上に示した第4~第7実施形態では、自然エネルギー発電部に接続されるバッテリパックが1つである構成を示したが、バッテリパックの数は複数であっても構わない。
また、以上に示した第4~第7実施形態では、交流インピーダンス測定が行われる対象がバッテリ全体とした。しかし、これに限らず、例えば、バッテリが複数のバッテリセルで構成される場合には、バッテリ全体ではなく、各バッテリセルに対して交流インピーダンス測定が行われる構成としてもよい。
また、第6実施形態の電源装置で示した、自然エネルギー発電部の出力変動を意図的に制御する構成は、第4実施形態、第5実施形態、及び第7実施形態の電源装置に適用してもよい。
1 電池
2 交流信号印加部
3 電流検出部
4 電圧検出部
5 ハイパスフィルタ部
6 位相差検出部
7 電流ピーク検出部
8 電圧ピーク検出部
9 除算部
10 インピーダンス測定制御部
11 状態判定部
12、13 制御・判定部
100 電源装置
101 電力貯蔵装置
102 電力変換部
103 バッテリシステム群
104 コントローラ
105 双方向DC/DC変換部
106 双方向DC/AC変換部
107 電力系統
200 電動車両(移動体の一例)
201 電力貯蔵装置
202 電力変換部
203 モータ
204 駆動輪
205 制御部
206 アクセル
207 ブレーキ
208 回転センサ
209 電流センサ
300 充電装置
301 表示部
302 コントローラ
303 電力変換部
304 スイッチ
305 電源
306 電池パック
401 自然エネルギー発電部
402 バッテリパック(蓄電パック)
403 メイン制御部
405 電力変換部
420 バッテリ(蓄電装置)
421 電圧・電流検出部
422 交流インピーダンス測定部
423 サブ制御部(状態推定部、出力変動制御部)
424 交流成分抽出部
D 検出装置
P 電源装置
2 交流信号印加部
3 電流検出部
4 電圧検出部
5 ハイパスフィルタ部
6 位相差検出部
7 電流ピーク検出部
8 電圧ピーク検出部
9 除算部
10 インピーダンス測定制御部
11 状態判定部
12、13 制御・判定部
100 電源装置
101 電力貯蔵装置
102 電力変換部
103 バッテリシステム群
104 コントローラ
105 双方向DC/DC変換部
106 双方向DC/AC変換部
107 電力系統
200 電動車両(移動体の一例)
201 電力貯蔵装置
202 電力変換部
203 モータ
204 駆動輪
205 制御部
206 アクセル
207 ブレーキ
208 回転センサ
209 電流センサ
300 充電装置
301 表示部
302 コントローラ
303 電力変換部
304 スイッチ
305 電源
306 電池パック
401 自然エネルギー発電部
402 バッテリパック(蓄電パック)
403 メイン制御部
405 電力変換部
420 バッテリ(蓄電装置)
421 電圧・電流検出部
422 交流インピーダンス測定部
423 サブ制御部(状態推定部、出力変動制御部)
424 交流成分抽出部
D 検出装置
P 電源装置
Claims (15)
- 電池に周波数をスイープしながら交流信号を印加する交流信号印加部と、
前記交流信号印加部から前記電池に前記交流信号が印加されているときに前記電池に流れる電流と前記電池の両端にかかる電圧との位相差を求める位相差検出部と、
前記位相差検出部により求められる前記位相差が0又は0とみなされる範囲になる周波数の前記交流信号が印加されているときの前記電圧から前記電池の起電力を除いたものに対して前記電流で除算を行い、前記除算により得られた値に基づいて前記電池の状態を検出する状態検出部とを備える電池の状態検出装置。 - 前記交流信号の周波数のスイープ範囲が10Hz~2kHzである請求項1に記載の電池の状態検出装置。
- 前記交流信号は、第1の刻み幅で離散的にスイープされ、
前記交流信号が第1の周波数のときに第1の前記位相差を求めた後、前記交流信号が前記第1の周波数から前記第1の刻み幅だけ変更した第2の周波数のときに第2の前記位相差を求め、
前記第1の位相差と前記第2の位相差との符号が互いに異なっている場合に、前記第1の刻み幅に代えて、前記第1の刻み幅より小さい第2の刻み幅を設定するとともに、前記交流信号のスイープを前記第1の周波数から再開する請求項1または請求項2に記載の電池の状態検出装置。 - 前記交流信号は、離散的にスイープされるとともに、前記位相差の絶対値が小さくなるに従って前記交流信号の周波数の刻み幅が小さくなるようにスイープされる請求項1または請求項2に記載の電池の状態検出装置。
- 電池と、
前記電池と外部系統電源との間に接続された電力変換部と、
前記電池の状態を検出する請求項1~4のいずれか1項に記載の電池の状態検出装置とを備える電源装置。 - 電池と、
前記電池から出力される電力により駆動されるモータと、
前記電池と前記モータとの間に接続された電力変換部と、
前記電池の状態を検出する請求項1~4のいずれか1項に記載の電池の状態検出装置とを備える移動体。 - 電池を充電する充電装置であって、
前記電池の状態を検出する請求項1~4のいずれか1項に記載の電池の状態検出装置を備える充電装置。 - 自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部と、
前記自然エネルギー発電部に接続される、充放電可能な蓄電装置と、
前記蓄電装置の電圧及び電流を検出する検出部と、
前記検出部で検出された、前記自然エネルギー発電部の出力変動に伴って変動する電圧値及び電流値から前記蓄電装置の交流インピーダンスを求める交流インピーダンス測定部と、
前記交流インピーダンス測定部で得られた交流インピーダンスに基づいて前記蓄電装置の状態を推定する状態推定部と、
前記状態推定部から得られる情報に基づいて前記蓄電装置に関する制御を実行する制御部と、
を備える、電源装置。 - 前記自然エネルギー発電部と前記蓄電装置との間に配置される電力変換部を更に備える、請求項8に記載の電源装置。
- 前記自然エネルギー発電部の出力変動から交流成分を抽出するとともに、抽出した交流成分を前記電力変換部の出力に重畳させて前記蓄電装置に入力させる交流成分抽出部を更に備える、請求項9に記載の電源装置。
- 所定の周波数成分が含まれるように、前記自然エネルギー発電部の出力変動を制御する出力変動制御部を更に備える、請求項8から10のいずれか1項に記載の電源装置。
- 請求項8から11のいずれか1項に記載の電源装置と、
前記電源装置から出力される電力により駆動される駆動部と、
を備える、移動体。 - 前記電源装置と前記駆動部との間に配置されて、前記電源装置からの電力及び前記駆動部からの電力の変換を可能に設けられる移動体用電力変換部と、
前記駆動部によって駆動される駆動輪と、
を更に備える、請求項12に記載の移動体。 - 自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部に接続される、充放電可能な蓄電装置と、
前記蓄電装置の電圧及び電流を検出する検出部と、
前記検出部で検出された、前記自然エネルギー発電部の出力変動に伴って変動する電圧値及び電流値から前記蓄電装置の交流インピーダンスを求め、該交流インピーダンスを測定部外に出力する交流インピーダンス測定部と、
を備える、蓄電パック。 - 自然エネルギーを利用して発電する自然エネルギー発電部の出力変動が入力される対象物の状態を検出する検出装置であって、
前記対象物の電圧及び電流を検出する検出部と、
前記検出部で検出された、前記自然エネルギー発電部の出力変動に伴って変動する電圧値及び電流値から前記対象物の交流インピーダンスを求め、得られた結果を外部に出力する交流インピーダンス測定部と、
を備える、検出装置。
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