WO2015005404A1 - スライム抑制方法 - Google Patents
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Definitions
- the slime control method is a slime control that is added to a system for aeration of oxygen-containing gas by aeration of oxygen-containing gas to one or both of the white water circulation system and the water system introduced into the white water circulation system in the aeration process.
- the amount of agent added can be significantly reduced.
- the principle is that oxidation of the reducing substance by oxygen in the oxygen-containing gas and reduction in the solubility of reducing substances such as hydrogen sulfide due to the large amount of oxygen-containing gas dissolved in the white water circulation system, It is inferred that the sulfite ion concentration is reduced.
- the slime suppression method is a slime suppression method in a white water circulation system in a papermaking process, and a process of aeration of an oxygen-containing gas in one or both of the white water circulation system and the water system introduced into the white water circulation system; A step of adding a slime control agent to at least one of the white water circulation system and the introduction water system in which the oxygen-containing gas is aerated by the aeration step.
- the time from the aeration treatment to the addition of the slime control agent is not particularly limited, and is preferably from 0 to 30 minutes. If the time from the aeration treatment to the addition of the slime control agent exceeds 30 minutes, the bacteria may be activated and propagated again, and the reducing substances may increase.
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Abstract
Description
当該スライム抑制方法は、抄紙工程における白水循環系でのスライム抑制方法であって、上記白水循環系及び上記白水循環系に導入する水系のいずれか一方又は両方に酸素含有ガスを曝気する工程と、上記白水循環系及び上記導入水系のうち、上記曝気工程により酸素含有ガスを曝気する少なくとも一方の系にスライムコントロール剤を添加する工程とを有する。
当該スライム抑制方法は抄紙工程における白水循環系で用いるものである。ここで、「白水」とは、製紙時の抄紙工程において抄紙機等から多量に排出される水溶液をいう。白水は、通常抄紙時に使用する原料パルプに由来する微細繊維や、その他の製紙用薬剤等を含む。「白水循環系」とは、抄紙工程において循環して用いられる白水をいう。「白水循環系に導入する水系」とは、白水循環系にパルプスラリーや白水の濃度調整等に用いられる水系をいう。上記水系としては、特に限定されず、例えば製紙用の軟水、硬水等が挙げられ、本発明の効果を損なわない範囲で少量の製紙用薬剤を含んでいてもよい。また、白水循環系は、固液分離装置を備えてもよく、分離した固形分は系外に排出してもよく、原料系統に回収してもよい。
当該工程では、白水循環系及び水系のいずれか一方又は両方に酸素含有ガスを曝気する。白水循環系内の酸素量を増加させたり、一定量以上に保つことで、曝気工程を行わないものと比べて、抄紙工程におけるスライムコントロール剤の添加量の低減やスライム発生の効率的な抑制を図ることができる。また、当該工程において、水系に酸素含有ガスを曝気する場合、白水循環系内の多量の白水と比べて、比較的少量の上記水系を効率的に曝気することで、白水循環系全体のスライムの発生を容易に抑制することができる。
当該工程では、上記白水循環系及び上記水系のうち、上記曝気工程により酸素含有ガスを曝気する少なくとも一方の系にスライムコントロール剤を添加する。上記白水循環系及び上記水系のうち、上記曝気工程により酸素含有ガスを曝気する少なくとも一方の系にスライムコントロール剤を添加することで、曝気を施さない場合と比べて、白水循環系内の細菌数をより低減することができ、その結果スライムの発生をより抑制することができる。また、スライムコントロール剤は白水中に含まれる澱粉等の有機物の分解を抑制することで、スライムの発生を抑制することもできる。
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、
メチルセロソルブ、フェニルセロソルブ、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類、
ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールジアセテート、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールジイソブチレート等のグリコールエステル類、
炭素数8以下のアルコール類、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、マレイン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、乳酸エチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチル、フタル酸ジメチル、1,2-ジブトキシエタン、酢酸3-メトキシブチル、酢酸2-エトキシエチル、プロピレンカーボネート等のエステル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン等のケトン類、
トルエン、キシレン、1,2-ジメチル-4-エチルベンゼン等の芳香族系溶媒、
ジメチルスルホキシド、ジオキサン、N-メチルピロリドン等が挙げられる。
まず、白水循環系22に酸素含有ガスを曝気し、かつこの白水循環系22にスライムコントロール剤を添加する場合、曝気槽17等内で酸素含有ガスで白水10を曝気する。次に、マシンタンク2の原料パルプスラリーを曝気槽17からの白水10と混合する。その後、上記白水10にスライムコントロール剤18等を添加し、ファンポンプ3によりスクリーン4を経由してインレット5に送る。インレット5に送られた原料パルプスラリーをワイヤーパート6に供給し、脱水する。脱水された湿潤シート7をプレスパート8からドライヤーパート9に送る。上記ワイヤーパート6で分離された白水10を白水サイロ11に貯留し、一部を曝気槽17等に再度貯留し、上記と同様に曝気する。
一方、水系19に酸素含有ガスを曝気し、かつこの水系19にスライムコントロール剤を添加する場合、底部に散気管を有する曝気槽20内で、酸素含有ガスで白水循環系22に導入する水系19を曝気する。この水系19と白水サイロ11からの白水10とを混合した後、マシンタンク2の原料パルプスラリーと混合する。次に、曝気槽20にスライムコントロール剤21を添加し、ファンポンプ3によりスクリーン4を経由してインレット5に送る。インレット5に送られた原料パルプスラリーをワイヤーパート6に供給し、脱水する。脱水された湿潤シート7をプレスパート8からドライヤーパート9に送る。上記ワイヤーパート6で分離された白水10を白水サイロ11に貯留し、白水10を循環させる。
当該スライム抑制方法は、上記白水循環系の酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度及び溶存酸素量からなる測定項目群より選択される少なくとも1種の項目を測定する工程をさらに有することが好ましい。この測定工程で得られた測定結果に基づき、曝気工程の曝気量及び/又はスライムコントロール剤添加工程のスライムコントロール剤添加量を制御することで、スライムの発生をより安定かつ確実に抑制することができる。
各工程における温度、圧力、時間、設備等のその他の工程条件は、特に限定されず、使用原料等に従って適宜設定される。各工程の段階数も、特に限定されず、1段階で行ってもよく、多段階で行ってもよい。原料や生成物の定量又は定性は、NMR、IR、元素分析、マススペクトル等の公知の方法に従って行うことができる。また、使用する原料は、単独で用いてもよく、複数種の原料を組み合わせて使用してもよい。
酸化還元電位(mV)は電位差測定法を利用した酸化還元電位計(東興化学社製)を用いて測定した。
亜硫酸イオン濃度(mgSO3 -/L)はJIS K 0102:2008に準拠して測定した。具体的には、適量の試料をメスフラスコに取り、パラローズアニリン溶液、ホルムアルデヒド溶液及び塩化水銀溶液を加えて発色させた。20分放置後、別に同様に調製したブランク溶液を対照として572nmで比色し、亜硫酸イオン濃度として求めた。
溶存酸素量(mg/L)は、隔膜電極式溶存酸素計(オービスフェア社製)を用いて測定した。
生菌数(CFU/mL)は、被検水を希釈し、この一定量を栄養分含有寒天培地とよく混合し、1日平板培養した後、生成したコロニー数を計測した。
殺菌率(%)は、下記式を用いて算出した。
殺菌率(%)=((処理前の生菌数)-(処理後の生菌数))/(処理前の生菌数)×100
殺菌効果は、以下の評価基準に従って判定した。
◎:殺菌率が99.9%以上
○:殺菌率が99.5%以上99.9%未満
△:殺菌率が90%以上99.5%未満
×:殺菌率が90%未満
スライム抑制効果は、以下の評価基準に従って判定した。
◎:スライムの付着なし
○:スライムの厚さが0.1mm未満
△:スライムの厚さが0.1mm以上0.5mm未満
×:スライムの厚さが0.5mm以上
12%次亜塩素酸ナトリウムを製剤Aとして調製した。
臭化アンモニウムと次亜塩素酸ナトリウムをモル比で1:1反応させて製剤Bを調整した。
2,2-ジブロモ-3-ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)20質量部とジエチレングリコールモノメチルエーテル80質量部を配合して製剤Cを調整した。
2,2-ジブロモ-2-ニトロエタノール(DBNE)20質量部とジエチレングリコールモノメチルエーテル80質量部を配合して製剤Dを調整した。
抄紙機より採取した白水を用いて、酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した。処理前の白水の酸化還元電位は-388mVであり、亜硫酸イオン濃度は8.8mgSO3 -/Lであり、溶存酸素量は0.1mg/L未満であり、生菌数は3.8×108CFU/mLであった。抄紙機より採取した白水を2L採取し、散気管を用いて空気を300mL/分(単位底面積1m2当たり1m3/時間に相当)の流量で5分間曝気した。その後、有効成分濃度で所定濃度になるようスライムコントロール剤を添加し、10分後に酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(実施例1)。また、スライムコントロール剤(製剤)を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(比較例13)。処理前の生菌数と実施例1の生菌数とから実施例1の殺菌率を算出した。また、殺菌効果を評価した。
スライムコントロール剤(製剤)の種類及び添加濃度を表1の通りとしたこと以外は、実施例1と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量、生菌数及び殺菌率を測定した。
曝気処理をしなかったこと、スライムコントロール剤(製剤)の種類及び添加濃度を表1の通りとしたこと以外は、実施例1と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量、生菌数及び殺菌率を測定した(比較例1)。処理前の生菌数と比較例1の生菌数とから比較例1の殺菌率を算出した。また、殺菌効果を評価した。
スライムコントロール剤(製剤)の種類及び添加濃度を表1の通りとしたこと以外は、比較例1と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量、生菌数及び殺菌率を測定した。また、殺菌効果を評価した。
抄紙機より採取した白水を用いて、酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(測定工程)。処理前の白水の酸化還元電位は-361mVであり、亜硫酸イオン濃度は8.8mgSO3 -/Lであり、溶存酸素量は0.1mg/L未満であり、生菌数は4.0×108CFU/mLであった。抄紙機より採取した白水を用いて、底部に散気管を有する曝気槽内で単位面積1m2当たり5m3/時間の曝気量で10cm毎に2mmの口径を有する散気管を用い、空気で白水を曝気した(曝気工程)。原料パルプとして広葉樹晒クラフトパルプ及び脱墨パルプを用いたマシンタンクの原料パルプスラリーを、曝気槽からの白水と混合した。上記白水に製剤Aを100mg/Lの割合で添加し(スライムコントロール剤添加工程)、ファンポンプによりスクリーンを経由してインレットに送った。インレットに送られた原料パルプスラリーをワイヤーパートに供給し、脱水した。脱水された湿潤シートをプレスパートからドライヤーパートに送った。ワイヤーパートで分離された白水を白水サイロに貯留し、一部を曝気槽に再度貯留し、上記と同様に曝気した(白水循環系)。14日後、白水の酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(実施例13)。また、白水循環系の配管内のスライム付着量を目視で確認した。一方、スライムコントロール剤(製剤)を添加しなかったこと以外は実施例13と同様にして、酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(比較例18)。処理前の生菌数と実施例13の生菌数とから実施例13の殺菌率を算出した。
スライムコントロール剤(製剤)の種類及び添加濃度を表2の通りとしたこと以外は、実施例13と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量、生菌数及び殺菌率を測定した。また、白水循環系の配管内のスライム付着量を目視で確認した。
曝気処理しなかったこと及びスライムコントロール剤(製剤)の種類及び添加濃度を表2の通りとしたこと以外は、実施例13と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(比較例14~17)。白水循環系の配管内のスライム付着量を目視で確認した。処理前の生菌数と比較例14~17の生菌数とから比較例14~17の殺菌率を算出した。
抄紙機より採取した白水を用いて、酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(測定工程)。処理前の白水の酸化還元電位は-387mVであり、亜硫酸イオン濃度は9.0mgSO3 -/Lであり、溶存酸素量は0.1mg/L未満であり、生菌数は4.1×108CFU/mLであった。底部に散気管を有する曝気槽内で単位面積1m2当たり2m3/時間の曝気量で10cm毎に2mmの口径を有する散気管を用い、空気で白水循環系に導入する水系を曝気槽中で曝気した(曝気工程)。水系と白水サイロからの白水とを混合した後、原料パルプとして広葉樹晒クラフトパルプ及び脱墨パルプを用いたマシンタンクの原料パルプスラリーと混合した。上記曝気槽に製剤Aを100mg/Lの割合で添加し(スライムコントロール剤添加工程)、ファンポンプによりスクリーンを経由してインレットに送った。インレットに送られた原料パルプスラリーをワイヤーパートに供給し、脱水した。脱水された湿潤シートをプレスパートからドライヤーパートに送った。ワイヤーパートで分離された白水を白水サイロに貯留し、白水を循環させた(白水循環系)。14日後、白水の酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した。また、白水循環系の配管内のスライム付着量を目視で確認した(実施例17)。一方、スライムコントロール剤(製剤)を添加しなかったこと以外は実施例17と同様にして、酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した(比較例23)。処理前の生菌数と実施例17の生菌数とから実施例17の殺菌率を算出した。
曝気量、スライムコントロール剤(製剤)の種類及び添加濃度を表3の通りとしたこと以外は、実施例17と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量、生菌数及び殺菌率を測定した。また、白水循環系の配管内のスライム付着量を目視で確認した。
曝気処理しなかったこと及びスライムコントロール剤(製剤)の種類及び添加濃度を表3の通りとしたこと以外は、実施例17と同様にして酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度、溶存酸素量及び生菌数を測定した。また、白水循環系の配管内のスライム付着量を目視で確認した。曝気処理をせず、処理前の生菌数と比較例19~22の生菌数とから比較例19~22の殺菌率を算出した。
2 マシンタンク
3 ファンポンプ
4 スクリーン
5 インレット
6 ワイヤーパート
7 湿潤シート
8 プレスパート
9 ドライヤーパート
10 白水
11 白水サイロ
12 スライムコントロール剤
13 曝気槽
14 スライムコントロール剤
15 固液分離装置
16 固形分を排出又は原料系統に回収
17 曝気槽
18 スライムコントロール剤
19 白水循環系に導入する水系
20 曝気槽
21 スライムコントロール剤
22 白水循環系
23 ファンポンプ
24 ファンポンプ
25 ファンポンプ
26 ファンポンプ
Claims (4)
- 抄紙工程における白水循環系でのスライム抑制方法であって、
上記白水循環系及び上記白水循環系に導入する水系のいずれか一方又は両方に酸素含有ガスを曝気する工程と、
上記白水循環系及び上記導入水系のうち、上記曝気工程により酸素含有ガスを曝気する少なくとも一方の系にスライムコントロール剤を添加する工程と
を有することを特徴とするスライム抑制方法。 - 上記白水循環系の酸化還元電位、亜硫酸イオン濃度及び溶存酸素量からなる測定項目群より選択される少なくとも1種の項目を測定する工程をさらに有し、
この測定工程で得られた測定結果に基づき、曝気工程の曝気量及び/又はスライムコントロール剤添加工程のスライムコントロール剤添加量を制御する請求項1に記載のスライム抑制方法。 - 上記曝気工程の曝気量及び/又はスライムコントロール剤添加工程のスライムコントロール剤添加量を白水循環系の酸化還元電位が-150mV以上、亜硫酸イオン濃度が2.0mgSO3 -/L以下、及び溶存酸素量が1mg/L以上のいずれか1つ以上になるよう調整する請求項2に記載のスライム抑制方法。
- 上記曝気工程における曝気に底部に散気管を有する曝気槽を用い、その散気管による曝気量が曝気槽の単位底面積1m2当たり0.5m3/時間以上10m3/時間以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載のスライム抑制方法。
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