実施例1における走行支援方法及び走行支援装置は、認識判断プロセッサにて生成される走行ルート情報を用い、自動運転モードの選択により駆動/制動/舵角/方向指示灯が自動制御される自動運転車両(走行支援車両の一例、自車)に適用したものである。以下、実施例1の構成を、「全体システム構成」、「走行支援装置の制御ブロック構成」、「走行支援制御の処理構成」に分けて説明する。
図1に基づいて、全体システム構成を説明する。
自動運転システムADは、車載センサ1と、地図データ記憶部2と、自動運転用の認識判断プロセッサ3(コントローラ)と、自動運転制御ユニット4と、アクチュエータ5と、ウィンカー6(方向指示灯)と、表示デバイス7と、を備えている。
車載センサ1は、カメラ11と、レーダー12と、GPS13と、車載データ通信器14と、を有する。車載センサ1により取得したセンサ情報は、認識判断プロセッサ3へ出力される。
カメラ11は、自動運転で求められる機能として、車線や先行車や歩行者等の自車の周囲情報を画像データにより取得する機能を実現する周囲認識センサである。このカメラ11は、例えば、自車の前方認識カメラ、後方認識カメラ、右方認識カメラ、左方認識カメラ等を組み合わせることにより構成される。
カメラ11では、自車走行路上物体・車線・自車走行路外物体(道路構造物、先行車、後続車、対向車、周囲車両、歩行者、自転車、二輪車)・自車走行路(道路白線、道路境界、停止線、横断歩道)・道路標識(制限速度)等が検知される。
レーダー12は、自動運転で求められる機能として、自車周囲の物体の存在を検知する機能と共に、自車周囲の物体までの距離を検知する機能を実現する測距センサである。ここで、「レーダー12」とは、電波を用いたレーダーと、光を用いたライダーと、超音波を用いたソナーと、を含む総称をいう。レーダー12としては、例えば、レーザーレーダー、ミリ波レーダー、超音波レーダー、レーザーレンジファインダー等を用いることができる。このレーダー12は、例えば、自車の前方レーダー、後方レーダー、右方レーダー、左方レーダー等を組み合わせることにより構成される。
レーダー12では、自車走行路上物体・自車走行路外物体(道路構造物、先行車、後続車、対向車、周囲車両、歩行者、自転車、二輪車)等の位置が検知されると共に、各物体までの距離が検知される。なお、視野角が不足すれば、適宜追加しても良い。
GPS13は、GNSSアンテナ13aを有し、衛星通信を利用することで停車中/走行中の自車位置(緯度・経度)を検知する自車位置センサである。なお、「GNSS」は「Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム」の略称であり、「GPS」は「Global Positioning System:グローバル・ポジショニング・システム」の略称である。
車載データ通信器14は、外部データ通信器8との間で送受信アンテナ8a,14aを介して無線通信を行うことで、自車からは取得することができない情報を外部から取得する外部データセンサである。
外部データ通信器8が、例えば、自車の周辺を走行する他車に搭載されたデータ通信器の場合、自車と他車の間で車車間通信を行う。この車車間通信により、他車が保有する様々な情報のうち、自車で必要な情報を車載データ通信器14からのリクエストにより取得することができる。
外部データ通信器8が、例えば、インフラストラクチャ設備に設けられたデータ通信器の場合、自車とインフラストラクチャ設備の間でインフラ通信を行う。このインフラ通信により、インフラストラクチャ設備が保有する様々な情報のうち、自車で必要な情報を車載データ通信器14からのリクエストにより取得することができる。例えば、地図データ記憶部2に保存されている地図データでは不足する情報や地図データから変更された情報がある場合、不足情報/変更情報を補うことができる。また、自車が走行を予定している目標経路上での渋滞情報や走行規制情報等の交通情報を取得することもできる。
地図データ記憶部2は、緯度経度と地図情報が対応づけられた、いわゆる電子地図データが格納された車載メモリにより構成される。地図データ記憶部2に格納された地図データは、GPS13にて検知される自車位置を、認識判断プロセッサ3にて自車位置情報として認識すると、自車位置を中心とする地図データが認識判断プロセッサ3へと送られる。
地図データには、各地点に対応づけられた道路情報を有し、道路情報は、ノードと、ノード間を接続するリンクにより定義される。道路情報は、道路の位置/領域により道路を特定する情報と、道路ごとの道路種別、道路ごとの道路幅、道路の形状情報とを含む。道路情報は、各道路リンクの識別情報ごとに、交差点の位置、交差点の進入方向、交差点の種別その他の交差点に関する情報を対応づけて記憶されている。また、道路情報は、各道路リンクの識別情報ごとに、道路種別、道路幅、道路形状、直進の可否、進行の優先関係、追い越しの可否(隣接レーンへの進入の可否)、制限速度、道路標識、その他の道路に関する情報を対応づけて記憶されている。
認識判断プロセッサ3は、車載センサ1や地図データ記憶部2からの入力情報を統合処理し、目標経路(走行ルート)と目標車速プロファイル(加速プロファイルや減速プロファイルを含む。)等を生成する。そして、生成した目標経路情報と目標車速プロファイル情報を、自車位置情報等と共に自動運転制御ユニット4へ出力する。即ち、現在地から目的地までの目標経路を、地図データ記憶部2からの道路情報やルート検索手法等に基づいて生成すると共に、目標経路に沿った目標車速プロファイル等を生成する。更に、目標経路に沿う自車の停車中/走行中、車載センサ1による自車周囲のセンシング結果により自動運転を維持できないと判断されると、自車周囲のセンシング結果に基づいて、目標経路や目標車速プロファイル等を逐次修正する。なお、目標経路が修正された場合の経路も、目標経路という。つまり、目標経路には、修正された場合の経路も含む。更にまた、認識判断プロセッサ3は、左右方向を示すウィンカー6のうちどちらかを点灯させるかどちらも点灯させないかを決定する制御を行う。そして、決定したウィンカー情報を、自動運転制御ユニット4へ出力する。
自動運転制御ユニット4は、認識判断プロセッサ3からの入力情報に基づいて、自車を目標経路に沿う自動運転により走行/停止させる駆動指令値/制動指令値/舵角指令値を演算する。そして、駆動指令値の演算結果を駆動アクチュエータ51へ出力し、制動指令値の演算結果を制動アクチュエータ52へ出力し、舵角指令値の演算結果を舵角アクチュエータ53へ出力する。更に、自動運転制御ユニット4は、認識判断プロセッサ3からのウィンカー情報をウィンカーアクチュエータ54へ出力する。
アクチュエータ5は、自車を目標経路に沿う自動運転により走行/停止させる制御アクチュエータであり、駆動アクチュエータ51と、制動アクチュエータ52と、舵角アクチュエータ53と、を有する。
駆動アクチュエータ51は、自動運転制御ユニット4から駆動指令値を入力し、駆動輪へ出力する駆動力を制御するアクチュエータである。駆動アクチュエータ51としては、例えば、エンジン車の場合にエンジンを用い、ハイブリッド車の場合にエンジンとモータ/ジェネレータ(力行)を用い、電気自動車の場合にモータ/ジェネレータ(力行)を用いる。
制動アクチュエータ52は、自動運転制御ユニット4から制動指令値を入力し、駆動輪へ出力する制動力を制御するアクチュエータである。制動アクチュエータ52としては、例えば、油圧ブースタや電動ブースタやブレーキ液圧アクチュエータやブレーキモータアクチュエータやモータ/ジェネレータ(回生)等を用いる。
舵角アクチュエータ53は、自動運転制御ユニット4から舵角指令値を入力し、操舵輪の転舵角を制御するアクチュエータである。なお、舵角アクチュエータ53としては、ステアリングシステムの操舵力伝達系に設けられる転舵モータ等を用いる。
ウィンカーアクチュエータ54は、自動運転制御ユニット4からウィンカー情報を入力し、左右方向を示すウィンカー6のうちどちらかを点灯させるかどちらも点灯させないかを制御するアクチュエータである。なお、ウィンカーアクチュエータ54としては、ウィンカーソレノイドなどを用いる。
ウィンカー6は、左右方向を示す方向指示灯である。ウィンカー6は、ウィンカーアクチュエータ54により、点灯や消灯が制御される。点灯されるウィンカー6は、左ウィンカーと右ウィンカーである。
表示デバイス7は、自動運転による停車中/走行中、自車が地図上で何処を移動しているか等を画面表示し、ドライバーや乗員に自車位置視覚情報を提供するデバイスである。この表示デバイス7は、認識判断プロセッサ3により生成された目標経路情報や自車位置情報や目的地情報等を入力し、表示画面に、地図と道路と目標経路(自車の走行ルート)と自車位置と目的地等を視認しやすく表示する。
図2と図3に基づいて、走行支援装置の制御ブロック構成を説明する。
認識判断プロセッサ3は、生成部31と、ラウンドアバウト到達判断部32と、点灯領域設定部33と、を備えている。更に、認識判断プロセッサ3は、第1点灯領域到達判断部34と、第2点灯領域到達判断部35(点灯領域到達判断部)と、位置関係判断部36と、ラウンドアバウト退出判断部37と、ウィンカー制御部38(方向指示灯制御部)と、を備えている。
生成部31は、自車周囲情報と自車位置情報と地図データ情報と目的地情報を入力し、目標経路と目標車速プロファイル等を生成する。そして、生成された目標経路情報と目標車速プロファイル情報を、ラウンドアバウト到達判断部32とラウンドアバウト退出判断部37と自動運転制御ユニット4に出力する。
ラウンドアバウト到達判断部32は、自車位置情報と地図データ情報と目標経路情報を入力し、自車がラウンドアバウトに到達したか否かを判断し、目標経路情報等と共に点灯領域設定部33及び位置関係判断部36へ判断結果を出力する。ラウンドアバウト到達判断部32において、自車がラウンドアバウトに到達したか否かの判断は、自車がラウンドアバウトから所定距離内に入ったとき、自車Vがラウンドアバウトへ到達したと判断する。
ここで、「ラウンドアバウトRA」は、図3に示すように、円形の破線L1で囲まれた領域である。「ラウンドアバウトRA」とは、図3に示すように、環状の交差点であって、円形のスペースS(円形の破線L2)に三本以上の道路R1~R6が接続されたものをいう。円形のスペースSの中央部には車両が通行できない島状の中央島Cが設けられ、その中央島Cの周囲には環状路CR(環道)が設けられる。
ラウンドアバウトRAの環状路CRでは、車両は一方通行である。換言すると、環状路CRを通行するときの回転方向は、右方向か左方向のどちらか一方向である。具体的には、図3に示すように、左側通行の場合には、環状路CRを通行するときの回転方向は右回りであり、車両は環状路CRを右回りに通行する(図6~図10参照)。なお、環状路CRを通行するときの回転方向は、図3に示すように、道路標識Siが設置されている。一方、右側通行の場合には、環状路CRを通行するときの回転方向は左回りであり、車両は環状路CRを左回りに通行する。
更に、ラウンドアバウトRAでは、環状路CRへ進入しようとする車両よりも環状路CRを走行する車両が優先されるため、環状路CRへ進入しようとする車両は環状路CRを走行する車両の通行を妨げてはならない。
ここで、図3のラウンドアバウトRAでは、環状路CRに六本の道路R1~R6がそれぞれ接続されている。換言すると、六本の道路R1~R6はそれぞれ環状路CRを介して接続されている。なお、環状路CRに接続される道路を、以下「接続路」という。ラウンドアバウトRAには、中央島C、環状路CR、環状路CRと各接続路R1~R6の接続部分、及び、各接続路R1~R6の一部分が含まれる。なお、円形の破線L1と各接続路R1~R6との境界が、各接続路R1~R6とラウンドアバウトRAの出入口に相当する。
図3に示すように、第1接続路R1が、第1進入路R11と第1退出路R12を有する場合、第1進入路R11と第1退出路R12の間に島状の分離島SPが設けられる。ここで、第1進入路R11は、車両がラウンドアバウトRAへ進入する道路である。第1退出路R12は、車両がラウンドアバウトRAから退出する道路である。分離島SPは、ラウンドアバウトRAへ進入する車両とラウンドアバウトRAから退出する車両を分離するためのものである。このように分離島SPを設けた場合、例えば、ラウンドアバウトRAにおける自車Vの自車入口ENを第1進入路R11とすると、ラウンドアバウトRAにおける自車Vの自車出口EXと接続される接続路は、第2接続路R2~第6接続路R6及び第1退出路R12のうちいずれか一つである。なお、第1接続路R1に設けられる分離島SPについて説明したが、第2接続路R2~第6接続路R6にも分離島SPが設けられても良い(図6~図10参照)。
点灯領域設定部33は、ラウンドアバウト到達判断部32の判断結果と目標経路情報等を入力する。点灯領域設定部33は、ラウンドアバウト到達判断部32にて自車がラウンドアバウトに到達したと判断されると、目標経路情報に基づいてウィンカー6を点灯する点灯領域を設定する。点灯領域設定部33は、第1点灯領域設定部33aと、第2点灯領域設定部33b(設定部)と、を備えている。
第1点灯領域設定部33aは、ラウンドアバウト到達判断部32にて自車がラウンドアバウトに到達したと判断されると、目標経路情報に基づいて、自車がラウンドアバウトへ進入するときに示すウィンカー6を点灯する第1点灯領域(進入時の点灯領域)を設定する。第1点灯領域は、自車がラウンドアバウトへ進入する前の領域である。第1点灯領域設定部33aは、目標経路情報等と共に第1点灯領域を第1点灯領域到達判断部34へ出力する。
第2点灯領域設定部33bは、ラウンドアバウト到達判断部32にて自車がラウンドアバウトに到達したと判断されると、目標経路情報に基づいて、自車のラウンドアバウトからの退出を示すウィンカー6を点灯する第2点灯領域(退出時の点灯領域)を設定する。第2点灯領域は、目標経路情報に基づいてラウンドアバウトにおける自車入口と自車出口の位置関係から設定されるときと設定されないときがある。第2点灯領域が設定されるときとは、自車出口がラウンドアバウトに入った最初の出口より後の出口であるときである。このとき、第2点灯領域は、自車出口の一つ前の出口を自車が通過した通過位置から自車出口の手前の手前位置までに設定される。一方、第2点灯領域が設定されないときとは、自車がラウンドアバウトへ進入するときに点灯するウィンカー6の示す方向がラウンドアバウトを通行するときの回転方向と反対方向であって、自車出口がラウンドアバウトに入った最初の出口であるときである。第2点灯領域設定部33bは、目標経路情報等と共に第2点灯領域を第2点灯領域到達判断部35へ出力する。
第1点灯領域到達判断部34は、第1点灯領域設定部33aの第1点灯領域と自車位置情報と目標経路情報を入力する。第1点灯領域到達判断部34は、自車がラウンドアバウトに接続されている接続路を走行中に、自車が第1点灯領域に到達したか否かを判断する。そして、第1点灯領域到達判断部34は、自車位置情報と目標経路情報と共にウィンカー制御部38へ判断結果を出力する。第1点灯領域到達判断部34において、自車が第1点灯領域に到達したか否かの判断は、道のり距離の比率で判断する。
第2点灯領域到達判断部35は、第2点灯領域設定部33bの第2点灯領域と自車位置情報と目標経路情報を入力する。第2点灯領域到達判断部35は、自車がラウンドアバウトを走行中に、自車が第2点灯領域に到達したか否かを判断する。そして、第2点灯領域到達判断部35は、自車位置情報と目標経路情報と共にウィンカー制御部38へ判断結果を出力する。第2点灯領域到達判断部35において、自車が第2点灯領域に到達したか否かの判断は、道のり距離の比率で判断する。
位置関係判断部36は、ラウンドアバウト到達判断部32の判断結果と目標経路情報等を入力する。位置関係判断部36は、ラウンドアバウト到達判断部32により自車がラウンドアバウトに到達したと判断されると、自車位置情報と目標経路情報に基づいてラウンドアバウトにおける自車入口と自車出口の位置関係を判断する。そして、位置関係判断部36は、目標経路情報等と共にウィンカー制御部38へ判断結果を出力する。位置関係は、自車入口と自車出口との相対角度から判断する。
ラウンドアバウト退出判断部37は、自車位置情報と地図データ情報と目標経路情報を入力し、自車がラウンドアバウトから退出したか否かを判断し、目標経路情報等と共にウィンカー制御部38へ判断結果を出力する。
ウィンカー制御部38は、各判断部34~37の判断結果と目標経路情報等を入力し、左右方向を示すウィンカー6のうちどちらかを点灯させるかどちらも点灯させないかを決定する制御を行う。なお、左右方向を示すウィンカー6のうちどちらも点灯させない場合とは、左ウィンカーも右ウィンカーも消灯している状態である。
ウィンカー制御部38は、自車がラウンドアバウトへ進入するとき、第1点灯領域到達判断部34にて自車が第1点灯領域に到達したと判断されると、位置関係判断部36の位置関係の判断に応じて、ウィンカー6の示す方向を決定する制御を行う。そして、ウィンカー制御部38は、決定したウィンカー6の示す方向をウィンカー情報として、自動運転制御ユニット4へ出力する。なお、ウィンカー制御部38は、左右方向を示すウィンカー6のうちどちらも点灯させない決定もウィンカー情報として、自動運転制御ユニット4へ出力する。
ウィンカー制御部38は、自車入口から自車がラウンドアバウトを退出するまでの間、自車の現在位置と自車出口との現在位置関係を逐次比較して、ウィンカー6の示す方向を切り替える切替条件が成立したか否かを判断する。更に、ウィンカー制御部38は、切替条件が成立したとき、切替条件に基づきウィンカー6の示す方向を切り替える。そして、ウィンカー制御部38は、切り替えるウィンカー6の示す方向をウィンカー情報として、自動運転制御ユニット4へ出力する。
ウィンカー制御部38は、以下の二つに該当するとき、自車がラウンドアバウトへ進入した後に左ウィンカーを消灯する。まず一つが、自車がラウンドアバウトへ進入するときに点灯する方向指示灯の示す方向がラウンドアバウトを通行するときの回転方向と反対方向である。もう一つが、自車出口がラウンドアバウトに入った最初の出口より後の出口である。
ウィンカー制御部38は、自車がラウンドアバウトから退出するとき、第2点灯領域到達判断部35にて自車が第2点灯領域に到達したと判断されると、自車のラウンドアバウトからの退出を示すウィンカー6の点灯を決定する制御を行う。なお、自車のラウンドアバウトからの退出を示すウィンカー6の方向すなわち最後に点灯するウィンカー6の示す方向は、ラウンドアバウトを通行するときの回転方向と反対方向である。そして、ウィンカー制御部38は、決定したウィンカー6の示す方向をウィンカー情報として、自動運転制御ユニット4へ出力する。
ウィンカー制御部38は、ラウンドアバウト退出判断部37にて自車がラウンドアバウトから退出したと判断されると、ウィンカー6の消灯を決定する制御を行う。そして、ウィンカー制御部38は、ウィンカー6の消灯をウィンカー情報として、自動運転制御ユニット4へ出力する。
図3~図11に基づいて、走行支援制御の処理構成を説明する。以下、図4と図5の処理構成の各ステップについて説明する。
ステップS1では、自車周囲情報と自車位置情報と地図データ情報と目的地情報等による必要情報を取得し、目標経路等を生成し、ステップS2へ進む。なお、ステップS1が、生成部31に相当する。
ステップS2では、ステップS1での目標経路等の生成に続き、走行中に、車載センサ1から自車周囲情報と自車位置情報を取得し、ステップS3へ進む。
ステップS3では、ステップS2での自車周囲情報と自車位置情報の取得に続き、自車がラウンドアバウトRAに到達したか否かを判断する。そして、YES(ラウンドアバウト到達)の場合は、ステップS4へ進み、NO(ラウンドアバウト未到達)の場合にはステップS1へ戻る。なお、ステップS3が、ラウンドアバウト到達判断部32に相当する。
ここで、「ラウンドアバウトRAに到達したか否か」は、図3に示すように、自車VがラウンドアバウトRAから所定距離D内に入ったとき、自車VがラウンドアバウトRAに到達したと判断する。「所定距離D」とは、図3に示すように、ラウンドアバウトRAから所定位置100までの距離であり、例えば、所定距離は50mである。自車VがラウンドアバウトRAから所定距離D内に入ったか否かは、自車位置情報等に基づいて判断される。
ステップS4では、ステップS3でのラウンドアバウト到達との判断に続き、第1点灯領域と第2点灯領域を設定し、ステップS5へ進む。なお、ステップS4が、点灯領域設定部33に相当する。即ち、ステップS4が、第1点灯領域設定部33aと第2点灯領域設定部33bに相当する。
ここで、「第1点灯領域A1」は、図3に示すように、ラウンドアバウトRAから第1点灯位置101までに設定する。このラウンドアバウトRAから第1点灯位置101までの距離は例えば30mに設定される。
次に、図6~図10に基づいて、「第2点灯領域」を説明する。なお、地図データ情報や目標経路によって第2点灯領域が変更されるため、便宜上、第2点灯領域を、左折時/第1右折時/第2右折時/直進時によって区別する。
まず、図6に示す第1目標経路TR1では、自車出口EXが最初の出口であるから第2点灯領域が設定されないときに該当する。このため、第1目標経路TR1では、第2点灯領域は設定されない。
そして、図7に示す第2目標経路TR2から図10の第5目標経路TR5までは、自車出口EXが最初の出口より後の出口であるから第2点灯領域が設定されるときに該当する。このため、第2目標経路TR2から第5目標経路TR5までは、第2点灯領域が設定される。第2点灯領域は、自車出口EXの一つ前の出口(接続路)を通過した通過位置から自車出口EX(接続路)の手前の手前位置までに設定される。
ここで、「通過位置」について説明する。まず、一つ前の出口と接続される接続路(以下、「一つ前の接続路」とも記載する)の直線部分をラウンドアバウトRAへ延長して、環状路CR上に二本の延長線を設定する。そして、二本の延長線と自車Vの目標経路との交差位置のうち、自車Vの目標経路において遠い側の交差位置を通過位置とする。「手前位置」について説明する。まず、自車出口と接続される接続路(以下、「自車出口の接続路」とも記載する)の直線部分をラウンドアバウトRAへ延長して、環状路CR上に二本の延長線を設定する。そして、二本の延長線のうち、自車Vの目標経路と交差する交差位置を手前位置とする。換言すると、二本の延長線と自車Vの目標経路との交差位置のうち、自車Vの目標経路において近い側の交差位置を手前位置とする。なお、接続路がラウンドアバウトへの進入路とラウンドアバウトからの退出路に分離している場合について上記と相違する部分のみ説明する。一つ前の接続路が分離している場合には、退出路の直線部分をラウンドアバウトRAへ延長して、環状路CR上に二本の延長線を設定する。自車出口の接続路が分離している場合には、退出路の直線部分をラウンドアバウトRAへ延長して、環状路CR上に二本の延長線を設定する。
通過位置と手前位置の具体例を、図3に基づいて説明する。なお、図3において、一つ前の出口の接続路を第3接続路R3とし、自車出口の接続路を第4接続路R4とし、目標経路を目標経路TRとする場合で説明する。この場合において、まず通過位置を説明する。第3接続路R3の直線部分をラウンドアバウトRAへ延長して、環状路CR上に二本の延長線L11、L12を設定する。二本の延長線L11、L12と自車Vの目標経路TRとの交差位置のうち、自車Vの目標経路TRにおいて遠い側の交差位置(延長線L12)を通過位置とする。続いて、手前位置について説明する。第4接続路R4の直線部分をラウンドアバウトRAへ延長して、環状路CR上に二本の延長線L21、L22を設定する。二本の延長線L21、L22のうち、自車Vの目標経路TRと交差する交差位置(延長線L21)を手前位置とする。なお、図3に示すように、延長線L22と目標経路TRは交差しない。以下、図7に示す第2目標経路TR2から図10の第5目標経路TR5までの第2点灯領域をそれぞれ説明する。
まず、図7に示す第2目標経路TR2では、左折時の第2点灯領域A2(ドットで塗りつぶされた領域)を設定する。左折時の第2点灯領域A2は、図7に示す第2目標経路TR2に基づいて、自車出口EXの一つ前の第2接続路R2を自車Vが通過した第2通過位置202から自車出口EXの第3接続路R3の手前の第3手前位置300までに設定される。
次いで、図8に示す第3目標経路TR3では、第1右折時の第2点灯領域A3(ドットで塗りつぶされた領域)を設定する。なお、図8に示す第3目標経路TR3において、自車出口EXの一つ前の第4接続路R4は、車両がラウンドアバウトRAから第4接続路R4へ進入するのみの一方通行の道路である。第1右折時の第2点灯領域A3は、図8に示す第3目標経路TR3に基づいて、自車出口EXの一つ前の第4接続路R4を自車Vが通過した第4通過位置402から自車出口EXの第5接続路R5の手前の第5手前位置500までに設定される。
次いで、図9に示す第4目標経路TR4では、第2右折時の第2点灯領域A4(ドットで塗りつぶされた領域)を設定する。なお、図9に示す第4目標経路TR4において、自車出口EXの一つ前の第4接続路R4は、第4進入路R41と第4退出路R42を有する。ここで、第4進入路R41は、車両が第4接続路R4からラウンドアバウトRAへ進入する道路である。第4退出路R42は、車両がラウンドアバウトRAから第4接続路R4へ退出する道路である。このため、第4進入路R41は、第4進入路R41からラウンドアバウトRAへ他車が進入してくる可能性がある道路である。第2右折時の第2点灯領域A4は、図9に示す第4目標経路TR4に基づいて、自車出口EXの一つ前の第4退出路R42を自車Vが通過した第4分離位置401(通過位置)から自車出口EXの第5接続路R5の手前の第5手前位置500までに設定される。
続いて、図10に示す第5目標経路TR5では、直進時の第2点灯領域A5(ドットで塗りつぶされた領域)を設定する。直進時の第2点灯領域A5は、図10に示す第5目標経路TR5に基づいて、自車出口EXの一つ前の第3接続路R3を自車Vが通過した第3通過位置302から自車出口EXの第4接続路R4の手前の第4手前位置400までに設定される。
なお、自車出口EXと接続される接続路が第6接続路R6や第1退出路R12であるときも、第2点灯領域は同様に設定される。
ステップS5では、ステップS4での第1点灯領域A1と第2点灯領域A2~A5の設定に続き、自車Vが第1点灯領域A1に到達したか否かを判断する。そして、YES(第1点灯領域A1へ到達)の場合は、ステップS6へ進み、NO(第1点灯領域A1へ未到達)の場合は、ステップS5の流れを繰り返す。なお、ステップS5が、第1点灯領域到達判断部34に相当する。
ここで、「自車Vが第1点灯領域A1に到達したか否か」は、道のり距離の比率で判断する。即ち、「自車Vが第1点灯領域A1に到達したか否か」は、所定距離D(50m)と、所定位置100から自車位置までの道のり距離(変数)と、の比率で判断される(図3参照)。例えば、道のり距離の比率が0.4以上1.0以下のとき、自車Vが第1点灯領域A1に到達したと判断する。
ステップS6では、ステップS5での第1点灯領域A1へ到達との判断に続き、目標経路情報に基づいてラウンドアバウトRAにおける自車入口ENと自車出口EXの位置関係を判断する。そして、ステップS6では、出入口の位置関係が左ウィンカーを点灯させる条件であるか否かを判断する。そして、YES(左ウィンカー点灯条件成立)の場合は、ステップS11へ進み、NO(左ウィンカー点灯条件不成立)の場合は、ステップS7へ進む。なお、左ウィンカー点灯条件は後述する。また、ステップS6が、位置関係判断部36に相当する。
ステップS7では、ステップS6での左ウィンカー点灯条件不成立との判断に続き、目標経路情報に基づいてラウンドアバウトRAにおける自車入口ENと自車出口EXの位置関係を判断する。そして、ステップS7では、出入口の位置関係が右ウィンカーを点灯させる条件であるか否かを判断する。そして、YES(右ウィンカー点灯条件成立)の場合は、ステップS31へ進み、NO(右ウィンカー点灯条件不成立)の場合は、ステップS41へ進む。なお、ステップS7が、位置関係判断部36に相当する。
ここで、図11に基づいて、ステップS6とステップS7における自車入口ENと自車出口EXの位置関係の判断について説明する。位置関係は、自車入口ENと自車出口EXとの相対角度θから判断する。相対角度θについて、図11に示すような、環状路CRに六本の道路R1~R6がそれぞれ接続されているラウンドアバウトRAで説明する。相対角度θは、ラウンドアバウトRAの中心CEから見た自車入口ENと自車出口EXの位置から計算する。なお、自車出口の全体(円形の破線L1と接続路との境界)が、相対角度θ内に収まるとき、以下の各条件に該当する。このため、自車入口をゼロ度とする。図11では、自車入口ENである第1進入路R11をゼロ度として説明する。
相対角度θがゼロ度より大きく第1角度θ1(例えば144度)以下のとき、出入口の位置関係が左ウィンカーを点灯させる条件に該当する。図11では、自車出口EXと接続される接続路が第2接続路R2又は第3接続路R3のとき、左ウィンカーを点灯させる条件に該当する。このとき、ステップS6にて左ウィンカー点灯条件であると判断されるときである。
相対角度θが第1角度θ1より大きく第2角度θ2(例えば216度)以下のとき、出入口の位置関係が左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯させない条件に該当する。図11では、自車出口EXと接続される接続路が第4接続路R4のとき、左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯させない条件に該当する。このとき、ステップS6にて左ウィンカー点灯条件ではないと判断され、かつ、ステップS7にて右ウィンカー点灯条件ではないと判断されるときである。なお、例えば、自車出口EXと接続される第3接続路R3であって、このときの自車出口EXの一部が「θ1<相対角度≦θ2」内にあるとき、第3接続路R3は左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯させない条件に該当する。
相対角度θが第2角度θ2より大きく第3角度θ3(例えば360度)以下のとき、出入口の位置関係が右ウィンカーを点灯させる条件に該当する。図11では、自車出口EXと接続される接続路が第5接続路R5、第6接続路R6又は第1退出路R12のとき、右ウィンカーを点灯させる条件に該当する。このとき、ステップS6にて左ウィンカー点灯条件ではないと判断され、かつ、ステップS7にて右ウィンカー点灯条件であると判断されるときである。なお、「自車出口EXが第1退出路R12のとき」とは、自車Vが転回するときに相当する。また、例えば、自車出口EXと接続される第4接続路R4であって、このときの自車出口EXの一部が「θ2<相対角度≦θ3」内にあるとき、第4接続路R4は右ウィンカーを点灯させる条件に該当する。
ステップS11では、ステップS6での左ウィンカー点灯条件成立との判断に続き、左ウィンカーの点灯を決定する制御を行い、ステップS12へ進む。これにより、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーが点灯される。ここで、「ウィンカー消灯状態」とは、左右方向を示すウィンカー6のうちどちらも点灯していない状態をいう。なお、ステップS11、S16、S20、S21、S24、S31,S33、S41が、ウィンカー制御部38に相当する。
ステップS12では、ステップS11での左ウィンカーの点灯決定に続き、目標経路情報に基づいてラウンドアバウトにおける自車入口ENと自車出口EXの位置関係を判断し、出入口の位置関係が隣接関係か否かを判断する。そして、YES(隣接関係である)の場合は、ステップS15へ進み、NO(隣接関係ではない)の場合は、ステップS20へ進む。なお、ステップS12が、位置関係判断部36に相当する。
ここで、「出入口の位置関係が隣接関係」とは、例えば、図11において、自車入口ENが第1接続路R1であり、自車出口EXと接続される接続路が第2接続路R2のときである。つまり、図6に示すように自車Vが走行するとき、出入口の位置関係が隣接関係と判断される。なお、ステップS6の判断が否定されることにより、図11において自車入口ENが第1進入路R11であって自車出口EXと接続される接続路が第6接続路R6や第1退出路R12であるときは、出入口の位置関係が隣接関係と判断されない。
ステップS15では、ステップS12の隣接関係であるとの判断に続き、自車VがラウンドアバウトRAから退出したか否かを判断する。そして、YES(自車退出)の場合は、ステップS16へ進み、NO(自車未退出)の場合は、ステップS15を繰り返す。なお、ステップS15が、ラウンドアバウト退出判断部37に相当する。
ここで、「自車VがラウンドアバウトRAから退出したか否か」は、例えば、図6において、自車VがラウンドアバウトRAから退出したとき、ステップS15にて自車退出と判断される。自車VがラウンドアバウトRAから退出したか否かは、自車位置情報等に基づいて判断される。
ステップS16では、ステップS15及びステップS25での自車退出との判断に続き、左ウィンカーの消灯を決定する制御を行い、エンドへ進む。これにより、左ウィンカーが消灯して、ウィンカー消灯状態になる。
ステップS20では、ステップS12での隣接関係ではないとの判断に続き、自車Vが環状路CRに進入したか否かが判断される。そして、YES(環状路へ進入した)の場合は、ステップS21へ進み、NO(環状路へ進入していない)の場合は、ステップS20を繰り返す。
ここで、「自車Vが環状路CRに進入したか否か」は、自車Vが自車入口ENを通過し、環状路CR内に進入したとき、自車Vが環状路CRに進入したと判断する。自車Vが環状路CRに進入したか否かは、自車位置情報等に基づいて判断される。
ステップS21では、ステップS20での自車Vが環状路CRへ進入したとの判断に続き、左ウィンカーの消灯を決定する制御を行い、ステップS22へ進む。これにより、左ウィンカーが消灯して、ウィンカー消灯状態になる。
ステップS22では、ステップS21での左ウィンカー消灯の決定に続き、自車VがラウンドアバウトRAを走行中に、自車Vが左折時の第2点灯領域A2に到達したか否かを判断する(図7参照)。そして、YES(第2点灯領域A2へ到達)の場合は、ステップS24へ進み、NO(第2点灯領域A2へ未到達)の場合は、ステップS22を繰り返す。なお、ステップS22が、第2点灯領域到達判断部35に相当する。
ここで、「自車Vが左折時の第2点灯領域A2に到達したか否か」は、道のり距離の比率で判断する。即ち、「自車Vが左折時の第2点灯領域A2に到達したか否か」は、第1点灯位置101から自車出口EXまでの道のり距離と、第1点灯位置101から自車位置までの道のり距離(変数)と、の比率で判断される(図7参照)。例えば、道のり距離の比率が0.8以上1.0以下のとき、自車Vが左折時の第2点灯領域A2に到達したと判断する。
ステップS24では、ステップS22での第2点灯領域A2又はステップS42での第2点灯領域A5への到達との判断、或いは、ステップS33の右ウィンカー消灯の決定に続き、左ウィンカーの点灯を決定する制御を行い、ステップS25へ進む。これにより、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーが点灯される。
ステップS25では、ステップS24での左ウィンカー点灯の決定に続き、自車VがラウンドアバウトRAから退出したか否かを判断する。そして、YES(自車退出)の場合は、ステップS16へ進み、NO(自車未退出)の場合は、ステップS25を繰り返す。なお、ステップS25が、ステップS15と同様にラウンドアバウト退出判断部37に相当する。
ここで、「自車VがラウンドアバウトRAから退出したか否か」は、例えば、図7~図10において、自車VがラウンドアバウトRAから退出したとき、ステップS25にて自車退出と判断される。自車VがラウンドアバウトRAから退出したか否かは、自車位置情報等に基づいて判断される。
ステップS31では、ステップS7での右ウィンカー点灯条件成立との判断に続き、右ウィンカーの点灯を決定する制御を行い、ステップS32へ進む。これにより、ウィンカー消灯状態から右ウィンカーが点灯される。
ステップS32では、ステップS31での右ウィンカー点灯の決定に続き、自車VがラウンドアバウトRAを走行中に、自車Vが第1右折時の第2点灯領域A3又は第2右折時の第2点灯領域A4に到達したか否かを判断する(図8又は図9参照)。そして、YES(第2点灯領域A3/A4へ到達)の場合は、ステップS33へ進み、NO(第2点灯領域A3/A4へ未到達)の場合は、ステップS32を繰り返す。なお、ステップS32が、第2点灯領域到達判断部35に相当する。
ここで、「自車Vが第1右折時の第2点灯領域A3又は第2右折時の第2点灯領域A4に到達したか否か」は、道のり距離の比率で判断する。道のり距離の比率で判断する方法は、S22と同様であるので説明を省略する(図8又は図9参照)。
ステップS33では、ステップS32での第2点灯領域A3/A4へ到達との判断に続き、右ウィンカーの消灯を決定する制御を行い、ステップS24へ進む。これにより、右ウィンカーが消灯して、ウィンカー消灯状態になる。
ステップS41では、ステップS7での右ウィンカー点灯条件不成立との判断に続き、左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯させないことを決定する制御を行い、ステップS42へ進む。これにより、左右方向を示すウィンカー6のうちどちらも点灯しない。
ステップS42では、ステップS41でのウィンカー6を点灯させないとの決定に続き、自車VがラウンドアバウトRAを走行中に、自車Vが直進時の第2点灯領域A5に到達したか否かを判断する(図10参照)。そして、YES(第2点灯領域A5へ到達)の場合は、ステップS24へ進み、NO(第2点灯領域A5へ未到達)の場合は、ステップS42を繰り返す。なお、ステップS42が、第2点灯領域到達判断部35に相当する。
ここで、「自車Vが直進時の第2点灯領域A5に到達したか否か」は、道のり距離の比率で判断する。道のり距離の比率で判断する方法は、S22と同様であるので説明を省略する(図10参照)。
次に、実施例1の作用を、図3~図11に基づいて、「走行支援制御作用」を説明する。
以下、走行支援制御作用を、「第1目標経路TR1の走行支援制御作用」、「第2目標経路TR2の走行支援制御作用」、「第3目標経路TR3の走行支援制御作用」、「第4目標経路TR4の走行支援制御作用」、「第5目標経路TR5の走行支援制御作用」、に分けて説明する。
まず、第1目標経路TR1の走行支援制御作用を説明する。
図4の制御処理をスタートし、S1で目標経路等が生成され、S2で自車周囲情報が取得され、S2からS3へ進む。S3のラウンドアバウト到達判断が肯定されると、S3からS4へと進む。S4で第1点灯領域A1が設定され、S4からS5へ進む。なお、第1目標経路TR1では、S4において第2点灯領域が設定されない。S5では、しばらくの間、第1点灯領域到達判断が否定される。そして、S5の第1点灯領域到達判断が肯定されると、S5からS6へ進む。S6では左ウィンカー点灯の条件成立判断が肯定され、S6からS11へ進む。S11で左ウィンカーが点灯され、S11からS12へ進む。S12では隣接関係判断が肯定され、S12からS15へ進む。S15では、しばらくの間、自車退出判断が否定される。そして、S15での自車退出判断が肯定されると、S15からS16へ進む。S16では、左ウィンカーが消灯され、S16からエンドへ進む。
続いて、図6に基づいて、第1目標経路TR1を走行する自車Vの動作を説明する。
時刻t11までの間、自車VがラウンドアバウトRAに到達していない。時刻t11のまでの間が、図4のS1、S2、S3の「NO」の順で繰り返される流れに相当する。
時刻t11のとき、自車VがラウンドアバウトRAに到達して、第1点灯領域A1が設定され、時刻t11から時刻t12までの間、自車Vが第1点灯領域A1に到達していない。なお、第1目標経路TR1では、第2点灯領域が設定されない。時刻t11のときが、図4のS3の「YES」、S4、S5への流れに相当し、時刻t11から時刻t12までの間が図4のS5の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t12のとき、自車Vが第1点灯領域A1に到達して、左ウィンカー点灯条件が成立する。このため、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーの点灯へ切り替えられる。そして、第1目標経路TR1では、出入口の位置関係が隣接関係である。時刻t12のときが、図4のS5の「YES」、図5のS6の「YES」、S11、S12の「YES」、S15への流れに相当する。
時刻t13のとき、自車Vが自車入口ENに到達して、環状路CRへ進入しようとしているときである。時刻t13から時刻t16までの間、自車Vが環状路CRを走行する。時刻t12から時刻t16までの間が、図5のS15の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t16のとき、自車Vが自車出口EXを通過してラウンドアバウトRAから退出し、第2接続路R2への進入が完了する。このため、左ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態へ切り替えられる。時刻t16のときが、図5のS15の「YES」、S16、エンドへの流れに相当する。
これにより、自車VがラウンドアバウトRAへ進入するとき、左ウィンカーの点灯により自車周辺の他車V1、V2に対して自車の行動計画を伝えることができる。更に、自車Vが自車入口ENからラウンドアバウトRAを退出するまでの間、左ウィンカーの点灯を継続することにより自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第2接続路R2へ曲がる行動計画を伝えることができる。換言すると、左ウィンカーの点灯を継続することにより、他車V2は自車VのラウンドアバウトRAから第2接続路R2への走行(自車VのラウンドアバウトRAからの退出)に備えることができる。
なお、他車V1は、自車Vが第1進入路R11を走行中の後続車を示す。他車V2は、自車Vが環状路CRへ進入するとき環状路CRを走行中の車両を示すと共に、自車Vが環状路CRを走行中の後続車を示す。
次に、第2目標経路TR2の走行支援制御作用を説明する。なお、図4の制御処理をスタートしてから図5のS12までの流れとS16からエンドへ進む流れは、第1目標経路TR1の走行支援制御作用と同様であるので説明を省略する。ただし、第2目標経路TR2では、ステップS4において左折時の第2点灯領域A2を設定する点で、第1目標経路TR1のS4とは相違する。
S12では隣接関係判断が否定され、S12からS20へ進む。S20では、しばらくの間、環状路への進入判断が否定される。そして、S20での環状路への進入判断が肯定されると、S20からS21へ進む。S21では左ウィンカーが消灯され、S21からS22へ進む。S22では、しばらくの間、左折時の第2点灯領域到達判断が否定される。そして、S22の左折時の第2点灯領域到達判断が肯定されると、S22からS24へ進む。S24では左ウィンカーが点灯され、S24からS25へと進む。S25では、しばらくの間、自車退出判断が否定される。そして、S25での自車退出判断が肯定されると、S25からS16へ進む。
続いて、図7に基づいて、第2目標経路TR2を走行する自車Vの動作を説明する。なお、図7の時刻t22までの間は、図6の時刻t12までの間と同様であるので説明を省略する。ただし、第2目標経路TR2では、時刻t21のとき、左折時の第2点灯領域A2を設定する点で、第1目標経路TR1の時刻t11のときとは相違する。
時刻t22のとき、自車Vが第1点灯領域A1に到達して、左ウィンカー点灯条件が成立する。このため、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーの点灯へ切り替えられる。そして、第2目標経路TR2では、出入口の位置関係が隣接関係ではない。時刻t22のときが、図4のS5の「YES」、図5のS6の「YES」、S11、S12の「NO」、S20への流れに相当する。
時刻t23のとき、自車Vが自車入口ENに到達して、環状路CRへ進入しようとしているときである。時刻t22から時刻t24までの間が、図5のS20の「NO」が繰り返される流れに相当する。なお、時刻t23から時刻t26までの間、自車Vが環状路CRを走行する。
時刻t24のとき、自車Vが環状路CRへ進入する。このため、左ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態へ切り替えられる。時刻t24から時刻t25までの間、左ウィンカーの消灯が継続され、自車Vが左折時の第2点灯領域A2に到達していない。時刻t24のときが、図5のS20の「YES」、S21、S22への流れに相当する。時刻t24から時刻t25までの間が、図5のS22の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t25のとき、自車Vが左折時の第2点灯領域A2に到達する。このため、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーの点灯へ切り替えられる。時刻t25のときが、図5のS22の「YES」、S24、S25への流れに相当する。時刻t25から時刻t26までの間が、図5のS25の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t26のとき、自車Vが自車出口EXを通過してラウンドアバウトRAから退出し、第3接続路R3への進入が完了する。このため、左ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態へ切り替えられる。時刻t26のときが、図5のS25の「YES」、S16、エンドへの流れに相当する。
これにより、自車VがラウンドアバウトRAへ進入するとき、左ウィンカーの点灯により自車周辺の他車V1、V2に対して自車の行動計画を伝えることができる。更に、自車Vが環状路CRへ進入した後から自車Vが左折時の第2点灯領域A2に到達するまでの間(自車Vが環状路CRを走行中)、左ウィンカーの消灯を継続する。これにより、自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第2接続路R2へ曲がらない行動計画を伝えることができる。更にまた、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、自車Vが左折時の第2点灯領域A2へ到達すると、左ウィンカーの再点灯により自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第3接続路R3へ曲がる行動計画を伝えることができる。換言すると、左ウィンカーの再点灯により他車V2は自車VのラウンドアバウトRAから第3接続路R3への走行(自車VのラウンドアバウトRAからの退出)に備えることができる。なお、他車V1~V2は、第1目標経路TR1の走行支援制御作用での他車V1~V2と同様であるので説明を省略する。
次に、第3目標経路TR3の走行支援制御作用を説明する。なお、図4の制御処理をスタートしてから図5のS6までの流れとS24からエンドへ進む流れは、第2目標経路TR2の走行支援制御作用と同様であるので説明を省略する。ただし、第3目標経路TR3では、ステップS4において第1右折時の第2点灯領域A3を設定する点で、第2目標経路TR2のS4とは相違する。
S6では左ウィンカー点灯の条件成立判断が否定され、S6からS7へ進む。S7では右ウィンカー点灯の条件成立判断が肯定され、S7からS31へ進む。S31で右ウィンカーが点灯され、S31からS32へ進む。S32では、しばらくの間、第1右折時の第2点灯領域到達判断が否定される。そして、S32の第1右折時の第2点灯領域到達判断が肯定されると、S32からS33へ進む。S33では右ウィンカーが消灯され、S33からS24へ進む。
続いて、図8に基づいて、第3目標経路TR3を走行する自車Vの動作を説明する。なお、図8の時刻t32までの間は、図7の時刻t22までの間と同様であるので説明を省略する。ただし、第3目標経路TR3では、時刻t31のとき、第1右折時の第2点灯領域A3を設定する点で、第2目標経路TR2の時刻t21のときとは相違する。
時刻t32のとき、自車Vが第1点灯領域A1に到達して、左ウィンカー点灯条件が成立せず、右ウィンカー点灯条件が成立する。このため、ウィンカー消灯状態から右ウィンカーの点灯へ切り替えられる。時刻t32のときが、図4のS5の「YES」、図5のS6の「NO」、S7の「YES」、S31、S32への流れに相当する。
時刻t33のとき、自車Vが自車入口ENに到達して、環状路CRへ進入しようとしているときである。時刻t32から時刻t35までの間、右ウィンカーの点灯が継続され、自車Vが第1右折時の第2点灯領域A3に到達していない。なお、時刻t33から時刻t36までの間、自車Vが環状路CRを走行する。時刻t32から時刻t35までの間が、図5のS32の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t35のとき、自車Vが第1右折時の第2点灯領域A3に到達する。このため、右ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態へ切り替えられると共に、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーの点灯へ切り替えられる。即ち、右ウィンカーの点灯から左ウィンカーの点灯に切り替えられる。時刻t35のときが、図5のS32の「YES」、S33、S24、S25への流れに相当する。時刻t35から時刻t36までの間が、図5のS25の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t36のとき、自車Vが自車出口EXを通過してラウンドアバウトRAから退出し、第5接続路R5への進入が完了する。このため、左ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態へ切り替えられる。時刻t36のときが、図5のS25の「YES」、S16、エンドへの流れに相当する。
これにより、自車VがラウンドアバウトRAへ進入するとき、右ウィンカーの点灯により自車周辺の他車V1、V2に対して自車の行動計画を伝えることができる。更に、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)を走行中であって、自車Vが第1右折時の第2点灯領域A3に到達するまでの間、右ウィンカーの点灯を継続する。これにより、自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第2接続路R2~第4接続路R4へ曲がらない行動計画を伝えることができる。更にまた、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、自車Vが第1右折時の第2点灯領域A3へ到達すると、右ウィンカーの点灯から左ウィンカーの点灯へ切り替える。これにより、自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第5接続路R5へ曲がる行動計画を伝えることができる。換言すると、右ウィンカーの点灯から左ウィンカーの点灯への切り替えにより他車V2は自車VのラウンドアバウトRAから第5接続路R5への走行(自車VのラウンドアバウトRAからの退出)に備えることができる。なお、他車V1~V2は、第1目標経路TR1の走行支援制御作用での他車V1~V2と同様であるので説明を省略する。
次に、第4目標経路TR4の走行支援制御作用を説明する。なお、図4の制御処理をスタートしてから図5のエンドへ進む流れは、第3目標経路TR3の走行支援制御作用と同様であるので説明を省略する。ただし、第4目標経路TR4では、ステップS4において第2右折時の第2点灯領域A4を設定する点、及び、ステップS32において自車が第2右折時の第2点灯領域A4に到達したか否かを判断する点で、第3目標経路TR3のS4及びS32とは相違する。
続いて、図9に基づいて、第4目標経路TR4を走行する自車Vの動作を説明する。なお、図9の時刻t33のときまでは、図8の時刻t33のときまでと同様であるので説明を省略する。ただし、第4目標経路TR4では、時刻t31のとき、第2右折時の第2点灯領域A4を設定する点で、第3目標経路TR3の時刻t31のときとは相違する。
時刻t32から時刻t34までの間、右ウィンカーの点灯が継続され、自車Vが第2右折時の第2点灯領域A4に到達していない。なお、時刻t33から時刻t36までの間、自車Vが環状路CRを走行する。時刻t32から時刻t34までの間が、図5のS32の「NO」が繰り返される流れに相当する。
ここで、第4目標経路TR4は、第3目標経路TR3とは異なり、第4進入路R41からラウンドアバウトRAへ他車V6が進入してくる。このため、第2右折時の第2点灯領域A4は、第1右折時の第2点灯領域A3よりも第3接続路R3に近い位置から自車出口EXの第5接続路R5の手前の位置までに設定されている。これにより、第4目標経路TR4では、第3目標経路TR3の時刻t35よりも時間が速い時刻t34のとき、自車Vが第2右折時の第2点灯領域A4に到達する。このため、右ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態へ切り替えられると共に、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーの点灯へ切り替えられる。即ち、右ウィンカーの点灯から左ウィンカーの点灯に切り替えられる。時刻t34のときが、図5のS32の「YES」、S33、S24、S25への流れに相当する。時刻t34から時刻t36までの間が、図5のS25の「NO」が繰り返される流れに相当する。なお、時刻t36は、第3目標経路TR3の時刻t36と同様であるので説明を省略する。
これにより、自車VがラウンドアバウトRAへ進入するとき、右ウィンカーの点灯により自車周辺の他車V1、V2に対して自車の行動計画を伝えることができる。更に、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)を走行中であって、自車Vが第2右折時の第2点灯領域A4に到達するまでの間、右ウィンカーの点灯を継続する。これにより、自車周辺の特に他車V2、V3に対して自車Vが第2接続路R2、第3接続路R3及び第4退出路R42へ曲がらない行動計画を伝えることができる。換言すると、右ウィンカーの点灯を継続することにより、他車V3は環状路CRへ進入せず自車Vを優先する。更にまた、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、自車Vが第2右折時の第2点灯領域A4へ到達すると、右ウィンカーの点灯から左ウィンカーの点灯へ切り替える。これにより、自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第5接続路R5へ曲がる行動計画を伝えることができる。換言すると、右ウィンカーの点灯から左ウィンカーの点灯への切り替えにより他車V2は自車VのラウンドアバウトRAから第5接続路R5への走行(自車VのラウンドアバウトRAからの退出)に備えることができる。
なお、他車V1~V2は、第1目標経路TR1の走行支援制御作用での他車V1~V2と同様であるので説明を省略する。他車V3は、自車Vが環状路CRを走行中に、第4進入路R41から環状路CRへ進入しようとしている車両を示す。
最後に、第5目標経路TR5の走行支援制御作用を説明する。なお、図4の制御処理をスタートしてから図5のS7までの流れとS24からエンドへ進む流れは、第3目標経路TR3の走行支援制御作用と同様であるので説明を省略する。ただし、第5目標経路TR5では、ステップS4において直進時の第2点灯領域A5を設定する点で、第3目標経路TR3のS4とは相違する。
S7では右ウィンカー点灯の条件成立判断が否定され、S7からS41へ進む。S41では左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯せず、S41からS42へ進む。S42では、しばらくの間、直進時の第2点灯領域到達判断が否定される。そして、S42の直進時の第2点灯領域到達判断が肯定されると、S42からS24へ進む。
続いて、図10に基づいて、第5目標経路TR5を走行する自車Vの動作を説明する。なお、図10の時刻t42までの間は、図7の時刻t22までの間と同様であるので説明を省略する。ただし、第5目標経路TR5では、時刻t41のとき、直進時の第2点灯領域A5を設定する点で、第2目標経路TR2の時刻t21のときとは相違する。
時刻t42のとき、自車Vが第1点灯領域A1に到達して、左ウィンカー点灯条件及び右ウィンカー点灯条件が成立しない。このため、左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯しない(ウィンカー消灯状態)。時刻t42のときが、図4のS5の「YES」、図5のS6の「NO」、S7の「NO」、S41、S42への流れに相当する。
時刻t43のとき、自車Vが自車入口ENに到達して、環状路CRへ進入しようとしているときである。時刻t42から時刻t45までの間、ウィンカー消灯状態が継続され、自車Vが直進時の第2点灯領域A5に到達していない。なお、時刻t43から時刻t46までの間、自車Vが環状路CRを走行する。時刻t42から時刻t45までの間が、図5のS42の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t45のとき、自車Vが直進時の第2点灯領域A5に到達する。このため、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーの点灯へ切り替えられる。時刻t45のときが、図5のS42の「YES」、S24、S25への流れに相当する。時刻t45から時刻t46までの間が、図5のS25の「NO」が繰り返される流れに相当する。
時刻t46のとき、自車Vが自車出口EXを通過してラウンドアバウトRAから退出し、第4接続路R4への進入が完了する。このため、左ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態へ切り替えられる。時刻t46のときが、図5のS25の「YES」、S16、エンドへの流れに相当する。
これにより、自車VがラウンドアバウトRAへ進入するとき、左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯しない消灯状態により自車周辺の他車V1、V2に対して自車の行動計画を伝えることができる。更に、自車Vが環状路CRを走行中であって、自車Vが直進時の第2点灯領域A5に到達するまでの間、左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯しない消灯状態を継続する。これにより、自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第2接続路R2及び第3接続路R3へ曲がらない行動計画を伝えることができる。更にまた、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、自車Vが直進時の第2点灯領域A5へ到達すると、左ウィンカーの点灯により、自車周辺の特に他車V2に対して自車Vが第4接続路R4へ曲がる行動計画を伝えることができる。換言すると、左ウィンカーの点灯により他車V2は自車VのラウンドアバウトRAから第4接続路R4への走行(自車VのラウンドアバウトRAからの退出)に備えることができる。なお、他車V1~V2は、第1目標経路TR1の走行支援制御作用での他車V1~V2と同様であるので説明を省略する。
このように、第1目標経路TR1~第5目標経路TR5の走行支援制御作用では、自車VがラウンドアバウトRAへ進入するとき、ウィンカー6のどちらかを点灯するかどちらも点灯しないことにより自車周辺の他車に対して自車の行動計画を伝えることができる。更に、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、左ウィンカーの点灯により、自車周辺の他車に対して自車Vが各接続路R2~R5へ曲がる行動計画を伝えることができる。
ここで、第1目標経路TR1~第5目標経路TR5において、各自車出口EXと接続される各接続路が進入路と退出路に分離されている場合であって、進入路から環状路CRへ進入しようとしている他車がある場合について説明する。このような場合、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、左ウィンカーを点灯することにより、自車周辺のその他車に対して自車Vが接続路の退出路へ曲がる行動計画を伝えることができる。換言すると、左ウィンカーの点灯により、その他車は環状路CRへの進入を開始できる。
更に、第2目標経路TR2において、最初の出口と接続される第2接続路R2が進入路と退出路に分離されている場合であって、第2接続路R2の進入路から環状路CRへ進入しようとしている他車がある場合について説明する。このような場合、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入した後に左ウィンカーを消灯することにより、自車周辺のその他車に対して自車Vが第2接続路R2の退出路へ曲がらない行動計画を伝えることができる。換言すると、左ウィンカーの消灯により、その他車は環状路CRへ進入せず自車Vを優先する。
以上説明したように、実施例1の走行支援方法及び走行支援援置にあっては、下記に列挙する効果が得られる。
(1)自車Vを走行させる走行ルート(目標経路)を算出し、走行ルート(目標経路)に基づいて走行支援制御を実行するコントローラ(認識判断プロセッサ3)を備える(図1と図2)。この走行支援方法において、走行ルート(目標経路)に基づいて、自車VのラウンドアバウトRAからの退出を示す方向指示灯(ウィンカー6)を点灯する退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)を設定する(図7~図10)。自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)を走行中に、自車Vが点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したか否かを判断する(図5のS22、S32、S42)。自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、自車Vが点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したと判断されると、自車VのラウンドアバウトRAからの退出を示す方向指示灯(ウィンカー6、左ウィンカー)の点灯を決定する制御を行う(図5のS24)。
このように、自車Vが走行予定の目標経路に合わせて自車VのラウンドアバウトRAからの退出を示すウィンカー6を決定する制御を行うことにより、この決定に基づき左ウィンカーが制御される。この結果、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、方向指示により自車周辺の他車に対して自車Vの行動計画を伝える走行支援方法を提供することができる。
(2)点灯領域(第2点灯領域A2~A5)は、走行ルート(目標経路)に基づいてラウンドアバウトRAにおける自車Vの自車入口ENと自車Vの自車出口EXの位置関係から設定する(図4のS4)。
このように、退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)を自車入口ENと自車出口EXの位置関係から設定することにより、自車Vが退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したと判断されると、左ウィンカーが点灯される。このため、位置関係に合ったタイミングにて、方向指示により自車周辺の他車に対して自車Vの行動計画を伝えることができる。
(3)自車出口EXがラウンドアバウトRAに入った(第2接続路R2)より後の出口(第3接続路)であるとき、点灯領域(第2点灯領域A2~A5)は、以下のように設定する。自車出口EXの一つ前の出口を通過した通過位置(第2通過位置202、第3通過位置302、第4分離位置401、第4通過位置402)から自車出口EXの手前の手前位置(第3手前位置300、第4手前位置400、第5手前位置500)までに設定する。
このように、退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)を通過位置から手前位置までに設定することにより、自車Vが退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したと判断されると、左ウィンカーが点灯される。このため、ラウンドアバウトRAにおける自車Vの後続車は、自車VのラウンドアバウトRAからの退出に備えることができる。更に、自車出口EXの一つ前の出口と同一の接続路から環状路CRへ進入しようとしている他車は、環状路CRへの進入を開始せず、自車VのラウンドアバウトRAでの走行を優先する。更にまた、自車出口EXと接続される接続路(進入路)から環状路CRへ進入しようとしている他車は、環状路CRへの進入を開始できる。この結果、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)を走行中、自車Vが退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したと判断されたタイミングにて、方向指示により自車周辺の他車に対して自車Vの行動計画を精度良く伝えることができる。
(4)走行ルート(目標経路)に基づいて位置関係を判断する。自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入するとき、位置関係の判断に応じて左右方向を示す方向指示灯(ウィンカー6)のうちどちらかを点灯させるかどちらも点灯させないかを決定する制御を行う(図5のS11とS21とS31とS41)。以下の2つに該当するとき、点灯領域(第2点灯領域A2~A5)を設定しない(図5のS11からS16への流れ)。自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入するときに点灯する方向指示灯(ウィンカー6)の示す方向がラウンドアバウトRAを通行するときの回転方向(右回り)と反対方向(左ウィンカー)である(図5のS11)。更に、自車出口EXがラウンドアバウトRAに入った最初の出口(第2接続路R2)である(図5のS12からS15への流れ)。
このように、自車出口EXがラウンドアバウトRAに入った最初の出口であるとき、退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)を設定しないことにより、左ウィンカーの点灯が継続される。このため、環状路CRにおける自車Vの後続車は、自車VのラウンドアバウトRAからの退出に備えることができる。更に、自車出口EXと接続される接続路(進入路)から環状路CRへ進入しようとしている他車は、環状路CRへの進入を開始できる。この結果、自車出口EXがラウンドアバウトRAに入った最初の出口のとき、左ウィンカーの点灯が継続される方向指示により自車周辺の他車に対して自車Vの行動計画を精度良く伝えることができる。加えて、退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)を設定しないことにより、退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したか否かを判断しなくて良いので、制御への負担を軽減できる。
(5)ラウンドアバウトRAにおける自車Vの自車入口ENから自車VがラウンドアバウトRAを退出するまでの間、自車Vの現在位置と自車出口EXとの現在位置関係を逐次比較して、方向指示灯(ウィンカー6)の示す方向を切り替える切替条件が成立したか否かを判断する。切替条件が成立したとき、切替条件に基づき方向指示灯(ウィンカー6)の示す方向を切り替える(図5のS11からS21への流れ、図5のS21からS24への流れ、図5のS31からS33への流れ、図5のS33からS24への流れ、図5のS41からS24への流れ)。
このように、自車Vが自車入口ENから自車VがラウンドアバウトRAを退出するまでの間、ウィンカー6の示す方向を切り替えることにより、自車周辺の他車に対して自車VのラウンドアバウトRAでの行動計画を伝えることができる。この結果、自車Vが自車入口ENから自車VがラウンドアバウトRAを退出するまでの間、自車周辺の他車に対して自車VのラウンドアバウトRAでの行動計画を伝えることができる。
ここで、以下の全ての切り替えを切替条件という。一つは、図5のS11からS21への流れにおいて、左ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態への切り替えである。更に一つは、図5のS21からS24への流れ、図5のS33からS24への流れ及び図5のS41からS24への流れにおいて、ウィンカー消灯状態から左ウィンカーの点灯への切り替えである。もう一つは、図5のS31からS33への流れにおいて、右ウィンカーの点灯からウィンカー消灯状態への切り替えである。
(6)走行ルート(目標経路)に基づいて位置関係を判断する。自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入するとき、位置関係の判断に応じて左右方向を示す方向指示灯(ウィンカー6)のうちどちらかを点灯させるかどちらも点灯させないかを決定する制御を行う(図5のS11とS21とS31とS41)。以下の2つに該当するとき、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入した後に方向指示灯(ウィンカー6)を消灯する(図5のS20からS21への流れ)。まず一つは、自車VがラウンドアバウトRAへ進入するときに点灯する方向指示灯(ウィンカー6)の示す方向がラウンドアバウトRAを通行するときの回転方向(右回り)と反対方向(左ウィンカー)である(図5のS11)。もう一つは、自車出口EXがラウンドアバウトRAに入った最初の出口(第2接続路R2)より後の出口(第3接続路)である(図5のS12からS20への流れ)。
このように、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入した後に左ウィンカーを消灯することにより、自車周辺の後続車や最初の出口と接続される接続路(進入路)から環状路CRへ進入しようとしている他車に対して、自車出口EXが最初の出口ではないことを伝えることができる。この結果、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)を走行中、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入したタイミングで、自車周辺の他車に対して自車VのラウンドアバウトRAでの行動計画を伝えることができる。
(7)自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、最後に点灯する方向指示灯(ウィンカー6)の示す方向は、ラウンドアバウトRAを通行するときの回転方向(右回り)と反対方向(左ウィンカー)である(図5のS11からS15への流れ、図5のS21~S24への流れ、図5のS31からS24への流れ、図5のS41からS24への流れ)。
このように、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき左ウィンカーを点灯することにより、自車周辺の後続車や自車出口EXと接続される接続路(進入路)から環状路CRへ進入しようとしている他車に対して、自車VのラウンドアバウトRAからの退出を伝えることができる。この結果、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)を走行中、自車VがラウンドアバウトRAから退出するタイミングで、自車周辺の他車に対して自車VのラウンドアバウトRAでの行動計画を伝えることができる。
(8)自車を走行させる走行ルート(目標経路)を算出し、走行ルート(目標経路)に基づいて走行支援制御を実行するコントローラ(認識判断プロセッサ3)を備える(図1と図2)。この走行支援装置において、コントローラ(認識判断プロセッサ3)は、設定部(第2点灯領域設定部33b)と、点灯領域到達判断部(第2点灯領域到達判断部35)と、方向指示灯制御部(ウィンカー制御部38)と、を有する。設定部(第2点灯領域設定部33b)は、走行ルート(目標経路)に基づいて、自車VのラウンドアバウトRAからの退出を示す方向指示灯(ウィンカー6)を点灯する退出時の点灯領域(第2点灯領域A2~A5)を設定する(図7~図10)。点灯領域到達判断部(第2点灯領域到達判断部35)は、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)を走行中に、自車Vが点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したか否かを判断する(図5のS22、S32、S42)。方向指示灯制御部(ウィンカー制御部38)は、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、自車Vが点灯領域(第2点灯領域A2~A5)に到達したと判断されると、自車VのラウンドアバウトRAからの退出を示す方向指示灯(ウィンカー6、左ウィンカー)の点灯を決定する制御を行う(図5のS24)。
このように、自車Vが走行予定の目標経路に合わせて自車VのラウンドアバウトRAからの退出を示すウィンカー6を決定する制御を行うことにより、この決定に基づき左ウィンカーが制御される。この結果、自車VがラウンドアバウトRAから退出するとき、方向指示により自車周辺の他車に対して自車Vの行動計画を伝える走行支援装置方法を提供することができる。
以上、本開示の走行支援方法及び走行支援装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、自車VがラウンドアバウトRAに到達し(図4のS3の「YES」)、自車Vが第1点灯領域A1に到達したと判断される(図4のS5の「YES」)と、自車入口ENと自車出口EXの位置関係を判断する(図5のS6とS7)例を示した。しかし、これに限られない。例えば、図4のS4の第1点灯領域の設定及び図4のS5の判断をしなくても良い。即ち、自車がラウンドアバウトに到達した後、自車入口と自車出口の位置関係を判断しても良い。そして、自車がラウンドアバウトに到達したと判断されるとき、又は、自車がラウンドアバウト(環状路)へ進入するとき、位置関係の判断に応じて左右方向を示す方向指示灯のうちどちらかを点灯させるかどちらも点灯させないかを決定する制御を行えば良い。
実施例1では、第2点灯領域設定部33bにおいて、ラウンドアバウト到達判断部32にて自車がラウンドアバウトに到達したと判断されると、目標経路情報に基づいて第2点灯領域A2~A5を設定する例を示した。しかし、第2点灯領域を設定する時期はこれに限られない。例えば、第2点灯領域は、ラウンドアバウトの自車入口に到達したときに設定しても良い。その他、第2点灯領域は、自車出口の2つ前の出口を通過した位置で設定しても良いし、それよりも前の出口を通過した位置で設定しても良い。
実施例1では、第2点灯領域設定部33bにおいて、第2点灯領域は、通過位置(202、302、401、402)から手前位置(300、400、500)までに設定する例を示した。しかし、第2点灯領域はこれに限られない。以下、第2点灯領域の例を示す。
第2点灯領域は、実施例1よりも狭くても良い。例えば、第2点灯領域を、通過位置から数十cm先までに設定しても良い。そして、自車が第2点灯領域に到達すると共に通過したとき、第2点灯領域に到達したと判断すれば良い。なお、第2点灯領域は、実施例1よりも広くても良い。
第2点灯領域は、ラウンドアバウトを走行するときの制限速度に基づいてその領域を変更しても良い。更に、第2点灯領域設定部は、制限速度ごとの第2点灯領域テーブルを有する。そして、ラウンドアバウトの制限速度に応じて第2点灯領域テーブルを読み込み、第2点灯領域を変更しても良い。第2点灯領域テーブルは、例えば、制限速度が速いほど第2点灯領域の距離を長く設定された値を有し、逆に制限速度が遅いほど第2点灯領域の距離を短く設定された値を有する。更にまた、第2点灯領域は、第2点灯領域テーブルに代えて、制限速度と所定秒数を乗算した距離に変更しても良い。所定秒数は、制限速度にかかわらず数秒に固定されても良いし、制限速度に応じて変更しても良い。ここで、「第2点灯領域の距離」とは、自車の目標経路と第2点灯領域が重なる部分の長さである。
第2点灯領域は、自車がラウンドアバウト(環状路)を走行中、自車周囲情報から周囲の交通量に基づいて変更しても良い。例えば、交通量が多いほど第2点灯領域の距離が短く設定され、交通量が少ないほど第2点灯領域の距離が長く設定される。その他、交通量に、ラウンドアバウトでの自車の走行位置(車線等)を変更するために必要な距離を加え、第2点灯領域の距離を変更しても良い。なお、第2点灯領域設定部は、自車周囲情報を入力するものとする。
第2点灯領域は、自車入口から数えて何番目が自車出口かを計算し、計算結果から設定する。例えば、第2点灯領域は、自車出口の一つ前の出口を退出することが可能な退出可能領域の後から実施例1の手前位置までに設定する。
実施例1では、第2点灯領域A3/A4を設定する例を示した。そして、自車Vが第2点灯領域A3/A4に到達するまで右ウィンカーの点灯が継続される例を示した(図5のS31からS32へ進み、S32の「NO」が繰り返される間)。しかし、これに限られず、右ウィンカーを消灯して、消灯状態とする消灯位置や消灯領域を設定しても良い。ここで、消灯位置や消灯領域は、図5のS31、S32の「YES」、S33、S24への流れのように、右ウィンカーの点灯から左ウィンカーの点灯への切り替えのための一時的なウィンカー消灯状態とは異なり、数秒~数十秒の間、ウィンカー消灯状態を継続する。
以下に示す条件に該当する場合には、方向指示灯の消灯位置/消灯領域を追加設定する。これにより、自車がラウンドアバウト(環状路)を走行中、自車周辺の後続車や接続路から環状路へ進入しようとしている他車に対して、自車がラウンドアバウト(環状路)での走行を継続することを伝えることができる。なお、以下において、「自車がラウンドアバウトへ進入するときに点灯した方向指示灯」を、「進入時に点灯した方向指示灯」と記載する。また、以下において、「自車のラウンドアバウトからの退出を示す方向指示灯」を、「退出時の方向指示灯」と記載する。
自車出口の一つ前の接続路における道路の間隔(道路幅)が所定値よりも大きいという条件が成立した場合には、退出時の方向指示灯を点灯する前に、進入時に点灯した方向指示灯を消灯する位置/領域を設定する。例えば、自車が環状路へ進入したとき、又は、自車出口の二つ前の出口を通過したとき等に、進入時に点灯した方向指示灯を消灯する。ここで、「所定値」は、自車出口の一つ前の接続路の制限速度により変更しても良いし、ラウンドアバウト(環状路)での制限速度により変更しても良い。このように、進入時に点灯した方向指示灯を消灯する場合とは、自車出口の一つ前の接続路が、複数の車線に分かれている場合等である。即ち、自車出口の一つ前の接続路において、車線の選択の余地がある場合等である。この場合に、進入時に点灯した方向指示灯を消灯することにより、自車の後続車や自車出口の一つ前の接続路から環状路へ進入しようとしている他車に対して、自車が自車出口の一つ前の接続路へ進入しない(ラウンドアバウトから退出しない)という行動計画を伝えることができる。
ラウンドアバウトにおける自車入口と自車出口が二つ以上離れているという条件が成立した場合には、退出時の方向指示灯を点灯する前に、進入時に点灯した方向指示灯を消灯する位置/領域を設定する。
実施例1では、第2点灯領域設定部33bにおいて、自車出口EXがラウンドアバウトRAに入った最初の出口より後の出口であるとき、第2点灯領域は、通過位置(202、302、401、402)から手前位置(300、400、500)までに設定する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、第2点灯領域を、自車がラウンドアバウト(環状路)で車線(又は車列、以下において同じとする。)を変更する車線変更領域と共通にしても良い。以下、ラウンドアバウト(環状路)へ進入するときの車線が二車線である場合で説明する。この場合、一方の車線が環状路の外側を走行する車線であり、他方の車線が環状路の内側を走行する車線であるとする。そして、自車が他方の車線から環状路へ進入すると、自車がラウンドアバウトから退出するとき、環状路の外側の車線へ変更する。このとき、この車線を変更する車線変更領域と第2点灯領域を共通にする。このように共通化することにより、退出時の方向指示灯を点灯しつつ車線変更を行うことができる。このため、各領域を別々に設定しなくて良い。なお、車両がラウンドアバウトから退出するとき、外側の車線へ変更しなければならないときや、目標経路に従い外側の車線へ変更した方がその先の経路をスムーズに走行できる場合等に適用される。ここで、「自車が他方の車線から環状路へ進入する」ときとは、例えば、実施例1のように、図5のS7で「YES」と判断されるときである。
実施例1では、位置関係は、図11に示す相対角度θから判断する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、実施例1よりも、第1角度の値を大きくし、第2角度の値を小さくしても良い。反対に、実施例1よりも、第1角度の値を小さくしし、第2角度の値を大きくしても良い。この他、相対角度は、環状路に接続される道路の本数により定めても良い。要するに、位置関係は、自車入口と自車出口の相対角度から判断すれば良い。なお、実施例1では、自車出口の全体(円形の破線L1と接続路との境界)が、相対角度θ内に収まるとき、各条件に該当する例を示したが、これに限られない。例えば、相対角度θ内に収まる割合等により、いずれの条件に該当するか判断しても良い。
実施例1では、位置関係判断部36において、ラウンドアバウトRAにおける自車入口ENと自車出口EXの位置関係は、自車入口ENと自車出口EXとの相対角度θから判断する例を示した。更に、相対角度θは、ラウンドアバウトRAの中心CEから見た自車入口ENと自車出口EXの位置から計算する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、相対角度は、自車入口の進入路としての接続路の角度と、自車出口の退出路として接続路の角度と、から計算しても良い。
実施例1では、位置関係判断部36において、ラウンドアバウトRAにおける自車入口ENと自車出口EXの位置関係は、自車入口ENと自車出口EXとの相対角度θから判断する例を示した。しかし、これに限られない。以下、位置関係の判断の例を示す。
位置関係は、自車入口と自車出口との相対距離から判断しても良い。具体的には、地図データ上の車線中心線から、自車入口から自車出口までの道のり距離を算出するとともに、ラウンドアバウト全長に対する比率を算出する。この比率から位置関係を判断しても良い。例えば、比率が0.0より大きく0.4以下のとき、実施例1のように出入口の位置関係が左ウィンカーを点灯させる条件とすれば良い。更に、比率が0.4より大きく0.6以下のとき、実施例1のように出入口の位置関係が左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯させない条件とすれば良い。更にまた、比率が0.6より大きく1.0以下のとき、実施例1のように出入口の位置関係が右ウィンカーを点灯させる条件とすれば良い。
位置関係は、自車入口から数えて何番目が自車出口かを計算し、計算結果から判断しても良い。例えば、接続路が6本の場合で説明する。この場合、自車入口をゼロとして数える。自車出口が1番目から5番目のうち真ん中の3番目であるとき、出入口の位置関係が左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯させない条件に該当するものとする。そして、自車出口が1番目又は2番目のとき、実施例1のように出入口の位置関係が左ウィンカーを点灯させる条件とすれば良い。更に、自車出口が4番目又は5番目のとき、実施例1のように出入口の位置関係が右ウィンカーを点灯させる条件とすれば良い。この他、接続路が6本の場合であって、自車入口と2番目の接続路の道路名が同一の場合を説明する。この場合、自車出口が2番目であるとき、出入口の位置関係が左右方向を示すウィンカー6をどちらも点灯させない条件に該当するものとして、1、3~5番目の位置関係を判断すれば良い。
位置関係は、自車入口に対して自車出口が存在する方向(左方向/直進方向/右方向)に基づいて判断しても良い。
位置関係は、地図データ情報のうち左折・直進・右折の情報に基づいて判断しても良い。
位置関係は、これらの位置関係の判断を複数組み合わせて判断しても良い。
実施例1では、以下の2つに該当するとき、自車Vが環状路CRへ進入した後に左ウィンカーを消灯する例を示した(図5のS20からS21への流れ)。まず一つは、自車VがラウンドアバウトRA(環状路CR)へ進入するときに左ウィンカーを点灯する(図5のS11)。もう一つは、自車出口EXがラウンドアバウトRAに入った最初の出口より後の出口である(図5のS12からS20への流れ)。しかし、これに限られない。要するに、自車が環状路へ進入した後に方向指示灯の左側(左ウィンカー)を消灯すれば良い。
実施例1及び上記の例では、ラウンドアバウトRAには、中央島C、環状路CR、環状路CRと各接続路R1~R6の接続部分(自車入口ENと自車出口EX)、及び、各接続路R1~R6の一部分が含まれる例を示した。しかし、これに限られない。例えば、ラウンドアバウトは、実施例1の中央島C、環状路CR及び環状路CRと各接続路R1~R6の接続部分(自車入口ENと自車出口EX)としても良いし、実施例1の中央島C及び環状路CRとしても良い。このように構成しても、実施例1の(1)~(8)に記載した効果が得られる。
実施例1及び上記の例では、本開示の走行支援方法及び走行支援装置を、環状路CRに六本の道路R1~R6がそれぞれ接続されているラウンドアバウトRAに適用する例を示した。しかし、これに限られない。例えば、環状路に四本や八本等の道路がそれぞれ接続されているラウンドアバウトに適用しても良い。要するに、環状路に三本以上の道路がそれぞれ接続されているラウンドアバウトであれば適用することができる。
実施例1及び上記の例では、本開示の走行支援方法及び走行支援装置を、左側通行の場合に適用する例を示した。しかし、これに限らず、本開示の走行支援方法及び走行支援装置を、右側通行の場合に適用しても良い。この場合には、環状路を通行するときの回転方向や方向指示灯の示す点灯方向等が、実施例1及び上記の例の左右とは反対になる。
実施例1では、本開示の走行支援方法及び走行支援装置を、自動運転モードの選択により操舵/駆動/制動/方向指示灯が自動制御される自動運転車両に適用する例を示した。しかし、本開示の走行支援方法及び走行支援装置は、ドライバーによる駆動/制動/舵角/方向指示灯のうち、一部の走行を支援する走行支援車両であっても良い。要するに、自車がラウンドアバウトへ進入するとき、位置関係の判断に応じて左右方向を示す方向指示灯のうちどちらかを点灯させるかどちらも点灯させないかを決定する制御が行われることでドライバーの走行支援をする車両であれば適用することができる。なお、ドライバーの走行支援をする車両において、ドライバーが方向指示灯を操作する場合には、例えば方向指示灯の決定を表示デバイスでドライバーに伝える。そして、方向指示灯の決定に従い、ドライバーが方向指示灯を操作すれば良い。
ここで、ドライバーが方向指示灯を操作する場合であって、退出時の点灯領域(第2点灯領域)に到達していると判断されるとき、ドライバーが自車のラウンドアバウトからの退出を示す方向指示灯を点灯する操作を行うと、方向指示灯の点灯を許可する。一方で、ドライバーが方向指示灯を操作する場合であって、退出時の点灯領域(第2点灯領域)に到達していないと判断されるとき、ドライバーが自車のラウンドアバウトからの退出を示す方向指示灯を点灯する操作を行うと、方向指示灯の点灯を許可しない。このように、ドライバーの間違った方向指示灯の点灯を許可しないことで、自車がラウンドアバウトから退出しないとき、間違った方向指示により自車周辺の他車に対して自車の行動計画を伝えることを防止できる。この結果、ドライバーが方向指示灯を操作する場合、自車がラウンドアバウトから退出するとき、正しい方向指示により自車周辺の他車に対して自車の行動計画を伝えることができる。なお、ドライバーではなく、自車の乗員がウィンカーを操作する場合でも同様である。
なお、本開示の走行支援方法及び走行支援装置が適用される車両が、実際に道路を走行する場合には各国や各地域の法規が順守される。