JP2000003442A - 人物照合装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 万が一メモリーに登録された身体情報が盗ま
れても、その身体情報が誰のものであるかは判読不可能
な、極めて安全性の高い人物照合装置を提供する。 【解決手段】 指紋の登録時には、照合対象者の指紋を
CCDカメラ4により撮像し、DSP11はその指紋画
像を入力して高速フーリエ変換を行い、この変換結果の
位相項のみの指紋画像を暗号化し、RAM9及びHD1
0に保存する。人物照合時には、照合対象者の指紋をC
CDカメラ4により撮像し、DSP11はその指紋画像
を入力して高速フーリエ変換を行い、この変換結果の位
相項のみを取り出すとともに、RAM9あるいはHD1
0に登録された画像を復号化し、高速フーリエ変換結果
の位相項と登録画像を復号化したものとを乗算し、この
乗算結果を高速逆フーリエ変換し、この結果を相関信号
として制御CPU8に送る。制御CPU8は、その相関
信号に基づいて本人であるかどうかの判定を行う。
れても、その身体情報が誰のものであるかは判読不可能
な、極めて安全性の高い人物照合装置を提供する。 【解決手段】 指紋の登録時には、照合対象者の指紋を
CCDカメラ4により撮像し、DSP11はその指紋画
像を入力して高速フーリエ変換を行い、この変換結果の
位相項のみの指紋画像を暗号化し、RAM9及びHD1
0に保存する。人物照合時には、照合対象者の指紋をC
CDカメラ4により撮像し、DSP11はその指紋画像
を入力して高速フーリエ変換を行い、この変換結果の位
相項のみを取り出すとともに、RAM9あるいはHD1
0に登録された画像を復号化し、高速フーリエ変換結果
の位相項と登録画像を復号化したものとを乗算し、この
乗算結果を高速逆フーリエ変換し、この結果を相関信号
として制御CPU8に送る。制御CPU8は、その相関
信号に基づいて本人であるかどうかの判定を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋等身体の所定
部位のパターン認識に基づいて個人を識別する人物照合
装置に関するものである。
部位のパターン認識に基づいて個人を識別する人物照合
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、重要区域への入退出管理や重要設
備の不正操作防止のため、個人識別の必要性が増大して
いる。個人固有の特徴としては、指紋、掌紋、網膜パタ
ーン、音声などがあるが、なかでも指紋が使いやすさと
照合精度の高さから注目されている。
備の不正操作防止のため、個人識別の必要性が増大して
いる。個人固有の特徴としては、指紋、掌紋、網膜パタ
ーン、音声などがあるが、なかでも指紋が使いやすさと
照合精度の高さから注目されている。
【0003】従来において、指紋を照合することにより
個人を識別するものとしては、例えば特開平9−817
25号公報に記載されている人物照合装置がある。この
公報に記載のものは、まず、CCDカメラで照合対象者
の指紋を撮像し、その指紋画像をフーリエ変換してメモ
リーにあらかじめ登録しておく。人物照合時には、CC
Dカメラで照合対象者の指紋を撮像し、その指紋画像を
フーリエ変換するとともに、メモリーに登録されている
その対象者の指紋画像を暗証番号等で読み出す。そし
て、撮像した指紋画像をフーリエ変換した結果とメモリ
ーから読み出した指紋画像とを乗算し、この乗算結果を
逆フーリエ変換することにより撮像した指紋画像とメモ
リーに登録された指紋画像との相関を求め、この相関に
基づいて本人であるか否かを判定する。
個人を識別するものとしては、例えば特開平9−817
25号公報に記載されている人物照合装置がある。この
公報に記載のものは、まず、CCDカメラで照合対象者
の指紋を撮像し、その指紋画像をフーリエ変換してメモ
リーにあらかじめ登録しておく。人物照合時には、CC
Dカメラで照合対象者の指紋を撮像し、その指紋画像を
フーリエ変換するとともに、メモリーに登録されている
その対象者の指紋画像を暗証番号等で読み出す。そし
て、撮像した指紋画像をフーリエ変換した結果とメモリ
ーから読み出した指紋画像とを乗算し、この乗算結果を
逆フーリエ変換することにより撮像した指紋画像とメモ
リーに登録された指紋画像との相関を求め、この相関に
基づいて本人であるか否かを判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、照合対象者の指紋情報をあらかじめメモリーに登録
するときには、フーリエ変換結果の位相項のみを登録し
ているため、その指紋情報を逆フーリエ変換して再生し
ようとしても、CCDカメラで撮像した元指紋画像とほ
ぼ同一の指紋画像の再生は困難である。しかし、今後の
高度情報化社会を考えた場合には、再生画像が元指紋画
像とほぼ同一でなくても、指紋の画像ということが分か
れば、その指紋が誰のものであるか判読されて、悪用さ
れる恐れがある。このため、個人の身体情報のメモリー
への登録に関しては、更なる安全性が望まれる。
は、照合対象者の指紋情報をあらかじめメモリーに登録
するときには、フーリエ変換結果の位相項のみを登録し
ているため、その指紋情報を逆フーリエ変換して再生し
ようとしても、CCDカメラで撮像した元指紋画像とほ
ぼ同一の指紋画像の再生は困難である。しかし、今後の
高度情報化社会を考えた場合には、再生画像が元指紋画
像とほぼ同一でなくても、指紋の画像ということが分か
れば、その指紋が誰のものであるか判読されて、悪用さ
れる恐れがある。このため、個人の身体情報のメモリー
への登録に関しては、更なる安全性が望まれる。
【0005】本発明の目的は、万が一メモリーに登録さ
れた身体情報が盗まれても、その身体情報が誰のもので
あるかは判読不可能な、極めて安全性の高い人物照合装
置を提供することである。
れた身体情報が盗まれても、その身体情報が誰のもので
あるかは判読不可能な、極めて安全性の高い人物照合装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、照合対象者の身体特徴パターンを撮像す
る撮像手段と、あらかじめこの撮像手段で撮像した照合
対象者の身体特徴パターンをフーリエ変換してメモリに
登録しておき、照合時に撮像手段に当該照合対象者の身
体特徴パターンを撮像させ、この撮像した身体特徴パタ
ーンをフーリエ変換した結果とメモリに登録された身体
特徴パターンとの相関を求め、この相関に基づいて本人
であるか否かを判定する演算処理手段とを備えた人物照
合装置において、演算処理手段は、あらかじめ照合対象
者の身体特徴パターンをフーリエ変換したものを暗号化
してメモリに登録しておき、照合時には撮像手段で撮像
した身体特徴パターンをフーリエ変換した結果とメモリ
に登録された暗号化された身体特徴パターンを復号化し
た結果とを乗算し、この乗算結果を逆フーリエ変換する
ことにより相関を求める手段である構成とする。
め、本発明は、照合対象者の身体特徴パターンを撮像す
る撮像手段と、あらかじめこの撮像手段で撮像した照合
対象者の身体特徴パターンをフーリエ変換してメモリに
登録しておき、照合時に撮像手段に当該照合対象者の身
体特徴パターンを撮像させ、この撮像した身体特徴パタ
ーンをフーリエ変換した結果とメモリに登録された身体
特徴パターンとの相関を求め、この相関に基づいて本人
であるか否かを判定する演算処理手段とを備えた人物照
合装置において、演算処理手段は、あらかじめ照合対象
者の身体特徴パターンをフーリエ変換したものを暗号化
してメモリに登録しておき、照合時には撮像手段で撮像
した身体特徴パターンをフーリエ変換した結果とメモリ
に登録された暗号化された身体特徴パターンを復号化し
た結果とを乗算し、この乗算結果を逆フーリエ変換する
ことにより相関を求める手段である構成とする。
【0007】このように照合対象者の身体特徴パターン
をフーリエ変換したものを暗号化してメモリーに登録す
ることにより、照合対象者の身体特徴パターンは身体の
所定部位とはかけ離れた例えばモザイク状のパターンと
してメモリーに登録されることになり、その登録したパ
ターンをそのまま再生しても、上記と同じように身体の
所定部位の画像とはかけ離れた画像となるため、万が一
メモリーに登録された身体情報が盗まれても、再生画像
からその身体特徴パターンが誰のものであるか判読する
ことは不可能であり、極めて高い安全性が確保される。
をフーリエ変換したものを暗号化してメモリーに登録す
ることにより、照合対象者の身体特徴パターンは身体の
所定部位とはかけ離れた例えばモザイク状のパターンと
してメモリーに登録されることになり、その登録したパ
ターンをそのまま再生しても、上記と同じように身体の
所定部位の画像とはかけ離れた画像となるため、万が一
メモリーに登録された身体情報が盗まれても、再生画像
からその身体特徴パターンが誰のものであるか判読する
ことは不可能であり、極めて高い安全性が確保される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。本実施形態の人物照合装置は、個
人固有の身体特徴情報として指紋を利用するものであ
り、予め照合対象者の指紋パターンを登録しておき、照
合時に取得した指紋画像を登録指紋と照合することで本
人であるか否かを判定する装置である。
を参照して説明する。本実施形態の人物照合装置は、個
人固有の身体特徴情報として指紋を利用するものであ
り、予め照合対象者の指紋パターンを登録しておき、照
合時に取得した指紋画像を登録指紋と照合することで本
人であるか否かを判定する装置である。
【0009】図1は、本実施形態の人物照合装置100
の構成を示す図である。人物照合装置100は、ファイ
バ光学プレート( 以下、「FOP」と略す。) 3、CC
Dカメラ4、LED(発光ダイオード)2a,2bから
なる撮像部50と、フレームメモリ5、DSP(ディジ
タル・シグナル・プロセッサ)11、制御CPU8、R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)9、HD(ハード
ディスク)10からなる演算処理部60と、 演算処理部
60で演算した判定結果等を表示する表示部6と、本装
置を操作するための各種スイッチが集合したスイッチ群
7とを備えている。
の構成を示す図である。人物照合装置100は、ファイ
バ光学プレート( 以下、「FOP」と略す。) 3、CC
Dカメラ4、LED(発光ダイオード)2a,2bから
なる撮像部50と、フレームメモリ5、DSP(ディジ
タル・シグナル・プロセッサ)11、制御CPU8、R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)9、HD(ハード
ディスク)10からなる演算処理部60と、 演算処理部
60で演算した判定結果等を表示する表示部6と、本装
置を操作するための各種スイッチが集合したスイッチ群
7とを備えている。
【0010】まず、撮像部50の構成について説明す
る。FOP3は、多数の光ファイバを束ねて一体化した
光学像伝達手段であり、一方の端面(以下、「入力端
面」と呼ぶ。)には照合対象者の指が置かれるようにな
っており、この時に他方の端面(以下、「出力端面」と
呼ぶ。)に照合対象者の指紋が形成される。CCDカメ
ラ4は二次元撮像素子であり、その受光面がFOP3の
出力端面に当接され、FOP3の出力端面に形成された
指紋を撮像する。LED2a,2bは、FOP3を挟ん
で配置されており、CCDカメラ4で照合対象者の指紋
を撮像する時に照明の役割を果たす。
る。FOP3は、多数の光ファイバを束ねて一体化した
光学像伝達手段であり、一方の端面(以下、「入力端
面」と呼ぶ。)には照合対象者の指が置かれるようにな
っており、この時に他方の端面(以下、「出力端面」と
呼ぶ。)に照合対象者の指紋が形成される。CCDカメ
ラ4は二次元撮像素子であり、その受光面がFOP3の
出力端面に当接され、FOP3の出力端面に形成された
指紋を撮像する。LED2a,2bは、FOP3を挟ん
で配置されており、CCDカメラ4で照合対象者の指紋
を撮像する時に照明の役割を果たす。
【0011】次に、演算処理部60の構成について説明
する。フレームメモリ5は、CCDカメラ4に接続され
た画像記憶手段であり、CCDカメラ4の出力画像信号
をディジタル化して記憶する。DSP11は、フレーム
メモリ5に記憶された画像信号に基づいてFFT(高速
フーリエ変換)、暗号化、復号化等の演算を行い、人物
照合時にCCDカメラ4で撮像した指紋パターンとRA
M9及びHD10に予め登録されている指紋パターン
(後述)との間の相関信号を求め、この演算結果を制御
CPU8に送出する。制御CPU8は、DSP11から
の相関信号に基づいて本人であるか否かを判定するほ
か、スイッチ群7の操作に応じてLED2a,2bを発
光させたり、照合結果を表示部6に表示させる等の制御
を行う。RAM9及びHD10は、上記の照合対象者の
指紋パターンに基づく参照フィルタ(マッチドフィル
タ)や暗証番号(ID番号)を記録するためのものであ
る。なお、本実施形態では、DSP11と制御CPU8
とを別個に設置したが、制御CPU8を設置せずに制御
CPU8の機能をDSP11に受け持たせてもよい。
する。フレームメモリ5は、CCDカメラ4に接続され
た画像記憶手段であり、CCDカメラ4の出力画像信号
をディジタル化して記憶する。DSP11は、フレーム
メモリ5に記憶された画像信号に基づいてFFT(高速
フーリエ変換)、暗号化、復号化等の演算を行い、人物
照合時にCCDカメラ4で撮像した指紋パターンとRA
M9及びHD10に予め登録されている指紋パターン
(後述)との間の相関信号を求め、この演算結果を制御
CPU8に送出する。制御CPU8は、DSP11から
の相関信号に基づいて本人であるか否かを判定するほ
か、スイッチ群7の操作に応じてLED2a,2bを発
光させたり、照合結果を表示部6に表示させる等の制御
を行う。RAM9及びHD10は、上記の照合対象者の
指紋パターンに基づく参照フィルタ(マッチドフィル
タ)や暗証番号(ID番号)を記録するためのものであ
る。なお、本実施形態では、DSP11と制御CPU8
とを別個に設置したが、制御CPU8を設置せずに制御
CPU8の機能をDSP11に受け持たせてもよい。
【0012】図2は、人物照合装置100による人物照
合処理の流れを示す図である。以下、この図を参照しな
がら、人物照合装置100の動作について説明する。
合処理の流れを示す図である。以下、この図を参照しな
がら、人物照合装置100の動作について説明する。
【0013】本装置により人物を照合するためには、予
め照合対象者の指紋を登録しておく必要がある(図2の
登録処理210)。指紋を登録する場合には、スイッチ
群7を操作してID番号を指定した上で「登録処理」を
選択し、指をFOP3の入力端面上に置く。その後、ス
イッチ群7を操作して「取り込み開始」を選択すると、
制御CPU8の制御によりLED2a,2bが点灯し、
照合対象者の指紋がFOP3を出力端面に形成され、こ
の指紋はCCDカメラ4により撮像される。こうして撮
像された指紋画像(照合時に撮像される指紋画像と区別
するため、「参照指紋画像」と呼ぶ。)は、フレームメ
モリ5によってディジタル化されて取り込まれる(ステ
ップ201)。
め照合対象者の指紋を登録しておく必要がある(図2の
登録処理210)。指紋を登録する場合には、スイッチ
群7を操作してID番号を指定した上で「登録処理」を
選択し、指をFOP3の入力端面上に置く。その後、ス
イッチ群7を操作して「取り込み開始」を選択すると、
制御CPU8の制御によりLED2a,2bが点灯し、
照合対象者の指紋がFOP3を出力端面に形成され、こ
の指紋はCCDカメラ4により撮像される。こうして撮
像された指紋画像(照合時に撮像される指紋画像と区別
するため、「参照指紋画像」と呼ぶ。)は、フレームメ
モリ5によってディジタル化されて取り込まれる(ステ
ップ201)。
【0014】DSP11は、公知の方法により指紋画像
から指紋画像を取り込む直前の背景画像をフレームメモ
リ5上で差し引いてノイズカット処理を行う(ステップ
202)。このようなノイズカット処理を行うのは、指
紋画像以外の背景がある場合に、背景同士の相関により
大きな相関信号が出ないようにするためである。なお、
このようにして参照指紋画像からノイズを除去しておけ
ば、後述する照合時に入力された指紋画像へのノイズカ
ット処理は不要となる。
から指紋画像を取り込む直前の背景画像をフレームメモ
リ5上で差し引いてノイズカット処理を行う(ステップ
202)。このようなノイズカット処理を行うのは、指
紋画像以外の背景がある場合に、背景同士の相関により
大きな相関信号が出ないようにするためである。なお、
このようにして参照指紋画像からノイズを除去しておけ
ば、後述する照合時に入力された指紋画像へのノイズカ
ット処理は不要となる。
【0015】この後、DSP11は、上記のようにして
ノイズカットした参照指紋画像を高速フーリエ変換する
(ステップ203)。ここで、参照指紋画像を h(x,y)
とすると、このフーリエ変換は、H(fx,fy)=|H(fx,fy)|
・exp(jφ1)のように表される。さらに、DSP11によ
り参照指紋画像の0次成分付近をカットしても良い。指
紋画像は空間周波数で数lp/mm付近に集中している
ので0次カットもやり易い。
ノイズカットした参照指紋画像を高速フーリエ変換する
(ステップ203)。ここで、参照指紋画像を h(x,y)
とすると、このフーリエ変換は、H(fx,fy)=|H(fx,fy)|
・exp(jφ1)のように表される。さらに、DSP11によ
り参照指紋画像の0次成分付近をカットしても良い。指
紋画像は空間周波数で数lp/mm付近に集中している
ので0次カットもやり易い。
【0016】この後、DSP11は、本人照合率及び他
人排他率を高めるために、上記のフーリエ変換結果の振
幅項 |H(fx,fy)| を全て「1」に規格化し、位相項 exp
(jφ1)のみを参照フィルタ、すなわち位相オンリーフィ
ルタとする。
人排他率を高めるために、上記のフーリエ変換結果の振
幅項 |H(fx,fy)| を全て「1」に規格化し、位相項 exp
(jφ1)のみを参照フィルタ、すなわち位相オンリーフィ
ルタとする。
【0017】そして、DSP11は、上記の位相項 exp
(jφ1)のみとした指紋画像を予め決められた暗号化キー
により暗号化する(ステップ204)。ここでは、暗号
方式としてブロック暗号と呼ばれるDES方式を採用す
る。なお、暗号方式はこれに限らず、同じブロック暗号
であるFEAL方式や、公開鍵方式であるRAS方式な
ど種々の方式が考えられる。
(jφ1)のみとした指紋画像を予め決められた暗号化キー
により暗号化する(ステップ204)。ここでは、暗号
方式としてブロック暗号と呼ばれるDES方式を採用す
る。なお、暗号方式はこれに限らず、同じブロック暗号
であるFEAL方式や、公開鍵方式であるRAS方式な
ど種々の方式が考えられる。
【0018】この後、DSP11は、上記の暗号化した
指紋画像をID番号と共にRAM9及びHD10に保存
する(ステップ205)。
指紋画像をID番号と共にRAM9及びHD10に保存
する(ステップ205)。
【0019】次に、人物を照合する場合には、まず、ス
イッチ群7を操作してID番号を指定した上で「照合処
理」を選択し、照合する指(上記の手順により指紋を登
録してある指)をFOP3の入力端面上に置く。この
間、制御CPU8は、指定されたID番号をDSP11
に送出し、DSP11は、このID番号に対応する暗号
化した画像をRAM9あるいはHD10から読み出し、
上記の暗号化キーを用いて復号化する(ステップ20
6)。
イッチ群7を操作してID番号を指定した上で「照合処
理」を選択し、照合する指(上記の手順により指紋を登
録してある指)をFOP3の入力端面上に置く。この
間、制御CPU8は、指定されたID番号をDSP11
に送出し、DSP11は、このID番号に対応する暗号
化した画像をRAM9あるいはHD10から読み出し、
上記の暗号化キーを用いて復号化する(ステップ20
6)。
【0020】この後、スイッチ群7を操作して「取り込
み開始」を選択すると、制御CPU8の制御によりLE
D2a,2bが点灯し、CCDカメラ4によって照合用
の指紋が撮像される。こうして撮像された照合指紋画像
は、フレームメモリ5によってディジタル化されて取り
込まれる(ステップ211)。
み開始」を選択すると、制御CPU8の制御によりLE
D2a,2bが点灯し、CCDカメラ4によって照合用
の指紋が撮像される。こうして撮像された照合指紋画像
は、フレームメモリ5によってディジタル化されて取り
込まれる(ステップ211)。
【0021】この後、登録処理の時と同様に、DSP1
1がフレームメモリ5に取り込まれた照合指紋画像に対
して高速フーリエ変換(FFT)を実行する(ステップ
212)。また、DSP11は、照合指紋画像の0次成
分付近を除去するとともに、照合指紋画像のフーリエ変
換結果を共役演算した後、登録の場合と同様、振幅項を
規格化し、位相項のみを取り出す。
1がフレームメモリ5に取り込まれた照合指紋画像に対
して高速フーリエ変換(FFT)を実行する(ステップ
212)。また、DSP11は、照合指紋画像の0次成
分付近を除去するとともに、照合指紋画像のフーリエ変
換結果を共役演算した後、登録の場合と同様、振幅項を
規格化し、位相項のみを取り出す。
【0022】この後、DSP11は、照合指紋画像から
取り出した位相項と上記復号化した結果すなわち参照フ
ィルタとを乗算する(ステップ213)。具体的に説明
すれば、照合指紋画像をg(x,y) とすると、そのフーリ
エ変換は、G(fx,fy)=|G(fx,fy)|・exp(jφ2)と表され
る。これの共役は、G*(fx,fy)=|G(fx,fy)|・exp(-jφ2)
であり、これの位相項とメモリから読み出された参照パ
ターンとが乗算される。すなわち、exp(jφ1)・exp(-jφ
2)の演算がなされる。
取り出した位相項と上記復号化した結果すなわち参照フ
ィルタとを乗算する(ステップ213)。具体的に説明
すれば、照合指紋画像をg(x,y) とすると、そのフーリ
エ変換は、G(fx,fy)=|G(fx,fy)|・exp(jφ2)と表され
る。これの共役は、G*(fx,fy)=|G(fx,fy)|・exp(-jφ2)
であり、これの位相項とメモリから読み出された参照パ
ターンとが乗算される。すなわち、exp(jφ1)・exp(-jφ
2)の演算がなされる。
【0023】次に、DSP11は、この乗算結果を高速
逆フーリエ変換する(ステップ214)。この変換結果
が、参照指紋画像と照合指紋画像との間の相関信号であ
り、参照指紋画像と照合指紋画像との類似度を表してい
る。この相関信号は、制御CPU8に送られる。
逆フーリエ変換する(ステップ214)。この変換結果
が、参照指紋画像と照合指紋画像との間の相関信号であ
り、参照指紋画像と照合指紋画像との類似度を表してい
る。この相関信号は、制御CPU8に送られる。
【0024】なお、一般に、照合指紋画像のフーリエ変
換結果に対して共役演算を行うことなく上記の乗算を行
ってから逆フーリエ変換することによって求めた信号を
相関信号として用いることもできる。
換結果に対して共役演算を行うことなく上記の乗算を行
ってから逆フーリエ変換することによって求めた信号を
相関信号として用いることもできる。
【0025】制御CPU8は、相関信号ピークの最大値
を検出し、それが一定値以上であれば本人であるといっ
た判定を行う(ステップ215)。なお、一般的には、
このように相関信号の強度を検出することで照合を行う
が、指紋画像では個人差が大きいので強度だけでは誤判
定の可能性があることから、本実施形態では相関信号の
強度に加えてその半値幅も判断の基準としている。これ
により、本人の照合率をより一層高めることができる。
を検出し、それが一定値以上であれば本人であるといっ
た判定を行う(ステップ215)。なお、一般的には、
このように相関信号の強度を検出することで照合を行う
が、指紋画像では個人差が大きいので強度だけでは誤判
定の可能性があることから、本実施形態では相関信号の
強度に加えてその半値幅も判断の基準としている。これ
により、本人の照合率をより一層高めることができる。
【0026】制御CPU8は、上記のようにして判定を
行った後、判定結果を表示部6に表示させるとともに、
判定結果に応じた照合信号12を送り先の機器に合わせ
て暗号化をし(ステップ216)、その機器に出力する
(ステップ217)。照合信号12は、人物照合結果を
利用する外部機器、例えば、重要区域の入退出用ドアロ
ックに送られ、照合対象者を本人と判定した場合にドア
ロックを解除するなどといった動作を行わせる。
行った後、判定結果を表示部6に表示させるとともに、
判定結果に応じた照合信号12を送り先の機器に合わせ
て暗号化をし(ステップ216)、その機器に出力する
(ステップ217)。照合信号12は、人物照合結果を
利用する外部機器、例えば、重要区域の入退出用ドアロ
ックに送られ、照合対象者を本人と判定した場合にドア
ロックを解除するなどといった動作を行わせる。
【0027】図3は、CCDカメラ4で照合対象者の指
紋を撮像したときに、一連の処理で生成される指紋画像
の一例を示す図である。以下、この図を参照しながら、
本実施形態の人物照合装置の作用効果を説明する。
紋を撮像したときに、一連の処理で生成される指紋画像
の一例を示す図である。以下、この図を参照しながら、
本実施形態の人物照合装置の作用効果を説明する。
【0028】図3(a)のようなCCDカメラ4で撮像
した元指紋画像をフーリエ変換した後、その変換結果の
位相項のみを取り出すと、図3(b)のような指紋画像
が生成される。このとき、図3(b)のような指紋画像
をRAM9及びHD10に登録した場合、その登録画像
を逆フーリエ変換により再生すると、再生画像は図3
(c)のようになり、図3(a)のような元指紋画像と
ほぼ同一の指紋画像が再生されることはほとんどない。
しかし、今後の高度情報化社会を考えた場合には、再生
画像が元指紋画像とほぼ同一にならなくても、指紋の画
像ということが分かれば、その指紋が誰のものであるか
判読されて、悪用される恐れがある。
した元指紋画像をフーリエ変換した後、その変換結果の
位相項のみを取り出すと、図3(b)のような指紋画像
が生成される。このとき、図3(b)のような指紋画像
をRAM9及びHD10に登録した場合、その登録画像
を逆フーリエ変換により再生すると、再生画像は図3
(c)のようになり、図3(a)のような元指紋画像と
ほぼ同一の指紋画像が再生されることはほとんどない。
しかし、今後の高度情報化社会を考えた場合には、再生
画像が元指紋画像とほぼ同一にならなくても、指紋の画
像ということが分かれば、その指紋が誰のものであるか
判読されて、悪用される恐れがある。
【0029】これに対し本実施形態においては、図3
(b)のようなフーリエ変換結果の位相項のみを画像
を、図3(d)のように指紋の画像とはかけ離れたモザ
イク状の画像になるようにDES方式による暗号化を行
ってRAM9及びHD10に登録するので、その登録画
像を逆フーリエ変換により再生しても図3(e)のよう
に指紋の画像とはかけ離れたモザイク状の画像となる。
したがって、万が一RAM9あるいはHD10から指紋
情報が盗まれても、図3(e)のような再生画像からは
その指紋が誰のものであるか判読することは不可能であ
り、極めて高い安全性を確保できる。そのため、今後の
高度情報化社会において利用されることが期待される。
(b)のようなフーリエ変換結果の位相項のみを画像
を、図3(d)のように指紋の画像とはかけ離れたモザ
イク状の画像になるようにDES方式による暗号化を行
ってRAM9及びHD10に登録するので、その登録画
像を逆フーリエ変換により再生しても図3(e)のよう
に指紋の画像とはかけ離れたモザイク状の画像となる。
したがって、万が一RAM9あるいはHD10から指紋
情報が盗まれても、図3(e)のような再生画像からは
その指紋が誰のものであるか判読することは不可能であ
り、極めて高い安全性を確保できる。そのため、今後の
高度情報化社会において利用されることが期待される。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、個人の身
体情報が万が一メモリーから取り出されても、その身体
情報が誰のものであるかは判読不可能であり、極めて高
い安全性を確保できる。
体情報が万が一メモリーから取り出されても、その身体
情報が誰のものであるかは判読不可能であり、極めて高
い安全性を確保できる。
【図1】本発明の一実施形態による人物照合装置の構成
図である。
図である。
【図2】図1に示す人物照合装置の人物照合処理の流れ
を示す図である。
を示す図である。
【図3】照合対象者の指紋を撮像したときに、一連の処
理で生成される指紋画像の一例を示す図である。
理で生成される指紋画像の一例を示す図である。
2a,2b…LED、3…FOP(ファイバ光学プレー
ト)、4…CCDカメラ、5…フレームメモリ、6…表
示部、7…スイッチ群、8…制御CPU、9…RAM、
10…HD、11…DSP、50…撮像部、60…演算
処理部。
ト)、4…CCDカメラ、5…フレームメモリ、6…表
示部、7…スイッチ群、8…制御CPU、9…RAM、
10…HD、11…DSP、50…撮像部、60…演算
処理部。
フロントページの続き (72)発明者 井上 卓 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 5B043 AA04 AA09 BA02 DA05 EA01 EA05 FA07 GA04 GA18
Claims (1)
- 【請求項1】 照合対象者の身体特徴パターンを撮像す
る撮像手段と、あらかじめこの撮像手段で撮像した照合
対象者の身体特徴パターンをフーリエ変換してメモリに
登録しておき、照合時に前記撮像手段に当該照合対象者
の身体特徴パターンを撮像させ、この撮像した身体特徴
パターンをフーリエ変換した結果と前記メモリに登録さ
れた身体特徴パターンとの相関を求め、この相関に基づ
いて本人であるか否かを判定する演算処理手段とを備え
た人物照合装置において、 前記演算処理手段は、あらかじめ前記照合対象者の身体
特徴パターンをフーリエ変換したものを暗号化してメモ
リに登録しておき、照合時には前記撮像手段で撮像した
身体特徴パターンをフーリエ変換した結果と前記メモリ
に登録された暗号化された身体特徴パターンを復号化し
た結果とを乗算し、この乗算結果を逆フーリエ変換する
ことにより前記相関を求める手段であることを特徴とす
る人物照合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10167011A JP2000003442A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 人物照合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10167011A JP2000003442A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 人物照合装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000003442A true JP2000003442A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15841736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10167011A Withdrawn JP2000003442A (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 人物照合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000003442A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000049854A (ko) * | 2000-05-03 | 2000-08-05 | 여현승 | 인터넷을 이용한 미아신원확인시스템 |
| KR20040016005A (ko) * | 2002-08-14 | 2004-02-21 | (주)엘젠 | 이동통신단말기에서 지문인식 시스템 및 방법 |
| KR100425636B1 (ko) * | 2000-02-03 | 2004-04-03 | 닛폰 덴키 가부시끼 가이샤 | 바이오메트릭 식별 방법 및 시스템 |
| CN100363939C (zh) * | 2004-07-05 | 2008-01-23 | 日本电气英富醍株式会社 | 指纹读取方法、指纹读取系统 |
-
1998
- 1998-06-15 JP JP10167011A patent/JP2000003442A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100425636B1 (ko) * | 2000-02-03 | 2004-04-03 | 닛폰 덴키 가부시끼 가이샤 | 바이오메트릭 식별 방법 및 시스템 |
| KR20000049854A (ko) * | 2000-05-03 | 2000-08-05 | 여현승 | 인터넷을 이용한 미아신원확인시스템 |
| KR20040016005A (ko) * | 2002-08-14 | 2004-02-21 | (주)엘젠 | 이동통신단말기에서 지문인식 시스템 및 방법 |
| CN100363939C (zh) * | 2004-07-05 | 2008-01-23 | 日本电气英富醍株式会社 | 指纹读取方法、指纹读取系统 |
| US7760922B2 (en) | 2004-07-05 | 2010-07-20 | Nec Infrontia Corporation | Fingerprint reading method for a sweep-type fingerprint sensor, fingerprint reading system and program |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050608 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070720 |