JP2000010902A - デイジーチェイン接続機器およびデイジーチェイン接続機器のアドレス設定方法 - Google Patents

デイジーチェイン接続機器およびデイジーチェイン接続機器のアドレス設定方法

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JP2000010902A
JP2000010902A JP10175525A JP17552598A JP2000010902A JP 2000010902 A JP2000010902 A JP 2000010902A JP 10175525 A JP10175525 A JP 10175525A JP 17552598 A JP17552598 A JP 17552598A JP 2000010902 A JP2000010902 A JP 2000010902A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレスを容易に設定することができるデイ
ジーチェイン接続機器、および、そのアドレス設定方法
を提供する。 【解決手段】 ホスト機器1から1段目のモジュール2
に対し、アドレスデータが付されたアドレス設定コマン
ドを送信する。1段目のモジュール2のCPU7は、受
信したアドレスデータ「AD1」に応じて自身のモジュ
ールにアドレスを設定し、メモり8に記憶する。次に、
CPU7は、全てのモジュール間で取り決められたアド
レスの設定規則にしたがって、自身のモジュールのアド
レスに基づいて、後段のモジュールに対するアドレスを
作成し、作成されたアドレスに応じたアドレスデータ
「AD2」が付されたアドレス設定コマンドを後段の2
段目のモジュール3に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や図形等を表
示する表示器などに用いるデイジーチェイン接続機器、
および、デイジーチェイン接続機器にアドレスを設定す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、複数の表示モジュールを用いた
表示システムの説明図である。図5(a)は、複数の表
示モジュールを用いて1台の表示器が構成される場合を
示し、図5(b)は、複数の表示モジュールのそれぞれ
が1台の表示器を構成する場合を示す説明図である。1
はホスト装置、51,53〜55は表示器、51a〜5
1e,53a〜55aは表示モジュール、52は接続ケ
ーブルである。ホスト機器1は、CPU(中央演算処理
装置)を内蔵し、キーボードから表示データを入力した
り、図示しないセンター装置から無線により表示データ
を入力して、表示モジュール51a〜51e,53a〜
55aに出力する。表示器51,53〜55は、たとえ
ば、銀行内において金利や為替交換レートを表示した
り、駅構内において電車の発車時刻を表示したりするメ
ッセージ表示ボードとして用いられる。
【0003】図5(a)において、表示器51は、ホス
ト機器1に接続され、複数の表示モジュール51a〜5
1eを有し、各表示モジュール51a〜51eは、ホス
ト機器1からデータを受信し、それぞれ独立した内容の
表示を行うことができる。表示モジュール51a〜51
eの具体例としては、例えば、蛍光表示管や発光ダイオ
ード等を用いたディスプレイ装置、あるいは、複数枚の
表示板を回転させることにより表示文字を変える機械的
駆動方式の表示器などがある。表示器51はホスト機器
1と接続ケーブル52で接続されているが、表示器51
の内部でも、各表示モジュール51a〜51eが図示し
ない接続ケーブルでホスト機器1とバス接続されてい
る。
【0004】図5(b)においては、表示器53,5
4,55は離れた場所に設置される。表示器53,5
4,55は、それぞれ、複数の表示モジュール53a〜
55aを有する。表示モジュール53a〜55aは、図
5(a)における表示モジュール51a〜51eと同様
のものであり、ホスト機器1と接続ケーブルによりバス
接続され、ホスト機器1からデータを受信し、それぞれ
独立した表示を行うことができる。なお、図示を省略す
るが、図5(a)に示した表示器51と同様の表示器が
複数個、離れた場所に設置され、すべての表示モジュー
ルがホスト機器1に接続される場合もある。
【0005】図6は、ホスト機器とモジュールとの相互
接続形態の説明図である。図6(a)はバス接続の例で
ある。図中、61は1段目のモジュール、62は2段目
のモジュール、63はn段目のモジュールである。図6
(b)はデイジーチェイン接続の例である。図中、64
は1段目のモジュール、65は2段目のモジュール、6
6はn段目のモジュールである。図5の表示システムに
おける表示モジュールは、図6に示したモジュールの一
例である。ホスト機器1と各段のモジュールとの間でデ
ータを送受信する。
【0006】図6(a)に示すバス接続では、ホスト機
器1および全てのモジュール61〜モジュール63が接
続ケーブルで直接に接続されている。ホスト機器1およ
び複数のモジュール間でデータの送受信を可能とするた
めに、各モジュール61〜モジュール63にディップス
イッチ等を設けてアドレスを設定しておく。
【0007】図6(b)に示すデイジーチェイン接続で
は、ホスト機器1は隣接する1段目のモジュール64に
のみ接続され、1段目のモジュール64は、さらに、隣
接する2段目のモジュール65に接続され、2段目のモ
ジュール65は、さらに、図示を省略した隣接する3段
目のモジュールに接続され、同様にして、n段目のモジ
ュール66まで接続される。このようなデイジーチェイ
ン接続の一例としては、パーソナルコンピュータと周辺
機器との間でデータを送受信するSCSI(小型コンピ
ュータシステムインターフェース:Small Computer Sys
tem Interface)がある。SCSIはデータをパラレル
伝送するとともに、データを伝送するラインのほかに複
数の制御信号ラインも有している。しかし、デイジーチ
ェイン接続自体は、データをシリアル伝送するものであ
ってもよく、また、制御信号線を設けないものであって
もよい。
【0008】図5に示した表示システムに、図6(b)
に示したデイジーチェイン接続を用いるようにすれば、
各モジュールがリピータ(中継器)として機能するた
め、接続ケーブルを長くして伝送距離を延ばすことがで
きる。図7は、デイジーチェイン接続におけるモジュー
ルのブロック構成図である。図中、図5,図6と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。4,6,
9,10はコネクタ、5,11はシリアルトランシー
バ、7,12はCPU、71,72はアドレス設定スイ
ッチである。
【0009】ホスト機器1は、接続ケーブルを介して1
段目のモジュール64のコネクタ4に接続され、コネク
タ4はシリアルトランシーバ5に接続され、シリアルト
ランシーバ5はCPU(中央演算処理装置)7に接続さ
れる。このような接続によってホスト機器1と1段目の
モジュール64のCPU7との間の送受信を可能にす
る。
【0010】CPU7は、また、シリアルトランシーバ
5を介してコネクタ6に接続され、コネクタ6は、接続
ケーブルを介して2段目のモジュール65のコネクタ9
に接続される。コネクタ9はシリアルトランシーバ11
に接続され、シリアルトランシーバ11はCPU12に
接続される。このような接続によってホスト機器1は、
1段目のモジュール64のCPU7により中継されて2
段目のモジュール65のCPU12との間の送受信を可
能にする。2段目のモジュール65のコネクタ10は接
続ケーブルを介して後段のモジュールのコネクタに接続
される。このようにして、ホスト機器1は、中間のモジ
ュールのCPUにより中継されて全モジュールとCPU
との間の送受信を可能とする。
【0011】上述したように、複数台のモジュールをデ
イジーチェイン接続して、ホスト機器1から各モジュー
ルに表示情報や制御情報等のデータを送信する場合、各
モジュールに固有のアドレスを設定しておき、このアド
レスで特定のモジュールを指定する必要がある。したが
って、図6(a)のバス接続と同様に、各モジュールに
DIPスイッチ、サミールッスイッチ(ディジタルスイ
ッチ)などのアドレス設定用スイッチ71、72、ある
いは、ジャンパを設けて、これをCPU7,CPU8に
接続する。ホスト機器1およびモジュール(1)64,
モジュール(2)65・・・をデイジーチェイン接続す
る際に、作業者がアドレス設定スイッチ71,72を切
り替えて、アドレスを設定する必要がある。
【0012】しかし、上述したハードウエア的なアドレ
ス設定では、事前にモジュールの一台一台に個別にアド
レスを設定するので、作業者の負担が大きいという問題
がある。また、各モジュールにアドレス設定用のスイッ
チやジャンパを備える必要があり、コストアップにつな
がるという問題もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたもので、デイジーチェイ
ン接続された複数の機器に、アドレスを容易に設定する
ことができるデイジーチェイン接続機器、および、デイ
ジーチェイン接続機器のアドレス設定方法を提供するこ
とを目的とするものである。 さらに、デイジーチェイ
ン接続されたシステムのアドレス設定の信頼性を増すこ
とができるだけでなく、機器の総数がわかるデイジーチ
ェイン接続機器、および、デイジーチェイン接続機器の
アドレス設定方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のデイジーチェイ
ン接続機器においては、デイジーチェイン接続された複
数の機器に対し各機器に固有のアドレスを設定するデイ
ジーチェイン接続機器であって、前段の機器からアドレ
スデータが付されたアドレス設定コマンドを受信する手
段と、受信された前記アドレスデータに応じて自身の機
器にアドレスを設定する手段と、前記自身の機器のアド
レスに応じて後段の機器に対する前記アドレスデータを
作成する手段と、作成された前記アドレスデータが付さ
れたアドレス設定コマンドを前記後段の機器に送信する
手段とを備えたものである。また、本発明のデイジーチ
ェイン接続機器のアドレス設定方法においては、デイジ
ーチェイン接続された複数の機器に対し各機器に固有の
アドレスを設定するデイジーチェイン接続機器のアドレ
ス設定方法であって、前段の機器からアドレスデータが
付されたアドレス設定コマンドを受信し、受信された前
記アドレスデータに応じて自身の機器にアドレスを設定
し、前記自身の機器のアドレスに応じて後段の機器に対
する前記アドレスデータを作成し、作成された前記アド
レスデータが付されたアドレス設定コマンドを前記後段
の機器に送信するものである。したがって、デイジーチ
ェイン接続された複数の機器に、複数の機器間で取り決
められたアドレスを容易に設定することができる。
【0015】本発明のデイジーチェイン接続機器におい
ては、さらに、前記自身の機器の後段に前記機器が接続
されていないことを検出する手段と、前記自身の機器の
後段に前記機器が接続されていないときに前記自身の機
器の前記アドレスに応じて最終アドレスデータを作成す
る手段と、作成された前記最終アドレスデータが付され
た設定完了信号を前記前段の機器に返信する手段と、前
記後段の機器から前記設定完了信号を受信したときに、
前記設定完了信号を前記前段の機器に返信する手段とを
備えたものである。また、本発明のデイジーチェイン接
続機器のアドレス設定方法においては、さらに、前記自
身の機器の後段に前記機器が接続されていないことを検
出して、前記自身の機器の前記アドレスに応じて最終ア
ドレスデータを作成し、作成された前記最終アドレスデ
ータが付された設定完了信号を前記前段の機器に返信す
るとともに、前記後段の機器から前記設定完了信号を受
信したときに、前記設定完了信号を前記前段の機器に返
信するものである。したがって、デイジーチェイン接続
されたシステムのアドレス設定の信頼性を増すことがで
きるだけでなく、デイジーチェイン接続された機器の総
数がわかる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のデイジーチェイ
ン接続機器、および、そのアドレス設定方法の実施の一
形態を説明するためのデイジーチェイン接続機器のブロ
ック構成図である。図中、図5〜図7と同様な部分には
同じ符号を付して説明を省略する。2は1段目のモジュ
ール、3は2段目のモジュールである。アドレス設定用
スイッチやジャンパの代わりに、設定されたアドレスを
記憶するためのメモリ8,13が設けられてそれぞれC
PU7,12に接続される。
【0017】ホスト機器1のメモリあるいはハード磁気
ディスク、1段目のモジュール2、2段目のモジュール
3・・・の図示しないメモリに記憶されたプログラムに
より、各モジュールにアドレスが設定され、メモリ8に
1段目のモジュール2のアドレス、メモリ13に2段目
のモジュール3のアドレス・・・がそれぞれ保存され
る。メモリ8,13としては電気的に消去および再書き
込み可能なEEPROM(Electrically Erasable Prog
rammable Read Only Memory)のような不揮発性メモ
リ、電池でバックアップされるCMOSのRAM等を用
いる。CPU7,12がプログラムによって処理を実行
するために、CPU7,12には図示を省略したがRA
Mが接続されている。したがって、このRAMの一部の
記憶領域にアドレスを保存してもよい。ただし、モジュ
ールへの電源供給が断となると、再度アドレスを設定し
直す必要がある。
【0018】次に、各モジュールに固有のアドレスを設
定する方法の原理を説明する。ホスト機器1および1段
目のモジュール2,2段目のモジュール3・・・間を接
続ケーブルでデイジーチェイン接続する。ホスト機器1
から1段目のモジュール2に対し、アドレスデータ「A
D1」の付加されたアドレス設定コマンドを送信する。
1段目のモジュール2のCPU7は、受信したアドレス
データ「AD1」に応じて自身のモジュールにアドレス
を設定し、メモり8に記憶する。次に、CPU7は、全
てのモジュール間で取り決められたアドレスの設定規則
にしたがって、自身のモジュールのアドレスに応じて、
隣接する後段のモジュールのアドレスを決定する。この
アドレスに応じたアドレスデータ「AD2」を作成し、
このアドレスデータ「AD2」が付されたアドレス設定
コマンドを後段の2段目のモジュール3に送信する。な
お、上述したアドレスの設定規則にしたがって処理を行
うプログラムは、各モジュールに記憶させておく。
【0019】2段目のモジュール3において、CPU1
2は、前段の1段目のモジュール2からアドレスデータ
「AD2」の付加されたアドレス設定コマンドを受信す
る。1段目のCPU7と同様に、受信されたアドレスデ
ータ「AD2」に応じて自身のモジュールにアドレスを
設定する。次に、CPU12は、全てのモジュール間で
取り決められたアドレスの設定規則にしたがって、自身
のモジュールのアドレスに応じて、後段のモジュールに
対するアドレスを決定し、このアドレスに応じたアドレ
スデータ「AD3」を作成し、アドレスデータ「AD
3」の付加されたアドレス設定コマンドを、後段の3段
目のモジュールに送信する。以下同様にして、最後のモ
ジュールまで、アドレスデータの付加されたアドレス設
定コマンドが送信され、全てのモジュールに対してアド
レスが設定されて保存される。
【0020】その結果、ホスト機器1から1段目のモジ
ュール2,2段目のモジュール3・・・に対してアドレ
スを指定して個別にデータを送信することができる。さ
らに、ホスト機器1にも固有のアドレスを予め設定して
おけば、各モジュールからホスト機器1へも個別にデー
タを送信することができる。
【0021】上述したアドレスの設定規則は、複数のモ
ジュールのそれぞれに固有のアドレスを設定する規則で
ある。具体例を示すと、自身に設定されたアドレス番号
を、所定値、例えば、1だけ増分(インクリメント)す
るという規則である。あるいは、自身に設定されたアド
レス番号を、所定値、例えば、1だけ減分(デクリメン
ト)するという規則でもよい。例えば、ホスト機器1が
1段目のモジュール2にアドレス番号1を設定し、2段
目のモジュール3には、アドレス番号をインクリメント
させて2とし、順次、3,4,5・・・と設定する。
【0022】上述した説明では、アドレスの設定規則に
したがって、自身のモジュールのアドレスに応じて、隣
接する後段のモジュールに対するアドレスを決定し、後
段へのアドレスデータを作成した。このかわりに、自身
のモジュールのアドレスに応じたアドレスデータを後段
に送信し、後段のモジュールでは、前段からのアドレス
データに応じて、アドレスの設定規則にしたがって、こ
の後段のモジュールに対するアドレスを決定してもよ
い。この場合、ホスト機器1は、1段目のモジュール2
に対して、ホスト機器1のアドレスに応じたアドレスデ
ータを送信すればよい。上述したいずれの方法でも、複
数のモジュール間で取り決められたアドレス設定規則に
したがって、各モジュールに対して固有のアドレスを設
定することができる。なお、アドレスデータは、単純に
アドレスの番号そのものでよい。しかし、必ずしも、ア
ドレスの番号に一致させる必要はなく、アドレスの番号
と1対1の関係にあれば任意のデータでよい。
【0023】図2は、図1に示した各モジュールに固有
のアドレスを設定する際のホスト機器側のプログラム処
理を説明するためのフローチャートである。図3は、図
1に示した各モジュールに固有のアドレスを設定する際
のモジュール側のプログラム処理を説明するためのフロ
ーチャートである。図4は、図1に示したホスト機器と
各モジュール間でアドレスデータ、アドレス設定完了デ
ータを送受信する状態を説明するためのシーケンス図で
ある。図2ないし図4を参照し、各モジュールに固有の
アドレスを設定する方法を具体的に説明する。この具体
例では、アドレスの設定に加えて、アドレスが設定され
たことを確認する機能も持たせている。
【0024】図2のS21においては、ホスト機器1の
待ち時間D0 を設定し、S22に処理を進める。このD
0 の値は、予測されるモジュールの総数および、後述す
る伝送遅延時間,時間T1 ,時間T2 を考慮して設定さ
れる。S22においては、アドレス設定コマンドとアド
レスデータAD1を送信し、S23に処理を進める。S
23においては設定完了信号を受信したか否かを判定
し、受信しないときにはS24に処理を進め、受信した
ときにはS25に処理を進める。ここで、設定完了信号
とは、デイジーチェイン接続された最後のモジュールに
対し、アドレスの設定が完了したことを示す信号であ
り、最後のモジュールのアドレス番号に応じたアドレス
データが付されている。図4に示すように、最後のモジ
ュール4で生成され、順次、ホスト側に隣接する前段の
モジュールを中継伝送されてホスト機器1にまで到達す
る。
【0025】S24においては、先にS21で設定され
た待ち時間D0 が経過したか否かを判定し、経過してい
ないときにはS23に処理を戻し、経過したときにはS
26に処理を進める。図では省略しているが、待ち時間
の判定は、待ち時間を示すパラメータの値をS21にお
いてD0 にセットし、S24からS23の繰り返しルー
プを通過するごとにその値を減少させ、S24において
値がマイナスになったときを判定すればよい。S26に
おいては、待ち時間D0 が経過しても設定完了信号が受
信できなかったので、アドレス設定が失敗したことを作
業者に知らせる。
【0026】一方、S25においては、設定完了信号が
何段目のモジュールで生成されたものかを判定すること
により、最終接続モジュールを知ることができる。すな
わち、デイジーチェーン接続されたモジュールの全接続
台数を知ることができる。図4に示した具体例では、4
台のモジュールが接続され、待ち時間D0 経過時に設定
完了信号「OK4」が受信される。待ち時間D0 は、若
干余裕を見ておくことが望ましい。
【0027】図3においては、1段目のモジュール2に
ついて説明するが、他のモジュールの場合も、ほぼ同様
である。S31においてはコマンドおよびデータをホス
ト機器1から受信し、S32に処理を進める。他のモジ
ュールの場合には、隣接するモジュールであって、ホス
ト側の前段のモジュールからコマンドおよびデータを受
信する。このフローチャートでは省略しているが、コマ
ンドおよびデータを受信するまでS31にとどまってい
る。
【0028】S32においては受信したコマンドがアド
レス設定コマンドか否かを判定し、アドレス設定コマン
ドでないときにはS33に処理を進め、アドレス設定コ
マンドであるときにはS34に処理を進める。S33に
おいては各コマンドおよびデータの処理を行う。S34
においては、受信したアドレスデータAD1に応じて自
身のアドレス番号を設定しメモり8に保存する。S35
においては、アドレス番号をインクリメントた値に応じ
たアドレスデータAD2を作成し、S36に処理を進め
る。S36においては、待ち時間D1 を設定してS37
に処理を進める。待ち時間D1 は、ホスト機器1の待ち
時間D0 よりも、時間T1 +T2 だけ短い時間に設定す
る。ただし、ホスト1と1段目のモジュール2間の伝送
遅延時間は無視している。
【0029】S37においては、後段の2段目のモジュ
ール3へアドレス設定コマンドおよび新たなアドレスデ
ータAD2を送信し、S38に処理を進める。図4に示
した時間T1 は、S32によりアドレス設定コマンドお
よびデータの受信を検出したときから、S37において
アドレス設定コマンドおよびアドレスデータを送信する
までの処理遅延時間である。S38においては、後段の
2段目のモジュール3から設定完了信号を受信したか否
かを判定し、受信したときにはS41に処理を進め、受
信しないときにはS39に処理を進める。
【0030】S39においては、S36において設定さ
れた待ち時間D1 が経過したか否かを判定し、経過して
いないときにはS38に処理を戻し、経過したときには
S40に処理を進める。S40においては、自身を最終
モジュールであると判断し、自身の固有のアドレスに応
じた最終アドレスデータが付された設定完了信号を作成
して、S41に処理を進める。
【0031】S41においては、S38から直接に処理
が進められたときには、受信された設定完了信号をその
ままホスト機器1に返信する。S40から処理が進めら
れたときには、S40において生成された設定完了信号
をホスト機器1に返信する。なお、2段目以降のモジュ
ールにおけるこのステップS41においては、前段のモ
ジュールに設定完了信号を返信するようにして中継す
る。図4に示した時間T2 は、S39において待ち時間
1 の経過を検出したときからS41において設定完了
信号を返信するまでの処理遅延時間である。ただし、図
4に示すように、S38において設定完了信号を受信し
たときからS41において受信された設定完了信号をそ
のまま返信するまでの時間もこの時間T2 になるように
合わせておく。
【0032】図4に示した例では、モジュール4の後段
には、モジュールが接続されていない。したがって、モ
ジュール4だけが、待ち時間D4 を経過し、図示のステ
ップS40と同様な、モジュール4におけるステップに
処理を進め、自身の固有のアドレス番号に応じたアドレ
スデータの付された設定完了信号「OK4」を作成し
て、図示のステップS41と同様な、モジュール4にお
けるステップに処理を進める。上述した処理をデイジー
チェイン接続されたすべてのモジュールが行なうことに
より、接続された全てのモジュールにシステム固有のア
ドレスを設定することができる。
【0033】なお、自身のアドレスから、自身のモジュ
ールが何段目に位置するかを判断して各モジュールの待
ち時間D1 〜D4 を設定する。すなわち、ホスト機器の
待ち時間D0 から時間(T1 +T2 )×段数を引く。そ
のため、予測される最後のモジュールにおいて待ち時間
がゼロにならないようにD0 を決めておく。ただし、ホ
スト1と1段目のモジュール2間、および、モジュール
間の伝送遅延時間は無視している。待ち時間は、余裕を
持たせることが望ましいが、中間段でモジュールの余裕
時間が累積することを考慮して、ホスト機器1側に近い
ものほど、余裕時間を大きくする必要がある。
【0034】上述した説明では、S32によりアドレス
設定コマンドおよびデータの受信を検出すると、時間T
1 経過後、無条件にアドレス設定コマンドおよびデータ
を後段のモジュールに送信した。これに代えて、デイジ
ーチェイン接続を完了して電源を供給開始した後、各モ
ジュールが、ホスト機器1あるいは、ホスト機器1側に
隣接する前段のモジュールに対し送信要求信号を自動的
に出力するようにしておく。
【0035】各モジュールにおいては、後段への接続コ
ネクタを介して送信要求信号が受信されているか否かを
判定し、ある決められた所定時間経過しても受信されな
いときに、後段にモジュールが接続されていないとし
て、自身を最終モジュールであることを検出する。そし
て、アドレス設定コマンドおよびアドレスデータの後段
への送信を中止するとともに、設定完了信号を返信す
る。この場合、各モジュールにおいて、後段にモジュー
ルがあるか否かの判定に待ち時間D1 〜D4 を利用しな
い。したがって、ホスト機器1においてのみ、予測され
るモジュール総数、時間T1 ,T2 に応じた所定の待ち
時間を決める。この所定の待ち時間内に設定完了信号が
受信されるか否かを判定する。
【0036】上述した説明では、設定完了信号をホスト
機器1に返信する機能を持たせている。しかし、伝送エ
ラーが生じるおそれがない環境で使用され、かつ、何台
のモジュールがデイジーチェイン接続されているかを作
業者が知っている場合には、設定完了信号を返信する機
能を持たなくてもよい。また、設定完了信号をホスト機
器1に返信する方法は上述した例に限らず、他の方法で
行ってもよい。例えば、アドレス設定コマンドおよびア
ドレスデータを受信したときに、各モジュールは自身の
アドレス番号に応じたアドレスデータの付された設定完
了信号を作成して、隣接するホスト機器1、あるいは、
ホスト機器1側に位置する前段のモジュールに返信する
ようにし、各モジュールは、ホスト機器1とは反対側に
位置する後段のモジュールから受信した設定完了信号を
そのまま、ホスト機器1側に返信して中継するようにし
てもよい。
【0037】上述した説明では、CPUによるプログラ
ム処理でアドレスを設定するようにしたが、このアドレ
ス設定をハードウエアロジックで実現することもでき
る。この場合でも、アドレス設定用のスイッチやジャン
パを必要とせず、作業者が各モジュールに対し個々に設
定作業をする必要はない。上述したアドレス設定方法
を、複数の表示モジュールに対し表示データをホスト機
器から送信する表示システムのアドレス設定に用いると
好適である。しかし、モジュール側からホスト機器側に
データを送信するもの、あるいは、双方向にデータを送
受信するシステムに用いることもできる。
【0038】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明によれば、作業者がアドレス設定用のスイッチやジャ
ンパなどのハード的な設定操作を行わずにデイジーチェ
イン接続された機器に対し、アドレスを自動的に設定す
ることができるという効果がある。したがって、コスト
の高いメカニカルな部品の点数を減らすことができると
ともに、作業者によるアドレスの設定間違いをなくすこ
とができるという効果がある。機器の設置時にデイジー
チェイン接続する際に限らず、使用中に機器を交換した
場合にも、ハード的に何も変えることなく、交換された
機器に対し自動的にアドレスを設定することができると
いう効果がある。
【0039】また、設定完了信号を返信するようにすれ
ば、デイジーチェイン接続されたシステムの信頼性を増
すことができるだけでなく、さらにデイジーチェイン接
続された機器の総台数がわかるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデイジーチェイン接続機器、および、
そのアドレス設定方法の実施の一形態を説明するための
デイジーチェイン接続機器のブロック構成図である。
【図2】図1に示した各モジュールに固有のアドレスを
設定する際のホスト機器側のプログラム処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】図1に示した各モジュールに固有のアドレスを
設定する際のモジュール側のプログラム処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】図1に示したホスト機器と各モジュール間でア
ドレスデータ、アドレス設定完了データを送受信する状
態を説明するためのシーケンス図である。
【図5】複数の表示モジュールを用いた表示システムの
説明図である。
【図6】ホスト機器とモジュールとの相互接続形態の説
明図である。
【図7】デイジーチェイン接続におけるモジュールのブ
ロック構成図である。
【符号の説明】
1 ホスト装置、2 1段目のモジュール、3 2段目
のモジュール、4,6,9,10 コネクタ、5,11
シリアルトランシーバ、7,12 CPU、71,7
2 アドレス設定スイッチ、51,53〜55 表示
器、51a〜51e,53a〜55a 表示モジュー
ル、52 接続ケーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デイジーチェイン接続された複数の機器
    に対し各機器に固有のアドレスを設定するデイジーチェ
    イン接続機器であって、 前段の機器からアドレスデータが付されたアドレス設定
    コマンドを受信する手段と、受信された前記アドレスデ
    ータに応じて自身の機器にアドレスを設定する手段と、
    前記自身の機器のアドレスに応じて後段の機器に対する
    前記アドレスデータを作成する手段と、作成された前記
    アドレスデータが付されたアドレス設定コマンドを前記
    後段の機器に送信する手段とを備えたデイジーチェイン
    接続機器。
  2. 【請求項2】 前記自身の機器の後段に前記機器が接続
    されていないことを検出する手段と、前記自身の機器の
    後段に前記機器が接続されていないときに前記自身の機
    器の前記アドレスに応じて最終アドレスデータを作成す
    る手段と、作成された前記最終アドレスデータが付され
    た設定完了信号を前記前段の機器に返信する手段と、前
    記後段の機器から前記設定完了信号を受信したときに、
    前記設定完了信号を前記前段の機器に返信する手段とを
    備えた請求項1に記載のデイジーチェイン接続機器。
  3. 【請求項3】 デイジーチェイン接続された複数の機器
    に対し各機器に固有のアドレスを設定するデイジーチェ
    イン接続機器のアドレス設定方法であって、 前段の機器からアドレスデータが付されたアドレス設定
    コマンドを受信し、受信された前記アドレスデータに応
    じて自身の機器にアドレスを設定し、前記自身の機器の
    アドレスに応じて後段の機器に対する前記アドレスデー
    タを作成し、作成された前記アドレスデータが付された
    アドレス設定コマンドを前記後段の機器に送信すること
    を特徴とするデイジーチェイン接続機器のアドレス設定
    方法。
  4. 【請求項4】 前記自身の機器の後段に前記機器が接続
    されていないことを検出して、前記自身の機器の前記ア
    ドレスに応じて最終アドレスデータを作成し、作成され
    た前記最終アドレスデータが付された設定完了信号を前
    記前段の機器に返信するとともに、前記後段の機器から
    前記設定完了信号を受信したときに、前記設定完了信号
    を前記前段の機器に返信することを特徴とする請求項3
    に記載のデイジーチェイン接続機器のアドレス設定方
    法。
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