JP2000024924A - サンドブラスト処理装置とサンドブラスト処理方法 - Google Patents

サンドブラスト処理装置とサンドブラスト処理方法

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JP2000024924A
JP2000024924A JP19428698A JP19428698A JP2000024924A JP 2000024924 A JP2000024924 A JP 2000024924A JP 19428698 A JP19428698 A JP 19428698A JP 19428698 A JP19428698 A JP 19428698A JP 2000024924 A JP2000024924 A JP 2000024924A
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sand
resist
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Takeshi Matsumoto
武司 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理面側に加工用素材を設け、更にその上に
所定形状のレジストからなるマスクを設けた処理基板に
対する、サンドブラスト処理方法で、切削効率が良く、
研磨砂に対するレジストからなるマスクの耐磨耗性を向
上できるサンドブラスト処理方法を提供する。 【解決手段】 処理面側に加工用素材を設け、更にその
上に所定形状のレジストからなるサンドブラスト処理に
耐性のあるマスクを設けた処理基板に対して、サンドブ
ラスト処理を行う装置であって、処理室内において、ブ
ラストノズル位置を移動させ、且つ、処理基板に対し、
処理基板の処理面側に設けられた前記マスクを介して、
高圧空気により研磨砂をブラストノズルから吹き付け
て、処理基板上の加工用素材を選択的に切削除去するサ
ンドブラスト処理部と、サンドブラスト処理を行う際
に、サンドブラスト処理部に、処理基板を加熱した状態
で送り込む加熱部とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスビーズ等の
研磨砂の粉末を高圧空気を用いて噴射させてサンドブラ
スト処理を行うサンドブラスト処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイパネル(以
下PDPとも記す)は、その奥行きの薄いこと、軽量で
あること、更に鮮明な表示と液晶パネルに比べ視野角が
広いことにより、種々の表示装置に利用されつつある。
一般に、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2
枚の対向するガラス基板にそれぞれ規則的に配列した一
対の電極を設け、その間にネオン、キセノン等を主体と
するガスを封入した構造となっている。そして、これら
の電極間に電圧を印加し、電極周辺の微小なセル内で放
電を発生させることにより、各セルを発光させて表示を
行うようにしている。特に情報表示をするためには、規
則的に並んだセルを選択的に放電発光させている。
【0003】ここで、PDPの構成を、図7に示すAC
型PDPの1例を挙げて説明しておく。図7はPDP構
成斜視図であるが、分かり易くするため前面板(ガラス
基板710)、背面板(ガラス基板720)とを実際よ
り離して示してある。図7に示すように、2枚のガラス
基板710、720が互いに平行に且つ対向して配設さ
れており、両者は背面板となるガラス基板720上に互
いに平行に設けられた障壁(セル障壁とも言う)730
により、一定の間隔に保持されている。前面板となるガ
ラス基板710の背面側には、放電維持電極である透明
電極740とバス電極である金属電極750とで構成さ
れる複合電極が互いに平行に形成され、これを覆って、
誘電体層760が形成されており、更にその上に保護層
(MgO層)770が形成されている。また、背面板と
なるガラス基板720の前面側には前記複合電極と直交
するように障壁730間に位置してアドレス電極780
が互いに平行に形成されており、更に障壁730の壁面
とセル底面を覆うように螢光体790が設けられてい
る。障壁730は放電空間を区画するためのもので、区
画された各放電空間をセルないし単位発光領域と言う。
このAC型PDPは面放電型であって、前面板上の複合
電極間に交流電圧を印加して、放電させる構造である。
この場合、交流をかけているために電界の向きは周波数
に対応して変化する。そして、この放電により生じる紫
外線により螢光体790を発光させ、前面板を透過する
光を観察者が視認できるものである。なお、DC型PD
Pにあっては、電極は誘電体層で被膜されていない構造
を有する点でAC型と相違するが、その放電効果は同じ
である。また、図7に示すものは、ガラス基板720の
一面に下地層767を設けその上に誘電体層765を設
けた構造となっているが、下地層767、誘電体層76
5は必ずしも必要としない。
【0004】そして、従来、上記PDPに使用する背面
板の障壁の形成方法としては、ガラス基板上に障壁形成
材料を障壁パターン形状に、スクリーン印刷にて複数回
繰り返して重ねて印刷して所要の高さに積み上げ、乾燥
させる第1の方法(スクリーン印刷法と呼ばれる)、あ
るいは、ガラス基板上に障壁形成材料を全面に塗布した
後、塗布面上にサンドブラストに耐性を有するレジスト
を所定形状にパターニング形成し、該レジストをマスク
としてサンドブラストにより障壁形成材料を所定形状に
形成する第2の方法(サンドブラスト法と呼ばれる)が
採られていた。しかし、上記第1の方法によるPDPに
使用する背面板の障壁形成においては、障壁としての所
定の厚さを得るには、数回〜10数回程度のペーストの
スクリーン印刷が必要で手間がかかる上に、印刷精度の
管理が必要となり、品質的にも満足のいくものを得るこ
とが難しく、現在では、第2の方法が主流となってい
る。
【0005】ここで、第2の方法(サンドブラスト法)
による障壁の形成の1例を図5に挙げて、サンドブラス
ト法による障壁形成方法を、更に説明しておく。図5
(a)に示すように、ガラス基板510の一面上に下引
き層520を介して電極配線530を形成した後、該電
極配線530上に、ガラス基板510面を覆うように、
更に、誘電体層550を形成する。次いで、誘電体層5
50上全面に、障壁形成用の低融点ガラスペーストから
なる加工用素材560を塗布した(図5(b))後、加
工用素材560上に、サンドブラスト処理に耐性のある
感光性のレジスト540を配設し(図5(c))、次い
で、形成する障壁の形状に対応した所定形状の絵柄を有
するフォトマスクを用いて、レジスト540の所定領域
のみを露光し、これを現像して、所定形状にパターン化
する。(図5(d)) そして、レジスト540を加工用素材560をサンドブ
ラスト処理する際のマスクとして、サンドブラスト処理
を行い、マスクから露出している加工用素材560のみ
を切削して、所定の形状にする。(図5(e)) この後、レジスト540を除去して、焼成処理を施して
障壁560Aを誘電体層550上に形成する。(図5
(f))
【0006】第2の方法によるPDPに使用する背面板
となるガラス基板への障壁形成においては、ガラス基板
上に塗膜された障壁形成用材料をサンドブラストに耐性
のあるマスクで覆い、複数本のノズルからガラスビーズ
等の研磨砂を高圧空気にて吹きつけ、マスクから露出し
た部分を選択的に切削して障壁を形成していた。通常、
図6に示すような、支持するシャフト611を介してブ
ラストノズル610が処理室605内に入れられ、シャ
フト611を処理室605の天井691に設けられたス
リット695に沿い移動させることにより、ブラストノ
ズル位置を移動させるサンドブラスト処理装置を用い
て、各種サイズの処理基板をサンドブラスト処理してい
た。このようなサンドブラスト処理装置においては、切
削効率が高いことは重要で、従来、研磨砂の雰囲気の水
分(湿気)等による凝集による切削効率の低下を避ける
為、研磨砂を加熱した状態で使用し、これにより切削効
率の低下を防ぐ方法が採られていた。しかし、量産性の
面から、より切削効率の良い方法が求められていた。一
方、研磨砂に対するレジストの耐磨耗性にも問題があ
り、この対応が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、PDP
に使用する背面板の障壁形成をサンドブラスト法により
行う場合、量産性の面から、より切削効率の良いサンド
ブラスト処理方法が求められ、且つ、研磨砂に対するレ
ジストの耐磨耗性の向上が求められていた。本発明は、
これに対応するもので、処理面側に加工用素材を設け、
更にその上に所定形状のレジストからなるマスクを設け
た処理基板に対する、サンドブラスト処理方法におい
て、切削効率が良く、研磨砂に対するレジストからなる
マスクの耐磨耗性を向上ができるサンドブラスト処理方
法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のサンドブラスト
処理装置は、処理面側に加工用素材を設け、更にその上
に所定形状のレジストからなるサンドブラスト処理に耐
性のあるマスクを設けた処理基板に対して、サンドブラ
スト処理を行う装置であって、処理室内において、ブラ
ストノズル位置を移動させ、且つ、処理基板に対し、処
理基板の処理面側に設けられた前記マスクを介して、高
圧空気により研磨砂をブラストノズルから吹き付けて、
処理基板上の加工用素材を選択的に切削除去するサンド
ブラスト処理部と、サンドブラスト処理を行う際に、サ
ンドブラスト処理部に、処理基板を加熱した状態で送り
込む加熱部とを備えていることを特徴とするものであ
る。そして、上記において、処理基板がプラズマディス
プレイ用の基板で、加工用素材が障壁形成用等の低融点
ガラスペーストからなることを特徴とするものである。
【0009】本発明のサンドブラスト処理方法は、処理
面側に加工用素材を設け、更にその上に所定形状のレジ
ストからなるサンドブラスト処理に耐性のあるマスクを
設けた処理基板に対する、サンドブラスト処理方法であ
って、サンドブラスト処理を行う際に、サンドブラスト
処理部に、処理基板を加熱した状態で送り込むことを特
徴とするものである。そして、上記において、処理基板
がプラズマディスプレイ用の基板で、加工用素材が障壁
形成用等の低融点ガラスペーストからなることを特徴と
するものである。尚、ここでいう加熱とは、加工用素材
(切削層)の水分が減少し、加熱しない場合に比べ、切
削効率を上げることができるような加熱処理で、且つ、
レジストを軟化させて、レジストからなるマスクの耐磨
耗性を向上させる加熱処理である。
【0010】
【作用】本発明のサンドブラスト処理装置は、このよう
な構成にすることにより、処理面側に加工用素材を設
け、更にその上に所定形状のレジストからなるマスクを
設けた処理基板に対する、サンドブラスト処理方法にお
いて、切削効率が良く、研磨砂に対するレジストからな
るマスクの耐磨耗性を向上ができるサンドブラスト処理
装置の提供を可能としている。具体的には、処理室内に
おいて、ブラストノズル位置を移動させ、且つ、処理基
板に対し、処理基板の処理面側に設けられた前記マスク
を介して、高圧空気により研磨砂をブラストノズルから
吹き付けて、処理基板上の加工用素材を選択的に切削除
去するサンドブラスト処理部と、サンドブラスト処理を
行う際に、サンドブラスト処理部に、処理基板を加熱し
た状態で送り込む加熱部とを備えていることにより、こ
れを達成している。PDP用の基板の障壁形成等に用い
られる、支持するシャフトを介してブラストノズルが処
理室内に入れられ、シャフトを処理室の天井に設けられ
たスリットに沿い移動させる方式のサンドブラスト装置
にも、簡単に適用できる。特に、処理基板がプラズマデ
ィスプレイ用の基板で、加工用素材が障壁形成用等の低
融点ガラスペーストからなる場合には、有効で、結果、
PDP用の基板のサンドブラスト処理の量産、品質向上
が期待できる。
【0011】本発明のサンドブラスト処理方法は、この
ような構成にすることにより、切削効率が良く、研磨砂
に対するレジストからなるマスクの耐磨耗性を向上がで
きるサンドブラスト処理方法の提供を可能としている。
特に、処理基板がプラズマディスプレイ用の基板で、加
工用素材が障壁形成用等の低融点ガラスペーストからな
る場合には、有効である。
【0012】加熱処理する第1の理由は、処理基板を加
熱することにより、サンドブラスト加工する加工用素材
(切削層)の水分が減少し、加熱しない場合に比べ、切
削効率が向上するためである。通常、PDP用の基板
(背面板)の障壁形成用のペーストは、低融点ガラスフ
リット、フィラー(アルミナ、ジルコニア等)、顔料、
樹脂、溶剤からなり、処理基板上に塗布され、乾燥され
た後、水分を含むもので、これにより、サンドブラスト
処理における切削効率が低下する場合がある。また、第
2の理由は、レジストが軟化することによりマスクとし
ての耐磨耗性が向上するためである。PDP用の基板
(背面板)の作製においては、その障壁形成用等に用い
られるレジストは、ネガ型のアルカリ可溶の市販のドラ
イフィルムレジスト(例えば、東京応化工業株式会社製
のBF−603)が用いられる。尚、ドライフィルムレ
ジストは、通常、ベースフィルム上にレジストを形成
し、カバーフィルムにて覆った形態で市販されているも
ので、カバーフィルムを剥がし、レジスト部をベースフ
ィルムとともに処理基板のペースト側にラミネートして
使用するが、処理基板へのレジスト形成が、作業性の面
から有利で採られている。現像処理はベースフィルムを
剥がした状態で行う。この場合、レジストが軟化して、
耐磨耗性が向上する温度としては、特に、80°C〜1
00°Cが好ましい。尚、60°C〜180°Cでも効
果を得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のサンドブラスト処理装置
の実施の形態の1例を挙げ、図に基づいて説明する。図
1は本発明のサンドブラスト処理装置を簡略化して示し
た構成図で、図2はサンドブラスト処理部の概略断面図
で、図3は加熱部の概略図で、図4はパネルヒータの配
列の基板の関係を図示した図である。尚、図2(b)は
図2(a)のB1−B2側からみた図で、図3(a)は
図1のA0側からみた一部の透視図図で、図3(b)は
図3(a)C0側からみた一部透視図である。図1〜図
3中、100はサンドブラスト処理部、105は処理
室、110はブラストノズル、111はシャフト(研磨
砂配管でもある)、113はシャフト固定部、115は
シャフト搬送部、117は吹き出し口部、118は研磨
砂、120は搬送プレート、121はベアリング部、1
30はスライドウエイ、170は搬送ロール、180は
基板、190は処理室壁部、191は天井、195はス
リット、200は加熱部、205は処理室、210はパ
ネルヒーター、211はパネルヒータ保持部、220は
赤外線、230はモータ、271、272は搬送ロー
ル、290は処理室壁部である。本発明のサンドブラス
ト処理装置は、加工用素材が障壁形成用等の低融点ガラ
スペーストからなる、プラズマディスプレイ用の基板を
作製する際に用いられるサンドブラスト処理装置で、処
理面側の加工用素材上に所定形状のドライフィルムレジ
スト(例えば、東京応化工業株式会社製のBF−60
3)からなるサンドブラスト処理用マスクを設けた処理
基板に対して、サンドブラスト処理を行う装置である。
そして、処理基板に対し、処理基板の処理面側に設けら
れた前記マスクを介して、加工用素材を選択的に切削加
工するサンドブラスト処理部100と、サンドブラスト
処理を行う際に、サンドブラスト処理部100に、処理
基板180を加熱した状態で送り込む加熱部200とを
備えている。
【0014】加熱部200は、処理基板180の加工用
素材、マスク側を上側にして搬送ロール271上に処理
基板180を載せ、処理基板180の表裏に上下のパネ
ルヒーター210により赤外線220を照射し、加熱処
理を行うもので、図3に示すような構造をしている。搬
送ロール271はモータ230により駆動され回転す
る。尚、図3は全体を分かり易く示したもので、上側の
要部のみを透視して示してある。更に具体的には、図4
に示すように、加熱部200は、1枚が120mm□
で、200Wのパネルヒーター210を、基板進行方向
に7枚、基板の幅方向に11枚(合計77枚)を格子状
に20mm間隔をあけて並べているが、これは処理基板
の搬送速度や処理基板のサイズに合わたものである。処
理基板の搬送速度や処理基板のサイズに合わせ、使用す
るパネルヒーターの枚数やパネルヒーターの出力/1枚
を選択することが好ましい。
【0015】サンドブラスト部100は、処理室内10
5において、ブラストノズル110位置を移動させ、且
つ、処理基板に対し、処理基板の処理面側に設けられた
前記マスクを介しを介して、高圧空気により研磨砂をブ
ラストノズルから吹き付けて、処理基板上の加工用素材
を選択的に切削除去するものである。サンドブラスト部
100は、図2(a)に示すように、ブラストノズル1
10部を、シャフト搬送部115に固定されたシャフト
111に支持して、処理室105内に吊り、且つ、シャ
フト111を処理室105の天井191に設けられたス
リット195に沿い移動させることにより、ブラストノ
ズル110を往復移動させるものである。図2(b)に
示すように、ブラストノズル110の下側に、吹き出し
口117を設け、研磨砂118を高圧エアーにより吹き
出して、処理基板180に当てて、加工用素材を選択的
に切削する。シャフト111は矢印B3(図2(b))
の方向に往復移動する。図2(a)中、搬送プレート1
20は、精密研磨されたベアリング121と一体で、シ
ャフト搬送部115を一体的に支持するもので、スライ
ドウエイ130に沿い移動することにより、シャフト搬
送部115に支持されたシャフト111をスリット19
5に沿い移動させるものである。また、スライドウエイ
130は、天井191に固定されているが、特にこれに
限定はされなく、他に固定しても良い。
【0016】尚、搬送ロール271、171は、それぞ
れ、各処理に合った速度で搬送できるように、それぞ
れ、独立して、その搬送速度が制御されるようになって
いる。
【0017】次に、本発明のサンドブラスト処理方法の
実施の形態の1例を説明する。本例は、加工用素材が障
壁形成用等の低融点ガラスペーストからなるプラズマデ
ィスプレイ用の基板を、処理基板とするもので、図1に
示す装置を用いてその処理を実施するものである。以
下、図1〜図3に基づいて本例を説明する。同時に、こ
れを以て、図1に示す装置の動作説明にも代える。次い
で、本発明のサンドブラスト処理方法として、図1に示
す装置を用いて実施する1例を挙げる。先ず、処理基板
180を搬送ロール272側から加熱部200の処理室
205内へ搬送する。引き続き、処理基板180を搬送
ロール271しながら、処理室205内において、その
表裏面にパネルヒーター210により赤外線220を照
射して加熱する。処理基板180は、加熱部200の処
理室1205内に入れられ、搬送ロール271により搬
送されながら、サンドブラスト部100側に向かうが、
加熱部200の処理室205内において、上下に設けら
れた、赤外線220を照射するパネルヒーター210に
より、その表裏面から熱を受けて加熱される。次いで、
所定の温度に加熱された処理基板180は、サンドブラ
スト処理部100の処理室105へと搬送されて送り込
まれる。そして、搬送ロール171にて、所定の速度で
搬送されながら、その加工用素材が、ノズル110より
高圧エアーにより吹きだされる研磨砂118により、マ
スクを介して選択的に切削される。本例の場合は、処理
基板がPDP用の基板で、加工用素材が障壁形成用等の
低融点ガラスペーストからなり、サンドブラスト処理用
のマスクとして東京応化工業株式会社製のBF−603
ドライフィルムレジストを用いているため、サンドブラ
スト効率とマスクの耐磨耗製の面から、処理基板180
の加熱温度を80〜100°Cに抑えて行うが、加熱温
度としては、加熱しない場合に比べ、加熱により加工用
素材(切削層)の水分が減少し、且つ、マスクの耐磨耗
性の向上が見込まれる範囲の温度であれば、その効果が
期待できる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように、処理面側に加
工用素材を設け、更にその上に所定形状のレジストから
なるマスクを設けた処理基板に対する、サンドブラスト
処理方法において、切削効率が良く、研磨砂に対するレ
ジストからなるマスクの耐磨耗性を向上ができるサンド
ブラスト処理方法の提供を可能とした。同時に、そのよ
うな処理を行うことができるサンドブラスト処理装置の
提供を可能とした。特に、PDPに使用する背面板の障
壁等をサンドブラスト法にて形成する際の、サンドブラ
スト処理装置に本発明を適用した場合には、特に有効で
ある。結果として、PDP用の基板の量産面、品質面に
も対応できるものとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサンドブラスト処理装置の実施の形態
の1例の概略構成図
【図2】サンドブラスト処理部の概略図
【図3】加熱部の一部透視図
【図4】パネルヒーターを説明するための図
【図5】サンドブラスト処理による障壁の形成を説明す
るための図
【図6】従来のサンドブラスト装置を説明するための図
【図7】PDP基板を説明するための図
【符号の説明】
100 サンドブラスト装置 105 処理室 110 ブラストノズル 111 シャフト(研磨砂配管で
もある) 113 シャフト固定部 115 シャフト搬送部 117 吹き出し口部 118 研磨砂 120 搬送プレート 121 ベアリング 130 スライドウエイ 170 搬送ロール 180 基板 190 処理室壁部 191 天井 195 スリット 200 加熱部 205 処理室 210 パネルヒーター 211 パネルヒータ保持部 220 赤外線 230 モータ 271、272 搬送ロール 290 処理室壁部 605 処理室 610 ノズル 611 シャフト 613 シャフト固定部 615 シャフト搬送部 620 遮蔽部材 670 搬送ロール 680 ガラス基板(背面板) 690 サンドブラスト処理室壁
部 691 天井 695 スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理面側に加工用素材を設け、更にその
    上に所定形状のレジストからなるサンドブラスト処理に
    耐性のあるマスクを設けた処理基板に対して、サンドブ
    ラスト処理を行う装置であって、処理室内において、ブ
    ラストノズル位置を移動させ、且つ、処理基板に対し、
    処理基板の処理面側に設けられた前記マスクを介して、
    高圧空気により研磨砂をブラストノズルから吹き付け
    て、処理基板上の加工用素材を選択的に切削除去するサ
    ンドブラスト処理部と、サンドブラスト処理を行う際
    に、サンドブラスト処理部に、処理基板を加熱した状態
    で送り込む加熱部とを備えていることを特徴とするサン
    ドブラスト処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、処理基板がプラズマ
    ディスプレイ用の基板で、加工用素材が障壁形成用等の
    低融点ガラスペーストからなることを特徴とするサンド
    ブラスト処理装置。
  3. 【請求項3】 処理面側に加工用素材を設け、更にその
    上に所定形状のレジストからなるサンドブラスト処理に
    耐性のあるマスクを設けた処理基板に対する、サンドブ
    ラスト処理方法であって、サンドブラスト処理を行う際
    に、サンドブラスト処理部に、処理基板を加熱した状態
    で送り込むことを特徴とするサンドブラスト処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、処理基板がプラズマ
    ディスプレイ用の基板で、加工用素材が障壁形成用等の
    低融点ガラスペーストからなることを特徴とするサンド
    ブラスト処理方法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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