JP2000051982A - 電線はんだ付け方法および装置 - Google Patents

電線はんだ付け方法および装置

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JP2000051982A
JP2000051982A JP10228200A JP22820098A JP2000051982A JP 2000051982 A JP2000051982 A JP 2000051982A JP 10228200 A JP10228200 A JP 10228200A JP 22820098 A JP22820098 A JP 22820098A JP 2000051982 A JP2000051982 A JP 2000051982A
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soldering
wire
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electric wire
stripping
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JP10228200A
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Yoshio Nitta
義雄 新田
Shunji Ikeda
俊司 池田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正確なはんだ付け作業を行い、歩留りを向上さ
せること。 【解決手段】端部に皮剥加工を施して、露出された芯線
端部にフラックスを塗布した後、該芯線端部をはんだ付
けする電線はんだ付け方法および装置に関する。フラッ
クスが塗布された芯線端部Eを加熱してからはんだ付け
工程を行う。はんだ付けが終了した被覆電線Wの被覆端
部に二次皮剥加工を施すことにより、被覆電線Wの皮剥
端部Eを最終的な仕上げ寸法Lに仕上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線はんだ付け方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばワイヤハーネスに代表されるよう
に、複数の電線で所定の回路を構成する場合、被覆電線
の端部に皮剥加工を施した後、芯線がばらけるのを防止
するために先端部分にはんだ付けを行うことが要請され
る場合や、後工程で電装部品のリード線としてはんだ付
けされる前の予備はんだとして、先端部分にはんだ付け
を行なう場合がある。そのような場合には、皮剥されて
露出している芯線部分を定位置に固定して、上方からは
んだを塗布する方法や、はんだ槽を設け、その中に芯線
部を移動させてその中に浸漬する方法が一般にとられて
いる。特に後者の場合、はんだ付け作業を自動化した構
成も提案されている(例えば特開平3−77770号参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなはんだ付
け作業においては、はんだ付け不良が生じる要因が種々
存在し、そのために、正確なはんだ付けを行い、歩留り
を向上させることが困難であった。特に、リード線への
はんだ付けにおいては、皮剥された芯線端部の指定長さ
だけにはんだ付けすることが要請される場合があるが、
はんだ代を正確に合わせてはんだ作業を行なうことは至
って困難であり、歩留りが下がる原因となっていた。
【0004】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、正確なはんだ付け作業を行い、歩留りを向上さ
せることのできる電線はんだ付け方法および装置を提供
することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、端部に皮剥加工を施して、露出された芯線
端部にフラックスを塗布した後、該芯線端部をはんだ付
けする電線はんだ付け方法において、はんだ付け工程が
終了した被覆電線の被覆端部を最終的な仕上げ寸法に皮
剥加工する二次皮剥工程を行うことを特徴とする電線は
んだ付け方法である。
【0006】この特定事項を含む発明では、皮剥された
芯線端部の先端側にのみはんだを付ける場合に、最初の
皮剥工程によってはんだ付けされる寸法だけ皮剥し、二
次皮剥ステーションによって最終的な仕上げ寸法に皮剥
加工を施すことができるので、最終的に露出している芯
線端部のうち、はんだ付けされる部分の寸法を精緻に仕
上げることが可能になる。
【0007】好ましい態様において、上記はんだ付け工
程は、溶融したはんだが貯留されているはんだ槽に対
し、芯線端部を連続的に複数回浸漬する手順を含んでい
る。この特定事項を含む発明では、はんだのぬれ性の差
を吸収することができる。すなわち、電線は、その材質
や製造年月によって、ぬれ性のばらつきが大きくなるの
であるが、芯線端部を複数回浸漬することにより、この
ぬれ性のばらつきを吸収することができるのである。
さらに好ましい態様において、二次皮剥が終了した被覆
電線の端部の外径をゲージで検査する検査工程をさらに
備えている。
【0008】この特定事項を含む発明では、ゲージによ
ってはんだ付けされた芯線端部の外径が検査されるの
で、はんだの付着状態の良否が的確に検査され、品質の
維持を図ることが可能になる。本発明の別の態様は、被
覆電線の端部に皮剥加工をするための皮剥ステーション
と、皮剥加工が施された上記被覆電線の端部にフラック
スを塗布するフラックス塗布ステーションと、フラック
スが塗布された芯線端部を加熱するための加熱手段が配
置された加熱ステーションと、加熱された被覆電線の芯
線端部を浸漬するためのはんだ槽およびはんだ槽に被覆
電線の端部を浸漬するために搬送可能な搬送ハンドが設
けられたはんだ付けステーションと、はんだ付けステー
ションの下流側に設けられ、芯線端部がはんだ付けされ
た被覆電線の被覆端部を最終的な仕上げ寸法に皮剥加工
するための二次皮剥ステーションと、各ステーションに
対し、被覆電線の端部を突出させた状態で、被覆電線を
間欠的に送給する送給ユニットとを備えている電線はん
だ付け装置である。
【0009】好ましい態様において、はんだ付けステー
ションの下流側に配置され、二次皮剥加工が施された芯
線端部の外径をゲージで検査する検査ユニットを備えた
検査ステーションをさらに備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。図1は
本発明の実施の一形態における自動電線はんだ付け装置
10の概略構成を示す斜視図であり、図2は図1の自動
電線はんだ付け装置10に係る搬送ユニットの断面略
図、図3は図1の自動電線はんだ付け装置10に係る搬
送ユニットの開閉機構を示す背面略図である。また、図
4は図1の自動電線はんだ付け装置10によって加工さ
れる電線の加工過程を示す概略図である。
【0011】これらの図を参照して、図示の自動電線は
んだ付け装置10は、平面視略長方形に形成された基台
11を有しており、その上面の幅方向一端側(以下、仮
に前方とする)に無端コンベヤー12を配置している。
図2を参照して、この無端コンベヤー12は、上記基台
11の上面に長手方向に対向して立設された一対の担持
板13(図2にのみ図示)にスプロケット14を取り付
け、各スプロケット14を基台11の幅方向(前後方
向)に沿う軸線周りに回転可能に担持させている。各ス
プロケット14には、基台11の長手方向に沿って延び
る無端チェーン15が取り付けられている。チェーン1
5には、複数のクランプ16が等配されており、これら
のクランプ16によって被覆電線Wをクランプし、被覆
電線Wの端部を基台11の幅方向に幾分突出させた状態
で基台11の長手方向(該被覆電線Wと直交する方向)
に沿う搬送方向Dに間欠的に搬送することができるよう
になっている。図示の実施の形態では、比較的短いリー
ド線として利用される被覆電線Wの端部にはんだ付けを
施すための装置として構成されている。
【0012】図2、図3に示すように、各クランプ16
は、チェーン15が連続する方向に対し直交する方向に
延びて取り付けられているクランプ片16a、16bを
二つ一組にして構成されたものであり、各クランプ片1
6a、16bは、その長手方向途中部が支軸17によっ
て軸支され、一端側(チェーン15の外側)が互いに協
働して被覆電線Wを挟持するための挟持部16cを構成
しているとともに他端側(チェーン15の内側)は、コ
イルばね18で互いに反対側に付勢されており、このコ
イルばね18の付勢力で挟持部16cの挟圧力を確保し
ている。
【0013】次に、これらクランプ16を開くために、
各クランプ片16a、16bの他端部には、カム片16
dが固定されているとともに、このカム片16dを駆動
するクランプ駆動ユニット20が後述する電線セッティ
ングステーションST1と、はんだ付けステーションS
T6と、電線取り出しステーションST10とに配置さ
れている。但し、電線取り出しステーションST10に
おいては、クランプ16の姿勢が他のステーションと異
なるため、これに対応してクランプ駆動ユニット20の
取り付け姿勢も変更されている。
【0014】このクランプ駆動ユニット20は、ステー
21に取り付けられたエアシリンダ22で押圧片23を
上下に進退させるものであり、押圧片23が上昇した際
に、各クランプ16のカム片16dを外側から内側へ変
位させ、各クランプ片16a、16bを支軸17周りに
回動させ、挟持部16cをコイルばね18の付勢力に抗
して開くことができるように構成されている。
【0015】図1を参照して、上記チェーン15は、基
台11に取り付けられた駆動機構24によって当該チェ
ーン15の周回方向に沿って間欠的に駆動されるように
なっている。そして、この間欠的な回動動作によって各
クランプ16が一時停止する位置には、該クランプ16
にクランプされた電線の端部を加工するためのステーシ
ョンST1−ST10が設定され、後述のように被覆電
線Wが図4(A)の状態から図4(E)の状態に加工さ
れるようになっている。
【0016】次に、電線はんだ付け装置10の各ステー
ションST1−ST10に配置されたユニットについ
て、図1並びに図5以下を参照しながら説明する。図5
は図1の電線はんだ付け装置10の電線セッティングス
テーションST1に設けられた電線セッティング装置1
00の概略構成を示す斜視図である。図1および図5を
参照して、上記搬送方向Dの上流端に設定された電線セ
ッティングステーションST1に設置された電線セッテ
ィング装置100は、該電線セッティングステーション
ST1に一時停止するクランプ16の後方に配置された
突き当てユニット101を含んでいる。突き当てユニッ
ト101は、エアシリンダ102と、このエアシリンダ
102によって前後に進退可能なブラケット103とを
備えている。ブラケット103には、図4(A)の状態
にある被覆電線Wの端部を突き当てることにより、クラ
ンプ16で被覆電線Wをクランプする際の被覆電線Wの
先端部分の突出量を規定するための突き当て部材104
が取り付けられているとともに、この突き当て部材10
4に突き当てられた被覆電線Wを検出するための光電セ
ンサ105が取り付けられており、この光電センサ10
5の検出に基づいて、電線セッティングステーションS
T1に設置されているクランプ駆動ユニット20を連動
させることにより、クランプ16が電線セッティングス
テーションST1に一時停止した段階ではクランプ16
を開き、被覆電線Wが位置決めされた段階でクランプ1
6を閉じるように構成されている。
【0017】他方、上記基台11に付設されたテーブル
110の上には、ガイドブロック111が固定されてい
る。ガイドブロック111は、座ぐり状に前方へ開くガ
イド面112と、このガイド面112に対して同心に形
成された挿通孔115とを区画するブロック状の金属部
材であり、上記挿通孔115を突き当て部材104の前
方に対向するように配置することにより、ガイド面11
2から挿通孔115に挿通された被覆電線Wを突き当て
部材104に突き当てて、突出量を画一的に規制した状
態で、該ガイド部材102と突き当て部材101との間
にあるクランプ16でクランプすることができるように
なっている。また、上記ガイドブロック111には、電
線搬送方向Dの下流側に被覆電線Wを抜き出すために、
ガイド面112および挿通孔115と連通するスリット
116が形成されている。図示の例において、スリット
116は、電線送給方向Dにおいて下流側が広くなるよ
うに開いている。
【0018】次に、図6は図1の電線はんだ付け装置1
0の皮剥ステーションST2に設けられた皮剥装置20
0の概略構成を示す斜視図である。図1および図6を参
照して、この皮剥装置200は、基台11の上に載置さ
れたステー201上に取り付けられている進退用シリン
ダ202と、進退用シリンダ202によって前後に進退
する進退ベース203と、進退ベース203上に取り付
けられた皮剥ユニット204とを有している。皮剥ユニ
ット204は、左右(電線搬送方向Dに沿う水平方向)
に開閉する一対の皮剥刃205で被覆電線Wの被覆端部
に切り込みを入れるとともに、上記進退用シリンダ20
2と協働して裁断した被覆端部を除去することにより、
図4(B)に示すように被覆電線Wの端部を皮剥し、芯
線端部Eを露出させるためのものである。
【0019】図示の実施の形態では、皮剥ステーション
ST2に一時停止した被覆電線Wの前後方向の位置ずれ
を規制するために、補助クランプ206が設けられてい
る。補助クランプ206は、皮剥ステーションST2に
クランプ16が一時停止した際、そのクランプ16の前
後両側で当該被覆電線Wを把持する二対のハンド207
を有しており、皮剥ユニット204が被覆電線Wの被覆
端部を切除する際に、これら二対のハンド207によっ
て被覆電線Wの止定力を補強するように構成されてい
る。なお、図6において、208は切除された被覆端部
を負圧空気で除去するための除去部材である。
【0020】次に図7は図1の電線はんだ付け装置10
の芯線撚りステーションST3に設けられた撚り機30
0の概略構成を示す斜視図である。図1および図7を参
照して、皮剥加工が皮剥ステーションST2で施された
被覆電線Wは、芯線撚りステーションST3に搬送さ
れ、図4(C)に示すように、露出している芯線端部E
をばらけないように撚る作業が行われる。
【0021】芯線撚りステーションST3に配置された
撚り機300は、基台11に立設されたステー301に
取り付けられた進退用シリンダ302と、進退用シリン
ダ302によって前後に進退する進退ベース303と、
進退ベース303上に取り付けられた旋回ユニット30
4とを有しており、この旋回ユニット304の先端部に
設けられた複数の把持爪305によって一時停止してい
る被覆電線Wの芯線端部Eを把持した後、旋回ユニット
304で把持爪305を旋回させて捩じりを加えながら
進退用シリンダ302に後方に退避させることにより、
芯線端部Eを撚ることができるように構成されている。
図示の撚り機300においても、皮剥ステーションST
2に配置されているのと同様な補助クランプ306が配
置されている。但し、この補助クランプ306は、その
ハンド307がクランプ16を直接挟圧し、より堅固に
被覆電線Wを固定して、芯ずれを防止するように構成さ
れており、この点が上記補助クランプ206と相違して
いる。
【0022】次に、図8は図1の電線はんだ付け装置1
0のフラックス塗布ステーションST4に設けられた塗
布装置400の概略構成を示す斜視図である。図1およ
び図8を参照して、図示の例における塗布装置400
は、上記自動電線はんだ付け装置10の基台11に据え
つけられたステー410を有しており、このステー41
0の端面には、フラックス塗布ステーションST4に一
時停止した被覆電線Wの芯線端部Eを挟圧して、フラッ
クスを塗布するために上下に開閉するハンド片401a
を備えたハンドユニット401と、ハンドユニット40
1にフラックスを供給するための貯留タンク402と、
貯留タンク402とハンドユニット401との間に配置
され、フラックスの供給を制御する三方電磁弁404と
が取り付けられている。そして、図示の実施の形態で
は、ハンドユニット401の開閉動作に連動して三方電
磁弁404を開閉することにより、ハンドユニット40
1が芯線端部Eを挟圧した際にフラックスを供給して芯
線端部Eに塗布することができるようになっている。上
記ハンドユニット401の各ハンド片401aには、そ
の芯線挟圧面に耐薬スポンジ405が貼着されており、
貯留タンク402からのフラックスは、配管406、4
07を介して、ハンドユニット401の上側のハンド片
401aに貼着された耐薬スポンジ405に供給される
ようになっている。
【0023】そして、この耐薬スポンジ405にフラッ
クスを含ませた状態で芯線端部Eを挟み込むことによ
り、芯線端部Eに適量のフラックスを塗布することがで
きるようになっている。次に、図1を参照して、上述し
たフラックス塗布ステーションST4の下流側には、加
熱ステーションST5が設けられている。この加熱ステ
ーションST5は、後続するはんだ付けステーションS
T6ではんだ付け工程を行うのに先立って、フラックス
が塗布された芯線端部Eを加熱し、その表面温度を高め
てフラックスを乾燥させ、フラックスの気化によるはん
だの飛び散りを防止するためものである。
【0024】図示の実施の形態では、加熱ステーション
ST5には下向きに熱風を吹き出すブロワー500が図
示しないステーを介して基台11設置されており、フラ
ックスが芯線端部Eに塗布された被覆電線Wが加熱ステ
ーションST5に一時停止している間、このブロワー5
00から約60℃から約70℃(AV線、AVS線は耐
熱温度80℃)の熱風が吹き出されるようになってい
る。この吐出される空気の温度は、被覆電線Wの被覆部
の材質によって適宜変更されるが、一般的な材質の場
合、熱により変質するのを防止するために、このような
温度に設定されている。
【0025】次に、図9は図1の電線はんだ付け装置1
0のはんだ付けステーションST6に設けられたはんだ
付けユニット600の概略構成を示す斜視図であり、図
10は図9のはんだ付けユニット600の側面略図あ
る。図1並びに図9および図10を参照して、図示の実
施の形態に係るはんだ付けユニット600は、はんだを
溶融させた状態で貯留しているはんだ槽601を採用し
ている。はんだ付けステーションST6に一時停止した
クランプ16から被覆電線Wを受け取ってこのはんだ槽
601に浸漬するために、はんだ付けユニット600は
回動アーム602を備えている。回動アーム602は、
基台11に立設されたステー603の上端部に軸支され
て、搬送方向Dに沿う軸604に基端部が軸支されて、
約90°の範囲で回動することができるようになってい
る。上記ステー603には、一対のショックアブソーバ
605、606が取り付けられており、このショックア
ブソーバ605、606によって、図10の実線で示す
電線受け渡し位置と仮想線で示す電線浸漬位置とに回動
アーム602の回動量が規制されているとともに、各位
置において、規制時の回動アーム602の慣性力を吸収
するようにしている。特に、ショックアブソーバ605
は、はんだ槽601へ浸漬される直前のところで回動ア
ーム602の位置および速度の調整をするために、回動
アーム602をゆっくり動作させる役割をも果たしてい
る。
【0026】回動アーム602を上記軸604周りにお
いて双方向に回動させるために、上記はんだ槽601の
側部には、駆動用のエアシリンダ607が設けられてい
る。このエアシリンダ607は、基台11の上に立設さ
れたステー608の上端部に片持ち状に軸支されている
とともに、ロッド609が上記回動アーム602に連結
されることにより、前後方向に沿って概ね水平に延びて
いる。そして、上記ロッド609を進退させることによ
り、回動アーム602を電線受け渡し位置と電線浸漬位
置との間で往復移動させることができるようになってい
る。
【0027】この回動アーム602の自由端部には、ハ
ンドユニット610が固定されている。ハンドユニット
610は、回動アーム602が電線受け渡し位置にある
ときに、クランプ16が把持している被覆電線Wを把持
可能な二対のハンド611を有しており、これらハンド
611によって、被覆電線Wの、クランプ16の前後両
側部分を把持してはんだ付け前の被覆電線Wをクランプ
16から受け取るとともに、はんだ付け後の被覆電線W
をクランプ16に受け渡すことができるようになってい
る。
【0028】この受け渡し動作を行うために、はんだ付
けステーションST6に配設されたクランプ駆動ユニッ
ト20は、上記エアシリンダ607およびハンド611
と連動可能に構成されている。ここで、図示の実施の形
態では、一つの被覆電線Wに対し、上記エアシリンダ6
07を二回駆動することによって、浸漬によるはんだ付
け工程を連続的に二回行うことにしている。これによ
り、はんだのぬれ性の差を吸収することができる。すな
わち、芯線端部Eは、その材質や製造年月によって、ぬ
れ性のばらつきが大きくなるのであるが、芯線端部Eを
複数回浸漬することにより、このぬれ性のばらつきを吸
収することができるのである。
【0029】次に、図1を参照して、図示の実施の形態
では、はんだ付けステーションST6に後続するステー
ションST7は、ブランクになっており、このブランク
のステーションST7に後続する二次皮剥ステーション
ST8では、上述した皮剥ステーションST2の皮剥装
置200と同様な二次皮剥装置800が載置され、この
二次皮剥装置800によって、図4(E)に示すよう
に、芯線端部Eがはんだ付けされた被覆電線Wの被覆端
部を最終的な仕上げ寸法Lに皮剥加工するようにしてい
る。
【0030】この構成では、皮剥された芯線端部Eの先
端側にのみはんだを付ける場合に、最初の皮剥工程(皮
剥ステーションST2)によってはんだ付けされる寸法
L1(図4(E)参照)だけ皮剥し、二次皮剥ステーシ
ョンST8によって最終的な仕上げ寸法Lに皮剥加工を
施すことができるので、最終的に露出している芯線端部
のうち、はんだ付けされる部分の寸法L1を精緻に仕上
げることが可能になる。
【0031】次に、図11は図1の電線はんだ付け装置
10の検査ステーションST9に設けられた検査装置9
00の概略構成を示す斜視図である。図1及び図11を
参照して、検査ステーションST9に配置された検査装
置900は、はんだ付けが終了した芯線端部Eに対向す
るエアシリンダ901を備えている。エアシリンダ90
1のロッド902には、駆動ブロック903が固定され
ており、駆動ブロック903は、左右に長く延びてい
る。この駆動ブロック903の前方には、一対のガイド
ピン904を介して検査ブロック905が取り付けられ
ており、ピン904によって規制される範囲内で駆動ブ
ロック903に対し前後に相対的に変位可能に構成され
ている。また、上記ピン904には、コイルばね906
が配置されており、このコイルばね906が駆動ブロッ
ク903との間で圧縮されることにより、上記検査ブロ
ック905は、前方に付勢されている。
【0032】検査ブロック905には、前方に突出する
筒状のゲージ910が設けられており、検査ステーショ
ンST9に停止した芯線端部Eに対してゲージ910が
同心に対向することができるようになっている。ゲージ
910の前端部には、座ぐり状のガイド面911が形成
されているとともに、その後ろ側にはゲージ孔912が
同心に連続している。ゲージ孔912は、芯線端部Eが
正規の寸法である場合にのみその挿通を許容するもので
ある。
【0033】他方、上記駆動ブロック903には、ゲー
ジ孔912を挿通した芯線端部Eを検出するためのセン
サ(図示せず)が取り付けられており、このセンサで芯
線端部Eを検出することにより、芯線端部Eの外径が正
規か否かを識別するようにしている。なお、図示の実施
の形態において、仮に芯線端部Eがゲージ孔912を挿
通できない場合には、検査ブロック905がコイルばね
906の付勢力に抗して弾性的に後退することにより、
被覆電線Wを保護するようにしている。
【0034】次に、図12は図1の電線はんだ付け装置
10の取り出しステーションST10に設けられた取り
出しユニット1000の概略構成を示す斜視図である。
図1および図12を参照して、上記基台11の電線搬送
方向Dにおける下流端には、ガイドレール1001が前
方に突出している。このガイドレール1001の上には
スライダ1002が前後に移動可能に取り付けられてお
り、スライダ1002には、一対の挟圧ローラ100
3、1004で構成されたクランプ部1005が取り付
けられている。このクランプ部1005は、取り出しス
テーションST10で停止した被覆電線Wをクランプす
るためのものであり、上記スライダ1002の駆動機構
(図示せず)および取り出しステーションST10のク
ランプ駆動ユニット20と連動して、クランプ16から
被覆電線Wを受け取り、それをスライダ1002の移動
によって前方に搬送するためのものである。
【0035】なお、加工される被覆電線Wが比較的短い
ものである場合、この取り出し装置1000は省略する
ことが可能である。以上説明した構成では、図示しない
作業者が電線セッティングステーションST1のところ
に座り、被覆電線Wを順次セッティングしていくことに
より、セッティングされた被覆電線Wが、電線セッティ
ング装置100によって突出長さを揃えられた状態でク
ランプ16にクランプされ、間欠的に搬送される。
【0036】そして、皮剥ステーションST2において
皮剥加工が施され、芯線撚りステーションST3におい
て芯線端部Eが撚られた後、フラックス塗布ステーショ
ンST4において所定量のフラックスが塗布される。さ
らに、フラックスが塗布された被覆電線Wの芯線端部E
が、加熱ステーションST5で加熱された後、はんだ付
けステーションST6ではんだ付けが施される。上述し
たように、このはんだ付けステーションST6では、二
回にわたってはんだ槽601に芯線端部Eが浸漬され
る。
【0037】その後、最終皮剥工程がステーションST
8の二次皮剥装置800によって行なわれ、被覆電線W
の芯線端部Eが図4(E)の状態に仕上げられ、検査ス
テーションST9の検査装置900によって外径の検査
が行なわれた後、取り出しステーションST10の取り
出しユニット1000によって取り出される。上述した
実施の形態は、本発明の好ましい具体例を例示したもの
に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されな
い。本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能
であることは云うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
はんだ付け後の芯線端部の仕上がり寸法を向上させるこ
とができるので、正確なはんだ付け作業を行い、歩留り
を向上させることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における自動電線はんだ
付け装置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の自動電線はんだ付け装置に係る搬送ユニ
ットの断面略図である。
【図3】図1の自動電線はんだ付け装置に係る搬送ユニ
ットの開閉機構を示す背面略図である。
【図4】図1の自動電線はんだ付け装置によって加工さ
れる電線の加工過程を示す概略図である。
【図5】図5は図1の電線はんだ付け装置の電線セッテ
ィングステーションに設けられた電線セッティング装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図6】図1の電線はんだ付け装置の皮剥ステーション
に設けられた皮剥装置の概略構成を示す斜視図である。
【図7】図1の電線はんだ付け装置の芯線撚りステーシ
ョンに設けられた撚り機の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図8】図1の電線はんだ付け装置のフラックス塗布ス
テーションに設けられた塗布装置の概略構成を示す斜視
図である。
【図9】図1の電線はんだ付け装置のはんだ付けステー
ションに設けられたはんだ付けユニットの概略構成を示
す斜視図である。
【図10】図9のはんだ付けユニットの側面略図ある。
【図11】図1の電線はんだ付け装置の検査ステーショ
ンに設けられた検査装置の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図12】図1の電線はんだ付け装置の取り出しステー
ションに設けられた取り出しユニットの概略構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 電線はんだ付け装置 12 無端コンベヤー 13 担持板 14 スプロケット 16 クランプ 100電線セッティング装置 200皮剥装置 300電線撚り機 400塗布装置 500ブロワー(加熱手段) 600はんだ付けユニット 601槽 800二次皮剥装置 900検査装置 D 電線送給方向 E 芯線端部 L 寸法 L1 寸法 ST1電線セッティングステーション ST2皮剥ステーション ST3芯線撚りステーション ST4フラックス塗布ステーション ST5加熱ステーション ST6はんだ付けステーション ST8二次皮剥ステーション ST9検査ステーション W 被覆電線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に皮剥加工を施して、露出された芯線
    端部にフラックスを塗布した後、該芯線端部をはんだ付
    けする電線はんだ付け方法において、 はんだ付け工程が終了した被覆電線の被覆端部を最終的
    な仕上げ寸法に皮剥加工する二次皮剥工程を行うことを
    特徴とする電線はんだ付け方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電線はんだ付け方法におい
    て、 上記はんだ付け工程は、溶融したはんだが貯留されてい
    るはんだ槽に対し、芯線端部を連続的に複数回浸漬する
    手順を含んでいる電線はんだ付け方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の電線はんだ付け方
    法において、 二次皮剥が終了した被覆電線の端部の外径をゲージで検
    査する検査工程をさらに備えている電線はんだ付け方
    法。
  4. 【請求項4】被覆電線の端部に皮剥加工をするための皮
    剥ステーションと、 皮剥加工が施された上記被覆電線の端部にフラックスを
    塗布するフラックス塗布ステーションと、 フラックスが塗布された芯線端部を加熱するための加熱
    手段が配置された加熱ステーションと、 加熱された被覆電線の芯線端部を浸漬するためのはんだ
    槽およびはんだ槽に被覆電線の端部を浸漬するために搬
    送可能な搬送ハンドが設けられたはんだ付けステーショ
    ンと、 はんだ付けステーションの下流側に設けられ、芯線端部
    がはんだ付けされた被覆電線の被覆端部を最終的な仕上
    げ寸法に皮剥加工するための二次皮剥ステーションと、 各ステーションに対し、被覆電線の端部を突出させた状
    態で、被覆電線を間欠的に送給する送給ユニットとを備
    えている電線はんだ付け装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の電線はんだ付け装置におい
    て、 はんだ付けステーションの下流側に配置され、二次皮剥
    加工が施された芯線端部の外径をゲージで検査する検査
    ユニットを備えた検査ステーションをさらに備えている
    電線はんだ付け装置。
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