JP2000057510A - 再生装置および再生方法 - Google Patents

再生装置および再生方法

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JP2000057510A
JP2000057510A JP10225795A JP22579598A JP2000057510A JP 2000057510 A JP2000057510 A JP 2000057510A JP 10225795 A JP10225795 A JP 10225795A JP 22579598 A JP22579598 A JP 22579598A JP 2000057510 A JP2000057510 A JP 2000057510A
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tape
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Hiroshi Tajima
博 田島
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの伸縮などによるトラックの変形
が生じても、データを正確に再生できるようにする。 【解決手段】 データが積符号化されSYNCブロック
毎にトラックIDとブロックIDを付され、斜めのトラ
ックでテープ206に記録される。再生時、トラックの
変形などで正しくトレースされずC2訂正しきれない
と、判定回路218でリトライ処理するように判定され
る。テープ206は、位置が戻されると共に速度が記録
時の1/2に落とされて、隙間無くトレースされる。再
生データは、C1デコーダでC1訂正され、端子212
bを介して抽出回路213に供給され、ブロックIDと
トラックIDが抽出される。複数回のトレース分のデー
タがメモリ215に格納され、抽出されたIDに基づき
正しい順序で並べ替えられる。このデータがC2デコー
ダでC2訂正され、エラーが無ければ出力され、有れば
再びリトライ処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気テープから
ヘリカルスキャン方式でデータを読み出すような再生装
置および再生方法に関し、特に、磁気テープが経時変化
で歪んだような場合でも正確にデータを読み出せるよう
な再生装置および再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルデータが記録されるカセット
テープを装填可能なドライブ装置を、インターフェイス
を介してホストコンピュータに接続することにより、コ
ンピュータの外部記憶装置として使用される磁気テープ
記録再生装置(以下、データレコーダとする)が知られ
ている。データレコーダの1つとして、回転ヘッドによ
りディジタルデータを磁気テープに記録するヘリカルス
キャン型のものが知られている。
【0003】図20Aおよび図20Bに概略的に示され
るように、回転するドラム300上に、互いにアジマス
の異なる1対の記録ヘッドA’,B’が設けられる。こ
の回転ドラム300に磁気テープ301が所定の巻き付
け角で以て巻き付けられる。磁気テープ301が走行さ
れると共に、回転ドラム300が回転し、回転ドラムの
180°の回転毎に1対の記録ヘッドA’,B’が切り
替えられることで、図20Bに示されるように、互いに
アジマスの異なるヘリカルトラック302が交互に形成
される。
【0004】なお、記録データは、例えば、リード・ソ
ロモン符号を用いた積符号でエラー訂正符号化されて記
録ヘッドA’,B’に供給され、磁気テープに記録され
る。この積符号による符号化においては、1シンボル
(例えば1バイト)単位でマトリクス状に配列されたデ
ータに対して、その列方向に対して例えばリードソロモ
ン符号によってそれぞれ符号化がなされ、外符号(C
2)パリティが生成される。そして、データおよびC2
パリティに対して、行方向に対して符号化がなされ、内
符号(C1)パリティが生成される。このように、列方
向に対してC2パリティが生成され、行方向に対してC
1パリティが生成されることによって、積符号によるエ
ラー訂正符号化が行われる。C2パリティおよびC1パ
リティで完結するブロックを、エラー訂正ブロックと称
する。
【0005】一方、回転ドラム300には、記録ヘッド
A’,B’のアジマスにそれぞれ対応したアジマスを有
する1対の再生ヘッドA,Bが、互いに対向する位置に
設けられる。記録時に形成されたヘリカルトラック30
2を、これら再生ヘッドA,Bがトレースして、磁気テ
ープに記録されたデータが再生される。このとき、ヘリ
カルトラック302に対して再生ヘッドA,Bが正確に
トレースするように、テープ速度などが制御される。
【0006】図21は、再生時のヘリカルトラック30
2に対する再生ヘッドA,Bのトレースの様子を概略的
に示す。磁気テープ301に形成されたヘリカルトラッ
ク302のそれぞれに対して、記録時とアジマスが一致
する再生ヘッドA,Bで以てトレースが行われるように
制御され、データが再生される。したがって、磁気テー
プ301上に形成されたトラック302から見れば、同
一アジマスのヘッドは、2トラックピッチ毎にトラック
302をトレースしていることになる。
【0007】こうしてヘリカルトラックから読み出され
再生されたデータは、記録時に付加された内符号パリテ
ィおよび外符号パリティとに基づき、2重にエラー訂正
処理が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
2重のエラー訂正処理を行っても訂正しきれないデータ
(アンコレクテッドエラー)が発生する場合がある。記
録媒体として磁気テープを用いている場合、アンコレク
テッドエラーが発生する原因としては、ノイズや磁気テ
ープの傷、再生ヘッドの目詰まりなどの他に、磁気テー
プの経時変化によるものがある。経時変化によって磁気
テープが伸縮し、記録時に形成されたヘリカルトラック
に、傾斜の変化や曲がりなどの変形が生じるのである。
【0009】このように、記録時に形成されたトラック
に変形が生じると、再生時に回転ヘッドがトラックを正
確にトレースできなくなり、再生データに、エラー訂正
符号で訂正しきれないエラー(アンコレクテッドエラ
ー)が発生してしまうという問題点があった。
【0010】図22,図23および図24を用いて、こ
の問題をさらに詳細に説明する。図22は、再生ヘッド
Aに注目し、ヘリカルトラックのトレースが正常に行わ
れている様子を示す。このように、正常な状態では、再
生ヘッドAは、2トラックピッチ毎にトラック302を
トレースする。したがって、再生ヘッドAは、磁気テー
プ301の面積の半分しかトレースしていないことにな
る。そのため、全てのデータを読み出すためには、再生
ヘッドAがトラック302を正確にトレースする必要が
ある。
【0011】これに対して、経時変化による磁気テープ
301の伸縮の影響で、図23に示されるように、トラ
ック302が曲がっていたり、また、図24に示される
ように、トラック302の傾斜が記録時と異なっている
状態が発生する。これらの場合、例えば再生ヘッドA
は、図23および図24から分かるように、部分的に逆
アジマスのトラックをトレースすることになってしま
う。逆アジマスのトラックをトレースした部分からは、
データが読み出せない。したがって、上述したような2
重のエラー訂正処理を行っても、アンコレクテッドエラ
ーが発生してしまうという問題点があった。
【0012】なお、アンコレクティッドエラーが発生し
た場合、磁気テープからの再再生(リードリトライ)を
行うことができる。すなわち、アンコレクテッドエラー
が発生し、再生できなかったエリアまで磁気テープ30
1が戻され、再び同様に読み出しが行われる。しかしな
がら、磁気テープ301の経時変化によるアンコレクテ
ッドエラーの場合には、例えば再生ヘッドAは、リトラ
イ前と同様に部分的に逆アジマスのトラックをトレース
することになり、この処理でエラーが回復する見込みは
少ないという問題点があった。
【0013】したがって、この発明の目的は、磁気テー
プの伸縮などによるトラックの変形が生じても、データ
を正確に再生することができるような再生装置および再
生方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、2重にエラー訂正符号化されると
共に、複数トラックを1記録単位として、複数トラック
のそれぞれを識別するトラックIDとエラー訂正符号化
の際の単位ブロックのそれぞれを識別するブロックID
とが付加されたデータが、斜めに形成されたトラックに
よって記録された磁気テープを、回転ヘッドでトレース
してデータの再生を行う再生装置において、同一のアジ
マス角を有する1または複数の回転ヘッドによって、磁
気テープ上に斜めに形成されたトラックをトレースして
データを再生する再生手段と、再生手段によって再生さ
れた、少なくとも1記録単位の再生データに対して、記
録時に施された2重のエラー訂正符号化によるエラー訂
正を行うエラー訂正手段と、エラー訂正手段によるエラ
ー訂正結果に基づきリトライ処理を行うかどうかを判定
する判定手段と、判定手段によってリトライ処理を行う
と判定された場合に、再生手段によって1または複数の
回転ヘッドが磁気テープ上を隙間無くトレースするよう
に制御するトレース制御手段と、トレース制御手段によ
って制御された再生手段によって再生された、少なくと
も1記録単位の再生データに対して、ブロックIDおよ
びトラックIDとに基づき再生データの再構築を行うデ
ータ並び替え手段とを有することを特徴とする再生装置
である。
【0015】また、この発明は、2重にエラー訂正符号
化されると共に、複数トラックを1記録単位として、複
数トラックのそれぞれを識別するトラックIDとエラー
訂正符号化の際の単位ブロックのそれぞれを識別するブ
ロックIDとが付加されたデータが、斜めに形成された
トラックによって記録された磁気テープを、回転ヘッド
でトレースしてデータの再生を行う再生方法において、
同一のアジマス角を有する1または複数の回転ヘッドに
よって、磁気テープ上に斜めに形成されたトラックをト
レースしてデータを再生する再生のステップと、再生の
ステップによって再生された、少なくとも1記録単位の
再生データに対して、記録時に施された2重のエラー訂
正符号化によるエラー訂正を行うエラー訂正のステップ
と、エラー訂正のステップによるエラー訂正結果に基づ
きリトライ処理を行うかどうかを判定する判定のステッ
プと、判定のステップによってリトライ処理を行うと判
定された場合に、再生のステップによって1または複数
の回転ヘッドが磁気テープ上を隙間無くトレースするよ
うに制御するトレース制御のステップと、トレース制御
のステップによって制御された再生のステップによって
再生された、少なくとも1記録単位の再生データに対し
て、ブロックIDおよびトラックIDとに基づき再生デ
ータの再構築を行うデータ並び替えのステップとを有す
ることを特徴とする再生方法である。
【0016】磁気テープ上の斜めのトラックを回転ヘッ
ドがトレースすることで得られた再生データに対して、
2重のエラー訂正符号によるエラー訂正を施し、エラー
訂正結果に基づきリトライ処理を行うかどうかを判定す
る。リトライ処理を行うと判定されたときには、磁気テ
ープの走行速度を記録時の速度よりも遅くし、同一アジ
マスのヘッドが磁気テープ上を隙間無くトレースするよ
うに制御される。リトライ時の再生データは、記録時に
付加されたトラックIDおよびブロックIDに基づき再
構築される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。先ず、理解を容易とするために、この
発明の背景となるデータレコーダならびに磁気テープの
フォーマットについて説明する。ここで説明するデータ
レコーダは、カセットテープに対して回転ヘッドにより
ディジタルデータを記録/再生するものである。
【0018】図1は、データレコーダの使用形態を概略
的に示す。データレコーダは、上下に積み重ねられた二
つのユニットである、テープドライブコントローラ1
と、ディジタル情報レコーダ2とから構成される。これ
ら二つのユニットは、互いに所定のケーブルで接続さ
れ、データやコマンドのやり取りが行われる。また、テ
ープドライブコントローラ1の前面には、このデータレ
コーダを操作するための各種のボタンや、状態表示を行
うための各種表示装置などが設けられる。さらに、テー
プドライブコントローラ1およびディジタル情報レコー
ダ2には、外部とのデータ,コマンドのやり取りを行う
ためのコネクタが設けられる。インターフェイスとして
は、例えばSCSIやRS−232Cが用いられる。
【0019】データレコーダは、例えばホストコンピュ
ータ20と接続して用いられる。ホストコンピュータ2
0とデータレコーダとを接続するインターフェイスとし
ては、例えばSCSIが用いられる。ホストコンピュー
タ20がデータレコーダに対して例えばリード命令を与
えると、データレコーダがデータをホストコンピュータ
20に対して出力する。
【0020】ディジタル情報レコーダ2は、カセットテ
ープに対して回転ヘッドによりディジタルデータを記録
/再生する。図2は、このレコーダ2のヘッド配置の一
例を示す。記録用の4個のヘッドRa、Rb、Rcおよ
びRdと再生用の4個のヘッドPa、Pb、Pcおよび
Pdが所定速度で回転するドラム25にそれぞれ取り付
けられる。
【0021】ヘッドRa、Rbは、互いに近接した位置
に設けられ、同様に、ヘッドRcおよびRd、ヘッドP
aおよびPb、ヘッドPcおよびPdのペアがそれぞれ
互いに近接した位置に設けられる。また、これらの近接
する二つのヘッド間のギャップの延長方向(アジマスと
称される)が異なるように位置している。180°の間
隔で対向するヘッドRaおよびRcが第1のアジマスを
有し、同様に、180°の間隔で対向するヘッドRbお
よびRdが第2のアジマスを有する。また、ヘッドPa
およびPcが第1のアジマスを有し、ヘッドPbおよび
Pdが第2のアジマスを有する。このようにアジマスを
異ならせるのは、隣接トラック間のクロストークを防止
するためである。近接する二つのヘッドは、実際には、
ダブルアジマスヘッドと称される一体構造のヘッドとし
て実現される。
【0022】ドラム25の周面には、180°よりやや
大きい角範囲にわたって、カセットから引き出されたテ
ープ(例えば1/2インチ幅)が斜めに巻き付けられ
る。テープは、所定速度で送られる。従って、記録時に
は、ドラム25が1回転する期間の前半で、ヘッドRa
およびRbがテープを走査し、その後半でヘッドRcお
よびRdがテープを走査する。再生時では、ヘッドPa
およびPbがテープを走査し、次に、ヘッドPcおよび
Pdがテープを走査する。
【0023】図3は、ディジタル情報レコーダ2のテー
プ上のトラックパターンを示す。テープの幅方向の上下
にそれぞれ長手方向トラックが形成され、その間にヘリ
カルトラックが形成される。上側の長手方向トラック2
6には、コントロール信号が記録され、下側の長手方向
トラック27には、タイムコードが記録される。タイム
コードは、テープの長手方向の位置を指示するもので、
例えばSMPTEタイムコードが使用される。ドラム2
5の1回転で、ヘッドRaおよびRbによって、2本の
ヘリカルトラックTaおよびTbが同時に形成され、次
に、ヘッドRcおよびRdによって、2本のヘリカルト
ラックTcおよびTdが同時に形成される。なお、各ヘ
リカルトラックは、前半部分と後半部分とが分離して形
成され、この中間の部分にトラッキング用のパイロット
信号の記録エリア28が設けられる。
【0024】SMPTEタイムコードは、VTR等のビ
デオ信号に対して開発されたもので、その最小の単位が
フレーム(1/30秒)である。後述するように、デー
タレコーダでは、図3に示す4本のトラックTa〜Td
が記録可能なデータを取り扱うデータの単位(トラック
セットと称する)としている。例えば16本のトラック
がビデオ信号の1フレームと対応するような場合では、
タイムコードのフレームの桁より下位の桁(0,1,
2,または3の値)を設けて、トラックセットを単位と
するタイムコード(IDとも称する)を使用する必要が
ある。SMPTEタイムコードの場合には、ユーザデー
タエリアが用意されているので、このような修正が可能
である。
【0025】図4は、テープドライブコントローラ1お
よびディジタル情報レコーダ2のシステム構成を概略的
に示す。その主な機能としては、 SCSIコントローラ32の管理 バッファメモリ33の管理 ファイル管理/テーブル管理 データの書込み、読出し、リトライの管理 ディジタル情報レコーダ2の制御 自己診断 このようなものがある。
【0026】データレコーダは、ディジタル情報レコー
ダ2のSCSIコントローラ32を介してホストコンピ
ュータ20との接続がなされる。バッファメモリ33か
ら読み出されたデータがドライブコントローラ34を介
してC2エンコーダ35に供給される。C2エンコーダ
35から出力されたデータは、トラックインターリーブ
回路36を介しC1エンコーダ37に入力される。
【0027】C2エンコーダ35およびC1エンコーダ
37は、記録データに対して、積符号のエラー訂正符号
化を行なうものである。なお、トラックインターリーブ
回路36において、記録/再生のプロセスで発生するエ
ラーの訂正能力を高めるために、データをテープ上に記
録する時のトラックへの分配が制御される。
【0028】また、テープ上にデータを記録する時に
は、同期信号で区切られたSYNCブロックを単位とす
るので、トラックインターリーブ回路36において、ブ
ロック同期信号が付加される。さらに、C1エンコーダ
37において、C1パリティが生成された後に、データ
のランダム化、複数のSYNCブロック内でのワードの
インターリーブ処理がなされる。
【0029】C1エンコーダ37からのディジタルデー
タがディジタル情報レコーダ2へ伝送される。ディジタ
ル情報レコーダ2は、チャンネル符号のエンコーダ38
で受け取ったディジタルデータを符号化し、RF,アン
プ39を介して記録ヘッドRa〜Rdへ記録データを出
力する。ヘッドRa〜Rdによって、テープ91上に記
録データが記録される。RF,アンプ39は、パーシャ
ルレスポンスクラス4(PR(1,0,−1))の処理
を行なう。
【0030】詳細は後述するが、磁気テープへの記録
は、4トラックを1IDとする単位で行われる。上述の
エラー訂正ブロックの8個分が1IDに対応する。
【0031】再生ヘッドPa〜Pdによってテープ91
から再生されたデータがRF,アンプ41を介してチャ
ンネル符号のデコーダ42に供給される。RF,アンプ
41は、再生アンプ、イコライザ、ビタビ復号器等を含
む。チャンネル符号のデコーダ42の出力がテープドラ
イブコントローラ1へ伝送され、C1デコーダ43へ入
力される。
【0032】C1デコーダ43に対してトラックディイ
ンターリーブ回路44が接続され、さらに、C2デコー
ダ45がディインターリーブ回路44に対して接続され
る。C1デコーダ43、トラックディインターリーブ回
路44およびC2デコーダ45は、それぞれC1エンコ
ーダ37、トラックインターリーブ回路36およびC2
エンコーダ35のそれぞれが行なう処理と逆の処理を行
なう。また、C2デコーダ45は、再生(リード)デー
タをドライブコントローラ34を介してバッファメモリ
33に供給すると共に、再生(リード)データが記録デ
ータと異なるか否か検出しており、若し異なっていれ
ば、システムコントローラ31に訂正不能エラー発生信
号を供給する。
【0033】なお、図4では省略されているが、システ
ムコントローラ31は、テープドライブコントローラ1
の各部の制御を行うことができる。例えば、C2エンコ
ーダ35,トラックインターリーブ回路36,C1エン
コーダ37,C1デコーダ43,トラックディインター
リーブ回路44およびC2デコーダ45は、システムコ
ントローラ31から供給される制御信号によって制御さ
れる。また、後述するシステムコントローラ46と、こ
のシステムコントローラ31との間で、互いにコマンド
やデータのやり取りを行うことができるようにされてい
る。
【0034】さらに、テープドライブコントローラ1に
設けられた各種ボタンを操作することにより、システム
コントローラ31に対して、各種ボタンに割り当てられ
た機能に対応した制御信号が供給される。これにより、
このデータレコーダの各種動作を制御することができ
る。
【0035】ディジタル情報レコーダ2には、システム
コントローラ46と、テープ91の長手方向のトラック
に対する固定ヘッド47とが設けられている。このヘッ
ド47は、システムコントローラ46と結合され、ヘッ
ド47によって、コントロール信号およびタイムコード
の記録/再生がなされる。システムコントローラ46
は、テープドライブコントローラ1のシステムコントロ
ーラ31と双方向のバスを介して接続される。システム
コントローラ31では、記録/再生時に、エラー訂正不
可能なデータがあるか否かが検出される。
【0036】システムコントローラ46に対してメカニ
ズムコントローラ48が接続される。メカニズムコント
ローラ48は、サーボ回路を含み、モータドライブ回路
49を介してモータ50をドライブする。システムコン
トローラ46は、例えば2個のCPUを有し、テープド
ライブコントローラ1との通信、タイムコードの記録/
再生の制御、記録/再生のタイミングの制御等を行な
う。
【0037】メカニズムコントローラ48は、例えば2
個のCPUを有し、ディジタル情報レコーダ2のメカニ
カルシステムを制御する。より具体的には、ヘッド・テ
ープ系の回転の制御、テープ速度の制御、トラッキング
の制御、カセットテープのローディング/アンローディ
ングの制御、テープテンションの制御をメカニズムコン
トローラ48が制御する。モータ50は、ドラムモー
タ、キャプスタンモータ、リールモータ、カセット装着
用モータ、ローディングモータ等を全体として表してい
る。
【0038】さらに、テープドライブコントローラ1の
電源供給ユニット51からの直流電圧が入力されるDC
−DC変換回路52が設けられている。図では省略され
ているが、ディジタル情報レコーダ2には、テープエン
ドの検出センサ等の位置センサ、タイムコードの生成/
読み取り回路等が設けられている。
【0039】図5は、テープドライブコントローラ1の
システム構成をより詳細に示す。61がメインCPU、
70が2ポートラム、80がバンクメモリ、81がサブ
CPUである。メインCPU61は、システム全体を管
理するCPUである。このメインCPU61に関連して
CPUバス62が設けられ、CPUバス62に対して各
構成要素が結合される。すなわち、ROM(フラッシュ
ROM)63、PIO(パラレルI/O)64および6
5、コントロールパネル66、LCD67、タイマー6
8、RS232Cインターフェイス69、2ポートRA
M70、RAM71がCPUバス62に対して結合され
る。
【0040】PIO65がフロントパネル上のボタンと
接続されている。LCD67は、ドライブの動作状況を
ユーザがわかるように表示する表示装置である。RS2
32Cインターフェイス69がシリアル端末と接続され
る。RAM71は、ファームウェアで使用するワークR
AM、プログラムのダウンロード領域、ヘッダー情報
(VSIT(Volume Set Information Table) /DIT
(Directory InformationTable) )を一時保管するため
の領域を有する。
【0041】CPUバス62に対して単方向制御素子7
3を介してIMバス74が接続される。このIMバス7
4に対して、S−RAM72、バンクメモリ80、SC
SIコントローラ75が接続される。SCSIコントロ
ーラ75に対してバス76を介してホストコンピュータ
が接続される。S−RAM72は、コンデンサバックア
ップRAMであり、スクリプトRAMであり、また、実
際にロガーのデータを保持するメモリである。このメモ
リは、電源オフ後、2日程度データを保持することがで
きる。
【0042】2ポートRAM70には、二つのCPU6
1および81間の情報の通信のための、コマンド送信パ
ケット,終了ステータス受信パケット,コマンドステー
タス,ドライブ管理ステータステーブル,およびデータ
送受信パケットの、5種類のパケットが格納される。
【0043】コマンド送信パケットは、CPU61から
81に対し、動作実行を要求する時に使用するパケット
である。終了ステータス受信パケットは、CPU61が
要求したコマンドに対し、CPU81が実行してその動
作が終了した場合、終了ステータスを通知するために使
用するパケットである。コマンドステータスは、コマン
ドの進行状況を示すためのフラグである。ドライブ管理
ステータステーブルは、ドライブの状況をCPU61に
知らせるためのテーブルである。このテーブルは、一定
周期でCPU81により書き換えられる。データ送受信
パケットは、CPU81側のファームウェアをSCSI
バス76経由でCPU61側からダウンロードする場合
や、CPU81側の自己診断(以降、ダイアグと称す
る)を、CPU61のRS−232Cインターフェイス
69を使用して起動する場合に使用するバッファであ
る。なお、バンクメモリ80がデータに関してのバッフ
ァメモリである。
【0044】サブCPU81は、ディジタル情報レコー
ダ2の制御を行うCPUである。サブCPU81と関連
するCPUバスが設けられ、このバス82にROM(フ
ラッシュROM)83、RAM(ワークRAM)84、
タイマー85、RS232Cインターフェイス86、R
S422インターフェイス87、PIO(プロセッサコ
ントロール)88、DMAコントローラ89が接続さ
れ、さらに、2ポートRAM70およびバンクメモリ8
0が接続される。
【0045】バンクメモリ80は、テープ91上から読
み取ったデータ、又は、テープ91に書き込むためのデ
ータを格納するメモリである。DMAコントローラ89
は、バンクメモリ80にデータを格納するためのコント
ローラである。RS232Cインターフェイス86は、
ダイアグ用のものである。RS422インターフェイス
87は、ディジタル情報レコーダ2との通信手段であ
る。
【0046】次に、ディジタルデータを記録する時のテ
ープフォーマットについて説明する。最初にテープ全体
(例えば1つのカセット内のテープ)のレイアウトを図
6に示す。テープ全体は、物理ボリュームである。それ
ぞれに対してリーダテープが接続される、物理的なテー
プの始端PBOT(Physical Beginning of Tape)および
終端PEOT(Physical End of Tape)の間で、記録可能
なエリアは、LBOT(Logical Beginning of Tape) お
よびLEOT(Logical End of Tape) の間である。これ
は、テープの始端および終端では、テープが傷みやす
く、エラーレートが高いためである。一例として、PB
OTおよびLBOTの間の無効エリアが7.7±0.5
mと規定され、PEOTおよびLEOTの間の無効エリ
アが10mより大と規定される。
【0047】1つの物理ボリュームには、複数の論理ボ
リューム(各論理ボリュームをパーティションと称す
る)が配置されている。1以上の論理ボリュームを管理
するために、記録エリアの先頭にVSIT(Volume Set
Information Table)が記録される。VSITは、テープ
に記録されたボリュームの個数と、テープ上の各論理ボ
リュームの位置情報を有する。位置情報は、最大102
4個の論理ボリュームのそれぞれのDIT(Directory I
nformation Table) の開始(スタート)物理ID、最終
(エンド)物理IDである。
【0048】VSITの先頭の位置が0−IDの位置と
される。ID(Identification)は、4本のトラックセッ
ト毎に付されたテープ上の位置と対応するアドレスであ
る。VSITエリアから最後のボリュームのDITエリ
アまで、IDが単調増加に付される。一つのVSITの
長さは、1−IDである。
【0049】論理ボリュームは、DIT(Directory Inf
ormation Table) 、UITおよびユーザデータエリアか
らなる。DITは、論理ボリューム中のファイルを管理
するための情報を有する。一つのDITの長さは、40
−IDである。UITは、オプションであり、ファイル
を管理するためのユーザ特有の情報である。
【0050】図6において、斜線を付したエリアは、ラ
ンアップエリアである。ランアップエリアによってデー
タトラックがサーボロックされる。また、ドットを付し
たエリアは、位置余裕バンドである。この位置余裕バン
ドによって、VSITおよびDITを更新した時に、有
効データを消去することが防止される。
【0051】VSITは、データの信頼性を向上するた
めに、図7Aに示すように、10回、繰り返して記録さ
れる。従って、VSITエリアは、10トラックセット
(=10−ID)である。VSITエリアの後に、90
トラックセット以上のリトライエリアが確保される。
【0052】DITは、データの信頼性を向上するため
に、図7Bに示すように、7回、繰り返して記録され
る。DITは、図7Cに示すように、6個のテーブルか
ら構成される。6個のテーブルは、先頭から順に、VI
T(Volume Information Table)、BST(Bad Spot Tabl
e)、LIDT(Logical ID Table)、FIT(File Inform
ation Table)、UT(Update Table)、UIT(User Info
rmation Table)である。VIT、BST、LIDT、U
Tが1−IDの長さとされ、FITが20−IDの長さ
とされる。残りの16−IDのエリアが予約されてい
る。
【0053】DITの各テーブルについて説明する。V
ITのIDアドレスは、VSITに書かれているボリュ
ームの先頭物理IDであり、その論理IDは、VSIT
に書かれているボリュームの先頭物理IDに等しい。V
ITは、ボリュームラベル、物理ボリューム中の最初の
データブロックの開始物理ID、その最後の物理ID等
のボリュームの情報を含む。
【0054】BSTのIDアドレスは、VITの物理I
D+1であり、その論理IDは、VITの論理ID+1
である。BSTは、論理的に無効とされたデータの位置
情報を有している。論理的に無効なデータとは、同じト
ラックセットIDを有するデータが後で書かれる故に、
無効として扱われるべきデータのことである。例えば図
8に示すように、影の領域Aが論理的に無効なデータで
ある。ライトリトライ動作と、これに付随するライト動
作によって論理的に無効なデータが生じる。若し、ライ
ト時にエラーが発生すると、ライトリトライが自動的に
なされ、エラーロケーションが出力され、これがBST
に登録される。そして、リード動作時に、BSTによっ
て無効な領域が指示される。論理的に無効なデータは、
バッドスポットとも称される。BSTは、最大1459
2個までのバッドスポットの開始物理IDおよび終端物
理IDを管理する。
【0055】LIDTのIDアドレスは、VITの物理
ID+2であり、その論理IDは、VITの論理ID+
2である。LIDTは、高速ブロックスペースおよびロ
ケートオペレーションのためのデータテーブルである。
すなわち、第1番目〜第296番目までのポインタの各
ポインタの論理ID、その物理ID、ファイル番号、I
Dデータのブロック管理テーブル中の最初のブロック番
号がLIDTに含まれる。
【0056】FITのIDアドレスは、VITの物理I
D+3であり、その論理IDは、VITの論理ID+3
である。FITは、テープマークと対応する2種類のデ
ータをペアとした複数のペアからなる。テープマーク
は、ファイルのデリミターコード(区切り用コード)で
ある。N番目のデータペアは、ボリュームの先頭からN
番目のテープマークに対応する。ペアの一方のデータ
は、N番目のテープマークの物理IDである。他方のデ
ータは、N番目のテープマークの絶対ブロック番号であ
る。この値は、テープマークと同じファイル番号を有す
る最後のブロックの絶対ブロック番号である。このテー
プマークの物理IDと絶対ブロック番号によりテープマ
ークの位置が正確に分かるために、高速にテープ上の物
理的位置をアクセスできる。
【0057】UTのIDアドレスは、VITの物理ID
+39である。UTは、ボリュームが更新されたかどう
かを示す情報である。更新前では、UT中の更新ステー
タスを示すワード(4バイト)がFFFFFFFFh
(hは16進を意味する)とされ、更新後では、これが
00000000hとされる。
【0058】UITは、オプショナルなもので、例えば
100−IDのエリアである。ユーザがアクセス可能な
データテーブルであり、ユーザヘッダー用に確保されて
いる。
【0059】この例では、4本のヘリカルトラックから
なるトラックセット毎に1−IDが付される。このトラ
ックセット毎にデータブロックの論理構造が規定され
る。図9は、論理トラックセット構造を示す。論理トラ
ックセットの先頭の4バイトがフォーマットIDであ
り、これがFFFF0000hとされる。
【0060】次の136バイト(34ワード)がサブコ
ードデータのエリアである。サブコードデータは、トラ
ックセットの管理上の情報を格納している。例えば上述
したテーブル(VSIT、VIT、BST等)やユーザ
データ,テープマークなどの識別コードがサブコードに
含まれる。
【0061】さらに次の116884バイトからブロッ
ク管理テーブルの長さを除いたバイト数がユーザデータ
の書き込みエリアである。トラックセットがユーザデー
タの書き込み用である場合、ユーザデータのサイズが規
定のものに達しないときには、ダミーデータが残りのエ
リアに詰められる。ユーザデータエリア内で定義される
トラックセットの形式としては、ユーザデータを書き込
むためのユーザデータトラックセット、テープマークで
あることを示すためのテープマーク(TM)トラックセ
ット、EOD(End Of Data) トラックセット、ダミート
ラックセットの4種類がある。これらのトラックセット
の形式毎にサブコードが規定される。
【0062】ユーザデータエリアの後にブロック管理テ
ーブルエリアが設けられる。ブロック管理テーブルは、
最大4096バイトの長さとされる。トラックセットの
最後の4バイトがトラックセットの終端コード(0F0
F0F0Fh)とされ、その前の12バイトが予約され
ている。ブロック管理テーブルは、ユーザデータのデー
タブロック構成を管理する。
【0063】次に、図10〜図12を用いて、この実施
の一形態において、上述のようなテープフォーマットに
対して記録されるデータのフォーマットについて説明す
る。上述したように、4トラックを1−IDとして、8
個のエラー訂正ブロックが記録される。データは、後述
するSYNCブロック単位で扱われ、SYNCブロック
のそれぞれに、SYNCブロックを互いに識別可能なよ
うにブロックIDが付されると共に、記録トラックを識
別可能なように、トラックIDが付される。
【0064】エラー訂正ブロックのそれぞれは、図10
Bに示されるように、例えば1バイトを1シンボルとし
て、図のX方向およびY方向に各々190シンボル,7
7シンボルの大きさのユーザデータに対して、先ず、Y
方向の各列毎に27バイトずつのC2パリティが生成さ
れ、次に、C2パリティも含めて、X方向の各行毎に1
2バイトずつのC1パリティが生成される。したがっ
て、C1方向の1バイト(1シンボル)幅のブロック
が、C2方向に104ブロック形成されることになる。
さらに、C1方向の各行毎に、4バイトのSYNCパタ
ーンと2バイトのブロックIDとが付され、1エラー訂
正ブロックが形成される。対応するSYNCパターンお
よびブロックIDとを含めた、C1方向の1バイト幅の
ブロックを、SYNCブロックと称する。
【0065】図10Aは、このように形成されたエラー
訂正ブロックに対するトラックの割り付けを示す。8個
のエラー訂正ブロックを通して、Ach,Bch,Cc
hおよびDchの4トラックがそれぞれ割り付けられ
る。
【0066】図11は、各エラー訂正ブロック毎におけ
るブロックIDの割り付けの一例を示す。8エラー訂正
ブロックを通して4トラックに分けられるため、各エラ
ー訂正ブロックにおいて、26(=104/4)SYN
Cブロックが1トラックに対応する。そして、26SY
NCブロック毎に、Ach,Bch,CchおよびDc
hの4トラックそれぞれに対応するトラックIDが付さ
れる。
【0067】さらに、各エラー訂正ブロックにおいて、
26SYNCブロックのそれぞれに対して、上のSYN
Cブロックから始めて、8個のエラー訂正ブロックにを
通してブロックIDが順に付される。
【0068】すなわち、図11に示されるように、最初
のエラー訂正ブロックの最初の行のSYNCブロック
が、Achの1番目のブロックであることを表すブロッ
クID、例えばブロックID〔A−No.1〕とされ、
次のエラー訂正ブロックの最初の行のSYNCブロック
が、Achの2番目のブロックであることを表すブロッ
クID、例えばブロックID〔A−No.2〕とされ
る。同様にして8個のエラー訂正ブロックを全て巡り、
最後尾のエラー訂正ブロックの最上行のSYNCブロッ
クがブロックID〔A−No.8〕とされる。次には、
最初のエラー訂正ブロックに戻り、次の行のSYNCブ
ロックにブロックID〔A−No.9〕が付される。こ
うして8個のエラー訂正ブロックを順に巡って、SYN
Cブロック毎に、順番にブロックIDを付していく。最
後尾のエラー訂正ブロックにおいて、26行目のSYN
CブロックにブロックID〔A−No.208〕が付さ
れたら、トラックIDが〔A〕から〔B〕へと移行す
る。以下同様にして、トラックDまで、ブロックIDが
順次付される。
【0069】図12は、このようにして各SYNCブロ
ック毎にブロックIDを付されたデータの、トラックへ
の記録フォーマットを示す。図12Aに一例が示される
ように、トラックA,B,CおよびDのそれぞれにおい
て、対応するトラックIDを有したSYNCブロックが
ブロックID順に並べられ、記録される。図12Bは、
各SYNCブロックの内容を示す。先頭に4バイトのS
YNCパターンが配され、次の2バイトが上述のように
して付されたブロックIDが格納されるブロックID領
域である。ブロックIDに続けて、ユーザデータあるい
はC2パリティが190バイト配され、後端に12バイ
トのC1パリティが配される。
【0070】図12Cは、2バイトのブロックID領域
の内容を示す。このブロックID領域は、SYNCブロ
ック毎のブロックIDと共に、トラックIDを含む。一
例として、2バイトのブロックID領域の最初の1バイ
トは、SYNCブロック毎のブロックIDであり、2バ
イト目がトラックIDである。
【0071】図12Dは、ブロックIDおよびトラック
IDの例を示す。ブロックIDは、〔1〕〜〔208〕
までの値を持つので、1バイト分を用いてIDの値を表
現する。一方、トラックIDについては、1−IDが4
トラックからなるためヘリカルトラック4トラック分が
2ビットで表されると共に、トラックデータの処理単位
内での識別ができるようにされる。この実施の一形態で
は、31−ID毎にトラックデータの処理がなされる。
したがって、31−IDを識別するために、5ビットが
使用される。残る1ビットは、チェックビットである。
【0072】次に、データレコーダのリトライ処理につ
いて、概略的に説明する。図13は、データレコーダを
用いてデータを記録する場合の磁気テープを示す図であ
る。図13において、図示する記録方向で磁気テープ9
1にデータの記録が行われる。磁気テープ91には、非
有効データ部(未記録部を含む)92、既にデータが記
録されている記録部93、記録部93と記録部95との
間に位置する非有効データ部(未記録部を含む)94、
データが記録されている途中の記録部95、記録部95
の直後に位置する非有効データ部(未記録部を含む)9
6、論理的テープの終端98から物理的テープの終端9
9との間のデータが記録されない非記録部97が含まれ
る。
【0073】記録部95にデータの記録を行っている途
中、信号処理を行った結果、訂正不能エラーが記録時訂
正不能エラー発生点100でC2デコーダ45によって
検出されると、エラー発生点100の直前付近のデータ
が無効とされる。そして、記録部95に記録するべきデ
ータが改めて記録されることになる。
【0074】以下、磁気テープ91に対するデータのラ
イトリトライ動作について説明する。なお、以下では、
記録部95に対するデータの記録が行われており、且
つ、訂正不能エラーがエラー発生点100で発生したと
いう前提で説明を進める。また、ライトリトライ動作
は、正しく記録がなされるまで例えば最高で10回まで
行われるものとする。
【0075】ライトリトライ処理において、記録部95
のプリロール点102に磁気テープ91がプリロールさ
れる。なお、訂正不能エラーがC2デコーダ45により
検出されると、そのエラー発生点の直前付近のデータが
記録できなかったこととされる。そして、記録部95が
バッドスポットとされ、BSTに登録される。プリロー
ル点102は、エラー発生点100からつなぎ撮りする
場合、テープの調走区間として必要とされるエリアの始
点であり、テープの現在位置を基準にして設定される点
である。プリロール点102とエラー発生点100との
間は、最低でも、記録のためのサーボロックに必要な長
さに設定される。
【0076】磁気テープ91上に記録されたDITから
ディジタルデータ情報がシステムコントローラ31によ
りローディングの際に読まれ、訂正不能エラーがC2デ
コーダ45で検出されると、C2デコーダ45は、シス
テムコントローラ31に訂正不能エラー発生信号を出力
し、そしてこの信号によりDITの情報に基づいてシス
テムコントローラ31は、モータードライブ回路49に
対して制御信号を発生する。そしてこの制御信号により
モーター50が駆動され、磁気テープ91がプリロール
点102にプリロールされ、さらにエラー発生点100
(非有効データ部)まで進められた直後に、ライトリト
ライが行われる。
【0077】なお、プリロールは、プリロール点102
に限らず、プリロール点103まで行ってもよい。この
場合でも、さらにエラー発生点100まで進められた直
後に、ライトリトライが行われる。
【0078】また、磁気テープ91上の位置を求めるた
めに、IDカウンタを用いることができる。IDカウン
タは、メカニズムコントローラ48(図4参照)に含ま
れるサーボ回路が、磁気テープ91の最外径の長さとリ
ールの回転した角度とに基づいて計算したIDを単位と
した相対的なテープの長さをカウントする。テープに記
録されている1−IDがIDカウンタの1カウント分に
相当する。IDカウンタを使用することにより、予め記
録がなされていないテープに対してでも、IDを単位と
したテープの頭出しが所定の精度で可能となる。
【0079】このIDカウンタを用いて、非有効データ
部96にあるサーチ点104に磁気テープ91が早送り
して、その後、プリロール点102まで戻り、さらにエ
ラー発生点100まで進めてライトリトライを行うこと
もできる。同様に、非有効データ部94にあるサーチ点
105や、非有効データ部92にあるサーチ点106に
磁気テープ91を巻き戻すようにもできる。また、非記
録部97にあるサーチ点107に磁気テープ91を早送
りしてもよい。
【0080】記録部95を再生している時にヘッドクロ
ッグが発生した場合にも、記録時と同じ方法で磁気テー
プ91がプリロール、巻き戻しまたは早送りされる。例
えば、再生時に再生時アンコレクティッドエラー点10
1でエラーが検出されると、上述の方法により磁気テー
プがプリロール、巻き戻しまたは早送りされ、エラー点
101以前からのデータのリードリトライが行われる。
磁気テープ91が経時変化などで変形しているような場
合にも、リードリトライは、同様にして行われる。
【0081】なお、エラー点101以前からのデータの
リードリトライは、そのデータの始めからリードリトラ
イするようにしても良い。データのリードリトライは、
正しく再生されるまで、例えば最高で5回まで行われる
ものとする。また、上述の6つの方法は、それぞれ別個
で行っても、複数を組み合わせて行うようにしてもよ
い。上述の方法を組み合わせることにより、より確実に
ヘッドクロッグを解消することができる。早送り方向、
巻き戻し方向のどちらにテープを移動させるかは、例え
ば、エラー点からより近いプリロール点やサーチ点の方
向にテープが移動される。
【0082】リトライを行うかどうかの判定は、数10
−ID、例えば30−IDを単位としてなされる。30
−ID分のデータをメモリに溜め込む。そして、溜め込
まれた30−ID分のデータのうち1−IDでもエラー
があれば、その30−IDに対してリトライ処理がなさ
れる。
【0083】この発明においては、上述のリードリトラ
イ時に、テープ速度を、記録時よりも遅くしてデータの
再生を行うようにする。リトライ時のテープ速度を、記
録時の1/2の速度とした場合について説明する。図1
4は、このときの、ヘリカルトラックに対する再生ヘッ
ドのトレースの例を示す。テープには、アジマスの異な
るトラックA,トラックBが交互に形成されている。ま
た、上述したように、アジマスの異なる1対のヘッドが
交互にトラックをトレースする。
【0084】テープ速度を記録時の1/2とすること
で、ヘッドのトレース角がトラックと異なる一方で、片
アジマスのヘッドが1トラックピッチ毎にトレースを行
うことになる。すなわち、トラックAのアジマス角φに
対応したヘッドAが1トラックピッチ毎にトレースする
(図14参照)。トラックBのアジマス角θに対応した
ヘッドBについても同様である。このように、テープ速
度を記録時の1/2とすることで、同一アジマスのヘッ
ドによって、テープの面積全てが隙間無くトレースされ
るようになる。
【0085】図15は、経時変化などでテープが変形し
た場合の例を示す。同一アジマスのヘッドがテープの面
積の全てをトレースするため、トラックが変形していて
も、例えばヘッドAは、トラックAの全ての部分を余す
こと無くトレースすることができる。勿論、これは、ヘ
ッドBおよびトラックBについても同様である。したが
って、トラックが変形し、トラックの曲がりや傾斜の変
化などがあったとしても、必要なデータは、全て読み取
れることになる。
【0086】一方、このようにトレースを行った場合、
例えばヘッドAに読み取られるデータの順序は、記録時
の順序と異なるものとなる。つまり、例えばヘッドA
は、トラックAを読み取る際に、隣接したトラックBを
跨いで隣々接の同アジマスのトラックA’を読み取るこ
とになる。したがって、1回のトレースで読み取られた
データに、異なるトラックのデータが混在してしまう。
【0087】そこで、この発明では、複数回のトレース
によるデータをメモリに蓄えておき、ブロックIDおよ
びトラックIDに基づき、読み取ったデータの順序を記
録時の順序に並べ替える。これにより、データを正しく
読み出せることになる。
【0088】再生時に、データを記録時の順序に並べ替
える方法について説明する。なお、以下では、説明のた
めに、図16に示されるように、磁気テープ上にアジマ
スの異なるトラックA,Bが繰り返し形成され(図16
A)、トラックのそれぞれは、トラックAはブロックI
Dが〔A0〕〜〔A13〕の14SYNCブロックから
なり(図16B)、トラックBは同様に、ブロックID
が〔B0〕〜〔B13〕の14SYNCブロックからな
る。各SYNCブロックは、上述したように、先頭にS
YNCパターンが配され、続けてブロックID,トラッ
クIDが配される。そして、その後ろに、ユーザデータ
あるいはC2パリティが配され、図示しないが、さらに
C1パリティが配される(図16C)。
【0089】このように構成されたフォーマットで以
て、変形したトラックから読み出したデータを並べ替え
る方法について、図17および図18を用いて説明す
る。図17は、「く」の字型に変形したトラックをトレ
ースする様子を示す。アジマス角が互いに異なるトラッ
クA,Bとが交互に形成されている。このテープに対し
て、トラックAのアジマス角に対応したヘッドAがトレ
ースする。テープ速度が記録時の1/2とされ、ヘッド
Aがトレースα,トレースβ,トレースγおよびトレー
スδというように、テープ上を隙間無くトレースしてい
く。
【0090】なお、図17において、それぞれ矢印で示
されるように、テープの走行方向は、左から右とし、ヘ
ッドのトレース方向は、下側から上側に向かっているも
のとする。また、1トラックにおいて、テープの上端側
から下端側にかけて、ブロックID〔A0〕〜〔A1
3〕(あるいはブロックID〔B0〕〜〔B13〕)
と、順にブロックが記録されているものとする。さら
に、ヘッドBは、図17に示されるヘッドAのトレース
に対して半トラックピッチずれてトレースする。以下で
は、ヘッドAに注目して説明する。
【0091】図18Aは、トレースα,β,γおよびδ
によって読み出された、1SYNCブロックのデータの
例を示す。データは、ヘッドAとアジマス角が一致する
トラックからのみ、読み出される。したがって、トレー
スαでは、トラックAをトレースしているトレース開始
部分からのみデータが読み出されている。また、トレー
スγでは、ヘッドAとアジマス角が異なるトラックBを
挟んで、トラックAおよびトラックA’からデータが読
み出されている。
【0092】このように、変形したトラックからの読み
出しでは、1SYNCブロック上に複数トラックのデー
タが混在したり、複数のSYNCブロックデータにわた
って1トラック分のデータが分散することになる。ま
た、複数のトレースでデータが重複して読み出される場
合もある。上述した、1SYNCブロック毎に埋め込ま
れているブロックIDおよびトラックIDとを用いて、
複数のSYNCブロック間でのデータの並び替えを行
う。
【0093】ヘッドAおよびヘッドBによって読み取ら
れたデータが複数トレース分、メモリに蓄えられる。例
えば図18Aに示される4トレース分のデータがメモリ
に蓄えられる。メモリに蓄えられたデータのSYNCブ
ロック毎に、ブロックIDおよびトラックIDが抽出さ
れる。トラックIDを用いて、SYNCブロック毎にト
ラックが識別される。この例では、トラックAと、隣々
接トラックA’とが識別される。さらに、トラック毎
に、ブロックIDを用いてSYNCブロック順に並び替
えられる。なお、重複したSYNCブロックは、所定の
規則に基づき何方か一方だけを残すようにする。このよ
うな処理を行った結果、例えばトラックAは、図18B
の例のように再構築される。
【0094】図19は、このような処理を行うための、
この実施の一形態によるデータレコーダの構成の一例を
概略的に示す。記録データとしてのユーザデータ200
がC2エンコーダ201に供給される。ユーザデータ2
00は、所定の記録単位となる量、例えば8エラー訂正
ブロックを形成するだけの量がC2エンコーダ201が
有するメモリ(図示しない)に溜め込まれる。データ2
00は、例えば上述の図11に示される配置と同様のア
ドレスアサインで溜め込まれる。すなわち、1SYNC
ブロックに対応するデータが8エラー訂正ブロック分、
シリアルに溜め込まれると、次の8エラー訂正ブロック
分の1SYNCブロックに対応するデータが次の行に溜
め込まれる。このように、8エラー訂正ブロック分にわ
たって、SYNCブロック方向に、順次データが溜め込
まれていく。
【0095】C2エンコーダ201では、メモリに8エ
ラー訂正ブロック分のデータが溜め込まれると、データ
の列方向に対してC2パリティが生成される。C2エン
コーダ201の出力は、シャフリング回路202に供給
される。
【0096】シャフリング回路202では、図示されな
いメモリに8エラー訂正ブロック分のデータが溜め込ま
れるのを待つ。そして、データが溜め込まれたら、溜め
込まれた8エラー訂正ブロック分を通して、行方向に読
み出し出力する。このように、シャフリング回路202
では、データがC2パリティ方向すなわち列方向から、
C1パリティ方向すなわち行方向へと読み替えられる。
【0097】シャフリング回路202の出力は、ブロッ
クID/トラックID付加回路203(以下、付加回路
203と略称する)に供給される。付加回路203で
は、供給されたデータに対して、SYNCブロック毎に
ブロックIDおよびトラックIDとを付加する。
【0098】例えば、付加回路203は、SYNCブロ
ック毎にカウントを行い〔208〕でリセットされる第
1のカウンタと、第1のカウンタのリセットでカウント
アップし、〔4〕でリセットされる第2のカウンタとを
有し、SYNCブロックに対応したデータに対して、第
1のカウンタのカウント値に基づきブロックIDを付加
し、第2のカウンタのカウント値に基づきトラックID
を付加する。
【0099】付加回路203の出力がC1エンコーダ2
04に供給される。C1エンコーダ204は、図示され
ないメモリに8エラー訂正ブロック分のデータを溜め込
む。そして、上述の図11に示されているように、SY
NCブロックがトラックA,B,CおよびDにわたって
並べられ、1エラー訂正ブロックに対応するユーザデー
タおよびC2パリティの行方向に対して、C1パリティ
が生成される。
【0100】そして、SYNCブロックに対応するそれ
ぞれのデータに対してSYNCパターンが付加されてS
YNCブロックが形成される。SYNCブロックは、ト
ラックID毎に、ブロックID順にC1エンコーダ20
4のメモリから読み出され、出力される。出力されたS
YNCブロックは、記録アンプ205に供給され、記録
に適した信号に変換され、回転ヘッド上に、例えば互い
に対向する位置に設けられた記録ヘッドRa,Rbのう
ちトラックIDが対応するヘッドに供給される。このこ
れら記録ヘッドRa,Rbによって、磁気テープ206
に対してヘリカルトラックが形成される。
【0101】すなわち、例えばトラックAのSYNCブ
ロックがブロックID順に出力され、記録アンプ205
に供給される。記録アンプ205では、供給されたデー
タが記録に適した形式に変換される。記録ヘッドRaお
よびRbが所定のタイミングで切り替えられ、記録アン
プ205から出力された記録信号が対応する記録ヘッド
Ra,Rbに供給される。記録ヘッドRaによって、磁
気テープ206に対してトラックAが形成される。同様
にして、トラックBが記録ヘッドRbによって形成され
る。
【0102】再生時は、記録時と逆の処理が行われる。
所定の方法でトラッキング制御がなされ、再生ヘッドP
a,Pbによって、対応するトラックがそれぞれトレー
スされる。再生ヘッドPa,Pbから出力された再生信
号が再生アンプ210に供給される。再生信号は、再生
アンプ210で所定の処理を施されディジタルデータと
され、C1デコーダ211に供給される。
【0103】C1デコーダ211では、SYNCパター
ンを検出されてSYNCブロックが抽出され、図示され
ないメモリに、1−IDを構成する4トラック分、すな
わち8エラー訂正ブロックのデータが溜め込まれる。各
SYNCブロックが8エラー訂正ブロックを構成するよ
うに並べられる。例えば、データは、上述の図11に対
応したアドレスアサインで以て、メモリに格納される。
【0104】8エラー訂正ブロック分のデータが溜め込
まれたら、それぞれのエラー訂正ブロックについてC1
パリティによるエラー訂正が行われる。そして、エラー
訂正結果として、エラーフラグが各行のシンボルに対し
て付される。これは、例えば、エラー数が符号の持つエ
ラー訂正能力を上回り、エラーが訂正されずに残ってい
る場合、エラーが存在することを示すために、その行の
全シンボルに対してエラーフラグが付される。
【0105】C1デコーダ211の出力がスイッチ回路
212に供給される。このスイッチ回路212は、後述
するリトライ判定回路218による判定結果に基づき端
子212aおよび212bを選択される。通常では、端
子212aが選択される。このとき、C1デコーダ21
1の出力は、スイッチ回路212を介して逆シャフリン
グ回路216に供給される。
【0106】逆シャフリング回路216では、図示され
ないメモリに8エラー訂正ブロック分の再生データが溜
め込まれるのを待つ。そして、データが溜め込まれた
ら、溜め込まれた8エラー訂正ブロック分を通して、列
方向に読み出し出力する。このように、逆シャフリング
回路216では、上述のシャフリング回路202とは逆
に、データが行方向から列方向へと読み替えられる。
【0107】逆シャフリング回路216の出力C2デコ
ーダ217に供給される。C2デコーダでは、図示され
ないメモリに8エラー訂正ブロック分の再生データが溜
め込まれる。8エラー訂正ブロック分のデータが溜め込
まれたら、それぞれのエラー訂正ブロックについて、C
2パリティによるエラー訂正が行われる。すなわち、デ
ータの各行に対して配されたC2パリティに基づき、各
列毎にエラー訂正が行われる。このC2パリティによる
エラー訂正の際には、C2パリティと共に、内符号デコ
ーダ211における復号化の際に各シンボルに対して付
されたエラーフラグも用いられる。
【0108】エラー訂正された再生データは、再びメモ
リに書き込まれる。そして、8エラー訂正ブロック分の
エラー訂正が行われると、再生データは、行方向に読み
替えられて、C2デコーダ217のメモリから出力デー
タ219として出力される。データの出力順は、記録時
と同一になるようにされ、8エラー訂正ブロックを通し
て、各行毎に出力される。
【0109】一方、C2デコーダ217では、例えばエ
ラー数が符号の持つエラー訂正能力を上回り、エラー訂
正が行われない場合がある。このときには、エラー訂正
結果として、エラーフラグが各行の各シンボルに対して
付される。C2デコーダ217でのエラー訂正結果は、
リトライ判定回路218に供給される。
【0110】リトライ判定回路218では、C2デコー
ダ217からのエラー訂正結果に基づき、C2パリティ
によるエラー訂正がなされなかったとされた場合、リト
ライ処理を行うように判定する。リトライ処理は、上述
したように、所定位置まで磁気テープが移動され、テー
プの走行速度が記録時の例えば1/2に落とされてなさ
れる。それと共に、リトライ判定回路218でリトライ
処理を行うように判定されると、スイッチ回路212に
おいて端子212bが選択されるように制御される。
【0111】なお、リトライ判定回路218では、複数
ID、例えば30IDを単位としてリトライ判定を行
う。C2デコーダによるエラー訂正の結果、30IDの
中に、一つでもエラーが存在すると、リードリトライ処
理を行うように判定される。以下に説明するリードリト
ライ処理は、この30IDに対してなされる。
【0112】リトライ判定回路218でリトライ処理を
行うように判定された場合について説明する。磁気テー
プ206の走行速度が記録時の1/2に制御される。一
方、回転ヘッドは、通常の速度で回転し、再生ヘッドP
a,Pbで対応するトラックからの再生が行われる。再
生ヘッドPa,Pbのそれぞれは、磁気テープ206の
略全面積を隙間無くトレースする。再生データは、再生
アンプ210を介してディジタルデータとされ、C1デ
コーダ211に供給される。
【0113】C1デコーダ211に供給された再生デー
タは、メモリに溜め込まれ、例えば再生ヘッドPa,P
bそれぞれの2回ずつのトレースで得られたデータが溜
まると、C1パリティによるエラー訂正が行われる。そ
して、エラー訂正結果として、エラーフラグが各行のシ
ンボルに対して付される。エラー訂正が行われた再生デ
ータは、SYNCブロック毎に、端子212bが選択さ
れているスイッチ回路212を介してブロックID/ト
ラックID抽出回路(以下、抽出回路と称する)213
に供給される。
【0114】抽出回路213では、供給された再生デー
タからブロックIDおよびトラックIDを抽出する。再
生データは、並び替え回路214に供給され、メモリ2
15に溜め込まれる。並び替え回路214は、例えば、
ブロックIDおよびトラックIDとに基づき、メモリ2
15のアドレス制御を行う回路である。
【0115】並び替え回路214では、抽出回路213
で抽出されたブロックIDおよびトラックIDとに基づ
き、メモリ215に溜め込まれたデータを、トラック単
位で、ブロックID順に並び替える。並び替え回路21
4では、この処理を、1トラック分のデータが揃うまで
続ける。すなわち、メモリ215には、再生データがS
YNCブロック単位で次々に溜め込まれ、1トラック分
のデータが揃ったものから掃き出される。
【0116】掃き出されたデータは、並び替え回路21
4を介して逆シャフリング回路216に供給される。逆
シャフリング回路216では、8エラー訂正ブロック分
のデータが図示されないメモリに溜め込まれると、溜め
込まれたデータを列方向に読み替えて出力する。
【0117】逆シャフリング回路216から出力された
再生データは、C2デコーダ217に供給される。C2
デコーダ217では、供給されたデータに対してC2パ
リティによるエラー訂正が行われる。C2パリティによ
るエラー訂正が行われエラーが訂正されたら、再生デー
タは、出力データ219として出力される。そして、C
2デコーダ217によるエラー訂正結果に基づき、リト
ライ判定回路218によりリトライ処理を行わないよう
に判定され、テープの走行速度が記録時と等しい速度に
戻されると共に、スイッチ回路212において端子21
2aが選択される。
【0118】一方、エラー数が符号の持つエラー訂正能
力を上回り、C2パリティによるエラー訂正が行われな
い場合には、エラー訂正結果に基づき再びリトライ判定
回路218によりリトライを行うよう判定がなされ、テ
ープ位置が戻され、再びリトライ処理が行われる。
【0119】なお、上述では、回転ヘッドに対して記録
ヘッドおよび再生ヘッドがそれぞれ2個ずつ設けられて
いるものとして説明したが、これはこの例に限定されな
い。例えば、記録ヘッドおよび再生ヘッドがそれぞれ4
個ずつ、あるいは8個ずつの回転ヘッド上に設けられる
システムに対しても、この発明を適用することができ
る。テープ速度が記録時と等しい通常の再生時には、各
ヘッドは、8トラックピッチ毎にトレースする。リード
リトライ時に、テープ速度を記録時の1/2に落とす
と、各ヘッドは、4トラックピッチ毎にトレースするこ
とになる。
【0120】また、上述では、回転ヘッドに対して記録
ヘッドおよび再生ヘッドがそれぞれ2個ずつ設けられた
場合において、リードリトライ時のテープ速度が記録時
の1/2にするとして説明したが、これはこの例に限定
されない。すなわち、リードリトライ時のテープ速度
は、記録時の1/2以下、例えば記録時の1/4などと
することも可能である。こうすることで、より確実に、
正常なデータを再構築できるようになる。
【0121】例えば、上述の8ヘッドの場合では、リー
ドリトライ時のテープ速度を記録時の1/4にすること
で、各ヘッドは、2トラックピッチでトレースすること
になる。この場合は、通常のトレースと比較して4倍の
情報量をテープから読み出すことができる。
【0122】さらに、上述では、この発明がリードリト
ライ処理に適用されるように説明したが、これはこの例
に限定されない。この発明は、通常の再生時にも適用で
きるものである。すなわち、リトライ処理ではない通常
の再生時にも、テープ速度を記録時の例えば1/2とし
て再生を行い、データを並べ替えて出力する。処理速度
は犠牲になるが、より確実な再生データを得ることがで
きるようになる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ダイナミックトラッキング(DT)などの、メカ的
に複雑な機構や制御を用いること無く、変形したトラッ
クからより確実にデータを読み出すことができるという
効果がある。
【0124】それに伴い、DTを設ける場合に比べてコ
スト面で有利であるという効果があると共に、可動部も
減ることから、装置全体の信頼性も向上するという効果
がある。
【0125】また、この発明によれば、どのようなトラ
ック曲がりや傾きの変化などにも対応できるため、DT
では対処できなかったようなトラック変形にも対応でき
るという効果がある。
【0126】さらに、従来のノントラッキング再生を行
う装置では、再生ヘッドや再生アンプの回路などを、通
常再生の装置に比べて2倍設ける必要があるなど、コス
トや体積などの点で、負担が大きかった。しかしなが
ら、この発明は、構成としては、SYNCブロックの順
番を並べ替える回路と、そのためのメモリが従来の構成
に対して追加されるだけで実現可能であるため、コスト
や体積の点でも有利であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】データレコーダの使用形態を概略的に示す略線
図である。
【図2】レコーダのヘッド配置の一例を示す略線図であ
る。
【図3】ディジタル情報レコーダのテープ上のトラック
パターンを示す略線図である。
【図4】テープドライブコントローラおよびディジタル
情報レコーダのシステム構成を概略的に示すブロック図
である。
【図5】テープドライブコントローラのシステム構成を
より詳細に示すブロック図である。
【図6】テープ上のデータフォーマットを説明するため
の略線図である。
【図7】テープ上のデータフォーマットを説明するため
の略線図である。
【図8】テープ上のデータフォーマットを説明するため
の略線図である。
【図9】テープ上のデータフォーマットを説明するため
の略線図である。
【図10】テープ上に記録されるデータのフォーマット
を説明するための略線図である。
【図11】テープ上に記録されるデータのフォーマット
を説明するための略線図である。
【図12】テープ上に記録されるデータのフォーマット
を説明するための略線図である。
【図13】データレコーダを用いてデータを記録する場
合の磁気テープを示す図である。リトライ処理を説明す
るための図である。
【図14】テープ速度を記録時の1/2とした場合の、
ヘリカルトラックに対する再生ヘッドのトレースの例を
示す略線図である。
【図15】経時変化などでテープが変形した場合の、テ
ープ速度を記録時の1/2としてヘリカルトラックに対
する再生ヘッドのトレースの例を示す略線図である。
【図16】テープ上のトラックとSYNCブロックとの
関係を概略的に示す略線図である。
【図17】変形したトラックをトレースして得られたデ
ータの並べ替えを説明するための図である。
【図18】変形したトラックをトレースして得られたデ
ータの並べ替えを説明するための図である。
【図19】実施の一形態によるデータレコーダの構成の
一例を概略的に示すブロック図である。
【図20】回転ヘッドとヘリカルトラックとの関係を概
略的に示す略線図である。
【図21】再生時のヘリカルトラックに対する再生ヘッ
ドA,Bのトレースの様子を概略的に示す略線図であ
る。
【図22】変形したトラックをトレースする際の問題点
を説明するための図である。
【図23】変形したトラックをトレースする際の問題点
を説明するための図である。
【図24】変形したトラックをトレースする際の問題点
を説明するための図である。
【符号の説明】
200・・・ユーザデータ、201・・・C2エンコー
ダ、202・・・シャフリング回路、203・・・ブロ
ックID/トラックID付加回路、204・・・C1エ
ンコーダ、205・・・記録アンプ、206・・・磁気
テープ、210・・・再生アンプ、211・・・C1デ
コーダ、212・・・スイッチ回路、213・・・ブロ
ックID/トラックID抽出回路、214・・・並び替
え回路、215・・・メモリ、216・・・逆シャフリ
ング回路、217・・・C2デコーダ、218・・・リ
トライ判定回路、Ra,Rb・・・記録ヘッド、Pa,
Pb・・・再生ヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2重にエラー訂正符号化されると共に、
    複数トラックを1記録単位として、上記複数トラックの
    それぞれを識別するトラックIDと上記エラー訂正符号
    化の際の単位ブロックのそれぞれを識別するブロックI
    Dとが付加されたデータが、斜めに形成されたトラック
    によって記録された磁気テープを、回転ヘッドでトレー
    スして上記データの再生を行う再生装置において、 同一のアジマス角を有する1または複数の回転ヘッドに
    よって、磁気テープ上に斜めに形成されたトラックをト
    レースしてデータを再生する再生手段と、 上記再生手段によって再生された、少なくとも1記録単
    位の再生データに対して、記録時に施された2重のエラ
    ー訂正符号化によるエラー訂正を行うエラー訂正手段
    と、 上記エラー訂正手段によるエラー訂正結果に基づきリト
    ライ処理を行うかどうかを判定する判定手段と、 上記判定手段によってリトライ処理を行うと判定された
    場合に、上記再生手段によって上記1または複数の回転
    ヘッドが上記磁気テープ上を隙間無く上記トレースする
    ように制御するトレース制御手段と、 上記トレース制御手段によって制御された上記再生手段
    によって再生された、少なくとも1記録単位の上記再生
    データに対して、ブロックIDおよびトラックIDとに
    基づき上記再生データの再構築を行うデータ並び替え手
    段とを有することを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の再生装置において、 上記トレース制御手段は、上記磁気テープの走行速度を
    記録時の速度よりも遅くするように制御することを特徴
    とする再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の再生装置において、 上記エラー訂正手段は、 上記2重のエラー訂正符号化のうちの第1のエラー訂正
    符号によって第1のエラー訂正を行う第1のエラー訂正
    手段と、 上記第1のエラー訂正手段の出力に対して、上記第1の
    エラー訂正の結果に基づき上記2重のエラー訂正符号化
    のうちの第2のエラー訂正符号によって第2のエラー訂
    正を行う第2のエラー訂正手段とからなり、 上記データ並び替え手段は、上記第1のエラー訂正手段
    の出力に対して上記再構築を行い、上記再構築されたデ
    ータは、上記第2のエラー訂正手段によって上記第2の
    エラー訂正を施されることを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の再生装置において、 上記再構築されたデータが上記第2のエラー訂正手段に
    よって上記第2のエラー訂正を行われた結果に基づき、
    再び、上記判定手段によってリトライ処理を行うかどう
    かを判定することを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 2重にエラー訂正符号化されると共に、
    複数トラックを1記録単位として、上記複数トラックの
    それぞれを識別するトラックIDと上記エラー訂正符号
    化の際の単位ブロックのそれぞれを識別するブロックI
    Dとが付加されたデータが、斜めに形成されたトラック
    によって記録された磁気テープを、回転ヘッドでトレー
    スして上記データの再生を行う再生方法において、 同一のアジマス角を有する1または複数の回転ヘッドに
    よって、磁気テープ上に斜めに形成されたトラックをト
    レースしてデータを再生する再生のステップと、 上記再生のステップによって再生された、少なくとも1
    記録単位の再生データに対して、記録時に施された2重
    のエラー訂正符号化によるエラー訂正を行うエラー訂正
    のステップと、 上記エラー訂正のステップによるエラー訂正結果に基づ
    きリトライ処理を行うかどうかを判定する判定のステッ
    プと、 上記判定のステップによってリトライ処理を行うと判定
    された場合に、上記再生のステップによって上記1また
    は複数の回転ヘッドが上記磁気テープ上を隙間無く上記
    トレースするように制御するトレース制御のステップ
    と、 上記トレース制御のステップによって制御された上記再
    生のステップによって再生された、少なくとも1記録単
    位の上記再生データに対して、ブロックIDおよびトラ
    ックIDとに基づき上記再生データの再構築を行うデー
    タ並び替えのステップとを有することを特徴とする再生
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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