JP2000077391A - エッチング方法及び基板処理装置 - Google Patents
エッチング方法及び基板処理装置Info
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Abstract
エッチングを実現するためのエッチング方法と基板処理
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ClF3ガスを用いてエッチングする際
に、同時にNOガスを供給することにより、プラズマレ
ス・低コストで高速なシリコン窒化物のエッチングおよ
びクリーニングを行うことができ、特に気相成長法によ
ってシリコン窒化膜を成膜する薄膜形成装置のin−s
itu(その場)クリーニングに有効である。
Description
基板処理装置に係わり、特に3フッ化塩素(ClF3 )
ガスを用いて、半導体ウェハなどの種々の基板あるいは
処理容器内の堆積物を高速にエッチングするためのエッ
チング方法及び基板処理装置に関する。
室温でシリコン(Si)や窒化シリコン(SiNX )、
タングステン(W)、モリブデン(Mo)などと反応
し、蒸気圧が高い揮発性のフッ素化合物を形成する一方
で、薄膜形成装置の処理容器を形成する石英やステンレ
スとはほとんど反応しない性質を持つことが知られてい
る。これは、例えば、岩谷産業株式会社・セントラル硝
子株式会社提供のClF3技術資料(1995年2月)
において開示されている。そのため1990年前後か
ら、ClF3 ガスは半導体デバイスの製造分野におい
て、主にアモルファス・シリコンを対象とした薄膜形成
装置の処理容器内クリーニング用ガスとして使用されは
じめた。
ンとは容易に反応し、コスト面でも実用的に充分なエッ
チング速度を達成できるClF3 であるが、シリコン窒
化膜(SixNy)のエッチングに適用した場合の反応速
度は遅く、ClF3 ガス単体ではポリシリコンの1/1
0乃至1/100程度のエッチング速度しか得られない
という欠点がある(例えば、ULSI生産技術緊急レポ
ート編集委員会編「半導体メーカのウェーハ洗浄仕様と
問題点」(株)サイエンスフォーラム、p125)。
スを用いた場合も、シリコン窒化膜に対するエッチング
速度は温度の上昇と共に高速化する。したがって、エッ
チング対象物を高温にすれば実用上充分なエッチング速
度が得られる。
容器内の構成部材もエッチングされてしまうため処理温
度の上限が存在する。その上限温度は、処理容器内にS
US(ステンレス)を使用している場合に70℃前後、
炭化珪素(SiC)を使用している場合には250℃前
後である。この上限温度におけるエッチング速度は、実
際の生産装置、特に枚葉式薄膜形成装置の処理容器クリ
ーニング・プロセスに適用するには不充分な速度であ
る。このため、シリコン窒化膜のエッチングの高速化
は、実用的な枚葉式シリコン窒化膜形成装置を実現する
ための極めて重要な技術課題である。
シリコン窒化膜のエッチング速度を高速化する試みは以
前からなされている。例えば、岩谷産業株式会社・セン
トラル硝子株式会社提供のClF3 技術資料(1995
年2月)によれば、ClF3にHF(弗酸)を1%添加
することにより、シリコン窒化膜のエッチング速度が約
5倍になったことが報告されている。しかしながら、H
FガスはClF3 と比べても、非常に腐食性が大きい
上、毒性を有し、取扱いに注意を要するという欠点があ
る。HFを使用した場合、処理容器あるいはガス配管の
大気解放によって付着するわずかな水分で金属配管は腐
食し、金属汚染の原因となるばかりでなく、最悪の場合
には金属配管に穴があく可能性もある。
CF4/O2/N2系、あるいはNF3/O2 プラズマによ
るCDE(Chemical Dry Etching)法も有効な方法とし
て考えられている。さらに、CF4/O2プラズマを用い
たプラズマエッチング法において、NOガスが存在する
とシリコン窒化膜のエッチング速度が上がることも報告
されている(M.G.Blain,T.L.Meisenheimer,and J.E.Ste
vens,J.Vac.Sci.Technol.A14(4),2151(1996))。しかし
ながら、プラズマを使うためには、マイクロ波電源ある
いはRF電源といった付帯設備が必要となり、さらに、
プラズマによって生じるラジカルを効率よくエッチング
対象物まで輸送する技術も必要となるため、装置は繁雑
化し、装置コストも上昇する結果となっている。
法及び基板処理装置を用いてシリコン窒化膜をエッチン
グする場合、プラズマを用いない装置コストの安いエッ
チング方法では実用上充分なエッチング速度が得られな
いという問題があった。
れたものである。すなわち、その目的は、前述のような
従来のエッチング方法及び基板処理装置における欠点を
除去し、所望のガスを用いて安全・高速で低コストのエ
ッチングを実現するためのエッチング方法と基板処理装
置を提供するものである。
に本発明においては、処理基板、あるいは処理容器内の
堆積物をClF3 ガスを用いてエッチングする際に、同
時にNOガスを供給することを特徴とするものである。
板処理装置の処理容器の内部にClF3 ガスと共にNO
ガスを供給し、前記処理容器の内部に載置される被処理
基板の表面、または前記処理容器の内部に付着する生成
物をエッチングすることを特徴とする。
理容器の内部に付着した前記生成物がシリコン窒化物で
ある場合に、本発明は、特に効果的に作用する。
容器の内部に付着した前記生成物の温度を制御しながら
エッチングすることが望ましい。
rr以下の減圧にしてエッチングすることにより、エッ
チングガスとの反応生成物の気化を促進してエッチング
を安定させ、且つ、エッチングガスの装置外部への漏洩
も抑制することができる。
と、前記処理容器の内部にClF3ガスとNOガスとを
供給するガス供給手段と、を備え、前記処理容器の内部
に前記ClF3 ガスとともに前記NOガスを供給して前
記処理容器の内部に載置される被処理基板の表面、また
は前記処理室の内部に付着する生成物をエッチングする
ことを特徴とする。
容器の内部に付着する前記生成物の温度を所定の範囲に
制御する温度制御手段をさらに備えたことが望ましい。
持手段を有し、前記被処理基板上にシリコン窒化膜を成
膜できる装置の前記処理容器内をクリーニングする場合
に特に効果的である。
圧力に保持できる排気手段としては、真空ポンプを用い
ることが望ましい。
記処理基板上に均一に供給するための多孔整流板を備え
ることが望ましい。
板とともに回転させるための機構を備えることにより、
より均一なエッチングが可能となる。
如くである。すなわち、ClF3 ガスでシリコン窒化物
をエッチングする場合、シリコン(Si)原子は蒸気圧
の高いSiF4 としてガス化され、残った窒素(N)原
子はN2 ガスとして脱離すると考えられる。このとき、
エッチング速度を律速するのはN原子の脱離であり、N
原子の脱離のし難さのためにシリコン窒化物のエッチン
グ速度は、シリコン単体のエッチング速度に比べ非常に
遅くなっていると考えられる。
3 と共にNOガスを供給することによって、表面に残留
した脱離前のN原子を、N2OあるいはN2+1/2O2
といった形で引き抜くことでN原子の脱離を促進するこ
とになり、高いエッチング速度を得ることが可能とな
る。
の実施の形態について説明する。
る基板処理装置を概念的に表す要部断面図である。
を成膜する枚葉式の気相成長装置であり、本発明のエッ
チング方法を用いることにより、その処理容器内に堆積
する付着物を迅速且つ確実にクリーニングすることがで
きる点に特徴を有する。
にシリコン窒化膜を形成する場合、被処理基板である半
導体ウェハ面以外の場所、例えば半導体ウェハを保持す
るホルダ表面や処理容器内壁面にもシリコン窒化物が付
着する。付着したシリコン窒化物は、パーティクルとし
て半導体ウェハ表面を汚染し、製品としての半導体装置
の歩留まりを低下させる他、半導体ウェハの放熱条件を
変化させて温度分布を悪化させるなど、基板処理上の不
都合を生じさせる原因となる。そこで気相成長法による
成膜の後に、ClF3 ガスとNOガスの混合ガスを処理
容器内に導入することにより、ホルダ表面や処理容器内
壁面に付着したシリコン窒化物を素早く取り除くことが
でき、それによって良好な基板処理が持続される。
る。処理容器1は気密が保てる構造となっており、排気
配管3を通じて図示しない排気ポンプに接続されてい
る。処理室2と処理容器1の上部壁との間には、石英な
どの板に多数の穴をあけた整流板4が処理基板と平行に
配置されている。整流板4と処理容器1の上部壁との間
に形成される空間5はガス導入口6,7を通して図示さ
れないガス供給装置に接続されている。
である半導体ウェハ8を整流板4と平行位置に保持する
ホルダ9が回転自在に配置されている。ホルダ9の下端
部は、気密を保持するためのシール機構を備えた軸受け
で保持され、回転駆動装置11によって回転可能であ
る。ホルダ9の内部には、ホルダ9によって支持される
半導体ウェハ8を下面から加熱するための電気ヒータ1
0が配置されており、電気ヒータ10は気密と絶縁を保
持しながら処理容器1の下部壁を貫通する電極を通して
給電装置12に接続されている。さらに、給電装置12
は電気ヒータ10の近傍に固定された熱電対13、ある
いはホルダ9の温度を測定する放射温度計14の出力信
号によって制御可能となっており、これによってホルダ
9及びホルダ9に保持された半導体ウェハ8は所定の温
度に制御されて維持される。
るNOガスなどの各種のガスは、処理室2において、薄
膜の堆積やエッチングなどに作用した後に、排気配管3
を介して排気され、図示しない排ガス処理装置において
除害処理される。
装置で処理室2の内部をクリーニングする手順の一例を
説明する。
リーニングする手順を含んだ一連の気相成長工程を例示
するフローチャート図である。同図に表したフローチャ
ート図は、大きく分けてウェハ上に薄膜を堆積する工程
200と、処理室をクリーニングする工程300とから
なる。
示したように、図示しない排気ポンプを用いて処理室2
を100Pa以下に排気する。この作業によって処理室
2内の酸素(O2 )を排気し、電気ヒータ10を使った
加熱時にも半導体ウェハ8及びホルダ9が酸化されるこ
とを抑制することができる。次に、ステップ204にお
いてガス導入口6を通して一定量の不活性ガス、例えば
アルゴン(Ar)ガスを導入しながら排気量を制御し
て、処理室2を所定の圧力、例えば6666Paに保持
する。次に、ステップ206において給電装置12を用
いて制御しながら電気ヒータ10に給電し、半導体ウェ
ハ8を所定の温度、例えば1000℃に保持する。さら
に、ステップ210において前記の圧力関係が保たれる
ように、ガス導入口6から空間5を介して処理室2内に
シリコン及び窒素原子を含んだ原料ガスとキャリアガス
との混合ガス、例えばジクロルシラン(SiH2Cl2)
とアンモニア(NH3)、アルゴン(Ar)を供給する
ことでシリコン窒化膜の成膜を行う。
止め、ステップ212においてウェハ8を処理室2から
搬出する。そして、必要に応じて、ステップ208にお
いて次のウェハ8を処理室2に搬入し、ホルダ9に載置
する。そして、再びステップ210において所定の薄膜
を成膜し、ステップ212においてウェハ8を処理室2
から搬出する。
半導体ウェハ8に窒化シリコン膜などの薄膜の形成が終
了すると、ステップ214に示したように成膜工程が終
了する。
開始する。
い排気ポンプを用いて再び処理室2を100Pa以下に
排気する。この操作によって処理室2内に残留する原料
ガスを取り除き、次に供給するClF3 ガスと原料ガス
とが反応することを抑制することができる。
導入口6を通して一定量の不活性ガス、例えばアルゴン
ガスを処理室2内に導入しながら排気量を制御して、処
理室2を所定の圧力、例えば2666Paに保持する。
9を電気ヒータ10とそれに連結される給電装置12に
よって加熱し、100℃乃至400℃の範囲内の所定の
温度、例えば250℃になるよう制御される。
グを実施する。具体的には、前記の圧力関係が保たれる
ようにガス導入口7から空間5を介して処理室2内にC
lF3 ガスとNOガスを所定の流量に制御しながら供給
することで、ホルダ9および処理室2の内壁を高速にク
リーニングすることができる。ここで、図2において
は、ステップ308aにおいてClF3 ガスを導入し、
ステップ308bにおいてNOガスを導入する場合を例
示した。しかし、本発明は、これに限定されるものでは
ない。すなわち、これらのガスの供給の順序は、この逆
でも良く、または同時に供給しても良い。
積物が除去されたら、ステップ310においてクリーニ
ングを終了する。
ガスを供給しない条件でシリコンおよびシリコン窒化物
のエッチング速度を測定し、アレニウス型プロットした
実験結果を表すグラフ図である。
おいて、シリコン窒化物のエッチング速度はシリコンの
エッチング速度より2桁近くも小さい結果が得られてい
る。ClF3 ガスでシリコン及びシリコン窒化物をエッ
チングする場合、Si原子が蒸気圧の高いSiF4 とし
てガス化されることでエッチングが進行する。さらに、
シリコン窒化物の場合、残ったN原子はN2 として脱離
すると考えられるが、このとき、エッチング速度を律速
するのはN原子の脱離であり、N原子の脱離のし難さの
ためにシリコン窒化物のエッチング速度は、シリコン単
体のエッチング速度に比べ非常に遅くなっていると考え
られる。
て、シリコン窒化膜をエッチングしたときに得られたエ
ッチング速度の実験値を表すグラフ図である。
66Pa、ClF3 ガスの分圧を3333Pa、またエ
ッチング温度を250℃にそれぞれ維持した。図4か
ら、NOガスの添加量を増加するにつれてシリコン窒化
物のエッチング速度は増加し、NOガスの分圧が約10
00Paにおいて、エッチング速度は、約4倍近くまで
上昇することが分かる。
時にNOガスを供給することによって、表面に残留した
脱離前のN原子をN2O あるいはN2+1/2O2といっ
た形で引き抜き、N原子の脱離を促進することで、高速
エッチングが可能となる。
あるので、複雑且つ高価なプラズマ発生装置が不要であ
り、プラズマを用いない従来の気相成長装置に広く適用
してクリーニングを確実に行うことができるという効果
も得られる。
くなる。すなわち、従来の方法によって、プラズマ・エ
ッチングを行うためには、通常の装置に加え、マイクロ
波電源、マイクロ波マッチング装置、マイクロ波反応
炉、ラジカル輸送管といった高価な付帯設備が新たに必
要になる。さらに、エッチング用(あるいはSiN成膜
用)反応炉にはSUS等の金属が使えなくなり、高価な
アルミチャンバーにするか、内面にテフロンコートをか
けるといった表面処理が必要になる。そのため、装置に
かかる余分なコストは装置全体のコストに比べてもかな
り大きくならざるを得ない。これに対して本発明によれ
ば、装置の構成が簡略であり、コストを大幅に下げるこ
とができる。
える。すなわち、成膜装置のクリーニングを目的とした
場合、装置の形状(あるいは材質)の最適化は成膜に対
して行うべきものであるが、プラズマクリーニングを使
う場合、同時にラジカル輸送に対する最適化も行わなけ
ればならなくなる。そのため、成膜に対する最適化は大
きな制約を受けることとなり、装置設計上の自由度も大
きく制限される。
るための整流板を設けた場合、ラジカル供給の観点から
言えば、整流板の材質はテフロン、アルミナ、あるいは
石英といった材質に限られてしまう。テフロンを使った
場合、テフロンの耐熱温度の制限によって、成膜時に基
板の温度を充分に高温にすることが困難になるかもしれ
ない。また、アルミナや石英を使った場合、成膜中に整
流板が汚れることを防ぐために整流板の冷却が必要にな
った時、その冷却が非常に難しくなる可能性がある。こ
れに対して、本発明によれば、これらの制約が必要とさ
れず、装置の自由度が改善される。
て済む。すなわち、プラズマを使ったエッチングの場
合、気相の圧力(全圧)は100Pa以下程度の低圧に
保つ必要がある。これは、プラズマ生成時の電離を効率
的に行わせることと、生成したラジカルの寿命を確保す
るためである。
合、成膜速度は原料ガスの圧力によって決まる場合が多
い。従って、枚葉式の成膜装置等で、高速な成膜が必要
な場合、気相の全圧は1000〜10000Pa程度の
圧力に設定される。
時の圧力で大きな違いがあり、圧力調整の過程で大量の
パーティクルが巻き上げられる可能性があることを示
す。下流の配管などに残ったパーティクルがクリーニン
グ後の圧力上昇時に巻き上げられ、基板に到達すると成
膜時の異常成長や、デバイスの導通不良を起こす大きな
原因となり得る。
よるクリーニングでは、成膜圧力とクリーニング圧力を
同じに保つことは非常に容易である。
リーニングもできる。すなわち、SiH4/NH3を原料
ガスとした熱CVDでSi3N4の成膜を行うと、冷却し
たチャンバー内壁や下流の配管等の低温部にSiの粉が
たまることがある。プラズマクリーニングの場合、通常
SUS等の金属で作られる配管表面でラジカルは全て失
活する。そのため、下流配管のクリーニングをすること
は、事実上不可能である。
流の金属配管までClF3は到達し、堆積したSiの粉
と容易に反応する。そのため、下流配管などの低温部に
シリコンの粉が堆積するような場合には、下流配管まで
含めたクリーニングを行うことができる。
説明する。
の上に形成されたシリコン窒化物などを高速でエッチン
グすることができるエッチング方法及びその装置につい
て説明する。
基板処理装置を表す要部断面図である。すなわち、同図
に例示した装置は、半導体ウェハの表面をエッチングす
る枚葉式のエッチング装置である。なお、図5において
は、図1と同一部分を同一符号で表し、重複する部分の
詳細な説明は省略する。
ら不活性ガス、例えばアルゴンガスのみが供給され、薄
膜堆積のための原料ガスを供給するガス供給系は設けら
れていない。すなわち、第1の実施形態にあるような気
相成長手段を持たない枚葉式のエッチング装置として構
成されている。
温し、半導体ウェハが所定の温度に保持されるように制
御する。そこに、ガス導入口7から空間5を介して処理
室2内にClF3 ガスとNOガスを所定の流量に制御し
ながら供給することで、半導体ウェハ8上にあらかじめ
成膜されていたシリコン窒化物などの層を高速にエッチ
ングすることができる。
程300として例示したものと概略同様とすることがで
きる。本実施形態においても、ClF3 ガスとNOガス
とを供給することにより、従来よりも高速でシリコン窒
化物をエッチングすることができる。しかも、プラズマ
を用いないので、半導体ウェハがプラズマにより損傷さ
れるという問題を解消することができる。また、プラズ
マが不要であるので、エッチング時の圧力などのエッチ
ング条件の自由度が大幅に拡大される。さらに、プラズ
マが不要であるので、装置の構成が簡素となり、コスト
も大幅に低減することができる。
説明する。
る基板処理装置を表す要部断面図である。
ウェハの表面にシリコン窒化物などの各種の薄膜を成膜
するバッチ式の気相成長装置である。このようなバッチ
式の装置においても、枚葉式の装置と同様に半導体ウェ
ハを保持するサセプタ表面や処理容器の内壁面にシリコ
ン窒化物は付着し、パーティクルとして半導体装置の歩
留まりを低下させる他、半導体ウェハの放熱条件を変化
させて温度分布を悪化させるなど、基板処理上の不都合
を生じさせる原因となる。そのため、前述した第1実施
形態と同様に、バッチ式の装置に対しても本発明は有効
である。
例えば石英で構成された処理容器を示し、処理容器21
内には処理室22が形成されている。処理容器21は気
密が保てる構造とされ、排気配管23を通じて図示しな
い排気ポンプに接続されている。処理室22内には被処
理基板である半導体ウェハ26が、赤外光を透過する材
質、例えば石英で構成されたサセプタ27の上に平行し
て多数枚並べられて導入されている。処理容器21の外
部には、半導体ウェハ26を加熱するための赤外線ラン
プ28が配置されており、半導体ウェハ26は所定の温
度に昇温されて維持される。多数枚の半導体ウェハ26
の温度を制御するため、赤外線ランプ28はそれぞれ独
立して出力を制御できる複数のランプ群であっても良
い。原料ガス、例えばジクロルシランとアンモニアガス
を、図示されないガス供給装置からガス導入口24を通
して流量を制御しながら供給することで半導体ウェハ2
6上にシリコン窒化物を形成することができる。
順と概略同様にして処理室22をクリーニングすること
ができる。すなわち、所定の成膜プロセス終了後に半導
体ウェハ26を全て取り除き、再び加熱、温度制御しな
がら導入口25を通してClF3 ガスとNOガスを供給
するだけで、サセプタ27表面および処理容器21の内
壁についたシリコン窒化物をすばやくクリーニングする
ことができる。
気相成長装置についてもプラズマ発生装置を付加する必
要がなく、効率良く且つ容易に処理室22の隅々までク
リーニングすることができる。
態について説明した。
されるものではない。すなわち、本発明のクリーニング
方法は、従来のあらゆる気相成長装置やエッチング装置
などに対して同様に適用して同様の効果を得ることがで
きる。また、その際の雰囲気の圧力やガスの流量、温度
などの条件は、適宜最適化することができる。さらに、
ClF3 ガスとNOガスに加えてその他のガスを混入し
ても良い。
れ、以下に説明する効果を奏する。
ることにより、プラズマレス・低コストで高速なシリコ
ン窒化物のエッチングおよびクリーニングを行うことが
でき、特に気相成長法によってシリコン窒化膜を成膜す
る薄膜形成装置のin−situ(その場)クリーニン
グに有効である。
グに適用した場合には、従来のプラズマを用いた場合と
比較して、処理室の隅々まで確実且つ容易にクリーニン
グすることができる点で優れる。その結果として、処理
室内壁に堆積した「フレーク」などの残留物に起因する
パーティクルの発生や、異常成長、あるいはクロスコン
タミネーションなどの問題を確実且つ容易に解消するこ
とができる。すなわち、本発明によれば、従来のプラズ
マを用いるクリーニング方法と比較して、はるかに簡略
な構成で広く適用することが可能となり、しかも格別の
効果を得ることができる。
の薄膜のエッチング方法として適用した場合には、プラ
ズマによる損傷を防ぎつつ、効率的且つ容易にシリコン
窒化物のエッチングを行うことができる。近年の半導体
集積回路の高集積化、微細化に伴って、半導体ウェハ上
に形成する半導体素子は、その製造過程においてプラズ
マなどの荷電粒子に対して損傷を受けやすくなってい
る。また、エッチング工程においてプラズマが不要とな
るので、半導体素子の損傷を解消し、各種の半導体装置
の信頼性を改善し、製造歩留まりも改善することができ
る。
ラズマを用いることなく、効率的且つ容易にシリコン窒
化物のエッチングまたはクリーニングを実施することが
できるようになり、産業上のメリットは多大である。
置を概念的に表す要部断面図である。
順を含んだ一連の気相成長工程を例示するフローチャー
ト図である。
ない条件でシリコンおよびシリコン窒化物のエッチング
速度を測定し、アレニウス型プロットした実験結果を表
すグラフ図である。
窒化膜をエッチングしたときに得られたエッチング速度
の実験値を表すグラフ図である。
を表す要部断面図である。
置を表す要部断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】処理容器の内部にClF3 ガスと共にNO
ガスを供給し、前記処理容器の内部に載置される被処理
基板の表面、または前記処理容器の内部に付着する生成
物をエッチングすることを特徴とするエッチング方法。 - 【請求項2】処理容器と、 前記処理容器の内部にClF3 ガスとNOガスとを供給
するガス供給手段と、 を備え、 前記処理容器の内部に前記ClF3 ガスとともに前記N
Oガスを供給して前記処理容器の内部に載置される被処
理基板の表面、または前記処理容器の内部に付着する生
成物をエッチングすることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項3】前記被処理基板、または前記処理容器の内
部に付着する前記生成物の温度を所定の範囲に制御する
温度制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項2
記載の基板処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24591898A JP3576828B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | エッチング方法及び基板処理装置 |
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|---|---|---|---|
| JP24591898A JP3576828B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | エッチング方法及び基板処理装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000077391A true JP2000077391A (ja) | 2000-03-14 |
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| JP24591898A Expired - Fee Related JP3576828B2 (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | エッチング方法及び基板処理装置 |
Country Status (1)
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-
1998
- 1998-08-31 JP JP24591898A patent/JP3576828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3576828B2 (ja) | 2004-10-13 |
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