JP2000077412A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000077412A
JP2000077412A JP10247159A JP24715998A JP2000077412A JP 2000077412 A JP2000077412 A JP 2000077412A JP 10247159 A JP10247159 A JP 10247159A JP 24715998 A JP24715998 A JP 24715998A JP 2000077412 A JP2000077412 A JP 2000077412A
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film
sulfide
wiring
forming
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Haruhiko Sato
晴彦 佐藤
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Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化による配線表面の劣化や配線抵抗の増大
を防止でき、エレクトロマイグレーション耐性の向上を
図る。 【解決手段】 半導体基板10上に金属膜14を堆積す
る工程と、金属膜14の上に反射防止膜15を堆積する
工程と、反射防止膜15の上にレジストパターン16を
形成する工程と、反射防止膜15および金属膜14に対
してレジストパターン16をマスクとしてエッチングを
行う際に分子中にハロゲンとイオウを含むガスを用いて
エッチングを行って金属膜14から成る金属配線17を
形成する工程と、レジストパターン16を除去する工程
とを含む。これにより、金属配線17の表面が保護さ
れ、金属配線17の耐酸化性が向上する。また、金属配
線17の表面に銅の硫化物18が形成されることにより
銅の表面拡散が抑制され、エレクトロマイグレーション
耐性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、銅を主材料とし
て用いる多層配線構造に関して、特に銅配線表面の酸化
を防止し、エレクトロマイグレーション耐性を向上させ
る半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの高集積化に伴い、配線も微細化
していく傾向にある。そのため配線を流れる電流が増大
することになり、信頼性の確保にはエレクトロマイグレ
ーション耐性が要求される。そこでAlに代わる配線材
料として銅を用いることが考えられている。銅を半導体
装置の配線として使用するための微細加工技術として、
ダマシン法およびドライエッチング法の研究開発が活発
に行われている。ダマシン法とは、絶縁膜に配線となる
溝をあらかじめ形成し、その溝を銅のPVD法、CVD
法およびメッキ法等で埋め込んだ後に化学機械研磨(C
MP)によって余分な金属膜を除去、平坦化することに
よって配線を形成する方法である。またドライエッチン
グではハロゲン〔例えば塩素(Cl)、フッ素(F)、
臭素(Br)およびヨウ素(I)のうちの少なくとも1
種〕を含んだエッチングガスを用いるが、通常エッチン
グによって生成される銅のハロゲン化物の中で蒸気圧の
高い銅の塩化物(CuClx)を生成する塩素がエッチ
ングガスに用いられる。
【0003】特に、特開平3−295232号公報に示
されたように、四塩化シリコン(SiCl4 )、窒素
(N2 )、塩素(Cl2 )およびアンモニア(NH3
の混合ガスを用いるとエッチング中に形成される銅配線
の側壁に窒化シリコン膜から成る保護膜が形成される。
このため銅配線パターンのサイドエッチングが抑制され
るので、異方性に優れたエッチングが可能となる。
【0004】しかしながら、銅は酸化速度が大きいため
銅薄膜を酸化雰囲気中にさらすと、膜内部まで銅の酸化
が進行する。しかも、表面に形成される酸化銅膜はアル
ミニウムやアルミニウム合金の表面に形成される酸化膜
と異なり緻密ではない。そのため銅配線上にパッシベー
ション膜や層間絶縁膜を被覆しても、密着性が悪いので
剥離を生じたりエレクトロマイグレーション耐性が低下
したりする問題が生じる。そこで、形成した銅配線の表
面を保護膜で覆う必要がある。
【0005】Cu配線を保護膜で覆う方法としては、例
えば上述したようにエッチング中に窒化シリコン膜を形
成する方法の他に、銅(Cu)とチタン(Ti)とから
成る合金ターゲットをスパッタして得られたCu−Ti
薄膜を、窒素ガス雰囲気中で熱処理し、銅表面に窒化チ
タン膜を形成する方法が提案されている。この方法で
は、800℃の熱処理により比抵抗を2.5μΩ・cm
まで低減できる。しかしながら、800℃よりも低い温
度での熱処理では、粒界内に金属間化合物等が形成され
るなどして比抵抗が高くなり、しかも銅表面に窒化チタ
ニウムが形成されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにアルミニ
ウムやアルミニウム合金を用いた金属配線ではエレクト
ロマイグレーションによる信頼性の低下が問題となって
きたため銅を用いた配線が検討されたが、酸化により配
線表面の品質が低下したり、配線抵抗が大きくなるとい
う問題があった。そこで、酸化防止のために窒化シリコ
ンや窒化チタンを保護膜に用いる方法が提案された。
【0007】しかしながら、窒化シリコンを保護膜に用
いた場合には、窒化シリコン中のシリコンが銅配線中に
侵入して銅配線の抵抗を高める。また、窒化シリコン膜
を通して酸素が銅配線中に侵入するため、銅配線が酸化
される。これによっても銅配線の抵抗を高める。この現
象はレジスト除去のためのアッシング工程で酸素プラズ
マにさらされると特に顕著に現れる。
【0008】銅表面に窒化チタンを形成する方法におい
ては、800℃以上の熱処理を要し、FET等で拡散層
の深さの増大を招くという問題がある。また、ダマシン
法で銅配線を形成する場合には、CMP工程が終了した
段階で銅配線の表面が露出している。したがって必ず銅
表面が大気にさらされることになり、次工程までの間に
起こる酸化を防止することはできない。
【0009】したがって、この発明の目的は、このよう
な従来技術の問題点に鑑みて創案されたものであり、酸
化による配線表面の劣化や配線抵抗の増大を防止でき、
エレクトロマイグレーション耐性に優れた銅または銅合
金配線を有する半導体装置およびその製造方法を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の請求項1記載の半導体装置は、半導体基板
上に形成され銅または銅合金から成り周囲が全て保護膜
で覆われた金属配線と、この金属配線の表面の一部に保
護膜として形成された銅の硫化物とを備えた。このよう
に、銅または銅合金から成る金属配線の表面に形成され
た保護膜の一部が銅の酸化物よりも安定な銅の硫化物で
覆われているので、金属配線の表面が保護され、金属配
線の耐酸化性が向上する。また、金属配線の表面に銅の
硫化物を備えていることにより銅の表面拡散が抑制さ
れ、エレクトロマイグレーション耐性も向上する。
【0011】請求項2記載の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に銅または銅合金から成る金属膜を堆積す
る工程と、金属膜の上に反射防止膜を堆積する工程と、
反射防止膜の上にレジストパターンを形成する工程と、
反射防止膜および金属膜に対してレジストパターンをマ
スクとしてエッチングを行う際に分子中にハロゲンとイ
オウを含むガスを用いてエッチングを行って金属膜から
成る金属配線を形成する工程と、レジストパターンを除
去する工程とを含む。
【0012】このように、反射防止膜および金属膜に対
してレジストパターンをマスクとしてエッチングを行う
際に分子中にハロゲンとイオウを含むガスを用いてエッ
チングを行って金属膜から成る金属配線を形成するの
で、金属膜がエッチングされて金属配線が形成される過
程において表面に露出した銅と硫化水素が反応して銅硫
化物が形成される。これにより、金属配線の表面が保護
され、金属配線の耐酸化性が向上する。また、金属配線
の表面に銅の硫化物を形成することにより銅の表面拡散
が抑制され、エレクトロマイグレーション耐性も向上す
る。また、レジストパターンを除去する際に金属配線が
保護膜で覆われているためダメージを受けることはな
い。
【0013】請求項3記載の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に銅または銅合金から成る金属膜を堆積す
る工程と、金属膜の上に反射防止膜を堆積する工程と、
反射防止膜の上にレジストパターンを形成する工程と、
反射防止膜および金属膜に対してレジストパターンをマ
スクとしてエッチングを行って金属膜から成る金属配線
を形成する工程と、レジストパターンを除去した後に金
属配線において銅が露出している領域の表面に銅の硫化
物を形成する工程とを含む。
【0014】このように、反射防止膜および金属膜に対
してレジストパターンをマスクとしてエッチングを行っ
て金属膜から成る金属配線を形成し、レジストパターン
を除去した後に金属配線において銅が露出している領域
の表面に銅の硫化物を形成するので、金属配線の表面が
保護され、金属配線の耐酸化性が向上する。また、金属
配線の表面に銅の硫化物を形成することにより銅の表面
拡散が抑制され、エレクトロマイグレーション耐性も向
上する。
【0015】請求項4記載の半導体装置の製造方法は、
製造方法3において、硫化物形成工程は、半導体基板を
硫化アンモニウム溶液に浸漬することにより銅の硫化物
を形成する。このように、半導体基板を硫化アンモニウ
ム溶液に浸漬することによる工程で銅の硫化物を形成す
ることができる。請求項5記載の半導体装置の製造方法
は、請求項3において、硫化物形成工程は、半導体基板
を硫化水素と窒素の混合ガスにさらすことにより銅の硫
化物を形成する。このように、半導体基板を硫化水素と
窒素の混合ガスにさらすことによる工程で銅の硫化物を
形成することができる。
【0016】請求項6記載の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に銅または銅合金から成る金属膜を堆積す
る工程と、金属膜の上に反射防止膜を堆積する工程と、
反射防止膜の上にレジストパターンを形成する工程と、
反射防止膜および金属膜に対してレジストパターンをマ
スクとしてエッチングを行って金属膜から成る金属配線
を形成する工程と、レジストパターンを除去する際に酸
素ガスに硫化水素ガスを混入してアッシングを行うこと
によりレジストパターンを除去するとともに金属配線に
おいて銅が露出している領域の表面に銅の硫化物を形成
する工程とを含む。
【0017】このように、反射防止膜および金属膜に対
してレジストパターンをマスクとしてエッチングを行っ
て金属膜から成る金属配線を形成し、レジストパターン
を除去する際に酸素ガスに硫化水素ガスを混入してアッ
シングを行うので、酸素ガスのプラズマとともに硫化水
素のプラズマが発生するので、金属配線において露出し
た銅と硫化水素のイオンとが反応して銅の硫化物が形成
され、これにより金属配線の表面が保護され、金属配線
の耐酸化性が向上する。また、金属配線の表面に銅の硫
化物を形成することにより銅の表面拡散が抑制され、エ
レクトロマイグレーション耐性も向上する。
【0018】請求項7記載の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に絶縁膜を堆積する工程と、絶縁膜上にレ
ジストパターンを形成する工程と、絶縁膜に対してレジ
ストパターンをマスクとしてエッチングを行って配線と
なるべき溝を形成する工程と、溝を含む位置に銅または
銅合金から成る金属膜を堆積する工程と、金属膜のうち
溝の領域以外の余分な金属をCMP法により除去、平坦
化して金属配線を形成する工程と、CMP後に露出した
金属配線の表面に銅の硫化物を形成する工程を含む。
【0019】このように、絶縁膜に対してレジストパタ
ーンをマスクとしてエッチングを行って配線となるべき
溝を形成し、溝を含む位置に銅または銅合金から成る金
属膜を堆積し、金属膜のうち溝の領域以外の余分な金属
をCMP法により除去、平坦化して金属配線を形成し、
CMP後に露出した金属配線の表面に銅の硫化物を形成
するので、金属配線の表面が保護され、金属配線の耐酸
化性が向上する。また、金属配線の表面に銅の硫化物を
形成することにより銅の表面拡散が抑制され、エレクト
ロマイグレーション耐性も向上する。
【0020】請求項8記載の半導体装置の製造方法は、
請求項7において、硫化物形成工程は、半導体基板を硫
化アンモニウム溶液に浸漬することにより銅の硫化物を
形成する。このように、半導体基板を硫化アンモニウム
溶液に浸漬することによる工程で銅の硫化物を形成する
ことができる。請求項9記載の半導体装置の製造方法、
請求項7において、硫化物形成工程は、半導体基板を硫
化水素と窒素の混合ガスにさらすことにより銅の硫化物
を形成する。このように、半導体基板を硫化水素と窒素
の混合ガスにさらすことによる工程で銅の硫化物を形成
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の第1の実施の形
態を図1(a)〜(c)に基づいて説明する。図1
(a)〜(c)はこの発明の第1の実施の形態の半導体
装置の製造方法の各工程を示し、(c)はこの半導体装
置の製造方法により製造された半導体装置である。
【0022】図1(c)において、10はシリコン基
板、11はシリコン酸化膜、12はチタン膜、13は第
一の層の窒化チタン膜、15は第二の層の窒化チタン膜
(反射防止膜)、17は銅配線(金属配線)、18は銅
硫化物である。銅配線17は周囲が窒化チタン膜13,
15等の保護膜で覆われており、かつ銅配線の表面の一
部に保護膜として銅硫化物18が形成されている。
【0023】つぎに、上記構成の半導体装置の製造方法
について説明する。図1(a)に示すように、まずシリ
コン基板10の上に絶縁層としてシリコン酸化膜11を
堆積した後に、スパッタリング法を用いてチタン膜12
を堆積させる。そして、これに連続して反応性スパッタ
リング法を用いて第一の層の窒化チタン膜13を堆積さ
せる。ここでチタン膜12はシリコン酸化膜11と窒化
チタン膜13との密着性を向上させるために設けられた
ものである。次に配線層として銅膜(金属膜)14をス
パッタリング法を用いて堆積させ、その上に第二の層の
窒化チタン膜15を反応性スパッタリング法を用いて堆
積させる。さらに、その上にレジストパターン16を形
成する。
【0024】次にこのレジストパターン16をマスクと
して窒化チタン膜15、銅膜14、窒化チタン膜13、
チタン膜12に対してドライエッチングを行うことによ
って図1(c)に示すような銅配線17を形成するが、
そのエッチングの際のエッチングガスに硫化水素ガスを
混入してエッチングを行う。そうすることによって、図
1(b)に示すように銅膜14がエッチングされて銅配
線17が形成される過程において表面に露出した銅と硫
化水素が反応して銅硫化物18が形成される。次に酸素
プラズマを用いたアッシングによってレジストを除去す
れば、図1(c)に示すような側面が銅硫化物18に覆
われた銅配線17が形成される。このアッシング工程に
おいても銅配線17は保護膜で覆われているためにダメ
ージを受けることはない。
【0025】以上のようにこの実施の形態によれば、窒
化チタン膜15および銅膜14に対してレジストパター
ン16をマスクとしてエッチングを行う際に分子中にハ
ロゲンとイオウを含むガスを用いてエッチングを行って
銅膜14から成る銅配線17を形成するので、銅膜14
がエッチングされて銅配線17が形成される過程におい
て表面(配線の側面)に露出した銅と硫化水素が反応し
て銅の硫化物18が形成される。これにより、銅配線1
7の表面が保護され、銅配線17の耐酸化性が向上す
る。また、銅配線17の表面に銅の硫化物18を形成す
ることにより銅の表面拡散が抑制され、エレクトロマイ
グレーション耐性も向上する。
【0026】また、銅硫化物は、銅配線の極く表面にし
か形成されないこと、また硫黄(S)を銅に添加した場
合、電気伝導率の変化が小さくあまり抵抗の上昇がない
ことから、銅硫化物を形成しても配線抵抗はほとんど高
くならない(金属便覧参照)。以下にこの発明の第2の
実施の形態を図2〜図4に基づいて説明する。図2
(a)〜(c)はこの発明の第2の実施の形態の半導体
装置の製造方法の各工程を示し、(c)はこの半導体装
置の製造方法により製造された半導体装置である。この
図2(c)に示す半導体装置は図1(c)に示す半導体
装置と同様の構成である。
【0027】つぎに、この半導体装置の製造方法につい
て説明する。図2(a)に示す工程は上記第1の実施の
形態において図1(a)を参照にして説明したものと同
じである。次にレジストパターン16をマスクとして窒
化チタン膜15、銅膜14、窒化チタン膜13、チタン
膜12に対してドライエッチングを行い、アッシング工
程によりレジストを除去することによって図2(b)に
示すような銅配線17を形成する。さらに、後述する第
1および第2の銅硫化物形成方法によって銅配線17の
側面に銅硫化物18を形成して、図2(c)に示すよう
な表面が保護された銅配線17が得られる。
【0028】以下、第1の銅硫化物形成方法について説
明する。図3は、銅硫化物を形成する装置の概略を示す
断面図であって、容器50の中に硫化アンモニウムの原
液51が入っている。硫化アンモニウム51に、図2
(b)に示すような銅配線17が形成されたシリコン基
板10をウェーハ状態で約10秒間浸漬すると、銅配線
17の側面に露出した銅と硫化アンモニウムが反応して
銅硫化物18が形成される。
【0029】以下、第2の銅硫化物形成方法について説
明する。図4は、気体を用いて銅硫化物を形成する装置
の概略断面構造を示しており、この銅硫化物形成装置は
真空炉60と、この真空炉60内に硫化水素ガスと窒素
ガスとの混合ガスを導入するガス導入管61と、真空炉
60内の混合ガスを排出するガス排出管62とを備えて
いる。図2(b)に示すような銅配線17が形成された
シリコン基板10をウェーハ状態で真空炉60内に設置
した後、真空炉60内に硫化水素ガスと窒素ガスとの混
合ガスを導入する。この場合、真空炉60内の圧力は約
200Torrに設定し、温度は室温程度に設定する。
シリコン基板10を硫化水素ガスと窒素ガスとの混合ガ
スに約10分間さらした後にシリコン基板10を真空炉
60から取り出すと、銅配線17の側面に露出した銅と
硫化アンモニウムが反応して銅硫化物18が形成され
る。
【0030】以上のようにこの実施の形態によれば、窒
化チタン膜15および銅膜14に対してレジストパター
ン16をマスクとしてエッチングを行って銅膜14から
成る銅配線17を形成し、レジストパターン16を除去
した後に第1または第2の銅硫化物形成方法により、銅
配線17において銅が露出している領域(配線の側面)
の表面に銅の硫化物18を形成するので、第1の実施の
形態と同様の効果が得られる。
【0031】以下にこの発明の第3の実施の形態を図5
(a)〜(c)に基づいて説明する。図5(a)〜
(c)はこの発明の第3の実施の形態の半導体装置の製
造方法の各工程を示し、(c)はこの半導体装置の製造
方法により製造された半導体装置である。この図5
(c)に示す半導体装置は図1(c)に示す半導体装置
と同様の構成である。
【0032】つぎに、この半導体装置の製造方法につい
て説明する。図5(a)に示す工程は上記第1の実施の
形態において図1(a)を参照にして説明したものと同
じである。次にレジストパターン16をマスクとして窒
化チタン膜15、銅膜14、窒化チタン膜13、チタン
膜12に対してドライエッチングを行い、図5(b)に
示すような銅配線17を形成する。そして、アッシング
工程によりレジストパターン16を除去する。この酸素
プラズマを用いたアッシングの際に、真空炉内に導入す
る酸素ガスに硫化水素ガスを混入しておく。このように
しておくと、酸素ガスのプラズマとともに硫化水素のプ
ラズマが発生するので、銅配線17の側面に露出した銅
と硫化水素のイオンとが反応して銅硫化物18が形成さ
れ、図5(c)に示すような表面が保護された銅配線1
7が得られる。
【0033】以上のようにこの実施の形態によれば、窒
化チタン膜15および銅膜14に対してレジストパター
ン16をマスクとしてエッチングを行って銅膜14から
成る銅配線17を形成し、レジストパターン16を除去
する際に酸素ガスに硫化水素ガスを混入してアッシング
を行うことによりレジストパターン16を除去するとと
もに銅配線17において銅が露出している領域の表面
(配線の側面)に銅の硫化物18を形成するので、第1
の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0034】以下にこの発明の第4の実施の形態を図6
および図7に基づいて説明する。図6(a)〜(c)、
図7(d),(e)はこの発明の第4の実施の形態の半
導体装置の製造方法の各工程を示し、図7(e)はこの
半導体装置の製造方法により製造された半導体装置であ
る。図7(e)において、10はシリコン基板、41は
第1層のシリコン酸化膜、42は窒化シリコン膜、43
は第2層のシリコン酸化膜(絶縁膜)、46はチタン
膜、47は窒化チタン膜、49は銅配線(金属配線)、
49′は銅の硫化物である。銅配線49は周囲が窒化チ
タン膜47等の保護膜で覆われており、かつ銅配線49
の表面の一部に保護膜として銅硫化物49′が形成され
ている。
【0035】つぎに、上記構成の半導体装置の製造方法
について説明する。図6(a)に示すように、まずシリ
コン基板10の上に第1層のシリコン酸化膜41を堆積
させた後に、エッチングストッパとなる窒化シリコン膜
42を堆積させる。さらに第2層のシリコン酸化膜43
を堆積させ、その上にレジストパターン44を形成す
る。次にこのレジストパターン44をマスクとして、第
2層のシリコン酸化膜43を窒化シリコン膜42の深さ
までドライエッチングすることによって、図6(b)に
示すような、将来金属配線となるべき溝45をシリコン
酸化膜中に形成する。それから、図6(c)に示すよう
に、チタン膜46をスパッタリング法を用いて、そして
窒化チタン膜47を反応性スパッタリング法またはCV
D法を用いて順次堆積した後に、スパッタリング法、C
VD法またはメッキ法を用いて銅膜(金属膜)48を堆
積させて、溝45を金属膜で埋め込む。さらにCMP法
により余分な金属膜を除去、平坦化することにより、図
7(d)に示すような銅配線49を形成する。銅配線4
9は上面が露出しておりこのままでは酸化してしまう。
そこで、図7(e)に示すように銅配線49の上面に銅
硫化物49′を形成することにより、銅配線49の酸化
を防止する。銅硫化物49′の形成方法は第2の実施の
形態において説明した第1または第2の銅硫化物形成方
法と同一のものがそのまま適用できる。
【0036】以上のようにこの実施の形態によれば、シ
リコン酸化膜43に対してレジストパターン44をマス
クとしてエッチングを行って配線となるべき溝45を形
成し、溝45を含む位置に銅または銅合金から成る銅膜
48を堆積し、銅膜48のうち溝45の領域以外の余分
な金属をCMP法により除去、平坦化して銅配線49を
形成し、CMP後に露出した銅配線49の上面に銅の硫
化物49′を形成するので、第1の実施の形態と同様の
効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の半導体装置に
よれば、銅または銅合金から成る金属配線の表面に形成
された保護膜の一部が銅の酸化物よりも安定な銅の硫化
物から成る酸化防止膜で覆われているので、金属配線の
表面が保護され、金属配線の耐酸化性が向上する。この
ため、酸化による表面劣化や配線抵抗の上昇を防止する
ことができる。また、金属配線の表面に安定な化合物で
ある銅の硫化物を備えていることにより銅の表面拡散が
抑制され、エレクトロマイグレーション耐性も向上す
る。
【0038】この発明の請求項2記載の半導体装置の製
造方法によれば、反射防止膜および金属膜に対してレジ
ストパターンをマスクとしてエッチングを行う際に分子
中にハロゲンとイオウを含むガスを用いてエッチングを
行って金属膜から成る金属配線を形成するので、金属膜
がエッチングされて金属配線が形成される過程において
表面に露出した銅と硫化水素が反応して銅硫化物が形成
される。これにより、金属配線の耐酸化性が向上する。
また、金属配線の表面に銅の硫化物を形成することによ
り銅の表面拡散が抑制され、エレクトロマイグレーショ
ン耐性も向上する。また、レジストパターンを除去する
際に金属配線が保護膜で覆われているためダメージを受
けることはない。
【0039】この発明の請求項3記載の半導体装置の製
造方法によれば、反射防止膜および金属膜に対してレジ
ストパターンをマスクとしてエッチングを行って金属膜
から成る金属配線を形成し、レジストパターンを除去し
た後に金属配線において銅が露出している領域の表面に
銅の硫化物を形成するので、金属配線の表面が保護さ
れ、金属配線の耐酸化性が向上する。また、金属配線の
表面に銅の硫化物を形成することにより銅の表面拡散が
抑制され、エレクトロマイグレーション耐性も向上す
る。
【0040】請求項4では、請求項3において半導体基
板を硫化アンモニウム溶液に浸漬することによる工程で
銅の硫化物を形成することができる。請求項5では、請
求項3において半導体基板を硫化水素と窒素の混合ガス
にさらすことによる工程で銅の硫化物を形成することが
できる。この発明の請求項6記載の半導体装置の製造方
法によれば、反射防止膜および金属膜に対してレジスト
パターンをマスクとしてエッチングを行って金属膜から
成る金属配線を形成し、レジストパターンを除去する際
に酸素ガスに硫化水素ガスを混入してアッシングを行う
ので、酸素ガスのプラズマとともに硫化水素のプラズマ
が発生するので、金属配線において露出した銅と硫化水
素のイオンとが反応して銅の硫化物が形成され、これに
より金属配線の表面が保護され、金属配線の耐酸化性が
向上する。また、金属配線の表面に銅の硫化物を形成す
ることにより銅の表面拡散が抑制され、エレクトロマイ
グレーション耐性も向上する。
【0041】この発明の請求項7記載の半導体装置の製
造方法によれば、絶縁膜に対してレジストパターンをマ
スクとしてエッチングを行って配線となるべき溝を形成
し、溝を含む位置に銅または銅合金から成る金属膜を堆
積する工程と、金属膜のうち溝の領域以外の余分な金属
をCMP法により除去、平坦化して金属配線を形成する
工程と、CMP後に露出した金属配線の表面に銅の硫化
物を形成するので、金属配線の表面が保護され、金属配
線の耐酸化性が向上する。また、金属配線の表面に銅の
硫化物を形成することにより銅の表面拡散が抑制され、
エレクトロマイグレーション耐性も向上する。
【0042】請求項8では、請求項7において半導体基
板を硫化アンモニウム溶液に浸漬することによる工程で
銅の硫化物を形成することができる。請求項9では、請
求項7において半導体基板を硫化水素と窒素の混合ガス
にさらすことによる工程で銅の硫化物を形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】第1の銅硫化物形成装置の概略断面図である。
【図4】第2の銅硫化物形成装置の概略断面図である。
【図5】この発明の第3の実施の形態の半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】この発明の第4の実施の形態の半導体装置の製
造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】この発明の第4の実施の形態の半導体装置の製
造方法で図6の後の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 シリコン酸化膜 12 チタン膜 13 窒化チタン膜 14 銅膜 15 窒化チタン膜 16 レジストパターン 17 銅配線 18 銅硫化物 41 シリコン酸化膜 42 窒化シリコン膜 43 シリコン酸化膜 44 レジストパターン 45 溝 46 チタン膜 47 窒化チタン膜 48 銅膜 49 銅配線 49′ 銅硫化物

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され銅または銅合金
    から成り周囲が全て保護膜で覆われた金属配線と、この
    金属配線の表面の一部に前記保護膜として形成された銅
    の硫化物とを備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に銅または銅合金から成る
    金属膜を堆積する工程と、前記金属膜の上に反射防止膜
    を堆積する工程と、前記反射防止膜の上にレジストパタ
    ーンを形成する工程と、前記反射防止膜および金属膜に
    対して前記レジストパターンをマスクとしてエッチング
    を行う際に分子中にハロゲンとイオウを含むガスを用い
    てエッチングを行って前記金属膜から成る金属配線を形
    成する工程と、前記レジストパターンを除去する工程と
    を含む半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に銅または銅合金から成る
    金属膜を堆積する工程と、前記金属膜の上に反射防止膜
    を堆積する工程と、前記反射防止膜の上にレジストパタ
    ーンを形成する工程と、前記反射防止膜および金属膜に
    対して前記レジストパターンをマスクとしてエッチング
    を行って前記金属膜から成る金属配線を形成する工程
    と、前記レジストパターンを除去した後に前記金属配線
    において銅が露出している領域の表面に銅の硫化物を形
    成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 硫化物形成工程は、半導体基板を硫化ア
    ンモニウム溶液に浸漬することにより銅の硫化物を形成
    する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 硫化物形成工程は、半導体基板を硫化水
    素と窒素の混合ガスにさらすことにより銅の硫化物を形
    成する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に銅または銅合金から成る
    金属膜を堆積する工程と、前記金属膜の上に反射防止膜
    を堆積する工程と、前記反射防止膜の上にレジストパタ
    ーンを形成する工程と、前記反射防止膜および金属膜に
    対して前記レジストパターンをマスクとしてエッチング
    を行って前記金属膜から成る金属配線を形成する工程
    と、前記レジストパターンを除去する際に酸素ガスに硫
    化水素ガスを混入してアッシングを行うことにより前記
    レジストパターンを除去するとともに前記金属配線にお
    いて銅が露出している領域の表面に銅の硫化物を形成す
    る工程とを含む半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に絶縁膜を堆積する工程
    と、前記絶縁膜上にレジストパターンを形成する工程
    と、前記絶縁膜に対して前記レジストパターンをマスク
    としてエッチングを行って配線となるべき溝を形成する
    工程と、前記溝を含む位置に銅または銅合金から成る金
    属膜を堆積する工程と、前記金属膜のうち溝の領域以外
    の余分な金属をCMP法により除去、平坦化して金属配
    線を形成する工程と、CMP後に露出した前記金属配線
    の表面に銅の硫化物を形成する工程を含む半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 硫化物形成工程は、半導体基板を硫化ア
    ンモニウム溶液に浸漬することにより銅の硫化物を形成
    する請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 硫化物形成工程は、半導体基板を硫化水
    素と窒素の混合ガスにさらすことにより銅の硫化物を形
    成する請求項7記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7573133B2 (en) * 2003-12-09 2009-08-11 Uri Cohen Interconnect structures and methods for their fabrication

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