JP2000077694A - 光起電力素子および太陽電池モジュ―ル - Google Patents

光起電力素子および太陽電池モジュ―ル

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JP2000077694A
JP2000077694A JP11167720A JP16772099A JP2000077694A JP 2000077694 A JP2000077694 A JP 2000077694A JP 11167720 A JP11167720 A JP 11167720A JP 16772099 A JP16772099 A JP 16772099A JP 2000077694 A JP2000077694 A JP 2000077694A
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microcrystalline silicon
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Makoto Tokawa
誠 東川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アモルファス半導体特有の光劣化現象(ステ
ブラー・ロンスキー効果)を避けつつ、効率よく光を吸
収し、かつ電気特性(移動度μ、寿命τ)等の良好な光
起電力素子を可能とする。 【解決手段】 基板101上に、n型またはp型の第1
の導電型半導体層103、i型の真性半導体層108、
およびp型またはn型の第2の導電型半導体層105と
を順次積層した光起電力素子であって、i型層108
が、800nmにおける吸収係数の異なる第1の微結晶
シリコン系半導体層103と第2の微結晶シリコン系半
導体層104とを組にしたものを1単位107として、
少なくとも2単位含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、pin型半導体層
のi型層として、光の吸収係数の異なる微結晶半導体層
を有する光起電力素子、およびかかる光起電力素子を複
数接続した太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】光を電気エネルギーに変換する光起電力
素子は、太陽電池として、電卓、腕時計などの民生用の
小電力用電源に広く応用されており、将来、石油、石炭
などのいわゆる化石燃料の代替用電力として実用化が注
目されている。また、センサーとして、Fax、スキャ
ナー等に用いられている。
【0003】光起電力素子は、半導体のpn接合やショ
ットキー接合などの光起電力を用いた素子で、シリコン
などの半導体が光を吸収して、電子と正孔の光キャリヤ
ーを生成し、該光キャリヤーをpn接合部の内部電界に
よりドリフトさせ、外部に取り出すものである。
【0004】従来、最も一般的に用いられてきた光起電
力素子は、単結晶シリコンを材料に用いたものであっ
た。このような光起電力素子の作製は、ほぼ半導体プロ
セスを用いることにより行われている。具体的には、C
Z法などの結晶成長法によりp型、あるいはn型に価電
子制御したシリコンの単結晶を作製し、該単結晶をスラ
イスして約300μmの厚みのシリコンウエハーを作製
する。さらに、ウエハーの導電型と反対の導電型となる
ように、価電子制御剤を拡散させるなどの適当な手段に
より、異種の導電型の層を形成してpn接合を作製する
ものである。
【0005】ところで、このような単結晶シリコンを用
いた光起電力素子は、シリコンウエハーの作製コストが
高くつくことや、プロセスコストが高くなる半導体プロ
セスを用いているため、生産コストが増大している。し
たがって、単位発電量あたりの生産コストが既存の発電
方法に比べて割高になってしまい、これを電力用に使用
可能なレベルにまで下げることは困難であると考えられ
ている。
【0006】そこで、光起電力素子の電力用としての実
用化を進めるにあたって、低コスト化および大面積化が
重要な技術的課題であると認識され、コストの安い材
料、変換効率の高い材料などの材料の探求が行なわれて
きた。
【0007】このような光起電力素子の材料としては、
非晶質シリコン、非晶質シリコンゲルマニウム、非晶質
炭化珪素などのテトラヘドラル系の非晶質半導体、多結
晶半導体、あるいはCdS,Cu2 SなどのII−VI
族やGaAs、GaAlAsなどのIII−V族の化合
物半導体等が挙げられる。とりわけ、非晶質半導体や多
結晶半導体を光起電力発生層に用いた薄膜光起電力素子
は、単結晶シリコンを用いた光起電力素子に比較して大
面積の膜が作製できることや、膜厚が薄くて済むこと、
任意の支持基板材料に堆積できることなどの長所があり
有望視されている。
【0008】しかしながら、上記の薄膜光起電力素子
は、単結晶シリコンを用いた光起電力素子なみの光起電
力効率(光電変換効率)は得られておらず、電力用素子
として実用化するためには、光起電力効率の向上と信頼
性の向上が検討課題となっていた。
【0009】最近、微結晶質シリコンをキャリア発生層
として用いた太陽電池としてA.Shah,et.a
l,23th IEEE Photovoltaic
Specialist Conf,(1993)p83
9に技術が開示されている。このような太陽電池はアモ
ルファス半導体特有の光劣化現象(ステブラー・ロンス
キー効果)は見られないと報告されている。
【0010】一方、異なる複数種類の半導体物質を約数
十Å程度の厚さずつ交互に積層してなる超格子構造の半
導体装置として、特開平8−172208号公報にアモ
ルファスと結晶質構造の単結晶や軸配向多結晶の積層に
ついて開示されている。
【0011】また、特公平7−38453号公報には、
微結晶シリコンとアモルファスシリコンの繰り返し積層
について開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】A.Shah,et.
al,23th IEEE Photovoltaic
Specialist Conf.(1993)p83
9に報告されている太陽電池は、結晶系シリコン太陽電
池よりも変換効率が低い。また、堆積速度が低いという
ことが挙げられる。
【0013】一般的に、微結晶シリコン膜はRFグロー
放電を用いて作製されるが、こうした微結晶シリコン膜
では、結晶質シリコンと同様に間接光学端を有している
ため光吸収が小さく、5μm程度の膜厚が必要となり、
作製に多大な時間を要する。
【0014】また、上記のA.Shah,et.al,
23th IEEE Photovoltaic Sp
ecialist Conf.(1993)p839は
70MHzの周波数を用いているが、膜厚は〜3μm
で、かつ堆積速度はほぼ1Å/secであって、なお、
膜堆積には長い時間を要する。
【0015】特開平8−172208号公報や特公平7
−38453号公報に開示されている技術はアモルファ
ス半導体と単結晶や多結晶、微結晶の積層であって、い
ずれもアモルファス半導体を用いているため、アモルフ
ァス半導体特有の光劣化現象(ステブラー・ロンスキー
効果)は避けられない。
【0016】本発明は、アモルファス半導体特有の光劣
化現象(ステブラー・ロンスキー効果)を避けつつ、効
率よく光を吸収し、かつ電気特性(移動度μ、寿命τ)
等の良好な光起電力素子、およびこれを利用した太陽電
池モジュールを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、本発明の光起電力素子は、基板上に、n型またはp
型の第1の導電型半導体層、真性半導体層(i型半導体
層)、およびp型またはn型の第2の導電型半導体層と
を順次積層した光起電力素子において、前記真性半導体
層が、800nmにおける吸収係数が互いに異なる第1
の微結晶シリコン系半導体層と第2の微結晶シリコン系
半導体層とを組にしたものを1単位として、当該単位を
少なくとも2単位含んでいるものである。
【0018】ここで、第1の微結晶シリコン系半導体層
と第2の微結晶シリコン系半導体層とが、柱状晶構造で
あることが好ましい。
【0019】さらに、第1の微結晶シリコン系半導体の
平均粒径が、第2の微結晶シリコン系半導体の平均粒径
と異なることが好ましい。
【0020】より好ましくは、第1の微結晶シリコン系
半導体層と第2の微結晶シリコン系半導体層の平均粒径
が、3nm〜200nmの範囲にあるものである。
【0021】また、第1の微結晶シリコン系半導体の結
晶体積率が、第2の微結晶シリコン系半導体の結晶体積
率と異なることが好ましい。
【0022】より好ましくは、第1の微結晶シリコン系
半導体層と第2の微結晶シリコン系半導体層の結晶体積
率が、30%〜99%の範囲にあるものである。
【0023】さらに、第1の微結晶シリコン系半導体の
水素含有量が、第2の微結晶シリコン系半導体の水素含
有量と異なることが好ましい。
【0024】より好ましくは、第1の微結晶シリコン系
半導体層と第2の微結晶シリコン系半導体層との水素含
有量が、1atom%〜40atom%の範囲にあるも
のである。
【0025】上記の第1の導電型半導体層は、少なくと
も1層の微結晶質シリコン系半導体を含んでいることが
好ましい。
【0026】上記の第2の導電型半導体層は、少なくと
も1層の微結晶シリコン系半導体を含んでいることが好
ましい。
【0027】また、第1の導電型半導体層が、アモルフ
ァスシリコン系半導体層と、少なくとも1層の微結晶シ
リコン系半導体とを積層してなることが好ましい。
【0028】さらに、第2の導電型半導体層が、アモル
ファスシリコン系半導体層と、少なくとも1層の微結晶
シリコン系半導体とを積層してなることが好ましい。
【0029】そして、i型層とp型層との間に、i型の
アモルファスシリコン系半導体層を有することが好まし
い。
【0030】より好ましくは、アモルファスシリコン系
半導体層の層厚が、5nm〜30nmの範囲にあるもの
である。
【0031】さらに好ましくは、アモルファスシリコン
系半導体層の層厚が、10nm〜20nmの範囲にある
ものである。
【0032】また、これらのいずれかの光起電力素子
と、i型層としてアモルファスシリコン系半導体を有す
るpin型光起電力素子とを積層することが好ましい。
【0033】一方、本発明の太陽電池モジュールは、上
記のいずれかの光起電力素子を屋根材として形成したも
のである。
【0034】また、本発明の太陽電池モジュールは、こ
れらのいずれかの光起電力素子と電力変換手段とを接続
してなるものである。
【0035】
【発明の実施の形態】上記のように、本発明は新規な光
起電力素子および太陽電池モジュールに係るものであ
り、以下に各発明の構成および作用を説明する。
【0036】1)本発明の光起電力素子は、i型半導体
層が、800nmにおける吸収係数が互いに異なる第1
の微結晶シリコン系半導体層と第2の微結晶シリコン系
半導体層とを組にしたものを1単位として、当該単位を
少なくとも2単位含んでいる。
【0037】微結晶半導体はその構造において、数十か
ら数百Åの粒径を有する結晶部分と無秩序な部分からな
ると考えられ、結晶粒外周部および無秩序な部分に、水
素またはハロゲン等を含んでいる。微視的に見ると、そ
の結晶粒部分はその粒径が数十から数百Åであるので、
量子サイズ効果(結晶サイズと電子の波動関数の広がり
とが近くなってくるので、結晶粒の外側の影響を受け
る)や、サイズが小さくなると結晶内部より粒界の割合
が増えるので、結晶粒界を修飾している元素(この場
合、主に水素またはハロゲン)による影響が大きくなっ
てくる。
【0038】図3に吸収係数の光エネルギー依存性を示
す。図3には、一般的なアモルファスシリコン半導体
(a−Si:H)、単結晶シリコン半導体(c−S
i)、異なる作製方法で作製した2種類の微結晶シリコ
ン半導体(μc−Si:H)の吸収係数の光エネルギー
依存性を示している。単結晶シリコン半導体は、禁制帯
幅1.1eVの間接遷移半導体であるので、1.1eV
付近から、吸収が立ち上がり、なだらかである。一方、
アモルファスシリコン半導体は、禁制帯幅約1.7eV
で構造乱れに起因して、フォノンを介在せずとも吸収が
起こるので、大きな吸収係数となる。
【0039】ここで、微結晶シリコン半導体は結晶部分
と無秩序な部分を含んでおり、また、結晶粒界を修飾し
ている元素によっても影響を受け、内部構造の違いによ
り、吸収係数が異なる。図3に示した、μc−Si:H
、μc−Si:Hはいずれも、微結晶シリコン半導
体であるが、作製方法を変えて作ったものであり、内部
構造の違いを反映して、その吸収係数の光エネルギー依
存性は異なった物となっている。このように、微結晶シ
リコン半導体では、吸収係数の光エネルギー依存性を変
えることができる。
【0040】微結晶シリコン半導体の電気的特性は、結
晶部分および無秩序な部分自体の欠陥の発生具合にもよ
るが、結晶部分と無秩序な部分の存在比と結晶粒界の水
素による修飾の具合によって大きく変わる。
【0041】一方、シリコンを主体とする合金組成、ま
たは微結晶の構造の違いによる吸収係数の違う微結晶シ
リコン系半導体層を積層することによって、良好な電気
特性を維持しながら、短波から長波までの光に対して感
度を得ることができる。また、微結晶シリコン系半導体
層の吸収係数の組み合わせと膜厚を適宜調節することに
よって、最適に調整できる。その結果、光劣化現象が少
なく、高効率な光起電力素子を提供することができる。
【0042】また、本発明の光起電力素子は、光キャリ
アを発生する層(i型半導体層)が微結晶半導体ででき
ているので、従来、多結晶のものでは不可能であった折
り曲げ加工が可能になる。さらに、本発明のような構造
では、同一の厚さであれば光電変換効率を向上させるこ
とができ、多層構造であるので応力が発生しにくく、折
り曲げ加工に強くなる。またさらに、従来の単一のi型
層のものよりも効率を落とさず、薄くすることができ、
さらに応力が発生しにくく、折り曲げ加工に強くなる。
【0043】2)本発明において好ましくは、i型層を
構成する第1の微結晶シリコン系半導体層と第2微結晶
シリコン系半導体層とが、柱状晶構造である。これによ
り、キャリアの走行方向に対してグレインバウンダリー
が少なくなり、より良好な特性が得られる。
【0044】3)本発明において好ましくは、i型層を
構成する第1の微結晶シリコン系半導体の平均粒径が第
2の微結晶シリコン系半導体の平均粒径と異なる。
【0045】微視的に見ると、その結晶粒部分はその粒
径が数十から数百Åであるので、量子サイズ効果(結晶
サイズと電子の波動関数の広がりとが近くなってくるの
で、結晶粒の外側の影響を受ける)や、サイズが小さく
なると結晶内部より粒界の割合が増えるので、結晶粒界
を修飾している元素(この場合、主に水素またはハロゲ
ン)による影響が大きくなってくる。
【0046】いずれも、微結晶シリコン系半導体である
場合は、光学的には直接遷移型のアモルファスシリコン
系半導体に近くなると考えられ、吸収係数が間接遷移型
の結晶シリコン系半導体よりも大きくなる。平均粒径の
違いによって、吸収係数の違いが現れるが、さらにその
バンドプロファイルが異なる。
【0047】微結晶は、単結晶のようにK空間における
バンド構造を正確に記述できないが、微視的には、量子
サイズ効果や周辺部の影響を受けた結晶部と無秩序な部
分のバンド構造を持つと考えられる。微結晶シリコン系
半導体中に発生したキャリヤーは、主に、(電子または
正孔からみて)結晶部部分のエネルギー的に低い部分に
多く分布する。この部分は結晶であるがゆえに、その移
動度μ、並びに寿命τは、アモルファスに比べて大き
く、平均結晶粒径はその電気特性に影響を与える。した
がって、平均粒径の違うものを組み合わせることによっ
て、より効率の高い光起電力素子を得ることができる。
【0048】なお、第1の微結晶シリコン系半導体層と
第2の微結晶シリコン系半導体層との平均粒径は、3n
m〜200nmの範囲にあることが好ましい。
【0049】4)本発明において好ましくは、第1の微
結晶シリコン系半導体の結晶体積率が第2の微結晶シリ
コン系半導体の結晶体積率と異なる。
【0050】結晶体積率が小さくなれば、無秩序な部分
が増えて、見かけ上のバンドギャップが広くなり、太陽
電池に用いた場合、開放電圧が高くなる。一方、結晶体
積率の小さい膜は、アモルファスシリコン系半導体膜よ
りも小さいが、光劣化現象が観測される。したがって、
結晶体積率が大きい膜と小さい膜を組み合わせることに
よって、光劣化現象がほとんど観測されず開放電圧が高
い光起電力素子を得ることができる。
【0051】なお、第1の微結晶シリコン系半導体層と
第2の微結晶シリコン系半導体層の結晶体積率は、30
%〜99%の範囲にあることが好ましい。
【0052】5)本発明において好ましくは、i型層を
構成する第1の微結晶シリコン系半導体の水素含有量が
第2の微結晶シリコン系半導体の水素含有量と異なる。
【0053】水素含有量の違いによって膜の応力が異な
り、水素含有量の異なる膜を積層することにより、全体
として応力を緩和でき、厚く膜をつけても膜はがれなど
を防ぐことができる。
【0054】なお、第1の微結晶シリコン系半導体層と
第2の微結晶シリコン系半導体層との水素含有量が、1
atom%〜40atom%の範囲にあることが好まし
い。
【0055】6)本発明において好ましくは、第1の導
電型半導体層が、少なくとも1層の微結晶シリコン系半
導体層を含んでいる。
【0056】こうすることによって、容易に複数の性質
を併せ持つことができる。ドーピング量を上げて導電率
を挙げようとすると、一般的に平均粒径および結晶体積
率が下がってしまい、この上に堆積するi型層の平均粒
径、結晶体積率も影響を受け下がってしまう。したがっ
て、導電率の高い導電型半導体層と結晶粒径ならびに結
晶体積率が高い導電型半導体層を組み合わせることによ
って効率の高い光起電力素子ができる。
【0057】7)本発明において好ましくは、第2の導
電型半導体層が、少なくとも1層の微結晶シリコン系半
導体層を含んでいる。こうすることによって、容易に複
数の性質を併せ持つことができる。導電率が高くて結晶
体積率の小さい微結晶半導体層と吸収係数の小さい微結
晶半導体層(つまり透過率の高い)とを組み合わせるこ
とによって、開放電圧が大きくて、なおかつ、短絡光電
流の取れる光起電力素子ができる。
【0058】8)本発明において好ましくは、第1の導
電型半導体層が、アモルファスシリコン系半導体層と少
なくとも1層の微結晶シリコン系半導体を順次積層して
なる。
【0059】下地となる基板との界面がアモルファスシ
リコン系半導体を用いると、微結晶シリコン系半導体よ
りも界面準位が減って、より効率の高い光起電力素子が
できる。
【0060】9)本発明において好ましくは、第2の導
電型半導体層が、アモルファスシリコン系半導体層と少
なくとも1層の微結晶シリコン系半導体とを順次積層し
てなる。
【0061】i型層との界面にアモルファスシリコン系
半導体層を用いることによって、界面の不整合の問題を
軽減でき、アモルファスシリコン系半導体がバンドギャ
ップが大きいので開放電圧が大きくなり、より効率の高
い光半導体素子ができる。
【0062】10)本発明において好ましくは、i型層
とp型層との間に、i型のアモルファスシリコン系半導
体層を有する。i型層とp型層との間にアモルファスシ
リコン系半導体層を設けることで、さらに開放電圧を大
きくでき、より変換効率の高い光起電力素子ができる。
【0063】なお、このi型のアモルファスシリコン系
半導体層の層厚は、5nm〜30nmの範囲にあること
が好ましい。さらに、10nm〜20nmの範囲にある
ことがより好ましい。
【0064】11)本発明のpin型の光起電力素子と
アモルファスシリコン系半導体をi型層に用いたpin
型の光起電力素子を積層することにより、従来よりも光
劣化が小さく、変換効率が高く、長期間安定で、なおか
つ加工性の良い光電変換素子とすることができる。
【0065】12)本発明の太陽電池モジュールは、上
記本発明の光起電力素子を屋根材として形成したもので
ある。こうした構成をとることで、変換効率が高く、か
つ折り曲げ可能な光起電力素子を一体化した屋根材を作
製することができ、意匠性に優れる屋根を施工すること
ができる。
【0066】13)また、本発明の太陽電池モジュール
は、上記本発明の光起電力素子と電力変換手段とを接続
してなる。このような構成とすることによって、変換効
率の高い光起電力素子を比較的自由に接続でき、かつ容
易に発電装置等の太陽電池モジュールを形成できる。
【0067】以下に、本発明の光起電力素子の一実施形
態を添付図面に基づいて詳細に説明するが、本発明は当
該実施形態に限定されるものではない。
【0068】図1は、本発明の光起電力素子の第1の形
態を模式的に示す概略図であり、図2は、本発明の光起
電力素子の第2の形態を模式的に示す概略図である。図
1は基板101側から光入射させる形態であり、図2は
基板201の反対側から光入射させる形態である。各層
について詳しく説明する。
【0069】(基板)半導体層103〜106、203
〜206は、高々1μm程度の薄膜であるため、適当な
支持基板101、201上に堆積される。基板101、
201としては、単結晶もしくは非単結晶のものであっ
てもよく、また導電性のものであっても、電気絶縁性の
ものであってもよい。さらに、基板201は、透光性の
ものであっても、非透光性のものであってもよいが、変
形、歪みが少なく、所望の強度を有するものであること
が好ましい。尚、図1の基板101は透光性のものであ
る必要がある。
【0070】具体的には、Fe、Ni、Cr、Al、M
o、Au、Nb、Ta、V、Ti、Pt、Pb等の金
属、またはこれらの合金、例えば真鍮、ステンレス鋼等
の薄板、その複合体、またはポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、セルロースアセテート、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
スチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルサル
ホン、エポキシ等の耐熱性合成樹脂のフィルムもしくは
シート、またはこれらとガラスファイバー、カーボンフ
ァイバー、ホウ素ファイバー、金属繊維等との複合体、
またはこれらの金属の薄板、樹脂シート等の表面に異種
材質の金属薄膜および/またはSiO2 、Si34
Al23 ,AlN等の絶縁性薄膜をスパッタリング
法、蒸着法、鍍金法等により表面コーティング処理を行
ったもの、またはガラス、セラミックスなどが基板とし
て用いられる。
【0071】支持基板が、金属等の電気導電性である場
合には直接電流取り出し用の電極としても良いし、合成
樹脂等の電気絶縁性である場合には堆積膜の形成される
側の表面に、Al、Ag、Pt、Au、Ni、Ti、M
o、W、Fe、V、Cr、Cu、ステンレス鋼、真鍮、
ニクロム、SnO2 、In23 、ZnO、ITO等の
いわゆる金属単体または合金、および透明導電性酸化物
(TCO)を鍍金法、蒸着法、スパッタリング法等の方
法で予め表面処理して電流取り出し用の電極を形成して
おくことが好ましい。
【0072】勿論、支持基板が金属等の電気導電性のも
のであっても、長波長光の支持基板表面上での反射率を
向上させたり、支持基板材質と堆積膜との間での構成元
素の相互拡散を防止する等の目的で、異種の金属薄膜等
を支持基板上の堆積膜が形成される側に設けても良い。
また、支持基板が比較的透明であって、基板側から光入
射を行う層構成の光電変換素子とする場合には、透明導
電性酸化物や金属薄膜等の導電性薄膜を予め堆積形成し
ておくことが好ましい。
【0073】これらの材料を支持基板として使用するに
は、シート状、あるいは帯状のシートを円筒体に巻き付
けたロール状であることが好ましい。基体上に薄膜を形
成して支持基板とする場合、薄膜形成方法としては真空
蒸着法、スパッタリング法、スクリーン印刷法、ディッ
ピング法、プラズマCVD法などで形成する。
【0074】支持基板表面の平滑性は、表面粗さRaが
5.0μm以下のものがよい。また、凹凸を形成するた
めに、HNO3 、HF、HCl、H2 SO4 などの酸性
溶液を用いて支持基板表面を適度にエッチングしてもよ
い。
【0075】支持基板の厚さは、柔軟性が要求される場
合には支持体としての機能が十分発揮される範囲で可能
な限り薄くすることができる。しかしながら、支持体の
製造上および取扱い上、機械的強度等の点から、通常は
10μm以上とされる。
【0076】(裏面反射層)裏面反射層109、209
は、半導体層103〜106、203〜206で吸収し
きれなかった長波長光を再び半導体層103〜106、
203〜206に反射して、半導体層内の光路長を延ば
して半導体層の光吸収を増大させ、光起電力素子の短絡
電流(Jsc)を増大させる。
【0077】裏面反射層109、209の材料として
は、金、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、ニッケ
ル、鉄、クロム、モリブデン、タングステン、チタン、
コバルト、タンタル、ニオブ、ジルコニウム等の金属、
または銅アルミニウム、銅マグネシウム、ステンレス鋼
等の合金が挙げられる。なかでも、アルミ二ウム、マグ
ネシウム、銅、銀、金などの反射率の高い金属、および
これらの合金が特に好ましい。
【0078】裏面反射層109、209の表面は、平滑
なものでも、凹凸のあるものでもよい。平滑な表面性を
有する場合には反射率が下がらない程度に限りなく薄く
することが望ましく、内部応力が著しく大きく膜はがれ
が発生する場合には膜厚を調整することが好ましい。ま
た、凹凸がある表面を形成する場合には、膜形成を行な
う際に、形成温度を150℃以上500℃以下にするこ
とが望ましく、所望の凹凸形状になるように膜厚を調整
することが好ましい。
【0079】裏面反射層109、209の形成には、E
B蒸着、スパッタ蒸着などの各種蒸着法、各種CVD
法、めっき法、印刷法などが用いられる。また、ロール
・ツー・ロール方式で形成することもできる。
【0080】(透明導電層)さらに、裏面反射層10
9、209と半導体層103〜106、203〜206
との間には、ZnO、SnO2 、In23 、ITO、
TiO2 、CdO、Cd2 SnO4 、Bi23 、Mo
3 、Nax WO3 等からなる透明導電層102、20
2を形成することが好ましい。
【0081】透明導電層102、202の形成方法とし
ては、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、スプ
レー法、スピンオン法、電析法、ディッピング法等が適
した方法として挙げられる。
【0082】また、透明導電層102、202の層厚
は、その屈折率により最適な層厚は異なるが、好ましい
層厚の範囲としては50nm〜10μmが挙げられる。
さらに、透明導電層102、202をテクスチャー化す
るためには、これを形成する際の基板温度を200℃以
上に上げるのが好ましい。
【0083】(半導体層)本発明に用いられる半導体層
の材料としては、シリコン、またはシリコンを主たる材
料とする合金が用いられる。
【0084】また、以上の半導体材料の中で、本発明の
光起電力素子に特に好適に用いられる半導体材料として
は、a−Si:H(水素化非晶質シリコンの略記)、a
−Si:F、a−Si:H:F、a−SiGe:H、a
−SiGe:F、a−SiGe:H:F、a−SiC:
H、a−SiC:F、a−SiC:H:F等のIV族お
よびIV族合金系非晶質半導体材料、μc−Si:H
(水素化微結晶シリコンの略記)、μc−Si:F、μ
c−Si:H:F、μc−SiGe:H、μc−SiG
e:F、μc−SiGe:H:F、μc−SiC:H、
μc−SiC:F、μc−SiC:H:F等のIV族お
よびIV族合金系微結晶半導体材料が挙げられる。
【0085】また、半導体層は価電子制御および禁制帯
幅制御を行うことができる。具体的には、半導体層を形
成する際に価電子制御剤もしくは禁制帯幅制御剤となる
元素を含む原料化合物を単独で、または堆積膜形成用原
料ガスもしくは希釈ガスに混合して成膜空間内に導入し
てやれば良い。
【0086】また、半導体層は、少なくともその一部
に、価電子制御によって、p型にドーピングされた領域
およびn型にドーピングされた領域に有し、少なくとも
一組のpin接合が形成されている。そして、pin接
合を複数積層することにより、いわゆるスタックセルの
構成になる。
【0087】さらに、半導体層は、マイクロ波プラズマ
CVD法、RFプラズマCVD法、光CVD法、熱CV
D法、MOCVD法などの各種CVD法によって、ある
いはEB蒸着、MBE、イオンプレーティング、イオン
ビーム法等の各種蒸着法、スパッタリング法、スプレー
法、印刷法などによって形成される。工業的に採用され
ている方法としては、原料ガスをプラズマで分解し、基
板状に堆積させるプラズマCVD法が好んで用いられ
る。また、反応装置としては、バッチ式の装置や連続成
膜装置などを所望に応じて使用することができる。
【0088】以下、本発明の光起電力素子に特に好適な
IV族およびIV族合金系微結晶半導体材料を用いた半
導体層について、さらに詳しく述べる。
【0089】(1)i型半導体層(真性半導体層)10
8、208 特に、IV族およびIV族合金系微結晶半導体材料を用
いた光電変換素子において、pin接合に用いるi型層
108、208は照射光に対してキャリアを発生輸送す
る重要な層である。
【0090】i型層としては、僅かにp型、僅かにn型
の層も使用することができる。
【0091】IV族およびIV族合金系微結晶半導体材
料には、上述のごとく、水素原子(H,D)またはハロ
ゲン原子(X)が含有され、これが重要な働きを持つ。
【0092】i型層に含有される水素原子(H,D)ま
たはハロゲン原子(X)は、i型層の未結合手(ダング
リングボンド)を補償する働き、結晶粒界を封止する働
きをし、i型層でのキァリアの移動度と寿命の積を向上
させるものである。また、p型層/i型層、n型層/i
型層の各界面の界面準位を補償する働きをし、光電変換
素子の光起電力、光電流、そして光応答性を向上させる
効果があるものである。
【0093】さらに、スタック型の光電変換素子におい
て、光入射側に近いpin接合のi型半導体層の材料と
してはバンドギャップの広い材料、光入射側に遠いpi
n接合のi型半導体層の材料としてはバンドギャップの
狭い材料を用いることが好ましい。
【0094】微結晶シリコン、微結晶シリコンゲルマニ
ウム、微結晶シリコンカーバイドは、ダングリングボン
ドを補償する元素によって、μc−Si:H、μc−S
i:F、μc−Si:H:F、μc−SiGe:H、μ
c−SiGe:F、μc−SiGe:H:F、μc−S
iC:H、μc−SiC:F、μc−SiC:H:F等
と表記される。
【0095】i型半導体層108、208は、第1の吸
収係数の異なるi型微結晶シリコン系半導体層(以下、
「第1のi型微結晶半導体層」と記す)104、204
と第2の吸収係数の異なるi型微結晶シリコン系半導体
(以下、「第2のi型微結晶半導体層」と記す)10
5、205を組にしたものを1単位107、207とし
て2単位以上含んでいる。
【0096】第1のi型微結晶半導体層104、204
と第2のi型微結晶半導体層105、205の組み合わ
せは、例えば、同一組成であるが、膜構造が異なり、吸
収係数が違うもの 組成が異なるもの(μc−Si:Hとμc−SiGe:
H、μc−Si:Hとμc−SiC:H、μc−Si
C:Hとμc−SiGe:H等) 層中に含まれる水素原子(H,D)またはハロゲン原子
(X)の種類が異なる、または含有量が異なるもの(μ
c−Si:Hとμc−Si:F、μc−Si:Hとμc
−Si:H:F、μc−Si:Fとμc−Si:H:F
等) が用いられる。その単位数は、2単位から50単位が好
ましい。
【0097】さらに、各i型層104、105、20
4、205の膜厚は10nm〜1μm程度が望ましく、
また第1のi型微結晶半導体層104、204と第2の
i型微結晶半導体層105、205の膜厚は同一である
必要はない。さらに、各単位間の膜厚も同一である構
成、および異なる構成をとることができる。全i型層の
膜厚は1μm〜10μm程度が好ましい。
【0098】第1、第2のi型微結晶半導体層以外のi
型微結晶半導体層、およびi型非晶質半導体層を含む構
成をとることもできる。
【0099】第1、第2のi型微結晶半導体層は、いず
れも柱状晶構造をとることが好ましい。
【0100】また、第1のi型微結晶半導体層の平均粒
径と第2のi型微結晶半導体層の平均粒径とが異なるこ
とが望ましく、平均粒径は3nmから200nmが好ま
しい。
【0101】さらに、第1のi型微結晶半導体層の結晶
体積率と第2のi型微結晶半導体層の結晶体積率とが異
なることが望ましく、結晶体積率は30%から99%が
好ましい。
【0102】そして、第1のi型微結晶半導体層の水素
含有量と第2のi型微結晶半導体層の水素含有量とが異
なることが望ましく、水素含有量は1atom%から4
0atom%が好ましい。
【0103】加えて、i型層のp層と接する部分がアモ
ルファスシリコン系半導体層からなることが望ましく、
その層厚は5nmから30nmであることが望ましく、
さらに望ましくは10nmから20nmが好ましい。
【0104】(2)p型半導体層またはn型半導体層1
03、106、203、206 第1の導電型半導体層103、203、第2の導電型半
導体層106、206はそれぞれp型半導体層、n型半
導体層(順不同)である。
【0105】p型半導体層またはn型半導体層の非晶質
材料(a−と表示する)あるいは微結晶材料(μc−と
表示する)としては、例えばa−Si:H、a−Si:
HX、a−SiC:H、a−SiC:HX、a−SiG
e:H、a−SiGe:HX、a−SiGeC:H、a
−SiGeC:HX、a−SiO:H、a−SiO:H
X、a−SiN:H、a−SiN:HX、a−SiO
N:H、a−SiON:HX、a−SiOCN:H、a
−SiOCN:HX、μc−Si:H、μc−Si:H
X、μc−SiC:H、μc−SiC:HX、μc−S
iO:H、μc−SiO:HX、μc−SiN:H、μ
c−SiN:HX、μc−SiGeC:H、μc−Si
GeC:HX、μc−SiON:H、μc−SiON:
HX、μc−SiOCN:H、μc−SiOCN:HX
等にp型の価電子制御剤(周期率表第III族原子B、
Al、Ga、In,Tl)やn型の価電子制御剤(周期
率表第V族原子 P、As、Sb、Bi)を高濃度に添
加した材料が挙げられる。
【0106】特に光入射側のp型層またはn型層には、
光吸収の少ない結晶性の半導体層かバンドギャップの広
い非晶質半導体層が適している。
【0107】p型層への周期律表第III族原子の添加
量およびn型層への周期律表第V族原子の添加量は0.
1〜50atom%が最適量として挙げられる。
【0108】また、p型層またはn型層に含有される水
素原子(H,D)もしくはハロゲン原子(X)は、p型
層またはn型層の未結合手を補償する働きをし、p型層
またはn型層のドーピング効率を向上させるものであ
る。p型層またはn型層へ添加される水素原子もしくは
ハロゲン原子は、0.1〜40atom%が最適量とし
て挙げられる。特にp型層またはn型層が結晶性の場
合、水素原子またはハロゲン原子は0.1〜8atom
%が最適量として挙げられる。
【0109】光電変換素子のp型層およびn型層の電気
特性としては活性化エネルギーが0.2eV以下のもの
が好ましく、0.1eV以下のものが最適である。ま
た、比抵抗としては100Ωcm以下が好ましく、1Ω
cm以下が最適である。さらに、p型層およびn型層の
層厚は1〜50nmが好ましく、3〜20nmが最適で
ある。
【0110】第1の導電型半導体層(n型またはp型)
103、203は、少なくとも1層からなる複数の微結
晶質シリコン系半導体を含むことが好ましい。さらに、
アモルファス系半導体層と少なくとも1層からなる複数
の微結晶質シリコン系半導体を順次積層した構造が好ま
しい。
【0111】第2の導電型半導体層(n型あるいはp
型)106、206は、少なくとも1層からなる複数の
微結晶質シリコン系半導体を含むことが好ましい。さら
に、アモルファス系半導体層と少なくとも1層からなる
複数の微結晶質シリコン系半導体を順次積層した構造が
好ましい。
【0112】(3)半導体層の形成方法 本発明の光起電力素子の半導体層として、好適なアモル
ファスシリコン系半導体層、または微結晶シリコン系半
導体層を形成するために好適な製造方法は、RFプラズ
マCVD法あるいはマイクロ波プラズマCVD法等の交
流または高周波を用いたプラズマCVD法である。
【0113】マイクロ波プラズマCVD法は、減圧状態
にできる堆積室(真空チャンバー)に原料ガス、希釈ガ
スなどの材料ガスを導入し、真空ポンプによって排気し
つつ堆積室の内圧を一定にして、マイクロ波電源によっ
て発振されたマイクロ波を導波管によって導き、誘電体
窓(アルミナセラミックス等)を介して堆積室に導入す
るか、堆積室の設けたアンテナに導入するかして、材料
ガスのプラズマを生起させて分解し、堆積室内に配置さ
れた基板上に所望の堆積膜を形成する方法であり、広い
堆積条件で光起電力素子に適用可能な堆積膜を形成する
ことができる。本発明の光起電力素子用のアモルファス
シリコン系半導体層、および微結晶シリコン系半導体層
をマイクロ波プラズマCVD法で堆積する場合、堆積室
内の基板温度は100〜450℃、内圧は5〜900m
Torr、マイクロ波パワーは0.01〜100W/c
3 、マイクロ波の周波数は0.1〜10GHzが好ま
しい範囲として挙げられる。
【0114】また、RFプラズマCVD法で堆積する場
合、堆積室内の基板温度は100〜350℃、内圧は
0.1〜10torr、RFパワーは0.001〜5
0.0W/cm2 、堆積速度は0.1〜30Å/sec
が好適な条件として挙げられる。
【0115】本発明の光起電力素子に好適なアモルファ
スシリコン系半導体層、および微結晶シリコン半導体層
の堆積に適した原料ガスとしては、シリコン原子を含有
したガス化し得る化合物、ゲルマニウム原子を含有した
ガス化し得る化合物、炭素原子を含有したガス化し得る
化合物等、および化合物の混合ガスを挙げることができ
る。
【0116】具体的にシリコン原子を含有するガス化し
得る化合物としては、鎖状または環状シラン化合物が用
いられ、具体的には、例えばSiH4 、Si26 、S
iF4 、SiFH3 、SiF22 、SiF3 H、Si
38 、SiD4 、SiHD3、SiH22 、SiH
3 D、SiFD3 、SiF22 、Si233
(SiF25 、(SiF26 、(SiF24 、S
26 、Si38 、Si224 、Si23
3 、SiCl4 、(SiCl2 )、SiBr4 、(Si
Br25 、Si2 Cl6 、SiHCl3 、SiH2
2 、SiH2 Cl2 、Si2 Cl33 などのガス状
態のまたは容易にガス化し得るものが挙げられる。
【0117】具体的にゲルマニウム原子を含有するガス
化し得る化合物としては、GeH4、GeD4 、GeF4
、GeFH3 、GeF22 、GeF3 H、GeHD3
、GeH22 、GeH3 D、Ge26 、Ge26
等が挙げられる。
【0118】具体的に炭素原子を含有するガス化し得る
化合物としては、CH4 、CD4 、Cn2n+2(nは整
数)、Cn2n(nは整数)、C22 、C66 、C
2、CO等が挙げられる。
【0119】窒素含有ガスとしては、N2 、NH3 、N
3 、NO、NO2 、N2 Oが挙げられる。
【0120】酸素含有ガスとしては、O2 、CO、CO
2 、NO、NO2 、N2 O、CH3CH2 OH、CH3
OH等が挙げられる。
【0121】また、価電子制御するためにp型層または
n型層に導入される物質としては、周期律表第III族
原及び第V族原子が挙げられる。第III族原子導入用
の出発物質に有効に使用されるものは、具体的には、ホ
ウ素原子導入用として、B26 、B410、B5
9 、B511、B610、B612、B614等の水素
化ホウ素、BF3 、BCl3 等のハロゲン化ホウ素等を
挙げることができる。このほかには、AlCl3 ,Ga
Cl3 ,InCl3 ,TlCl3 等も挙げることができ
る。特に、B26 、BF3 が適している。
【0122】第V族原子導入用の出発物質に有効に使用
されものは、具体的には、燐原子導入用として、PH
3 、P24 等の水素化燐、PH4 I、PF3 、PF
5 、PCl3 、PCl5 、PBr3 、PBr5 、PI3
等のハロゲン化燐が挙げられる。このほかには、AsH
3 、AsF3 、AsCl3 、AsBr3、AsF5 、S
bH3 、SbF3 、SbF5 、SbCl3 、SbCl
5 、BiH3 、BiCl3 、BiBr3 等も挙げること
ができる。特に、PH3 、PF3 が適している。
【0123】また、上記のガス化し得る化合物をH2
He、Ne、Ar、Xe、Kr等のガスで適宜希釈して
堆積室に導入しても良い。
【0124】(透明電極)本発明に用いられる透明電極
110、210は、光を透過する光入射側の電極である
とともに、その膜厚を最適化することによって反射防止
膜としての役割も兼ねている。透明電極110、210
には、半導体層の吸収可能な波長領域において高い透過
率を有することと、抵抗率が低いことが要求される。好
ましくは、550nm以上の波長における透過率が80
%以上、より好ましくは85%以上であることが好まし
い。また、抵抗率は好ましくは5×10-3Ωcm以下、
より好ましくは1×10-3Ωcm以下であることが好ま
しい。その材料としては、In23 、SnO2 、IT
O(In23 +SnO2 )、ZnO、CdO、Cd2
SnO4 、TiO2 、Ta25 、Bi23 、MoO
3 、Nax WO3 等の導電性酸化物、あるいはこれらを
混合したものが好適に用いられる。SnO2 、In2
3 、ITOの中から選ばれた金属酸化物、またはその複
合酸化物であることが特に好ましい。
【0125】また、これらの化合物に、導電率を変化さ
せる元素(ドーパント)を添加しても良い。導電率を変
化させる元素(ドーパント)としては、例えば透明電極
110がZnOの場合には、Al、In、B、Ga、S
i、F等が、またIn23の場合には、Sn、F、T
e、Ti、Sb、Pb等が、またSnO2 の場合には、
F、Sb、P、As、In、Tl、Te、W、Cl、B
r、I等が好適に用いられる。
【0126】また、透明電極110、210の形成方法
としては、EB蒸着、スパッタ蒸着などの各種蒸着法、
各種CVD法、スプレー法、スピンオン法、ディッピン
グ法等が好適に用いられる。
【0127】(集電電極)本発明に用いられる集電電極
211は、透明電極210の抵抗率が充分低くできない
場合に必要に応じて透明電極210上の一部分に形成さ
れ、電極の抵抗率を下げ光電変換素子の直列抵抗を下げ
る働きをする。その材料としては、金、銀、銅、アルミ
ニウム、ニッケル、鉄、クロム、モリブデン、タングス
テン、チタン、コバルト、タンタル、ニオブ、ジルコニ
ウム等の金属、またはステンレス等の合金、あるいは粉
末状金属を用いた導電ペーストなどが挙げられる。そし
て、その形状は、できるだけ半導体層への入射光を遮ら
ないように形成される。
【0128】また、光起電力素子の全体の面積の中で、
集電電極の占める面積は好ましくは15%以下、より好
ましくは10%以下、最適には5%以下が好ましい。
【0129】また、集電電極のパターンの形成にはマス
クを用い、形成方法としては蒸着法、スパッタ法、メッ
キ法、印刷法などが用いられる。
【0130】なお、本発明の光起電力素子を用いて、所
望の出力電圧、出力電流の光起電力装置(モジユールあ
るいはパネル)を製造する場合には、本発明の光起電力
素子を直列あるいは並列に接続し、表面と裏面に保護層
を形成し、出力の取り出し電極等が取り付けられる。こ
のとき、光起電力素子を形成した基板を、別の支持基板
の上に配置することもある。また、本発明の光起電力素
子を直列接続する場合には、逆流防止用のダイオードを
組み込むことがある。
【0131】(モジュール)本発明の光起電力素子を用
いたモジュールは、建築材への固定作業の向上を図るた
め、可撓性を有していることが好ましい。そのため、本
発明の光起電力素子を用いたモジュールは、可撓性を有
した基板上に光起電力素子が配置され、その光入射側の
表面層は耐候性、可撓性のある透光性材料で覆われてい
ることが好ましい。例えば、フッ素樹脂フィルム/EV
A(エチレン−酢酸ビニル共重合体)の二層構造のもの
(光入射側はフッ素樹脂フィルム)、シリコーン樹脂、
フッ素樹脂、フッ素含有樹脂、アクリルシリコン、ポリ
エステル、ナイロン等が挙げられる。また、モジュール
保護のため、ガラス不織布を上記の樹脂に挟んで形成し
てもよい。
【0132】(建築材)本発明に用いられる屋根材の材
質は、耐候性を有するものであれば、特に限定はなく、
例えば、亜鉛鉄板やガルバリウム鋼板やそれらの上にさ
らにフッ素樹脂や塩化ビニルなどの耐候性物質を有した
鋼板や、チタン、ステンレス鋼板、セラミックや耐候性
を有する樹脂などがある。
【0133】また、本発明の建築材の形態としては、金
属板をローラー状の曲げ型工具を有した機械に通すこと
によって、長尺方向に連続的に塑性加工して作製するこ
とが好ましく、例えば折板、瓦棒等の縦葺工法により施
工される長尺タイプの建築材の形態がより好ましいが、
この限りではない。通常の建築材の形状が好ましい。こ
うすることによって、従来の建築材の施工法を採用する
ことができる。
【0134】(施工方法)従来の施工方法に準じるのが
好ましい。例えば、瓦棒等の縦葺工法のように棟から軒
に向かって長尺の屋根材が、その軒方向から見て左から
右へ葺いていくものである。
【0135】その施工手順としては、屋根の野地側部材
にビスにより取り付けられた吊子に屋根材をスポット溶
接により取り付ける。その後、屋根材と屋根材をシーム
溶接によって取り付けていくものである。
【0136】以上、簡単に述べたような施工法が大型建
築物の屋根を葺く工法として適切であり、現在多く用い
られている。
【0137】さらに、一般家屋の屋根用には、横葺の施
工法が望ましく。通常の屋根と遜色なく意匠性が得られ
る。
【0138】(発電装置)光起電力素子の直流電力は、
電力変換手段である電力変換装置にて電力が変換され、
負荷に供給される。通常は、複数の光起電力素子モジュ
ールを直並列に組み合わせて、所望の電圧・電流が得ら
れるようにストリングやアレイを構成する。
【0139】電力変換手段は、変換素子および変換素子
駆動回路により達成される。変換素子としては、パワー
トランジスタ、パワーMOSFET、IGBTなどの自
己消弧型素子を用いたDC/DCコンバータ、自励式電
圧型DC/ACインバータなどがある。この変換素子
は、ゲートパルスのオン/オフデューテイ比を変えるこ
とで電力潮流、入出力電力、出力周波数などを制御でき
る。
【0140】負荷としては、電熱負荷や電動機負荷ある
いは商用交流系統、およびそれらの組み合わせなどがあ
る。
【0141】
【実施例】〈実施例1〉図4に示す堆積装置を用いて透
明電極を堆積し、図5に示す堆積装置を用いて光電変換
層(半導体層)を堆積し、図1の構成をした太陽電池を
作製した。このときp型半導体層(μc−Si:H、1
5nm)、第1のi型微結晶半導体層(μx−Si:
H、800nmにおける吸収係数300cm-1、膜厚2
00nm)と第2のi型徴結晶半導体層(μc−Si:
H、800nmにおける吸収係数1000cm-1、膜厚
300nm)の組を1単位として4単位、n型半導体層
(μc−Si:H、30nm)を順次積層した。
【0142】図4に示す堆積装置には、不図示の原料ガ
ス供給装置がガス導入管417を通して接続されてい
る。原料ガスボンベは超高純度に精製されたArガスボ
ンベであり、ターゲットはAg407、ZnO408、
ITO409であり、それぞれのターゲット真空中で切
り替えてスパッタリングを行うことができる。バイアス
電源406には、RF電源を用いた。
【0143】また図5の堆積装置には、不図示の原料ガ
ス供給装置がガス導入管515を通して接続されてい
る。原料ガスボンベはいずれも超高純度に精製されたも
ので、SiH4 ガスボンベ、SiF4 ガスボンベ、CH
4 ガスボンベ、GeH4 ガスボンベ、PF5 /H2 (希
釈度:1%)ガスボンベ、BF3 /H2 (希釈度:1
%)ガスボンベ、H2 ガスボンベを接続した。
【0144】まず、図4に示す堆積装置を用いて透明電
極の堆積を行った。図4において、401は堆積室、4
02は基板ホルダー、403は基板、404はヒータ
ー、405はマッチングボックス、406はRF電源
(バイアス電源)、407はAgからなる金属のターゲ
ット、408はZnOからなる透明導電層用のターゲッ
ト、409はITOからなる透明電極用のターゲット、
410および412はDC電源、411はRF電源、4
13、414および415はシャッター、416は排気
管、417はガス導入管、418は回転軸、421は排
気方向である。
【0145】厚さ0.5mm、50mm×50mmのポ
リエーテルサルホンからなる基板403をアセトンとイ
ソプロパノールで超音波洗浄し、温風乾燥させた。図4
の基板ホルダー402に基板403を設置した。油拡散
ポンプが接続された排気口416から堆積室401を真
空排気した。圧力が2×10-6Torrになった時点で
ガス導入管417から堆積室にArガスを32sccm
を導入し、圧力が6mTorrになるように不図示のコ
ンダクタンスバルブで調節した。基板温度が150℃に
なった時点で、DCスパッタ電源412からDC電力3
00Wをターゲット電極409に印加し、プラズマを生
起した。ターゲットシャッター415を開け、膜堆積を
開始した。堆積速度は、19Å/secとした。
【0146】ポリエーテルサルホンからなる基板上に層
厚0.7μmのITO薄膜層を形成したところで、シャ
ッターを閉じ、プラズマを消滅させた。
【0147】図5はプラズマCVD法を実施することの
できる装置で、501は反応室、502は透明電極又は
透明導電層まで形成された基板、503はヒーター、5
04はコンダクタンスバルブ、505はマイクロ波導波
管、506はマイクロ波導入部、507はアルミナ−セ
ラミックスなどからなるマイクロ波導入窓、508はR
F導入部、509はマッチング回路を内蔵するRF電
源、511はシャッター、514は排気管、515はガ
ス導入管である。また、512はマイクロ波の進行方
向、513は排気方向、516はガス導入方向を示すも
のである。
【0148】図示していないが、マイクロ波電源がマイ
クロ波導波管505に接続され、真空ポンプが排気管5
14に接続され、ガス導入装置がガス導入管515に接
続されている。プラズマCVD装置は、以上の部材など
で構成されている。
【0149】このプラズマCVD装置でマイクロ波CV
D法を用いて、実際の層形成を行なうには、以下の手順
でおこなう。まず、透明電極又は透明導電層まで形成し
た基板502を反応室501内部のヒーター503に取
り付け、反応室内部の圧力が1×10-4Torr以下に
なるように油拡散ポンプなどの真空ポンプで排気する。
【0150】圧力が1×10-4Torr以下になった
ら、H2 、Heなどのガスをガス導入管515から反応
室に導入し、ヒーターを入れ、基板502が所望の温度
になるように設定する。
【0151】基板の温度が安定したところで、ガス導入
管515から原料ガスを導入し、不図示のマイクロ波電
源からマイクロ波導波管505、マイクロ波導入部50
6、マイクロ波導入窓507を通してマイクロ波電力を
反応室501の内部に導入する。
【0152】プラズマ510が生起したところで、所望
の圧力になるようにコンダクタンスバルブを調整し、R
F電源509を入れ、RF導入部508からRF電力を
導入する。その際、マッチング回路を調整し、反射電力
を最小にするのがよい。
【0153】次に、シャッター511を開け、所望の膜
厚を有する層が形成されたところでシャッター511を
閉じ、RF電力、マイクロ波電力の導入、原料ガスの導
入を止め、次の層を形成する準備をする。この装置でR
FプラズマCVD法を行なうには、上記の手順でRF電
力のみを導入してプラズマを生起すればよい。
【0154】次に、図5に示す装置を用いてITO薄膜
層上にp型層、i型層(第1、第2、……)、n型層を
順次形成した。p型層はRFプラズマCVD法(RFP
CVD法)で形成し、i型層はマイクロ波プラズマCV
D法(MWPCVD法)で形成し、n型層はRFPCV
D法で形成した。
【0155】p型層を形成するために、表1に示す条件
でH2 ガスを所定量導入し、堆積室内の圧力が表1に示
す圧力、基板温度が表1に示す温度で安定したところ
で、SiH4 ガス、BF3 /H2 ガス、H2 ガスを表1
に示す流量に設定し、RF電極(RF導入部)にRF電
力を印加してプラズマを生起させ、基板シャッター51
1を開け、ITO薄膜層上にp型層の形成を開始し、膜
厚15nmのp型層を形成したところで基板シャッター
511を閉じ、RF電源を切ってプラズマを消滅させ、
p型層の形成を終えた。
【0156】堆積室内へのSiH4 ガス、BF3 /H2
の流入を止め、2分間堆積室内へH2 ガスを流し続けた
後、H2 の流入も止め、堆積室内およびガス配管内を1
×10-5Torrまで真空排気した。
【0157】i型層を形成するために、表1に示す条件
で希釈ガス(H2 など)を所定量導入し、圧力が表1に
示す圧力、基板温度が表1に示す温度になるようにし
た。基板温度が安定したところで、原料ガス(SiH
4 、GeH4 など)を流入させ、原料ガスの流量が所定
量、希釈ガスの流量が所定量、堆積室内の圧力が表1に
示す圧力となるように調整した。
【0158】その後、MW(マイクロ波)電源の電力を
表1に示す電力に設定し、誘電体窓を通してMW電力を
導入し、プラズマを生起させ、基板シャッター511を
開けた。このとき、表1に示す時間(1000sec)
だけ原料ガス、希釈ガスを表1に示す流量で流し、MW
電源の電力を所定の電力に維持し、表1に示す時間(1
600sec)だけ原料ガス、希釈ガスを表1に示す流
量で流し、これを4回繰り返し、基板シャッター511
を閉じ、MW電源を切ってプラズマを消滅させ、i型層
の形成を終えた。
【0159】原料ガスの流入を止め、1分間だけ希釈ガ
スを流し続けたのち、希釈ガスの流入も止め、堆積室内
およびガス配管内を1×10-5Torrまで真空排気し
た。
【0160】n型層を形成するために、表1に示す条件
でH2 ガスを所定量導入し、堆積室内の圧力が表1に示
す圧力、基板温度が表1に示す温度になるように設定し
た。基板温度が安定したところで、SiH4 ガス、PF
5 /H2 ガスを流入させ、SiH4 ガス流量、H2 ガス
流量、PF5 /H2 ガス流量が表1に示す流量、圧力が
表1に示す圧力となるように調整した。
【0161】その後、RF電源の電力を所定の電力に設
定し、プラズマを生起させ、基板シャッター511を開
け、i型層上にn型層の形成を開始し、層厚30nmの
n型層を形成したところで基板シャッター511を閉
じ、RF電源を切って、プラズマを消滅させ、n型層の
形成を終えた。SiH4 ガス、PF5 /H2 ガスの流入
を止め、2分間だけH2 ガスを流し続けた後、H2 ガス
の流入を止め、堆積室内およびガス配管内を1×10-5
Torrまで真空排気し、堆積室をリークした。
【0162】次に、n型層上に、透明導電層102とし
て、層厚1.0μmのZnOをRFスパッタリング法で
堆積した。さらに、裏面反射層109として、層厚0.
5μmのAgをDCスパッタリング法で堆積した。これ
らの堆積条件はITOと同様とした。以上で光起電力素
子の作製を終えた。この光起電力素子をSC実1−1と
呼ぶ。
【0163】
【表1】
【0164】〈比較例1−1〉i型層108を第1のi
型微結晶半導体層104の条件(μc−Si:H、80
0nmにおける吸収係数300cm-1)のみで膜厚2μ
mに堆積した以外は、実施例1と同様に作製した。この
光起電力素子をSC比1−1と呼ぶ。
【0165】〈比較例1−2〉i型層108を第2のi
型微結晶半導体層105の条件(μc−Si:H、80
0nmにおける吸収係数1000cm-1)のみで膜厚2
μmに堆積した以外は、実施例1と同様に作製した。こ
の光起電力素子をSC比実1−2と呼ぶ。
【0166】光起電力素子SC実1−1、SC比1−
1、およびSC比1−2について、初期光電変換効率
(光起電力/入射光電力)、光劣化試験、振動劣化試
験、折り曲げ試験、ねじり試験、降ひょう試験を行なっ
た。
【0167】初期光電変換効率の測定は、作製した太陽
電池を、AM−1.5(100mW/cm2 )光照射下
に設置して、V−I特性を測定することにより得られ
る。
【0168】光劣化試験は、予め初期光電変換効率を測
定しておいた光起電力素子を、湿度50%、温度25℃
の環境に設置し、AM−1.5(100mW/cm2
光を500時間照射後の光照射下での光電変換効率の初
期光電変換効率に対する割合(光劣化試験後の光電変換
効率/初期光電変換効率)を評価することにより行っ
た。
【0169】振動劣化試験は、予め初期光電変換効率を
測定しておいた光起電力素子を湿度50%、温度25℃
の暗所に設置し、振動周波数60Hzで振幅0.1mm
の振動を500時間加えた後の、AM1.5(100m
W/cm2 )光照射下での光電変換効率の初期光電変換
効率に対する割合(振動劣化試験後の光電変換効率/初
期光電変換効率)を評価することにより行った。
【0170】折り曲げ加工試験は以下のようにして行な
った。先ず、厚さ1mmの支持基板(溶融亜鉛めっき鋼
板)の上に、EVA、ナイロン樹脂、EVA、ガラス不
織布、光起電力素子、ガラス不織布、EVA、ガラス不
織布、EVA、ガラス不織布、フツ素樹脂を重ねあわせ
て加熱真空封止(ラミネーション)し、太陽電池モジュ
ールを作製した。この太陽電池モジュールを折り曲げ加
工し、折り曲げ角150°になるよう塑性変形させた。
その後、太陽電池モジュールの表面を目視観察し、ま
た、光電変換効率を測定した。
【0171】上記の折り曲げ加工試験と同様に太陽電池
モジュールを作製し、結晶系太陽電池のJIS C89
17A−10項に準拠した「ねじり試験」を行なった。
条件は、10cm×10cmの面積に対して高さh=5
mmのねじりを50回繰り返した。太陽電池モジュール
の表面を目視観察し、また、光電変換効率を測定した。
【0172】上記の折り曲げ加工試験と同様に太陽電池
モジュールを作製し、結晶系太陽電池関連のJIS C
8917に記載の降ひょう試験を行なった。水球の直径
は25mm、終速度23m/secの条件で10回、万
遍なく落下させた。太陽電池モジュールの表面を目視観
察し、また、光電変換効率を測定した。
【0173】SC実1−1に対してSC比1−1および
SC比1−2の初期光電変換効率、光劣化後の光電変換
効率の低下率、振動劣化後の光電変換効率の低下率、折
り曲げ加工試験、ねじり試験、および降ひよう試験の結
果は表2に示すようになった。表2中の光電変換効率
は、SC実1−1を1.00として相対値を示してい
る。
【0174】
【表2】
【0175】以上の結果より、SC実1−1が、比較例
よりも優れていることが分かった。
【0176】〈実施例2〉図4に示す堆積装置を用いて
実施例1と同様に透明電極、透明導電層、裏面反射層を
堆積し、図5に示す堆積装置を用いて表3の条件で光電
変換層を堆積し、図1の構成をした光起電力素子を作製
した。
【0177】このとき、第1の導電型半導体層103と
して、p型半導体層(μc−SiC:H、20nm)を
積層した。
【0178】また、i型層108として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数400cm-1、膜厚300nm)104と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−SiGe:H、800n
mにおける吸収係数1500cm-1、膜厚400nm)
105とを組にしたものを1単位107とし、2単位順
次積層した。
【0179】また、第2の導電型半導体層106とし
て、n型半導体層(μc−Si:H40nm)を積層し
た。その後、実施例1と同様に透明導電層102と裏面
反射層109を堆積した。この光起電力素子をSC実2
−1と呼ぶ。
【0180】
【表3】
【0181】〈比較例2−1〉i型層108を第1のi
型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおけ
る吸収係数400cm-1)104の条件のみで膜厚1.
4μmに堆積した以外は、実施例2と同様に作製した。
この光起電力素子をSC比2−1と呼ぶ。
【0182】〈比較例2−2〉i型層108を第2のi
型微結晶半導体層(μc−SiGe:H、800nmに
おける吸収係数1500cm-1)105の条件のみで膜
厚1.4μmに堆積した以外は、実施例2と同様に作製
した。この光起電力素子をSC比2−2と呼ぶ。
【0183】光起電力素子SC実2−1、SC比2−1
およびSC比2−2について、初期光電変換効率、光劣
化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電変換効率
の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、および降ひょ
う試験の結果は表4に示すようになった。表4中の光電
変換効率は、SC実2−1を1.00として、相対値を
示している。
【0184】
【表4】
【0185】以上の結果より、SC実2−1が、比較例
よりも優れていることが分かった。
【0186】〈実施例3〉基板201として、厚さ0.
2mm、50mm×50mmのステンレス基板(SUS
304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏面反
射層(Ag、450nm)209、透明導電層(Zn
O、1μm)202を堆積し、図5に示す堆積装置を用
いて表5の条件で光電変換層を堆積し、図2の構成をし
た光起電力素子を作製した。
【0187】このとき、第1の導電型半導体層203と
して、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積
層した。
【0188】またi型層208として、第1のi型微結
晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸収
係数400cm-1、膜厚150nm)204と、第2の
i型微結晶半導体層(μc−Si:H:F、800nm
における吸収係数800cm-1、膜厚100nm)20
5とを単位207とし、6単位順次積層した。
【0189】さらに、第2の導電型半導体層206とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を順次
積層した。その後、透明電極210として層厚600n
mのITOをスパッタリング法で、さらに集電電極21
1として層厚1.0μmのAlをスパッタリング法で堆
積した。この光起電力素子をSC実3−1と呼ぶ。尚、
光電変換層以外の堆積条件は実施例1と同様とした。
【0190】
【表5】
【0191】〈比較例3−1〉i型層208を第1のi
型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおけ
る吸収係数400cm-1)204の条件のみで膜厚1.
5μmに堆積した以外は、実施例3と同様に作製した。
この光起電力素子をSC比3−1と呼ぶ。
【0192】〈比較例3−2〉i型層208を第2のi
型微結晶半導体層(μc−Si:H:F、800nmに
おける吸収係数800cm-1)205の条件のみで膜厚
1.5μmに堆積した以外は、実施例3と同様に作製し
た。この光起電力素子をSC比3−2と呼ぶ。
【0193】光起電力素子SC実3−1、SC比3−
1、およびSC比3−2について、初期光電変換効率、
光劣化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電変換
効率の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、および降
ひょう試験の結果は表6に示すようになった。表6中の
光電変換効率は、SC実3−1を1.00として、相対
値を示している。
【0194】
【表6】
【0195】以上の結果より、SC実3−1が、比較例
よりも優れていることが分かった。
【0196】〈実施例4〉基板201として、厚さ0.
2mm、50mm×50mmのステンレス基板(SUS
304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏面反
射層(Ag、450nm)109、透明導電層(Zn
O、1μm)202を堆積し、図5に示す堆積装置を用
いて表7の条件で光電変換層を堆積し、図2の構成をし
た光起電力素子を作製した。
【0197】このとき、第1の導電型半導体層203と
して、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積
層した。
【0198】また、i型層208として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1)204を膜厚400nm、第2の
i型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにお
ける吸収係数900cm-1)205を膜厚500nm、
第1のi型微結晶半導体層204を300nm、第2の
i型微結晶半導体層205を200nm、第1のi型微
結晶半導体層204を100nm、第2のi型微結晶半
導体層205を200nm、合計3単位を順次積層し
た。
【0199】また、第2の導電型半導体層206とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層
した。その後、実施例3と同様に透明電極と集電電極を
堆積した。この光起電力素子をSC実4−1と呼ぶ。光
電変換層以外の堆積条件は実施例3と同様にした。
【0200】
【表7】
【0201】〈比較例4−1〉i型層208を第1のi
型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおけ
る吸収係数300cm-1)204の条件のみで膜厚1.
7μmに堆積した以外は、実施例4と同様にした。この
光起電力素子をSC比4−1と呼ぶ。
【0202】〈比較例4−2〉i型層208を第2のi
型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおけ
る吸収係数900cm-1)205の条件のみで膜厚1.
7μmに堆積した以外は、実施例4と同様にした。この
光起電力素子をSC比4−2と呼ぶ。
【0203】光起電力素子SC実4−1、SC比4−
1、およびSC比4−2について、初期光電変換効率、
光劣化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電変換
効率の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、および降
ひよう試験の結果は表8に示すようになった。表8中の
光電変換効率は、SC実4−1を1.00として相対値
を示している。
【0204】
【表8】
【0205】以上の結果より、SC実4−1が、比較例
よりも優れていることが分かった。
【0206】〈実施例5〉表9の条件で光電変換層を堆
積した以外は実施例3と同様にして、図2の構成をした
光起電力素子を作製した。
【0207】このとき、第1の導電型半導体層203と
して、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積
層した。
【0208】また、i型層208として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚70nm)204と、第2の
i型微結晶半導体層(μc−Si:H:F、800nm
における吸収係数600cm-1、膜厚80nm)205
とを単位207とし、10単位順次積層した。
【0209】さらに、第2の導電型半導体層206とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層
した。その後、実施例3と同様に透明電極と集電電極を
堆積した。この光起電力素子をSC実5−1と呼ぶ。
【0210】
【表9】
【0211】〈比較実施例5−1〉第1のi型微結晶半
導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸収係数
300cm-1、膜厚70nm)204の吸収係数、膜厚
は実施例5と同様であるが、作製条件を表10に示すよ
うに変えて作製した。それ以外は、実施例5と同様であ
る。この光起電力素子をSC比実5−1と呼ぶ。
【0212】
【表10】
【0213】〈比較実施例5−2〉第2のi型微結晶半
導体層(μc−Si:H:F、800nmにおける吸収
係数600cm-1、膜厚80nm)205の吸収係数、
膜厚は実施例5と同様であるが、作製条件を表11に示
すように変えて作製した。それ以外は、実施例5と同様
である。この光起電力素子をSC比実5−2と呼ぶ。
【0214】
【表11】
【0215】光起電力素子SC実5−1、SC比実5−
1、およびSC比実5−2の断面を走査型電子顕微鏡
(SEM)で観察した。このとき、SC実5−1は第1
のi型微結晶半導体層204および第2のi型微結晶半
導体層205とも柱状構造を示したが、SC比実5−1
の第1のi型微結晶半導体層204、およびSC比実5
−2の第2のi型微結晶半導体層205は、粒構造であ
った。
【0216】光起電力素子SC実5−1、SC比5−
1、およびSC比実5−2について、初期光電変換効
率、光劣化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電
変換効率の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、およ
び降ひょう試験の結果は表12に示すようになった。表
12中の光電変換効率は、SC実5−1を1.00とし
て、相対値を示している。
【0217】
【表12】
【0218】以上の結果より、SC実5−1が、比較実
施例よりも優れていることが分かった。
【0219】〈実施例6〉表13の条件で光電変換層を
堆積した以外は実施例3と同様にして、図2の構成をし
た光起電力素子を作製した。
【0220】このとき、第1の導電型半導体層203と
して、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積
層した。
【0221】また、i型層208として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚300nm)204と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H:F、800n
mにおける吸収係数600cm-1、膜厚200nm)2
05とを単位207とし、3単位順次積層した。
【0222】また、第2の導電型半導体層206として
p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層し
た。その後、実施例3と同様に透明電極と集電電極を堆
積した。
【0223】第1の微結晶半導体層204、第2の微結
晶半導体層205の平均粒径は40nm、80nmにな
るようにした。平均粒径は、透過電子顕微鏡像より求め
た。この光起電力素子をSC実6−1と呼ぶ。
【0224】
【表13】
【0225】〈比較実施例6−1〉第1のi型微結晶半
導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸収係数
300cm-1、膜厚300nm)204を、吸収係数と
膜厚は実施例6と同様であるが、作製条件を表14に示
すように変えて作製した。それ以外は、実施例6と同様
である。
【0226】
【表14】
【0227】この膜の平均粒径は、80nmであった。
この光起電力素子をSC比実6−1と呼ぶ。
【0228】〈比較実施例6−2〉第2のi型微結晶系
半導体層(μc−Si:H:F、800nmにおける吸
収係数600cm-1、膜厚200nm)205を、吸収
係数と膜厚は実施例6と同様であるが、作製条件を表1
5に示すように変えて作製した。それ以外は、実施例6
と同様である。
【0229】
【表15】
【0230】この膜の平均粒径は、40nmであった。
この光起電力素子をSC比実6−2と呼ぶ。
【0231】光起電力素子SC実6−1、SC比実6−
1、およびSC比実6−2について、初期光電変換効
率、光劣化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電
変換効率の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、およ
び降ひょう試験の結果は表16に示すようになった。表
16中の光電変換効率は、SC実6−1を1.00とし
て相対値を示している。
【0232】
【表16】
【0233】以上の結果より、SC実6−1が、比較実
施例よりも優れていることが分かった。
【0234】〈実施例7〉表17の条件で光電変換層を
堆積した以外は実施例3と同様にして、図2の構成をし
た光起電力素子を作製した。
【0235】このとき、第1の導電型半導体層203と
して、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積
層した。
【0236】また、i型層208として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚300nm)204と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H:F、800n
mにおける吸収係数600cm-1、膜厚200nm)2
05とを単位207とし、3単位順次積層した。
【0237】さらに、第2の導電型半導体層206とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層
した。その後、実施例3と同様に透明電極と集電電極を
堆積した。
【0238】第1の微結晶半導体層204、第2の微結
晶半導体層205の結晶体積率はそれぞれ、50%、8
0%になるようにした。結晶体積率は、ラマン散乱スペ
クトルより、520cm-1付近の結晶からの鋭い信号
と、480cm-1付近の非晶質からのブロードな信号の
強度より求めた。この光起電力素子をSC実7−1と呼
ぶ。
【0239】
【表17】
【0240】〈比較実施例7−1〉第1のi型微結晶半
導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸収係数
300cm-1、膜厚300nm)204を、吸収係数と
膜厚は実施例7と同様であるが、作製条件を表18に示
すように変えて作製した。それ以外は、実施例7と同様
である。この膜の結晶体積率は、80%であった。この
光起電力素子をSC比実7−1と呼ぶ。
【0241】
【表18】
【0242】〈比較実施例7−2〉第2のi型微結晶半
導体層(μc−Si:H:F、800nmにおける吸収
係数600cm-1、膜厚200nm)205を、吸収係
数と膜厚は実施例7と同様であるが、作製条件を表19
に示すように変えて作製した。それ以外は、実施例7と
同様である。この膜の結晶体積率は、50%であった。
この光起電力素子をSC比実7−2と呼ぶ。
【0243】
【表19】
【0244】光起電力素子SC実7−1、SC比実7−
1、およびSC比実7−2について、初期光電変換効
率、光劣化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電
変換効率の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、およ
び降ひょう試験の結果は表20に示すようになった。表
20中の光電変換効率は、SC実7−1を1.00とし
て、相対値を示している。
【0245】
【表20】
【0246】以上の結果より、SC実7−1が、比較実
施例よりも優れていることが分かった。
【0247】〈実施例8〉表21の条件で光電変換層を
堆積した以外は実施例3と同様にして、図2の構成をし
た光起電力素子を作製した。
【0248】このとき、第1の導電型半導体層203と
して、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積
層した。
【0249】また、i型層208として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚300nm)204と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H:F、800n
mにおける吸収係数600cm-1、膜厚200nm)2
05とを単位107とし、3単位順次積層した。
【0250】さらに、第2の導電型半導体層206とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層
した。
【0251】第1のi型微結晶半導体層204、および
第2のi型微結晶半導体層205をi型シリコン単結晶
(比抵抗>1000Ωcm)上に1μm作製し、FT−
IR(フーリエ変換式赤外吸収法)にて、2000cm
-1付近の吸収より、水素含有量を求めた。それぞれの水
素含有量は、7atom%、5atom%であった。こ
の光起電力素子をSC実8−1と呼ぶ。
【0252】
【表21】
【0253】〈比較実施例8−1〉第1のi型微結晶半
導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸収係数
300cm-1、膜厚300nm)204の条件で吸収係
数、膜厚は実施例8と同様であるが、作製条件を表22
に示すように変えて作製した。それ以外は、実施例8と
同様である。この膜の水素含有量は5atom%であっ
た。この光起電力素子をSC比実8−1と呼ぶ。
【0254】
【表22】
【0255】〈比較実施例8−2〉第2のi型微結晶半
導体層(μc−Si:H:F、800nmにおける吸収
係数600cm-1、膜厚200nm)205の条件で吸
収係数、膜厚は実施例8と同様であるが、作製条件を表
23に示すように変えて作製した。それ以外は、実施例
8と同様である。この膜の水素含有量は、7atom%
であった。この光起電力素子をSC比実8−2と呼ぶ。
【0256】
【表23】
【0257】光起電力素子SC実8−1、SC比実8−
1、およびSC比実8−2について、初期光電変換効
率、光劣化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電
変換効率の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、およ
び降ひょう試験の結果は表24に示すようになった。表
24中の光電変換効率は、SC実8−1を1.00とし
て相対値を示しめしている。
【0258】
【表24】
【0259】以上の結果より、SC実8−1が、比較実
施例よりも優れていることが分かった。
【0260】〈実施例9〉基板601として、厚さ0.
2mm、50mm×50mmのステンレス基板(SUS
304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏面反
射層(Ag、450nm)609、透明導電層(Zn
O、1μm)602を堆積し、図5に示す堆積装置を用
いて表25の条件で光電変換層を堆積したこと以外は実
施例3と同様にして、図6の構成をした光起電力素子を
作製した。
【0261】このとき、第1の導電型半導体層603と
して、n型半導体層(μc−SiC:H、20nm)6
12aおよびn型半導体層(μc−Si:H、20n
m)612bを順次積層した。
【0262】また、i型層608として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚200nm)604と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmに
おける吸収係数900cm-1、膜厚300nm)605
とを単位607とし、これらを3単位順次積層した。
【0263】さらに第2の導電型半導体層606とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層
した。なお、610は透明電極、611は集電電極であ
る。この光起電力素子をSC実9−1と呼ぶ。
【0264】
【表25】
【0265】〈比較実施例9−1〉第1の導電型半導体
層603を(μc−Si:H、20nm)とした以外は
実施例9と同様にした。この光起電力素子をSC比実9
−1と呼ぶ。
【0266】光起電力素子SC実9−1およびSC比実
9−1について、初期光電変換効率、光劣化後の光電変
換効率の割合、振動劣化後の光電変換効率の割合は表2
6に示すようになった。表26中の光電変換効率は、S
C実9−1を1.00として、相対値を示している。
【0267】
【表26】
【0268】以上の結果より、SC実9−1が、比較実
施例よりも優れていることが分かった。
【0269】〈実施例10〉基板701として、厚さ
0.2mm、50mm×50mmのステンレス基板(S
US304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏
面反射層(Ag、50nm)709、透明導電層(Zn
O、1μm)702を堆積し、図5に示す堆積装置を用
いて表27の条件で光電変換層を堆積したこと以外は実
施例3と同様にして、図7の構成をした光起電力素子を
作製した。
【0270】このとき、第1の導電型半導体層703と
して、n型半導体層(a−SiC:H、20nm)71
3、n型半導体層(μc−SiC:H、20nm)71
2a、およびn型半導体層(μc−Si:H、20n
m)712bを順次積層した。
【0271】また、i型層708として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚200nm)704と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmに
おける吸収係数900cm-1、膜厚300nm)705
を単位707とし、3単位順次積層した。
【0272】さらに、第2の導電型半導体層706とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層
した。なお、710は透明電極、711は集電電極であ
る。この光起電力素子をSC実10−1と呼ぶ。
【0273】
【表27】
【0274】〈比較実施例10−1〉第1の導電型半導
体層703をn型半導体層(μc−SiC:H、20n
m)、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)とし
た以外は実施例10と同様に作製した。この光起電力素
子をSC比実10−1と呼ぶ。
【0275】光起電力素子SC実10−1およびSC比
実10−1について、初期光電変換効率、光劣化後の光
電変換効率の割合、振動劣化後の光電変換効率の割合は
表28に示すようになった。表28中の光電変換効率
は、SC実10−1を1.00として、相対値を示して
いる。
【0276】
【表28】
【0277】以上の結果より、SC実10−1が、比較
実施例よりも優れていることが分かった。
【0278】〈実施例11〉基板801として、厚さ
0.2mm、50mm×50mmのステンレス基板(S
US304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏
面反射層(Ag、450nm)809、透明導電層(Z
nO、1μm)802を堆積し、図5に示す堆積装置を
用いて表29の条件で光電変換層を堆積したこと以外は
実施例3と同様にして、図8の構成をした光起電力素子
を作製した。
【0279】このとき、第1の導電型半導体層803と
して、n型半導体層(a−SiC:H、20nm)81
3、n型半導体層(μc−SiC:H、20nm)81
2a、およびn型半導体層(μc−Si:H、20n
m)812bを順次積層した。
【0280】また、i型層808として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚200nm)804と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmに
おける吸収係数900cm-1、膜厚300nm)805
とを単位807とし、3単位順次積層した。
【0281】さらに、第2の導電型半導体層806とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、15nm)814
aおよびp型半導体層(μc−SiC:H、10nm)
814bを順次積層した。なお、810は透明電極、8
11は集電電極である。この光起電力素子をSC実11
−1と呼ぶ。
【0282】
【表29】
【0283】〈比較実施例11−1〉第2の導電型半導
体層806を(μc−Si:H、20nm)とした以外
は、実施例11と同様に作製した。この光起電力素子を
SC比実11−1と呼ぶ。
【0284】光起電力素子SC実11−1およびSC比
実11−1について、初期光電変換効率、光劣化後の光
電変換効率の割合、振動劣化後の光電変換効率の割合は
表30に示すようになった。表30中の光電変換効率
は、SC実11−1を1.00として、相対値を示して
いる。
【0285】
【表30】
【0286】以上の結果より、SC実11−1が、比較
実施例よりも優れていることが分かった。
【0287】〈実施例12〉基板901として、厚さ
0.2mm、50mm×50mmのステンレス基板(S
US304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏
面反射層(Ag、450nm)909、透明導電層(Z
nO、1μm)902を堆積し、図5に示す堆積装置を
用いて表31の条件で光電変換層を堆積したこと以外は
実施例3と同様にして、図9の構成をした光起電力素子
を作製した。
【0288】このとき、第1の導電型半導体層903と
して、n型半導体層(a−SiC:H、20nm)91
3、n型半導体層(μc−SiC:H、20nm)91
2a、およびn型半導体層(μc−Si:H、20n
m)912bを順次積層した。
【0289】また、i型層908として、第1のi型微
結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける吸
収係数300cm-1、膜厚200nm)904と、第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmに
おける吸収係数900cm-1、膜厚300nm)とを単
位907とし、3単位順次積層した。
【0290】さらに、第2の導電型半導体層906とし
て、p型半導体層(a−Si:H、7.5nm)91
5、p型半導体層(μc−Si:H、7.5nm)91
4a、およびp型半導体層(μc−SiC:H、10n
m)914bを順次積層した。なお、910は透明電
極、911は集電電極である。この光起電力素子をSC
実12−1と呼ぶ。
【0291】
【表31】
【0292】〈比較実施例12−1〉第2の導電型半導
体層906をp型半導体層(μc−Si:H、15n
m)及びp型半導体層(μc−SiC:H、10nm)
とした以外は、実施例12と同様に作製した。この光起
電力素子をSC比実12−1と呼ぶ。
【0293】光起電力素子SC実12−1およびSC比
実12−1について、初期光電変換効率、光劣化後の光
電変換効率の割合、振動劣化後の光電変換効率の割合は
表32に示すようになった。表32中の光電変換効率
は、SC実12−1を1.00として、相対値を示して
いる。
【0294】
【表32】
【0295】以上の結果より、SC実12−1が、比較
実施例よりも優れていることが分かった。
【0296】〈実施例13〉基板1001として、厚さ
0.2mm、50mm×50mmのステンレス基板(S
US304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏
面反射層(Ag、450nm)1009、透明導電層
(ZnO、1μm)1002を堆積し、図5に示す堆積
装置を用いて表33の条件で光電変換層を堆積したこと
以外は実施例3と同様にして、図10の構成をした光起
電力素子を作製した。
【0297】このとき、第1の導電型半導体層1003
として、n型半導体層(a−SiC:H、20nm)1
013、n型半導体層(μc−SiC:H、20nm)
1012a、およびn型半導体層(μc−Si:H、2
0nm)1012bを順次積層した。
【0298】また、i型層1008として、第1のi型
微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける
吸収係数300cm-1、膜厚200nm)1004と、
第2のi型微結晶半導体層(μc−Si:H 800n
mにおける吸収係数900cm-1、膜厚300nm)1
005とを単位1007とし、3単位順次積層した。
【0299】さらに、i型層1008の上にi型のアモ
ルファスシリコン系半導体層(a−Si:H、20n
m)1016を積層した後、第2の導電型半導体層10
06として、p型半導体層(a−Si:H7.5nm)
1015、p型半導体層(μc−Si:H、7.5n
m)1014a、およびp型半導体層(μc−SiC:
H、10nm)1014bを順次積層した。なお、10
10は透明電極、1011は集電電極である。この光起
電力素子をSC実13−1と呼ぶ。
【0300】
【表33】
【0301】〈比較実施例13−1〉i型アモルファス
シリコン系半導体層(a−Si:H 20nm)101
6を積層しなかった以外は、実施例13と同様に作製し
た。この光起電力素子をSC比実13−1と呼ぶ。光起
電力素子SC実13−1およびSC比実13−1につい
て、初期光電変換効率、光劣化後の光電変換効率の割
合、振動劣化後の光電変換効率の割合は表34に示すよ
うになった。表34中の光電変換効率は、SC実13−
1を1.00として、相対値を示している。
【0302】
【表34】
【0303】以上の結果より、SC実13−1が、比較
実施例よりも優れていることが分かった。
【0304】〈実施例14〉基板1101として、厚さ
0.2mm、50mm×50mmのステンレス基板(S
US304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、裏
面反射層(Ag、450nm)1109、透明導電層
(ZnO、1μm)1102を堆積し、図5に示す堆積
装置を用い、表35、表36の条件でアモルファス系半
導体をi型層に用いた光電変換層を積層したこと以外は
実施例3と同様にして、図11の構成をした太陽電池を
作製した。
【0305】このとき、第1の導電型半導体層1103
として、n型半導体層(a−SiC:H、10nm)1
113、n型半導体層(μc−SiC:H、10nm)
1112a、およびn型半導体層(μc−Si:H、1
0nm)1112bを順次積層した。
【0306】また、i型層1108として、第1のi型
微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにおける
吸収係数300cm-1、膜厚200nm)1104と、
第2のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800n
mにおける吸収係数900cm-1、膜厚300nm)1
105とを単位1107として3単位順次積層した。
【0307】さらに、i型アモルファスシリコン系半導
体層(a−Si:H、50nm)1116を積層した上
に、第2の導電型半導体層1106として、p型半導体
層(a−Si:H、7.5nm)1115、p型半導体
層(μc−Si:H、7.5nm)1114a、および
p型半導体層(μc−SiC:H、10nm)1114
bを順次積層した。
【0308】その上に、pin光起電力素子1120と
して、n型半導体層(a−SiC:H、15nm)11
17、i型アモルファスシリコン系半導体層(a−S
i:H、300nm)1118、およびp型半導体層
(a−Si:H、10nm)1119を順次積層した。
なお、1110は透明電極、1111は集電電極であ
る。この光起電力素子をSC実14−1と呼ぶ。
【0309】
【表35】
【0310】
【表36】
【0311】〈比較例14−1〉i型層1108を第1
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmに
おける吸収係数300cm-1)のみで膜厚1.5μmに
堆積した以外は、実施例14と同様に作製した。この光
起電力素子SC比14−1と呼ぶ。
【0312】〈比較例14−2〉i型層1108を第2
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H 、800nm
における吸収係数900cm-1)のみで膜厚1.5μm
に堆積した以外は、実施例14と同様に作製した。この
光起電力素子をSC比14−2と呼ぶ。
【0313】光起電力素子SC実14−1、SC比14
−1、およびSC比14−2について、初期光電変換効
率、光劣化後の光電変換効率の割合、振動劣化後の光電
変換効率の割合、折り曲げ加工試験、ねじり試験、およ
び降ひょう試験の結果は表37示すようになった。表3
7中の光電変換効率は、SC実14−1を1.00とし
て相対値を示している。
【0314】
【表37】
【0315】以上の結果より、SC実14−1が、比較
例よりも優れていることが分かった。
【0316】〈実施例15〉実施例14で作製した図1
1の構成をした光起電力素子に、図12に示すように、
集電電極1202とバスバー1203を取り付け、4つ
の光起電力素子1201を直列化し、各光起電力素子と
は並列にバイパスダイオードを接続した。次に、厚さ
1.0mmのガルバリウム鋼板の上にEVA、ナイロン
樹脂、EVA、ガラス不織布、直列化した光起電力素
子、ガラス不織布、EVA、ガラス不織布、EVA、ガ
ラス不織布、フッ素樹脂を重ねあわせて加熱し真空封止
(ラミネーション)した。
【0317】こうして作製した太陽電池モジュールを折
り曲げ加工し、建築材とした。この太陽電池モジュール
をSC実15−1と呼ぶ。
【0318】〈比較例15−1〉i型層1108を第1
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmに
おける吸収係数300cm-1)の条件のみで膜厚1.5
μmに堆積した以外は、実施例15と同様に作製した。
この太陽電池モジュールをSC比15−1と呼ぶ。そし
て以下の試験を行った。
【0319】まず、結晶系太陽電池のJIS C891
7A−2項に準拠した「温湿度サイクル試験」を行なっ
た。附属書2図のように高温(温度85℃、湿度85
%、2.5時間)、低温(温度−20℃、1時間)で1
サイクルを構成し、10サイクル行った。
【0320】また、屋外暴露試験を行った。太陽電池モ
ジュールを屋外に設置し、12か月後、そして24か月
後に評価を行った。評価は、効率測定、および外観を目
視で観察した。
【0321】温湿度サイクル試験の結果、SC比15−
1は効率の低下が観測されたが、SC実15−1は全く
低下しなかった。
【0322】また、屋外暴露試験の結果、SC比15−
1は気泡上のものが観測され、膜はがれによるものであ
った。SC実15−1の外観は全く変化はなかった。効
率の低下は、SC実15−1の方が優れていた。
【0323】〈実施例16〉実施例14で作製した光起
電力素子に、図12に示すように集電電極1202とバ
スバー1203を取り付け、4つの光起電力素子120
1を直列化し、各光起電力素子1201とは並列にバイ
パスダイオードを接続した。
【0324】次に、厚さ1.0mmのガルバリウム鋼板
の上にEVA、ナイロン樹脂、EVA、ガラス不織布、
直列化した光起電力素子、ガラス不織布、EVA、ガラ
ス不織布、EVA、ガラス不織布、フッ素樹脂を重ねあ
わせて加熱し真空封止(ラミネーション)した。こうし
て作製した太陽電池モジュールを既存の屋根材の施工方
法である「瓦棒葺き」に適合する形態に折り曲げ加工
し、建築材とした。
【0325】次に、作製した建築材を施工した。
【0326】まず、作製した太陽電池モジュール(以
下、SC実16−1と呼ぶ)を一体化した屋根材を固定
する。次に、固定された太陽電池モジュールの端子を太
陽電池モジュール間、およびその他の端子と電気的に接
続することで、発電された電力を取り出せるようにす
る。
【0327】〈比較例16−1〉i型層1108を第1
のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmに
おける吸収係数300cm-1)の条件のみで膜厚1.5
μmに堆積した以外は、実施例16と同様に作製した。
この太陽電池モジュールをSC比16−1と呼ぶ。
【0328】施工時に、荷重による損傷と思われる不良
が、SC比16−1では発生したが、SC実16−1で
は全くなかった。
【0329】施工後、1年間発電量を測定したが、SC
比16−1よりもSC16−1の方が優れていた。ま
た、目視にて、屋根を観察したが、SC比16−1は微
少な膜はがれが観測されたが、SC実16−1は異常は
見られなかった。
【0330】〈実施例17〉実施例16で施工した太陽
電池モジュールSC実16−1の出力端を電力変換手段
に接続し、発電装置とした。この電力変換手段はインバ
ーター、連系保護装置に接続され、連系保護装置を介し
て商用電力系統に接続されている。連系保護装置は、過
電流等の異常時において、太陽発電システムと商用電力
系統の接続を遮断する働きを持つ。
【0331】〈比較例17−1〉太陽電池モジュールと
してSC比16−1を用いた以外は実施例17と同様に
発電装置を形成した。
【0332】施工後、1年間システムのエラーの発生状
況を追跡したが、SC比17−1は2回起こったが、S
C実17−1は全く起こらなかった。
【0333】〈実施例18〉基板201として、厚さ
0.2mm、50mm×50mmのステンレス基板(S
US304)を用い、図4に示す堆積装置を用いて、実
施例3と同様に裏面反射層(Al、200nm)20
9、透明導電層(ZnO、0.5μm)202を堆積
し、図5に示す堆積装置を用いて表38の条件で光電変
換層を堆積し、図2の構成をしたホトダイオードを作製
した。
【0334】このとき、第1の導電型半導体層203と
して、n型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積
層した。
【0335】また、i型層208として、第1のi型微
結晶系半導体層(μc−SiGe:H、800nmにお
ける吸収係数1500cm-1、膜厚10nm)204
と、第2のi型微結晶半導体層(μc−Si:H、80
0nmにおける吸収係数500cm-1、膜厚10nm)
205とを単位207とし、50単位順次積層した。
【0336】さらに、第2の導電型半導体層206とし
て、p型半導体層(μc−Si:H、20nm)を積層
した。その後、透明電極210、集電電極211を実施
例3と同様に堆積した。このホトダイオードをPD実1
8−1と呼ぶ。
【0337】
【表38】
【0338】〈比較例18−1〉i型層208を第1の
i型微結晶半導体層(μc−SiGe:H、800nm
における吸収係数1500cm-1)の条件のみで膜厚1
μmに堆積した以外は、実施例18と同様に作製した。
このホトダイオードをPD比18−1と呼ぶ。
【0339】〈比較例18−2〉i型層208を第2の
i型微結晶半導体層(μc−Si:H、800nmにお
ける吸収係数500cm-1)の条件のみで膜厚1μmに
堆積した以外は、実施例18と同様に作製した。このホ
トダイオードをPD比18−2と呼ぶ。
【0340】ホトダイオードPD実18−1、PD比1
8−1、PD比18−2について、オンオフ比(800
nmの20mW/cm2 の単色光を照射したときの光電
流/暗電流測定周波数20kHz)を測定した。これを
初期オンオフ比と呼ぶこととする。次に以下の試験を行
った。表39は、その結果を示している。
【0341】まず、光劣化試験は、予め初期オンオフ比
を測定しておいたホトダイオードを、湿度50%、温度
25℃の環境に設置し、800nmの20mW/cm2
の単色光を500時間照射後の800nmの20mW/
cm2 の単色光でのオンオフ比の初期オンオフ比に対す
る割合(光劣化試験後のオンオフ比/初期オンオフ比)
により行った。
【0342】また、振動劣化試験は、予め初期オンオフ
比を測定しておいたホトダイオードを湿度50%、温度
25℃の暗所に設置し、振動周波数60Hzで振幅0.
1mmの振動を500時間加えた後の800nmの20
mW/cm2 の単色光でのオンオフ比の初期オンオフ比
に対する割合(振動劣化試験後のオンオフ比/初期オン
オフ比)により行った。
【0343】
【表39】
【0344】以上の結果より、PD実18−1が、比較
実施例よりも優れていることが分かった。
【0345】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光起電力
素子は、アモルファス半導体特有の光劣化現象(ステブ
ラー・ロンスキー効果)を避けつつ、効率よく光を吸収
し、かつ電気特性(移動度μ、寿命τ)等の向上を図る
ことができる。特に、半導体層の膜厚を薄くし、堆積時
間および原料を削減することを可能であり、また高効率
でありながら、結晶では不可能な曲げ加工が可能ななた
め、意匠性に優れ、かつ施工性に優れる。
【0346】本発明の太陽電池モジュールは、光起電力
効率を向上させつつ、耐候性、耐久性等の信頼性を向上
させることができ、半導体デバイス画像入力用ラインセ
ンサー、太陽電池、フォトダイオードなどに好適なもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光起電力素子の第1の実施形態を模式
的に示す概略図である。
【図2】本発明の光起電力素子の第2の実施形態を模式
的に示す概略図である。
【図3】半導体層の吸収係数の光エネルギー依存性を示
す説明図である。
【図4】本発明の光起電力素子の裏面反射層、透明導電
層および透明電極を形成する装置を示す模式的な断面図
である。
【図5】本発明の光起電力素子の光電変換層を形成する
プラズマCVD装置を示す模式的な断面図である。
【図6】本発明の光起電力素子の他の実施形態を模式的
に示す概略図である。
【図7】本発明の光起電力素子の他の実施形態を模式的
に示す概略図である。
【図8】本発明の光起電力素子の他の実施形態を模式的
に示す概略図である。
【図9】本発明の光起電力素子の他の実施形態を模式的
に示す概略図である。
【図10】本発明の光起電力素子の他の実施形態を模式
的に示す概略図である。
【図11】本発明の光起電力素子の他の実施の形態を模
式的に示す概略図である。
【図12】本発明の光起電力素子のグリッド電極の形成
例を示す概略図である。
【符号の説明】
101 基板 102 透明導電層 103 第1の導電型半導体層 104 第1のi型微結晶半導体層 105 第2のi型微結晶半導体層 106 第2の導電型半導体層 107 1単位のi型半導体層 108 i型層 109 裏面反射層 110 透明電極 111 集電電極 201 基板 202 透明導電層 203 第1の導電型半導体層 204 第1のi型微結晶半導体層 205 第2のi型微結晶半導体層 206 第2の導電型半導体層 207 1単位のi型半導体層 208 i型層 209 裏面反射層 210 透明電極 211 集電電極 401 堆積室 402 基板ホルダー 403 基板 404 ヒーター 405 マッチングボックス 406 RF電源(バイアス電源) 407 金属のターゲット(Ag) 408 透明導電層用のターゲット(ZnO) 409 透明電極用のターゲット(ITO) 410、412 DC電源 411 RF電源 413、414、415 シャッター 416 排気管 417 ガス導入管 418 回転軸 501 反応室 502 基板 503 ヒーター 504 コンダクタンスバルブ 505 マイクロ波導波管 506 マイクロ波導入部 507 マイクロ波導入窓 508 RF導入部 509 RF電源 511 シャッター 512 マイクロ波の進行方向 513 排気方向 514 排気管 515 ガス導入管 516 ガス導入方向 601 基板 602 透明導電層 603 第1の導電型半導体層 604 第1の吸収係数のi型微結晶半導体層 605 第2の吸収係数のi型微結晶半導体層 606 第2の導電型半導体層 607 1単位のi型半導体層 608 i型層 609 裏面反射層 610 透明電極 611 集電電極 612a、612b n型半導体層 701 基板 702 透明導電層 703 第1の導電型半導体層 704 第1のi型微結晶半導体層 705 第2のi型微結晶半導体層 706 第2の導電型半導体層 707 1単位のi型半導体層 708 i型層 709 裏面反射層 710 透明電極 711 集電電極 712a、712b 713 n型半導体層 801 基板 802 透明導電層 803 第1の導電型半導体層 804 第1のi型微結晶半導体層 805 第2のi型微結晶半導体層 806 第2の導電型半導体層 807 1単位のi型半導体層 808 i型層 809 裏面反射層 810 透明電極 811 集電電極 812a、812b、813 n型半導体層 814 微結晶シリコン系半導体層 901 基板 902 透明導電層 903 第1の導電型半導体層 904 第1のi型微結晶半導体層 905 第2のi型微結晶半導体層 906 第2の導電型半導体層 907 1単位のi型半導体層 908 i型層 909 裏面反射層 910 透明電極 911 集電電極 912a、912b 913 n型半導体層 914a、914b、915 p型半導体層 1001 基板 1002 透明導電層 1003 第1の導電型半導体層(n型層) 1004 第1のi型微結晶半導体層 1005 第2のi型微結晶半導体層 1006 第2の導電型半導体層(p型層) 1007 1単位のi型半導体層 1008 i型層 1009 裏面反射層 1010 透明電極 1011 集電電極 1012a、1012b、1013 n型半導体層 1014a、1014b、1015 p型半導体層 1016 アモルファスシリコン半導体層(i型層) 1101 基板 1102 透明導電層 1103 第1の導電型半導体層(n型層) 1104 第1のi型微結晶半導体層 1105 第2のi型微結晶半導体層 1106 第2の導電型半導体層(p型層) 1107 1単位のi型半導体層 1108 i型層 1109 裏面反射層 1110 透明電極 1111 集電電極 1112a、1112b、1113 n型半導体層 1114a、1114b、1115 p型半導体層 1116 アモルファスシリコン半導体層(i型層) 1117 n型半導体層 1118 i型アモルファスシリコン系半導体層 1119 p型半導体層 1120 pin光起電力素子 1201 光起電力素子 1202 集電電極 1203 バスバー

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、n型またはp型の第1の導電
    型半導体層、真性半導体層、およびp型またはn型の第
    2の導電型半導体層とを順次積層した光起電力素子にお
    いて、 前記真性半導体層が、800nmにおける吸収係数が互
    いに異なる第1の微結晶シリコン系半導体層と第2の微
    結晶シリコン系半導体層とを組にしたものを1単位とし
    て、当該単位を少なくとも2単位含んでいることを特徴
    とする光起電力素子。
  2. 【請求項2】 第1の微結晶シリコン系半導体層と第2
    の微結晶シリコン系半導体層とが、柱状晶構造であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光起電力素子。
  3. 【請求項3】 第1の微結晶シリコン系半導体層の平均
    粒径が、第2の微結晶シリコン系半導体層の平均粒径と
    異なることを特徴とする請求項1または2に記載の光起
    電力素子。
  4. 【請求項4】 第1の微結晶シリコン系半導体層と第2
    の微結晶シリコン系半導体層の平均粒径が、3nm〜2
    00nmの範囲にあることを特徴とする請求項3に記載
    の光起電力素子。
  5. 【請求項5】 第1の微結晶シリコン系半導体層の結晶
    体積率が、第2の微結晶シリコン系半導体層の結晶体積
    率と異なることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の光起電力素子。
  6. 【請求項6】 第1の微結晶シリコン系半導体層と第2
    の微結晶シリコン系半導体層の結晶体積率が、30%〜
    99%の範囲にあることを特徴とする請求項5に記載の
    光起電力素子。
  7. 【請求項7】 第1の微結晶シリコン系半導体層の水素
    含有量が、第2の微結晶シリコン系半導体層の水素含有
    量と異なることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の光起電力素子。
  8. 【請求項8】 第1の微結晶シリコン系半導体層と第2
    の微結晶シリコン系半導体層との水素含有量が、1at
    om%〜40atom%の範囲にあることを特徴とする
    請求項7に記載の光起電力素子。
  9. 【請求項9】 第1の導電型半導体層は、少なくとも1
    層の微結晶シリコン系半導体を含んでいることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれかに記載の光起電力素子。
  10. 【請求項10】 第2の導電型半導体層は、少なくとも
    1層の微結晶シリコン系半導体を含んでいることを特徴
    とする請求項1〜9のいずれかに記載の光起電力素子。
  11. 【請求項11】 第1の導電型半導体層が、アモルファ
    スシリコン系半導体層と、少なくとも1層の微結晶シリ
    コン系半導体とを積層してなることを特徴とする請求項
    1〜10のいずれかに記載の光起電力素子。
  12. 【請求項12】 第2の導電型半導体層が、アモルファ
    スシリコン系半導体層と、少なくとも1層の微結晶シリ
    コン系半導体とを積層してなることを特徴とする請求項
    1〜11のいずれかに記載の光起電力素子。
  13. 【請求項13】 真性半導体層とp型層との間に、アモ
    ルファスシリコン系真性半導体層を有することを特徴と
    する請求項1〜12のいずれかに記載の光起電力素子。
  14. 【請求項14】 アモルファスシリコン系半導体層の層
    厚が、5nm〜30nmの範囲にあることを特徴とする
    請求項13に記載の光起電力素子。
  15. 【請求項15】 アモルファスシリコン系半導体層の層
    厚が、10nm〜20nmの範囲にあることを特徴とす
    る請求項13に記載の光起電力素子。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかの光起電力
    素子と、真性半導体層としてアモルファスシリコン系半
    導体を有するpin型光起電力素子とを積層してなるこ
    とを特徴とする光起電力素子。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかの光起電力
    素子を屋根材として形成したことを特徴とする太陽電池
    モジュール。
  18. 【請求項18】 請求項1〜16のいずれかの光起電力
    素子と電力変換手段とを接続してなることを特徴とする
    太陽電池モジュール。
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