JP2000078956A - 飲食物および薬品 - Google Patents

飲食物および薬品

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JP2000078956A
JP2000078956A JP11214118A JP21411899A JP2000078956A JP 2000078956 A JP2000078956 A JP 2000078956A JP 11214118 A JP11214118 A JP 11214118A JP 21411899 A JP21411899 A JP 21411899A JP 2000078956 A JP2000078956 A JP 2000078956A
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hesperidin
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Shigetaka Okada
茂孝 岡田
Takashi Yonetani
俊 米谷
Takahisa Nishimura
隆久 西村
Takashi Nakae
貴司 中江
Hiroshi Takii
寛 滝井
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Ezaki Glico Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フラボノイドの生理活性効果のすぐれ
た食品及び薬品を得る。 【構成】 フラボノイドに糖を結合させることに
より、その糖転移化合物が高率で体内に吸収され、目的
を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高血圧、アレルギー、ガ
ン、高コレステロール症、高脂血症などを予防、また
は、治療するために、飲食物、または、薬品として利用
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】天然
にはさまざまな生理活性を持ったフラボノイド化合物が
数多く知られている。しかしながら、フラボノイド化合
物の一つであるバイカレインは投与量の約300万分の
1しか吸収されないといったように体内への吸収効率が
極めて悪いことが知られていた(Y.Wakui,et
al.,J.Chromatog.,575,131
−136(1992))。そのため、フラボノイド化合
物の持つ生理活性が生体内で充分発揮されない。そこ
で、その吸収効率を上昇させる事が切望されていた。
【0003】本発明の出願者は鋭意研究の結果、生理活
性フラボノイドに糖が結合した生理活性フラボノイドの
糖転移化合物とすることにより、生体への吸収効率が大
きく改善されることを見出した。つまり、低吸収性の生
理活性フラボノイド化合物であっても、糖転移化合物と
することにより、高率でしかも速やかに体内に吸収さ
れ、その効能を発揮することが初めて明らかになった。
したがって、従来のものに比べ少量で顕著な効果が期待
できる。
【0004】これらフラボノイド類は、例えば、以下の
ような生理活性が知られている。ヘスペリジンやルチン
は古くからビタミンPとして血圧を下げる作用が知られ
ている(神谷真太郎、新ビタミン学、(日本ビタミン学
会)1969、p439)。また、ヘスペリジンは抗ア
レルギー作用(松田英秋et al.;薬学雑誌、11
1、193−198(1991)、J.A.Da Si
lva Emim etal.;J.Pharm.Ph
armacol.,46,118−712(199
4))、LDL−コレステロールを減少させ血中コレス
テロール値を改善する作用(M.T.Monforte
et al.;Il Farmaco,50,595
−599(1995))、抗癌作用(T.Tanak
a,et al.;Cancer Research,
54,4653−4659(1994)、T.Tana
ka,et al.;Cancer Researc
h,57,246−252(1997)T.Tanak
a,et al.;Carcinogenesis,1
8,761−769(1997)、T.Tanaka,
etal.;Carcinogenesis,18,9
57−965(1997))などの生理作用も報告され
ている。
【0005】さらに、最近の研究では、ヘスペリジンは
前駆脂肪細胞の分化を促進し、糖尿病などの症状を改善
する作用も期待されている。ディオスミンは強い抗酸化
活性に加えてヘスペリジンと共存させた薬剤が、静脈不
全や痔疾などの治療薬として利用されている(C.La
brid;Angiology,45,524−530
(1994))。さらに、ヘスペリジン、ディオスミン
単独およびその混合物が口腔ガン、食道ガン、大腸ガン
などを抑制することも報告されている(T.Tanak
a,et al.;Cancer Research,
54,4653−4659(1994)、T.Tana
ka,et al.;Cancer Researc
h,57,246−252(1997)T.Tanak
a,etal.;Carcinogenesis,1
8,761−769(1997)、T.Tanaka,
et al.;Carcinogenesis,18,
957−965(1997))。ナリンジンやネオヘス
ペリジンは柑橘類の苦味物質として知られており、苦味
の付与を目的に食品・飲料などに用いられている。
【0006】さらに最近では、イソフラボンが骨密度の
向上に有効であること、乳ガンの発生を抑制することな
どが明らかにされてきている(戸田et al.;食品
と開発)。そして、それを応用した飲食物、薬品を開発
し、本発明を完成することができた。以下、この発明に
ついて詳細に述べる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、生理
活性フラボノイド化合物およびその糖転移化合物の体内
吸収を以下のようにして測定した。
【0008】1週間予備飼育した5週齢のオスのSt
d.ddYマウス(体重、約30g)を一昼夜絶食さ
せ、所定濃度の生理活性フラボノイド化合物あるいは、
その糖転移化合物の溶液300μlをゾンデを用いて胃
に直接投与した。対照には蒸留水を投与した。投与後、
経時的に採血した。得られた血液はJ.A.Bouti
nらの方法(The American societ
y for Pharmacology and Ex
perimental Therapeutics,2
1,1157−1166(1993))により、前処理
したのち、HPLCを用いてそれに含まれる生理活性フ
ラボノイド化合物あるいは、その糖転移化合物を定量し
た。
【0009】J.A.Boutinらの方法とは以下の
とおりである。採取された血液500μlにアセトニト
リル1000μlを添加し、充分振とうした後、15分
間静置した。5500rpmで20分間遠心した後、そ
の上清をとり、凍結乾燥した。凍結乾燥した試料をアセ
トニトリル/蒸留水(20/80;v/v、0.01M
NaOH)溶液100μlで溶解し、HPLCで分析
した。HPLCの条件は以下のとおりである。カラム:
ODS、カラム温度:40℃、溶離液:アセトニトリル
/蒸留水(20/80;v/v)、流速:0.5ml/
min、検出:UV 280nm。またイソフラボン化
合物を分析するHPLCの条件は以下のとおりである。
カラム:ODS、カラム温度:40℃、溶離液:アセト
ニトリル/蒸留水(15/85;v/v)からアセトニ
トリル/蒸留水(40/60;v/v)のグラジェン
ト、流速:0.5ml/min、検出:UV 280n
m。血液中の生理活性フラボノイド化合物あるいは、そ
の誘導体濃度は濃度既知の生理活性フラボノイド化合物
あるいは、その糖転移化合物を用いて検量線を作成し求
めた。
【0010】なお、実験動物としてはマウスのほか、ラ
ットなどを用いることもできる。また、HPLCの条件
は測定する生理活性フラボノイド化合物およびその糖転
移化合物により若干の違いはあるが、基本的な条件を示
した(実施例において個別に説明する)。
【0011】本発明において、生理活性フラボノイドと
してはヘスペリジン、ディオスミン、ナリンジン、ネオ
ヘスペリジン、を用いたが、イソフラボンなども用いる
ことができる。すなわち、フラボノール、フラバノン、
アントシアニジン、カルコンなどいわゆるフラボノイド
類にイソフラボンを含めたものを用いることができる。
【0012】生理活性フラボノイドの糖転移化合物の製
造には、酵素的な糖転移反応や化学反応を利用できる。
糖転移反応は糖転移酵素であれば、いずれのものでも利
用できる。例えば、サイクロデキストリン合成酵素、ア
ミラーゼなどを用いて行なうことができ、フラボノイド
の糖転移化合物を得ることができる(T.Kometa
ni,et al,Biosci.Biotech.B
iochem.,58,517−520(1994).
T.Kometani,et al,Biosci.B
iotech.Biochem.,58,1990−1
994(1994).T.Kometani,et a
l,Biosci.Biotech.Bioche
m.,60,645−649(1996).)。また、
この時、酵素の起源などは問わない。
【0013】
【実施例】(実施例1)1週間予備飼育した5週齢のオ
スのStd.ddYマウス(体重、約30g)を一昼夜
絶食させ、20%(w/v)のヘスペリジンの糖転移化
合物およびヘスペリジン溶液300μlをゾンデを用い
て胃に直接投与した。対照には蒸留水を投与した。投与
後、経時的に採血した。得られた血液はJ.A.Bou
tinらの方法により、前処理したのち、HPLCを用
いてそれに含まれるヘスペリジンの糖転移化合物および
ヘスペリジンを定量した。その結果、図1に示したよう
に血中ヘスペリジンの糖転移化合物は投与後15分でピ
ークに達し、その後徐々に減少していった。一方、ヘス
ペリジンはヘスペリジンの糖転移化合物と同様の挙動を
示したが、血中濃度はヘスペリジンの糖転移化合物の約
1/20以下であった。
【0014】(実施例2)1週間予備飼育した5週齢の
オスのラット(体重、約300g)を一昼夜絶食させ、
麻酔下において5%(w/v)のヘスペリジンの糖転移
化合物溶液およびヘスペリジン溶液300μlを十二指
腸に直接投与した。対照には蒸留水を投与した。投与
後、門脈より経時的に採血した。得られた血液はJ.
A.Boutinらの方法により、前処理したのち、H
PLCを用いてそれに含まれるヘスペリジンの糖転移化
合物およびヘスペリジンを定量した。その結果、ヘスペ
リジンの糖転移化合物投与区は投与後20分で血中濃度
7.0μg/mlとなり、その後徐々に減少していっ
た。ヘスペリジンの糖転移化合物投与区の血中濃度は
5.5μg/mlであった。この時、比較のため用いた
ヘスペリジンは血中には検出されなかった。
【0015】(実施例3)1週間予備飼育した5週齢の
オスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を一昼
夜絶食させ、20%(w/v)のディオスミンの糖転移
化合物およびディオスミン溶液300μlをゾンデを用
いて胃に直接投与した。対照には蒸留水を投与した。投
与後、経時的に採血した。得られた血液はJ.A.Bo
utinらの方法により、前処理したのち、HPLCを
用いてそれに含まれるディオスミンの糖転移化合物およ
びディオスミンを定量した。
【0016】その結果、ディオスミンの糖転移化合物は
投与後急速に吸収され、15分後には血中濃度は最大と
なり、その後徐々に代謝されていった。これに対し、デ
ィオスミンは極めて吸収されにくく、血中には微量しか
検出されなかった。
【0017】(実施例4)1週間予備飼育した5週齢の
オスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を一昼
夜絶食させ、20%(w/v)のナリンジンの糖転移化
合物およびナリンジン溶液300μlをゾンデを用いて
胃に直接投与した。対照には蒸留水を投与した。投与
後、経時的に採血した。得られた血液はJ.A.Bou
tinらの方法により、前処理したのち、HPLCを用
いてそれに含まれるナリンジンの糖転移化合物およびナ
リンジンを定量した。
【0018】その結果、ディオスミンの糖転移化合物は
投与後急速に吸収され、15分後には血中濃度は最大と
なり、その後徐々に代謝されていった。これに対し、ナ
リンジンは極めて吸収されにくく、血中には微量しか検
出されなかった。
【0019】(実施例5)1週間予備飼育した5週齢の
オスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を一昼
夜絶食させ、20%(w/v)のネオヘスペリジンの糖
転移化合物およびネオヘスペリジン溶液300μlをゾ
ンデを用いて胃に直接投与した。対照には蒸留水を投与
した。投与後、経時的に採血した。得られた血液はJ.
A.Boutinらの方法により、前処理したのち、H
PLCを用いてそれに含まれるネオヘスペリジンの糖転
移化合物およびネオヘスペリジンを定量した。その結
果、ネオヘスペリジンの糖転移化合物は投与後急速に吸
収され、15分後には血中濃度は最大となり、その後徐
々に代謝されていった。これに対し、ネオヘスペリジン
は極めて吸収されにくく、血中には微量しか検出されな
かった。
【0020】(実施例6)1週間通常の固形飼料で予備
飼育したSHRラットに10%ヘスペリジンの糖転移化
合物を含む同組成の飼料を与えて8週間飼育した。対照
区のラットには通常の固形飼料を継続して与えた。ま
た、もう一方の試験区には10%ヘスペリジンを添加し
た同組成の飼料を与えた。8週間後、それぞれの試験区
のラットの血圧を測定したところ、対照区に比し試験区
のラットは約5%の血圧降下効果が見られ、ヘスペリジ
ンの糖転移化合物添加試験区のラットの高血圧症状改善
が明らかとなった。対照区のラットでは症状の改善効果
は示されなかった。ヘスペリジン区では、殆ど改善は見
られなかった。なお、3つの試験区の体重増加率や飼料
摂取量には有意な差はなかった。
【0021】(実施例7)1週間予備飼育した8週齢の
オスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を一晩
絶食させ、濃度が4%(w/v)のダイジン(daid
zin)の糖転移化合物溶液(300μl)あるいは、
濃度が4%(w/v)のダイジン溶液(300μl)を
ゾンデを用いて胃に直接投与した。投与後、経時的に採
血した。得られた血液はJ.A.Boutinらの方法
により、前処理したのち、HPLCを用いて血液中に含
まれるダイジンの糖転移化合物およびダイジンを定量し
た。その結果、図2に示したようにダイジンの糖転移化
合物投与群では血中ダイジン量は投与後15分でピーク
に達した。ここで言う血中ダイジン量とは一部のダイジ
ンの糖転移化合物が生体内の酵素によりダイジンにまで
分解されていたため、ダイジンとその配糖体の総和で示
している。その濃度はダイジン投与群の約6倍の濃度で
あった。
【0022】(実施例8)1週間予備飼育した8週齢の
オスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を一晩
絶食させ、濃度が4%(w/v)のゲニスチン(gen
istin)の糖転移化合物溶液(300μl)あるい
は、濃度が4%(w/v)のゲニスチン溶液(300μ
l)をゾンデを用いて胃に直接投与した。投与後、経時
的に採血した。得られた血液はJ.A.Boutinら
の方法により、前処理したのち、HPLCを用いて血液
中に含まれるゲニスチンの糖転移化合物およびゲニスチ
ンを定量した。その結果、図3に示したようにゲニスチ
ンの糖転移化合物投与群では血中ゲニスチン量は投与後
15分でピークに達した。ここでいう血中ゲニスチン量
とは一部のゲニスチンの糖転移化合物が生体内の酵素に
よりゲニスチンにまで分解されていたため、ゲニスチン
とその配糖体の総和で示している。その濃度はゲニスチ
ン投与群の2倍以上の濃度であった。
【0023】(実施例9)1週間予備飼育した8週齢の
オスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を晩絶
食させ、濃度が10%(w/v)のヘスペリジンの糖転
移化合物溶液(300μl)あるいは、濃度が10%の
ヘスペリジン溶液(300μl)をゾンデを用いて胃に
直接投与した。投与後、経時的に採血した。得られた血
液はJ.A.Boutinらの方法により、前処理した
のち、HPLCを用いてそれに含まれるヘスペリジンの
糖転移化合物およびヘスペリジンを定量した。その結
果、血中ヘスペリジンの糖転移化合物は投与後15分で
ピークに達し、その後徐々に減少していった。一方、ヘ
スペリジンはヘスペリジンの糖転移化合物と同様の挙動
を示したが、血中濃度はヘスペリジンの糖転移化合物の
1/20以下であった。
【0024】(実施例10)1週間予備飼育した20週
齢のオスのラット(体重、約300g)を一晩絶食さ
せ、麻酔下において濃度が3%(w/v)のヘスペリジ
ンの糖転移化合物溶液(500μl)あるいは、濃度が
3%(w/v)のヘスペリジン溶液(500μl)を十
二指腸に直接投与した。対照には蒸留水を投与した。投
与後、門脈より経時的に採血した。得られた血液はJ.
A.Boutinらの方法により、前処理したのち、H
PLCを用いてそれに含まれるヘスペリジンの糖転移化
合物およびヘスペリジンを定量した。その結果、ヘスペ
リジンの糖転移化合物投与区は投与後20分で血中濃度
8.5μg/mlとなり、その後徐々に減少していっ
た。ヘスペリジンの投与区の血中濃度は2.5μg/m
lであった。この時、比較のため用いた水投与区では、
ヘスペリジンが血中には検出されなかった。
【0025】(実施例11)1週間予備飼育した8週齢
のオスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を一
昼夜絶食させ、濃度が2%(w/v)のディオスミンの
糖転移化合物溶液(300μl)あるいは、濃度2%
(w/v)のディオスミン溶液(300μl)をゾンデ
を用いて胃に直接投与した。投与後、経時的に採血し
た。得られた血液はJ.A.Boutinらの方法によ
り、前処理したのち、HPLCを用いてそれに含まれる
ディオスミンの糖転移化合物およびディオスミンを定量
した。その結果、ディオスミンの糖転移化合物は投与後
急速に吸収され、15分後には血中濃度は最大となり、
その後徐々に代謝されていった。これに対し、ディオス
ミンは極めて吸収されにくく、血中にはディオスミンの
糖転移化合物投与区しに比べ約1/40しか検出されな
かった。
【0026】(実施例12)1週間予備飼育した8週齢
のオスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を晩
絶食させ、濃度2%(w/v)のナリンジンの糖転移化
合物溶液(300μl)あるいは、濃度2%(w/v)
ナリンジン溶液(300μl)をゾンデを用いて胃に直
接投与した。投与後、経時的に採血した。得られた血液
はJ.A.Boutinらの方法により、前処理したの
ち、HPLCを用いてそれに含まれるナリンジンの糖転
移化合物およびナリンジンを定量した。その結果、ナリ
ンジンの糖転移化合物は投与後急速に吸収され、15分
後には血中濃度は最大となり、その後徐々に代謝されて
いった。これに対し、ナリンジンは極めて吸収されにく
く、その濃度はナリンジンの糖転移化合物投与区に比
べ、約1/30しか検出されなかった。
【0027】(実施例13)1週間予備飼育した8週齢
のオスのStd.ddYマウス(体重、約30g)を1
晩絶食させ、濃度が2%(w/v)のネオヘスペリジン
の糖転移化合物溶液(300μl)および濃度が2%
(w/v)のネオヘスペリジン溶液(300μl)をゾ
ンデを用いて胃に直接投与した。投与後、経時的に採血
した。得られた血液はJ.A.Boutinらの方法に
より、前処理したのち、HPLCを用いてそれに含まれ
るネオヘスペリジンの糖転移化合物およびネオヘスペリ
ジンを定量した。その結果、ネオヘスペリジンの糖転移
化合物は投与後急速に吸収され、15分後には血中濃度
は最大となり、その後徐々に代謝されていった。これに
対し、ネオヘスペリジンは極めて吸収されにくく、血中
にはネオヘスペリジンの糖転移化合物投与区に比べ約1
/15しか検出されなかった。
【0028】
【発明の効果】生理活性フラボノイドの糖転移化合物と
生理活性フラボノイドを経口投与した場合を比較する
と、生理活性フラボノイドの糖転移化合物は生体への吸
収性が向上し、フラボノイドの薬効が速やかに発現でき
た。また、吸収性があがったため、投与量も少量で充分
であった。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘスペリジン及びヘスペリジン糖転移化合物後
の血中スペリジン濃度の経時変化(縦軸の単位はmg/
ml,横軸の単位は時間である)
【符号の説明】
白丸印でヘスペリジン、黒丸印でヘスペリジン糖転移物
を示す。
【0030】
【図2】ダイジン及びダイジン糖転移化合物投与後の血
中ダイジン濃度の経時変化(縦軸の単位はμg/ml,
横軸の単位は時間(分)である)
【符号の説明】
黒三角印でダイジン、黒丸印でダイジン糖転移物を示
す。
【0031】
【図3】ゲニスチン及びゲニスチン糖転移化合物投与後
の血中ゲニスチン濃度の経時変化(縦軸の単位はμg/
ml,横軸の単位は時間(分)である)
【符号の説明】
黒三角印でゲニスチン、黒丸印でゲニスチン糖転移物を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/12 A61P 9/12 29/00 29/00 35/00 35/00 37/08 37/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生理活性フラボノイドの糖転移化合物を含
    むことを特徴とする飲食物および薬品
  2. 【請求項2】生理活性フラボノイドがヘスペリジン、デ
    ィオスミン、ナリンジン、ネオヘスペリジン、ダイジ
    ン、ゲニスチンであることを特徴とする請求項1記載の
    飲食物および薬品
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