JP2000117455A - 抵抗溶接機とその組み付け方法 - Google Patents

抵抗溶接機とその組み付け方法

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JP2000117455A
JP2000117455A JP10375638A JP37563898A JP2000117455A JP 2000117455 A JP2000117455 A JP 2000117455A JP 10375638 A JP10375638 A JP 10375638A JP 37563898 A JP37563898 A JP 37563898A JP 2000117455 A JP2000117455 A JP 2000117455A
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welding
gun
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淳一 谷口
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    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
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    • B23K11/311Electrode holders and actuating devices therefor the actuating device comprising an electric motor

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアガイドを利用した抵抗溶接機の電極駆
動機構を基準に,当該溶接機のバリエーションに応じて
各機能毎に標準化した部品を容易に組み換え可能にする
ことを目的とする。 【構成】一方の電極チップ3を有するアーム2と,前記
電極チップと対応する他方の電極チップ5を駆動するリ
ニアガイドを含む駆動ユニット4と,当該溶接機をロボ
ットに支持するガンブラケット13及び/又は当該溶接
機に二次電流を流すための溶接トランスTを含む溶接ユ
ニット7とを,各種ユニット毎に一つのコモンベース6
または前記リニアガイドに含むレール本体8を基準にそ
れぞれ着脱可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は電気抵抗溶接機の分
野,とりわけスポット溶接ガン(Cタイプ,Xタイプを
含む),定置式スポット溶接機,プロジェクション溶接
機,抵抗シーム溶接機の分類に属し,さらに限定して言
えば,可動側の電極チップを開閉駆動するプレスタイプ
のガイド機構にリニアガイドを使用し,しかも当該溶接
機の機能別に単一化した各種ユニット部品を,一つのコ
モンベース又はリニアガイドのレール本体を基準に組み
立てるようにした抵抗溶接機とその組み付け方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のスポット溶接ガンについて言え
ば,可動側の電極チップの駆動機構にリニアガイドシス
テムを使用したスポット溶接ガンが知られている。たと
えば特開平10−34346号公報の明細書及び図面に
記載された発明がそれである。
【0003】この種の従来の溶接ガンはガン本体に固定
された第1ガンアームに対応させた第2ガンアームをガ
ン本体内に設けたボールねじ,スライデングナット,リ
ニアガイドおよびサーボモータからなる加圧駆動機構に
よってガン本体に沿って駆動し,二つの電極チップで重
ね板(ワーク)を挟みつけ,溶接に必要とする加圧力を
与えると共に溶接電流を流してその局部を加熱し接合す
るものである。
【0004】この種の従来の装置によれば,これまでの
従来の溶接ガンと較べて干渉する部分が少なくなるの
で,移動経路や溶接位置の制約が少なく,被溶接物の大
きさ,形状に応じてストロークが異なる毎にガンアーム
を自由に組み替えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
この種のスポット溶接ガンはガン本体の内部に加圧駆動
機構を一体に設けたものであるから,溶接トランスやイ
コライズ装置を溶接ガンと一体的に組み込む際には,こ
れらのユニットが搭載できるように新規な構造設計を強
いられることになり,現状の組み付け方法では溶接機の
各機能別にユニット部品を組み付け又は組み替えること
がむつかしいのが難点であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の問題を
解決するもので,請求項1の発明方法は,一つのコモン
ベースを基準にして抵抗溶接機を機能別にユニット化し
た構成部品を組み付けることにより,当該溶接機を構成
する方法において,一方の電極チップを有するアーム
と,前記電極チップと対応する他方の電極チップを駆動
する駆動ユニットと,当該溶接機をロボットに支持する
ガンブラケット及び/又は当該溶接機に二次電流を流す
ための溶接トランスを含む溶接ユニットとが,各種ユニ
ット毎に一つのコモンベースを基準に取り付け取り外し
可能なことを条件とする。
【0007】かかる請求項1の方法により,従来のスポ
ット溶接ガンに較べ,ガン本体の内部に加圧駆動機構を
一体に設けたものではなく,一つのコモンベースを基準
にガンアーム,溶接トランス,駆動ユニット等をそれぞ
れ取り付け取り外し可能としたことで,新規な構造設計
が必要なく,各機能毎に標準化したユニット部品を目的
用途に応じて組み付け又は組み換えることが容易にな
る。
【0008】次に請求項2の発明装置は,前記ユニット
類のほかに,当該溶接機の電極チップ位置決め動作ない
し電極移動量を補正動作するイコライズユニットが,前
記コモンベースを基準に取り付け取り外し可能なことを
条件とする。
【0009】かかる請求項2の装置によれば,イコライ
ズユニットを上記ユニット部品と同様に溶接機のバリエ
ーションに応じて取り付け取り外しが容易になる。
【0010】次に請求項3の発明は,一方の電極チップ
を有するアームと,前記電極チップと対応する他方の電
極チップを駆動する駆動ユニットと,当該溶接機をロボ
ットに支持するガンブラケット及び/又は当該溶接機に
二次電流を流すための溶接トランスを含む溶接ユニット
とが,各種ユニット毎に一つのコモンベースにそれぞれ
取り付け取り外しが可能なように構成されたことを条件
とする電動加圧式抵抗溶接機において,前記駆動ユニッ
トはそのユニット本体に設けたボールねじにナットブロ
ックが組み込まれ,このナット側に前記他方の電極チッ
プが支持され,前記ボールねじを電動モータにより回転
することで,前記ナットブロックが直動し,その直動す
る方向に設けられた軌道面に前記ナットブロックに収納
されたボールベアリングを転動させて当該ブロックをガ
イドするように構成した。
【0011】かかる請求項3の発明によれば,下記の事
項を満足させることができる。 組み付け精度出しが容易になる。 剛性を高く軽量化が可能となるため溶接時の追従性が
向上する。 組み立てやメンテナンスが容易になる。 ガイド中心と電極加圧中心がオフセット位置にある場
合に必要とする電極廻り止め機構がいらなくなる。 駆動ユニットが量産可能な市販規格部品を使用できる
から,コスト面で大幅な低減を図ることができる。
【0012】また請求項3の発明によれば,コモンベー
スの両側を取り付け基準面とするため,溶接機のバリエ
ーションに応じて,イコライズユニット,ガンアーム,
溶接トランスの取り付け取り外し及び標準ユニット毎に
交換することが容易になり,しかも軽量・コンパクトに
製作することができる。
【0013】さらに請求項4の発明は,前記イコライズ
ユニットには当該溶接機の重量負荷を打ち消すためのエ
ア回路が含まれていることを特徴とする。
【0014】次に請求項5の発明は,前記イコライズユ
ニットの前記エア回路には,当該溶接機の重量バランス
を得るための諸動作を行うバランシングシリンダが含ま
れいることを特徴とする。
【0015】かかる請求項4及び5の発明によれば,イ
コライズ動作及びバランシング動作はロボット側のプロ
グラムでは行わずに,独立したイコライズ機構と一つの
バランシング用の空圧回路を使用することにより,固定
側電極チップをワークにソフトタッチないし接近させる
ためのロボットの制御軸数やソフトを増設せずとも,現
有のロボット軸数に,1軸サーボスポットガンを付加す
るだけであるから,構造が簡単で設備費の低減化を図る
ことが可能となる。
【0016】次の請求項6の発明は,前記コモンベース
の部材がアルミニウム系の材質からなることを特徴とす
る。
【0017】かかる請求項6の発明により,コモンベー
スの軽量化を促進することで,ロボットリストへの重量
負荷を軽減することができる。
【0018】次の請求項7の発明は,レール本体にそっ
てボールねじが配置され,前記ボールねじにナットブロ
ックが組み込まれ,前記ナットブロック側に一方の電極
チップをもつガンアームが支持され,前記ボールねじを
電動モータにより回転することで,前記ナットブロック
が直動し,その直動する方向に設けられた軌道面に前記
ナットブロックに収納されたボールベアリングを転動さ
せて前記ナットブロックをガイドし,それによって前記
電極チップに加圧力のためのトルクが発せられるリニア
ガイド式電極駆動ユニットにおいて,前記電極チップと
対応する他方の電極チップを有するポイントホルダー又
は前記ホルダーを含むもう一方のガンアームと,当該駆
動ユニットをロボットに支持するためのガンブラケット
及び/又は溶接トランスとが,前記レール本体を基準に
着脱可能に取付けられたことを条件とする。
【0019】これによって,ガン本体内部に駆動機構を
一体に設けた従来方式に比べ,レール本体を基準にガン
アーム,ガンブラケット,イコライズユニット,溶接ト
ランスなどそれぞれユニット毎に取り付け可能となるか
ら,溶接トランス搭載のロボットガンの新規設計が不要
となり,さらにこの場合,前述したコモンベースが省略
できる分,小形・軽量化を促進することが可能になる。
【0020】次の請求項8の発明は,前記ガンアームが
前記溶接トランスの出力端子に直結されたことを条件と
し,これにより少なくとも片側の二次バーを省略するこ
とで部品点数及び組み付け工数の削減と軽量化を促進す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1の実施例)図1は本発明の方法をCタイプのサー
ボスポット溶接ガンに実施した場合の第1の実施例を示
す側面図である。図2は図1のZ矢視図である。図3は
図1のA矢視図である。図4は駆動ユニットの一例を示
す平面図である。図5は図4のY矢視図である。
【0022】図において,1は抵抗溶接機で,ここでは
電極のアクチュエータにサーボモータMを使用した,い
わゆるロボット用サーボスポットガンを示す。2はC形
のガンアームで,先端に一方の電極チップ3が固着され
る。4は前記電極チップ3と対応する他方の電極チップ
5をドライブする駆動ユニットである。6は各種ユニッ
ト部品類が組み付けられるコモンベースであって,軽量
化を考慮しアルミニウム系の材質から作られている。
【0023】7は溶接ユニットである。このユニットに
は当該溶接機に二次電流を流すための溶接トランスT
と,このトランスの出力端子E1及び出力端子E2に接
続される二次回路を構成するブスバーB1,ブスバーB
2及びブスバーB3と可動側のポイントホルダHに接続
されるシャントFなどが含まれる。
【0024】前記駆動ユニット4は,一般に市販されて
いるものでもよく,たとえば図4及び図5に示すように
レール本体8が断面凹形の形態を有し,しかもその断面
凹形レール本体の両側に平行に配置されたリニアガイド
レール9から構成され,そのガイドレールの内側に案内
溝を有する軌道面Uが形成されているものである。この
ユニットのレール本体8にはコモンベース6にボルトb
1で取り付けられる取り付け面dが形成されている。
【0025】前記レール本体8の断面凹形の溝内には軌
道面Uに沿って設けられたボールねじ10にナットブロ
ックNが組み込まれている。このナットブロックNには
ガンアーム2の取り付け面cが形成されている。
【0026】前記ボールねじ10には前記レール本体8
のハウジング11に固定された電動モータMの出力軸1
2が直結されている。また図4のようにワークと電動モ
ータの干渉条件を回避するために,電動モータMを前記
レール本体8の側面に折り返して,たとえばギア,ベル
ト又はチェーン等の任意の動力伝達機構16を介して前
記ボールねじ10と連結されることもある。
【0027】前記モータMの動力でボールねじ10を回
転させることにより,前記ナットブロックNが直動し,
このナット側に支持された前記他方の電極チップ5が,
一方の固定アーム側の電極チップ3に対向して接近ない
し離反し,この動作で溶接加圧ないし電極開放が行われ
る。
【0028】この場合の駆動ユニット4はガン加圧用の
駆動装置が一つのドライブユニットとして構成されるも
ので,その具体的な構成は,たとえば図5の断面図に例
を示すように,前記ナットブロックNの内部に収納され
た複数のボールベアリングbrを順ぐりに転動させて,
その直動する方向に設けられた軌道面にそんてナットブ
ロックNをガイドする。
【0029】前記コモンベース6には,その両面のうち
一方の片面にガンアーム2が絶縁板を介して複数のボル
トb2により固定され,またその同じ面にロボット取り
付け面を有するガンブラケット13が絶縁板を介して複
数のボルトb3により固定される。このガンブラケット
13には溶接トランスTが複数のボルトb4により固定
される。
【0030】そして,コモンベース6の反対側の片面に
は駆動ユニット4が複数のボルトb1により固定され
る。この駆動ユニット4のナットブロックNにポイント
ホルダHが複数のボルトb5により固定され,その先端
に一方の電極チップ5が支持される。
【0031】前記駆動ユニットのレール本体には前記ナ
ットブロックNが直動する方向に,カバー(図3の1
7)が設けられていて,軌道面及びボールねじを異物
(溶接時に発生するスパッタ,水,油,煤塵など)の付
着から保護することができる。
【0032】前記カバー17はレール上を覆うべくその
レール本体の長手方向にそって配置され,レール本体8
の両側のハウジングにカバー17の両端が固定されてい
る。
【0033】前記ナットブロックNには前記ナットブロ
ックがレールにそって移動するときに前記カバー17が
干渉しないようにカバー案内溝21が形成されている。
つまりカバー板17がカバー案内溝21を通過して支障
なく前記ナットブロックNが移動できる。このカバーは
ジャバラでもよい。
【0034】(第2の実施例)次に図6は,前述した従
来のXタイプのロボット用スポット溶接ガンに本発明の
方法を実施した場合の第2の実施例を示したものであ
る。
【0035】この場合,ガン本体に固定された固定側ガ
ンアーム14に対応させた可動側ガンアーム15をレー
ル本体に設けたボールねじ10,ナットブロックN,リ
ニアガイドレール9およびサーボモータMからなる電極
駆動ユニットによってドライブするもので,この点は従
来の溶接ガンと共通するが,本発明による違いは,コモ
ンベース6を用いることにより,ガンアームおよび駆動
ユニット以外にも溶接トランス,イコライズユニット等
が機能別に溶接条件又はワーク干渉条件等に応じて取り
付け取り外しを容易にした点である。
【0036】この場合の組み付け方法によれば,コモン
ベース6は断面形状が略コの字の形態をなし,このコモ
ンベース6の下側面の片面に固定側ガンアーム14が絶
縁板を介して複数のボルトb2により固定され,またそ
の同じ面に駆動ユニット4のレール本体8が複数のボル
トb1により固定される。そして駆動ユニット4のナッ
トブロックNには可動側ガンアーム15がボルト(図省
略)により固定される。
【0037】またコモンベースの両側板を基準にガンブ
ラケット13が絶縁板を介して複数のボルトb3により
固定され,このガンブラケット13に溶接トランスTが
複数のボルトb4でしっかり固定される。
【0038】コモンベース6に固定された駆動ユニット
4には,前述の実施例で示したように,リニアガイドレ
ール(図4及び図5の9)とボールねじ10にナットブ
ロックNが組み込まれている。
【0039】ナットブロックNは上記リニアガイドに形
成された溝に組み込まれた摺動体又はボールベアリング
br等の転動体を有する直動ユニットから構成される。
【0040】このガイドユニットは電動モータMにより
ボールねじ10を回転することによって,リニアガイド
レール9の軌道面Uまたは溝を複数のボールベアリング
brが順ぐりに転動して,ナットブロックNの動きを円
滑にガイドするもので,前記ナットブロックNの動きで
可動側ガンアーム15を開閉動作する。
【0041】(第3の実施例)次に,図7は本発明の溶
接機にイコライズユニット18を取り付けた場合の第3
の実施例を示す。図8は図7のX矢視図で,二点鎖線は
図4のようにレール本体の側面に折り返した電動モータ
Mの配置を示す。
【0042】この場合,イコライズユニット18はコモ
ンベース6の所定位置に2本の平行したガイドロッド1
9a及びガイドロッド19bの両端が,ガンブラケット
13のトランス固定板13aに固定されたロッド支持板
13b及びロッド支持板13cにより固定されている。
【0043】そして,このガイドロッド19a及びガイ
ドロッド19bは,コモンベース6の上に一体的又はボ
ルト締め等により機械的に着脱可能に取り付けられたハ
ウジング22a及び22bに組み込まれた軸受けを貫通
して摺動可能に支持されている。
【0044】前記イコライズユニット18は,ガンブラ
ケット13にシリンダ本体が固定されたバランシングシ
リンダ20を備えており,このシリンダのピストンロッ
ド21がハウジングに連結されていて,シリンダへのガ
ン本体の重量バランス効果を得るための空圧回路によ
り,可動側の電極チップがワークを加圧した時の反力を
吸収すべくガン全体がフローテイングし,ワークに対す
る変形とひずみを防ぐ構造になっている。
【0045】本発明の図面では前記空圧回路の構成例に
ついて省略したが,たとえばバランシングシリンダ20
の作動側の空圧回路及び戻り側の空圧回路に,内圧の増
減及び/又は方向切り換え等の諸動作が可能な電磁弁を
設け,溶接ガンの重量負荷の大部分を打ち消す方向にエ
アが供給されるものである。
【0046】たとえば電空比例弁等によりガン姿勢変化
に応じて重量バランスが得られる方向に,予め設定され
た内圧を外部信号により電磁弁のON,OFF切り換え
動作により前記シリンダへの流体圧力調整が自動的に行
われる。
【0047】(第4の実施例)次に,本発明の第4の実
施例を以下の図面から説明する。図9は本発明装置の平
面図である。図10は全体装置の側面図である。図11
はQ矢視図である。図12は図10のR矢視図である。
なお,図中の符号は前述した先の実施例(第1図〜図
8)で示された構成部品と同一機能部品は同じ番号で示
し,詳細は省略する。
【0048】上記の図面に示す溶接ガンは,電極チップ
5の駆動源に電動モータMが使用される。C形のガンア
ーム2の先端に一方の電極チップ3が固定されている。
前記電極チップ3と対応する他方の電極チップ5をドラ
イブする駆動ユニット4は,レール本体8に直接ガンア
ーム2とガンブラケット13とが絶縁板を介して複数の
ボルトb2とボルトb3によりそれぞれが直接取り付け
られる。この場合,ガンアーム2はガンブラケット13
側に絶縁した形で直接取り付けてもよい。
【0049】前記レール本体には軌道面にそって設けら
れたボールねじ10にナットブロックNが組み込まれて
いる。前記ナットブロックには前記他方の電極チップ5
を有するガンアーム(例えは図6の15)又はポイント
ホルダHが複数のボルトb5により直接取り付けられ
る。
【0050】前記ポイントホルダHにはブスバーB3が
そのポイントホルダ本体から突出した形態で一体的に構
成され,当該溶接機に二次電流を流すための溶接トラン
スTの出力端子E1に接続されたブスバーB1と前記ブ
ルバー3との間はナットブロックの直線上の動きに対応
する柔軟性を有するシャントFが接続されている。
【0051】前記ボールねじ10はレール本体8の片側
のハウジング11に固定された電動モータMの出力軸と
カップリング22を介して連結されている。電動モータ
Mは一般にサーボモータ,減速機付モータ等が使用され
る。
【0052】この実施例ではサーボモータの出力軸とボ
ールねじ10とを直結した場合を示したが,前述したよ
うに電動モータMが後方に長くなるようであれば図4の
ごとく前記レール本体8の側面に折り返して連結され
る。
【0053】前記ナットブロックNの内部には複数のボ
ールベアリングbrが収納され,複数のボールベアリン
グbrをレール本体8の軌道面に順ぐりに転動させて,
その直動する方向にナットブロックNをガイドする。
【0054】前述した実施例のカバー17に代わって本
実施例の場合は,レール本体8の開口部の上方に軌道面
及びボールねじ等の摺動部全体を囲うための開閉可能な
箱型のカバーケーシング23が配置されている。図面で
は省略したが前記ケーシング23にはカバーの外側に突
出するブスバーB3,電極チップ5及びポイントホルダ
H等の可動部品との干渉を避けるための開口部又は逃げ
溝が形成されている。前記カバーケーシング23の内に
前記摺動部が収納されることによって溶接時に発生する
異物,たとえばスパッタ,水,油,煤塵などの付着物か
ら駆動ユニットを護ることができる。
【0055】この実施例の溶接ガンは,前述したように
前記電動モータMの動力でボールねじ10を回転させる
ことにより,前記ナットブロックNが直動し,前記ナッ
ト側に支持された前記他方の電極チップ5が一方の固定
アーム側の電極チップ3に対応して接近ないし離反し,
この動作で溶接加圧ないし開放が行われる。
【0056】以下,本発明の動作を図1に基づいて説明
する。溶接ガンは溶接打点間の移動と位置決め,ガン開
放量および加速減速等の制御要素が予めロボットコント
ローラにテイ ーチングされ,その再現動作によりスポッ
ト溶接が行われる。
【0057】溶接ガンがロボット操作により溶接打点位
置に移動し,電極チップ間に打点位置が挿入されると,
ロボットコントローラの指令で電動モータMが作動しボ
ールねじ10が回転することによって,ナットブロック
Nがリニアガイドにそって直動し,可動側の電極チップ
と固定側の電極チップとの間にワークを挟みつけ溶接に
必要な加圧力を与え,電極間に溶接電流を流しその溶接
点を加熱し接合する。
【0058】この溶接動作はロボットプログラム制御に
より次々と溶接打点毎に連続的に行われ,この間,ロボ
ット動作と溶接ガンの電極開閉動作はロボット側の軸と
ガン側の1軸とが同期制御により短い溶接タクトタイム
で効率的に行われる。
【0059】そして,同一ラインで多品種生産する場合
など,たとえばワーク材質,板厚又はワーク形状,大き
さ,溶接位置などの変化により最大加圧力,フトコロ寸
法,最大開放ストローク等の仕様が異なるときは,これ
に対応してガンアーム及び/又はポイントホルダ等の形
状,大きさや駆動ユニット(電動モータ容量の選定も含
む),溶接ユニット等の大小異なる形態のユニットを複
数の中から目的のユニットに組み換えることにより,溶
接条件やワーク干渉条件に応じた溶接ガンを組み立てる
ことになる。
【0060】
【発明の効果】以上で説明したように,本発明の請求項
1の方法によれば,従来の抵抗スポット溶接ガンに較
べ,ガン本体の内部に加圧駆動機構を一体に設けたもの
でなく,一つのコモンベースを基準にガンアーム,駆動
ユニット,溶接トランス,イコライズ装置,ガンブラケ
ット等の標準化したユニット部品がそれぞれ取り付け取
り外しが可能になるから,必要に応じて各機能毎にこれ
らのユニット部品の組み換えが容易になる。
【0061】また本発明の請求項1の装置によれば,各
種標準ユニットをコモンベースを基準に駆動ユニットな
どの既成部品を組み付けることが可能となる。
【0062】また請求項2によれば,イコライズユニッ
トもコモンベースを基準に取り付けられるため,ガンア
ーム,溶接トランス等と同様に,必要に応じて取り付け
取り外しが自由になり,しかも軽量・コンパクトに製作
することができる。
【0063】次に請求項3の駆動ユニットによれば,下
記の諸事項を全て満足させることができる。 組み付け精度出しが容易になる。 剛性を高く軽量化が可能となるため溶接時の追従性が
向上する。 組み立て調整やメンテナンス作業が容易になる。 ガイド中心と電極加圧中心がオフセット位置にある場
合に必要とする電極廻り止め機構がいらなくなる。 量産可能な市販規格製品を使用できるからコスト削減
を図ることができる。
【0064】次に請求項4及び5の発明によれば,イコ
ライズ動作及びバランシング動作はロボット側のプログ
ラムでは行わずに,独立したイコライズ機構と一つのバ
ランシング用の空圧回路を使用することにより,バラン
シングシリンダには常時溶接機全体の重量負荷と釣り合
う方向にエア圧をかけておき,固定側電極チップをワー
クにソフトタッチないし接近させるためのロボットの制
御軸数やソフトを増設せずとも,現有のロボット軸数
に,1軸サーボスポットガンを付加するだけで構造が簡
単,設備費の低減化を図ることが可能となる。
【0065】これにより,電極チップの交換時期や電極
チップ摩耗量を直接的に管理して電極チップの摩耗に応
じて電極チップの送り量を補正する従来方法に比べ,そ
の摩耗量に応じてロボットアームを駆動して電極チップ
がワークに当接させる手段は使用せずに,現有のロボッ
ト軸数に,独立した1軸サーボスポットガンを付加する
だけで対応することができる。
【0066】したがってイコライズ動作はロボット側で
駆動せずに,現有の6軸ロボットに従来のイコライズ用
シリンダの空圧回路を利用するだけであるから構造が簡
単で,設備費の低減化を図ることができる。
【0067】かかる請求項6の発明により,アルミニウ
ム系のコモンベースを使用することで,軽量化を促進し
ロボットリストへの重量負荷をより軽減することがで
き,リストの寿命延長が可能となる。
【0068】かかる請求項7の発明によれば,従来のC
タイプ及びXタイプの電動スポット溶接ガンと比較し,
ガン本体内に駆動ユニットを一体に組み込むのではな
く,リニアガイドユニットのレール本体を基準にガンア
ーム,溶接トランス,ガンブラケット,イコライズユニ
ット等がそれぞれ機能別のユニット毎に交換可能とな
る。
【0069】それによって,溶接トランス搭載のロボッ
トガンの新規な構造設計が不要となり,しかも請求項1
のコモンベースを省略することができ,構造の簡素化お
よび重量削減をより促進することができる。
【0070】また請求項8の発明では,ガンアームよ溶
接トランスの出力端子とをこの種のト溶接ガンにおいて
二次バーをなくすことで,部品点数及び組み付け工数の
削減と重量の軽減化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法をCタイプの抵抗スポット溶接ガ
ンに実施した場合の,第1の実施例の溶接ガン外形を示
す側面図である。
【図2】上記図1のZ矢視図である。
【図3】上記図1のA矢視図である。
【図4】本発明の駆動ユニットを含むリニアガイドアク
チュエータの一例を示す平面図である。
【図5】図4のY矢視拡大図である。
【図6】本発明の方法を他のXタイプのスポット溶接ガ
ンに実施した場合の,第2の実施例を示す側面図であ
る。
【図7】本発明装置にイコライズユニットを装備した際
の,第3の実施例を示す側面図である。
【図8】図7のX矢視図である。
【図9】本発明装置の第4の実施例を示す平面図であ
る。
【図10】本発明装置の全体装置の側面図である。
【図11】図10のQ矢視図である。
【図12】図10のR矢視図である。
【符号の説明】
1・・・・抵抗溶接機(ロボット用サーボスポット溶接ガ
ン) 2・・・・ガンアーム 3・・・・電極チップ 4・・・・駆動ユニット 5・・・・電極チップ 6・・・・コモンベース 7・・・・溶接ユニット 8・・・・レール本体 9・・・・リニアガイドレール 10・・・・ボールねじ 11・・・・ハウジング 12・・・・出力軸 13・・・・ガンブラケット 14・・・・固定側ガンアーム 15・・・・可動側ガンアーム 16・・・・動力伝達機構 17・・・・カバー 18・・・・イコライズユニット 20・・・・バランシングシリンダ H・・・・ポイントホルダ M・・・・電動モータ N・・・・ナットブロック br・・・・ボールベアリング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗溶接機の一方の電極チップを有する
    アームと,前記電極チップと対応する他方の電極チップ
    を駆動する駆動ユニットと,当該溶接機をロボットに支
    持するガンブラケット及び/又は当該溶接機に二次電流
    を流すための溶接トランスを含む溶接ユニットとが,各
    種ユニット毎に一つのコモンベースを基準に取り付け取
    り外し可能なことを条件とする抵抗溶接機の組み付け方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ユニット類のほかに,当該溶接機の
    電極チップ位置決め動作ないし電極移動量を補正動作す
    るイコライズユニットが,前記コモンベースを基準に取
    り付け取り外し可能なことを条件とする請求項1の抵抗
    溶接機の組み付け方法。
  3. 【請求項3】 一方の電極チップを有するアームと,前
    記電極チップと対応する他方の電極チップを駆動する駆
    動ユニットと,当該溶接機をロボットに支持するガンブ
    ラケット及び/又は当該溶接機に二次電流を流すための
    溶接トランスを含む溶接ユニットとが,各種ユニット毎
    に一つのコモンベースにそれぞれ取り付け取り外しが可
    能なように構成されたことを条件とする抵抗溶接機にお
    いて,前記駆動ユニットはそのユニット本体に設けたボ
    ールねじにナットブロックが組み込まれ,このナット側
    に前記他方の電極チップが支持され,前記ボールねじを
    電動モータにより回転することで,前記ナットブロック
    が直動し,その直動する方向に設けられた軌道面に前記
    ナットブロックに収納されたボールベアリングを転動さ
    せて当該ブロックをガイドするように構成したことを特
    徴とする電動加圧式抵抗溶接機。
  4. 【請求項4】 前記イコライズユニットには当該溶接機
    の重量負荷を打ち消すためのエア回路が含まれているこ
    とを特徴とする請求項3の電動加圧式抵抗溶接機。
  5. 【請求項5】 前記エア回路には当該溶接機の重量バラ
    ンスを得るためのエア圧の増減及び/又は方向切り換え
    の諸動作を行うバランシングシリンダが含まれているこ
    とを特徴とする請求項4の電動加圧式抵抗溶接機。
  6. 【請求項6】 前記コモンベースの部材がアルミニウム
    系の材質からなることを特徴とする請求項3から5の何
    れかに記載の電動加圧式抵抗溶接機。
  7. 【請求項7】 レール本体にそってボールねじが配置さ
    れ,前記ボールねじにナットブロックが組み込まれ,前
    記ナットブロック側に一方の電極チップをもつガンアー
    ムが支持され,前記ボールねじを電動モータにより回転
    することで,前記ナットブロックが直動し,その直動す
    る方向に設けられた軌道面に前記ナットブロックに収納
    されたボールベアリングを転動させて前記ナットブロッ
    クをガイドし,それによって前記電極チップに加圧力の
    ためのトルクが発せられるリニアガイド式電極駆動ユニ
    ットにおいて,前記電極チップと対応する他方の電極チ
    ップを有するポイントホルダー又は前記ホルダーを含む
    もう一方のガンアームと,当該駆動ユニットをロボット
    に支持するためのガンブラケット及び/又は溶接トラン
    スとが,前記レール本体を基準に着脱可能に取付けられ
    たことを条件とする電動加圧式スポット溶接機。
  8. 【請求項8】 請求項7の発明において,前記ガンアー
    ムが前記溶接トランスの出力端子に直結されたことを条
    件とする電動加圧式スポット溶接機。
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