JP2000160102A - 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物 - Google Patents

剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物

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JP2000160102A JP10334222A JP33422298A JP2000160102A JP 2000160102 A JP2000160102 A JP 2000160102A JP 10334222 A JP10334222 A JP 10334222A JP 33422298 A JP33422298 A JP 33422298A JP 2000160102 A JP2000160102 A JP 2000160102A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高速度で剥離した場合の剥離抵抗値が小さ
く、低速度で剥離した場合の剥離抵抗値を小さいものか
ら大きいものまで調節できる剥離性硬化皮膜形成用シリ
コーン組成物。 【解決手段】 (A)分子鎖両末端がトリメチルシロキ
シ基で封鎖され、側鎖に少なくとも2つの炭素原子数が
4以上のアルケニル基を有する直鎖状のジオルガノポリ
シロキサン(アルケニル基の含有率は全有機基の0.2
〜10.0モル%である。)100〜40重量%と、分
子中に少なくとも2つのアルケニル基を有する、分子鎖
両末端がジメチルアルケニルシロキシ基で封鎖された直
鎖状のジオルガノポリシロキサン(アルケニル基の含有
率は全有機基の0.2〜10.0モル%である。)0〜
60重量%との混合物100重量部、(B)一分子中に
少なくとも3個のケイ素原子結合水素原子を有するオル
ガノハイドロジェンポリシロキサン3〜50重量部およ
び(C)白金系触媒からなる組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無溶剤型の剥離性硬
化皮膜形成用シリコーン組成物に関する。詳しくは、各
種紙材,合成樹脂フィルム,金属箔などの各種基材にオ
ルガノポリシロキサンの硬化皮膜を形成することによ
り、各種基材表面に粘着性物質に対する剥離性を付与す
る剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
は、粘着性物質に対して剥離性を示す硬化皮膜を形成す
るため、粘着テープや粘着シートの剥離ライナーに使用
されている。このような用途に使用されている剥離性硬
化皮膜は、低速度(約0.3m/分以下)で剥離した場合
にはその剥離抵抗値が小さいものから大きいものまで要
求されるが、高速度(約50m/分以上)で剥離した場合
にはその剥離抵抗値が小さいことが要求されている。従
来、このような剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
としては、例えば、ジフェニルシロキサン単位を0.5
〜3.0モル%含有するジメチルシロキサン・メチルビ
ニルシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体とジメ
チルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体から
なるジオルガノポリシロキサンの混合物、オルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンおよび白金系触媒からなる組
成物が提案されている(特開平2−187466号公報
参照)。しかし、この組成物は剥離抵抗値が大きく、ま
た、この剥離性硬化皮膜に粘着した粘着性物質の残留接
着率が低下する等の欠点があり、用途によっては必ずし
も満足できるものではなかった。また、生ゴム状の両末
端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチ
ルヘキセニルシロキサン共重合体、オルガノハイドロジ
ェンポリシロキサン、白金系触媒および有機溶剤からな
る組成物も提案されている(特開平9−125004号
公報、特開平10−158519号公報、特開平2−1
45649号公報参照)。これらの組成物は、主成分の
ヘキセニル基含有ジオルガノポリシロキサンがゴム状の
高分子量物であるために有機溶剤で希釈することが必要
であるが、有機溶剤は作業者の健康に悪影響をおよぼす
だけでなく、大気中への飛散を防止するための手段の採
用が必要となってコスト的に不利である等の問題点があ
った。またこれらの組成物の硬化皮膜は、高速度(約5
0m/分以上)で剥離した場合の剥離抵抗値がそれほど小
さくないので、用途によっては必ずしも満足できるもの
ではなかった。
【0003】一方、有機溶剤を含有しない剥離性硬化皮
膜形成用シリコーン組成物としては、分子鎖両末端がト
リアルキルシロキシ基で封鎖され、側鎖に2個以上のビ
ニル基を有するオルガノポリシロキサンを主成分とする
離型紙用シリコーン組成物(特開平7―258606号
公報参照)や、分子中に炭素原子数6以上の高級アルケ
ニル基を有するポリジオルガノシロキサンを主成分とす
る剥離被覆用シリコーン組成物(特開昭62−8606
1号公報参照)が提案されている。しかしながらこれら
の組成物には、上記した有機溶剤の使用による問題およ
びこの剥離性硬化皮膜に粘着した粘着性物質の残留接着
率の低下は見られないものの、高速度(約50m/分以
上)で剥離した場合の剥離抵抗値が大きいといった欠点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記欠点
を解消するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明の目的は、硬化後、高速度で剥離した
場合の剥離抵抗値が小さい剥離性皮膜を形成し、かつ、
低速度で剥離した場合の剥離抵抗値を小さいものから大
きいものまでコントロールすることができる剥離性硬化
皮膜形成用シリコーン組成物であり、さらに、この剥離
性硬化皮膜に粘着した粘着性物質の残留接着率を低下さ
せることのない剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)(A-1)2
5℃における粘度が50〜5,000mm2/sであり、
分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖され、側鎖
に少なくとも2つの炭素原子数が4以上のアルケニル基
を有する直鎖状のジオルガノポリシロキサン(該シロキ
サン中、アルケニル基の含有率は全有機基の0.2〜1
0.0モル%である。)100〜40重量%と、(A-2)
25℃における粘度が50〜5,000mm2/sであ
り、分子中に少なくとも2つのアルケニル基を有する、
分子鎖両末端がジメチルアルケニルシロキシ基で封鎖さ
れた直鎖状のジオルガノポリシロキサン(該シロキサン
中、アルケニル基の含有率は全有機基の0.2〜10.
0モル%である。)0〜60重量%との混合物、 (B)25℃における粘度が1〜1,000mm2/sであり、一分子中に少なく とも3個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキ サン (A)成分100重量部に対して3〜50重量部、 および (C)白金系触媒 触媒量 からなり、有機溶剤を含有しない剥離性硬化皮膜形成用
シリコーン組成物に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明組成物の主成分である(A)成分は、(A-
1)25℃における粘度が50〜5,000mm2/sであ
り、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖され、
側鎖に少なくとも2つの炭素原子数が4以上のアルケニ
ル基を有する直鎖状のジオルガノポリシロキサンと、(A
-2)25℃における粘度が50〜5,000mm 2/sで
あり、分子中に少なくとも2つのアルケニル基を有す
る、分子鎖両末端がジメチルアルケニルシロキシ基で封
鎖された直鎖状のジオルガノポリシロキサンの混合物で
ある。
【0007】(A-1)成分のジオルガノポリシロキサン
は、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖され、
側鎖に炭素原子数が4以上のアルケニル基を少なくとも
2つ有する直鎖状のシロキサンである。上記アルケニル
基は、通常、ケイ素原子に結合しており、具体的には、ブ
テニル基,5−ヘキセニル基,オクテニル基,デセニル
基が挙げられる。これらの中でも5−ヘキセニル基が好
ましい。このアルケニル基の含有率は、ケイ素原子に結
合する全有機基の0.2〜10.0モル%の範囲であ
り、1.0〜5.0モル%の範囲であることが好まし
い。アルケニル基以外のケイ素原子に結合する有機基と
しては、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,
ペンチル基,ヘキシル基等のアルキル基;フェニル基,
トリル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フ
ェネチル基等のアラルキル基のような一価炭化水素基が
挙げられる。これらの中でもメチル基が好ましい。この
ような(A-1)成分のジオルガノポリシロキサンとしては、
一般式:
【化1】 で表されるジメチルシロキサン・メチルアルケニルシロ
キサン共重合体が挙げられる。上式中、R1は炭素原子数
が4以上のアルケニル基である。xおよびyは、0.8
0≦x/(x+y)<0.99,0.01<y/(x+
y)≦0.20かつy≧2を満たす正の整数である。こ
れは、y/(x+y)が0.01以下では高速度で剥離
した場合にその剥離抵抗値が大きくなるためであり、ま
た、この値が0.20を越えると低速度で剥離した場合
にも高速度で剥離した場合にもその剥離抵抗値が大きく
なるためである。ここで、y/(x+y)は0.03〜
0.06の範囲であることが好ましい。また、(x+
y)は、25℃における粘度が50〜5,000mm2
sの範囲となるような値であり、好ましくは100〜
2,000mm2/sの範囲となるような値である。
【0008】(A-2)成分のジオルガノポリシロキサン
は、分子中に少なくとも2つのアルケニル基を有する、
分子鎖両末端がジメチルアルケニルシロキシ基で封鎖さ
れた直鎖状のシロキサンである。上記アルケニル基は、
通常、ケイ素原子に結合しており、具体的には、ビニル
基,ブテニル基,5−ヘキセニル基,オクテニル基,デ
セニル基が挙げられる。これらの中でも、ビニル基,5
−ヘキセニル基が好ましい。このアルケニル基の含有率
は、ケイ素原子に結合する全有機基の0.2〜10.0
モル%の範囲であり、1.0〜5.0モル%の範囲であ
ることが好ましい。アルケニル基以外のケイ素原子に結
合する有機基としては、メチル基,エチル基,プロピル
基,ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基等のアルキル
基;フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリール
基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル基のよう
な一価炭化水素基が挙げられる。これらの中でもメチル
基が好ましい。このような(A-2)成分のジオルガノポリ
シロキサンとしては、一般式:
【化2】 で表されるシロキサンが挙げられる。wおよびzは、
0.80≦w/(w+z)、および、z/(w+z)≦
0.20を満たす0または正の整数である。これは、z
/(w+z)が0.20を越えると低速度で剥離した場
合も高速度で剥離した場合もその剥離抵抗値が大きくな
るためである。ここで、z/(w+z)は0.01〜0.
06の範囲であることが好ましい。また、(w+z)
は、25℃における粘度が50〜5,000mm2/sの
範囲となるような値であり、好ましくは100〜2,0
00mm2/sの範囲となるような値である。
【0009】上記(A-1)成分と(A-2)成分の混合比率は、
(A-1)成分の割合が少なくなるにつれて高速度における
剥離抵抗値が大きくなるので、(A-1)成分と(A-2)成分の
比率が40〜100重量%:60〜0重量%の範囲であ
ることが必要である。特に、(A-1)成分と(A-2)成分の比
率が50〜100重量%:50〜0重量%の範囲である
ことが好ましい。さらに好ましくは、(A-1)成分と(A-2)
成分の比率が50〜80重量%:50〜20重量%の範
囲である。この(A)成分は(A-1)成分単独であって
も、(A-1)成分と(A-2)成分の混合物であってもよいが、
(A)成分としての25℃における粘度は5,000m
2/s以下であることが好ましく、100〜2,000
mm2/sの範囲であることがより好ましい。
【0010】本発明組成物に使用される(B)成分のオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンは、架橋剤として
作用する成分である。本成分は、一分子中に少なくとも
3個のケイ素原子結合水素原子を有するが、その結合位
置は特に限定されない。水素原子以外のケイ素原子に結
合する有機基としては、メチル基,エチル基,プロピル
基,ブチル基,ペンチル基,ヘキシル基等のアルキル
基;フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリール
基;ベンジル基,フェネチル基等のアラルキル基のよう
な脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素基が挙げ
られる。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの
分子構造としては、直鎖状、環状、分岐鎖状、レジン状
が挙げられる。またその25℃における粘度は、1〜
1,000mm2/sの範囲である。本成分の配合量は、
(A)成分100重量部に対して3〜50重量部の範囲
である。これは、本成分の配合量が3重量部未満である
と本発明組成物の硬化が不十分になるためであり、ま
た、50重量部を越えると剥離性硬化皮膜の剥離抵抗値
が経時的に変化するためである。
【0011】本発明組成物に使用される(C)成分の白
金系触媒は、本発明組成物の硬化を促進するための触媒
である。本成分としては、白金黒,白金担持シリカ,白
金担持活性炭等の白金、塩化白金酸,塩化白金酸のアル
コール溶液,塩化白金酸とオレフィンとの錯体,塩化白
金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体等の
白金系化合物が例示される。本成分の配合量は触媒量で
あればよいが、好ましくは(A)成分と(B)成分の合
計量に対して、白金金属量が1〜1,000ppmとなるよ
うな量である。
【0012】本発明組成物は上記(A)成分〜(C)成
分からなるものであるが、これらの成分に加えて、硬化
遅延剤,微粉末シリカ等の無機質充填剤,顔料,耐熱性
添加剤,有機樹脂粉末,染料等の剥離性硬化皮膜形成用
シリコーン組成物の添加剤として公知とされる成分を配
合することは、本発明の目的を損わない限り差し支えな
い。また、本発明組成物の25℃における粘度は、塗工
性の面から50〜5,000mm2/sの範囲であること
が好ましく、100〜2,000mm2/sの範囲である
ことがより好ましい。
【0013】本発明組成物は、上記(A)成分〜(C)
成分を単に均一に混合することにより調製することがで
きる。この場合、(A)成分と(B)成分を混合した
後、(C)成分の白金系触媒を加えて混合することが好
ましい。
【0014】以上のような本発明組成物は、これを各種
紙材,ラミネート紙,合成樹脂フィルム,金属箔等の各
種基材に塗工して硬化させることにより、これらの基材
表面に粘着性物質に対する剥離性皮膜を形成するので、
剥離ライナ−や剥離性塗料として有用である。また、本
発明組成物は有機溶剤を含有しないため、環境保全、作
業環境改善等の観点から好ましいという利点を有する。
さらに本発明組成物は、高速度(約50m/分以上)で剥
離した場合の剥離抵抗値が小さい上に、上記(A)成分
と(B)成分の配合比率を変化させることにより低速度
(約0.3m/分以下)における剥離抵抗値のコントロー
ルが可能であるという利点を有する。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、実施例中の粘度の値は、25℃において測定
した値である。また、剥離性硬化皮膜形成用シリコーン
組成物の硬化皮膜の剥離抵抗値、シリコ−ン移行性およ
び粘着性物質の残留接着率(%)の測定は下記の方法に
従って行った。 ○剥離抵抗値 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物所定量を紙の表
面に塗工して硬化皮膜を形成させた。この皮膜上に、ア
クリル系粘着剤[東洋インキ(株)製,商品名:オリバ
インBPS5127]を塗布し、これを温度70℃、2
分間の条件で加熱乾燥した。次いでこれに貼合わせ紙を
貼り合わせ、20g/cm2の荷重をかけて、温度25℃、
湿度60%の条件下で24時間放置した。次にテンシロ
ンおよび高速剥離試験機を用いて、0.3m/分,50m/
分,100m/分の各速度において角度180度で貼合わ
せ紙を引張り、剥離に要した力(gf)を測定した。尚、試
料幅はすべて2.5cmとした。 ○シリコーン移行性 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物所定量を紙の表
面に塗工して硬化皮膜を形成させて剥離紙を作成した。
この剥離紙面上に、清浄なポリエステルフィルムを貼合
わせ、プレスで100kg/cm2の荷重をかけて、25℃で
30分間放置した。次いで、ポリエステルフィルムをは
がし取り、そのポリエステルフィルムの剥離紙と接触し
ていた面にマジックインキ(登録商標)で線を書き、イ
ンキのはじきの程度を測定した。インキのはじきがなけ
ればシリコーン移行がないものとし、インキのはじきが
あればシリコーン移行があるものとした。 ○残留接着率 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物所定量を紙の表
面に塗工して硬化皮膜を形成させた。この皮膜表面に、
粘着テープ[日東電工(株)製,商品名:ニットーポリ
エステル粘着テープ31B]を貼合わせ、20g/cm2
荷重をかけて70℃で20時間エージングした。次い
で、粘着テープをはがし、このはがした粘着テープをス
テンレス板に貼付け、20g/cm2の荷重をかけて25℃
で30分間放置した後、角度180度,速度0.3m/分
の条件で粘着テープを引張り、剥離に要した力(gf)を測
定した。また、ブランク試験として、テフロンシートに
粘着テ−プ[日東電工(株)製,商品名:ニットーポリ
エステル粘着テープ31B]を上記と同様に貼合わせ
て、この粘着テープの剥離に要した力(gf)を上記と同様
に測定した。これらの測定値から、次式に従って残留接
着率(%)を算出した。
【式1】
【0016】
【実施例1】ジメチルシロキサン単位96モル%,メチ
ルヘキセニルシロキサン単位4モル%からなる分子鎖両
末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重合体の粘
度は370mm2/sであった。)100重量部、粘度
20mm2/sのジメチルシロキサン単位30モル%,
メチルハイドロジェンシロキサン単位70モル%からな
る分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロ
キサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体11
重量部および1−エチニル−1−シクロヘキサノール
0.3重量部を均一に混合した。次いでこの混合物に、
塩化白金酸とメチルビニルシロキサンとの錯塩を白金金
属量が200ppmとなるような量添加配合して、粘度3
30mm2/sの剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成
物を調製した。得られた剥離性硬化皮膜形成用シリコ−
ン組成物を、ポリエチレンラミネ−ト上質紙の表面に約
1.0g/m2になるような量塗布し、次いで、これを13
0℃で20秒間加熱処理して硬化皮膜を形成させた。こ
の硬化皮膜の剥離抵抗値,シリコーン移行性および残留
接着率を測定した。これらの結果を表1に示した。
【0017】
【比較例1】実施例1において、ジメチルシロキサン単
位96モル%,メチルヘキセニルシロキサン単位4モル
%からなる分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体
の代わりに、ジメチルシロキサン単位96モル%,メチ
ルビニルシロキサン単位4モル%からなる分子鎖両末端
トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル
ビニルシロキサン共重合体(この共重合体の粘度は37
0mm2/sであった。)を配合した以外は実施例1と
同様にして、粘度330mm2/sの剥離性硬化皮膜形
成用シリコーン組成物を調製した。得られた剥離性硬化
皮膜形成用シリコ−ン組成物を、ポリエチレンラミネ−
ト上質紙の表面に約1.0g/m2になるような量塗布し、
次いで、これを130℃で20秒間加熱処理して硬化皮
膜を形成させた。この硬化皮膜の剥離抵抗値,シリコー
ン移行性および残留接着率を測定した。これらの結果を
表1に示した。
【0018】
【比較例2】実施例1において、ジメチルシロキサン単
位96モル%,メチルヘキセニルシロキサン単位4モル
%からなる分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体
の代わりに、ジメチルシロキサン単位96モル%,メチ
ルヘキセニルシロキサン単位4モル%からなる分子鎖両
末端ジメチルヘキセニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重
合体の粘度は370mm2/sであった。)を配合した
以外は実施例1と同様にして、粘度330mm2/sの
剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を調製した。得
られた剥離性硬化皮膜形成用シリコ−ン組成物を、ポリ
エチレンラミネ−ト上質紙の表面に約1.0g/m2になる
ような量塗布し、次いで、これを130℃で20秒間加
熱処理して硬化皮膜を形成させた。この硬化皮膜の剥離
抵抗値,シリコーン移行性および残留接着率を測定し
た。これらの結果を表1に示した。
【0019】
【比較例3】実施例1において、ジメチルシロキサン単
位96モル%,メチルヘキセニルシロキサン単位4モル
%からなる分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体
の代わりに、ジメチルシロキサン単位96モル%,メチ
ルビニルシロキサン単位4モル%からなる分子鎖両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体(この共重合体の粘度は
400mm2/sであった。)を配合した以外は実施例
1と同様にして、粘度350mm2/sの剥離性硬化皮
膜形成用シリコーン組成物を調製した。得られた剥離性
硬化皮膜形成用シリコ−ン組成物を、ポリエチレンラミ
ネ−ト上質紙の表面に約1.0g/m2になるような量塗布
し、次いで、これを130℃で20秒間加熱処理して硬
化皮膜を形成させた。この硬化皮膜の剥離抵抗値,シリ
コーン移行性および残留接着率を測定した。これらの結
果を表1に示した。
【0020】
【実施例2】ジメチルシロキサン単位95.0モル%,
メチルヘキセニルシロキサン単位5.0モル%からなる
分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重
合体の粘度は200mm2/sであった。)100重量
部、粘度70mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェン
シロキサン共重合体(ジメチルシロキサン単位30モル
%,メチルハイドロジェンシロキサン単位70モル%)
10重量部および3−メチル−1−ブチン−3−オール
0.3重量部を均一に混合した。次いでこの混合物に、
塩化白金酸とメチルビニルシロキサンとの錯塩を白金金
属量が200ppmとなるような量添加配合して、粘度1
60mm2/sの剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成
物を調製した。得られた剥離性硬化皮膜形成用シリコ−
ン組成物を、ポリエチレンラミネ−ト上質紙の表面に約
1.0g/m2になるような量塗布し、次いで、これを13
0℃で20秒間加熱処理して硬化皮膜を形成させた。こ
の硬化皮膜の剥離抵抗値,シリコーン移行性および残留
接着率を測定した。これらの結果を表1に示した。
【0021】
【実施例3】ジメチルシロキサン単位96.0モル%,
メチルヘキセニルシロキサン単位4.0モル%からなる
分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重
合体の粘度は370mm2/sであった。)50重量
部、ジメチルシロキサン単位98.0モル%,メチルヘ
キセニルシロキサン単位2.0モル%からなる分子鎖両
末端ジメチルヘキセニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重
合体の粘度は190mm2/sであった。)50重量
部、粘度70mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェン
シロキサン共重合体(ジメチルシロキサン単位30モル
%,メチルハイドロジェンシロキサン単位70モル%)
11重量部および1−エチニル−1−シクロヘキサノー
ル0.3重量部を均一に混合した。次いでこの混合物
に、塩化白金酸とメチルビニルシロキサンとの錯塩を白
金金属量が200ppmとなるような量添加配合して、粘
度250mm2/sの剥離性硬化皮膜形成用シリコーン
組成物を調製した。得られた剥離性硬化皮膜形成用シリ
コ−ン組成物を、ポリエチレンラミネ−ト上質紙の表面
に約1.0g/m2になるような量塗布し、次いで、これを
130℃で20秒間加熱処理して硬化皮膜を形成させ
た。この硬化皮膜の剥離抵抗値,シリコーン移行性およ
び残留接着率を測定した。これらの結果を表1に示し
た。
【0022】
【実施例4】ジメチルシロキサン単位96.0モル%,
メチルヘキセニルシロキサン単位4.0モル%からなる
分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重
合体の粘度は370mm2/sであった。)50重量
部、ジメチルシロキサン単位98.0モル%,メチルビ
ニルシロキサン単位2.0モル%からなる分子鎖両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体(この共重合体の粘度は
190mm2/sであった。)50重量部、粘度70m
2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体(ジメチルシロキサン単位30モル%,メチルハイ
ドロジェンシロキサン単位70モル%)15重量部およ
び1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.3重量部
を均一に混合した。次いでこの混合物に、塩化白金酸の
3重量%イソプロピルアルコール溶液を白金金属量が2
00ppmとなるような量添加配合して、粘度250mm2
/sの剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物を調製し
た。得られた剥離性硬化皮膜形成用シリコ−ン組成物
を、ポリエチレンラミネ−ト上質紙の表面に約1.0g/
m2になるような量塗布し、次いで、これを130℃で2
0秒間加熱処理して硬化皮膜を形成させた。この硬化皮
膜の剥離抵抗値,シリコーン移行性および残留接着率を
測定した。これらの結果を表1に示した。
【0023】
【比較例4】ジメチルシロキサン単位96.0モル%,
メチルヘキセニルシロキサン単位4.0モル%からなる
分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重
合体の粘度は370mm2/sであった。)30重量
部、ジメチルシロキサン単位98.0モル%,メチルヘ
キセニルシロキサン単位2.0モル%からなる分子鎖両
末端ジメチルヘキセニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体(この共重
合体の粘度は190mm2/sであった。)70重量
部、粘度70mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェン
シロキサン共重合体(ジメチルシロキサン単位30モル
%,メチルハイドロジェンシロキサン単位70モル%)
11重量部および1−エチニル−1−シクロヘキサノー
ル0.3重量部を均一に混合した。次いでこの混合物
に、塩化白金酸とメチルビニルシロキサンとの錯塩を白
金金属量が200ppmとなるような量添加配合して、粘
度230mm2/sの剥離性硬化皮膜形成用シリコーン
組成物を調製した。得られた剥離性硬化皮膜形成用シリ
コ−ン組成物を、ポリエチレンラミネ−ト上質紙の表面
に約1.0g/m2になるような量塗布し、次いで、これを
130℃で20秒間加熱処理して硬化皮膜を形成させ
た。この硬化皮膜の剥離抵抗値,シリコーン移行性およ
び残留接着率を測定した。これらの結果を表1に示し
た。
【0024】
【比較例5】ジメチルシロキサン単位96.0モル%,
メチルヘキセニルシロキサン単位4.0モル%からなる
分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキ
サン・メチルヘキセニルシロキサン共重合体生ゴム(こ
の共重合体の30重量%のトルエン溶液の粘度は4,0
00mm2/sであった。)100重量部を、トルエン
1460重量部に溶解した。次いでこれに、粘度25m
2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチ
ルハイドロジェンポリシロキサン4重量部および3−メ
チル−1−ブチン−3−オール1重量部を加えて均一に
混合した。この混合物に、塩化白金酸とメチルビニルシ
ロキサンとの錯塩を白金金属量が200ppmとなるよう
な量添加配合して、粘度15mm2/sの剥離性硬化皮
膜形成用シリコーン組成物を調製した。得られた剥離性
硬化皮膜形成用シリコ−ン組成物を、ポリエチレンラミ
ネ−ト上質紙の表面に約1.0g/m2になるような量塗布
し、次いで、これを130℃で20秒間加熱処理して硬
化皮膜を形成させた。この硬化皮膜の剥離抵抗値,シリ
コーン移行性および残留接着率を測定した。これらの結
果を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明の剥離性硬化皮膜形成用シリコー
ン組成物は上記(A)成分〜(C)成分からなり、特に
(A-1)成分として側鎖に少なくとも2つの炭素原子数が
4以上のアルケニル基を有する低粘度のジオルガノポリ
シロキサンを含有しているため、硬化後の剥離性皮膜は
高速度における剥離抵抗値が小さく、かつ、低速度で剥
離した場合には剥離抵抗値のコントロールが可能である
という特徴を有する。さらに本発明組成物は、剥離性硬
化皮膜に粘着した粘着性物質の残留接着率を低下させる
ことがないという特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 高照 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 Fターム(参考) 4D075 CA07 DA04 DB18 EB42 EB43 4J002 CP04Y CP14W CP14X DA116 DD076 EZ006 FD010 4J038 DL042 DL101 GA15 KA04 MA15 NA10 PC08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(A-1)25℃における粘度が50
    〜5,000mm2/sであり、分子鎖両末端がトリメチ
    ルシロキシ基で封鎖され、側鎖に少なくとも2つの炭素
    原子数が4以上のアルケニル基を有する直鎖状のジオル
    ガノポリシロキサン(該シロキサン中、アルケニル基の
    含有率は全有機基の0.2〜10.0モル%である。)
    100〜40重量%と、(A-2)25℃における粘度が5
    0〜5,000mm2/sであり、分子中に少なくとも2
    つのアルケニル基を有する、分子鎖両末端がジメチルア
    ルケニルシロキシ基で封鎖された直鎖状のジオルガノポ
    リシロキサン(該シロキサン中、アルケニル基の含有率
    は全有機基の0.2〜10.0モル%である。)0〜6
    0重量%との混合物、 (B)25℃における粘度が1〜1,000mm2/sであり、一分子中に少なく とも3個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキ サン (A)成分100重量部に対して3〜50重量部、 および (C)白金系触媒 触媒量 からなり、有機溶剤を含有しない剥離性硬化皮膜形成用
    シリコーン組成物。
  2. 【請求項2】 (A-1)成分中のアルケニル基が5−ヘキ
    セニル基である請求項1記載の剥離性硬化皮膜形成用シ
    リコーン組成物。
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