JP2000200055A - 磁気泳動表示パネル - Google Patents
磁気泳動表示パネルInfo
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- JP2000200055A JP2000200055A JP179499A JP179499A JP2000200055A JP 2000200055 A JP2000200055 A JP 2000200055A JP 179499 A JP179499 A JP 179499A JP 179499 A JP179499 A JP 179499A JP 2000200055 A JP2000200055 A JP 2000200055A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示の部分消去の跡に汚が残ることなく、当
該跡を非表示部の色調と同等の色調に回復できる磁気パ
ネルを提供すること。 【解決手段】 磁性粒子を着色分散媒に分散してなる分
散液体を内蔵した磁気泳動表示パネルにおいて、分散媒
が第一分散媒と第二分散媒の二種の分散媒からなり、前
記第一分散媒と第二分散媒が実質的に同じ比重を有し、
前記第一分散媒が、隠蔽力を有する着色された分散媒で
あって、前記第二分散媒より前記パネルの表示面側内面
に対して強い親和性を有していて前記パネルの表示面側
に配置された第一の層を形成しており、前記第二分散媒
が、前記第一分散媒と実質的に混じり合わず、前記パネ
ルの裏面側に配置された第二の層を形成するようにす
る。
該跡を非表示部の色調と同等の色調に回復できる磁気パ
ネルを提供すること。 【解決手段】 磁性粒子を着色分散媒に分散してなる分
散液体を内蔵した磁気泳動表示パネルにおいて、分散媒
が第一分散媒と第二分散媒の二種の分散媒からなり、前
記第一分散媒と第二分散媒が実質的に同じ比重を有し、
前記第一分散媒が、隠蔽力を有する着色された分散媒で
あって、前記第二分散媒より前記パネルの表示面側内面
に対して強い親和性を有していて前記パネルの表示面側
に配置された第一の層を形成しており、前記第二分散媒
が、前記第一分散媒と実質的に混じり合わず、前記パネ
ルの裏面側に配置された第二の層を形成するようにす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示面の表示を部
分的に消去する磁気泳動表示パネルに関する。
分的に消去する磁気泳動表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁性粒子の磁気泳動を利用し
て表示を行う磁気泳動表示パネル(以下「磁気パネル」
という)としては、透明な表示面基板と裏面基板の間に
多数のセルを設け、該セル内に磁性粒子を着色分散媒に
分散してなる分散液体を封入した磁気パネルが知られて
いる。また、透明なマイクロカプセル殻内に磁性粒子を
分散してなる着色分散媒を封入し、このマイクロカプセ
ルの殻を透明な表示面基板と裏面基板の間に多数設けた
磁気パネルなども知られている。
て表示を行う磁気泳動表示パネル(以下「磁気パネル」
という)としては、透明な表示面基板と裏面基板の間に
多数のセルを設け、該セル内に磁性粒子を着色分散媒に
分散してなる分散液体を封入した磁気パネルが知られて
いる。また、透明なマイクロカプセル殻内に磁性粒子を
分散してなる着色分散媒を封入し、このマイクロカプセ
ルの殻を透明な表示面基板と裏面基板の間に多数設けた
磁気パネルなども知られている。
【0003】叙述の磁気パネルの表示面の表示の消去
は、裏面側から着色分散媒に消去用磁石で磁界を作用さ
せ、表示箇所の磁性粒子を裏面側に集めて消去できる方
式が考えられる。この消去用磁石を走査させる表示消去
法は、表示全部を一括消去することは容易であるが、表
示の部分消去は、装置が複雑となり、容易ではない。
は、裏面側から着色分散媒に消去用磁石で磁界を作用さ
せ、表示箇所の磁性粒子を裏面側に集めて消去できる方
式が考えられる。この消去用磁石を走査させる表示消去
法は、表示全部を一括消去することは容易であるが、表
示の部分消去は、装置が複雑となり、容易ではない。
【0004】そこで、表示の部分消去が行える消去装置
としては、磁性粒子を着色分散媒に分散してなる磁気パ
ネルの表示面に可動磁性体を配設し、上記磁気パネルの
裏面に上記可動磁性体に吸引されてその移動に従動し、
上記分散液体に磁界を加える消去用磁石(電磁石または
永久磁石)を配設した磁気パネルの消去装置が提案され
ている(特公昭57−46439号公報)。また、上記
部分消去の改良型としては、磁気パネルの表示面に配設
した可動磁性体に上記磁気パネルの裏面に配設した消去
用電磁石を、上記可動磁性体の移動に従動するように機
械的に連結し、かつ、上記可動磁性体が表示の消去箇所
を走査するときのみ上記消去用電磁石に通電して上記分
散液体に磁界を印加するようにした磁気パネルの消去装
置も提案されている(実公平3−27823号公報)。
としては、磁性粒子を着色分散媒に分散してなる磁気パ
ネルの表示面に可動磁性体を配設し、上記磁気パネルの
裏面に上記可動磁性体に吸引されてその移動に従動し、
上記分散液体に磁界を加える消去用磁石(電磁石または
永久磁石)を配設した磁気パネルの消去装置が提案され
ている(特公昭57−46439号公報)。また、上記
部分消去の改良型としては、磁気パネルの表示面に配設
した可動磁性体に上記磁気パネルの裏面に配設した消去
用電磁石を、上記可動磁性体の移動に従動するように機
械的に連結し、かつ、上記可動磁性体が表示の消去箇所
を走査するときのみ上記消去用電磁石に通電して上記分
散液体に磁界を印加するようにした磁気パネルの消去装
置も提案されている(実公平3−27823号公報)。
【0005】従来の磁気パネルの部分消去装置はいずれ
も、磁気パネルの裏面から分散液体に磁界を作用させて
行う消去方法によるものであって、磁気パネルの表示面
に配設した可動磁性体の移動に、磁気パネルの裏面に配
設した消去用磁石を従動させる方式であり、複雑な従動
機構を要し、構造が複雑であるという問題が解決されて
いなかった。
も、磁気パネルの裏面から分散液体に磁界を作用させて
行う消去方法によるものであって、磁気パネルの表示面
に配設した可動磁性体の移動に、磁気パネルの裏面に配
設した消去用磁石を従動させる方式であり、複雑な従動
機構を要し、構造が複雑であるという問題が解決されて
いなかった。
【0006】そこで、本発明者らは、上記のような従来
の部分消去装置の問題を解決し、容易に簡単な機構で円
滑に表示の部分消去ができる磁気パネルの表示部分消去
技術を開発した(特願平10ー119151号)。この
先発明は、磁性粒子を着色分散媒に分散してなる分散液
体を内蔵した磁気パネルの表示面に消去用磁石が配置さ
れると共に、磁気パネルの裏面には、磁気パネルの表示
面からの書込用磁石の走査に対しては書込作用が影響さ
れない強磁性体が略々全面にわたって固定され、前記消
去用磁石の走査により前記強磁性体を磁気誘導により磁
化することによって前記磁性粒子を凝集させずに分散さ
せる磁界を作用させようとすることを特徴とするもので
ある。
の部分消去装置の問題を解決し、容易に簡単な機構で円
滑に表示の部分消去ができる磁気パネルの表示部分消去
技術を開発した(特願平10ー119151号)。この
先発明は、磁性粒子を着色分散媒に分散してなる分散液
体を内蔵した磁気パネルの表示面に消去用磁石が配置さ
れると共に、磁気パネルの裏面には、磁気パネルの表示
面からの書込用磁石の走査に対しては書込作用が影響さ
れない強磁性体が略々全面にわたって固定され、前記消
去用磁石の走査により前記強磁性体を磁気誘導により磁
化することによって前記磁性粒子を凝集させずに分散さ
せる磁界を作用させようとすることを特徴とするもので
ある。
【0007】先発明に係る部分消去の一例を概念的に説
明すれば図9および図10に示す通りである。図9は表
示形成に関する図であり、図10は部分消去に関する図
である。図9および図10においては、表示面基板1と
裏面基板2との間に多数のセル構成部材3を固着して多
数のセル4が形成され、セル4内に磁性粒子5を分散し
た分散液体である分散媒12を封入して磁気パネルAと
なし、磁気パネルAの裏面に強磁性体板10が配置、固
着されている。強磁性体板10は磁気パネルAの裏面の
略々全面にわたっている。また、磁気パネルAの表示面
に、スペーサー13が固着された消去用磁石14が移動
自在に配設されている。
明すれば図9および図10に示す通りである。図9は表
示形成に関する図であり、図10は部分消去に関する図
である。図9および図10においては、表示面基板1と
裏面基板2との間に多数のセル構成部材3を固着して多
数のセル4が形成され、セル4内に磁性粒子5を分散し
た分散液体である分散媒12を封入して磁気パネルAと
なし、磁気パネルAの裏面に強磁性体板10が配置、固
着されている。強磁性体板10は磁気パネルAの裏面の
略々全面にわたっている。また、磁気パネルAの表示面
に、スペーサー13が固着された消去用磁石14が移動
自在に配設されている。
【0008】磁気パネルAの表示は、書込用磁石17の
設けられた磁気ペン11を表示面基板1の表面に沿って
矢印イ方向に移動し分散媒12に磁界を作用させ、表示
面基板1の内側に磁性粒子5を吸着させ、この吸着部分
が分散液体12の他の部分との間にコントラストを生
じ、表示が形成される。形成された表示の部分消去は、
スペーサー13を固着した消去用磁石14を消去したい
表示部分に表示面基板1の表面に沿って矢印ロ方向に移
動させ、この表示部分に磁界を作用させる。その結果、
消去用磁石14により強磁性体板10が磁気誘導されて
磁化し、消去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた
磁界方向に、消去したい表示部分の磁性粒子5が配列し
て行き、見掛け上、表示部分は消失する。
設けられた磁気ペン11を表示面基板1の表面に沿って
矢印イ方向に移動し分散媒12に磁界を作用させ、表示
面基板1の内側に磁性粒子5を吸着させ、この吸着部分
が分散液体12の他の部分との間にコントラストを生
じ、表示が形成される。形成された表示の部分消去は、
スペーサー13を固着した消去用磁石14を消去したい
表示部分に表示面基板1の表面に沿って矢印ロ方向に移
動させ、この表示部分に磁界を作用させる。その結果、
消去用磁石14により強磁性体板10が磁気誘導されて
磁化し、消去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた
磁界方向に、消去したい表示部分の磁性粒子5が配列し
て行き、見掛け上、表示部分は消失する。
【0009】先発明は、磁気パネルの表示面に配設した
可動磁性体に磁気パネル裏面に配設した消去用磁石を従
動させるための複雑な従動機構を要することなく、磁気
パネル表示面に配設した消去用磁石に磁気パネル裏面の
略々全面にわたって設けた強磁性体板を組み合わせたと
いう簡単な機構で容易に円滑に表示の部分消去ができる
点において優れている。しかし、この先発明に係る部分
消去を適用した場合、表示を部分的に消去した跡が若干
残り、最初から表示のない非表示部の分散媒の色調と同
等の色調を回復できないという問題があることが判明し
た。
可動磁性体に磁気パネル裏面に配設した消去用磁石を従
動させるための複雑な従動機構を要することなく、磁気
パネル表示面に配設した消去用磁石に磁気パネル裏面の
略々全面にわたって設けた強磁性体板を組み合わせたと
いう簡単な機構で容易に円滑に表示の部分消去ができる
点において優れている。しかし、この先発明に係る部分
消去を適用した場合、表示を部分的に消去した跡が若干
残り、最初から表示のない非表示部の分散媒の色調と同
等の色調を回復できないという問題があることが判明し
た。
【0010】また、先発明の磁気パネルは、上記の部分
消去跡が残存する問題とは別に、表示部と非表示部の分
散液体のコントラストがまだ十分でないということも判
明した。これは、着色分散媒の遮蔽力に関連する問題で
あって、遮蔽力の弱い着色分散媒を用いると、磁気パネ
ル裏面側に吸着されている非表示部の磁性粒子がある程
度透けて見えて十分に遮蔽されないため、表示部と非表
示部の分散液体のコントラストが弱められる。一方、遮
蔽力の強い着色分散媒を用いると、磁気パネル裏面側に
吸着されている非表示部の磁性粒子は十分に遮蔽される
が、表示面側に吸着された磁性粒子が、どうしても微量
ではあるが表示面内側と磁性粒子の間に着色分散媒が介
在し、この介在する着色分散媒の強い遮蔽力により表示
面側に吸着された磁性粒子が相応に遮蔽され、結局表示
部と非表示部の分散液体のコントラストが弱められる。
消去跡が残存する問題とは別に、表示部と非表示部の分
散液体のコントラストがまだ十分でないということも判
明した。これは、着色分散媒の遮蔽力に関連する問題で
あって、遮蔽力の弱い着色分散媒を用いると、磁気パネ
ル裏面側に吸着されている非表示部の磁性粒子がある程
度透けて見えて十分に遮蔽されないため、表示部と非表
示部の分散液体のコントラストが弱められる。一方、遮
蔽力の強い着色分散媒を用いると、磁気パネル裏面側に
吸着されている非表示部の磁性粒子は十分に遮蔽される
が、表示面側に吸着された磁性粒子が、どうしても微量
ではあるが表示面内側と磁性粒子の間に着色分散媒が介
在し、この介在する着色分散媒の強い遮蔽力により表示
面側に吸着された磁性粒子が相応に遮蔽され、結局表示
部と非表示部の分散液体のコントラストが弱められる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、先発
明の改良に係わるものであって、表示の部分消去を行っ
ても表示の部分消去の跡に汚れが残ることなく、当該跡
を非表示部の色調と同等の色調に回復できる磁気パネル
を提供することにあり、さらには、表示部と非表示部の
分散液体のコントラストを一層高めることができる磁気
パネルを提供することにある。
明の改良に係わるものであって、表示の部分消去を行っ
ても表示の部分消去の跡に汚れが残ることなく、当該跡
を非表示部の色調と同等の色調に回復できる磁気パネル
を提供することにあり、さらには、表示部と非表示部の
分散液体のコントラストを一層高めることができる磁気
パネルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、磁気パネルに内臓させ
る分散媒を二層構造とすることにより磁性粒子の部分消
去と遮蔽構造とにより上記目的を達成できることを見出
して本発明を完成した。
を達成すべく鋭意研究した結果、磁気パネルに内臓させ
る分散媒を二層構造とすることにより磁性粒子の部分消
去と遮蔽構造とにより上記目的を達成できることを見出
して本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明に係る磁気パネルは、請
求項1記載のように、分散媒として実質的に混じり合わ
ない第一分散媒と第二分散媒とを備えるとともに第一分
散媒は第二分散媒よりも薄層に形成され、第一分散媒は
前記磁気泳動表示パネルの表示面側に配置されて遮蔽層
を形成し、第二分散媒は前記磁気泳動表示パネルの表示
面側以外に配置され磁性粒子を分散していることを特徴
とする。
求項1記載のように、分散媒として実質的に混じり合わ
ない第一分散媒と第二分散媒とを備えるとともに第一分
散媒は第二分散媒よりも薄層に形成され、第一分散媒は
前記磁気泳動表示パネルの表示面側に配置されて遮蔽層
を形成し、第二分散媒は前記磁気泳動表示パネルの表示
面側以外に配置され磁性粒子を分散していることを特徴
とする。
【0014】請求項2記載の磁気パネルは、第一分散媒
と第二分散媒は実質的に同じ比重を有していることを特
徴とする。
と第二分散媒は実質的に同じ比重を有していることを特
徴とする。
【0015】請求項3および請求項4記載の磁気パネル
は、第一分散媒が遮蔽性を有して着色されているか、第
二分散媒と第一分散媒は異なる色に着色されていること
を特徴とする。
は、第一分散媒が遮蔽性を有して着色されているか、第
二分散媒と第一分散媒は異なる色に着色されていること
を特徴とする。
【0016】請求項5記載の磁気パネルは、磁性粒子が
第二分散媒と親和性があるか、または第二分散媒と親和
性のある表面処理を施されていることを特徴とする。ま
た、請求項6記載の磁気パネルは、第一分散媒は第二分
散媒よりも前記磁気泳動表示パネルの表示面側に対して
強い親和性を有していることを特徴とし、請求項7記載
の磁気パネルは、第二分散媒は第一分散媒よりも前記磁
気泳動表示パネルの表示面側以外に対して強い親和性を
有していることを特徴とする。
第二分散媒と親和性があるか、または第二分散媒と親和
性のある表面処理を施されていることを特徴とする。ま
た、請求項6記載の磁気パネルは、第一分散媒は第二分
散媒よりも前記磁気泳動表示パネルの表示面側に対して
強い親和性を有していることを特徴とし、請求項7記載
の磁気パネルは、第二分散媒は第一分散媒よりも前記磁
気泳動表示パネルの表示面側以外に対して強い親和性を
有していることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】磁気パネルは、磁性粒子の分散液
体の着色分散媒が一定の2層構造となるようにすること
以外は、先発明の磁気パネルに準じて構成することがで
きる。図1の例においては、表示面基板1と裏面基板2
との間に多数のセル構成部材3が固着されて多数のセル
4が形成されており、セル4内に磁性粒子5と、第一分
散媒6と、磁性粒子5を分散させるための第二分散媒7
が封入されており、第一分散媒6と第二分散媒7が実質
的に混じり合うことなく、第一分散媒6が磁気パネルの
表示面側に配置された第一の層を形成しており、第二分
散媒7が磁気パネルの裏面側に配置された第二の層を形
成している。なお、この図1は、磁性粒子5が磁気パネ
ルの裏面側に吸着された状態を示すものである。
体の着色分散媒が一定の2層構造となるようにすること
以外は、先発明の磁気パネルに準じて構成することがで
きる。図1の例においては、表示面基板1と裏面基板2
との間に多数のセル構成部材3が固着されて多数のセル
4が形成されており、セル4内に磁性粒子5と、第一分
散媒6と、磁性粒子5を分散させるための第二分散媒7
が封入されており、第一分散媒6と第二分散媒7が実質
的に混じり合うことなく、第一分散媒6が磁気パネルの
表示面側に配置された第一の層を形成しており、第二分
散媒7が磁気パネルの裏面側に配置された第二の層を形
成している。なお、この図1は、磁性粒子5が磁気パネ
ルの裏面側に吸着された状態を示すものである。
【0018】図2の例においては、表示面基板1と裏面
基板2との間に、多数のマイクロカプセル8の分散層が
内蔵されており、マイクロカプセル8においては、透明
なマイクロカプセルの殻9の中に磁性粒子5と、第一分
散媒6と、磁性粒子5を分散させるための第二分散媒7
が封入されており、第一分散媒6と第二分散媒7が実質
的に混じり合うことなく、第一分散媒6が磁気パネルの
表示面側、すなわちマイクロカプセルの殻9側に配置さ
れた第一の層を形成しており、第二分散媒7が磁気パネ
ルの表面側以外、すなわちマイクロカプセル8の中心側
に配置された第二の層を形成している。
基板2との間に、多数のマイクロカプセル8の分散層が
内蔵されており、マイクロカプセル8においては、透明
なマイクロカプセルの殻9の中に磁性粒子5と、第一分
散媒6と、磁性粒子5を分散させるための第二分散媒7
が封入されており、第一分散媒6と第二分散媒7が実質
的に混じり合うことなく、第一分散媒6が磁気パネルの
表示面側、すなわちマイクロカプセルの殻9側に配置さ
れた第一の層を形成しており、第二分散媒7が磁気パネ
ルの表面側以外、すなわちマイクロカプセル8の中心側
に配置された第二の層を形成している。
【0019】上記2層構造とすることは、図1において
は、第一分散媒6および第二分散媒7として、互いに混
じり合わない相溶性のない分散媒を選択すればよく、好
ましくは、実質的に同じ比重を有するものとする。層固
定に際しては、表示面基板1の少なくとも内面を、第二
分散媒7より第一分散媒6に対して強い親和性を有すよ
うにすることにより達成することができる。表示面基板
1の内面を第一分散媒6に対して強い親和性を有すよう
にする方法としては、例えば第一分散媒6が水であり、
第二分散媒7が水と相溶性のない炭化水素溶媒である場
合は、表示面基板1を親水性の材質で構成するか、ある
いは表示面基板1の内面を親水化処理する方法が挙げら
れる。
は、第一分散媒6および第二分散媒7として、互いに混
じり合わない相溶性のない分散媒を選択すればよく、好
ましくは、実質的に同じ比重を有するものとする。層固
定に際しては、表示面基板1の少なくとも内面を、第二
分散媒7より第一分散媒6に対して強い親和性を有すよ
うにすることにより達成することができる。表示面基板
1の内面を第一分散媒6に対して強い親和性を有すよう
にする方法としては、例えば第一分散媒6が水であり、
第二分散媒7が水と相溶性のない炭化水素溶媒である場
合は、表示面基板1を親水性の材質で構成するか、ある
いは表示面基板1の内面を親水化処理する方法が挙げら
れる。
【0020】第一および第二分散媒の比重を実質的に同
じにするために、第一および第二分散媒のいずれか一方
または両方に添加剤等を溶解させて比重を調節すること
ができる。例えば、水に臭化カルシウムを溶解させて比
重を大きくし、もう一方の分散媒の比重と等しくする場
合等が挙げられる。
じにするために、第一および第二分散媒のいずれか一方
または両方に添加剤等を溶解させて比重を調節すること
ができる。例えば、水に臭化カルシウムを溶解させて比
重を大きくし、もう一方の分散媒の比重と等しくする場
合等が挙げられる。
【0021】表示面基板1を構成する親水性材質の例と
しては、ポリビニルアルコール等が挙げられ、表示面基
板内面の親水化処理の例としては、プラズマ処理、紫外
線照射等が挙げられる。また逆に、第一分散媒6が水と
相溶性のない炭化水素溶媒であり、第二分散媒7が水で
ある場合は、表示面基板1を親油性の材質で構成する
か、あるいは表示面基板1の内面を親油化処理する方法
が挙げられる。
しては、ポリビニルアルコール等が挙げられ、表示面基
板内面の親水化処理の例としては、プラズマ処理、紫外
線照射等が挙げられる。また逆に、第一分散媒6が水と
相溶性のない炭化水素溶媒であり、第二分散媒7が水で
ある場合は、表示面基板1を親油性の材質で構成する
か、あるいは表示面基板1の内面を親油化処理する方法
が挙げられる。
【0022】また、図2においては、マイクロカプセル
8の殻9の材質として第一分散媒6に対して強い親和性
を有す材質を選択することができる。
8の殻9の材質として第一分散媒6に対して強い親和性
を有す材質を選択することができる。
【0023】一般に磁性粒子の分散媒としては、水、各
種アルコール類、各種グリコール類等の極性分散媒や、
イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素等の有機溶剤、油類等の非極
性分散媒、グリセリン、四塩化炭素、燈油等が用いられ
ている。分散媒が上記一定の2層構造を形成する組み合
わせの範囲において、第一分散媒6および第二分散媒7
を従来から知られた分散媒から適宜選択して用いること
ができる。かかる組み合わせの例としては、水−トルエ
ン、水−燈油、水−キシレンの組み合わせ等が挙げられ
る。いずれを第一分散媒6とし、いずれを第二分散媒7
とするかは、必要に応じて適宜選択することができる。
また、第一分散媒6は第二分散媒7よりも薄層に形成す
るのが好ましく、その使用比率は必要に応じて適宜設定
することができる。
種アルコール類、各種グリコール類等の極性分散媒や、
イソパラフィンなどの脂肪族炭化水素、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素等の有機溶剤、油類等の非極
性分散媒、グリセリン、四塩化炭素、燈油等が用いられ
ている。分散媒が上記一定の2層構造を形成する組み合
わせの範囲において、第一分散媒6および第二分散媒7
を従来から知られた分散媒から適宜選択して用いること
ができる。かかる組み合わせの例としては、水−トルエ
ン、水−燈油、水−キシレンの組み合わせ等が挙げられ
る。いずれを第一分散媒6とし、いずれを第二分散媒7
とするかは、必要に応じて適宜選択することができる。
また、第一分散媒6は第二分散媒7よりも薄層に形成す
るのが好ましく、その使用比率は必要に応じて適宜設定
することができる。
【0024】また、第一および第二分散媒は、それぞれ
単独の分散媒で構成する必要はなく、2つ以上の分散媒
の混合物とすることもできる。例えば、第一分散媒の水
に対し、第二分散媒を燈油と四塩化炭素の混合物とする
場合等が挙げられる。
単独の分散媒で構成する必要はなく、2つ以上の分散媒
の混合物とすることもできる。例えば、第一分散媒の水
に対し、第二分散媒を燈油と四塩化炭素の混合物とする
場合等が挙げられる。
【0025】本実施の態様においては、第一分散媒6は
遮蔽力を有するように染料、顔料等の着色剤により着色
される。第二分散媒7は、必要に応じて、着色しても良
いし、着色しなくても良いし、また、遮蔽力を有してい
ても、有しなくても良い。着色に用いる染料、顔料等と
しては、磁性粒子の色とコントラストをなす種々の染料
あるいは顔料を用いることができ、従来から磁気パネル
の磁性粒子の分散液体の着色に用いられているものを適
宜選択して用いることができる。また、磁気パネルの磁
性粒子の分散液体には、従来から、一般に金属石鹸、界
面活性剤、有機ゲル化剤、高分子化合物、微粉末ケイ
酸、ベントナイト等の増稠剤などが配合される。本実施
の態様においても、これらの配合剤を配合することがで
きる。
遮蔽力を有するように染料、顔料等の着色剤により着色
される。第二分散媒7は、必要に応じて、着色しても良
いし、着色しなくても良いし、また、遮蔽力を有してい
ても、有しなくても良い。着色に用いる染料、顔料等と
しては、磁性粒子の色とコントラストをなす種々の染料
あるいは顔料を用いることができ、従来から磁気パネル
の磁性粒子の分散液体の着色に用いられているものを適
宜選択して用いることができる。また、磁気パネルの磁
性粒子の分散液体には、従来から、一般に金属石鹸、界
面活性剤、有機ゲル化剤、高分子化合物、微粉末ケイ
酸、ベントナイト等の増稠剤などが配合される。本実施
の態様においても、これらの配合剤を配合することがで
きる。
【0026】磁性粒子5としては、従来から磁気パネル
の磁性粒子として用いられていたものを適宜選択して用
いることができ、黒色マグネタイト、γーヘマタイト、
二酸化クロム、フェライトなどの酸化物磁性材料、鉄、
コバルト、ニッケルなどの合金系の金属磁性材料等の粉
末または薄片状のもの、あるいはこれらを、大きさ、形
状、色調等を調整するために、造粒したもの等が挙げら
れる。磁性粒子5の大きさは微粉から粗大粒まで必要に
応じて任意の大きさであり得て、形状も球状、柱状、塊
状、薄片状であり得る。また、磁性粒子5は、各種の着
色剤で固有の色とは異なる色調にして、ただし分散媒と
はコントラストをなす色調にして用いることができる。
磁性微粒子の使用量は、必要に応じて適宜設定すること
ができるが、一般に、第一分散媒および第二分散媒の合
計量100重量部に対して15重量部以上が適当であ
る。
の磁性粒子として用いられていたものを適宜選択して用
いることができ、黒色マグネタイト、γーヘマタイト、
二酸化クロム、フェライトなどの酸化物磁性材料、鉄、
コバルト、ニッケルなどの合金系の金属磁性材料等の粉
末または薄片状のもの、あるいはこれらを、大きさ、形
状、色調等を調整するために、造粒したもの等が挙げら
れる。磁性粒子5の大きさは微粉から粗大粒まで必要に
応じて任意の大きさであり得て、形状も球状、柱状、塊
状、薄片状であり得る。また、磁性粒子5は、各種の着
色剤で固有の色とは異なる色調にして、ただし分散媒と
はコントラストをなす色調にして用いることができる。
磁性微粒子の使用量は、必要に応じて適宜設定すること
ができるが、一般に、第一分散媒および第二分散媒の合
計量100重量部に対して15重量部以上が適当であ
る。
【0027】本実施の態様においては、必要に応じて、
磁性粒子5に第二分散媒7との親和性を付与する表面処
理を施すことにより、表示部と非表示部のコントラスト
を一層高めることができる。すなわち、磁性粒子5が第
二分散媒7と強い親和性を有する場合、書込用磁石17
を走査して磁性粒子5を表示面に吸着させて表示を形成
すると、該表示部には、第二分散媒7がいくらか、磁性
粒子との強い親和性に起因して磁性粒子5に吸着され
て、磁性粒子5に同伴される。この同伴された第二分散
媒7は、表示部において遮蔽力のある第一分散媒6に突
入してこれを排除する。そして、この際、第二分散媒7
を遮蔽力の小さいもしくはない分散媒とすれば、表示部
において磁性粒子5が遮蔽されることが抑制されて、表
示部の磁性粒子と非表示部の第一分散媒6とのコントラ
ストが一層高められる。また、この際の磁性粒子5に施
す表面処理としては、上記の表示面基板内面の第一分散
媒6との親和性付与処理と同様の処理の中から、第二分
散媒7の種類に応じて適宜選択することができる。さら
に、磁性粒子5が第二分散媒7と親和性のある材質であ
る場合は、必ずしも上記親和性付与表面処理を施す必要
がないことは無論である。
磁性粒子5に第二分散媒7との親和性を付与する表面処
理を施すことにより、表示部と非表示部のコントラスト
を一層高めることができる。すなわち、磁性粒子5が第
二分散媒7と強い親和性を有する場合、書込用磁石17
を走査して磁性粒子5を表示面に吸着させて表示を形成
すると、該表示部には、第二分散媒7がいくらか、磁性
粒子との強い親和性に起因して磁性粒子5に吸着され
て、磁性粒子5に同伴される。この同伴された第二分散
媒7は、表示部において遮蔽力のある第一分散媒6に突
入してこれを排除する。そして、この際、第二分散媒7
を遮蔽力の小さいもしくはない分散媒とすれば、表示部
において磁性粒子5が遮蔽されることが抑制されて、表
示部の磁性粒子と非表示部の第一分散媒6とのコントラ
ストが一層高められる。また、この際の磁性粒子5に施
す表面処理としては、上記の表示面基板内面の第一分散
媒6との親和性付与処理と同様の処理の中から、第二分
散媒7の種類に応じて適宜選択することができる。さら
に、磁性粒子5が第二分散媒7と親和性のある材質であ
る場合は、必ずしも上記親和性付与表面処理を施す必要
がないことは無論である。
【0028】表示面基板1としては、透明ないし必要に
応じて半透明であるガラス板あるいは各種の合成樹脂板
を用いることができる。ただし、その材質が第一分散媒
6と親和性ある材質であるか、そうでない場合はその内
面に第一分散媒6との親和性を付与する処理を施こすこ
とが好ましい。また、裏面基板2としては、必ずしも透
明ないし半透明である必要はなく、ガラス板、各種の合
成樹脂板あるいは各種の金属板を用いることができる。
これらの基板の厚さは、必要に応じて任意に選択でき
る。また、これらの基板の厚さは、必ずしも両者を同じ
厚さにする必要はなく、必要に応じて、例えば表示面基
板1を厚く、裏面基板2を薄くするというように両者の
厚さを変えることができる。また、これらの表示面基板
1、裏面基板2は、必要に応じて、着色することができ
る。ただし、表示面基板1の着色は、透明性ないし半透
明性を失わないように着色される。
応じて半透明であるガラス板あるいは各種の合成樹脂板
を用いることができる。ただし、その材質が第一分散媒
6と親和性ある材質であるか、そうでない場合はその内
面に第一分散媒6との親和性を付与する処理を施こすこ
とが好ましい。また、裏面基板2としては、必ずしも透
明ないし半透明である必要はなく、ガラス板、各種の合
成樹脂板あるいは各種の金属板を用いることができる。
これらの基板の厚さは、必要に応じて任意に選択でき
る。また、これらの基板の厚さは、必ずしも両者を同じ
厚さにする必要はなく、必要に応じて、例えば表示面基
板1を厚く、裏面基板2を薄くするというように両者の
厚さを変えることができる。また、これらの表示面基板
1、裏面基板2は、必要に応じて、着色することができ
る。ただし、表示面基板1の着色は、透明性ないし半透
明性を失わないように着色される。
【0029】前記セル構成部材3としては、ガラス板、
各種の合成樹脂板あるいは各種の金属板等の公知の部材
を用いることができ、セルの形状も種々の形状をとるこ
とができる。セル構成部材3は表示面基板1および裏面
基板2にそれぞれ、封入された分散液体が漏洩しないよ
う、固着される。
各種の合成樹脂板あるいは各種の金属板等の公知の部材
を用いることができ、セルの形状も種々の形状をとるこ
とができる。セル構成部材3は表示面基板1および裏面
基板2にそれぞれ、封入された分散液体が漏洩しないよ
う、固着される。
【0030】また、マイクロカプセル8としては、殻材
質として第一分散媒6と親和性ある材質を選択すること
以外、公知の種々のマイクロカプセルを用いることがで
きる。マイクロカプセル8も表示面基板および裏面基板
にそれぞれ、マイクロカプセルが損傷しないよう、接着
等して固着される。
質として第一分散媒6と親和性ある材質を選択すること
以外、公知の種々のマイクロカプセルを用いることがで
きる。マイクロカプセル8も表示面基板および裏面基板
にそれぞれ、マイクロカプセルが損傷しないよう、接着
等して固着される。
【0031】さらに、磁気パネルの製造は、上記した着
色分散媒が一定の2層構造を形成するための要件を満た
す表示面基板1、第一分散媒6および第二分散媒7を用
いること、および必要に応じて磁性粒子5として第二分
散媒7と親和性のある材質のもの、あるいは第二分散媒
7との親和性付与表面処理の施されたものを用いること
以外は、従来の磁気パネルの製造方法に準じて行うこと
ができる。
色分散媒が一定の2層構造を形成するための要件を満た
す表示面基板1、第一分散媒6および第二分散媒7を用
いること、および必要に応じて磁性粒子5として第二分
散媒7と親和性のある材質のもの、あるいは第二分散媒
7との親和性付与表面処理の施されたものを用いること
以外は、従来の磁気パネルの製造方法に準じて行うこと
ができる。
【0032】以下、本実施の態様の磁気パネルに係る消
去装置を説明する。図3は、図1の磁気パネルにおける
表示形成の過程を示す一例である。磁気パネルAの表示
は、書込用磁石17の設けられた磁気ペン11を表示面
基板1の表面に沿って矢印イ方向に移動して磁界を作用
させ、表示面基板1の内側に磁性粒子5を吸着させ、こ
の吸着部分が他の部分、すなわち非表示部の第一分散媒
6との間にコントラストを生じ、表示が形成される。形
成された表示の部分消去は、図4に示すように、スペー
サー13を固着した消去用磁石14を消去したい表示部
分に表示面基板1の表面に沿って矢印ロ方向に移動さ
せ、その表示部分に磁界を作用させる。その結果、消去
用磁石14により強磁性体板10が磁気誘導されて磁化
し、消去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた磁界
方向に、消去したい表示部分の磁性粒子5が配列して行
き、見掛け上、該表示部分は消失する。その理由は、消
去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた磁界方向に
表示部分の磁性粒子5が配列して行ったとき、第一分散
媒6は表示面基板1の内面と親和性があるから、遮蔽力
のある第一分散媒6が直ちに容易に表示面基板1の内面
の表示部分跡を被覆し、磁界方向に配列していった磁性
粒子5を遮蔽するからである。この磁気パネルAでは、
従来のように部分消去跡に例えば黒ずんだ汚れが残るこ
とがなく、最初から表示のない非表示部と同等の色調を
回復できる。
去装置を説明する。図3は、図1の磁気パネルにおける
表示形成の過程を示す一例である。磁気パネルAの表示
は、書込用磁石17の設けられた磁気ペン11を表示面
基板1の表面に沿って矢印イ方向に移動して磁界を作用
させ、表示面基板1の内側に磁性粒子5を吸着させ、こ
の吸着部分が他の部分、すなわち非表示部の第一分散媒
6との間にコントラストを生じ、表示が形成される。形
成された表示の部分消去は、図4に示すように、スペー
サー13を固着した消去用磁石14を消去したい表示部
分に表示面基板1の表面に沿って矢印ロ方向に移動さ
せ、その表示部分に磁界を作用させる。その結果、消去
用磁石14により強磁性体板10が磁気誘導されて磁化
し、消去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた磁界
方向に、消去したい表示部分の磁性粒子5が配列して行
き、見掛け上、該表示部分は消失する。その理由は、消
去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた磁界方向に
表示部分の磁性粒子5が配列して行ったとき、第一分散
媒6は表示面基板1の内面と親和性があるから、遮蔽力
のある第一分散媒6が直ちに容易に表示面基板1の内面
の表示部分跡を被覆し、磁界方向に配列していった磁性
粒子5を遮蔽するからである。この磁気パネルAでは、
従来のように部分消去跡に例えば黒ずんだ汚れが残るこ
とがなく、最初から表示のない非表示部と同等の色調を
回復できる。
【0033】図5は、上記図3の例において、磁性粒子
5が第二分散媒7と親和性のある表面処理層を有する例
の表示部の拡大図である。図5の例においては、表示を
形成する、表示面基板1の内側に吸着された磁性粒子5
は、第二分散媒7と親和性のある表面処理層15を有し
ており、表面処理層15の親和性に起因して吸着、同伴
された第二分散媒7の層16を有している。第二分散媒
7の層16は、表面処理層15を有する磁性粒子5の周
囲から遮蔽力のある第一分散媒6を排除する。したがっ
て、第二分散媒7を遮蔽力の小さいもしくはない分散媒
とすれば、表示部において磁性粒子5が遮蔽されること
が抑制されて、表示部の磁性粒子5と非表示部の第一分
散媒6とのコントラストが一層高められる。
5が第二分散媒7と親和性のある表面処理層を有する例
の表示部の拡大図である。図5の例においては、表示を
形成する、表示面基板1の内側に吸着された磁性粒子5
は、第二分散媒7と親和性のある表面処理層15を有し
ており、表面処理層15の親和性に起因して吸着、同伴
された第二分散媒7の層16を有している。第二分散媒
7の層16は、表面処理層15を有する磁性粒子5の周
囲から遮蔽力のある第一分散媒6を排除する。したがっ
て、第二分散媒7を遮蔽力の小さいもしくはない分散媒
とすれば、表示部において磁性粒子5が遮蔽されること
が抑制されて、表示部の磁性粒子5と非表示部の第一分
散媒6とのコントラストが一層高められる。
【0034】また、第一および第二分散媒の種類や、磁
性粒子の大きさ、表面処理の程度等によって表示部を図
6のようにすることもできる。図6の場合も同様に、第
二分散媒の7の遮蔽力を小さくすることにより、表示部
の磁性粒子5と非表示部の第一分散媒6とのコントラス
トが高められる。
性粒子の大きさ、表面処理の程度等によって表示部を図
6のようにすることもできる。図6の場合も同様に、第
二分散媒の7の遮蔽力を小さくすることにより、表示部
の磁性粒子5と非表示部の第一分散媒6とのコントラス
トが高められる。
【0035】さらに第二分散媒を逆に遮蔽力を有するよ
うにした場合は、磁性粒子ではなくそれをとりまく第二
分散媒の色で表示を認識させることもできる。第二分散
媒の色を適宜選択することにより、非表示部とのコント
ラストが一層高められる。
うにした場合は、磁性粒子ではなくそれをとりまく第二
分散媒の色で表示を認識させることもできる。第二分散
媒の色を適宜選択することにより、非表示部とのコント
ラストが一層高められる。
【0036】次に、図7は、図2の磁気パネルにおける
表示形成の過程を示す例である。磁気パネルAの表示
は、書込用磁石17の設けられた磁気ペン11を表示面
基板1の表面に沿って矢印ハ方向に移動して磁界を作用
させ、表示面基板1の内側にあるマイクロカプセル8の
殻9側に磁性粒子5を吸着させ、この吸着部分が非表示
部の第一分散媒6との間にコントラストを生じ、表示が
形成される。表示の部分消去は、図8に示すように、ス
ペーサー13を固着した消去用磁石14を消去したい表
示部分に表示面基板1の表面に沿って矢印ニ方向に移動
させ、この表示部分に磁界を作用させる。その結果、消
去用磁石14により強磁性体板10が磁気誘導されて磁
化し、消去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた磁
界方向に、消去したい表示部分の磁性粒子5がマイクロ
カプセル8の内部で配列する。この配列により、第一分
散媒6はマイクロカプセル8の内面と親和性があるか
ら、遮蔽力のある第一分散媒6が直ちに容易にマイクロ
カプセル8の内面の表示部分跡を被覆し、磁界方向に配
列していった磁性粒子5を遮蔽する。その結果、部分消
去跡に例えば黒ずんだ汚れなどが残ることがなく、最初
から表示のない非表示部と同等の色調を回復できる。
表示形成の過程を示す例である。磁気パネルAの表示
は、書込用磁石17の設けられた磁気ペン11を表示面
基板1の表面に沿って矢印ハ方向に移動して磁界を作用
させ、表示面基板1の内側にあるマイクロカプセル8の
殻9側に磁性粒子5を吸着させ、この吸着部分が非表示
部の第一分散媒6との間にコントラストを生じ、表示が
形成される。表示の部分消去は、図8に示すように、ス
ペーサー13を固着した消去用磁石14を消去したい表
示部分に表示面基板1の表面に沿って矢印ニ方向に移動
させ、この表示部分に磁界を作用させる。その結果、消
去用磁石14により強磁性体板10が磁気誘導されて磁
化し、消去用磁石14と強磁性体板10の間に生じた磁
界方向に、消去したい表示部分の磁性粒子5がマイクロ
カプセル8の内部で配列する。この配列により、第一分
散媒6はマイクロカプセル8の内面と親和性があるか
ら、遮蔽力のある第一分散媒6が直ちに容易にマイクロ
カプセル8の内面の表示部分跡を被覆し、磁界方向に配
列していった磁性粒子5を遮蔽する。その結果、部分消
去跡に例えば黒ずんだ汚れなどが残ることがなく、最初
から表示のない非表示部と同等の色調を回復できる。
【0037】さらにまた、磁性粒子5と第一分散媒6と
第二分散媒7とにそれぞれ異なる着色を行ったときに
は、これら着色の混在具合に応じてはカラー表示がなさ
れることとなる。
第二分散媒7とにそれぞれ異なる着色を行ったときに
は、これら着色の混在具合に応じてはカラー表示がなさ
れることとなる。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 水80重量部、酸化チタン白20重量部に、顔料分散剤
と、増稠剤としてメチルセルロースを加え、混合して白
色の第一分散媒とした。また、燈油45重量部および四
塩化炭素55重量部を混合し、第二分散媒とした。比重
は第一、第二分散媒とも1.21であった。さらに、ト
ダカラーKN320(戸田工業(株)製のマグネタイ
ト)27重量部とゴーセノールGM14(日本合成化学
工業(株)製のポリビニールアルコール)の20重量%
水溶液15重量部を三本ロールで練合し、乾燥、粉砕を
行って、250〜325# の黒色の磁性粒子20重量部
を得た。この磁性粒子を第二分散媒に均一に分散させて
分散液体を得た。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 水80重量部、酸化チタン白20重量部に、顔料分散剤
と、増稠剤としてメチルセルロースを加え、混合して白
色の第一分散媒とした。また、燈油45重量部および四
塩化炭素55重量部を混合し、第二分散媒とした。比重
は第一、第二分散媒とも1.21であった。さらに、ト
ダカラーKN320(戸田工業(株)製のマグネタイ
ト)27重量部とゴーセノールGM14(日本合成化学
工業(株)製のポリビニールアルコール)の20重量%
水溶液15重量部を三本ロールで練合し、乾燥、粉砕を
行って、250〜325# の黒色の磁性粒子20重量部
を得た。この磁性粒子を第二分散媒に均一に分散させて
分散液体を得た。
【0039】上記第一分散媒および上記磁性粒子と第二
分散媒を、透明な厚さ0.15mmの塩化ビニールシー
トの表示面基板に接着したアルミハニカム(セルサイズ
3mm、厚さ3mm)に充填して内蔵し、透明な厚さ
0.15mmの塩化ビニールシートの裏面基板を接着し
てシールし、表示面基板と裏面基板の端部を閉塞して磁
気パネルを作成した。この磁気パネルを用い、その裏面
に厚さ0.35mmの珪素鋼板を配置、接着し、その表
面に厚さ0.1mmの透明なアクリル板を設置した。、
磁力1500G、サイズ1.5mmφの表示用磁石を用
いて表示を形成し、形成された表示を、底部に厚さ8〜
10mmのスペーサーの固着された、磁力1700G、
サイズ12×40×8mmの消去用磁石を用いて表示の
部分消去を行った。その結果、形成された表示は、鮮明
度の高いコントラストを示した。また、表示の部分消去
跡は、目視したところ、汚れは残存しておらず、非表示
部と同等の色調であった。
分散媒を、透明な厚さ0.15mmの塩化ビニールシー
トの表示面基板に接着したアルミハニカム(セルサイズ
3mm、厚さ3mm)に充填して内蔵し、透明な厚さ
0.15mmの塩化ビニールシートの裏面基板を接着し
てシールし、表示面基板と裏面基板の端部を閉塞して磁
気パネルを作成した。この磁気パネルを用い、その裏面
に厚さ0.35mmの珪素鋼板を配置、接着し、その表
面に厚さ0.1mmの透明なアクリル板を設置した。、
磁力1500G、サイズ1.5mmφの表示用磁石を用
いて表示を形成し、形成された表示を、底部に厚さ8〜
10mmのスペーサーの固着された、磁力1700G、
サイズ12×40×8mmの消去用磁石を用いて表示の
部分消去を行った。その結果、形成された表示は、鮮明
度の高いコントラストを示した。また、表示の部分消去
跡は、目視したところ、汚れは残存しておらず、非表示
部と同等の色調であった。
【0040】実施例2 実施例1において、表示面であるアクリル板の内側を予
めプラズマ処理した以外は、実施例1と同様にして、磁
気パネルを作成し、表示を形成し、形成された表示の部
分消去を行った。形成された表示を実施例1と同様にし
て評価したところ、実施例1よりもコントラストはさら
に鮮明になった。また、表示の部分消去跡を実施例1と
同様にして評価したところ、実施例1の場合と同様に、
汚れは残存しておらず、非表示部と同等の色調であっ
た。
めプラズマ処理した以外は、実施例1と同様にして、磁
気パネルを作成し、表示を形成し、形成された表示の部
分消去を行った。形成された表示を実施例1と同様にし
て評価したところ、実施例1よりもコントラストはさら
に鮮明になった。また、表示の部分消去跡を実施例1と
同様にして評価したところ、実施例1の場合と同様に、
汚れは残存しておらず、非表示部と同等の色調であっ
た。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、表示の部分消去を行っ
ても、表示の部分消去跡に汚が残ることなく、部分消去
跡を非表示部の色調と同等の色調に回復できる磁気パネ
ルが提供される。また、本発明の磁気パネルは、磁性粒
子と用いる分散媒、就中第二分散媒との親和性を考慮す
ることにより表示部と非表示部のコントラストを一層高
めることのできる。
ても、表示の部分消去跡に汚が残ることなく、部分消去
跡を非表示部の色調と同等の色調に回復できる磁気パネ
ルが提供される。また、本発明の磁気パネルは、磁性粒
子と用いる分散媒、就中第二分散媒との親和性を考慮す
ることにより表示部と非表示部のコントラストを一層高
めることのできる。
【図1】 本発明の磁気パネルの一形態の断面を表した
模式図である。
模式図である。
【図2】 本発明の磁気パネルの別の一形態の断面を表
した模式図である。
した模式図である。
【図3】 本発明の磁気パネルの一形態における表示形
成過程を表す模式図である。
成過程を表す模式図である。
【図4】 本発明の磁気パネルの一形態における部分消
去過程を表す模式図である。
去過程を表す模式図である。
【図5】 本発明の磁気パネルの表示部を模式的に表し
た拡大図である。
た拡大図である。
【図6】 本発明の磁気パネルの別の表示部を模式的に
表した拡大図である。
表した拡大図である。
【図7】 本発明の磁気パネルの別の一形態における表
示形成過程を表す模式図である。
示形成過程を表す模式図である。
【図8】本発明の磁気パネルの別の一形態における部分
消去過程を表す模式図である。
消去過程を表す模式図である。
【図9】 先発明の磁気パネルにおける表示形成過程を
表す模式図である。
表す模式図である。
【図10】 先発明の磁気パネルにおける部分消去過程
を表す模式図である。
を表す模式図である。
1 表示面基板 2 裏面基板 3 セル構成部材 4 セル 5 磁性粒子 6 第一分散媒 7 第二分散媒 8 マイクロカプセル 9 マイクロカプセルの殻 10 強磁性体板 11 磁気ペン 12 分散媒 13 スペーサー 14 消去用磁石 15 表面処理層 16 第二分散媒の層 17 書込用磁石 A 磁気パネル
Claims (7)
- 【請求項1】 分散媒として実質的に混じり合わない第
一分散媒と第二分散媒とを備えるとともに第一分散媒は
第二分散媒よりも薄層に形成され、第一分散媒は前記磁
気泳動表示パネルの表示面側に配置されて遮蔽層を形成
し、第二分散媒は前記磁気泳動表示パネルの表示面側以
外に配置され磁性粒子を分散している磁気泳動表示パネ
ル。 - 【請求項2】 第一分散媒と第二分散媒は実質的に同じ
比重を有していることを特徴とする請求項1記載の磁気
泳動表示パネル。 - 【請求項3】 第一分散媒が遮蔽性を有して着色されて
いることを特徴とする請求項1または2記載の磁気泳動
表示パネル。 - 【請求項4】 第二分散媒と第一分散媒は異なる色に着
色されていることを特徴とする請求項1、2または3記
載の磁気泳動表示パネル。 - 【請求項5】 磁性粒子が第二分散媒と親和性がある
か、または第二分散媒と親和性のある表面処理を施され
ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の
磁気泳動表示パネル。 - 【請求項6】 第一分散媒は第二分散媒よりも前記磁気
泳動表示パネルの表示面側に対して強い親和性を有して
いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の磁
気泳動表示パネル。 - 【請求項7】 第二分散媒は第一分散媒よりも前記磁気
泳動表示パネルの表示面側以外に対して強い親和性を有
していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載
の磁気泳動表示パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP179499A JP2000200055A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 磁気泳動表示パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP179499A JP2000200055A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 磁気泳動表示パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000200055A true JP2000200055A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11511486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP179499A Pending JP2000200055A (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 磁気泳動表示パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000200055A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1326128A3 (en) * | 2001-12-25 | 2005-01-12 | A-Son Enterprize Inc. | Front face erasable microcapsule magnetophoretic display sheet, erasing magnet and writing magnet |
| JP2008122989A (ja) * | 2008-01-23 | 2008-05-29 | Chemitec Kk | 上消し可能なマイクロカプセル磁気泳動表示シートに用いる消去用磁石 |
-
1999
- 1999-01-07 JP JP179499A patent/JP2000200055A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1326128A3 (en) * | 2001-12-25 | 2005-01-12 | A-Son Enterprize Inc. | Front face erasable microcapsule magnetophoretic display sheet, erasing magnet and writing magnet |
| CN100411884C (zh) * | 2001-12-25 | 2008-08-20 | 凯密株式会社 | 一种可书写和消除的微胶囊磁泳动显示板 |
| JP2008122989A (ja) * | 2008-01-23 | 2008-05-29 | Chemitec Kk | 上消し可能なマイクロカプセル磁気泳動表示シートに用いる消去用磁石 |
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