JP2000200314A - デ―タ処理方法、医療デ―タ管理方法及びシステム、記録媒体 - Google Patents
デ―タ処理方法、医療デ―タ管理方法及びシステム、記録媒体Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 医療データのような多次元的に派生するデー
タを効率的に管理してデータ処理速度を向上させる医療
データ管理システムを提供する。 【解決手段】 医療サーバ10、受付処理端末20、会
計処理端末30、電子カルテ端末40をLANで接続す
る。電子カルテ端末40は、診察・検査投薬等の個々の
診療行為に単位IDを設定するとともに、一回の受診毎
に受診ID、患者毎に患者IDをそれぞれ設定し、これ
らの3つのIDを相互にリンクさせて三次元配列変数で
特定可能な診療管理領域を自動形成する。また、患者I
Dから患者データを特定し、受診IDより診療場所と時
期を表すデータを特定し、単位IDより診療行為の内容
データを特定することで、どの患者が何時どのような診
療行為を行ったかを表す共有データを診療管理領域より
抽出できるようにする。
タを効率的に管理してデータ処理速度を向上させる医療
データ管理システムを提供する。 【解決手段】 医療サーバ10、受付処理端末20、会
計処理端末30、電子カルテ端末40をLANで接続す
る。電子カルテ端末40は、診察・検査投薬等の個々の
診療行為に単位IDを設定するとともに、一回の受診毎
に受診ID、患者毎に患者IDをそれぞれ設定し、これ
らの3つのIDを相互にリンクさせて三次元配列変数で
特定可能な診療管理領域を自動形成する。また、患者I
Dから患者データを特定し、受診IDより診療場所と時
期を表すデータを特定し、単位IDより診療行為の内容
データを特定することで、どの患者が何時どのような診
療行為を行ったかを表す共有データを診療管理領域より
抽出できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や診療所等で
採用される医療データの管理手法に関する。「医療デー
タ」とは、診療内容、受診日時、受診科、保険情報、診
療時の会計データを総称するデータである。
採用される医療データの管理手法に関する。「医療デー
タ」とは、診療内容、受診日時、受診科、保険情報、診
療時の会計データを総称するデータである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術の発達により、病院や
診療所等の医療機関で扱うカルテ情報を電子的に扱う電
子カルテシステムが普及している。このような電子カル
テシステムは、病院内のさまざまな部門に配置された複
数のパーソナルコンピュータ等の端末(以下、「P
C」)がネットワークで接続されており、電子化された
カルテ情報を互いのPC間で送受信できるようになって
いる。例えば、ある診療科の医師から他の診療科への診
療指示を伝達する場合、電子化前は、その医師が必要事
項を紙へ記入し、これを患者や看護婦等に渡していた。
電子カルテシステムによれば、医師が他の診療科へ伝え
たい事項は、その医師がPCに直接入力するだけで足り
るようになり、非常に便利となる。一方、会計処理その
他の事務処理をシステム化することも一般的に行われて
いるが、このような事務処理システムは、従来、電子カ
ルテシステムとは別系統で構築されていた。これは、電
子カルテシステムが、医療従事者が扱うことを前提とし
てシステム設計がされており、事務処理用システムとの
間では完全なデータの共有ができないことに因る。
診療所等の医療機関で扱うカルテ情報を電子的に扱う電
子カルテシステムが普及している。このような電子カル
テシステムは、病院内のさまざまな部門に配置された複
数のパーソナルコンピュータ等の端末(以下、「P
C」)がネットワークで接続されており、電子化された
カルテ情報を互いのPC間で送受信できるようになって
いる。例えば、ある診療科の医師から他の診療科への診
療指示を伝達する場合、電子化前は、その医師が必要事
項を紙へ記入し、これを患者や看護婦等に渡していた。
電子カルテシステムによれば、医師が他の診療科へ伝え
たい事項は、その医師がPCに直接入力するだけで足り
るようになり、非常に便利となる。一方、会計処理その
他の事務処理をシステム化することも一般的に行われて
いるが、このような事務処理システムは、従来、電子カ
ルテシステムとは別系統で構築されていた。これは、電
子カルテシステムが、医療従事者が扱うことを前提とし
てシステム設計がされており、事務処理用システムとの
間では完全なデータの共有ができないことに因る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カルテには、通常、患
者の固有情報と、受診時の診療科名や診療内容等の情報
とが記述されている。そのため、電子カルテの記述を自
動的に事務処理システムに転用できれば、データの重複
入力の手間を省くことができて都合が良い。しかし、上
述のように、従来は、電子カルテシステムと事務処理シ
ステムとの間でデータ共有が出来ないため、電子カルテ
システムにおいて入力したものと同一の情報を再度事務
処理システムに入力する必要があり、そのための担当者
を用意しなければならないだけでなく、入力ミス等が発
生する可能性があった。
者の固有情報と、受診時の診療科名や診療内容等の情報
とが記述されている。そのため、電子カルテの記述を自
動的に事務処理システムに転用できれば、データの重複
入力の手間を省くことができて都合が良い。しかし、上
述のように、従来は、電子カルテシステムと事務処理シ
ステムとの間でデータ共有が出来ないため、電子カルテ
システムにおいて入力したものと同一の情報を再度事務
処理システムに入力する必要があり、そのための担当者
を用意しなければならないだけでなく、入力ミス等が発
生する可能性があった。
【0004】また、複数の医療機関が提携して医療デー
タを管理する場合がある。この場合も電子カルテを当該
医療機関同士で共有できれば便利であるが、各々の医療
機関で固有の電子カルテシステムを構築している場合
は、データの共有ができなかった。
タを管理する場合がある。この場合も電子カルテを当該
医療機関同士で共有できれば便利であるが、各々の医療
機関で固有の電子カルテシステムを構築している場合
は、データの共有ができなかった。
【0005】さらに、従来のこの種の電子カルテシステ
ムでは、一次元又は二次元的なデータ管理手法が採用さ
れている。そのため、患者毎の電子カルテの抽出速度を
上がることができなかった。
ムでは、一次元又は二次元的なデータ管理手法が採用さ
れている。そのため、患者毎の電子カルテの抽出速度を
上がることができなかった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑み、例えば医療
データのように多次元的に派生するデータを効率的に管
理してデータ処理速度を向上させる、改良されたデータ
処理方法を提供することを課題とする。本発明の他の課
題は、上記データ処理方法を医療データの管理に応用し
た医療データ管理方法を提供することにある。本発明の
他の課題は、上記各方法の実施に適したシステム及びこ
れらの方法を汎用のコンピュータ装置上で実行させるた
めの記録媒体を提供することにある。
データのように多次元的に派生するデータを効率的に管
理してデータ処理速度を向上させる、改良されたデータ
処理方法を提供することを課題とする。本発明の他の課
題は、上記データ処理方法を医療データの管理に応用し
た医療データ管理方法を提供することにある。本発明の
他の課題は、上記各方法の実施に適したシステム及びこ
れらの方法を汎用のコンピュータ装置上で実行させるた
めの記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のデータ処理方法は、相互に関連する第1乃至第N
(Nは3以上の自然数、以下同じ)データを管理する際
に、第1データを識別するための第1ID、第2データ
を識別するための第2ID、第Nデータを識別するため
の第NIDをそれぞれ設定し、これらのIDを相互にリ
ンクさせることにより、N次元配列変数で特定可能な管
理対象領域を自動形成し、この管理対象領域に第1乃至
第Nデータを蓄積するとともに、N次元座標値をもとに
前記管理対象領域から該当データを抽出することを特徴
とする。
明のデータ処理方法は、相互に関連する第1乃至第N
(Nは3以上の自然数、以下同じ)データを管理する際
に、第1データを識別するための第1ID、第2データ
を識別するための第2ID、第Nデータを識別するため
の第NIDをそれぞれ設定し、これらのIDを相互にリ
ンクさせることにより、N次元配列変数で特定可能な管
理対象領域を自動形成し、この管理対象領域に第1乃至
第Nデータを蓄積するとともに、N次元座標値をもとに
前記管理対象領域から該当データを抽出することを特徴
とする。
【0008】上記他の課題を解決する本発明の医療デー
タ管理方法は、個々の診療行為毎に単位IDを設定する
とともに、一回の受診毎に受診ID、患者毎に患者ID
をそれぞれ設定し、これらのIDを相互にリンクさせて
三次元配列変数で特定可能な診療管理領域を自動形成
し、どの患者が何時どのような診療行為を行ったかを表
すデータを前記診療管理領域に蓄積する過程を含む方法
である。好ましくは、前記診療管理領域毎に当該診療行
為に対応する事務処理手順を定めておき、当該診療管理
領域へのデータ入力終了を契機に前記事務処理手順を自
動実行させるようにする。
タ管理方法は、個々の診療行為毎に単位IDを設定する
とともに、一回の受診毎に受診ID、患者毎に患者ID
をそれぞれ設定し、これらのIDを相互にリンクさせて
三次元配列変数で特定可能な診療管理領域を自動形成
し、どの患者が何時どのような診療行為を行ったかを表
すデータを前記診療管理領域に蓄積する過程を含む方法
である。好ましくは、前記診療管理領域毎に当該診療行
為に対応する事務処理手順を定めておき、当該診療管理
領域へのデータ入力終了を契機に前記事務処理手順を自
動実行させるようにする。
【0009】本発明の他の医療データ管理方法は、第1
データを識別するための第1ID、第2データを識別す
るための第2ID、第3データを識別するための第3I
Dをそれぞれ設定し、これらのIDを相互にリンクさせ
ることにより三次元配列変数で特定可能な管理対象領域
を自動形成する過程と、処方された薬剤毎に当該薬剤の
飲み方を識別するための第1データ、投与日数を識別す
るための第2データ、服用開始日を識別するための第3
データを前記管理対象領域に蓄積する過程と、同一ID
で識別されるデータ同士をグループ化して集計し、この
グループ毎の集計結果に基づいて当該薬剤に関する所定
割合の金額データを導出する過程とを含む。
データを識別するための第1ID、第2データを識別す
るための第2ID、第3データを識別するための第3I
Dをそれぞれ設定し、これらのIDを相互にリンクさせ
ることにより三次元配列変数で特定可能な管理対象領域
を自動形成する過程と、処方された薬剤毎に当該薬剤の
飲み方を識別するための第1データ、投与日数を識別す
るための第2データ、服用開始日を識別するための第3
データを前記管理対象領域に蓄積する過程と、同一ID
で識別されるデータ同士をグループ化して集計し、この
グループ毎の集計結果に基づいて当該薬剤に関する所定
割合の金額データを導出する過程とを含む。
【0010】上記他の課題を解決するため、本発明はデ
ータ管理システムと、医療データ管理システムとを提供
する。データ管理システムは、N種の情報処理を行う複
数のコンピュータ装置を双方向通信可能な形態で接続し
て成り、コンピュータ装置の少なくとも一つは、第1情
報処理により得られたデータを識別するための第1I
D、第2情報処理により得られたデータを識別するため
の第2ID、第N情報処理により得られたデータを識別
するための第NIDをそれぞれ設定するとともにこれら
のIDを相互にリンクさせることによりN次元配列変数
で特定可能な管理対象領域を自動形成する手段と、この
管理対象領域の該当部位に、それぞれ第1乃至第NID
で特定でき且つ他の情報処理端末に共有されるデータを
蓄積するとともに、N次元座標値をもとに該当データを
抽出する手段とを有するMのである。
ータ管理システムと、医療データ管理システムとを提供
する。データ管理システムは、N種の情報処理を行う複
数のコンピュータ装置を双方向通信可能な形態で接続し
て成り、コンピュータ装置の少なくとも一つは、第1情
報処理により得られたデータを識別するための第1I
D、第2情報処理により得られたデータを識別するため
の第2ID、第N情報処理により得られたデータを識別
するための第NIDをそれぞれ設定するとともにこれら
のIDを相互にリンクさせることによりN次元配列変数
で特定可能な管理対象領域を自動形成する手段と、この
管理対象領域の該当部位に、それぞれ第1乃至第NID
で特定でき且つ他の情報処理端末に共有されるデータを
蓄積するとともに、N次元座標値をもとに該当データを
抽出する手段とを有するMのである。
【0011】本発明の医療データ管理システムは、N種
の情報処理をを協働実行する複数のコンピュータ装置を
双方向通信可能な形態で接続して成る。複数のコンピュ
ータ装置の各々は、他のコンピュータ装置との間で共有
される共有データに基づく診療受付処理、電子カルテ作
成処理、事務処理のいずれかを他の処理と連携して実行
するものである。前記電子カルテ作成処理を行うコンピ
ュータ装置は、少なくとも、診察・検査投薬等の個々の
診療行為に単位IDを設定するとともに、一回の受診毎
に受診ID、患者毎に患者IDをそれぞれ設定し、これ
らの3つのIDを相互にリンクさせて三次元配列変数で
特定可能な診療管理領域を自動形成する手段と、前記患
者IDから患者データを特定し、受診IDより診療場所
と時期を表すデータ特定し、単位IDより診療行為の内
容データを特定することで、どの患者が何時どのような
診療行為を行ったかを表す前記共有データを前記診療管
理領域より抽出する手段とを有するものであり、前記事
務処理を行うコンピュータ装置は、少なくとも、処方さ
れた薬剤毎に当該薬剤の飲み方を識別するための第1デ
ータ、投与日数を識別するための第2データ、服用開始
日を識別するための第3データを前記管理対象領域に蓄
積する手段と、前記管理対象領域内で同一IDで識別さ
れるデータ同士をグループ化して集計し、このグループ
毎の集計結果に基づいて当該薬剤に関する所定の金額デ
ータを算出する手段とを有するものである。
の情報処理をを協働実行する複数のコンピュータ装置を
双方向通信可能な形態で接続して成る。複数のコンピュ
ータ装置の各々は、他のコンピュータ装置との間で共有
される共有データに基づく診療受付処理、電子カルテ作
成処理、事務処理のいずれかを他の処理と連携して実行
するものである。前記電子カルテ作成処理を行うコンピ
ュータ装置は、少なくとも、診察・検査投薬等の個々の
診療行為に単位IDを設定するとともに、一回の受診毎
に受診ID、患者毎に患者IDをそれぞれ設定し、これ
らの3つのIDを相互にリンクさせて三次元配列変数で
特定可能な診療管理領域を自動形成する手段と、前記患
者IDから患者データを特定し、受診IDより診療場所
と時期を表すデータ特定し、単位IDより診療行為の内
容データを特定することで、どの患者が何時どのような
診療行為を行ったかを表す前記共有データを前記診療管
理領域より抽出する手段とを有するものであり、前記事
務処理を行うコンピュータ装置は、少なくとも、処方さ
れた薬剤毎に当該薬剤の飲み方を識別するための第1デ
ータ、投与日数を識別するための第2データ、服用開始
日を識別するための第3データを前記管理対象領域に蓄
積する手段と、前記管理対象領域内で同一IDで識別さ
れるデータ同士をグループ化して集計し、このグループ
毎の集計結果に基づいて当該薬剤に関する所定の金額デ
ータを算出する手段とを有するものである。
【0012】上記他の課題を解決する本発明の記録媒体
は、相互に関連する第1乃至第Nデータを取得する処
理、第1データを識別するための第1ID、第2データ
を識別するための第2ID、第Nデータを識別するため
の第NIDをそれぞれ設定する処理、これらのIDを相
互にリンクさせることにより、N次元配列変数で特定可
能な管理対象領域を自動形成する処理、形成された前記
管理対象領域に第1乃至第Nデータを蓄積する処理、N
次元座標値をもとに前記管理対象領域から該当データを
抽出する処理をコンピュータ装置に実行させるためのデ
ィジタル情報が記録された、コンピュータ読取可能な記
録媒体である。
は、相互に関連する第1乃至第Nデータを取得する処
理、第1データを識別するための第1ID、第2データ
を識別するための第2ID、第Nデータを識別するため
の第NIDをそれぞれ設定する処理、これらのIDを相
互にリンクさせることにより、N次元配列変数で特定可
能な管理対象領域を自動形成する処理、形成された前記
管理対象領域に第1乃至第Nデータを蓄積する処理、N
次元座標値をもとに前記管理対象領域から該当データを
抽出する処理をコンピュータ装置に実行させるためのデ
ィジタル情報が記録された、コンピュータ読取可能な記
録媒体である。
【0013】医療データ管理方法を実施するためには、
前記第1IDを診察・検査投薬等の個々の診療行為を識
別するための単位ID、前記第2IDを受診毎に設定さ
れる受診ID、前記第NIDを患者毎に設定される患者
IDとし、これらの3つのIDを相互にリンクさせて三
次元配列変数の診療管理領域を自動形成するとともに、
前記患者IDから患者データを特定し、受診IDより診
療場所と時期を表すデータ特定し、単位IDより診療行
為の内容データを特定することで、どの患者が何時どの
ような診療行為を行ったかを表す前記共有データを前記
診療管理領域より抽出できるようにする。
前記第1IDを診察・検査投薬等の個々の診療行為を識
別するための単位ID、前記第2IDを受診毎に設定さ
れる受診ID、前記第NIDを患者毎に設定される患者
IDとし、これらの3つのIDを相互にリンクさせて三
次元配列変数の診療管理領域を自動形成するとともに、
前記患者IDから患者データを特定し、受診IDより診
療場所と時期を表すデータ特定し、単位IDより診療行
為の内容データを特定することで、どの患者が何時どの
ような診療行為を行ったかを表す前記共有データを前記
診療管理領域より抽出できるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した医療デー
タ管理システムの実施形態を説明する。図1は、本実施
形態による医療データ管理システムの構成図である。こ
の医療データ管理システム1は、共有データを管理する
医療サーバ10、共有データに基づく診療受付処理を行
う受付処理端末20、保険点数計算や会計処理を含む事
務処理を行う会計処理端末30、電子カルテ作成処理を
行う複数の電子カルテ端末40を構内ネットワーク(Lo
cal Area Network)LNで相互接続して構成される。医
療サーバ10には、広域ネットワークWNを通じて提携
医療機関の事務処理システムや本システムと同種のシス
テムが接続されており、データを共有できるようになっ
ている。
タ管理システムの実施形態を説明する。図1は、本実施
形態による医療データ管理システムの構成図である。こ
の医療データ管理システム1は、共有データを管理する
医療サーバ10、共有データに基づく診療受付処理を行
う受付処理端末20、保険点数計算や会計処理を含む事
務処理を行う会計処理端末30、電子カルテ作成処理を
行う複数の電子カルテ端末40を構内ネットワーク(Lo
cal Area Network)LNで相互接続して構成される。医
療サーバ10には、広域ネットワークWNを通じて提携
医療機関の事務処理システムや本システムと同種のシス
テムが接続されており、データを共有できるようになっ
ている。
【0015】医療サーバ10、受付処理端末20、会計
処理端末30、複数の電子カルテ端末40は、それぞれ
単独でも所要の処理を実行することができるコンピュー
タ装置であり、各々が共有データを保持するような構成
も可能であるが、本実施形態では、例えばそれぞれ異な
る3種の情報処理(受付処理、会計処理、電子カルテ生
成処理)をこれらの端末20,30,40でそれぞれ独
立してあるいは協働して実行し、それにより得られたデ
ータのうち、共有した方が良いものを共有データとして
医療サーバ10で管理する場合の例を挙げる。
処理端末30、複数の電子カルテ端末40は、それぞれ
単独でも所要の処理を実行することができるコンピュー
タ装置であり、各々が共有データを保持するような構成
も可能であるが、本実施形態では、例えばそれぞれ異な
る3種の情報処理(受付処理、会計処理、電子カルテ生
成処理)をこれらの端末20,30,40でそれぞれ独
立してあるいは協働して実行し、それにより得られたデ
ータのうち、共有した方が良いものを共有データとして
医療サーバ10で管理する場合の例を挙げる。
【0016】本実施形態では、例えば、電子カルテ端末
40において診察、検査等の個々の診療行為にID(識
別情報)を付け、これを単位IDとする。また、一回の
診療にIDを付け、これを受診IDとする。受診IDに
は、会計処理に使用する複数の処理データがリンクされ
るようになっている。さらに、個々の患者にもIDを付
け、これを患者IDとする。患者IDは、通常は受付処
理端末20で設定されるが、電子カルテ端末40でそれ
を行うようにすることも可能である。
40において診察、検査等の個々の診療行為にID(識
別情報)を付け、これを単位IDとする。また、一回の
診療にIDを付け、これを受診IDとする。受診IDに
は、会計処理に使用する複数の処理データがリンクされ
るようになっている。さらに、個々の患者にもIDを付
け、これを患者IDとする。患者IDは、通常は受付処
理端末20で設定されるが、電子カルテ端末40でそれ
を行うようにすることも可能である。
【0017】上記3つのIDが付けられると、例えば電
子カルテ端末40で、これらを三次元配列変数によって
関連付けるID管理テーブルを個々に作成し、誰に(患
者ID)、何時何処で(受診ID)、何をした(単位I
D)、という情報の記録領域を、このID管理テーブル
を通じて迅速に特定できる医療データベースを構築す
る。この医療データベースを、医療サーバ10に配備
し、受付処理端末20、会計処理端末30、他の電子カ
ルテ端末40のいずれからも参照できるようにする。
子カルテ端末40で、これらを三次元配列変数によって
関連付けるID管理テーブルを個々に作成し、誰に(患
者ID)、何時何処で(受診ID)、何をした(単位I
D)、という情報の記録領域を、このID管理テーブル
を通じて迅速に特定できる医療データベースを構築す
る。この医療データベースを、医療サーバ10に配備
し、受付処理端末20、会計処理端末30、他の電子カ
ルテ端末40のいずれからも参照できるようにする。
【0018】図2は、この三次元配列変数の説明図であ
る。図示の例では、互いに直交する三次元軸線のY軸方
向に患者ID、X軸方向に受診ID、Z軸方向に単位I
Dを割り当て、例えば三次元座標値で特定される診療管
理領域(管理対象領域)に、該当する情報が格納される
ようにしている。例えば、ある医師が、電子カルテ端末
40から、患者ID「1」の患者に受診ID「1」で特
定できる日時及び場所で、単位IDが「1」で特定でき
る診療行為を行った場合、その診療内容が図2の#1の
三次元座標値(1,1,1)で特定される診療管理領域
に記録される。
る。図示の例では、互いに直交する三次元軸線のY軸方
向に患者ID、X軸方向に受診ID、Z軸方向に単位I
Dを割り当て、例えば三次元座標値で特定される診療管
理領域(管理対象領域)に、該当する情報が格納される
ようにしている。例えば、ある医師が、電子カルテ端末
40から、患者ID「1」の患者に受診ID「1」で特
定できる日時及び場所で、単位IDが「1」で特定でき
る診療行為を行った場合、その診療内容が図2の#1の
三次元座標値(1,1,1)で特定される診療管理領域
に記録される。
【0019】医療データベースの構築に際しては、可変
長データ領域と固定長データ領域とを併用することが便
利である。例えば3種の情報処理により得られた可変長
データを可変長データ領域に蓄積し、この可変長データ
領域におけるデータ蓄積位置のポインタを、三次元座標
値で特定される管理対象領域に固定長データとして格納
する。このようにすれば、管理対象領域を各次元の軸線
上のID数に応じたサイズに固定化することができ、し
かも管理できる可変長データのサイズを気にしなくとも
良くなるので、データベース構造の設計が容易になる。
長データ領域と固定長データ領域とを併用することが便
利である。例えば3種の情報処理により得られた可変長
データを可変長データ領域に蓄積し、この可変長データ
領域におけるデータ蓄積位置のポインタを、三次元座標
値で特定される管理対象領域に固定長データとして格納
する。このようにすれば、管理対象領域を各次元の軸線
上のID数に応じたサイズに固定化することができ、し
かも管理できる可変長データのサイズを気にしなくとも
良くなるので、データベース構造の設計が容易になる。
【0020】図3は、医療サーバ10の要部構成図であ
る。本実施形態による医療サーバ10は、公知である通
常のサーバ機能のほか、他装置等との間のデータ授受を
制御する入出力制御部11、上記医療データベース1
3、この医療データベース13へのデータ蓄積及び読み
出しを管理するデータベース管理部12を有している。
医療データベース13には、上述のID管理テーブル1
31と、このID管理テーブル131を通じて三次元配
列変数、例えば三次元座標値によってアドレス指定され
る記録領域を特定することができる、診療内容格納部1
32、受診履歴格納部133、患者情報格納部134が
格納されている。医療データベース13には、また、受
付処理用や事務処理用の各種帳票フォーム類が格納さ
れ、随時読み出して使用されるようになっている。な
お、患者IDの各々には、固有情報が患者情報格納部1
34で相互に関連付けられて記録されている。
る。本実施形態による医療サーバ10は、公知である通
常のサーバ機能のほか、他装置等との間のデータ授受を
制御する入出力制御部11、上記医療データベース1
3、この医療データベース13へのデータ蓄積及び読み
出しを管理するデータベース管理部12を有している。
医療データベース13には、上述のID管理テーブル1
31と、このID管理テーブル131を通じて三次元配
列変数、例えば三次元座標値によってアドレス指定され
る記録領域を特定することができる、診療内容格納部1
32、受診履歴格納部133、患者情報格納部134が
格納されている。医療データベース13には、また、受
付処理用や事務処理用の各種帳票フォーム類が格納さ
れ、随時読み出して使用されるようになっている。な
お、患者IDの各々には、固有情報が患者情報格納部1
34で相互に関連付けられて記録されている。
【0021】受付処理端末20は、来院した患者の患者
IDを管理する。また、各電子カルテ端末40で入力さ
れる情報のうち、会計等の事務処理に直結するものはす
べてコード化されており、診療内容毎のメニュー画像か
ら適宜選択して入力できるようになっている。なお、診
療が終了した時点、つまり電子カルテ端末40における
入力完了を契機に、必要な事務処理が起動するようにな
っている。
IDを管理する。また、各電子カルテ端末40で入力さ
れる情報のうち、会計等の事務処理に直結するものはす
べてコード化されており、診療内容毎のメニュー画像か
ら適宜選択して入力できるようになっている。なお、診
療が終了した時点、つまり電子カルテ端末40における
入力完了を契機に、必要な事務処理が起動するようにな
っている。
【0022】会計処理端末30は、各電子カルテ端末4
0と連携しながら、個々の診療行為毎の会計処理、薬剤
に関する金額データの算出、一定期間、例えば1月単位
の保険処理等を行う。
0と連携しながら、個々の診療行為毎の会計処理、薬剤
に関する金額データの算出、一定期間、例えば1月単位
の保険処理等を行う。
【0023】診療行為毎の会計処理については、医療デ
ータベース13に記録された診療結果を表す情報を用い
た通常の計算処理を行う。この計算処理に使用する情報
は、電子カルテ端末40で生成された共有データであ
る。例えば、電子カルテ端末40において、ある診療行
為が終了し、その結果が所定のフィールドに記録された
ときに当該フィールドに割り当てられたコードによって
事務処理が自動起動されるようになっている。
ータベース13に記録された診療結果を表す情報を用い
た通常の計算処理を行う。この計算処理に使用する情報
は、電子カルテ端末40で生成された共有データであ
る。例えば、電子カルテ端末40において、ある診療行
為が終了し、その結果が所定のフィールドに記録された
ときに当該フィールドに割り当てられたコードによって
事務処理が自動起動されるようになっている。
【0024】薬剤に関する金額データの算出処理につい
ては、例えば上述の三次元配列変数で特定される管理対
象領域を用いた処理を行う。具体的には、電子カルテ端
末40で記録された処方データ、例えば処方された薬剤
毎に、当該薬剤の飲み方を識別するための第1データ、
投与日数を識別するための第2データ、服用開始日を識
別するための第3データを医療データベース13の所定
領域又は会計処理端末30の記憶装置の所定領域に管理
対象領域として蓄積し、この管理対象領域内で同一ID
で識別されるデータ同士をグループ化して集計し、この
グループ毎の集計結果に基づいて当該薬剤に関する所定
の金額データを算出する。
ては、例えば上述の三次元配列変数で特定される管理対
象領域を用いた処理を行う。具体的には、電子カルテ端
末40で記録された処方データ、例えば処方された薬剤
毎に、当該薬剤の飲み方を識別するための第1データ、
投与日数を識別するための第2データ、服用開始日を識
別するための第3データを医療データベース13の所定
領域又は会計処理端末30の記憶装置の所定領域に管理
対象領域として蓄積し、この管理対象領域内で同一ID
で識別されるデータ同士をグループ化して集計し、この
グループ毎の集計結果に基づいて当該薬剤に関する所定
の金額データを算出する。
【0025】保険処理については、電子カルテ端末40
で記録された個々の診療行為毎に、図示しないテーブル
等を用いて割り当てられた保険点数を累計し、また、保
険診療特有の「丸め処理」を行い、保険点数と自己負担
金額とを算出する。これらの算出結果は、当該電子カル
テ端末40側でも確認できるようになっている。また、
所定期間分、例えば1カ月分を累計し、保険業務に特有
の算定処理して診療報酬請求明細書を作成し、これをプ
リンタPから自動的に排出されるようにする。
で記録された個々の診療行為毎に、図示しないテーブル
等を用いて割り当てられた保険点数を累計し、また、保
険診療特有の「丸め処理」を行い、保険点数と自己負担
金額とを算出する。これらの算出結果は、当該電子カル
テ端末40側でも確認できるようになっている。また、
所定期間分、例えば1カ月分を累計し、保険業務に特有
の算定処理して診療報酬請求明細書を作成し、これをプ
リンタPから自動的に排出されるようにする。
【0026】なお、受付処理端末20、会計処理端末3
0、各電子カルテ端末40には、それぞれ図4に示すよ
うなログイン画面400が表示され、各担当者及び医師
等が、ユーザ名(自己の登録ユーザ名)401及びパス
ワード402を入力し、本システムにログインできるよ
うになっている。
0、各電子カルテ端末40には、それぞれ図4に示すよ
うなログイン画面400が表示され、各担当者及び医師
等が、ユーザ名(自己の登録ユーザ名)401及びパス
ワード402を入力し、本システムにログインできるよ
うになっている。
【0027】図5は、受付担当者がログインした後、患
者が来院したときに受付処理端末20で行われる処理手
順例を示した図である。受付処理端末20では、まず、
患者名を入力し(ステップS101:Yes)、医療サー
バ10が管理しているID管理テーブル131から患者
IDを検索する(ステップS102)。新規の患者であ
った場合は、患者の属性(患者の名前、性別、年齢、症
状等)の入力指示を行い、入力された場合は、これをI
D管理テーブル131及び患者情報格納部134に登録
する(ステップS103:No、S104)。既登録の患
者であった場合は上記処理を回避する(ステップS10
3:Yes)。その後、当該患者についての受診科目及び
診療内容を決定する(ステップS105)。
者が来院したときに受付処理端末20で行われる処理手
順例を示した図である。受付処理端末20では、まず、
患者名を入力し(ステップS101:Yes)、医療サー
バ10が管理しているID管理テーブル131から患者
IDを検索する(ステップS102)。新規の患者であ
った場合は、患者の属性(患者の名前、性別、年齢、症
状等)の入力指示を行い、入力された場合は、これをI
D管理テーブル131及び患者情報格納部134に登録
する(ステップS103:No、S104)。既登録の患
者であった場合は上記処理を回避する(ステップS10
3:Yes)。その後、当該患者についての受診科目及び
診療内容を決定する(ステップS105)。
【0028】図6は、電子カルテ端末40において、医
師等が使用する電子カルテ画像500の一例を示した図
である。この電子カルテ画像に表現されている個々の項
目についてはそれぞれテーブルで管理されており、患者
IDを通じてこれらのデータを随時読み出せるようにな
っている。
師等が使用する電子カルテ画像500の一例を示した図
である。この電子カルテ画像に表現されている個々の項
目についてはそれぞれテーブルで管理されており、患者
IDを通じてこれらのデータを随時読み出せるようにな
っている。
【0029】図7は、本実施形態の医療用データ管理シ
ステムにおける全体的な処理手順図である。図7を参照
すると、まず、受付処理端末20で、来院した患者名を
入力する。これにより患者IDが特定され、当該患者に
関する診療履歴情報が索出されて図示しないディスプレ
イに表示される。医師等によって電子カルテ端末40で
診療内容が入力されたときは、当該データが該当テーブ
ルに格納される(ステップS203:Yes、S20
4)。投薬内容が入力されたときは、会計処理端末30
で当該患者の負担金を自動計算して実時間表示するとと
もに(ステップS205:Yes、S206)、これらの
データを該当テーブルに格納しておく(ステップS20
7)。保険点数・負担金表示指示があった場合は、会計
処理端末30で保険点数・負担金の自動計算を行い、表
示指示を出した端末へ表示させる(ステップS208:
Yes、S209)。その後、ステップS203以降の処
理を、診察終了の入力があるまで繰り返し(ステップS
210:No)、診察終了が入力された時点で処理を終え
る(ステップS210:Yes)。
ステムにおける全体的な処理手順図である。図7を参照
すると、まず、受付処理端末20で、来院した患者名を
入力する。これにより患者IDが特定され、当該患者に
関する診療履歴情報が索出されて図示しないディスプレ
イに表示される。医師等によって電子カルテ端末40で
診療内容が入力されたときは、当該データが該当テーブ
ルに格納される(ステップS203:Yes、S20
4)。投薬内容が入力されたときは、会計処理端末30
で当該患者の負担金を自動計算して実時間表示するとと
もに(ステップS205:Yes、S206)、これらの
データを該当テーブルに格納しておく(ステップS20
7)。保険点数・負担金表示指示があった場合は、会計
処理端末30で保険点数・負担金の自動計算を行い、表
示指示を出した端末へ表示させる(ステップS208:
Yes、S209)。その後、ステップS203以降の処
理を、診察終了の入力があるまで繰り返し(ステップS
210:No)、診察終了が入力された時点で処理を終え
る(ステップS210:Yes)。
【0030】ここで、会計処理端末30で行われる、上
記ステップS209の「薬剤料、薬剤一部負担金」の算
定処理について、詳細に説明する。このような算定処理
にも上述の三次元配列変数を用いることができる。例え
ば、投薬内容を、薬剤の飲み方(服用形態/回数)・投
与日数・服用開始日の要素に分類する。これらを三次元
配列変数として入力し、この値が同じものを同じグルー
プに属するものとしてカウントする。グループ毎に薬剤
種類数と日数から外来投薬一部負担金を算出する。
記ステップS209の「薬剤料、薬剤一部負担金」の算
定処理について、詳細に説明する。このような算定処理
にも上述の三次元配列変数を用いることができる。例え
ば、投薬内容を、薬剤の飲み方(服用形態/回数)・投
与日数・服用開始日の要素に分類する。これらを三次元
配列変数として入力し、この値が同じものを同じグルー
プに属するものとしてカウントする。グループ毎に薬剤
種類数と日数から外来投薬一部負担金を算出する。
【0031】以下に詳細な処理内容を示す。 (1)同一飲み方、同一日数、同一開始日の三次元配列
変数の作成 薬の飲み方別、日数別、開始日別の三重ループ構造をと
る。飲み方別ループは、以下の項目の番号を調べる。例
えば、以下の6つの条件パターンを設定しておく。
「1」:朝食後×1、寝る前×1、「2」:食後×2、
「3」:食後×3、食前×3、 「4」:食後×3、寝
る前×1、「5」:頓服、「6」:外用。
変数の作成 薬の飲み方別、日数別、開始日別の三重ループ構造をと
る。飲み方別ループは、以下の項目の番号を調べる。例
えば、以下の6つの条件パターンを設定しておく。
「1」:朝食後×1、寝る前×1、「2」:食後×2、
「3」:食後×3、食前×3、 「4」:食後×3、寝
る前×1、「5」:頓服、「6」:外用。
【0032】次に、飲み方別ループの番号と一致した薬
から日数別(最大31日分)のループで投薬日数(ルー
プの条件パターン:1日〜31日)を調べる。最後に日
数別ループの日付と一致した薬から開始日別(最大31
日)のループで、投薬開始日(ループの条件パターン:
1日〜31日)を調べる。このような三重ループで一致
した薬の数と薬価をそれぞれの三次元配列に格納する。
から日数別(最大31日分)のループで投薬日数(ルー
プの条件パターン:1日〜31日)を調べる。最後に日
数別ループの日付と一致した薬から開始日別(最大31
日)のループで、投薬開始日(ループの条件パターン:
1日〜31日)を調べる。このような三重ループで一致
した薬の数と薬価をそれぞれの三次元配列に格納する。
【0033】例えば、薬Aの飲み方が「朝食後1回」、
日数が「1日」、開始日が「1日(つまり本日)」であ
ったとする。この場合は、図2の#1の配列(1,1,
1)に「1」が格納される。薬Bも同様に、飲み方が
「朝食後1回」、日数が「1日」、開始日が「1日(本
日)」であった場合は、配列(1,1,1)には薬Aの
分もカウントされて「2」が格納される。同様の手法
で、薬価点数も三次元配列に格納される。薬価の場合
は、薬価×量の合計値が加算される。以上のループを繰
り返し、同一飲み方、同一日数、同一開始日の三次元配
列変数を作成する。
日数が「1日」、開始日が「1日(つまり本日)」であ
ったとする。この場合は、図2の#1の配列(1,1,
1)に「1」が格納される。薬Bも同様に、飲み方が
「朝食後1回」、日数が「1日」、開始日が「1日(本
日)」であった場合は、配列(1,1,1)には薬Aの
分もカウントされて「2」が格納される。同様の手法
で、薬価点数も三次元配列に格納される。薬価の場合
は、薬価×量の合計値が加算される。以上のループを繰
り返し、同一飲み方、同一日数、同一開始日の三次元配
列変数を作成する。
【0034】(2)三次元配列変数による薬剤計算 次に、三次元配列変数から、薬の飲み方別、日数別、開
始日別の三重のループ処理を行い、配列内の薬価から薬
価点数を計算する。ループ条件は、以上のものと同じで
ある(但しループの番号が異なる)。計算式は、下式を
用いる。 ((同一飲み方、同一日数、同一開始日の薬価の金額−1
5)/10)+0.9999+1 この計算結果である、同一飲み方、同一日数、同一開始
日の薬価の金額を薬価点数の三次元配列に書き込む。
始日別の三重のループ処理を行い、配列内の薬価から薬
価点数を計算する。ループ条件は、以上のものと同じで
ある(但しループの番号が異なる)。計算式は、下式を
用いる。 ((同一飲み方、同一日数、同一開始日の薬価の金額−1
5)/10)+0.9999+1 この計算結果である、同一飲み方、同一日数、同一開始
日の薬価の金額を薬価点数の三次元配列に書き込む。
【0035】(3)薬剤一部負担金計算 (i)内服の場合 上記(2)の処理中、計算結果を書き込むタイミング
で、内服カウンタの値を+1する。日数別のループカウ
ンタの値が+1されるタイミングで、内服カウンタを判
断する。内服カウンタの数によって、2〜3種類、4〜
5種類、6種類以上のそれぞれのカウンタの値を+1す
る。すべてのループが終了した段階で、各種類別の金額
を計算する。例えば2〜3種類の場合は内服カウンタの
値×30円、4〜5種類の場合は内服カウンタの値×6
0円、6種類以上の場合は内服カウンタの値×100円
・・・のように計算する。 (ii)頓服の場合 カウントは、内服の場合と同様であるが、種類による計
算方法の違いはない。例えばカウンタの値×10円のよ
うに計算する。 (iii)外用の場合 内服のカウントと同じであり、種類別に計算する。例え
ば1種類の場合は、カウンタの値×50円、2種類の場
合は、カウンタの値×100円、3種類の場合は、カウ
ンタの値×150円・・・のように計算する。以上の処
理により、薬剤に関する金額データの演算手法を自動化
することができる。なお、上記の各項目や数値は例示で
ある。
で、内服カウンタの値を+1する。日数別のループカウ
ンタの値が+1されるタイミングで、内服カウンタを判
断する。内服カウンタの数によって、2〜3種類、4〜
5種類、6種類以上のそれぞれのカウンタの値を+1す
る。すべてのループが終了した段階で、各種類別の金額
を計算する。例えば2〜3種類の場合は内服カウンタの
値×30円、4〜5種類の場合は内服カウンタの値×6
0円、6種類以上の場合は内服カウンタの値×100円
・・・のように計算する。 (ii)頓服の場合 カウントは、内服の場合と同様であるが、種類による計
算方法の違いはない。例えばカウンタの値×10円のよ
うに計算する。 (iii)外用の場合 内服のカウントと同じであり、種類別に計算する。例え
ば1種類の場合は、カウンタの値×50円、2種類の場
合は、カウンタの値×100円、3種類の場合は、カウ
ンタの値×150円・・・のように計算する。以上の処
理により、薬剤に関する金額データの演算手法を自動化
することができる。なお、上記の各項目や数値は例示で
ある。
【0036】上記のように構成される本実施形態の医療
データ管理システム1によれば、以下のような効果が得
られる。 (1)受付処理、電子カルテ生成、会計等の事務処理と
3つの異なる種類の情報処理間でデータを共有している
ので、同じ項目を重複して入力する必要が無くなる。 (2)三次元配列変数のID管理テーブル131を通じ
て検索するので、個々の患者についての電子カルテの検
索時間が短くて済み、受付業務が短縮する。 (3)会計等の事務処理が実時間で行えるため、常に患
者に対して負担額を知らせながら診療を行うことが可能
になる。 (4)会計等の事務処理が自動化されるため、診療終了
後の患者の待ち時間を短縮することができる。 (5)メニュー選択による指示操作を行うことができる
ので、電子カルテの生成が容易になり、しかも医師等が
必要情報を直接入力するため、省力化ができる。 (6)月単位の保険関係書類、例えば診療報酬明細書等
の発行が自動化できる。 (7)ネットワークWNを通じて提携先の医療機関の関
連システムとの連携も容易になり、データ共有も可能に
なる。
データ管理システム1によれば、以下のような効果が得
られる。 (1)受付処理、電子カルテ生成、会計等の事務処理と
3つの異なる種類の情報処理間でデータを共有している
ので、同じ項目を重複して入力する必要が無くなる。 (2)三次元配列変数のID管理テーブル131を通じ
て検索するので、個々の患者についての電子カルテの検
索時間が短くて済み、受付業務が短縮する。 (3)会計等の事務処理が実時間で行えるため、常に患
者に対して負担額を知らせながら診療を行うことが可能
になる。 (4)会計等の事務処理が自動化されるため、診療終了
後の患者の待ち時間を短縮することができる。 (5)メニュー選択による指示操作を行うことができる
ので、電子カルテの生成が容易になり、しかも医師等が
必要情報を直接入力するため、省力化ができる。 (6)月単位の保険関係書類、例えば診療報酬明細書等
の発行が自動化できる。 (7)ネットワークWNを通じて提携先の医療機関の関
連システムとの連携も容易になり、データ共有も可能に
なる。
【0037】なお、医療サーバ10、受付処理端末2
0、会計処理端末30、各電子カルテ端末40において
上記機能を実現し、各処理を実行するためのディジタル
情報、すなわちプログラムコードやデータは、通常、図
示を省略した各コンピュータ装置の内部或いは外部記憶
装置に格納され、随時読み取られて実行されるようにな
っている。但し、各コンピュータ装置において上記各処
理を実現するための機能を形成できれば本発明を実施す
ることができるので、例えば、個々のコンピュータ装置
とは分離可能なCD−ROMやFD等の可搬性記録媒
体、あるいはネットワークに接続されたプログラムサー
バ等に記録され、使用時に読み込まれて、上記コンピュ
ータ装置の内部或いは外部記憶装置に記録されて随時実
行に供されるものであっても良い。
0、会計処理端末30、各電子カルテ端末40において
上記機能を実現し、各処理を実行するためのディジタル
情報、すなわちプログラムコードやデータは、通常、図
示を省略した各コンピュータ装置の内部或いは外部記憶
装置に格納され、随時読み取られて実行されるようにな
っている。但し、各コンピュータ装置において上記各処
理を実現するための機能を形成できれば本発明を実施す
ることができるので、例えば、個々のコンピュータ装置
とは分離可能なCD−ROMやFD等の可搬性記録媒
体、あるいはネットワークに接続されたプログラムサー
バ等に記録され、使用時に読み込まれて、上記コンピュ
ータ装置の内部或いは外部記憶装置に記録されて随時実
行に供されるものであっても良い。
【0038】また、上記機能ブロックは、各コンピュー
タ装置が搭載したオペレーティングシステム(OS)に
その一部を代行させたり、あるいはOSの機能を一部利
用することによって実現されるものであっても良い。
タ装置が搭載したオペレーティングシステム(OS)に
その一部を代行させたり、あるいはOSの機能を一部利
用することによって実現されるものであっても良い。
【0039】また、以上の説明は、三次元IDを用いた
各種データ処理の例であるが、本発明の手法は、四次元
以上の配列変数を用いた場合にも応用が可能なものであ
る。
各種データ処理の例であるが、本発明の手法は、四次元
以上の配列変数を用いた場合にも応用が可能なものであ
る。
【0040】また、本発明は、医療機関における医療デ
ータのほかにも、グループ企業の生産在庫管理、グルー
プ小売店の発注在庫管理システムなどにも適用が可能で
ある。発注在庫管理システムに応用する場合は、対象デ
ータが商品やそれを扱う支店、伝票等に関わるデータで
あり、本実施形態で説明した単位IDに代えて発注I
D、受診IDに代えて伝票ID、患者IDに代えて支店
IDを設けて同様にデータ蓄積を行えば良い。
ータのほかにも、グループ企業の生産在庫管理、グルー
プ小売店の発注在庫管理システムなどにも適用が可能で
ある。発注在庫管理システムに応用する場合は、対象デ
ータが商品やそれを扱う支店、伝票等に関わるデータで
あり、本実施形態で説明した単位IDに代えて発注I
D、受診IDに代えて伝票ID、患者IDに代えて支店
IDを設けて同様にデータ蓄積を行えば良い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、N次元配列変数によって各種データを管理す
るようにしたので、データ管理が効率的になり、データ
処理速度を向上させることができる。特に、医療データ
等のように多次元的に派生するデータの管理が極めて容
易になるという、特有の効果がある。
によれば、N次元配列変数によって各種データを管理す
るようにしたので、データ管理が効率的になり、データ
処理速度を向上させることができる。特に、医療データ
等のように多次元的に派生するデータの管理が極めて容
易になるという、特有の効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係る医療データ管理シス
テムの全体構成図。
テムの全体構成図。
【図2】三次元IDによるデータ管理構造の原理説明
図。
図。
【図3】医療サーバの要部構成図。
【図4】患者認証の際に表示される初期インタフェース
画像の説明図。
画像の説明図。
【図5】受診科目とその内容が決定されるまでの処理手
順説明図。
順説明図。
【図6】電子カルテ端末に表示される電子カルテ画像の
説明図。
説明図。
【図7】本実施形態の医療データ管理システムにおける
全体的な医療データの処理手順説明図。
全体的な医療データの処理手順説明図。
1 医療データ管理システム 10 医療サーバ 11 入出力制御部 12 データベース管理部 13 医療データベース 131 ID管理テーブル 132 診療内容格納部 133 受診履歴格納部 134 患者情報格納部 20 受付処理端末 30 会計処理端末 40 電子カルテ端末 LN 構内ネットワーク WN広域ネットワーク
Claims (10)
- 【請求項1】 相互に関連する第1乃至第N(Nは3以
上の自然数)データを管理する方法であって、第1デー
タを識別するための第1ID、第2データを識別するた
めの第2ID、第Nデータを識別するための第NIDを
それぞれ設定し、これらのIDを相互にリンクさせるこ
とにより、N次元配列変数で特定可能な管理対象領域を
自動形成し、この管理対象領域に第1乃至第Nデータを
蓄積するとともに、N次元座標値をもとに前記管理対象
領域から該当データを抽出することを特徴とする、デー
タ処理方法。 - 【請求項2】 個々の診療行為毎に単位IDを設定する
とともに、一回の受診毎に受診ID、患者毎に患者ID
をそれぞれ設定し、これらのIDを相互にリンクさせて
三次元配列変数で特定可能な診療管理領域を自動形成
し、どの患者が何時どのような診療行為を行ったかを表
すデータを前記診療管理領域に蓄積することを特徴とす
る、医療データ管理方法。 - 【請求項3】 前記診療管理領域毎に当該診療行為に対
応する事務処理手順を定めておき、当該診療管理領域へ
のデータ入力終了を契機に前記事務処理手順を自動実行
させることを特徴とする、請求項2記載の診療データ管
理方法。 - 【請求項4】 第1データを識別するための第1ID、
第2データを識別するための第2ID、第3データを識
別するための第3IDをそれぞれ設定し、これらのID
を相互にリンクさせることにより三次元配列変数で特定
可能な管理対象領域を自動形成する過程と、 処方された薬剤毎に当該薬剤の飲み方を識別するための
第1データ、投与日数を識別するための第2データ、服
用開始日を識別するための第3データを前記管理対象領
域に蓄積する過程と、 同一IDで識別されるデータ同士をグループ化して集計
し、このグループ毎の集計結果に基づいて当該薬剤に関
する所定割合の金額データを導出する過程とを含む、医
療データ管理方法。 - 【請求項5】 N(Nは3以上の自然数)種の情報処理
を協働実行する複数のコンピュータ装置を双方向通信可
能な形態で接続して成り、 前記コンピュータ装置の少なくとも一つは、 第1情報処理により得られたデータを識別するための第
1ID、第2情報処理により得られたデータを識別する
ための第2ID、第N情報処理により得られたデータを
識別するための第NIDをそれぞれ設定するとともにこ
れらのIDを相互にリンクさせることによりN次元配列
変数で特定可能な管理対象領域を自動形成する手段と、 この管理対象領域の該当部位に、それぞれ第1乃至第N
IDで特定でき且つ他の情報処理端末に共有されるデー
タを蓄積するとともに、N次元座標値をもとに該当デー
タを抽出する手段とを有することを特徴とする、 データ管理システム。 - 【請求項6】 前記N種の情報処理により得られた可変
長データを蓄積する可変長データ蓄積手段を有し、この
可変長データ蓄積手段におけるデータ蓄積位置のポイン
タを、前記N次元座標値で特定される前記管理対象領域
に固定長データとして格納することを特徴とする、請求
項5記載のデータ管理システム。 - 【請求項7】 N(Nは3以上の自然数)種の情報処理
を行う複数のコンピュータ装置を双方向通信可能な形態
で接続して成り、 前記複数のコンピュータ装置の各々は、他のコンピュー
タ装置との間で共有される共有データに基づく診療受付
処理、電子カルテ作成処理、事務処理のいずれかを他の
処理と連携して実行するものであり、 前記電子カルテ作成処理を行うコンピュータ装置は、少
なくとも、 診察・検査投薬等の個々の診療行為に単位IDを設定す
るとともに、一回の受診毎に受診ID、患者毎に患者I
Dをそれぞれ設定し、これらの3つのIDを相互にリン
クさせて三次元配列変数で特定可能な診療管理領域を自
動形成する手段と、 前記患者IDから患者データを特定し、受診IDより診
療場所と時期を表すデータを特定し、単位IDより診療
行為の内容データを特定することで、どの患者が何時ど
のような診療行為を行ったかを表す前記共有データを前
記診療管理領域より抽出する手段とを有することを特徴
とする、 医療データ管理システム。 - 【請求項8】 前記事務処理を行うコンピュータ装置
は、少なくとも、 処方された薬剤毎に当該薬剤の飲み方を識別するための
第1データ、投与日数を識別するための第2データ、服
用開始日を識別するための第3データを前記管理対象領
域に蓄積する手段と、 前記管理対象領域内で同一IDで識別されるデータ同士
をグループ化して集計し、このグループ毎の集計結果に
基づいて当該薬剤に関する所定の金額データを算出する
手段とを有することを特徴とする、 請求項7記載の医療データ管理システム。 - 【請求項9】 相互に関連する第1乃至第N(Nは3以
上の自然数)データを取得する処理、 第1データを識別するための第1ID、第2データを識
別するための第2ID、第Nデータを識別するための第
NIDをそれぞれ設定する処理、 これらのIDを相互にリンクさせることにより、N次元
配列変数で特定可能な管理対象領域を自動形成する処
理、 形成された前記管理対象領域に第1乃至第Nデータを蓄
積する処理、 N次元座標値をもとに前記管理対象領域から該当データ
を抽出する処理をコンピュータ装置に実行させるための
ディジタル情報が記録された、 コンピュータ読取可能な記録媒体。 - 【請求項10】 前記第1IDが診察・検査投薬等の個
々の診療行為を識別するための単位ID、前記第2ID
が受診毎に設定される受診ID、前記第NIDが患者毎
に設定される患者IDであり、これらの3つのIDを相
互にリンクさせて三次元配列変数で特定可能な診療管理
領域を自動形成するとともに、前記患者IDから患者デ
ータを特定し、受診IDより診療場所と時期を表すデー
タ特定し、単位IDより診療行為の内容データを特定す
ることで、どの患者が何時どのような診療行為を行った
かを表す前記共有データを前記診療管理領域より抽出す
る処理を前記コンピュータ装置に実行させることを特徴
とする、 請求項9記載の記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37716998A JP2000200314A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | デ―タ処理方法、医療デ―タ管理方法及びシステム、記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37716998A JP2000200314A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | デ―タ処理方法、医療デ―タ管理方法及びシステム、記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000200314A true JP2000200314A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=18508372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37716998A Pending JP2000200314A (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | デ―タ処理方法、医療デ―タ管理方法及びシステム、記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000200314A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-12-29 JP JP37716998A patent/JP2000200314A/ja active Pending
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