JP2000200497A - ヒュ―ズ判定回路およびメモリの冗長設定回路 - Google Patents

ヒュ―ズ判定回路およびメモリの冗長設定回路

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JP2000200497A JP11169437A JP16943799A JP2000200497A JP 2000200497 A JP2000200497 A JP 2000200497A JP 11169437 A JP11169437 A JP 11169437A JP 16943799 A JP16943799 A JP 16943799A JP 2000200497 A JP2000200497 A JP 2000200497A
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memory
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circuit
mos transistor
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Mamoru Aoki
守 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒューズが切断されているか否かを判定する
ときの境界値である臨界抵抗のVCC依存および温度依存
の小さいヒューズ判定回路を提供する。 【解決手段】 ヒューズ判定回路は、レファレンス部2
0と、ヒューズ判定部22と、ラッチ部24とから構成
されている。レファレンス部20は、PチャネルMOS
トランジスタ26,36とNチャネルMOSトランジス
タ30とレファレンス抵抗34とで構成され、ヒューズ
判定部22は、PチャネルMOSトランジスタ28とN
MOSチャネルトランジスタ32とで構成され、ラッチ
部24は、逆並列に接続されたインバータ17,18と
インバータ18の出力側に挿入されたトランスファゲー
ト38とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒューズ判定回
路、特にヒューズの臨界抵抗の電源電圧Vcc依存および
温度依存が小さいヒューズ判定回路に関する。さらに
は、このようなヒューズ判定回路を有するメモリの冗長
設定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリデバイスは、メモリ容量の
増大に伴い、不良のメモリセルが含まれる確率が増えて
きた。半導体メモリデバイスの製造メーカは歩留まり低
下を防止するため、半導体メモリデバイスに冗長のメモ
リセル領域を設け、不良のメモリセルと置き換えるよう
にしている。冗長メモリセルへ置き換えするか否かは、
不良メモリセルのアドレスをヒューズに記憶させておく
ことで行われる。
【0003】製造メーカは、ウェハ上に半導体メモリデ
バイスを形成した段階で、メモリの動作確認を行い、不
良メモリセルの存在位置を検出し、この位置に対応する
アドレスを記憶させるためレーザなどを用いてヒューズ
を切断している。この後、製造メーカは、ウェハをチッ
プに分割し、これをパッケージに組み込んで、半導体メ
モリデバイスを出荷する。
【0004】このように、半導体メモリデバイスの歩留
まりを向上するために冗長回路(予備メモリセル)を設
け、冗長回路に置き換える不良メモリセルのアドレスを
指定するために、ヒューズ窓のリダンダンシヒューズを
ON(切断しない)/OFF(切断する)する。このメ
モリをユーザが電子機器に組み込んで、電子機器の電源
を投入すると、メモリは不良メモリセルを冗長メモリセ
ルに置き換えて読み書き動作を行う。従来は、アドレス
信号がメモリに供給されるたびに、このアドレスがヒュ
ーズに設定されたアドレスと一致するか否かを判定して
いた。しかしながら、メモリ容量の増加に伴い、冗長回
路の数が増加し、アドレス信号の数も増加してきた。こ
のため、1つの不良メモリセルを冗長回路へ置き換える
ためには、数多くのヒューズを用いなければならなくな
ってきた。ヒューズの数が多くなると、ヒューズにつな
がる信号線の長さが長くなり、配線の寄生容量が増加す
るので、ヒューズのON/OFFを読み取るのに時間が
かかるようになった。さらに、アドレス信号がメモリに
供給されるたびに、ヒューズのON/OFFを読み取る
ために電流が流れるので、消費電流も増加するという問
題が生ずる。
【0005】そこで、メモリに電源が投入された初期の
段階で、メモリは、ヒューズのON/OFF状態を判定
し、判定結果をラッチし、ラッチされた判定結果により
冗長回路への置換を行うべき不良メモリセルのアドレス
を設定する方法が提案されている。
【0006】このようなヒューズのON/OFF状態を
判定し、判定結果をラッチするヒューズ判定回路の一例
が、米国特許第5,345,110号明細書“LOW−
POWER FUSE DETECT AND LAT
CH CIRCUIT”に開示されている。図15は、
この米国特許明細書に開示されているヒューズ判定定回
路を示す。10はリダンダンシヒューズ、12はNチャ
ネルMOSトランジスタ、14はPチャネルMOSトラ
ンジスタ、16,17,18はインバータである。ヒュ
ーズ10の一端はグランドに接続され、Pチャネルトラ
ンジスタ14のソースは電源電圧VCCに接続されてい
る。Nチャネルトランジスタ12とPチャネルトランジ
スタ14と、インバータ16とは、ヒューズ判定部を構
成し、逆並列に接続された2個のインバータ17,18
はラッチ部を構成している。
【0007】ヒューズ10が切断されているか否かを読
み取るため、外部から入力端子INに短期間だけHig
hになるパルス信号が入力される。入力端子INのパル
ス信号がHigh期間中に、Nチャネルトランジスタ1
2およびPチャネルトランジスタ14がONし、ヒュー
ズが完全に切断されている場合には、判定ノードBはH
ighになり、インバータ17を経て出力端子OUTは
Lowになる。このLow出力はインバータ18を経て
判定ノードBにフィードバックされ、データをラッチす
る。一方、ヒューズが切断されていない状態では、Nチ
ャネルトランジスタ12およびPチャネルトランジスタ
14に電流が流れ、判定ノードBはLowになり、イン
バータ17を経て、出力端子OUTはHighになる。
このHigh出力はインバータ18を経て判定ノードB
にフィードバックされ、データをラッチする。ここで、
トランジスタのゲート幅などを調整して、Nチャネルト
ランジスタ12のON抵抗は、Pチャネルトランジスタ
14のON抵抗に比べて小さくなるように構成されてい
る。このため、トランジスタ12,14が同時にONし
ても、判定ノードBの電圧をLowにすることができ
る。
【0008】このように出力端子OUTの信号によりヒ
ューズのON/OFFを判断できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ヒューズの切断は、通
常、レーザビームで行われるが、ヒューズが完全に切断
されず、いわゆるヒューズの“生切れ”が発生すること
がある。このような“生切れ”状態の場合、判定ノード
Bの電圧は、Pチャネルトランジスタ14のON抵抗と
生切れヒューズ10の抵抗との比によって定まる。判定
ノードBの電圧が、インバータ17のしきい値を超える
と、出力端子OUTはLowになり、判定ノードBの電
圧が、インバータ17のしきい値を超えないと、出力端
子OUTはHighになる。
【0010】このようにヒューズが生切れの場合には、
判定ノードBの電圧が、インバータ17のスレッショー
ルドを超えたか否かによって、ヒューズのON/OFF
を判定しているが、ONと判定するか、あるいはOFF
と判定するかの境界のヒューズの抵抗値を臨界抵抗とし
た場合、図15の従来のヒューズ判定回路では、次のよ
うな問題を生じる。
【0011】すなわち、Pチャネルトランジスタ14の
ゲート・ソース間電圧Vgsは、電源電圧VCCによって大
きく変わるので、VCCが変化するとPチャネルトランジ
スタ14のON抵抗が変わり、その結果、ON抵抗とヒ
ューズの抵抗との比が変動するので、ヒューズの臨界抵
抗のVCC依存が大きくなる。また、ヒューズの臨界抵抗
は温度によって変化する、すなわち臨界抵抗は温度にも
依存する。したがって、ヒューズが十分に切断されなく
て、ヒューズの抵抗が臨界抵抗付近の値になったとき、
CCの値および温度によっては、ヒューズのON,OF
Fの判定が逆になることがあり得る。通常の選別は、常
温で所定の電源電圧を印加し、出力端子OUTの電圧を
確認することによって行われる。出力端子OUTがLo
wであれば、製造メーカは、再度レーザビームを照射し
てヒューズを切断するが、Highであれば、生切れで
あっても切断されたものとみなして、選別試験を終了す
る。選別試験をするときの電源電圧と温度を変えて試験
すれば、生切れ状態のメモリを多少除去することができ
るが、選別試験に膨大な時間がかかり、メモリの製品単
価を上げてしまう。また、ユーザの使用する電源電圧と
温度の範囲を制限すれば、誤判定の確率は低くなるが、
メモリの用途が限定されることになり、特殊な電子機器
にしかメモリを使えなくなってしまう。このため、メモ
リデバイスの選別試験で不良品(ヒューズ生切れ品)を
排除できない可能性が増大する。
【0012】また、選別試験でOFF状態として出荷さ
れたメモリデバイスが、ユーザで使用する電源電圧によ
っては、ON状態と判断されることもあり得る。その結
果、不良メモリセルが冗長メモリセルに置き換えられず
に、正常なデータを読み書きできなくなる。
【0013】さらに、従来のヒューズ判定回路では、P
チャネルトランジスタ14のゲートは、Highまたは
Lowのロジックレベルで駆動されており、レベル判定
時にヒューズ10に流れるDC電流を小さくできず、し
たがってヒューズ判定部の消費電力を調整できないとい
う問題もある。
【0014】また、半導体メモリ装置の内部に電源電圧
を安定化する手段を設ければ、外部電源電圧の依存性は
なくすことができるが、安定化電源を構成するため素子
が増えることと、外部電源用と内部電源用の2つの配線
を引き回す必要があるので、半導体メモリ装置のレイア
ウト面積が大きくなる。さらに、電源電圧依存性を低減
することはできたとしても、温度依存性については補償
できない。
【0015】また、従来のヒューズ判定回路では、Pチ
ャネルトランジスタ14のON抵抗とヒューズ10の抵
抗とを比較するため、Pチャネルトランジスタ14のサ
イズ<Nチャネルトランジスタ12のサイズの関係が必
要である。このようなヒューズ判定回路は、チップ上数
100個搭載されるので、Nチャネルトランジスタ12
のサイズを大きくすることでレイアウト面積が大きいと
いう欠点がある。
【0016】また、入力端子INのパルス信号がHig
h期間中に、Pチャネルトランジスタ14およびヒュー
ズ10で判定ノードBが駆動されるが、インバータ18
と競合して、前のラッチ状態でヒューズの臨界抵抗値が
変わるという問題がある。
【0017】したがって、本発明の目的は、臨界抵抗の
CC依存および温度依存の小さいヒューズ判定回路を提
供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、判定期間中にヒュー
ズに流れるDC電流を小さくすることのできるヒューズ
判定回路を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、レイアウト面積がよ
り小さいヒューズ判定回路を提供することにある。
【0020】本発明のさらに他の目的は、上記のような
ヒューズ判定回路を備えるメモリの冗長設定回路を提供
することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、ヒューズに定電流を供給して、前記ヒューズに生
ずる電圧を所定のしきい値と比較判定することにより、
前記ヒューズが切断されているか否かを判定するように
したヒューズ判定回路である。このヒューズ判定回路に
よれば、前記ヒューズに定電流を供給する手段がカレン
トミラーからなり、前記比較判定した結果を保持するラ
ッチ手段が設けられている。
【0022】本発明の第2の態様では、予備メモリセル
である冗長回路を備え、前記冗長回路に置換するか否か
を、対応するヒューズのON/OFFを判定し、判定結
果をラッチするメモリの冗長設定回路である。この冗長
設定回路によれば、前記ヒューズの一端に接続され、前
記ヒューズに定電流を供給する定電流源を有し、第1の
電源と第2の電源との間に設けられたヒューズ判定部
と、前記定電流が供給されたときに、前記ヒューズの一
端の電圧をヒューズのON/OFFの判定結果としてラ
ッチするラッチ部とを備えている。前記定電流源は、第
1のMOSトランジスタよりなり、前記トランジスタの
ゲートを、前記第1の電源と第2の電源との間の中間レ
ベルで駆動する。
【0023】本発明の冗長設定回路は、前記第1のMO
Sトランジスタとカレントミラーを構成する第2のMO
Sトランジスタと、この第2のMOSトランジスタに接
続されたレファレンス抵抗とよりなるレファレンス部を
さらに備える。
【0024】本発明の第3の態様は、予備メモリセルで
ある冗長回路を備え、前記冗長回路に置換するか否か
を、対応するヒューズのON/OFFを判定し、判定結
果をラッチするメモリの冗長設定回路において、前記ヒ
ューズの一端に接続され、前記ヒューズに定電流を供給
する第1のMOSトランジスタを有し、第1の電源と第
2の電源との間に設けられたヒューズ判定部と、2個の
逆並列接続されたインバータと、ラッチ用のトランスフ
ァゲートとを有し、前記定電流が供給されたときに、前
記ヒューズの一端の電圧をヒューズのON/OFFの判
定結果としてラッチするラッチ部と、前記第1のMOS
トランジスタとカレントミラーを構成する第2のMOS
トランジスタと、この第2のMOSトランジスタに接続
された第3のMOSトランジスタおよびレファレンス抵
抗とからなるレファレンス部と、前記ヒューズ判定部と
前記ラッチ部との間に設けられたスイッチング素子とを
備え、前記第3のMOSトランジスタ,スイッチング素
子,およびトランスファゲートのON/OFFは、入力
パルス信号によって制御されることを特徴とする。
【0025】本発明の第4の態様によれば、予備メモリ
セルである冗長回路を備え、前記冗長回路に置換するか
否かを、対応するヒューズのON/OFFを判定し、判
定結果をラッチするメモリの冗長設定回路において、前
記ヒューズの一端に接続され、前記ヒューズに定電流を
供給する定電流源を有し、第1の電源と第2の電源とグ
ランドとの間に設けられたヒューズ判定部と、前記定電
流が供給されたときに、前記ヒューズの一端の電圧をヒ
ューズのON/OFFの判定結果としてラッチするラッ
チ部とからなる回路を複数個備え、前記定電流源は、第
1のMOSトランジスタよりなり、前記トランジスタの
ゲートを、前記第1の電源と第2の電源との間の中間レ
ベルで駆動し、前記複数個の回路に対し、前記各回路の
第1のMOSトランジスタとカレントミラーを構成する
第2のMOSトランジスタと、この第2のMOSトラン
ジスタに接続されたレファレンス抵抗とよりなるレファ
レンス部を1個備えることを特徴とする。
【0026】本発明の第5の態様によれば、予備メモリ
セルである冗長回路を備え、前記冗長回路に置換するか
否かを、対応するヒューズのON/OFFを判定し、判
定結果をラッチするメモリの冗長設定回路において、前
記ヒューズの一端に接続され、前記ヒューズに定電流を
供給する定電流源を有し、第1の電源と第2の電源との
間に設けられたヒューズ判定部と、前記定電流が供給さ
れたときに、前記ヒューズの一端の電圧をヒューズのO
N/OFFの判定結果としてラッチするラッチ部と、前
記ヒューズ判定部と前記ラッチ部との間に設けられたス
イッチング素子からなる回路を複数個備え、前記定電流
源は、第1のMOSトランジスタよりなり、前記トラン
ジスタのゲートを、前記第1の電源と第2の電源との間
の中間レベルで駆動し、前記複数個の回路に対し、前記
各回路の第1のMOSトランジスタとカレントミラーを
構成する第2のMOSトランジスタと、この第2のMO
Sトランジスタに接続された第3のMOSトランジスタ
およびレファレンス抵抗とよりなるレファレンス部を1
個備えることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のヒューズ判定回
路の一例の基本部分を示す回路図である。このヒューズ
判定回路は、レファレンス部20と、ヒューズ判定部2
2と、ラッチ部24とから構成されている。レファレン
ス部20は、PチャネルMOSトランジスタ26,36
とNチャネルMOSトランジスタ30とレファレンス抵
抗34(約8kΩ)とで構成され、ヒューズ判定部22
は、PチャネルMOSトランジスタ28とNチャネルM
OSチャネルトランジスタ32とヒューズ10とで構成
され、ラッチ部24は、逆並列に接続されたインバータ
17,18とインバータ18の出力側に挿入されたトラ
ンスファゲート38とで構成されている。
【0028】入力端子INは、Nチャネルトランジスタ
30,32のゲート、Pチャネルトランジスタ36のゲ
ート、およびトランスファゲート38のPチャネルトラ
ンジスタ側のゲートに接続され、Nチャネルトランジス
タ側のゲートにはインバータを介して接続されている。
【0029】レファレンス部20のPチャネルトランジ
スタ26,36のソースは電源電圧VCC(例えば、3
V)に接続され、レファレンス抵抗34の一端はNチャ
ネルトランジスタ30のソースに他端はグランドに接続
されている。Pチャネルトランジスタ26は、ゲートお
よびドレインが接続されており、ヒューズ判定部22の
Pチャネルトランジスタ28とでカレントミラーを構成
している。Pチャネルトランジスタ26には、トランジ
スタ26自身の電流特性とレファレンス抵抗34の電源
電圧VCCとによって定まる電流I1 が流れる。Pチャネ
ルトランジスタ28には、トランジスタ26とのサイズ
比に比例した電流I2 が流れる。Pチャネルトランジス
タ26のゲート電圧Vg は、レファレンス抵抗34の抵
抗値と電流I1 との積であり、ほぼ電源電圧VCCの半分
(例えば、1.5V程度)である。このように、Pチャ
ネルトランジスタ26は、電源電圧VCCを所定の電圧に
降下させるレベルシフタとしても機能する。
【0030】ヒューズ判定部22のPチャネルトランジ
スタ28のソースはVCCに接続され、Nチャネルトラン
ジスタ32のソースは、ヒューズ窓の対応するヒューズ
10に接続され、ヒューズ10の他端はグランドに接続
されている。Pチャネルトランジスタ28は定電流源を
構成し、この定電流源の流すDC電流を小さくするため
に、ゲートを電源電圧VCCとグランド電圧との間の中間
レベルで駆動できるように、前述したようにレファレン
ス部20のPチャネルトランジスタ26とでカレントミ
ラーを構成するようにしている。また、このようなカレ
ントミラー構成をとることにより、後述するようにヒュ
ーズの臨界抵抗のVCC依存および温度依存を小さくする
ことが可能となる。
【0031】ラッチ部24のインバータ17の出力は、
出力端子OUTに接続され、さらにインバータ18およ
びトランスファゲート38を経て、インバータ17の入
力に接続されている。
【0032】図2は、図1に示したヒューズ判定回路が
設けられるアドレス判定回路の構成を示す図である。本
実施形態例では、8本のアドレス信号が入力される場合
を例に説明するが、これに限定されるものではない。
【0033】ヒューズ窓40には、冗長回路に置き換え
るか否かを設定するための1個のイネーブルヒューズ4
2と、8個のリダンダンシヒューズ101 〜108 とが
配列されており、各ヒューズには図1のヒューズ判定回
路440 〜448 が接続されている。各ヒューズ判定回
路の入力端子INには、ヒューズセット信号FSTが入
力される。SDRAMでは、通常、使用する前に、モー
ド設定用のコマンドMDRS(モードレジスタセット)
信号がユーザによって入力される。FST信号は、この
MDRSから作られるワンショットのパルス信号(パル
ス幅は、約30ns)である。このFST信号はメモリ
や電子機器に電源を投入したとき、または、電子機器内
がリセット信号を出力したときなどに出力され、ヒュー
ズのON/OFF状態を判定するためのトリガ信号であ
る。
【0034】ヒューズ判定回路441 〜448 から出力
されるラッチデータとメモリセルに入力されるアドレス
A1〜A8とは、EXOR回路461 〜468 で排他的
論理和(EXOR)がとられ、EXOR回路461 〜4
8 は、2つの入力論理レベルがともに一致したときに
Lowレベルを出力し、不一致のときにはHighレベ
ルを出力する。EXOR回路461 〜468 の出力と、
イネーブルヒューズ42に接続されたヒューズ判定回路
440 のラッチデータとは、それぞれNチャネルMOS
トランジスタ480 〜488 を介してノード50におい
てワイアードOR接続される。ワイアードORノード5
0は、リダンダンシ判定回路(図示せず)へ接続されて
いる。
【0035】次に、図2に示すアドレス判定回路の動作
を説明する。
【0036】先ず、初期設定時、FST信号がHigh
レベルになると、ヒューズ判定回路440 〜448 は、
ヒューズ42,101 〜108 のON/OFFを判定し
て、出力端子OUTからON/OFFに対応したレベル
を出力する。
【0037】その後、メモリを読み書きするとき、アド
レス判定許可信号PREがLowレベルになると、Pチ
ャネルMOSトランジスタ49がONして、ノード50
はHighレベルになる。次いで、アドレスA1〜A8
が、EXOR回路461 〜468 に入力され、ヒューズ
判定回路441 〜448 の出力と一致するか否かが判定
される。入力されたアドレスA1〜A8とこれに対応す
るヒューズ判定回路441 〜448 の出力とが全て一致
し、全てのEXOR回路461 〜468 がLowレベル
になると、全てのNチャネルMOSトランジスタはOF
Fするので、ノード50はHighレベルのままであ
る。逆に、アドレスA1〜A8とこれに対応するヒュー
ズ判定回路441 〜448 の出力とが1つでも一致しな
ければ、いずれか1つのEXOR回路461 〜468
Highレベルになり、これにつながるNチャネルMO
SトランジスタがONするので、ノード50はLowレ
ベルになる。また、メモリの冗長回路を使用しないとき
は、ヒューズ42を1つだけ切断(OFF)しておくこ
とで、ヒューズ判定回路440 の出力はHighレベル
になり、これにつながるNチャネルMOSトランジスタ
がONするので、ノード50はLowレベルになる。こ
のようにして、アドレス判定回路は、ヒューズに設定さ
れた状態と入力されたアドレスとを比較して、一致/不
一致を判定する。
【0038】アドレス判定回路の出力であるワイアード
ORノード50は、メモリの冗長回路(図示せず)に接
続されており、アクセスされたアドレスのメモリセルを
冗長メモリセルに置き換えるか否かを決める。
【0039】次に、図1のヒューズ判定回路の動作を図
3の波形図を用いて説明する。入力端子INに、前述し
たモードレジスタコマンドMDRSなどにより作られた
図3(1)に示すワンショットのFST信号(約30n
s)が入力されると、FST信号がHighの期間中、
Nチャネルトランジスタ30,32がONし、Pチャネ
ルトランジスタ36がOFFし、トランスファゲート3
8がOFFする。
【0040】以下の説明では、理解を容易にするため、
Nチャネルトランジスタ30,32のON抵抗は十分に
小さいものとする。
【0041】レファレンス部20では、Nチャネルトラ
ンジスタ30がONし、Pチャネルトランジスタ36が
OFFすることにより、Pチャネルトランジスタ26が
ONし、レファレンス抵抗34に電流I1 が流れ、図3
(2)に示すようにノードAの電圧はVCCから立下が
り、VCCとグラントとの中間レベル(例えば、1.3
V)に保持される。これにより、定電流源として働くP
チャネルトランジスタ28がONする。
【0042】以下、ヒューズ10が(I)ONの場合、
(II)ヒューズOFFの場合、(III )ヒューズ生切れ
(60kΩ)の場合、(IV)ヒューズ生切れ(100k
Ω)の場合について、それぞれ説明する。 (I)ヒューズONの場合 ヒューズONの状態では、定電流源としてのPチャネル
トランジスタ28は、ノードAの中間レベルの電圧に応
じたDC電流I2 (貫通電流)を流す。ここで、Pチャ
ネルトランジスタ26と28のサイズ(ゲート幅)の比
を10:1であるとし、レファレンス抵抗34を6.5
kΩとし、Nチャネルトランジスタ30,32での電圧
降下はないとすると、レファレンス抵抗34に流れる電
流I1 は0.2mA(=1.3V/6.5kΩ)であ
る。
【0043】Pチャネルトランジスタ26と28はカレ
ントミラー回路を構成し、電流I1とI2 とは比例して
いる。このため、DC電流I2 は、例えば、レファレン
ス抵抗34に流れる電流の約1/10の約20μAであ
る。判定ノードBの電圧は、Pチャネルトランジスタ2
8のON電流とヒューズ10の抵抗値との積で定まる。
ヒューズがON状態のときの抵抗値を3.3kΩとする
と、判定ノードBの電圧はON電流20μAと3.3k
Ωとの積0.1Vとなる。すなわち、ノードBは図3
(3)で示すようにLowとなり、インバータ17で反
転され、出力端子OUTは図3(4)に示すようにHi
ghとなる。入力端子INのFST信号がLowになる
と、Pチャネルトランジスタ26,28およびNチャネ
ルトランジスタ30,32がOFFしてヒューズ判定を
停止し、トランスファゲート38がONして判定ノード
Bの電圧をラッチする。ラッチされたデータ、すなわち
出力端子OUTのデータは、Highであるので、ヒュ
ーズはON状態であると判定される。
【0044】また、FST信号がLowになると、ヒュ
ーズ判定部22のNチャネルトランジスタ32がOFF
して、ヒューズ10に流れるDC電流I2 がしゃ断され
る。ヒューズのON/OFFの判定は少なくとも1回の
FST信号で判定することができ、判定結果はラッチ部
24に保持されているので、これ以降の判定処理は不要
になる。従って、メモリがアクセスされる毎にヒューズ
に貫通電流が流れることがなくなるので、消費電流を大
幅に低減することができる。 (II)ヒューズOFFの場合 ヒューズがOFFしていて、抵抗値が無限大の状態で
は、判定ノードBは図3(3)に示すようにHighと
なり、インバータ18で反転され、図3(4)に示すよ
うに出力端子OUTはLowとなる。入力端子INのF
ST信号がLowになると、ヒューズ判定を停止し、ト
ランスファゲート38がONしてデータをラッチする。
ラッチされたデータはLowであるので、ヒューズはO
FF状態であると判定される。 (III )ヒューズ生切れ(60kΩ)の場合 ヒューズが生切れの状態では、ヒューズON状態のとき
と同様に、ヒューズには微小のDC電流I2 が流れる。
このとき、ノードBの電圧は、Pチャネルトランジスタ
28のON電流とヒューズ10の抵抗値との積で定ま
る。今、生切れ状態のヒューズの抵抗値が60kΩであ
ったとする。ON電流と60kΩとの積で定まる判定ノ
ードBの電圧の値によって、出力端子OUTのHigh
またはLowが決まる。すなわち、ノードBの電圧がイ
ンバータ17のしきい値を超えると、出力端子OUTは
Lowになり、しきい値を超えないと、出力端子OUT
はHighとなる。例えば、インバータ17のしきい値
を電源電圧VCCの1/2になるように設定されていると
すると、VCCが3Vのときのしきい値は1.5Vであ
る。また、ここでは、Pチャネルトランジスタ28は理
想的な定電流源であるとし、ヒューズの抵抗値によって
変化しないものとする。
【0045】一方、判定ノードBの電圧は、Pチャネル
トランジスタ28のON電流I2 と、ヒューズの抵抗値
との積、即ち1.3V(=20μA×60kΩ)である
(図3(5))。従って、インバータ17は、入力値が
しきい値より低いので、出力OUTをHighレベルと
する。入力端子INのFST信号がLowになると、ヒ
ューズ判定を停止し、トランスファゲート38がONし
てデータをラッチする。出力されるラッチデータはHi
ghであり、したがって、ヒューズはON状態であると
判定される。 (IV)ヒューズ生切れ(100kΩ)の場合 ヒューズが生切れの状態で、その抵抗が100kΩであ
り、判定ノードBの判定期間中の電圧は、図3(6)に
示すように約2.0Vとなり、これはインバータ17の
しきい値1.5Vを越え、出力端子OUTはLowとな
る。入力端子INのFST信号がLowになると、ヒュ
ーズ判定を停止し、トランスファゲート38がONして
判定ノードBの電圧をラッチする。出力されるラッチデ
ータは、Lowであり、したがって、ヒューズはOFF
状態であると判定される。
【0046】ここで、インバータ17がONまたはOF
Fと判定する境界のヒューズの抵抗値を臨界抵抗と定義
する。前述の例では、Pチャネルトランジスタ28のO
N電流I2 が20μAのとき、ノードBの電圧がインバ
ータ17のしきい値1.5Vになるヒューズの抵抗値で
あり、75kΩ(=1.5V/20μA)である。
【0047】図1に示したヒューズ判定回路において、
ヒューズの臨界抵抗のVCC依存および温度依存が小さく
なる理由を以下に説明する。
【0048】図4は、ヒューズとレファレンス抵抗のV
CC依存について説明するための回路図であり、図1の構
成の要部のみを示している。電源電圧VCCが高くなり、
レファレンス部20を流れる電流I1 が増加すると、レ
ファレンス抵抗34に生ずる電圧降下が大きくなり、ヒ
ューズ判定部22のPチャネルトランジスタ28のゲー
ト電圧Vg が高くなり、逆に、電流I1 が減少すると、
ゲート電圧Vg が低くなる。その結果、VCCが変化した
ときのPチャネルトランジスタ28のゲート・ソース間
電圧Vgsの変化が抑えられる。このため、VCCが変化し
てもトランジスタ28のON抵抗は図14に示すトラン
ジスタ14ほど大きく変動しない。したがって、ON抵
抗とヒューズの抵抗との比が大きく変動しないので、ヒ
ューズの臨界抵抗のVCC依存が小さくなる。
【0049】VCCが変化した場合に、図4の本発明の冗
長設定回路と図14の従来の冗長設定回路とにおいて、
ゲート・ソース間電圧Vgsおよびヒューズ臨界抵抗の変
動のシミュレーション結果を、表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】VCCが2.5〜5.0Vの範囲で変化した
場合、Vgsは、従来回路では2.5〜5.0Vの範囲で
変動するが、本発明回路では、1.62〜1.88Vと
小さくなっている。
【0052】また臨界抵抗は、従来回路では120〜5
0kΩの範囲で変動するが、本発明回路では、100〜
65kΩと小さくなっている。例えば、製造検査段階
で、電源電圧VCCを2.9Vとしてヒューズ判定回路を
検査したとき、ヒューズの抵抗値が110kΩであれ
ば、本発明と従来例と共に臨界抵抗値90kΩ,100
kΩより大きいので、ヒューズ判定回路はヒューズがO
FFしていると判定する。このメモリを電子機器に組み
込んで、電源電圧を2.5Vで使用したとすると、本発
明では、臨界抵抗値100kΩより大きいので、ヒュー
ズ判定回路はヒューズがOFFしていると判定する。し
かしながら、従来例では、臨界抵抗値120kΩより小
さいので、ヒューズ判定回路はヒューズがONしている
と判定する。このように、従来例では、製造検査段階と
実使用段階で使用条件が異なると、ヒューズ判定回路は
誤判定することがあり、メモリは、冗長メモリセルへ置
き換えるべきところを置き換えなくなり、正常な読み書
きができなくなる。
【0053】従来例では、Pチャネルトランジスタ14
のON抵抗とヒューズ10の抵抗の温度係数は必ずしも
一致しておらず、臨界抵抗の温度依存性は大きかった。
このため、電源電圧変動と同様に誤判定する可能性が大
きかった。これに対して本発明では、図4のヒューズ判
定回路において、ヒューズ10とレファレンス抵抗34
とが同じ材料で作られていれば、これらの抵抗値の温度
係数は同じであるので温度変化は同方向にシフトする。
したがって、ヒューズの臨界抵抗の温度依存が小さくな
り、誤判定の可能性を低減できる。
【0054】以上説明したように、本発明のヒューズ判
定回路によれば、従来技術で問題になっていたヒューズ
の臨界抵抗のVCC依存および温度依存を小さくすること
が可能となる。
【0055】さらに、インバータ17と18の帰還ルー
プの間にトランスファゲート38を設け、判定期間中は
トランスファゲート38をOFFするようにしたので、
インバータ18の出力電流がヒューズ10に流れること
がなく、定電流I2のみに基づいて正確なヒューズ判定
ができる。
【0056】また、トランスファゲート38がないと、
ラッチ部52は安定状態になっており、この状態を反転
するのにはエネルギーと時間がかかる。しかし、トラン
スファゲート38を設け、判定期間中はトランスファゲ
ート38をOFFすることで、インバータ17は、イン
バータ18の出力に影響されることなく、ノードBの電
圧を高速に判定し、出力を高速に判定することができ
る。
【0057】本発明のヒューズ判定回路の他の例につい
て以下に説明する。図5〜10には、図1と同様に基本
部分のみを示す。
【0058】図5のヒューズ判定回路は、図1のヒュー
ズ判定回路と比べてラッチ部の構成のみ異なっている。
すなわち、図5のヒューズ判定回路のラッチ部52は、
逆並列接続されたインバータ17,18で構成される。
本実施例では、ヒューズ10に流れる電流は、トランジ
スタ28と、インバータ18とから供給され、これらの
電流によってヒューズに発生する電圧がインバータ17
のしきい値を越えると、ラッチ部52はLowレベルを
出力し、しきい値に満たなければHighレベルを出力
する。ここで、インバータ18の駆動能力は、トランジ
スタ28やヒューズ10のそれに比べて小さく構成され
ている。
【0059】本実施例は、図1の実施例に比べ、トラン
スファゲート38がない分、素子数を低減することがで
きる。
【0060】図6のヒューズ判定回路では、ラッチ部5
4が、ヒューズ10にドレインが接続されたPチャネル
トランジスタよりなるトランスファゲート58とインバ
ータ17,18とで構成される。このPチャネルトラン
ジスタ58のゲートには、入力端子INへのパルス信号
がインバータ59を経て入力される。
【0061】このヒューズ判定回路では、ヒューズ10
がON状態または生切れであるとき、判定期間中にヒュ
ーズ判定部22にはトランジスタ28とインバータ18
からDC電流が流れる。入力端子INへのパルス信号が
Lowになると、Pチャネルトランジスタ28はOFF
するので、インバータ18から電流が流れることはな
い。しかし、トランスファゲート58が無ければ、ラッ
チ部のインバータ18の出力が加わり、ヒューズ10に
DC電流が流れてしまう。しかし、トランスファゲート
58が設けられているので、入力端子INへのパルス信
号がLowになるとトランスファゲートがOFFして、
DC電流がしゃ断される。なお、トランスファゲート
は、Nチャネルトランジスタのトランスファゲートある
いはCMOSトランスファゲートとすることができる。
Nチャネルトランジスタとしたときは、インバータ59
は不要である。
【0062】本実施例では、前述のヒューズ判定回路に
比べ、Nチャネルトランジスタ32がないので、ラッチ
部54でノードBの電圧を判定するとき、トランジスタ
32の電圧降下などの影響を受けることなく、正確に判
定することができる。
【0063】図7(A)のヒューズ判定回路では、図6
のヒューズ判定回路に比べて、レファレンス部60の構
成のみ異なる。レファレンス部60は、Pチャネルトラ
ンジスタ26とレファレンス抵抗34とから構成され、
入力端子INは、レファレンス抵抗34の一端と、トラ
ンスファゲート58のゲートとに接続される。なお、P
チャネルトランジスタ58は、Nチャネルトランジスタ
あるいはCMOSトランスファゲートであってもよい。
【0064】本実施例では、図6のヒューズ判定回路が
有する効果に加え、Nチャネルトランジスタ30やイン
バータ59をなくすことができるので、ヒューズ判定回
路の面積を一層低減できる。
【0065】図7(B)は、図7(A)の冗長設定回路
の動作を説明するための波形図である。入力端子INへ
のパルス信号がLowになると、ノードAの電圧がVCC
とグランド電圧の中間レベルに立下り、Pチャネルトラ
ンジスタ28がONすると共に、Pチャネルトランジス
タ58をONする。ヒューズ10がON状態のとき、判
定ノードBはしきい値より小であり、出力端子OUTは
Highである。ヒューズ10がOFF状態のとき、判
定ノードBはしきい値より大であり、出力端子OUTは
Lowである。その後、入力端子のパルス信号がHig
hになると、トランジスタ26,28,58がOFFす
るので、ノードAの電圧はHighになり(図7
(2))、ヒューズ10に電流が流れなくなる。また、
ノードBの電圧は、0のときは0を維持し、中間電圧に
あったときは、ノードBの電荷がヒューズ10を通して
放電されるにつれて徐々に0に近づく。また、ラッチ部
54は判定期間中の状態を保持する。
【0066】以上の各実施例では、カレントミラーを構
成するトランジスタは、Pチャネルトランジスタとした
が、Nチャネルトランジスタとすることもできる。カレ
ントミラーをNチャネルトランジスタで構成したヒュー
ズ判定回路を図8〜10に示す。図8は、図5に対応す
る回路であり、図9は、図6に対応する回路であり、図
10は、図7(A)に対応する回路である。
【0067】図5〜図10に示したヒューズ判定回路の
例では、ラッチ部は、インバータの逆並列回路で構成し
たが、図1に示したラッチ部のようにトランスファゲー
ト8を含ませることもできる。このようなトランスファ
ゲートの存在により、入力端子INのパルス信号により
ラッチ動作を確実に行うことができる。
【0068】図11は、ラッチ部にトランスファゲート
38を設けたヒューズ判定回路を示す。このヒューズ判
定回路は、レファレンス部20と、ヒューズ判定部22
と、ラッチ部24と、ヒューズ判定部22とラッチ部と
の間に配置されたスイッチング素子68とから構成され
ている。レファレンス部20は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ62とPチャネルMOSトランジスタ60とレ
ファレンス抵抗34とで構成され、ヒューズ判定部22
は、NチャネルMOSトランジスタ64とヒューズ10
とで構成され、スイッチング素子68は、トランスファ
ゲート66で構成され、ラッチ部24は、逆並列に接続
されたインバータ17,18とインバータ18の出力側
に挿入されたトランスファゲート38とで構成されてい
る。
【0069】レファレンス部20のNチャネルトランジ
スタ62は、ヒューズ判定部22のNチャネルトランジ
スタ64とでカレントミラーを構成している。
【0070】以上の構造のヒューズ判定回路の動作は、
これまでの説明で十分理解できるであろうが、特徴のあ
る動作のみ説明する。
【0071】入力端子INに、ワンショットのFST信
号(約30ns)が入力されると、FST信号がLow
の期間中、トランスファゲート66がONし、トランス
ファゲート38がOFFする。
【0072】このとき、すなわちヒューズ判定期間で
は、判定ノードBの電圧は、トランスファゲート66を
経てインバータ17で反転されて、出力端子OUTを、
HighまたはLowにする。
【0073】入力端子INのFST信号がHighにな
ると、トランスファゲート66がOFFし、トランスフ
ァゲート38がONし、判定ノードBの電圧をラッチす
る。また、トランスファゲート66がOFFしているの
で、インバータ18からヒューズ10へDC電流が流れ
ることはないので、判定ノードBとインバータ18とが
競合しないので、前のラッチ状態でヒューズの臨界抵抗
値が変わるという問題は生じない。
【0074】また、トランスファゲート66はスイッチ
ング素子であり、回路特性上、ON抵抗はほとんどな
い。したがって、トランスファゲートのサイズは設計ル
ール上の最小寸法でよく、図15で説明した従来例のよ
うにレイアウト面積が増大することはない。
【0075】図2に戻り、図2では各ヒューズ判定回路
44はレファレンス部20(図1)を備えるものとして
説明したが、実際には、レイアウト面積を削減するため
に、図2の構成においてヒューズ判定回路44にレファ
レンス部を備えないものを1ブロックとし(1ブロック
の回路名をXREDとする)、これを8ブロック22 1
〜228 接続したものに1つのレファレンス部20を設
けることができる。図12は、その状態を示す図であ
る。すなわち、72個のヒューズ判定回路(レファレン
ス部のないもの)に対して、1つのレファレンス部20
が設けられている。
【0076】図13は、XREDを含むアドレス判定回
路の具体的回路を示す。図中、レファレンス部20,ヒ
ューズ判定部22,ラッチ部24,EXOR回路46
を、破線で囲って示してある。
【0077】図14は、図12に示した複数ブロックの
XREDに対して設けられるレファレンス部の他の例を
示す図である。このレファレンス部では、カレントミラ
ーを構成するPチャネルトランジスタのサイズを調整す
ることができる。3個のPチャネルトランジスタ26−
1,26−2,26−3は、ノードAのレベル調整する
ためのもので、アルミ層70−1,70−,2,70−
3で切り換えるようにしている。これらPチャネルトラ
ンジスタ26−1,26−2,26−3のゲート幅/ゲ
ート長(W/L)は、それぞれ8/0.8,4/0.
8,2/0.8であり、アルミ層の切り換えの仕方によ
って、W=2,4,6,8,10,12,14の選択が
可能である。ノードAのレベルを調整することによっ
て、ヒューズに流れる電流を調整できる。したがって、
ヒューズの臨界抵抗と、ヒューズでの消費電力を調整す
ることができる。
【0078】なお、レベルAの調整は、カレントミラー
を構成するトランジスタのサイズの調整だけでなく、レ
ファレンス抵抗34のサイズを調整することによっても
行うことができる。
【0079】以上の説明において、電源電圧VCCは、メ
モリ外部から印加される電圧でもよいし、印加された電
圧を内部で降圧あるいは昇圧した電源であってもよい。
また、本発明は、トランジスタの種類を変えることによ
って、正の極性でも負の極性の電源にも適用できる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が得
られる。 (1)ヒューズのON/OFFを分ける臨界抵抗のVCC
依存,温度依存が小さい、すなわち臨界抵抗のVCC,温
度による変動幅が小さくなる。 (2)従来例では、ON状態のヒューズにVCCの電圧が
印加されることになり、大きな電流が流れる。しかし、
本願発明では、ヒューズ判定部のカレントミラーを構成
するトランジスタのゲートレベルが中間レベルのため、
判定期間中にヒューズを流れるDC電流が小さく、消費
電力を低減できる。 (3)カレントミラーのレファレンス側のトランジスタ
のサイズ、あるいはレファレンス抵抗の値を調整するこ
とにより、ヒューズの臨界抵抗と消費電流を調整でき
る。製造条件で、ヒューズのシート抵抗やトランジスタ
の能力、トリマーのヒューズ切断能力(何Ωまでヒュー
ズをカットできるか)が決まるので、臨界抵抗と消費電
流を調整できることがカレントミラーを使うことの利点
である。 (4)判定ノードとラッチ部のインバータとの競合を避
けることができ、さらには、レイアウト面積を小さくす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒューズ判定回路の一例の基本部分を
示す回路図である。
【図2】図1に示したヒューズ判定回路が設けられる周
辺構成を示す図である。
【図3】図1のヒューズ判定回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図4】ヒューズのレファレンスのVCC依存について説
明するための回路図である。
【図5】本発明のヒューズ判定回路の他の例を示す図で
ある。
【図6】本発明のヒューズ判定回路の他の例を示す図で
ある。
【図7】本発明のヒューズ判定回路の他の例を示す図で
ある。
【図8】本発明のヒューズ判定回路の他の例を示す図で
ある。
【図9】本発明のヒューズ判定回路の他の例を示す図で
ある。
【図10】本発明のヒューズ判定回路の他の例を示す図
である。
【図11】本発明のヒューズ判定回路の他の例を示す図
である。
【図12】8ブロックのXPEDに、1つのレファレン
ス部を設けた状態を示す図である。
【図13】XPEDの具体的回路を示す図である。
【図14】レファレンス部の他の例を示す図である。
【図15】従来のヒューズ判定回路を示す図である。
【符号の説明】
10 リダンダンシヒューズ 17,18 インバータ 20 レファレンス部 22 ヒューズ判定部 24 ラッチ部 26,36 PチャネルMOSトランジスタ 30,62,66 NチャネルMOSトランジスタ 34 レファレンス抵抗 38 トランスファゲート 40 ヒューズ窓 42 イネーブルヒューズ 44 ヒューズ判定回路 46 EXOR回路 48 NチャネルMOSトランジスタ 50 ワイアードORノード 52 ラッチ部 54 ラッチ 58,66 トランスファゲート 60 レファレンス部 68 スイッチ素子

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒューズに定電流を供給して、前記ヒュー
    ズに生ずる電圧を所定のしきい値と比較判定することに
    より、前記ヒューズが切断されているか否かを判定する
    ようにしたことを特徴とするヒューズ判定回路。
  2. 【請求項2】前記ヒューズに定電流を供給する手段がカ
    レントミラーからなることを特徴とする請求項1記載の
    ヒューズ判定回路。
  3. 【請求項3】ヒューズ判定時のみ前記ヒューズと前記カ
    レントミラーに電流を流すようにしたことを特徴とする
    請求項2記載のヒューズ判定回路。
  4. 【請求項4】前記比較判定した結果を保持するラッチ手
    段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のヒューズ判定回路。
  5. 【請求項5】前記比較判定する期間中は、前記ラッチ手
    段の動作を停止するようにしたことを特徴とする請求項
    4記載のヒューズ判定回路。
  6. 【請求項6】予備メモリセルである冗長回路を備え、前
    記冗長回路に置換するか否かを、対応するヒューズのO
    N/OFFを判定し、判定結果をラッチするメモリの冗
    長設定回路において、 前記ヒューズの一端に接続され、前記ヒューズに定電流
    を供給する定電流源を有し、第1の電源と第2の電源と
    の間に設けられたヒューズ判定部と、 前記定電流が供給されたときに、前記ヒューズの一端の
    電圧をヒューズのON/OFFの判定結果としてラッチ
    するラッチ部と、を備えることを特徴とするメモリの冗
    長設定回路。
  7. 【請求項7】前記定電流源は、第1のMOSトランジス
    タよりなり、前記トランジスタのゲートを、前記第1の
    電源と第2の電源との間の中間レベルで駆動することを
    特徴とする請求項6記載のメモリの冗長設定回路。
  8. 【請求項8】前記第1のMOSトランジスタとカレント
    ミラーを構成する第2のMOSトランジスタと、この第
    2のMOSトランジスタに接続されたレファレンス抵抗
    とからなるレファレンス部をさらに備えることを特徴と
    する請求項7記載のメモリの冗長設定回路。
  9. 【請求項9】前記ラッチ部は、2個の逆並列接続された
    インバータを少なくとも有することを特徴とする請求項
    8記載のメモリの冗長設定回路。
  10. 【請求項10】前記ヒューズ判定部での判定期間中に前
    記ヒューズに流れるDC電流を、判定後にしゃ断する回
    路をさらに備えることを特徴とする請求項9記載のメモ
    リの冗長設定回路。
  11. 【請求項11】前記DC電流をしゃ断する回路は、前記
    ヒューズ判定部の第1のトランジスタとヒューズとの間
    に設けられたスイッチング素子よりなり、このスイッチ
    ング素子は、前記レファレンス部に与えられる判定期間
    にONすることを特徴とする請求項10記載のメモリの
    冗長設定回路。
  12. 【請求項12】前記DC電流をしゃ断する回路は、前記
    ラッチ部に設けられたスイッチング素子であり、このス
    イッチング素子は、前記ヒューズ判定部の第1のトラン
    ジスタとヒューズとの間の接続点と、前記逆並列接続さ
    れたインバータとの間に設けられ、前記スイッチング素
    子は、前記レファレンス部に与えられる判定期間にON
    することを特徴とする請求項10記載のメモリの冗長設
    定回路。
  13. 【請求項13】前記ラッチ部の逆並列接続されたフィー
    ドバックのための一方のインバータに直列にスイッチン
    グ素子が設けられ、このスイッチング素子は、前記レフ
    ァレンス部に与えられる判定期間にONすることを特徴
    とする請求項6〜12のいずれかに記載のメモリの冗長
    設定回路。
  14. 【請求項14】前記カレントミラーを構成する第1およ
    び第2のトランジスタは、PチャネルMOSトランジス
    タであることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに
    記載のメモリの冗長設定回路。
  15. 【請求項15】前記カレントミラーを構成する第1およ
    び第2のトランジスタは、NチャネルMOSトランジス
    タであることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに
    記載のメモリの冗長設定回路。
  16. 【請求項16】前記判定期間はパルス信号により定めら
    れ、このパルス信号は、メモリを使用する前にユーザに
    よって入力されるモード設定用のコマンドから作成され
    るワンショットパルスであることを特徴とする請求項1
    1〜15のいずれかに記載のメモリの冗長設定回路。
  17. 【請求項17】予備メモリセルである冗長回路を備え、
    前記冗長回路に置換するか否かを、対応するヒューズの
    ON/OFFを判定し、判定結果をラッチするメモリの
    冗長設定回路において、 前記ヒューズの一端に接続され、前記ヒューズに定電流
    を供給する定電流源を有し、第1の電源と第2の電源と
    の間に設けられたヒューズ判定部と、前記定電流が供給
    されたときに、前記ヒューズの一端の電圧をヒューズの
    ON/OFFの判定結果としてラッチするラッチ部とか
    らなる回路を複数個備え、 前記定電流源は、第1のMOSトランジスタよりなり、
    前記トランジスタのゲートを、前記第1の電源と第2の
    電源との間の中間レベルで駆動し、 前記複数個の回路に対し、前記各回路の第1のMOSト
    ランジスタとカレントミラーを構成する第2のMOSト
    ランジスタと、この第2のMOSトランジスタに接続さ
    れたレファレンス抵抗とよりなるレファレンス部を1個
    備えることを特徴とするメモリの冗長設定回路。
  18. 【請求項18】前記複数個のラッチ部の出力は、ワイア
    ードORされることを特徴とする請求項17記載のメモ
    リの冗長設定回路。
  19. 【請求項19】前記第2のMOSトランジスタは、サイ
    ズの異なる複数個のMOSトランジスタから1個以上を
    任意に選択することにより構成されることを特徴とする
    請求項18または19記載のメモリの冗長設定回路。
  20. 【請求項20】前記レファレンス抵抗の抵抗値が調整可
    能であることを特徴とする請求項19記載のメモリ冗長
    設定回路。
  21. 【請求項21】予備メモリセルである冗長回路を備え、
    前記冗長回路に置換するか否かを、対応するヒューズの
    ON/OFFを判定し、判定結果をラッチするメモリの
    冗長設定回路において、 前記ヒューズの一端に接続され、前記ヒューズに定電流
    を供給する第1のMOSトランジスタを有し、第1の電
    源と第2の電源との間に設けられたヒューズ判定部と、 2個の逆並列接続されたインバータと、ラッチ用のトラ
    ンスファゲートとを有し、前記定電流が供給されたとき
    に、前記ヒューズの一端の電圧をヒューズのON/OF
    Fの判定結果としてラッチするラッチ部と、 前記第1のMOSトランジスタとカレントミラーを構成
    する第2のMOSトランジスタと、この第2のMOSト
    ランジスタに接続された第3のMOSトランジスタおよ
    びレファレンス抵抗とからなるレファレンス部と、 前記ヒューズ判定部と前記ラッチ部との間に設けられた
    スイッチング素子とを備え、 前記第3のMOSトランジスタ,スイッチング素子,お
    よびトランスファゲートのON/OFFは、入力パルス
    信号によって制御されることを特徴とするメモリの冗長
    設定回路。
  22. 【請求項22】前記第1および第2のMOSトランジス
    タは、NチャネルMOSトランジスタよりなり、前記第
    3のMOSトランジスタは、PチャネルMOSトランジ
    スタよりなることを特徴とする請求項21記載のメモリ
    の冗長設定回路。
  23. 【請求項23】予備メモリセルである冗長回路を備え、
    前記冗長回路に置換するか否かを、対応するヒューズの
    ON/OFFを判定し、判定結果をラッチするメモリの
    冗長設定回路において、 前記ヒューズの一端に接続され、前記ヒューズに定電流
    を供給する定電流源を有し、第1の電源と第2の電源と
    の間に設けられたヒューズ判定部と、前記定電流が供給
    されたときに、前記ヒューズの一端の電圧をヒューズの
    ON/OFFの判定結果としてラッチするラッチ部と、
    前記ヒューズ判定部と前記ラッチ部との間に設けられた
    スイッチング素子からなる回路を複数個備え、 前記定電流源は、第1のMOSトランジスタよりなり、
    前記トランジスタのゲートを、前記第1の電源と第2の
    電源との間の中間レベルで駆動し、 前記複数個の回路に対し、前記各回路の第1のMOSト
    ランジスタとカレントミラーを構成する第2のMOSト
    ランジスタと、この第2のMOSトランジスタに接続さ
    れた第3のMOSトランジスタおよびレファレンス抵抗
    とよりなるレファレンス部を1個備えることを特徴とす
    るメモリの冗長設定回路。
  24. 【請求項24】前記複数個のラッチ部の出力は、ワイア
    ードORされることを特徴とする請求項23記載のメモ
    リの冗長設定回路。
  25. 【請求項25】前記第2のMOSトランジスタは、サイ
    ズの異なる複数個のMOSトランジスタから1個以上を
    任意に選択することにより構成されることを特徴とする
    請求項23または24記載のメモリの冗長設定回路。
  26. 【請求項26】前記レファレンス抵抗の抵抗値が調整可
    能であることを特徴とする請求項25記載のメモリ冗長
    設定回路。
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