JP2000201135A - 無線受信装置および逆拡散器 - Google Patents

無線受信装置および逆拡散器

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JP2000201135A JP218899A JP218899A JP2000201135A JP 2000201135 A JP2000201135 A JP 2000201135A JP 218899 A JP218899 A JP 218899A JP 218899 A JP218899 A JP 218899A JP 2000201135 A JP2000201135 A JP 2000201135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数のアンテナに並行して到来し
た受信波に所定の処理を施す無線受信装置と逆拡散器と
に関し、ハードウエアの構成が大幅に複雑化することな
く、柔軟なモジュール化が達成されることを目的とす
る。 【解決手段】 複数Nのアンテナに並行して到来した受
信波をベースバンド領域においてそれぞれ複数Nの異な
る位相で、占有帯域幅の2倍以上の周波数でサンプリン
グして離散信号を生成する複数Nの間引き処理手段と、
これらの離散信号を多重化して多重信号を出力する多重
化手段と、その多重信号を逆多重化して複数Nの離散信
号を復元する逆多重化手段と、これらの復元された複数
Nの離散信号について、外部から与えられ、あるいは予
め設定された共通の時点の瞬時値を個別に予測し、かつ
ベースバンド領域で、複数Nのアンテナに個別に対応す
るベースバンド信号を生成する複数Nの予測処理手段と
を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアンテナに
並行して到来した受信波に所定の処理を施すことによっ
て、所望の指向性あるいはダイバーシチ方式に基づく伝
送品質の改善を可能とする無線受信装置と、その無線受
信装置に搭載され、かつCDMA方式に適応した受信波
に逆拡散処理を施す逆拡散器とに関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA(Code Division Multiple Acce
ss) 方式は、本来的に有する秘匿性と耐干渉性との下で
同一チャネル干渉の抑圧と、無線周波数の効率的な再利
用とが可能である。また、このようなCDMA方式は、
近年、送信電力制御を精度および応答性高く実現する技
術の確立によってセクタゾーン毎に無線伝送特性の柔軟
な設定が可能となったために、移動通信システムにも積
極的に適用されつつある。
【0003】図14は、CDMA方式の下でアレーアン
テナを用いた移動通信システムにおける受信系の構成例
を示す図である。図において、4本のアンテナ141-1
〜141-4の給電端はA/D変換ボード142が有する
4つの入力に個別に接続され、そのA/D変換ボードの
4つの出力はそれぞれ線路143-1〜143-4を介して
受信機ボード144の対応する入力に接続される。
【0004】A/D変換ボード142は、アンテナ14
1-1の給電端と線路143-1の一端との間に縦続接続さ
れたフロントエンド部145-1およびA/D変換器(A
/D)146-1と、アンテナ141-2の給電端と線路1
43-2の一端との間に縦続接続されたフロントエンド部
145-2およびA/D変換器(A/D)146-2と、ア
ンテナ141-3の給電端と線路143-3の一端との間に
縦続接続されたフロントエンド部145-3およびA/D
変換器(A/D)146-3と、アンテナ141-4の給電
端と線路143-4の一端との間に縦続接続されたフロン
トエンド部145-4およびA/D変換器146-4(A/
D)とから構成される。
【0005】受信機ボード144は、線路143-1〜1
43-4の全ての他端に接続され、かつ適用されるべき逆
拡散符号の種別を示す制御信号が外部(例えば、図示さ
れないチャネル制御装置)から個別に与えられる受信部
147-1〜147-4と、線路143-4の他端と受信部1
47-1〜147-4の制御入力との間に配置されたサーチ
ャ148とから構成される。
【0006】受信部147-1は、一方の入力に線路14
3-1〜143-4の他端が個別に接続された乗算器149
-11〜149-14と、一方の入力に既述の制御信号が与え
られ、かつ他方の入力にサーチャ148の対応する出力
が接続されると共に、出力が乗算器149-11〜149-
14の他方の入力に接続された逆拡散符号生成部(COD
E)150-1と、これらの乗算器149-11〜149-14
の後段に個別に配置され、かつ復調信号を出力するダン
プフィルタ(DUMP)151-11〜151-14とから構
成される。
【0007】なお、受信部147-2〜147-4の構成に
ついては、受信部147-1の構成と同じであるから、以
下では、対応する構成要素に第一の添え番号がそれぞれ
「2」〜「4」である同じ符号を付与することとし、こ
こではその説明および図示を省略する。サーチャ148
は、縦続接続されたマッチドフィルタ152、平均化部
153およびRAM154と、そのRAM154の後段
に配置され、かつ受信部147-1〜147-4に個別に備
えられた逆拡散符号生成部150-1〜150-4の対応す
る入力に接続されたパス検出部155とから構成され
る。
【0008】マッチドフィルタ152は、上述した逆拡
散符号に同期し、その逆拡散符号のチップレートfc に
対して(8fc)で与えられる周波数のクロックに同期し
て作動すると共に、段数がこの拡散符号の語長Lに対し
て(8L−1)であるシフトレジスタ156と、そのシ
フトレジスタ156の入力端および全ての段の出力に個
別に接続され、かつ逆拡散符号を構成するビットの内、
対応するビットの論理値に相当する重み(「1」と「−
1」との何れか)が個別に予め設定された乗算器157
と、その乗算器157の後段に最終段として配置された
加算器158とから構成される。なお、シフトレジスタ
156の段数については、以下では、簡単のため、「3
1」であると仮定する。
【0009】このような構成の従来例では、フロントエ
ンド部145-1〜145-4は、それぞれアンテナ141
-1〜141-4に並行して到来した受信波をベースバンド
領域で等価な信号(以下、「拡散信号」という。)に変
換する。A/D変換器146-1〜146-4は、それぞれ
既述のチップレートfc に対して(1/8fc)で与えら
れる周期(以下、「オーバサンプリング周期」とい
う。)でこれらの拡散信号を同時にオーバサンプリング
することによって離散信号を生成し、これらの離散信号
を線路143-1〜143-4に送出する。
【0010】受信機ボート144に備えられたサーチャ
148では、シフトレジスタ156は線路143-4を介
して与えられた離散信号を順次蓄積し、かつ乗算器15
7および加算器158はこれらの蓄積された離散信号と
既述の重みとして予め与えられた逆拡散符号との相関を
とる。平均化部153は、逆拡散符号の周期の複数倍以
上の周期に亘って、その逆拡散符号の周期毎に、かつ時
系列の順に上述した相関の結果の平均をとることによっ
て、図15に示す遅延プロファイルを求め、その遅延プ
ロファイルをRAM154に格納する。
【0011】パス検出部155は、このようにしてRA
M154に格納された遅延プロファイルを時系列の順
に、かつ逆拡散符号の周期で読み出すことによって、予
め決められた閾値を上回る平均値が検出された時点を示
すパルス列からなる「パス検出信号」をその逆拡散符号
の周期でリサイクリックに出力する。受信部147-1〜
147-4の内、例えば、受信部147-1では、逆拡散符
号生成部150-1は、上述したパス検出信号として与え
られるパルス列の内、所定のチャネル設定の手順に基づ
いて割り付けられたチャネルを示し、かつ外部から与え
られた制御信号が並行して与えられた時点を起点として
逆拡散符号を生成する。
【0012】乗算器149-11〜149-14は、その逆拡
散符号と線路143-1〜143-4を介して与えられた離
散信号とを乗じることによって、これらの離散信号に逆
拡散処理を施す。したがって、これらの乗算器149-1
1〜149-14の出力には、アンテナ141-1〜141-4
に到来した受信波に含まれる成分の内、チャネル設定の
下で割り付けられチャネルの成分を示す4つの復調信号
がそれぞれベースバンド領域で得られる。
【0013】なお、これらの復調信号については、それ
ぞれダンプフィルタ151-11 〜151-14 によって所
定の濾波処理が施され、かつアンテナ141-1〜141
-4に到来した成分のみを適応アルゴリズムに基づいて抽
出する合成処理が施される。しかし、このような合成処
理については、本願発明の特徴ではないので、所望のセ
クタゾーンに適応する限り、適用されるべき適応アルゴ
リズムを含む方式および達成されるべき指向性やダイバ
ーシチ方式は如何なるものであってもよい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例では、符号「143」で示される線路の数は、符号
「141」で示されるアンテナの数に比例して増加す
る。また、その線路の数については、例えば、A/D変
換器146-1〜146-4によって生成された離散信号が
多重化されることによって低減が可能である。
【0015】しかし、このように離散信号が単に多重化
される構成については、適用可能な半導体デバイスに固
有の速度の上限や消費電力にかかわる制約があるため
に、実際には、適用され難かった。また、線路143-1
〜143-4については、これらの線路143-1〜143
-4を介して伝送される信号のビットレートが数メガビッ
ト/秒ないし数十メガビット/秒となるために、外部に
対する電磁的な雑音の放射が抑圧される構造が適用され
なければならなかった。
【0016】さらに、上述したアンテナの数は将来、確
度が高いセクタゾーンや小さなセクタゾーンの形成を目
的として増加し得るために、A/D変換ボード142と
受信機ボード144との機能分散と、複数の受信機ボー
ドに対する付加分散との達成が阻まれる可能性が大きか
った。本発明は、ハードウエアの構成が大幅に複雑化す
ることなく、柔軟なモジュール化が達成される無線受信
装置および逆拡散器を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜9に
記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の
発明は、複数Nのアンテナ10-1〜10-Nに並行して到
来した受信波をベースバンド領域においてそれぞれ複数
Nの異なる位相で、占有帯域幅の2倍以上の周波数でサ
ンプリングし、これらの受信波に個別に対応した離散信
号を生成する複数Nの間引き処理手段11-1〜11-N
と、複数Nの間引き処理手段11-1〜11-Nによって生
成された離散信号を多重化して多重信号を出力する多重
化手段12と、多重化手段12によって出力された多重
信号を逆多重化し、複数Nの離散信号を復元する逆多重
化手段13と、逆多重化手段13によって復元された複
数Nの離散信号について、外部から与えられ、あるいは
予め設定された共通の時点の瞬時値を個別に予測する予
測処理を行い、ベースバンド領域で、複数Nのアンテナ
10-1〜10-Nに並行して到来した受信波をそれぞれ示
すベースバンド信号を生成する複数Nの予測処理手段1
4-1〜14-Nとを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の無線受信装置において、受信波は、チップレートがf
c である拡散符号が適用された直接拡散方式に基づいて
生成され、複数Nの間引き処理手段11-1〜11-Nは、
周期が(1/2fc)以下であるサンプリングクロックに
同期して、それぞれ複数Nのアンテナ10-1〜10-Nに
並行して到来した受信波をサンプリングすることを特徴
とする。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の無線受信装置において、複数Nの間引き処理手段11
-1〜11-Nは、時間軸上で(1/2Nfc)以下の定間隔
で設定された異なる位相で、それぞれ複数Nのアンテナ
10-1〜10-Nに並行して到来した受信波をサンプリン
グすることを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請
求項2または請求項3に記載の無線受信装置において、
逆多重化手段13によって復元された複数Nの離散信号
に並行して逆拡散処理を施し、伝送帯域内に逆拡散した
電力の分布を時系列の順に求めるパス監視手段21と、
パス監視手段21によって求められた電力の分布の下で
電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定されたパ
スに対応する時点を求め、その時点を複数Nの予測処理
手段14-1〜14-Nに共通の時点として与えると共に、
サンプリングクロックの位相として特定する位相特定手
段22と、複数Nの予測処理手段14-1〜14-Nによっ
て生成されたN個のベースバンド信号に、位相特定手段
22によって特定された位相の逆拡散符号に基づいて逆
拡散処理を施し、複数Nのアンテナ10-1〜10-Nに到
来した受信波に個別に対応する復調信号を得る逆拡散処
理手段23とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の無線受信装置において、逆多重化手段
13によって復元された複数Nの離散信号について、逆
拡散処理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内に逆拡散
した電力の計測とを時系列の順に直列に行い、これらの
計測された電力の分布を複数Nの間引き処理手段11-1
〜11-Nによってサンプリングが行われる時系列の順に
求めるパス監視手段31と、パス監視手段31によって
求められた電力の分布の下で電力が所定の閾値を上回
り、かつ外部から指定されたパスに対応する時点を求
め、その時点を複数の予測処理手段14-1〜14-Nに共
通の時点として与えると共に、サンプリングクロックの
位相として特定する位相特定手段32と、複数Nの予測
処理手段14-1〜14-Nによって生成されたN個のベー
スバンド信号に、位相特定手段32によって特定された
位相の逆拡散符号に基づいて逆拡散処理を施し、複数N
のアンテナ10-1〜10-Nに到来した受信波に個別に対
応する復調信号を得る逆拡散処理手段33とを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の無線受信装置において、逆多重化手段
13によって復元された複数Nの離散信号に並行して逆
拡散処理を施し、伝送帯域内に逆拡散した電力の分布を
時系列の順に求めるパス監視手段21と、パス監視手段
21によって求められた電力の分布の下で電力が所定の
閾値を上回り、かつ外部から指定されたパスに対応する
時点を求め、その時点を複数Nの予測処理手段14-1〜
14-Nに共通の時点として与えると共に、サンプリング
クロックの位相として特定する位相特定手段22と、予
測処理に供されるべき濾波特性を示す伝達関数と、位相
特定手段22によって特定された位相の逆拡散符号との
積を求める乗算手段41とを備え、複数Nの予測処理手
段14-1〜14-Nは、乗算手段41によって求められた
積に等しい伝達関数で与えられる濾波特性に基づいて濾
波処理を行うことによって、逆多重化手段13によって
復元された複数Nの離散信号に予測処理に併せて逆拡散
処理を施し、複数Nのアンテナ10-1〜10-Nに到来し
た受信波に個別に対応する復調信号を得ることを特徴と
する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の無線受信装置において、逆多重化手段
13によって復元された複数Nの離散信号について、逆
拡散処理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内に逆拡散
した電力の計測とを時系列の順に直列に行い、これらの
計測された電力の分布を複数Nの間引き処理手段11-1
〜11-Nがサンプリングを行う時系列の順に求めるパス
監視手段31と、パス監視手段31によって求められた
電力の分布の下で電力が所定の閾値を上回り、かつ外部
から指定されたパスに対応する時点を求め、その時点を
複数Nの予測処理手段14-1〜14-Nに共通の時点とし
て与えると共に、サンプリングクロックの位相として特
定する位相特定手段32と、予測処理に供されるべき濾
波特性を示す伝達関数と、位相特定手段32によって特
定された位相の逆拡散符号との積とを求める乗算手段4
2とを備え、複数Nの予測処理手段14-1〜14-Nは、
乗算手段42によって求められた積に等しい伝達関数で
与えられる濾波特性に基づいて濾波処理を行うことによ
って、逆多重化手段13によって復元された複数Nの離
散信号に予測処理に併せて逆拡散処理を施し、複数Nの
アンテナ10-1〜10-Nに到来した受信波に個別に対応
する復調信号を得ることを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の無線受信装置において、逆多重化手段
13によって復元された複数Nの離散信号に並行して逆
拡散処理を施し、伝送帯域内に逆拡散した電力の分布を
時系列の順に求めるパス監視手段21と、パス監視手段
21によって求められた電力の分布の下で電力が所定の
閾値を上回り、かつ外部から指定されたパスに対応する
時点を求め、その時点を複数Nの予測処理手段14-1〜
14-Nに共通の時点として与えると共に、サンプリング
クロックの位相として特定する位相特定手段22と、逆
拡散符号がとり得る2値と複数Nの予測処理手段14-1
〜14-Nが行い得る予測処理の形態とに対応して、これ
らの2値に個別に対応付けられた異符号の定数と、これ
らの予測処理に供されるべき濾波特性を示す伝達関数と
の全ての組み合わせの積が予め格納された記憶手段51
とを備え、複数Nの予測処理手段14-1〜14-Nは、記
憶手段51に格納された積の内、直列に与えられた逆拡
散符号の論理値と、外部から与えられた予測処理の形態
とに対応した積に等しい伝達関数で与えられる濾波特性
に基づいて濾波処理を行うことによって、逆多重化手段
13によって復元された複数Nの離散信号にその予測処
理に併せて逆拡散処理を施し、複数Nのアンテナ10-1
〜10-Nに到来した受信波に個別に対応する復調信号を
得ることを特徴とする。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の無線受信装置において、逆多重化手段
13によって復元された複数Nの離散信号について、逆
拡散処理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内に逆拡散
した電力の計測とを時系列の順に直列に行い、これらの
計測された電力の分布を複数Nの間引き処理手段11-1
〜11-Nがサンプリングを行う時系列の順に求めるパス
監視手段31と、パス監視手段31によって求められた
電力の分布の下で電力が所定の閾値を上回り、かつ外部
から指定されたパスに対応する時点を求め、その時点を
複数Nの予測処理手段14-1〜14-Nに共通の時点とし
て与えると共に、サンプリングクロックの位相として特
定する位相特定手段32と、逆拡散符号がとり得る2値
と複数Nの予測処理手段14-1〜14-Nが行い得る予測
処理の形態とに対応して、これらの2値に個別に対応付
けられた異符号の定数と、予測処理に供されるべき濾波
特性を示す伝達特性との全ての組み合わせの積が予め格
納された記憶手段51とを備え、複数Nの予測処理手段
14-1〜14-Nは、記憶手段51に格納された積の内、
直列に与えられた逆拡散符号の論理値と、外部から与え
られた予測処理の形態とに対応した積に等しい伝達関数
で与えられる濾波特性に基づいて濾波処理を行うことに
よって、逆多重化手段13によって復元された複数Nの
離散信号にその予測処理に併せて逆拡散処理を施し、複
数Nのアンテナ10-1〜10-Nに到来した受信波に個別
に対応する復調信号を得ることを特徴とする。
【0025】図2は、請求項10に記載の発明の原理ブ
ロック図である。請求項10に記載の発明は、直接拡散
方式の受信波が拡散符号のチップレートの2倍以上の周
波数でベースバンド領域でサンプリングされてなる拡散
信号に予測処理および逆拡散処理を施し、復調信号を生
成する濾波手段61と、予測処理に適用されるべき濾波
特性を示す伝達関数と逆拡散処理に適用されるべき逆拡
散符号との積をとり、その積を濾波手段61の伝達関数
としてその濾波手段61に与える制御手段62とを備え
たことを特徴とする。
【0026】図3は、請求項11に記載の発明の原理ブ
ロック図である。請求項11に記載の発明は、直接拡散
方式の受信波が拡散符号のチップレートの2倍以上の周
波数でベースバンド領域でサンプリングされてなる拡散
信号に予測処理および逆拡散処理を施し、復調信号を生
成する濾波手段61と、拡散符号がとり得る2値と予測
処理の形態とに対応して、これらの2値に個別に対応付
けられた異符号の定数と、この予測処理に供されるべき
濾波特性を示す伝達関数との全ての組み合わせの積が予
め格納された記憶手段71と、記憶手段71に格納され
た積の内、逆拡散処理に適用されるべき逆拡散符号の論
理値と、その論理値と共に与えられた予測処理の形態と
に対応した積を伝達関数として濾波手段61に与える制
御手段72とを備えたことを特徴とする。
【0027】請求項1に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、間引き処理手段11-1〜11-Nは、アンテナ
10-1〜10-Nに並行して到来した受信波をベースバン
ド領域においてそれぞれ複数Nの異なる位相で、占有帯
域幅の2倍以上の周波数でサンプリングすることによっ
て、これらの受信波に個別に対応した離散信号を生成す
る。多重化手段12は、これらの離散信号を多重化して
多重信号を出力する。
【0028】また、逆多重化手段13は、その多重信号
を逆多重化することによって、上述した複数Nの離散信
号を復元する。さらに、予測処理手段14-1〜14-N
は、これらの離散信号について、外部から与えられ、あ
るいは予め設定された共通の時点の瞬時値を個別に予測
する予測処理を行い、かつベースバンド領域で、アンテ
ナ10-1〜10-Nに並行して到来した受信波をそれぞれ
示すベースバンド信号を生成する。
【0029】すなわち、上述した離散信号は、それぞれ
アンテナ10-1〜10-Nに並行して到来した受信波の瞬
時値の内、予測処理手段14-1〜14-Nによって行われ
る予測処理の過程で補間される瞬時値がサンプリングさ
れることなく生成され、かつ多重化手段12によって多
重化されて逆多重化手段13に与えられる。したがっ
て、本発明では、アンテナ10-1〜10-Nの数Nが大き
く、あるいはこれらのアンテナ10-1〜10-Nに到来す
る受信波の占有帯域が広い場合であっても、多重化手段
12によって出力される多重信号の帯域が小さく抑えら
れ、かつその多重化手段12と逆多重化手段13との間
を結ぶ線路の本数が確度高くアンテナ10-1〜10-Nの
数N未満に抑えられる。
【0030】請求項2に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項1に記載の無線受信装置において、ア
ンテナ10-1〜10-Nには、チップレートがfc である
拡散符号が適用された直接拡散方式に基づいて生成され
た受信波が並行して到来する。間引き処理手段11-1〜
11-Nは、周期が(1/2fc)以下であるサンプリング
クロックに同期してこれらの受信波をサンプリングする
ことによって、離散信号を個別に生成する。
【0031】これらの離散信号は、上述した受信波のベ
ースバンド領域における占有帯域でサンプリング定理が
成立する周期でその受信波がサンプリングされることに
よって生成されるので、多重化手段12、逆多重化手段
13および予測処理手段14-1〜14-Nは、請求項1に
記載の無線受信装置と同様にして連係することができ、
かつ直接拡散方式が適用された無線伝送系に対する請求
項1に記載の発明の適用が可能となる。
【0032】請求項3に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項2に記載の無線受信装置において、間
引き処理手段11-1〜11-Nは、時間軸上で(1/2N
fc)以下の定間隔で設定された異なる位相で、それぞれ
アンテナ10-1〜10-Nに並行して到来した受信波をサ
ンプリングする。すなわち、予測処理手段14-1〜14
-Nによって行われるべき予測処理の過程で個別に適用さ
れるべき濾波特性を示すN個の伝達関数については、位
相空間上においても定間隔で位置するので、算出に要す
る演算手順の簡略化、あるいは実際の設定に供されるハ
ードウエアの構成の標準化が可能となる。
【0033】請求項4に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項2または請求項3に記載の無線受信装
置において、パス監視手段21は、逆多重化手段13に
よって復元された複数Nの離散信号に並行して逆拡散処
理を施すことによって、伝送帯域内に逆拡散した電力の
分布を時系列の順に求める。位相特定手段22は、この
ようにして求められた電力の分布の下で電力が所定の閾
値を上回り、かつ外部から指定されたパスに対応する時
点を求める。さらに、位相特定手段22は、その時点を
予測処理手段14-1〜14-Nに共通の時点として与え、
かつサンプリングクロックの位相として特定する。
【0034】また、予測処理手段14-1〜14-Nは、逆
多重化手段13によって復元された複数Nの離散信号に
ついて、既述の共通の時点の瞬時値を個別に予測する予
測処理を行い、かつベースバンド領域で上述した受信波
を個別に示すベースバンド信号を生成する。逆拡散処理
手段23は、これらのベースバンド信号に位相特定手段
22によって特定された位相の逆拡散符号に基づいて逆
拡散処理を施すことによって、アンテナ10-1〜10-N
に到来した個々の受信波に対応する復調信号を得る。
【0035】すなわち、直接拡散方式に適応した受信系
が請求項2または請求項3に記載の発明の適用の下で実
現され、かつ逆拡散処理が確実に行われるので、アンテ
ナ10-1〜10-Nの数Nが大きい場合であってもハード
ウエアの実装にかかわる制約が緩和されると共に、その
逆拡散処理によって得られた復調信号に所望の合成処理
が施されることによって、セクタゾーン構成やダイバー
シチ受信方式に基づく干渉の抑圧が可能となる。
【0036】請求項5に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項2または請求項3に記載の無線受信装
置において、パス監視手段31は、逆多重化手段13に
よって復元された複数Nの離散信号について、逆拡散処
理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内に逆拡散した電
力の計測とを時系列の順に直列に行い、これらの計測さ
れた電力の分布を間引き処理手段11-1〜11-Nによっ
てサンプリングが行われる時系列の順に求める。位相特
定手段32は、このようにして求められた電力の分布の
下で電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定され
たパスに対応する時点を求め、その時点を予測処理手段
14-1〜14-Nに共通の時点として与えると共に、サン
プリングクロックの位相として特定する。
【0037】また、予測処理手段14-1〜14-Nは、逆
多重化手段13によって復元された複数Nの離散信号に
ついて、既述の共通の時点の瞬時値を個別に予測する予
測処理を行い、かつベースバンド領域で上述した受信波
を個別に示すベースバンド信号を生成する。逆拡散処理
手段33は、これらのベースバンド信号に前記位相特定
手段32によって特定された位相の逆拡散符号に基づい
て逆拡散処理を施すことによって、アンテナ10-1〜1
0-Nに到来した個々の受信波に対応する復調信号を得
る。
【0038】上述した電力の分布はパス監視手段31に
よって時系列の順に直列に求められるので、そのパス監
視手段31は、アンテナ10-1〜10-Nに並行して到来
した受信波について個々の電力の分布を並行して求める
ハードウエアやソフトウエアが搭載されることなく、構
成される。したがって、請求項4に記載の無線受信装置
に比べてハードウエアの規模が低減され、その無線受信
装置と同様にして、アンテナ10-1〜10-Nの数Nが大
きい場合であってもハードウエアの実装にかかわる制約
が緩和されると共に、セクタゾーン構成やダイバーシチ
受信方式に基づく干渉の抑圧が可能となる。
【0039】請求項6に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項2または請求項3に記載の無線受信装
置において、パス監視手段21は、逆多重化手段13に
よって復元された複数Nの離散信号に並行して逆拡散処
理を施すことによって、伝送帯域内に逆拡散した電力の
分布を時系列の順に求める。位相特定手段22は、この
ようにして求められた電力の分布の下で電力が所定の閾
値を上回り、かつ外部から指定されたパスに対応する時
点を求める。さらに、位相特定手段22は、その時点を
予測処理手段14-1〜14-Nに共通の時点として与え、
かつサンプリングクロックの位相として特定する。
【0040】乗算手段41は、予測処理手段14-1〜1
4-Nによって行われる予測処理に供されるべき濾波特性
を示す伝達関数と、位相特定手段22によって特定され
た位相の逆拡散符号との積を求める。さらに、予測処理
手段14-1〜14-Nは、これらの積に等しい伝達関数で
与えられる濾波特性に基づいて濾波処理を行うことによ
って、逆多重化手段13によって復元された複数Nの離
散信号に予測処理に併せて逆拡散処理を施し、アンテナ
10-1〜10-Nに到来した受信波に個別に対応する復調
信号を得る。
【0041】すなわち、請求項4および請求項5に記載
の無線受信装置と異なる構成の下で予測処理および逆拡
散処理が行われるので、これらの無線受信装置と同様に
して、アンテナ10-1〜10-Nの数が大きい場合であっ
てもハードウエアの実装にかかわる制約の緩和と、セク
タゾーン構成やダイバーシチ受信方式に基づく干渉の抑
圧とがはかられる。
【0042】請求項7に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項2または請求項3に記載の無線受信装
置において、パス監視手段31は、逆多重化手段13に
よって復元された複数Nの離散信号について、逆拡散処
理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内に逆拡散した電
力の計測とを時系列の順に直列に行い、これらの計測さ
れた電力の分布を間引き処理手段11-1〜11-Nによっ
てサンプリングが行われる時系列の順に求める。位相特
定手段32は、このようにして求められた電力の分布の
下で電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定され
たパスに対応する時点を求め、その時点を予測処理手段
14-1〜14-Nに共通の時点として与えると共に、サン
プリングクロックの位相として特定する。
【0043】乗算手段42は、このようにして特定され
た位相の逆拡散符号と、予測処理に供されるべき濾波特
性を示す伝達関数との積を求める。さらに、予測処理手
段14-1〜14-Nは、これらの積に等しい伝達関数で与
えられる濾波特性に基づいて濾波処理を行うことによっ
て、逆多重化手段13によって復元された複数Nの離散
信号に予測処理に併せて逆拡散処理を施し、アンテナ1
0-1〜10-Nに到来した受信波に個別に対応する復調信
号を得る。
【0044】上述した電力の分布はパス監視手段31に
よって時系列の順に直接に求められるので、そのパス監
視手段31は、アンテナ10-1〜10-Nに並行して到来
した受信波について個々の電力の分布を並行して求める
ハードウエアやソフトウエアが搭載されることなく、構
成される。したがって、請求項7に記載の無線受信装置
に比べてハードウエアの規模が低減され、その無線受信
装置と同様にして、アンテナ10-1〜10-Nの数が大き
い場合であってもハードウエアの実装にかかわる制約が
緩和されると共に、セクタゾーン構成やダイバーシチ受
信方式に基づく干渉の抑圧が可能となる。
【0045】請求項8に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項2または請求項3に記載の無線受信装
置において、パス監視手段21は、逆多重化手段13に
よって復元された複数Nの離散信号に並行して逆拡散処
理を施すことによって、伝送帯域内に逆拡散した電力の
分布を時系列の順に求める。位相特定手段22は、この
ようにして求められた電力の分布の下で電力が所定の閾
値を上回り、かつ外部から指定されたパスに対応する時
点を求める。さらに、位相特定手段22は、この時点を
予測処理手段14-1〜14-Nに共通の時点として与え、
かつサンプリングクロックの位相として特定する。
【0046】また、記憶手段51には、逆拡散符号がと
り得る2値と予測処理手段14-1〜14-Nが行い得る予
測処理の形態とに対応して、これらの2値に個別に対応
付けられた異符号の定数と、これらの予測処理に供され
るべき濾波特性を示す伝達関数との全ての組み合わせの
積が予め格納される。予測処理手段14-1〜14-Nは、
これらの積の内、直列に与えられた逆拡散符号の論理値
と、外部から与えられた予測処理の形態とに対応した積
に等しい伝達関数で与えられる濾波特性に基づいて濾波
処理を行うことによって、逆多重化手段13によって復
元された複数Nの離散信号にその予測処理に併せて逆拡
散処理を施し、アンテナ10-1〜10-Nに到来した受信
波に個別に対応する復調信号を得る。
【0047】すなわち、逆拡散処理については、請求項
4〜5に記載された逆拡散処理手段22、23や請求項
6、7に記載された乗算手段41、42を介することな
く、予測処理手段14-1〜14-Nによって行われるの
で、請求項4〜7に記載の無線受信装置に比べてハード
ウエアの構成が簡略化され、かつ高いチップレートに対
する適応が可能となる。
【0048】請求項9に記載の発明にかかわる無線受信
装置では、請求項2または請求項3に記載の無線受信装
置において、パス監視手段31は、逆多重化手段13に
よって復元された複数Nの離散信号について、逆拡散処
理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内に逆拡散した電
力の計測とを時系列の順に直列に行い、これらの計測さ
れた電力の分布を間引き処理手段11-1〜11-Nによっ
てサンプリングを行われる時系列の順に求める。位相特
定手段32は、このようにして求められた電力の分布の
下で電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定され
たパスに対応する時点を求め、その時点を予測処理手段
14-1〜14-Nに共通の時点として与えると共に、サン
プリングクロックの位相として特定する。
【0049】また、記憶手段51には、逆拡散符号がと
り得る2値と予測処理手段14-1〜14-Nが行い得る予
測処理の形態とに対応して、これらの2値に個別に対応
付けられた異符号の定数と、予測処理に供されるべき濾
波特性を示す伝達特性との全ての組み合わせの積が予め
格納される。予測処理手段14-1〜14-Nは、これらの
積の内、直列に与えられた逆拡散符号の論理値と、外部
から与えられた予測処理の形態とに対応した積に等しい
伝達関数で与えられる濾波特性に基づいて濾波処理を行
うことによって、逆多重化手段13によって復元された
複数Nの離散信号にその予測処理に併せて逆拡散処理を
施し、アンテナ10-1〜10-Nに到来した受信波に個別
に対応する復調信号を得る。
【0050】上述した電力の分布はパス監視手段31に
よって時系列の順に直列に求められるので、そのパス監
視手段31は、アンテナ10-1〜10-Nに並行して到来
した受信波について個々の電力の分布を並行して求める
ハードウエアやソフトウエアが搭載されることなく、構
成される。したがって、請求項8に記載の無線受信装置
に比べてハードウエアの規模が低減され、その無線受信
装置と同様にして、高いチップレートに対する適応が可
能となる。
【0051】請求項10に記載の発明にかかわる逆拡散
器では、制御手段62は、直接拡散方式の受信波が拡散
符号のチップレートの2倍以上の周波数でベースバンド
領域でサンプリングされてなる拡散信号について、その
拡散信号に施される予測処理に適用されるべき濾波特性
を示す伝達関数と、並行して施される逆拡散処理に適用
されるべき逆拡散符号との積をとる。さらに、制御手段
62は、その積を濾波手段61の濾波特性を示す伝達関
数としてその濾波手段61に与える。濾波手段61は、
このようにして与えられた伝達関数に基づく濾波処理を
上述した拡散信号に施すことによって、復調信号を生成
する。
【0052】すなわち、上述した予測処理および逆拡散
処理は、これらの処理の線形性に基づいて予め求められ
た単一の伝達関数で示される濾波特性の下で達成され
る。したがって、このような予測処理および逆拡散処理
を行うハードウエアについては、これらの処理の過程で
生じる丸め誤差、打ち切り誤差その他の誤差が許容され
る程度に小さい限り、配置や実装の自由度が確保され
る。
【0053】請求項11に記載の発明にかかわる逆拡散
器では、記憶手段71には、受信波の逆拡散処理に適用
されるべき拡散符号がとり得る2値と、その受信波が拡
散符号のチップレートの2倍以上の周波数でベースバン
ド領域でサンプリングされてなる拡散信号に施され得る
予測処理の形態とに対応して、これらの2値に個別に対
応付けられた異符号の定数と、この予測処理に供される
べき濾波特性を示す伝達関数との全ての組み合わせの積
が予め格納される。
【0054】制御手段72は、これらの積の内、上述し
た逆拡散処理に適用されるべき逆拡散符号の論理値と、
その論理値と共に与えられた予測処理の形態とに対応し
た積を伝達関数として濾波手段61に与える。濾波手段
61は、このようにして与えられた伝達関数に基づく濾
波処理を上述した拡散信号に施すことによって、復調信
号を生成する。
【0055】すなわち、逆拡散処理はその逆拡散処理を
専ら行う手段を介することなく行われるので、ハードウ
エアの構成の簡略化と高いチップレートに対する適応と
が可能となる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0057】図4は、請求項1〜4に記載の発明に対応
した第一の実施形態を示す図である。図において、図1
4に示すものと機能および構成が同じものについては、
同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略す
る。本実施形態と図14に示す従来例との構成の相違点
は、A/D変換ボード142に代えてA/D変換ボード
80が備えられ、受信機ボード144に代えて受信機ボ
ード81が備えられ、そのA/D変換ボード81が線路
143-1〜143-4に代わる単一の線路82を介して受
信機ボード81に接続された点にある。
【0058】A/D変換ボード80とA/D変換ボード
142との構成の相違点は、A/D変換器146-1〜1
46-4に代えてA/D変換器(A/D)83-1〜83-4
が備えられ、制御端子に外部から同期信号が与えられる
マルチプレクサ84がこれらのA/D変換器83-1〜8
3-4の後段に最終段として備えられた点にある。受信機
ボード81と受信機ボード144との構成の相違点は、
線路82に逆多重化入力が接続され、かつ制御端子に既
述の同期信号が与えられたデマルチプレクサ85と、そ
のデマルチプレクサ85が有する4つの出力と受信部1
47-1〜147-4との段間に個別に配置された補間フィ
ルタ86-1〜86-4とが備えられ、サーチャ148の初
段に配置されたマッチドフィルタ152の入力が補間フ
ィルタ86-4の出力に直結された点にある。
【0059】補間フィルタ86-1は、初段に配置され、
一段当たりの遅延時間が(1/8fc)である31段のシ
フトレジスタ87-1と、そのシフトレジスタ87-1の入
力端および各段の出力に並行して得られるビット列から
なる離散信号が与えられ、かつ後述する伝達関数を示す
31個の係数(図示されない。)が与えられた乗算器8
8-1と、その乗算器88-1の31個の出力に接続され、
かつ最終段として配置された加算器89-1とから構成さ
れる。
【0060】なお、補間フィルタ86-2〜86-4の構成
については、補間フィルタ86-1の構成に等しいので、
以下では、対応する構成要素に添え番号「2」〜「4」
がそれぞれ付加された同じ符号を付与することとし、こ
こでは、その説明および図示を省略する。また、本実施
形態と図1に示すブロック図との対応関係については、
アンテナ141-1〜141-4はアンテナ10-1〜10-N
に対応し、フロントエンド部145-1〜145-4および
A/D変換器83-1〜83-4は間引き処理手段11-1〜
11-Nに対応し、マルチプレクサ84は多重化手段12
に対応し、デマルチプレクサ85は逆多重化手段13に
対応し、補間フィルタ86-1〜86-4は予測処理手段1
4-1〜14-Nに対応し、マッチドフィルタ152、平均
化部153およびRAM154はパス監視手段21に対
応し、パス検出部155は位相特定手段22に対応し、
受信部147-1〜147-4は逆拡散処理手段23に対応
する。
【0061】以下、請求項1〜4に記載の発明に対応し
た本実施形態の動作を説明する。A/D変換ボード80
では、A/D変換器83-1〜83-4は、それぞれフロン
トエンド部145-1〜145-4によって得られた拡散信
号を取り込み、図5に示すように、既述のオーバサンプ
リング周期(=1/8fc)の4倍の周期(=1/2fc)
(以下、「間引きサンプリング周期」という。)で時間
軸上で重複することなく、これらの拡散信号をリサイク
リックにオーバサンプリングすることによって、個別に
離散信号を生成する。
【0062】マルチプレクサ84は、このようにしてA
/D変換器83-1〜83-4によって生成された離散信号
を同期信号との同期をとりつつ時間軸上で多重化するこ
とによって多重化離散信号を生成し、その多重化離散信
号を線路82に送出する。一方、受信機ボード81で
は、デマルチプレクサ85は、この多重化離散信号に、
マルチプレクサ84が既述の通りに行う多重化の処理と
は反対の逆多重化処理を施すことによって上述した4つ
の離散信号を復元し、これらの離散信号をそれぞれ補間
フィルタ86-1〜86-4に与える。
【0063】さらに、補間フィルタ86-1〜86-4を構
成する乗算器88-1〜88-4には、ベースバンド領域に
おいて帯域幅がチップレートfc の4倍(既述の「間引
きサンプリング周波数)に等しく、かつ理想的な矩形状
の通過域を示す周波数関数(図6(a))のフーリエ変換
(図6(b))として定義される時間関数Cn =f(n/8f
c)に対して、 C-16、C-15、…、C-1、C1、C2、…、C16 で定義される係数の列Cからなる伝達関数が共通に与え
られる。
【0064】また、補間フィルタ86-1〜86-4は、こ
れらの係数Cの列として与えられる伝達関数を有するト
ランスバーサルフィルタ(例えば、補間フィルタ86-1
においては、シフトレジスタ87-1、乗算器88-1およ
び加算器89-1からなる。)として動作する。すなわ
ち、補間フィルタ86-1〜86-4(加算器89-1〜89
-4)では、A/D変換ボード80において間引きサンプ
リング周期で行われたオーバサンプリングの過程で生成
された4つの離散信号は、それぞれ実際には含まれない
瞬時値が時間軸上で(1/8fc)毎に補間され、かつ受
信部147-1〜147-4の4つの入力に並行して与えら
れる。
【0065】なお、受信部147-1〜147-4およびサ
ーチャ148の動作については、従来例と同じであるの
で、ここでは、その説明を省略する。このように本実施
形態によれば、A/D変換ボード80において 異なる
位相および共通の間引きサンプリング周期で生成された
離散信号が多重化されつつ伝送路82に送出され、その
伝送路82を介して対向する受信機ボード81では、こ
れらの離散信号がデマルチプレクサ85によって行われ
る逆多重化処理と、補間フィルタ86-1〜86-2によっ
て行われる補間処理(予測処理)との下で復元されると
共に、受信部147-1〜147-4に並行して与えられ
る。
【0066】したがって、本実施形態によれば、A/D
変換ボード80と受信機ボード81との間に形成される
べき線路の数はアンテナ144-1〜144-4の本数未満
に削減され、かつ補間フィルタ86-1〜86-4によって
行われる補間処理(予測処理)の精度の偏差が許容され
る限り、伝送品質は高く維持される。図7は、請求項1
〜4に記載の発明に対応した第二の実施形態を示す図で
ある。
【0067】図において、図4に示すものと機能および
構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、
ここではその説明を省略する。本実施形態と図4に示す
実施形態との構成の相違点は、受信機ボード81に代え
て備えられた受信機ボード90の構成にある。受信機ボ
ード90と受信機ボード81との構成の相違点は、補間
フィルタ86-1〜86-4に代えて補間フィルタ91-1〜
91-4が備えられ、デマルチプレクサ85の4つの出力
とこれらの補間フィルタ91-1〜91-4の係数入力端子
との間に配置されたサーチャ92がサーチャ148に代
えて備えられた点にある。
【0068】補間フィルタ91-1は、初段に配置され、
一段当たりの遅延時間が(1/2fc)である7段のシフ
トレジスタ93-1と、そのシフトレジスタ93-1の入力
端および各段の出力に並行して得られるビット列からな
る離散信号が与えられる乗算器94-1と、その乗算器9
4-1の8個の出力に接続され、かつ最終段として配置さ
れた加算器95-1と、入力がサーチャ92の対応する出
力に接続され、かつ出力がこの乗算器94-1の係数入力
に接続されたROM96-1とから構成される。
【0069】なお、補間フィルタ91-2〜91-4の構成
については、補間フィルタ91-1の構成に等しいので、
以下では、対応する構成要素に添え番号「2」〜「4」
がそれぞれ付加された同じ符号を付与することとし、こ
こでは、その説明および図示を省略する。
【0070】サーチャ92とサーチャ148との構成の
相違点は、デマルチプレクサ85の4つの出力に個別に
直結されたマッチドフィルタ97-1〜97-4がマッチド
フィルタ152に代えて備えられ、これらのマッチドフ
ィルタ97-1〜97-4に個別に縦続接続された平均化部
98-1〜98-4が平均化部153に代えて備えられ、こ
れらの平均化部98-1〜98-4の出力に直結されたRA
M99がRAM154に代えて備えられ、パス検出部1
00がパス検出部155に代えて備えられ、クロック入
力にそのパス検出部100の第一ないし第四の出力が個
別に接続され、かつデータ入力に並行して同期信号が与
えられるラッチ(L)101-1〜101-4が備えられ、
これらのラッチ101-1〜101-4の出力と補間フィル
タ91-1〜91-4にそれぞれ備えられたROM96-1〜
96-4の入力との段間に、マッピングROM102-1が
配置された点にある。
【0071】マッチドフィルタ97-1とマッチドフィル
タ152との構成の相違点は、一段当たりの遅延時間が
(1/2fc)であり、かつ逆拡散符号の語長Lに対して
段数が(2L−1)であるシフトレジスタ103-1がシ
フトレジスタ156に代えて備えられ、そのシフトレジ
スタ103-1の入力端および全段の出力に後述する重み
を乗じる乗算器104-1が乗算器157に代えて備えら
れ、その乗算器104-3の後段に最終段として配置され
た加算器105-1が加算器158に代えて備えられた点
にある。
【0072】なお、マッチドフィルタ97-2〜97-4の
構成については、マッチドフィルタ97-1の構成と同じ
であるので、対応する構成要素に添え番号「2」〜
「4」がそれぞれ付与された同じ符号を付与することと
し、ここでは、その説明および図示を省略する。また、
本実施形態と図1に示すブロック図との対応関係につい
ては、補間フィルタ91-1〜91-4が予測処理手段14
-1〜14-Nに対応し、マッチドフィルタ97-1〜97-
4、平均化部98-1〜98-4およびRAM99がパス監
視手段21に対応し、パス検出部100、ラッチ101
-1〜101-4およびマッピングROM102が位相特定
手段22に対応する点を除いて、図4に示す実施形態に
おける対応関係と同じである。
【0073】以下、請求項1〜4に記載の発明に対応し
た本実施形態の動作を説明する。受信機ボード90で
は、補間フィルタ91-1〜91-4に備えられたROM9
6-1〜96-4には、図8(a) に示すように、既述の関数
n =f(n/8fc)に対して、 (1) C-16、C-12、C-8、C-4、C1、C5、C9 、C13 (2) C-15、C-11、C-7、C-3、C2、C6、C10、C14 (3) C-14、C-10、C-6、C-2、C3、C7、C11、C15 (4) C-13、C-9、C-5、C-1、C4、C8、C12、C16 と定義される4つの係数の列(1)〜(4)が予め格納され
る。
【0074】また、サーチャ92に備えられたマッピン
グROM102には、図8(b) に示すように、上述した
係数の列(1)〜(4)の内、同期信号として与えられる値
「0」〜「3」にそれぞれ対応したユニークな係数の列
を示す識別情報(ここでは、簡単のため、「(1)」〜
「(4)」の何れかであると仮定する。)が予め格納され
る。受信機ボート90に備えられたサーチャ92では、
シフトレジスタ103-1〜〜103-4は、デマルチプレ
クサ85によって復元された4つの離散信号を並行して
順次蓄積し、乗算器104-1〜104-4および加算器1
05-1〜105-4はこれらの蓄積された離散信号と既述
の重みとして予め与えられた逆拡散符号との相関をリサ
イクリックにとる。
【0075】平均化部98-1〜98-4は、逆拡散符号の
周期の複数倍以上の周期に亘って、その逆拡散符号の周
期毎に、かつ時系列の順に上述した相関の結果の平均を
とることによって、図9に実線、点線、破線および一点
鎖線で示すように、時間軸上で(1/2fc)の間隔で与
えられた電力の分布の集合からなる遅延プロファイルを
求め、その遅延プロファイルをRAM99に格納する。
【0076】パス検出部100は、このようにしてRA
M99に格納された遅延プロファイルを時系列の順に、
かつ逆拡散符号に同期して読み出すことによって、上述
した電力を示す数列の内、予め決められた閾値を上回る
平均値が検出された時点を示すパルス列からなる「パス
検出信号」をその逆拡散符号の周期でリサイクリックに
出力する。
【0077】なお、受信部147-1〜147-4はこれら
のパス検出信号に対して基本的に従来例と同様に応答し
て動作するので、ここでは、これらの受信部147-1〜
147-4の動作については、その説明を省略する。ま
た、ラッチ101-1〜101-4は、デマルチプレクサ8
5が復元しつつある離散信号がA/D変換器83-1〜8
3-4によって生成された離散信号の何れであるかを示す
同期信号が並行して与えられ、かつパス検出部100に
よって上述したパス検出信号が出力された時点における
同期信号の値(「0」〜「3」の何れか1つ)を保持す
る。
【0078】マッピングROM102は、このようにし
てラッチ101-1〜101-4の何れかのラッチ(以下、
簡単のため、「有効ラッチ」という。)に同期信号の値
が保持されると、予め格納された識別情報(1)〜(4)の
内、その値に対応した識別情報を取得する。さらに、マ
ッピングROM102は、補間フィルタ91-1〜91-4
の内、上述した有効ラッチに対応した補間フィルタ(以
下、簡単のため「有効補間フィルタ」と称し、かつ簡単
のため、「補間フィルタ91-1」であると仮定する。)
にその識別情報を与える。
【0079】有効補間フィルタ91-1では、ROM96
-1が予め格納された係数の列の内、その識別情報に対応
した係数の列を読み出して乗算器94-1に与えるので、
その系列の列として与えられる伝達関数を有するトラン
スバーサルフィルタとして動作する。したがって、本実
施形態によれば、補間フィルタ91-1〜91-4では、A
/D変換ボード80によって行われたオーバサンプリン
グの過程で生成された4つ離散信号は、それぞれ乗算器
94-1〜94-4の係数が切り替えられることによって、
これらの離散信号に実際には含まれない瞬時値の内、パ
ス検出部100によって「パス検出信号」が与えられた
時点の瞬時値が位相空間上で補間されると共に、受信部
147-1〜147-4の4つの入力に並行して与えられ
る。
【0080】また、本実施形態では、図4に示す実施形
態との対比においては、サーチャ148には備えられな
いラッチ101-1〜101-4およびマッピングROM1
02がサーチャ92に備えられ、補間フィルタ86-1〜
86-4には備えられないROM96-1〜96-4がそれぞ
れ補間フィルタ91-1〜91-4に備えられる。しかし、
これらの補間フィルタ91-1〜91-4に備えられたシフ
トレジスタ93-1〜93-4の段数の総和と、乗算器94
-1〜94-4および加算器95-1〜95-4のハードウエア
の規模とは、それぞれ補間フィルタ86-1〜86-4に備
えられたシフトレジスタ87-1〜87-4の段数の総和
と、乗算器88-1〜88-4および加算器89-1〜89-4
のハードウエアの規模の約「1/4」(=((1/8fc)
/(1/2fc))に相当する。
【0081】さらに、マッチドフィルタ97-1〜97-4
に備えられたシフトレジスタ103-1〜103-4の段数
の和と、乗算器104-1〜104-4および加算器105
-1〜105-4のハードウエアの規模とは、それぞれマッ
チドフィルタ152に備えられたシフトレジスタ156
の段数と、乗算器157および加算器158のハードウ
エアの規模とにほぼ等しい。
【0082】また、平均化部98-1〜98-4のハードウ
エアの規模は平均化部153のハードウエアの規模に比
べて大きくなるが、補間フィルタ91-1〜91-4および
サーチャ92で行われるべき主要な演算の速度は、補間
フィルタ86-1〜86-4およびサーチャ148において
同様にして行われるべき演算の速度の「1/4」(=
((1/8fc)/(1/2fc))となる。
【0083】したがって、本実施形態では、図4に示す
実施形態に比べて、ハードウエアの規模は大幅には増加
せず、かつ動作速度が小さくなるために、LSI化や実
装に併せて、EMIの放射にかかわる制約の緩和がはか
られる。なお、本実施形態では、補間フィルタ91-1〜
91-4にROM96-1〜96-4がそれぞれ備えられてい
るが、例えば、図10に示すように、図8(a) に示す4
通りの係数の列が入力端子に異なる順列で与えられ、か
つ選択入力がラッチ101-1〜101-4の出力にそれぞ
れ接続されたセレクタ105-1〜105-4がマッピング
ROM102に代えて備えられ、これらのセレクタ10
5-1〜105-4の出力がROM96-1〜96-4を介する
ことなく乗算器94-1〜94-4に直接接続されてもよ
い。
【0084】また、これらのセレクタ105-1〜105
-4については、それぞれROM96-1〜96-4に代えて
補間フィルタ91-1〜91-4に配置され、あるいは上述
した4つの係数の列が並列にロードされ、かつ同期信号
に同期して巡回する環状のシフトレジスタとして構成さ
れてもよい。図11は、請求項5に記載の発明に対応し
た実施形態を示す図である。
【0085】図において、図7に示すものと機能および
構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、
ここではその説明を省略する。本実施形態と図7に示す
実施形態との構成の相違点は、サーチャ92に代えてサ
ーチャ110が備えられ、選択入力に同期信号が与えら
れ、かつ4つの入力に補間フィルタ91-1〜91-4の出
力がそれぞれ接続されたセレクタ111がそのサーチャ
110の前段に備えられた点にある。
【0086】サーチャ110とサーチャ92との構成の
相違点は、平均化部98-1に代えて平均化部112が備
えられ、特定のアドレス入力にセレクタ111の制御出
力が接続されたRAM113がRAM99に代えて備え
られ、その平均化部112の制御出力がセレクタ111
の制御入力に接続されると共に、RAM113の前段に
はマッチドフィルタ97-2〜97-4および平均化部98
-2〜98-4が備えられず、かつマッチドフィルタ97-1
の入力にセレクタ111の出力が直結された点にある。
【0087】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、セレクタ111、マッチドフ
ィルタ97-1、平均化部112-1およびRAM113が
パス監視手段31に対応し、パス検出部100、ラッチ
101-1〜101-4およびマッピングROM102が位
相特定手段32に対応する点を除いて、図4および図7
に示す実施形態における対応関係と同じである。
【0088】以下、本実施形態の動作を説明する。セレ
クタ111は、上述した制御入力に後述する制御信号が
与えられた時点に後続して同期信号が更新される直近の
時点で計数を行い、その同期信号に同期した選択信号
(「0」〜「3」の何れかの値をリサイクリックにと
る。)を生成すると共に、この選択信号をRAM113
に与える。
【0089】さらに、セレクタ111は、補間フィルタ
91-1〜91-4によって出力された離散信号の内、上述
した選択信号の値の順に予め対応付けられた離散信号を
選択する。サーチャ110では、マッチドフィルタ97
-1はこのようにして選択された離散信号と逆拡散信号と
の相関を請求項7に記載の実施形態と同様にしてとり、
かつ平均化部112はその相関の結果として得られる電
力の分布を時系列の順にリサイクリックに得ることによ
って遅延プロファイルを求める。
【0090】また、平均化部112は、RAMの記憶領
域の内、セレクタ111によって与えられている選択信
号の値に対応した記憶領域にその遅延プロファイルを格
納する。さらに、平均化部112は、この遅延プロファ
イルとして時系列の順に与えられる電力が所定の閾値を
上回り、あるいはその閾値を上回る電力が所定の期間に
亘って得られなかった場合には、セレクタ111にその
旨を示す制御信号を与える。
【0091】セレクタ111は、この制御信号が与えら
れると、上述したように計数を行うことによって選択信
号の値を更新し、その選択信号をRAM113に与え
る。すなわち、サーチャ92に代わるサーチャ110が
適用され、かつセレクタ111が付加されることによっ
て、図7に示す実施形態と同様にして補間フィルタ91
-1〜91-4が作動する。
【0092】したがって、本実施形態によれば、遅延プ
ロファイルが求められるために要する時間が許容される
程度に短い限り、ハードウエアの構成が簡略化される。
図12は、請求項6、7、10に記載の発明に対応した
実施形態を示す図である。図において、図7に示すもの
と機能および構成が同じものについては、同じ符号を付
与して示し、ここでは、その説明を省略する。
【0093】本実施形態と図7に示す実施形態との構成
の相違点は、補間フィルタ91-1〜91-4が備えられ
ず、かつ受信部147-1〜147-4に代わる受信部12
1-1〜121-4がデマルチプレクサ85の4つの出力に
直結された点にある。受信部121-1は、デマルチプレ
クサ85の4つの出力に個別に直結された補間・逆拡散
フィルタ122-11〜122-14と、これらの補間・逆拡
散フィルタ122-11〜122-14に共用される逆拡散符
号生成部(CODE)150-1とから構成される。
【0094】これらの補間・逆拡散フィルタ122-11
〜122-14の内、補間・逆拡散フィルタ122-11
は、図12に示すように、図7に示す補間フィルタ91
-1〜91-4と受信部147-1とが下記の(a)〜(d)に示す
通りに併合されることによって構成される。なお、補間
・逆拡散フィルタ122-11 の構成要素については、以
下では、他の補間・拡散フィルタ122-12〜122-14
の構成要件との峻別を可能とするために、原則として図
7に示す補間フィルタ91-1〜91-4と図14に示す受
信部147-1との構成要素の符号の添え番号を第二の添
え番号として残し、かつ第一の添え番号として「1」を
付加することとする。
【0095】(a) 乗算器149-11 に代わる乗算器12
3-11 がROM96-11 と乗算器94-11 との段間に配
置される。(b) 乗算器123-11 の(被)乗数入力に逆
拡散符号生成部150-1の出力が接続される。 (c) ダンプフィルタ151-1がシフトレジスタ93-11、
乗算器94-11 および加算器95-11 からなるトランス
バーサルフィルタに併合される。
【0096】(d) 乗算器149-11〜149-14およびダ
ンプフィルタ151-11〜155-14は備えられない。 なお、補間・逆拡散フィルタ122-12〜122-14の構
成については、補間・拡散フィルタ122-11 の構成と
同じであるので、以下では、対応する構成要素の符号に
それぞれ第一の添え番号として「2」〜「4」を付加し
て示し、ここでは、その説明および図示を省略する。
【0097】また、本実施形態と図2に示すブロック図
との対応関係については、受信部121-1〜121-4は
濾波手段61に対応し、サーチャ92は制御手段62に
対応する。以下、請求項6、7、10に記載の発明に対
応した本実施形態の動作を説明する。
【0098】ROM96-11〜96-14、…、96-41〜
96-44には、図7に示す実施形態に備えられたROM
96-1〜96-4と同様にして、図8(a) に示す係数の列
が予め格納される。逆拡散符号生成部150-1〜150
-4は、図7に示す実施形態と同様にして、サーチャ92
に備えられたパス検出部100が出力するパス検出信号
に同期した逆拡散符号を生成する。
【0099】ROM96-11〜96-14、…、96-41〜
96-44は、上述した係数の列の内、サーチャ92に備
えられたマッピングROM102が与える識別情報に対
応した係数の列を出力し、かつ乗算器123-11〜12
3-14、…、123-41〜123-44はそれぞれこれらの係
数の列と、逆拡散符号生成部150-1〜150-4によっ
てそれぞれ生成された逆拡散符号とを乗じると共に、両
者の積を乗算器94-11 〜94-14、…、94-41〜94-
44に与える。
【0100】すなわち、受信部121-1〜121-4で
は、シフトレジスタ93-11〜93-14、…、93-41〜
93-44、乗算器94-11〜94-14、…、94-41〜94
-44および加算器95-11〜95-14、…、95-41〜95
-44によって構成されるトランスバーサルフィルタの伝
達関数は、それぞれROM96-11〜96-14、…、96
-41〜96-44によって与えられた係数の列と、逆拡散符
号生成部150-1、…、150-4によって与えられた逆
拡散符号との積として適宜設定される。
【0101】このように本実施形態によれば、図7に示
す先行する実施形態とは異なる構成で補間処理と逆拡散
処理とが一括して行われるので、その先行する実施形態
と同様にして、符号「141」で示されるアンテナの数
が大きい場合であってもハードウエアの実装にかかわる
制約が緩和され、かつセクタゾーン構成やダイバーシチ
受信方式に基づく干渉の抑圧が可能となる。
【0102】なお、本実施形態では、補間・逆拡散フィ
ルタ122-11〜122-14、…、122-41〜122-44
にそれぞれROM96-11〜96-14、…、96-41〜9
6-44が備えられているが、乗算器123-11〜123-1
4、…123-41〜123-44に与えられるべき係数を確
実に保持する手段が備えられる場合には、これらのRO
M96-11〜96-14、…、96-41〜96-44は、受信部
121-1〜121-4の全てあるいはそれぞれに共用のR
OMとして備えられてもよい。
【0103】また、本実施形態では、補間・逆拡散フィ
ルタ122-11〜122-14、…、122-41〜122-44
にシフトレジスタ93-11〜93-14、…、93-41〜9
3-44がそれぞれ備えられているが、これらのシフトレ
ジスタ93-11〜93-14、…、93-41〜93-44は、受
信部121-1〜121-4のそれぞれに共用のシフトレジ
スタとして備えられてもよい。
【0104】図13は、請求項8、9、11に記載の発
明に対応した実施形態を示す図である。図において、図
12に示すものと機能および構成が同じものについて
は、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省
略する。本実施形態と図12に示す実施形態との構成の
相違点は、受信部121-1〜121-4に代えて備えられ
た受信部131-1〜131-4の構成にある。
【0105】受信部131-1と受信部121-1との構成
の相違点は、補間・逆拡散フィルタ122-11〜122-
14に代えて補間・逆拡散フィルタ132-11〜132-14
が備えられた点にある。補間・逆拡散フィルタ132-1
1 と補間・逆拡散フィルタ122-11 との構成の相違点
は、ROM96-11に代えてROM133-11が備えら
れ、乗算器123-11が備えられず、ROM133-11
の出力が乗算器94-11に直結されると共に、そのRO
M133-11 の特定のアドレス入力(ここでは、簡単の
ため、MSBの1ビットのみであると仮定する。)に、
逆拡散符号生成部150-1の出力が接続された点にあ
る。
【0106】なお、補間・逆拡散フィルタ132-12〜
132-14の構成については、補間・逆拡散フィルタ1
32-11 の構成と同じであるので、以下では、対応する
構成要素に第一の添え番号として「2」〜「4」がそれ
ぞれ付加された同じ符号を付与することとし、ここで
は、その説明および図示を省略する。また、受信部13
1-2〜131-4の構成については、受信部131-1の構
成と同じであるので、以下では、対応する構成要素に第
一の添え番号として「2」〜「4」がそれぞれ付加され
た同じ符号を付与することとし、ここでは、その説明お
よび図示を省略する。
【0107】さらに、本実施形態と図3に示すブロック
図との対応関係については、シフトレジスタ93-11〜
93-14、…、93-41〜93-44、乗算器94-11〜94
-14、…、94-41〜94-44および加算器95-11〜95
-14、…、95-41〜95-44は濾波手段61に対応し、R
OM133-11〜133-14、…、133-41〜133-44は
記憶手段71に対応し、サーチャ92および逆拡散符号
生成部150-1〜150-4は制御手段72に対応する。
【0108】以下、請求項8、9、11に記載の発明に
対応した本実施形態の動作を説明する。逆拡散符号生成
部150-1〜150-4は、それぞれパス検出部100に
よって出力されたパス検出信号に同期した逆拡散符号を
生成する。また、マッピングROM102は図12に示
す実施形態と同様にして識別情報を出力する。
【0109】一方、ROM131-11〜133-14、…、
131-41〜131-44には、図8(a) に示す4通りの係
数の列と上述した逆拡散符号の論理値とに対応づけられ
て、その論理値にそれぞれ対応した2値(ここでは、簡
単のため、「−1」と「1」であると仮定する。)とこ
れらの係数の列との積が予め格納される。さらに、RO
M131-11〜133-14、…、131-41〜131-44
は、それぞれ予め格納された積の内、これらの逆拡散符
号の論理値と上述した識別情報とに対応した積を乗算器
94-11〜94-14、…、94-41〜94-44に与える。
【0110】すなわち、シフトレジスタ93-11〜93-
14、…、93-41〜93-44、乗算器94-11〜94-14、
…、94-41〜94-44および加算器95-11〜95-14、
…、95-41〜95-44からなるトランスバーサルフィル
タは、図12に示す実施形態において与えられる係数の
列と同じ係数の列が乗算器123-11〜123-14、…、
123-41〜123-44を介することなく与えられ、これ
らの係数の列に応じて補間処理に併せて逆拡散処理を並
行して行う。
【0111】したがって、本実施形態によれば、ROM
133-11〜133-14、…、133-41〜133-44の記
憶領域のサイズは、図12に示す実施形態に備えられた
ROM96-11〜96-14、…、96-41〜96-44の記憶
領域の2倍となるが、乗算器123-11〜123-14、
…、123-41〜123-44が備えられないので、ハード
ウエアの構成の簡略化がはかられる。
【0112】また、本実施形態では、これらの乗算器1
23-11〜123-14、…、123-41〜123-44によっ
て実時間で行われるべき乗算が省略されるので、図12
に示す実施形態に比べて、高速の逆拡散処理が可能とな
る。なお、上述した各実施形態では、CDMA方式が適
用された無線伝送系の受信端に請求項1〜11に記載の
発明が適用されているが、これらの発明は、このような
CDMA方式の無線伝送系に限定されず、FDMA方式
やTDMA方式が適用された無線伝送系にも適用可能で
あり、かつこれらの多元接続方式と共に適用される変調
方式の如何にかかわらず適用可能である。
【0113】また、上述した各実施形態では、無線ゾー
ンがセクタゾーンとして形成される移動通信システムの
無線基地局に請求項1〜11に記載の発明が適用されて
いるが、これらの発明は、このようなゾーン構成が適用
された移動通信システムに限定されず、他の無線伝送系
にも適用可能である。さらに、上述した各実施形態で
は、移動通信システムとして適用されたチャネル構成や
チャネル設定の手順が何ら示されていないが、本願発明
は、このようなチャネル構成およびチャネル設定の手順
の如何にかかわらず適用可能である。
【0114】また、上述した各実施形態では、マルチプ
レクサ84によって行われるべき多重化処理の方式と線
路82を介して伝送されるべき信号の伝送形式が何ら示
されていないが、これらの多重化処理の方式および伝送
形式については、公知の如何なる技術が適用されてもよ
い。
【0115】さらに、上述した各実施形態では、オーバ
サンプリング周波数および間引きサンプリング周波数の
値が具体的に示されていないが、これらの周波数につい
ては、アンテナの数および受信波の占有帯域幅(CDM
A方式が適用された場合には、チップレート、拡散処理
に先行して施されるべき変調処理)に適応し、かつ補間
処理および逆拡散処理がサンプリング定理に基づいてデ
ィジタル領域で確実に行われる限り、如何なる値であっ
てもよい。
【0116】また、上述した各実施形態では、A/D変
換器83-1〜83-4は時間軸上で定間隔で設定された異
なる位相において共通の間引きサンプリング周波数でA
/D変換を行っているが、このようなA/D変換が行わ
れるべき位相については、補間処理が所望の精度で行わ
れる限り、時間軸上で如何なる間隔で設定されてもよ
い。
【0117】さらに、上述した各実施形態では、既述の
トランスバーサルフィルタによって補間処理、あるいは
その補間処理と逆拡散処理とからなる濾波処理が行われ
ているが、このようなトランスバーサルフィルタは、デ
マルチプレクサ84の出力と乗算器123-11の出力と
を乗算する乗算器とダンプフィルタとから構成されても
よい。
【0118】また、上述した各実施形態では、補間処
理、あるいはその補間処理と逆拡散処理との双方がトラ
ンスバーサルフィルタによって行われているが、伝達関
数を示す係数の切り替えに応じた過渡的な応答が許容さ
れる程度に短い場合には、例えば、IIR(Infinite Im
pulse Responce) フィルタが適用されてもよい。さら
に、上述した各実施形態では、チャネル設定の手順に基
づいて個別にチャネルが割り付けられ、かつ符号「14
7」、「121」、「131」の何れかが付与された複
数の受信部が備えられているが、これらの受信部の数に
ついては、例えば、同時に無線伝送路を介して通信路が
形成されるべき呼が単一である場合には、「1」であっ
てもよい。
【0119】また、上述した各実施形態では、所望のセ
クタゾーンから到来した受信波の成分の抽出を可能とす
るために、合成処理の対象となるべき復調信号が逆拡散
処理の過程で生成されているが、本願発明は、このよう
な合成処理に限定されず、例えば、アンテナ141-1〜
141-4によって所望の走査アンテナを形成するため
に、位相走査、周波数走査および給電点切り替え走査の
一部もしくは全てを達成する如何なる合成処理が行われ
てもよい。
【0120】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、受信波の占有帯域が広く、あるいはアンテナの本数
が大きい場合であっても、これらのアンテナと受信波に
所定の復調処理を施す手段とは、その本数未満の線路を
介して接続される。また、請求項2に記載の発明では、
直接拡散方式が適用された無線伝送系に対する請求項1
に記載の発明の適用が可能となる。
【0121】さらに、請求項3に記載の発明では、上述
した復調処理に先行して行われるべき予測処理に適用さ
れるべき濾波特性が簡便に設定され、かつハードウエア
の構成の標準化が可能となる。また、請求項4に記載の
発明では、直接拡散方式に適応した受信系が請求項2ま
たは請求項3に記載の発明の適用の下で実現され、かつ
アンテナの数Nが大きい場合であってもハードウエアの
実装にかかわる制約の緩和と、セクタゾーン構成やダイ
バーシチ受信方式に基づく干渉の抑圧とが可能となる。
【0122】さらに、請求項5に記載の発明では、請求
項4に記載の発明に比べてハードウエアの規模が低減さ
れる。また、請求項6に記載の発明では、請求項4およ
び請求項5に記載の発明と異なる構成の下で予測処理お
よび逆拡散処理が行われる。さらに、請求項7に記載の
発明では、請求項7に記載の発明に比べてハードウエア
の規模が低減される。
【0123】また、請求項8に記載の発明では、請求項
4〜7に記載の発明に比べてハードウエアの構成が簡略
化され、かつ高いチップレートに対する適応が可能とな
る。さらに、請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明に比べてハードウエアの規模が低減される。ま
た、請求項10に記載の発明では、予測処理および逆拡
散処理を行うハードウエアの配置や実装の自由度が確保
される。
【0124】さらに、請求項11に記載の発明では、ハ
ードウエアの構成が簡略化され、かつ高いチップレート
に対する適応が可能となる。したがって、これらの発明
が適用された無線伝送系では、性能が低下し、あるいは
ハードウエアの規模や価格が大幅に増加することなく、
アレーアンテナに適応した所望の合成処理、位相走査、
周波数走査および給電点切り替えの何れもが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜9に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項10に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図3】請求項11に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図4】請求項1〜4に記載の発明に対応した第一の実
施形態を示す図である。
【図5】A/D変換器がサンプリングを行う時点を示す
図である。
【図6】補間フィルタに設定されるべき係数を示す図で
ある。
【図7】請求項1〜4に記載の発明に対応した第二の実
施形態を示す図である。
【図8】ROMおよびマッピングROMに格納されるべ
き情報を示す図である。
【図9】サーチャによって検出される遅延プロファイル
の一例を示す図である。
【図10】サーチャの他の構成例を示す図である。
【図11】請求項5に記載の発明に対応した実施形態を
示す図である。
【図12】請求項6、7、10に記載の発明に対応した
実施形態を示す図である。
【図13】請求項8、9、11に記載の発明に対応した
実施形態を示す図である。
【図14】CDMA方式の下でアレーアンテナを用いた
移動通信システムにおける受信系の構成例を示す図であ
る。
【図15】遅延プロファイルの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 11 間引き処理手段 12 多重化手段 13 逆多重化手段 14 予測処理手段 21,31 パス監視手段 22,32 位相特定手段 23,33 逆拡散処理手段 41,42 乗算手段 51,71 記憶手段 61 濾波手段 62,72 制御手段 80,142 A/D変換ボード 81,90,144 受信機ボード 82,143 線路 83,146 A/D変換器(A/D) 84 マルチプレクサ 85 デマルチプレクサ 86,91 補間フィルタ 87,93,103,156 シフトレジスタ 88,94,104,123,149,157 乗算器 89,95,105,158 加算器 92,110,148 サーチャ 96,133 ROM 97,152 マッチドフィルタ 98,112,153 平均化部 99,113,154 RAM 100,155 パス検出部 101 ラッチ(L) 102 マッピングROM 105,111 セレクタ 121,131,147 受信部 122,132 補間・逆拡散フィルタ 141 アンテナ 145 フロントエンド部 150 逆拡散符号生成部(CODE) 151 ダンプフィルタ(DUMP)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小早川 周磁 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 5K052 AA01 BB08 DD04 EE40 FF29 5K059 CC03 DD32 DD35 EE02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数Nのアンテナに並行して到来した受
    信波をベースバンド領域においてそれぞれ複数Nの異な
    る位相で、占有帯域幅の2倍以上の周波数でサンプリン
    グし、これらの受信波に個別に対応した離散信号を生成
    する複数Nの間引き処理手段と、 前記複数Nの間引き処理手段によって生成された離散信
    号を多重化して多重信号を出力する多重化手段と、 前記多重化手段によって出力された多重信号を逆多重化
    し、前記複数Nの離散信号を復元する逆多重化手段と、 前記逆多重化手段によって復元された複数Nの離散信号
    について、外部から与えられ、あるいは予め設定された
    共通の時点の瞬時値を個別に予測する予測処理を行い、
    前記ベースバンド領域で、前記複数Nのアンテナに並行
    して到来した受信波をそれぞれ示すベースバンド信号を
    生成する複数Nの予測処理手段とを備えたことを特徴と
    する無線受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線受信装置におい
    て、 受信波は、 チップレートがfc である拡散符号が適用された直接拡
    散方式に基づいて生成され、 複数Nの間引き処理手段は、 周期が(1/2fc)以下であるサンプリングクロックに
    同期して、それぞれ複数Nのアンテナに並行して到来し
    た受信波をサンプリングすることを特徴とする無線受信
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無線受信装置におい
    て、 複数Nの間引き処理手段は、 時間軸上で(1/2Nfc)以下の定間隔で設定された異
    なる位相で、それぞれ複数Nのアンテナに並行して到来
    した受信波をサンプリングすることを特徴とする無線受
    信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の無線受
    信装置において、 逆多重化手段によって復元された複数Nの離散信号に並
    行して逆拡散処理を施し、伝送帯域内に逆拡散した電力
    の分布を時系列の順に求めるパス監視手段と、 前記パス監視手段によって求められた電力の分布の下で
    電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定されたパ
    スに対応する時点を求め、その時点を複数Nの予測処理
    手段に共通の時点として与えると共に、サンプリングク
    ロックの位相として特定する位相特定手段と、 複数Nの予測処理手段によって生成されたN個のベース
    バンド信号に、前記位相特定手段によって特定された位
    相の逆拡散符号に基づいて逆拡散処理を施し、複数Nの
    アンテナに到来した受信波に個別に対応する復調信号を
    得る逆拡散処理手段とを備えたことを特徴とする無線受
    信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3に記載の無線受
    信装置において、 逆多重化手段によって復元された複数Nの離散信号につ
    いて、逆拡散処理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内
    に逆拡散した電力の計測とを時系列の順に直列に行い、
    これらの計測された電力の分布を複数Nの間引き処理手
    段によってサンプリングが行われる時系列の順に求める
    パス監視手段と、 前記パス監視手段によって求められた電力の分布の下で
    電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定されたパ
    スに対応する時点を求め、その時点を複数の予測処理手
    段に共通の時点として与えると共に、サンプリングクロ
    ックの位相として特定する位相特定手段と、 複数Nの予測処理手段によって生成されたN個のベース
    バンド信号に、前記位相特定手段によって特定された位
    相の逆拡散符号に基づいて逆拡散処理を施し、複数Nの
    アンテナに到来した受信波に個別に対応する復調信号を
    得る逆拡散処理手段とを備えたことを特徴とする無線受
    信装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項3に記載の無線受
    信装置において、 逆多重化手段によって復元された複数Nの離散信号に並
    行して逆拡散処理を施し、伝送帯域内に逆拡散した電力
    の分布を時系列の順に求めるパス監視手段と、 前記パス監視手段によって求められた電力の分布の下で
    電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定されたパ
    スに対応する時点を求め、その時点を複数Nの予測処理
    手段に共通の時点として与えると共に、サンプリングク
    ロックの位相として特定する位相特定手段と、 予測処理に供されるべき濾波特性を示す伝達関数と、前
    記位相特定手段によって特定された位相の逆拡散符号と
    の積を求める乗算手段とを備え、 前記複数Nの予測処理手段は、 前記乗算手段によって求められた積に等しい伝達関数で
    与えられる濾波特性に基づいて濾波処理を行うことによ
    って、前記逆多重化手段によって復元された複数Nの離
    散信号に予測処理に併せて逆拡散処理を施し、複数Nの
    アンテナに到来した受信波に個別に対応する復調信号を
    得ることを特徴とする無線受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項2または請求項3に記載の無線受
    信装置において、 逆多重化手段によって復元された複数Nの離散信号につ
    いて、逆拡散処理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内
    に逆拡散した電力の計測とを時系列の順に直列に行い、
    これらの計測された電力の分布を複数Nの間引き処理手
    段がサンプリングを行う時系列の順に求めるパス監視手
    段と、 前記パス監視手段によって求められた電力の分布の下で
    電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定されたパ
    スに対応する時点を求め、その時点を複数Nの予測処理
    手段に共通の時点として与えると共に、サンプリングク
    ロックの位相として特定する位相特定手段と、 予測処理に供されるべき濾波特性を示す伝達関数と、前
    記位相特定手段によって特定された位相の逆拡散符号と
    の積とを求める乗算手段とを備え、 前記複数Nの予測処理手段は、 前記乗算手段によって求められた積に等しい伝達関数で
    与えられる濾波特性に基づいて濾波処理を行うことによ
    って、前記逆多重化手段によって復元された複数Nの離
    散信号に予測処理に併せて逆拡散処理を施し、複数Nの
    アンテナに到来した受信波に個別に対応する復調信号を
    得ることを特徴とする無線受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項2または請求項3に記載の無線受
    信装置において、 逆多重化手段によって復元された複数Nの離散信号に並
    行して逆拡散処理を施し、伝送帯域内に逆拡散した電力
    の分布を時系列の順に求めるパス監視手段と、 前記パス監視手段によって求められた電力の分布の下で
    電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定されたパ
    スに対応する時点を求め、その時点を複数Nの予測処理
    手段に共通の時点として与えると共に、サンプリングク
    ロックの位相として特定する位相特定手段と、 逆拡散符号がとり得る2値と複数Nの予測処理手段が行
    い得る予測処理の形態とに対応して、これらの2値に個
    別に対応付けられた異符号の定数と、これらの予測処理
    に供されるべき濾波特性を示す伝達関数との全ての組み
    合わせの積が予め格納された記憶手段とを備え、 前記複数Nの予測処理手段は、 前記記憶手段に格納された積の内、直列に与えられた逆
    拡散符号の論理値と、外部から与えられた予測処理の形
    態とに対応した積に等しい伝達関数で与えられる濾波特
    性に基づいて濾波処理を行うことによって、前記逆多重
    化手段13によって復元された複数Nの離散信号にその
    予測処理に併せて逆拡散処理を施し、複数Nのアンテナ
    に到来した受信波に個別に対応する復調信号を得ること
    を特徴とする無線受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項2または請求項3に記載の無線受
    信装置において、 逆多重化手段によって復元された複数Nの離散信号につ
    いて、逆拡散処理とその逆拡散処理に応じて伝送帯域内
    に逆拡散した電力の計測とを時系列の順に直列に行い、
    これらの計測された電力の分布を複数Nの間引き処理手
    段がサンプリングを行う時系列の順に求めるパス監視手
    段と、 前記パス監視手段によって求められた電力の分布の下で
    電力が所定の閾値を上回り、かつ外部から指定されたパ
    スに対応する時点を求め、その時点を複数Nの予測処理
    手段に共通の時点として与えると共に、サンプリングク
    ロックの位相として特定する位相特定手段と、 逆拡散符号がとり得る2値と複数Nの予測処理手段が行
    い得る予測処理の形態とに対応して、これらの2値に個
    別に対応付けられた異符号の定数と、予測処理に供され
    るべき濾波特性を示す伝達特性との全ての組み合わせの
    積が予め格納された記憶手段とを備え、 前記複数Nの予測処理手段は、 前記記憶手段に格納された積の内、直列に与えられた逆
    拡散符号の論理値と、外部から与えられた予測処理の形
    態とに対応した積に等しい伝達関数で与えられる濾波特
    性に基づいて濾波処理を行うことによって、前記逆多重
    化手段によって復元された複数Nの離散信号にその予測
    処理に併せて逆拡散処理を施し、複数Nのアンテナに到
    来した受信波に個別に対応する復調信号を得ることを特
    徴とする無線受信装置。
  10. 【請求項10】 直接拡散方式の受信波が拡散符号のチ
    ップレートの2倍以上の周波数でベースバンド領域でサ
    ンプリングされてなる拡散信号に予測処理および逆拡散
    処理を施し、復調信号を生成する濾波手段と、 前記予測処理に適用されるべき濾波特性を示す伝達関数
    と前記逆拡散処理に適用されるべき逆拡散符号との積を
    とり、その積を前記濾波手段の伝達関数としてその濾波
    手段に与える制御手段とを備えたことを特徴とする逆拡
    散器。
  11. 【請求項11】 直接拡散方式の受信波が拡散符号のチ
    ップレートの2倍以上の周波数でベースバンド領域でサ
    ンプリングされてなる拡散信号に予測処理および逆拡散
    処理を施し、復調信号を生成する濾波手段と、 前記拡散符号がとり得る2値と前記予測処理の形態とに
    対応して、これらの2値に個別に対応付けられた異符号
    の定数と、この予測処理に供されるべき濾波特性を示す
    伝達関数との全ての組み合わせの積が予め格納された記
    憶手段と、 前記記憶手段に格納された積の内、前記逆拡散処理に適
    用されるべき逆拡散符号の論理値と、その論理値と共に
    与えられた予測処理の形態とに対応した積を伝達関数と
    して前記濾波手段に与える制御手段とを備えたことを特
    徴とする逆拡散器。
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