JP2000201434A - 電圧安定性監視制御装置 - Google Patents

電圧安定性監視制御装置

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JP2000201434A
JP2000201434A JP100099A JP100099A JP2000201434A JP 2000201434 A JP2000201434 A JP 2000201434A JP 100099 A JP100099 A JP 100099A JP 100099 A JP100099 A JP 100099A JP 2000201434 A JP2000201434 A JP 2000201434A
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JP
Japan
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voltage
voltage stability
unit
transformer
substation
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JP100099A
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English (en)
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Tatsuo Kikuchi
辰男 菊地
Hirotaka Yoshida
裕宇 吉田
Hidetoshi Nishigaito
秀俊 西垣内
Kazuya Komata
和也 小俣
Takeshi Kaneko
武 金子
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Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な装置によって電圧の安定性を判定す
る。 【解決手段】 複数の負荷フィーダー18と変圧器16
とによって構成される監視対象変電所15内の電圧の安
定性を監視するために電圧安定性監視制御装置25は監
視対象変電所15内の各種電気量と変圧器タップ動作前
後の情報であるパレット情報21を検出する検出部26
と、各種電気量とパレット情報21を用いて所定の演算
を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判定する演算部
27と、不安定と判定された場合、電圧安定性を確保す
るのに必要な制御を行う制御部28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の電圧安
定性を監視し、不安定な場合には負荷制限などを行い系
統崩壊を阻止する電圧安定性監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧安定性監視制御装置では、電
圧安定性を負荷の有効電力または系統全体の総需要Pと
代表的な電気所の母線電圧Vの関係を示す系統のP−V
特性を用いて評価している。
【0003】通常、系統のP−V特性は、図6に示すよ
うに横軸をP,縦軸をVとしたP−Vカーブで表現さ
れ、P−Vカーブ上の総需要Pが最大となる点のPを限
界電力といい、そのときの電圧を限界電圧という。ま
た、現在の運転点の電力と限界電力との差を有効電力余
裕と言い、一般的には、これを電圧安定性を表す指標と
して用いている。なお、P−Vカーブの上半面は電圧高
め解領域と、下半面は電圧低め解領域とそれぞれ呼んで
いる。
【0004】実際には、今現在の系統状態から需要が一
定比率で増加したときの総需要Pと基幹変電所の母線電
圧Vを用いたP−Vカーブを潮流計算の繰り返しによっ
てオンラインで求める。そして、今現在の有効電力P
(今現在の運転点)と限界電力との差分、つまり、有効
電力余裕量を算出する。得られた有効電力余裕量を監視
することで電圧安定性を評価し、この有効電力余裕量に
応じて、電圧安定性を向上するための指針を作成して、
運転員に提示している。運転員は、提示された指針を基
に、調相設備の操作などの具体的な安定化対策を立案し
実行する。
【0005】なお、従来の電圧安定性監視制御装置は、
参考文献「91 SM 492−9PWRS,NEWL
Y DEVELOPED VOLTAGE SECUR
ITY MONITORING SYSTEM)にて詳
細に説明されているので、以下に概要を説明する。ま
た、系統のP−V特性や電圧安定性については、参考文
献「電気共同研究,第47巻第1号,電力系統安定運用
技術」にて詳細に説明されているので、ここでは説明を
省略する。
【0006】図7は、上記する電力系統の電圧安定性を
監視するため電圧安定性監視制御装置の構成図である。
図において、電力系統1は複数の発電機2と変電所3と
が送電線4によって接続されて各端末が図示しない各負
荷に接続されて構成されている。
【0007】上記する電力系統1に点在する各箇所に
は、電圧検出器5と電流検出器6とが配設され、電圧検
出器5及び電流検出器6からの検出信号が情報通信装置
7Aへ入力されている、各情報通信装置7Aでは各伝送
線8を介してオンライン情報のデータが情報通信装置7
Bへ送信され情報通信装置7Bによつて受信される。
【0008】情報通信装置7Bによって受信されたデー
タは、電圧安定性監視制御装置10へ送られる。電圧安
定性監視制御装置10では、まず、複数の変電所3で測
定された電圧,電流等が内部処理するために系統情報入
力処理(10a)がされ処理データが入力データとされ
る。
【0009】次に、入力データについて状態推定計算処
理(10b)がされ、初期状態が決定される。この処理
では、線路定数など予め設定された系統データが用いら
れる。初期状態が決定されると、この初期状態をベース
に繰り返し多数の潮流計算が高速に実行され潮流計算に
よるP−Vカーブの作成処理(10c)がされる。
【0010】これによって、図6に示す如くのオンライ
ンによるP−Vカーブが作成される。P−Vカーブが作
成されると、今現在の有効電力P(今現在の運転点)と
限界電力との差分、つまり、有効電力余裕量が算出され
て、電圧安定性判定(10c)が行われる。
【0011】次に、有効電力余裕量に応じて電圧安定性
を向上するための電圧安定性向上指針の作成(10d)
がされる。そして、P−Vカーブや有効電力余裕量とが
出力表示(10c)されると共に、電圧安定化オンライ
ン情報として系統給電指令所11に伝送され、運用者の
CRT画面12に表示される。
【0012】具体的な安定化対策は、系統給電指令所1
1の運転員が電圧安定化オンライン情報基づいて立案
し、実行する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した従来の電
圧安定性監視制御装置10では、電圧安定性の監視にP
−Vカーブを用いるため、P−Vカーブを求めるのに多
数の潮流計算を行う必要がある。この潮流計算は、計算
量が多く、オンラインでの監視を行うには高速な計算機
が必要となるという問題がある。
【0014】また、潮流計算を実行するためには、電力
系統1内に点在する各変電所3で測定した系統データを
収集する必要があり、このデータ収集のために広域の情
報通信網が必要でシステム規模が大きくなるという問題
がある。
【0015】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めになされたもので、監視対象変電所で測定したローカ
ルな情報としての電気量のみで、かつ、簡便な演算で電
圧安定性を評価する手段と、不安定と判定した場合に
は、安定化に必要な対策量を算出する手段を有した電圧
安定性監視制御装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の負荷フィーダーと変圧器とによって構成される監視対
象変電所内の電圧の安定性を監視する電圧安定性監視制
御装置において、監視対象変電所内の各種電気量と変圧
器タップ動作前後の情報であるパレット情報とを検出す
る検出部と、この検出部によって検出された各種電気量
とパレット情報を用いて所定の演算を実行し、現在の運
転点の電圧安定性を判定する演算部と、この演算部によ
って不安定と判定された場合、電圧安定性を確保するの
に必要な制御を行う制御部とを設けるようにしたもので
ある。この手段によれば、監視対象変電所で測定したロ
ーカルな情報として各種電気量のみで、かつ、簡便な演
算で電圧安定性を判定できるので、従来のシステムのよ
うに広範囲にわたってデータを収集する必要がなく、広
域の情報通信網も必要ないので、システム規模を小さく
できる。また、P−Vカーブを用いずに電圧安定性を評
価するので、P−Vカーブを求めるための多数の潮流計
算を行う必要がなく、計算量を少なくできる。また、電
圧安定性が不安定な場合に安定化対策を実施するので、
電圧崩壊を防止し、停電区間を最小限に抑えることがで
きる。その上、装置構成が簡素で信頼性の高い装置とす
ることができる。
【0017】請求項2の発明は、請求項1記載の電圧安
定性監視制御装置において、演算部は、監視対象変電所
の変圧器タップ動作前後の高圧側母線電圧と低圧側母線
電圧とに基づいて現在の運転点の電圧安定を判定するよ
うにしたものである。この手段によれば、監視対象変電
所で測定したローカルな情報(各種電気量)のみで、か
つ、簡便な演算で電圧安定性を判定できるので、従来の
システムのように広範囲にわたってデータを収集する必
要がなく、広域の情報通信網も必要ないので、システム
規模を小さくできる。また、P−Vカーブを用いずに電
圧安定性を判定するので、P−Vカーブを求めるための
多数の潮流計算を行う必要がなく、計算量を少なくでき
るので、装置構成が簡素な装置とすることができる。
【0018】請求項3の発明は、請求項1記載の電圧安
定性監視制御装置において、演算部は、監視対象変電所
の変圧器タップ動作前後の高圧側母線電圧と変圧器の通
過有効電力とに基づいて、現在の運転点の電圧安定性を
判定するようにしたものである。この手段によれば、監
視対象変電所で測定したローカルな情報(各種電気量)
のみで、かつ、簡便な演算で電圧安定性を判定できるの
で、従来のシステムのように広範囲にわたってデータを
収集する必要がなく、広域の情報通信網も必要ないの
で、システム規模を小さくできる。また、P−Vカーブ
を用いずに電圧安定性を判定するので、P−Vカーブを
求めるための多数の潮流計算を行う必要がなく、計算量
を少なくできるので、装置構成が簡素な装置とすること
ができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項1記載の電圧安
定性監視制御装置において、演算部は、監視対象変電所
の変圧器タップ動作前後の高圧側母線電圧と低圧側母線
電圧と変圧器通過有効電力とに基づいて現在の運転点の
電圧安定性を判定するようにしたものである。この手段
によれば、監視対象変電所で測定したローカルな情報
(各種電気量)のみで、かつ、簡便な演算で電圧安定性
を判定できるので、従来のシステムのように広範囲にわ
たってデータを収集する必要がなく、広域の情報通信網
も必要がなくシステム規模を小さくできる。また、P−
Vカーブを用いずに電圧安定性を判定するので、P−V
カーブを求めるための多数の潮流計算を行う必要がな
く、計算量を少なくできるので、装置構成が簡素な装置
とすることができる。
【0020】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
記載のいずれかの電圧安定性監視制御装置において、制
御部は、演算部による判定で電圧不安定と判定されたと
き監視対象変電所の変圧器のタップ動作をロックする指
令を出力するようにしたものである。この手段によれ
ば、電圧不安定と判定した場合に監視対象変電所の変圧
器のタップ動作をロックするだけでタップの逆動作現象
による電圧低下の進展を防止でき、負荷制限などの安定
化対策を行わずに済むため、系統の供給信頼度を高める
装置とすることができる。
【0021】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4
記載のいずれかの電圧安定性監視制御装置において、制
御部は、演算部による判定によって、電圧不安定と判定
されたとき、予め設定された所定量の負荷制限を行うよ
うにしたものである。この手段によれば、電圧不安定と
判定される毎に、予め設定した量の負荷制限を実施する
ので、負荷制限量を算出するためのデータ及び演算が不
要となり、また、常時、限界電力付近で運用しても、電
圧不安定と判定される毎に負荷制限を実施して電圧安定
性を向上するので、電圧崩壊による停電拡大防止が図れ
ると共に、装置構成が簡素な装置とすることができる。
【0022】請求項7の発明は、請求項1記載の電圧安
定性監視制御装置において、演算部は、検出部によって
検出された各種電気量とパレット情報とを用いて所定の
演算を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判定すると
共に、各種電気量とパレット情報とを記憶手段へ記憶す
る電圧安定性判定手段と、この電圧安定性判定手段によ
り電圧不安定と判定された場合、記憶手段から各種電気
量及びパレット情報とを取出して電圧安定性の不安定度
合いを表す電圧安定性指標を求め、求められた電圧安定
性指標から現状の運転点から安定領域へ移行するのに必
要な負荷制限量を算出し、解列する負荷フィーダーを決
定する制御量算出手段とを設ける一方、制御部は、制御
量算出手段により決定され負荷フィーダーに対応する遮
断器へ開放指令を出力する手段を設けるようにしたもの
である。この手段によれば、ローカル情報としての各種
電気量のみで求まる電圧安定性指標を用いて、安定化に
必要な負荷制限量をオンラインで求めることができるの
で、装置構成が簡素で制御性の高い装置とすることがで
きる。
【0023】請求項8の発明は、請求項1記載の電圧安
定性監視制御装置において、演算部は、検出部によって
検出された各種電気量とパレット情報とを用いて所定の
演算を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判定すると
共に、各種電気量とパレット情報とを記憶手段へ記憶す
る電圧安定性判定手段と、この電圧安定性判定手段によ
り不安定と判定された場合、記憶手段から低圧側母線電
圧及びパレット情報とを取出して変圧器のタップ動作前
後の低圧側母線電圧の変化分に応じて現状の運転点から
安定領域へ移行するのに必要な負荷制限量を算出し、解
列する負荷フィーダーを決定する制御量算出手段とを設
ける一方、制御部は、制御量算出手段により決定され負
荷フィーダーに対応する遮断器へ開放指令を出力する手
段を設けるようにしたものである。この手段によれば、
ローカル情報として各種電気量のみで安定化に必要な負
荷制限量をオンラインで求めることができるので、装置
構成が簡素で制御性の高い装置とすることができる。
【0024】請求項9の発明は、請求項1乃至請求項8
記載のいずれかの電圧安定性監視制御装置において、検
出部は、各種電気量に対して平滑化処理を施す平滑化処
理手段を設けるようにしたものである。この手段によれ
ば、検出値に平滑化処理を施して電圧安定性の判定の演
算に用いるので、短周期の負荷変動などの影響で検出値
が急変しても誤判定を防止でき、高信頼度の装置とする
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の第1実施の形態を示す電
圧安定性監視制御装置の構成図であって、第1実施の形
態は、複数の負荷フィーダー18と変圧器16で構成さ
れた変電所3に於いて、監視対象変電所で測定可能な各
種電気量の測定値と変圧器のタップ動作を監視し、変圧
器のタップ動作を検出した場合に、変圧器のタップ動作
前と動作後の各種電気量の側定値を用いて、電圧安定性
を評価し、不安定と判定した場合には、安定化対策を実
施するものである。
【0027】図示する電力系統1において、変圧器16
と遮断器17と複数の負荷フィーダー18等から構成さ
れる変電所3が特定の監視対象変電所15とされてい
る。この変電所3には、変圧器16の一次側の電圧検出
器5Aと二次側の電圧検出器5Bと変圧器16の通過有
効電力を検出する電力検出器19と各負荷フィーダー1
8の有効電力を検出する電力検出器20と、変圧器16
のタップ情報であるパレット情報21が出力される図示
しない手段が配置されている。
【0028】一方、電圧安定性監視制御装置25は、検
出部26と演算部27と制御部28とから構成され、演
算部27は、電圧安定性判定手段29と記憶手段30と
から構成されている。さらに、電圧安定性監視制御装置
25の制御部28から安定化対策を表示警報出力するC
RT表示警報装置31へ接続していると共に、安定化対
策を遮断器17及び変圧器16へ出力するように接続し
ている。
【0029】ここで、検出部26は、監視対象変電所内
の母線電圧と変圧器の通過有効電力と各負荷フィーダー
の有効電力とを含む各種電気量と変圧器タップ情報であ
るパレット情報とを検出する。演算部27は、検出部2
6によって検出された各種電気量とパレット情報を用い
て所定の演算を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判
定する。制御部28は、演算部27によって不安定と判
定された場合、電圧安定性を確保するのに必要な制御を
行う。
【0030】ここで、図6及び図7で説明した従来の電
圧安定性監視制御装置10は、P−Vカーブ上の電圧を
高め解領域にある現在の運転点から限界電力までの差、
つまり、有効電力余裕量を見て電圧安定性を評価してお
り、電圧低め解領域での運転及び監視は考慮していな
い。ところが、実際には、P−Vカーブの下半面、つま
り、電圧低め解領域に運転点が移行しても運転継続は可
能である。需要増加等により、P−Vカーブ上の運転点
が限界電力を超え電圧低め解領域に入った途端に電圧不
安定となり運転継続できないのは、系統の負荷の電圧特
性が全て定電力特性の場合のみで、実系統の負荷には、
定電流特性や定インピーダンス特性の負荷も多数含まれ
ており、電圧低め解領域でもある程度系統の運転継続は
可能である。なお、負荷の電圧特性と電圧安定性につい
ては、参考文献「電気協同研究,第47巻1号,電力系
統安定運用技術」にて詳細に説明されているので、ここ
では説明を省略する。
【0031】そこで、本発明は上記点に着目したもの
で、今現在の系統の運転点が、P−Vカーブ上の電圧低
め解領域、つまり、電圧安定性が不安定な領域に移行し
たかどうかを監視し、電圧低め解領域(電圧不安定)で
あると判定した場合には、安定化対策を実施し、系統の
運転点を電圧高め解傾城または限界電力まで移行し、電
圧安定性を確保するようにするものである。
【0032】次に、電圧安定性(電圧低め解領域)の判
定について図2を参照して説明する。
【0033】一般に、負荷供給系統用の変電所3の変圧
器16のタップは、二次側の電圧制御を目的として動作
し、通常、電圧高め解領域で運用している場合、負荷変
動などの影響で電圧が低下し、変圧器の二次側の電圧を
上げる方向(タップ比n増加)にタップ動作があると、
変圧器一次側の電圧V1は低下し、変圧器二次側の電圧
2は上昇する。そして、この二次側の電圧V2の上昇に
伴い、負荷の消費電力が増加するので、変圧器の通過有
効電力は増加する。また、このとき、P−Vカーブは、
図2に示すように、タップ比nの増加(図示C矢印)に
伴いP−Vカーブは変化(図示鎖線から図示実線)し、
タップ動作前の運転点をAとすると、運転点はA→A’
に移行する。
【0034】しかし、電圧低め解領域では、変圧器の二
次側の電圧を上げる方向(タップ比n増加)にタップ動
作があると、一次側の電圧V1の低下に対して二次側の
電圧V2も低下する場合がある。この現象をP−Vカー
ブで示すと、図2のB−B’のように変化する。変圧器
二次側の電圧を維持するように自動操作される配電用変
電所など負荷時タップ切替器(LTC)の場合、B点で
は、タップの動作によるこの電圧低下に対し、更にタッ
プが動作し(タップ比n→増加)電圧低下が進展する。
【0035】上記現象は、変圧器のタップの逆動作現象
として知られており、参考文献「電気共同研究,第47
巻第1号,電力系統安定運用技術」においても説明され
ている。
【0036】本発明の第1実施の形態を示す電圧安定性
監視制御装置25は、監視対象変電所15で測定可能な
各種電気量を用いて、実際に起こったタップの逆動作現
象を捉えることで電圧の安定、あるいは、不安定を判定
している。
【0037】次に、電圧安定性監視制御装置25の処理
の流れを図1を用いて説明する。
【0038】まず、検出部26に於いて、監視対象変電
所15の母線や各負荷フィーダー18または変圧器16
などの変電設備に設置された、変電所3の母線電圧V1
が電圧検出器5Aによって検出され母線電圧V2が電圧
検出器5Bにより検出され、変圧器16の通過有効電力
TRが電力検出器19により検出される。さらに、各負
荷フィーダー18の有効電力PLが電力検出器20によ
って検出され、各種電気量が常時測定されると共に、監
視対象変電所15の変圧器16のタップの動作有無を常
時監視するために変圧器のタップのパレット情報21を
入力し、これらデータを演算部27に渡す。
【0039】演算部27では、変圧器16のタップのパ
レット情報21を用いて、変圧器16のタップ動作を検
出した場合に、時々刻々と測定した各種電気量を用い
て、タップ動作前と動作後の各電気量の変化から、今現
在の系統の電圧安定生の安定(電圧高め解領域)・不安
定(電圧低め解領域)を判定し、判定結果を制御部28
へ渡す。
【0040】以下に、演算部27の各手段の処理を説明
する。
【0041】電圧安定性判定手段29は、今現在の系統
の運転点の電圧安定性が安定か否かを判定する。
【0042】まず、検出部26で時々刻々と測定した変
電所の母線電圧V1,V2と変圧器16の通過有効電力P
TR,各負荷フィーダー18の有効電力PLを含む各種電
気量を記憶手段30に一時保管する。また、この処理と
平行して、検出部26で入手した変圧器16のタップの
パレット情報21を用いて、変圧器16のタップが変圧
器16の二次側の電圧を上げる方向に動作したかどうか
を監視する。変圧器16のタップ動作がないときは、こ
れらの処理を継続して行う。
【0043】負荷変動などの影響で変電所3の母線電圧
2が低下し、負荷時タップ切替器(LTC)などによ
って変圧器16のタップが二次側電圧を上げる方向に動
作したことを、パレット情報21を用いて検出したら、
記憶手段30に保管していたタップ動作前の変電所3の
母線電圧V1bfまたは母線電圧V2bfと変圧器16の通過
有効電力PTRbfを呼び用し、タップポジションが完全に
切り替わった後に検出部26で測定した変電所3の母線
電圧V1afまたは母線電圧V2afと変圧器16の通過有効
電力PTRafを用いて(1.1)、(1.2)式に従って、タッ
プ動作後の値からタップ動作前の値を差し引いて各電気
量の変化分ΔVB,ΔPTRを求める。
【0044】ΔVB=VBaf−VBbf …(1.1) ΔPTR=PTRaf−PTRbf …(1.2)
【0045】ここで、電圧VBは電圧の大きさであり、
母線電圧V1または母線電圧V2を用いる。なお、式の添
字のafはタップ動作後の値、bfはタップ動作前の値
であることを示している。
【0046】上記式によって求めたΔVB,ΔPTRがそ
れぞれ負の値、つまり、タップ動作前の電圧VBbf,有
効電力PTRbfに比べて、タップ動作後の電圧VBaf,有
効電力PTRafの方が低下(減少)した場合、現在の系統
の運転点は電圧不安定(電圧低め解領域)であると判定
する。これ以外の条件の場合は、安定(電圧高め解領
域)と判定する。
【0047】制御部28では、電圧安定性判定手段29
に於いて現在の系統の運転点が電圧不安定と判定された
場合に、電圧安定性を向上するのに必要な制御を実施
し、電圧不安定を回避する。
【0048】このように第1実施の形態によれば、監視
対象変電所で測定したローカルな情報(各種電気量)の
みで、かつ、簡便な演算で電圧安定性を判定できるの
で、従来のシステムのように広範囲にわたってデータを
収集する必要がなく、広域の情報通信網も必要ないの
で、システム規模を小さくできる。また、P−Vカーブ
を用いずに電圧安定性を評価するので、P−Vカーブを
求めるための多数の潮流計算を行う必要がなく、計算量
を少なくできる。また、電圧安定性が不安定な場合に安
定化対策を実施するので、電圧崩壊を防止し停電間を最
小化できる。従って、装置構成が簡素で信頼性の高い装
置とすることができる。
【0049】次に、本発明の第2実施の形態について図
1及び図2を参照して説明する。
【0050】本発明の第2実施の形態は、監視対象変電
所15の変圧器のタップ動作前後の高圧側母線電圧と低
圧側母線電圧とに基づいて現在の運転点の電圧安定性を
判定する演算部27を設けるものである。なお、検出部
26及び制御部28は、第1実施の形態と同様のもので
ある。
【0051】まず、電圧安定性判定手段29は、今現在
の系統の運転点の電圧安定性が安定か不安定定かを判定
する。
【0052】具体的には、検出部26で時々刻々と測定
した変電所3の高圧側母線電圧V1及び低圧側の母線電
圧V2を記憶手段30に一時保管する。また、これと平
行して、検出部26で入手した変圧器のタップのパレッ
ト情報21を用いて、変圧器16のタップが変圧器16
の二次側の電圧を上げる方向に動作したかどうかを監視
する。変圧器16のタップ動作がないときは、これらの
処理を継続して行う。
【0053】負荷変動などの影響で変電所3の母線電圧
2が低下し、負荷時タップ切替器(LTC)などによ
って変圧器16のタップが二次側電圧を上げる方向に動
作したことを、パレット情報21を用いて検出したら、
記憶手段30に保管していたタップ動作前の変電所3の
高圧側の母線電圧V1bfと低圧側の母線電圧V2bfを呼出
す。次に、タップポジションが完全に切り替わった後に
検出部26で測定した変電所3の高圧側の母線電圧V
1afと低圧側の母線電圧V2afと記憶手段30より呼び出
したタップ動作前の変電所3の高圧側の母線電圧V1bf
と低圧側の母線電圧V2bfを用いて、(1.3)〜(1.4)
式に示すようにタップ動作後の値からタップ動作前の値
を差し引いて各電気量の変化分ΔV1,ΔV2を求める。
【0054】ΔV1=V1af−V1bf …(1.3) ΔV2=V2af−V2bf …(1.4)
【0055】上記式によって求めたΔV1,ΔV2が、そ
れぞれ負の値、つまり、タップ動作前の高圧側の母線V
1bf,低圧側の母線電圧V2afのほうが低下(減少)した
場合、現在の系統の運転点は電圧不安定であると判定す
る。これ以外の条件の場合は、安定と判定する。以上の
電圧安定性の判定結果が制御部28へ渡される。
【0056】このように第2実施の形態によれば、監視
変電所で測定したローカルな情報(各種電気量)のみ
で、かつ、簡便な演算で電圧安定性を判定できるので、
従来のシステムのように広範囲にわたってデータを収集
する必要がなく、広域の情報通信網も必要ないので、シ
ステム規模を小さくできる。また、P−Vカーブを用い
ずに電圧安定性を判定するので、P−Vカーブを求める
ための多数の潮流計算を行う必要がなく、計算量を少な
くできる。従って、装置構成が簡素な装置を提供でき
る。
【0057】次に、本発明の第3実施の形態について図
1及び図2を参照して説明する。
【0058】第3実施の形態は、監視対象変電所15の
変圧器のタップ動作前後の高圧側母線電圧と変圧器の通
過有効電力とに基づいて、現在の運転点の電圧安定性を
判定する演算部27を設けるようにしたものである。な
お、検出部26及び制御部28は、第1実施の形態と同
様のものである。
【0059】まず、電圧安定性判定手段29は、今現在
の系統の運転点の電圧安定性が安定か不安定かを判定す
る。検出部26で時々刻々と測定した変電所3の高圧側
母線電圧V1と変圧器16の通過有効電力PTRを記憶手
段30に一時保管する。また、これと平行して、検出部
26で入手した変圧器16のタップのパレット情報21
を用いて、変圧器16のタップが変圧器16の二次側の
電圧を上げる方向に動作したかどうかを監視する。変圧
器16のタップ動作がないときは、これらの処理を継続
して行う。
【0060】負荷変動などの影響で変電所3の母線電圧
2が低下し、負荷時タップ切替器(LTC)などによ
って変圧器16のタップが二次側電圧を上げる方向に動
作したことを、パレット情報21を用いて検出したら、
記憶手段30に保管していたタップ動作前の変電所3の
高圧側母線電圧V1bfと変圧器16の通過有効電力PT
Rbfを呼び出す。そして、タップポジションが完全に切
り替わった後に検出部26で測定した変電所3の高圧側
母線電圧V1afと変圧器16の通過有効電力PTRa fと記
憶手段30より呼び出したタップ動作前の変電所3の高
圧側母線電圧V1bfと変圧器16の通過有効電力PTRbf
を用いて、(1.5)〜(1.6)式に示すように、タップ動
作後の値を差し引いて各電気量の変化分ΔV1,ΔPTR
を求める。
【0061】ΔV1 =V1af −V1bf …(1.5) ΔPTR=PTRaf−PTRbf …(1.6)
【0062】上記式によって、求めたΔV1,ΔP
TRが、それぞれ負の値、つまり、タップ動作前の高圧側
母線電圧V1bf,有効電力PTRbfに比べて動作後の高圧
側母線電圧V1af,有効電力PTRafの方が低下(減少)
した場合、現在の系統の運転点は電圧不安定であると判
定する。これ以外の条件の場合は、安定と判定する。
【0063】このように第3実施の形態によれば、監視
変電所で測定したローカルな情報(各種電気量)のみ
で、かつ、簡便な演算で電圧安定性を判定できる。ま
た、従来のシステムのように広範囲にわたってデータを
収集する必要がなく、広域の情報通信網も必要ないの
で、システム規模を小さくできる。また、P−Vカーブ
を用いずに電圧安定性を判定するので、P−Vカーブを
求めるための多数の潮流計算を少なくできるので、装置
構成が簡素な装置とすることができる。
【0064】次に、本発明の第4実施の形態について図
1及び図2を参照して説明する。
【0065】第4実施の形態は、監視対象変電所15の
変圧器タップ動作前後の高圧側母線電圧と低圧側母線電
圧と変圧器の通過有効電力とに基づいて現在の運転点の
電圧安定性を判定する演算部27を設けるようにしたも
のである。なお、検出部26及び制御部28は第1実施
の形態と同様である。
【0066】まず、電圧安定性判定手段29は、今現在
の系統の運転点の電圧安定性が安定か不安定かを判定す
る。
【0067】具体的には、検出部26で時々刻々と測定
した変電所3の高圧側母線電圧V1及び低圧側母線電圧
2と変圧器16の通過有効電力PTRを記憶手段30に
一時保管する。また、これと平行して、検出部26で入
手した変圧器16のタップのパレット情報21を用い
て、変圧器16のタップが変圧器二次側の電圧を上げる
方向に動作したかどうかを監視する。変圧器16のタッ
プ動作がないときは、これらの処理を継続して行う。
【0068】負荷変動などの影響で変電所3の母線電圧
2が低下し、負荷時タップ切替器(LTC)などによ
って変圧器16のタップが二次側電圧を上げる方向に動
作したことを、パレット情報21を用いて検出し場合、
記憶手段30に保持していたタップ動作前の変電所3の
高圧側母線電圧V1bf及び低圧測母線電圧V2bfと変圧器
16の通過有効電力PTRbfを呼び出す。そして、タップ
ポジションが完全に切り替わった後に検出部26で測定
した変電所3の高圧測母線電圧V1af及び低圧側母線電
圧V2afと変圧器16の通過有効電力PTRafと記憶手段
30より呼び出したタップ動作前の変電所3の高圧側母
線電圧V1bf及び低圧側母線電圧V2bfと変圧器16の通
過有効電力PTRbfを用いて、(1.7)〜(1.9)式に示す
ように、タップ動作後の値からタップ動作前の値を差し
引いて各電気量の変化分ΔV1,ΔV2,ΔPTRを求め
る。
【0069】ΔV1 =V1af−V1bf …(1.7) ΔV2 =V2af−V2bf …(1.8) ΔPTR=PTRaf−PTRbf …(1.9)
【0070】上記式によって、求めたΔV1,ΔV2,Δ
TRが、それぞれ負の値、つまり、タップ動作前の高圧
側母線電圧V1bf、低圧側母線電圧V2bf,有効電力P
TRbfに比べて動作後の高圧側母線電圧V1af、低圧側母
線電圧V2af,有効電力PTRafの方が低下(減少)した
場合、現在の系統の運転点は電圧不安定であると判定す
る。これ以外の条件の場合は、安定と判定する。以上の
電圧安定性の判定結果を制御部28に渡す。
【0071】このように第4実施の形態によれば、監視
変電所で測定したローカルな情報(各種電気量)のみ
で、かつ、簡便な演算で電圧安定性を判定できる。従来
のシステムのように広範囲にわたってデータを収集する
必要がなく、広域の情報通信網も必要ないので、システ
ム規模を小さくできる。また、P−Vカーブを用いずに
電圧安定性を判定するので、P−Vカーブを求めるため
の多数の潮流計算を行う必要がなく、計算量を少なくで
きる。従って、装置構成が簡素な装置を提供できる。
【0072】次に、本発明の第5実施の形態について図
1を参照して説明する。
【0073】第5実施の形態は、演算部27による判定
で電圧不安定と判定されたとき監視対象変電所15の変
圧器のタップ動作をロックする指令を出力する制御部2
8を設けるようにしたものである。なお、検出部26及
び演算部27は、第1実施の形態と同様である。
【0074】制御部28では、演算部27の電圧安定性
判定手段29に於いて現在の系統の運転点が電圧不安定
と判定された場合に、監視対象変電所15の変圧器16
のタップ動作をロックする指令を出力し、変圧器16の
タップの逆動作現象による電圧低下の進展を防止する。
【0075】このように第5実施の形態によれば、電圧
不安定と判定した場合に監視対象変電所の変圧器のタッ
プ動作をロックするだけでタップの逆動作現象による電
圧低下の進展を防止でき、負荷制限などの安定化対策を
行わずに済むため、系統の供給信頼度を高める装置とす
ることができる。
【0076】次に、本発明の第6実施の形態について図
1を参照して説明する。
【0077】第6実施の形態は、演算部27の判定によ
って、電圧不安定と判定されたとき、予め設定された所
定量の負荷制限を行う制御部28を設けるようにしたも
のである。なお、検出部26及び演算部27は、第1実
施の形態と同様である。
【0078】まず、制御部28では、演算部27の電圧
安定性判定手段29に於いて現在の系統の運転点が電圧
不安定と判定される毎に、予め設定した一定量の負荷制
限を実施する。例えば、監視対象変電所15に多数の負
荷フィーダー18が接続される場合は、いくつかの負荷
フィーダー18をまとめて、その有効電力PLの合計値
がほぼ同じ大きさとなるように、変電所3内の負荷フィ
ーダー18をグループ分けして、グループ単位に解列す
る優先順位を決め、予め設定しておく。この設定を基
に、演算部27の電圧安定性判定手段29に於いて不安
定と判定される毎に負荷制限を実施する。負荷制限の対
象は、系統から解列されていないグループの中で最も優
先順位の高いグループを解列対象として選択し、対象の
負荷フィーダー18が接続されている遮断器17に対し
て、開放指令を出力し、負何制限を実施することにより
監視対象変電所15の電圧安定性を向上させる。
【0079】このように第6実施の形態によれば、電圧
不安定と判定される毎に、予め設定した量の負荷制限を
実施するので、負荷制限量を算出するためのデータ及び
演算の必要が無いので、装置構成を簡素化でき、また、
常時、限界電力付近で運用しても、電圧不安定と判定さ
れる毎に負荷制限を実施して電圧安定性を向上するの
で、電圧崩壊による停電拡大防止が図れると共に、装置
構成を簡素なもので実現できる。
【0080】次に、本発明の第7実施の形態について図
3を参照して説明する。
【0081】第7実施の形態は、検出部26によって検
出された各種電気量とパレット情報とを用いて所定の演
算を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判定すると共
に、各種電気量とパレット情報とを記憶手段30へ記憶
する電圧安定性判定手段29と、この電圧安定性判定手
段29により電圧不安定と判定された場合、記憶手段3
0から各種電気量及びパレット情報とを取出して電圧安
定性の不安定度合いを表す電圧安定性指標を求め、求め
られた電圧安定性指標から現状の運転点から安定領域へ
移行するのに必要な負荷制限量を算出し、解列する負荷
フィーダー18を決定する制御量算出手段32とからな
る演算部27と制御量算出手段32により決定され負荷
フィーダー18に対応する遮断器17へ開放指令を出力
する手段を有する制御部28を設けるようにしたもので
ある。なお、検出部26は、第1実施の形態と同様であ
る。
【0082】電圧安定性判定手段29は、電圧安定性が
安定か不安定の判定をした後に、判定結果と検出部26
で時々刻々と測定した変電所の母線電圧V1,V2と通過
有効電力PTR,各負荷フィーダー18の有効電力PL
含む各種電気量を制御量算出手段32へ渡す。
【0083】制御量算出手段32は、電圧安定性の不安
定度合いを表す電圧安定性指標を求めて、その指標から
現状の運転点を電圧高め解領域に移行させるのに必要な
負荷制限量を算出する。
【0084】具体的には、電圧安定性判定手段29に於
いて電圧不安定と判定した場合に、電圧安定性判定手段
29において記憶手段30に保管されたタップ動作前の
変電所3の母線電圧V1bfまたは母線電圧V2bfと変圧器
16の通過有効電力PTRbfを呼び出し、タップポジショ
ンが完全に切り替わった後に検出部26で測定した変電
所3の母線電圧V1afまたは母線電圧V2afと変圧器16
の通過有効電力PTRafを用いて、(1.10)〜(1.11)式
に示すように、タップ動作後の値からタップ動作前の値
を差し引いて各電気量の変化分ΔVB,ΔPTRを求め
る。
【0085】ΔVB =VBaf −VBbf …(1.10) ΔPTR=PTRaf−PTRbf …(1.11) ここで、VBは電圧の大きさであり、母線電圧V1または
2を用いる。
【0086】次に、電圧安定性の不安定度合いを表す電
圧安定性指標としてΔPTRとΔVBの比を用いて、この
比ΔPTR/ΔVBの大きさから負荷制限量PLCUTを算出
する。
【0087】なお、この指標は、P−Vカーブを見て判
るように、P−Vカーブの下半面、つまり、電圧低め解
領域に於いて電圧低下が進めば進むほど電圧の変化に対
して電力の変化の度合いは大きくなることから、これら
の比ΔPTR/ΔVBをとれば、電圧安定性の不安定度合
いを把握することができる。この測定した各種電気量を
用いて求めたΔPTR/ΔVBを、オンラインの電圧安定
性指標とする。
【0088】次に、オフラインのシミュレーションで求
めた電圧低め解領域での電圧安定性指標と負荷制限量の
関係を予め設定しておき、オンライン指標を用いて、負
荷制限量PLCUTを算出する。
【0089】図4は、オフラインのシミュレーションで
求めた電圧安定性指標と負荷制限量の関係の一例で、比
例特性で表わすことができる。これを予め設定しておけ
ば、オンラインの電圧安定性指標ΔPTRon/ΔVBon
用いて、(1.12)式に示すように安定化に必要な負荷制
限量PLCUTを求めることができる。
【0090】 PLCUT=K・ΔPTRon/ΔVBon …(1.12) なお、Kは予め設定した係数である。
【0091】そして、最後に、負荷制限量PLCUTを基
に、実際に系統から解列する負荷フィーダー18の選定
を行う。
【0092】具体的には、検出部26で時々刻々と測定
した各負荷フィーダー18の有効電力PLを用いて、有
効電力PLの大きな負荷フィーダー18から順次解列対
象として選択し、選択された負荷フィーダー18の有効
電力PLの合計値PLTと負荷制限量PLCUTを比較して、
合計値PLTが負荷制限量PLCUTと同じか、大きくなった
ら、解列対象の選定を止め、それまでに選択した負荷フ
ィーダー18を解列対象として決定する。
【0093】制御部28では、演算部27の制御量算出
手段32の選択結果に基づいて、解列対象の負荷フィー
ダー18が接続されている遮断器17に対して、開放指
令を出力し、負荷制限を実施することで監視対象変電所
15の電圧安定性を向上させる。
【0094】以下、図4に示す電圧安定性指標と負荷制
限量の関係をオフラインシミュレーションにより求める
方法について説明する。
【0095】まず、オフラインで監視対象系統の潮流計
算が行えるようにデータを準備し、潮流計算をベースに
変圧器16のタップ動作と負荷制限を模擬したシミュレ
ーションを行って、監視対象変電所15に接続する全て
の負荷フィーダーの負荷量を一定量増加した場合に、監
視対象変電所15の変圧器16通過有効電力PTRと母線
電圧VBとを求めて、P−Vカーブを作成する。
【0096】次に、求めたP−Vカーブの電圧低め解領
域の幾つかの運転点で、電圧安定性指標と安定化に必要
な負荷制限量を求めて、電圧安定性指標と負荷制限量の
関係を把握する。
【0097】具体的には、電圧低め解領域の変圧器16
のタップ動作前後の電気量を用いて、電圧安定性指標を
求めると共に、運転点が電圧高め解領域となる負荷制限
量をシミュレーションにより求める。
【0098】まず、電圧安定性指標は、電圧低め解領域
のある時点のタップ動作前後の変圧器16の通過有効電
力PTRと母線電圧VBを求めて、(1.13)〜(1.14)式
に示すようにタップ動作後の値からタップ動作前の値を
差し引いた各電気量の変化分ΔVBof,ΔPTRofを求め
て、その比をオフラインでの電圧安定性指標ΔPTRof
ΔVBofとする。
【0099】ΔVBof =VBaf −VBbf …(1.13) ΔPTRof=PTRaf−PTRbf …(1.14)
【0100】次に、タップ動作直後に負荷制限を実施し
た場合のシミュレーションを行い、運転点を電圧高め解
領域に移行するための負荷制限量を求める。
【0101】具体的には、パラメータとしてある負荷制
限量を設定し、タップ動作の直後に負荷制限を実施した
場合のシミュレーションを行って、負荷制限後のP−V
カーブを求める。そして、求めたP−Vカーブから、負
荷制限後の運転点が電圧高め解領域かどうかを見極め、
電圧高め解領域であればその設定した負荷制限量を安定
化に必要な負荷制限量として決定する。また、電圧高め
解領域でなければパラメータの負荷制限量を変更(増
加)して、再度シミュレーションを行い、前記と同様に
P−Vカーブを用いて評価する。一度で、求められない
場合は、この操作を繰り返すことで必要な負荷制限量を
決定できる。
【0102】以上の手順により、オフラインの電圧安定
性指標と負荷制限量の関係を把握できるので、この関係
を定式化して、予め設定しておく。
【0103】このように第7実施の形態によれば、ロー
カルな情報(各種電気量)のみで求まる電圧安定性指標
を用いて、安定化に必要な負荷制限量をオンラインで求
めることができるので、装置構成が簡素で制御性の高い
装置を提供することができる。
【0104】次に、本発明の第8実施の形態について図
3を参照して説明する。
【0105】第8実施の形態は、検出部26によって検
出された各種電気量とパレット情報とを用いて所定の演
算を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判定すると共
に、各種電気量とパレット情報とを記憶手段30へ記憶
する電圧安定性判定手段29と、この電圧安定性判定手
段29により不安定と判定された場合、記憶手段30か
ら低圧側母線電圧及びパレット情報とを取出して変圧器
のタップ動作前後の低圧側母線電圧の変化分に応じて現
状の運転点から安定領域へ移行するのに必要な負荷制限
量を算出し、解列する負荷フィーダーを決定する制御量
算出手段32とからなる演算部27と、制御量算出手段
32により決定された負荷フィーダー18に対応する遮
断器17へ開放指令を出力する手段を有する制御部28
とを設けるようにしたものである。なお、検出部26
は、第1実施の形態と同様である。
【0106】電圧安定性判定手段29は、電圧安定性が
安定か不安定かの判定をした後に、判定結果と検出部2
6で時々刻々と測定した変電所3の母線電圧V1,V2
各負荷フィーダー18の有効電力PLを含む各種電気量
とを制御量算出手段32へ渡す。
【0107】制御量算出手段32は、電圧安定性を安定
化する領域である電圧高め解領域に移行するのに必要な
負荷制限量を算出する。
【0108】まず、電圧安定性判定手段29に於いて電
圧不安定と判定した場合に、電圧安定性判定手段29に
おいて記憶手段30に保管されたタップ動作前の変電所
3の母線電圧V2bfを呼び出し、タップポジションが完
全に切り替わった後に検出部26で測定した変電所3の
母線電圧V2afを用いて、(1.15)式に示すように、タ
ップ動作後の値からタップ動作前の値を差し引いて母線
電圧の変化分ΔV2を求める。
【0109】ΔV2=V2af−V2bf …(1.15)
【0110】このΔV2を用いて、ΔV2の大きさに応じ
て、(1.16)式に示すように負荷制限量PLCUTを算出す
る。
【0111】PLCUT=K・|ΔV2| …(1.16)
【0112】ここで、Kは予め設定した係数であり、第
7実施の形態の場合と同様にオフラィンのシミュレーシ
ョンにより求める。
【0113】このように第8実施の形態によれば、ロー
カルな情報(各種電気量)のみで安定化に必要な負荷制
限量をオンラインで求めることができるので、装置構成
が簡素で制御性の高い装置を提供することができる。
【0114】次に、本発明の第9実施の形態について図
5を参照して説明する。
【0115】第9実施の形態は、各種電気量を平滑化処
理を施す平滑化処理手段33を有する検出部26を設け
るようにしたものである。なお、演算部27及び制御部
28は、第1実施の形態と同様である。
【0116】検出部26は、各種電気量を測定し、平滑
化処理手段33において測定値に平滑化処理を施すと共
に、変圧器16のタップ動作を監視するためにタップの
パレット情報21を入手する。具体的には、監視対象変
電所15の母線や各負荷フィーダー18、または、変圧
器16などの変電設備に設置された測定機器を介して、
変電所3の母線電圧V1,母線電圧V2と変圧器16の通
過有効電力PTR、各負荷フィーダー18の有効電力PL
を含む各種電気量とを常時測定し、平滑化処理手段33
で測定値に含まれる短周期の負荷変動に伴う高周波のノ
イズ成分を取り除く。
【0117】例えば、平滑化処理手段33に1次ローパ
スフィルタを用いれば、任意の周波数(遮断周波数)を
境に、その周波数より高い帯域の成分をカットし、低周
波数分のみを通過させることができ、測定値を平滑化で
きる。なお、1次ローパスフィルターの特性を伝達関数
G(S)で表すと、(1.17)式となる。
【0118】 G(S)=ω0/(s+ω0) …(1.17) ここで、ω0は遮断周波数、sはラプラス演算子を表
す。
【0119】また、同時に、監視対象変電所15の変圧
器16のタップの動作の有無を常時監視するためにタッ
プのパレット情報21を入手する。以上の平滑化処理を
施した各種電気量の測定データとタップのパレット情報
21を演算部27に渡す。
【0120】ここで、短周期の負荷変動などによる各種
電気量の急激な変化が、電圧安定性の判定に与える影響
について説明する。
【0121】例えば、製鉄用アーク炉,圧延機,溶接
機,電気鉄道などのように、その始動時や運転中に有効
電力需要・無効電力需要が急峻に変動する特性を持つ負
荷(フリッカー負荷)が接続されている系統を監視対象
とするとき、系統の電圧安定性を判定するために、例え
ば、第1実施の形態の(1.1)、(1.2)式のように、監
視対象変電所15で測定した各種電気量を用いて、各電
気量の変化分を求めて、その差分の傾向から電圧安定性
を判定する。この場合に前記するようなフリッカがある
と、測定する各種電気量は短時間に大幅に変化するの
で、平滑化処理を行わずに(1.1)〜(1.2)式から変化
分を求めると、求めた変化分は負荷変動によるものが支
配的となり、本来のタップ動作に伴う各種電気量の変化
分を求めることができず、誤判定をする可能性がある。
【0122】このように第9実施の形態によれば、測定
値に平滑化処理を施して電圧安定性の判定の演算に用い
るので、短周期の負荷変動などの影響で測定値が急変し
ても誤判定を防止でき、高信頼度の電圧安定性監視制御
装置を提供することができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の電圧安
定性監視制御装置によれば、監視対象変電所で測定した
ローカルな情報としての各種電気量のみで、簡便な演算
で電圧安定性を判定できるので、従来のシステムのよう
に広範囲にわたってデータを収集する必要がなく、広域
の情報通信網も必要ないので、システム規模を小さくで
き、P−Vカーブを用いずに電圧安定性を評価するの
で、P−Vカーブを求めるための多数の潮流計算を行う
必要がなく、計算量を少なくでき、電圧安定性が不安定
な場合に安定化対策を実施するので、電圧崩壊を防止
し、停電区間を最小化限とすることがきるので、装置構
成が簡素で信頼性の高い装置とすることができる。
【0124】また、請求項2の電圧安定性監視制御装置
によれば、監視対象変電所で測定したローカルな情報の
みで、かつ、簡便な演算で電圧安定性を判定できるの
で、システム規模を小さくでき、また、P−Vカーブを
用いずに電圧安定性を判定するので、多数の潮流計算を
行う必要がなく、計算量を少なくでき、装置構成が簡素
な装置とすることができる。
【0125】また、請求項3の電圧安定性監視制御装置
によれば、監視対象変電所で測定したローカルな情報の
みで、簡便な演算で電圧安定性を判定できるので、シス
テム規模を小さくでき、P−Vカーブを用いずに電圧安
定性を判定するので、多数の潮流計算を行う必要がな
く、計算量を少なくでき、装置構成が簡素な装置とする
ことができる。
【0126】また、請求項4の電圧安定性監視制御装置
によれば、監視対象変電所で測定したローカルな情報の
みで、簡便な演算で電圧安定性を判定できるので、シス
テム規模を小さくでき、P−Vカーブを用いずに電圧安
定性を判定するので、多数の潮流計算を行う必要がな
く、計算量を少なくでき、装置構成が簡素な装置とする
ことができる。
【0127】また、請求項5の電圧安定性監視制御装置
によれば、電圧不安定と判定した場合に監視対象変電所
の変圧器のタップ動作をロックするだけでタップの逆動
作現象による電圧低下の進展を防止でき、負荷制限など
の安定化対策を行わずに済むため、系統の供給信頼度を
高める装置とすることができる。
【0128】また、請求項6の電圧安定性監視制御装置
によれば、電圧不安定と判定される毎に、予め設定した
量の負荷制限を実施するので、負荷制限量を算出するた
めのデータ及び演算が不要とでき、常時、限界電力付近
で運用しても、電圧不安定と判定される負荷制限を実施
して電圧安定性を向上するので、電圧崩壊による停電拡
大防止が図れると共に、装置構成が簡素な装置とするこ
とができる。
【0129】また、請求項7の電圧安定性監視制御装置
によれば、ローカル情報のみで求まる電圧安定性指標を
用いて、安定化に必要な負荷制限量をオンラインで求め
ることができるので、装置構成が簡素で制御性の高い装
置とすることができる。
【0130】また、請求項8の電圧安定性監視制御装置
によれば、ローカル情報のみで安定化に必要な負荷制限
量をオンラインで求めることができるので、装置構成が
簡素で制御性の高い装置とすることができる。
【0131】また、請求項9の電圧安定性監視制御装置
によれば、測定値に平滑化処理を施して電圧安定性の判
定の演算に用いるので、短周期の負荷変動などの影響で
測定値が急変しても誤判定を防止でき、高信頼度の装置
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態乃至第6実施の形態に
適用する電圧安定性監視制御装置の構成図である。
【図2】P−Vカーブで表した変圧器のタップ逆動作現
象を説明する説明図である。
【図3】本発明の第7実施の形態及び第8実施の形態に
適用する電圧安定性監視制御装置の構成図である。
【図4】本発明の第7実施の形態を示す電圧安定性指標
と負荷制限量の関係を表す説明図である。
【図5】本発明の第9実施の形態に適用する電圧安定性
監視制御装置の構成図である。
【図6】P−Vカーブを表す説明図である。
【図7】従来の電圧安定性監視制御装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 電力系統 2 発電機 3 変電所 4 送電線 5 電圧検出器 6 電流検出器 7 情報通信装置 8 伝送線 10,25 電圧安定性監視制御装置 11 系統給電指令所 12 CRT画面 15 監視対象変電所 16 変圧器 17 遮断器 18 負荷フィーダー 19,20 電力検出器 21 パレット情報 26 検出部 27 演算部 28 制御部 29 電圧安定性判定手段 30 記憶手段 31 CRT表示警報装置 32 制御量算出手段 33 平滑化処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 裕宇 大阪府大阪市北区中之島3−3−22 関西 電力株式会社内 (72)発明者 西垣内 秀俊 大阪府大阪市北区中之島3−3−22 関西 電力株式会社内 (72)発明者 小俣 和也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 金子 武 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5G066 AA09 AD20 AE07 AE09 DA01 DA10 5H223 AA19 BB08 EE13 FF05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の負荷フィーダーと変圧器とによっ
    て構成される監視対象変電所内の電圧の安定性を監視す
    る電圧安定性監視制御装置において、 前記監視対象変電所内の各種電気量と変圧器タップ動作
    前後の情報であるパレット情報とを検出する検出部と、 この検出部によって検出された各種電気量と前記パレッ
    ト情報を用いて所定の演算を実行し、現在の運転点の電
    圧安定性を判定する演算部と、 この演算部によって不安定と判定された場合、電圧安定
    性を確保するのに必要な制御を行う制御部とを備えるこ
    とを特徴とする電圧安定性監視制御装置。
  2. 【請求項2】 前記演算部は、前記監視対象変電所の変
    圧器タップ動作前後の高圧側母線電圧と低圧側母線電圧
    とに基づいて現在の運転点の電圧安定を判定することを
    特徴とする請求項1記載の電圧安定性監視制御装置。
  3. 【請求項3】 前記演算部は、前記監視対象変電所の変
    圧器タップ動作前後の高圧側母線電圧と変圧器の通過有
    効電力とに基づいて、現在の運転点の電圧安定性を判定
    することを特徴とする請求項1記載の電圧安定性監視制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記演算部は、前記監視対象変電所の変
    圧器タップ動作前後の高圧側母線電圧と低圧側母線電圧
    と変圧器通過有効電力とに基づいて現在の運転点の電圧
    安定性を判定することを特徴とする請求項1記載の電圧
    安定性監視制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、演算部による判定で電圧
    不安定と判定されたとき監視対象変電所の変圧器のタッ
    プ動作をロックする指令を出力することを特徴とする請
    求項1乃至請求項4記載のいずれかの電圧安定性監視制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記演算部による判定に
    よって、電圧不安定と判定されたとき、予め設定された
    所定量の負荷制限を行うことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載のいずれかの電圧安定性監視制御装置。
  7. 【請求項7】 前記演算部は、前記検出部によって検出
    された各種電気量と前記パレット情報とを用いて所定の
    演算を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判定すると
    共に、前記各種電気量と前記パレット情報とを記憶手段
    へ記憶する電圧安定性判定手段と、この電圧安定性判定
    手段により電圧不安定と判定された場合、前記記憶手段
    から前記各種電気量及び前記パレット情報とを取出して
    電圧安定性の不安定度合いを表す電圧安定性指標を求
    め、求められた電圧安定性指標から現状の運転点から安
    定領域へ移行するのに必要な負荷制限量を算出し、解列
    する負荷フィーダーを決定する制御量算出手段とを設け
    る一方、 前記制御部は、前記制御量算出手段により決定された負
    荷フィーダーに対応する遮断器へ開放指令を出力する手
    段を設けることを特徴とする請求項1記載の電圧安定性
    監視制御装置。
  8. 【請求項8】 前記演算部は、前記検出部によって検出
    された各種電気量と前記パレット情報とを用いて所定の
    演算を実行し、現在の運転点の電圧安定性を判定すると
    共に、前記各種電気量と前記パレット情報とを記憶手段
    へ記憶する電圧安定性判定手段と、この電圧安定性判定
    手段により電圧不安定と判定された場合、前記記憶手段
    から前記低圧側母線電圧及び前記パレット情報とを取出
    して変圧器のタップ動作前後の低圧側母線電圧の変化分
    に応じて現状の運転点から安定領域へ移行するのに必要
    な負荷制限量を算出し、解列する負荷フィーダーを決定
    する制御量算出手段とを設ける一方、 前記制御部は、前記制御量算出手段により決定された負
    荷フィーダーに対応する遮断器へ開放指令を出力する手
    段を設けることを特徴とする請求項1記載の電圧安定性
    監視制御装置。
  9. 【請求項9】 前記検出部は、前記各種電気量に対して
    平滑化処理を施す平滑化処理手段を設けることを特徴と
    する請求項1乃至請求項8記載のいずれかの電圧安定性
    監視制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN109520522A (zh) * 2018-09-27 2019-03-26 湖北省水利水电规划勘测设计院 一种基于三维基线的控制点稳定性判定方法

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