JP2000202399A - 焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法及び超臨界水酸化装置 - Google Patents

焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法及び超臨界水酸化装置

Info

Publication number
JP2000202399A
JP2000202399A JP11007343A JP734399A JP2000202399A JP 2000202399 A JP2000202399 A JP 2000202399A JP 11007343 A JP11007343 A JP 11007343A JP 734399 A JP734399 A JP 734399A JP 2000202399 A JP2000202399 A JP 2000202399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
fly ash
slurry
incinerated fly
organic compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11007343A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Oonobu
正紀 大信
Akira Suzuki
明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP11007343A priority Critical patent/JP2000202399A/ja
Publication of JP2000202399A publication Critical patent/JP2000202399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼却飛灰が固化しないようにして焼却飛灰を
超臨界水酸化処理する方法、及びその方法を実施する超
臨界水酸化装置を提供する。 【解決手段】 本超臨界水酸化装置は、焼却飛灰水スラ
リーの供給装置を除いて、従来の装置と同じ構成を備え
ている。供給装置60は、スラリー槽62と、スラリー
を抜き出し、一部循環させる循環ポンプ64と、スラリ
ーを圧送するスラリーポンプ66と、スラリー供給管6
8と、空気供給管70とを備えている。スラリー槽は、
焼却飛灰を供給するベルトコンベヤ72と、水供給管7
4と、アルコール供給管76と、循環ライン78と、焼
却飛灰、水、IPA及び循環されたスラリーを攪拌する
攪拌機80とを備える。アルコールを補助燃料及び焼却
飛灰の固化防止剤として使用し、スラリー槽で、含アル
コール焼却飛灰水スラリーを調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却飛灰の超臨界
水酸化処理方法及びその超臨界水酸化装置に関し、更に
詳細には、焼却飛灰水スラリーを超臨界水酸化装置に供
給するに際し、焼却飛灰が固化し難いように構成した、
焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法、及びその超臨界水酸
化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅地が、郊外に伸展し、都市ゴミ、産
業廃棄物等の廃棄物を焼却する焼却炉の近くまで広がっ
て来るにつれて、焼却炉で廃棄物を焼却した際に発生す
るダイオキシン等の有害成分、及び有害成分を同伴した
焼却飛灰の有害性が、年々、注目されるようになってい
る。ダイオキシン等の有害成分を同伴した焼却飛灰を有
効に処理する処理手段として、焼却炉で焼却飛灰を集塵
器等で捕捉し、捕捉した焼却飛灰を超臨界水酸化処理し
て有害成分を分解、消滅させる超臨界水酸化方法、及び
それを実施する超臨界水酸化装置が、研究され、実用化
されつつある。
【0003】超臨界水酸化装置とは、超臨界水の高い反
応性を利用して有機物を分解する装置であって、例え
ば、難分解性の有害な有機物を分解して無害な二酸化炭
素と水に転化したり、難分解性の高分子化合物を分解し
て有用な低分子化合物に転化したりする装置である。超
臨界水とは、超臨界状態にある水、即ち、水の臨界点を
越えた状態にある水を言い、詳しくは、374.1℃以
上の温度で、かつ22.04MPa以上の圧力下にある
状態の水を言う。超臨界水は、有機物を溶解する溶解能
が高く、有機化合物に多い非極性物質をも完全に溶解す
ることができる一方、逆に、金属、塩等の無機物に対す
る溶解能は著しく低い。また、超臨界水は、酸素や窒素
などの気体と任意の割合で混合して単一相を構成するこ
とができる。
【0004】ここで、図3及び図4を参照して、焼却飛
灰を超臨界水酸化処理する超臨界水酸化装置の構成を説
明する。図3及び図4は、それぞれ、従来の超臨界水酸
化装置の反応装置本体、及び反応流体を反応装置本体に
供給する供給装置の構成を示すフローシートである。焼
却飛灰を超臨界水酸化処理する超臨界水酸化装置10
は、超臨界水酸化反応を行う反応装置本体10Aと反応
装置本体10Aに反応流体を供給する供給装置10Bと
から構成されている。
【0005】反応装置本体10Aは、図3に示すよう
に、超臨界水酸化反応を行う反応器として、チューブ状
の耐圧密閉型反応器12と、反応器12の上流に設けら
れ、熱媒により反応流体を予熱する予熱器14と、予熱
器14で反応流体と熱交換して冷却された熱媒で反応生
成流体を冷却するために、反応器12の下流に設けれた
熱交換器16と、冷媒で反応流体を冷却する冷却器18
を備えている。
【0006】予熱器14、熱交換器16及び冷却器18
は、反応器12と同じ径のパイプを内管とし、外管とし
て内管にジャケットを設けたジャケット式熱交換器とし
て構成されている。熱媒は、熱交換器16で反応生成流
体により加熱され、次いで予熱器14に入り、反応流体
を予熱する。なお、必要に応じて熱媒を加熱するため
に、熱交換器16と予熱器14との間の熱媒経路に加熱
炉(図示せず)を設けても良い。また、予熱器14及び
熱交換器18は、超臨界水酸化装置10のスタートアッ
プ時にのみ使用し、常時は、必後述する補助燃料で必要
な熱エネルギーを全て与えるようにすることもできる。
【0007】また、反応装置本体10は、反応器12内
の圧力を制御する圧力制御弁20を冷却器18の下流
に、反応生成流体をガスとスラリーとに気液分離する気
液分離器22を圧力制御弁20の下流に、及び、スラリ
ー状の反応生成流体を固液分離して、無機固形物を反応
生成物から分離する固液分離器24を備えている。固液
分離器24で分離された無機固形物は、反応に寄与しな
かった、主として焼却飛灰中の灰分であって、加えて、
超臨界水酸化反応により生成した塩を含むこともある。
【0008】反応器12は、反応流体に対する超臨界水
酸化反応の反応時間を確保するために、チューブ状の長
尺の反応器であって、その全域に超臨界水を滞留させ
て、超臨界水領域を構成し、220気圧以上の反応圧力
下で400℃〜600℃の範囲の反応温度で超臨界水酸
化反応を進行させる。予熱器14で反応温度にまで予熱
された反応流体は、予熱器14に近い反応器入口から反
応器12に入り、超臨界水酸化され、反応生成物として
反応器出口から流出する。
【0009】反応装置本体10Aに反応流体を供給する
供給装置10Bは、図4に示すように、焼却飛灰の水ス
ラリーを反応装置10Aに圧送するスラリー供給系と、
スラリー供給系に補助燃料を供給する燃料供給系とを備
えている。
【0010】スラリー供給系は、焼却飛灰の水スラリー
を生成し、収容するスラリー槽30と、スラリー槽30
からスラリーを抜き出し、一部スラリー槽30に循環さ
せる循環ポンプ32と、反応装置10Aにスラリーを圧
送するスラリーポンプ34と、スラリーポンプ34から
反応装置10Aの予熱器14に接続されたスラリー供給
管36とを備えている。スラリー槽30には、焼却飛灰
をスラリー槽30に供給するベルトコンベヤ等の搬送手
段38と、スラリー槽30に水を供給する水供給管40
と、循環ポンプ32から焼却飛灰水スラリーを循環する
循環ライン42と、焼却飛灰、水、及び循環された焼却
飛灰水スラリーを混合、攪拌する攪拌機44とが、設け
られている。
【0011】超臨界水酸化反応は、通常、反応流体を酸
化した際に発生する反応熱、又は燃焼熱で超臨界水酸化
反応を維持するような熱収支になっている。ところで、
焼却飛灰の超臨界水酸化処理の場合には、焼却飛灰に同
伴したダイオキシン等の微量の有機物の酸化による熱エ
ネルギーが発生するのみで、焼却飛灰の超臨界水酸化反
応を維持するには不足している。そこで、焼却飛灰の超
臨界水酸化処理では、燃料供給系を設け、燃料供給系に
よって補助燃料を焼却飛灰水スラリーに添加して含燃料
焼却飛灰水スラリーを形成している。そして、含燃料焼
却飛灰水スラリーを反応流体として反応器に送入し、補
助燃料を酸化して熱を発生させることにより、不足して
いる熱エネルギーを補い、超臨界水酸化反応を維持して
いる。補助燃料としては、酸化により熱エネルギーを発
生させる物質、例えばガソリン、軽油、重油等の石油製
品、有機溶媒、炭水化物等を使用する。
【0012】燃料供給系は、補助燃料を収容する燃料槽
46と、補助燃料を反応流体に圧入する燃料ポンプ48
と、燃料ポンプ48からスラリー供給管36に接続され
た燃料供給管50とを備えている。スラリー供給管36
には、燃料供給管50との合流点の下流にリボン型又は
ディスク・アンド・ドーナツ型のライン混合器52を備
えている。
【0013】また、スラリー供給管36には、ライン混
合器52の上流に空気等の酸化剤を供給する空気供給管
54が接続されている。
【0014】焼却飛灰は、搬送手段38により搬送され
てスラリー槽30に送入され、水供給管40から供給さ
れた水と攪拌機42により混合、攪拌され、焼却飛灰の
濃度が5〜35質量%のスラリーになる。スラリーは、
循環ポンプ32により汲み出され、次いでスラリーポン
プ34により昇圧され、補助燃料、次いで酸化剤として
空気が添加された後、スラリー供給管36を通って反応
装置10Aに圧送される。循環ポンプ32で汲み出され
たスラリーの一部は、循環ライン42を経由してスラリ
ー槽30に循環され、スラリー槽30内でスラリー中の
焼却飛灰が沈降しないように攪拌機44により攪拌され
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、焼却飛灰
は、Ca、Si等の成分を多量に含んでいる。焼却飛灰
中のCaは水和反応により水酸化カルシウム(Ca(O
H)2 )に転化し、更にシリカ質と反応して硬化し、ス
ラリー供給管36に付着すると言う、焼却飛灰固化の問
題が、上述の超臨界水酸化装置10にあった。固化した
焼却飛灰は、スラリー供給管36に付着して圧力損失を
増大させ、更にはスラリー供給管36を閉塞させるとい
う事態を招き、超臨界水酸化装置を安定して連続運転す
るための障害になっていた。
【0016】そこで、本発明の目的は、焼却飛灰が固化
しないようにして焼却飛灰を超臨界水酸化処理する方
法、及びその方法を実施する超臨界水酸化装置を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者は、焼却飛灰水
スラリー中の焼却飛灰が固化しないようにする研究の過
程で、焼却飛灰水スラリーにアルコールを、好適には5
質量%以上になるように添加することにより、焼却飛灰
が固化しないことを実験から見い出した。また、加え
て、アルコールは、水溶性であるから、焼却飛灰水スラ
リーに溶解して一様な濃度になるので、補助燃料として
最適であることも見い出した。更に、この事実を確認す
る実験を重ねて本発明を完成するに到った。また、アル
コールに限らず、水溶性有機化合物であれば、同様な効
果を奏することも見い出した。
【0018】上記目的を達成するために、本発明に係る
焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法(以下、第1の発明方
法と言う)は、焼却飛灰水スラリーに補助燃料を添加し
た反応流体に超臨界水酸化処理を施して、焼却飛灰を無
害化するようにした、焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法
において、焼却飛灰水スラリーに補助燃料として水溶性
有機化合物を添加し、含水溶性有機化合物・焼却飛灰水
スラリーをライン混合により調製することを特徴として
いる。
【0019】上記目的を達成するために、本発明に係る
別の焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法(以下、第2の発
明方法と言う)は、焼却飛灰水スラリーに補助燃料を添
加した反応流体に超臨界水酸化処理を施して、焼却飛灰
を無害化するようにした、焼却飛灰の超臨界水酸化処理
方法において、焼却飛灰と水と水溶性有機化合物とを槽
混合方式により混合、攪拌して、含水溶性有機化合物・
焼却飛灰水スラリーを調製し、含水溶性有機化合物・焼
却飛灰水スラリー中の水溶性有機化合物を補助燃料とし
て使用することを特徴としている。
【0020】第1及び第2の発明方法では、好適には、
焼却飛灰に対する含水率が65質量%以上95質量%以
下の範囲になるように含水溶性有機化合物・焼却飛灰水
スラリーを調製する。また、好適には、水溶性有機化合
物は、アルコールであって、含水溶性有機化合物・焼却
飛灰水スラリー中のアルコールの濃度は、5質量%以上
である。よって、アルコールの濃度は、補助燃料として
必要な量であって、しかも5質量%以上にする。補助燃
料として必要なアルコールの量は、通常、20質量%程
度であるから、補助燃料として必要な20質量%のアル
コール濃度にすれば、焼却飛灰固化作用にも十分であ
り、補助燃料として十分である。また、焼却飛灰固化作
用に必要なアルコール濃度になるように、含アルコール
焼却飛灰水スラリーを調製し、補助燃料として必要な量
になるように別途アルコールを注入することもできる。
第1及び第2の発明方法では、補助燃料として添加され
るべき水溶性有機化合物を焼却飛灰の固化防止剤として
使用しているので、経済的である。
【0021】本発明で水溶性有機化合物とは、メチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール
等の水溶性アルコール、及び、アセトン等の水溶性脂肪
族ケトンを意味する。第1の発明方法での混合方式は、
上述した従来の混合方式と同様のライン混合方式であ
る。また、第2の発明方法での混合方式は、攪拌機を備
えた混合槽で混合する槽混合方式である。
【0022】本発明方法を実施する超臨界水酸化装置
は、超臨界水酸化処理を行う反応器を備え、焼却飛灰水
スラリーに補助燃料を添加した反応流体を反応器に送入
し、超臨界水酸化処理を施して、焼却飛灰を無害化する
ようにした超臨界水酸化装置において、補助燃料として
水溶性有機化合物を使用し、焼却飛灰と水と水溶性有機
化合物とを混合、攪拌して、含水溶性有機化合物・焼却
飛灰水スラリーを調製する調製手段を備えていることを
特徴としている。
【0023】含水溶性有機化合物・焼却飛灰水スラリー
を調製する手段に制約はなく、例えば、調製手段とし
て、攪拌機を有する混合槽を備え、混合槽で焼却飛灰と
水と水溶性有機化合物とを混合、攪拌して、含水溶性有
機化合物・焼却飛灰水スラリーを調製するようにしても
良い。また、調製手段として、攪拌機を有する混合槽
と、混合槽で調製された含水溶性有機化合物・焼却飛灰
水スラリーを反応器に送入するスラリー供給管に水溶性
有機化合物を注入する注入設備と、水溶性有機化合物の
注入位置より下流のスラリー供給管に設けられたライン
混合器とを備え、混合槽で焼却飛灰と水と水溶性有機化
合物とを混合、攪拌して、含水溶性有機化合物・焼却飛
灰水スラリーを調製し、更に、注入設備により水溶性有
機化合物を追加注入するにしても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。超臨界水酸化処理方法の実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明方法に係る焼却飛灰の超臨
界水酸化処理方法の実施形態の一例である。本実施形態
例では、図3及び図4に示した従来の超臨界水酸化装置
10を使用し、補助燃料として水溶性有機化合物である
イソプロピルアルコール(IPA)を使用する。
【0025】燃料槽46にIPAを供給し、燃料ポンプ
48により燃料供給管50を介して、スラリー供給管3
6を流れる焼却飛灰水スラリー中に、IPA濃度が5質
量%以上になるようにIPAを注入する。注入されたI
PAは、焼却飛灰水スラリーに溶解し、焼却飛灰の固化
を防止すると共に補助燃料として反応器12で燃焼し、
焼却飛灰の超臨界水酸化処理に必要な熱エネルギーを供
給する。焼却飛灰の超臨界水酸化処理では、通常、IP
A濃度が20%位になるようにIPAを焼却飛灰水スラ
リーに注入すれば、焼却飛灰固化防止剤として十分な量
であり、また、補助燃料として十分な量の熱エンルギー
を供給することができる。
【0026】本実施形態例では、焼却飛灰固化防止剤と
してIPAをスラリー供給管36にライン注入し、ライ
ン混合器52でライン混合しているので、ライン混合器
52より下流のスラリー供給管36で、焼却飛灰が固化
し、ライン閉塞を発生させるようなことはない。しか
し、ライン混合器52の上流のスラリー供給管36、循
環ポンプ32及びスラリーポンプ34内で、焼却飛灰が
固化し、ラインの閉塞、ポンプ故障等のトラブルを招く
おそれもある。そこで、次に、実施形態例2として、第
1の発明方法を改良した第2の発明方法の実施形態の一
例を説明する。
【0027】超臨界水酸化装置の実施形態例1 本実施形態例は、第2の発明方法に係る焼却飛灰の超臨
界水酸化処理方法を実施するための本発明に係る超臨界
水酸化装置の実施形態の一例であって、図1は本実施形
態例の超臨界水酸化装置の要部の構成を示すフローシー
トである。本実施形態例の超臨界水酸化装置は、反応流
体の供給装置を除いて、従来の超臨界水酸化装置の構成
と同じ構成を備えていて、反応装置本体の構成は従来の
反応装置10Aの構成と同じである。
【0028】本実施形態例の超臨界水酸化装置の供給装
置60は、図1に示すように、含アルコール焼却飛灰水
スラリーを生成し、収容するスラリー槽62と、スラリ
ー槽62からスラリーを抜き出し、一部スラリー槽62
に循環させる循環ポンプ64と、反応装置10Aにスラ
リーを圧送するスラリーポンプ66と、スラリーポンプ
66から反応装置10Aの予熱器14に接続されたスラ
リー供給管68と、スラリー供給管68に酸化剤として
空気を供給する空気供給管70とを備えている。
【0029】スラリー槽62には、スラリー槽62に焼
却飛灰を供給するベルトコンベヤ等の搬送手段72と、
スラリー槽62に水を供給する水供給管74と、補助燃
料兼焼却飛灰固化防止剤として、アルコール、例えばI
PAを供給するアルコール供給管76と、循環ポンプ6
4からの循環ライン78と、焼却飛灰、水、IPA及び
循環されたスラリーを攪拌する攪拌機80とが設けられ
ている。
【0030】超臨界水酸化処理方法の実施形態例2 本実施形態例は、実施形態例1の超臨界水酸化装置を使
用して、第2の発明方法に係る焼却飛灰の超臨界水酸化
処理方法を実施する実施形態の一例である。本実施形態
例では、焼却飛灰に対する含水率が65質量%以上95
質量%以下の範囲になり、かつ、IPAの濃度が5質量
%になるように、搬送手段72により焼却飛灰を、水供
給管74により水を、アルコール供給管76によりIP
Aを、それぞれ、スラリー槽62に送入する。そして、
攪拌機80で攪拌、混合して、含IPA焼却飛灰水スラ
リーを調製する。
【0031】調製した含IPA焼却飛灰水スラリーを循
環ポンプ64で汲み出し、スラリーポンプ66で昇圧し
た後、空気供給管70から空気を導入し、反応流体とし
て、スラリー供給管68を経由して反応装置本体10A
に圧送する。また、循環ポンプ64で汲み出した含IP
A焼却飛灰水スラリーの一部は、循環ライン78を経由
してスラリー槽62に循環され、スラリー槽62内でス
ラリー中の焼却飛灰が沈降しないように攪拌機80によ
り攪拌されている。
【0032】本実施形態例では、焼却飛灰の固化防止剤
であるIPAをスラリー槽62に注入し、含IPA焼却
飛灰水スラリーを調製しているので、スラリー槽62か
ら下流の循環ポンプ64、スラリーポンプ66、及びス
ラリー供給管68で焼却飛灰が固化してポンプ故障を招
いたり、スラリー供給管68を閉塞させたりすることが
無い。
【0033】超臨界水酸化装置の実施形態例2 本実施形態例は、実施形態例1の超臨界水酸化装置の改
変例であって、図2は本実施形態例の超臨界水酸化装置
の要部の構成を示すフローシートである。本実施形態例
の超臨界水酸化装置は、反応流体の供給装置を除いて、
従来の超臨界水酸化装置の構成と同じ構成を備えてい
て、反応装置の構成は従来の反応装置10Aの構成と同
じである。
【0034】本実施形態例の超臨界水酸化装置の供給装
置90は、図2に示すように、実施形態例1の供給装置
60の構成に加えて、更にスラリー供給管68にIPA
を補助燃料として注入するライン注入系を備えている。
本実施形態例のライン注入系は、従来の燃料供給系と同
じ構成を備え、図2に示すように、IPAを収容する燃
料槽92と、IPAを反応流体に追加注入する燃料ポン
プ94と、燃料ポンプ94からスラリー供給管68に接
続された燃料供給管96とを備えている。スラリー供給
管68には、燃料供給管96との合流点の下流にリボン
型又はディスク・アンド・ドーナツ型のライン混合器9
8を備えている。
【0035】超臨界水酸化処理方法の実施形態例3 本実施形態例は、第2の発明方法に係る焼却飛灰の超臨
界水酸化処理方法の実施形態の別の例である。補助燃料
としてIPAを使用するためには、20質量%程度のI
PA濃度の含IPA焼却飛灰水スラリーを必要とすると
き、本実施形態例では、先ず、実施形態例2の焼却飛灰
の超臨界水酸化処理方法に従って、5質量%のIPA濃
度の含IPA焼却飛灰水スラリーを調製し、次いで所定
の20質量%になるように、ライン注入系からIPAを
スラリー供給管68の含IPA焼却飛灰水スラリーに注
入し、ライン混合器98で混合して反応装置本体10A
に圧送する。
【0036】
【発明の効果】本発明方法の構成によれば、含水溶性有
機化合物・焼却飛灰水スラリーをライン混合方式又は槽
混合方式により調製して超臨界水酸化装置に送入するこ
とにより、水溶性有機化合物を補助燃料として使用する
共に焼却飛灰の固化防止剤として使用し、経済的に焼却
飛灰を固化させないようにして超臨界水酸化処理を施す
ことができる。本発明に係る超臨界水酸化装置は、本発
明の焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法を最適に実施でき
る装置を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の超臨界水酸化装置の要部の構成
を示すフローシートである。
【図2】実施形態例2の超臨界水酸化装置の要部の構成
を示すフローシートである。
【図3】従来の超臨界水酸化装置の反応装置本体の構成
を示すフローシートである。
【図4】従来の超臨界水酸化装置の反応流体の供給装置
の構成を示すフローシートである。
【符号の説明】
10 焼却飛灰を超臨界水酸化処理する超臨界水酸化装
置 10A 反応装置本体 10B 反応流体を供給する供給装置 12 反応器 14 予熱器 16 熱交換器 18 冷却器 20 圧力制御弁 22 気液分離器 24 固液分離器 30 スラリー槽 32 循環ポンプ 34 スラリーポンプ 36 スラリー供給管 38 搬送手段 40 水供給管 42 循環ライン 44 攪拌機 46 燃料槽 48 燃料ポンプ 50 燃料供給管 52 ライン混合器 54 空気供給管 60 実施形態例1の超臨界水酸化装置の供給装置 62 スラリー槽 64 循環ポンプ 66 スラリーポンプ 68 スラリー供給管 70 空気供給管 72 搬送手段 74 水供給管 76 アルコール供給管 78 循環ライン 80 攪拌機 90 実施形態例2の超臨界水酸化装置の供給装置 92 燃料槽 94 燃料ポンプ 96 燃料供給管 98 ライン混合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA37 CA15 CA39 CB03 CB27 CC03 CC15 DA03 DA10 4G075 AA37 BA05 BA06 BB05 CA02 CA05 CA57 CA65 CA66 EA07 EB23 EC11 ED08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却飛灰水スラリーに補助燃料を添加し
    た反応流体に超臨界水酸化処理を施して、焼却飛灰を無
    害化するようにした、焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法
    において、 焼却飛灰水スラリーに補助燃料として水溶性有機化合物
    を添加し、含水溶性有機化合物・焼却飛灰水スラリーを
    ライン混合により調製することを特徴とする焼却飛灰の
    超臨界水酸化処理方法。
  2. 【請求項2】 焼却飛灰水スラリーに補助燃料を添加し
    た反応流体に超臨界水酸化処理を施して、焼却飛灰を無
    害化するようにした、焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法
    において、 焼却飛灰と水と水溶性有機化合物とを槽混合方式により
    混合、攪拌して、含水溶性有機化合物・焼却飛灰水スラ
    リーを調製し、含水溶性有機化合物・焼却飛灰水スラリ
    ー中の水溶性有機化合物を補助燃料として使用すること
    を特徴とする焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法。
  3. 【請求項3】 水溶性有機化合物がアルコールであっ
    て、含水溶性有機化合物・焼却飛灰水スラリー中のアル
    コールの濃度が5質量%以上であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の焼却飛灰の超臨界水酸化処理方
    法。
  4. 【請求項4】 超臨界水酸化処理を行う反応器を備え、
    焼却飛灰水スラリーに補助燃料を添加した反応流体を反
    応器に送入し、超臨界水酸化処理を施して、焼却飛灰を
    無害化するようにした超臨界水酸化装置において、 補助燃料として水溶性有機化合物を使用し、焼却飛灰と
    水と水溶性有機化合物とを混合、攪拌して、含水溶性有
    機化合物・焼却飛灰水スラリーを調製する調製手段を備
    えていることを特徴とする超臨界水酸化装置。
  5. 【請求項5】 調製手段として、攪拌機を有する混合槽
    を備え、混合槽で焼却飛灰と水と水溶性有機化合物とを
    混合、攪拌して、含水溶性有機化合物・焼却飛灰水スラ
    リーを調製することを特徴とする請求項4に記載の超臨
    界水酸化装置。
  6. 【請求項6】 調製手段として、攪拌機を有する混合槽
    と、混合槽で調製された含水溶性有機化合物・焼却飛灰
    水スラリーを反応器に送入するスラリー供給管に水溶性
    有機化合物を注入する注入設備と、水溶性有機化合物の
    注入位置より下流のスラリー供給管に設けられたライン
    混合器とを備え、 混合槽で焼却飛灰と水と水溶性有機化合物とを混合、攪
    拌して、含水溶性有機化合物・焼却飛灰水スラリーを調
    製し、更に、注入設備により水溶性有機化合物を追加注
    入するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の超
    臨界水酸化装置。
JP11007343A 1999-01-14 1999-01-14 焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法及び超臨界水酸化装置 Pending JP2000202399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007343A JP2000202399A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法及び超臨界水酸化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007343A JP2000202399A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法及び超臨界水酸化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000202399A true JP2000202399A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11663310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11007343A Pending JP2000202399A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法及び超臨界水酸化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000202399A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326698A (ja) * 2001-04-26 2002-11-12 Taiheiyo Cement Corp 撹拌槽

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326698A (ja) * 2001-04-26 2002-11-12 Taiheiyo Cement Corp 撹拌槽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4174280A (en) Oxidation process
AU2002338425B2 (en) Process for hydrothermal treatment of materials
AU2002338425A1 (en) Process for hydrothermal treatment of materials
CN105254146A (zh) 印染污泥的超临界水氧化处理系统及工艺
JP2000202399A (ja) 焼却飛灰の超臨界水酸化処理方法及び超臨界水酸化装置
JP2003033746A (ja) 舶用廃棄物処理装置及び廃棄物の船内処理方法
JPH09276900A (ja) 有機性汚泥の超臨界水酸化方法及びこれに用いる有機性汚泥の供給装置
JP2002119996A (ja) し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置
JP3686778B2 (ja) 超臨界水反応装置の運転方法
JPH07275871A (ja) 有害物質の超臨界水酸化処理方法及び処理装置
JP2003300099A (ja) 水熱反応装置および方法
JP5769610B2 (ja) 活性炭スラリ化装置及び方法
JP3736987B2 (ja) 超臨界水反応装置
JP2000279915A (ja) 水不溶性有機固形物の超臨界水処理方法及び超臨界水反応装置
JP2003236594A (ja) 汚泥の処理装置
JP2002273482A (ja) し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置
JP2001259696A (ja) し尿および/または浄化槽汚泥の処理方法および装置
JP2005246153A (ja) 有機性廃棄物の高温高圧処理方法
JPH10137774A (ja) 超臨界水酸化の反応器に流体を供給する方法、供給装置、及び超臨界水酸化装置
JP2002355696A (ja) 超臨界水酸化分解装置
JP2001149767A (ja) 超臨界水処理装置及び超臨界水処理方法
JP3426110B2 (ja) 超臨界水雰囲気の反応場に固形物を輸送する方法及び装置
JP3792856B2 (ja) 有機性汚泥の超臨界水酸化方法
JP3801803B2 (ja) 超臨界水酸化装置のスケール除去方法
JP2005270816A (ja) 有機性廃棄物の高温高圧処理装置