JP2000202419A - 廃棄物の処理方法および処理装置 - Google Patents

廃棄物の処理方法および処理装置

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JP2000202419A JP1118099A JP1118099A JP2000202419A JP 2000202419 A JP2000202419 A JP 2000202419A JP 1118099 A JP1118099 A JP 1118099A JP 1118099 A JP1118099 A JP 1118099A JP 2000202419 A JP2000202419 A JP 2000202419A
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treatment
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄物中に含まれる有機物のガス化および回収
率の一層の向上、ダイオキシン等の有害物質の完全な除
去、装置類への付着物の除去容易化等を図り、それらに
より有機物を含む全ての廃棄物の処理技術の確立を図
る。 【解決手段】有機物を含む廃棄物aを、燃料と空気とを
燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮
断状態下での間接加熱により、熱分解ガスbと固体状の
残さcとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気
または酸素を含む酸化剤ガスbと熱分解工程で得られた
熱分解ガスbとを導入し、熱分解ガスb中に含まれる可
燃成分と酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、
熱分解ガスb中の高位炭化水素を低位炭化水素等に変換
させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高
温のガスを急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程
で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダスト
および有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物のガス化処
理技術に係り、特に有機物を含む各種の廃棄物から有害
物質の発生を抑制しつつ極めて効率よくクリーンガスを
得ることができ、有効なエネルギーを回収、ガスリサイ
クル等の確立が図れる廃棄物の処理方法および処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般廃棄物や産業廃棄物等の大量
な排出に対する処理能力不足、焼却処分等における有害
ガスの発生、資源の無駄等が大きな社会問題となってお
り、これらの問題を解決するべく、種々の廃棄物処理技
術の研究が行なわれている。
【0003】特に、都市ゴミ、カーシュレッダーダス
ト、廃プラスチック類、建設廃材、木くず、紙くず、繊
維くず、家電製品、廃OA品、廃基板、フロン含有断熱
材、医療廃棄物、汚染土壌等の処理には、多くの有機物
が含まれており、このような有機物を含む廃棄物の処理
に際しては、ダイオキシン等の有害ガスが発生し易く、
また効率よいガスリサイクルが図れない等の難点があ
る。
【0004】従来の処理技術では、有機物の処理を有価
金属等の回収処理に付随する二次的な処理として捉える
場合が多く、有機物を主体として着眼した処理およびそ
れによる一層有効なエネルギー回収、ガスリサイクル等
の面に着目した技術は少ない。
【0005】これまで提案されている有機物を含む廃棄
物の処理技術として、乾留による熱分解を利用する提案
(例えば特公平8−24904号公報、特開平9−79
548号公報等)を見ることができるが、金属からの有
機物の分離に付随して、発生したガスをある程度有効的
に処理してエネルギー回収している程度である。
【0006】例えばこれらの技術では概略的に、初段の
処理装置として、原料となる廃棄物を熱分解して熱分解
ガスと固形物とに分離する熱分解装置と、この熱分解装
置により得られた固形物を微粉砕し、かつ固形物に含有
される金属を分離する機械的処理装置とが備えられてい
る。そして、この後段に、機械的処理装置により得られ
た熱分解チャーおよび熱分解装置により得られた熱分解
ガスを、酸化剤および必要に応じてコークス等の製司チ
ャーを添加して、定位炭化物とした加熱ガスに変換する
高温ガス化装置が備えられている。
【0007】熱分解装置には、廃棄物を微粉砕するシュ
レッダーが設けられ、一方、高温ガス化装置の二次側に
は、HCl、HFおよび塵挨などを除去するガススクラ
バが設けられており、このガススクラバの二次側に順
次、加熱ガスを供給するためのエネルギ応用装置と、煙
道ガスを脱硫する煙道ガス脱硫プラントとが設けられて
いる。
【0008】そして、有機物が付着した金属屑を主体と
する廃棄物をシュレッダーにより微粉砕した後、熱分解
装置において空気およびエネルギーの供給を行い、約5
50〜600℃の温度で作動させ、熱分解ガスと固形物
とを分離する。この固形物は、機械的処理装置における
粉砕および選別により、固形物中に含まれる金属が選別
されて、この金属は浄化後に除去される。一方、金属を
除去した炭化有機物と無機質成分とからなる熱分解チャ
ーは、熱分解ガスとともに高温ガス化装置に導入する。
【0009】高温ガス化装置では、酸化剤およびエネル
ギーを供給して、1600℃で作動させ、熱分解チャー
と熱分解ガスとを低炭化物の加熱ガスに変換する。この
高温ガス化装置では、無機質成分が加熱によりガラス化
構造の一部となり、無機質成分が除去される。加熱ガス
に含まれる塵挨などをガススクラバ内で除去した後、加
熱ガスをエネルギ応用装置に導入する。さらに、エネル
ギー応用装置から生じる煙道ガスと、熱分解装置から生
じる排ガスとを一緒に、煙道ガス脱硫プラン卜内に導入
して脱硫を行い、低温のクリーンな排ガスを得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た公知技術や他の従来処理技術では、有害ガスの発生抑
制が必ずしも充分ではなく、またクリーンガスの回収効
率あるいはリサイクル性が低く、さらに処理能力や装置
耐久性が低い等の問題があり、有機物を含む廃棄物の処
理に対しては未だ定着し得る技術として確立に至ってい
ないのが実情である。
【0011】即ち、熱分解装置で発生した有機物の熱分
解ガスに含まれる高位炭化水素を分解して低位炭化水素
化するためには、1000℃前後の高温環境でガス改質
する必要がある。この温度では、ダイオキシンは存在し
得ない。仮に、ダイオキシン生成の原料となり得る物質
が存在していたとしても、また、仮にダイオキシンを含
む熱分解ガスが流入したとしてもダイオキシンは850
℃以上ではほぼ完全に分解される。ダイオキシンが生成
される温度領域は250〜350℃程度といわれてお
り、この温度領域を速やかに通過するような冷却方式を
採れば、ダイオキシンの再合成を回避できる。しかし、
従来では以後の改質ガスの冷却工程で充分な配慮がなさ
れていないため、クリーンガス中にダイオキシンが残留
する場合がある。
【0012】また、ガス冷却が不十分なまま配管やフィ
ルタ等を流通させており、セラミックスミスト等が溶融
状態で配管やフィルタ等に強固付着して、その除去が困
難となるケースが多く、それに起因して装置の耐用期間
の短縮等を招いている。
【0013】さらに、熱分解装置で分解される有機物は
種類や状態によって分解温度が変化するが、熱分解装置
やその後段の各装置での設定温度に曖昧さがあり、必ず
しも投入した廃棄物中の有機物を完全にガス化できず、
ガス化効率、回収効率および処理能力当の点でも改良の
余地がある。
【0014】さらにまた、発生した熱分解ガスの利用方
法も比較的狭く、例えば単に燃焼させて熱回収するだけ
の場合が多く、各種装置に利用したり処理装置自体で系
内利用する場合おいても、その利用対象、あるいは応用
範囲が狭く、必ずしも有効な利用が図られていない。
【0015】一方、冷蔵庫やエアコン等の冷凍サイクル
装置、あるいはスプレー式洗剤や化粧品類等の分野で
は、気体あるいは液体の状態で有機媒体、例えばフロン
系あるいは非フロン系等の有機系物質が使用されてい
る。これらの廃棄物については、有機系物質が流体状態
のままで、または配管等の固体部分に含浸した状態で残
存しているが、それらに対する有効な処理技術も未だ確
立されていない。
【0016】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、廃棄物中に含まれる有機物のガス化およ
び回収率の一層の向上、ダイオキシン等の有害物質の完
全な除去、装置類への付着物の除去容易化等が図れ、そ
れらにより有機物を含む全ての廃棄物の処理技術の確立
が図れる廃棄物の処理方法および装置を提供することを
目的とする。
【0017】また、本発明は、冷凍サイクル装置等のよ
うに、固体状態または流体状態のフロン等の有機系物質
を有する産廃物の処理およびガス回収についても同様に
高能率で行なえる廃棄物の処理方法を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、有機物を含む廃棄物を、燃料
と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源と
する空気遮断状態下での間接加熱により、熱分解ガスと
固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富
化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で
得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含
まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応
を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭
化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換
させるガス改質工程と、このガス改質工程で得られた高
温のガスを急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程
で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダスト
および有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備える
ことを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0019】請求項2の発明では、有機物を含む廃棄物
を導入して、その破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、また
はこれらの2種以上の処理を行なう前処理工程と、この
前処理工程で処理された廃棄物を導入し、燃料と空気と
を燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気
遮断状態下での間接加熱により、熱分解ガスと固体状の
残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気ま
たは酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた
熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可
燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさ
せ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭化水素、
一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガ
ス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガス
を急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られ
たガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有
害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特
徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0020】請求項3の発明では、有機物を含む廃棄物
を、燃料と空気とを燃焼させて得られた高温の燃焼ガス
を熱源とする空気遮断状態下での間接加熱により、熱分
解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解工程と、空
気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱
分解工程で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解
ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素と
の間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水
素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水
蒸気に変換させるガス改質工程と、このガス改質工程で
得られた高温のガスを急冷するガス冷却工程と、このガ
ス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に含ま
れるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程
と、前記熱分解工程で得られた固体状残さを導入して無
機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる
溶融ガス化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処
理方法を提供する。
【0021】請求項4の発明では、有機物を含む廃棄物
を導入して、その破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、また
はこれらの2種以上の処理を行なう前処理工程と、この
前処理工程で処理された廃棄物を導入し、燃料と空気と
を燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気
遮断状態下での間接加熱により、熱分解ガスと固体状の
残さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気ま
たは酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた
熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可
燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさ
せ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭化水素、
一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガ
ス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガス
を急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られ
たガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有
害成分を浄化処理するガス浄化工程と、前記熱分解工程
で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させ
るとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化工程とを
備えることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0022】請求項5の発明では、請求項1から4まで
のいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記ガ
ス浄化工程で浄化されたガスを系内または系外で燃料ガ
スまたは非燃ガス材料として適用することを特徴とする
廃棄物の処理方法を提供する。
【0023】請求項6の発明では、請求項1から5まで
のいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記熱
分解工程では、400〜650℃の温度範囲で前記廃棄
物の熱分解を行なわせることを特徴とする廃棄物の処理
方法を提供する。
【0024】廃棄物中の有機物が熱分解する温度は一般
的に450℃以上であるが、種類や状態によっては特質
通りに400℃前後で分解する場合がある。本発明では
低温側で熱分解できる有機物を多く含む廃棄物に対して
は下限温度を400℃に設定し、上限温度を650℃以
下に設定することで、より有機物の熱分解効率を向上す
ることができる。上限温度については、ほとんどの有機
物がこの温度までに熱分解されることから、650℃に
設定してもかえって熱分解効率を悪くしてしまうことか
らきている。
【0025】請求項7の発明では、請求項1から6まで
のいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記熱
分解工程で加熱に供された燃焼ガスを、機器および配管
の少なくとも一方の加熱用として適用することを特徴と
する廃棄物の処理方法を提供する。
【0026】請求項8の発明では、請求項1から7まで
のいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記熱
分解工程で加熱に供された燃焼ガスを、その熱分解工程
に導入される廃棄物の乾燥用として適用することを特徴
とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0027】請求項9の発明では、請求項1から8まで
のいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記熱
分解工程で加熱に供された燃焼ガスを、機器のシール用
ガスとして適用することを特徴とする廃棄物の処理方法
を提供する。
【0028】請求項10の発明では、請求項1から9ま
でのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前記
ガス改質工程では、燃料も付加的に導入して燃焼させる
ことを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0029】請求項11の発明では、請求項10記載の
廃棄物の処理方法において、付加的に導入する燃料とし
て、外部から導入される燃料および前記ガス浄化工程で
浄化された浄化ガスの少なくともいずれかを適用するこ
とを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0030】請求項12の発明では、請求項1から11
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス改質工程に導入される前記酸化剤ガス、前記燃料
および前記浄化ガスの少なくともいずれかを、そのガス
改質工程への導入前の段階で予熱することを特徴とする
廃棄物の処理方法を提供する。
【0031】請求項13の発明では、請求項1から12
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス改質工程では、導入した熱分解ガスを900℃〜
1200℃の温度範囲で2秒以上保持することを特徴と
する廃棄物の処理方法を提供する。
【0032】請求項14の発明では、請求項1から13
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス冷却工程に導入する改質ガスを900℃以下の温
度に予冷することを特徴とする廃棄物の処理方法を提供
する。
【0033】請求項15の発明では、請求項1から14
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス冷却工程では、導入したガスを数秒〜数十秒の時
間で230〜160℃の温度まで冷却することを特徴と
する廃棄物の処理方法を提供する。
【0034】請求項16の発明では、請求項1から15
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス冷却工程では、水噴霧式冷却および熱交換器式冷
却のいずれか、または両方を用いてガス冷却を行なうこ
とを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0035】請求項17の発明では、請求項1から16
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス冷却工程では高温水および水蒸気の少なくともい
ずれかを発生させることを特徴とする廃棄物の処理方法
を提供する。
【0036】請求項18の発明では、請求項1から17
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程では、フィルタによるダスト除去、水に
よるガス水洗、アルカリ溶液によるガス洗浄、固体状吸
収材によるガス浄化、もしくは固体状吸着材によるガス
浄化、またはこれらの2以上の浄化処理を施すことを特
徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0037】請求項19の発明では、請求項18記載の
浄化処理に加え、コロナ放電によるガス浄化、光触媒に
よるガス浄化、紫外線によるガス浄化もしくはオゾンに
よるガス浄化、またはこれらの2以上の浄化処理を施す
ことを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0038】請求項20の発明では、請求項3から19
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程の後流側にガス圧縮工程を備えることを
特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0039】請求項21の発明では、請求項20記載の
ガス圧縮工程の後流側に、ガス貯蔵工程を備えることを
特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0040】請求項22の発明では、請求項1から21
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程で浄化されたガスの少なくとも一部を、
前記熱分解工程の加熱用の燃料として適用することを特
徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0041】請求項23の発明では、請求項1から22
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程で浄化されたガスの少なくとも一部を、
前記ガス改質工程における燃料として適用することを特
徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0042】請求項24の発明では、請求項1から23
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程で浄化されたガスの少なくとも一部を、
前記ガス冷却工程に導入される改質ガスに温度低下用と
して混合させることを特徴とする廃棄物の処理方法を提
供する。
【0043】請求項25の発明では、請求項1から24
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程で浄化されたガスの少なくとも一部を、
そのガス浄化工程で使用するフィルタの逆洗用流体とし
て適用することを特徴とする廃棄物の処理方法を提供す
る。
【0044】請求項26の発明では、請求項1から25
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程で浄化されたガスの少なくとも一部を、
ガスエンジン用燃料、燃料電池用燃料、その他の気体燃
料として適用することを特徴とする廃棄物の処理方法を
提供する。
【0045】請求項27の発明では、請求項1から26
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス浄化工程で浄化されたガスの少なくとも一部を、
化学原料または還元用ガスとして適用することを特徴と
する廃棄物の処理方法を提供する。
【0046】請求項28の発明では、請求項1から27
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法に加え、前記
熱分解工程で得られた固体状残さを導入して冷却、破
砕、粉砕、分別、金属分の除去、無機質成分の添加によ
る成分調整またはこれらの2以上の組合せ処理を行なう
固体状残さ処理工程を備えることを特徴とする廃棄物の
処理方法を提供する。
【0047】請求項29の発明では、請求項28記載の
廃棄物の処理方法において、前記固体状残さ処理工程で
は、前記固体状残さの破砕および粉砕の少なくともいず
れかを、機械力を用いて行なうことを特徴とする廃棄物
の処理方法を提供する。
【0048】請求項30の発明では、請求項28記載の
廃棄物の処理方法において、前記固体状残さ処理工程で
は、前記固体状残さの分別を、静電気を用いて行なうこ
とを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0049】請求項31の発明では、請求項28から3
0までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、
前記固体状残さ処理工程による処理は、前記溶融ガス化
工程の前処理として行なうことを特徴とする廃棄物の処
理方法を提供する。
【0050】請求項32の発明では、請求項3から31
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記溶融ガス化工程では、酸素、酸素富化空気または空気
の少なくともいずれかを含む酸化剤を導入して燃料を燃
焼させることにより高温場を創出し、そこへ前記固体状
残さ処理工程で得られた固体を導入して固体中の無機質
成分を溶融させて溶融物とするとともに、前記固体中の
炭素成分をガス化させて低分子の炭素化合物含有ガスを
得ることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0051】請求項33の発明では、請求項3から31
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記溶融ガス化工程では、導入される固体残さを1200
〜1600℃の温度で溶融ガス化させることを特徴とす
る廃棄物の処理方法を提供する。
【0052】請求項34の発明では、請求項3から31
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記溶融ガス化工程で得られたガスを、熱分解ガス浄化用
の前記ガス浄化工程に複合的に供給し、ダストまたは有
害成分等を除去して浄化することを特徴とする廃棄物の
処理方法を提供する。
【0053】請求項35の発明では、請求項34記載の
廃棄物の処理方法において、前記溶融ガス化工程で得ら
れたガスを、溶融ガス冷却工程で冷却した後に、前記ガ
ス浄化工程に複合的に供給することを特徴とする廃棄物
の処理方法を提供する。
【0054】請求項36の発明では、請求項3から35
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記溶融ガス化工程で得られた溶融物を水中に落下させて
水砕スラグとすることを特徴とする廃棄物の処理方法を
提供する。
【0055】請求項37の発明では、請求項28から3
6までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、
前記熱分解工程から排出される前記固体状残さを、前記
固体状残さ処理工程に導入する前に予め冷却することを
特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0056】請求項38の発明では、請求項18から3
7までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、
前記ガス浄化工程で使用済みとなった固体状吸着材の少
なくとも一部を、前記熱分解工程の上流側へ還流させて
前記廃棄物とともに処理することを特徴とする廃棄物の
処理方法を提供する。
【0057】請求項39の発明では、請求項18から3
7までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、
前記ガス洗浄工程で使用済みとなった固体状吸着材の少
なくとも一部を、前記溶融ガス化工程へ導入して処理す
ることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0058】請求項40の発明では、請求項18から3
7までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、
前記ガス洗浄工程で使用済みとなった固体状吸着材を、
熱的な処理および化学的な処理の少なくともいずれかに
よって再生することを特徴とする廃棄物の処理方法を提
供する。
【0059】請求項41の発明では、請求項3から40
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法に加え、系外
から搬入した焼却灰、乾燥汚泥または固体状吸着材を、
前記溶融ガス化工程に導いて溶融ガス化処理することを
特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0060】請求項42の発明では、請求項1から41
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス改質工程にガス状または微粒子状の廃棄物を導入
して処理することを特徴とする廃棄物の処理方法を提供
する。
【0061】請求項43の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、都市ごみまたはシュレッダー
ダストを含む廃棄物であることを特徴とする廃棄物の処
理方法を提供する。
【0062】請求項44の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、廃プラスチック類を含む廃棄
物であることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供す
る。
【0063】請求項45の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、紙くず、木くず、繊維くずま
たは建設廃材を含む廃棄物であることを特徴とする廃棄
物の処理方法を提供する。
【0064】請求項46の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、廃家電製品もしくは廃OA製
品、またはそれらの部品もしくは部分を含む廃棄物であ
ることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0065】請求項47の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、医療廃棄物またはその部品も
しくは部分を含む廃棄物であることを特徴とする廃棄物
の処理方法を提供する。
【0066】請求項48の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、電子機器などの廃基板を含む
廃棄物であることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供
する。
【0067】請求項49の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、有害物質で汚染された土壌を
含む廃棄物であることを特徴とする廃棄物の処理方法を
提供する。
【0068】請求項50の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、金属を含む廃棄物であること
を特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0069】請求項51の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、ハロゲン含有難燃材を含む廃
棄物であることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供す
る。
【0070】請求項52の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記有機物を含む廃棄物は、フロン含有発泡プラスチック
を含む廃棄物であることを特徴とする廃棄物の処理方法
を提供する。
【0071】請求項53の発明では、請求項1から42
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記ガス改質工程では、熱分解ガスに加えて、ガス状また
は微粒子状の廃棄物を導入して処理することを特徴とす
る廃棄物の処理方法を提供する。
【0072】請求項54の発明では、有機系流体を流体
の状態で含む廃棄物から前記有機系流体を抽出する有機
系流体抽出工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含
む酸化剤ガスと前記有機系流体抽出工程で得られた有機
系流体とを導入し、その有機系流体熱中に含まれる可燃
成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさ
せ、前記有機系流体中の高位炭化水素を低位炭化水素、
一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させる改
質工程と、この改質工程で得られた高温のガスを冷却す
るガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガスを
導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を
浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特徴とする
廃棄物の処理方法を提供する。
【0073】請求項55の発明では、有機系流体を流体
の状態または含浸状態で含む固体部分を有する廃棄物か
ら前記固体部分を分離させる固体部分分離工程と、この
固体部分分離工程で得られた固体部分から前記有機系流
体を抽出し、または前記固体部分に物理的処理を施して
含浸している有機流体を分離させる有機系流体回収工程
と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと
前記有機系流体回収工程で得られた有機系流体とを導入
し、この有機系流体中に含まれる可燃成分と前記酸化剤
ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記有機系流体
中の高位炭化水素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化
炭素、水素、水蒸気に変換させる改質工程と、この改質
工程で得られた高温のガスを冷却するガス冷却工程と、
このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中
に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄
化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法を
提供する。
【0074】請求項56の発明では、有機系固体材料を
含む廃棄物から前記有機系固体材料を分離させる有機系
固体材料分離工程と、この有機系固体材料分離工程で得
られた有機系固体材料を微粉化する有機系固体材料微粉
化工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤
ガスと前記有機系固体材料微粉化工程で得られた有機系
微粉固体材料とを導入し、この有機系微粉固体材料中に
含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反
応を起こさせ、前記有機系微粉固体材料中の高位炭化水
素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水
蒸気に変換させる改質工程と、この改質工程で得られた
高温のガスを冷却するガス冷却工程と、このガス冷却工
程で得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダス
トおよび有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備え
ることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0075】請求項57の発明では、有機系流体が含浸
した有機系固体材料を含む廃棄物から前記有機系固体材
料を分離させる含浸有機系固体材料分離工程と、この含
浸有機系固体材料分離工程で得られた有機系固体材料を
微粉化する含浸有機系固体材料微粉化工程と、その微粒
化の際に前記有機系固体材料から排出される有機系流体
を回収する有機系流体回収工程と、空気、酸素富化空気
または酸素を含む酸化剤ガスと前記含浸有機系固体材料
微粉化工程で得られた有機系微粉固体材料と前記有機系
流体回集工程で得られた有機系流体とを導入し、これら
有機系微粉固体材料および有機系流体中に含まれる可燃
成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさ
せ、前記有機系微粉固体材料および前記有機系流体中の
高位炭化水素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭
素、水素、水蒸気に変換させる改質工程と、この改質工
程で得られた高温のガスを冷却するガス冷却工程と、こ
のガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に
含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化
工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法を提
供する。
【0076】請求項58の発明では、請求項54から5
7までに記載の工程を、2以上選択的に組合わせ、順次
に、または複合的に行なうことを特徴とする廃棄物の処
理方法を提供する。
【0077】請求項59の発明では、請求項54から5
8までのいずれかに記載の改質工程を、請求項1から5
3までのいずれかに記載のガス改質工程とすることを特
徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0078】請求項60の発明では、請求項54から5
9までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、
前記廃棄物は、冷凍サイクル装置もしくは機器、揮発性
流体取扱い機器、油性機器またはそれらを一部に含む固
定設置物または移動物の廃棄物であることを特徴とする
廃棄物の処理方法を提供する。
【0079】請求項61の発明では、請求項60記載の
廃棄物の処理方法において、前記有機系流体は、フロン
系または非フロン系の液またはガス、もしくは油性材料
であることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0080】請求項62の発明では、請求項60記載の
廃棄物の処理方法において、前記有機系固体材料は、断
熱材、流路構成材または遮蔽材としての樹脂材料である
ことを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0081】請求項63の発明では、請求項1から62
までのいずれかに記載の廃棄物の処理方法において、前
記廃棄物は、フロン含有発泡プラスチックを含む廃棄物
であることを特徴とする廃棄物の処理方法を提供する。
【0082】請求項64の発明では、廃棄物を搬入する
廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系から前記廃棄物を受
入れ、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガ
スを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる
有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃
棄物を熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装
置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分
解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記
熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置とを
備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸
素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装
置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中
に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で
反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低
位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に
変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に
配され、前記改質装置で改質された高温のガスを急冷す
るガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、
前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガ
ス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガ
ス浄化装置とを有することを特徴とする廃棄物の処理装
置を提供する。
【0083】請求項65の発明では、廃棄物を搬入する
廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系に設けられ、受入れ
た前記廃棄物を導入してその破砕、粉砕、分別もしくは
乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理装
置と、この前処理装置に接続され、処理された廃棄物を
受入れて、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃
焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含ま
れる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前
記廃棄物を熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分
解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出
す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、
前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置
とを備え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空
気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱
分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解
ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素と
の間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水
素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水
蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質装置の
後段に配され、前記改質装置で改質された高温のガスを
急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配
され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、
そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理
するガス浄化装置とを有することを特徴とする廃棄物の
処理装置を提供する。
【0084】請求項66の発明では、廃棄物を搬入する
廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系から前記廃棄物を受
入れ、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃焼ガ
スを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる
有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃
棄物を熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分解装
置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出す分
解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、前記
熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置と、
前記熱分解装置で発生した固体状の残さを処理する残さ
処理系とを備え、前記ガス処理用装置として少なくと
も、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと
前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前記
熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の
酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位
炭化水素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水
素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改質
装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温の
ガスを急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の後
段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入
して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄
化処理するガス浄化装置とを有する一方、前記残さ処理
系として少なくとも、前記熱分解装置で得られた固体状
残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成
分をガス化させる溶融ガス化装置を有することを特徴と
する廃棄物の処理装置を提供する。
【0085】請求項67の発明では、廃棄物を搬入する
廃棄物搬入系と、この廃棄物搬入系に設けられ、受入れ
た前記廃棄物を導入してその破砕、粉砕、分別もしくは
乾燥、またはこれらの2種以上の処理を行なう前処理装
置と、この前処理装置に接続され、処理された廃棄物を
受入れて、燃料と空気との燃焼により得られる高温の燃
焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で前記廃棄物に含ま
れる有機物の熱分解温度以上の間接加熱を行なわせ、前
記廃棄物を熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱分
解装置と、この熱分解装置で発生した熱分解ガスを取出
す分解ガス配管系と、この分解ガス配管系に連結され、
前記熱分解ガスを順次に処理する複数のガス処理用装置
と、前記熱分解装置で発生した固体状の残さを処理する
残さ処理系とを備え、前記ガス処理用装置として少なく
とも、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガス
と前記熱分解装置で得られた熱分解ガスとを導入し、前
記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中
の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高
位炭化水素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、
水素、水蒸気に変換させるガス改質装置と、このガス改
質装置の後段に配され、前記改質装置で改質された高温
のガスを急冷するガス冷却装置と、このガス冷却装置の
後段に配され、前記ガス冷却装置で急冷されたガスを導
入して、そのガス中に含まれるダストおよび有害成分を
浄化処理するガス浄化装置とを有する一方、前記残さ処
理系として少なくとも、前記熱分解装置で得られた固体
状残さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素
成分をガス化させる溶融ガス化装置を有することを特徴
とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0086】請求項68の発明では、請求項64から6
7までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記分解ガス配管系に連結されるガス処理用装置とし
て、さらに前記ガス浄化装置で浄化されたガスの圧力調
整を行なう圧力調整手段を有し、この圧力調整手段には
圧力調整後の浄化ガスを系内または系外に燃料ガスまた
は非燃ガス材料として供給する浄化ガス供給配管を接続
したことを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0087】請求項69の発明では、請求項64から6
8までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記熱分解装置は、前記廃棄物の熱分解温度を400〜
650℃に設定したものであることを特徴とする廃棄物
の処理装置を提供する。
【0088】請求項70の発明では、請求項64から6
9までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記熱分解装置に、加熱に供した燃焼ガスを機器および
配管の少なくともいずれかに加熱用ガスとして供給する
燃焼ガス供給配管を設けたことを特徴とする廃棄物の処
理装置を提供する。
【0089】請求項71の発明では、請求項70記載の
廃棄物の処理装置において、燃焼ガス供給配管は、前記
熱分解装置で加熱に供された燃焼ガスを前記廃棄物搬入
系に乾燥用ガスとして供給する配管であることを特徴と
する廃棄物の処理装置を提供する。
【0090】請求項72の発明では、請求項70記載の
廃棄物の処理装置において、燃焼ガス供給配管は、前記
熱分解装置で加熱に供された燃焼ガスを機器にシール用
ガスとして供給する配管であることを特徴とする廃棄物
の処理装置を提供する。
【0091】請求項73の発明では、請求項64から7
2までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス改質装置は、燃料も付加的に導入して燃焼させ
る機構を有することを特徴とする廃棄物の処理装置を提
供する。
【0092】請求項74の発明では、請求項73記載の
廃棄物の処理装置において、前記ガス改質装置に付加的
に導入する燃料は、外部から導入した燃料および前記浄
化装置で浄化された浄化ガスの少なくともいずれかであ
ることを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0093】請求項75の発明では、請求項64から7
4までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス改質装置の前段に、導入される前記酸化剤ガ
ス、前記燃料および前記浄化ガスの少なくともいずれか
を予熱する予熱部を備えたことを特徴とする廃棄物の処
理装置を提供する。
【0094】請求項76の発明では、請求項64から7
5までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス改質装置は、導入した熱分解ガスの加熱温度を
900〜1200℃の範囲に設定するとともに、前記熱
分解ガスの通過時間を2秒以上に設定したものであるこ
とを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0095】請求項77の発明では、請求項64から7
6までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス冷却装置の前段に、導入される改質ガスの温度
を900℃以下に予冷する予冷部を設けたことを特徴と
する廃棄物の処理装置を提供する。
【0096】請求項78の発明では、請求項64から7
7までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス冷却装置は、導入したガスの冷却温度を230
〜160℃に設定するとともに、前記ガスの通過時間を
数秒〜数十秒に設定したものであることを特徴とする廃
棄物の処理装置を提供する。
【0097】請求項79の発明では、請求項64から7
8までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス冷却装置は、水噴霧による直接冷却装置および
熱交換器による間接冷却冷却のいずれか、または両方を
有するものであることを特徴とする廃棄物の処理装置を
提供する。
【0098】請求項80の発明では、請求項64から7
9までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス冷却装置は、高温水を発生させる高温水発生部
および水蒸気を発生させる水蒸気発生部の少なくともい
ずれかを有することを特徴とする廃棄物の処理装置を提
供する。
【0099】請求項81の発明では、請求項64から8
0までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置は、フィルタによるダスト除去装置、
水によるガス水洗装置、アルカリ溶液によるガス洗浄装
置、固体状吸収材によるガス浄化装置、もしくは固体状
吸着材によるガス浄化装置、またはこれらの2以上の浄
化処理装置であることを特徴とする廃棄物の処理装置を
提供する。
【0100】請求項82の発明では、請求項81記載の
廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置に加え、
コロナ放電によるガス浄化装置、光触媒によるガス浄化
装置、紫外線によるガス浄化装置もしくはオゾンによる
ガス浄化装置、またはこれらの2以上の浄化処理装置を
設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0101】請求項83の発明では、請求項66から8
2までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置の後流側にガス圧縮装置を設けたこと
を特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0102】請求項84の発明では、請求項83記載の
廃棄物の処理装置において、前記ガス圧縮装置の後流側
に、ガス貯蔵装置を設けたことを特徴とする廃棄物の処
理装置を提供する。
【0103】請求項85の発明では、請求項64から8
4までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置の後段から浄化されたガスの少なくと
も一部を前記熱分解装置の加熱用の燃料として導く還流
配管を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置を提供
する。
【0104】請求項86の発明では、請求項64から8
5までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置の後段から浄化されたガスの少なくと
も一部を前記ガス改質装置における燃料として導く還流
配管を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置を提供
する。
【0105】請求項87の発明では、請求項64から8
6までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置の後段から浄化されたガスの少なくと
も一部を前記ガス冷却装置に導入される改質ガスに温度
低下用として混合させる還流配管を設けたことを特徴と
する廃棄物の処理装置を提供する。
【0106】請求項88の発明では、請求項64から8
7までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置の後段から浄化されたガスの少なくと
も一部をそのガス浄化装置で使用するフィルタの逆洗用
流体として導く還流配管を設けたことを特徴とする廃棄
物の処理装置を提供する。
【0107】請求項89の発明では、請求項64から8
8までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置の後段に、浄化されたガスの少なくと
も一部を燃料として運転されるガスエンジン、燃料電
池、その他の燃焼装置を接続したことを特徴とする廃棄
物の処理装置を提供する。
【0108】請求項90の発明では、請求項64から8
9までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記ガス浄化装置の後段に、浄化されたガスの少なくと
も一部を化学原料または還元用ガスとして適用する装置
を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置を提供す
る。
【0109】請求項91の発明では、請求項64から9
0までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記残さ処理系は、前記熱分解装置で得られた固体状残
さを導入して冷却、破砕、粉砕、分別、金属分の除去、
無機質成分の添加による成分調整またはこれらの2以上
の組合せ処理を行なう固体状残さ処理装置を有すること
を特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0110】請求項92の発明では、請求項91記載の
廃棄物の処理装置において、前記固体状残さ処理装置
は、前記固体状残さの破砕および粉砕の少なくともいず
れかを、機械力を用いて行なう手段を有することを特徴
とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0111】請求項93の発明では、請求項91記載の
廃棄物の処理装置において、前記固体状残さ処理装置
は、前記固体状残さの分別を、静電気を用いて行なう手
段を有することを特徴とする廃棄物の処理装置を提供す
る。
【0112】請求項94の発明では、請求項91から9
3までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記固体状残さ処理装置は、前記溶融ガス化装置の前段
に設けられていることを特徴とする廃棄物の処理装置を
提供する。
【0113】請求項95の発明では、請求項66から9
4までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記溶融ガス化装置は、酸素、酸素富化空気または空気
の少なくともいずれかを含む酸化剤を導入する酸化剤導
入部と、導入された酸化剤によって燃料を燃焼させるこ
とにより創出され、前記残さ導入処理装置で得られた固
体を導入して固体中の無機質成分を溶融させて溶融物と
する高温場とを備え、この高温場で前記固体中の炭素成
分のガス化により低分子の炭素化合物含有ガスを得る構
成としたことを特徴とする廃棄物の処理装置を提供す
る。
【0114】請求項96の発明では、請求項66から9
5までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記溶融ガス化装置は、導入される固体残さ溶融ガス化
させる温度を1200〜1600℃の範囲に設定したも
のであることを特徴とする廃棄物の処理装置を提供す
る。
【0115】請求項97の発明では、請求項66から9
6までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記溶融ガス化装置で得られたガスを熱分解ガス浄化用
の前記ガス浄化装置に供給する溶融ガス供給配管を設
け、前記ガス浄化装置は、前記熱分解ガスと前記溶融ガ
ス化装置で得られたガスとを統合して、ダストまたは有
害成分等を除去して浄化する複合ガス浄化装置としたこ
とを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0116】請求項98の発明では、請求項97記載の
廃棄物の処理装置において、前記溶融ガス供給配管に、
前記溶融ガス化装置で得られたガスを前記複合ガス浄化
装置の前段で冷却する溶融ガス冷却装置を設けたことを
特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0117】請求項99の発明では、請求項66から9
8までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置において、
前記溶融ガス化装置で得られた溶融物を水中に落下させ
て水砕スラグとするスラグ生成装置を設けたことを特徴
とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0118】請求項100の発明では、請求項92から
99までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置におい
て、前記熱分解装置から排出される前記固体状残さを前
記固体状残さ処理装置に導入する前に予め冷却する予冷
部を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置を提供す
る。
【0119】請求項101の発明では、請求項66から
100までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置におい
て、前記溶融ガス化装置に、系外から搬入した焼却灰、
乾燥汚泥および固体状吸着材の少なくともいずれかを導
く導入部を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置を
提供する。
【0120】請求項102の発明では、請求項64から
101までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置におい
て、前記ガス改質装置に、熱分解ガスに加えて、ガス状
または微粒子状の廃棄物を導入する導入部を設けたこと
を特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0121】請求項103の発明では、請求項64から
102までのいずれかに記載の廃棄物の処理装置におい
て、前記固体状吸着材は、活性炭から成る素材のもので
あることを特徴とする廃棄物の処理装置を提供する。
【0122】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0123】第1実施形態(図1) 図1は、本発明の第1実施形態による廃棄物の処理装置
のシステム構成を示す図である。本実施形態では、各種
の廃棄物に広く適用できる総合的な廃棄物の処理装置に
ついて、これを使用した処理方法とともに説明する。
【0124】本実施形態の廃棄物処理装置は、図1に示
すように、初段に廃棄物aを搬入する廃棄物搬入系1を
有している。この廃棄物搬入系1には、例えば都市ゴ
ミ、カーシュレッダーダスト、廃プラスチック類、建設
廃材、木屑、紙屑、繊維屑、廃家電品、廃OA機器、廃
基板、フロン含有断熱材、医療廃棄物、汚染土壌その他
の廃棄物aが供給される。
【0125】この廃棄物搬入系1には、搬入された廃棄
物aを破砕、粉砕、選別、乾燥、沈殿分離、脱水、乾燥
等を行なうための前処理装置2が設けられている。例え
ば、シュレッダーダストや都市ゴミは、この前処理装置
2において、破砕の後選別され、乾燥される。汚泥等
は、沈殿分離の後、脱水および乾燥される。この前処理
装置2において、廃棄物aは、おおよそ最大で一辺が約
50mm程度のサイズに破砕される。そして、この段階
で、廃棄物a中に含まれる金属粉が磁選等によって選別
除去され、主として無機材料および有機材料が廃棄物搬
入系によって次段に送給される。
【0126】廃棄物搬入系1には、前処理装置2に続い
て熱分解装置3が配置されている。この熱分解装置3
は、例えば前処理装置2で処理された廃棄物aを受入れ
て、連続的に処理できるロータリーキルン等の熱分解炉
によって構成されている。この熱分解装置3には、燃料
供給系4および空気供給系5を介して燃料と空気とが供
給され、この燃料と空気との燃焼により得られる高温の
燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下で、廃棄物aが有
機物の熱分解温度以上、即ち400〜650℃の温度で
間接加熱(乾留)される。この間接加熱により、廃棄物
aに含まれる有機物が熱分解し、熱分解ガスbと固体状
の残さcとに分かれる。
【0127】本実施形態では、このように熱分解温度の
下限を400℃まで拡大したことにより、低温側で熱分
解できる有機物を多く含む廃棄物を処理する場合の処理
能力を高めることができる。この結果、固体残さc側に
排出される有機物量も低減され、投入される廃棄物a中
に含まれる有機物をより有効にガス化させることができ
る。
【0128】次に、熱分解装置3には、この熱分解装置
3で発生した熱分解ガスbを取出す分解ガス配管系6
と、熱分解装置3で発生した固体状の残さを処理する残
さ処理系7とが連結されている。
【0129】分解ガス配管系6には、熱分解ガスbを連
続的に処理する複数のガス処理用装置として、ガス改質
装置8、ガス冷却装置9、およびガス浄化装置10が順
次に接続されている。
【0130】ガス改質装置8は、空気、酸素富化空気ま
たは酸素を含む酸化剤ガスと、熱分解装置3で得られた
熱分解ガスbとを導入し、熱分解ガスb中に含まれる可
燃成分と酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせて
高温となし、熱分解ガスb中の高位炭化水素を低位炭化
水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素または水蒸気に変
換させるものである。酸化剤ガスは、例えば外部の供給
源から酸化剤ガス供給配管11を介して供給される。ま
た、本実施形態では、燃料も付加的に導入して燃焼させ
る機構を有する。この場合の燃料は、例えば外部から燃
料供給配管11aを介して導入できるようになってい
る。
【0131】このガス改質装置8は、導入した熱分解ガ
スbの加熱温度を900℃〜1200℃の高温度の範囲
に設定するとともに、熱分解ガスbの通過時間を2秒以
上に設定してある。この加熱温度および加熱時間設定に
より、充分なガス加熱状態の保持が行なえ、熱分解ガス
b中の高位炭化水素の低位炭化水素等への改質を完全に
行なうことができ、かつ発生する有害なダイオキシン類
も、高温加熱によって完全に分解させ、無害化させるこ
とができる。
【0132】次に、ガス冷却装置9は、ガス改質装置8
で改質された高温のガスを急冷するもので、例えば水噴
霧等による直接冷却装置、熱交換器等による間接冷却冷
却装置が適用される。なお、これらの直接冷却装置およ
び間接冷却冷却装置の両方を適用してもよい。このガス
冷却装置9においては、導入されたガスの冷却温度を2
30〜160℃、好ましくは200〜160℃に設定す
るとともに、ガスの通過時間を数秒〜数十秒に設定して
ある。
【0133】この冷却温度および冷却時間設定により、
ガス冷却装置9に導入されたガスは急速に冷却される。
即ち、改質装置で分解された低位炭化水素、一酸化炭
素、二酸化炭素、水素等の改質ガスは、このガス冷却装
置9における急速な冷却作用によって温度低下すること
により、再び高位炭化水素に戻ることなく、低位炭化水
素等の改質状態をそのまま維持することができる。ま
た、改質装置での分解により無害化されたダイオキシン
類の分解要素についても、これが再結合することなく、
無害化状態を維持することができる。つまり、本実施形
態においては、改質ガスの性状に何らの変化も与えるこ
となく低温化し、後のガス利用を容易にするとともに、
後段の装置の高熱腐食防止等に最適なものとすることが
できる。
【0134】なお、ガス冷却装置9は、高温改質ガスと
の熱交換によって、冷却水を加熱することができるの
で、本実施形態では、冷却水の排出側において、高温水
を発生させる高温水発生部および水蒸気を発生させる水
蒸気発生部の少なくともいずれかを有する構成とされて
いる。
【0135】ガス浄化装置10は、ガス冷却装置9で急
冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダスト
および有害成分を浄化処理するものである。このガス浄
化装置は、フィルタによるダスト除去装置、水によるガ
ス水洗装置、アルカリ溶液によるガス洗浄装置、固体状
吸収材によるガス浄化装置、もしくは固体状吸着材によ
るガス浄化装置、またはこれらの2以上の浄化処理装置
が適用してある。なお、本実施形態で固体状吸着材を適
用する場合には、活性炭から成る素材のものが適用され
る。
【0136】一層の浄化機能向上のため、前記各装置に
加えて、コロナ放電によるガス浄化装置、光触媒による
ガス浄化装置、紫外線によるガス浄化装置、もしくはオ
ゾンによるガス浄化装置、またはこれらの2以上の浄化
処理装置を設けてもよい。例えば光触媒によるガス浄化
装置を設けた場合には、エネルギーの不安定なガス自体
を分解させることができ、コロナ放電によるガス浄化装
置を設けた場合には、コロナ放電によって有害ガス成分
を分子的に破壊させることができる。したがって、系内
のガス流通速度を効率化のため高めるように場合等にお
いて、それらを適格に捕獲できるようにする場合に、こ
れらの手段が有効なものとなる。
【0137】このガス浄化装置10には前述したよう
に、ガス冷却装置9によって例えば230℃に低温化さ
れたガスが導入されることにより、装置構成部分に過熱
による腐食等を生じることがない。したがって、本実施
形態では装置損傷の痛みが最小限度に抑えられ、寿命長
期化が図られる。
【0138】なお、フィルタとしては、バグフィルタ、
焼結金属充填フィルタ等が適用できる。また、ガス水洗
装置では、HCl,HF等の有害成分を除去することが
できる。さらに、固体状吸収材としては、硫黄除去のた
め鉄系の化合物等が適用できる。なお前記のように、固
体体吸着材に活性炭から成る素材を適用した場合には、
シアン、Hg蒸気等を除去することができる。
【0139】ガス浄化装置10の後段には、さらにガス
浄化装置10で浄化されたガスの圧力調整を行なう圧力
調整手段が設けられている。この圧力調整手段は、ガス
浄化装置10の後流側に設けられたガス圧縮装置12
と、さらにこのガス圧縮装置12の後流側に設けられた
ガス貯蔵装置13とからなっている。
【0140】ガス圧縮装置11では、前段のガス浄化装
置10で浄化されたガスを加圧することにより、後流側
へのガス供給が容易となる。また、ガス貯蔵装置12で
はある程度のガス貯蔵が行なわれるが、ここでガス圧力
が均一化されるため、後流側に供給されるガス状態の脈
動が防止され、供給ガス状態の安定化が図られる。
【0141】そして、ガス浄化装置10の後段である分
解ガス配管系6の最終段には、系内または系外に燃料ガ
スまたは非燃ガス材料として供給する浄化ガス供給配管
14が設けられ、この浄化ガス供給配管14にはガス利
用装置15が接続されている。すなわち、浄化および圧
力調整されたガスの少なくとも一部を、各種用途のため
に供給できるようにしてある。このガス利用装置15に
は、燃料ガス用として例えばガスエンジン、燃料電池、
ボイラその他の燃焼装置が適用できる。また、非燃ガス
用としては、例えば化学原料または還元用ガスとして用
いる各種装置が適用できる。
【0142】また、本実施形態では、分解ガス配管系6
の最終段から系内の各装置に浄化ガスを還流させて利用
するための複数の還流配管が設けてある。
【0143】本実施形態では、この還流配管として、例
えば浄化されたガスの少なくとも一部を熱分解装置3の
加熱用の燃料として導く還流配管16が設けてある。
【0144】また、浄化されたガスの少なくとも一部
を、ガス改質装置8における燃料として導く還流配管1
7が設けてある。これにより、ガス改質装置8に付加的
に導入する燃料は、外部から導入した燃料と、ガス浄化
装置10で浄化され圧力調整された浄化ガスとの、少な
くともいずれかが選択的に適用できる。
【0145】さらに、浄化されたガスの少なくとも一部
を、ガス冷却装置9に導入される改質ガスに温度低下用
として混合させる還流配管18が設けてある。この還流
配管18を介して冷却されたガスをガス冷却装置9の前
段に供給することで、ガス冷却装置9に導入される改質
ガスを予冷する予冷部とするものである。
【0146】この予冷部における改質ガスの冷却温度
は、例えば900℃以下とする。この温度設定によれ
ば、熱分解装置3からガス改質装置8に導入されて溶融
状態となったセラミックスのミスト等が分解ガスa中に
混入している場合、これが溶融状態のままであると配管
内面に付着する可能性があり、その除去が極めて困難と
なるところ、900℃以下に予冷することでミストを凝
固状態とすることができ、管内への付着を固体状態で行
なわせることができる。したがって、本実施形態では配
管に振動等を与えるだけで容易にセラミックスのミスト
を脱落させることができ、その除去等の容易化が図れる
ようになる。
【0147】さらにまた、浄化されたガスの少なくとも
一部を、そのガス浄化装置10で使用するフィルタの逆
洗用流体として導く還流配管19が設けてある。
【0148】このように、系内においても浄化ガスを種
々の用途に利用することができる。したがって、本実施
形態によれば、有機物の分解によって発生したガスを、
系内および系外において多目的に、広く適用および応用
することができ、ガスリサイクルを極めて有効に行なう
ことができる。
【0149】一方、残さ処理系7は、固体状残さ処理装
置20と、溶融ガス化装置21とを有する。
【0150】固体状残さ処置装置20は、熱分解装置3
で得られた固体状残さcを導入して冷却、破砕、粉砕も
しくは分別、またはこれらの2以上の組合せ処理を行な
うものである。すなわち、固体状残さ処置装置20は、
固体状残さcの破砕または粉砕を、機械力を用いて行な
う手段を有するとともに、固体状残さcの分別を、静電
気を用いて行なう手段を有する。
【0151】なお、この固体状残さ処理装置20の前段
に、図示しないが予冷装置として、残さ冷却装置を設け
てもよい。この残さ冷却装置は、例えば水浴を有し、導
入した乾留残さを冷却により固形化する装置である。こ
れにより、熱分解装置3から取出された固形化した乾留
残さは冷却後、その後段に設けられた機械的処理装置等
に導入される。
【0152】機械的処理装置としては、固体状残さcを
投入して微粉砕粒に粉砕する粉砕機、粉砕後の乾留残さ
を金属物と炭化有機物と無機質成分とに選別する選別機
等を備えた構成とされている。この選別機を設けた場合
には、選別された金属物が溶融ガス化装置21の前段で
回収され、主として炭化有機物と無機質成分とからなる
熱分解チャーが溶融ガス化炉に供給される。
【0153】溶融ガス化装置21は、熱分解装置3で得
られた固体状残さcを導入して無機質成分を溶融させる
とともに、炭素成分をガス化させるものである。この溶
融ガス化装置21は、酸素、酸素富化空気または空気の
少なくともいずれかを含む酸化剤を導入する酸化剤導入
部としての導入管22、および燃料を導入する燃料導入
管23を有する。そして、導入された酸化剤によって燃
料を燃焼させることにより創出され、残さ導入処理装置
20で得られた固体を導入して固体中の無機質成分を溶
融させて溶融物とする高温場を備える。この高温場の温
度は1200〜1600℃の範囲に設定され、固体状残
さc中の炭素成分をガス化させ、低分子の炭素化合物含
有ガスdを得る構成とされている。
【0154】そして、溶融ガス化装置21で得られたガ
スdを熱分解ガス浄化用のガス浄化装置10に供給する
溶融ガス供給配管24が設けてあり、これにより本実施
形態では、ガス浄化装置10が、熱分解ガスbと溶融ガ
ス化装置21で得られたガスdとを統合して、ダストま
たは有害成分等を除去して浄化する複合ガス浄化装置1
0となっている。
【0155】溶融ガス供給配管24には、溶融ガス化装
置21で得られたガスを複合ガス浄化装置10の前段で
冷却する溶融ガス冷却装置25が設けてある。この溶融
ガス冷却装置25は、前記の熱分解ガスbのガス冷却装
置9と同様に、高速冷却を行なうようになっている。
【0156】なお、溶融ガス化装置21には、この溶融
ガス化装置21で得られた溶融物eを水槽中の水に落下
させて水砕スラグとするスラグ生成装置26が設けられ
ている。スラグ生成装置26で生成される水砕スラグf
は、溶融した無機材料が粒子状に凝固したものであり、
建築資材等として再生利用することができる。
【0157】このように、溶融ガス化装置21では、熱
分解チャー中の炭素成分をガス化して低分子の炭化水素
を含有するガスを得るとともに、無機質成分は溶融させ
てガラス状として固化させ、無機材料として回収して再
利用できる。そして、この溶融ガス化装置21の排出側
に設けた溶融ガス冷却器25により高温のガスdが前記
同様に急冷されてガス浄化装置10に供給され、改質ガ
スとともに合流した混合ガスとなって前述した浄化作用
が行なわれるものである。
【0158】また、溶融ガス化装置21には、系外から
搬入した焼却灰、乾燥汚泥または固体状吸着材を導く導
入部26が設けられている。これにより、他の焼却装置
等との関連性等をもちながら、効率よく廃棄物a等の処
理が行なえる。
【0159】また、本実施形態では、各種配管装置を設
けることにより、さらに効率向上が図られている。
【0160】例えば、熱分解装置3には、加熱に供した
燃焼ガスを機器または配管に加熱用ガスとして供給する
燃焼ガス供給配管27が設けてある。この燃焼ガス供給
配管27によりボイラその他の加熱機器に燃焼ガスが供
給されて熱の有効利用が図られる。
【0161】また、燃焼ガス供給配管27は例えば分岐
して、熱分解装置3で加熱に供された燃焼ガスを廃棄物
搬入系1に乾燥用ガスとして供給する配管ともなってい
る。これにより、前処理装置2における加熱エネルギの
節約等が図られる。
【0162】さらに、燃焼ガス供給配管27は、熱分解
装置3で加熱に供された燃焼ガスを高温機器にシール用
ガスとして供給する配管ともなっている。このシールガ
スは、例えば系内の高温摺動部、例えば熱分解炉として
のロータリキルンの摺動部等に、高温のエアカーテンを
形成することができる。勿論、系外において同様の用途
に適用することもできる。
【0163】さらにまた、ガス改質装置8には、熱分解
ガスbと別に、ガス状または微粒子状の廃棄物を導入す
る導入部28が設けられている。したがって、後述する
第2実施形態で適用するような冷凍サイクル装置等の廃
棄物aから得られる冷媒、その含浸固体等の微粒化物
を、この導入部28を介してガス改質装置8に直接導入
すること等の使用態様も可能となる。
【0164】なお、ガス浄化装置10で使用されるフィ
ルタ等の廃材等を、溶融ガス化装置21に投入するルー
トを設けることも可能である。また、固体吸着材である
活性炭を一定のルートで搬送し、再生する装置を設ける
ことも可能である。
【0165】以上のように、本実施形態によれば、有機
物を含む種々の廃棄物、例えば都市ごみ、シュレッダー
ダストを含む廃棄物、廃プラスチック類を含む廃棄物、
紙くいず、木くずまたは建設廃材を含む廃棄物、廃家電
製品もしくは廃OA製品、またはそれらの部品もしくは
部分を含む廃棄物、さらに医療廃棄物またはその部品も
しくは部分を含む廃棄物、電子機器などの廃基板を含む
廃棄物、有害物質で汚染された土壌を含む廃棄物、金属
を含む廃棄物、ハロゲン含有難燃材を含む廃棄物、フロ
ン含有発泡プラスチックを含む廃棄物等に対し、広範な
適用ができる。
【0166】そしてその際、廃棄物中に含まれる有機物
のガス化および回収率の一層の向上、ダイオキシン等の
有害ガスの無害化、処理装置の寿命長期化等、極めて有
益な効果が発揮できるものである。
【0167】第2実施形態(図2) 図2は、本発明の第2実施形態による廃棄物の処理方法
を説明するため工程図である。本実施形態では、冷凍サ
イクル装置等の廃棄物aを例として、その処理方法につ
いて説明する。
【0168】図2に示す工程において、廃棄物aは例え
ば廃冷蔵庫である。
【0169】この廃冷蔵庫は、熱交換器31、コンプレ
ッサ32、金属類33、その他有価値物34等を含む構
成のものであり、内部にはガス冷媒または液冷媒である
冷媒フロン35、その冷媒フロンが含浸した断熱材(以
下、「断熱材フロン」)36、固体である断熱材ウレタ
ン37等の有機系材料、およびその他の有害物38が含
まれている。
【0170】処理に際しては、まず廃冷蔵庫を解体し、
液冷媒である冷媒フロン35を抽出する。その後、破
砕、分別等の処理を施し、例えば数cm程度の大きさの破
砕材とし、その中から断熱材ウレタン37および断熱材
フロン36を選別する。
【0171】冷媒フロン35は有機系流体であり、密封
容器に貯溜することができる。なお、大量の廃冷蔵庫の
処理に際しては、大量の冷媒フロン35が抽出できる。
【0172】この冷媒フロン35を、例えば第1実施形
態で示した廃棄物の処理装置のガス改質装置8の上流側
に供給する。図2の右側部分は、この廃棄物の処理装置
を概略的に示したものである。この供給は、図1に示し
たガス改質装置8の導入部に対して行なう(ルート
A)。
【0173】これにより、ガス改質装置8では、空気、
酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと冷媒フロン
35とが導入され、全てが可燃成分である冷媒フロン3
5は酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こして高温と
なり、その組成をなす高位炭化水素が低位炭化水素、一
酸化炭素、二酸化炭素、水素または水蒸気等に変換され
る。なお、この作用は第1実施形態で示した熱分解ガス
b等とともに統合した状態で行なわれる。そして、その
後は第1実施形態と同様に浄化され、クリーンガスとな
る。
【0174】また、断熱材ウレタン37は有機系固体材
料であり、これは廃冷蔵庫からの分離(有機系固体材料
分離)の後、微粉化する(有機系固体材料微粉化)。そ
して、冷媒フロン35の場合と同様に、ガス改質装置8
に導入部28を介して導入する(ルートB)。これによ
り、ガス改質装置8では、断熱材ウレタン37の微粉の
可燃成分が前記同様に、酸化剤ガス中の酸素との間で反
応を起こして高温となり、その組成をなす高位炭化水素
が低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素または
水蒸気等に変換される。
【0175】なお、この断熱材ウレタンに37ついて
は、必ずしも微粉化する必要はなく、例えば粗粉砕の状
態で熱分解装置3に供給してもよい(ルートC)。これ
により、他の廃棄物と同様に熱分解ガス化処理の対象と
なり得る。
【0176】また、断熱材フロン36は発砲樹脂であ
り、冷媒フロン35(有機系流体)が含浸した有機系固
体材料である。この断熱材フロン36は、破砕の際や、
微粒化等の際に、それぞれ冷媒フロン35を排出する。
そこで、直接熱分解装置3に供給することは適切ではな
い。本実施形態では破砕の際や、微粒化の際、これらの
処理を密閉領域内で行ない、揮発した冷媒フロン35を
回収する。冷媒フロン35は前記同様にAルートで供給
を行なう。しかし、それでもなお断熱材フロン36には
冷媒フロン35が含浸されており、かつ断熱材フロン3
6自体が有機系材料である。そこで、本実施形態では微
粉化した断熱材フロン36をガス改質装置8に供給し
(ルートD)、前記同様に改質ガスとする。これによ
り、断熱材フロン36自身と含浸されている冷媒フロン
35とが、ともに改質ガスとなる。
【0177】なお、断熱材フロン36の供給ルートDに
対し、微粒化した断熱材を統合してもよい(ルート
E)。
【0178】また、有機物および金属類等の他に生じる
無機系材料等の残さは、通常の廃棄物と同様に、前処理
段階に供給して熱分解処理することができる。この場
合、残さに混入している有機系材料を有効にガス化する
ことができる以上の工程によって、本実施形態では冷蔵
個部品の有機系および無機系材料を全て無駄なくガス化
することができるとともに、フロンガス等の拡散防止に
も極めて有用なものとなる。
【0179】なお、以上の第2実施形態では廃冷蔵庫を
例としたが、廃エアコン、廃ショーケース等、廃カーク
ーラー等、各種冷凍サイクル装置、機械、器具、それら
の部品または部分等について広く適用することができ
る。また、冷凍サイクル装置以外についても、例えば洗
浄器具、化粧用器具、医療用器具等のように、スプレー
式器具またはそれに類似する各種装置機器等についても
適用することができる。さらに、フロン系流体を含む廃
棄物を例に説明したが、非フロン系材料を含むものであ
っても同様に適用することができる。さらにまた、油性
材料を取扱うポンプその他の機器等についても、やはり
同様に適用することができる。
【0180】要するに、有機系固体材料を断熱材、流路
構成材または遮蔽材等として一部に含む固定設置物また
は移動物の廃棄物であれば、広く本発明の対象となるも
のである。
【0181】なお、本実施形態では第1実施形態の構成
を利用した方法として説明したが、本実施形態の方法
は、他の装置を使用しても実施することができる。即
ち、ガスあるいは微粒化物の改質を行なうことができる
改質装置、およびガス浄化装置等を備えたものであれ
ば、それを使用して実施することができる。
【0182】また、固体、液体、気体等、上記の如く2
以上の種類の物を含む廃棄物について、前記の各工程を
選択的に組合わせ、順次に、または複合的に行なうこと
も可能である。
【0183】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明に係る廃
棄物の処理方法および装置によれば、廃棄物中に含まれ
る有機物のガス化および回収率の一層の向上、有害ガス
の発生防止、装置類への付着物の除去の容易化、装置寿
命長期化ひいては低コスト化等、優れた実用上の効果が
奏され、有機物を含む廃棄物の処理技術の確立を図るこ
とができる。
【0184】また、本発明の方法によれば、冷凍サイク
ル装置等の固体状態または流体状態の有機系物質を含む
廃棄物の処理について、殆ど無駄なくガス化が図れ、極
めて効能率の処理が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による廃棄物の処理装置
のシステム構成を示す図。
【図2】本発明の第2実施形態による廃棄物の処理方法
を示す図。
【符号の説明】
1 廃棄物搬入系 2 前処理装置 3 熱分解装置 4 燃料供給系 5 空気供給系 6 分解ガス配管系 7 残さ処理系 8 ガス改質装置 9 ガス冷却装置 10 ガス浄化装置 11 酸化剤ガス供給配管 11a 燃料供給配管 12 ガス圧縮装置 13 ガス貯蔵装置 14 浄化ガス供給配管 15 ガス利用装置 16 還流配管 17 還流配管 18 還流配管 19 還流配管 20 固体状残さ処理装置 21 溶融ガス化装置 22 導入管 23 燃料導入管 24 溶融ガス供給配管 25 溶融ガス冷却装置 26 スラグ生成装置 27 燃焼ガス供給配管 28 導入部 31 熱交換器 32 コンプレッサ 33 金属類 34 有価値物 35 冷媒フロン 36 断熱材 37 断熱材ウレタン 38 有害物 a 廃棄物 b 熱分解ガス c 残さ d 炭素化合物含有ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/86 C10B 53/02 4H060 B09B 3/00 C10J 3/00 A C02F 11/00 C10K 1/02 11/10 1/10 C10B 53/00 1/12 1/20 53/02 1/32 C10J 3/00 3/00 C10K 1/02 B01D 53/34 134D 1/10 136A 1/12 53/36 J 1/20 G 1/32 B09B 3/00 302E 3/00 302A 302Z 303E 303Z 303H 5/00 N Q Fターム(参考) 4D002 AA15 AA19 AA21 AA22 AA23 AA29 AC04 AC10 BA02 BA04 BA05 BA07 BA12 BA13 BA16 CA01 CA05 CA07 DA22 DA41 DA51 EA09 GA01 GA02 GB02 GB03 GB04 HA08 4D004 AA02 AA07 AA08 AA09 AA12 AA22 AA24 AA28 AA31 AA41 AA46 AA47 AA48 AB03 AB06 AB07 AB08 AC05 BA03 BA06 CA09 CA27 CA29 CA42 CB31 CB34 CB43 CB44 DA02 DA03 DA06 4D048 AA11 AA17 CC39 CD02 CD05 CD08 CD10 EA01 EA03 EA07 4D059 AA00 BB03 BB14 BD00 BE00 CC03 CC10 4H012 HA01 HB01 JA03 JA09 JA13 4H060 AA01 AA02 BB02 BB07 BB22 BB23 BB25 CC01 CC04 CC11 DD12 DD13 DD14 DD24 DD28 FF03 FF04 GG02 GG08

Claims (103)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を含む廃棄物を、燃料と空気とを
    燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮
    断状態下での間接加熱により、熱分解ガスと固体状の残
    さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気また
    は酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱
    分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃
    成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさ
    せ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭化水素、
    一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガ
    ス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガス
    を急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られ
    たガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有
    害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特
    徴とする廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 有機物を含む廃棄物を導入して、その破
    砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上
    の処理を行なう前処理工程と、この前処理工程で処理さ
    れた廃棄物を導入し、燃料と空気とを燃焼させて得られ
    た高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接
    加熱により、熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱
    分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化
    剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入
    し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤
    ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス
    中の高位炭化水素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化
    炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、この
    ガス改質工程で得られた高温のガスを急冷するガス冷却
    工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そ
    のガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理す
    るガス浄化工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処
    理方法。
  3. 【請求項3】 有機物を含む廃棄物を、燃料と空気とを
    燃焼させて得られた高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮
    断状態下での間接加熱により、熱分解ガスと固体状の残
    さとに分解する熱分解工程と、空気、酸素富化空気また
    は酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱
    分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃
    成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさ
    せ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭化水素、
    一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガ
    ス改質工程と、このガス改質工程で得られた高温のガス
    を急冷するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られ
    たガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有
    害成分を浄化処理するガス浄化工程と、前記熱分解工程
    で得られた固体状残さを導入して無機質成分を溶融させ
    るとともに炭素成分をガス化させる溶融ガス化工程とを
    備えることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】 有機物を含む廃棄物を導入して、その破
    砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれらの2種以上
    の処理を行なう前処理工程と、この前処理工程で処理さ
    れた廃棄物を導入し、燃料と空気とを燃焼させて得られ
    た高温の燃焼ガスを熱源とする空気遮断状態下での間接
    加熱により、熱分解ガスと固体状の残さとに分解する熱
    分解工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化
    剤ガスと前記熱分解工程で得られた熱分解ガスとを導入
    し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分と前記酸化剤
    ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記熱分解ガス
    中の高位炭化水素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化
    炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質工程と、この
    ガス改質工程で得られた高温のガスを急冷するガス冷却
    工程と、このガス冷却工程で得られたガスを導入し、そ
    のガス中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理す
    るガス浄化工程と、前記熱分解工程で得られた固体状残
    さを導入して無機質成分を溶融させるとともに炭素成分
    をガス化させる溶融ガス化工程とを備えることを特徴と
    する廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で浄化さ
    れたガスを系内または系外で燃料ガスまたは非燃ガス材
    料として適用することを特徴とする廃棄物の処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    廃棄物の処理方法において、前記熱分解工程では、40
    0〜650℃の温度範囲で前記廃棄物の熱分解を行なわ
    せることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    廃棄物の処理方法において、前記熱分解工程で加熱に供
    された燃焼ガスを、機器および配管の少なくとも一方の
    加熱用として適用することを特徴とする廃棄物の処理方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかに記載の
    廃棄物の処理方法において、前記熱分解工程で加熱に供
    された燃焼ガスを、その熱分解工程に導入される廃棄物
    の乾燥用として適用することを特徴とする廃棄物の処理
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかに記載の
    廃棄物の処理方法において、前記熱分解工程で加熱に供
    された燃焼ガスを、機器のシール用ガスとして適用する
    ことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれかに記載
    の廃棄物の処理方法において、前記ガス改質工程では、
    燃料も付加的に導入して燃焼させることを特徴とする廃
    棄物の処理方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の廃棄物の処理方法に
    おいて、付加的に導入する燃料として、外部から導入さ
    れる燃料および前記ガス浄化工程で浄化された浄化ガス
    の少なくともいずれかを適用することを特徴とする廃棄
    物の処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項1から11までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス改質工程に導
    入される前記酸化剤ガス、前記燃料および前記浄化ガス
    の少なくともいずれかを、そのガス改質工程への導入前
    の段階で予熱することを特徴とする廃棄物の処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から12までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス改質工程で
    は、導入した熱分解ガスを900℃〜1200℃の温度
    範囲で2秒以上保持することを特徴とする廃棄物の処理
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項1から13までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス冷却工程に導
    入する改質ガスを900℃以下の温度に予冷することを
    特徴とする廃棄物の処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から14までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス冷却工程で
    は、導入したガスを数秒〜数十秒の時間で230〜16
    0℃の温度まで冷却することを特徴とする廃棄物の処理
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項1から15までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス冷却工程で
    は、水噴霧式冷却および熱交換器式冷却のいずれか、ま
    たは両方を用いてガス冷却を行なうことを特徴とする廃
    棄物の処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項1から16までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス冷却工程では
    高温水および水蒸気の少なくともいずれかを発生させる
    ことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項1から17までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で
    は、フィルタによるダスト除去、水によるガス水洗、ア
    ルカリ溶液によるガス洗浄、固体状吸収材によるガス浄
    化、もしくは固体状吸着材によるガス浄化、またはこれ
    らの2以上の浄化処理を施すことを特徴とする廃棄物の
    処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の浄化処理に加え、コ
    ロナ放電によるガス浄化、光触媒によるガス浄化、紫外
    線によるガス浄化もしくはオゾンによるガス浄化、また
    はこれらの2以上の浄化処理を施すことを特徴とする廃
    棄物の処理方法。
  20. 【請求項20】 請求項3から19までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程の後
    流側にガス圧縮工程を備えることを特徴とする廃棄物の
    処理方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のガス圧縮工程の後流
    側に、ガス貯蔵工程を備えることを特徴とする廃棄物の
    処理方法。
  22. 【請求項22】 請求項1から21までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で浄
    化されたガスの少なくとも一部を、前記熱分解工程の加
    熱用の燃料として適用することを特徴とする廃棄物の処
    理方法。
  23. 【請求項23】 請求項1から22までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で浄
    化されたガスの少なくとも一部を、前記ガス改質工程に
    おける燃料として適用することを特徴とする廃棄物の処
    理方法。
  24. 【請求項24】 請求項1から23までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で浄
    化されたガスの少なくとも一部を、前記ガス冷却工程に
    導入される改質ガスに温度低下用として混合させること
    を特徴とする廃棄物の処理方法。
  25. 【請求項25】 請求項1から24までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で浄
    化されたガスの少なくとも一部を、そのガス浄化工程で
    使用するフィルタの逆洗用流体として適用することを特
    徴とする廃棄物の処理方法。
  26. 【請求項26】 請求項1から25までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で浄
    化されたガスの少なくとも一部を、ガスエンジン用燃
    料、燃料電池用燃料、その他の気体燃料として適用する
    ことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  27. 【請求項27】 請求項1から26までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で浄
    化されたガスの少なくとも一部を、化学原料または還元
    用ガスとして適用することを特徴とする廃棄物の処理方
    法。
  28. 【請求項28】 請求項1から27までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法に加え、前記熱分解工程で得られ
    た固体状残さを導入して冷却、破砕、粉砕、分別、金属
    分の除去、無機質成分の添加による成分調整またはこれ
    らの2以上の組合せ処理を行なう固体状残さ処理工程を
    備えることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の廃棄物の処理方法に
    おいて、前記固体状残さ処理工程では、前記固体状残さ
    の破砕および粉砕の少なくともいずれかを、機械力を用
    いて行なうことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  30. 【請求項30】 請求項28記載の廃棄物の処理方法に
    おいて、前記固体状残さ処理工程では、前記固体状残さ
    の分別を、静電気を用いて行なうことを特徴とする廃棄
    物の処理方法。
  31. 【請求項31】 請求項28から30までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理方法において、前記固体状残さ処理
    工程による処理は、前記溶融ガス化工程の前処理として
    行なうことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  32. 【請求項32】 請求項3から31までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記溶融ガス化工程で
    は、酸素、酸素富化空気または空気の少なくともいずれ
    かを含む酸化剤を導入して燃料を燃焼させることにより
    高温場を創出し、そこへ前記固体状残さ処理工程で得ら
    れた固体を導入して固体中の無機質成分を溶融させて溶
    融物とするとともに、前記固体中の炭素成分をガス化さ
    せて低分子の炭素化合物含有ガスを得ることを特徴とす
    る廃棄物の処理方法。
  33. 【請求項33】 請求項3から31までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記溶融ガス化工程で
    は、導入される固体残さを1200〜1600℃の温度
    で溶融ガス化させることを特徴とする廃棄物の処理方
    法。
  34. 【請求項34】 請求項3から31までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記溶融ガス化工程で
    得られたガスを、熱分解ガス浄化用の前記ガス浄化工程
    に複合的に供給し、ダストまたは有害成分等を除去して
    浄化することを特徴とする廃棄物の処理方法。
  35. 【請求項35】 請求項34記載の廃棄物の処理方法に
    おいて、前記溶融ガス化工程で得られたガスを、溶融ガ
    ス冷却工程で冷却した後に、前記ガス浄化工程に複合的
    に供給することを特徴とする廃棄物の処理方法。
  36. 【請求項36】 請求項3から35までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記溶融ガス化工程で
    得られた溶融物を水中に落下させて水砕スラグとするこ
    とを特徴とする廃棄物の処理方法。
  37. 【請求項37】 請求項28から36までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理方法において、前記熱分解工程から
    排出される前記固体状残さを、前記固体状残さ処理工程
    に導入する前に予め冷却することを特徴とする廃棄物の
    処理方法。
  38. 【請求項38】 請求項18から37までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理方法において、前記ガス浄化工程で
    使用済みとなった固体状吸着材の少なくとも一部を、前
    記熱分解工程の上流側へ還流させて前記廃棄物とともに
    処理することを特徴とする廃棄物の処理方法。
  39. 【請求項39】 請求項18から37までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理方法において、前記ガス洗浄工程で
    使用済みとなった固体状吸着材の少なくとも一部を、前
    記溶融ガス化工程へ導入して処理することを特徴とする
    廃棄物の処理方法。
  40. 【請求項40】 請求項18から37までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理方法において、前記ガス洗浄工程で
    使用済みとなった固体状吸着材を、熱的な処理および化
    学的な処理の少なくともいずれかによって再生すること
    を特徴とする廃棄物の処理方法。
  41. 【請求項41】 請求項3から40までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法に加え、系外から搬入した焼却
    灰、乾燥汚泥または固体状吸着材を、前記溶融ガス化工
    程に導いて溶融ガス化処理することを特徴とする廃棄物
    の処理方法。
  42. 【請求項42】 請求項1から41までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス改質工程にガ
    ス状または微粒子状の廃棄物を導入して処理することを
    特徴とする廃棄物の処理方法。
  43. 【請求項43】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、都市ごみまたはシュレッダーダストを含む廃棄物
    であることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  44. 【請求項44】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、廃プラスチック類を含む廃棄物であることを特徴
    とする廃棄物の処理方法。
  45. 【請求項45】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、紙くず、木くず、繊維くずまたは建設廃材を含む
    廃棄物であることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  46. 【請求項46】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、廃家電製品もしくは廃OA製品、またはそれらの
    部品もしくは部分を含む廃棄物であることを特徴とする
    廃棄物の処理方法。
  47. 【請求項47】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、医療廃棄物またはその部品もしくは部分を含む廃
    棄物であることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  48. 【請求項48】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、電子機器などの廃基板を含む廃棄物であることを
    特徴とする廃棄物の処理方法。
  49. 【請求項49】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、有害物質で汚染された土壌を含む廃棄物であるこ
    とを特徴とする廃棄物の処理方法。
  50. 【請求項50】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、金属を含む廃棄物であることを特徴とする廃棄物
    の処理方法。
  51. 【請求項51】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、ハロゲン含有難燃材を含む廃棄物であることを特
    徴とする廃棄物の処理方法。
  52. 【請求項52】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記有機物を含む廃棄
    物は、フロン含有発泡プラスチックを含む廃棄物である
    ことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  53. 【請求項53】 請求項1から42までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記ガス改質工程で
    は、熱分解ガスに加えて、ガス状または微粒子状の廃棄
    物を導入して処理することを特徴とする廃棄物の処理方
    法。
  54. 【請求項54】 有機系流体を流体の状態で含む廃棄物
    から前記有機系流体を抽出する有機系流体抽出工程と、
    空気、酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記
    有機系流体抽出工程で得られた有機系流体とを導入し、
    その有機系流体熱中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガ
    ス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記有機系流体中
    の高位炭化水素を低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭
    素、水素、水蒸気に変換させる改質工程と、この改質工
    程で得られた高温のガスを冷却するガス冷却工程と、こ
    のガス冷却工程で得られたガスを導入し、そのガス中に
    含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化
    工程とを備えることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  55. 【請求項55】 有機系流体を流体の状態または含浸状
    態で含む固体部分を有する廃棄物から前記固体部分を分
    離させる固体部分分離工程と、この固体部分分離工程で
    得られた固体部分から前記有機系流体を抽出し、または
    前記固体部分に物理的処理を施して含浸している有機流
    体を分離させる有機系流体回収工程と、空気、酸素富化
    空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記有機系流体回収
    工程で得られた有機系流体とを導入し、この有機系流体
    中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間
    で反応を起こさせ、前記有機系流体中の高位炭化水素を
    低位炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気
    に変換させる改質工程と、この改質工程で得られた高温
    のガスを冷却するガス冷却工程と、このガス冷却工程で
    得られたガスを導入し、そのガス中に含まれるダストお
    よび有害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えるこ
    とを特徴とする廃棄物の処理方法。
  56. 【請求項56】 有機系固体材料を含む廃棄物から前記
    有機系固体材料を分離させる有機系固体材料分離工程
    と、この有機系固体材料分離工程で得られた有機系固体
    材料を微粉化する有機系固体材料微粉化工程と、空気、
    酸素富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記有機系
    固体材料微粉化工程で得られた有機系微粉固体材料とを
    導入し、この有機系微粉固体材料中に含まれる可燃成分
    と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前
    記有機系微粉固体材料中の高位炭化水素を低位炭化水
    素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させ
    る改質工程と、この改質工程で得られた高温のガスを冷
    却するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られたガ
    スを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有害成
    分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特徴と
    する廃棄物の処理方法。
  57. 【請求項57】 有機系流体が含浸した有機系固体材料
    を含む廃棄物から前記有機系固体材料を分離させる含浸
    有機系固体材料分離工程と、この含浸有機系固体材料分
    離工程で得られた有機系固体材料を微粉化する含浸有機
    系固体材料微粉化工程と、その微粒化の際に前記有機系
    固体材料から排出される有機系流体を回収する有機系流
    体回収工程と、空気、酸素富化空気または酸素を含む酸
    化剤ガスと前記含浸有機系固体材料微粉化工程で得られ
    た有機系微粉固体材料と前記有機系流体回集工程で得ら
    れた有機系流体とを導入し、これら有機系微粉固体材料
    および有機系流体中に含まれる可燃成分と前記酸化剤ガ
    ス中の酸素との間で反応を起こさせ、前記有機系微粉固
    体材料および前記有機系流体中の高位炭化水素を低位炭
    化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換
    させる改質工程と、この改質工程で得られた高温のガス
    を冷却するガス冷却工程と、このガス冷却工程で得られ
    たガスを導入し、そのガス中に含まれるダストおよび有
    害成分を浄化処理するガス浄化工程とを備えることを特
    徴とする廃棄物の処理方法。
  58. 【請求項58】 請求項54から57までに記載の工程
    を、2以上選択的に組合わせ、順次に、または複合的に
    行なうことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  59. 【請求項59】 請求項54から58までのいずれかに
    記載の改質工程を、請求項1から53までのいずれかに
    記載のガス改質工程とすることを特徴とする廃棄物の処
    理方法。
  60. 【請求項60】 請求項54から59までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理方法において、前記廃棄物は、冷凍
    サイクル装置もしくは機器、揮発性流体取扱い機器、油
    性機器またはそれらを一部に含む固定設置物または移動
    物の廃棄物であることを特徴とする廃棄物の処理方法。
  61. 【請求項61】 請求項60記載の廃棄物の処理方法に
    おいて、前記有機系流体は、フロン系または非フロン系
    の液またはガス、もしくは油性材料であることを特徴と
    する廃棄物の処理方法。
  62. 【請求項62】 請求項60記載の廃棄物の処理方法に
    おいて、前記有機系固体材料は、断熱材、流路構成材ま
    たは遮蔽材としての樹脂材料であることを特徴とする廃
    棄物の処理方法。
  63. 【請求項63】 請求項1から62までのいずれかに記
    載の廃棄物の処理方法において、前記廃棄物は、フロン
    含有発泡プラスチックを含む廃棄物であることを特徴と
    する廃棄物の処理方法。
  64. 【請求項64】 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、こ
    の廃棄物搬入系から前記廃棄物を受入れ、燃料と空気と
    の燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気
    遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度
    以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を熱分解ガスと
    固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装
    置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、こ
    の分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に
    処理する複数のガス処理用装置とを備え、前記ガス処理
    用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気または酸
    素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた熱分解
    ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可燃成分
    と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさせ、前
    記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭化水素、一酸化
    炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガス改質
    装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記改質装
    置で改質された高温のガスを急冷するガス冷却装置と、
    このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却装置で
    急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれるダス
    トおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置とを有す
    ることを特徴とする廃棄物の処理装置。
  65. 【請求項65】 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、こ
    の廃棄物搬入系に設けられ、受入れた前記廃棄物を導入
    してその破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれら
    の2種以上の処理を行なう前処理装置と、この前処理装
    置に接続され、処理された廃棄物を受入れて、燃料と空
    気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする
    空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解
    温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を熱分解ガ
    スと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分
    解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系
    と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを
    順次に処理する複数のガス処理用装置とを備え、前記ガ
    ス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空気ま
    たは酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得られた
    熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれる可
    燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起こさ
    せ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭化水素、
    一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させるガ
    ス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、前記
    改質装置で改質された高温のガスを急冷するガス冷却装
    置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス冷却
    装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含まれ
    るダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装置と
    を有することを特徴とする廃棄物の処理装置。
  66. 【請求項66】 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、こ
    の廃棄物搬入系から前記廃棄物を受入れ、燃料と空気と
    の燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする空気
    遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解温度
    以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を熱分解ガスと
    固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分解装
    置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系と、こ
    の分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを順次に
    処理する複数のガス処理用装置と、前記熱分解装置で発
    生した固体状の残さを処理する残さ処理系とを備え、前
    記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素富化空
    気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置で得ら
    れた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に含まれ
    る可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反応を起
    こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位炭化水
    素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変換させ
    るガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配され、
    前記改質装置で改質された高温のガスを急冷するガス冷
    却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前記ガス
    冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス中に含
    まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス浄化装
    置とを有する一方、前記残さ処理系として少なくとも、
    前記熱分解装置で得られた固体状残さを導入して無機質
    成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させる溶融
    ガス化装置を有することを特徴とする廃棄物の処理装
    置。
  67. 【請求項67】 廃棄物を搬入する廃棄物搬入系と、こ
    の廃棄物搬入系に設けられ、受入れた前記廃棄物を導入
    してその破砕、粉砕、分別もしくは乾燥、またはこれら
    の2種以上の処理を行なう前処理装置と、この前処理装
    置に接続され、処理された廃棄物を受入れて、燃料と空
    気との燃焼により得られる高温の燃焼ガスを熱源とする
    空気遮断状態下で前記廃棄物に含まれる有機物の熱分解
    温度以上の間接加熱を行なわせ、前記廃棄物を熱分解ガ
    スと固体状の残さとに分解する熱分解装置と、この熱分
    解装置で発生した熱分解ガスを取出す分解ガス配管系
    と、この分解ガス配管系に連結され、前記熱分解ガスを
    順次に処理する複数のガス処理用装置と、前記熱分解装
    置で発生した固体状の残さを処理する残さ処理系とを備
    え、前記ガス処理用装置として少なくとも、空気、酸素
    富化空気または酸素を含む酸化剤ガスと前記熱分解装置
    で得られた熱分解ガスとを導入し、前記熱分解ガス中に
    含まれる可燃成分と前記酸化剤ガス中の酸素との間で反
    応を起こさせ、前記熱分解ガス中の高位炭化水素を低位
    炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気に変
    換させるガス改質装置と、このガス改質装置の後段に配
    され、前記改質装置で改質された高温のガスを急冷する
    ガス冷却装置と、このガス冷却装置の後段に配され、前
    記ガス冷却装置で急冷されたガスを導入して、そのガス
    中に含まれるダストおよび有害成分を浄化処理するガス
    浄化装置とを有する一方、前記残さ処理系として少なく
    とも、前記熱分解装置で得られた固体状残さを導入して
    無機質成分を溶融させるとともに炭素成分をガス化させ
    る溶融ガス化装置を有することを特徴とする廃棄物の処
    理装置。
  68. 【請求項68】 請求項64から67までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記分解ガス配管系
    に連結されるガス処理用装置として、さらに前記ガス浄
    化装置で浄化されたガスの圧力調整を行なう圧力調整手
    段を有し、この圧力調整手段には圧力調整後の浄化ガス
    を系内または系外に燃料ガスまたは非燃ガス材料として
    供給する浄化ガス供給配管を接続したことを特徴とする
    廃棄物の処理装置。
  69. 【請求項69】 請求項64から68までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記熱分解装置は、
    前記廃棄物の熱分解温度を400〜650℃に設定した
    ものであることを特徴とする廃棄物の処理装置。
  70. 【請求項70】 請求項64から69までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記熱分解装置に、
    加熱に供した燃焼ガスを機器および配管の少なくともい
    ずれかに加熱用ガスとして供給する燃焼ガス供給配管を
    設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置。
  71. 【請求項71】 請求項70記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、燃焼ガス供給配管は、前記熱分解装置で加熱に
    供された燃焼ガスを前記廃棄物搬入系に乾燥用ガスとし
    て供給する配管であることを特徴とする廃棄物の処理装
    置。
  72. 【請求項72】 請求項70記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、燃焼ガス供給配管は、前記熱分解装置で加熱に
    供された燃焼ガスを機器にシール用ガスとして供給する
    配管であることを特徴とする廃棄物の処理装置。
  73. 【請求項73】 請求項64から72までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス改質装置
    は、燃料も付加的に導入して燃焼させる機構を有するこ
    とを特徴とする廃棄物の処理装置。
  74. 【請求項74】 請求項73記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、前記ガス改質装置に付加的に導入する燃料は、
    外部から導入した燃料および前記浄化装置で浄化された
    浄化ガスの少なくともいずれかであることを特徴とする
    廃棄物の処理装置。
  75. 【請求項75】 請求項64から74までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス改質装置の
    前段に、導入される前記酸化剤ガス、前記燃料および前
    記浄化ガスの少なくともいずれかを予熱する予熱部を備
    えたことを特徴とする廃棄物の処理装置。
  76. 【請求項76】 請求項64から75までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス改質装置
    は、導入した熱分解ガスの加熱温度を900〜1200
    ℃の範囲に設定するとともに、前記熱分解ガスの通過時
    間を2秒以上に設定したものであることを特徴とする廃
    棄物の処理装置。
  77. 【請求項77】 請求項64から76までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス冷却装置の
    前段に、導入される改質ガスの温度を900℃以下に予
    冷する予冷部を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装
    置。
  78. 【請求項78】 請求項64から77までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス冷却装置
    は、導入したガスの冷却温度を230〜160℃に設定
    するとともに、前記ガスの通過時間を数秒〜数十秒に設
    定したものであることを特徴とする廃棄物の処理装置。
  79. 【請求項79】 請求項64から78までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス冷却装置
    は、水噴霧による直接冷却装置および熱交換器による間
    接冷却冷却のいずれか、または両方を有するものである
    ことを特徴とする廃棄物の処理装置。
  80. 【請求項80】 請求項64から79までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス冷却装置
    は、高温水を発生させる高温水発生部および水蒸気を発
    生させる水蒸気発生部の少なくともいずれかを有するこ
    とを特徴とする廃棄物の処理装置。
  81. 【請求項81】 請求項64から80までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置
    は、フィルタによるダスト除去装置、水によるガス水洗
    装置、アルカリ溶液によるガス洗浄装置、固体状吸収材
    によるガス浄化装置、もしくは固体状吸着材によるガス
    浄化装置、またはこれらの2以上の浄化処理装置である
    ことを特徴とする廃棄物の処理装置。
  82. 【請求項82】 請求項81記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、前記ガス浄化装置に加え、コロナ放電によるガ
    ス浄化装置、光触媒によるガス浄化装置、紫外線による
    ガス浄化装置もしくはオゾンによるガス浄化装置、また
    はこれらの2以上の浄化処理装置を設けたことを特徴と
    する廃棄物の処理装置。
  83. 【請求項83】 請求項66から82までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置の
    後流側にガス圧縮装置を設けたことを特徴とする廃棄物
    の処理装置。
  84. 【請求項84】 請求項83記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、前記ガス圧縮装置の後流側に、ガス貯蔵装置を
    設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置。
  85. 【請求項85】 請求項64から84までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置の
    後段から浄化されたガスの少なくとも一部を前記熱分解
    装置の加熱用の燃料として導く還流配管を設けたことを
    特徴とする廃棄物の処理装置。
  86. 【請求項86】 請求項64から85までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置の
    後段から浄化されたガスの少なくとも一部を前記ガス改
    質装置における燃料として導く還流配管を設けたことを
    特徴とする廃棄物の処理装置。
  87. 【請求項87】 請求項64から86までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置の
    後段から浄化されたガスの少なくとも一部を前記ガス冷
    却装置に導入される改質ガスに温度低下用として混合さ
    せる還流配管を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装
    置。
  88. 【請求項88】 請求項64から87までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置の
    後段から浄化されたガスの少なくとも一部をそのガス浄
    化装置で使用するフィルタの逆洗用流体として導く還流
    配管を設けたことを特徴とする廃棄物の処理装置。
  89. 【請求項89】 請求項64から88までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置の
    後段に、浄化されたガスの少なくとも一部を燃料として
    運転されるガスエンジン、燃料電池、その他の燃焼装置
    を接続したことを特徴とする廃棄物の処理装置。
  90. 【請求項90】 請求項64から89までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス浄化装置の
    後段に、浄化されたガスの少なくとも一部を化学原料ま
    たは還元用ガスとして適用する装置を設けたことを特徴
    とする廃棄物の処理装置。
  91. 【請求項91】 請求項64から90までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記残さ処理系は、
    前記熱分解装置で得られた固体状残さを導入して冷却、
    破砕、粉砕、分別、金属分の除去、無機質成分の添加に
    よる成分調整またはこれらの2以上の組合せ処理を行な
    う固体状残さ処理装置を有することを特徴とする廃棄物
    の処理装置。
  92. 【請求項92】 請求項91記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、前記固体状残さ処理装置は、前記固体状残さの
    破砕および粉砕の少なくともいずれかを、機械力を用い
    て行なう手段を有することを特徴とする廃棄物の処理装
    置。
  93. 【請求項93】 請求項91記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、前記固体状残さ処理装置は、前記固体状残さの
    分別を、静電気を用いて行なう手段を有することを特徴
    とする廃棄物の処理装置。
  94. 【請求項94】 請求項91から93までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記固体状残さ処理
    装置は、前記溶融ガス化装置の前段に設けられているこ
    とを特徴とする廃棄物の処理装置。
  95. 【請求項95】 請求項66から94までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記溶融ガス化装置
    は、酸素、酸素富化空気または空気の少なくともいずれ
    かを含む酸化剤を導入する酸化剤導入部と、導入された
    酸化剤によって燃料を燃焼させることにより創出され、
    前記残さ導入処理装置で得られた固体を導入して固体中
    の無機質成分を溶融させて溶融物とする高温場とを備
    え、この高温場で前記固体中の炭素成分のガス化により
    低分子の炭素化合物含有ガスを得る構成としたことを特
    徴とする廃棄物の処理装置。
  96. 【請求項96】 請求項66から95までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記溶融ガス化装置
    は、導入される固体残さ溶融ガス化させる温度を120
    0〜1600℃の範囲に設定したものであることを特徴
    とする廃棄物の処理装置。
  97. 【請求項97】 請求項66から96までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記溶融ガス化装置
    で得られたガスを熱分解ガス浄化用の前記ガス浄化装置
    に供給する溶融ガス供給配管を設け、前記ガス浄化装置
    は、前記熱分解ガスと前記溶融ガス化装置で得られたガ
    スとを統合して、ダストまたは有害成分等を除去して浄
    化する複合ガス浄化装置としたことを特徴とする廃棄物
    の処理装置。
  98. 【請求項98】 請求項97記載の廃棄物の処理装置に
    おいて、前記溶融ガス供給配管に、前記溶融ガス化装置
    で得られたガスを前記複合ガス浄化装置の前段で冷却す
    る溶融ガス冷却装置を設けたことを特徴とする廃棄物の
    処理装置。
  99. 【請求項99】 請求項66から98までのいずれかに
    記載の廃棄物の処理装置において、前記溶融ガス化装置
    で得られた溶融物を水中に落下させて水砕スラグとする
    スラグ生成装置を設けたことを特徴とする廃棄物の処理
    装置。
  100. 【請求項100】 請求項92から99までのいずれか
    に記載の廃棄物の処理装置において、前記熱分解装置か
    ら排出される前記固体状残さを前記固体状残さ処理装置
    に導入する前に予め冷却する予冷部を設けたことを特徴
    とする廃棄物の処理装置。
  101. 【請求項101】 請求項66から100までのいずれ
    かに記載の廃棄物の処理装置において、前記溶融ガス化
    装置に、系外から搬入した焼却灰、乾燥汚泥および固体
    状吸着材の少なくともいずれかを導く導入部を設けたこ
    とを特徴とする廃棄物の処理装置。
  102. 【請求項102】 請求項64から101までのいずれ
    かに記載の廃棄物の処理装置において、前記ガス改質装
    置に、熱分解ガスに加えて、ガス状または微粒子状の廃
    棄物を導入する導入部を設けたことを特徴とする廃棄物
    の処理装置。
  103. 【請求項103】 請求項64から102までのいずれ
    かに記載の廃棄物の処理装置において、前記固体状吸着
    材は、活性炭から成る素材のものであることを特徴とす
    る廃棄物の処理装置。
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