JP2000202445A - フッ化物イオンを含む半導体製造工程回収水の処理方法 - Google Patents
フッ化物イオンを含む半導体製造工程回収水の処理方法Info
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Abstract
を再利用するに当り、超純水製造装置のRO膜装置にお
けるフッ化カルシウムスケールの生成を確実に防止し
て、処理水量、処理効率の向上と処理の安定化を図る。 【解決手段】 フッ化物イオンを含む半導体製造工程回
収水に、ヘキサメタリン酸ナトリウム、トリポリリン酸
ナトリウム又はホスホン酸系化合物を添加した後、逆浸
透膜分離処理する。
Description
む半導体製造工程回収水の処理方法に係り、特に、フッ
化物イオンを含む半導体製造工程回収水を再利用するに
当り、超純水製造装置の逆浸透(RO)膜装置における
フッ化カルシウムスケールの生成を防止して、処理水
量、処理効率の向上及び処理の安定化を図る方法に関す
る。
るために、各種排水を分別して回収し、超純水製造装置
で処理して超純水として再利用することが行われてい
る。
てフッ酸を使用しているため、半導体製造工程回収水に
は微量ではあるがフッ化物イオンが存在する。このフッ
化物イオンは、カルシウムシオンと結合して容易にフッ
化カルシウムを生成する。生成したフッ化カルシウム
は、スケールとして系内に付着するが、このフッ化カル
シウムスケールは容易に除去することはできず、削り取
るなどの物理的処理を行うか、或いは高濃度のEDTA
(エチレンジアミンテトラ酢酸)で長時間処理するなど
の処理が必要となる。
純水製造装置に用いられるRO膜装置では、給水が5〜
10倍に濃縮されるため、給水中のフッ化物イオンやカ
ルシウムイオンが極微量であっても膜面にフッ化カルシ
ウムスケールが析出し、RO膜が目詰まりすることか
ら、安定処理ができないという問題があった。
ムスケールの析出を防止するために、RO膜装置の前段
に軟化装置を設け、回収水中のカルシウムイオンを予め
除去することが行われている。
置におけるカルシウムイオンの除去性能は必ずしも十分
であるとは言えず、微量のカルシウムイオンのリークが
あり、また、運転不良によってもカルシウムイオンがリ
ークする事故が発生する恐れもあった。
おけるフッ化カルシウムスケールの析出を防止し得ず、
経時による差圧の上昇で処理水量、処理効率が低下する
場合が多かった。
浄等により膜性能を回復させることが考えられるが、R
O膜は有機材質よりなり、過酷な洗浄を行うことができ
ず、フッ化カルシウムスケールの析出で目詰りを生じた
場合には、RO膜を交換する必要があった。
ッ化物イオンを含む半導体製造工程回収水については、
多くの場合、超純水製造装置で処理して再利用すること
なく、排水処理を実施して放流しているのが実情であ
る。
化物イオンを含む半導体製造工程回収水を再利用するに
当り、超純水製造装置のRO膜装置におけるフッ化カル
シウムスケールの生成を確実に防止して、処理水量、処
理効率の向上と処理の安定化を図るフッ化物イオンを含
む半導体製造工程回収水の処理方法を提供することを目
的とする。
を含む半導体製造工程回収水の処理方法は、フッ化物イ
オンを含む半導体製造工程回収水に、ヘキサメタリン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム及びホスホン酸
系化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上の薬
剤を添加した後、逆浸透膜分離処理することを特徴とす
る。
にヘキサメタリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリ
ウム又はホスホン酸系化合物を添加することにより、こ
れらの少量添加でRO膜装置におけるフッ化カルシウム
スケールの生成を効果的に防止することができる。
上記のリン酸系分散剤の他に、ポリアクリル酸ナトリウ
ム等があるが、ポリアクリル酸ナトリウム等の他の分散
剤では低濃度(10ppm以下)添加でのスケール防止
効果が悪いため、本発明では上記特定のリン酸系分散剤
を用いる。
製造工程回収水に、ヘキサメタリン酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸ナトリウム及びホスホン酸系化合物よりなる
群から選ばれる1種又は2種以上のスケール分散剤を添
加した後、RO膜分離処理する。
ノトリメチルホスホン酸(N(CH2PO3H2)3)や1
−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(CH
3COH(PO3H2)2)が挙げられる。
給水に連続的に添加しても間欠的に添加しても良いが、
その添加量が、過度に多いと薬剤コストが高騰すると共
に水質の低下を引き起こすことから、10ppm以下、
特に1〜5ppmとするのが好ましい。
り具体的に説明する。
製造工程回収水(濃厚系回収水)について、採水日A,
B,Cで行った水質分析結果は下記表1に示す通りであ
る。
イオン濃度とフッ化カルシウム(CaF2)スケールの
析出領域との関係は図3に示す通りであり、濃厚系回収
水がスケール析出条件にあることが明らかである。
回収水を、図1に示す如く、活性炭塔1、軟化塔2、保
安フィルター3に順次通水した後、RO膜装置4で濃縮
倍率5倍で処理し、RO膜装置4の透過水をリンス系回
収原水槽へ送る処理装置において、保安フィルター3の
入口部に分散剤として表2に示すものをそれぞれ5pp
m注入し(ただし、比較例1では分散剤注入せず)、R
O膜装置4の差圧の経時変化を調べ、結果を図2に示し
た。
分散剤としてポリアクリル酸ナトリウムを注入した比較
例2では、約5〜6ヶ月の運転で差圧が3kg/cm2
に上昇しているのに対し、本発明に係るリン酸系スケー
ル分散剤を注入した実施例1〜3では、1年間の運転後
も差圧の上昇は認められず、本発明に係るリン酸系スケ
ール分散剤がRO膜装置におけるスケール析出及びそれ
による差圧上昇の防止に顕著な効果があることがわか
る。
オンを含む半導体製造工程回収水の処理方法によれば、
フッ化物イオンを含む半導体製造工程回収水を再利用す
るに当り、超純水製造装置のRO膜装置におけるフッ化
カルシウムスケールの生成を確実に防止して、処理水
量、処理効率の向上と処理の安定化を図ることができ
る。
ンを含む半導体製造工程回収水を再利用することがで
き、水の再利用率を高めることができる。
ラフである。
とフッ化カルシウムスケールの析出領域との関係を示す
グラフである。
2)
てフッ酸を使用しているため、半導体製造工程回収水に
は微量ではあるがフッ化物イオンが存在する。このフッ
化物イオンは、カルシウムイオンと結合して容易にフッ
化カルシウムを生成する。生成したフッ化カルシウム
は、スケールとして系内に付着するが、このフッ化カル
シウムスケールは容易に除去することはできず、削り取
るなどの物理的処理を行うか、或いは高濃度のEDTA
(エチレンジアミンテトラ酢酸)で長時間処理するなど
の処理が必要となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 フッ化物イオンを含む半導体製造工程回
収水に、ヘキサメタリン酸ナトリウム、トリポリリン酸
ナトリウム及びホスホン酸系化合物よりなる群から選ば
れる1種又は2種以上の薬剤を添加した後、逆浸透膜分
離処理することを特徴とするフッ化物イオンを含む半導
体製造工程回収水の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006666A JP2000202445A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | フッ化物イオンを含む半導体製造工程回収水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006666A JP2000202445A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | フッ化物イオンを含む半導体製造工程回収水の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000202445A true JP2000202445A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11644711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11006666A Pending JP2000202445A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | フッ化物イオンを含む半導体製造工程回収水の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000202445A (ja) |
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-
1999
- 1999-01-13 JP JP11006666A patent/JP2000202445A/ja active Pending
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