JP2000202500A - 有機汚泥の脱水処理方法 - Google Patents

有機汚泥の脱水処理方法

Info

Publication number
JP2000202500A
JP2000202500A JP11010633A JP1063399A JP2000202500A JP 2000202500 A JP2000202500 A JP 2000202500A JP 11010633 A JP11010633 A JP 11010633A JP 1063399 A JP1063399 A JP 1063399A JP 2000202500 A JP2000202500 A JP 2000202500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer flocculant
organic sludge
anionic polymer
weight
dehydration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11010633A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Mori
嘉男 森
Shigeo Kiuchi
茂夫 木内
Yasushi Inagaki
靖史 稲垣
Kenji Ito
賢司 伊藤
Katsuhide Azuma
勝秀 東
Takashi Tomizawa
孝 富澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Toagosei Co Ltd
Sony Corp
Original Assignee
Lion Corp
Toagosei Co Ltd
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp, Toagosei Co Ltd, Sony Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP11010633A priority Critical patent/JP2000202500A/ja
Publication of JP2000202500A publication Critical patent/JP2000202500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機汚泥凝集物の含水率を低下させることが
できる有機汚泥の脱水処理方法を提供する。 【解決手段】 有機汚泥にスルホン基を有するスチレン
系ポリマーからなるアニオン性高分子凝集剤を添加した
後、カチオン性高分子凝集剤を添加する脱水処理方法、
および当該脱水処理方法において、イオン当量が2.5m
eq/g以上のカチオン性高分子凝集剤を用いる脱水処理方
法、さらには、当該脱水処理方法において、0.2規定
Na2SO4水溶液での1重量%濃度の25℃における粘
度が10〜500mPa・sであるアニオン性高分子凝集剤
を用いる脱水処理方法、および当該脱水処理方法におい
てカチオン性高分子凝集剤をアニオン性高分子凝集剤の
使用量と同量以上を用いる脱水処理方法により有機汚泥
を凝集脱水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子凝集剤を用
いた有機汚泥の脱水処理方法に関し、更に詳しくは、所
定のアニオン性高分子凝集剤を先に添加した後、カチオ
ン性高分子凝集剤を添加することにより、有機汚泥を凝
集させ、これにより得られた凝集物を脱水することを特
徴とする有機汚泥の脱水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】廃水浄化の方法として、従来より、廃液
中の懸濁物質を凝集させて沈降させた後、微生物処理、
吸着処理あるいは逆浸透処理等の方法を適宜組み合わせ
ることにより浄化する方法が行われている。即ち、凝集
処理は、各種処理工程を行う前処理工程として重要な意
義を有する。このように廃水中の懸濁物質を凝集させる
ために、廃水中に添加される物質が凝集剤であり、無機
系凝集剤の他、非イオン性、カチオン性、アニオン性の
有機高分子凝集剤等が用いられている。例えば、特開平
2−298400号公報には、カチオン性高分子凝集剤
とポリスチレン系スルホン酸塩とを有効成分として組み
合わせてなる汚泥脱水剤が記載されている。また、特開
平10−101730号公報には、重量平均分子量が1
5〜60万のスルホン化されたスチレン系ポリマーを主
体とする高分子凝集剤が記載されている。
【0003】有機汚泥中の懸濁物質が上記凝集剤によっ
て凝集沈降することにより、有機汚泥の凝集物が生成す
る。このような凝集物は、遠心脱水法やロール脱水法の
ような脱水処理された後に焼却処分される。従って、例
え脱水処理工程を経るといえども、生成した有機汚泥凝
集物の含水率が高いと、脱水処理すべき量が増えるばか
りでなく、その後の焼却処理等が煩わしいものとなるの
で望ましくない。従って、凝集剤によって懸濁物質を凝
集沈殿させた後、生成した有機汚泥凝集物のろ過脱水処
理工程で、生成する有機汚泥凝集物の含水率をいかに低
下させるかが大きな問題として存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、高分子凝集剤を用いて、有機
汚泥凝集物中の含水率を低下させることができる有機汚
泥の脱水処理方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するべく鋭意検討した結果、(1)アニオン性高
分子凝集剤を添加した後にカチオン性高分子凝集剤を添
加すること、(2)アニオン性高分子凝集剤としてスル
ホ酸基および/またはスルホン酸塩基を有するスチレン
系ポリマーを用いること、更には、アニオン性高分子凝
集剤とカチオン性高分子凝集剤として特定のものを用い
ること、カチオン性高分子凝集剤の使用量をアニオン性
高分子凝集剤の使用重量と同等以上とすることにより、
有機汚泥凝集物の含水率を大きく低下させることが出来
ることを見い出して本発明を完成したのである。
【0006】すなわち、本発明は有機汚泥にスルホン酸
基および/またはスルホン酸塩基を有するスチレン系ポ
リマーからなるアニオン性高分子凝集剤を添加した後、
カチオン性高分子凝集剤を添加して凝集脱水することを
特徴とする有機汚泥の脱水処理方法に関するものであ
り、また当該脱水処理方法において、イオン当量が2.
5meq/g以上のカチオン性高分子凝集剤を用いることを
特徴とする有機汚泥の脱水処理方法、さらには、当該脱
水処理方法において、0.2規定Na2SO4水溶液(1.
42重量%濃度相当)での1重量%濃度の25℃におけ
る粘度が10〜500mPa・sであるアニオン性高分子凝
集剤を用いることを特徴とする有機汚泥の脱水処理方
法、およびカチオン性高分子凝集剤の使用量をアニオン
性高分子凝集剤の使用重量と同等以上とすることを特徴
とする有機汚泥の脱水処理方法に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の有機汚泥の脱水処
理方法について詳細に説明する。 (1)高分子凝集剤 アニオン性高分子凝集剤 本発明に用いられるアニオン性高分子凝集剤はスルホン
酸基および/またはスルホン酸塩基(以下両者を併せて
スルホン基という)を有するスチレン系ポリマーからな
るものである。スルホン基は一般的にはスチレンのベン
ゼン環に存在し、またその様なものが本発明に好まし
い。さらに、本発明においては、スルホン酸基がアルカ
リにより中和されたスルホン酸塩基が好ましいものであ
る。スルホン酸基を中和するアルカリとしては、ナトリ
ウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、アンモニア、低
級アルキルアミン、低級アルカノールアミン、テトラア
ルキル4級アンモニウム等があげられる。これらは単独
でも併用しても使用することが可能なものである。スル
ホン基を有するスチレン系ポリマーは、スチレンスルホ
ン酸またはその塩の単独重合、あるいはそれらと共重合
可能なブタジエン、アクリロニトリル、アクリル酸、メ
タクリル酸およびそれらのエステルを共重合させたも
の、ポリスチレン又はスチレンと他のモノマーとを共重
合させて得られたポリマーをスルホン化したもの等があ
げられるが、本発明にとり好ましいものはスチレン系ポ
リマーをスルホン化したものである。スチレン系ポリマ
ーのスルホン化方法は、特開平10−101730号公
報等で公知であり、無水硫酸、無水硫酸/ルイス塩基錯
体、発煙硫酸等の通常のスルホン化剤を用いて、スチレ
ン系ポリマーをスルホン化することができ、特に好まし
い方法は無水硫酸または無水硫酸/ルイス塩基錯体を用
いる方法である。スルホン化に用いられるスチレン系ポ
リマーとしては、ポリスチレン(単独重合体)およびス
チレンと他のモノマーとの共重合体があげられる。ま
た、スチレン系ポリマーはそのままで或いは各種樹脂と
複合されて各種容器、緩衝材、断熱材等に広く利用され
ているが、それらの用途に用いられた後の廃棄物をスル
ホン化したものも本発明に用いられ、廃棄物の処理、資
源の再利用の面で好ましいものである。スルホン化スチ
レン系ポリマーとしては、スルホン基の一部が脱硫酸反
応したものが好ましい。脱硫酸の割合としては、[(スル
ホン化ポリマーの理論イオン当量値−脱硫酸後のイオン
当量測定値)/スルホン化ポリマーの理論イオン当量値]
で算出されるイオン当量値の減少割合で推測され、その
値が5〜70%であるのが好ましく、10〜40%がさ
らに好ましく、特に好ましくは15〜38%である。脱
硫酸割合が5%未満では、親水性を示すスルホン基の割
合が多くなり、有機汚泥を十分に疎水化することができ
ず、有機汚泥の含水率が大きくなるため好ましくなく、
一方、50%を超えると、汚泥中に溶解しにくくなるた
め好ましくない。尚、スルホン化ポリマーの理論イオン
当量値は、スチレン系ポリマーに存在する芳香環1個に
スルホン基が1個付加されるものとして計算したもので
ある。この様なスルホン化スチレン系ポリマーは、脱硫
酸反応により架橋構造を形成しているものと判断され、
スチレンスルホン酸系重合体に、同様な効果を付与する
ためには、ジビニルベンゼン等の架橋成分を少量導入す
ることでその構造を変化させる必要がある。スルホン化
スチレン系ポリマーの脱硫酸反応は、スルホン化剤を用
いた反応条件により容易に制御することができる。
【0008】アニオン性高分子凝集剤は、塩化ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム、硝酸ナトリウム等の中性塩を0.
01〜5規定量添加した水溶液での1重量%濃度の25
℃における粘度が、10〜2,000mPa・s、より具体
的には、中性塩を0.2規定添加した水溶液での1重量
%濃度の25℃における粘度が10〜500mPa・s、も
しくは中性塩を1規定添加した水溶液での1重量%濃度
の25℃における粘度が10〜300mPa・sであるもの
が好ましい。また、凝集剤の性能の指標として良く用い
られる0.5重量%塩粘度(4重量%NaCl水溶液中の
0.5重量%濃度の25℃における粘度)では1〜30m
Pa・sのものが好ましく、より好ましくは2〜20mPa・
sのものであり、特に好ましくは2〜12mPa・sのもの
である。この粘度は、アニオン性高分子凝集剤の分子量
や架橋の程度と相関するものであり、これが先の粘度で
10mPa・s未満では親水性を示すスルホン基の割合が多
くなり、有機汚泥を十分に疎水化することができず、有
機汚泥の凝集効果が低下し、含水率が大きくなるため好
ましくなく、一方、2,000mPa・sを超えると、汚泥
中に溶解しにくくなるため好ましくない。更に、スルホ
ン基は親水性であることから、イオン当量が大きいと高
分子中に水分を保持しやすく、生成する有機汚泥の含水
率が増加するので、本発明で用いられるアニオン性高分
子凝集剤のイオン当量は小さい方が好ましく、5meq/g
以下が好ましく、より好ましく3.0〜4.5meq/g、特
に好ましいものは3.5〜4.5meq/gのものである。
【0009】本発明に用いられるカチオン性高分子凝集
剤は、例えば、ポリ−N,N−ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレートの四級化物、 N,N−ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレートの四級化物と
アクリルアミドとの共重合体等が挙げられる。これら
は、1種又は2種以上を使用することができる。共重合
体とする場合、N,N−ジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレートの四級化物のカチオン性付与モノマー
等の割合は60〜99重量%が好ましく、より好ましく
は70〜99重量%、特に好ましくは80〜99重量%
である。
【0010】カチオン性高分子凝集剤のイオン当量とし
ては2.5meq/g 以上であることが好ましい。カチオン
性高分子凝集剤は負に荷電している懸濁物質及びアニオ
ン性高分子凝集剤を電気的に中和して、強固なフロック
を形成して、脱水性能を挙げるために、よりカチオン性
が高いものが好ましい。また、イオン当量があまりに高
カチオン性であると、有機汚泥の含水率を小さくするこ
とができるが、ろ過量が小さくなるので、脱水処理効率
が悪くなるという問題点がある。従って、イオン当量の
上限として好ましくは5.5meq/g、更に好ましくは4.
9meq/gである。したがって、カチオン性高分子凝集剤
のカチオン当量は2.5〜5.5meq/gが好ましく、より
好ましく4.0〜4.9meq/g、特に好ましいものは4.5
〜4.9meq/gであるものとすることができる。
【0011】各高分子凝集剤の添加量は、汚泥中の懸濁
物濃度により異なるが、一般的には汚泥に対して0.0
1〜5重量%(対懸濁物)添加され、併用する高分子凝
集剤の併用割合は、その合計量を100重量%とした場
合、アニオン性高分子凝集剤が0.1〜50重量%であ
るのが好ましく、より好ましくは5〜40重量%、特に
好ましくは5〜30重量%であり、したがってカチオン
性高分子凝集剤は50〜99.9重量%であるのが好ま
しく、より好ましくは60〜95重量%、特に好ましく
は70〜95重量%とすることであり、アニオン性高分
子凝集剤の使用量と同等以上使用するのが好ましい。ア
ニオン性高分子凝集剤が0.1重量%未満では、アニオ
ン性高分子凝集剤を添加した効果が明瞭でなくなるので
好ましくなく、50重量%を超えると、脱水性能が悪く
なる。
【0012】本発明によれば、実施例で示す測定方法に
よる含水率を80%以下とすることができる。特に、ア
ニオン性高分子凝集剤がポリスチレンをスルホン化させ
たものであり、且つそのアニオン当量が5meq/g以下
で、カチオン性高分子凝集剤のイオン当量が3〜5.5m
eq/g(特に4.5〜4.9meq/g)であり、且つ脱硫酸割
合が5〜70%(特に10〜40%)の場合は、含水率
を79%以下(特に78.5%以下)で且つろ過量を7
0ml/10s以上(特に70〜75ml/10s)とするこ
とができる。
【0013】
【作用】本発明の有機汚泥の脱水処理方法では、上記ア
ニオン性高分子凝集剤を廃水中に添加した後に、上記カ
チオン性高分子凝集剤を添加する。廃水中の懸濁物質は
通常は負に帯電しており、従来は、これに対してカチオ
ン性高分子凝集剤を添加することにより、電気的に中和
して凝集によりフロックを形成し、これを沈降させてい
た。そして、さらにアニオン性高分子凝集剤を添加する
ことにより、フロック同士を凝集させて大きなフロック
を形成させることにより、沈降速度を上げて、廃水処理
効率を向上を図っていた。しかし、あまりに大きなフロ
ックが形成されると、沈降速度は大きくなる一方で、フ
ロック内に水分が保持される結果、生成する有機汚泥の
含水率が上がってしまうものであった。これに対し、本
発明では、アニオン性高分子凝集剤を先に添加した後
に、カチオン性高分子凝集剤を添加することにより、し
かも、アニオン性高分子凝集剤が、被処理水に含まれる
電解質共存系でも、その水溶液粘度が高粘度であるため
凝集性能を低下させることがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の有機汚泥の脱水処理方法につ
いて、実施例及び比較例を挙げてより具体的に説明す
る。 実施例1〜5、比較例1〜4 (1)高分子凝集剤 アニオン性高分子凝集剤 アニオン性高分子凝集剤として、以下のものを用いた。 PS−1:発泡スチロール廃材(ポリスチレン分子量2
0万)をスルホン化しナトリウム塩としたもので次の特
性を有する。 粘度(0.2規定Na2SO4水溶液、1wt%濃度、25℃)195mPa・s 粘度(1.0規定Na2SO4水溶液、1wt%濃度、25℃) 89mPa・s 0.5重量%塩粘度(4重量%NaCl水溶液、0.5wt%濃度、25℃) 5.0mPa・s ベンゼン環へのスルホン基導入率 100% イオン当量 3.5meq/g 脱硫酸割合 35% (全てのベンゼン環へスルホン基が1個導入されたものとの比較値である)。 PS−2:発泡スチロール廃材(ポリスチレン分子量2
0万)をスルホン化しナトリウム塩としたもので次の特
性を有する。 粘度(0.2規定Na2SO4水溶液、1wt%濃度、25℃)350mPa・s 粘度(1.0規定Na2SO4水溶液、1wt%濃度、25℃)200mPa・s 0.5重量%塩粘度(4重量%NaCl水溶液、0.5wt%濃度、25℃) 9.0mPa・s ベンゼン環へのスルホン基導入率 100% イオン当量 4.3meq/g 脱硫酸割合 20% (全てのベンゼン環へスルホン基が1個導入されたものとの比較値である)。 PS−3:テレビのハウジング廃材(ハイインパクトポ
リスチレン、分子量20万、ポリブタジエン含有量5モル
%)をスルホン化しナトリウム塩としたもので次の特性
を有する。 粘度(0.2規定Na2SO4水溶液、1wt%濃度、25℃) 52mPa・s 粘度(1.0規定Na2SO4水溶液、1wt%濃度、25℃) 27mPa・s 0.5重量%塩粘度(4重量%NaCl水溶液、0.5wt%濃度、25℃) 4.0mPa・s ベンゼン環へのスルホン基導入率 100% イオン当量 3.5meq/g 脱硫酸割合 33% (全てのベンゼン環へスルホン基が1個導入されたものとの比較値である)。 A−205:ポリアクリル酸ナトリウムを主成分とする
アニオン性ポリマー(東亜合成株式会社製)でイオン当
量4.0meq/gのもの(比較用)。
【0015】カチオン性高分子凝集剤 カチオン性高分子凝集剤として、以下のものを使用し
た。 C−1;ジメチルアミノエチルアクリレートのメチルクロライドによる四級化 物/アクリルアミド=80/20[mol%] 粘度(4重量%NaCl水溶液、0.5wt%濃度、25℃) 60mPa・s イオン当量 4.7meq/g C−2;ジメチルアミノエチルアクリレートのメチルクロライドによる四級化 物/アクリルアミド=10/90[mol%] 粘度(4重量%NaCl水溶液、0.5wt%濃度、25℃) 80mPa・s イオン当量 1.4meq/g C−3;ジメチルアミノエチルアクリレートのメチルクロライドによる四級化 物/アクリルアミド=99/1[mol%] 粘度(4重量%NaCl水溶液、0.5wt%濃度、25℃) 50mPa・s イオン当量 5.1meq/g
【0016】(2)脱水処理およびろ過試験 凝集評価用の有機汚泥を200ccビーカーに100ml採
取する。その後、アニオン性高分子凝集剤を表1に示す
添加量の割合で添加する。尚、表1中の数字は汚泥水に
対するアニオン性高分子凝集剤の固形分添加量(ppm)
である。添加後、攪拌機を使用して1000rpmで10
秒間攪拌混合する。次いで、カチオン性高分子凝集剤を
表1に示す添加量(ppm)の割合で添加し、攪拌機を使
用して1000rpmで30秒間攪拌混合して、フロック
を生成させる(実施例1〜5、比較例1)。その後、重
力脱水を行い、ろ過速度を測定する。次いで、この重力
脱水後の脱水ケーキを卓上遠心沈降管に投入し、200
0rpmで10分間、遠心脱水させる。遠心脱水終了後、
脱水ケーキの含水率を測定する。尚、比較例2〜4で
は、カチオン性高分子凝集剤を先に添加し、その後にア
ニオン性高分子凝集剤を添加して、同様に処理した。こ
れらの試験結果を以下の表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】(3)実施例の効果 同じアニオン性高分子凝集剤及びカチオン性高分子凝集
剤を同量用いて、廃液への添加順序を逆にした比較例2
〜4と実施例1〜3とを比較すると、含水率及びろ過量
は、いずれもアニオン性高分子凝集剤を先に添加した実
施例1〜3の方が著しく優れた値を示していることが分
かる。即ち、実施例1と比較例2との含水率の差が2.
0%、実施例2と比較例3との含水率の差が3.6%、
実施例3と比較例4との含水率の差が2.6%といずれ
も大きく異なる。
【0019】実施例1〜5と同じ添加順序でも、アニオ
ン性高分子凝集剤として、スルホン化ポリスチレン系ポ
リマーよりも親水性の高いアクリル酸ナトリウムを用い
た比較例1は、含水率(81.5重量%)及びろ過量
(51ml/10s)ともに大きく低下していることが判
る。これは、親水性基を多く含むことにより、有機汚泥
を十分に疎水化することができなかったことが原因と推
察される。
【0020】また、カチオン性高分子凝集剤のイオン当
量が、ろ過量及び含水率に与える影響について試験した
結果によれば、低カチオン性高分子凝集剤を用いた実施
例5(イオン当量:1.4meq/g)では脱水ケーキの含水
率が80%とやや悪く、ろ過量も61ml/10sとやや
悪い。一方、高カチオン性高分子凝集剤を用いた実施例
4(イオン当量:5.1meq/g)では、脱水ケーキの含水
率は実施例1〜3と同様に78.5%と大変優れてい
る。尚、ろ過量は56ml/10sとやや悪い。一方、カ
チオン当量が4.7meq/gと適度な場合(実施例1
〜3)では、脱水ケーキの含水率も77.4〜78.2重
量%と著しく小さく、しかもろ過量も70〜74ml/1
0sと大変大きく、両者のバランス性能に著しく優れ
る。以上より、本実施例の処理方法は、特に、遠心脱水
機使用の脱水方法に適切な方法であることが判る。尚、
本発明においては、上記具体的実施例に示すものに限ら
れず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更し
た実施例とすることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の有機汚泥の脱水処理方法によれ
ば、すなわち、従来の添加方法とは逆に、スルホン基を
有するスチレン系ポリマーからなるアニオン性高分子凝
集剤を先に添加した後、同量以上のカチオン性高分子凝
集剤を添加することにより有機汚泥の脱水ケーキの含水
率を低下させることができる。特に、イオン当量が3.
0meq/g以上のカチオン性高分子凝集剤を用い、0.2規
定Na2SO4水溶液での1重量%濃度の25℃における
粘度が10〜500mPa・sであるアニオン性高分子凝集
剤を用いた発明においては、脱水ケーキの含水率のみな
らず、ろ過性能のも優れ、著しく性能バランスに優れ
る。従って、有機汚泥の脱水処理工程を効率的に行うこ
とができると共に、脱水後の有機汚泥の処理も容易に行
うことができる。本発明の処理方法は、特に、遠心脱水
機使用の脱水方法に好適なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 嘉男 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内 (72)発明者 木内 茂夫 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 稲垣 靖史 東京都品川区北品川六丁目7番36号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 伊藤 賢司 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内 (72)発明者 東 勝秀 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内 (72)発明者 富澤 孝 香川県坂出市昭和町二丁目4番1号 東亞 合成株式会社坂出工場内 Fターム(参考) 4D015 BA09 BA12 BB17 CA11 DB02 DB04 DB30 DC07 DC08 EA02 EA04 EA06 EA36 FA03 FA19 4D059 AA30 BE13 BE37 BE57 BE59 BE61 DB11 DB24 DB25 DB26 EB04 EB11 EB12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機汚泥にスルホン酸基および/または
    スルホン酸塩基を有するスチレン系ポリマーからなるア
    ニオン性高分子凝集剤を添加した後、カチオン性高分子
    凝集剤を添加して凝集脱水することを特徴とする有機汚
    泥の脱水処理方法。
  2. 【請求項2】 イオン当量が2.5meq/g以上のカチオン
    性高分子凝集剤を用いることを特徴とする請求項1記載
    の有機汚泥の脱水処理方法。
  3. 【請求項3】 0.2規定Na2SO4水溶液での1重量%
    濃度の25℃における粘度が10〜500mPa・sである
    アニオン性高分子凝集剤を用いることを特徴とする請求
    項1記載の有機汚泥の脱水処理方法。
  4. 【請求項4】 カチオン性高分子凝集剤の使用量をアニ
    オン性高分子凝集剤の使用重量と同等以上とすることを
    特徴とする請求項1記載の有機汚泥の脱水処理方法。
JP11010633A 1999-01-19 1999-01-19 有機汚泥の脱水処理方法 Pending JP2000202500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010633A JP2000202500A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 有機汚泥の脱水処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010633A JP2000202500A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 有機汚泥の脱水処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000202500A true JP2000202500A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11755630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11010633A Pending JP2000202500A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 有機汚泥の脱水処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000202500A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008194550A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Daiyanitorikkusu Kk 有機質汚泥の脱水処理方法
EP1424367A4 (en) * 2001-09-04 2010-09-01 Toagosei Co Ltd COMPOSITION, AMPHOTERIC POLYMERIC FLOCCULANT, AND USE OF SAID COMPOSITION AND FLOCCULANT
JP2010214268A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Tosoh Corp 排煙処理排水からのスラッジの回収方法
JP2010264363A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Daiyanitorikkusu Kk 汚泥脱水剤および汚泥脱水方法
JP2012232287A (ja) * 2011-04-22 2012-11-29 Sanyo Chem Ind Ltd 高分子凝集剤
JP2015000389A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 水ing株式会社 汚泥処理方法及び装置
JP2015003285A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 水ing株式会社 汚泥処理方法及び装置
JP5728506B2 (ja) * 2011-02-10 2015-06-03 水ing株式会社 汚泥の凝集方法及び装置
JP2018108560A (ja) * 2016-12-30 2018-07-12 Mtアクアポリマー株式会社 高分子凝集剤及びその製造方法、並びに該高分子凝集剤を用いる汚泥の脱水方法、並びに高分子凝集剤の凝集性能の評価方法
CN119591295A (zh) * 2024-12-24 2025-03-11 浙大宁波理工学院 Lewis酸碱共熔溶剂在污泥改性中的应用、改性污泥及其制备方法和应用、污泥焦浆及其应用

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1424367A4 (en) * 2001-09-04 2010-09-01 Toagosei Co Ltd COMPOSITION, AMPHOTERIC POLYMERIC FLOCCULANT, AND USE OF SAID COMPOSITION AND FLOCCULANT
JP2008194550A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Daiyanitorikkusu Kk 有機質汚泥の脱水処理方法
JP2010214268A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Tosoh Corp 排煙処理排水からのスラッジの回収方法
JP2010264363A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Daiyanitorikkusu Kk 汚泥脱水剤および汚泥脱水方法
JP5728506B2 (ja) * 2011-02-10 2015-06-03 水ing株式会社 汚泥の凝集方法及び装置
JP2012232287A (ja) * 2011-04-22 2012-11-29 Sanyo Chem Ind Ltd 高分子凝集剤
JP2015000389A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 水ing株式会社 汚泥処理方法及び装置
JP2015003285A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 水ing株式会社 汚泥処理方法及び装置
JP2018108560A (ja) * 2016-12-30 2018-07-12 Mtアクアポリマー株式会社 高分子凝集剤及びその製造方法、並びに該高分子凝集剤を用いる汚泥の脱水方法、並びに高分子凝集剤の凝集性能の評価方法
CN119591295A (zh) * 2024-12-24 2025-03-11 浙大宁波理工学院 Lewis酸碱共熔溶剂在污泥改性中的应用、改性污泥及其制备方法和应用、污泥焦浆及其应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100518879C (zh) 废水处理物质、废水处理方法、污泥脱水剂和污泥处理方法
JP2000202500A (ja) 有機汚泥の脱水処理方法
US3835046A (en) Dewatering of aqueous suspensions
JP4854432B2 (ja) 汚泥の脱水方法
JP2001149703A (ja) パルプ又は製紙工業汚泥用両性高分子凝集剤、及びパルプ又は製紙工業汚泥の脱水方法
JP3183809B2 (ja) 汚泥脱水剤
JPS63252600A (ja) 汚泥脱水剤
JP2001179300A (ja) パルプ又は製紙工業汚泥の脱水方法
JP3633726B2 (ja) 汚泥の処理方法
JP4868127B2 (ja) 有機性汚泥の脱水方法
JP3460469B2 (ja) 高分子脱水剤及び廃水処理方法
JP3906636B2 (ja) 両性高分子凝集剤及び汚泥の脱水方法
JP2011050889A (ja) 両性有機凝結剤および廃水処理方法
JPH0278499A (ja) 汚泥の処理方法
JPH1099867A (ja) 廃水処理方法
JP4660896B2 (ja) 汚泥の脱水方法
JP3924068B2 (ja) 排水処理剤及びこれを用いた排水処理方法
JP3924056B2 (ja) 汚泥脱水剤及び汚泥処理方法
JP2020081930A (ja) スラッジ調整のための組成物
JP3482973B2 (ja) 下水の凝集処理方法
JP3608094B2 (ja) 有機汚泥の脱水剤およびその製造方法
JP6919116B2 (ja) 洗米廃水の処理方法
JP5940881B2 (ja) 両性高分子凝集剤及びその製造方法並びにこれを用いる汚泥の脱水方法
JP5258647B2 (ja) 汚泥の脱水方法
JP2004121997A (ja) 汚泥脱水剤及び汚泥脱水方法