JP2000202977A - 化粧樹脂シ―ト - Google Patents

化粧樹脂シ―ト

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JP2000202977A
JP2000202977A JP11010645A JP1064599A JP2000202977A JP 2000202977 A JP2000202977 A JP 2000202977A JP 11010645 A JP11010645 A JP 11010645A JP 1064599 A JP1064599 A JP 1064599A JP 2000202977 A JP2000202977 A JP 2000202977A
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resin sheet
decorative
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sheet
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JP11010645A
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Katsuyuki Niina
勝之 新名
Tetsuo Aizawa
哲生 相澤
Ikumasa Nishimura
生眞 西村
Masahiro Yamazoe
眞宏 山添
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常使われているオレフィン系樹脂を用いた化
粧樹脂シートを貼り合わせて化粧板とした後に、丸ノコ
などによる切断加工やルーターなどによる切削加工をす
ると、切断・切削面の現れる化粧樹脂シートがギザギザ
になり、すなわちバリが発生する、また低温時の折り曲
げ加工の際に白化現象が見られ、甚だしくは割れを生じ
るという問題がある。 【解決手段】基材樹脂シート上に印刷絵柄層を有する、
または順次に印刷絵柄層とオーバー樹脂シートとが積層
された化粧樹脂シートであって、基材樹脂シートは引っ
張り伸度を50〜700%で且つ引っ張り弾性率を20
00〜10000kgf/cm2 としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具・建築部材な
どにおいて、木質系、無機質系、金属系のボード(板)
や棒材、角材などの表面に接着剤で貼り合わせて化粧板
として用いる化粧樹脂シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧樹脂シートは、樹脂シート上
に印刷絵柄層を印刷した、すなわち化粧を施されたもの
であり、この化粧樹脂シートは、木質系、無機質系、金
属系ボード(板)等のボードの表面に接着剤で貼り合わ
せて化粧板として用いられることが多い。またボード
(板)以外にも、棒材、角材などの形状のものを使用す
ることもある。この化粧板は、更に丸ノコなどの切断機
を使って切断加工されたり、ルーターを使って表面に溝
を掘るなどの切削加工されるなどして後加工されて、家
具、建築部材などとして使われる。
【0003】この化粧樹脂シートに使用されている樹脂
シートは、塩化ビニル樹脂のシートが用いられていた。
更に詳しくその構成と製造方法の例を説明すると、任意
の印刷絵柄層が印刷された厚さ約70〜120μmの着
色された塩化ビニルシートの印刷絵柄層側と厚さ約70
〜120μmの透明な塩化ビニルシートを熱圧ロールの
間を通す事により熱ラミネートする、あるいは、塩化ビ
ニルシートを加熱してエンボス模様を有するエンボスロ
ールと加圧ローロ間を通して、ラミネートとエンボス付
与を同時に行うなどしていた。
【0004】しかしながら、塩化ビニル樹脂は分子内に
塩素原子を含むために、焼却時に塩化水素ガスを発生さ
せ、酸性雨やダイオキシンの要因になるとも言われてお
り、近年環境問題の観点から塩化ビニル樹脂を使用しな
い化粧シートが要求されつつある。
【0005】そこで、発明者等は先に塩化ビニル樹脂を
用いない化粧樹脂シートとして、オレフィン系の溶融樹
脂を冷却されたエンボス模様を有するエンボスロール上
に押し出して、印刷絵柄層を有する着色基材樹脂シート
(非塩ビ樹脂)と貼り合わせる方法を提案した。
【0006】しかし、この化粧樹脂シートでは、焼却時
の有害ガス等の発生はないが、通常使われているオレフ
ィン系樹脂では、化粧板としてから更に後加工する時
に、前述した丸ノコなどによる切断加工やルーターなど
による切削加工をすると、切断・切削面の現れる化粧樹
脂シートがギザギザになり、すなわちバリが発生する、
また低温時の折り曲げ加工の際に白化現象が見られ、甚
だしくは割れを生じるという問題が新たに生じた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
問題点を解決するためになされたものであり、分子内に
塩素原子を含まない樹脂を鋭意検討の結果、ある特性を
満たす樹脂を使用することにより、切断・切削加工や低
温折り曲げ加工に優れた化粧樹脂シートを提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を達成するために、まず請求項1においては、基材樹脂
シート上に印刷絵柄層を有する化粧樹脂シートであっ
て、前記基材樹脂シートは引っ張り伸度が50〜700
%で且つ引っ張り弾性率が2000〜10000kgf
/cm2 であることを特徴とする化粧樹脂シートとした
ものである。
【0009】また請求項2においては、基材樹脂シート
上に順次に印刷絵柄層とオーバー樹脂シートとが積層さ
れた化粧樹脂シートであって、前期基材樹脂シートおよ
びオーバー樹脂シートは引っ張り伸度が50〜700%
であり且つ引っ張り弾性率が2000〜10000kg
f/cm2 であることを特徴とする化粧樹脂シートとし
たものである。
【0010】また請求項3においては、請求項1に記載
の基材樹脂シートはポリエステル系樹脂からなることを
特徴とする化粧樹脂シートとしたものである。
【0011】さらにまた請求項4においては、請求項2
に記載の基材樹脂シートおよび/またはオーバー樹脂シ
ートはポリエステル系樹脂からなることを特徴とする化
粧樹脂シートとしたものである。
【0012】本発明の化粧樹脂シートは、分子内に塩素
原子を含まない樹脂を使用して、引っ張り伸度が50〜
700%で且つ引っ張り弾性率が2000〜10000
kgf/cm2 である樹脂の特性を利用することによ
り、切断・切削加工性および低温折り曲げ加工の後加工
性を向上させたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき説
明する。本発明における化粧樹脂シートの構成と製造方
法の例をあげる。簡単な構成の例としては、フィルム化
された基材樹脂シート上に印刷絵柄層を設けたものであ
り、基材樹脂シートは着色されているかあるいは透明な
ものである。また、得られた化粧シートの印刷絵柄層を
保護するために、印刷絵柄層上にトップコートを行うこ
ともできる。トップコートに使用される塗料としては、
ウレタン系、アクリル系、ビニル系塗料等があるが、ウ
レタン系のものが通常使用されている。また、塗料にシ
リカ等の無機物を添加することにより表面強度を向上さ
せる方法が公知である。
【0014】通常用いられる構成は、次のようなもので
ある。基材樹脂シート上に順次に印刷絵柄層とオーバー
樹脂シートとが積層されたもので、基材樹脂シートは通
常着色されており、オーバー樹脂シートは透明あるいは
半透明なものである。印刷絵柄層は、基材樹脂シート上
またはオーバー樹脂シート上に、印刷手段により設けら
れる。
【0015】化粧樹脂シートは、基材樹脂シートに印刷
絵柄層を設けた場合は、印刷絵柄層上に接着剤を塗布し
てオーバー樹脂シートと貼り合わせるか、あるいはオー
バー樹脂シートの裏面に接着剤を塗布してラミネートし
て作成される。オーバー樹脂シートの裏面に印刷絵柄層
を設けた場合には、基材樹脂シートに接着剤を塗布して
オーバー樹脂シートの印刷絵柄層面と貼り合わせるか、
オーバー樹脂シートの印刷絵柄層面に接着剤を塗布して
基材樹脂シートと貼り合わせるかする。
【0016】本発明で使用される基材樹脂シートとオー
バー樹脂シートの樹脂は、引っ張り伸度が50〜700
%で且つ引っ張り弾性率が2000〜10000kgf
/cm2 である樹脂の特性を有する熱可塑性樹脂であ
り、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチ
レンビニルアルコール共重合体等のポリエチレン系樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン、ポリα−メチ
ルスチレン、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、ポリメタ
クリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル
酸ブチル等のアクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルア
セタール等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレ
ンナフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ナイロン6、ナイロン66等から選ばれる。あ
るいはこれらの樹脂を改質したものである。特にポリエ
チレンテレフタレート樹脂が、表面硬度、耐溶剤性が良
く好適である。これらの樹脂は単層で用いられるが、2
層以上にして用いても良い。着色された基材樹脂シート
にするには、顔料を添加する。
【0017】さらに、シートを押し出す際及び得られた
製品の熱酸化を防止するために酸化防止剤を、紫外線に
よる劣化を防止するために光安定剤をそれぞれ適宜添加
してもよい。これら添加剤の種類、添加量は特に規定し
ないが、それぞれの材料について一般に使用される処方
で十分である。
【0018】接着剤は、通常粘着硬化型あるいは熱接着
型が選ばれ、塗布または印刷して設けられるが、熱接着
性を有する樹脂(マレイン酸変性低密度ポリエチレンな
ど)をエキストルーダーで押し出してフィルム化して使
用することができる。オーバー樹脂シートと共押し出し
する事も良く行われる。
【0019】印刷絵柄層や接着剤の基材樹脂シートやオ
ーバー樹脂シートとの密着性を向上させるために、必要
に応じて、基材樹脂シートやオーバー樹脂シート面をコ
ロナ放電処理やオゾン処理を施してもよい。コロナ放電
処理で処理度は38dyn/cm2 以上あれば十分であ
る。
【0020】通常、オーバー樹脂シートにはエンボス模
様を付与させることが多い。オーバー樹脂シートと基材
樹脂シートとの積層シートの場合は、予めオーバー樹脂
シートにエンボス模様を付与させたものを基材樹脂シー
トとラミネートするか、基材樹脂シートとオーバー樹脂
シートとをラミネートした後にオーバー樹脂シート側か
らエンボス模様を付与させるかして作製する。一般的に
エンボス模様を付与する方法は、オーバー樹脂シートま
たはオーバー樹脂シートと基材樹脂シートとラミネート
したものを、加熱して2本ロール(エンボス模様を有し
冷却されているシリンダー(エンボスロール)とバック
アップロール(加圧ロール))間を通すことにより行な
う。基材樹脂シート上に印刷絵柄層を設けただけのもの
についても、基材樹脂シートにエンボス模様を付与すれ
ば良い。
【0021】印刷絵柄層を設ける印刷手段は、グラビア
印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、凹版印
刷、活版印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、静
電印刷等が挙げられる。絵柄印刷に使用するインキは通
常使用されるものであり特に規定はしない。また、印刷
絵柄層は転写法により設けることもできる。
【0022】
【実施例】以下実施例により図を使用して本発明を詳細
に説明する。 〈実施例1〉図1、図2を用いて説明する。オーバー樹
脂シート2として、ポリプロピレン樹脂にフェノール系
酸化防止剤を0.2重量%、ヒンダードアミンン系光安
定剤を0.3重量%、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収
剤を0.5重量%を添加した樹脂を使用(引っ張り伸度
が200%であり、且つ引っ張り弾性率が5000kg
f/cm2 である)して、エクストルーダーのTダイよ
り押し出して、冷却された導管状のエンボス模様を有す
るエンボスロールと加圧ロールの間にフィルム化させる
と同時に表面にエンボス模様6を施して、厚さ100μ
mのエンボス模様6付きオーバー樹脂シート2を作成し
た。その後、エンボス模様6付きオーバー樹脂シート2
の裏側に処理度40dyn/cm2 のコロナ放電処理を
施した。次に、基材樹脂シート3として、着色顔料を練
りこんで着色された約100μmのシートに成形した
(引っ張り伸度が200%であり、且つ引っ張り弾性率
が5000kgf/cm2 である)を使用して、表面を
コロナ放電処理を行い、この面にグラビア印刷法により
ウレタン系の絵柄インキを用いて木目柄を印刷して印刷
絵柄層4を設けた。この印刷絵柄層4を有する基材樹脂
シート3の印刷絵柄層4上に、グラビア印刷法により2
液硬化型ウレタン系の接着剤(粘着系接着剤)を約5μ
m塗布して接着剤層5を設けたあと、先に作成したエン
ボス模様6付きオーバー樹脂シート2の裏面をラミネー
トして総厚200μmのエンボス模様6付き化粧樹脂シ
ート1を作成した。
【0023】このエンボス模様6付き化粧樹脂シート1
の基材樹脂シート3側を、ボード7としてのMDF(中
密度ファイバーボード)基材に、接着剤(中央理化製B
A−10エチレンー酢酸ビニル共重合エマルジョン型接
着剤)を塗布して貼り合わせ図2に示すような化粧板8
を作成した。この化粧板8を丸ノコで切断加工およびハ
ンドルータにより表面をボード7に達する切削加工試験
を行ったが、化粧樹脂シート1にバリがみられなかっ
た。また、図2(イ)のように、化粧板のボード側から
化粧樹脂シート1に達するV溝を刻んだ後、5℃の低温
環境化に3時間放置して、その場で図2(ロ)のように
折り曲げ加工試験を行ったが、化粧樹脂シート1に割
れ、白化現象が見られなかった。
【0024】〈実施例2〉実施例1におけるエンボス模
様6付きオーバー樹脂シート2の樹脂として、タフ化P
ETx174(三井・デュポンポリケミカル株式会社
製)を使用した以外は実施例1と同様にしてエンボス模
様付き化粧樹脂シート1を作成した。
【0025】このエンボス模様6付き化粧樹脂シート1
を実施例1と同様にして化粧板8を作成して、実施例1
と同様な試験を行ったところ、化粧樹脂シート1に、バ
リ、割れ、白化現象が見られなかった。
【0026】〈実施例3〉図1、図2を用いて説明す
る。実施例1における印刷絵柄層4を有する基材樹脂シ
ート3の印刷絵柄層4上に、グラビア印刷法により熱接
着性の接着剤(武田薬品(株)製ウレタン系接着剤A3
210)を約1μm塗布した。この塗布面と、実施例1
におけるエンボス模様6付きオーバー樹脂シート2のコ
ロナ放電処理面とを密着、加熱加圧してして、総厚20
0μmのエンボス模様6付き化粧樹脂シート1を作成し
た。
【0027】このエンボス模様6付き化粧樹脂シート1
を実施例1と同様にして化粧板8を作成して、実施例1
と同様な試験を行ったところ、化粧樹脂シート1に、バ
リ、割れ、白化現象が見られなかった。
【0028】〈実施例4〉図3、図2を用いて説明す
る。実施例1におけるエンボス模様6付きオーバー樹脂
シート2のコロナ放電処理面に、グラビア印刷法により
ウレタン系の絵柄インキを用いて木目柄を印刷して印刷
絵柄層4を設けて、エンボス模様6付き化粧樹脂シート
1を作成した。このエンボス模様6付き化粧樹脂シート
1はオーバー樹脂シート2が透明であるのでエンボス模
様6側から木目柄が見える。
【0029】このエンボス模様6付き化粧樹脂シート1
を実施例1と同様にして図2に示すような化粧板8を作
成して、実施例1と同様な試験を行ったところ、化粧樹
脂シート1に、バリ、割れ、白化現象が見られなかっ
た。
【0030】〈実施例5〉図4を用いて説明する。実施
例1におけるエンボス模様6付きオーバー樹脂シートの
コロナ放電処理面に、転写法にて印刷絵柄層を設けた。
すなわち、先ず、剥離フィルム9としてポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東洋紡積(株)製E5102)
に、2液硬化型インキ(ウレタン系インキとウレタン系
インキ硬化剤)のウレタン系インキにグラビア印刷によ
り木目柄を印刷して印刷絵柄層4を設けて転写紙10を
作成した。次に、この転写紙10の印刷絵柄層4側にグ
ラビア法で2液硬化型ウレタン系接着剤を塗布して接着
剤層5を設けエンボス模様6付きオーバー樹脂シート2
のコロナ放電処理面にラミネートした。2液硬化型ウレ
タン系接着剤が硬化し更に2液硬化型ウレタン系接着剤
の硬化剤とウレタン系インキとが硬化してから、剥離フ
ィルム9を剥離して図4に示すようなエンボス模様6付
き化粧樹脂シート1を作成した(ただし、図では剥離フ
ィルムは残されたままになっている)。
【0031】このエンボス模様6付き化粧樹脂シート1
を実施例1と同様にして化粧板8を作成して、実施例1
と同様な試験を行ったところ、化粧樹脂シート1に、バ
リ、割れ、白化現象が見られなかった。
【0032】〈比較例1〉実施例1におけるオーバー樹
脂シート2の代わりに、ポリプロピレン樹脂(引っ張り
伸度が120%であり、且つ引っ張り弾性率が1200
0kgf/cm2である)にフェノール系酸化防止剤を
0.2重量%、ヒンダードアミンン系光安定剤を0.3
重量%、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.5重
量%を添加した樹脂を使用した以外は実施例1と同様に
してエンボス模様6付き化粧樹脂シート1を作成した。
【0033】このエンボス模様6付き化粧樹脂シート1
を実施例1と同様にして化粧板8を作成して、実施例1
と同様な試験を行ったところ、化粧樹脂シート1に、バ
リ、割れ、低温折り曲げ試験において、曲げ部分の白化
がみられた。
【0034】〈比較例2〉実施例1におけるオーバー樹
脂シート2の代わりに、ポリプロピレン樹脂(引っ張り
伸度が200%であり、且つ引っ張り弾性率が5000
kgf/cm2 である)にフェノール系酸化防止剤を
0.2重量%、ヒンダードアミンン系光安定剤を0.3
重量%、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.5重
量%を添加した樹脂を使用した以外は実施例1と同様に
してエンボス模様6付き化粧樹脂シート1を作成した。
【0035】このエンボス模様6付き化粧樹脂シート1
を実施例1と同様にして化粧板8を作成して、実施例1
と同様な試験を行ったところ、切削試験において化粧樹
脂シート1にバリの発生がみられた。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、切断・切削加工、低温
折り曲げ加工性に優れた化粧樹脂シートが得られる。従
って本発明は、家具・建築部材などに用いられる化粧板
の如き用途の化粧樹脂シートにおいて、優れた実用上の
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2,3を示す化粧樹脂シー
トの断面図である。
【図2】本発明の実施例における折り曲げ加工試験を示
す試験片の断面図である。 (イ):化粧板のボード側から化粧樹脂シート1に達す
るV溝を刻んだ状態を示す断面図である。 (ロ):折り曲げ加工された状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例4を示す化粧樹脂シートの断面
図である。
【図4】本発明の実施例5を示す化粧樹脂シートの断面
図で、転写紙の剥離フィルムが残っている状態である。
【符号の説明】
1…化粧樹脂シート 2…オーバー樹脂シート 3…基材樹脂シート 4…印刷絵柄層 5…接着剤層 6…エンボス模様 7…ボード 8…化粧板 9…剥離フィルム 10…転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山添 眞宏 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AH02H AH03H AK01A AK01C AK07 AK41A AK41C AK51 AK51G AR00B BA02 BA03 BA06 BA10A BA10C BA13 CA05 CA06 CA07 CA13 CB02 GB08 GB81 HB01 HB21 HB31B JK07A JK07C JK08A JK08C JL01 YY00A YY00C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材樹脂シート上に印刷絵柄層を有する化
    粧樹脂シートであって、前記基材樹脂シートは引っ張り
    伸度が50〜700%で且つ引っ張り弾性率が2000
    〜10000kgf/cm2 であることを特徴とする化
    粧樹脂シート。
  2. 【請求項2】基材樹脂シート上に順次に印刷絵柄層とオ
    ーバー樹脂シートとが積層された化粧樹脂シートであっ
    て、前期基材樹脂シートおよびオーバー樹脂シートは引
    っ張り伸度が50〜700%であり且つ引っ張り弾性率
    が2000〜10000kgf/cm2 であることを特
    徴とする化粧樹脂シート。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の基材樹脂シートはポリエ
    ステル系樹脂からなることを特徴とする化粧樹脂シー
    ト。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の基材樹脂シートおよび/
    またはオーバー樹脂シートはポリエステル系樹脂からな
    ることを特徴とする化粧樹脂シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262532A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート

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