JP2000204729A - 樋受具 - Google Patents

樋受具

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JP2000204729A
JP2000204729A JP11010919A JP1091999A JP2000204729A JP 2000204729 A JP2000204729 A JP 2000204729A JP 11010919 A JP11010919 A JP 11010919A JP 1091999 A JP1091999 A JP 1091999A JP 2000204729 A JP2000204729 A JP 2000204729A
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JP11010919A
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Shigero Sasamoto
茂郎 笹本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樋耳の抜止めを図るために、内側樋耳係止部
と外側樋耳係止部とに対向して上下動自在の抜止め部材
を設けたものは、樋の取付け作業中に樋を外す必要が生
じた時、内側及び外側の各抜止め部材を個別に持ち上げ
なければならず、作業性が悪い問題があることにかんが
み、その作業性を改善することを課題とする。 【解決手段】 内側及び外側の各抜止め部27、27’
を単一の抜止め部材24の両端部に形成し、該抜止め部
材24を樋受具本体1の下方に上下動自在に取付け、上
記の各抜止め部材27、27’を内側及び外側の樋耳係
止部3、4に対向させて、樋耳12、14の受入れ部1
3、13’を形成する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は樋受具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】鋼板を波形に屈曲形成した折板屋根に取
付けられる樋受具として、この出願人は先に図7に示す
ようなものを特許出願している(特願平9−28384
9号)。
【0003】この樋受具は、樋受具本体1の内端部(建
物2側の端部)に内側樋耳係止部3及び外端部に外側樋
耳係止部4が形成される。これらの各樋耳係止部3、4
に対向して、それぞれ内側抜止め部材5と外側抜止め部
材6が上下方向にスライド自在に取付けられる。また樋
受具本体1の中央部分には取付けボルト7が貫通され、
上下一対のナット8により固定される。取付けボルト7
の上端部は屋根9に取付けられる。
【0004】上記の各樋耳係止部3、4とこれらに対向
した各抜止め部材5、6とにより、樋11の内側樋耳1
2の受入れ部13と、外側樋耳14の受入れ部15が形
成される。
【0005】上記の樋受具に樋11を取付ける際は、そ
の内側樋耳12と外側樋耳14をそれぞれ内側抜止め部
材5及び内側抜止め部材6の下面に当てながら押し上
げ、各樋耳12、14をそれぞれ内側樋耳係止部3と内
側樋耳係止部4に係止させる。その係止により、各抜止
め部材5、6が自重で下降し、各樋耳12、14の抜止
めを図る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の樋受具は、各抜
止め部材5、6を持ち上げない限り、各受入れ部13、
15は開放されないので、各樋耳12、14の抜け出し
を確実に防止できる利点がある。
【0007】しかし、樋の取付け作業時などにおいて、
一旦取付けた樋11を外す必要が生じた場合は、各抜止
め部材5、6を個別に持ち上げて各受入れ部13、15
を開放させなければならず、作業性が悪い問題がある。
【0008】そこで、この発明は樋耳の抜止め部材に改
良を加えることにより、樋の取付け作業性の良好な樋受
具を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、樋受具本体に内側樋耳係止部、外側
樋耳係止部及び建物に対する取付け部を設け、上記内側
樋耳係止部と外側樋耳係止部にそれぞれ対向した内側抜
止め部と外側抜止め部を上記樋受具本体に設けてなる樋
受具において、上記内側及び外側の各抜止め部を単一の
抜止め部材の両端部に形成し、該抜止め部材を上記樋受
具本体の下方に上下動自在に取付けた構成とした。
【0010】上記の内側及び外側の各抜止め部が上記抜
止め部材の両端部に上向き直状に形成され、該内側及び
外側の各抜止め部を上記樋受具本体に設けたガイド穴に
その下方から上下動自在に挿通し、各抜止め部と内側及
び外側の各樋耳係止部とにより樋耳受入れ部を形成した
構成をとることができる。
【0011】上記の樋受具本体に設けた止めピンを上記
抜止め部材のピン穴に上下動自在に挿通し、該止めピン
の下端に抜け落ち防止用の頭部を設けた構成をとること
ができる。
【0012】上記の内側及び外側の各抜止め部を上記樋
受具本体に設けたガイド穴にその下方から上下動自在に
挿通し、各抜止め部と内側及び外側の各樋耳係止部とに
より樋耳受入れ部を形成し、かつ各抜止め部の上端に抜
け落ち防止用の屈曲部を設けた構成をとることができ
る。
【0013】上記の抜止め部材の両端部に、各端部から
上向きに立ち上がって更に外向きに屈曲した逆L字形の
樋耳当て部を設け、上記の内側及び外側の抜止め部を該
樋耳当て部の外端に形成した構成をとることができる。
【0014】上記の抜止め部材とその両端部に設けた内
側及び外側抜止め部を金属板のプレス成形品により形成
し、該抜止め部材及び各抜止め部の両側縁に補強用の屈
曲縁を形成した構成をとることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1から図5に示した実施形態の
樋受具は、帯金を屈曲して形成された樋受具本体1の内
端部と外端部にそれぞれ上向きの屈曲部17、17’を
形成し、各屈曲部17、17’から先端部にわたり内向
きコの字状の内側樋耳係止部3と外側樋耳係止部4とが
設けられる。内側樋耳係止部3の下端に下向きに屈曲さ
れたガイド部18が設けられる。また各樋耳係止部3、
4の上面部にガイド穴19、19’が設けられる。
【0016】上記の樋受具本体1の中央部に取付けボル
ト7が貫通され、上下一対のナット21により固定され
る。その取付けボルト7の固定部分の両側には、ピン穴
22、22’が設けられ、各ピン穴22、22’にそれ
ぞれ止めピン23、23’が取付けられる。図示の場
合、各止めピン23、23’は各ピン穴22、22’に
緩く挿通されているが、各ピン穴22、22’にその頭
部20、20’を固着してもよい。
【0017】上記の樋受具本体1の下方に帯金を屈曲し
て形成された抜止め部材24が配置される。この抜止め
部材24は、その両端部に各端部から立ち上がって更に
外向きに屈曲した逆L形の樋耳当て部26、26’が形
成される。この樋耳当て部26、26’には、後述のよ
うに、樋11を取付ける際に、内側樋耳12と外側樋耳
14をこれらの下面に押し当て(図3参照)、該抜止め
部材24を持ち上げる際に用いられる。
【0018】上記の樋耳当て部26、26’の端部中央
部に、これらより幅が狭く、且つ上向きに屈曲した直状
の抜止め部27、27’が形成される。
【0019】また、上記の抜止め部材24の中央部に取
付けボルト7の下端部を挿通するための逃がし穴28が
設けられ、またその両側に前述の止めピン23、23’
の挿通穴29、29’が設けられる。上記の抜止め部材
24は、止めピン23、23’に対して上下方向にスラ
イド自在に取付けられ、下端の頭部31、31’により
下方への抜け落ちが防止される。
【0020】上記の抜止め部材24が止めピン23、2
3’の下端の頭部31、31’で支持された図1の状態
で、内側樋耳係止部3と抜止め部27が対向すると共
に、外側樋耳係止部4と抜止め部27’が対向し、それ
ぞれ受入れ部13、13’が形成され、各受入れ部1
3、13’の対向部の下端部にw1 の間隙が存在する。
この間隙w1 は、各樋耳12、14の外方への突き出し
寸法w2 より小さくなるように設定される。また、各抜
止め部27、27’の上端部はそれぞれガイド穴19、
19’に挿通され、抜止め部材24自体の上下動の際の
ガイド部としての機能を果たす。
【0021】なお、上記の抜止め部材24の樋耳当て部
26は、図2(b)に示すように、抜止め部材24の端
部中央部に幅の狭い樋耳当て部26を設け、それと同じ
幅で抜止め部27を形成するようにしてもよい。
【0022】また、上記の抜止め部材24は所要の強度
を有する1枚の帯金を屈曲して形成したものであるが、
比較的薄い金属板を用いる場合は、図5(a)(b)に
示すように、抜止め部材24や、抜止め部27の両側縁
に補強縁32を設けて補強を図るようにしてもよい。
【0023】実施形態の樋受具は以上のようなものであ
り、鋼板製の折板屋根33にナット34等で固定され、
樋11をこれに取付けて使用に供される。
【0024】樋11を取り付ける際は、図3に示すよう
に、その両側壁を若干内方へ弾性変形させながら、内側
樋耳12と外側樋耳14をそれぞれ樋耳当て部26、2
6’の下面に当て、抜止め部材24を押し上げる。抜止
め部材24は各抜止め部27、27’がガイド穴19、
19’にガイドされながら上昇し、一定以上に高くなる
と各樋耳12、14’が樋11の弾性によりそれぞれ内
側樋耳係止部3と外側樋耳係止部4に嵌合して係止され
る。
【0025】これと同時に抜止め部材24が自重で下降
し、止めピン23、23’の下端の頭部31、31’で
受け止められ、元の状態にもどる。これにより、各樋耳
12、13の係止と抜止めが図られる。折板屋根33上
の雨水は穴35から樋11内に落下する。
【0026】樋11を取付ける際は、各樋耳12、14
を同時に各樋耳係止部3、4に嵌合させる必要はなく、
図4に示すように、先に外側樋耳14を嵌合させたの
ち、内側樋耳12を嵌合させるようにしてもよい。この
とき、抜止め部材24が傾くが、その傾きに止めピン2
3、23’が追従するように、止めピン23、23’の
上部の頭部20、20’は樋受具本体1に対して自由で
あることが望ましい。また、内側樋耳係止部3のガイド
部18は、内側樋耳12を嵌める際にこれをガイドさせ
るために用いられる。
【0027】樋11の取付け作業中に、樋11を取外す
必要が生じたときは、作業者が手で抜止め部材24を持
ち上げると、内側及び外側の樋耳係止部3、4の各受入
れ部13、13’が同時に開放される。
【0028】また、上記の樋11の側壁に強風が当たっ
て樋11の側壁が左右方向に傾斜すると、一方の樋耳
(例えば内側樋耳12)が抜止め部27に当たって抜止
め部材24を外方に押すので、外側樋耳14を外側樋耳
係止部4に押し付ける作用が生じ、樋11の外れを防止
する。
【0029】図6に示した他の実施形態は、抜止め部材
24が落下するのを防止するため、ガイド穴19、1
9’に挿通した各抜止め部27、27’の先端部に屈曲
部36、36’を設けたものである。このような屈曲部
36、36’を設けることにより、前記実施形態で示し
た止めピン23、23’及びこれらに関連したピン穴2
2、22’、挿通穴29、29’を省略することができ
る。上記抜止め部材24のその他の構成は前述の実施形
態と同じである。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明は樋受具本体の
内側樋耳係止部と外側樋耳係止部に対向して各樋耳の受
入れ部を形成する抜止め部を、単一の抜止め部材の両端
部に形成したことにより、該抜止め部材のみを持ち上げ
るだけで、内側及び外側の樋耳係止部の各受入れ部を同
時に開放して、樋を取り外すことができるので、作業性
が向上する効果がある。
【0031】また、内側及び外側のいずれか一方の樋耳
の動きが抜止め部材を通じて他方の樋耳に伝達されるの
で、強風等による樋の外れを防止する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の使用時の断面図
【図2】(a)同上の斜視図 (b)抜止め部材の変形例の一部斜視図
【図3】同上の樋取付け時の断面図
【図4】同上の樋取付け時の断面図
【図5】(a)同上の抜止め部材の変形例の一部斜視図 (b)同上の抜止め部材の他の変形例の一部斜視図
【図6】他の実施形態の使用時の断面図
【図7】従来例の使用時の断面図
【符号の説明】
1 樋受具本体 2 建物 3 内側樋耳係止部 4 外側樋耳係止部 5 内側抜止め部 6 外側抜止め部 7 取付けボルト 8 ナット 9 屋根 11 樋 12 内側樋耳 13、13’ 受入れ部 14 外側樋耳 17、17’ 屈曲部 18 ガイド部 19、19’ ガイド穴 21 ナット 22、22’ ピン穴 23、23’ 止めピン 24 抜止め部材 26、26’ 樋耳当て部 27、27’ 抜止め部 28 逃がし穴 29、29’ 挿通穴 31、31’ 頭部 32 補強縁 33 折板屋根 35 穴 36、36’ 屈曲部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋受具本体に内側樋耳係止部、外側樋耳
    係止部及び建物に対する取付け部を設け、上記内側樋耳
    係止部と外側樋耳係止部にそれぞれ対向した内側抜止め
    部と外側抜止め部を上記樋受具本体に設けてなる樋受具
    において、上記内側及び外側の各抜止め部を単一の抜止
    め部材の両端部に形成し、該抜止め部材を上記樋受具本
    体の下方に上下動自在に取付けたことを特徴とする樋受
    具。
  2. 【請求項2】 上記の内側及び外側の各抜止め部が上記
    抜止め部材の両端部に上向き直状に形成され、該内側及
    び外側の各抜止め部を上記樋受具本体に設けたガイド穴
    にその下方から上下動自在に挿通し、各抜止め部と内側
    及び外側の各樋耳係止部とにより樋耳受入れ部を形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の樋受具。
  3. 【請求項3】 上記の樋受具本体に設けた止めピンを上
    記抜止め部材のピン穴に上下動自在に挿通し、該止めピ
    ンの下端に抜け落ち防止用の頭部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の樋受具。
  4. 【請求項4】 上記の内側及び外側の各抜止め部を上記
    樋受具本体に設けたガイド穴にその下方から上下動自在
    に挿通し、各抜止め部と内側及び外側の各樋耳係止部と
    により樋耳受入れ部を形成し、かつ各抜止め部の上端に
    抜け落ち防止用の屈曲部を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の樋受具。
  5. 【請求項5】 上記の抜止め部材の両端部に、各端部か
    ら上向きに立ち上がって更に外向きに屈曲した逆L字形
    の樋耳当て部を設け、上記の内側及び外側の抜止め部を
    該樋耳当て部の外端に形成したことを特徴とする請求項
    1から4のいずれかに記載の樋受具。
  6. 【請求項6】 上記の抜止め部材とその両端部に設けた
    内側及び外側抜止め部を金属板のプレス成形品により形
    成し、該抜止め部材及び各抜止め部の両側縁に補強用の
    屈曲縁を形成したことを特徴とする請求項1から5のい
    ずれかに記載の樋受具。
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