JP2000204830A - ヒンジ装置の雌側部材 - Google Patents

ヒンジ装置の雌側部材

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JP2000204830A
JP2000204830A JP11009655A JP965599A JP2000204830A JP 2000204830 A JP2000204830 A JP 2000204830A JP 11009655 A JP11009655 A JP 11009655A JP 965599 A JP965599 A JP 965599A JP 2000204830 A JP2000204830 A JP 2000204830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアをドア枠へ取り付ける場合に用いるヒン
ジ装置において、雌側部材の構造簡潔化及び操作の容易
化を図る。 【解決手段】 板材から形成した本体部11と、この本
体部11上でスライド自在に設けた軸掴み部材12とを
有し、本体部11に、雄側部材のヒンジ軸5を嵌め込み
可能なU字状切欠部15を設け、軸掴み部材12には、
切欠部15を閉じた孔とさせるためのシャッター片部1
8を設ける。軸掴み部材12は、バネ30により、閉位
置へ向けて付勢させてある。軸掴み部材12のスライド
操作だけで、ヒンジ軸5の着脱ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒンジ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ドアをドア枠内で開閉自在に保持するた
めに用いるヒンジ装置として、ドアとドア枠とに各別に
設けられて互いに結合可能とされる雄側部材と雌側部材
とを有し、このうち雄側部材には軸心を上下に向けたヒ
ンジ軸が設けられ、他方の雌側部材には雄側部材のヒン
ジ軸を嵌合可能な軸受部が設けられているものは周知で
ある。
【0003】なお、上記ヒンジ装置において、ドアの後
端面やドア枠の縦桟内面等に対し、これらと平行な取付
板を介して取り付ける、いわゆる「蝶番」は除くものと
する。すなわち、上記雄側部材や雌側部材は、ドアの上
端部及び下端部に対応する位置へ取り付けられるもの
(ヒンジ軸がドアの一方面側へ張り出した状態で設けら
れたものと、ドアの肉厚中心部に設けられたものとがあ
る)とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種、ヒンジ装置の
雌側部材は、メンテナンス等の各種事情によりドア枠に
対してドアの着脱を行う必要が生じたときに、これを簡
単且つ迅速に行えるようにするために、雄側部材との着
脱、即ち、ヒンジ軸の嵌合や開放が簡単にできる構造に
することが望まれている。
【0005】しかし、このための構造は、カム機構やク
ランク機構、或いはラチェット機構等を組み合わせ、場
合によっては強力バネを組み込むような構造となり、し
かも、いたずらや盗難等に対処するための防犯構造をも
採り入れる必要性があること等から、非常に複雑で、且
つ大型で重いものとなり、そのうえコスト的にも高価に
なる等、改良の余地を多く含んだものであった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、ヒンジ軸を具備した雄側部材との着脱が簡単
且つ迅速に行え、しかも構造的な簡潔化、軽量化、低コ
スト化等が図れるようにしたヒンジ装置の雌側部材を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るヒンジ装置の雌側部材では、雄側部材のヒンジ
軸を横嵌め可能にする切欠部が設けられた本体部と、こ
の本体部に対して摺動自在に設けられた軸掴み部材とを
有している。この軸掴み部材の摺動範囲は、本体部にお
ける切欠部に対し、これを開放する開位置と、この切欠
部内に嵌められたヒンジ軸を脱出不能にする閉位置との
間となっている。
【0008】すなわち、本体部において、軸掴み部材を
開位置にして切欠部内へ雄側部材のヒンジ軸を横嵌め
し、この状態のまま軸掴み部材を閉位置にすることで、
ヒンジ軸を切欠部から脱出不能にできるものであり、ま
たこの状態から軸掴み部材を開位置へ移動させること
で、再び切欠部からヒンジ軸を抜き出すことが簡単に行
えるものである。
【0009】軸掴み部材は、切欠部に対する閉位置へ向
けてバネで付勢される構造としておけば、開位置から閉
位置への移動操作が不要となり、また切欠部にヒンジ軸
が嵌められた状態において、このヒンジ軸の脱出やガタ
ツキを防止できる利点に繋がる。この場合、軸掴み部材
は、切欠部に対する開位置で係止保持可能な構造にして
おけば、切欠部にヒンジ軸を嵌め入れる作業等を簡単に
行える利点に繋がる。
【0010】軸掴み部材は、切欠部に対する開位置から
閉位置へ近づくにつれて、切欠部の径方向内方へ首振り
可能な構造にしておけば、切欠部にヒンジ軸が嵌められ
た状態において、このヒンジ軸のガタツキを防止できる
利点に繋がる。軸掴み部材12は、切欠部に対して閉位
置になるときに切欠部へ向けてヒンジ軸の押し込み、か
つ切欠部と共にヒンジ軸を挟持すると、ヒンジ軸の位置
を正確に設定しかつガタツキをより確実に防止できるこ
とになる。
【0011】軸掴み部材には、ヒンジ軸との当接を受け
て開位置への移動力を生じさせるカム面を設けておく
と、いちいち軸掴み部材を移動操作する必要が無くな
り、扱いが一層便利になる。すなわち、いま、本体部の
切欠部が空であるものとして、軸掴み部材が切欠部に対
する閉位置で停止しているとする。この状態で、切欠部
へヒンジ軸を横嵌めする要領でヒンジ軸を押し込むよう
にすれば、ヒンジ軸は当然に、軸掴み部材において切欠
部の正面を塞いでいる部分に当接干渉することになる。
【0012】従って、軸掴み部材において、上記カム面
は、この当接を受ける部分に形成するものであって、ヒ
ンジ軸による当接力を受けたときに、この当接力を軸掴
み部材に対する開位置への移動力として変換する傾斜を
有したものとする。本体部には、軸掴み部材が切欠部に
対する閉位置で停止したときに、この軸掴み部材の開位
置への移動通路へ突出可能になるストッパ部材が設けら
れている。
【0013】すなわち、このストッパ部材を移動通路へ
突出させることで、軸掴み部材を閉位置から開位置へ向
けて移動させることができなくなり、その結果、ヒンジ
軸の脱出、即ち、雌側部材と雄側部材との離反ができな
い状態になるため、これら雌側部材や雄側部材等を、い
たずらや盗難等から守ることができることになる。この
ようなストッパ部材は、この雌側部材と雄側部材とが重
なった状態にあるとき(ドアが閉じられているようなと
き)に、この雄側部材の陰に隠れるような位置付けにし
ておくのが好適である。
【0014】すなわち、このような位置付けであれば、
ストッパ部材は、雄側部材が邪魔となり操作できず、雌
側部材における本体部の上記移動通路から退避させるこ
とができなくなるためである。結局、これによって上記
防犯的効果を高めることができる。軸掴み部材は、本体
部の両側面を挟み込むコ字状断面に形成させておくこと
で、強度の向上が図れると共に、移動性において円滑性
が得られるものとなる。
【0015】本体部は、切欠部をドアの肉厚範囲内へ位
置付け可能な構造として設けることも可能である。これ
により、ドア全体をすっきりとした構成にできるもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。まず、図4乃至図6においてヒン
ジ装置1を概説する。このヒンジ装置1は、図4に示す
ようにドア2の上端部に対応する位置に設けられるもの
(Uタイプ)と、ドア2の下端部に対応する位置に設け
られるもの(Lタイプ)とに大別される。
【0017】そして、これら両タイプは、いずれも、ド
ア2へ取り付ける部材(d部材)とドア枠3へ取り付け
る部材(f部材)との組み合わせによって構成されてい
る。ここにおいて、これらd部材とf部材との組み合わ
せパターンは、図5及び図6に示すように、一方が、軸
心を上下に向けたヒンジ軸5を具備した雄側部材である
とされる場合に、必ず他方が、このヒンジ軸5を嵌合可
能な軸受部6を具備した雌側部材であるとされる。
【0018】但し、これら図5及び図6から明らかなよ
うに、d部材を雄側部材又は雌側部材のいずれにする
か、またf部材を雌側部材又は雄側部材のいずれにする
かは、何ら限定されるものではなく、またUタイプとL
タイプとをどのように組み合わせるかについても、何ら
限定されるものではない。場合によっては、Uタイプと
Lタイプとで同一のd部材及びf部材を用いることも可
能である。
【0019】このようなことから、本発明に係るヒンジ
装置1の雌側部材は、上記したUタイプのd部材やf部
材、Lタイプのd部材やf部材のうち、いずれとしても
適用可能とされるものである。図7は、Uタイプ(上
側)のf部材を雌側部材、d部材を雄側部材とするヒン
ジ装置1(即ち、図5(a)に示すパターンである)
と、Lタイプ(下側)のd部材を雌側部材、f部材を雄
側部材とするヒンジ装置1(即ち、図6(b)に示すパ
ターンである)とを用いて、ドア2をドア枠3へ取り付
けた例を示している。
【0020】この中で、Uタイプのf部材として、本発
明に係る雌側部材10(第1実施形態)を適用してい
る。なお、この雌側部材10の相手側とされる雄側部材
は、ヒンジ軸5が、その軸芯まわりで回転自在とされて
いるものを用いるのが好適とされている。この第1実施
形態の雌側部材10は、図1乃至図3に示すように、本
体部11と、この本体部11に対して移動(摺動)自在
に設けられた軸掴み部材12とを有している。この軸掴
み部材12において、本体部11に対する移動方向は、
ドア枠3に対してドア2が閉止状態にあるとき、そのド
ア2のドア面に平行する方向(以下、この方向を「左右
方向」とする)とされている。
【0021】本体部11は、板状に形成されたもので、
ドア枠3等への取付孔14が設けられたベース板部11
aと、このベース板部11aから斜め前方へ延び出た延
出板部11bとを有している。この延出板部11bに
は、前方側を開口させて雄側部材のヒンジ軸5を横嵌め
可能にするU字状の切欠部15が設けられている。
【0022】これに対し、軸掴み部材12も板状に形成
されたもので、本体部11の延出板部11b上に重ねら
れるように設けられている。この軸掴み部材12の前端
部には、本体部11に対する移動に伴い、切欠部15の
開口部分を横断するように突き出したり、引き込んだり
するシャッター片部18が側部突出状に設けられてい
る。
【0023】すなわち、このことを換言すれば、本体部
11に対する軸掴み部材12の移動範囲は、上記シャッ
ター片部18が、切欠部15内に嵌められたヒンジ軸5
を脱出不能にする閉位置(切欠部15を完全なエンドレ
ス孔にする必要はない)と、この切欠部15に対するヒ
ンジ軸5の出し入れを可能なように開放する開位置との
相互間とされている。
【0024】このように、この雌側部材10において、
本体部11の切欠部15と軸掴み部材12のシャッター
片部18とにより、雄側部材のヒンジ軸5を嵌合するた
めの孔を形成するものであって、この孔により軸受部6
を構成させているものである。なお、上記軸掴み部材1
2には、シャッター片部18の前縁部に沿って折曲状に
立ち上がるように、指掛け片19が設けられている。
【0025】本体部11に対し、軸掴み部材12を移動
自在にするための具体的構造は、軸掴み部材12の板面
にその長手方向を左右方向へ向けるようにしてガイド溝
23を貫通形成させると共に、このガイド溝23に対し
て互いに所定間隔をおいた状態で2本の支軸24,25
を差し込んで、これら支軸24,25を本体部11へネ
ジ又は圧入等により固定するものとしてある。
【0026】これら支軸24,25のうち、少なくとも
一方(図例では両方とした)には、軸掴み部材12のガ
イド溝23に対してその開口縁部に対して当接可能とな
るように、鍔状に張り出した抜け止め片26が設けられ
ている。そのため、本体部11に対する軸掴み部材12
の移動は、ガタツキなく円滑に行われるものとなり、且
つ本体部11から軸掴み部材12が外れることも防止さ
れたものとなっている。
【0027】一方の支軸(図例では切欠部15に近い方
の支軸25とした)には、抜け止め片26を超えて軸方
向に突出するバネ掛け部28が設けられている。また、
これと対を構成させるように、軸掴み部材12には、シ
ャッター片部18の突出側とは反対側の端部寄りにバネ
掛けピン29が突設されており、このバネ掛けピン29
と、上記したバネ掛け部28付き支軸25のバネ掛け部
28との間に、バネ30が引張状態で張り渡されてい
る。
【0028】従って、このバネ30は、バネ掛けピン2
9とバネ掛け部28付き支軸25とを相互近接させる向
きにバネ力を発生させ、これによって軸掴み部材12
は、常に、シャッター片部18を本体部11の切欠部1
5内へ突き出させる向き、即ち、切欠部15に対する閉
位置(図2の状態)へ向けてバネ付勢されていることに
なる。
【0029】ところで、軸掴み部材12のガイド溝23
において、シャッター片部18寄りの溝端部には、鉤型
に折れ曲がった係止部33(図2参照)が設けられ、反
対寄りの溝端部には、斜めに傾いた首振り誘導部34
(図1参照)が設けられている。従って、軸掴み部材1
2を切欠部15に対する閉位置から開位置へ向けて移動
させた場合には、バネ掛け部28付き支軸25に対して
上記係止部33が嵌まり込み、係止状態となるため、軸
掴み部材12は、切欠部15に対する開位置で停止した
状態(図1の状態)を係止保持されることになる。
【0030】そのため、この状況下において、切欠部1
5に対するヒンジ軸5の出し入れを容易にできる(1人
の作業者でもできる)という利点がある。なお、この状
態から軸掴み部材12を元の閉位置へ戻すには、指掛け
片19を奥方へ押し込むように軽く押すだけでよい。一
方、軸掴み部材12を、切欠部15に対する開位置から
閉位置へ向けて移動させた場合には、この閉位置に到達
するときに、支軸24に対して上記首振り誘導部34が
摺接案内され、その結果、軸掴み部材12は、シャッタ
ー片部18を切欠部15の径方向内方へ向かわせるよう
に首振りを行う。すなわち、これに伴い、切欠部15の
内径(軸受部6としての内径)が縮径されることになる
ので、この軸受部6としてヒンジ軸5が嵌め込まれた状
態であれば、ヒンジ軸5の掴みが強められ、ガタツキの
無い状態に保持されることになる。
【0031】本体部11には、軸掴み部材12が切欠部
15に対する閉位置にあるとき(図2及び図3参照)
に、この軸掴み部材12を開位置へ移動させるための移
動通路内へ突出可能になるストッパ部材36が設けられ
ている。このストッパ部材36には、ボルトを用いてあ
り、本体部11に対してその下面側から螺合させたもの
としてある。
【0032】従って、このストッパ部材36を締め込む
ことで移動通路へ突出させることができ、この突出によ
り、軸掴み部材12を閉位置から開位置へ向けて移動さ
せることができなくなるので、その結果、ヒンジ軸5の
脱出、即ち、雌側部材10から雄側部材を離反させるこ
とができない状態となる。これにより、雌側部材10や
雄側部材、ひいてはドア2自体を、いたずらや盗難等か
ら守ることができることになる。
【0033】このストッパ部材36は、この雌側部材1
0と雄側部材とが重なった状態、即ち、ドア2を閉じて
いるときには、雄側部材の陰に隠れる位置付けになって
いる。従って、このストッパ部材36は、本体部11の
上記移動通路から退避させることができないものとなっ
ている。そのため、上記したような防犯的効果を、より
一層高めることができることになる。
【0034】このような構成の雌側部材10において、
雄側部材を組み付けるには、まず、ストッパ部材36を
緩めて軸掴み部材12の移動通路から退避させておき、
軸掴み部材12の指掛け片19に指を掛け、これを開位
置方向へ向けて移動させる。この移動を、ガイド溝23
の長さ一杯に行えば、自ずと、ガイド溝23の係止部3
3と支軸25とが係合し、これによって軸掴み部材12
の開位置での停止状態が係止保持されることになる。
【0035】そこで、本体部11において開放状態とさ
れた切欠部15内へ雄側部材のヒンジ軸5を横嵌め状に
嵌め込む。そして、軸掴み部材12の指掛け片19を軽
く奥方へ押し込むようにするだけで、ガイド溝23の係
止部33と支軸25との係合が外れ、軸掴み部材12が
バネ30のバネ力によって元の閉位置へ戻るため、軸受
部6に対するヒンジ軸5の嵌合、即ち、雌部材10に対
する雄側部材の組み付けが行えるものである。
【0036】この状態で、ストッパ部材36を締め込ん
で、本体部11に対する軸掴み部材12の開移動を阻止
する状態とさせればよい。また、雌側部材10から雄側
部材を外す場合は、上記したのと略逆の手順で操作を行
えばよい。図8は、本発明に係る雌側部材10の第2実
施形態を示している。
【0037】この第2実施形態において、第1実施形態
と異なるところは、軸掴み部材12が本体部11の表裏
両面を挟み込むように、コ字状断面を有して形成されて
いる点と、軸掴み部材12のシャッター片部18に対し
てその前面側にカム面40が設けられている点とにあ
る。軸掴み部材12がコ字状断面を有していることは、
強度アップと、移動性の円滑化を図ったものである。
【0038】また、シャッター片部18に設けたカム面
40は、軸掴み部材12が切欠部15に対する閉位置で
停止している状態にあって、且つ切欠部15が空(ヒン
ジ軸5が嵌まっていない状態)にあるときに、この切欠
部15へヒンジ軸5を押し込むようにしたときに、この
ヒンジ軸5との当接力を受けて軸掴み部材12を開位置
へ移動させるべく、力の向きを変換させるようになって
いる。
【0039】そのため、このカム面40は、前後方向
(ヒンジ軸5の押込み方向)に対して約45°の傾斜面
となっている。このようなことから、雌側部材10に対
する雄側部材の組み付け時において、いちいち軸掴み部
材12を移動操作する必要が無くなり、扱いが一層便利
になっている。
【0040】図9は、本発明に係る雌側部材10の第3
実施形態を示している。この第3実施形態では、軸掴み
部材12は一枚ものとして形成されており、ガイド溝2
3において係止部33や首振り誘導部34は設けられて
いないものとされている。すなわち、全体として構造の
簡潔化が図ってある。ただ、軸掴み部材12において、
シャッター片部18にはカム面40を設けてあるし、ま
たシャッター片部18とは反対側へ向けて補助的な指掛
け片42を設けている等、使用上の利便はある程度図っ
てある。
【0041】図10は、本発明に係る雌側部材10の第
4実施形態を示している。この第4実施形態は、上記第
3実施形態(図9参照)の軸掴み部材12をコ字状断面
に形成させたものである。図11は、本発明に係る雌側
部材10の第5実施形態を示している。この第5実施形
態は、構造の徹底した簡潔化を図ったもので、ガイド溝
23を形成させた軸掴み部材12を、1本の支軸24に
より、本体部11に対して移動自在に止め付けただけの
ものである。このようなものでも、雄側部材との着脱を
簡単且つ迅速化するという、本発明の基本原理は十分に
具備しており、比較的軽量の開閉体の取付部分等におい
て好適に使用可能である。
【0042】図12は、本発明に係る雌側部材10の第
6実施形態を示している。この第6実施形態では、本体
部11において、ベース板部11aからの延出板部11
bの延び出し量を抑えて、切欠部15がドア2の肉厚範
囲内へ位置付けられるようにしたものである。この場
合、ドア枠3の上框3aには、この雌側部材10を取り
付けるための収納凹部45が形成されており、またこの
収納凹部45は、軸掴み部材12の移動操作、及び雄側
部材のヒンジ軸5との着脱を可能にすべく、下方及び前
方へ開口したものとされている。そして、ヒンジ軸5の
組付け後には、ヒンジ軸5に対する逃げ用切欠47を具
備したカバー48をドア枠3の上框3aへ取り付けて、
収納凹部45の各開口を塞ぐようにしてある。
【0043】ところで、本発明は、上記各実施形態に限
定されるものではなく、その細部の構造や部材形状等
は、実施の態様に応じて適宜変更可能なものである。ま
た、本発明に係る雌側部材10を具備するヒンジ装置1
として、その取付対象とされるドア2についても、出入
口用とされるものに限らず、窓用、戸棚用等の各種のも
のに適用可能である。
【0044】さらに、前記軸掴み部材12を首振りさせ
る方法としては、ガイド溝23に傾斜部を形成するのが
最も確実であるが、他の方法を用いてもよく、シャッタ
片部18の切欠部15側の面を傾斜面にしておいて、閉
位置になるときにシャッタ片部18でヒンジ軸5を切欠
部15に押し込んでかつ切欠部15と共に挟持できれば
よい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るヒンジ装置の雌側部材は、雄側部材のヒンジ軸を
横嵌め可能にする切欠部が設けられた本体部と、この本
体部に対して移動自在に設けられた軸掴み部材とを有
し、この軸掴み部材が、本体部の切欠部を開放する開位
置と、この切欠部内に嵌められたヒンジ軸を脱出不能に
する閉位置との間を摺動自在になったものである。
【0046】そのため、本体部に対して軸掴み部材を開
位置と閉位置との間で摺動させるだけで切欠部に対する
ヒンジ軸の着脱、即ち、ヒンジ軸を具備した雄側部材と
の組み付け及び取り外しが極めて簡単且つ迅速に行える
ものである。しかも、本体部と軸掴み部材とを具備する
だけであり、従来のものに比べて、構造的な簡潔化、軽
量化、低コスト化等が飛躍的に図れるものである。
【0047】軸掴み部材を閉位置へバネ付勢させる構造
とすれば、閉位置へ向けた移動操作の不要化、及びヒン
ジ軸の嵌め付け後の脱出防止やガタツキ防止等が図れる
等の利点がある。このとき、軸掴み部材は、開位置で係
止保持可能な構造とすれば、ヒンジ軸の着脱を容易化で
きる(一人の作業者でもできる)等の利点に繋がる。
【0048】軸掴み部材は、閉位置で切欠部内方へ首振
りする構造とすれば、切欠部に嵌められたヒンジ軸のガ
タツキを防止できる利点に繋がる。軸掴み部材は、切欠
部に対して閉位置になるときに切欠部へ向けてヒンジ軸
の押し込み、かつ切欠部と共にヒンジ軸を挟持する構造
とすれば、ヒンジ軸の位置を正確に設定しかつガタツキ
をより確実に防止できる利点に繋がる。
【0049】軸掴み部材に対し、これが閉位置にあると
きにヒンジ軸の押し込むだけで開位置へ移動可能とする
カム面を設けておけば、開位置への移動操作をも不要化
でき、一層便利になる。本体部に対し、軸掴み部材を開
位置から閉位置へ移動不能にできるストッパ部材を設け
ておけば、雌側部材や雄側部材、ひいてはドア等におい
て、いたずらや盗難等から守ることができることにな
る。
【0050】ストッパ部材は、雌側部材と雄側部材との
重なり状態で操作不能になる位置付けとすることで、上
記防犯的効果を一層高められる。軸掴み部材をコ字状断
面にすれば、強度の向上や移動性の円滑化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雌側部材の第1実施形態において
ヒンジ軸の嵌め込み前の状態を示す平面図である。
【図2】本発明に係る雌側部材の第1実施形態において
ヒンジ軸の嵌め込み状況を示す平面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】ヒンジ装置を用いてドアをドア枠に取り付けた
状況を示す正面図である。
【図5】ヒンジ装置において適用されるドア用部材及び
ドア枠用部材と雄側部材及び雌側部材との各種の相関関
係を、ドア上部側について説明した模式図である。
【図6】ヒンジ装置において適用されるドア用部材及び
ドア枠用部材と雄側部材及び雌側部材との各種の相関関
係を、ドア下部側について説明した模式図である。
【図7】本発明に係る雌側部材の第1実施形態における
使用例を示す中間省略斜視図である。
【図8】本発明に係る雌側部材の第2実施形態を示す斜
視図である。
【図9】本発明に係る雌側部材の第3実施形態を示す斜
視図である。
【図10】本発明に係る雌側部材の第4実施形態を示す
斜視図である。
【図11】本発明に係る雌側部材の第5実施形態を示す
斜視図である。
【図12】本発明に係る雌側部材の第6実施形態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒンジ装置 2 ドア 3 ドア枠 5 ヒンジ軸 6 軸受部 10 雌側部材 15 切欠部 11 本体部 12 軸掴み部材 18 シャッター片部 23 ガイド溝 24 支軸 25 支軸 30 バネ 33 係止部 34 首振り誘導部 36 ストッパ部材 40 カム面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジ軸(5)を具備した雄側部材との
    組み合わせでヒンジ装置(1)を構成する雌側部材にお
    いて、ヒンジ軸(5)を横嵌め可能にする切欠部(1
    5)が設けられた本体部(11)と、該本体部(11)
    に対して上記切欠部(15)を開放する開位置と該切欠
    部(15)内に嵌められたヒンジ軸(5)を脱出不能に
    する閉位置との間を摺動自在に設けられた軸掴み部材
    (12)とを有していることを特徴とするヒンジ装置の
    雌側部材。
  2. 【請求項2】 前記軸掴み部材(12)は、切欠部(1
    5)に対する閉位置へ向けてバネ付勢されていることを
    特徴とする請求項1記載のヒンジ装置の雌側部材。
  3. 【請求項3】 前記軸掴み部材(12)が、切欠部(1
    5)に対する開位置で係止保持可能になされていること
    を特徴とする請求項2記載のヒンジ装置の雌側部材。
  4. 【請求項4】 前記軸掴み部材(12)は、切欠部(1
    5)に対する開位置から閉位置へ近づくにつれて、切欠
    部(15)の径方向内方へ首振り可能になっていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    ヒンジ装置の雌側部材。
  5. 【請求項5】 前記軸掴み部材(12)は、切欠部(1
    5)に対して閉位置になるときに切欠部(15)へ向け
    てヒンジ軸(5)の押し込み、かつ切欠部(15)と共
    にヒンジ軸(5)を挟持することを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載のヒンジ装置の雌側部
    材。
  6. 【請求項6】 前記軸掴み部材(12)には、切欠部
    (15)に対する閉位置で停止した状態で切欠部(1
    5)へ向けてヒンジ軸(5)の押し込みがなされたとき
    に、該ヒンジ軸(5)による当接力を開位置への移動力
    へ変換するカム面(40)が設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のヒンジ
    装置の雌側部材。
  7. 【請求項7】 前記本体部(11)には、軸掴み部材
    (12)が切欠部(15)に対する閉位置で停止したと
    きに、該軸掴み部材(12)の開位置への移動通路へ突
    出可能になるストッパ部材(36)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のヒンジ装置の雌側部材。
  8. 【請求項8】 前記ストッパ部材(36)は、当該雌側
    部材と雄側部材とが重なった状態では雄側部材の陰に隠
    れて、本体部(11)の上記移動通路から退避不能とさ
    れる位置付けになっていることを特徴とする請求項7記
    載のヒンジ装置の雌側部材。
  9. 【請求項9】 前記軸掴み部材(12)は、本体部(1
    1)の表裏両面を挟み込むコ字状断面を有して形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載のヒンジ装置の雌側部材。
  10. 【請求項10】 前記本体部(11)は、切欠部(1
    5)をドアの肉厚範囲内へ位置付け可能に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに
    記載のヒンジ装置の雌側部材。
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