JP2000205280A - 転がり摺動部品 - Google Patents
転がり摺動部品Info
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- JP2000205280A JP2000205280A JP11011661A JP1166199A JP2000205280A JP 2000205280 A JP2000205280 A JP 2000205280A JP 11011661 A JP11011661 A JP 11011661A JP 1166199 A JP1166199 A JP 1166199A JP 2000205280 A JP2000205280 A JP 2000205280A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】転がり摺動部品において、転動部位あるいは摺
動部位の耐摩耗性を向上すること。 【解決手段】相手部材3との間で相対的に転がり接触ま
たはすべり接触が生ずる転がり摺動部品1,2であっ
て、前記接触面に、Hv(ビッカース硬度)1000以
上の硬質膜30が被覆されている。これにより、転動部
位あるいは摺動部位に潤滑成分が存在しなくても、そこ
の滑性を良好に保つから、摩耗が抑制されることにな
る。
動部位の耐摩耗性を向上すること。 【解決手段】相手部材3との間で相対的に転がり接触ま
たはすべり接触が生ずる転がり摺動部品1,2であっ
て、前記接触面に、Hv(ビッカース硬度)1000以
上の硬質膜30が被覆されている。これにより、転動部
位あるいは摺動部位に潤滑成分が存在しなくても、そこ
の滑性を良好に保つから、摩耗が抑制されることにな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば転がり軸受
の軌道輪、送りねじのねじ軸やナット、直動型軸受のレ
ールや移動体などの転がり摺動部品に関する。
の軌道輪、送りねじのねじ軸やナット、直動型軸受のレ
ールや移動体などの転がり摺動部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、上述した転がり軸受、送りね
じ、直動型軸受などでは、グリースやオイルなどの潤滑
剤を使用するような状況においても、転動部位あるいは
摺動部位から潤滑剤が排除されて油膜切れが発生する
と、早期段階で摩耗が進展しやすくなる。
じ、直動型軸受などでは、グリースやオイルなどの潤滑
剤を使用するような状況においても、転動部位あるいは
摺動部位から潤滑剤が排除されて油膜切れが発生する
と、早期段階で摩耗が進展しやすくなる。
【0003】これに対し、前述した軌道溝に、グリース
やオイルなどの潤滑剤の代わりに、銀、銅、鉛などの軟
質金属、二硫化モリブデンなどの固体潤滑膜を被覆する
ことが行われる。
やオイルなどの潤滑剤の代わりに、銀、銅、鉛などの軟
質金属、二硫化モリブデンなどの固体潤滑膜を被覆する
ことが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記固体潤
滑膜では、その硬さが比較的軟質であるために、転動動
作あるいは摺動動作に伴い比較的早期段階で摩滅して、
転動部位あるいは摺動部位での摩擦抵抗が増大するな
ど、転動部位あるいは摺動部位の摩耗が促進されること
になるなど、寿命という点において問題がある。
滑膜では、その硬さが比較的軟質であるために、転動動
作あるいは摺動動作に伴い比較的早期段階で摩滅して、
転動部位あるいは摺動部位での摩擦抵抗が増大するな
ど、転動部位あるいは摺動部位の摩耗が促進されること
になるなど、寿命という点において問題がある。
【0005】このような事情に鑑み、本発明では、転が
り摺動部品において、転動部位あるいは摺動部位の耐摩
耗性を向上することを目的としている。
り摺動部品において、転動部位あるいは摺動部位の耐摩
耗性を向上することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
転がり摺動部品は、相手部材との間で相対的に転がり接
触またはすべり接触が生ずるもので、前記相手部材との
接触面に、ビッカース硬度Hv1000以上の硬質膜が
被覆されている。
転がり摺動部品は、相手部材との間で相対的に転がり接
触またはすべり接触が生ずるもので、前記相手部材との
接触面に、ビッカース硬度Hv1000以上の硬質膜が
被覆されている。
【0007】請求項2の発明にかかる転がり摺動部品
は、上記請求項1の構成であって、転がり軸受の軌道
輪、送りねじのねじ軸やナット、あるいは直動型軸受の
レールや移動体として用いられるものである。
は、上記請求項1の構成であって、転がり軸受の軌道
輪、送りねじのねじ軸やナット、あるいは直動型軸受の
レールや移動体として用いられるものである。
【0008】請求項3の発明にかかる転がり摺動部品
は、上記請求項1または2の硬質膜を、ダイヤモンドラ
イクカーボンあるいは窒化チタンのいずれか一方として
いる。
は、上記請求項1または2の硬質膜を、ダイヤモンドラ
イクカーボンあるいは窒化チタンのいずれか一方として
いる。
【0009】要するに、本発明では、所要硬さの硬質膜
で転がり摺動部品を保護しているから、相手部品との転
動部位あるいは摺動部位に潤滑成分が存在しなくても、
転動部位あるいは摺動部位の滑性が良好に保たれる。
で転がり摺動部品を保護しているから、相手部品との転
動部位あるいは摺動部位に潤滑成分が存在しなくても、
転動部位あるいは摺動部位の滑性が良好に保たれる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の転がり摺動部品として
は、転がり軸受の軌道輪、送りねじのねじ軸やナット、
直動型軸受のレールや移動体などが挙げられるが、この
実施形態では、送りねじとしてのボールねじと、直動型
軸受としての直動型玉軸受との2つを例に挙げる。
は、転がり軸受の軌道輪、送りねじのねじ軸やナット、
直動型軸受のレールや移動体などが挙げられるが、この
実施形態では、送りねじとしてのボールねじと、直動型
軸受としての直動型玉軸受との2つを例に挙げる。
【0011】図1は本発明の一実施形態にかかるボール
ねじの縦断面図である。図中、Aは送りねじの全体を示
しており、1はねじ軸、2はナット、3はボール、4は
サーキュレータチューブである。
ねじの縦断面図である。図中、Aは送りねじの全体を示
しており、1はねじ軸、2はナット、3はボール、4は
サーキュレータチューブである。
【0012】ねじ軸1は、その外周面に螺旋溝5が形成
されている。ナット2は、ねじ軸1に外嵌されており、
その内周面にねじ軸1の螺旋溝5に対応する螺旋溝6が
形成されている。複数のボール3は、ねじ軸1の螺旋溝
5と、ナット2の螺旋溝6との間に介装されている。サ
ーキュレータチューブ4は、ねじ軸1またはナット2の
いずれか一方の回転により両螺旋溝5,6間に介装され
るボール3を転動循環させるためのもので、ナット2に
取り付けられている。
されている。ナット2は、ねじ軸1に外嵌されており、
その内周面にねじ軸1の螺旋溝5に対応する螺旋溝6が
形成されている。複数のボール3は、ねじ軸1の螺旋溝
5と、ナット2の螺旋溝6との間に介装されている。サ
ーキュレータチューブ4は、ねじ軸1またはナット2の
いずれか一方の回転により両螺旋溝5,6間に介装され
るボール3を転動循環させるためのもので、ナット2に
取り付けられている。
【0013】ねじ軸1の螺旋溝5およびナット2の螺旋
溝6の断面形状は、詳細に図示しないが、ゴチックアー
チ状(二つの曲率中心の異なる円弧をほぼV字形に組み
合わせた形状)あるいは円弧状に形成される。
溝6の断面形状は、詳細に図示しないが、ゴチックアー
チ状(二つの曲率中心の異なる円弧をほぼV字形に組み
合わせた形状)あるいは円弧状に形成される。
【0014】このようなボールねじAにおいて、ねじ軸
1、ナット2、ボール3ならびにサーキュレータチュー
ブ4は、例えばJIS規格SUS440、SUS440
C、SUS630、SUS304などの金属で形成され
る。但し、ボール3は、例えば窒化けい素(Si
3N4)、アルミナ(Al2O3)や炭化けい素(Si
C)、ジルコニア(ZrO2)などのセラミックスで形
成してもよい。
1、ナット2、ボール3ならびにサーキュレータチュー
ブ4は、例えばJIS規格SUS440、SUS440
C、SUS630、SUS304などの金属で形成され
る。但し、ボール3は、例えば窒化けい素(Si
3N4)、アルミナ(Al2O3)や炭化けい素(Si
C)、ジルコニア(ZrO2)などのセラミックスで形
成してもよい。
【0015】この実施形態では、ねじ軸1の螺旋溝5と
ナット2の螺旋溝6とに対して、Hv(ビッカース硬
度)1000以上の硬質膜30を形成している。この硬
質膜30は、例えばダイヤモンドライクカーボン(Di
amond Like Carbon:DLC)や窒化
チタン(TiN、TiC、CrNなど)とされ、例えば
CVD、PVDなどで形成される。
ナット2の螺旋溝6とに対して、Hv(ビッカース硬
度)1000以上の硬質膜30を形成している。この硬
質膜30は、例えばダイヤモンドライクカーボン(Di
amond Like Carbon:DLC)や窒化
チタン(TiN、TiC、CrNなど)とされ、例えば
CVD、PVDなどで形成される。
【0016】仮に、CVD法でDLCからなる硬質膜3
0を形成する場合には、例えばCH4などの炭素源また
はこれに水素などを混合した混合ガスに、必要に応じて
キャリアガスとして適量の不活性ガスを加え、これを1
〜10-3Torr程度で、500〜1100℃程度に加
熱された対象部品に対して流通する。これにより、対象
部品に炭素が付着されてDLCからなる硬質膜30が生
成されることになる。このとき、硬質膜30の膜厚は、
例えば0.3μm以上に管理され、また、表面粗さは、
Ra(中心線平均粗さ)で0.05μmに管理される。
なお、硬質膜5を対象部品に部分的に形成する場合に
は、適宜マスキングを施せばよい。
0を形成する場合には、例えばCH4などの炭素源また
はこれに水素などを混合した混合ガスに、必要に応じて
キャリアガスとして適量の不活性ガスを加え、これを1
〜10-3Torr程度で、500〜1100℃程度に加
熱された対象部品に対して流通する。これにより、対象
部品に炭素が付着されてDLCからなる硬質膜30が生
成されることになる。このとき、硬質膜30の膜厚は、
例えば0.3μm以上に管理され、また、表面粗さは、
Ra(中心線平均粗さ)で0.05μmに管理される。
なお、硬質膜5を対象部品に部分的に形成する場合に
は、適宜マスキングを施せばよい。
【0017】図2ないし図4に本発明の一実施形態にか
かる直動型軸受を示している。図2は、直動型玉軸受の
上半分を断面にした側面図、図3は、直動型玉軸受の一
部を断面にした端面図、図4は、図1中のレールの断面
図である。
かる直動型軸受を示している。図2は、直動型玉軸受の
上半分を断面にした側面図、図3は、直動型玉軸受の一
部を断面にした端面図、図4は、図1中のレールの断面
図である。
【0018】図中、Bは直動型玉軸受の全体を示してお
り、11は円筒形の軸からなるレール、12は円筒部材
からなる移動体、13は保持器、14は転動体としての
ボール、15は環体である。
り、11は円筒形の軸からなるレール、12は円筒部材
からなる移動体、13は保持器、14は転動体としての
ボール、15は環体である。
【0019】レール11は、その外周面の円周六箇所に
軸方向に沿う直線状の溝16が全長に及んで設けられて
いる。
軸方向に沿う直線状の溝16が全長に及んで設けられて
いる。
【0020】移動体12は、その内周面の軸方向中間領
域の円周六箇所にレール11の溝16に径方向で対向す
るようにそれぞれ負荷循環ボール列および無負荷循環ボ
ール列用の溝17,18が設けられている。
域の円周六箇所にレール11の溝16に径方向で対向す
るようにそれぞれ負荷循環ボール列および無負荷循環ボ
ール列用の溝17,18が設けられている。
【0021】保持器13は、移動体12の内周面の一部
に沿うように湾曲加工された円筒形状をなす。その両端
部分は、環体15により支持されている。保持器13の
軸方向中間領域には、平面的に見ると横長の輪状溝19
が周方向に合計六つ設けられている。輪状溝19の軸方
向に沿う片方の直線部19aは、底が貫通されて底無し
とされ、残り片方の直線部19bは底有りとされてい
る。
に沿うように湾曲加工された円筒形状をなす。その両端
部分は、環体15により支持されている。保持器13の
軸方向中間領域には、平面的に見ると横長の輪状溝19
が周方向に合計六つ設けられている。輪状溝19の軸方
向に沿う片方の直線部19aは、底が貫通されて底無し
とされ、残り片方の直線部19bは底有りとされてい
る。
【0022】前述のレール11側と移動体12側の対向
する二つの直線状の溝16,17がそれぞれ対となって
合計六本の負荷用ボール転送路20を構成している。こ
のボール転送路20に、保持器13の輪状溝19の底無
しの直線部19aが位置する。また、移動体12の溝1
8と保持器13の輪状溝19の底有りの直線部19bと
が対となって合計六本の無負荷用ボール循環路21を構
成している。これら、六本のボール転送路20それぞれ
とそれに近い側に隣り合う六本のボール循環路21それ
ぞれとが保持器13の輪状溝19の周方向に沿う部分に
よって一本ずつ連通連結されていて、それでボール循環
回路を構成している。このため、レール11と移動体1
2との相対的な軸方向スライド動作に伴って、このボー
ル転送路20とボール循環路21との間でボール14群
が転動循環されるようになっている。なお、レール11
の溝16と移動体12の溝17の横断面は、例えばV字
形に形成されていて、これら対向する一対の溝16,1
7に対してボール14が2点ずつ計四点で接触するよう
になっている。
する二つの直線状の溝16,17がそれぞれ対となって
合計六本の負荷用ボール転送路20を構成している。こ
のボール転送路20に、保持器13の輪状溝19の底無
しの直線部19aが位置する。また、移動体12の溝1
8と保持器13の輪状溝19の底有りの直線部19bと
が対となって合計六本の無負荷用ボール循環路21を構
成している。これら、六本のボール転送路20それぞれ
とそれに近い側に隣り合う六本のボール循環路21それ
ぞれとが保持器13の輪状溝19の周方向に沿う部分に
よって一本ずつ連通連結されていて、それでボール循環
回路を構成している。このため、レール11と移動体1
2との相対的な軸方向スライド動作に伴って、このボー
ル転送路20とボール循環路21との間でボール14群
が転動循環されるようになっている。なお、レール11
の溝16と移動体12の溝17の横断面は、例えばV字
形に形成されていて、これら対向する一対の溝16,1
7に対してボール14が2点ずつ計四点で接触するよう
になっている。
【0023】このような直動型玉軸受Bにおいて、レー
ル11の溝16、移動体12の溝17,18に対して、
上述した硬質膜30を形成している。
ル11の溝16、移動体12の溝17,18に対して、
上述した硬質膜30を形成している。
【0024】直動型玉軸受Bにおいて、レール11、移
動体12、保持器13ならびにボール14は、例えばJ
IS規格SUS440、SUS440C、SUS63
0、SUS304などの金属で形成され、環体15は、
例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチ
レンテトラフルオロエチレン(ETFE)などのふっ素
系樹脂やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポ
リフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルサ
ルフォン(PES)、ナイロン(PA)などのエンジニ
アリングプラスチックスで形成される。但し、ボール1
4は、例えば窒化けい素(Si3N4)、アルミナ(Al
2O3)や炭化けい素(SiC)、ジルコニア(Zr
O2)などのセラミックスで形成してもよい。また、保
持器13は、例えば黄銅やチタン、あるいは上記合成樹
脂などで形成してもよい。
動体12、保持器13ならびにボール14は、例えばJ
IS規格SUS440、SUS440C、SUS63
0、SUS304などの金属で形成され、環体15は、
例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチ
レンテトラフルオロエチレン(ETFE)などのふっ素
系樹脂やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポ
リフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルサ
ルフォン(PES)、ナイロン(PA)などのエンジニ
アリングプラスチックスで形成される。但し、ボール1
4は、例えば窒化けい素(Si3N4)、アルミナ(Al
2O3)や炭化けい素(SiC)、ジルコニア(Zr
O2)などのセラミックスで形成してもよい。また、保
持器13は、例えば黄銅やチタン、あるいは上記合成樹
脂などで形成してもよい。
【0025】以上説明したように、ボールねじAや直動
型玉軸受Bの所要部位に硬質膜30を形成すれば、ボー
ル3,14の転動部位あるいは摺動部位に潤滑成分が存
在しなくても、ボール3,14の滑性が良好に保たれて
転がりが安定するから、ボール3,14、ねじ軸1、ナ
ット2、レール11、移動体12などの摩耗を軽減でき
るようになり、耐摩耗性、耐発塵性において有利とな
る。
型玉軸受Bの所要部位に硬質膜30を形成すれば、ボー
ル3,14の転動部位あるいは摺動部位に潤滑成分が存
在しなくても、ボール3,14の滑性が良好に保たれて
転がりが安定するから、ボール3,14、ねじ軸1、ナ
ット2、レール11、移動体12などの摩耗を軽減でき
るようになり、耐摩耗性、耐発塵性において有利とな
る。
【0026】参考までに、上述した硬質膜30の耐摩耗
性、耐発塵性を調べたので、説明する。
性、耐発塵性を調べたので、説明する。
【0027】試験には、光洋精工(株)製型番SESD
M10ST5の直動型軸受を用いており、レール11の
溝16、移動体12の溝17,18に対して、硬質膜3
0を約1μmの厚さで形成している。この硬質膜30の
硬さについて、実施形態1としてHv1200(CrN
膜)、実施形態2としてHv2500(DLC膜)、比
較例としてHv700(NiP膜)に設定したものを用
意した。
M10ST5の直動型軸受を用いており、レール11の
溝16、移動体12の溝17,18に対して、硬質膜3
0を約1μmの厚さで形成している。この硬質膜30の
硬さについて、実施形態1としてHv1200(CrN
膜)、実施形態2としてHv2500(DLC膜)、比
較例としてHv700(NiP膜)に設定したものを用
意した。
【0028】図5に示す試験装置において、60は試験
用直動型玉軸受、61はレール、62はケース、63は
パーティクルモニタ、64は負荷用重り、M1およびM2
は負荷用重り駆動用のモータである。
用直動型玉軸受、61はレール、62はケース、63は
パーティクルモニタ、64は負荷用重り、M1およびM2
は負荷用重り駆動用のモータである。
【0029】試験条件は、次のとおり。
【0030】 ・往復速度 :20〜30mm/s ・荷重 :ラジアル荷重(100N) ・ストローク:100mm ・雰囲気 :大気、クリーンベンチ内(クラス10) ・環境温度 :室温 ・計測条件 :粒子径0.1μm以上の発塵粒子数 ・潤滑剤 :使用せず この試験では、発塵量が1000個/0.1cf以上と
なる状況を、連続10回測定した時点までの時間を計測
し運動距離に換算する。なお、測定は10分間隔とす
る。
なる状況を、連続10回測定した時点までの時間を計測
し運動距離に換算する。なお、測定は10分間隔とす
る。
【0031】結果としては、図6に示すように、比較例
を「1」とした場合の運動距離比が、実施形態1で
「3」、実施形態2で「4」となり、硬質膜30をHv
(ビッカース硬度)1000以上とすれば、転動部位あ
るいは摺動部位の摩耗を抑制できることが明らかになっ
た。
を「1」とした場合の運動距離比が、実施形態1で
「3」、実施形態2で「4」となり、硬質膜30をHv
(ビッカース硬度)1000以上とすれば、転動部位あ
るいは摺動部位の摩耗を抑制できることが明らかになっ
た。
【0032】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0033】(1)上記実施形態で例示したボールねじ
Aや直動型玉軸受Bは、あくまでも本発明の対象の一例
であって、転がり摺動部品の範疇に含まれる周知の各種
機器に対して本発明を適用できる。
Aや直動型玉軸受Bは、あくまでも本発明の対象の一例
であって、転がり摺動部品の範疇に含まれる周知の各種
機器に対して本発明を適用できる。
【0034】(2)上記実施形態で例示したボールねじ
Aでは、ねじ軸1の螺旋溝5とナット2の螺旋溝6とに
対して、また、上記実施形態で例示した直動型玉軸受B
では、レール11の溝16、移動体12の溝17,18
に対して、硬質膜30を形成したが、いずれも、ボール
3,14に対して硬質膜30を形成してもよい。また、
ボールねじのサーキュレータチューブ4や直動型玉軸受
の保持器13にも硬質膜30を形成してもよい。
Aでは、ねじ軸1の螺旋溝5とナット2の螺旋溝6とに
対して、また、上記実施形態で例示した直動型玉軸受B
では、レール11の溝16、移動体12の溝17,18
に対して、硬質膜30を形成したが、いずれも、ボール
3,14に対して硬質膜30を形成してもよい。また、
ボールねじのサーキュレータチューブ4や直動型玉軸受
の保持器13にも硬質膜30を形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明では、転動部位
あるいは摺動部位に潤滑成分が存在しなくても転動部位
あるいは摺動部位の滑性が良好に保たれるから、摩耗を
長期にわたって抑制できるなど、長寿命化が達成され
る。
あるいは摺動部位に潤滑成分が存在しなくても転動部位
あるいは摺動部位の滑性が良好に保たれるから、摩耗を
長期にわたって抑制できるなど、長寿命化が達成され
る。
【0036】このように耐摩耗性、すなわち耐発塵性が
向上するので、例えば清浄環境で用いられる各種機器に
本発明を適用すれば、清浄雰囲気を阻害しにくくでき
る。特に半導体製造に関連する機器および液晶製造装置
などに本発明を適用すれば、不良品の発生率低下に貢献
できる。
向上するので、例えば清浄環境で用いられる各種機器に
本発明を適用すれば、清浄雰囲気を阻害しにくくでき
る。特に半導体製造に関連する機器および液晶製造装置
などに本発明を適用すれば、不良品の発生率低下に貢献
できる。
【図1】本発明の一実施形態にかかるボールねじの縦断
面図
面図
【図2】本発明の他の実施形態にかかる直動型玉軸受の
上半分を断面にした側面図
上半分を断面にした側面図
【図3】図2の直動型玉軸受の一部を断面にした端面図
【図4】図2中のレールの断面図
【図5】同直動型玉軸受の発塵量測定に用いる試験装置
の概略図
の概略図
【図6】直動型玉軸受の発塵量測定結果を示すグラフ
A ボールねじ 1 ねじ軸 2 ナット 3 ボール 5 ねじ軸の螺旋溝 6 ナットの螺旋溝 B 直動型玉軸受 11 レール 12 移動体 13 保持器 14 ボール 16 レールの溝 17,18 移動体の溝 30 硬質膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 一徳 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3J101 AA02 AA44 AA62 AA72 DA05 EA06 EA42 EA43 EA44 FA31 GA42 GA60
Claims (3)
- 【請求項1】相手部材との間で相対的に転がり接触また
はすべり接触が生ずる転がり摺動部品であって、 前記相手部材との接触面に、Hv(ビッカース硬度)1
000以上の硬質膜が被覆されている、ことを特徴とす
る転がり摺動部品。 - 【請求項2】転がり軸受の軌道輪、送りねじのねじ軸や
ナット、あるいは直動型軸受のレールや移動体として用
いられる、請求項1の転がり摺動部品。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の転がり摺動部品
において、 前記硬質膜は、ダイヤモンドライクカーボンあるいは窒
化チタンのいずれか一方からなる、ことを特徴とする転
がり摺動部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011661A JP2000205280A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 転がり摺動部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011661A JP2000205280A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 転がり摺動部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000205280A true JP2000205280A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11784175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11011661A Pending JP2000205280A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 転がり摺動部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000205280A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002349577A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Nsk Ltd | 転がり摺動部材 |
| EP1262674A3 (en) * | 2001-05-29 | 2006-10-04 | NSK Ltd. | Rolling sliding member and rolling apparatus |
| US7278332B2 (en) | 2002-01-17 | 2007-10-09 | Nsk Ltd. | Linear motion device |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP11011661A patent/JP2000205280A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002349577A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Nsk Ltd | 転がり摺動部材 |
| EP1262674A3 (en) * | 2001-05-29 | 2006-10-04 | NSK Ltd. | Rolling sliding member and rolling apparatus |
| US7278332B2 (en) | 2002-01-17 | 2007-10-09 | Nsk Ltd. | Linear motion device |
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